荒木清寛参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○荒木清寛君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま政府から報告のありましたPKO活動の実施計画について質問をいたします。 先般、国連ボランティアの中田厚仁さんがカンボジアで凶弾に倒れたことは痛恨のきわみであり、心から御冥福をお祈り申し上げます。 長年勤務した商社からの退社を決意した父中田武仁さんの、「人生に悔いはないが、厚仁の行動気持ちを継ぐためにも国際平和にかかわる仕事で再出発する」との訴えは、私の胸を深くえぐりました。総理、あなたはこの御遺族の訴えと行動をどのように受けとめましたか、まずお答え願います。 冷戦後の世界にあって、日本は国連中心主義を外交の基本とするべきです。特に、……
○荒木清寛君 私は、平成会を代表しまして、ただいま議題となりました刑法の一部を改正する法律案について質問いたします。 社会に犯罪はつきものであります。社会は犯罪の撲滅を目指して努力しなければなりません。刑法はその一つの手段です。しかし、それは単に一つの手段にしかすぎません。真の犯罪対策は犯罪原因そのものの除去でなければなりません。 この点、昨今の我が国では、世界一の安全な国と言われたその安全神話の崩壊を思わせる重大事が続いております用地下鉄サリン事件と國松警察庁長官に対する狙撃事件は、極めて卑劣なテロであり、法秩序に対する露骨な挑戦です。さらに、オウム真理教施設に対しては殺人予備罪などの容……
○荒木清寛君 私は、平成会を代表いたしまして、ただいま議題となりました日本銀行法案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。 現在、我が国は、経済、社会のあらゆる面において構造改革が求められています。金融システムのあり方についても、これまでの大蔵省主導による護送船団方式、奉加帳方式、密室的な談合などの業者行政を排除し、国民に開かれた透明性のあるシステムづくりが喫緊の課題となっているのであります。しかも、その改革は二十一世紀に通用するグローバルスタンダードに基づくものでなければなりません。しかるに、最近の日本債券信用銀行の支援策あるいは日産生命の破綻処理をめぐる政府の対応を見ますと、相も……
○荒木清寛君 私は、平成会を代表いたしまして、ただいま議題となりました財政構造改革の推進に関する特別措置法案につきまして、法案に反対の立場から討論を行います。 去る二十四日、四大証券の一つである山一証券が自主廃業を大蔵省に申請いたしました。長引く業績の低迷に加え、これまで否定してきた多額の簿外債務が社内に存在することが明らかになったこと、海外の有力格付会社から社債の格付を投機的な評価に引き下げられ、市場からの資金調達が困難になったことから自主廃業を余儀なくされたのであります。証券会社の経営破綻としては本年で既に四社目であり、今月三日に会社更生法を申請した三洋証券に次ぐものであります。現在、山……
○荒木清寛君 私は、公明を代表して、内閣提出の財政構造改革法改正案及び平成十年分特別減税関連三法案の四法案に、いずれも反対の立場から討論を行います。 現在、日本経済は、消費の低迷に伴い企業収益が低下し、それが雇用の悪化や所得減少を通じてさらに消費が低迷するというデフレスパイラルに直面しております。金融不安、雇用不安に加え、社会保障に対する不安が重なり、消費者の消費性向は低下の一途をたどっています。政府が経済対策を打ち出したものの、消費回復の兆しは全く見えず、それどころか株価は低迷を続け、為替は一段と円安傾向を強めております。さらに完全失業率は過去最高の四・一%を記録しました。 こうした事態……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 両法律案は、一般の政府職員の給与改定に伴い、この例に準じて裁判官及び検察官の給与の改定を行おうとするものであります。 委員会におきましては、両法律案を一括して議題とし、裁判官・検察官の給与の一般の政府職員に対する優位性、裁判官・検察官の諸手当のあり方、初任給調整手当の据え置きの理由、裁判官一人当たりの手持ち事件数の改善状況等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録により御承知願います。 質疑を終わり、順次採決の結果、両法律案はいずれも全会一致をもって原案どおり可決す……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました裁判所職員定員法の一部を改正する法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、下級裁判所における事件の適正迅速な処理を図るため、裁判所職員の定員を改め、裁判官につき判事補の員数を三十人、裁判官以外の裁判所職員の員数を十九人、それぞれ増加しようとするものであります。 