伊波洋一 参議院議員
24期国会発言一覧

伊波洋一[参]在籍期 : |24期|-25期-26期
伊波洋一[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは伊波洋一参議院議員の24期(2016/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院24期)

 期間中、参議院本会議での発言なし。
伊波洋一[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院24期)

伊波洋一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第191回国会(2016/08/01〜2016/08/03)

第191回国会 外交防衛委員会 第閉会後1号(2016/09/14、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  九日の北朝鮮の核実験については、米軍基地が集中する沖縄の県民も強い懸念を有しております。沖縄の風として、朝鮮半島の非核化を求める本抗議決議に賛成をいたします。  現在、世界では非核兵器条約の締結が進展し、既に南半球の全てが非核地帯となり、核兵器の使用が禁止されております。東南アジア諸国も同様です。唯一の被爆国である我が国も、朝鮮半島の非核化に合わせて非核兵器地帯にしなければなりません。  さて、今、沖縄では、貴重な自然に対する現実の脅威が迫っています。環境省はあした、九月十五日にやんばる国立公園を指定し、今後世界遺産登録を目指すわけでありますが、その傍……


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第192回国会(2016/09/26〜2016/12/17)

第192回国会 外交防衛委員会 第2号(2016/10/20、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一でございます。  稲田大臣が触れた北部訓練場のオスプレイパッドの建設問題について伺います。  政府は参院選直後から県外機動隊を数百名動員してヘリパッド建設を強行しているが、十月十八日、高江で複数の県外機動隊員が反対する市民に、ぼけ、土人がとか、黙れ、こら、シナ人などの差別発言を行い、昨日、沖縄県警も事実を確認いたしました。  先ほど稲田大臣は、土人、シナ人発言について不適当とおっしゃいましたが、事業者である防衛省の長として機動隊を監督する国家公安委員長に伝達すべきではないでしょうか、伺います。
【次の発言】 ありがとうございます。  沖縄の風は、沖縄県民に対する……

第192回国会 外交防衛委員会 第3号(2016/10/25、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  パリ協定の審議の遅れは、米中が協調し、EUが特別措置で批准するという事態を想定し得なかった外交失態にほかなりません。  では、幾つか伺います。  在日米軍及び米軍基地から排出される温室効果ガスは、パリ協定上、我が国の排出量の内数に含まれるのでしょうか。
【次の発言】 パリ協定などに見られるように、環境は人類共通の財産、言わばグローバルコモンズであり、多国間の条約で規制していこうというのが国際的な流れであります。生物多様性の保全もその一つであります。  前回、当委員会で私から、日本環境管理基準、JEGS十三章の規定に基づいて沖縄県の米軍北部訓練場のオスプ……

第192回国会 外交防衛委員会 第4号(2016/10/27、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  パリ協定は、主要排出国を含む全ての国々が削減目標を持って参加する画期的な気候変動枠組条約です。離島を含む島々から成り、気候変動の大きな影響を受ける沖縄県民として、沖縄の風としてもパリ協定の批准に賛成いたします。  沖縄県米軍北部訓練場オスプレイパッド建設工事について伺います。  前回、深山局長は、防衛省が二〇一二年一月十九日に公表した普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価書を例に、CH53よりも騒音レベルが低いとおっしゃっています。しかし、同じ資料の第六章六・五、周波数では、皆さんのお手元の資料、一番最初のページでございますが、CH53とMVオ……

第192回国会 外交防衛委員会 第5号(2016/11/22、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  沖縄米軍北部訓練場へのオスプレイパッド建設工事について伺います。  世界自然遺産級の貴重なやんばるの森を壊して今防衛省が行っているオスプレイパッド建設が、多くの沖縄県民の怒りを増幅させています。  沖縄防衛局は十月二十八日に県に対し、歩道の整備についての環境影響評価書、アセス文書を提出しました。これについて県は、平成十九年二月のアセス手続の環境影響評価図書にも記載されていない新たな工事であり、自然環境への影響が増幅するもので実施すべきではないとの意見を提出しました。  北部訓練場内に国指定の天然記念物を始め希少生物種が多数生息しております。歩行訓練ルー……

第192回国会 外交防衛委員会 第6号(2016/11/24、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  沖縄の風は、防衛省の職員の給与等に関する改正法案につきましては賛成の立場でございます。  前回に引き続き、沖縄米軍北部訓練場、オスプレイパッド建設工事について伺います。  天然記念物を含む希少な生物種の保護について、藤江文化財部長は防衛省のモニタリングを踏まえると繰り返していますが、〇七年アセスの水準と比較対照すると理解してよいのですね。その上で、〇七年アセスより天然記念物等の確認数が減っている場合には、文化庁は天然記念物保護の観点から北部訓練場の米軍への提供を断るなど改善を求める、そういう意思を持っていると理解してよいのですね。  防衛省、防衛大臣は……

第192回国会 外交防衛委員会 第7号(2016/12/08、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、七十五年前に沖縄戦につながる日米戦争が始まった日でもあります。七十一年前の沖縄戦では、米軍は、沖縄県民を収容所に隔離している間にその土地を取り上げて、普天間飛行場など次々と基地を建設をいたしました。その後、サンフランシスコ条約で切り離され、米軍統治になった五〇年代以降も、海兵隊基地建設のために米兵が住民に銃剣を突き付け、住民の土地を強制接収し、ブルドーザーで住居や田畑を潰して新たな基地を建設してきました。いまだに残る基地がそれであります。  このようなことは明らかに、私有財産の没収を禁じたハーグ陸戦法規や、講和条約締結後の占領軍の撤退を定めたポ……

第192回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号(2016/12/07、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  拉致された沖縄関係者は、認定拉致被害者はいないものの、警察庁リストでは二十六名いらっしゃいます。政府の取組による一日も早い解決を望みます。  沖縄の風は、九月に決議された北朝鮮による五度目の核実験に対する抗議決議を共同提案いたしました。  北朝鮮は核開発、ミサイルの増強を進めています。二〇〇二年一月、米国ブッシュ大統領は、イラン、イラクと並んで北朝鮮を悪の枢軸と批判し、場合によっては先制攻撃すると発表し、二〇〇三年にはフセイン政権が倒されました。北朝鮮は、イラクは核を持っていないからやられたと、核開発、ミサイル能力の増強を進めたとする指摘もあります。 ……


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第193回国会(2017/01/20〜2017/06/18)

第193回国会 外交防衛委員会 第2号(2017/02/09、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。私は沖縄選出の議員でございます。  今日は、本当に専門的なお話をいろいろ聞かせていただきまして、ありがとうございます。  実は昨日も国際経済・外交に関する調査会がありまして、多くの参考人の方からお話を伺ったんですけれども、先ほど来ありますように、この十四、五年間、大きくアメリカや欧米が中心になってきたと思いますが、この間にやはり今顕著に現れているのは新興国の台頭であり、またアジアの台頭であり、その中での欧米の地盤沈下、そういうアジアの台頭の中でも日本の地盤沈下が激しいということが指摘をされました。  向こう十五年、二〇三〇年までにどうなっていくかということ……

第193回国会 外交防衛委員会 第閉会後2号(2017/08/30、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  今回のミサイル発射は、事前の通告もなく我が国の上空を通過したもので、沖縄の風としても、八月二十九日の北朝鮮による弾道ミサイル発射に厳重に抗議をいたします。  ミサイル質疑に入る前に、昨日午後六時半過ぎ、普天間基地所属米軍オスプレイの大分空港への緊急着陸について伺います。  機体から煙と炎が上がっているのがNHKニュース映像でも出ています。昨年十二月、沖縄県名護市海岸に普天間所属オスプレイが墜落事故を起こし、今月五日にもオーストラリア沖で普天間所属の米軍オスプレイが墜落事故を起こしています。沖縄県議会は抗議決議と意見書を可決し、昨日二十九日に防衛局に抗議……

第193回国会 外交防衛委員会 第閉会後3号(2017/09/05、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  八月二十九日の北朝鮮の事前の通告のない我が国上空を通過する弾道ミサイル発射に続いて、北朝鮮が国連決議を無視して九月三日に六回目の大規模な核実験を実施したことは、東アジアのみならず国際社会への挑戦であり、沖縄の風としても九月三日の北朝鮮による核実験に厳重に抗議いたします。  九〇年代以降の北朝鮮の核開発は、五回にわたる核実験の強行を経て、今や弾道ミサイルに核弾頭を装備できるまでに至ったと言われています。八月二十九日の弾道ミサイル発射も核攻撃を目指すものです。今回の六回目の核実験は七十キロトンとされ、広島型原爆の四倍、長崎型の三倍です。特に北朝鮮は今回の核……

