このページでは平木大作参議院議員の24期(2016/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。
○平木大作君 公明党の平木大作です。 私は、会派を代表いたしまして、ただいま議題となりました日米、日豪、日英のACSA三協定案について質問いたします。 まず初めに、本日で最終日を迎える核兵器禁止条約の第一回交渉会合についてお伺いいたします。 今週二十七日から始まったこの会合は、事前の予想どおり、米、英、仏、ロ、中の核兵器国及び米国の同盟国などが参加を見送り、日本が参加するかどうかが大きな注目を集めていました。核兵器国が参加しない場での議論は実効性がなく、核兵器国と非核兵器国との間で分断の溝を深めるだけであるとしてきた従来の立場から、政府は先日、条約交渉に参加しない旨の表明を行ったところで……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 午前中から大変内容の充実した、また引き締まった審議になってきております。私もしっかりと気持ちを引き締めて、生産者の皆様また消費者の皆様の心配、不安にしっかりと寄り添った質疑、やっていきたいというふうに今決意をしております。 今日は、TPPの農林水産品に対する影響ですとか、あるいはどうやってその競争力を高めていくのか、この点を中心にお伺いしていきたいんですが、その前に、今日午前中の質疑でもございましたけれども、食の安心、安全に関して少し、何問かまず確認をさせていただきたいというふうに思っております。 これまで衆参両院で、この食の安心、安全、様々……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 本日は、このTPPに限らず、貿易ルールですとか紛争処理、あるいは将来における経済連携に関してということで、大変大局的なテーマ設定がなされておりますので、今日は私の方からも、このTPPも含めてそもそも自由貿易協定が今世界的な潮流どういうことになっているのか、こういうところから少し論を進めさせていただきたいというふうに思っております。 まず、資料一を御覧いただきたいと思うんですが、自由貿易協定、そもそもの定義から話させていただきますと、その協定を結んだ国々の間で関税やその他通商の障害となる壁を取り除くような国際的な合意のことと、このように定義をされ……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 当委員会が、この夏の大変な猛威を振るいました台風災害の被災地北海道に、代表のメンバーでありましたけれども視察を行わせていただいて、もうあれが先月のことであります。本当にあっという間に日数が経過をいたしました。我々が十勝管内に視察に赴かせていただいた日には管内では初雪も降ったというときでありまして、いよいよ今すぐに打つべき手を打たなければ手遅れになることがある、あるいは復旧復興が年単位で遅れてしまうんだ、こういう悲痛な声をいただいたわけであります。 今国会、なかなかタイトな日程の中で、実際に被災の現場に行って我々自身が自分たちの目できちっとその現……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 当委員会、初めて質問に立たせていただきますので、本日は、まず、先日の大臣所信を受けまして、少し総論的なところからお話を進めさせていただきたいと思っております。 日本経済の現状とそして財政再建に対する考え方を、この二点にわたってお伺いしていきたいんですが、私の今持っている問題意識として、二〇〇八年のリーマン・ショック以降、低成長の時代に入ったということが最近よく議論をされております。これは大臣所信の中でも、世界経済の需要の低迷、成長の減速のリスクが懸念されるとおっしゃっていたとおりでありまして、例えば今朝の日経新聞でも米利上げに限界説ということで……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 午後の最初のバッターを務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。 本日のテーマ、法案は、消費増税、一〇%への増税を二年半延期する、そしてそれに付随して行われることになっていた施策も同時に、様々、これ、ほっておくわけにはいきませんので、後ろに倒すですとか変更が加えられているというわけであります。それを一括して今日審議しているという状況です。 この消費増税のタイミングを論ずる上で、やはり欠かすことができない、避けて通ることができないのはこの景気、経済の実態が今どうなのかという点でありまして、この法案の中には今回景気条項というのはいわゆるな……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 本日、大変時間が限られておりますので、なるべく私の話す部分を短くして、たくさん質問できたらというふうに思っております。 今日、黒田総裁にお越しいただいていまして、まずは、先日これ麻生大臣に大臣所信のときにお伺いした質問と同じ質問をさせていただきたいと思うんです。 