このページでは犬塚直史参議院議員の20期(2004/07/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は20期国会活動統計で確認できます。
○犬塚直史君 私は、民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。 ただいま議題となりました旅券法及び組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律案、これについて関係諸大臣に質問をいたします。 旅券の誕生は明治十一年、今現在、日本で有効な旅券の数は三千四百万冊に上っております。一ドル三百六十円の時代には本当に渡航するのは珍しかったが、今では、この平成のこの期間だけでも日本全国で二億三千万人の人たちが海外に渡航をしております。正にこういう時代になりました。昨年、二〇〇四年の旅券の盗難、紛失は五万件、不正使用は二百九件、対策が今求められております。いわゆるIC旅券の導入が審……
○犬塚直史君 ただいま議題となりました在日米軍駐留経費特別協定につきまして、民主党・新緑風会を代表して関係各大臣に質問いたします。 この協定は昭和五十三年に、日本人基地従業員給与の一部を支払う形で、当時の金丸防衛庁長官が思いやりの心を持って始めた協定であります。こうした地位協定枠外の負担は、当初六十二億円だったものが、その後累次の改定によって現在では一千四百億円以上に膨らんでいます。米国でも、この思いやりという言葉を直訳して、そして、同情予算とするわけにもいかないらしく、そのままオモイヤリヨサンと呼んでおりますが、日本の納税者にとっても何が思いやりなのかよく分からぬ予算であります。 駐留に……
○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史です。 会派を代表して、議題となりましたテロ特措法の延長に反対の立場から質問を行います。 本題に入る前に、まず憲法改正に対する総理のお考えを伺います。 私は、安倍総理と同じ昭和二十九年生まれで、小学校時代の給食では脱脂粉乳を飲んで育ちました。国際機関の援助を受けていた日本が経済成長を遂げた戦後の時代であります。 その戦後生まれの総理が、憲法改正の理由として当時の日本が占領下にあったことを幾度となく指摘されています。しかし、占領下の国会でどんな審議が行われていたのか。日本国憲法の制定国会においてこれを審議した衆議院憲法改正特別委員会の芦田均委員長の……
○犬塚直史君 ただいま議題となりましたICC、国際刑事裁判所のためのローマ規程の締結、そしてその関連法案につきまして、民主党・新緑風会を代表して、関係各大臣に質問いたします。 一昨年の三月三十一日、スーダンの状況が国連安保理決議一五九三によってICC、国際刑事裁判所に付託をされました。国連によると、二〇〇三年以来、ダルフールでは二十万人が虐殺され、合計二百五十万人が難民となっており、現在でも完全に国際的な支援に頼って生活をしております。 決議採択に当たって、当時安保理非常任理事国であった我が国は賛成票を投じました。十二か国が賛成、反対ゼロ、そしてアメリカ、中国を含む四か国が欠席をしましたが……
○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史です。 私は、会派を代表して、イラク特措法の延長に反対の立場から討論を行います。 民主党は、自衛隊派遣を直ちに終了させるよう、今般、イラク特措法廃止法案を提出いたしました。 日本政府の対応には全く主体性、積極性が欠けており、結局のところ、米国の出方次第というやり方であります。主張すべきことははっきりと国際法に基づいて主張する態度が信頼されるのであり、ただ同盟国に付き合うような外交を続けていれば、結局は同盟国の信頼を失い、国際社会の信頼を失い、そして我が国の国益を失うものであります。 以下にその理由を順次述べてまいります。 第一に、対イラク武力行……
○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。
川口外務大臣にお尋ねを申し上げます。国際刑事裁判所、ICCについての我が国の取組についてでございます。
今までの一連の御答弁の中で、おおむね我が国はICCの設立に向けて一貫してこれを支持し、そして積極的なリーダーシップを発揮されてきたという答弁をされております。また、その後の林条約局長のお話では、このICCの採択の経緯における積極的な姿勢は今でも変えていないというふうに答弁をしておるんですが、この件についてまずは確認をしたいと思います。そのとおりでよろしいんでしょうか。
【次の発言】 今、外務大臣、署名をまだしていないとおっしゃいましたが、残念なが……
○犬塚直史君 おはようございます。民主党の犬塚でございます。 先般来、全国の各級、六団体の首長さんあるいは議会の方たちが、皆さんのところにもお越しになっていると思うんですが、今話題になっております三位一体に対する不安感、不信感というものを非常に強く表明をされている。そうした中で、この前の一万人集会ですか、あそこでもやじが飛びまして、総務大臣頑張れよというやじが飛んだと私は聞いておるんですけれども、正に地域の味方としての、守り神としての総務大臣に今日は中心に質問をさせていただきたいと思っております。 さて、この投信の窓口販売について、十一月の二十五日、衆議院の委員会のこの記録を読ませていただ……
