佐藤道夫 参議院議員
18期国会発言一覧

佐藤道夫[参]在籍期 : 17期-|18期|-19期-20期
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このページでは佐藤道夫参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院18期)

 期間中、参議院本会議での発言なし。
佐藤道夫[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院18期)

佐藤道夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 外交・防衛委員会 第3号(1998/09/08、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、砂漠化防止条約を離れまして、今問題になっております防衛庁の調達実施本部をめぐる背任事件について防衛庁にお尋ねしたいと思います。  事件でありまして、現に東京地検が捜査中なので事実関係についてあれこれお尋ねしても答えるに由ないということでありますので、いわば基本的な三つの問題を取り上げて、当たり前のことなんでありまするけれども、ぜひとも防衛庁の御見解を承りたい、こう思います。  まず最初は、今回の東洋通信機の水増し請求が発見されまして部内調査が行われて、ある程度水増し請求の額が固まったと。それをどうするか、こういう議論に移った際になぜ防衛庁として刑事告発をしなかったのか、基本……

第143回国会 外交・防衛委員会 第4号(1998/09/10、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 今回のような不祥事、これは絶対に二度とあってはならないことだ、もう言うまでもないことでありますけれども、そう考えております。自衛隊の名誉のためにも、防衛庁に対する国民からの信頼を確保するためにも、絶対に再発を防止する、大変重要なことだと思います。  そういう意味で、どうして今回のような事件が起きたのか、起きざるを得なかったのか、原因がどこにあるのか、その対策はどうかということについて今回の事件を材料としてお互い議論をしていく、これが一番大切なことだろうと思っております。  そういう観点から二、三の点についてお尋ねいたしたいと思いますが、最初のお尋ねは、東洋通信機から水増し請求があ……

第143回国会 外交・防衛委員会 第5号(1998/09/17、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 それでは、最初に防衛庁にお尋ねいたします。  九月十日付、先般の長官報告書についてでありますけれども、この中の2の部分、一ページ目の2というところです。特別調査を実施した、加工費の工数計算に問題があることがわかった、いろいろいきさつがあって東洋通信機から結局のところ八億七千四百万円を返還させたと、こういうことになっております。これは水増し請求があってそれは本来なら二十数億であるところを八億にまけてやったことが背任だ、こういうことで捜査が今行われているんだろう、こう思います。その次に、「なお、」といたしまして、東洋通信機以外にも日本工機、藤倉航装、ニコー電子においても問題がありまし……

第143回国会 外交・防衛委員会 第6号(1998/09/29、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、先ほどの立木委員の質問にも関連いたしまして、在日米軍が保有する対人地雷の扱いが今後どういうことになるのか、そういう観点からお尋ねしたいと思います。  私から言うまでもなく、地雷というのは極めて防御的な兵器でありまして、専守防衛の日本にぴったりの兵器でもあるわけでありまして、もし万が一日本に侵略の危険が迫った場合には敵の上陸する地点などに大量の地雷を敷設するということにおいて侵略を防ぎ得るということでありますけれども、あえて高度な人道的な配慮に立って、この地雷という武器の使用はもうしない、現在自衛隊が保有している地雷もすべて破棄する、こういうことになっているようでありまして、……

第143回国会 外交・防衛委員会 第7号(1998/10/01、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に防衛庁長官にお尋ねいたします。  先般の当委員会で、私はこの九月十日付の防衛庁長官の当委員会に対する報告書に基づいて少しく質問させていただきました。  若干繰り返しになりますけれども、この報告書によりますると、東洋通信機の関係で水増し請求があって、結局八億七千万余りを返還させた、こういうことがまず記載してあります。これは東京地検が捜査をして実は水増し額は二十数億円であって、そのうち八億余りに返還額を縮減したのが背任だ、こういうふうに今現在言われて、これはもう起訴もされておるようであります。  そこで私は、その下に書いてある日本工機、藤倉航装、ニコー電子、それから次のページに……

第143回国会 外交・防衛委員会 第9号(1998/10/15、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、防衛庁長官に一言だけお尋ねいたします。  先般、大蔵省の接待汚職というのがありまして、監督下にある銀行から大蔵省の担当官あるいは局長相当級の人たちがさんざん接待にあずかったと。これは汚職であるということで、検察が摘発をした。大蔵省に対してもごうごうたる非難が起きました。そのさなかに三塚大蔵大臣が、淡々とかきっぱりとか渋々かわかりませんけれども、責任をとられまして、検挙のさなかに、摘発のさなかにおやめになりました。なお、当時の大蔵事務次官も辞表を出したように私は記憶しております。  事件の全貌が明らかになってから関係した者たちにまた処分も行われましたが、それは新しい大臣の手……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第3号(1998/09/10、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、大野木参考人に二、三お尋ねいたします。  最初に、長い間長期信用銀行にお勤めになりまして、この長銀なるものの目的、性格、法律的にどういうふうに御理解していたか、こういうことでございます。  長銀というのは普通の銀行とは違います。長銀、興銀、日債銀、長期信用銀行法に基づきまして昭和二十七年に設立されたわけであります。簡単に申さば、基幹産業に対して長期の金融を行う。二十七年というと戦後の復興期でございますから、当時の基幹産業というのは石炭、鉄、造船、その後電力とかガスとか石油とか、そういうのが加わってまいりましたけれども、要するに国策企業と言ってもいい、それに対して長期融資……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号(1998/10/06、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 朝から熱心な白熱した議論が続きまして、テレビの前の国民各位もさぞお疲れだろうと、率直に申し上げますと、わかりにくくて退屈しているのではないか、こういう感じもしないわけではありません。  そこで、私は経済の技術的な専門的な問題を離れまして、わかりやすい一般的な基本的な問題を取り上げて、小渕総理それから宮澤蔵相の見解を承れればと、こう思います。わかりやすい問題ですから、どうか正面から受けとめて堂々とお答えいただきたい、こういうふうに思います。  最初の質問は、国家の威信、権威、尊厳というものにつきまして小渕総理はいかにお考えか、こういうことであります。この九月二十二日、小渕総理は訪米……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第6号(1998/10/07、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、長銀問題を中、心といたしまして大蔵大臣に若干の御質問をしたいと思います。  長銀、今や大変な状態にある、悲惨な状態にある、破綻したも同然といろいろ言われております。どうして長銀がこういうことになったのか、その原因がどこにあるのか、経営責任はどうかと、こういうことでまたいろいろ議論もされておるようでありますけれども、私はちょっと角度を変えまして、長銀というのはもちろん大蔵省銀行局の監督下にあったわけでありますから、監督官庁である銀行局は一体何をしていたのかと、こういう角度からお尋ねしてみたいと思うわけであります。  これからもどんどん銀行の破綻は続くんだと、それを前提にし……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第7号(1998/10/08、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 中坊参考人に対しまして、今、当委員会にかかっております債権回収業法案についてお尋ねいたしたいと思います。  実は、この五月にワシントンで日米首脳会談が開かれて、日本側の橋本総理に対してクリントン大統領が、日本の銀行の抱えている不良債権はもう大変な問題である、早期に断固たる措置をとれと。私に言わせれば内政干渉だというんですけれども、橋本さんは恐れおののいて帰ってきて政府・与党の検討会を開いた。その席で出たと思われるんですけれども、特別調停委員会制度、これをつくったらどうだろうかと。今これは司法事務としてやられておるわけですけれども、手間暇がかかる。一方、不良債権の処理はもう焦眉の急……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第8号(1998/10/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 二院クラブの佐藤でございます。  私からは、具体的な問題につきまして総理、大蔵大臣の御所見を伺いたい、こう考えております。  最初に、銀行の合理化の徹底のしぶりについてであります。  今、銀行に対して大幅な公的資金を投入しよう、投入した、こういうことになっておりますので、これにこたえる意味で、国民感情に沿う上からも、銀行業界としても徹底的な合理化を推進すべきだろうと、当たり前のことでございますが、こう考えておるわけであります。  そこで、今までどういうことを銀行がやってきたかと、こう承りますると、ちょっと一般行員の月給を下げたと。しかし、これはもともと高かったわけでありますから、……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第10号(1998/10/15、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、法律問題を二つ取り上げまして議論してみたいと思います。  その第一は、預金保険法六十二条、金融機関の合併のあっせんに関する規定についてであります。これは既にして過ぎ去ったことではありますけれども、私自身法律家の端くれといたしまして、こういうことを少しく議論してみる意味があるのではないかという感じがいたしまして、取り上げるわけでございます。  預金保険法六十二条、金融機関が破綻した場合、破綻金融機関がある場合に、大蔵大臣はほかの金融機関との合併のあっせんをすることができる。これは、破綻した金融機関を放置しておけば大変な問題になりますから、ほかで引き受ける銀行があるかどうか……

