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加瀬完 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

加瀬完[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは加瀬完参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。加瀬完参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

3期(1953/04/24〜)

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第5号(1953/07/07、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 大蔵省にお尋ねしたいのですが、今の答弁でありますと、この繋ぎ融資というものは単独災害は全然含まれてないわけですね。
【次の発言】 私どもがずつと調査いたしました日本海岸といいますか、玄海灘寄りといいますか、そのほうは単独災害が非常に多いのですね。そういう町村に対する一体資金の心配というものは全然しなくてもいいのか。で、さつきお話のようにこの前の融資関係のものが町村に届いておらないような始末だから、ここですぐ割当てなくてもいいというふうなお考えのようでございますが、この前が届いておらないほど、考えようによつては資金には枯渇しているのだから、この際、何とかしてやらなければ、一体市町村財……

第16回国会 地方行政委員会 第3号(1953/05/29、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 若干重複するところがありますが、念のためとこの点はお許し頂きます。会社に対しまして質問をいたします。  現地を目撃しておらないようでございますのに、何らの問題がないような報告をなされたのでございますが、これは甚だ責任のない態度であるというふうに私は考えるのでございます。  第二点といたしましては、労組のほうから十六日の出荷の申出をいたしておるそうでございますが、これに対して会社側はどういう御態度をおとりになられたか。  次に警察に対しまして。農民等四百名が行動を起して参りますれば、当然衝突というふうな問題もあるわけでございますが、この農民の行動というものをどうしてとめなかつたかとい……

第16回国会 地方行政委員会 閉会後第4号(1953/09/09、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 友末さんにお伺いしたいのですが、府県の教育委員会を審議機関にするのが適当であるという知事会の御意見のようでございますが、そうすると、知事会といたしましては、現行の教育委員会法をもお認めにならないというお立場でございましようか。
【次の発言】 若干意見が挾まつて恐縮でございますが、今問題になつております地方行政の一番重視している問題は地方財政の貧困ということでありますと、その地方行政における財政的な貧困というものが、例えば教育委員会というものが現状いろいろ欠陥がありましても、これが全然ないものといたしますと、その財政のしわ寄せというものが全部教育のほうに被さつて来るという危険性もある……

第16回国会 地方行政委員会 第5号(1953/06/22、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 この前若木委員から長官に質問された事項でありますが、今の問題で、具体的に答えて頂きたいと思うのですが、〇・二五の分は五十億で賄つたというように財政部長もお答えになつたのですけれども、都道府県の知事から要求された赤字の補填額は、たしか八十億だつたと思います。それで五十億追加されたということでありますと、八十億から五十億引いてもまだ三十億の赤字というものが地方にある。それに〇・二五という分がどういうふうに補填されたかということが一つ、それから今百四十億給与の分に廻したということでありまするが、この算定の基準というものをもつと明確にしてもらいたい。  それから更に長官も、部長の説明になつ……

第16回国会 地方行政委員会 閉会後第5号(1953/10/09、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 施行令の第二条でありますが、この条件は市長のリコール署名などと違いまして、非常に条件が厳しいように思われますが、その点もう一遍御説明を願いたい。
【次の発言】 このもとになる町村合併促進法の条項は、二つの意義というものを持つておると思う。一つは知事の勧告というものが出てから、当然署名問題が出るわけでありますから、知事の勧告というのは、第三者的に見て、それは分離したほうがいいじやないかという、一つの客観情勢を固めておるという内容を持つているじやないかと思う。もう一つは、小地域の住民の意思というものを尊重しようじやないかという性格を持つておると思う。第三者的に見ても、客観性があるという……

第16回国会 地方行政委員会 第6号(1953/07/08、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 予定されました議事に入る前に、一つきめて頂きたいと思うのですけれども、それは本委員会におきましても、又労働委員会との合同委員会におきましても取扱われました鏡工場の問題でございます。あの結論を何らかの形でお出し頂かなければならないと思いますが、その点おきめ頂きたいと思います。
【次の発言】 我々はこの問題を取扱うときに、労働問題としてこの問題を取扱うわけでもなければ、肥料の需給関係という一つの社会問題としてこの問題を取扱うわけでもなくつて、警察の過剰行為があつたかどうかという一点で、我々は取扱つたはずなんです。警察側の答弁といたしましては、これは正当業務であるから、又正当業務の妨害で……

第16回国会 地方行政委員会 閉会後第6号(1953/10/10、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 今の御説明で兼業態であれば、若干の兼業態の形を変えないで酒類を出すということは認める。それなら雑業態であつても、殆んど雑業の中心を占めるものが今の目的に副うものであれば、雑業態であつても、それをやはり対象として扱つていいという解釈が成り立ちませんか。
【次の発言】 そうなれば、前の委員の方が申された点も解決するのじやないですか。その幅というのは或る程度認めるというふうに施行の上で注意をして行けば、ただそれがとちらではこういう質問に会えば、そういうふうなお答えが出ても、実際の通達の上では、そういう解釈ができないということになると、なかなか問題があるわけですね。今問題になりました点も重……

第16回国会 地方行政委員会 第7号(1953/07/10、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 今日出席いたしておりますのは、主として小委員のかたが多いようでございますので、一般の委員のかたが多く出揃つたところで審議をなさつて頂いたほうがよろしいのじやないかと思いますので、御説明を承わつた程度で、あとの審議は次の委員会に廻すというふうにお取計らい頂いたほうがよろしいのじやないかと思います。

第16回国会 地方行政委員会 閉会後第8号(1953/10/20、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 第一条の十六の七号の今例説明のありました工磯部関係のものですね、それから発電所についてまだ決定がなされておらない。本日これらについて話合いが持たれるという話でありますが、自治庁としては、大体この二つについて、どういう御見解を持つておるのですか。
【次の発言】 償却資産に課税をしないということになりますと、まあ総体で税額というのは非常に減つて来るわけでございますね。そういうことであれば、幾分問題の解決が近いかと思いますけれども、この額面通り全部課税するというと、結局、これが一般大衆の運賃その他に撥ね返つて来るという傾向が、十分考えられると思うのですよ。そういう大衆に課税を転嫁するとい……

第16回国会 地方行政委員会 第9号(1953/07/15、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 一番初めに若木さんから町村合併によつて、地域給の差が生じた場合の処置が聞かれたんでありますが、それに対して課長は、生活圏、経済圏が当然合併するような町村は同一であるんだから、十分考慮をしたいと、又特に町村合併の関係というのも考慮したいというお答えがあつたわけでありますが、それ以後のほかの委員のかたとの課長さんの一問一答を聞いておりますと、何にもそれらが考慮されないというお答えしか出ておらないように私は聞いておるわけです。例えば殆んど一町村におけるところの地域差というものを認めておるし、それから勧告その他の時期というのも一般と同じである、或いは地域給の条件についても一般と同じてあると……

第16回国会 地方行政委員会 閉会後第9号(1953/10/21、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 若木さんの質問を重複する場合もございますが、自治庁の愛媛県総務部長宛に出しました回答に、議員が条例を発案したことを理由とする限りにおいては合法だという御回答があるのでございますが、この条例を発案したことを理由とする限りにおいてという内容におきましては、条例の発案或いは条例の性格ということが当然まだ問題として残るだろうと思うのです。で、議会のその条例が権限内のことであつたかどうかということ、それから条例の内容が合法的であつたかどうかということ、こういうことが立証されなければ、この問題のまだ解決は完全にできておらないと思うのです。そういう点で伺いたいのでありますが、副知事の法的な性格で……

第16回国会 地方行政委員会 第11号(1953/07/17、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 只今の御説明によりますと、千三百八十六警察のうち、当初二十六年度九月三十日に千二十四警察、その他を合せましてですね一千百何警察というものは、本則よりも内容的にはむしろ今度の特例と同様な立場において廃止されておるわけですね。で、この特例通りに廃止されたものは四十九警察にしか過ぎないと思うのです。そうすると本則そのものというものが完全に守られたパーセンテージというものは非常に少い。そうすると本則そのものに相当な無理があるんじやないかということが考えられるわけです。で、あと残つたものは二百数十警察ということになりまするが、これも同様に廃止を決定すれば、当然特例を求めて来ることは必然だと思……

第16回国会 地方行政委員会 第14号(1953/07/22、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 私昨日欠席をいたしましたので、重複いたしましたら委員長のほうで御注意頂きたいと思います。五点について伺いたいのでありますが、主として第一条の内容でありますが、私はこういう立場をとりますことについて疑問があるのでございます。  その第一といたしましては、この第一条の中に、「勤務能率の発揮及び増進」という言葉があるのでございますが、これらが阻まれておる事由は、研修不足よりは、もつとほかに理由があるのじやないか。例えば、待遇問題などは一応棚上げにいたしましても、都道府県の人事交流が殆んど閉ざされておる。都道府県及び市町村の人事交流はなお更のことである。事務配分が甚だ混沌としておる。賞罰制……

第16回国会 地方行政委員会 第15号(1953/07/23、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 至つて初歩的な質問をいたしますけれども、衆議院の修正案で見ますと、公共施設、公用施設という限界が何かはつきりしておらないように思われるのですが、そこで今まで一体この法文上公共施設と呼んでおつたのは一体何か、見方によつて公共施設と見られ或いは公用施設と見られるものじやないかと思うのですよ。公共施設というものの内容と公用施設というものの内容は違うのじやないか、それが両方はつきりいたしませんで、衆議院のような解釈をいたしましては、何か非常にあいまいになつて来るように思われるのですが、その公共施設の内容、公用施設の内容を御説明頂きたい。

第16回国会 地方行政委員会 第16号(1953/07/25、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 今の若木さんの出した問題と外れるかも知れませんが、支給しないんじやなくて、支給しても、事実において平衡交付金や何かで面倒を見てくれておらない。このために非常に困つている府県は別の問題として相当あるんじやないかと思います。私はこれは平衡交付金の問題のときに質問しようと思つたのですが、今丁度その問題が出ましたので、併せて自治庁にその点はつきりしてもらいたいと思います。〇・二五の追加分は、地方財源についても賄うように話を聞いておつたのであるけれども、事実においてはその分としてはつきり賄われておらない。このために支出はしたけれども、その穴埋めに都道府県では非常に困つているのがある。

第16回国会 地方行政委員会 第17号(1953/07/27、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 今若木委員から出ました問題で私も大筋において法解釈の誤りがあるのじやないかという見解をとるものであります。で、前後二回の委員会を通じまして国警本部の説明を承わりますと、肥料を運び出す行為を阻害しておるのは正当な業務行為の範囲を逸脱しておるという意見に一応なつた。肥料の搬出行為は会社の正当な行為であり、これを阻止することは正当な争議行為ではないから、それを妨害してはいけないという裁判所の仮執行の決定もあることでありますし、とこういうふうに言つております。又現地警察の公示によりますと、出荷の妨害をやめよ、農家の渇望する肥料出荷を阻止することは、明らかに適当な争議行為を逸脱した業務妨害で……

第16回国会 地方行政委員会 第20号(1953/07/30、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 自治庁の方に伺いたいのですけれども、先ほど若木委員からの質問にもありましたように、国会でいろいろ決議がなされましたし、それに対する政府の答弁もありまして、それらの責任から起債の五十億分が増加されたと解釈してよろしいのですね。
【次の発言】 その内容としては給与費並びに投資的補助事業の規模に応ずるということでございますが、この給与費ということは、あの当時のベース・アップ分も含んでおるのでございますか。今あなた方の御説明によりますると〇・二五分のみのように聞こえておつたのですけれども、その通りに解釈してよろしゆうございますか。

第16回国会 地方行政委員会 第21号(1953/08/03、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 若木委員のと関連する質問でありますが、前の財政計画によつて単位費用は計算されておるわけでございますけれども、そうしますと、財政計画の全般が変つて来るならば、単位費用というものも変らなければ初めの計画とは食い違いが出て来るわけですね、というふうに考えられるわけですけれども、その点もう一度はつきりと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、実際において単位費用はこのままにしておいて、それだけの総体から殖えた額を配分するときにはどういうふうな方法を用いるのですか。
【次の発言】 そこがどうもはつきりしないのですが、この単位費用というのは、一応の財政計画に基いて、これだけの単位……

第16回国会 地方行政委員会 第23号(1953/08/06、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 今の給与改訂による給与関係費増加額の算定替にある増の内容説明で、日直、宿直が十六億二千五百万円ですか、計算によつて減になつているようなお話でしたが、その内容をもう少し詳しく……。
【次の発言】 地方公務員も当然国家公務員に準じた待遇をされなければならないということになつておるわけでありますが、日直、宿直料、それから超勤なども含めて国の目から見ると、地方公務員のほうがいつも下廻つておるのです。国が今度日直、宿直が三百六十円ということであれば、地方公務員もそれと同じような単価というものを考えて頂かなくては、実際において待遇に厚薄が生ずるのじやないか、それを実績といつて、事実保護さるべき……

第16回国会 地方行政委員会 第24号(1953/08/07、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 文部大臣に質問をするほうが当を得ておるかも知れませんが、自治庁の御見解をも承わりたいのですが、私はこの助役の教育長兼任というものに対しまして法律的疑義がある、と申しますのは、教育委員会法というものをつぶさに検討いたしますと、教育を政治から独立させという一つの基本的な性格があるわけであります。それか教育委員会の仕事をする教育長というものを、町村長の下部機関である助役に兼任させるというのは、教育委員会法の根本と背馳するものじやないか、そういう本法の性格を変えるような手続というものが一体法律的に許されるものかどうか、この点について……。