○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。
本題に入る前に、この邦人の誘拐につきまして、先ほど外務大臣がお答えの中で、こういう軍人以外の、コントラクターと呼ばれているそうですが、この人たちの数は万単位いると聞いておるというふうに先ほど言われたんですけれども、実際の数は本当に把握されてないんでしょうか。そこからまずお願いします。
【次の発言】 これは通告していないんですが、私がこういう事件がありましたので今朝慌ててインターネットで見ただけの話なんですけれども、過去三年間にこのコントラクターと呼ばれている方たちの死亡、これが二百三十四名発表されているんですね。
この資料を見ますと、……
○犬塚直史君 民主党の犬塚直史でございます。今日はこの外交防衛委員会で初めての質問をさせていただきます。 私は、実は十八年間ハワイの方で仕事をしておりまして、ああいう太平洋の真ん中において仕事しておりますとまあいろいろと考えさせられることがございまして、特にハワイはイーストウエストセンターですとか東西の懸け橋のような地理的な位置がございます。 多分この委員会の皆さん御存じだと思うんですが、四四二部隊という有名な日系部隊があったんですけれども、多分御存じだと思うんですが、パープルハート大隊といいまして、第二次世界大戦で最も死傷者が多かったという大隊でございます。こんな話、何でしているかといい……
○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。 今日は、防衛計画の大綱、この新大綱について質問をさせていただきますが、まず、安全保障と防衛力に関する懇談会、この答申の中に一つ気になる部分がありまして、一ページ目の一番初めに書いてあるんですが、「最後の海軍大将として知られる井上成美は、太平洋戦争開戦の年に大艦巨砲の建造を求める軍令部の膨大な予算要求に対し、「明治の頭を以て昭和の軍備を行わんとするもの」と断じ、」、これを批判したと、こう書いてあるんですね。で、このことが今回の懇談会の議論を進めるに当たって常にそのことが念頭にありましたと、こういうふうにここに書いてあるんですね。 私はすごく不思議だっ……
○犬塚直史君 小川参考人にお伺いをいたします。 日米関係の平和化というキーワードを今日はいただいたような気がします。日米関係をどういう形で発展あるいは平和的に持っていくのかという一つの大きなお話だと思うんですが、私は、昨年オランダに行ったとき、オランダやフィンランドやカナダなんかはすごく国連の平和維持活動に熱心な、御存じのとおり、国なんですが、お話を聞いていると、どうも国民の間に非常に大きな理解があって、言わばセンス・オブ・ミッションといいますか、そういうものがあるということを聞いたんですけれども、いや、普通は国益で動くのがこういう世界であって、センス・オブ・ミッションなんていうことは本当に……
○犬塚直史君 柳井参考人に一点だけお尋ねをいたします。 ODAの先進国のGDP〇・七%という目標が最近何か、もうもちろん北欧なんかで達成している国もあるんですが、特に日米では何かあきらめムードという雰囲気が私は出てきておると思うんですけれども、そうした中で、じゃ、それに代わる、さっきおっしゃったアフリカやアジアの諸国を支援する資金をどっかから持ってこなきゃいけないと。じゃ、そのために今いろんなアイデア出てきておりますね。IFFだとかトービン税だとかいうのがまた蒸し返してきたと。私は、そのトービン税なんかは非常にいいアイデアであって、正に政治的なリーダーシップを発揮しなきゃいけないんじゃないか……
○犬塚直史君 話題変えまして、日本の社会保障協定の締結に関する質問を町村大臣に申し上げます。 これは、この社会保障協定をじっくり読ませていただいたんですが、一見非常に地味に見えるこの協定ですが、大変大切な協定だというふうに感じております。 大臣、今のところこの協定は大企業の人たち、日本が特に派遣をされてその大企業に所属しながら表で働く人たちを想定をして、五年という期限の中でお互いの国の社会保障を認め合うような設定になっておるんですが、まず、大臣のこれからのこの社会保障協定に関する取組の決意といったものをお伺いしたいんですけれども、将来的には大企業だけではなくて、専門的な技能を持っている人た……
○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。 ただいま議題となりました、まず本体条約としまして国際的組織犯罪防止条約、この下にあります、本日は人身取引議定書と密入国議定書について質問させていただきます。 まず、全体の流れを一度確認をしておきたいんですが、この本体条約の下に本来であれば三つの条約があって、三つ目が銃器取締り議定書であったと。そして、この三つの議定書の上の二つといいますか、今日議題になりました二つの署名が二〇〇二年十二月にされ、そしてそれに基づいて内閣官房の方で人身取引対策行動計画というものをお作りになり、そして、これに基づいて法整備、予算措置、省令の改正、連携、指導……
○犬塚直史君 この法案を審議するに当たりまして、今日は警視庁の方、それから官房の情報セキュリティ政策会議の方にも来ていただいているんですが、やっぱり一番今日は私は話題にしたいのは統合運用ということでございます。 統合運用、新しい脅威がある、そして多様な事態がある、これに対処するためにはどうしても統合運用しなきゃいけないという考えはよく分かるんであります。しかし、今、大野長官言われたように、完璧ではない中でどういうふうにベストを目指していくのか。しかも、相手は核弾頭付けてくるという可能性もあるわけですから、これはマストのことであると。一発たりとも許してはならないという事態に、一体何がベストなん……