それは、これは財政を考える上でも、そして金融政策を考える上でも、やはり世界の状況を切り離して日本の金融政策というのは当然今もう語ることができないわけでありまして、日銀が例えば我が国の金融経済状況というのを語るときにも、今回も新興国経済の減速ということを指摘をされているわけであります。……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 本日は、金融機能強化法等の改正ということでありますが、本論に入る前に、前回の対政府質疑の中でも、冒頭に私、子供の貧困について少し議論させていただきまして、今日もちょっとそこについて議論、継続をさせていただきたいと思っております。 前回、消費増税の議論の中で私、申し上げたのは、増税したときに負担感が特に重い方たちについてはきちっと政府としても配慮していただきたい、こういうことを申し上げさせていただいたわけであります。そして、今日、ちょっとその中で各論というか、じゃ、どういう方たちが本当に負担が厳しいのかということで、今日は一人親家庭について少しお……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 私からは、まず冒頭、コロンビア和平に関して質問を一つしたいと思います。 先週末、半世紀に及んだ反政府ゲリラとの国内紛争を終結させる和平合意を受けまして、コロンビアのサントス大統領にノーベル平和賞を授賞することが決定をいたしました。安倍総理も、この和平合意に関しましては、サントス大統領、首脳会談において直接、この祝意を直接伝えられて、さらに今回の受賞を受けて早速にメッセージを送られたというふうにも拝見をしております。 私もこの夏、山口代表を団長といたします公明党中南米訪問団一員として参加をいたしまして、この和平合意の翌週に同国を訪問することがで……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 私の方からは、残りの時間を使いまして、日本の年金制度について何問かお伺いをしていきたいというふうに思っております。 この年金制度、日本の年金というのは、基本的には世代間の支え合いで成り立っている制度でございます。ですから、この年金を議論するときには、当然これは、今受給されている世代の方たち、この方たちの安心感につながるのと同時に、支え手になってくださっているこの若い世代の方たち、この方たちの納得感につながって、きちんとその制度の中に参加していただく、この視点が大変重要なわけであります。 今国会、大変、これ衆参の両院におきまして予算委員会、この……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 私からも冒頭、一昨日起きました栃木県那須町の雪崩によりまして、高校生を含みます八名の皆様がお亡くなりになられました、心より哀悼の意をささげますとともに、御遺族の皆様、あるいは多くのけがをされた皆様に対してお見舞いを申し上げたいと思います。 この事故、注意警報が発生しているさなかに行われた訓練ということであります。是非とも、きちっと原因を解明して、二度とこういったこと起きないように政府としても万全の対策を打っていただきたいと心からお願いを申し上げます。 それでは、質問に移らさせていただきます。 まずは、先ほど松本大臣から所信表明を再度いただき……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 今日、最後の質問のバッターに立たせていただきました。 まずは、大臣所信に関する質疑ということで何問かお伺いしたいんですけれども、今日、質問に当たって、昨年の秋の臨時国会のときの大臣の所信をもう一度読ませていただきまして、明らかに変わったところがあるなと思いました。書きぶりはそんなに劇的に変わっているわけではないですけれども、明らかに変わったものというのが、いわゆる世界経済のリスクに対する見方が、大分、前回は、この世界経済のリスクにとにかく日本として政策総動員でしっかり対処していくんだということが書いてあったわけであります。今、楽観的ですとは今回……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 本日は時間も大変限られた中でありますので、私からは、この所得税法等の一部を改正する等の法律案並びに関連する課題について、政府の見解、早速お伺いをしていきたいと思っております。 まず、個々のこのちょっと法律の中身に入る前に、昨年末決まりました平成二十九年度の与党税制改正大綱、この内容について少しお伺いをしていきたいと思っております。 昨年末に行われましたこの与党税制改正大綱、一番私大事な部分は、こういう文言が盛り込まれました。若い世代や子育て世帯に光を当てていくことが重要なんだと、こう書かれているんですね。実は、この前段の部分、時代認識ですとか……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 限られた時間でございます。今日は、平成二十九年度予算案に関連をいたしまして、日本政策金融公庫のこれまでの取組、そして今後の使命と役割等について、今日は細川総裁にも来ていただいておりますので、様々お伺いをしていきたいというふうに思っております。 この公庫が発足をいたしました、平成二十年の十月からであります、およそ八年半が経過をいたしまして、昨年、一六年三月期におきましては純利益が五百五億円と、黒字への転換というのも達成をされたわけであります。