第17回国会 地方行政委員会 第1号(1953/10/31、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 現地調査に参りましたのは、外務省が行つたのでございますね。
【次の発言】 調査に行つたという報告はありましたが、調査結果についての御報告はなかつたのでありますが、調査結果についての報告は、他の政府委員から報告するのでございましようか
【次の発言】 自治庁長官の提案理由の説明にも目下交渉中ということがありましたし、只今の外務省の説明でも交渉中ということがありましたが、今若木さんの質問に対しまして、通貨の問題とか、債権債務の問題、財産の問題いうふうな具体的な条項が上つたのでありますが、もう少し詳しくこういう点で話合がつかないとか、こういう点がこういうふうになつているのだ、現地の要求はこ……

第17回国会 地方行政委員会 第2号(1953/11/02、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 外務省にお尋ねいたしますが、石村委員のほうから御質問がありましてお答えがあつたのでありますが、そのお答えによりますと、原則的には政策的な問題で、アメリカが申したことであるから何ら食違いはない。いろいろ事務的なことで手間取つているというお話でありましたが、事務的に手間取つているというのは一体どういう内容で手間取つているのか。その点を伺います。
【次の発言】 この地域は当然早晩日本に復帰されるべきものであるはずでありまするから、アメリカの復帰の声明がありましたならば、一日も早く完全に日本に復帰できるような受入れ態勢というものは、これは声明があるなしにかかわらず当然外務省においては準備し……

第17回国会 地方行政委員会 第4号(1953/11/05、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 今、前のかたから御質問があつたのですけれども、我々が地方行政で、これを問題にしておりますのは、行政混乱のために非常に経済困難を来たして、その経済困難のために生活が不安であるという、我々の同胞二十万の身の振り方ということについて真劍に取上げなければならない。又その原因がどこにあるかということを考えるときに、今外務大臣からいろいろ御説明がありましたように、復帰の見通しが甚だはつきりしないというところにあるので、外務大臣にお尋ねするのであります。そこで前のかたからいろいろたくさん出ておるのでありますが、どうも外務大臣は現地かどんなに生活不安或いは経済困難のために困つておるかということの認……

第17回国会 地方行政委員会 第5号(1953/11/06、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 昨日外務大臣のこの問題についての御説明を伺つたわけでありますが、残されているのは事務折衝だけであるので、十二月一日を目途として交渉をしている、こういうお話でありましたが、事務折衝だけであるなら簡単に行くはずではないかという質問に対しましては、相手のあることであるので、そうも行かない。十二月一日というのは延びても、それに近い日で確実かという問いに対しましては、それを目途としているということで明言を避けているわけであります。又政府の今までの言明と、外務大臣との説明にも若干食い違いがあるようにも思われますので、どうもそういう点明確を欠きますので、次の四点をお伺いいたします。  第一点は、……

第18回国会 地方行政委員会 第1号(1953/12/04、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 若木さんと関連する問題でありますが、二、三伺いますが、一点は、ベース・アツプの分だけは全部平衡交付金で賄う、期末手当のほうは、一般職員は二分の一、地方職員は四分の一ですか、これを地方負担といたしまして、これをこれのほうに税を廻すということは間違いございませんか。  それから二番目は、現在の地方の財政事情というものを考えますに、特に今年なんか災害などを受けておりますから、義務的支出のほかに、いろいろ支出しなければならないという悪条件が重なつておると思います。而も相当平衡交付金などの問題もありまするので、或る程度水増し予算と言つては悪いのですけれども、予算を相当膨らましているんじやない……

第18回国会 地方行政委員会 第4号(1953/12/08、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 平衡交付金の単位費用の問題と、それから給与改訂と併せてお伺いいたします。一つは基準財政需要額の計算において、この単位費用の計算に基いて計算されたものが、そのまま認められるか。これが一点。  二番目は単位費用の出し方は平均規模を抑えておりますから、被交付団体の実情とは必ずしも一致しない。そこで職員給与の場合等において相当の凸凹が各級交付団体の間においてあると思うけれども、こういうた点はどうか。  第三点は、今度の改訂される単位費用で計算されたものの総計が、給与改訂に伴う交付金の七十六億にぴつたり当てはまるかどうか、この三点。

第19回国会 地方行政委員会 閉会後第1号(1954/08/02、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 只今知事さんの御誠意のある話を伺つておりまして、そういうお立場でこのような傑作をしなければならなかつた御心情というものを十二分にお察し申上げられるのでありますか、二、三の点について史に若干突込んで伺いたいと思いますので、お答えを頂きたいと思います。  一つは自治庁の本年度の地方財政計画によりますと、一応安定を見越しているという前提で、単独事業などを相当削つておるのでありますが、そういうのが御説明によりますと相当赤字の原因を作つているのじやないかというふうに思われるのでありますが、自治庁の方針のようにはどうしてもやり得ないという事情をもう少し御説明頂きたいと思います。

第19回国会 地方行政委員会 第2号(1954/02/04、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 初め数点伺いたいのでありますが、この警備に当りまして、国警並びに警視庁のほうでは何回ぐらい警備の打合せが持たれたのでありましようか。  第二点は鉄橋の一部が腐蝕しておるというふうなことが言われたのでありますが、鉄橋の一部が腐蝕されておることは事前にわかつておるのでありまして、ここが危険であつたからということは今更理由にならないと思う。この腐蝕危険ということに対してどういう手を打たれておつたのか。  第三点は、警視庁のほうの報告、説明を伺いますと、鉄橋上の阻止線で皇宮警察官の合図があつたと思われたので、ロープを外して参賀者の頭上に上げたところが、こういう混乱が起つたというようなことで……

第19回国会 地方行政委員会 第4号(1954/02/23、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 只今この事件に関する訴訟の問題、或いは先ほど森谷君、それから丸ノ内署の間で三菱争議の問題が取上げられて問答が交されたのでありますが、訴訟の問題でありますとか、三菱の問題でありますとかいうことは、この問題の埓外のことであるというように私は思います。我々がこの問題を取上げましたのは、労働権の行使と警察権の行使が相剋されないようなよい方法というものが考えられないか、或いは又警察権の行使というもので個人の利益が侵害されるということがあつてはならない、こういう立場で問題が展開されたわけであります。今日の森谷君の主としての陳述の内容といいますものは、労働組合が如何にも暴力的であり、暴徒的である……

第19回国会 地方行政委員会 第5号(1954/02/26、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 総監にお伺いいたしたいのでありますが、その後いろいろ御調査をなさつておるということでありますが、裂傷の判定はなさつて頂いたのでございましようか。  もう一つは一線警察官が非常に不慣れなためにというふうに、一線警察官の資質に今度のような問題の中心が置かれておるようでありますが、私はむしろ一線警察官の問題ではなくて、一線警察官を指導する上級警察官の指導性の欠陥ということが、この際問題にならないか、この二つの点を先ず伺いたいと思つております。
【次の発言】 言葉に誤解があたようでありますので……、私の指導性の欠陥のためではないかというのは、一人の石田さんというものを特に指しておるわけでは……

第19回国会 地方行政委員会 閉会後第7号(1954/10/26、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 当初の財政計画の御説明のときには、法人税も所得税も相当増収分が見込まれた。従つて交付税の増収分というものも総額において相当見込まれるわけだから、そういう点で昨年度に比べて割合に余裕の中が出て来るのじやないかというお話を承わつたように私は承知するのでありますが、本日の御説明を伺つておりますと、結局交付税の殖える基というものは全然巾がなくなつて来ておるわけで、初めの御説明とはちよつと見込み甘いといつたような感じを受けるのでございますが、その点如何でございますか。
【次の発言】 これは自治庁の御見解というよりは、むしろ大蔵省の見解として表明された点が強かつたのでありますが、結果論的に申上……

第19回国会 地方行政委員会 閉会後第8号(1954/10/27、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 教育委員会の問題でありますが、都道府県の教育委員会の問題は別といたしましても、地方教育委員会に対しましては、地方制度調査会でもたびたび問題になつております。すでに結論が出ておるはずであります。又この制定当時からいたしましても、世論も挙げて地方教育委員会というものに意義のないことが強く言われておつたわけであります。世論もそうでありますし、又制度調査会の答申も地方教育委員会は要らないであろうというにもかかわらず、一つの固まつた世論というものにもかかわらず、政府だけがあえて地方教育委員会制度というものを固執するのはどういう理由によるものであるのか、私ども了解に苦しむのでありますが、長官か……

第19回国会 地方行政委員会 閉会後第9号(1954/10/28、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 鈴木さんにお伺いしたいのですが、今お読みになつたその次をもう一度読んでくれませんか。
【次の発言】 今読んだ次から、結局組合との話合いがなければ、という項目があるでしよう。もう一度質問をし直します。さつき伊能委員の御質問に対しまして、お答えをいたしましたほかに、私が聞いておりますと、結局下請などに出荷作業をさせる場合は、組合との話合いがなければできないんだというふうに了解される条項があつたように記憶をいたしておるわけであります。その点をもう一度お読み頂きたいと思う。
【次の発言】 さつきお読みになつた中では、労働協約の中に組合との了解がなければ、下請などによる出荷作業はできないとい……

第19回国会 地方行政委員会 第10号(1954/03/16、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 若木委員の質問に関連をして文部省、自治庁に伺います。  第一点は現在の地方財政のしわ寄せというものが教育予算の幅を狭めようという方向に来ておることは否めない。そうしておりますときに、教育行政の上で無給嘱託というものを、今内藤会計課長のおつしやるように、これを全部教員としての身分として取扱わないということになりますと、全部駄目になる。その職員は府県として見るということは不可能だ、こうなつて参りますと、教育行政というものが非常に完全性を欠いて来るのじやないかという点が一点。  それから第二点は、只今文部省の御見解の中には、積極的に義務教育に携わる者をも同じような措置をとるというお考えな……

第19回国会 地方行政委員会 第13号(1954/03/25、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 お伺いしますが、今問題になりました財政白書を読んで見ますると財政の逼迫のため地方自治団体がいたくその機能を喪失しておると申しますか、衰弱されておるというふうに受取れるのであります。その具体的な問題として、納与額の占める部分が非常に多いという点、それから投資的な事業額の占める割合が低いという点、こういう点が指摘されておるわけであります。ところがこれで見ますと、給与額の占める部分が多いということは、地方自治団体としての責任というわけには参らないと思います。或いは文事業額が低いと申しますが、地方自治団体としてはこの問題は独自計画で増大させて行かなければならないという必要が自治体の独自性と……

第19回国会 地方行政委員会 第15号(1954/03/27、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 私も藤田先生にお伺いしたいのでありますが、先生の御指摘になりました平衡交付金制度が地方交付税制度に変えられておりますので、この点今まで基準財政需要額というものが主になつて或る程度の地方の必要度というものに対して柔軟性があるわけであります。交付税というものになりますと、交付税は或る率で抑えられるということになりますから、今の平衡交付金よりも柔軟性が地方財政の上からなくなつて来るのではないか、これは考え方によつては交付税というものを政府ががつちり抑えるというようなやり方をされれば、地方自治は独自の立場でいろいろの仕事をやりたくても仕事ができなくなつて、一つの官治統制といつた傾向が強まつ……

第19回国会 地方行政委員会 第23号(1954/04/16、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 提案者の御説明を承わりますと、その前提条件として、国の予算のしわが地方に寄せられておる。地方財政の自主性が失われておる現在、是正が行われておらない。再建整備計画がない。併し予算も成立しておるので、その範囲内において可能な最大限の修正をしたのだと、こういうような冒頭の御説明があつたわけでございます。でそういう立場で修正されました個々を拝見いたしますと、確かに我々は妥当な点を認めますが、併しその結果を見れは、伊能さんから只今もお言葉がありましたように、税収入の相当な減収を来たしておるわけであります。そうなつて参りますと、先ほどの前提条件でありました地方財政の自主性でありますとか、或いは……

第19回国会 地方行政委員会 第28号(1954/04/26、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 御説明を頂きました点について質問するのが当然でありますが、御説明になつておらない点で、その基本になるような問題で一、二先に伺いたいと思うのであります。それは御説明でもはつきりとしておりますように、今度の地方税の改正が地方財源の充実及び地方財政の強化、こういうことを主眼にして改革が行われたということはよくわかるのであります。そこで問題は地方財源の充実或いは地方財政の強化といいましても、それには一つの地方財政の適正規模と申しますか、地方財政の一つの標準という目安がなければ、強化と言つても充実と言つてもはつきりして来ないということになると思います。それについては一体どういうものを適正財政……

第19回国会 地方行政委員会 第29号(1954/04/27、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 昨日交付金制度を交付税制度にすることによりまして、今までの財政補償制度というものは非常に薄くなつて来る、そうするとどうしても交付税というものに左右されることにはならないか、従つてそうさせんためには独立税によります財源の強化、或いは貧富団体間の財力の是正ということが相当効果を挙げなければならんだろう、この点今度の地方税の改正はこういつた目的を達しているだろうかという質問に対しまして、長官のお答えを頂いたわけでありますが、更にこの点についてもう少し伺つてみたいと思うのでありますが、昨日もちよつと質問をしたのでありますが、行政機構をそのままにいたしまして、全然これに手を触れないで、例えば……

第19回国会 地方行政委員会 第30号(1954/04/28、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 今のと関連しておる問題でありますけれども、三千二条の二項と三項ですが、二項において「百分の五を標準とする」ということにいたしまして、三項においては「前項の率と異なる率を定めようとする場合においては、あらかじめ、自治庁長官に対してその旨を届け出なければならない。」ということでありますから、届け出まして増減を許されるならば、この標準というものは若干変更になるということも考えられるわけでありますか、只今の次長さんの御説明によりますと、三項か何かそれならば要らないようなことにもなりまするし、三項を付けてあるということによりますと、これは当然少しでも独立財源というものが欲しい府県といたしまし……