第143回国会 予算委員会 第6号(1998/10/15、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 少しく角度を変えて日本語の勉強をしてみようか、こう思うわけであります。  今や我々の慣用語にもなっております貸し渋りという言葉、一体どこでだれが考えたのかもよくわかりませんけれども、これがあちこちで使われておる。銀行の貸し渋りに対しては、融資を断られた事業者のみならず、全国民の怨嗟の的と言ってもいい、けしからぬということが日本じゅうを渦巻いておりまして、それを受けて政府も貸し渋り対策ということに本気で取り組んで膨大な公的資金を投入した。しかし、どうも効果はさっぱり上がっていないようだ、また銀行がけしからぬという話になってくるわけであります。  ここで、実は大切なことが忘れられてい……


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第144回国会(1998/11/27〜1998/12/14)

第144回国会 外交・防衛委員会 第1号(1998/12/03、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、竹島問題についてお尋ねいたします。  この問題につきましては、さきに同僚議員も取り上げているところなんですけれども、つい二、三日前の新聞に、韓国が竹島に灯台を建設する準備を進めていると、高さ十メーターぐらいの半永久的な堂々たる灯台であって、完成の暁には職員も配置する予定であるということが書いてありました。これは間違いない事実でありましょうか。いかがでしょうか。
【次の発言】 そういう計画を韓国が持っているかどうか、その点についての外務省の把握はどうなのか、こういう質問であります。
【次の発言】 そういうことにつきまして日本の外務省に連絡その他は一切ないわけですね。

第144回国会 外交・防衛委員会 第2号(1998/12/11、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 今回の防衛庁の不祥事につきまして、関連いたしまして三点ほど基本的なことをお尋ねしたいと思います。  今回の不祥事の発端は、平成五年六月に日本工機の水増し請求があってこれをどうするか、そこから話が始まっているようであります。この問題を一番重く受けとめたのは当時の畠山という事務次官であったようでありまして、彼は水増し請求は明らかに詐欺である、断固告発すべしということを言ったようでありますけれども、それがどういうわけか実現せずにうやむやのうちに終わってしまったと。  これは言うまでもなく水増し請求、請求できる権限がない、権利がないのにうそ偽りを言って金を引き出すわけですから、だれが考え……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 外交・防衛委員会 第1号(1999/02/18、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 久米大使に法律問題を一つお尋ねします。  去年の八月、アメリカがスーダンとアフガニスタンに対してミサイル攻撃をしかけました。それは、その少し前にアフリカにあるアメリカの大使館が爆弾テロに遭ったと。それで爆弾テロの犯人を調べたら、スーダンとアフガンのしかるべきところに隠れておるということでそこにミサイル攻撃をかけたというので、こんなばかげたことはないわけでして、物事の筋道は全く通っていない。  もし犯人が隠れていると思えば、情報を、資料をアフガン政府あるいはスーダン政府に提供して、犯人の検挙、引き渡しあるいは処罰を求めればいい、それだけのことで、もし断れば国連に訴えて経済措置その他……

第145回国会 外交・防衛委員会 第3号(1999/03/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、防衛庁長官にお尋ねいたします。  前回の委員会での所信表明の中で、昨年起きました一連の防衛庁をめぐる水増し請求疑惑、不祥事につきまして、東洋通信機とニコー電子の件だけは取り上げて報告されておりますけれども、当時の新聞等によりますれば、ほかにも何社かこういうことをやっていたと、社名を挙げてその金額を挙げて大々的に報道されておりました。当然、国民とすればあの件はどうなったんだとみんな考えておる、知りたがっていることだろうと思いますけれども、どうしてこの二社だけに限定されたのか、ほかの社について触れていない理由は何なのか、お願いいたします。

第145回国会 外交・防衛委員会 第5号(1999/03/15、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 大変次元の高い戦争論の次に、瑣末な問題で大変恐縮でありまするけれども、しばらくおつき合いください。私が最後であります。  外務省にお尋ねいたしますが、最初は、日本、韓国間の逃亡犯罪人引き渡し条約の締結の進行状況についてであります。  この件につきましては、昨年の秋、当委員会において私が尋ねましたところ、外務大臣から大変心強いお返事をいただいたというふうに記憶しております。積極的に意欲的にこの問題に取り組んでいきたいというような御返事でありまして、それから間もなく金大中韓国大統領が来日された際の日韓の共同声明においてもたしか取り上げられていたように思っております。その後、この条約締……

第145回国会 外交・防衛委員会 第7号(1999/03/23、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、防衛庁長官にお尋ねいたします。NECから自民党に対して行われている政治献金の扱いについてであります。  この問題は既に二回ほど、私取り上げておりまして、これが三度目でございます。結論的に言いますと、引き続き献金をもらうことになっておるのか、あるいはもうやめたということになっておるのか、そういうことであります。  NECが防衛庁に備品を納入する、そしてその価格に水増しをしたと。それを返還させるべく今は交渉中であるということはさきの委員会で大臣から報告もありました。つい二、三日前の新聞によりますると、返還交渉中であるが、金額が何しろ膨大である、それから手口も極めて巧妙なのでな……

第145回国会 外交・防衛委員会 第8号(1999/03/25、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 冒頭に、山崎議員が取り上げました問題を私もちょっと取り上げさせてください。事が重要だと思いますので、どうしても確認しておく必要があろうかと思います。  要すれば、不審な船を我が領海内に発見してから海上保安庁に通報するまで数時間を要した。その理由は聞いてもよくわからぬのですが、何か船名の確認だとか身元の確認だとかそういうことで手間をとったんだと、こういうふうにも聞けるわけですけれども、我が領海内に不審船があるということは、これは密輸船か密入国のための船かあるいはまた北朝鮮のいわゆる工作船か、そのあたりだろうと思いまして、これにまずもって対応するのは言うまでもなく警察であります。  ……

第145回国会 外交・防衛委員会 第10号(1999/04/14、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私も、今回の北朝鮮の工作船の問題を取り上げたいと思います。  これは実は三回ぐらい取り上げておるかと思いますが、こいねがわくは今回をもって終わりにしたいと思っておりますので、どうかよろしく御協力願いたいと思います。  最初に警察庁にお伺いしますが、三月二十四日付の読売新聞に、小さな記事でありますけれども、「新潟県警二十二日から警戒強化」ということで、「新潟県警によると、同県警は二十二日午後、正体不明の不審船が日本海にいるとの情報を警察庁から受け、佐渡島を含む沿岸部の警察署に海岸線の警戒態勢を強化するよう指示、機動隊の一部も動員していた。」という報道がなされておりますけれども、これ……

第145回国会 外交・防衛委員会 第11号(1999/04/27、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私も条約を離れて一般的な問題を取り上げたいと思います。  条約につきましては格別異論はございませんので、それなりの扱いをお願いしたい、こういうわけであります。  私が取り上げるのは、法律作成上の基本的な問題、あるいは基本的な心構え、こう言ってもいい極めて一般的な問題であります。実は防衛庁長官にも来ていただきたかったんですけれども、何か連日の国会審議で疲労こんぱい、もう口もきけない状態だ、こういうので、これは人道問題ですから断念いたします。幸い法律上の技術的な問題でもありますので、法律家である外務大臣にはちょうど手ごろな問題ではないか、手ごろというのは大変失礼でございますが、こう思……

第145回国会 外交・防衛委員会 第12号(1999/05/27、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 大分難しい問題は出尽くしたものですから、私からは一般的な、初歩的な、かつ常識的な問題をお伺いしたいと、こう思います。  最近、世界じゅうが何かきな臭いと、戦火のにおいが漂っているという感じを持っておられる方も多いと思います。昨年の八月にアメリカはスーダンとアフガンにミサイル攻撃をかけたと、ことしの一月はイラクにと、そして三月からは今度はユーゴを空爆ということで、これが延々と続いていると。  こういう戦争状態と一口に言っていいのかどうかわかりませんけれども、多分に世界の指導者をもって任じているアメリカの、その指導者のクリントン大統領の性格が私は反映しているような気がして仕方がないん……

