このページでは広田一参議院議員の20期(2004/07/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は20期国会活動統計で確認できます。
○広田一君 私は、民主党・新緑風会を代表しまして、政府提出の平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案に対し、反対の立場で討論をいたします。 まず、いわゆる特例公債法案に反対する理由を申し上げます。 第一に、この法案は、政府のこれまでの財政運営の失敗に対する反省もないまま、将来世代に赤字をツケ回す象徴的な法案であります。 政府は、四年ぶりに国債発行額を縮減したと強調しています。しかし、その主な要因は、民間の自助努力により生じた税収の増加のおかげであることは言うまでもありません。また、三年ぶりの一般歳出の削減ができたのも、税源移……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。 私は、会派を代表しまして、ただいま御報告のございました証券取引法等の一部を改正する法律案外一案に対し、反対の立場から討論をいたします。 政府は、本法案の提案理由につきまして、金融・資本市場を取り巻く環境の変化に対応し、投資者保護のための横断的な法整備を行い、利用者保護ルールの徹底と利用者利便の向上などを図るとしております。これは、私たちがこれまで主張してきた考えに沿うものであります。しかし、横断の範囲、肝心の投資者保護の中身については不十分であり、到底賛同することはできません。 その最大の理由は、今最も被害の大きい商品先物取引について十……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。 私は、会派を代表しまして、ただいま議題となりました地方公営企業等金融機構法案に関しまして質問をいたします。 本法案は、いわゆる行政改革推進法に基づき、先ほど菅総務大臣から御説明がございましたように、今まで地方公共団体に低利かつ安定した資金を融通していた公営企業金融公庫を廃止し、それに代わって、地方が全額出資をし、類似の業務を行う地方公営等金融機構を設立するものであります。 そもそも政策金融改革は、平成十六年度末で約九十兆円ある貸出し残高を平成二十年度末までに対GDP比で半減させ、資金の流れを官から民へ改革をし、経済全体の活性化につなげて……
○広田一君 どうも、広田一でございます。 私は選挙中に訴えました三位一体の改革についてお伺いをしたいと思います。 私の地元の高知県のように非常に財政力が弱く、また産業基盤が脆弱な地域ではまだ実感はございませんが、日本全体の景気といったものは回復し、また経済成長が続いているというふうに言われています。こういった中で、景気減速の一番の懸念材料の一つが長期金利の上昇だというふうに思われます。その長期金利の上昇をもたらす一つの要因が国の危機的な財政状況であります。つまり、財政再建の見通しが厳しくなればなるほど長期金利は上がるというふうに言われています。こういった意味で、景気の面からも、国、地方併せ……
○広田一君 よろしくお願いします。民主党・新緑風会の広田一でございます。 まず、日・メキシコ経済連携協定締結に至る政府関係の皆さんのこれまでの御努力、御尽力に心から敬意を表したいと思います。この協定につきましては我が会派の方も賛成をいたしました。その意味で、今日は確認の意味で幾つか御質問をさせていただきたいと思いますし、また、時間に余裕があれば委員長始め委員の皆さんのお許しをいただいて財政問題について質問をしたいと思います。 まず、平成十四年七月に報告されました日・メキシコ共同研究会報告書の概要では、メキシコがNAFTA、EUとのFTA締結により日本からの輸出や現地進出企業に深刻な影響があ……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。どうかよろしくお願いします。 私は、まず金融先物取引における投資家保護についての基本的な考え方についてお伺いをしたいと思います。 まず、外国為替証拠金取引所は急速に拡大を続けております。株式会社矢野経済研究所によりますと、二〇〇〇年八十七億円の市場規模が、わずか四年後の二〇〇四年の見込みで二十三・三倍の二千二百億円に拡大をしております。一方で、直接の因果関係があるかどうかは分かりませんけれども、被害相談件数といったものも激増をいたしております。独立行政法人国民生活センターによりますと、二〇〇〇年わずか四件であったものが二〇〇三年には二百九十……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。 大臣始め皆様方、長時間お疲れさまでございますが、もうしばらくお付き合いをしていただきたいというふうに思います。 私はまず、この平成十七年度の予算案に対する評価についてお伺いをしたいというふうに思います。 