委員会におきましては、司法機能の充実強化に向けた裁判所の取り組み、司法制度をみずから改革する必要性、事件数の動向に基づく裁判官増員システムの抜本的見直し等につきまして質疑が行われましたが、その詳細は会議録により御承知願います。 質疑を終わり、採決……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、児童に対する性的搾取及び性的虐待が児童の権利を著しく侵害することの重大性にかんがみ、児童の権利の擁護に資するため、児童買春、児童ポルノに係る行為等を処罰するとともに、これらの行為等により心身に有害な影響を受けた児童の保護のための措置等を定めることとするものであります。 委員会におきましては、児童買春及び児童ポルノに係る行為を処罰する理由、性交類似行為の定義、児童ポルノと表現の自由との関係等につきまして質……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、外国人登録法の一部を改正する法律案は、永住者及び特別永住者以外の外国人についても、指紋押捺制度を廃止し、署名及び家族事項の登録をもってこれにかえるものであります。あわせて、登録原票についてその保管に関する規定の整備及び一定範囲の開示制度の新設等を行おうとするものであります。 次に、出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案は、不法入国または不法上陸後本邦に不法に在留する行為に対する罰則を新設するとともに、退去強制処分を受けた外国人に対する上陸拒否期間及び正規在留者……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました司法制度改革審議会設置法案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、二十一世紀の我が国社会において司法が果たすべき役割を明らかにし、司法制度の改革と基盤の整備に関し必要な基本的施策について調査審議する機関として、内閣に司法制度改革審議会を設置しようとするものであります。 衆議院において、審議会で調査審議される事項として、国民がより利用しやすい司法制度の実現、国民の司法制度への関与、法曹のあり方とその機能の充実強化を例示する修正が行われております。 委員会におきましては、参考人から二日間にわたり意見を聴取すると……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました商法等の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、会社をめぐる最近の社会情勢にかんがみ、株式交換及び株式移転の制度を新設するとともに、親会社株主に対する子会社の業務内容の開示の充実及び金銭債権等の時価評価を可能とする等の措置を講じようとするものであります。 委員会におきましては、持ち株会社と株式交換制度の必要性、株式交換に反対する株主の保護措置、子会社の情報の開示制度及び金銭債権等の時価評価を強制しない理由等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録により御承知願います。 質疑を終局し、討……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました三法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。(発言する者多く、議場騒然)
【次の発言】(続) まず、組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律案は、最近における組織的犯罪の実情及び国際的動向等にかんがみ、組織的に行われた一定の犯罪に対する処罰を強化すること、犯罪収益を隠匿するいわゆるマネーロンダリング行為を処罰すること等について定めようとするものであります。
なお、衆議院において、犯罪収益が生じる前提犯罪に児童買春周旋罪を加えるなどの修正が行われております。
次に、犯罪捜査のための通信傍受に関する法律案は、犯罪……
○荒木清寛君 私は、公明党を代表しまして、総理の所信表明演説に対し、質疑をいたします。 小泉総理は、昨年四月に政権を担って以来、不退転の信念と強いリーダーシップを持って構造改革を進めてこられました。私たち公明党は、このような小泉内閣を支え、ともに政治上の懸案に取り組み、解決していくことを申し上げます。 さて、経済、財政、金融、社会保障、行政などの構造改革は、二十一世紀を生き抜く日本にとって避けて通ることはできません。それだけに、改革によって重大な影響を被る国民、地域、産業に対し、その打撃を最小限に食い止める方策を併せて行うことが極めて重要です。 公明党は、構造改革を推進しつつ国民生活を守……
