吉川春子参議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました所得税法の一部改正案等につき、総理並びに関係大臣に質問いたします。 総理、今国民の暮らしはいよいよ大変です。大企業の一部に景気回復基調が見られるなどと言われる一方で、中小企業の倒産件数は依然として高水準を続け、庶民の失業や生活苦、サラ金悲劇もますます広まっています。どこへ行っても私は、苦しい台所の声を国政に届けてほしいという国民の切実な声を聞くのですが、五十九年度予算案でもまた軍事費は大突出させ、国民の福祉や暮らしを大きく切り詰めようとする総理には、この痛切な国民の声が聞こえないのでしょうか。 まず、見かけ倒しの減税について……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、臨時教育審議会設置法案に関連し、総理並びに文部大臣に質問いたします。 総理、あなたは、戦後政治の総決算として、二十一世紀の青少年の育成を目指すのだと、極めて口当たりよく教育改革を主張なさいます。しかし、本当に教育現場の実態、国民の教育要求というものを正しく認識しておられるのでしょうか。今日の深刻な教育状況をつくり出したのは一体だれなのでしょうか。歴代自民党政府の教育政策の結果ではありませんか。教育改革を論ずるのなら、まずその責任を明らかにすべきであります。ところが、総理の言われる教育改革は、この点の深い反省や真の教育的配慮よりも、あなたの言う西側の一……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、昭和六十二年度補正予算三案に反対討論を行います。 まず、討論に先立って、本院上田耕一郎議員宅と我が党緒方靖夫国際部長宅に対する電話盗聴事件について触れざるを得ません。特に緒方宅の事件が、現職警察官による組織的、計画的犯行であったことは疑問の余地のないものとなりました。このような盗聴は、憲法の民主的原則への重大な反逆であり、刑事責任が問われるべきは当然であります。再発防止を厳重に指示したという総理の答弁を言葉だけのものにしないためにも、盗聴に関与したすべての警察官の刑事責任を追及することを強く要求いたします。 今日、世界一の貿易黒字と大企業の蓄積が大……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、昭和六十三年度予算三案に反対の討論を行います。 竹下内閣最初の本予算案は、緊急課題である所得税減税、相続税減税、不公平税制の是正を初め、軍事費の削減、福祉・教育予算の拡充など、平和と生活の向上を求める国民の切実な願いに背を向けた、総じて軍備拡大、増税準備、暮らし破壊の三悪予算であり、本来、組み替え、再提出されるべきものであることをまず最初に指摘いたします。 反対理由の第一は、公約違反、国民世論無視の大型間接税導入を準備する予算であることです。 予算審議を通じて明らかになったように、政府の大型間接税導入のための口実である高齢化社会論、所得平準化論な……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、臨時行政改革推進審議会設置法案につきまして質問を行います。 臨時行政改革推進審議会、つまり第三次行革審が、第二次行革審の最終答申を受けて、その後継機関として設置される以上、これまでの臨調、行革審の役割、すなわち臨調行革が何をもたらしたかを振り返ってみなければなりません。 第二次行革審の最終答申は、臨調、行革審の九年間の成果を大いに誇っています。しかし、この九年間の実際は、国民が求めた民主的行政改革、すなわち行政の全分野からむだと浪費をなくし、汚職、腐敗を一掃することとは正反対のものでした。 第一に、この臨調、行革審は、最大の浪費である大軍拡を進め……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、政府提出二法案及び社会党案に対し質問をいたします。 まず、私は、衆議院における理不尽きわまりない強行採決に対し、厳重に抗議を表明します。我が国憲法の基本原則と我が国の将来の進路を危うくするこの重大法案を強行採決の暴挙で押し通そうとしたことは、断じて許すことはできません。これを強行した宮澤内閣、自民党並びにこれに同調した党の責任は重大であります。衆議院の論議では、憲法の平和原則の根本にかかわる問題をめぐって、国連文書と法案との食い違いが明らかとなり、政府は事実上答弁不能に陥り、国民の間にも大きな疑問と批判が広がりました。