林紀子参議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、カンボジアヘの自衛隊派遣等について質問いたします。 まず最初に、カンボジアでの選挙監視の仕事中に銃撃され犠牲になられた国連ボランティアの中田厚仁さんとその御遺族の方々に、心からお悔やみを申し上げます。 さて、最近のカンボジア情勢は、パリ和平協定で合意した事態とは大きく変貌しつつあります。武装解除は実現せず、停戦合意が遵守されないままさらに情勢は悪化し、ポル・ポト派の選挙ボイコットと武力による妨害、UNTAC要員への銃撃、殺害、そして憲法制定議会の選挙も、紛争当事者三派とUNTACによる武装兵に守られた選挙にならざるを得ない事態です。カンボジア和平の実……
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、政府の財政演説及び当面する政治課題に対して、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 今日、不況はますます長期化し、ことしの実質成長率はマイナスとなると見られる上、昨日、株価は一時一万六千円を割り込むという重大な事態を迎えています。政府の無策ぶりが鋭く問われる、かつてない危機的な状況です。ごの国民的な苦難に正面からこたえる対策こそ、今切実に求められています。 九月の緊急経済対策に基づいて提出された今回の補正予算案は、国民のための福祉・教育予算、中小企業対策には冷たく、自民党政治の基本政策を引き継ぐという細川内閣の性格をそのまま示すものです。そればかりか……
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、細川内閣が国会決議を踏みにじり、国民への公約を裏切って、ガットのドゥニ議長調整案を受け入れ、米の自由化に踏み出したこと、また乳製品、でん粉、コンニャクなど二十に上る輸入制限品目の例外なき関税化受け入れを決定したことに対して、満身の怒りを込めて糾弾し、この決定の撤回を断固要求するものであります。 政府は、ウルグアイ・ラウンド成功のため、やむを得ない譲歩だなどと弁解していますが、その実体はアメリカヘの屈服以外の何物でもありません。そのことは事の全経過が証明しています。総理は、さきの訪米の際、ウルグアイ・ラウンドの成功をみずからアメリカのクリントン大統領に誓……
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま報告されたガット最終合意について、これに署名した羽田総理に対し強く抗議し、質問いたします。 初めに指摘しなければならない重大な問題は、この最終合意の全体を貫いている基本的特徴が各国の主権を著しく制限する内容となっていることです。 これまでのガットでは、各締結国の加入時における国内法を優先させるという、いわゆる祖父条項がありました。また、各国は各貿易分野ごとにそれぞれ自国の利益を勘案して、自国の不利益になる協定、いわゆるコードを留保できることになっていました。 ところが、今回の最終合意では、祖父条項を削除した上、コードの留保をも認めず、世界貿……
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、WTO協定の批准に断固反対する立場から、総理並びに関係大臣に質問いたします。 本協定及び関連法案は、衆議院の特別委員会において今ようやく実質的な審議が始まったばかりです。それにもかかわらず、我が国農業の運命と我が国主権にかかわる重大な案件をしゃにむに今国会で成立させることを前提に、本日、本院においてこのように審議に入ることは異常と言うほかはありません。ジャカルタでの日米首脳会談を受けて、アメリカの意向を第一に極めて異例な審議を強行することに対して、まず強く抗議するものです。 この協定は、全部で二万八千ページにも及ぶ極めて広範な貿易協定を盛り込んでいま……
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、憲法調査会を設置する国会法の一部改正案並びに国会審議の活性化及び政治主導の政策決定システムの確立に関する法律案に反対の討論を行います。 討論に先立ち、まず私は、これら二法案を十分な審議時間もとらずに質疑を終了させたことに抗議の意を表明いたします。 言うまでもなく、日本国憲法は国の最高法規であり、憲法についての調査機関を設置するという本改正案は、その目的や必要性などについて十分な時間をかけて審議することが特に求められます。とりわけ、長期にわたる常設機関の設置は、本院の院の構成の根本にかかわる問題です。 これまで参議院調査会の設置や委員会再編、さらには……
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、教育職員免許法の一部を改正する法律案について、文部科学大臣に質問いたします。 すべての子供たちに基礎的な学力を保障することは、国民の願いであり、憲法と教育基本法が要請している教育の基本任務です。学習内容を子供の発達段階に即して系統的なものとするとともに、真に基礎・基本的なものについては、すべての子供が分かるまで教える教育への転換こそが今求められているのではないでしょうか。すべての子供が人間として自分が大切にされていると実感できる教育を実現することです。 ところが、この四月から学校五日制とともに新しい学習指導要領の下での授業が始まる中、学力をめぐって、……
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇四年度政府予算三案に対する反対討論を行います。 反対する第一の理由は、今後十数年にわたる際限なき年金保険料の引上げや庶民増税など、言わば連続負担増予算だからです。 小泉内閣発足以来、医療保険の三割負担などで既に四兆七千億円もの負担増と給付削減を国民に押し付けてきました。これに加え、年金制度の改悪、高齢者への増税、生活保護の給付削減などで、今後三年間で新たな国民負担増は二兆五千億円以上、合計七兆円もの負担増が強いられることになります。これでは国民の暮らしはますます深刻になり、不安を一層増大させます。 とりわけ、国民の不安をかき立てているのは年金……
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