このページでは喜納昌吉参議院議員の20期(2004/07/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は20期国会活動統計で確認できます。
○喜納昌吉君 私、喜納昌吉は、民主党・新緑風会を代表し、防衛庁設置法等の一部を改正する法律案に反対の立場から討論を行います。 今年は終戦・被爆六十周年です。私たちは、靖国に眠るみたまだけにとらわれず、沖縄戦や広島、長崎で亡くなった市民を含め、戦争で殺され、亡くなったすべての国民と諸外国の人々の魂に心を向け、争いの歴史に終止符を打つよう努めていかねばなりません。 仮想敵国の存在を前提とし、そこから撃ち込まれてくる弾道ミサイルに対し防衛するという自衛の形を取った軍拡である迎撃ミサイルの発射権限を定めた本改正案は、小泉首相による国民への明確かつ詳しい説明もなく、国民意思の確認がほとんどなされない……
○喜納昌吉君 私は、民主党・新緑風会の喜納昌吉です。 我が会派を代表して、米軍再編特措法案への反対討論を行います。 政府は、本法案提出の意義について、国として在日米軍再編に取り組む姿勢が明確となり、日米関係にとってもプラスになるとしています。しかし、巨額の思いやり予算に加え、さらに他国にある他国の基地、すなわち米国の司令部庁舎や隊舎の建設費用まで出費することは世界的にも例がなく、さすがに国民の理解を得られません。これでは傭兵国家に成り下がったと思われても仕方がないでしょう。日本の外交防衛の弱さはアイデンティティーのなさにあると常々考えておりましたが、今回も同じ過ちを犯してしまいました。 ……
○喜納昌吉君 どうもよろしくお願いします。 私も日本語を思い切り勉強してきていますので、是非努力して私のなまりのある言葉を聞いてください。 米軍の発表によると、ストロンチウム90の含まれる部品、六個のうち一個が回収できずになくなったと言われています。(資料提示)ほかには危険物の問題はなく、人体への影響もないと米軍は言っているが、防護服に身を包み、墜落機の収容作業を行うこの写真を見ると、二〇〇〇年、中国新聞に載っていたネバダで行われた劣化ウラン弾の調査のときの写真と同様な防護服を着けていることが分かります。見てください。一九六八年六月三日、九州大学にファントムが墜落したとき、また一九七七年の……
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉と申します。 平和の配当のない基地の島、沖縄というテーマで質問します。 一九八九年十一月九日、正に満十五年前の今日、ベルリンの壁が崩壊しました。その日に私のこの質問の機会が訪れたことに、何か歴史的因縁を感じざるを得ません。ベルリンの壁崩壊に続いて、その年の十二月、地中海のマルタで当時のブッシュ米大統領、現大統領の父ですね、ゴルバチョフ・ソ連大統領が東西冷戦の終結を宣言しました。それから二年後の一九九一年八月、ロシア共和国が新しい統治者として登場し、ソ連はその年十二月、消滅して歴史から消え去りました。 あのころを思い出してください。世界じゅうで平和の……
○喜納昌吉君 喜納と申します。 日高さんは、「日米安保は空洞化する」という論文に、日米安保は米国にとって必要がなくなったと書かれていますが、外務省など日本政府が安保条約と並べて盛んに言っている日米同盟関係も安保空洞化に伴って空伺化していくと考えますか。これ一点ですね。 しかし、日高さんは、日本人が知らないアメリカ独り勝ち戦略の中では、米国は日米安保に基づいて沖縄の海兵隊基地は残していくと書いています。安保は空洞化しても、米国は思いやり予算に守られた実績だけは失いたくないということでしょうか。これが一点ですね。 それから、日高さんは日本のミサイル防衛、MD計画は戦略的に有効と思いますかとい……
○喜納昌吉君 よろしくお願いします。民主党・新緑風会の喜納昌吉です。
まず最初に、イラク撤退を決めたイタリア政府の対応について外務大臣にお聞きします。
スグレナさんはマニフェストの記者で、イタリア政府のイラク派兵に反対の立場を表明していました。反対を表明する記者を全力で救出しようとしたイタリア政府に私は敬意を払います。政府はどのように受け止めていますか。よろしくお願いします。
【次の発言】 日本はイラク、まあ戦争反対、自衛隊派兵反対を主張する記者やNGOの人が、人が人質としてイラクで捕まっても全力で政府は救出しますか、もし日本でその同じような状況があったときに。その何というんですか、自衛隊……