第193回国会 外交防衛委員会 第4号(2017/03/09、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  沖縄県民を含め日本国民の生命を危険にさらす北朝鮮の弾道ミサイル発射訓練に対し、沖縄の風として抗議の意思を表明いたします。  今国会でも、主に沖縄の関係する問題を取り上げてまいります。  岸田外務大臣は所信で、「日中関係は最も重要な二国間関係の一つです。日中国交正常化四十五周年に当たる本年、戦略的互恵関係の下、様々な分野での対話、協力、交流を強化します。」と述べられました。私もそうすべきだと思います。  ところが、今、日中間には尖閣問題が大きな壁として立ちはだかっています。二〇一〇年の中国漁船衝突以降、二〇一二年の尖閣諸島国有化以来、中国公船による領海侵……

第193回国会 外交防衛委員会 第6号(2017/03/21、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  防衛省のPKO日報隠蔽問題については、防衛大臣も統幕長も責任を免れないと考えております。沖縄の風として、しかるべき段階での両者の辞任を求めます。  さて、沖縄で九六年のSACO合意による基地返還がいまだ実現しない中で、二〇〇五年、六年の日米再編合意で在沖海兵隊八千名と家族九千名の国外移転が合意されました。これがグアム移転です。しかし、グアム住民の反対と米国連邦議会上院の反対を受けて、二〇一二年にグアムへは四千人、残りの四千人に更に一千人を加えた五千人がハワイや米本土に移転することに変更されました。国外移転は九千人に増えました。  SACO合意では海兵隊……

第193回国会 外交防衛委員会 第7号(2017/03/22、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  沖縄からの米海兵隊のグアム移転ですが、二〇一二年四月の2プラス2共同発表で再編計画が調整され、日本政府の負担も、融資を含む計六十・九億ドルから融資を除く真水二十八億ドル、三千百六十四億円の直接財政支援に変更されました。このうち五億ドルはグアム本島訓練場と北マリアナ諸島連邦訓練場の整備費用です。  来年度の防衛省予算では、在沖縄米海兵隊のグアム移転関連経費として約二百五十九億円が計上されております。この内訳は、フィネガヤン地区に下士官用隊舎約二百五十億円の工事と、同地区の診療所、歯科診療所の設計費と、テニアン射撃・機動訓練場の設計費約九億円ということであ……

第193回国会 外交防衛委員会 第8号(2017/03/23、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  普天間飛行場の危険性除去について伺います。  三月九日の委員会質疑では、日米地位協定に伴う航空特例法により米軍飛行場には航空法第三十八条一項の適用がないことから、滑走路端安全区域、RESAを含む航空法上の安全基準が適用されないことが確認されました。では、なぜ普天間が飛行場として通用しているのか。  普天間飛行場が現在まで安全性を無視して使用されているのは、一九七二年五月十五日の沖縄返還で米軍統治時代に建設された基地をそのまま施設提供をする五・一五メモで使用目的を飛行場としたからではありませんか。それ以外の根拠はありますか。

第193回国会 外交防衛委員会 第9号(2017/03/30、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  在外公館法案については、沖縄の風としても賛同いたします。  沖縄にも特命全権大使がいます。先月、二月二十五日、岸田外務大臣の主催で那覇において外務省沖縄事務所の開設二十周年式典が行われました。  外務省沖縄事務所の設置経緯、目的はどのようなものでしょうか。
【次の発言】 私も設置当時から歴代大使にお会いしてきました。米軍基地に対する沖縄県民の声を受けて、在沖米軍など米側へ改善すべきことを伝えて改善していくことが主要な目的の一つです。  一方、現状は沖縄事務所への米軍関係抗議件数が年々増えて、二〇一四年九十七件、一五年百五十二件、一六年二百四十一件に上る……

第193回国会 外交防衛委員会 第12号(2017/04/13、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一でございます。  本日は、総理質疑も予定される中、沖縄の米軍基地問題も含めて質疑したいと思います。  ACSAは、一五年の新ガイドラインの求めに応じて強行された安保法制により、共同訓練や共同作戦が増加することを踏まえて制定されるものです。  そうした中で、英国海兵隊員が在沖米海兵隊、キャンプ・シュワブやハンセンにおいて訓練に参加をしていたと二〇一六年七月に報道されました。また、二〇一六年十一月に三沢基地周辺で行われた日英共同訓練、ガーディアン・ノースに英国空軍が参加しています。  英国軍隊の在日米軍施設の使用は安保条約六条に違反するのではないか。また、米軍と異な……

第193回国会 外交防衛委員会 第14号(2017/04/20、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  議題となります三条約ですが、今や日常生活に欠くことができない情報技術製品、ITAと拡大ITAの貿易の合計額では、日本にとって中国が、輸出の二五・四%、輸入の一七・九%を占めています。また、Eコマースの進展に係る郵便に関する二条約に関して、越境ECにおける中国市場は、十一月十一日、独身の日の爆買いネット商戦でも日本製品のターゲットとしては大きな可能性を秘めており、沖縄県内企業も積極的に取り組んでいるところです。  一方で、四月十三日の防衛省統合幕僚監部の発表によりますと、二〇一六年度の航空自衛隊の緊急発進、スクランブルの回数は過去最高の千百六十八回、特に……

第193回国会 外交防衛委員会 第15号(2017/04/25、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  質問に入る前に、本日午前中に辺野古で作業員が砕石をクレーン車で海中に投下したと報道されています。今後、石材を海中に積み上げて埋立区域を囲う護岸を造り、埋立てを開始しようとするものです。県民の民意を無視して工事を強行することに対し、沖縄の風として強く抗議をいたします。  翁長沖縄県知事は、あらゆる手法で工事を阻止すると表明しています。辺野古の埋立ては、沖縄県の権限に基づく今後の手続上の許可や同意と、名護市長の同様の同意を得ることができなければ完成させることができないことは明白です。  一九九七年以来、名護市現地では二十年にわたって辺野古への普天間代替施設……

第193回国会 外交防衛委員会 第16号(2017/05/09、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  議題となっております四条約は、生物資源を守り適正に管理することを目指しており、賛同できるものです。  現在、沖縄県名護市辺野古崎では貴重な大浦湾の自然環境を破壊して新たな米軍基地建設が強行されようとしています。辺野古、大浦湾一帯は世界の生物多様性のホットスポットの一つと認識されている、日本でも生物多様性が特に高い地域です。  資料のように、二〇〇九年十月十五日東京発米国のルース駐日大使の公電がウィキリークスで開示されています。そこには、中国の軍事力の劇的な増大により、何か事が起きた場合、少なくとも三つの滑走路が利用できることが必要になっているとキャンベ……

第193回国会 外交防衛委員会 第17号(2017/05/11、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  昨晩、嘉手納基地では僅か四時間前の通告で空軍特殊部隊の夜間パラシュート降下訓練が行われ、周辺自治体首長や住民から怒りの声が上がっています。さらにまた、昨晩は、コロラド州の空軍基地からF16戦闘機十二機が嘉手納に飛来し訓練をするということになりまして最後の二機が来たわけでありますが、このように米軍が沖縄県民を無視をして様々なことを取り組むということについては、政府としてもそのようなことをしないように申し入れることをまず冒頭求めたいと思います。  本日は、南西諸島の自衛隊基地建設をめぐって質問を通告しております。  日本政府は、二〇一四年の防衛計画の大綱及……

第193回国会 外交防衛委員会 第18号(2017/05/16、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  議題の租税関連条約については、二重課税の除去あるいは租税回避防止を目的とするもので、賛同できるものであります。  さて、昨日、五月十五日は沖縄返還から四十五年になります。七十二年前の沖縄戦で占領された沖縄が、二十七年間米軍統治、いわゆる異民族統治の後で返還をされたわけでございますが、これから四十五年たっても今なお米軍基地問題というものは沖縄では続いております。  今日、通告しておりますのが嘉手納のパラシュート降下訓練でありますが、この二週間を見ても、この訓練だけの問題だけでなくて、読谷におけるつり下げ訓練とか、あるいはまた同じ嘉手納における米州軍の訓練……

第193回国会 外交防衛委員会 第19号(2017/05/18、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  先日の委員会に引き続き、宮古島への陸上自衛隊配備をめぐる問題について伺います。  当初は、大福牧場に複数の施設から成る駐屯地が整備され、千代田カントリークラブは訓練場として使用する計画でした。しかし、昨年九月に若宮副大臣は、大福牧場への配備については断念し、千代田カントリークラブへ配備する意向を表明しました。  前回の確認ですが、大福牧場で予定していて千代田カントリー跡地では配備が予定されていない施設、具体的には地下司令部、ミサイルや弾薬を保管する火薬庫、覆土射撃場という屋内射撃訓練場、ヘリパッド、訓練場は宮古島島内に設置する方向で検討をしているという……