○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。 西山参考人にまずお伺いします。 先ほど来、野球の例で大変分かりやすく御説明いただいておると思うんですが、バッターには目があると。同じようにボールにも目があると考えてもいいと思うんですね。そうしますと、このミサイル防衛というのは、結局、目と目の争い、端的に言うと情報の争いではないかと私は思っておるんですが。 そこで、質問なんですけど、例えば日米の共同開発をするときに、これから、その目という意味からいくと、赤外線シーカーだとかミサイルに搭載しているチップだとか、あるいはもっと大事なのは、今議論をしているのが自衛隊の統合運用あるいは日米の統合運用、こう……
○犬塚直史君 民主党の犬塚です。 今日は、防衛庁設置法の一部を改正する法案の主に統合運用に関して、しかも、その狭義の自衛隊の中だけの統合運用ではなくて、やっぱり各省庁あるいは米軍との統合運用にまで広げた広義の統合運用という視点から質問をさせていただきます。 まず、迎撃ミサイル発射の指揮命令系統について、一体だれが決心をして、だれがボタンを押すのかということについて質問いたします。 ここにあります五月七日の読売新聞によりますと、原則は府中の航空総隊司令部司令官がモニター画面で着弾地点が日本の領域と重なっていることを確認の上、発射を指示すると。司令官がモニターの前にいないときはイージス艦艦長……
○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。 本日は、国際刑事裁判所、ICCについての我が国の取組について、しっかりとしたお話を伺いたいと思っております。 皆さん御存じだと思うんですが、この国際刑事裁判所、国際司法裁判所ではありません、ICCは、正に力の支配とか、あるいは恐怖の支配、これをやめて、本当に法の支配を作ろうじゃないかという、人間の長年にわたる取組の、前世紀から今世紀にわたる一つの大きな果実だというふうに言われているわけです。 そうした中で、まずは、本題に入る前に、今、イラクの方で大変重大な事態が起こっておりますので、外務大臣にお話を伺いたいんですが、今回の選挙、このスンニ派に受け……
○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。
今日はまず、二〇〇一年の初頭に当時の森総理が鳴り物入りでスタートいたしましたIT、e―Japan構想についてお伺いをいたします。
そのときの目的としましては、我が国が五年以内に世界最先端のIT国家になるという目標を高く掲げられたわけでありますが、いよいよ今年、年末で五年になります。
IT担当大臣にお伺いします。本当に今年じゅうに世界最先端のIT国家になるんでしょうか。
【次の発言】 今総括をしていただきまして、おっしゃっていただいたIT政策パッケージ二〇〇五、こちらにあるんですが、確かにインターネットは世界で最も安く速くなり、また電……
○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。 都内のある大手の百貨店、名前申しませんが、一店舗で一万人の雇用者がおります。その中身をよく見ますと、正社員は二千人、残りの八千人はメート社員と呼ばれておるんですが、要はパートでございます。この会社だけのことを言っているんではないんですけれども、いろいろな呼び方をして、パートの人たちが八割を占めておられる、何十年働いても時給は変わらない、そして昇進のチャンスもない。ここのところに今手を付けないと本当に日本の経済活性化するということは私はないと思うんですよ。 六十年間、どこをどう見てもこの上の正社員の二割の人たちを私たちの国は応援してきた……
○犬塚直史君 おはようございます。民主党・新緑風会の犬塚直史です。 今日は、九月十六日の国連総会特別首脳会議で採択された成果文書を中心に、我が国が国連を通じて平和構築にどういう貢献をしていくかということを中心に質問したいと思うんですが、その前に、ちょっと気になる話題が二つほど出てまいりましたので、これから先にお伺いしたいと思います。 まず、アメリカ大使館が借地料を未納だと、九七年まで、しかも月額で二十万円しか払っていなかったというニュースがございました。 これは敷地が一万三千平方メートル、あの広大な敷地、一等地、しかも使われていないものではないにもかかわらず、この前回、社民党の照屋議員の……
○犬塚直史君 伊勢崎先生に何点かお尋ねしたいと思います。今日はありがとうございました。一万何千キロ離れたこの最後方の会議室でいろいろ現場のことを話すのはいかに難しいかということを今実感しております。 まずお伺いしたいのは、DDRのステップワンの軍備調査を始めるときなんですけれども、まず、そもそもアメリカの軍隊は戦争がマンデートであると、そういうところに行って調査の受入れをするという合意を取り付けるというのは何か非常に難しいことだなと思うんですが、その辺は、どういうふうにしてこの合意を取り付けたかというのがまず一点でございます。 そして次が、信頼醸成のかなめになるのが中立な停戦軍事監視団の存……