○喜納昌吉君 私にとっては、我が国にとって最大の脅威は米国と中国の敵対的な摩擦だと思うんですね。日米同盟の平和化で果たしてそれを解決できるかというと僕は疑問があるんですけれどもね。やっぱり半分の地球の平和化で解決できるか非常に疑問があるんですけれども、この辺、どうですか。
○喜納昌吉君 現在は、日本外交をめぐる重大な事態が起こっていると思います。条約に関しては後で触れるとして、まず、外務大臣に聞きます。
日本の安保理常任理事国入りは日本外交の悲願であり、大事な国益でしょうか。それを質問します。
【次の発言】 質問します。
さきに世界の地域別に常任理事国入りの運動、キャンペーンをする外交使節として大使経験者らを任命しましたが、これも悲願実現、国益実現のための布石ですか。
【次の発言】 質問します。
日本はインドとともにアジア諸国の代表格として常任理事国を目指すと、目指しているのですか。
【次の発言】 常任理事国入りに必要な国連規則を簡単に説明してください。
○喜納昌吉君 二〇一〇年前後に危機多発期が到来し、中国にとっては時間との闘いと言われていますが、二〇〇八年に北京オリンピックがまずあるんですね。それで、二〇一〇年には上海万博。バブルが非常に私はピークに達すると思うんですけれども、そのときに、その崩壊が起きたときに暴動、内乱が起こると思うんですね。そうしたら、必ず中国はそれを抑えるためには台湾に進出するしかないということが想定されるんですね。ちょうど極東アジアの不安定の弧の安全保障環境の変化による米軍再編が真っ最中ですね、日本ではね。そうなると、想定されることは、米中がぶつかる可能性があるんですね。日本の立場は大変なリスクを負うことになると思う……
○喜納昌吉君 今日は、まず条約関係の質問をしてから沖縄及び日本の防衛問題、さらに最近の出来事について質問します。 ちょっと私は言葉が早くなって聞きづらくさせてしまう部分がありますけど、この辺は今日は努力してゆっくりしゃべります。それから、官僚の言葉は少し長くなると聞き取れない部分が、理解できない部分がありますので、なるべく簡潔にしてくだされば流れが良くなるんではないかと思います。よろしくお願いします。 国際海上交通の簡易化に関する条約についてですが、四十年前の一九六五年にできた条約を今締結する理由は何ですか。逆の言い方をすれば、なぜ今まで締結しなかったか、理由を聞きたい。また、日本にとって……
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉です。 予算案について細かい点まで質問したいところですが、時間が足りませんので、日本と沖縄県の将来にかかわる重要政策について質問したいと思います。 歴史は未来のふるさとです。歴史を味方にしないと我が国に未来はないでしょう。小泉首相と一問一答したいと考え、薩摩藩と琉球の関係までさかのぼって歴史認識をただそうと用意しましたが、首相は出られないようで、次の機会にしたいと思います。よろしくお願いします。 防衛庁長官に、今沖縄にとって最大の関心事は、自衛隊も絡む在日米軍の再編、すなわちトランスフォーメーションです。在日米軍専用施設面積の七五%が沖縄に置かれて……
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉です。 まず、麻生大臣に質問します。 麻生大臣は、三十年以上前、若かったころ、メキシコで行われた世界クレー射撃選手権大会で優勝、個人優勝しています。これは的に対して弾を正確に当てるという、あるいは命中させる能力を十分持っているということを意味していると思います。これから私の行う質問にも是非、的を当ててほしいという、是非よろしくお願いします。 麻生外相は総務相だった今年十月十五日、福岡県太宰府で一文化、一文明、一民族、一言語の国は日本のほかにないと語って物議を醸し出しています。一九八六年に当時の中曽根首相が日本は単一民族国家と発言した、アイヌ民族から……
○喜納昌吉君 新緑風会の喜納昌吉と申します。
私は、今回初めて内閣委員会に出席し、質問する機会を得ました。よろしくお願いします。
まず、国家公安委員長に伺います。
今年九月、沖縄県警に対テロ特殊部隊、SATが新設され、これで全国八都道府県に配置されました。沖縄配置は優先順位が高いように思われますが、沖縄県警へのSAT配置のねらいは何ですか、国家公安委員長、具体的に説明してください。
【次の発言】 ただ地理的条件だという感じですか。
【次の発言】 分かりました。