第193回国会 外交防衛委員会 第20号(2017/05/23、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  防衛省設置法等の一部改正案は、陸上自衛隊の迅速、柔軟な全国的運用を可能にする陸上総隊の新編、島嶼防衛を目的とする水陸機動団の新編、南西航空混成団の改編、水陸機動団が運用する水陸両用車AAV7の船舶安全法等の適用除外などが内容であり、南西諸島での島嶼防衛に向けたいわゆる南西シフトを重点とする改正を含むものです。  これまで自衛隊は、陸自西部方面隊が日出生台演習場で二〇一〇年十二月に方面隊実動演習として離島奪還訓練を行い、二〇一一年十一月の二十三年度自衛隊統合演習では、奄美大島への陸自第五地対艦ミサイル連隊配備を含め、日出生台演習場を島と見立てて、地上、海……

第193回国会 外交防衛委員会 第21号(2017/05/25、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  前回確認させていただいたとおり、本法案は南西地域の防衛態勢の強化、いわゆる南西シフトを自衛隊の組織の観点から強化するものです。二〇〇五年の日米合意、「日米同盟 未来のための変革と再編」では、島嶼侵略に対しては日本自身が防衛し対応する、と明記され、二〇一五年の新ガイドラインでも、自衛隊は島嶼攻撃を阻止する第一義的な責任を有する、と繰り返されています。  質問です。今回の南西シフトが想定する島嶼防衛でも、自衛隊が独力で対応することが前提になるのでしょうか。
【次の発言】 米国の東アジア戦略であるエアシーバトル構想やオフショアコントロール戦略のシナリオでは、……

第193回国会 外交防衛委員会 第22号(2017/05/30、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  参考人の皆さんには、貴重な御意見ありがとうございます。時間も限りありますから全員には質問できないと思いますが、鈴木参考人にお伺いします。  今回の日印協定の一番の問題点は、やはりNPT体制の中にないインドで、なおかつもう既に核兵器もひょっとしたら百持っている、隣のパキスタンも持っている、中国も持っている、そういう中で、いわゆる再処理や濃縮も含めて認めるというような協定ということで、政府の言い分は、それによってNPT体制の中に、枠組みに入れるのだというような主張がありますけれども、実際は、二〇〇八年のNSGグループにおけるインド例外扱いによるインドの核実……

第193回国会 外交防衛委員会 第23号(2017/06/01、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  まず、北朝鮮のミサイル発射に関連して一点質疑いたします。  米海兵隊のネラー総司令官は、五月二十四日の米上院歳出委員会の小委員会で、最近のニュースに見られるように戦略的な情勢は変わった、敵国の能力が力学を変えたと述べ、さらに、私は、ハリス米太平洋軍司令官が、高まる脅威のため、少なくとも一時的に、どこに航空機を配置するかということについて異なる選択肢を検討していると考えていると証言しています。  北朝鮮の核・ミサイル開発の進展を踏まえて、米軍が在沖海兵隊のグアム移転計画の修正を検討していることが明らかになりました。確かにネラー氏は今のところ計画にコミット……

第193回国会 外交防衛委員会 第24号(2017/06/06、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  まず、防衛省へ質疑いたします。  五月二十四日にネラー米海兵隊司令官が、北朝鮮の核問題などを念頭に、在沖米海兵隊のグアム移転計画を見直す可能性を米議会で証言し、米軍再編計画の不透明性が高まっています。  我が国は北朝鮮の弾道ミサイルの射程に入るのでしょうか。北朝鮮のミサイルの射程に入るとすれば、そのことは沖縄の地理的優位性の議論にどのような影響があると捉えていますか。
【次の発言】 もう既にアメリカ自身が大陸間弾道弾に向けた北朝鮮の核ミサイル開発等を懸念している中で、私たちがやはりノドンだけを想定して沖縄などは入らないなどというような認識ではいけないん……

第193回国会 外交防衛委員会 第25号(2017/06/08、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  投資協定の審議に先立って、辺野古新基地問題に関連してお聞きします。  日本政府は、平成二十五年四月の沖縄における在日米軍施設・区域に関する統合計画に基づいて、普天間基地の返還時期は二〇二二年度又はその後と繰り返しています。お手元の資料にございます。しかし、米会計検査院、GAOが今年四月の米連邦議会に提出したアジア太平洋における海兵隊再編に関する報告書では、二〇一五年一月に米海兵隊の統合計画が策定され、二〇一六年六月に最新のスケジュールに見直されたと記載しています。ここには、辺野古の飛行場整備は二〇二六年まで、シュワブの再編成に至っては二〇三〇年まで掛か……

第193回国会 外交防衛委員会 第27号(2017/06/15、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  昨日から今朝にかけての本会議で、共謀罪審議における委員会の質疑を打ち切り、本会議への中間報告、採決は、法案の中身そのものが戦前の治安維持法のような権力の濫用の危険があるだけでなく、与党による極めて恣意的な権限濫用による参院のルール違反の議会運営であり、沖縄の風として強く抗議をいたします。  本日議案となりました両協定は、社会保険料の二重払いの解消等によって、スロバキア、チェコとの人的、経済的交流を促進するものであり、賛同できるものです。  関連して、沖縄県辺野古新基地問題についてお聞きします。  去る六月十二日、沖縄県知事として米軍基地撤去に取り組み、……

第193回国会 行政監視委員会 第1号(2017/05/15、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  本日で、一九七二年五月十五日の沖縄の施政権返還からちょうど四十五年目です。米軍統治下から日本国憲法の下に帰り、この四十五年で、教育、社会保障制度、社会インフラが整備され、発展し、沖縄も大きく変わりました。  一方、この四十五年間、今も変わらないのが米軍基地の重圧です。米軍統治下では米軍が住民の土地を取り上げて基地を建設していきましたが、今は、米軍に代わって日本政府が新基地建設を強行しています。昨日も、辺野古のシュワブ基地向かいの瀬嵩の浜で新基地建設に抗議する五・一五県民大会が開かれました。多くの沖縄県民が沖縄の未来とちゅら海を壊す辺野古新基地建設に反対……

第193回国会 天皇の退位等に関する皇室典範特例法案特別委員会 第2号(2017/06/07、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  ハイサイ、グスーヨーチューウガナビラ、沖縄の挨拶で、こんにちは、皆様お目にかかりますの意味です。  私たち参議院会派沖縄の風は、代表の糸数慶子参議院議員とともに、沖縄の未来と県民の尊厳、日本の民主主義を守ることを強く訴えています。今回の議論に小会派の沖縄の風も参加させていただいたことに対し、衆参両正副議長のお取り計らいに心から感謝申し上げます。  天皇退位等に関する皇室典範特例法案について、沖縄の風として意見を述べ、質疑を行います。  昨年八月八日の今上天皇のお言葉は、生前退位の制度創設と象徴天皇の天皇制の安定的な継承の確保に向けた対応を強く示唆するも……

第193回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号(2017/05/10、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、参考人の皆様には貴重な御意見、特に御家族の皆様の悲痛な思いを直接に聞かせていただき、深く受け止めさせていただきました。ありがとうございます。皆様の思いを受け止めて、政府や国会が取り組むことが大切だと考えています。  私が最後の質問になりますが、これまでも委員からそれぞれの家族の皆さんの思いをお聞きをしておりますけれども、家族の皆様の御三方に、限られた時間でのお話だったと思いますが、またこのことを伝えたい、あるいは訴えたいということ、再度になりますけれども、最後に、時間はありますので、二、三分ぐらいずつお聞かせいただけないでしょうか。よろしくお願……

第193回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第4号(2017/06/09、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。本日は、参議院改革協議会と重なり、本委員会に遅れましたことを申し訳なく思います。  去る五月十日には、当委員会において、北朝鮮による拉致被害者家族の皆様、家族会、救う会の方から貴重な御意見をお聞かせいただきました。解決の糸口が見えない御家族や関係者の皆さんの、御高齢になるなど、私たちはもう待てないんだという本当に痛切なお声をお聞きいたしました。  その中でも触れておられましたが、今、北朝鮮をめぐる情勢は核・ミサイル問題をめぐって緊迫しております。拉致被害者の方の状況も、御家族、関係者の皆様の御心痛はいかばかりかとお察しする次第です。  そこでお聞きいたしま……


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第195回国会(2017/11/01〜2017/12/09)