第19回国会 地方行政委員会 第31号(1954/04/30、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 今秋山委員のほうから出た八十四条の三号ですが、これはここでそれを引合いに出すということは当を得ないかも知れませんが、例えば犯罪容疑者でも自己に不利な点は黙秘権がある。徴税技術の実際から言つてもこれを盾にとつて無理に申告しろ、或いは無理に申立てろと言われても、現状におきまして特に個人事業者などは明確に答えることができ得ないような場合があるわけですね。そうすると一方的に徴税吏員のほうでそれはこうだろう、ああだろう、これはイエスとかいうような答えを出さなければ、お前こういう罰則があるのだということになりますと、これは非常に徴税者のほうで一方的に個人の意思が無視されて決定されるというふうな……

第19回国会 地方行政委員会 第32号(1954/05/04、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 大蔵大臣にお伺いをいたしたいのでありますが、この地方交付金法は調整財源という或る一つの使命を持つておるように承わつておるわけでありますが、調整財源という点から考えますと、一つの地方財政の規模と申しますか、或る一つの標準というものが予想されましてそれに対して調整するというふうな、平衡交付金制度と同じような性格が考えられなければならないと思うわけであります。そこで大臣に伺いたいと思いますのは、この交付金制度を活用するに際しまして、一体地方財政の規模というものを大臣はどんなように標準と申しましようか、お考えになつておられますか。この点について第一にお伺いいたしたいと思います。

第19回国会 地方行政委員会 第33号(1954/05/08、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 私は衆議院より送付されました修正案に賛成をいたし、緑風会の修正案に反対をいたします。原則的にはこのたびの地方税の改正が地方財源の確立或いは地方独立財源の補充という名目で行われましたけれども、それらについては幾多の欠陥を露呈しておるわけでありまするから、それの一環として新らしく作られました交付税そのものにも反対をすべきではありますが、当面の地方行政を円滑に進行して参る上におきましては、他の地方税法が多くの歳入欠陥を持つたまま通過をいたしましております関係上、このままで地方行政を推進して参るためには、どうしても交付税そのものによつて歳入欠陥を補つて行かなければならないという必要に地方団……

第19回国会 地方行政委員会 第35号(1954/05/12、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 今の松澤委員の質問に関連をいたしておるのでありますが、常時啓発の費用を除きまして、ほかの選挙管理の費用というようなものは大体国が直接負担をするとか、或いは委託費という形をとつておるわけであります。この常時啓発の費用だけは平衡交付金ですが、交付金に任せましたのは、常時啓発の仕事というものとその他の選挙の管理のもろもろの仕事というものを何か階段をつけて考えておるのかという点が一つ。  それからもう一つ先ほども申上げましたのでありますが、常時啓発の費用というものと関係して、而もそれは地方自治体の任意に任せておつては万全を期せられないという前提がありましたから、この費用というものを新らしく……

第19回国会 地方行政委員会 第38号(1954/05/17、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 前の方から出たかも知れませんが、遅れて誠に相済みませんが、今も秋田委員のほうから出ておつた問題でありますが、第四条の二の問題でありますが、「基準財政収入額、との合算額が東学交付税の算定に用いられた基準財政需要額を著しくこえる場合」というものが具体的に考えられるのでありますか、
【次の発言】 理論的にはこういうことが考えられますけれども、例えば交付税の増収が相当見込まれるということになりますると、その計算基礎である財政需要額をも事実上は成る程度まで伸ばすということになりまするので、実際的な場合にはこういつたような法文が使われるということは非常に少いということにならないでしようか。

第19回国会 地方行政委員会 第42号(1954/05/22、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 私は簡単に二点伺います。一点は今一番問題になつておりました一斉改選のほうが半数改選よりも更に一歩前進した優秀な方法である、こういう観点に立つて御説明がなされたわけでありますが、私の調査によりますと、半数改選制を教育委員会がとつたということについては、これが執行機関であるということと共に、次のような事情があるように了解いたしておるわけであります。と申しますのは、例えば知事であるならばこれが民意に副わない場合は不信任案を出すことができる、或いは地方議会の議員であるならば、議員並びに議会が甚しく民意に副わないことをするということになれば、不信任なり解散権というものを発動することができる。……

第19回国会 地方行政委員会 第43号(1954/05/24、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 只今の堀小委員長のほうからお話がありましたように、この委員会の運営は大体和気藹々という言葉は当らないかも知れませんけれども、全般におきましては非常に協調的に進んで参つたものであります。その根本的態度としては、小委員会に付託されました問題でも、これは本委員に移して本委員会できめたほうがいいという問題は本委員会に移そう、小委員会から本委員会に移す問題、もう一つは小委員会から本委員会に移して又小委員会に付託される問題、こういうふうな三段構えでやつたならば、十二分に審議できるのじやないかという態度が初めきめられました。それから法案として一番初めに挙げられましたのは参第五号の市川案であります……

第19回国会 地方行政委員会 第44号(1954/05/25、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 政府委員の出席者ですがね、これは法的な殆んど関係の質疑が多いと思いますので、できる限り法制局の責任者、或いは責任者に代るべきものをも併せて御出席頂くよう御配慮頂きたいと思います。
【次の発言】 今小坂大臣が笹森さんにお答えになられました前文を約した点、及び前文の意味が法案の中に入つておるというような御説明で、更に笹森さんのほうから具体的に説明を要求されたのでありますが、私もその点は甚だ腑に落ちないと思うのであります。で、この法案の形式から行つて前文を取つて行つたほうがいいというお話でありましたが、日本の憲法には前文がはつきりと書かれておる。で、新らしい日本の民主主義国家というふうな……

第19回国会 地方行政委員会 第45号(1954/05/26、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 今まで政府当局、それから秋山委員の間に取り交されました問題点を整理いたしますとこの都道府県の警察官の管理するのは、都道府県公安委員会である。で、その都道府県公安委員会に対しては警察庁長官が指揮監督する権限を持つている。こういう御説明のように承わりましたが、間違いございませんか。
【次の発言】 大臣も国警長官も、昨日来今度の警察法の改正は、これは国家警察に都道府県単位の自治警察である、都道府県自治警察であるということを強調されておつた。併しながら今御説明の点に、自治体警察としての性格と甚だ相矛盾するものを私どもは感ぜざるを得ないのであります。これは質問をはつきりと御認識頂くために前後……

第19回国会 地方行政委員会 第46号(1954/05/28、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 いろいろ伺いたい点もあるのでありますが、時間もないようでありますから、端的に一点警視総監に伺います。  先ほど秋山委員のほうからも出た問題でございますが、今度の警察法の改正につきまして、自治体警察側には何らの意見も聴取されなかつたということを聞いて我々は驚いているのであります。そこで今一番自治警、国警間を統一いたしたとき問題になつておりますのは、この自治警警察官と国警察官の間の給与の差額の問題だろうと思うのであります。何らの事前の打合せもこういう面に対して行われておらないといたしますと、これは自治警の警察官としては国警に統合されましたとき、当然これは、只今におきましては若干のその間……

第19回国会 地方行政委員会 第47号(1954/05/29、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 今の問題で関連の質問をいたしたいのでありますが、大体御説明によりますと、共産党の対策のようでありますが、共産党に対してそのような措置をなし得るところの法的根拠はどこにありますか。これが一点。  それから現在におきましては刑事訴訟法第二百二十二条によりまして、或る程度犯罪捜査に対しては今のような問題の処理もできることになつている。それを更に枠を拡大して、昨日の参考人が述べられたような、或いは今国警当局が述べられたような方法までも講じなければならないという理由は何であるか。この二点。
【次の発言】 もう一点。
【次の発言】 共産党の地下行動が将来日非常に不安であるからそういう対策をしな……

第19回国会 地方行政委員会 第48号(1954/06/01、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 行政委員会の性格につきまして法制局長官に伺います。行政の全責任を負う機関との関係については、今行政委員会というものには相当問題があると思うのでありますが、現在の建前ではこれは憲法上許されている制度である、こういうふうに当然考えられるわけであります。そこでこのたび国家公安委員長をして招集させたり、或いは採決させたりいたしますれば、公安委委員会の問題でありますが、当然これは行政委員会として政府は認めていると思うのでありますが、そう認めてよろしうございますか。
【次の発言】 先般副総理がこの委員会に出でられまして、私の質問に対しまして、次のように答えられておるのであります。で、どういうわ……

第19回国会 地方行政委員会 第49号(1954/06/02、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 只今までの大臣の御説明或いは国警長官の御説明で、現行法の前文は改正法の第一条、第二条の中に挿入されてあるんだ、こういうお話でありますが、一条、二条をどう見ましても、これは法律の目的であり、或いは警察の責務でありまして、現行法の前文はこの目的の出て来る基盤、或いはこの責務の生ずる基礎、そういつた法律そのものの大前提をなしておるものじやないかと思う。全然一条、二条の性格というものと現行法の前文の性格というものは違つておると思うのでありますが、この点如何でありますか。私はその大前提をはつきりと現行法が明示しておるのは、そこに警察運営全般に対する大きな一つの指針を示しておるのじやないか。そ……

第19回国会 地方行政委員会 第50号(1954/06/03、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 今の若木委員の質問に関連しての問題でありますが、現行法によると、公安委員長は委員の互選で任期は一年となつておるわけであります。この任期が一年というものは、同一人が長く委員長の職にあることは若干弊害が起るのじやないかということを防いでの制定というふうにも考えられるが、今度は国家公安委員長は国務大臣でありまして、任期がないわけであります。そうするとそういう弊害が当然起つて来るというように思われるのでありますが、現行法と今度は任期のないところの無制限な国務大臣の公安委員長の職と、この点について現行法との関係でどんなふうにお考えになつているのですか。

第20回国会 地方行政委員会 第3号(1954/12/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 森委員長が見えませんので、法制局並びに自治庁のほうにお伺いをいたしますが、この今度修正されました選挙運動用自動車が一台に限るとし、これ以外に候補者専用の自動車は従来通り認めるという項目があるのですが、今までの百四十一条の主として選挙運動のために使用される自動車という項目がありますね。これは候補者専用の自動車というものも、当然候補者というのは選挙の候補者でありますから、その選挙の候補者が使う自動車は当然選挙運動のために使用される自動車というふうに解釈されるものだと思われる。然るにもかかわりませず、候補者専用の自動車が選挙運動用自動車ではないという建前で一台使つていいということはどうい……

第21回国会 地方行政委員会 第1号(1954/12/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 自治庁に、地方公共団体の公務員の期末手当の件についてお伺いいたしたいのでありますが、非常に地方財政の逼迫から、赤字解消といつたよろな理由で期末手当が従来のような国家公務員に準ずるという基準で施行されないじやないかということをいろいろ聞きますが、その点で国家公務員に準ずるという条例なども殆んど各府県の人事委員会できまつておるようでございますが、主として府県単位に考えまして、条例に違うような、いわゆる切下げの支給というふうな府県が相当あるかどうか、その実情について。
【次の発言】 町村は非常に数も多いのでありますから、自治庁でおわかりにならないのも尤もであると思いますが、主として府県に……

第21回国会 地方行政委員会 第3号(1954/12/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 長官にお尋ねをいたしますが、年末手当については、法律通り一・二五カ月分を支給する、但し国家公務員については、諸般の事情を考慮して超過勤務手当等による給与の改善措置を行つた、なお地方公務員には教職員も含みまして、国家公務員との不均衡が生じないような措置をとつた、今度の政府の年末手当等に関する給与の措置についてはこのように了解してよろしうございますか。
【次の発言】 すると、国家公務員、地方公務員を含めまして、前吉田内閣のときよりも給与が増額されたと見てよろしいのですか。
【次の発言】 給与ということはちよつと大げさに聞こえる虞れがありますので、年末手当等に関する給与が、吉田内閣のとき……

第21回国会 地方行政委員会 第4号(1955/01/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 今伊能委員の前に小林委員から質問されたことに関連するのでありますが、特に府県知事などが再選、三選をねらつて、はや辞職をして再立候補するということについて今いろいろ質問があつたのでありますが、この今議題になつております法律の附則の二項と、それから第一条の二項と、これらの内容を検討してみますると、附則の二項というものの内容を第一条の二項のような性絡に含ませてしまえば、今言つたような問題はある程度解決できておることになるのじやないか、何ゆえにこの附則の二項だけを特別に生かして、それで第一条の二項というものの内容に今問題になつておるような点を全然含ませなかつたか、これに対する長官の御見解は……

第22回国会 議院運営委員会 閉会後第5号(1955/11/21、3期、日本社会党)

○加瀬完君 今までの官房長官の御説明の中に、今度の臨時国会で、この議運などでも問題になりました地方財政に対する処理の問題が取り上げられるという御説明がありましたが、新らしい内閣になりましても、大体基本線は現内閣の基本線を引き継いでいくと思われますので、一体地方財政の処理の問題は、交付税の引き上げ、あるいはその他財政的な措置をするという建前で考えられておるのか。言葉をかえて言うならば、予算的措置として若干の変更を加えるということを予想されての方向として臨むのか。その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、地方財政の処置の問題は、行政措置で処置をしていくのであって、財源的な処……