じゃ、二つ目。警察庁は、先月、国際協力推進要綱を打ち出しました。アジア諸国での交番制度導入支援などがうたわれています。これまで……
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉です。
まず初めに、米軍再編協議にかかわる沖縄の基地問題について質問します。
米軍再編をめぐる米側実務者トップのリチャード・ローレス国防副次官の、普天間飛行場の辺野古沖への移設基本計画は不可能とした発言から、サンゴが生息する浅瀬に造る米側の新たな現行計画縮小案と日本政府のシュワブ陸上案に分かれ、国外移転を願っている大多数の沖縄民族の心は不安の中にほうり込まれています。
質問します。
在沖米海兵隊が抑止力になっているとの根拠は何でしょうか。防衛庁長官、お答えください。
【次の発言】 まあ沖縄が軍事戦略上便利だ、便利であるということは非常に私は迷惑な……
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉です。 今日は、米軍再編問題で沖縄がクローズアップされている中、外交防衛委員会で時間をいただき、有り難く思っています。 まず初めに、米軍再編閣議決定について質問します。 政府は、正に今日、今ごろですか、米軍再編のいわゆる最終報告を受けて、政府の今後の取組について閣議決定しているところだと思います。そこで、閣議決定を前提として質問します。 海兵隊普天間航空基地の代わりに辺野古崎に建設されると合意された大型の新しい海兵隊航空基地についてですが、合意に見られるV字形滑走路や建設場所についての具体的記述が閣議決定最終案から削除されています。額賀長官、それ……
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉です。よろしくお願いします。
まず初めに、昨日、岩国市で実施された住民投票で、住民の圧倒的多数は岩国基地の米軍機能強化に反対しました。この結果を、地域エゴイズムなどという認識不足の発言が与党の国会議員の口から早くも出ていますが、とんでもないことです。この結果こそ、三月末と期限を定めての政府の地元説得工作が無理なことを証明したと言えます。
額賀長官、まず、岩国住民投票の結果をどう受け止めているのか、端的に伺いたい。
【次の発言】 岩国市民は、いみじくも米軍再編に絡む地元の世論を象徴する形で反対意見を明らかにしたのではないかと思っています。
長官、米軍……
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉です。 初めに、十三日の予算委員会の続きで幾つか質問します。沖縄密約事件の真相を暴露した吉野文六元外務省アメリカ局長は、職務上の機密を公表したことによって国家公務員法違反にならないかと、前回、法務大臣に質問しました。誤解のないように申し上げますけど、私は吉野文六氏を真実を生きる勇気ある方だと尊敬しております。法と真実は人類が社会的営みを生きていく上で欠かせないコインの裏表だと思っています。しかし、国益の名の下に国家機密漏えいという言葉を使い、法を利権と権威のためにゆがめ、真実から遠ざけるところに今の政府の問題があると見ます。 法務大臣、いま一度聞きま……
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉です。質問します。よろしくお願いします。
平沢副大臣、従来の政府の沖縄に対する経済支援は軍事基地と引換えの要素が強かったんですけど、今後もこの性格は変わらないのか、お答えください。
【次の発言】 聞こえますか。もう一度、もう一度ゆっくり。それじゃ、ゆっくり読みますので、よろしくお願いします。
従来の政府の沖縄に対する経済支援は軍事基地と引換えの要素が強かったんですけど、今後もこの性格は変わらないのか、お答えください。
【次の発言】 その援助は経済振興などと呼ばれるんですけど、大型土木事業が多いですね。今後もそれが続くのか、答えてください。大型土木事業……
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉です。
まず、予算関係の質問をします。外務省予算から始めます。
思いやり予算について質問したいんですけれども、日本政府は在日米軍に対する思いやり予算を昨年幾ら払いましたか。よろしくお願いします。外務大臣。
【次の発言】 新年度予算には思いやり予算幾ら予定していますか。
【次の発言】 新年度の予算には思いやり予算は幾ら予定していますか。
【次の発言】 昨年と同じということですか、昨年と。