にもかかわらず、政府・自民党はあ……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、発議者提案の国際平和協力業務及び国際緊急援助業務の実施等に関する法律案に対し質問をいたします。 言うまでもなく、我が国に求められている国際貢献は、憲法の平和原則の立場を踏まえ、軍事的貢献ではなく、日本の経済力と科学技術力を、国内での民生対策を優先させつつ、医療、教育、災害救助や貧困問題、地球環境問題などの解決に役立てることです。にもかかわらず、宮澤内閣は、自衛隊の派遣のみが国際貢献だと言わんばかりに、いわゆるPKO協力法案と、今国会に新たに提出した邦人救出を名目に自衛隊機を海外に送る自衛隊法改正案を成立させようと執念を燃やしていますが、これは断じて容……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、佐藤三吾君提出の国際平和協力等に関する特別委員長下条進一郎君を問責する決議案に賛成の討論を行います。 まず第一に、下条委員長は、去る五日、国際平和協力等に関する特別委員会においてPKO協力法案を初め六案件に関する審議打ち切りを強行し、PKO法案及び国際緊急援助隊法改正案が可決されたと強弁しておられます。 しかし、私は、PKO特別委員会理事として、質疑打ち切りと同時に委員長席に駆け寄り、審議継続の動議、PKO特別委員会委員長の不信任動議を提出いたしましたので委員長席のすぐそばにおりましたが、委員長の口からは何も聞き取れませんでした。テレビの中継コメン……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、子どもの権利に関する条約について質問をいたします。 子どもの権利条約は、世界じゅうのすべての子供に共通するニーズにこたえるため、子供の権利の全分野にわたって、権利行使の主体として具体的な保障を確立しようとしております。これは、民主主義と民族自決権の確立と擁護を歴史の確固たる流れとした今世紀における人権条約の締めくくりとして最もふさわしい条約です。 そこで、まずこの条約に対する政府の基本姿勢についてお尋ねいたします。 条約の前文は、「極めて困難な条件の下で生活している児童が世界のすべての国に存在」し、「このような児童が特別の配慮を必要としている」と……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、政府予算三案に対し反対の討論を行います。 本国会における最大の課題は、言うまでもなく阪神・淡路大震災の救援、復興です。同時に、地震国日本で再びこのような痛ましい被害を出さないため万全の措置を講ずることであります。 ところが、大震災前に組まれた本予算案は、これらの対策に対し全く不十分なもので、消防庁予算は軍事費のわずか〇・四%にしかすぎません。耐震貯水槽は、今回の大震災でその不備が重大問題になったのに、一九八一年度の二百六十四基が半分以下の百十九基に減らされているのです。また、日本に二千程度あると言われている活断層のうち、解明が進んでいるのはわずか数……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の育児休業法の一部を改正する法律案について、総理並びに労働大臣に質問いたします。 介護という問題に突き当たったとき、多くの働く女性たちは仕事か家庭かの二者択一を迫られています。世間にはまだ、高齢者の介護は女の仕事とする性別役割分担意識が濃厚に残っておりますし、戦後なくなったはずの家族制度も、嫁と呼ばれる人々を苦しめています。この問題は、一九七五年の国際婦人年、翌七六年からスタートした国連婦人の十年の取り組みの中でも、真の男女平等を実現する上での障害であるとして国際的な課題になりました。 こうして、社会及び家庭における男子の伝統的役割を女子の……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等のための労働省関係法律の整備に関する法律案について質問します。 最大の問題は、男女の雇用差別をなくすという名目で女性の深夜業を全面的に解禁し、時間外・休日労働の法的規制を取り払うという労働基準法の大改悪を行おうとしていることです。 総理、あなたも女子保護規定がどのような苦難の歴史を経て実現したものか御存じでしょう。 それは、明治政府が西南の役直後に着手し、主務大臣の更迭を二十三回も重ね、三十年の歳月をかけて、ようやく明治四十四年に成立した工場法で初めて取り入れられたのです。 当時の基幹産業である……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま御報告のありましたアジア太平洋経済協力会議、すなわちAPECについて質問いたします。 