○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史です。 先ほど三浦委員の方からもお話がございましたように、先週、当外交防衛委員会で参考人を招致をいたしまして、アフガニスタンあるいは東チモールの現場で長年にわたってDDRを中心とした現場の活動をしている伊勢崎教授をお招きしてお話を伺ったところでございます。 痛感いたしますのは、現場の活動というものはやっぱりNGOの人たちが非常に大きな力を持ってやっておられると。しかも、ジャパン・プラットフォームを中心として、本当に我々の目に見えないところで随分頑張っておられるんだなということを実感をいたしました。 今日はそうした、先ほど来防衛庁長官からもお話ありま……
○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。 今、正に世界規模の米軍再編が行われている中で、日本が我が国の国益をどう守ってこれに交渉をしていくのかという視点に立って今日は質問さしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 まず、本題に入ります前に、三月二十三、二十四に行われました日米協議、審議官級協議が行われて、実はこれ、この資料を私も今朝いただいたんですけれども、日本側からは金澤防衛庁防衛局次長、そして梅本外務省北米局審議官、米側からはローレス国防副次官が参加と書いてありますので、今日はお二人ここに来ていただいていると思いますので、ちょっとこの会議の内容について御報告いただけ……
○犬塚直史君 おはようございます。民主党の犬塚です。 今、世界的な米軍再編行われているという中にありまして、ますます日本とアメリカとの統合的な運用といいますか、協力関係が深まっていくという中にあって、今日の質問は、日本は常に武力行使の正当性を持つべきではないかと。どんな事態にあっても、やっぱり国際社会に認められるようなしっかりした理念といいますか、戦略というか、武力行使を行うに当たっての正当性というのがますます問われるんじゃないかという視点から今日は質問をさせていただきます。 今朝なんですけれども、今朝の会議で実は沖縄の方々に、これは民主党の会議なんですけどね、沖縄の方々にお会いをしまして……
○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史です。 まずは、お手元の資料をごらんになってください。これ、最新版、平成十八年三月に出された原子力白書からそのまま取ってきた資料であります。 ごらんになるとよく分かるんですけれども、核燃料の物質移動量、平成十六年度だけを見ても、とても日本の国内だけで考えが収まるような話ではないと。天然ウランの輸入に始まってその廃棄物の処理に至るまで、この件に関しては、もうあらゆる国とのかかわりが出てくるということはもう一目瞭然であります。 特に、先ほどお話もありましたこの左側の丸の上の「実用発電炉」、いわゆる軽水炉と言われている原子力発電所から出てくる使用済みの燃……
○犬塚直史君 テロ特措法半年延長の本題に入ります前に、まず、先般の当委員会において額賀防衛庁長官が報告をされました、ラムズフェルド長官と合意に至った、合計で百二・七億ドル、そして日本側の負担が六十・九億ドル、円にすると約七千億円、我が長崎県の一年間の予算に当たる、そして外務省の一年間の予算にも匹敵するような、この大変な金額を合意をされて帰国されてきたわけなんですけれども、まずこの件について質問さしていただきます。 まず第一点なんですが、この合意に当たって、一体防衛庁長官は、これだけの金額の合意をするに当たって、どれだけ総理大臣あるいは関係閣僚の了承を得てから、どういう権限を持ってアメリカに渡……
○犬塚直史君 本題に入ります前に、先ほど話題となりました八年間で二兆円の経費が掛かるという守屋防衛事務次官の発言につきまして、今防衛庁長官が遺憾であるという表現をされたんですけどね。遺憾であるというその中身をちょっと伺いたいんですけど、遺憾ということは、この守屋事務次官が、事務次官といえば防衛庁のトップ、トップですから、この防衛庁のトップが根も葉もない数字を言ったのかと、それで遺憾と言われているのか、それとも、そうではない、余りにも細かいことを言い過ぎだと、それで遺憾と言われているのか、どちらなんでしょうか。
【次の発言】 今イメージとおっしゃいました。でも、今までの御答弁でも何度もイメージと……
○犬塚直史君 今日は、ODAを使った武器供与についての質問をさしていただきたいと思いますが、まずは本題に入る前に、昨日の新聞記事、これは大手新聞の一面トップの記事なんですが、「対インドネシアODA」、非常に大きいですね、「「不透明」入札やり直し」と、津波復興、相手国の指摘でやり直したというような、これは一面なんですけど、そして社会面にも、再入札に疑問の声と、現地企業、技術力に不安というような記事が大きく載っております。
まずは事実確認からさしていただきたいんですが、このような事実があったんでしょうか。
【次の発言】 今お答えいただいた趣旨は、今日の民主党の朝の外交防衛の部門会議でも外務省の名……
○犬塚直史君 本日はわざわざお越しいただきましてありがとうございます。 限られた時間ですが、三点ほど、一つずつ区切って御質問をしたいと思っております。 たった今、国民参加型のODAという御質問ありましたが、私も有権者の理解を得るために一体どういうふうにしたらいいのかと、多分これが最も大事な視点の一つだと思います。今、ここにも国連のミレニアム開発目標、二〇一五年までに〇・七%という目標を達成するという合意がなされたわけなんですけれども、実際に選挙区に戻りまして国連のこういう目標の話などはとてもとてもできる雰囲気ではない。これだけ生活が苦しいのに、特に地方に行きますと、これだけ苦しいのに一体ど……