第22回国会 地方行政委員会 第2号(1955/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 今の地方教育委員会は廃止の御意向のように拝されるのでありますが、そういたしますと、今度の新らしい予算には地方教育委員会関係の予算はどの程度に盛るのか、全然盛らないのか、その点が一点。それから廃止する時期というものを政府はいつ頃に見当をつけておられますか。この二点を伺いたい。
【次の発言】 そうすると、先ほど長官が御説明なさいました赤字解消の措置として、制度上と運営上の二点から考えていきたい、特に制度上の問題としては、町村合併を促進して経費の節約をはかっていくということと、行政委員会というものを整理していく、その行政委員会の中でも地方教育委員会というものを一番問題にしておられるようで……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第1号(1955/09/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 ほかの議事進行について、重光さんからお誓えがあるとは存じますが、先般日米交渉に当りまして外務省は行政協定の改訂に関する資料を作成されたと言われております。この資料、それからアメリカに携行いたしました、あるいは提出したかもしれません防衛六カ年計画、これは前国会におきましてしばしば問題になりましても政府は全然報告はなかった、しかしアメリカに提出したであろうということであれば当然その計画があるはずでございますので、この防衛六カ年計画、この二つの資料を当委員会に御提出をいただきたい。
【次の発言】 防衛関係を審議をして行く上には行政協定の内容としてどういう改訂条件が持ち出されたかということ……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第2号(1955/09/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 村山の市長さんでも、砂川の町長さんでもけっこうです。今、齋藤さんからも幾分出ましたけれども、私どもが伺いたいのは、警察庁の長官も来ておると思いますので、あなた方が警察官の行動としてはあまりひどいじゃないかという具体的なあの当時の様子をお話いただきたいと思うのです。
【次の発言】 議事進行について。簡単にという大体皆さんのお話のようですが、参考人の方々の今までのお話を承わりますと、やはり政府と合わせてまた参考人の御意見を承わらなければならないという問題が出て来ると思うのです。そこで私は休憩をいたしまして、おそれ入りますが、午後も参考人の方に出ていただきまして、政府も列席させて、そこで……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第4号(1955/09/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 基地の問題では参考人を呼んでいろいろと参考人からの陳述も承わりましたし、あるいは共同コミュニケの問題、あるいは防衛関係の問題、こういうことは国民が一体政府がどういう態度でこの委員会に意思を表明するかということを期待をして待っておると思うのであります。しかし今日は出られないとか、あるいは今日は午前中しか出られないとか、健康の理由まで責めるのは酷でありますが、健康上出られない、あるいは渉外関係があって出られないとか、政府は一体この委員会を通じて政府の態度というものを国民の前に十二分に説明しようという誠意があるのかないのか、これを副総理に承わりたいと思います。

第22回国会 内閣委員会 閉会後第5号(1955/11/01、3期、日本社会党)

○加瀬完君 九月の下旬の新聞に砂川初め一連の基地問題について評論家の亀井勝一郎氏が次のような一文を寄せておられるのでありますが、「責任ある地位の官僚の発言のなかには、ひどく挑戦的なのがあったことに私は驚いた。砂川の場合などことにそうであった。「こうなれば断固として押し通す」とか、「あくまで既定方針ですすむ」とか、これは戦前からの官僚用語であった。事件の性質によっては、そうせざるをえないこともあろうが、しかしこういう言葉を、少くとも砂川のような場合は官僚は最後まで口にしてはならないと私は思う。同じ日本人同士が血まみれになるような紛争が基地問題を中心にひんぱつするおそれがあるが、そのとき官僚は一体……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第6号(1955/11/02、3期、日本社会党)

○加瀬完君 関連……。今野本委員の質問に大臣の御答弁で、大体大臣がどういうお考えを持っているかという点は了解されるのでありますが、そこで是正する対象の範囲、これをどう考えておるのか。二番目には、是正しなければならない対象を、完全に是正するためには必要額はどのくらいなのか。三番目には、政府が今予算上実施可能と思っておる対象の範囲はどの程度か。あるいは個人別に上昇する具体的な例はどんな程度になるのか、こういった点、大臣でもよろしいし、恩給局長でもけっこうです。
【次の発言】 そうすると政府は今御説明がありましたように国家公務員の課長以下は必要であるけれども、そのほかは必要でないと、こう考えておられ……

第22回国会 内閣委員会 閉会後第7号(1955/11/04、3期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連して。具体的に調達庁側としては今千葉委員の御質問した点、すなわち中労委の調停案が出ておりますが、それらに対して基本的に駐留関係の労務者の問題に対してどういうように……どういうようにと申しますのは、アメリカ軍が言っている点もこの点は調達庁自身としては甚だ不満である、中労委のこの点は妥当であると思うといったような、調達庁自身の労務関係に対する中労委の調停案に対する基本的な態度をもっと具体的にお話していただきたいと思う。
【次の発言】 調達庁が米軍側に対して折衝をしておる点は、今御説明のありました三年四カ月未満の者が低いから、これだけを何とかしたいということだけで、たとえば国……

第22回国会 内閣委員会 第11号(1955/06/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 参考人の方にちょっと伺いますが、特に臨時職員についての他官庁との待遇の比較を、もう少し具体的な資料をお持ちでありましたらお話しいただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど高田参考人によりますると、ただいま松原委員から御指摘がありましたように、臨時職員について待遇が非常に違っておる。たとえば、恩給局においては、高等学校卒の初任日給が二百六十円というのに対しまして、統計局は二百七十円、恩給局では昇給を認めておりませんけれども、統計局では六カ月ごと五円ないし六円という昇給を認めておる。あるいは平均日給を比較いたしますと、統計局は三百十一円でありますけれども、恩給局は二百七十円にしか過ぎ……

第22回国会 内閣委員会 第16号(1955/06/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 総理府設置法の一部の航空技術研究所に関する問題は、大体質問も出尽されておるからという委員長の御注意もあったのでございますが、ごく簡単に二点だけ伺います。一点は、提案理由の御説明を承わりますると、航空技術研究の理論的なもの、あるいは技術的なものの向上をさせるということが第一の目的であるというふうに受け取れるのであります。先ほど来の田中さんの御説明などからあわせて考えますと、どうもとの航空技術研究所というものは、航空技術が軍用機技術というものに一方化されるような予測がされるわけであります。そうでありましては、この提案理由の説明中の目的とは、はなはだ違って来ると思われるのでありますが、こ……

第22回国会 内閣委員会 第17号(1955/06/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 ただいま参考人の方の御熱心なるお話を承わっておりまして、率直に申しまして、山梨県の富士の北麓地域は形式的には地図の上では確かに日本の色に塗られておりますけれども、実質的には一体日本の領土、あるいは主権というものが存在しておったのであろうか、こういった感じをさえ持たされたのでございます。そこで五、六点について参考人の方に伺いたいのであります。  勝俣さんに一つ伺いたいのは、特にA地区は採石、採草、採木、こういうことでほとんどこの地域の生活の元をなしておった、こういうお話でございましたが、そのようなことの事情は、十分県からも、あるいは町村からも、政府あるいはそれぞれの官庁に申し出てある……

第22回国会 内閣委員会 第19号(1955/06/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 今の委員長の御質問に関連をするのでありますが、これは審議庁の方にお尋ねしますが、勧告を、十一条でございますか、「勧告することができる。」とありますのは、一体どういうふうな行政措置をしようという目的で「勧告することができる。」という字句をお使いになったのでありますか。
【次の発言】 総合六カ年計画というものの基本線に沿ってこれを推進するために、個々の問題については各省に計画をゆだねる、そうすると、各省の計画というものは、少くとも基本線においては総合六カ年計画に沿って行われなければならないものだと思うのです。しかしながら、今の御説明によると、各省で計画を進めますと、これはある程度基本線……

第22回国会 内閣委員会 第22号(1955/07/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 素朴な質問でありますが、基本的な問題を含んでおると思いますので伺いたいのですが、今第一案と第二案ということで、もうすでに第一案か第二案かを決定しなければならないというお立場で長官も御説明なさっておるようですが、その前に、私は地元の納得を得なければやらないとか、あるいは調達庁関係のいろいろな御説明を聞いても、町長とか町民が絶対反対しておるものについてはやらないといったような御説明を承わっておるのでありますが、ただいまの席でも長官も話し合いをつけたいと言っておりますが、その話し合いということは、第一案か第二案かあるいは他から出てくる第三案か知らぬけれども、飛行場の拡張をするのだという決……

第22回国会 内閣委員会 第25号(1955/07/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 この前、長官から六カ年計画のプリントをいただいたわけですが、その六カ年計画の遂行について、長官の御意見から行くと、条文に出ております「勧告」ということは、長官の意思を百パーセントに現おしていることにはならないのじゃないかという点について、いろいろとお伺いをしたわけでありますが、今日はそれとは問題を別にして、衆議院の内閣委員会等でも、防衛六カ年計画と経済六カ年計画の問題が、どんなふうにからみ合っているのかということが非常に問題になっているわけでありますが、この間説明いただきました経済六カ年計画も、衆議院で指摘があります通り、防衛六カ年計画というものとどんな関係にあるのかということを検……

第22回国会 内閣委員会 第26号(1955/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 参考人の全部の方にお伺いをいたしたいのでありますが、先般調達庁長官をこの委員会に呼びまして意見を聞きますと、全く現地の飛行場拡張の対象になられている方々の意見というものは調達庁の方には何にもいってきておらない。率直に言うならば衆議院や参議院や、あるいはその他のところには陳情するようだが、おれたちのところにはいってきておらない。こういうような言葉が繰り返されて発言されたわけであります。皆さんはそういう点で、今ここでお述べになられましたような御事情を、調達庁関係に十二分にお述べになっておられたかどうかという点をまず一点伺いたい。  次に、これは私どもが第三者として伺っておりますと、調達……

第22回国会 内閣委員会 第28号(1955/07/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 これは通商産業省だけの問題ではないのでございますが、設置法の一部改正の内容といたしまして、ただいま提案の御説明のありました本案は、人員の関係では大した問題になる数ではありませんが、全体を見ておりますると、定員法の一部改正といったような形である程度相当な幅の増員というものが行われたり、機構の拡大が計画されたりしておるということは、今までずっとこういう同種の案を検討してみて一応そういう結論が打ち出せると思うのであります。石橋さんは単に通商産業大臣ということよりも、有力閣僚の一人でもございますので、国務大臣としてのお立場からも政府の態度をこの際伺っておきたいのでありますが、それは一方にお……

第22回国会 内閣委員会 第30号(1955/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 今、野本委員の御質問に対する恩給局長の御答弁でございますが、いわゆる軍人恩給といわれておるものの一部修正によりまする新しい施行基準というものがきまることになりますれば、従来いわゆる文官恩給というものに対するでこぼこができるし、あるいは不公平な点ができるのじゃないかという研究は、当然恩給局としては事前に行われておらなければならないはずのものであろうと思う。しかも今の野本委員の御指摘になりました点は、その意味において何もきのうきょうの問題ではない、当然恩給局としてはどういう意向であり、その該当人員はどれくらいでという調査はすでになされておらなければならない事柄ではないかと私は思うのです……

第22回国会 内閣委員会 第31号(1955/07/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 大久保国務大臣にお伺いをいたしますが、先般提案者の高橋衆議院議員から、この法律の一部を敗走する提案理由につきましてるる御説明がありまして、その折提案者といたしましては、社会保障制度審議会の答申というものが、意見書というものが昭和二十七年の十三月の二十三日に出されておるのだが、これについての御見解はというふうな点を御質問申し上げたのであります。すると、提案者の高橋さんの方から、もちろんそういうものを十分検討をしておるが、すでに軍人恩給というものはもう法律で決定されておるのであるし、今度の提案はその今までの軍人恩給の点を改正して行くことを目的としておったのである。ですから直接社会保障制……

第22回国会 内閣委員会 第33号(1955/07/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 関連して。ただいま仮想敵国と申しましょうか、直接侵略をするであろう相手国と申しましょうか、こういう問題につきまして政府に伺いますと、そういうものは予想しておらないとおっしゃるのでありますが、外務大臣に伺いたいのでありますが、五月九日の衆議院の予算委員会におきまして、外務大臣は、日本に対する大陸方面の空軍の配置は実に重大な状態になっておる。そこで米軍としては、これに対応するために新しいジェット機を使用する、これは滑走路が長くないと困るので、共同防衛の責任を果すために滑走路の延長をしてほしいとアメリカから要求があった、これに日本側は初めから協力する約束があるので、これに協力することが条……

第22回国会 内閣委員会 第34号(1955/07/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 私は社会党第四控室を代表いたしまして、本案に対し反対をいたします。  提案者の提案説明はその限りにおきましては当然の理由も認められ、またその努力に対しまして敬意を表するにやぶさかではありません。なお遺家族等戦争犠牲者は言うまでもなく、旧軍人軍属の救援につきましても大きい国家補償を施すべき原則に対しましては、もちろんわが党におきましても全面的に賛意を表するものであります。しかし次の諸点におきまして本法案には反対をせざるを得ません。反対の第一点は、提案者は、旧軍人軍属の処遇を厚くすることは、平和国家、道義国家の建設発展の重大要件である、こう説明されておるのでありますが、平和国家、道義国……

第22回国会 内閣委員会 第36号(1955/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 防衛庁の長官に伺いたいのでありますが、総括質問の折にも一応伺いまして、御答弁が時間を要するようでございましたから、あとでお伺いをするということにして打ち切っておきました日本の戦略構想と申しましょうか、基本戦略の問題でありますが、他の委員からもたびたび同じ問題が出ておるのでございますが、当然防衛計画ということを立てるといたしますと、防衛計画に伴う動員計画といったようなことも考えられてこなければならないと思います。この動員計画はどんなふうにお考えになっておられるのでありましょうか。
【次の発言】 アメリカとの共同防衛ということがたびたび外務大臣からも防衛庁関係からも御説明の中に出てくる……