谷垣大臣は今回の予算案につきまして三つの改善がなされたというふうなことを強調をされているわけであります。一つは一般歳出の削減、もう一つは国債の新規発行の減額、そして三つ目はプライマリーバランスの赤字縮小ということでございます。 大臣、先日、広野委員の十七年度予算案について点数を付けると何点だと思われるのかという質問に対しまして、点数は……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。どうかよろしくお願いをいたします。 まず、いわゆる特例公債法に関連しましてお伺いをしたいと思います。 この問題、特に国債発行について、国民の皆さんも分かりやすくて、先ほど私たちの若林委員の方からも御質問がございました小泉内閣における国債発行三十兆円枠についてなんですけれども、実は小泉内閣となりまして、当初予算を編成するようになってから一度も国債発行三十兆円枠というのは実現しておりません。確かに、この十七年度も、対十三年度ぶり、四年ぶりに国債発行額を減額したとはいいましても、まだそれでも三十四兆三千九百億円というふうになっております。 小泉……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。どうかよろしくお願いします。 まず、いわゆる根拠法のない任意共済についての規制について御質問をしたいというふうに思います。 私は、まず、今回質問をするに当たりまして、まず契約者、消費者の立場に立ってこの問題は考えなくてはいけない、そういうふうなことを思っております。そして、そういった中で、限られた中ではありましたけれども、私自身、実際に任意共済事業者であるとかその関係者、そして保険業界の方々の現場の声、こういったものも踏まえてお聞きをしたいというふうに思っております。 まず、任意共済の実態につきまして、これは先ほど山下理事の方からも御質問……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。どうかよろしくお願いを申し上げます。 谷垣大臣は、去る五月二十八日に母校東大の五月祭におきまして、後輩に対して以下のような趣旨で御発言をされております。財政規律の維持に闘志を持って挑んでいると、市場に受け止められるような改革が大事であるというふうな御発言をされておりますし、また、去る六月六日には財政制度等審議会の方から平成十八年度予算の編成の基本的な考え方について御報告もされたわけでございます。 そこで、まずお伺いしたいと思いますけれども、今年度、十七年度達成されましたいわゆる三つの改善、つまり一般歳出の削減と国債の新規発行の減少、そしてさ……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。どうかよろしくお願いをいたします。 法務委員会の皆様方には、このような場を与えてくださいまして誠にありがとうございます。そして、坂本、成宮両参考人におかれましては、本当に示唆に富むお話をいただきましてありがとうございました。 私は、ふだんは財政金融委員会の方に所属をしておりますので、今回の会社法の改正によりまして、中小企業を始め日本の会社の活動が活発になって、税収が増えて、今のこの危機的な日本の財政に少しでも寄与していただければというふうに期待をしているところでございます。 以下、それでは質問をさせていただきたいと思います。 まず、最低……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。 まず、午前中、自民党の小池委員の質問に対しまして、竹中大臣、過疎地の郵便局はなくなることはないという趣旨の御答弁をされました。私も小池委員と一緒の四国の高知の出身でございまして、大変意を強くしたわけでございますけれども、しかしながら、残念ながら、将来にわたっての郵便局を残す責任を持たれているのは竹中大臣ではございません。それは、それぞれが、民営化した会社等がいかにしてこの郵便局またネットワークを守っていくのかということが問われているわけでございまして、じゃ、それが本当に裏付けられるのかどうかということを検証……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。 私は、福井総裁始め日銀の皆さんに御質問をさせていただく機会は初めてでございますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 先ほど田村委員さんの方から御紹介がございましたように、福井総裁は大の阪神ファンということでございますけれども、実は私も阪神のキャンプ地の高知県の出身でございまして、ともに喜びを分かち合いたいというふうに思うんですが。 その阪神ファンの活気ほどではないんですが、いよいよ我が国の景気というものも回復基調に入ってまいりました。また、先行きにつきましても、福井総裁のお言葉をかりますと、景気は緩やかに、息の長い回復を続けていくだ……