○荒木清寛君 私は、公明党を代表して、新防衛大綱及び新中期防について質疑をいたします。 まず、新大綱が、関係者の真摯な議論の結果、同時多発テロ以降の不透明さを増す国際情勢に適切に対処し得る指針となったことを評価いたします。 新大綱の特徴の一つは、防衛力の在り方だけではなく、我が国の安全保障の基本方針を明らかにしたことであります。すなわち、安全保障の二つの目標を示した上で、我が国自身の努力、同盟国との協力及び国際社会との協力の三つのアプローチが必要であるとしました。この統合的な安全保障戦略は、単に防衛庁だけの問題ではなく、全政府的取組が必要です。総理はどうリーダーシップを発揮していくのか、お……
○荒木清寛君 私は、公明党を代表して、日本国憲法の改正手続に関する法律案に関して質疑をいたします。 まず、憲法改正に対する我が党の基本的な考え方を述べさせていただきます。 公明党は、日本国憲法は優れた憲法であり、国民に広く支持されていると認識しています。そこで、国民主権主義、基本的人権の保障、恒久平和主義の原則を今後も堅持した上で、新たに必要とされる理念を加えて現行憲法を補強する加憲という立場を示しています。 恒久平和主義の象徴である第九条については、戦争放棄を定めた第一項、戦力不保持を定めた第二項はともに堅持した上で、自衛隊の存在を明記することや国際協力の在り方について加憲を論議してい……
○荒木清寛君 公明党及び自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律案に賛成の立場から討論を行います。 我が国は、経済社会及び国民生活の安定的な基盤となる各種エネルギー資源や鉱物資源、漁業資源、農産物、その他の資源の多くを海外からの輸入に依存しています。我が国は四方を海に囲まれており、我が国貿易に占める海上貿易の割合は約九九・七%と、そのほとんどを海上輸送に頼っております。このような我が国の海上交通路の安全が妨げられますと、我が国の経済活動、国民生活に重大な影響を及ぼすことになります。 このため、海上交通の要衝であるソマリア沖・アデン……
○荒木清寛君 私は、公明党を代表して、平成二十二年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案外二案につきまして、鳩山総理大臣並びに関係大臣に質疑いたします。 我が国経済は、リーマン・ショック後の最悪期からは脱したものの、鳩山政権の理念なき経済財政運営によりデフレの進行に歯止めが掛からず、国民の生活不安は募るばかりです。 このような鳩山不況の最大の原因は、経済効果が見込まれていた第一次補正予算を不要不急との理由で一部執行停止し、わざわざ景気を押し下げたばかりか、デフレ対策を日銀任せにするなど、政府の無策ぶりにあることは言うまでもありません。しかし、このような政府の失政により苦……
○荒木清寛君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました野田財務大臣の財政演説に対する質疑を行います。 まず、東日本大震災の犠牲者の御冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。 行方不明者とその御家族、約十三万人の避難所生活を余儀なくされている方々、これから故郷を離れ計画避難をしなければならない方々などの心情を思うに、政府の対応は余りに遅い。あらゆる対策が後手の連続で、総理が陣頭指揮をして国民の生命と財産を守っているとは到底言えません。 国民は、そのような総理に、統一地方選挙で事実上の不信任を突き付けました。国民の声を真摯に受け止めるべきではないですか。……
○荒木清寛君 公明党の荒木清寛です。 私は、公明党を代表し、さきの所信表明演説について質疑を行います。 まず、冒頭に当たり、今なお避難生活を余儀なくされている皆様に心からお見舞い申し上げますとともに、本格的な復旧・復興にあらゆる力を尽くしていくことをお誓い申し上げます。 また、タイの洪水災害やトルコの震災で被害に遭われた皆様や邦人企業にお見舞い申し上げますとともに、日本として最大の支援を惜しまず行うことを政府には申し入れたいと思います。 まず、野田内閣の政権運営能力に対する疑念について指摘しておきます。 野田総理は、就任以来、国民に対する発信が乏しい一方で、発言のぶれが目立ちます。ま……
○荒木清寛君 公明党の荒木清寛です。 私は、公明党を代表し、ただいま議題になりました原子力規制委員会設置法案について質疑を行います。 本法案が先ほど衆議院から送付されたばかりで急遽の審議入りとなったのは、百五十日間の会期末を目前とした中で、総理出席の下での本会議の日程が極めて厳しくなったことにあります。これはひとえに与党・民主党の国会運営の稚拙さが原因であると指摘をし、質疑に入ります。 公明党は、東京電力福島第一原子力発電所事故を受け、今こそ原発に依存しない、安全、安心なエネルギー社会への移行に取り組むべきと考えております。 一方、既存の原発につきましては、甚大な原子力災害が二度と起こ……
○荒木清寛君 公明党の荒木清寛です。 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました八法律案に対し、賛成の立場から討論いたします。 まず、この八法案が審議の最終段階において廃案の危機に陥ったことは、政府・与党に責任があることを指摘します。政治生命を懸けてこの国会中に成立をさせるとの総理の発言とは裏腹に、法案の成立を先延ばしをしようとする姿勢が民主党に見られたことは誠に遺憾であり、総理と与党・民主党に猛省を求めるものです。 我が国では、少子高齢化が急速に進展する中、真に国民が安心して暮らせるための社会保障制度の実現が喫緊の課題であり、加えて、その制度を持続可能とするため、安定財源を確保す……