第195回国会 外交防衛委員会 第2号(2017/12/05、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  沖縄を二度と戦場にさせないことが私の活動の原点です。そのためにも、日本を戦場にしない安全保障を求めて質問をいたします。  沖縄は、七十二年前の沖縄戦以来、いまだに新たな基地建設を含めて、各地で戦争のために米軍基地が存在し、住民生活を圧迫しております。緊迫する朝鮮半島情勢で、沖縄の米軍は臨戦態勢にあると思われます。  さて、日本の外交防衛には、配付した資料、「外交防衛政策の進むべき道」に示した四つの選択肢があると思いますが、私は、現在、安倍政権が進める日米同盟強化一辺倒の道は日本を戦場にする道だということを言い続けてまいりました。背景には中国の台頭があり……

第195回国会 外交防衛委員会 第3号(2017/12/07、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  議題の給与法改正案は人事院勧告に沿ったものであり、沖縄の風も異存ありません。  自衛隊の敵基地攻撃能力論の背景には、自衛隊は盾、米軍は矛で、米軍が敵を攻撃するという従来の日米安保の役割分担はもはや対中国では成り立っていないのではないか、オフショアコントロール戦略に見られるように、米軍が攻撃する対象には中国本土は想定されていないという認識があります。アメリカにおいても、中国本土を攻撃せず、米軍が攻撃され続けることが指摘されています。  安倍政権は、南西シフトの名目で石垣島、宮古島、奄美大島への自衛隊ミサイル部隊の配備を進めていますが、五月二十五日の外交防……

第195回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第閉会後1号(2017/12/21、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一でございます。  今年は確認されている北朝鮮による拉致が発生してから四十年、それから日朝の交渉で北朝鮮が拉致を認めてから十五年、そして五名の方々が帰ってこられましたが、その後の進展がほとんどないという中で、拉致被害者の家族の皆さんが今年に懸けた思いというのは先ほどの御発言からも強く感じました。しかしながら、今日、大変、世界情勢の中で北朝鮮が注目はされておりますが、拉致そのものの進展が見られない中での今日の委員会の開催でございますが、本当に御三名、御参加いただきましてありがとうございます。  私は最後の質問者ということになりますが、やはり今日のお話を聞きまして、御……


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第196回国会(2018/01/22〜2018/07/22)

第196回国会 外交防衛委員会 第3号(2018/03/20、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  最初に、普天間飛行場の五年以内の運用停止について伺います。  三月一日に普天間基地の運用停止を求める日めくりカウントダウン行動が行われ、私も参加しました。安倍政権が沖縄県民に約束した運用停止期限は来年二月十八日です。安倍政権は沖縄県民との約束を尊重し、普天間の運用を停止すべきです。  政府は、二〇一三年十二月に仲井眞前知事が求めた五年以内の普天間飛行場運用停止に対し、二〇一四年九月十七日に、菅官房長官が二〇一九年二月までに運用を停止すると確認し、二〇一五年四月三十日の定例記者会見では、運用停止の定義について、普天間にある空中給油機能、緊急時着陸機能、オ……

第196回国会 外交防衛委員会 第4号(2018/03/23、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  前回求めた普天間飛行場の回転翼機の飛行状況調査の飛行航跡集約図への小中高校の位置の図示については、困難であると答弁でした。  本日配付した資料の一ページは、グーグルマップで示す小中高の表示のある航空写真です。学校マークは、所在地に住所を入れて表示させたものです。御覧のように、宜野湾市は全域が市街化区域です。基地を除けば、一平方キロ当たり六千人を超える人口密度です。重大な危険を認識しながらも、三十年も放置する日米政府の対応は明らかに間違っています。  普天間基地周辺の飛行状況調査については、平成二十一年度の機器設置費と毎年の委託費で、事業開始から累計で約……

第196回国会 外交防衛委員会 第6号(2018/03/29、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  在外公館の改正法案ですが、NATOに政府代表部を新設することは、安倍政権下で強行された安保法制における憲法九条違反の海外での武力行使、海外派兵に関する連絡調整につながるものでもあり、沖縄の風として反対いたします。  二〇一六年九月十四日の本委員会で、二〇〇〇年九月十一日に2プラス2で合意された環境原則に関する共同発表が遵守されていないのではないかと指摘した私の質問に対して、当時の岸田外務大臣は、「我が国としましては、御指摘の点も含めて米側がJEGSに基づいてしっかりと対応するよう働きかけていく、これはあるべき姿として重要であると考えます。」と答弁されて……

第196回国会 外交防衛委員会 第8号(2018/04/05、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  明らかになったイラク日報の隠蔽、「日米の「動的防衛協力」について」という説明資料の改ざんについては、極めて悪質な民主主義と国会に対する背信行為です。実力組織を束ねるシビリアンコントロールの機能不全でもあり、稲田前大臣、小野寺大臣の責任は極めて重いと言わなければなりません。  委員長、改めて、委員会に対して、イラク日報及び「日米の「動的防衛協力」について」という説明資料の全文を開示するよう求めます。取扱いをお願いします。
【次の発言】 安倍政権の下で、財務省の公文書の書換え、改ざんを含め、のり弁とやゆされる墨塗り資料が国会に多く提出されています。防衛省に……

第196回国会 外交防衛委員会 第9号(2018/04/10、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  お手元の配付資料のように、二〇一八年四月九日の沖縄タイムスで、名護市辺野古の国立沖縄工業高等専門学校の校舎等が米軍飛行場設置基準で定める約五十五メートルという、辺野古新基地の周辺に設定される制限表面、建造物の高さ制限に抵触しているということ、そしてまた、沖縄防衛局は高専側に説明していないということが報道されました。四千億円もの予算をもう既に投じているこの新基地建設において、最低限の基準である制限表面すら守っていないということが明らかになりましたが、防衛大臣、お伺いします。  報道は事実ですか。米軍飛行場設置基準違反のまま新たな飛行場を造るのですか。

第196回国会 外交防衛委員会 第10号(2018/04/12、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  米空軍CV22オスプレイ五機が横浜に陸揚げされ、四月五日、横田基地に飛来しました。防衛省の説明によれば、オスプレイは米空軍第三五三特殊作戦群の隷下の新たな飛行隊として、今年の夏頃、横田基地に正式に配備されるとのことです。  第三五三特殊作戦群は、一九九一年にピナツボ火山の噴火に伴いフィリピンのクラーク基地から移駐し、その後、九三年に嘉手納基地への配属が決定されています。当初、MC130という飛行隊の固定翼機十機が配備される中で、その代替として嘉手納にCV22が配備されると報じられましたが、今回は新たな飛行隊として横田基地に配備されるということが明らかに……

第196回国会 外交防衛委員会 第11号(2018/04/17、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  前回に続き、米軍北部訓練場オスプレイパッドの建設について伺います。  この間の質疑で外務省、防衛省、環境省が三省とも、日本政府として在日米軍に対し、日米の環境原則に関する共同発表、日本環境管理基準、JEGSを遵守させる義務を負うという認識で一致したことは評価したいと思います。  JEGSは、第十三章、自然資源及び絶滅危惧種で、米軍に対して希少種の個体保護とともに、生息地保護を義務付けています。お手元に提示の、防衛省による北部訓練場の平成十七年自主アセスや平成二十八年七月の環境影響評価検討図書では、建設予定地、特にG地区には、絶滅危惧種であり国指定の特別……

第196回国会 外交防衛委員会 第12号(2018/04/19、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  議題のマラケシュ条約もシップリサイクル条約も、まさにグローバルスタンダードを条約にしたものであり、異存ありません。  米軍北部訓練場オスプレイパッド移設問題について伺います。  この間、議論をしております日本環境管理基準、JEGSも、在日米軍に特別な負担を課すものではなく、米国防総省が確立した米国域外の軍事施設における環境管理の基本指針の日本版です。全世界で米軍が守るべきグローバルスタンダードです。米軍は、米国内だけでなく米国外においても厳格に守ることが義務付けられています。この間、当委員会で、日本政府、特に外務、防衛、環境の三省ともが在日米軍に二〇〇……

第196回国会 外交防衛委員会 第14号(2018/05/15、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  今日は五月十五日、四十六年前の今日、一九四五年の沖縄戦の後、二十七年間米軍に占領されて、強制的に土地が取り上げられ、米軍基地の島にされてきた沖縄が日本に復帰しました。しかし、県民が願った米軍基地の全面返還ではなく、核抜き本土並みと日米政府が合意して日本に返還されました。核抜きは実現されましたが、多くの基地はそのまま存続し、米軍基地の負担は取り除かれることなく四十六年継続し、一層過重負担になり、いまだに新基地建設が続き、米軍関連の事件、事故が絶えません。  沖縄の米海兵隊と米空軍は、六十年以上休戦中の朝鮮戦争をにらんで配備されてきました。今、朝鮮半島では……