○広田一君 どうも、民主党・新緑風会の広田一でございます。 横の連携が悪くて質問が重複する部分がございますけれども、気にせず、通告に従い質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 今回の銀行代理制度の見直しの意義につきましては、これまで代理店設置に際し、銀行の一〇〇%子会社などに限定したり専業義務を課すなど、銀行の支店とほぼ同一視した規制を行ってまいりました。このたび、これらの規制を廃止し、緩和することによりまして、製販分離を実現し、銀行経営の効率化や金融サービス利用者の利便性向上を目的としております。私は、今回の法改正の方向は賛成しつつも、先ほど来議論がござい……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。 本日は、四人の公述人の皆さんには本当に示唆に富むお話をいただきまして、感謝を申し上げます。 私の場合は一括をして御質問をさせてもらいまして、御答弁をいただければと思います。 まず、これからの公共サービスの在り方について四人のこれは公述人の皆さんにお伺いしたいと思います。 今回の簡素で効率的な政府、自治体を実現するということは、言うまでもなく手段でございまして、目的ではございません。本当の目的は国民また県民のための公共サービスの提供ということになろうかと思いますけれども、ただ、一口に公共サービスというふうにいいましても、先ほど来対比に出……
○広田一君 私は、民主党・新緑風会を代表して、政府提出の簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律案に対し、反対する立場から討論をいたします。 しかしながら、討論は簡素で効率的に行いたいと思います。 小泉政権は、民間でできることは民間に任せ、効率化を図るとしてきました。しかし、その民間の中に実は官僚の天下り団体が多く含まれており、効率化どころか無競争の随意契約が結ばれていることが国会審議を通じて発覚をいたしました。その金額は平成十七年だけで約一・四兆円にも上ります。 なぜこのようなことがまかり通るのか。それは、随意契約で法外な契約を結ぶ見返りとして天下りを受け入れさせる……
○広田一君 どうも皆さんこんにちは。民主党・新緑風会の広田一でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。 午前中の御質問とダブるところ多々あろうかと思いますけれども、御容赦願って質問をさしていただきたいと思います。 まず、本題に入る前に、ライブドア事件についてお伺いをしたいと思います。 この問題につきましては、いわゆる三千万円メールで今話題をさらっているところでございますけれども、ここではあるべき市場、資本市場の在り方という視点で御質問をさしてもらいたいと思います。 福井総裁は一月二十日の記者会見におきまして、このライブドア事件に関して、これは市場のキャパシティーの問題だけではなく……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。どうかよろしくお願い申し上げたいと思います。 私は税制、財政につきましては専門家ではございません。素人衆でございますんで、分かりやすい御答弁を是非ともお願いをいたしまして、以下、御質問をさせていただきたいと思います。 まず、所得税の定率減税の全廃の質問に入ります前に、自民党がさきの総選挙でマニフェストに掲げましたいわゆるサラリーマン増税についてお尋ねをいたしたいと思います。 谷垣大臣は、このサラリーマン増税はしないと、これはどういう、何ぞやという野党からの度重なる質問に対しまして、その心は、サラリーマンをねらい撃ちにした増税をしないんだと……
○広田一君 私は、民主党・新緑風会を代表しまして、平成十八年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案に対し、修正の動議を提出をいたします。その内容は、お手元に配付をされております案文のとおりでございます。 これより、その趣旨について御説明申し上げます。 社会保険庁については、全国各地の一等地に立派な事務所を構える社会保険事務局や、定義の不明瞭な福祉施設費による多額の支出、物品調達やそれから委託業務についての不透明な巨額随意契約など、これまで数々の無駄遣いが指摘をされてきたところであります。特に一昨年の年金国会では、これらの無駄遣いについて国民が広く認識するところとなり、怒……