第22回国会 内閣委員会 第37号(1955/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 今、総理は木下委員の質問に対しまして、攻撃兵器を日本に持ってくるということはないというアメリカとの約束がある、こういうお話でございますが、今まで取りかわされました条約、あるいは協定、そういうもののどこに、今、首相が御指摘のような条項があるか、あるいは申し合せがあるというならば、申し合せはいつ、だれとだれとの間にどういう内容によって申し合せをされたのか、その条項を文章化されたものをあすの委員会までに、委員長あてでも結構です、御提出を願いたい。
【次の発言】 文章になってもおらないということであれば、条約や協定ではもちろん、申し合せとしても何ら効力を持つものでもないという解釈も成り立つ……

第22回国会 内閣委員会 第38号(1955/07/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 外務大臣のただいまの御説明によりますと、この兵器は原子弾頭を必要あれば装置し得るが、日本向けのものはこの装置がない、これだけの御説明でありますが、新聞紙の報道するところによると、在日米大使館に問い合せたところ、原子弾も装置し得るが、米軍としては原子弾を日本に持ち込む考えは今のところない、こういう回答をしたと言われておるのでありますが、外務大臣のただいま御説明になったのと、特に原子弾を装置し得るが、今は原子弾頭を持ってこない、今のところは持ってくる意思がないということとでは、ずいぶん違いがあると思う。これは外務大臣のお答え以外に、アメリカ大使館の新聞紙に伝えられている報道は正確を欠く……

第22回国会 農林水産委員会 第19号(1955/06/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 亀田委員の今申されたことに関連するのでありますが、この法律の原因と申しますか、できてきた過程というものを考えますと、リクリエーションである空気銃が、リクリエーションの域を越えて、むしろ公共に非常に弊害をもたらすということで、空気銃の被害の防除という点からこの法律の作定という方向に進んできたと思うのです。そういたしますとね、一体この空気銃の一番被害を起す年令層というものを考えますと、むしろこれは銃砲所持で認められている年令よりはむしろその下の年令、委員長のさっき御指摘になりました十八才未満、十四、五才といったような年令はいたずら盛りでありまするので、いろいろ問題を起す年令層というふう……

第22回国会 農林水産委員会 第20号(1955/06/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○加瀬完君 ただいま杉原長官からお話がありました点、立証の問題でありますが、先般からの御説明で、立証はノリひびについた廃油の成分と申しましょうか、それからこの廃油がどうしてノリひびについだかという原因、こういう点だけだと思いますが、この廃油の成分につきましては、先ほど保安庁から御説明もありましたように、結局廃油の成分そのものでは断定しかねるということになると思うのです。そうしますと、あとの原因といたしましては、どこから一体漂着油が流れついたのだか、その元ということになりますが、そうすると、陸上か海上かということになりますが、今のところ政府の説明でも、陸上からであるということは一つも出ておらない……

第23回国会 地方行政委員会 第4号(1955/12/09、3期、日本社会党)

○加瀬完君 今の問題は、安井さんからの御報告がありましたが、一応速記録ができまして、種々御調査いただいた点を私ども十分研究をした上で質問をしなければ、ややもすると当を失するきらいがないでもないと思います。そこで適当なまたの機会にこの問題を取り上げられる時間を委員長において御配慮いただきたいと思います。ただ、今調査に参られた方の御報告があったわけでございますが、警察庁側も、すでに調査をしておられて一応ここで何か述べられたい点があるならばあわせ伺っておきたいと思います。
【次の発言】 警察庁にお尋ねをいたしたいのでありますが、当地方行政委員会から参りまして調査をいろいろしたそのこととは別に、これは……

第23回国会 地方行政委員会 第6号(1955/12/12、3期、日本社会党)

○加瀬完君 財政部長にお願いをしたいのですが、今御説明になった分を印刷して御配付いただければお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま御説明をいただきました主要改訂事項について伺いたいのですけれどもね。その基本方針の中に、原則として給与費等消費的経費は変更をしないという建前をとっておりますが、原則としてというのは何か変更してある面もあるわけですか。
【次の発言】 次に今の御説明の中で義務教育費、警察費、災害関係費ですが、これらを主として何か九二%と見たというような説明がありましたが、その点をもう少しくわしく前と比較してお話しいただきたいと思います。現在の率を比較してちょっと御説明いた……

第23回国会 地方行政委員会 第7号(1955/12/13、3期、日本社会党)

○加瀬完君 長官がこの前御説明下さいました地方財政窮乏打開対策の概要についての説明の御要旨をその後配付いただきました点検討をいたしまして、こういうふうに了解をいたしたのでありますが、それでよろしいかどうか、最初にお答えをいただきたいと思うのであります。それは、結局赤字打開の基本方針といたしまして、今までの過去の赤字は再建法によってたな上げをするのだ。それから将来再び赤字発生を見ないために赤字原因の除去を三十年度のこの度の財政措置、なお根本的には三十一年度における財政措置によって解決をするのだ、将来の赤字の原因を除去し、今までの赤字を再建法によって除去し、結局地方に赤字というものをなくして健全財……

第23回国会 地方行政委員会 第9号(1955/12/15、3期、日本社会党)

○加瀬完君 私は日本社会党を代表いたしましてこのたび提案されておりまする地方財政措置に関する二つの法案に対し反対をいたします。  反対理由の第一は、政府の赤字打開の基本方針の不確実、不明確な点であります。自治庁長官はその基本方針の説明におきまして、過去の赤字のたな上げを再建法によって行いこれで今までの赤字をまず広くして、さらに将来再び赤字発生をしないための赤字原因の除去を三十年度の財政措置と来たる三十一年度の財政措置で解決するのである、こういうふうに説かれておるわけであります。そうであるならば、三十一年度における財政計画と再建法というものは切り離せないはずだと思うのであります。すなわち将来赤字……

第24回国会 議院運営委員会 第18号(1956/02/20、3期、日本社会党)

○加瀬完君 私ども新しく参議院に出てきた一人でございますが、参議院の特徴といいますか、性格といいますか、こういうものの中に、衆議院と比へましたときに、常任委員会にそれぞれのエキスパートがおりまして、衆議院よりは相当突っ込んだ議案の内容の審議ができる、こういう一つの特徴を持っておるというふうに感じておるのでございますが、この点寺本さんはどういう御感想をお持ちでしょうか。
【次の発言】 そういたしますと、参議院の一つの特徴といたしまして、衆議院よりもむしろ常任委員会にエキスパートをそろえまして、一そう参議院的な審議をするということは好ましいことだというふうに寺本さんもお考えになっておられると了解し……

第24回国会 議院運営委員会 第46号(1956/05/11、3期、日本社会党)

○加瀬完君 先ほど他の方からも、すでに質問がされておるわけですが、確認の意味でもう一点伺いますが、官房長官の先ほどの御説明ですと、会期の延長は、日比賠償の国会関係の手続を完了するためであると、こういうことでありますが、その通りと確認してよろしゅございますか。
【次の発言】 官房長官の先ほどの御説明では、現在懸案になっております重要案件の完了を希望するということは言われなかった。質問に対しまして、今のお答えに大体似通ったような御答弁もありましたけれども、その点を明瞭にしていただきたいのですが、結局六月三日までというふうなことが、与党の方から言われておるということでありますが、日比賠償の関係だけな……

第24回国会 地方行政委員会 第2号(1956/02/09、3期、日本社会党)

○加瀬完君 私どもは去る一月十三日から六日間にわたりまして、前の委員の御報告の通りの目的で新潟及び秋田両県下の視察に参りました。  初め一緒に参るはずでありました岸委員が急病のため御不参になりましたので、鈴木一委員と交代をいたしました点を御報告申し上げます。  派遣地におきましては県及び県下の特定市町村五市三町一村の当局者と面接をいたしまして説明を聞き、隔意のない意見の交換をいたしまして、種々の問題について討議をして参りました。なお私どもの調査指定地となりました新潟県下に所在の弥彦神社が御存じのような不詳事が起りましたので、この点をもあわせて調査をせよという委員長の御命令もございましたので、こ……

第24回国会 地方行政委員会 第3号(1956/02/21、3期、日本社会党)

○加瀬完君 大臣、次官を初めまた部長さんがお集まりになるということはめったにないことでありまするので、この際ちょっと、直接この問題はあとで審議をするといたしましても、いろいろ聞いておきたいことがございますので、十分ほど時間をいただきたいと思います。
【次の発言】 今ちょうど地方の予算編成期に当っておりますので、私ども先般委員会から出張を命ぜられまして地方に参りました折にも、あるいはその他私的に地方の団体の関係者と会いました折にも、いろいろの点で聞かれるわけでございますが、それらの点二、三伺いたいと思うのです。  第一点は、順序不同に申し上げますが、遊興飲食税の積算の基礎がどうも貧弱県と申します……

第24回国会 地方行政委員会 第4号(1956/02/22、3期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと中座をいたしまして、すでに前の方から質問が出ているかもしれませんが、この改正法によりますと恩給組合に福祉事業をさせるという形で、何か共済組合と共同の事業をさせるということになっておりますけれども、これは国家公務員なり、あるいは地方公務員でも他の町村以外の公務員ではこういうふうなやり方は今までないように思われるのでありますが、特別に町村の恩給組合と職員共済組合とを共同させて福祉事業をさせるというのはどういうところがねらいですか。
【次の発言】 市町村公務員を除く他の公務員の場合は共済組合というものは全然別個のものでございましょう。この説明によりますと恩給組合と共済組合が一緒に……

第24回国会 地方行政委員会 第5号(1956/02/24、3期、日本社会党)

○加瀬完君 大体改正点、その他の理由等についてはわかったのですが、今度国家公務員関係の恩給支給については、昭和二十三年六月以前ですか、文官にある程度の増額をするというような予算が計上されておりますね。そういたしますと、従って町村職員恩給組合法の適用される対象にも当然同じような支給増額という方法がとられると思うのです。で、この法律そのものの改正点はわかりますが、そういった恩給の支給増額に対する財源的な措置というものはどんなふうになっておるのですか。
【次の発言】 地方公務員は相当数も多いわけでありますし、その中でも町村職員恩給法の適用される人員というものは相当の数だと思うのです。それらに国家公務……

第24回国会 地方行政委員会 第6号(1956/02/28、3期、日本社会党)

○加瀬完君 提案理由の説明は先般担当大臣から伺ったわけでございますが、一そう法案の改正点を明瞭にさせるために、次長もお見えのようでございますから、提案説明を補足する意味でさらに具体的ないろいろな問題について、もう一度説明の補足をしていただきたいと思いますが、委員長の方でよろしくお取り計らいいただきたいと思います。
【次の発言】 自治庁にお願いしますが、停年または待命制度というものをこれから設けようといたしておるわけでございますが、これによりまして、自治庁が今想定をいたしております停年による退職者あるいは待命による退職者といいますか、こういうものを総計いたしまして、地方財政の上にどれだけの財源余……

第24回国会 地方行政委員会 第7号(1956/02/29、3期、日本社会党)

○加瀬完君 人事院の総裁にわざわざおいでをいただきましたので、二、三お答えをいただきたいと思うのでございますが、国家公務員法を見ましても、地方公務員法を見ましても、その中に流れている大きなものは、それぞれの公務員に対する利益保護という性格が一つの大きな基本として存在をしておると思うのです。今度の地方公務員法の一部を改正する提案説明といたしまして、政府が私どもにお話を下さいましたのは、最近における地方公務員制度運用の実績から当面解決を急ぐ若干の点がある、こういう理由をあげておるのであります。そうすると、現在の地方公務員制度の運用の実績が適正かつ合理的でない面があるので、これに対して解決を急ぐんだ……

第24回国会 地方行政委員会 第9号(1956/03/08、3期、日本社会党)

○加瀬完君 この間自治庁からいただきました資料の点で、数字の点を伺いたいのでありますが、停年の該当人員はまあ五十五才あたりを一応停年と仮定いたしましたときに、それから超過する人員を調べますと、都道府県関係が一万二千九百六十四名、市が一万五千七百六十七名、町村が一万四千八百三十二名、こういう数字になりますが、間違いございませんね……。それでこの該当人員のうち、いわゆる停年による退職人員というものをどのくらいに自治庁はお見込みですか。
【次の発言】 これは今委員長から、私が実は注文しようと思った点を全部おっしゃっていただきましたので、言うことはないのですが、たとえば自治庁の発表した財政計画によりま……

第24回国会 地方行政委員会 第11号(1956/03/13、3期、日本社会党)

○加瀬完君 私はただいまの案件に対しまして、社会党を代表いたしまして反対の意を表します。以下理由を申し述べます。  このたびの地方公務員法の一部改正の大体の主要点は、公平委員会の廃止、それに加えまして停年制度、あるいは待命制度等が一番の間極点であろうと思います。  反対の第一点は、停年制についての政府の御説明を承わりますと、これは新陳代謝と地方財政の合理化を目的といたしておる、こういうのでございますが、政府の資料によりますると、国家公務員と地方公務員との高年令者の構成比等を比較いたしましても、新陳代謝の必要が、地方公務員は国家公務員に比べましてはなはだしく必要であるという判断は出て参らないよう……

第24回国会 地方行政委員会 第12号(1956/03/20、3期、日本社会党)

○加瀬完君 前に委員の方からすでに御質問になっておる問題でございますが、交付税の問題について私も多少伺いたいと思います。  行政部長の御説明によりますと、今までは合併促進法によりまして旧町村の交付税の収入は、それをもとに五カ年間延長を認めておったわけですね。で、今度はそれを新しい町村をもとに需要額をはかって交付税をきめていく、こういうことですね。
【次の発言】 そういたしますと、小林委員から御質問もあったのでありますが、前の五カ年間というものはそのまま続いて、それが終ったあとで新しい測定単位の計算による需要額をはかっての交付税の配付ということになるのでしょうか。