第145回国会 外交・防衛委員会 第15号(1999/06/08、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、この条約で取り上げておる「他の残虐な、非人道的な又は品位を傷つける取扱い又は刑罰」、ここのことにつきまして具体的例を挙げてお尋ねしたいと思いますので、本条約が適用あるのかどうなのか、お答え願えればと思います。  最初は、ウガンダかナイジェリアか国名ははっきりしませんが、アフリカのある国の出来事でありまして、一月か二月ほど前、何気なく私テレビを見ておりましたら、画面に広大なアフリカの草原が映し出されまして、その中に延々と地の果てまで鉄条網が引いてあります。さくがしてありまして、その中に何万とも何十万とも数えるおびただしい人間が閉じ込められておるわけですね。  そして、なぜかこ……

第145回国会 外交・防衛委員会 第16号(1999/06/29、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、北朝鮮をめぐって少しく気になる一般的な問題をお尋ねしたいと思います。  最初は、数カ月前ですか、もっとなりますか、発生した工作船の問題であります。  海上保安庁にお尋ねいたしますけれども、あの事件後、警備の面あるいは訓練の面でどれだけの努力がなされてきたのか、もう二度とああいうことは絶対に起こさない、逃すようなことはあり得ないということが断言できるのかどうか、そういう角度でお伺いしたいと思います。  あのときは、まさしく大騒ぎをして、見事な捕り物劇を演じて、見事にまた逃したと。余りに見事過ぎるものだから、あれは自作自演ではないかという皮肉な評論家まであらわれたわけでありま……

第145回国会 外交・防衛委員会 第17号(1999/07/06、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からはODAの重債務国に対する不良債権放棄の問題についてお伺いしたいと思います。  この前のケルン・サミットでODAの重債務国、最貧困国に対する不良債権の放棄ということの申し合わせがなされたということであります。  これは当然外務大臣も御案内と思いますけれども、旧約聖書でヨベルの年というのがありまして、来年二〇〇〇年がこれに当たる。五十年ごとにこの年がめぐりめぐってきまして、そして不良債権というのか、借金を棒引きにする、こういうことが旧約聖書に書かれておるんだそうですよ。それを守って、今回もキリスト教国がもう最貧国に対する不良債権は放棄しようということを強硬に主張して、ケルン・……

第145回国会 外交・防衛委員会 第19号(1999/07/27、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、NECの水増し請求問題を取り上げたいと思います。  昨年は防衛庁は大変でありました。水増し請求をめぐる不祥事ということで幾つかの納品の会社が処罰される、訴追されると。それから、防衛庁側からも元調達本部長、副本部長等が司直の手によって起訴されるということもありました。その際、マスコミなどは、網にかかったのはいずれも群小の小さな会社だ、巨悪はNECだ、NECの水増し請求額はあんなものではない、なぜあれがきちっと処断されないのかおかしいということも言っておりました。  そこで、本年の三月四日、防衛庁長官の所信表明の中でこの水増し問題に触れておりますが、なぜかNECが取り上げら……

第145回国会 外交・防衛委員会 第21号(1999/08/06、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私も最初に同じような問題を取り上げさせていただきたいと思います。  何しろ、けさほど、この附帯決議案なるものを初めて見まして、それでこの若年定年制の問題と、思いつきでありますから質問通告をするいとまもありませんでした。  実は、自衛隊員と対照される職業には警察官があろうかと思います。これも若いころ猛訓練をする、若いころは体力勝負と言ってもいい。しかし、比較的年配になってきましたら大体が交番勤務なんかに回るわけでありまして、地域社会の信頼を得て仕事をしていく。しかし、これだって夜間勤務、夜間パトロールと大変体力の要る仕事でもあるわけですから、しかし若いころ鍛えていたからそういう夜間……

第145回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号(1999/07/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私も引き続きまして基本的な問題についてお尋ねいたしたいと思います。  私の疑問は、長銀、日債銀がなぜ破綻したのか。破綻するに至る長い長い歴史があるわけですけれども、その間監督官庁である大蔵省は一体適切な指導をしていたのか、しなかったのか、しなかったとすればその理由は何なのか、その辺のところが実はこれ過去の教訓として将来に生かしていくのに大変重要な問題だと思います。いいかげんなことで、まあ仕方がなかった、こういうことであるとすればまた同じようなことが繰り返されるおそれがある。柳沢委員長は、再生委員会の委員長といたしまして、ポストについてまず私が持ったような疑問を最初に考えられたんじ……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号(1999/06/16、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 ラストバッターの登場でございます。昨日来、大変御苦労だと思いますけれども、持ち時間は十分だけでございますので、しばらくおつき合いいただきたいと思います。  今回の行政改革は二十一世紀の国家行政のあり方についての基本を定める極めて重要な意味を持つ法案である、私もそう考えております。  しかし、昔から仏つくって魂入れずという言葉がありますとおり、どんないい制度をつくりましても、これを運営する人の精神がゆがんでいたのでは制度の成果をおさめられない、これは当たり前のことであります。  今度は、行政と政治のかかわりが非常に深まっていく、これは間違いない事実でありまして、大臣、副大臣、それか……

第145回国会 予算委員会 第3号(1999/02/23、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最後になりました。朝来さぞお疲れと思いますが、いましばらく御辛抱ください。  私は、午前中の質疑で出ました四文字、富国有徳、この富国の方は切り捨てまして、有徳の方につきましてちょっとお尋ねしてみたいと思います。政治家の徳のあり方、政治倫理、モラル、こう言ってもいいと思います。  そこで、野中官房長官にまずお尋ねをいたしたいと思います。  野中長官は、平成八年に「私は闘う」という本を出されております。その第三章は「小沢一郎との闘い」、一章を割いて小沢氏に対して極めて厳しい非難を浴びせております。こんなことを言っていいのかと思うぐらいであります。  ちょっとサンプルを挙げてみますけれ……

第145回国会 予算委員会 第8号(1999/03/02、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 しからば残余の質疑を行わせていただきます。  ラストバッターでございます。どこのチームでもラストバッターというのは打力が最も振るわない者が置かれておりますので、どうかひとつ御気楽に対応していただければと思います。  そこで、前回に引き続きまして、富国有徳の有徳の方につきまして、政治家の徳のあり方ということで総理にお尋ねしたいと思います。  最初に、総理は四文字熟語に格段御堪能でございますので、先憂後楽、この言葉の意味、当然御承知と思いますが、ちょっと御説明いただければと思います。
【次の発言】 まことに申しわけございませんけれども、その答案では中学校でも合格はいただけないのかと思……

第145回国会 予算委員会 第12号(1999/03/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、山口参考人にお尋ねいたします。  銀行行政のあり方、こう考えてもいいと思います。銀行検査と銀行行政のかかわりについてであります。  銀行検査というのは何のために行うか、対象銀行の実態を厳格に明らかにしまして、それに対して的確な行政を行う、指導監督いろいろありましょうけれども行うと。車の両輪と言っていいのか、密接不可分、一体と言ってもいいのか、そういうことだと思います。  しかし、今回のケースに関する限りどうもてんでんばらばらのようであります。不思議でしようがない。検査は検査、行政は行政、勝手なことをやっておるようにしか思えない。  四月十六日に検査が始まったんですか。しか……

第145回国会 予算委員会 第20号(1999/08/04、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 本当の最後になりました。ほんの少々御辛抱ください、お願いいたします。  実は、午前中、福山議員と大蔵大臣との問答を聞いておりまして、いささか気になることがあるものですから、最初にこの点を取り上げさせていただきたいと思います。  第一は、今問題になっております確認書につきまして、これが公文書かどうかということについて、大蔵大臣は、さあ、公文書か私文書かよくわかりません、何しろ官印というものも押してありませんというようなことをおっしゃいました。大変失礼ですけれども、これは絶対におかしいです。大学の法学部を優秀な成績で出られた方の御答弁とはなかなか思えない。  公文書というのは、これは……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 外交・防衛委員会 第2号(1999/11/11、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、たび重なる、そう言ってはなんですけれども、防衛庁の不祥事問題を取り上げたいと思います。  今現在、何といっても神奈川県警の時代なんですね。神奈川県警がしっかりと頑張っておりまして、次から次といろいろな問題を提起してくる。これが日本の警察かと国民はもうあきれて物も言えないということだろうと思いますが、その陰に隠れているようでありますけれども、防衛庁もしっかりと頑張っておる。  昨年一年は、もう水増し請求の問題がありまして、調達本部長ですか、彼も返済すべき金額を勝手に理由なくまけてやったということで、背任罪ということで逮捕、起訴されて実刑判決を受けた、こういうふうになってお……