中間決算も拝見しましたけれども、このペースでいけば、今年の、一七年の三月期にも黒字を確保していただけるのか……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 本日いただいた時間が二十分というちょっと難しい尺の質問の時間になります。今日、いろいろ考えたんですけれども、あえて一つのテーマに絞りまして、先ほど大塚理事からも質問ございましたけれども、今問題となっておりますアパート融資について少しお伺いをしていきたいと思います。 あえて取り上げようと思いましたのが、この委員会でも度々言及されてきたわけでありますが、今週日曜日の日経新聞に大分大きな記事が載りました。内容を紹介しますと、金融機関による不動産向け融資が十二兆円を超えた、過去最高でバブル期も上回っているという話がありまして、先ほどもまさに大塚理事が当……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 私からは、今日は日本の金融市場の発展の在り方についてというちょっと大きなテーマなんですけれども、限られた時間で質疑させていただきたいと思っております。 なぜこのテーマを扱おうと思ったのか。最近、東京都政の方から随分いろんな情報が入ってくる、都政について声が聞こえてくるわけでありまして、昨年当選をされました小池都知事がその公約の一つとして掲げられましたのが、アジアナンバーワンの金融市場として東京を復活させるんだというテーマでありました。 東京の金融市場というのは、ニアリーイコールで日本の金融市場と言ってもいいかと思いますので、東京として掲げてい……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 私からは、本日のテーマでございます国際開発協会、IDAの第十八次増資につきまして、今回のこの増資交渉の経緯ですとか、あるいはその意義について少しお伺いをしていきたいと思っております。 今日、質問に先立ちまして、そもそも世銀グループあるいはIDAと日本の関係等についていろいろおさらいをさせていただきまして、改めて、日本が世銀に加盟をしたのがサンフランシスコ講和条約調印の翌年、一九五二年ということでありまして、そこから、まさに戦後の復興というところから、ある意味高度経済成長につなげていくところでのインフラ整備において、特に本当に大きな役割を果たした……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 本日のテーマであります金融商品取引法の改正案につきまして、少し限られた時間でありますので、今日は、これまでの審議でも取り上げられてまいりましたけれども、いわゆる超高速取引について、少しテーマを絞って質問させていただきたいというふうに思っております。HFTですね。 このHFTにつきましては、何年か前にマイケル・ルイスの「フラッシュ・ボーイズ」という本が出まして、私も大変面白く読ませていただきました。 ここではもう、先ほどありましたけれども、まさにマイクロセカンドとかナノセカンド、要するに百万分の一秒とか十億分の一秒のいわゆるしのぎを削る戦いとい……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 最近、キャッシュレス社会とかあるいはキャッシュレス化という言葉を大分見聞きするようになったというふうに思っておりまして、今日はこのキャッシュレス化及び、その少し先のところでありますけれども、デジタル通貨というところをテーマに少し質問させていただきたいと思います。 十五分という限られた時間ですので本当に頭出しの部分だけなんですけれども、まず、これから四、五年のうちは多分このテーマというのが当委員会の中でも主要なテーマになってくるだろうというふうに思っておりますので、そのいい形での頭出しができればなというふうに思っております。 このキャッシュレス……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 今回の商工中金のこの事案、端的に私申し上げて、今回のこの事案、民間の金融機関であれば、恐らくこれ業務改善じゃなくて、業務停止の話だと私は思っています。それぐらいのレベルの話。 危機対応融資といういざというときの大事な金融セーフティーネット、これをある意味悪用しているという悪質性、それから、コンプライアンスという内部統制の要である部署が不正の是正に働くんではなくて、むしろその隠蔽を主導したという組織の機能不全の深刻さ、さらには、不正の一部を把握をして早い段階で手を打つことが、チャンスがあったにもかかわらず何もなさなかったという経営陣の不作為、さら……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 オープンAPIの導入を主な柱とする今回の銀行法改正案、私としても、かつて自らを装置産業と呼んでいた銀行業の実態を考えると、本当に隔世の感のある法案だなというふうに思っております。恐らく十年前だとこんなもの考えることすらできなかっただろうなと思います。 