○犬塚直史君 委員の皆さん、大変お疲れさまでございました。 JICAの緒方理事長が、就任以来、現場主義ということをずっとおっしゃっておられて、しかも言葉だけではなくて、東京に使うお金ではなくて、事務所を増やすのであれば現場に事務所を増やす、そして、人を増やすのであれば現場に人を増やすということで就任以来やってこられたというふうに私は理解をしております。 そこで、委員の皆さんにお伺いしたいんですが、特に浮島委員が声の聞こえる援助というような表現をされて、青年海外協力隊及びシニア海外ボランティア、これは理事長もおっしゃっていたことなんですけれども、実際にJICAが現地に事務所をつくって本当に現……
○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。 今日は、農林水産委員会の大変貴重なお時間をちょうだいをいたしまして、カネミ油症問題についての質問をさせていただきたいと思います。まず、御配慮いただきましたことを心からお礼を申し上げます。 皆さん、多分もう御存じだと思うんですが、若干背景を御説明申し上げます。 一九六八年、昭和四十三年ですので、東京オリンピックから四年後になります。正に日本が高度成長をひた走っていた時代に、日本の食品安全にとって非常に重大な事件が起こりました。まず、原因不明の鶏の中毒が西日本を中心に二百万羽起こりました。そのうち四十九万羽が死んでしまうという事件が起こ……
○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。 BSEや鳥のインフルエンザ、不安が高まる中で、どのようにして国民の食の安全を守っていくかという観点から、カネミ油症の問題を取り上げたいと思っております。 このカネミ油症の問題、三十八年前起こった未曾有の食中毒事件でありますが、このときの、本当に新しい未知の病因物質があったために非常に初動が遅れてしまったという事実があります。今で言いますとBSE、鳥のインフルエンザ、それから、これからどういう病気が出てくるか分からないという中で、過去に我々が、PCB、ダイオキシンの複合の被害という正に人類始まって以来の被害を受けた我が国がどのような対応をしたかという……
○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。
引き続きまして、私は雇用の年齢差別撤廃という観点から質問をさせていただきます。
今国会いろいろな視点から格差の問題が論じられてまいりましたが、私はこの中でやはり一番今注目しなければいけないのは、一つには雇用の年齢差別の問題ではないかと思っております。
そこで、まず事務方の方で結構ですから、雇用対策法第七条、これを少し御説明いただけますか。
【次の発言】 この雇用対策法第七条、雇用の年齢差別を禁止をすると、そういう趣旨の法律なんですが、大臣も先ほど御自分の経験から、一たびリストラされたときの厳しさということをちょっとお触れになりました……
○犬塚直史君 民主党の犬塚直史です。
カネミ食中毒事件について質問いたします。
厚生労働大臣、三月九日の当委員会で調査を約束されました食品衛生法五十八条に基づくこの事件の調査報告書、見付かりましたでしょうか。
【次の発言】 ありがとうございます。
お手元の資料をごらんください。
今大臣おっしゃっていただいたように、この左側の欄を見ていただくと、一都二府五市二十一県、この自治体長が厚生省への報告が確かに義務付けられているわけであります。三十一日までに是非これをお願いしたいんですが、ただ不思議なのは、二週間前に調査を多分指示されたと思うんですけれども、その省内に一部も見付からなかったんでし……
○犬塚直史君 民主党の犬塚です。 今、麻生大臣の方から、日本の核保有については法的に無理だと。しかし、なぜ持たないのかという議論はしても、しっかりする必要があるんじゃないかと、逆に納得しないとおかしいんじゃないかというお話があったんですが。 そこで、一点ちょっと大臣の御意見を聞きたいんですが、核に対する抑止力で、仮に日本が核を持つことは意味があるとすれば、相手が日本の核に脅威を感じるという大前提があると思うんです。ところが、今おっしゃったように独裁者の心理というのは全く分かりませんので、果たして米ソのときのように相互確証破壊というのは私はとても成立するとは思わない。つまりは、日本が核武装を……
○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。 今日は、テロ特措法一年延長反対の立場から質問をさせていただきますが、昨日の質問のブリーフのときに、今日使う資料をこれすべてコピーをお渡ししてありますので、まあ新聞記事とかあるいはNGOのレポートとかいろいろあるんですけれども、もし内容について真偽が、ちょっとおかしいんじゃないかとかいうことがあったら昨日のうちに知らせてくれというふうに通告をしておきましたので、多分大丈夫だと思うんですが。 実は、昨日、通告のブリーフをやった後に、また新聞記事のインターネットの配信が二件ほどちょっと気になるものが出てまいりまして、この分についてのみはちょっと通告してい……