第196回国会 外交防衛委員会 第15号(2018/05/17、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  議題のBEPS防止条約等は、公正な国際課税ルールを整備するために必要な措置であると考えます。  去る五月三日、世界自然遺産登録を目指していた奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島について、国連教育科学文化機関、ユネスコの諮問機関である国際自然保護連合、IUCNから登録延期勧告が出され、五月十四日にレポート全文が公表されました。沖縄県や地元自治体では世界自然遺産登録への期待も高かっただけに、県民としては複雑な思いもあります。  一方で、この間、米軍北部訓練場のヘリパッド建設や、その後のオスプレイ低空飛行訓練などによる生態系、生物多様性への悪影響がIUCN……

第196回国会 外交防衛委員会 第16号(2018/05/24、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  安倍政権が沖縄県民の反対を押し切って強行する米軍辺野古新基地建設工事に関する公有水面埋立承認書には、県知事による埋立承認の条件として留意事項が付されています。工事においては環境保全対策が重視され、留意事項の第二項は、「ジュゴン、ウミガメ等海生生物の保護対策の実施について万全を期すこと。」と明記されています。  五月二日、午前九時頃、辺野古の基地建設工事のK4護岸付近でウミガメが目撃され、地元マスコミにも取り上げられています。五月十五日の当委員会で防衛省は、五月二日にも今年に入ってからもウミガメ類の施工区域への来遊は確認していないと答弁しました。この辺野……

第196回国会 外交防衛委員会 第17号(2018/05/29、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  沖縄の基地負担の解消と日本の平和のためにも、六月の米朝会談が実現し、朝鮮半島の平和が生まれることを心から願っています。  質問に入ります。  米海兵隊辺野古新基地建設に関する埋立工事について、防衛局は、K4護岸とN3、N5中仕切り護岸に囲まれた狭い区域を先行して埋め立てるとする防衛省からのリークと思われる情報が盛んに報道されています。防衛省は、既成事実化し、県民に諦めを押し付けようとしています。しかし、埋立工事の施工順序は、仲井眞前知事による二〇一三年十二月二十七日の埋立承認書に付された留意事項の四、添付図書の変更のうち、環境保全図書及び同じく埋立承認……

第196回国会 外交防衛委員会 第18号(2018/06/05、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  TPP11は、以前のTPPと同じく、グローバル企業の利益追求のために国内産業を犠牲にするものです。TPP11について、安倍政権は国民の声に耳を傾ける姿勢を欠いています。  安倍政権が沖縄県民の反対を踏みにじって強行する辺野古新基地建設についても、この姿勢は同じです。辺野古新基地建設工事について伺います。  アセスにおいて、辺野古地先のリーフ内は海草藻場の被度が比較的高いと確認されています。資料の海草藻場の分布状況、二枚目ですが、見ても、現在土砂投入が検討されている辺野古地先、K4護岸の内側は最も海草藻場の被度の高い海域の一つです。海草類の年間生育量は、……

第196回国会 外交防衛委員会 第19号(2018/06/12、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、第四代の沖縄県知事となった後、本院の議員も務めた大田昌秀先生の一周忌に当たります。改めて御冥福をお祈りします。  大田先生は、一九七二年の沖縄返還から二十年以上放置されていた沖縄の基地負担について、一九九五年九月に起こった米海兵隊による少女に対する痛ましい事件を受けて、米軍基地提供を拒否し、当時の橋本政権と交渉して、負担軽減の流れをつくり出しました。  しかし、最大の負担軽減策であった普天間飛行場の全面返還は、期限とした二〇〇三年を十五年過ぎても、いまだ解決していません。当時はサンゴも藻場も最大限に保全をする撤去可能な海上ヘリポート基地であった……

第196回国会 外交防衛委員会 第20号(2018/06/19、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  昨日の大阪北部地震で被災された皆様にお見舞いを申し上げます。  学校ブロック塀の倒壊で亡くなった女児小学生を含め、亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたします。  前回に引き続き、辺野古新基地建設事業における海草藻場の移植についてお聞きします。  六月十二日の委員会では、私が辺野古沿岸最大の海草藻場である辺野古地先の海草藻場について移植の必要性を繰り返し指摘したのに対し、防衛省は、保全図書には、施設等の存在に伴う海草藻場の消失に対してはあくまでも施設等の存在を念頭に置いて保全措置を講じることが記述されているので、現状は工事の実施の段階であり、施設等の存在……

第196回国会 外交防衛委員会 第21号(2018/06/28、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  モントリオール議定書については、地球温暖化対策であり、賛成いたします。  辺野古新基地建設工事について伺います。  六月十二日の歴史的な米朝首脳会談という朝鮮半島緊張緩和へのニュースの中、沖縄防衛局は沖縄県に、辺野古新基地建設に向け八月十七日から土砂を投入すると通知しました。海草藻場の移植を実施しないまま辺野古地先の海草藻場を土砂で埋め殺しにすることは、公有水面埋立承認願書に添付された環境保全図書に反し、許されません。  そこで、環境省に伺います。  一般論として、環境アセスメントの考え方は、最大限ベストを尽くして環境への影響をできる限り少なくしていく……

第196回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第4号(2018/06/13、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  まずもって、提案者の各位の御尽力には敬意を表します。  今回の手話、字幕を参議院選挙区選挙の政見放送に取り入れることには賛成です。全ての候補者に持込みビデオを認める立場で質問いたします。  従来、良識の府たる参議院においては、選挙運動などの選挙制度改革について、全ての会派の合意を得るべきとの考え方があったと記憶しております。今回、既に反対を表明する会派がある中で、このような御提案に至ったことは極めて残念なことと言わざるを得ません。  提案者の先生方は、今回の全会派の合意がないまま御提案に至った点について、どのような御見解をお持ちでしょうか。

第196回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第6号(2018/07/09、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  この度の西日本豪雨でお亡くなりになられた皆様の御冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に対し心からお見舞いを申し上げます。  今回、自民、公明、国民民主、維新、立憲・希望の各党から法案を御提起いただいたことには率直に敬意を表します。  沖縄の風は、参議院選挙制度改革に当たって、選挙区と比例代表の二本立ての制度を支持し、選挙区は都道府県単位を基本とすべきであり、少数意見尊重の立場から比例定数の削減には反対をする、投票価値の平等を追求するに際しては議員定数の増員もやむなしと考える、特に、選挙区選挙において都道府県代表を選出するという合区解消の目的から、一……

第196回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第8号(2018/07/11、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  質問に先立って、西日本豪雨、平成三十年七月豪雨において犠牲になられた皆様の御冥福をお祈りするとともに、被災された住民の皆様に心からお見舞い申し上げます。  沖縄の風としては、一票の較差のために定数が増えることについてもやむを得ない措置であると考えます。その意味で、今回の自民案における埼玉選挙区の増員については賛同できるものです。  ただし、政治に対する信頼感が低下し、国民の負担感も高い現状では、国民の理解を得るために、増員の背景や意義についてより丁寧な説明が必要です。定数を一部増加に踏み切った今回の自民案にはどのような背景があるのか、またそのことを国民……


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第197回国会(2018/10/24〜2018/12/10)

第197回国会 外交防衛委員会 第2号(2018/11/20、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  両大臣が所信で述べた沖縄の基地負担軽減についてお伺いします。  安倍政権は、二〇一四年二月十八日の普天間飛行場負担軽減推進会議において、普天間基地の五年以内の運用停止と、政府としてできることは全て行うを沖縄県に対し約束しました。これまで、照屋寛徳衆議院議員の質問主意書に対する答弁書や、岩屋防衛大臣の十一月十日の宜野湾市での記者会見における当時の約束であった五年以内の運用停止との発言など、繰り返し確認されています。  しかし、基地被害について具体的な改善が見られないことから、来年二月十九日、二〇一九年二月に運用停止の期限を迎えた沖縄、特に宜野湾市では、約……

第197回国会 外交防衛委員会 第3号(2018/11/22、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  防衛省給与法案については、他の給与法と横並びであり、異論はありません。特に、近年頻発する自然災害での自衛隊員の真摯な対応に敬意を表します。  先日の質疑に引き続き、普天間の五年以内運用停止と危険性除去について伺います。  この間の会見でも、委員会でも、防衛省から普天間が危険であるという認識が示されました。しかし、具体的にはどのような基準、定義で危険性を判断しているのか、明確な答弁はいただけませんでした。十一月十六日の衆議院安全保障委員会で岩屋防衛大臣は、普天間の危険性の定義については「基地が危険であるということのその基準とか定義というものがしっかりある……

第197回国会 外交防衛委員会 第4号(2018/11/27、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  先日に引き続き、普天間飛行場の五年以内運用停止と危険性除去について伺います。  十一月二十二日の委員会で、普天間飛行場へのジェットエンジンのKC135空中給油機や戦闘機などの外来機の飛来が騒音などによる周辺住民の基地被害を悪化させている現状を紹介しました。同じ日、松川宜野湾市長も沖縄防衛局長に外来機飛来禁止を米軍に強く申し入れるよう抗議、要請しています。抗議・要請文では、普天間飛行場へのジェット戦闘機を含む外来機の飛来による騒音被害に厳重に抗議するとともに、貴職から米軍に対し、市民生活に十分配慮するよう強く申し入れることを求めています。  防衛省は、二……