○荒木清寛君 公明党の荒木清寛です。 私は、公明党、自民党を代表し、ただいま議題になりました消費税転嫁特措法案について、総理並びに関係大臣に質問を行います。 本法律案は、平成二十六年四月と同二十七年十月の消費税率の引上げに際し、消費税の円滑かつ適正な転嫁を図ることを目的とするものです。消費税は消費者が負担するものではありますが、消費税を納めるのは事業者であることから、消費者へ至るまでの転嫁が円滑になされる必要があります。 自公連立政権の力強い経済対策により、一部の業種において明るさが見られるものの、中小事業者の経営環境は依然として厳しい状況に置かれており、消費税が円滑かつ適正に価格に転嫁……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、自動車運転による死傷事犯の実情等に鑑み、事案の実態に即した対処をするため、悪質かつ危険な自動車の運転により人を死傷させた者に対する新たな罰則を創設するなど所要の罰則を整備しようとするものであります。 委員会におきましては、本法律案提出の経緯と交通事故被害者団体からの要望、第三条第二項の病気の意義と患者の懸念に配慮した政令制定の必要性、アルコール等による影響の発覚を免脱する罪の創設による逃げ得の是正効果、無免許運転を危険運転致死傷罪の類型に加えることの是非等について……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、職業生活と家庭生活との両立が図られるようにするため、裁判官が外国で勤務等をする配偶者と生活を共にするための休業に関する制度を設けようとするものであります。 委員会におきましては、本法律案提出の経緯と成立した場合の制度利用の見通し、同行休業取得の要件が一般の国家公務員と裁判官とで異なる理由、同行休業中の自己研さんの必要性とその支援策、裁判所における女性の活躍の推進等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。 質疑を終局し、採決の結果、本……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、民法の一部を改正する法律案は、民法の規定中嫡出でない子の相続分を嫡出である子の相続分の二分の一とする部分は憲法違反であるとの最高裁判所決定があったことに鑑み、当該部分を削除するものであります。 次に、戸籍法の一部を改正する法律案は、子の出生に伴う戸籍に関する事務の処理において、出生の届出に係る届書に嫡出である子と嫡出でない子の別を記載させることは不可欠でないことに鑑み、嫡出でない子の権利の保護を図る観点から、当該届書の記載事項から嫡出である子又は嫡出でない子の別を削除……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、下級裁判所における事件の適正かつ迅速な処理を図るため、判事の員数を三十二人増加するとともに、裁判所の事務を合理化し及び効率化することに伴い、裁判官以外の裁判所の職員の員数を三十六人減少しようとするものであります。 委員会におきましては、司法制度改革に伴う裁判官の増員とその効果、専門訴訟に対応するための裁判官の養成、新任判事補の採用における優秀な人材確保への取組、適正な法曹人口の在り方、裁判所職員減員の問題点、家庭裁判所調査官の人的体制充実の必要性、労働審判の取扱い……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、少年審判手続のより一層の適正化を図るため、家庭裁判所の裁量による国選付添人制度及び検察官関与制度の対象事件の範囲を拡大するほか、少年に対する刑事事件における科刑の適正化を図るため、少年に対する不定期刑の長期と短期の上限の引上げ等の措置を講じようとするものであります。 委員会におきましては、少年に対する刑を緩和している理由、少年審判における付添人の役割と再犯防止の効果、検察官関与制度の趣旨と対象事件の範囲を拡大する理由、検察官関与に関する裁判官の裁量判断の適正性確保……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、法律事務の国際化、専門化及び複雑多様化に、より的確に対応するため、外国法事務弁護士が社員となり、外国法に関する法律事務を行うことを目的とする法人の制度を創設しようとするものであります。 