【次の発言】 分かりました。
昨日、予算委員会で麻生大臣は、在日米軍が日本の安全を保障している限り、その他の在日米軍の展開は安保条約上は問題はないとの見解を示したん……
○喜納昌吉君 私は民主党・新緑風会の喜納昌吉と申します。
私は、何というんですかね、米軍再編には基本的には賛成しておりませんから、今後の外務省の行方と防衛省の体質について質問していきたいと思っております。
まず、戦後レジームからの脱却について質問をします。
麻生外務大臣も久間防衛大臣も安倍内閣の閣僚ですから、安倍総理の唱える戦後レジームからの脱却という考え方に賛成しているものと思います。そのとおりですか、レジームとして。
【次の発言】 どうぞ、久間大臣も同じように。
【次の発言】 戦後六十年たって機能しないと言われていますけれども、一般的に言って、レジーム、政治体制の脱却は、普通は政治体……
○喜納昌吉君 今日は、イラク特措法延長法案について質問します。
イラクのマリキ首相は、五月四日、エジプト国内で共同通信と単独会見を行い、イラクでの航空自衛隊の輸送支援活動は年内にも不要になるという趣旨の発言をしました。麻生大臣は、五月七日の衆議院イラク復興支援特別委員会で、イラク政府を通じて派遣継続の要請は不変という真意を確認したと述べました。
麻生大臣、マリキ首相がなぜ共同通信にあのような発言をしたのか、この矛盾をどう解釈したらいいのか、答えてください。
【次の発言】 だから、その矛盾をどう解釈しているんですか、その矛盾。どうもマリキ首相の言いたい思いと麻生さんに、大臣に言ったことは、ど……
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉です。質問をする前に、一言申し上げたいと思っております。 最近、格差のひずみからわき出てくるように、日本各地でマンホール、釣鐘、ガードレールなど、金属製の資材が盗まれる事件が多発しています。大切な社会資産や文化財ばかりです。盗まれれば、歩行や運転の安全が脅かされる資材もあります。閣僚の皆さん、とりわけ国家公安委員長に、厳しく捜査し取り締まるようお願いします。盗品を買う悪徳業者には特に厳罰を科すようお願いします。 まず、麻生大臣に質問します。 先月、沖縄の嘉手納基地に米空軍の最新鋭のステルス戦闘機、爆撃機、F22が十二機配備されました。日本の外務省は……
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉です。
まず、麻生大臣に質問します。
日本で発行されている月刊誌「軍事研究」の今年四月号に、「米太平洋空軍のトランスフォーメーション」という記事が載っています。これによると、ハワイにある米空軍ケニー戦闘司令部の分遣隊が今年一月初め、横田基地で活動を始めたとあります。
麻生大臣、ケニー司令部について御存じですか。御存じでしたら、どのようなものか話してください。
【次の発言】 そのケニー司令部の分遣隊が横田基地に来て活動を始めたというのは事実ですか。
【次の発言】 この分遣隊の規模と目的について説明をお願いします、大臣。この分遣隊の規模と目的について説……
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会、喜納昌吉と申します。 私の憲法観を述べます。 二十一世紀を迎え、地球規模の問題が山積する中、真の全球化に適応できる国家の枠組みを作ることは、日本のみならず全人類にとっての大きな命題だと言えると思います。チェルノブイリの事故、酸性雨の問題、地球温暖化、そして戦争など、国境線を越えて存在している様々な問題は、安全保障を含めて地球規模の問題となっています。病は地球単位であるのに、治療は国家単位で行っていたら間に合うはずはありません。今後、国益は人類益との整合性を図らねばならない時期に来ていると思います。持続可能な発展とは健康な地球と付き合うことを意味するのです。そ……
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉です。 私は、沖縄の有識者たちの意見を参考にしながら、憲法改正に当たって次の提案をしたいと思います。 結論から申しますと、憲法改正は基本的に必要であり、賛成です。ただし、国民すべてが自分たちの憲法として関心を持つような新しい憲法づくりが是非とも必要だと考えます。 我が国は、戦後六十年間にわたり、国民の民主主義化に努力してまいりました。現在の憲法を改正する必要があるんならば、今度こそ世界に誇れる日本国民の自主憲法を制定するチャンスにしなければなりません。ただし、第九条は現状のまま残すのが望ましいと思います。 四十七都道府県には法律を専門とする弁護士……