第146回国会 外交・防衛委員会 第4号(1999/11/18、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 先ほど同僚議員の質疑にも出ていたことなんですけれども、海外にいる日本人、一時旅行中とか長期滞在あるいは短期滞在、いろんな形態があるということでしたけれども、その人たちの生命、身体、財産の安全の確保をすることが在外公館に与えられた、ひいては外務省に課せられた最大の仕事だろうと思うのであります。連日パーティーでお忙しいとは思いますけれども、しかしそれをおろそかにしたのでは外務省の、在外公館の存在価値はない、こう言われても仕方がない。  そういう観点から、二つの問題を私は取り上げさせていただきたいと思います。  一つは、二年前のペルー国内での早稲田大学学生二名がペルー国軍に殺害されたと……

第146回国会 外交・防衛委員会 第5号(1999/12/14、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、大変恐縮ですけれども、またまたペルー問題を取り上げさせていただきたいと思います。  これで、当委員会でこの問題を取り上げるのは四回目であります。我ながらよく飽きもせずと考えておりますけれども、しかし私、この問題が極めて大事な問題だという考えがあるものですから、飽きもせず取り上げておるわけであります。  もう事案の内容は前にも申し上げましたけれども、一昨年十月、ペルー国内を旅行中の早稲田の学生二名が職務執行中のペルー国軍によって見るも無残に惨殺をされまして、身ぐるみ一切を奪われたと。これは、私の考えでは、職務執行中の軍隊が殺したんですから、ペルー国が殺したんだと。他国の国……

第146回国会 予算委員会 第4号(1999/12/08、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 総理にお尋ねいたします。  小渕内閣は経済再生内閣と言われておるとおり、すべての物事が経済に始まり経済に終わる、それ以外のことはあたかも眼中に何もないがごとしというのは、私ではなく、さる皮肉な政治評論家の言った言葉であります。経済も大切ではありますけれども、私はそれ以上に大切な国民の命の尊厳に絡まる問題を取り上げてお尋ねいたしたいと思います。  一昨年の十月、早稲田大学の学生二名がペルー国を旅行中にペルー国の軍隊によって虐殺されたという大事件がありました。いかだをつくって川下りを楽しんでいるところ、軍隊から呼びとめられて、もちろん何の不安も抱かずに上陸したところが数十名の軍人に襲……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 外交・防衛委員会 第1号(2000/02/22、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 木谷大使と大島大使にお伺いいたします。  最初に木谷大使、これは質問というよりはむしろ要望です。  例の早稲田大学学生殺害事件、解決に向かって進みつつあると、大変結構なことだと思います。先ほどの話ですと、日本国内に今ペルー人が四万数千人居住しておると。その中の何人かが日本の警察官あるいは自衛隊員によって虐殺されて所持金品一切を奪われたといえば、これはペルー国挙げての大問題になろうかと思います。それと全く同じことですから、この件をペルーのフジモリ大統領以下の関係者が重く厳しく受けとめて、せっかく解決に乗り出しているということなので、速やかにしかるべき方法で解決するように、機会をとら……

第147回国会 外交・防衛委員会 第3号(2000/03/14、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 時間の関係もありまして、どうも防衛庁関係までには遺憾ながら及ばないということなので、御退席いただいて結構でございます。また次回に、しかし心して参っていただければと、こう思います。  それでは、残られました外務省にお尋ねいたします。  最初に、ペルー事件のその後の交渉経緯であります。  ペルーを旅行中の早稲田の学生二名がペルー国軍隊に殺害されたという事件でありまして、この件につきましては河野外務大臣が殊のほか関心というのか問題意識をお持ちになりまして、知恵があったらかしていただきたいというお話もございまして、当委員会が昨年の十二月、委員会決議をいたしまして、そしてようやく腰の重かっ……

第147回国会 外交・防衛委員会 第4号(2000/03/15、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、NECの水増し請求問題を取り上げまして、防衛庁長官にお尋ねいたしたいと思います。  一昨年は防衛庁に対する部品納入業者、これが水増し請求をしていたという不正事件が発覚いたしまして大騒ぎになって、防衛庁の高官も何人か逮捕、起訴されたというふうなことでありました。  その騒ぎの中で、NECが実は我々もやっておりましたと。いずれ逃れられないと腹を決めて自首してきたのでありましょう。防衛庁はそれを受けとめまして至急に調査をすると。NECの発表によりますと、五年間で五十億ぐらいの水増し請求をしていた、二重帳簿もつくっていたと、こういうふうなことでありましたので、速やかに調査を行ってほ……

第147回国会 外交・防衛委員会 第5号(2000/03/21、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は前回に引き続いてNECの水増し請求問題を取り上げたいと思います。  私は、小さいころからお前の長所は粘り強いことだ、欠陥は執念深いことだとこう言われておりましたので、その性格は今も変わっておりません。やっぱり納得するまではこの問題、三回でも五回でも十回でも取り上げたいというふうに考えております。  そこで、一連の防衛庁をめぐる水増し請求事件、一昨年にそれが発覚いたしまして大騒ぎになって、幾つかの会社に司直の手が入って起訴もされておると。これは水増し請求をして、それを返納させるときに防衛庁が手かげんをした、まけさせてやったということが背任だということで問題になって、会社関係者と……

第147回国会 外交・防衛委員会 第6号(2000/03/23、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、条約の関係でお尋ねいたします。  歴史上の話になりますけれども、日本と韓国、中国、台湾、これは昔から同一文化圏にある、こう言ってもいいわけで、あの国あるいは地域の人々の中に日本語を理解する人が非常に多いと思います。その結果として、当然ながら日本の出版物が大量に輸出されておる、これも既定の事実であります。そして、これまた必然的にそれらの国々や地域でこれらの出版物の海賊版が出回る、これも大量に出回っておってどうしようもないんだという話も耳にいたします。  実は、自慢するわけじゃないんですけれども、私の書いた二、三の本がやっぱり韓国と台湾で海賊版が出回りまして、私、それにつきまし……

第147回国会 外交・防衛委員会 第7号(2000/03/28、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 条約関係についてお尋ねすることはございません。いずれも賛成ということでございます。  実は、三月十四日、当委員会におきまして私が取り上げた幾つかの問題を改めて取り上げさせていただきまして、その後の問題解決のための進行状況について御説明いただければと、こう思います。  第一は、例のペルー事件でありまして、またかというお顔をなさったようでありますけれども、さよう何回でもこれは取り上げたいと思います。  前回、大臣は、アリトミ駐日ペルー大使の答えによれば、この問題の早期解決のため、本国政府と緊密な連携をとって鋭意努力中であると、そういうふうな御回答がありまして、問題解決が非常に近いとい……

第147回国会 外交・防衛委員会 第8号(2000/03/30、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、北朝鮮をめぐる二、三の問題を取り上げまして、外務大臣のお考えを伺いたい、こう思います。  第一の問題は、昨年十二月にスパイ容疑で身柄を拘束された日経新聞の元記者をめぐる問題であります。  彼は、何か昨年の十一月三十日、北に入国した、そして十二月四日、スパイ容疑で身柄を拘束されたと。その容疑なるものは、新聞報道しかわかりませんけれども、何か撮影禁止の場所でしきりに写真を撮りまくった、それから録音テープもまたこれもとりまくったと。それがスパイであるという嫌疑を受けまして拘束されたということしか我々はわかっていないんですけれども、今現在、どこにどういう状態で、罪名は何なのか。……

第147回国会 外交・防衛委員会 第9号(2000/04/13、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 まず、年金協定の関係につきましては、先ほどの松前委員、または田委員と同じく、アメリカその他主要国について速やかな協定の締結を希望する、大いに努力してほしいということを要望しておきます。  私もまた、石原発言を取り上げたいと思います。  先ほど外務大臣は、何しろ知事というのは選挙民が選ぶので、政府として適任である、ないということを言う立場にはないんだと。何か聞いておりますと、若干客観的な腰が引けたような言い方のように聞こえたのであります。これは重大な外交上の問題だと私は考えておりますよ。  その理由を、ちょっと具体的な例を挙げて申し上げますけれども、例えばアメリカのニューヨーク市長……