第24回国会 地方行政委員会 第16号(1956/03/30、3期、日本社会党)

○加瀬完君 先ほど懇談会の形で修正案要綱それから付帯決議案などが種々述べられましたので、ほとんど私どもの問題としておりました点は解決を見ておるわけでありますが、この前の合併促進法のときにも、私どもはそう解釈いたしておらないのでありますが、一部ではこれが一つの、何といいますか、官治統制といいますか、上から押しつけるような合併を進められるのではないかという一つの危惧が一部にあったわけであります。実際に合併促進法の施行されました状態を見ておりますと、地方自治体といいますか、自治団体といいますか、あるいは住民といいますか、こういうもののほんとうに熟さないうちに、一方的に計画が進められたというために問題……

第24回国会 地方行政委員会 第18号(1956/04/06、3期、日本社会党)

○加瀬完君 今、小林委員から御質問のあった点ですが、国鉄、それから電電公社の御説明によりますと、たとえば国鉄であれば、この負担、支出は裏づけがなければ困る、あるいは電電公社であると、たとえば、行く行くはこれは、大衆に転嫁される性質のものだ、こういうふうな御説明があったわけでございますが、運賃値上げとか、あるいは料金値上げとか、こういうものが先決しなければ、今、問題になっております納付金は納めかねる、財政的にそういう結論しか出ないと、こういうことでございますか。
【次の発言】 私鉄の関係も御説明の中にあつたんですが、私鉄よりも運賃が安い。そこで、私鉄はいろいろの課税負担をしておるわけであるが、国……

第24回国会 地方行政委員会 第19号(1956/04/12、3期、日本社会党)

○加瀬完君 今、委員長の指摘した点に私も関連の質問でありますけれども、今、説明員の方の御説明によりましては、第九条が義務であるという点は何ら説明されておらないと思う。むしろ御説明から受ける印象と、私どもの理解をもってしては、伊能委員や、委員長の指摘しておられるような義務というものではないような解釈すら持たざるを得ないと思う。そこで逆に伺いたいのでありますが、これは義務なんだと、市町村に対する義務なんだということであるならば、提案理由の説明の中に、義務であるという点をもっと明瞭に打ち出すべきじゃなかったのか。その提案理由の第三には、「基金は、契約を結んで掛金を支払った市町村に対して、」という言葉……

第24回国会 地方行政委員会 第20号(1956/04/13、3期、日本社会党)

○加瀬完君 小笠原委員の質問で、問題は尽きているような形に見えますが、しかし政府といたしましても、いろいろの仮説を立てたことにはお答えできない、こう御答弁なさるかもしれませんけれども、一応予想される事態というものに対しては、相当の検討も十分なされておらなければならないと思います。そこで、確かにスムースに国会が進むならば、官房長官のおっしゃったようなことで問題が起らないわけです。しかし、現在の国会の審議の状態で、官房長官のお考えになっておられるように、何ら問題のない会期というものの見通しがつくか、こういう点が一つ。  もしもそれが国会延長とかその他の問題が起るということが予想されるとすれば、どう……

第24回国会 地方行政委員会 第22号(1956/04/16、3期、日本社会党)

○加瀬完君 今の小林委員の方からも指摘された点でありますし、前の委員会におきましても、たびたび論議された点でありますが、順序不同に質問いたしますが、揮発油税のような形をとらないで、特別今度は軽油引取税のような形をとらなければならない理由はどこにあるのですか。
【次の発言】 これも、前の委員会で質問が出たのでありますが、自主財源の増強ということは、形式的には成り立つと思うんです。特にこれは目的税でありますから、これが目的税の目的に使われるかどうか、こういうことは問題になるのでありますが、確かにこれは目的税でありますから、このまま使われるでしょう。しかし、それはですね。今まで一般財源から支出されて……

第24回国会 地方行政委員会 第24号(1956/04/19、3期、日本社会党)

○加瀬完君 この法律の適用の点について、一点伺いたいのです。それは非常勤の消防団員が応援して、水防などの場合にも応援に出る、むしろ事故は水防の応援などの方が多い場合がある。この法律でいきますと、そういうような場合どういうふうになるか、この法律の適用がそのまま受けられるか。

第24回国会 地方行政委員会 第25号(1956/04/20、3期、日本社会党)

○加瀬完君 この前も同じ問題に対する御当局の御答弁は、公営住宅の住居者は、見方によっては条件がいいというふうにも言い得るわけだから、ある程度転嫁もやむを得ないというふうな意味の御答弁があったわけでございますが、そういうことは取り消して、今のことが政府の答えだと、こう了承してよろしゅうございますね。
【次の発言】 それで今、大臣の御方針のようなことを確実に地方団体に守らせるために、どういう御措置をやる、あるいは御指導をお取りになろうというお考えでございますか、具体的な点がございましたら承わりたい。
【次の発言】 私は日本社会党を代表いたしまして、本案、修正案及び付帯決議をあわせて賛成いたします。……

第24回国会 地方行政委員会 第29号(1956/04/27、3期、日本社会党)

○加瀬完君 大蔵大臣に伺いたいのでありますが、本年度の地方財政計画の御説明によりますと、昨年度におきましていろいろと地方財政の窮乏打開の臨時措置が講じられたわけであるけれども、これによっては地方財政窮乏の原因が全く除去されたということにはならない、こういう御説明があるわけであります。そういたしますと、本質的な打開は三十一年度あるいはそれ以後に持ち越されるというふうに解釈できると思うのでありますが、大蔵省といたしましては、三十一年度におきましてあるいは三十一年度以降におきまして、根本的な打開の方法としてどういうことをお考えになっておられるか。先ほどの御説明によりますと、交付税はもう上げることはで……

第24回国会 地方行政委員会 第31号(1956/05/08、3期、日本社会党)

○加瀬完君 きょうの問題は福岡県の知事の専決処分の問題でありますけれども、それに関連して先ほど小林委員から教職員の定員の問題などが出まして、行政部長お答えになったのでありますが、私は行政部長のお答えははなはだ当を得ないと思いますので、この点念を押してもう一ぺん伺いたいと思うのです。それは、あるいは福岡県は小林委員の指摘されたような事実があるかもしれませんが、もしあったとすれば、これはもうごく例外だと思うのです。と言いますのは、大体の府県におきましては、中田委員が御指摘のように、再建法が適用されませんでも再建法の精神というものは相当強く響いて、人件費の縮減といいますか、こういう形が一番人件費で幅……

第24回国会 地方行政委員会 第32号(1956/05/10、3期、日本社会党)

○加瀬完君 地方自治法の一部を改正する法律案は、今までも何回か提案されたりあるいは提案される以前のような状況に何度か至っておるわけでありますが、それで今まで出されましたいろいろの案、今度の地方自治法の一部を改正する法律案として提案されました内容等を見ますと、相当の隔たりもありますし、それからどうしてこういうふうな変化をしたかという問題点も、私どもただいままでの提案説明あるいは法案関係についての御説明の中では十分にまだ納得し得ない点もございますので、累次の変化あるいは結論といたしまして、今次提案のような内容になりました結果につきまして、つまびらかに御経過を承わりたいと思うのであります。こういう点……

第24回国会 地方行政委員会 第33号(1956/05/17、3期、日本社会党)

○加瀬完君 伊能理事は先ほどから結局小笠原委員の要請に応じられない理由として、この前からの緑風会の情義あるいは条理ということをおっしゃっておるのです。で、この緑風会の条理なり情義なるものは、緑風会がたびたび選挙法の改正案を出した、それを自由党としては協調できなかったので、この際小選挙区制を取り上げるのだ、こういうお話である。しかし二十八年に一体小選挙区制に、今の小選挙区制に似たような選挙法案を緑風会が出したときに取り下げましたのは、あなた方の方が警察法を出すために、あなた方の反対でこれの審議を断わったんじゃありませんか。それからその後、選挙法の一部改正が二、三度出ましたけれども、いつでも自由党……

第24回国会 地方行政委員会 第35号(1956/05/21、3期、日本社会党)

○加瀬完君 自治庁長官にまず伺いたいのでありますが、すでに中田委員からの質問にも指摘されておりますが、衆議院におきまして、自治法の審議というものは途中において非常に手間どりました。私どもは、その経過を見ておりますと、政府は一体自治法というものを成立させようという熱意がほんとうにあるのか、あるいはまた自治法というのは、また前例のように流されても仕方がないというあきらめの態度で一体臨んでおるのか、こういう点に非常な疑惑を持つわけであります。(「当て馬じゃないか」「選挙法の当て馬だよ」と呼ぶ者あり)そこで、この自治法というものを今度提出されまして、ほんとうに通そうというお気持であったのか。そうである……

第24回国会 地方行政委員会 第36号(1956/05/22、3期、日本社会党)

○加瀬完君 特別市制の問題と、指定都市の問題がだいぶ繰り返されて論議されておりますけれども、あらためて大臣の御見解を承わりたいんですが、現在現行法の中にあります特別市制というものは、一体お認めになるんですか、お認めにならないんですか。理想案としてでもいいんです。お認めになりますか、お認めになりませんか。
【次の発言】 かりに、今おっしゃるように、制度的には大都市制度といいますか、特別市制というものが必要である。しかしながら、いろいろこれをすぐ実現することには問題があるので、将来にこの実現を待って、現在では、結局特別市側が要求しているところの、ある程度の条件を、十六項目でも十七項目でもいい、こう……

第24回国会 地方行政委員会 第37号(1956/05/23、3期、日本社会党)

○加瀬完君 議事の進行について、委員長にお願いをいたしたいのでありますが、いろいろ今わが会派の委員からもお願いを申し上げましたが、それらの点も含めまして、一応ここで休憩をいたしまして、委員長・理事打合会等で何かお話し合い等でもしていただけるならば、非常によろしいのじゃないかと思いますが、その点、委員長にお取り計らいを願いたいと思います。
【次の発言】 午前中、自治庁長官並びに衆議院側の修正の点について提案理由の御説明をいただいたわけでございますが、大きく考えまして、政府の原案と衆議院によって修正されたものとは、相当な隔たりがありますし、それらについての具体的な問題は、御提案の説明の中だけでは十……

第24回国会 地方行政委員会 第38号(1956/05/24、3期、日本社会党)

○加瀬完君 総理あるいは政府の正式な御見解を承わっておりますと、政局の安定のためには二大政党が必要である。二大政党を維持育成するには小選挙区制が一番いい、こういう前提のようでございます。まあ外国の例がたびたび引き合いに出されますが、外国の例は一応おきまして、日本におきまして小選挙区制がとられました最近の、大正九年の原内閣、これを見ますと、確かに政友会は絶対多数を取りまして、強力な内閣が出現いたしたが、その次にはテロが発生いたしまして、必ずしも国民は政局の安定というものに喜びを感じておらないということにもなるのじゃないかと思います。それから、次に行われました大正十三年には、全然三党が鼎立をいたし……

第24回国会 地方行政委員会 第39号(1956/05/25、3期、日本社会党)

○加瀬完君 今の問題に関連してですけれども、国家公務員に準じて給与は地方団体においても人並みにやれると、こういう御説明でございましたが、自治庁の財政計画によりますれば、そういうことができない。小笠原委員が初めに指摘したように、今度の自治法の改正案に盛られておりまする給与というものについて法定したわけでありますが、これは法律によって給与の最低水準を守るということではなくて、現在支給されているものを引き下げる、こういうことに使われるというふうな傾向を私は当然生じてくるだろうと思う。というのは、給与及び定員等に関する自治庁の財政計画の基本方針として、昭和三十年一月十日現在において行われた給与定態調査……

第24回国会 地方行政委員会 第40号(1956/05/26、3期、日本社会党)

○加瀬完君 この前、政府と修正案提案者と、両者に対しましていろいろ御説明を承わったわけでありますが、いろいろ区割の問題、それから悪意に満ちた党利党略であるというふうな、大臣の言葉をもってすれば、誤解を受けたというような点についての世論に対する政府の御態度、こういう点いろいろ承わったわけでありますが、次に私は、世論に対して区割等に対しましては、あるいは罰則規定の強化等に対しましては、いろいろ考慮が払われたということでありますが、世論が強く反対しておった一つには、特定の政治活動が選挙運動にもわたることを認めるという条文がございますが、この特定の政治活動についてのいろいろの世論の批判というものは相当……

第24回国会 地方行政委員会 第41号(1956/05/29、3期、日本社会党)

○加瀬完君 今、小笠原委員の市町村の性格の質問に関連がある問題でありますが、都道府県の性格といいますか、今度の第二条の改正によりますと、今度府県の性格というのが非常にあいまいになっておる、こういう批判が一部にあるわけです。たとえば府県の固有の事務というものが例示されておりますけれども、これも非常にあいまいである。一方府県の財政的措置として、この前から私が述べておるのでありますが、行政規模の縮小という方向がたどられておりますし、そうしてさらにまた、府県の固有事務というものがこの前よりも明確でなくなって参る。そうして市町村との競合あるいは指定都市との競合を府県に避けさせるということになりますけれど……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 地方行政委員会 第2号(1956/11/29、4期、日本社会党)

○加瀬完君 私どもの会派では、先ほど御説明のありました地方財政再建法の適用といいますか、再建計画の不当なる適用といいますか、それらによって生じました諸種の問題を質問したいというふうに、いろいろ各委員の方々が質問内容をお持ちなんでありますけれども、お答えをいただきたい行政部長なり公務員課一長なりがおいでになりませんので、午前中は説明だけを伺って、午後、それらの方がお出での上で、私ども質問を展開いたしたいと思うのでございますが、そのようにお取り計らいいただけませんでしょうか。(「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 その参考にするということと結び付けて、建前にして考えるということでは、ずいぶん違うと……