○喜納昌吉君 今年は日露戦争百年であります。当時の日本は、日露戦争を境に軍閥が台頭し、日本国家をむしばむ勢力となり始めました。軍閥は日本の国家を守るということで大きく勢力を伸ばし、その考えに従って学校教育も道徳もすべて組み立てられていったのです。その結果、第二次世界大戦に突入し、その延長線上にある現在の日本国憲法がアメリカから押し付けられたという自民党の改正議論が先行しているような気がします。 アメリカ合衆国北部に、FBIも踏み込めず、自前のパスポートを発行するインディアンの独立国、イロコイ連邦があります。十二世紀に形作られたイロコイ連邦は、徹底した平和主義と全員一致原則の民主制を確立してお……
○喜納昌吉君 昨年十一月の欧州視察に参加し、大変勉強になりました。 フランスでは、自動車焼き打ち事件などが相次いで社会情勢が不穏でしたが、その現場を見る時間はありませんでした。一連の事件は欧州視察の臨場感を醸す材料になったと思います。 スイスの下院では、政治制度委員会のヴァイエネス委員長に、スイスの制度は初期の米国の憲法の理想に近いと指摘したところ、委員長らはそれを認めました。日本国憲法も、米国からの押し付けだけではなく、米国の先住民族から発した知恵が人類の知恵となって世界に広がっていったことに私は改めて感銘を受けました。 スイスでの別の会合で、国家と州との関係について質問しました。スイ……
○喜納昌吉君 小川先生には、かつて外交防衛委員会で質問したことがあります。そのときは、我が国にとって最大の脅威は米国と中国の敵対的な摩擦だということ、そして日米同盟に基づく地球の半分の平和化で解決はできないんではないかということを質問した覚えがあります。それで、そのときちょっと国連のことをお話ししたんですけど、今日は非常に国連の重要性を強調しておられていましたので、是非この辺を再度思い出していただければ、お答えいただければと思っています。
【次の発言】 多くても半年ぐらい前だと思うんですけど、我が国にとって最大の脅威は米国と中国の敵対的な摩擦だと私が質問したんですね。そして、先生が述べていた、……
○喜納昌吉君 私は、「美しい国、日本」というのは、日本一国ではなし得ないと思っているものです。なぜならば、もうこの地球上に六十五億人という人類が住み、この文明の浪費というものは、この地球の富がこたえ切れない僕は段階に達していると思っていますね。そして、人類というのは、もう未知なる世界、ジャングルとか海底をほとんど探検、冒険し尽くして、宇宙の神秘までも知り尽くそうとしている段階に達していると思っています。しかし、不思議なことに心の問題、特に民族的に言えばトラウマの問題としては、まだ手付かずというんですか、のような感じがします。 そこで、私、橋爪参考人に質問したいんですが、配付資料に含まれている……
○喜納昌吉君 一つ目に、北沢洋子参考人に質問します。 配付資料の二十三ページにある、世界の底流ブッシュのイラン攻撃は四月か、という北沢さんの文章の中にステルス爆撃機によるイラン攻撃計画が出ています。この記述を踏まえて質問します。 高性能の米空軍F22ステルス戦闘爆撃機十二機が二月十日から約三か月間、沖縄の米空軍嘉手納基地に配備されました。あらゆる可能性があるという意味で、嘉手納への配備がイラン攻撃のための事前配備である可能性を排除できません。 また、嘉手納基地へのステルス戦闘機配備とチェイニー米副大統領の来日は時期が重なります。副大統領が、イラン空爆のときは支持や後方支援をよろしくと安倍……
○喜納昌吉君 新緑風会の喜納昌吉と申します。 寺島参考人にお聞きしたいんですけど、配付資料九ページのロシアのエネルギー帝国主義化は、エネルギー需給の安定化に向けて、ロシアとの関係は重大だ、深慮と正面から向き合う覚悟が求められると強調しています。誠にもっともなことと思いますが、ならば、日本にとっての長年の懸案である北方領土返還問題は、今後の対ロ外交交渉上どのように位置付けるべきなのか。領土問題を事実上、一時棚上げしてまでエネルギーの供給源をロシアに確保すべきなのか、それとも領土問題に拘泥しつつエネルギー確保を目指すのか、いずれの政策がよいのか。 また、同じ論文の十一ページ、中国への対応、省エ……
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