○犬塚直史君 民主党の犬塚直史です。 今回の防衛庁を省に昇格させるというこの法案の審議なんですけれども、私はどうしても、専守防衛の自衛隊を表に出すに当たって、今まではいろいろな形でやってきた国際平和協力業務、これを省昇格を機に本来業務にしていくんだという、こういうお話であるわけですが、どうしても今までの、今日の議論も聞いておりまして納得ができないんです。 それは、まず第一に、午前中の議論にもありましたが、国内外を含めていろんなみんなに不信感を持たれていると。それは、ゆえのあるものもあればないものもある。例えば、徴兵制や予算の歯止めの利かない拡大ですとか、あるいは核武装するんじゃないかという……
○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。 今日は防衛庁の省移行法案につきまして質疑をさせていただきます。 御存じのように、この防衛庁設置法の一部を改正する法律案は関連法案が八十三本ございまして、その中の自衛隊法を今手元に、ここにあるんですが、専守防衛の自衛隊を表に出すと。旧自衛隊法の第三条、自衛隊の任務のところは、正に自衛隊は、我が国の平和と独立を守り云々と、要は専守防衛であると。そして、もう一つは、公共の秩序の維持に当たると、こう書いてあるわけでございますが、新自衛隊法の三条二項の二を見ますと、やっぱりこれを外に出すときにはどういう考え方で出すのかということが書いてあるわけ……
○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。本日は、大変貴重なお時間をちょうだいしまして感謝申し上げます。
さて、今話題となりました特定船舶入港禁止特措法は、正に安全保障上の観点から特定船舶を入港禁止するという我が国初めての規定だというふうに理解をしておるんですが、まず、この理解でよろしいんでしょうか、外務省、お願いします。
【次の発言】 この法案は、平成十六年六月一日、この当委員会の委員長提案として提出をされたものでありまして、特にこの入港禁止を我が国独自の意思決定として行うという、我が国の平和と安全の維持のために大変重要な外交上の決断だというふうに私は理解しておるんですが、この……
○犬塚直史君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○犬塚直史君 今、先ほど山内先生の方から帰国後の再就職という、私、大変大事な話だと思うんですけど、御提起があったんですが、私もアフリカに行った際に、全部で五十二ですか、国のうち大使館が半分、二十一ぐらいしか日本大使館はないというふうな状況の中で、しかもその大使館におられる方は大体三年か四年ぐらいで場所を変わる。で、三年、四年ですから、働いている間はやっぱり帰国を前提にしてやりますので、いつも東京の方を見ていると。海外で、例えば現地雇用の方と会うと、非常にその国、その地域が好きで、しかも専門性を持ちたいという意欲のある方が多いんですが、いかんせん非常に雇用期間が短い。 先日、実は東京でグローバ……
○犬塚直史君 民主党の犬塚直史でございます。
まず、麻生大臣に伺いますが、大臣所信を読ませていただいて、この中にNATOとかEUとかいう言葉が一言も出てなかったんですけれども、これは私は何かちょっと、どうしてなのかなと思いまして、昨日は外務省の人にも聞いたんですが、まあ分量の問題だとか、あるいは自由と繁栄の弧という文言が入っているからとかいう話を聞いたんですけれども、どうも釈然としないんですけれども、まず大臣の方からどうして入っていなかったかということについて、何かありましたらお願いします。
【次の発言】 おっしゃるように、一昨年はスケッフェルNATO事務総長が来日された、我が国の統幕議長も……
○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。 まず、国際熱帯木材協定について質問いたします。 この協定、当初、熱帯木材の価格と供給の安定を図るために国連の貿易開発会議などで検討されていたんですけれども、九二年の地球サミットを契機にしまして地球環境の問題の視点から取り扱われるようになったと。今回の協定は、昨年の一月二十七日、各国政府国際機関担当百八十名が集まって採択をしたものが二月十六日にニューヨークの国連本部で大島大使が署名を行ったということなんですけど、しかし、中身について少し見ますと、違法伐採についての国際的な定義が存在しないなどと問題を抱えているようなんですけれども、まずは大臣に、この分……
○犬塚直史君 民主党の犬塚直史です。
引き続きまして、ICC、国際刑事裁判所についての質疑を行います。
今ちょうどお話があったところですけれども、国内法で、今回の条約ですね、犯罪化の義務がないということで、今議論があったような内容の話になってくるんですが、この三つの重大犯罪、集団殺害犯罪、戦争犯罪、人道に対する犯罪、これをやっぱり国内法でも規定すべきではないでしょうか。
【次の発言】 そこで、私は素朴に疑問に思うんですけれども、今まで歴代の外務大臣に何でICCを早く締結しないんだということを聞くと、必ず同じ答えが返ってきた。それは国内法の整備という話でありました。
その国内法の整備もどこ……