第197回国会 外交防衛委員会 第5号(2018/11/29、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  日中社会保障協定は、先月の安倍総理の訪中において早期発効を約束しており、私どもも賛成です。  日中首脳会談において、競争から協調へ、隣国としてお互いに脅威にならない、自由で公正な貿易を発展させていくとの三つの原則を確認しました。  しかし、沖縄においては、日本政府の強権によって、日中が互いに脅威にならないという原則に逆行する軍備の強化が進められています。その一つが辺野古新基地建設です。これまで二十二年にわたって県民の反対が続いています。二〇一四年に当選した翁長雄志知事は、県民の先頭に立って辺野古埋立承認の取消し及び撤回を取り組みました。残念なことに翁長……

第197回国会 外交防衛委員会 第6号(2018/12/04、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  防衛省沖縄防衛局は、辺野古新基地建設の埋立工事を早期に強行し、県民投票の前に県民の諦めムードを醸成するために、名護市安和にある民間の琉球セメントの安和桟橋を使用して埋立て用土砂の海上搬送を狙っています。私は、十二月一日、この琉球セメントの安和桟橋などを視察してきましたが、防衛局は、昨日、十二月三日、埋立て用土砂を、安和桟橋に設置された、敷設されたベルトコンベヤーを使用して船に積み込む作業を行いました。安倍政権と防衛省の県民、民意を踏みにじる暴挙に強く抗議いたします。  現地を見て大変驚いたことがあります。安和の琉球セメントの桟橋施設周辺に高江のヘリパッ……

第197回国会 外交防衛委員会 第7号(2018/12/06、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  提案されております日欧EPAについては、農業を始め食の安全、地域社会や人々の暮らしを揺るがしかねず、問題があり、賛成できません。  先日に引き続き、国が沖縄県民の民意を無視して強行する辺野古新基地建設、民間の琉球セメントの安和桟橋からの違法な土砂積込みについて伺います。  沖縄県、玉城デニー知事は、三日の会見で作業を一時停止するよう求めましたが、防衛省は五日、違法が指摘されている安和桟橋を使用して土砂の運搬船への積込み作業を再開しました。知事は、五日の会見では、少なくとも立入検査が完了するまでは作業の停止を求めています。  三日にガット船に積み込まれた……

第197回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号(2018/12/05、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  統一地方選挙の法案について伺います。  去る九月三十日、沖縄県知事選挙が行われ、辺野古新基地建設反対を訴えた玉城デニー氏がこれまでの最多得票を得て対立候補に八万票以上の大差を付けて圧勝し、県知事に就任しました。この県知事選挙の投票率は六三・二四%でした。一方、現在、統一地方選挙の平均投票率は、この十年を見ても四五から五〇%強の間で推移をしています。総務省として、この統一地方選挙の投票率向上に向けてどのように取り組むのでしょうか。
【次の発言】 是非、投票率の向上に向けては取り組んでいただきたいと思います。  沖縄においては、米軍施政権下では、米国の高等……

第197回国会 法務委員会 第閉会後1号(2019/01/24、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  今回の新たな外国人材の受入れについては、昨年二月、安倍総理が検討を指示、六月に骨太の方針としての方向付け、十一月二日に閣議決定という異例の早さで進められました。日本社会の将来を大きく変える法改正であるにもかかわらず、国会において十分な議論がされないまま採決に至りました。審議時間の短さのみならず、審議における政府の姿勢にも課題がありました。国会答弁において検討中とされていた制度の詳細が法案成立直後に次々と報道で明らかになった点は非常に問題です。材料を持っていたにもかかわらず、それを国会審議において見せないでその場をやり過ごそうとした法務省の姿勢は、国会軽……


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第198回国会(2019/01/28〜2019/06/26)

第198回国会 外交防衛委員会 第3号(2019/03/12、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  昨年九月、九万二千八百四十八筆の県民署名で沖縄県に直接請求され、十月三十一日に沖縄県議会で制定された辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票条例に基づき、二月二十四日に辺野古埋立ての賛否を問う県民投票が実施されました。  一九九六年十二月のSACO合意以来、世論調査のたびに沖縄県民の七割以上が辺野古移設に反対していることが示されてきました。今回、全県民を対象に実施された厳正な県民投票では、配付資料のように、投票率五二・四八%、全投票の七二・一五%、全有権者の三七・六五%に当たる四十三万四千二百七十三票が埋立て反対に投じられました。昨年九月の……

第198回国会 外交防衛委員会 第4号(2019/03/19、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  二月二十四日の県民投票を受けて、三月十六日、沖縄では、土砂投入を許さない、ジュゴン、サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める三・一六県民大会が開催され、一万人が参加をしました。  安倍首相は、辺野古新基地建設について、二〇一二年の2プラス2共同発表では、「これまでに特定された唯一の有効な解決策」と限定付きだったものを、二〇一三年十二月末に仲井眞県知事に埋立てを承認をさせ、二〇一四年二月十二日の糸数慶子議員の質問主意書に対する答弁書で、この「これまでに特定された」という文字を削除し、辺野古が唯一の解決策と閣議決定し、米国のプランB等を含めた様々な可能性……

第198回国会 外交防衛委員会 第5号(2019/03/22、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  防衛予算に関連して質疑いたします。  防衛省の来年度予算では、普天間移設事業に七百七億円が計上されています。防衛省は、この辺野古新基地建設工事に係る工事費用について、三千五百億円以上としか答えていませんが、沖縄県は二兆六千五百億円と試算しています。工事期間についても、県は、埋立て五年、地盤改良五年、その他三年と、十三年以上掛かる、その間、普天間が固定化され危険性が放置されると厳しく指摘しています。  費用も工期も明らかでない事業に予算を支出することなど、あり得ない話です。辺野古新基地の費用及び工期の全体像について、防衛大臣、お示しください。

第198回国会 外交防衛委員会 第6号(2019/03/27、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  私は、沖縄の風を代表して、防衛調達特別措置法改定案に反対の立場から討論を行います。  防衛調達特別措置法は、まとめ買いした高額武器代金の支払期限を、財政法が定める五年間から最長十年間に引き延ばすものです。今回の改定は、この特措法の期限を五年延長するものです。  反対の理由の第一は、特措法が財政法の例外を定めることによって国会の予算審議権を侵害するとともに、予算の単年度主義の例外措置を定め、憲法が定める財政民主主義を損なうものだからです。  第二に、現在の我が国の財政状況を考えれば、高額の武器に多額の税金を浪費するようなことは許されません。自衛そのものを……

第198回国会 外交防衛委員会 第7号(2019/03/28、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  在外公館の改正法案については特に異議はありません。  二月二十四日の県民投票で埋立て反対の意見が得票総数の七割を超え、玉城デニー知事が三月一日と十九日の二度にわたり安倍総理に面会して工事の中止を要請したにもかかわらず、三月二十五日、沖縄防衛局は、辺野古沿岸部の新たな区域に土砂の投入を開始しました。安倍政権、防衛省による県民の民意をじゅうりんする新たな土砂投入の強行に、県民を代表する参議院議員として強く抗議をいたします。  防衛省は、配付資料二枚目のように、三月五日の予算委員会において、埋立承認願書の出願段階では、沖縄防衛局は、公有水面埋立承認審査の過程……

第198回国会 外交防衛委員会 第8号(2019/04/16、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  沖縄で在沖海兵隊所属の海軍兵による日本人女性殺害事件が起きました。海兵隊などの在日米軍を沖縄に集中させていることで繰り返し米軍人等の事件が起きており、強く抗議するとともに、海兵隊の早期撤退を求めます。  安倍政権は、普天間の危険性の早期除去と抑止力の維持のためには辺野古新基地建設が必要だと繰り返しています。配付資料のとおり、二〇一三年三月に沖縄防衛局が提出した埋立承認願書に添付された埋立必要理由書にも、「在日米軍の中でも唯一、地上戦闘部隊を有している在沖海兵隊は抑止力の一部を構成する重要な要素である」として、「国外、県外への移設が適切でない」……

第198回国会 外交防衛委員会 第9号(2019/04/18、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  防衛省設置法一部改正案は、自衛隊と米軍のより一層の一体化を図るものであり、再考を求めたいと思います。  前回のおさらいですが、在沖海兵隊がグアムやオーストラリア、ハワイや米本土に展開することが抑止力の強化につながるというのがグアム協定の認識であり、現在の日本政府の評価も同様だということが確認できました。また、第三海兵遠征軍、MEFの司令部があること、第三一海兵機動展開隊、31MEUが配置されているということが岩屋大臣の言う本拠地の意味であり、抑止力の根拠であるということでした。  しかし、前回指摘したとおり、31MEUは年間百日から百六十日も……