○広田一君 どうも、民主党・新緑風会の広田一でございます。 本題に入ります前に、税関事務所など庁舎の耐震について気になる報道がございましたので、御質問をさせていただきたいと思います。 去る一月四日の読売新聞の報道によりますと、こちらにいらっしゃいます大塚委員の御地元でございます名古屋税関が入居いたしております名古屋港湾合同庁舎が、震度六弱の地震で倒壊する危険性があることが分かったとの報道がございました。この指摘が事実なのかどうか。 そして、あわせて、この名古屋港湾合同庁舎というものは、東海地震などが発生した場合、大規模災害のときには救助、救援の拠点となる施設で、官庁の中でも最も高い耐震基……
○広田一君 どうも、民主党・新緑風会の広田一でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。
まず、ライブドア事件に関連いたしまして、投資事業組合の規制に関してお伺いをしたいと思います。この点につきましては、昨日の本会議におきまして櫻井理事の方からも御質問がございましたけれども、与謝野大臣、今回の法改正によりましてなされる投資事業組合などへの届出、登録等の規制などによってライブドア事件のような投資事業組合を悪用した事件はある程度抑止、防止できるというふうにお考えなのか、御所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 こうした中で、やはりまず共有をさせていただきたいのが、今回のライブドア事件に……
○広田一君 私は、民主党・新緑風会の提出者を代表して、ただいま議題となりました金融商品取引監視委員会設置法案につきまして、その提案の理由及び内容の概要について御説明を申し上げます。 貯蓄から投資へ、間接金融から直接金融への流れを加速させることは、我が国経済の活性化を図る上で必要であります。 しかしながら、ここ数年来、証券市場に係る不祥事あるいは混乱がマスコミ等で報道されない日はありません。ライブドア事件に象徴されるように、多くの証券不祥事が個人株主に多大な損害や不安を与えてきました。こうした状況では、一部デイ・トレーダーを除いて多くの国民は安心して市場に参加することはできません。市場に厚み……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。 私は、二度目の御質問でございますので、前回御答弁を受けたことを踏まえまして、確認の意味を含めて再度御質問等をさしていただきたいと思います。 まず、消費者保護ルールの確立というふうな観点から、先ほど冒頭に尾立委員の方からもお話がございましたように、不招請勧誘の禁止について少し具体的にお伺いをしたいと思います。 まず、不招請勧誘が既に禁止されております外国為替証拠金取引におきまして、今回の法改正に伴って、現行法では適用になっております取引所取引が適用除外になるかもしれないということが数々の御答弁で明らかにな……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。 まず、山本大臣、後ればせながら、このたびの大臣御就任、本当におめでとうございます。私たちのふるさと、我がふるさと土佐の高知から待望の大臣が誕生いたしました。党派を超えてお祝いを申し上げたいというふうに思います。既に祝賀会等も何度かされているというふうに聞きますので、是非もし祝賀会等するのであるならば、また御案内等いただければ幸いに存じるところでございます。 さて、本論の質問に入ります前に、同じ金融被害ということで、この観点から、ベルル共済問題について御質問をさせていただきたいと思います。 この問題は、御……
○広田一君 おはようございます。民主党・新緑風会の広田一でございます。 それでは質問に入らさしていただきたいと思いますが、私は、今回の法案審議に当たりまして多重債務者の生の声を聞かさしてもらう機会がございました。偶然にもその中の一人に、山本大臣の選挙区、そして私の出身地でございます土佐清水の女性の方がいらっしゃいました。その方は妹さんの借金の保証人になってから多重債務者に陥ってしまったんですけれども、悲しいことに、残念なことにその妹さんは借金を苦に自殺をされました。そして、御本人も自殺も何度となく考えたということでございますけれども、自分の孫の顔を見たいということで今日まで何か頑張ってきたと……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。 本日は、公述人の皆さん、本当にありがとうございます。 それではまず、井口、猪股そして長田、三公述人に御質問をさせてもらいたいと思います。カウンセリング、相談に関連してです。 現在、いわゆる多重債務者というのは二百万人以上いるというふうに言われております。そのうち、実際に相談なりカウンセリングというものが受けることができるのが、先ほど井口公述人さんが御紹介いただきました宇都宮弁護士さんのお話によりますと、大体三十万人ぐらいだと。百七十万人の方がまだどこにも相談できずに多重債務に悩んでいる、こういった現状があるわけでございます。 私自身も……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。 まず、尾身大臣、予算委員会、また今日は財政金融委員会と、連日大変御苦労さまでございます。大臣の姿を見ていますと、我が国財政に対する責任感の重さとか財政再建に懸ける熱意というものを私自身ひしひしと感じておりますので、是非とも私の質問に対しましても率直に御答弁をしていただければと、このように思うところでございます。 まず、公債特例法に関連しまして、国債の利払い費についてお伺いしたいと思います。 この問題につきましては、去る十三日の予算委員会におきましても御質問させてもらいました。私、この件に対する問題意識といいますのは、平成十八年度の補正予……