○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。 この法案の審議に先立ちまして、昨年の夏、機会をいただきまして、米太平洋軍のハワイの司令部を訪問する機会をいただきまして、ちょうどリムパックという演習の真っ最中でございまして、相手は大変忙しかったと思うんですが、大変丁寧に御案内をいただきまして、特にカネオヘの八千名いるという海兵隊の基地も詳細に御案内をいただきました。非常にオープンで、好印象を受けて帰ってまいったわけなんですけれども。 昨年の五月の、2プラス2ですか、一日発表された2プラス2のこの資料を見ておりまして、そのときの麻生外務大臣、額賀防衛庁長官、そしてライス国務長官にラムズフェルド国防長……
○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。 いよいよ米軍再編の法案の審議も大詰めに入ってまいりました。私は、前回いろいろと、SPEなんかを中心に、いかにして安く将来性見える形でこういう事業が展開できるのか、あるいは経費節減のためどうしたらいいかという視点で質疑をさせていただいたんですが、今日二回目なんですけれども、これやればやるほど、この米軍再編をして日本がこれからどういうふうになっていくのかなという疑問がやっぱり、そもそもになってしまうんですが、出てくるわけであります。 二〇〇四年、私が当選させていただいたんですが、そのときの大きな争点の一つがやっぱりあのときのイラクに対する自衛隊の派遣で……
○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。おはようございます。 早速、この防衛省設置法の一部を改正する法案のまずは経緯のところから確認をさせていただきたいんですが、何でこの法案が上がってきたかということなんですけど、昨年の一月三十日に防衛施設庁関係者三人が競売入札妨害容疑で逮捕されて、その二日後には参議院の予算委員会で当時の額賀防衛庁長官が、既にこのときに施設庁を廃止すると、こう二日後には明言をしたわけですね。私は、これは、私も当委員会におって、たしかあれは翌日、一月三十日の翌日にやはり額賀長官が施設庁を廃止すると、こう明言したと私は記憶をしているんですけど、まずこの確認をさせてください。この……
○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。 今日は民軍連携を中心に質問をしたいと思いまして、資料も用意してまいりました。今、お手元にもその関係、民軍連携の話の資料を今お配りしている最中でございますが。 本題に入る前に、まず、実は今日私もこれをいただいたんですけれども、ニューヨーク・タイムズの記事で、今日の話に大変関係があるところなんですけれども、米軍の新しい調査、アメリカの調査で、五月にでき上がった調査によると、バグダッド周辺の四百五十七地域のうち、市民とか住民の安全を確保できる、あるいは米軍とか、あるいは国際的に協力をする武力集団による影響力を行使できる、物理的な影響力を行使できるという地……
○犬塚直史君 おはようございます。民主党の犬塚でございます。 今日は、ただいま趣旨説明がありました東アジアのシンガポールとタイ、そして中南米のチリと、この三本のEPAの締結について質問いたします。民主党は基本的に賛成でありますけれども、今日ここに、これほとんどシンガポールの資料は入っていないんですけれども、この二本の経済連携だけでもこれだけの資料を用意しなければならないと。大変な作業だと思うんですが、これを今後とも積極的にやっていただきたいと。民主党は基本的には賛成の立場であります。 しかし、今後この東アジア、南アジア、特にASEANとのEPAの締結まで視野に入れておるということで、例えば……
○犬塚直史君 民主党の犬塚直史でございます。
核によるテロリズムの行為の防止に関する国際条約の締結について承認を求めるの件について、まずテロの定義について我が国の見解を伺いたいんですけれども、核によるテロリズムの行為と、タイトルこう書いてあるんですけれども、この第一条から第六条を見ましても、テロリズムが何であるかという定義がまずないと。国際法上もテロの定義は今ないということになっているんですが、にもかかわらず、このタイトルが核テロとなっていることについては不都合はないんでしょうか。
【次の発言】 先般批准していただいたICCの国際刑事裁判所のためのローマ規程の規程の見直し会議が二〇〇九年以降……
○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。 決算重視の参議院、そして、私も今所属しているんですが、ODAの特別委員会があるというのは参議院だけでございます。今日はこのODA、特に二〇〇八年に新JICAができるということで、この辺りを中心に今日は質問をさせていただきたいと思います。 この新JICA発足に当たってちょっと経緯を復習させていただくと、昨年の四月に総理大臣の下に海外経済協力の基本戦略を審議する海外経済協力会議が設置された。そして、八月には外務省に国際協力局が設置された。十一月にはJICA法が改定された。二〇〇八年に技術協力事業、無償資金協力事業、円借款事業の一元的実施責任を有する新J……
○犬塚直史君 民主党の犬塚直史でございます。 国の会計は本当に分かりにくいと思うわけであります。 財務省で国の財務諸表作成の取組がなされてきているんですけれども、地方では、特に私の地元なんかでは小さいところ多いんですけれども、なかなかそういう取組が大変であると。また、平成十八年度時点で三十一特別会計六十三勘定ですか、これが存在して、一般会計と異なる特例的処理が行われることがあるということで、今後検討される発生主義や時価会計がどういうふうに取り入れられていくのか、できれば、IPSASですか、イプサスというような国際的な会計基準が今後どういうふうに取り入れられていくのか。 できれば、ほかの国……