第25回国会 地方行政委員会 第3号(1956/12/04、4期、日本社会党)

○加瀬完君 行政部長お見えになっておりますから伺いたいのでありますが、愛媛の問題は、この前にもいろいろ論議されましたけれども、ああいったような条件が一体妥当なのかどうかということと、なぜああいう条件が生まれたかという問題をあわせて考えなければならないと思うのです。私は今言った後者の方からお伺いをしたいと思うのですけれども、結局行政部長もさっき御答弁ありましたように、極端な一つの給与ケースが生まれたわけでありますが、そのよって来たるところは、再建計画が現われたということになろうと思います。そこで府県財政実態調査報告というものが府県知事会か何かの依頼で、学者たちによりましてなされておりますが、その……

第25回国会 地方行政委員会 第4号(1956/12/06、4期、日本社会党)

○加瀬完君 影響があるけれども、ないように措置してあるんだな。(笑声)
【次の発言】 第百十一号の内容も自治庁賛成ですか。
【次の発言】 請願の内容も検討しないで、この大体概括的な趣旨の説明があったから、それで賛成だとか反対だとかと言うのはおかしいじゃないですか。
【次の発言】 それは、府県道以上のものは、いろいろ財源措置が講ぜられておるけれども、非常に交通量が多いにかかわらず、その財源措置がないので、特別の財源措置を市町村について講ぜられたら、道路がよくなるのじゃないかというように私は見ておったのです。そういう趣旨から言えば、採択されてもよいのではないかと思います。

第25回国会 地方行政委員会 第5号(1956/12/11、4期、日本社会党)

○加瀬完君 きのうの理事会の話し合いでも出ましたように、一応愛媛のその後の状況を自治庁においてどのように把握されておるか、あるいはそれらに対してどのような指導、助言と申しますか、自治庁として当然なさなければならないところの措置を講じておられるか、そういう点について自治庁から詳細に御報告をいただいて、それをもとに質問を運んでいった力が好都合じゃないかと思いますので、まず自治庁にそれらの点をお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 その点、成瀬委員の質問に対して一番初めに御説明になった公務員課長が、はっきりとこの勤務評定並びに今度の三割を落すかどうかという問題については、証言していると思うので……

第25回国会 地方行政委員会 第6号(1956/12/13、4期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。財政部長がいなければ柴田さんでもけっこうです。再建団体に対して当然これは再建計画の給与費の変更を伴う問題となると思いますので、再建団体に対する措置もその通牒なりあるいは打ち合せなりの内容として十二分に含まれておると解していいのでしょうね。

第26回国会 地方行政委員会 第2号(1956/12/24、4期、日本社会党)

○加瀬完君 総務部長さんに伺いたいのでございますが、まず給与費の性格といいますか、給与費に対する原則的な考え方といいますか、そういう点で次のような点はどのようにお考えになっておられるか。一つは、たとえば国家公務員と地方公務員、あるいは同じ地方公務員の中で一般職と教職と、こういったような関係の給与あるいは勤務ということについては、平等とか公平とかいう原則が当然考えられるわけでございますが、それは今まで言われておるような立場でお考えになっておると、こう考えてよろしいか、それが一つ。  次は給与、勤務等の問題については人事委員会等からいろいろ勧告もあります。これは当然一応尊重されるわけでございますか……

第26回国会 地方行政委員会 第3号(1957/02/19、4期、日本社会党)

○加瀬完君 大臣は今……。
【次の発言】 今のに関連する問題でありますが、振興法が御承知のようにできているわけでございまして、たしか百五十五億だと思いましたが、あれは五ヵ年間の期限が切ってあったと思います。もう三年すぎているわけでありますが、今度の予算などを見ましても、聞くところによりますと、自治庁が望んでおったような、所期の金額というものに達しておらないということを承わっているわけでございます。一応法律できめておって、予算がこれに伴わないということでは、非常に不合理な感じがするのですけれども、この点、将来どういうふうにしようというお考えですか、部長でもけっこうでございますから。

第26回国会 地方行政委員会 第5号(1957/02/26、4期、日本社会党)

○加瀬完君 先ほど、税務部長の説明の中に、五億というものは半年分で、三十二年度も十億であるといったように受け取れるような説明があったように、私ども聞き取ったのであります。長官は、そうでないと御答弁があったのですけれども、この際、十億というものについて、はっきりした点は、一体どういうことになるのですか。
【次の発言】 配分の方法、その基準等については、これは、お説の通りになると思うのです。そうでなくて、一体三十二年度は五億なのか十億なのか、その点をはっきり……。
【次の発言】 すると、税務部長の先ほどの御説明も、初年度は半年分で五億だということだけで、三十二年度にもう五億が追加されて、結局十億に……

第26回国会 地方行政委員会 閉会後第5号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○加瀬完君 財政局長、前の財政部長の当時から、行政水準が非常に下つてしまつたと。もう一つは各団体間の較差が非常に生じたと。この二つのことが地方行財政についての非常に大きな問題だと、こういう御説明をたびたびなさつておられたわけでありますが、今度のこの再建計画の変更については、行政水準の引き上げということに非常に力を入れておるということは、今までの説明でよくわかりましたが、その行政水準の引き上げの中に、団体間の較差の縮小というものをも含めて考えておられるのかどうか。
【次の発言】 結局まあ増収分の財源というものを六割と四割の比率で……。もちろんその前に当然国家公務員並みに引き上げらるべき給与費が控……

第26回国会 地方行政委員会 第8号(1957/03/07、4期、日本社会党)

○加瀬完君 財政部長に伺いますが、今御説明の中に、一応公庫法案が出たのだけれども、これはまあ、自治庁から考えれば、非常に満足なわけにはいかない。たとえば、既発行のものなども問題だが、こういうものまでめんどうを見てやらなければならないと考えるが、そこまでは今度の法案では及ばないというふうに解釈したのですが、そうなんですか。
【次の発言】 そこで、地方制度調査会あたりでも答申を出しております。自治庁の御見解もそうだったと思いますが、いわゆる公募債の処理というものをどうするかということが、一番まあ地方財政の諸問題の中でも中心の一つだろうと思うのですよ。そうすると、今度の公庫法のようなものが出るなら、……

第26回国会 地方行政委員会 第9号(1957/03/12、4期、日本社会党)

○加瀬完君 大臣の提案の御説明の中に、選挙費用の問題が常に実態に即するよう基準の確保に努めてきたし、今度の改訂もその線に沿って実情に即するように改めたいんだと、こういうお話があったわけでありますが、実情に即するように改まった、こういうような御確信でございましょうか。選挙部長でけっこうです。
【次の発言】 適正化をはかったというその努力は認めるにやぶさかではありません。しかし額面の通り実情に即した基準に改まったという判定を下していいかどうか、といいますのは、先ほどから超過勤務の問題などで、たとえば大きな府県あるいは六大都市あるいは市町村、こういうものに段階をつけて、それぞれの給与の実態調査をして……

第26回国会 地方行政委員会 第10号(1957/03/14、4期、日本社会党)

○加瀬完君 大臣が参ります前に、財政部長に、技術的といいますか、事務的といいますか、こまかい点を数点伺いたいと思います。  これは、まあ大臣が来られなければということになりそうですけれども、結局自治庁では、特に再建計画を施行してみて、幾つかの、再建計画によりましては、通常な行政には支障を来たすという、たとえば、最低行政水準を割る、あるいは計画の内容に無理がある、あるいはまた、赤字は一応とまったけれども、事業を圧縮しての赤字のとめ方であって、根本的な問題の解決にはならないといったような点を、自治庁みずからが指摘をしておるわけでありまして、これらの点につきまして、三十二年度の財政計画は考慮されなけ……

第26回国会 地方行政委員会 第11号(1957/03/19、4期、日本社会党)

○加瀬完君 今、成瀬委員の方からの質問で、だいぶ残額が示されているわけでありますが、それに対する労働省の御答弁もありましたが、事実は、これは自治庁に関係があるのですが、事実は、失対事業をやりたくて、いろいろ自治庁なり、あるいは労働省なりに交渉をしても、いろいろの条件がきびしいので、その希望が満たされないところの団体が相当あると思う。こういう団体が残されておって、しかも、残額がこんなに出るということは、非常に不合理じゃないか。そこで、一応その失対事業というものの成果をあげようとするなら、もう少し労働省なり自治庁なりが相互に連絡をして、地方団体でも、小規模でも、失対事業のワクの中に入れるような措置……

第26回国会 地方行政委員会 第13号(1957/03/26、4期、日本社会党)

○加瀬完君 文部大臣に伺います。文部大臣は地方財政の権威者でございますから、いまさら申し上げるまでもないと存じますが、このごろ地方財政そのものに対しまして、特に行政水準の維持をさせるための財源確保の問題を、地方制度調査会などでも取り上げられているわけです。この委員会でもわが党の鈴木委員が自治庁長官に、税制審議会と地方制度調査会では別な答申が出ておるが、たとえば税制審議会ですか、税の伸びを赤字解消にまず持っていけ、こういう意見が強い、地方制度調査会では余裕財源で行政水準を引き上げろという主張が強いけれども、あなたはどちらをおとりになるか、こういう質問をいたしましたときに、自治庁長官は行政水準の維……

第26回国会 地方行政委員会 第14号(1957/03/27、4期、日本社会党)

○加瀬完君 今の委員長の計いでけっこうだと思います。どういう……閣議か、それにかわるべきもので申し合せをしたのか、それをはっきりと、鈴木君の質問に対して次にいらっしゃるときは御答弁願います。
【次の発言】 大蔵大臣まことに率直におっしゃっていただけますので、おっしゃることはわかるんです。ふには落ちないんだけれどもおっしゃることはわかる。私も率直にお尋ねするんですが、法律的責任ということにも私は責任がないとは言えないと思う。しかしそれは一応おきます。しかし内閣の責任というのは、法律の責任だけじゃないと思う。行政なり政治なり広義の意味において政治責任というものがあるわけです。まあ問題は公債費であり……

第26回国会 地方行政委員会 第15号(1957/03/28、4期、日本社会党)

○加瀬完君 きのう大臣がおいで下さいましていろいろ御説明をいただいたわけでありますが、その要点はいろいろ当面の問題になっております地方債の処理を一応今提案されているような形で行う。しかし根本的な解決というものは三十三年に持ち越される形になる。そこで三十三年になってから抜本的な対策を考え直すのだ。しかしその方法というものはまだ明らかではないけれども。こういう御説明に私承わったわけであります。で結論的に言いますと、聞き取りました点は公債費の処理というものを特別に政府として考えておるのだ。それは交付税のワクの中ではないのだ。しかし本年は交付税のワクの中でやったのだ。これらの解決は三十三年になってから……

第26回国会 地方行政委員会 第18号(1957/03/31、4期、日本社会党)

○加瀬完君 今の問題に関連いたしまして、大沢委員から御指摘があったのですけれどもね。税の自然増収分というものを、だいぶいろいろな対象に見込んでおるようですけれども、第二、第三課税方式をとっておった市町村で、税の自然増分というものをそう見込めるかという問題があると思うのです。で、税務部長が最初に御説明なさいました中に、基準財政需要額と基準財政収入額の算定の上で、第二、第三課税方式で、第一方式よりよけい取る分というものは見込んでないのだから、たぶん減収ということにはならないのだ、それはその通りだと思う、形式的には。しかし、基準財政需要額というものが、市町村の計算した通りに基準財政需要額というものを……

第26回国会 地方行政委員会 第19号(1957/04/02、4期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連して……。来年になりますと、この不合理を是正する、こうおっしゃるが、その不合理は、今の改正案に出ておる、今、政府みずから不合理と感じて、それを確認しておるものを、一体提案されるということはどういうことなんですか。不合理であれば、今、小林委員の発言もありましたけれども、小林委員のような説に、あるいは政府が不合理を是正した新しい案にこれははっきりと修正して出すべきだ。不合理だということはわかっておるものを提案して、不合理であるけれども、これを認めろということは、私ははなはだふに落ちない、この点どうですか。

第26回国会 地方行政委員会 第20号(1957/04/03、4期、日本社会党)

○加瀬完君 刑事部長に伺いますが、そうすると、取締りの対象は風紀を乱すかどうかということにしぼられるのですか。
【次の発言】 それは非常にあいまいだと思う。客席で客を接待しても、接待の仕方が男女間の享楽的雰囲気を醸成するのでなければ、この法律は適用されないと解釈すべきが妥当と思うのですよ、今までのあなたの説明からいうと、たとえば客席に来て、たまに一ばいお酌をするくらいでは、男女間の享楽的雰囲気が高まったとは認定できない(「可能性がある」と呼ぶ者あり)そういう可能性があっても、これは風紀を乱すおそれというまではいかないと思う、一回でも客席に来て客に酒をつぐということが風俗営業と解釈することは、た……

第26回国会 地方行政委員会 第22号(1957/04/05、4期、日本社会党)

○加瀬完君 大臣の地方税法の一部を改正する法律案に対する提案説明の中に、負担の合理化と徴収の簡素化という点があるわけですが、負担の合理化というものと徴収の簡素化というもののどちらに重点をお置きになったか、まずこの点を伺います。
【次の発言】 私も当然そのような答えでなければならないと思います。そこで、徴収の簡素化ということも非常に大切でありますが、何といっても、基本的に今度の国税全般に関する改正などについても負担の合理化と言いますか、租税の合理化と言いますか、こういったようなものは大筋の基本として働いていると思うのです。そういう意味で、負担の公平化ということに重点を置いたというならば、今度の地……

第26回国会 地方行政委員会 第23号(1957/04/06、4期、日本社会党)