第147回国会 外交・防衛委員会 第10号(2000/04/20、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私も、先ほどの外務大臣の、言うべきことを言う外交を展開したいというお言葉に大変強い印象を受けましたので、それを前提として二、三のお尋ねをしたいと思います。  先般、当委員会での懇談会で、日朝会談の日本側の代表である高野大使と懇談の機会がありまして、その際、私から二、三の要望をしておきました。多分お耳に入っているだろうとは思いますけれども、念のためそれを取り上げてもう一度念押しをしておきたい、こう思います。  最初の問題は、例の日経新聞の元記者のスパイ容疑での拘束の問題であります。  私、この委員会でも言ったと思いますけれども、あんなものはスパイとは言わないんですよ。人前で、多くの……

第147回国会 外交・防衛委員会 第12号(2000/04/27、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、本日御報告のありました違法射撃事案、それからNECの過大請求事案、これにつきましては報告書をつぶさに検討いたしまして後刻またお尋ねをするということで、本日は、何かと先般来問題になっております石原東京都知事の三国人発言をめぐる問題につきまして防衛庁長官の御所見を伺いたいと、こう思っております。  石原知事は、我が国に不法に入国した三国人、外国人というふうに言いかえておりますけれども、これが大震災その他大災害が発生した場合に集団で大変な暴動を起こすおそれがある、大変な騒擾事犯の発生も考えられる、警察の力には限りがある、そこで自衛隊もこのために十分な任務を果たしてもらいたいと……

第147回国会 外交・防衛委員会 第14号(2000/05/11、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 条約の関係につきましては特別意見はございません。そこで、外交上の一般問題について大臣にお尋ねしたい、こう思います。  実は、本年三月、中国の政府系ノンバンクの破綻問題、広東国際信託投資公司の破綻問題につきまして二回にわたって取り上げております。この政府系ノンバンクが破綻したと。日本の銀行がこれに融資をしておりまして、四千億という膨大な額が焦げつき、不良債権化したということなんでありまして、それをどうするかと。これは、実は中国政府が政府として保証している、日本の銀行もそれを信頼して融資をしたということなんですけれども、昨年の六月、小渕総理が訪中した際にこの問題を持ち出したら、中国側……

第147回国会 外交・防衛委員会 第16号(2000/05/18、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 協定の問題については格別意見はありませんので、一般的な外交の問題を二つ取り上げて外務大臣の所見を伺えればと、こう思います。  二つとも、いずれも本委員会においてかつて取り上げた問題でありますので、その後の推移を中心として御意見をお聞かせ願えればと思います。  最初は、例の杉嶋日経新聞元記者の問題でありまして、彼がスパイ容疑で拘束されてからもはや半年を経過しようとしていると。前回も申し上げましたけれども、彼は、私はスパイではないとはっきりそう断定してもいいと思います。撮影禁止、あの国という大変危険な国で、そこで撮影禁止の場所で衆人環視の中で写真を撮りまくる。こんなスパイなんかいるわ……

第147回国会 外交・防衛委員会 第18号(2000/05/25、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私も条約の関係については特別意見はありません。  現在、アメリカのカリフォルニアで行われている、ある幾つかの裁判の例を取り上げて外務大臣の御所見を承りたいと、こう思っております。法律家としてとても理解できないような裁判が行われている、そうとしか言いようのない問題であります。  この裁判の原告というのは、第二次大戦で日本軍の捕虜となって強制労働をさせられたというアメリカ人、カリフォルニア在住なんでしょう、それから日本軍によって強制連行されて日本でやっぱり奴隷労働を強いられたという中国系、朝鮮系のアメリカ人、同じくカリフォルニア在住の者だと思われます。この者たちがカリフォルニアの裁判……

第147回国会 予算委員会 第5号(2000/03/06、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、保利国家公安委員長にお尋ねしたいと思います。大蔵大臣が前におりますけれども、一対一という関係で質問を受けとめていただければと思います。  去る二月二十六日、国家公安委員会と警察庁は、一連の新潟県警の不祥事につきまして、その元凶と言ってもいいんでしょうか、中田局長と小林県警本部長に対する行政処分を行い、発表いたしました。中田氏については処分せず、小林氏については御案内のとおり百分の二十の一カ月減給と、こういうことでありまして、国民は、何だこれは、人をばかにするなと、我々がこんなに憤慨しておるのにこの程度で済むのかというのが国民の大方の受けとめ方でありまして、肝心かなめの小渕総……

第147回国会 予算委員会 第7号(2000/03/08、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 公安委員長にお伺いいたします。  持ち回りでああいう処分を決めたことにつきまして、大変これが問題になっておる。これにつきまして、公安委員長の回答は、何しろ緊急性があった、忙しかった、日が限られていたと、そういうことをおっしゃいますけれども、具体的にひとつ、それじゃどうなのかと検証してみたいと思います。  問題は、二十五日金曜日、これは公安委員会を開いている時間的余裕は全くなかったんですか。それならそれでいいんですけれども、そういうことですか。
【次の発言】 私は、時間的余裕がなかったのかと、こういうことを聞いたんです。  報道によりますれば、あなたは何か一日国会の用務があったと。……

第147回国会 予算委員会 第8号(2000/03/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 前日に引き続きまして国家公安委員長にお尋ねしたいと思いますが、これを最後にしたいものだと思っておりますので、しっかりお答えいただければと思います。  委員長は、先ほど同僚議員の質問に対しまして、委員の間に基本的合意が形成されたのであえて会議を開く必要はない、持ち回りを命じたのであると、こう申しましたが、そのとおり間違いありませんね。
【次の発言】 それでは、その基本合意なるものが、いつ、どこで、どのようにして形成されたのか。これも念のため、前からもう何度もあなたは答えていると思いますけれども、ちょっともう一度ここで復習してください。

第147回国会 予算委員会 第9号(2000/03/10、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 今回もまた警察問題を取り上げたいと思います。連日厳しい意見を吐いているようでありますけれども、これすべて実は警察を愛すればこそということであります。  改めて断るまでもないと思いますけれども、私は三十数年、警察と一緒に仕事をしてまいりまして、キャリア、ノンキャリアの方々を含めて実に多くの警察官と知り合いになりまして、そのすべての人がと言ってもいいと思いますけれども、まじめで勤勉で熱心でそして心優しい人たちだと、こう言ってもいい。日本の警察は世界一優秀だ、こう言われておりましたけれども、やっぱりそういう人たちが支えてきた、その成果であろうかと思います。  そこで、一体今日の警察のこ……

第147回国会 予算委員会 第10号(2000/03/13、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 連日の抑えのワンポイントの登板でございます。  現在、警察制度の改革が緊急の政治課題として取り上げられておりますので、私もこの件につきましてちょっとした考えを申し述べまして、官房長官と委員長の御所見をいただければと思います。  第一は、公安委員の選任方法についてであります。  現在は、事務局である警察が内閣と知事に推薦をして、大体それで一〇〇%決まっていると。知事や総理が拒否したという例はちょっと聞いたことがございません。  先日、テレビを見ておりましたら、マスコミ出身のさる公安委員が、公安委員に就任した経緯につきまして、多年の友人である後藤田正晴君の推薦による、どうだ公安委員で……


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第149回国会(2000/07/28〜2000/08/09)

第149回国会 外交・防衛委員会 第1号(2000/08/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、御列席の委員各位は多分もうお忘れになっているんだろうと思いますけれども、私一人が忘れない問題、NECの水増し請求問題について防衛庁にお伺いしたいと思います。  実は、一昨年から昨年にかけて防衛庁は納入業者の水増し請求問題で大揺れに揺れたと。身内の高級幹部からも逮捕、起訴される者が出てきた。こういうさなかに、最大手の納入業者であるNECがみずから出頭してきた。自首してきたんでしょう、我が社もやっておりましたと。五年間で五十億ぐらいと。その手口は、二重帳簿をつくる、あるいはまた人件費のかさ上げをする、こういうことでやっておりました、まことに申しわけないと。  この水増し請求……

