寺田熊雄参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○寺田熊雄君 私は、日本社会党を代表して、今回提案せられました税三法の改正案につき、内閣総理大臣及び関係各大臣に対し、質問いたしたいと存じます。 今回の税三法の改正案は、一口に申しますと、大資産家階級に有利、勤労者階級に不利であるという点におきまして、際立って階級的のものであります。しかも、三木内閣の一枚看板とも言うべき社会的公正の確保につきましては、その要請を完全に踏みにじったものと申しても過言ではないのでありまして、まことに遺憾と申さねばなりません。 以下、その理由を申し述べますが、まず、所得税について申しますと、減税額の合計は二千四百八十億円、そのうち勤労者の課税最低限を、標準世帯百……
○寺田熊雄君 私は日本社会党を代表して、ただいま上程せられております酒税法の一部を改正する法律案及び製造たばこ定価法の一部を改正する法律案に関し、総理並びに関係大臣に対し質問をいたします。 政府・与党は、大蔵委員長桧垣徳太郎君に迫り、去る昭和五十年十一月十三日、野党議員に出席のいとまを与えずして大蔵委員会を開会し、右二法案に関する大蔵大臣の趣旨説明を強行いたしました。まことに乱暴きわまる処置と言わねばなりません。次いで、桧垣委員長は自民党議員と気脈を通じ、昭和五十年十一月二十日の大蔵委員会において野党議員の質疑を強引に打ち切り、強行採決の挙に出たのであります。これは前国会の終末、七月一日に、……
○寺田熊雄君 私は、日本社会党を代表して、さきの政府演説に関し、総理並びに関係大臣に対して質問をいたします。 その第一点は、政治の道義性についてであります。 いわゆるロッキード事件は、自由民主党によって行われるわが国の政治が、国民の目の届かない裏街道で、外国の多国籍企業の醜い金銭的買収のとりことなった事実を国民の前に明らかにいたしました。それは、政治に対する国民の不信をいやが上にも大きなものとしたのであります。 これについて、当時三木内閣の副総理であった福田首相は、第七十七国会において次のように述べられました。すなわち、「私は、こういう疑惑を持たれるような事件が起こる背景というものがある……
○寺田熊雄君 ただいま議題となりました昭和五十年度決算外二件及び予備費関係等九件につきまして、決算委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。 まず、昭和五十年度決算は、昭和五十一年十二月三十日国会に提出され、同五十三年四月十日当委員会に付託され、また、国有財産関係二件は、昭和五十二年一月二十八日国会に提出され、同日、当委員会に付託されました。 委員会は、決算外二件の審査に当たりましては、国会の議決した予算が所期の目的に沿い適正かつ効率的に執行されたかどうかを初め、政治的見地をも含めて、広く国民的視野からの実績批判を行い、その結果が将来の予算策定に反映せらるべきであるとの観……
○寺田熊雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案せられました昭和五十四年度補正予算三案に対し、反対の討論を行います。 第一に、この補正予算案は、当初予算と一体をなし、当初予算の持つ大企業に甘く中小企業や勤労者に渋い段級的性格から脱却することができないものであります。 本補正予算案の内容を見ますと、その歳出は、災害復旧事業の追加や給与改善費、義務教育費国庫負担など、もっぱら論議の余地なき当然増的経費や義務的経費の追加であり、論議すべき特段の価値を認めないのであります。 これに反し、それは歳入面において租税及び印紙収入の増収を一兆九千九十億円と見込み、その大部分を公債発行の減額に振り向……
○寺田熊雄君 私は、日本社会党を代表して、原爆被爆者に対する特別措置法の一部改正案に関連するもろもろの重要問題について質問をいたします。 三十六年前の広島、長崎両市に対する原爆投下は、人類の歴史に一時期を画する出来事でありました。私たちは、この事件に関連し、すでに亡き犠牲者を厚く弔うとともに、現存の犠牲者に対してはあとう限り援護の手を差し伸べることは、第二次大戦という無謀きわまる戦争によって国民に償いがたい損害を与えた国家の義務と考えるものであります。 政府は、現在のいわゆる原爆二法によって被爆者の援護は十分であると考えているのかどうか。私は、まずこの点について総理の御所見を承りたいと存じ……
○寺田熊雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま上程せられました貸金業法案、すなわち貸金業の規制等に関する法律案、並びに出資法、すなわち出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律の一部を改正する法律案について、反対の立場から討論をいたします。 この二法案は、一体となって、いわゆるサラ金なる貸金業の貸付上限利率を引き下げるとともに、業者の登録制を実施し、事業に関する規制を行い、もって資金需要者の利益を図る目的を持つと説明せられ、中曽根総理をして言わしむれば、一歩前進というのでありますが、事実はこれに反し、むしろ業者の利益を図り、資金需要者に多大の犠牲を強いる内容であって、百歩後退とも……
○寺田熊雄君 本調査特別委員会の中間報告につきまして、その概要を御説明いたします。 本委員会は、参議院改革の一環といたしまして、去る九十九国会において新たに設置せられ、議案審査は行わず、専ら国民生活・経済に関する総合的かつ長期的調査を行い、その結果を議長に報告するとともに、その間、調査の経過について年一回の報告を行うものとせられております。 何分、調査対象が国民生活・経済という広範なもので、外交、防衛などを除く社会の森羅万象がことごとくその視野に入ってまいりますので、何を調査すべきか、当初は混沌たるものでありましたが、各党理事によるかんかんがくがくたる論議の末、調査テーマを「技術革新に伴う……
○寺田熊雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、中曽根総理に質問をいたします。 総理の所信を問う第一段階として、私は、首相の在職が三年になんなんとする今日、まず中曽根内閣の世界平和と民主主義の発展に対する貢献度を考えてみたいのであります。 総理は、一九八二年十二月、就任に際して「私の政治目標の第一は、内外における平和の維持と民主主義の健全な発展を図ることにあります。」と述べられるとともに、「平和の維持にとって大切なのは、これを可能ならしめる国際環境をつくり出すことであります。この現代の至高かつ緊急な課題を実現すべく努力することにより、恒久的な世界の平和の確保のために貢献したいと念じており……
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