○犬塚直史君 民主党の犬塚直史でございます。 私は、地元が長崎県ということがありまして、ボンバルディア社のこの飛行機にはしょっちゅう乗っております。200タイプというやつですね。あれに乗っておりまして、長崎空港から五島、壱岐、対馬に行くにはもうこれに乗らないと駄目だと。乗ると二十三分で行くんですね。非常に早いんです。特に海がしけたとき、ボンバルディア社のこのタイプになってから、特に五島に行くやつはほぼ一〇〇%飛んでいただける。 今まではこんなことなかったんですね。アイランダーというのが前あったんですね。アイランダーだと雲の下、多分飛ぶんですね。ですから、ほとんど就航率がけた違いに低かったと……
○犬塚直史君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○犬塚直史君 まず、大変基本的なことからお伺いをしたいと思いますが、ミレニアム・ディベロプメント・ゴール、二〇一五年までにGNPの〇・七%を先進諸国が拠出するというゴールが大変今、前面になかなか出てこないような気がするんです。私どもも、この会議室を出まして地元に帰って選挙区でいろんな話をするときにODAの話というのは非常にしにくい。選挙には何しろプラスにはなりようがないと言っていいぐらい難しいお話でありまして、特にシャッター街と化した商店街の中で一生懸命苦労しておられる人たちに対して、見たことも聞いたこともない国に対して血税を使わなきゃいけないということを説得するというのは大変難しい作業なんで……
○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。 簡素で効率的な政府をつくるということは、正に国民の大きな利益につながるわけですから、これはもう絶対に成功させなくてはいけないと、こう思うわけでありますが、この中身をいろいろと見させていただいて、やっぱり簡素で効率的な政府をつくるのは人間ですから、枠組みはできているんですけれども、その中で人間がどういうふうに動いていくのかなと、目標をどういうところに置いているのかというのが本当に見えにくいという法案ですので、今日はそういった観点から幾つか質問をさせていただきます。 まず、目標なんですけれども、政策金融約九十兆円、この貸付金をGDP比で半分にするという……
○犬塚直史君 総理、三月二十二日に原爆症認定訴訟で二十一名の原告勝訴、九名の請求棄却という判決が出たんですね、これ東京地裁ですが。実は今日も、総理、傍聴席に被爆をされた方々が来られております。また、全国で二十六万を超える被爆者あるいは手帳の交付を受けられない被爆経験者という方たちが多分このテレビを見ておられると思うんですけど、中には勇気を持ってこの原告団に入ることができなかったという方がたくさんおられるんですよね。 私は、この件を調べるに当たって、やっぱりこの原爆を造ったのは米国ですから、一九四五年八月六日と九日に落とされる前、四三年辺りから人体に与える放射線の影響というのはマンハッタン計画……
○犬塚直史君 民主党の犬塚です。 先ほど吉川委員お持ちになったA四判の例の百九十ページというやつですね。あれも私も手に取ってみたんですが、非常に薄い紙でもうびっしりと書いてあると。その立場を説明した説明書も見たんですけれども、多分あれをちゃんと読んだ人はいないだろうと。国民性からいって訳の分かんないものは取りあえずノンだという国民性は私、あると思うんですね。 それに対して、非常に良くできているなと思ったのは、あのころやっていたテレビ番組で、シラク大統領が出て、その周りを若者が二百人ぐらい囲んでもうあらゆる角度からいろんな質問をして、それに対してシラクさんが答えていくというような番組があった……
○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史です。 両参考人にお伺いをしたいんですが、まず一番初めに、藤原参考人が冒頭に外交は原則の適用ではないとおっしゃった。そして、同時に、力の役割を過信した国際論もまた違うとおっしゃったんですけど、私はこのお話を聞いて、カナダという国がこの二つのバランスを絶妙に取っているんじゃないかなと、そんな気がするんですね。 それは、まず一つには、御存じだと思うんですが、ミサイル防衛、カナダはアメリカの隣国でありながらミサイル防衛をやめるという決議をしたわけですね。それと同時に、カナダの国際刑事裁判所の所長のキルシュさんですとか、あるいはルワンダのPKOの責任者だった……
○犬塚直史君 今日はありがとうございます。 稲田参考人にお伺いいたします。 海外での国際協力というのを考えるときに、やっぱり一番私は問題になる一つは、国内での有権者の協力に対する意識の喚起といいますか、そういうことだと思うんですけれども、例えば地元に帰っていろんな人たちといろんなお話をして、人間の安全保障に絡むような話をしても、何でこれだけ景気が悪くて商店街もシャッターだらけなのにアフリカにお金を出さなきゃいかぬのか、あるいは人間の安全保障まで話をしなきゃいけないのかというのが率直なところですね、まあそういうことなんですね。特に、地方に行けば行くほど、あるいは会社が小さくなればなるほどそん……
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