第149回国会 予算委員会 第1号(2000/08/07、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 朝来、さぞお疲れと思いますけれども、ラストバッターで時間は四分だけですから、どうぞ御辛抱くださいませ。  私は、今までの論議とはちょっと毛色を変えまして、当委員会の目的が予算の執行状況の調査ということでございますので、その目的に最もかなう問題を取り上げて総理の見解を伺いたい、こう思っております。  その問題というのは、今行われている首都機能移転の問題と、それからこれまた行われておる永田町の総理官邸の新営の問題でありまして、これはどう考えても同時並行して進行するものではない。常識的に考えましても、まず移るか移らないか、それを決めまして、移ると決めればもうこの問題はなくなる。官邸の新……

第149回国会 予算委員会 第2号(2000/08/08、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 残られたのは四大臣だけで大変寂しい限りではありますけれども、実のある質疑を行いたいと思いますので、どうか御協力ください。  最初に扇建設大臣にお伺いいたしますが、現在、中尾元建設大臣に対する収賄事件が捜査中ということであります。この件に関連してでありますけれども、大体において内閣で初閣議が開かれますと、そこで申し合わせというのがある。新聞にも報道されますが、その中に必ず登場してくるのは政治倫理確立のため関係業者との接触は厳に慎むことと、こういうことがうたわれております。今内閣でも多分うたわれたと思います。  それにもかかわらず、関係業者そのものである建設業者から大臣の就任祝いをや……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 外交・防衛委員会 第1号(2000/11/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 外務大臣にお尋ねいたします。  実は、質問通告をしていなかったのでありまするけれども、先ほどの同僚議員の質問とも関連いたしまして、北朝鮮に対する食糧支援の問題について最初にちょっとお伺いしておきたい、こういうことでございます。  ことしは五十万トンを支援すると。北朝鮮の場合には大体年間百万トン近くの食糧不足であるというふうにも言われておりまして、多分来年も同じ問題、再来年も同じ問題、いや五年先、十年先、ずっと続くんだろうとしか思えないわけであります。現に、今まで五年十年同じような状態が続いてきているわけで、そのたびに、我が国、アメリカ、韓国などが必要な食糧支援をしてきていた。これ……

第150回国会 外交・防衛委員会 第3号(2000/11/16、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 防衛庁の関係は結構でございますから、どうぞ退席されてください。  外務省にお尋ねいたしますが、最初に協定の関係であります。  いわゆる思いやり予算という駐留経費負担の関係で調べてみますると、当然もうこれは議論の対象にもなっていることですけれども、日本の場合負担が非常に高い。同じような立場にある国々に比べまして圧倒的に高い。なぜかと、だれでも疑問を持つわけであります。  ドイツ、韓国、日本、とりあえず同じような立場にあるこの三つを比べてみますると、駐留人員というもの、米軍兵士の数ですね、駐留軍の数は、大体においてドイツが六万八千人、韓国が三万六千人、日本が四万人と、こういう状況です……

第150回国会 外交・防衛委員会 第5号(2000/11/28、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私はただいまの田村議員の質疑のような次元の高い話ではなくして、極めて低次元な法解釈の技術上の問題を取り上げてお伺いしたいと、こう思います。  実はしかし、この技術上の問題というのは案外重要でして、実際に法律を適用する段階になりますと、関係者が一体この条文はどう解釈するんだ、この字句はどういうふうに理解すればいいんだと、必ずそういう疑問がわいてきて、そしてこれはもう立法当時どういう議論がなされたか、それを調べておこう、調べて解決しようと。裁判所も往々にして国会から議事録を取り寄せまして、なるほどこういう議論があったのか、いやこっちが知りたいと思ったこの大事なことについて全然議論がな……

第150回国会 外交・防衛委員会 第6号(2000/11/30、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 本日が当委員会として二十世紀最後の委員会開催日だろう、こう思っております。しかも、その最後を承るのが私ということで感銘もひとしおなものがあります。  外務大臣にお尋ねいたしますが、今度は二十世紀と言わずして二十一世紀を見据えて、外交のあるべき姿はこうだということを高いお立場で御回答いただければという感じがいたします。  最初に、今、こんな委員会、こんな法案という言葉が出ましたので、私もかねがね気になっていたこの「こんな」という言葉についてお尋ねいたしたいと思います。  前々回の党首討論で、これは北朝鮮の拉致問題に関連する森総理の発言が取り上げられたときでありますけれども、鳩山民主……

第150回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第8号(2000/11/15、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 朝来お疲れでございますが、ラストバッターですから、余り打率の振るわないラストバッターということで気軽にしばらくおつき合いください。お願いいたします。  朝来、議論の中に構成要件の明確化という言葉が出てまいりまして、まさに我が意を得たという感じがいたすわけであります。刑罰法令はわかりやすく単純明快なものでなければならない、これは当たり前のことです。なぜかというと、刑罰法令の対象になって処罰をされるのは一般国民ですから、国民がこの法律を読む、あるいは話を聞く、なるほどそこまでやるとこれは罪になるんだな、じゃ我々も注意をしようと、そういう警告を国民に発する、それが刑罰法令の本来の目的で……

第150回国会 選挙制度に関する特別委員会 第3号(2000/10/10、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 佐藤でございます。  まことにもって異常な事態としか言いようがございません。参議院のあり方そのものにかかわる選挙制度をどう改めるかと、抜本的な改正を施そうというこの法案審議の際に、ほとんど半分以上と言ったら怒られるか、半分近くの席がもうあいたままになっている。これは一体どうしたことであろうかと、私は思わずそう言わざるを得ません。  これにつきましては、与党サイドからは、これだけ重要な法案の審議に出てこない、審議拒否と、民主主義の敵だと、こういう言い方がなされております。一方、野党サイドからは、それだけ重要な法案をある日突然、唐突に提案して、さあ審議をしてくれと、もう今国会なるべく……

第150回国会 選挙制度に関する特別委員会 第5号(2000/10/12、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 二院クラブの佐藤と申します。  先ほど前田参考人は、野党議員の姿が一人も見えない、極めて異常であるということをおっしゃいましたが、私は少なくとも与党には属しておりませんので野党という立場でございます。どうか御認識を改めていただきたいと思います。  そこで、先ほどの清水参考人の御発言の中から、本法案の提案はまことに時期尚早であるというお言葉、それから提案の仕方がいかにもフェアではない、アンフェアであるということ、私、これ大変高く評価したいと思います。多くの国民、やっぱりそういう感じを持っているのではないかという気がいたします。  これは前にも委員会で申し上げたんですけれども、私、こ……

第150回国会 選挙制度に関する特別委員会 第6号(2000/10/13、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 二院クラブの佐藤でございますが、先ほどの仲道野党議員の質問と一部重複するかもしれませんけれども、あしからず御了承ください。  さて、昨日、四名の参考人の方を意見聴取しておりますけれども、この方々の意見を随時、つまみ食いと言っては語弊がありますけれども、自分に有利な点を引用してお尋ねしていると。私もそれに倣いまして、重要だと私が考えることについて御意見を承ればと思います。  清水参考人、中央大学の教授。これは、なぜこの時期にこの法案が国会に提出されたのか、明らかにこれは時期尚早である、フェアではないということをはっきり言っております。  それから、田中参考人、日大の教授でございます……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 外交防衛委員会 第2号(2001/02/27、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、私、この委員会で数年間一緒に問題をいろいろと議論してまいりました村上正邦氏の姿が見えないのは遺憾のきわみであるということをお断りしておきたいと思います。  そこで、外務大臣にお尋ねいたします。  最初に、原潜とえひめ丸の衝突事故でありますけれども、このことを私、第一報を聞いてすぐ思ったのは、ありとあらゆる精密機械を積み込んでいる最新鋭の近代的な潜水艦が頭上を通過するえひめ丸のような大型船舶に気がつかなかったと、こんなばかなことがあるのかと。ボートやヨットならばあり得る話かもしれませんけれども、あれだけの船を見逃しましたと、そんなばかげたことがあろうはずがなかろうという感じ……

第151回国会 外交防衛委員会 第4号(2001/03/22、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、外務大臣の所信につきまして外務大臣にお尋ねしたいと、こういうわけであります。  えひめ丸の問題を取り上げたいと思いますけれども、これに触れておられるのは所信の四ページの末行から五ページにかけてでありまして、ちょっと念のため読み上げてみまするけれども、「えひめ丸の事故につきましては、主張すべきは主張して、原因究明、再発防止、船体の引き揚げ、補償等しっかりと対応する必要があります」と。もっともらしい言葉が並んでおりますけれども、これを読んでおりましてちょっと気になったのは、艦長以下乗組員の処分の問題と、それからアメリカ国、当事国アメリカと関係乗組員の謝罪、これが抜けているのはど……