第198回国会 外交防衛委員会 第10号(2019/04/23、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  私は、沖縄の風を代表し、防衛省設置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  法案は、自衛官定数の変更により、サイバー防衛隊及び情報本部のサイバー攻撃対処態勢や電磁波領域における統合運用を強化し、早期警戒機等による警戒監視態勢を強化するための航空自衛隊部隊を改編し、日加、日仏ACSA協定の締結に伴い規定の整備を行うものです。  これらは、米軍の軍事戦略にこれまで以上に自衛隊を組み込んでいくものであり、容認できません。軍事力に頼らず、対米追従一辺倒ではなく、自主外交を中心としたミドルパワーの安全保障政策に転換すべきです。  法案は、特に……

第198回国会 外交防衛委員会 第11号(2019/04/25、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  普天間基地の移転は沖縄県内に限定する必要はなく、辺野古新基地建設も必要がないことは、抑止力や米海兵隊の実態などからも明らかです。  鳩山政権が、県外、国外移転を検討した際、外務省は、総理大臣に、「「六十五海里」は、回転翼航空部隊の拠点と同部隊が(陸上部隊と)恒常的に訓練を行うための拠点との間の距離に関する基準であり、米軍のマニュアルに明記されている。」と、ヘリ部隊と陸上部隊が約百二十キロ以上離れて配置されてはならないという基準があると説明したとされ、その説明文書が四月二日の衆議院の安全保障委員会で川内議員が配付した資料で明らかになりました。今……

第198回国会 外交防衛委員会 第12号(2019/05/09、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  質問に入る前に、先ほどの浅田均委員の憲法九十二条の御指摘については、まさに沖縄が抱えている問題であります。  いわゆる基地問題については、国に解決能力がない状態が続いています。なぜならば、米軍基地や地位協定があたかも憲法にも優位するような形であるという日本の状態であります。それに対して、沖縄県は今、米国の同盟国における地位協定の調査をしておりまして、ほとんどのところではそれぞれの国において国内法が米軍基地にも適用され、米軍活動にも適用されている。それが我が国においては何もないという状況があるから、先ほど来の問題があると思います。これについては……

第198回国会 外交防衛委員会 第13号(2019/05/14、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  議題となっています二承認案については、必要な改正であり、異論はありません。  前回、ジョイント・グアム・プログラム・オフィスや米海軍の資料の施設図面、あるいは、防衛省のグアム移転情報からのリンクされた米国フェデラル・ビジネス・オポチュニティーズのホームページによれば、グアム・アンダーセン空軍基地ノースランプ地区において、普天間所属の第三六海兵航空群など、海兵隊の航空戦闘部隊のための航空運用機能が整備される予定であること、これを防衛省、大臣にも認めていただきました。しかし一方で、防衛省は、いずれにせよ第三六海兵航空群は辺野古に移転すると繰り返し……

第198回国会 外交防衛委員会 第14号(2019/05/16、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  本承認案については異議はありません。  昨日は五・一五でした。一九七二年五月十五日の日本復帰から四十七年になります。復帰後、沖縄は社会基盤の整備が進み、今日、三百万人以上の外国人観光客を含め、約一千万人の観光入域者を迎える国際観光地として発展をしています。しかし、変わらないのが広大な米軍基地の存在と沖縄県民への基地負担の存在であります。  グアム移転の米太平洋海兵隊の指令部責任者は、沖縄は発展を遂げていろんなものが基地のフェンスに迫るようになり、行うことができる訓練が制限され、限定されるようになったということを指摘し、グアム移転の必要性を説明……

第198回国会 外交防衛委員会 第16号(2019/05/28、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  本承認案については特段異論ありません。  辺野古新基地建設工事について伺います。  これまでも、井上哲士委員ほかの先生方がこの問題を取り上げています。三月に公表された検討結果報告書では、地盤改良の深度は、現有作業船の能力等を考慮し、最大深度は七十メートル程度にすると書いてある。その上で、C1護岸予定地直下のB27地点については、水深九十メートルまで軟弱地盤であることを把握しながら、ボーリング調査は実施せず、コーン貫入試験しか実施していない。そのコーン貫入試験では、水深七十メートル地点で換算N値三・六六、九十メートル地点で六・四四と、非常に固い……

第198回国会 外交防衛委員会 第17号(2019/06/13、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  三人の参考人の皆さん、本日はありがとうございます。  まず、岩崎参考人にお伺いしたいと思います。  さきのインタビューで、大国と大国の小競り合い程度は考えられるが、本格的な米中の衝突はかなり起こり難いと考えられると答えています。私も同意いたします。しかし、先ほど佐藤参考人は、トランプ政権の安全保障政策は、同盟国や友好国が地域紛争を戦うよう組み込まれていますと指摘されました。岩崎参考人が言及された小競り合いは、まさにこの地域紛争ではないか。つまり、米中の衝突の戦場を、今の場合は沖縄県を始めとする南西諸島で受け止めようとするのが今回の大綱なのではないか。南……

第198回国会 外交防衛委員会 第18号(2019/06/18、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  防衛大綱で言う普天間移設、すなわち辺野古新基地建設工事についてお聞きします。  三月に公表された平成三十一年一月付けの地盤に係る設計・施工の検討結果報告書では、軟弱地盤Avf―c層の中に新たなAvf―c2層という土層が発見され、これによりC1護岸の埋立てが可能という結論になっています。しかし、Avf―c2層が本当に実在するのか、極めて疑問です。  まず確認しますが、Avf―c2層が初めて登場したのは、この検討結果報告書で間違いありませんね。
【次の発言】 検討結果報告書では、配付資料二枚目の方にございますが、この土のサンプルの強度をグラフの散……

第198回国会 議院運営委員会 第23号(2019/06/03、24期、沖縄の風)

○委員以外の議員(伊波洋一君) ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、委員外議員として発言をお許しいただきましたこと、委員、理事各位の御尽力に感謝いたします。  歳費削減問題については、二〇一八年七月十一日の倫選特で、自民、公明の与党により、党利党略による合区候補者救済のための比例特定枠を伴う定数六増案が強行採決されたことに端を発しています。私たち沖縄の風は定数六増案の強行採決に反対の立場でした。  沖縄の風は定数増そのものに反対しているわけではありません。人口減少等過疎化が進行する中で、地域の実情、課題を国会に伝え、地域の問題を国政上の課題として取り組むため、地域住民の代表者が選出さ……

第198回国会 行政監視委員会 第1号(2019/05/20、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、国道の維持管理行政の在り方について質疑をいたします。  宜野湾市の国道三三〇号線、安里―宜野湾バイパスの嘉数バス停では、これまで、火木土は地元住民、月水金は地元の企業が清掃、除草、花壇の水やりなどを行い、国道を管理する南部国道事務所も年二回の管理を行ってまいりました。住民は、地域の子供たちが通学するバス停をきれいに安全に維持したいという思いから、二十年以上も自発的に美化活動に取り組んでいました。このバス停は、配付資料二枚目の方にありますように、ポケットパークのようになっています。  二〇一七年十一月九日、宜野湾市在住のAさんは、同バス……

第198回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号(2019/04/24、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  今回の公選法改正案には、離島等に関する確実かつ迅速な開票のためには離島等の投票所において引き続き開票事務を行うことができるようにする改正が入っています。  沖縄県では、選挙の際に度々台風の直撃に見舞われてきました。特に離島では、投票日が繰り上げられたり開票日が翌日に延期されることも多く、台風の事前対応や被害復旧もあり、市町村の選挙管理委員会では突発的な事態への対応に苦慮してきました。  二〇一七年十月二十二日に実施された第四十八回衆議院議員選挙、第二十四回最高裁裁判官国民審査においても、台風二十一号の影響で、県内の一部離島では投票日の繰上げや……


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各種会議発言一覧(参議院24期)

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第193回国会(2017/01/20〜2017/06/18)

第193回国会 国際経済・外交に関する調査会 第1号(2017/02/08、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 私は、沖縄の風の伊波洋一です。沖縄から参議院に出ております。  今日の四名の先生方のお話聞きまして、やはり私たちがしっかり備えておかなきゃならないのは、未来に対する日本の在り方ではないかと、このように思います。とりわけ、経済の動向を見ますと、これほどアジアが経済的に発展をしていく、中でも中国がトップに躍り出ていくという現実を、やはりしっかり政治の場でも生かしていく流れをつくっていかなければならないのだろうなと感じました。  二〇一〇年に内閣府が世界経済の潮流という報告書を出しておりました。そのときに、中国は二〇三〇年に日本とアメリカのを足した経済力の二倍になるというふうに書いてあ……