装置産業という意味にはいろいろ込められているわけでありますけれども、一つは、本当に恒常的に巨額のシステム投資を課せられる、そういう使命があるわけでありますが、一方で、それを続ける限りにおいては高い高い参入障壁をつくるという、その守られた中で商売できるというのも一方の意味でありまして、今回の法案とい……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 日本でも、ビットコインを始めといたします仮想通貨の取引というのが随分活発になってまいりました。私の方から、今日、消費者保護の在り方ですとか、あるいは仮想通貨をめぐる行政の在り方等について、二十分間政府の見解をお伺いしていきたいと思っております。 ビットコイン等、随分最近、新聞の記事等でも見かけるようになりました。そのときに、ちょっと枕言葉のように必ず出てくる言葉がありまして、それは何かというと、この四月一日、今年の四月一日に改正資金決済法が施行された、このことによって何かビットコインがある意味信認を得てきている、あるいは信頼性が向上した、こんな……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 私からは、本日、国際的な金融規制の枠組みについて少し議論をさせていただきたいと思っております。 これまでも銀行の健全性等のルールでありますいわゆるバーゼル3について、私も決算委員会等で様々取り上げさせていただいたんですが、報道によりますと、今週なのか直近今月なのか分かりませんけれども、このバーゼル3最終化に向けた話合いが大詰めを迎えているというふうにお伺いをしております。元々は本年の一月ぐらい、大分早い時期に決まると言われていたものが、なかなか決められなくてここまで来たというふうな状況でありまして、まず、このバーゼル3の意義というところについて……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 私は、自民、公明の両会派を代表して、ただいま議題となりました平成二十八年度第三次補正予算案に対し、賛成の立場から討論を行います。 相次ぐ自然災害やテロを始めとする国際社会の激動など、現在日本が取り組まなくてはならない喫緊の課題が山積しています。災害からの復旧を一刻も早く進めるとともに、将来を見通すことが難しい国際情勢の中にあって、事前に不確実性の芽を摘み、不測の事態に対処できるよう準備しておくことが回復基調を取り戻しつつある国内経済にとっても極めて重要であります。 その裏付けとなる本補正予算案の早期成立と迅速な執行が今強く求められていることを……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 私の方からは、本日、まず核兵器のない世界に向けた取組についてお伺いをしたいと思います。 今月末から国連で核兵器禁止条約制定に向けた交渉会議が始まります。今日は、まず本論に入る前に、この核兵器をめぐる世界の今の情勢と直近の日本の取組について確認をさせていただきたいと思います。 先月二十三日、日本政府は、核実験探知能力の向上に係る支援として、包括的核実験禁止条約機関、いわゆるCTBTOに対して二百四十三万ドルの拠出を表明したところでございます。 本取組の意義について、CTBT早期発効に向けた見通しと併せてお示しいただきたいと思います。
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 先週も質問の機会をいただきました。ただ、一生懸命早口でやったわけでありますけれども、ちょっと時間の中に収まりませんで、残した質問ありましたので、その点も含めて先週から引き続いて。 まず本日は、生活困窮者の自立支援に関する支援について、特に住まいと居場所づくり、これに関連したところからまずは質問スタートさせていただきたいと思います。 まず、今日ちょっと石井国交大臣にも来ていただいておりますが、実は今国会におきまして、住宅の確保が難しい方たち、例えば生活保護の受給者の方ですとかあるいは高齢の単身世帯の方たち、こういう方たちに対して入居を拒むことが……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 私からも、まず冒頭に、東日本大震災からの復興復旧に関連して何問かお伺いをしたいと思います。 あの震災から六年、そして復興・創生期間に入りましてもう二年目でございます。時間がたつことによりましてようやく生活の、あるいはなりわいの再建のめどが見えてきた、こういう声も聞かれるようになったわけでありますけれども、一方で、時間がたつことによってその状況自体が変わった、環境が変わってきてしまっている、こういう声もあるわけであります。まさに今何が被災地で求められているのか、これをきちっと捉まえて政府にはまず行動していただきたい。 その上で、今日まずお伺いし……
○大臣政務官(平木大作君) この度、経済産業大臣政務官を拝命いたしました平木大作でございます。 斎藤委員長を始め理事、委員各位の皆様、御指導、御鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