まず、アジア太平洋地域において我が国がとるべき外交姿勢について総理にお伺いします。 アジアでは、ASEAN諸国によって東南アジア非核地帯条約が締結され、非核地帯が拡大しています。また、かつて、米国のベトナム侵略戦争に基地を提供したタイやフィリピンなどからも米軍基地が撤去され、二十三のアジア諸国の中で日本、韓国、中国の三国を除くすべての国が非同盟運動に参加しています。 政府は、アジア諸国のこの流れに逆らい、日米安保再定義、ガイドラインなど日本をアメリカの戦……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、中央省庁等改革基本法案に対する反対討論を行います。 本法案は、橋本総理が会長を務める行政改革会議で、二十一世紀における国家機能のあり方等について、総理みずからが議論をリードし、たった十五人のメンバーで、しかも、国会は人事を含めて何ら関与しないまま最終報告を出して、それを法案化したものです。そこには、政財官の癒着構造を抜本的に打ち破り、行政のゆがみを正す、そして国民へのサービスを充実させるという課題は一切盛り込まれておりません。むしろ、行政改革に事寄せて、政府、財界が長年望んできた国家への大改造プログラムであり、国民の求める行政改革とは相入れないものと……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、中央省庁再編関連十七法案について、総理に質問します。 本法案のもとになった行革会議の最終報告は、今回の改革は行政の改革であると同時に、この国を形づくっている国民自身のあり方にかかわるものであり、この国の形を再構築することこそ今回の行政改革の目的であるとしています。 二十一世紀に向けて、この国の形はいかにあるべきか。その姿は日本国憲法に示されているように、政府の行為によって再び戦争の惨禍をこうむることがないようにするための平和な国、健康で文化的な最低限度の生活を保障する国、そして何よりも国民が主人公の立場があらゆる分野で貫かれる国、これこそが国民の求……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、中央省庁再編関連十七法案及び地方分権推進の関係法律の整備に関する法律案四百七十五本について、反対討論を行います。 これらの一括法の審議を本日終えるということは、法案の数の多さと国民への影響の重要性に照らして、審議時間が余りにも短く、到底認めることはできません。また、五百本近い法案を一つの特別委員会に付託し、同時に審議に付すなどということは先例のない異常な事態です。 法案提出後まだ三月しかたっていません。この法案の審議時間は衆議院が八十一時間、参議院が六十五時間弱です。当然、国民に十分周知されていない、またする時間的余裕もありません。来年から導入が予……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、円より子君外五名発議による法務委員長荒木清寛君の解任決議案に対する賛成討論を行います。 円より子さんの趣旨説明の最中、許しがたい不規則発言がありました。この発言は、離婚をし、困難な中でも一生懸命生きている女性たち、男性たちへの侮辱にとどまらず、男女平等を目指し、その第一歩として男女共同参画社会基本法を修正成立させた国会の意思にも反するのではないでしょうか。(拍手) 私自身、一九九五年、北京での世界女性会議に参加し、男女平等を求める世界の女性たちの熱い思いに接し、日本でも女性の地位向上に努力してきた一人として到底許すことはできません。大変重要な通信傍……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、いわゆる会社分割法案及び会社分割に伴う労働契約承継法案について質問をいたします。 初めに、小渕前総理の御逝去に対し、心から哀悼の意を表明し、御冥福をお祈りいたします。 政府が発表した三月度の完全失業率は四・九%、完全失業者数は三百四十九万人、また、今春卒の高卒者の一二%、三万二千人、大卒も九%、三万人が就職できないなど、雇用失業情勢は最悪です。経済企画庁は、九日、景気動向指数を発表し、景気は改善の方向にあるとしています。しかし、同じ日に発表された総務庁の家計調査では、四年連続して消費支出が減少し、ことし三月には前年同月比四・三%減と、大幅なマイナス……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりましたあっせん利得処罰法案について質問いたします。 まず、あっせん利得処罰法をなぜつくるのかという根本問題についてです。 今日、KSD疑惑など政治家の相次ぐ疑惑事件で、国民の政治に対する不信は頂点に達しています。国民の政治に対する信頼を回復するためには、これらの政治と金をめぐる事件にメスを入れ、国会議員等が他の公務員に口ききし、わいろを受け取る事件を腐敗事件として処罰する、実効ある法律の制定が国民の世論となっています。 総理は、衆議院本会議で、「政治家の廉潔性を疑わせる事件が後を絶たず、」「国民の政治不信が深まっている」、この法……