○広田一君 どうも、民主党・新緑風会の広田一でございます。 私は、まず交付税特別会計につきまして御質問させていただきたいと思います。 そもそも特別会計といいますのは、離れですき焼きとか、尾立委員に言わせれば、地下室でどんちゃん騒ぎと言われているように、いろいろ言われているわけでございますけれども、しかしながら、交付税特別会計につきましては、これは国、地方負担分合わせまして約五十三兆円という隠れ借金というふうにやゆをされているわけでございます。 それで、本日は、総務省の方から土屋大臣政務官の方に御出席をいただいております。土屋政務官、これまず質問通告をしていないんで誠に恐縮なんですけれども……
○広田一君 おはようございます。民主党・新緑風会の広田一でございます。 それでは、早速質問に入らさせていただきます。 まず、十九年度改正の基本認識につきまして尾身大臣にお伺いをいたします。 関税定率法の改正におきましては、特に留意しなければならないこととして、いわゆる一見利益相反すると思われる事柄に対してどのように対処するのかということだろうと思います。すなわち、中国を始めとするアジア諸国の成長活力を日本に取り込むというふうな考えを持つ一方で、また水際対策、つまり国民生活の安全の確保のための通関の規制というものも重要であります。 以上のような通関の迅速、円滑化と通関の規制というところの……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。一時は定足数に足りるのかどうか冷や冷やしましたけれども、午後第一番目のトップバッターの質問をさしていただきたいと思います。 午前中の議論を聞いておりまして、自民党の中川先生、また我が会派の円先生のお話を聞いてたときに、やはりこれまでの政投銀さんの役割に対しては大変高い評価をしていると同時に、本当にその一方で完全民営化した後大丈夫なのかと、そういった心配の声も多く聞いたわけでございます。 私自身も政投銀さんには大変な大きな期待をいたしております。確かにかつては、そして今もそうかもしれませんけれども、第三セクター向けの事業というものが多くが不良……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。 専門家の尾立委員の後、素人の私、広田一が質問させていただきますので、お気軽に御答弁をしていただければというふうに思います。 先日、金融庁の企業開示課に教えていただいたことがございます。それは、山本大臣と私のふるさと、我が高知県に所在する監査法人の数なんですけれども、これは何とゼロでございました。そして、しかも高知にいる公認会計士さんの数は幾つかというふうにお聞きしますと、十一名しかいらっしゃいません。このことを一つ見ましても、この会計士の世界におきましても地域間格差があるかなというふうに改めて実感をしたわけでございます。 先ほど尾立委員……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。どうかよろしくお願いします。 私の方からも、冒頭、長崎市の伊藤一長市長の御冥福を心からお祈り申し上げます。同じ政治家として、また国民の一人として、この民主主義を否定する暴力、テロには屈しない、そしてそれを許さない、その思いを新たにして質問に入らさしていただきたいと思います。 それでは、まず、去る四月十六日の参議院本会議におきましての保岡議員の御発言に関連いたしまして御質問をさしていただきたいと思います。 葉梨議員のお言葉をかりますと、紳士淑女の集まる我が参議院議員があのような怒号とかやじが飛んだ、これはやっぱり考えていただかなければならな……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。 本日は四名の公述人の皆さん、お忙しい中、また貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございます。 それでは、早速、質問の方に入らさせていただきたいと思います。 まず、最低投票率に関しまして、相沢公述人、藤野公述人に御質問をいたします。 相沢公述人は最低投票率導入については反対だというふうなことでございますけれども、その一方で憲法改正には賛成であるという立場でございます。その憲法改正の賛成の一つの論拠として、国民世論の約七〇%が憲法改正を求めているというふうにおっしゃいました。それに対して、先ほど佐々木公述人の方からも御紹介がござ……