○大臣政務官(平木大作君) 委員御指摘のとおり、九州地域におきましては、太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーの導入が急速に現在進んでおりまして、今後、電力消費の少ない低需要期におきましては九州全体の総発電量が需要量を上回る可能性がございます。その場合、先ほどもございましたが、火力発電の出力制御や、あるいは地域間連系線の空き容量を活用して他地域へ送電するなど最大限の対策を行った上で、なお電力の供給が需要を上回る場合には、今御指摘いただきましたとおり、再エネの出力制御を行う必要がございます。 出力制御が起きますと、再生可能エネルギーの事業者の事業の予見性に影響を与えますことから、政府としては……
○大臣政務官(平木大作君) 中小企業を取り巻きます経営環境が急激な変動、どのように動いていくのかあらかじめ見通すことは極めて難しいことでございまして、現在、経済産業省といたしまして、今御質問いただきましたようなあらかじめの事前の予測ですとか試算といったものは行っておりません。基本的には、経営環境の急激な変動というものが中小企業の経営にどのような影響を与えるのか、これを注視しながら、いざ起きたときに適切にかつ迅速に対策を講じていくことが何よりも重要であるというふうに考えております。 過去におきましても、例えば原油の価格ですとかあるいは原材料価格、こういったものが高騰が生じた際に、中小企業に対す……
○大臣政務官(平木大作君) 経済産業省といたしましては、中小企業も含めた多くの企業の皆様に新たな制度、有効に御活用いただくために、まずは、改正法の施行までに、そもそもどのような行為が不正競争行為に該当するのかなどの事項につきまして分かりやすい実践的なガイドラインを策定、公表する予定でございます。また、INPIT、独立行政法人工業所有権情報・研修館や関係団体との連携の下で、全国各地での説明会の開催、相談体制の整備などを通じまして、きめ細かい周知広報活動を展開し、制度全体の理解促進に努めてまいる決意でございます。 また、今委員御指摘のとおり、データの取引実態が急速に積み上がりまして、データやIo……
○大臣政務官(平木大作君) これまでの事業者単位の取組だけでは更なる省エネの推進がなかなか難しい中にありまして、今後は、連携省エネを含めまして、事業者にとりまして省エネの多様な選択肢があるということが極めて重要なわけでございます。 このため、適切な評価ができない現行法の改正のみならず、今回の法改正と併せまして創設をいたします税制の措置や、あるいは既存の補助金なども活用してこの連携省エネは推進してまいりたいと考えております。 具体的には、改正法案に基づきまして認定をされました連携省エネルギー計画の実現に資する設備投資について、法人税に係る特別償却などを認めるほか、省エネ補助金についても、連携……
○大臣政務官(平木大作君) 健康経営というのは民間主体の取組でありまして、企業が自主的な取組によりまして、例えば従業員の皆さんの活力が向上する、組織としての生産性が向上する、そういったものが事業の業績にひいては結び付くというふうなものでございます。そういったことが結果として取引先ですとか関係者の皆様に評価され拡大していく、これが基本でまずあるというふうに思っております。 他方で、健康経営は、退職後を含めまして、従業員や関係者の健康度を高め、地域の活力や社会保障に良い影響をもたらす、また、新しい産業を生み出すと、こういった外部効果も期待されるものでありますので、国にとっても政策的意義が高いとい……
○大臣政務官(平木大作君) 経済産業省といたしましては、今回の豪雨によりまして被害を受けました中小企業・小規模事業者の皆様に対しまして、様々な面から今政策を進めさせていただいているところでございます。 幾つか御紹介させていただきますと、まず、商工会、商工会議所や政府系金融機関などに特別相談窓口を設置をいたしまして、個々の事業者の実情に応じた相談対応をさせていただいております。また、当面の運転資金や被災設備の復旧等のため、日本政府金融公庫等による災害復旧貸付けや、信用保証協会による通常とは別枠で借入額の一〇〇%を保証するセーフティーネット保証四号の適用などの資金繰り支援、さらには、既にある借入……
○大臣政務官(平木大作君) 復興大臣政務官の平木大作でございます。 福島を中心とした原子力災害からの復興再生について経済産業省との連絡調整に関する事務を担当させていただきます。 関係副大臣とともに吉野大臣を支えてまいりますので、江島委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御協力のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。
○大臣政務官(平木大作君) ワールドロボットサミットは、高度なロボット技術を内外から我が国に結集をいたしまして、ロボットの研究開発や、あるいは社会実装、これを加速化するための国際大会でございます。今委員から御紹介もいただきましたとおり、二〇二〇年には、福島ロボットテストフィールドにおきましてワールドロボットサミットの一部の競技を実施することが既に決まっております。 この二〇二〇年本大会に向けまして、今年の十月にはプレ大会を東京で開催することとなっております。このプレ大会、参加を募りましたところ、本年の一月から三月までのこの募集期間の間に、アメリカ、ドイツ、中国など二十三か国・地域から、二百四……