第151回国会 外交防衛委員会 第6号(2001/03/29、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、機密費の問題を取り上げようと思っておりましたけれども、先ほど同僚議員がお尋ねしておりました森総理の、重要な公式行事を欠席してすし屋に行っていたという話、これもまた重要といえば重要ですし、機密費の問題はまた時間のあるときにたっぷりとお伺いすることにいたしまして、きょうは森総理の欠席問題を取り上げたいと思います。  私、先ほどの問答を聞いておりますと、ノルウェーがそんなに騒いでいないからと、何か大臣のお答え、じゃ余り騒ぎなさんなというふうにも聞こえる。そんな大した問題でもないですよ、外交上の問題にはなりませんよと、そんなことを言っているようにも聞こえるわけであります。  それか……

第151回国会 外交防衛委員会 第7号(2001/04/03、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 先ほど同僚議員の発言の中で、当委員会はこれまで、ややもすると下世話なことあるいは低次元なことに関係し過ぎたのではないかという御発言がありました。何をもって下世話と言い、何をもって低次元と言うのかよくわかりませんけれども、多分一連の森総理の言動、この委員会でも随分議論されましたが、あの辺が下世話と、それから外務省の一連の不祥事、これが低次元と、こういう意味だろうかと思います。しかし、考えてみますると、政治も行政もその基盤は道義、倫理なんですね。道義、倫理を除いて空理空論的なことあるいは立派なことを言ってみても始まらない。まずもって倫理ありき、道義ありきと、こう言ってもいい。  しか……

第151回国会 外交防衛委員会 第11号(2001/05/29、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 外務大臣もいささかお疲れかもしれませんけれども、何しろラストバッターの登場で、ラストバッターというのはどこのチームでも最も打棒の振るわない者のいる打席でありまするから、どうぞくつろいで、ゆったりとした気持ちでお答えいただければと、こう思います。  そこで、最初に、先ほど外務大臣とそれから同僚の海野議員との質疑の中で上納金制度の問題が出まして、何か外務大臣の答弁があちこちの委員会でちょっと食い違っているのではないか、こういう指摘に対しまして外務大臣は、確認をせずにお答え申し上げましたけれども、その後、総理あるいはまた官房長官に確認いたしましたら、さような制度はないということなのでき……

第151回国会 外交防衛委員会 第12号(2001/05/31、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 まず最初に、防衛庁長官にお尋ねいたします。  私自身は今回の設置法には賛成でございます。最初にそれを申し上げておきたいと思います。  私は、PKO問題について防衛庁長官の感触を承りたい。  PKO法案ができたのは平成四年でございますか、ほぼ十年前、宮澤内閣のころでありまして、あれができ上がるにつきましては国会でさんざん議論がありまして、最終的には当時の政治情勢も反映いたしまして、PKO部隊は危険な地域には派遣しないという一つの合意ができておりまして、そうして後方で道路の補修をやるとか輸送業務に従事するとか、こういうことでありまして、現にこれまで十回ぐらい海外に派遣されておるが、大……

第151回国会 外交防衛委員会 第16号(2001/06/26、18期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 私からは、今まで当委員会で二回取り上げまして、これが三度目ということなので、もういいかげんにしてほしい、私もそろそろ締めくくりをすべきではないのか、こう思っておりますので、どうか大臣、率直に明快な答えをお願いしたい。その答えをもってこの問題はおしまいにしたい、終止符を打ちたい、こう考えておりますので、どうかよろしくお願いいたします。御答弁は大臣にとりあえずお願いいたします。  この問題というのは、もう皆さん方も私が何回も言っているので大体御承知と思いますけれども、初めての方もおられると思うので改めてもう一回だけ説明させていただきます。  外務省の一連の不祥事を前提といたしまして外……

第151回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号(2001/03/30、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 輝かしい二十一世紀の幕あけと、輝かしいかどうか、早々にKSD事件が起きたりして大変暗い面もあるわけですけれども、そういうことは抜きにいたしまして、七月には今世紀初めての国政選挙が行われると。これが参議院議員選挙でありまして、そして非拘束名簿式、去年、大騒ぎしたかどうかわかりませんけれども、野党は欠席しておりましたから。  いずれにしろ、そういうことで導入された非拘束名簿式の初めての試みということで、国民の関心、いやが上でも高まっていると、そうか、そういうことかと、これはいい制度だと、いやそれは問題がある、そういうことで国民各階層にいろんな議論が行き渡っているかと思いまして、私、機……

第151回国会 予算委員会 第9号(2001/03/16、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 長時間にわたり、さぞお疲れのことと思いますけれども、ラストバッターでございますので、しばらくおつき合いを願いたいと思います。  私は、昨年の一月行われた小渕総理大臣の施政方針演説にものつくり大学という固有名詞が、特定大学の固有名詞が登場した、これはなぜなのかと。もう大分議論もされておりますけれども、そのいきさつについてちょっと総理大臣にお伺いしたいと、こう考えております。  言うまでもなく、ものつくり大学というのはKSDなる特定団体が設立を考えていた特定大学の固有名詞でございまして、総理大臣の施政方針演説に特定団体あるいは特定の大学という固有名詞が登場することは余り考えられないこ……

第151回国会 予算委員会 第13号(2001/03/26、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 予算委員会のフィナーレにふさわしい問題を取り上げまして、総理大臣の所見を伺えればと、こう思います。  政治倫理の確立についてであります。  政治は最高の道徳と、こう言ったのはギリシャの哲学者アリストテレスでありますが、どうもこの国の、特に自民党の議員の方々がちょっと認識が違うのではないかと、こういう感じもしておるわけで、よく言われることですけれども、政治家に倫理は要らない、その評価は仕事で決まるんだということをおっしゃっている方々がおりまして、その最たるものが金丸元副総裁で、スズムシじゃあるまいし、倫理倫理で飯が食えるかということをおっしゃいました。それから、秦野章という法務大臣……

第151回国会 予算委員会 第16号(2001/05/30、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは総理大臣にお尋ねいたします。  首都移転に総理は賛成か反対か、こういうストレートな聞き方をすれば、総理の結論は賛成である、こういうことであろうかと思います。  実は平成八年、総理は「官僚王国解体論」という著書を出されておりまして、その中ではっきりと首都移転に賛成という線を打ち出しております。ちょっと大事なところだけ読み上げてみまするけれども、首都移転は、現在の重要課題である国政全般の改革を加速し定着させる上でも、また国の災害対応力を強化する上でも緊急に進める必要があると、こうはっきり述べておられますね。もう言うまでもないことだと思います。  そこで、これだけ高々と打ち上げ……


佐藤道夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院18期)

佐藤道夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 予算委員会公聴会 第1号(1999/03/04、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 両公述人に、極めて財政上の基本的なことをお伺いしたいと思います。  神野公述人は、小さな政府それから巨大な赤字と。私、全く同感でございます。御案内のとおりと思いますけれども、今現在発行済みの赤字国債は四百兆ぐらい。地方がまた二百兆ぐらいのあれを抱えておる。合わせると六百兆ぐらい。その他何やかやで国の負担している長期債務というのはもう千兆にも達するだろう、こう言われておりまして、これがどれほど巨大か、もう余り大き過ぎてだれも気にしなくなっているような気もいたすわけであります。しかし、やっぱり問題とせざるを得ない。  実は、先国会でしょうか、国鉄の長期債務の処理の問題が大変議論、国鉄……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 憲法調査会 第2号(2000/02/16、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 発言の機会を与えていただきまして、大変光栄でございます。この調査会の審議の進め方につきまして、私、具体的にちょっと意見を申し述べさせていただければと思っております。  実は憲法調査会は、先ほども話が出ておりましたけれども、昭和三十一年、鳩山内閣のときにつくられまして、政府に置かれまして、これはもう皆さん方も御存じと思いますけれども、委員は五十名で、うち三十名が国会議員、二十名は憲法学者その他当代一流の学者と有識者。この中には、例えば経団連副会長で極めて有名な植村甲午郎氏だとか、ああいう方も入っておりまして、これが六年か七年精力的に審議を行いまして、三十九年、池田内閣のときに答申を……