○広田一君 私は、民主党・新緑風会を代表して、衆議院送付の日本国憲法の改正手続に関する法律案に反対の立場から討論を行います。 国民投票制度とは、国民が憲法制定権力の担い手としてその権利を行使し、憲法改正をすべきか否かを判断するための制度です。よって、私たち国会議員の使命は民意を適切に反映する国民投票制度を整備することであり、そのことこそが憲法の基本原理の一つである国民主権を具体化するものであると考えております。国民が求める公正中立なルール作りのためには、憲法改正の中身をめぐる議論とは切り離し、つまり、護憲、改憲の枠を超えた幅広いコンセンサスづくりが必要であります。 私たちは今から二年前に、……
○広田一君 どうも、民主党・新緑風会の広田一でございます。私は、高レベル放射性廃棄物処分問題についてお伺いをしたいと思います。 実は、私はこの問題を大変複雑かつつらい心境で見ております。といいますのも、この問題の渦中の人物である東洋町長さん、実は私が県会議員のとき、東洋町と私の出身地土佐清水、これを結ぶフェリー航路の廃止問題がございました。このとき、二人でこの航路何とか残そうと一緒に頑張った仲でございます。その当時の町長さんの行動力、信念、大変すばらしく、私が本当に尊敬する政治家の一人でございます。そしてまた、今のこの文献調査に賛成される方、反対される方、それぞれのリーダー格には私のよく知っ……
○広田一君 おはようございます。民主党・新緑風会の広田一でございます。 まず、甘利大臣の方に御質問させていただきます。今日、ハワード・オーストラリア首相との会談があるということで、質問順位を変更させていただきたいと思います。 先週、私は、高レベル放射性廃棄物処分場は我が国のエネルギー政策上必要不可欠であり、この問題には正面から向き合うのが自分たち、私たちの世代の責務であるとした上で、今の国の公募を募るための多額の交付金政策の在り方、さらには公募方式の問題点について御指摘をさせてもらいました。甘利大臣は私の質問に対して、この公募方式はベターな方式だというふうにおっしゃっております。私も有効な……
○広田一君 どうも、広田一でございますが、どうかよろしくお願いします。 財政と景気という観点から御質問をさせてもらいたいんですけれども、先ほど来お話がございましたように、日本全体では景気の回復がされているというふうなお話がございました。地域に行きますと、まだまだばらつきがあるわけなんですけれども、全体的には景気の回復基調であるということです。 そういった景気の腰を折る要因が原油高とかと今言われていますけれども、あと幾つか挙げられるものの一つとして長期金利の上昇というものがあろうかと思います。また、長期金利の上昇をもたらす一つの原因が、国、地方合わせた危機的な財政状況にあるというふうに言われ……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。本日は誠にありがとうございました。 最後の質問です。香西参考人の方に、中期的な経済財政の見通しについてお伺いをしたいと思います。 この前の一月二十日に「改革と展望」の方が発表をされました。素人なりに見させていただいた率直な感想は、大変強気かつ楽観的であるというふうな印象を受けたわけでございます。 具体的には、二〇〇六年度にはGDPデフレーターで見ましてデフレが脱却をすると。さらには、危機的な状況にある公債等の対GDP比につきましても安定化すると。しかも、その理由が、名目経済成長が名目長期金利を上回るからであるというふうなことを述べられた上……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。 本日は、三人の参考人の先生方、誠にありがとうございました。 まず、黒川参考人の方に御質問をしたいというふうに思います。 先生が提唱されております二層の広域連携、私も全く同感でございます。そうした中で、ただ、一方で現在のこの日本という国のあらゆる面の交通体系というものは、交通マップを開ければ分かりますように、本当に東京中心にそれが放射線のようにすべてが形成されております。 そういった中で、確かに白いキャンバスに広域連携の形をつくっていくというのはできるかもしれないですけれども、今のこの現状を、どういった過程、プロセスを経て、先生が言われ……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。 本日は、両参考人の皆さん、本当にありがとうございました。 まず、岸本参考人さんの方に質問をさせていただきたいと思います。 このレジュメの生産技術の課題というところで、その一番目の、技術・技能を保有する企業の買収についての御説明がございました。 