○大臣政務官(平木大作君) 今、個別の企業の名前を出して御質問をいただきました。 あくまでも、やはり本社所在地どこに置くかということに関しては企業の御判断かというふうに思っております。
○大臣政務官(平木大作君) まずTPP11についてでありますが、この協定では、我が国から輸出をされます工業製品の九九・九%について関税が撤廃されることとなります。加えまして、原産地規則については、TPP11に参加するいずれの国で生産されたものにつきましても、一定の付加価値が付与される、こういった要件を満たせば関税メリットが受けられる、こういった仕組みになっているわけであります。こういったものを通じまして、TPP11参加国の間において多様な生産ネットワークによるサプライチェーンの構築が可能となるわけであります。 他方で、今委員から御指摘もいただきましたとおり、TPP11はASEANの一部の地域……
○大臣政務官(平木大作君) いわゆる第四次産業革命が進展する中におきまして、付加価値を付けていく競争力の源泉というものが、これまでの金や物から人、いわゆる人材に今大きくシフトしつつあるということが言われております。こうした背景の中で迎えます人生百年時代というのは、やはり人材への再投資、これを通じまして、働き手のスキルを産業構造の変化ですとかそういったものにきちっと合わせ、生産性を向上させていくことが何よりも必要であると考えております。特に、今後の高等教育におきましては産業界のニーズに十分に対応していくことが重要であると考えております。 このような問題意識の下、先ほど林大臣からも御紹介少しいた……
○大臣政務官(平木大作君) 経済連携協定には様々なメリットがあるわけでございますが、例えばTPP11におきましては、ただいま委員から御指摘をいただきましたとおり、完全累積制度を活用しながら、日本で基幹部品を製造する中小企業が、加工を行う国に部品製造拠点を移動することなく引き続き国内に拠点を維持したまま海外に部品を輸出する、こういったことが容易になるなどのメリットがあるわけでございます。 ただし、制度をつくるだけではなくて、経済連携協定のメリットが、これまで海外展開に取り組んでいない中小企業等も含めて全国津々浦々に行き渡るように取り組んでいくことが必要であるというふうに考えております。この意味……
○大臣政務官(平木大作君) ものづくり・商業・サービス補助金について御質問をいただきました。 今委員の方から御紹介もいただきましたとおり、平成二十四年度から開始をいたしまして、延べおよそ五万者の中小企業・小規模事業者の新たな事業活動を支援してきたところでございます。 平成二十九年度補正予算におきましては、従来からの変更点が三点ございます。 まず第一に、第四次産業革命の進展を踏まえ、企業間のデータ連携による生産性向上を促すため、複数の中小企業・小規模事業者がデータ、情報を共有して生産性向上を目指す取組を新類型として追加し、新たに支援をしてまいります。 第二に、設備投資を生産性向上に効率的……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 当委員会では初めて質問に立たせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 まず初めにお伺いしたいのが、世界的な保護主義の台頭と、そして激化する貿易摩擦の中で日本としての役割、井原先生も先ほど御質問されておりましたけれども、改めてお伺いしたい。 特に、私、先週予算委員会で実はこのテーマを取り上げさせていただいたんですが、ちょっと質問の時間配分を間違えまして、世耕大臣に通告をしながら実はそのまま聞けずに終わってしまったということもございました。大変失礼申し上げました。 ただ、大臣はちょうどG20のサミットが行われていたアルゼンチンからまさ……
○平木大作君 私は、自民、公明を代表して、ただいま議題となりました平成三十年度補正予算二案に対し、賛成の立場から討論を行います。 討論に入る前に、大阪北部地震、平成三十年七月豪雨、台風第二十一号、北海道胆振東部地震等、今般の自然災害の犠牲となられた方々に哀悼の意を表しますとともに、御遺族にお悔やみを申し上げます。また、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 本補正予算案は、被災者の生活となりわいの再建を加速、拡充するものであり、速やかな執行が求められております。以下、本補正予算に賛成する主な理由を申し述べます。 第一の理由といたしましては、本補正予算が今般の自然災害からの復旧復興……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 総理は、先週二十日、第二次補正予算案の編成につきまして指示を出されたところであります。本年は本当に一年間を通しまして大規模な災害が相次いでおりまして、この補正予算の柱となりますのも、防災・減災、そして国土強靱化ということになるというふうにお伺いをしているところでございます。 この編成に当たりまして重要なインプットとなりますのが、現在全国各地で行われております重要インフラの緊急点検であります。