委員会におきましては、外国法事務弁護士法人を認める意義、外国法事務弁護士の原資格国の状況と外国法事務弁護士に期待される役割、外国法事務弁護士に係る規制緩和、弁護士と外国法事務弁護士との共同法人制度が見送られた理由、中小企業の海外進出に対する法的サポートの必要性、日本の弁護士や法律事……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、司法試験の試験科目の適正化及び法科大学院における教育と司法試験との有機的連携を図るため、短答式による筆記試験の試験科目を憲法、民法及び刑法とするほか、受験期間内に受けることができる司法試験の回数についての制限を廃止しようとするものであります。 委員会におきましては、今回の法改正の趣旨、司法試験において受験期間制限を設ける理由、法科大学院創設の本来の趣旨を実現するための方策、司法修習生への修習資金貸与の現状の問題点、法科大学院における共通到達度確認試験の問題点、司法……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました三法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、少年院法案は、少年院の適正な管理運営を図るとともに、少年院に収容される在院者の人権を尊重しつつ、その特性に応じた適切な矯正教育その他の在院者の健全な育成に資する処遇を行うため、少年院の管理運営に関する事項を定めるとともに、矯正教育の基本となる事項、在院者の権利義務の範囲、その生活及び行動を制限する場合の要件及び手続等を定めるほか、在院者による不服申立ての制度を整備しようとするものであります。 次に、少年鑑別所法案は、少年鑑別所の適正な管理運営を図るとともに、鑑別対象者……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、我が国の経済の発展に寄与する外国人の受入れを促進するため、高度の専門的な能力を有する外国人に係る在留資格を設ける等の在留資格の整備を行うほか、上陸審査の手続の一層の円滑化のための措置等を講じようとするものであります。 委員会におきましては、高度外国人材の受入れを促進しようとする理由、在留資格、高度専門職の認定基準の在り方と明確性確保、高度専門職の在留資格の取消しの取扱い、ポイント制による高度人材外国人の認定状況、船舶観光上陸の許可に係る上陸審査手続の適正性確保、通……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、衆議院法務委員長提出によるものでありまして、児童ポルノの定義を明確化し、児童ポルノをみだりに所持すること等を一般的に禁止するとともに、自己の性的好奇心を満たす目的での児童ポルノの所持等を処罰する罰則を設け、あわせて、心身に有害な影響を受けた児童の保護に関する施策の推進及びインターネットの利用に係る事業者の努力義務に関する規定を整備しようとするものであります。 委員会におきましては、衆議院法務委員長代理遠山清彦君より趣旨説明を聴取した後、今回の改正の趣旨と国際社会の……
○荒木清寛君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、会社法の一部を改正する法律案は、株式会社をめぐる最近の社会経済情勢に鑑み、社外取締役等による株式会社の経営に対する監査等の強化並びに株式会社及びその属する企業集団の運営の一層の適正化等を図るため、監査等委員会設置会社制度を創設するとともに、社外取締役等の要件等を改めるほか、株式会社の完全親会社の株主による代表訴訟の制度の創設、株主による組織再編等の差止め請求制度の拡充、特別支配株主の株式等売渡し請求制度の創設等の措置を講じようとするものであります。 次に、会社法の一部……
○荒木清寛君 私は、公明党を代表して、平成二十六年度補正予算案に関して質疑を行います。 第三次安倍内閣が発足し、本格的な経済再生、地方創生に向け、いよいよ重大となった与党としての責任を私たちは果たしてまいります。 自公政権の経済政策、アベノミクスを推進し、景気回復の流れを中小企業・小規模事業者や家計に広げていくことが本年の第一の課題であります。あわせて、東日本大震災からの復興加速、社会保障の安定化と充実等にも全力で取り組んでまいります。 冒頭、いわゆるイスラム国と称するテロ集団による邦人人質事件についてお尋ねします。 湯川遥菜氏を殺害したとしていることは、凶悪かつ卑劣な行為で、断じて許……
○荒木清寛君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました平和安全法制整備法案並びに国際平和支援法案の二法案、すなわち平和安全法制について、安倍総理に質疑をいたします。 平和安全法制は、衆議院特別委員会での百十六時間という長時間の審議を経て衆議院から参議院に送付されました。しかし、残念ながら国民の理解はまだ深まっていません。 国民の理解を進めるために、参議院の審議では総理及び閣僚は丁寧で真摯な答弁に努めること、また、安倍総理におかれては、あらゆる機会を利用して国民への説明を尽くすことを求めたく、お答え願います。公明党も、本院での審議において議論の工夫と努力を重ねることを決意しております……
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