○吉川春子君 ただいま議題となりました法律案につきまして、環境委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、環境行政の一層の推進を図るため、環境省に地球環境審議官を設置するとともに、地方における環境省の所掌事務に関する調査等の事務をつかさどる職員を配置しようとするものであります。 委員会におきましては、地球環境審議官の役割と選任方法、地方環境対策調査官の役割と自治体環境行政との関係、土壌汚染防止法制化の必要性、環境情報の公開基準、飲料容器のリターナブル推進の必要性、廃家電のリサイクル費用負担のあり方等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。……
○吉川春子君 ただいま議題となりました法律案につきまして、環境委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質による大気汚染の現況にかんがみ、自動車から排出される粒子状物質による大気汚染の防止に関して、窒素酸化物と同様に、その総量の削減に関する基本方針及び計画を策定し、排出量に関する基準を定めるとともに、自動車を使用する事業者に対する措置を強化すること等により、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る大気環境基準の確保を図ろうとするものであります。 委員会におきましては、環境基準の達成のおくれと本改正による達成の可能性、自動車排出ガスと健康被害との因……
○吉川春子君 ただいま議題となりました三法律案につきまして、環境委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法案は、PCB廃棄物の確実かつ適正な処理の推進を図るため、その保管、処分等に関して、国における基本計画の策定、保管等の状況の届け出、一定期間内の処分等についての措置を講じようとするものであります。 次に、環境事業団法の一部を改正する法律案は、環境事業団の業務にPCB廃棄物の処理を行う業務等を追加するとともに、同事業団にポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基金を設ける等の措置を講じようとするものであります。 委員会にお……
○吉川春子君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、環境委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、温泉法の一部を改正する法律案は、温泉の保護及び適正な利用を推進するため、土地の掘削等の許可の失効手続の迅速化、温泉の成分等の掲示の届け出及び温泉成分の分析機関の登録制度の整備等を図ろうとするものであります。 委員会におきましては、温泉の掘削等の許可基準の設定のあり方、温泉源の汚染防止対策の必要性、温泉成分等の掲示内容の改善の必要性、医療分野における温泉治療の位置づけ等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。 質疑を終了し、採決の結果、本……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、テロ対策特別措置法案及び自衛隊法改正案に反対の討論を行います。 まず、私は、憲法違反の自衛隊海外派兵を一気に実行に移すという戦後史を画する重大法案であるにもかかわらず、参議院でわずか四日間という短期間の審議で委員会採決を強行したことに強く抗議いたします。 ニューヨーク、ワシントンなどへの同時多発テロ事件は五千人以上のとうとい命を奪い、家族や友人等多くの人生を狂わせました。私は、このテロに対して心から怒りを禁じ得ません。テロ行為は、いかなる宗教的心情、政治的見解によっても絶対に正当化できない卑劣な犯罪行為であり、テロの根絶は、二十一世紀の人類の生存に……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、道路四公団民営化推進委員会設置法案に対して質問します。 