例を引くまでもありませんが、七月豪雨の際には関西国際空港の滑走路が高潮の被害で冠水してしまった、あるいは北海道胆振東部地震におきましては、北海道全域で停電が……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 私の方からは、まず、統計の問題について幾つか議論をさせていただきたいと思います。 この厚生労働省の毎月勤労統計の不正事案をきっかけに、大変今、国会の中でも議論がいろいろ深まっているかなというふうに思っております。参議院の予算委員会においても連日このテーマは取り上げられているわけでありますが、政府が重要というふうに位置付けております、特に重要と位置付けているいわゆる基幹統計ですね、五十六全部であるんですけれども、経済産業省がそのうち十二を所管されているということで、大変大きなポジションを占めているというわけであります。 この経産省所管の十二の基……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 私の方からも、特許法の一部改正について、まず御質問させていただきたいと思います。 この第四次産業革命、また経済のデジタル化と言われている状況の中にあって、まさに企業の知財戦略というものはますますその重要度を高めてきている。まして、中小企業、ベンチャーの皆様にとっても、この時代にあってこの知的財産権をどう扱うのかということが、まさに次のステップに進むためにも大きな武器になりますし、海外に打って出る、そういうツールにもなってくるんだろうというふうに思っております。 この中で、ただ、残念なことにというか、日本のイノベーション創出力自体は低下してきて……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 まず、ちょっと今日、朝起きましたら、急に声が出なくなっておりまして、ちょっと質問の中で聞き取りにくいところありましたら御指摘いただければというふうに思っております。(発言する者あり)ありがとうございます。 そして、今日は本題に入る前に少し、ちょっと気になっているテーマについてお伺いをしておきたいと思います。 ちょうど先週の、これ五月の二十二日の日経新聞を見ていて、おやっと思ったんですが、総合取引所という取組がございます。私も、これ絶対やるべきだというふうに思ってこれまで支持してきたんですけれども、ようやく前進し始めたのかなと、この春ぐらいから……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 今日は、参考人の皆様、大変貴重な御意見をいただきました。ありがとうございます。 私の方からは、まず川田参考人にお伺いをしたいというふうに思っております。 この自主申告による課徴金の減免制度、始まったとき、二〇〇五年に決まって二〇〇六年から始まっているわけですけれども、始まったときには、先ほども少しありましたが、そもそもこうした企業間の密告合戦を促すような制度自体は日本にはなじまないんだということが言われてスタートしているわけですけれども、実際にやってみると、申請件数というのは、この数年、年間百件を超えているということであります。一八年の三月末……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 平成という時代が間もなく終わりを迎えようとしております。私、平成が始まった年のことをふと思い出すんですが、あのときに一番強烈な印象として記憶に残っておりますのが、あのベルリンの壁の崩壊でありました。ようやく東西冷戦が終わって、これで世界に平和がやってくるんだ、安定がやってくるんだ、こう期待したわけでありますけれども、その後の三十年間で我々が突き付けられた現実は何だったかというと、むしろ不安定化する世界の中で地域紛争が勃発しているという、こういう現実でもございます。なかなか、この平和な日本にいる限りにおいては意識に上る機会というのは少ないかもしれま……
○平木大作君 公明党の平木大作でございます。 本日は、三人の公述人の先生方から本当に貴重な御意見、様々いただくことができました。ありがとうございます。 限られた時間でありますので、早速質問に移らさせていただきたいと思います。 まず初めに、稲葉公述人に何問かお伺いをしていきたいと思っております。 今日のお話の中でも、まさに保育士を目指される、志を持って今学ばれている方たちが実際進路の選択に迫られたときにこの保育の道を選ばなかったり、また、せっかく就職しても、保育士になってもその後離職されたりと、そういうお話もしていただきました。 じゃ、どうやって保育士、もっともっとこれから育てていくの……
○大臣政務官(平木大作君) 現在、多くの原発が停止する中におきまして、震災前と比べましても、一般家庭で平均およそ一〇%電気代が上昇するような形で国民の皆様に経済的に大きな御負担をいただいている現実がございます。 資源に乏しい我が国にとりまして、こうした電気料金のコストですとか、あるいは気候変動問題への対応、さらにはエネルギーの海外依存度、こういった点を考えますと、即時に原発ゼロというのは責任あるエネルギー政策とは言えないのかというふうに考えております。 他方で、原発依存度を可能な限り低減するという考えの下で、徹底した省エネルギーの推進、さらには再生可能エネルギーの最大限の導入に取り組むとい……
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