第193回国会 国際経済・外交に関する調査会 第2号(2017/02/15、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一でございます。  今日は、御三名の参考人のお話、とても私たちが知らないことをいっぱいお話をしていただいてありがとうございます。  まず最初に川端参考人にお伺いしたいと思いますけれども、沖縄は今でも、ジュネーブの人権委員会など、国連に行く機会があるところなんです。私自身、一九八八年の第三回国連軍縮総会や、あるいは九九年の、これは国連ではないですけど、ハーグ平和市民会議などに沖縄からの代表団をつくって行ったことがあるんですけれども、そういう意味では、今御指摘のある国連中心主義というもの、日本においては本音は対米協調一辺倒という先ほどのお話の中でありますね。  日本の……

第193回国会 国際経済・外交に関する調査会 第4号(2017/04/12、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一でございます。  私は、沖縄から参議院に出ております。その中で、今日は御三名の方から貴重なお話承って、本当に有り難く思っております。  じゃ、少し質疑をさせていただきますが、サーラ参考人にまずお聞きしたいと思いますが、この政治財団というものは、私初めて知ったんですけれども、例えば今、SPDの政治財団、それぞれ政党というものがあるようですから、その政党の価値がそれぞれあるんだろうと思っております。それに対して政府がお金を出して、その国外活動を支援しているというふうにも見えますし、あるいはひょっとしたら国内活動も含めてしている。  それは主にいわゆる政治に絡むことだ……

第193回国会 国際経済・外交に関する調査会 第5号(2017/04/19、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一でございます。  本日は、参考人の皆さんには貴重なお話とそれから資料等を提供いただきまして、ありがとうございます。  最初に、フクシマ参考人にお聞きしたいと思うんですが、米中関係についてですけれども、米中戦略対話など、本当に米中の間では頻繁な政治あるいは軍事的なところの交流も含めて進んでいますが、資料によりますと、米国人の中国に対する感覚というのは、好意というのは日本よりはるかにいいという感じがしています。さらに、中国人は今、十万人ほどの大学あるいは大学院の留学生を、米国にも行っておりますし、このようなことが、これからのことなんですけれども、トランプ政権が確かに……

第193回国会 国際経済・外交に関する調査会 第6号(2017/04/26、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。沖縄から選出されております。  まず最初に、今日は、本当に三名の参考人の皆さん、いろいろ貴重なお話ありがとうございました。  李英和参考人に聞きたいんですけれども、今日は大変厳しい現実の話を聞かせていただきましたが、ただ、それが事実であるならば、アメリカも中国も当然承知をしているということだと思います。その上で、オバマは忍耐、トランプは強い圧力で、基本的にはソフトランディングを目指しているのだろうと思いますが、いわゆる北朝鮮の崩壊とかあるいは戦争とかというものを避けながら解決をしていく道筋を、今、空母を派遣するにしても、そういう道筋を頑張って取り組んでいる……

第193回国会 国際経済・外交に関する調査会 第7号(2017/05/10、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  従来、二元外交や多元外交は否定的な意味で使われてきました。冷戦期やその後の国際関係においては、日本政府、外務省による対米協調重視の一元外交に一定の合理性があったかもしれません。しかし、米国の後退と世界の多極化により、外務省による一元的な外交だけでは機能不全になる場合もあります。例えば、トランプ・安倍会談の調整役となったのが経産省に依頼されたトランプ・タワーに所在する日本企業であったことなどが象徴的です。  また、外交・安全保障に関して、沖縄県民の民意と日本政府の政策にはそごが生じています。こうした傾向は、民主主義や地方分権の深化により、他の地方において……


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第196回国会(2018/01/22〜2018/07/22)

第196回国会 国際経済・外交に関する調査会 第1号(2018/02/07、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、御三名の参考人の皆さん、いろいろお話聞かせていただきありがとうございます。  最初に、山田参考人にお伺いします。  最初のペーパーの方に、今、五島市、旧玉之浦町のこの中国漁船団の大量侵入という項目がありますが、昨年、私も外交防衛委員会の視察でそこへ行ったんですが、たしか、この漁船の例は国際取決めによる避難港への避難というふうに理解しているんですけれども、確かに何日かにわたってそこにいたことによって地域の町民の皆さんには大変な不安が生まれたと思いますが、そのこと自体についてはどうお考えなんですか、山田参考人。

第196回国会 国際経済・外交に関する調査会 第2号(2018/02/14、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。私は沖縄県選出です。  まず最初に江守先生にお伺いしたいんですけれども、先ほどのお話の中で気候変動対策、いわゆる脱CO2ということについて、アンケートについてまず聞こうと思ったんですけれども、なぜ世界ではこれだけ質を高めるものであるかという先ほどの問いに対しては、それは知らないという話でしたので保留しますが、中国が六五%というのは、今、北京など空も真っ黒になっていて、やはりそれだけ石炭の弊害があると思いますし、ドイツだと先ほどの環境教育も影響しているのかなと思いますが、その話の中で、先ほど、シェールガスについて、シェールガスの大量消費が必ずしも化石燃料の話……

第196回国会 国際経済・外交に関する調査会 第3号(2018/02/21、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、三名の参考人の皆様から貴重な分析をいただきまして、ありがとうございました。ロシア、インド、ASEANという、本当に我が国にとっては大変重要な国々に対するいろんな知見を教えていただきまして、ありがとうございます。  インドについて、我が国とインドとの貿易の五倍以上も中国との関係がある。いずれの分析の中にも、その後ろの方にはバックグラウンドとして中国の影があったように思います。  そういう意味で、福永参考人の方のレジュメの中では、対中牽制策だけで考えるべきではないという御指摘がございました。私は、やはり日本の外交は、どうも日米同盟という枠の中に縛ら……

第196回国会 国際経済・外交に関する調査会 第4号(2018/04/11、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  三名の参考人の貴重な御意見、ありがとうございました。  大庭参考人のお話で、一九六七年に発足したASEANが、冷戦の反共連合として発足したASEANが冷戦後のリベラルの時代に、中国やベトナム、豪州を含めて、アジアの多国間国際関係の中心として成長してきたことがよく分かりました。  資料もいただいて、今後の発展も含めるとASEANが急成長しているということはGDPでもよく分かりますし、昨年のこの調査会でも、東南アジアにおいてインドネシアが購買力平価において日本をいずれは超えていくであろうというふうな御指摘もありました。そういう意味では、その上で、大庭参考人……

第196回国会 国際経済・外交に関する調査会 第5号(2018/04/18、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、宇宙、国際テロ、人道支援についての御専門の三参考人の貴重な御意見をありがとうございます。  最初に、鈴木参考人にお伺いしますが、私たちは衛星中継だとかインターネットとか、衛星等については日常的に使っているわけですけれども、その恩恵に受けているわけですけれども、お話で、宇宙ベンチャーや軍事における宇宙利用を規制する宇宙空間などのガバナンスが重要になっているということの指摘がありました。  アジア太平洋においては、日本の主導のもの、それから中国のイニシアチブ、御指摘の日米同盟の面というのがあって、それをどのようにやはりこれから調整したらいいんでしょ……

第196回国会 国際経済・外交に関する調査会 第6号(2018/05/09、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  参考人の皆さんの御意見に共通していたのは、多極的な視点、アジアの視点を持った国際経済、外交の構想が求められているということだったと思います。日本の国際貿易においても、中国、ASEAN諸国、インドを含めた東アジアの比重が大きく、将来的には更に大きくなることは確実で、東アジアの平和と安定が大事であります。我が国が東アジアの平和と安定のための役割を果たすことが求められています。この点、私は、日米同盟一辺倒で米国に追随するだけの路線を修正し、日中関係を一層改善することが日本外交の差し迫った課題だと考えます。  今年は日中平和友好条約四十周年の節目に当たります。……


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第198回国会(2019/01/28〜2019/06/26)

第198回国会 国際経済・外交に関する調査会 第3号(2019/04/17、24期、沖縄の風)

○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、参考人の皆さん、ありがとうございます。  最初に、北岡参考人にお伺いいたします。  パリ協定の脱炭素化の構築について、成長産業、成長戦略にもつながるイノベーションを重視していることが分かりました。  その方向ではないんですけれども、私は沖縄から出ておりまして、全国各地へ行くと、この日本は森の国、森林の国だということをいつも感じております。山の国ですね。その森が、今放置されております。そして、そういう意味では、この森が脱炭素化に向けた一つの資源として検討されたことはないのでしょうか。そこら辺について、もしあれば教えてください。



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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