初めに、小泉総理は、事もあろうに、宗教的色彩の極めて濃い春の例大祭に事寄せて、昨年八月に続いて靖国神社を参拝し、中国、韓国から厳しい抗議が起きている問題についてです。 総理、なぜあなたは軍国主義と侵略戦争推進のシンボルである靖国神社の参拝にこだわるのですか。また、小泉内閣は、戦前の国家総動員体制をほうふつさせる有事三法案を国会に提案し、アジア諸国の批判を浴びています。日本政府は、あの戦争に対していまだに真摯な反省をしていないではありませんか。従軍慰安婦問題もその一つです。総理、戦没者を真に追悼……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、小泉内閣総理大臣に対する問責決議案に賛成の討論を行います。(拍手) 小泉内閣が発足して一年三か月がたちました。この間、小泉内閣は、腐敗政治を野放しにし、経済破綻をもたらし、失業者と不安定雇用を激増させ、医療を受ける権利を奪うなど、国民の暮らしを土台から破壊し、将来の希望を奪いました。また、外交面では、戦争放棄の憲法を踏みにじって、日本も戦争をする国とのイメージをアジア諸国や世界に広げたことなど、国政全般にわたって国民の期待を裏切ってきました。 以下、具体的に問責理由を述べます。 問責決議案に賛成する第一の理由は、経済のかじ取り不能によって国民生活……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、構造改革特別区域法案について、小泉総理に質問いたします。 政府は、構造改革特区を総合デフレ対策の柱として位置付け、これまでできなかった財界の要求する規制緩和を構造改革特区を設けて行い、更に全国に波及させようとしています。 小泉内閣は、不良債権処理の加速による大規模な企業倒産と失業者の発生、さらに、医療、介護、年金、雇用保険など、三兆円を超える新たな負担を国民に押し付けようとしています。これでは経済を疲弊させるばかりです。構造改革特区は、経済の活性化に役立つどころか、国民生活と地域経済に大きな打撃を与えるものであり、自民党政治によって作り出された地域……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、個人情報の保護に関する法律案及び関連四法案について質問いたします。 IT技術の発達で、民間企業から行政まで国民の情報が膨大に集められ、個人情報の大量流出、プライバシー侵害が起きています。自衛官適齢者リストづくりは、個人のプライバシーが丸ごとさらされる危険を示しました。 元々、個人情報保護法の制定は、住民基本台帳ネットワークを稼働させる前提条件でした。政府は広範な国民の反対を押し切ってスタートさせ、特に本院では、住基ネット法は中間報告を求めるとして審議途中に委員会から取り上げて、本会議で強行可決したものです。国民の間では、情報が漏れ、悪用されるのでは……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました福田康夫内閣官房長官問責決議案に対する賛成討論を行います。 新聞の全国世論調査では、イラクへの自衛隊派遣に反対が五五%に上り、賛成の三三%を大きく上回っています。私の下へも、自衛隊イラク派遣に反対する、あるいは懸念する声のメール、ファクスが続々と寄せられています。国民の大多数が反対し、野党が強く反対しているのにもかかわらず、イラク特別措置法案を強引に成立させようとしている法案担当大臣福田内閣官房長官は断じて許すことができません。 元防衛庁教育訓練局長の小池清彦新潟県加茂市長は、イラク特別措置法案を廃案とすることを求める要望書……
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました公益通報者保護法案について竹中大臣に質問いたします。 三菱自動車のリコール隠しや武富士の盗聴事件、雪印食品の牛肉偽装事件など、大企業による違法行為が相次ぎ、また、警察の裏金作りや保存期間前の会計書類破棄など、行政による不正事件も頻発しています。こうした企業や行政の違法、不正行為が明らかになったきっかけは内部告発によってです。このように、企業や行政の違法、不正行為を内部から告発することは、国民の安全や利益を守ることにつながり、また、違法、不正行為をただすことは、企業の信頼の失墜を避け、社会的責任を果たす上で当然のことです。 日……
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