現に、この日本でも技術力の大変高い中小企業が買収をされているというふうなお話があったわけでございますけれども、まず今のこの実情に対する深刻さをどのようにとらえられていらっしゃるのか。と同時に、この流れというものは今後とも大きくなっていくというふうに認識をされているのか。そうした場合に私たちとして……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。 本日は、三人の参考人の先生方、誠にありがとうございます。それでは、質問さしていただきたいと思います。 まず、大竹参考人さんにお伺いをしたいんですけれども、最後の広い意味での雇用形態の多様化というところで、ボランティア、そしてNPOについてのお話が若干あったんですけれども、私もNPOというのは、二十一世紀の我が国の形を考えたときには必要不可欠なセクターというふうに思っております。アメリカなんかは、正確な数字はちょっと忘れましたけれども、七%以上ぐらいそういったところで従事されている方がいらっしゃるということなんですけれども。 今後、我が国……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。どうかよろしくお願いします。 本日は四人の参考人の方々、誠にありがとうございます。示唆に富むお話をいただきまして、大変参考になっておるところでございます。 まず、工藤参考人の方にお伺いをしたいと思います。 このニートの件に対して、冒頭のお話の中で、親、特に母親の役割が大きいということをお話の中で感じました。そういった中で、工藤さんのところでは保護者用向けの若者就労セミナーというものも何か取り組まれているというふうに聞いておるんですけれども、ここでの、このセミナーをやることによる効果と、そして課題というふうに感じられていることがあれば教えて……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。 本日は、三人の参考人の先生方、誠にありがとうございます。お三方に御質問したいんですけれども、時間の都合上、梅津参考人の方に御質問したいと思います。 先ほど来、JR西日本とかライブドアのお話が出ているわけなんですが、参考人のレジュメの方で、MBA教育の方法、その中でのビジネスで取り組む諸分野について、戦略、状況分析から倫理、ガバナンスまで挙げられております。それぞれ重要であり、それぞれ相互に関連性もあろうかと思いますけれども、特にこれから若い人材に求められていく資質の中で、これにあえて優先順位を付けるとすればどのようになっていくのか。逆に言……
○広田一君 やはり、成熟社会において何を守っていくのか、そして何を変えていくのかというふうな観点から少しお話をさせていただきたいと思います。 何を変え、何を守っていくのかということにつきましては、私たちは、やっぱり自分が生まれ育った地域に対して非常に誇りを私自身も持っております。そうした意味で、自分たちが育った共同体、コミュニティーといったものが、いかに守り、持続可能であるべきかということを考えていきたいなというふうに思っております。 実は私の地元でも、それをつくづく思ったのが、私の地元でも四年ぐらい前に水害が起きました。水害が起きて大変な未曾有の被害が起きたんですけれども、実は死者が一人……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。本日は両先生、誠にありがとうございました。 まず、稲田先生に御質問をさしていただきます。 今日は人間の安全保障ということを中心のお話でございましたけれども、先生自身はこの人間の安全保障に匹敵する、また、あるいは上回る影響力を持った概念として、ガバナンスを挙げられていらっしゃいます。今日もそれには若干お触れになってはおりますけれども。これは一九八九年の世銀報告で明らかになったということで、非常に言ってみれば短期間で急速に普及をしてきたんですけれども、それが非常に広い概念だったものが、実務的で具体的な内容になってきたというふうな御指摘をされてい……
○広田一君 民主党・新緑風会の広田一でございます。 本日は、北沢公述人、また富田公述人、大変お忙しいときに、また貴重なお話をいただきまして、本当にありがとうございます。 それでは、早速質問に入らさせていただきたいと思います。 先ほど愛知委員の方から、今の経済情勢、景気動向についてのお話があったわけでございますけれども、私が一点お伺いをしたいのが、昨日十四日の東京市場、日経平均株価が五百円超値下げをされました。二月末の上海発の世界同時株安、今度はアメリカ発で起こってしまったわけでございますけれども、この原因といたしまして考えられるのが、米国市場で個人向け住宅ローンの焦げ付き問題、サブプライ……
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