第147回国会 憲法調査会 第3号(2000/03/03、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 前回も申し上げたことでありますけれども、憲法改正の論議というのは、どうしても憲法の三原則なるものを中心とした観念論、抽象論に陥りがちである。学者の研究会あるいは学会での討議ならばそれはそれで結構なのでありましょうけれども、ここはまさしく唯一の立法機関である国会の、憲法の運用に携わっている国会の中での議論でありまするから、やっぱり地に足をつけた議論、一つ一つの条文について一体これはどうなっているのか、余りにも運用と憲法の規定が違っているのではないかとか、そういう観点からの実務的な議論が望ましいと思うわけであります。  前回も二、三の例を挙げましたけれども、改めてもう一度申し上げてお……

第147回国会 憲法調査会 第4号(2000/03/22、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 冒頭に御指名いただいて、大変光栄に存じます。  今は両先生から大変次元の高いお話を承りまして、これを今我々が当面している憲法調査会の調査研究、新しい時代に備えて憲法自体を新しくする必要があるのかどうか、そこら辺にターゲットが絞られている調査会ではありまするけれども、それにどういうふうにして生かしていくべきなのか、大変重い宿題を与えられたような気もしておりまして、それなりに緊張もしております。  そこで、最初に西尾先生にお伺いしたいと思いますけれども、日本が紀元七世紀ごろから国家として、いわば世界で最初と言ってもいいぐらいのしっかりした民族統一国家をつくり上げた、それはそのとおりだ……

第147回国会 憲法調査会 第5号(2000/04/05、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 二院クラブの佐藤です。二院クラブといっても何ら御存じないと思いますけれども、前都知事の青島さんがやっていたクラブというふうに御理解ください。  そこで、あなた方若い人たちの一般的な憲法に対する関心度がどの程度なのか、それを伺いたいと思うんです。  あなた方は特別関心をお持ちの方々だろうと思いますけれども、周辺を見渡して、一体若い人たちがどれぐらいこの憲法問題に関心を持っているのか。議論をすること、学校でも、地域社会でも、家庭でも、同じ世代の人と議論することがあるでしょう。いろんな音楽の話やら何やら出る。若い人は議論が好きですから、朝までそういうことが議論がなされていく。しかし、そ……

第147回国会 憲法調査会 第6号(2000/04/19、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、ちょっと角度を変えまして、これからのこの会の運営についての希望意見を述べさせていただきたいと思います。  その第一は、広範囲な、細部にわたる世論調査の実施ということであります。  この問題を最終的に決めるのは結局は国民でありまするから、国民がどれだけ憲法に関心を持っているのか、またどの点に問題意識を持っているのか、それを我々としても厳しく受けとめる必要があるんだろうと思います。  昭和三十一年の政府に置かれました憲法調査会、あの場合には実に丹念な世論調査をしております。三十一年から四十六年まで十四回にわたって、ほとんど毎年のように国民の意見を聴取している。これも当たりさわり……

第147回国会 憲法調査会 第7号(2000/05/02、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 佐藤でございます。先ほどゴードン参考人の話に登場いたしました、戦前からの日本では最も著名な婦人運動家である市川房枝さんの始められた二院クラブに属している佐藤でございます。どうか御記憶くださいませ。  そこで、プール参考人にお尋ねいたします。  憲法学説上、憲法改正には限界があると。要するに、やみくもに何でもかんでも改正はできない、憲法の基本理念を改正することはこれはできない、新しい憲法をつくる、一種のクーデター、革命であるというような考え方があります。  今の日本の憲法の原則というのは三つありまして、一つは国民主権、主権が国民に属する。もう一つは国民の人権を最大限に尊重する。それ……

第147回国会 憲法調査会 第8号(2000/05/17、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 ということで、最初に口火を切ると、大変光栄に存じております。どうかよろしくお願いします。  先生方、きょうは大変貴重な御意見をありがとうございました。大変参考になりました。  そこで、私から一問ずつちょっとお伺いいたしたいと思いますが、最初に石毛先生に、民族学が御専門ということなので大変よかったと思います。今回問題になっております森首相の発言、日本は天皇を中心とする神の国ですか、これについて民族学者として、また同時に憲法にそれなりに関心をお持ちの立場から見てどのようにお考えなのか、それをちょっと簡単で結構ですからまず伺いたい、こう思います。


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 憲法調査会 第1号(2000/11/15、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 二院クラブの佐藤でございます。お見知りおきをください。  大変次元の高い問題が続いてまいりまして、日本国の歴史と文化、教育のあり方、二十一世紀のこの国はどうなるのか、あるいはまた、この国会の中で唯一憲法が施行されていないのではないかと、こういう大変難しい問題が提起された中で、技術的な問題で恐縮でございますけれども、私自身法律屋なものですから、この条文の解釈、何をさておいてもそこを離れることができないしがない性格なものですから、ひとつ御理解ください。  そこで、憲法の解釈につきまして、世の有識者を代表するお二方にこういう解釈で果たしていいんだろうかということを忌憚ない御意見を承れば……

第150回国会 憲法調査会 第2号(2000/11/27、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 二院クラブの佐藤であります。  今私が言おうとしていたことを実は会長が勝手に言ってしまいまして、私は高邁な議論は避けまして、参議院のあり方ということについてお二方の、両参考人の率直な意見を承りたいという考えでございます。論がたまたま参議院の無用論、廃止論に及んでも結構でございますので、どうか率直な御意見を承りたいということをあらかじめ申し上げておきたいと思います。  言うまでもないことですけれども、憲法は二院制を採用している。一院が衆議院、二院が参議院で、一院と二院との間には画然とした格差がある、これは憲法上明らかな格差である、こう考えてもよろしいわけでございます。政治の中心は一……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 憲法調査会 第2号(2001/02/21、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最後になりました。私から申し上げたいと思います。  会長の御交代という時期でもありますので一つのタイミングだと、こう思いまして、これからのこの会の運営について率直な意見を申し述べたいと思います。  実は、一年か二年この会が開かれてからたちまして、大いに会議が盛り上がって国民の関心もこの委員会に集まっていると考えるのはこれは実は大うそでありまして、国民の関心はどうもいま一つというどころか、ほとんど関心を寄せてくださっていないのではないかとしか思えない。  私は、周辺にいる者たちにこのことを知っているかと、今どういうことが問題になっているのかと、憲法改正の要否についてそれぞれ一人一人……

第151回国会 憲法調査会 第4号(2001/03/14、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、この会の運営について一言私の考えを述べさせてください。  私、これは村上前会長から直接承ったことなので理事懇談会の席上であったかと思いますけれども、国会というところはとにかく数が物を言う世界だと、すべて数、数でこう来ているんだと。しかし、国の基本である憲法を我々これから討論していく、議論していくんだと。その中には参議院のあり方、衆議院は政党政治、数が物を言う、参議院はそれでいいんだろうかと、こういう疑問もないわけではないと。  そこで、各会派平等の時間を割り当ててその中でそれぞれが工夫してやってもらうということはどうだろうかと。それから、発言の順番もかつては、今まではほか……

第151回国会 憲法調査会 第6号(2001/04/18、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 佐藤でございます。  私は、ただいまの平野議員のような極めて次元の高い大演説をするつもりは全くございません。両参考人に対しましてごくごくありきたりの法律解釈をお伺いしたい。余り哲学だ何だかんだと言うつもりはございませんので、どうか誤解がないようにしてください。  私、ある大学で法律学を講じておりまして、特に憲法を中心とする話をするときなどは学生たちも熱心に聞いてくれている。そして、講義の合間に、休憩時間などに彼らと懇談をしておると、彼らが一様に言うのは、憲法九条を先生どうお考えになりますか、どう読んでみても現在の自衛隊というのは明らかに憲法違反でしょうと。飛行機、航空機、軍艦、潜……

第151回国会 憲法調査会 第7号(2001/05/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私から、お二方の意見とは直接かかわりは持たないかもしれませんが、より基本的なことについてちょっとお尋ねしたいと思います。  この問題に対する国民の関心度、こういうふうに端的に言っていいと思います。この調査会、衆参あわせて発足してもう一年余り、国民の寄せる関心というのはほとんどゼロに近い、なぜだろうかと思わざるを得ません。毎回傍聴人の方々が熱心に来ておられますけれども、大体このぐらいの数でありまして、押すな押すなで順番を争うようなそういうことは一切ございません。なぜだろうかと。  それから、議員さんの間でも関心がそれほどの高まりを見せていない。現に欠席が非常に目立つわけであります。……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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