○加瀬完君 今度の税制の改正の全般を見ても、地方団体の独立財源を強化するということについては、まだ問題の解決にはなっておらないと思うのです。特に住民税等を変えましても、この問題はますます目的が遠のいたという形にも見られると思うのです。こういう点、結局地方財政の基本的な税制の解決というものは、まだ本年度においては何ら解決をしておらないのだと、こうお認めになりますか、大臣。
【次の発言】 国税と地方税が非常にまだ私はアンバランスじゃないかと思うのです。自治庁の方からいただきました資料によりますと、二十八年を押えますと、二十八年度から三十一年度で、国税は一%しかふえていない。ところが、地方税は一九%……

第26回国会 地方行政委員会 第25号(1957/04/16、4期、日本社会党)

○加瀬完君 農林省関係の方に先に伺いますが、農地法が施行されましてから、その後、累年農地の転用壊廃ということが相当の進度で進んでいるというふうに私どもは聞いているのであります。三万町歩前後というものは、大体つぶれ地になって消えていく、こういうことでありますと、一体そのつぶれ地というものを補うだけの造成計画というものが、現状の政府の計画では、あまりはっきりと立っておらないようでありますので、そうなって参りますと、一体つぶれ地を何とかして少くしようということが、農地を確保する先決問題じゃないか、こういう意味合いでは、農地行政の方の農業委員会、旧農地委員の事務の範囲というものを特に重く考えなければな……

第26回国会 地方行政委員会 第27号(1957/04/19、4期、日本社会党)

○加瀬完君 ただいま提案されております、離島振興法の一部を改正するこの内容というものに対しましては、私は全面的に賛成であります。しかし離島振興法のねらっております大きな目的といいますか、本質的な問題について付随して若干伺いたいと思うのでございますが、これは主として政府に伺いたいのでありますが、離島振興法というものを一応施行をしてみまして、結局ここに修正されるような問題ももちろん部分的には起っておりますけれども、初め政府が計画いたしました計画というものが、あるいは掲げました目的というものが、どういう点非常に達成されまして、またどういう点未解決で残っておるとお考えになっておられますか、この点ます。

第26回国会 地方行政委員会 第28号(1957/04/23、4期、日本社会党)

○加瀬完君 今御説明の、新らしく入りました四条の二、これを特別入れなければならない理由は何ですか。
【次の発言】 これは、四条の二というものを入れたところで、別に罰則規定があるわけじゃないわけでしょう。予算外契約、今行われているようなもので、やっぱりやろうと思えば、地方団体はやってしまうと思うのです。ただ、今御指摘のように、地方財政運営の基本を第二条に掲げておるわけです。その第二条の前項で、十分今のような予算外契約の問題なども、行政的には指導も措置もできるのじゃないか。それを、新しく予算外契約ということだけを問題にして、四条の二を入れた結果、実際入れただけのことで、実際的効果というものが何もな……

第26回国会 地方行政委員会 第29号(1957/04/24、4期、日本社会党)

○加瀬完君 極端なことでなかったといったところで、現実はショック死という形で死亡しておるのですね。それで今、課長さんのお話によっても、本人も基本線は納得しておった。基本線は納得しておるというような条件のもとで、何人もの人で強制勧告というような本人の受け取った感じとしては、ショックによる死亡をするほどの強制勧告という受け取り方をするような形で退職勧告をするということは、一体適法かどうかという問題が一つ。それから結局問題はここでありますから、文部省としては、一体何人でどういう形で勧告をした場合にショック死をしたのか、こういう実情を十二分に調査してなければ、これは大体普通の方法でやったとか、あるいは……

第26回国会 地方行政委員会 第30号(1957/04/25、4期、日本社会党)

○加瀬完君 いろいろ行政部長さんの御説明がございましたが、この前お述べになりました提案理由の御説明の中にも、国家公務員あるいは都道府県の公務員と同じような共済給付を保証することを目的としておるのだという御説明があるわけです。これはまあ一昨昨年か制定されましたときにも、国家会務員や都道府県の公務員との共済給付の内容がどうだ、ということがだいぶ論議されたのでございますが、現状におきましてその両者の違いといいますか、今度改正を意図した点、あるいは意図しましてもまだ国家公務員一都道府県の公務員との共済保障の点で、まだまだ市町村の共済保障が足りないといったような点がございますか。

第26回国会 地方行政委員会 第31号(1957/05/07、4期、日本社会党)

○加瀬完君 警察庁長官も大久保国務大臣も見えておられますので、今、委員長からお話がありました件について、逮捕に至るまでの経過をなるべく綿密にお話をいただきたい。
【次の発言】 そうすると、御説明の三・三・四の休暇は、地方公務員法の第三十七条の違反である、三十七条の違反であるので、この違反に対しまして、同法の六十一条の四号を適用する、こういうことですか。
【次の発言】 そうすると、これは当然、前提の条件として争議行為が存在しておるし、扇動の事実が存在しておったということになるわけでありますが、三十七条のどれに一体該当するということになるんですか。

第26回国会 地方行政委員会 第32号(1957/05/08、4期、日本社会党)

○加瀬完君 今御説明の「水防に従事した者」というのがございますね。この「水防に従事した者」というのは、直接に水防関係の管理者といいますか、そういう者が特に依頼した者でなくても、水防の必要を感じて、そこで便宜手伝いをしたと、こういう者まで含むかどうか。
【次の発言】 そこで、その水防の区域内におる者ということになっておるようですがね。たとえば突然に水防の必要を生じた、で、管理者は、今前段に述べられたような形で、水防団員あるいは水防事務に特に従事させる者を招集するいとまがなく、そこに居合せたような者が直接水防事務をつかさどるということもあり得ると思う。それは、その市町村の住民ではない場合もあります……

第26回国会 地方行政委員会 第33号(1957/05/11、4期、日本社会党)

○加瀬完君 国有提供施設等所在市町村助成交付金に関する法律案について、二、三点伺いたいと思います。  その提案の御説明の中にありました、固定資産の価格を基礎として算定した額によるものとするという言葉がございますが、この固定資産の価格を基礎にして算定した額と、このたび改正をされた額というものとには、相当差があるのではないか、その差額は一体どのくらいというふうに見積られておるか。
【次の発言】 一応財政計画で自治庁がお考えになったのは、十億ではなかったと思うのですが、財政計画でお考えになりましたものだとすると、今お話になった固定資産税の対象になるものよりも幅を広くお考えになったということになります……

第26回国会 地方行政委員会 第34号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○加瀬完君 先般、当委員会でいろいろ質疑をしたのでございますが、その際、時間がございませんで、質疑が中途になってしまいましたので、あらためて続いて伺いたいと思いますが、その前に、先日の委員会でいろいろ論議されました点の確認をいたしたいと思うのでございますが、最初に、事実の認定でありますが、第一点といたしまして、これは警察庁関係のお述べになったことばかりではございませんが、警察庁の御見解として、佐賀における教職員のみにとどまらず、他の職員も含めまして、勤務条件が国や他の府県に比して、はなはだしく劣悪な条件にあった。これは、地公法の二十四条の三項の違反とまではいわないにしても、この精神にははずれる……

第26回国会 地方行政委員会 第37号(1957/05/18、4期、日本社会党)

○加瀬完君 財政部長に伺いますが、三十年の決算を見ますと、大体財政計画に対応する決算と、初めの計画ですね、歳入歳出で大体六百億ぐらい差が出ております。しかしその地方税の分だけを調べてみますと、計画が三千五百七十六億、決算が三千五百六十七億で九億程度しか差が出ておらない。全体の歳入歳出は非常に差が出ておりますけれども、地方税の差というのはほとんどないということは、二十八年度あたりから大体この六百億前後のアンバランスというものを地方税にかぶせて参りましたので、ぎりぎり取れる地方税は取っちまった。十億ぐらいの差しかないということは、地方税をぎりぎり取り尽してしまってこれ以上地方税の伸びというものを期……

第27回国会 地方行政委員会 第2号(1957/11/05、4期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、小林委員とともに、委員会の御下命によりまして、金沢市で開催されました第十九回全国都市問題会議に出席をいたしまして、あわせて岐阜県、福井県、両県の財政事情等を調査をして参りましたので、その概要を簡略に報告を申し上げます。  まず、全国都市問題会議でございますが、ここで一番問題になりましたのは、屎尿処理の問題とごみ処理の問題であります。これは、熱心な御討議もありましたし、また学者等の講演等もございまして、都市が当面いたしております一番の難問題であります屎尿処理問題、ごみ処理問題等に非常な関心を高め、われわれも非常に参考になりました。これらの点で、結局財政的な裏づけというものがあり……

第27回国会 地方行政委員会 第3号(1957/11/07、4期、日本社会党)

○加瀬完君 町村合併の問題ですが、町村合併の促進法が作られますときから、何か町村合併というのが国の政策といいますか国策として行われる。そういうことではなくて住民自治の原則というものが尊重されて、住民の意思で町村合併というのが基本的には行われるのだ、こういう基本線というのははっきりとしておったと思うのですよ。しかし実際の運営というのは、やっぱっりどうも国の政策といいますか、あるいは町村なんかにいたしますと、県の政策というものが非常な無理なくらいに強行されているという例もないわけではないと思うのです。そこで大沢委員も御指摘になった点でございますが、たとえば住民の意思というものを考えますと、Aの村に……

第27回国会 地方行政委員会 第4号(1957/11/14、4期、日本社会党)

○加瀬完君 市の人口五万を旧来のように三万で認めてもらいたいという請願の内容ですがね。実情は、たとえば五万というふうに押えても、五万でそれじゃ市としての行政能力が完璧であるかというと、人口だけで押えても、そういう意味合いにおいては、行政能力が、三万から五万に引き上げられれば、市の規模としてある程度条件がそろったということにはならないと思うのですよ。で、人口五万よりも、人口五万なくても、市の行政能力を持っているという町村も私はないわけじゃないと思う。それから、町村合併によってその町村合併の経過中であれば、三万でも認めておったわけですけれども、それを少しその趣旨を拡大解釈すれば、あのときは町村合併……

第27回国会 予算委員会 第4号(1957/11/11、4期、日本社会党)

○加瀬完君 先般地方制度調査会から、いわゆる地方制案なるものが答申されたわけでございますが、このお土取扱いにつきまして総理はどのようにお考えになっておられますか。まず伺いたいと思います。
【次の発言】 御存知のように、現憲法におきましては、第八章に地方自治の一章を設けまして、地方自治の権利といいましょうか、規定いたしておるわけでございますが、総理はこの地方自治の権利と申しますか、住民の権利と申しますか、憲法に規定されておりますこの第八章はお認めになりますか。
【次の発言】 そういたしますと、憲法九十三条の二項の住民の直接選挙の権利、あるいは九十五条の住民投票の権利、こういうものも原則としてはお……

第28回国会 地方行政委員会 第2号(1958/02/06、4期、日本社会党)

○加瀬完君 自治庁関係を先に伺いますが、この新市町村の建設促進費でありますが、当初の要求額から見ると非常に減っているのです。三十三年度あたりに大幅に力を入れないと、新市町村の建設は非常におくれると思うのです。それが結局減らされたままになっているのは、これでもできるという御見解かどうか、一つ。  その次に、地方財政の再建促進費でありますが、去年から見ると減っていますが、それは、去年の繰り越しがあるからということですけれども、繰り越しがありましても、再建促進というものは、繰り越されておりましても、再建促進が済んだわけではないのですから、それを去年の分をことしに振りかえていって、それでいいかどうかと……

第28回国会 地方行政委員会 第3号(1958/02/11、4期、日本社会党)

○加瀬完君 第二条ですか、銃砲、刀剣の定義がございますね。で、銃砲はおいて、刀剣の方は、「刃渡十五センチメートル以上の」云々とあります。そうすると二十三条に「あいくち類似の刃物携帯の禁止」というのがありすすね。そうすると、これは刃渡りのいかんにかかわらず、結局、あいくち類以上の刃物を携帯することは当然禁止されると、こういうことになりますね。
【次の発言】 そうすると、結局、携帯の態様というものについては、長さのいかんにかかわらず、あいくち類似以上のものであれば、これは取締りの対象になる、こういうことになりますね。
【次の発言】 そういたしますと、結局、御説明にもありましたように、所持の態様とい……

第28回国会 地方行政委員会 第4号(1958/02/14、4期、日本社会党)

○加瀬完君 今の問題は、十四条の「美術品若しくは骨とう品」というのですけれども、骨董品の価値というものは、その者がいいと言えば、それで価値ということになるのじゃないですか。客観的な価値ということばかりでは骨董品ということにならないでしょう。その人が、その刀を持っていたいということになれば、美術品でないが、骨董品という意味を持って、持ちたいというものは持てるという判定は当然下せるわけじゃないですか。そういうことでのがれさせるということは、合法だという裏づけをすることになりませんか。
【次の発言】 ちょっと関連して。火なわ式銃砲あるいは刀剣は、届出、登録すれば、特殊な場合を除くほかは全部保有するこ……

第28回国会 地方行政委員会 第6号(1958/02/20、4期、日本社会党)

○加瀬完君 今度、署長の廃棄権といいますか、これを認めるわけですね。この廃棄するかしないかという標準とか条件とかいったようなものは、政令か何かできめるのですか。あるいは規則できめるのですか。
【次の発言】 これは腐つたとか腐らないとかいう点でも、専門家といいますか、商売人と、しろうとの警察署長では、判定に相違が出てくると思うのであります。だから、ある程度やはりきちんとしておきませんと、適宜やられて、あとで問題が起るというようなことがあつては困ると思うのであります。その点やはり十二分に、行政的にそごを来たさないような施行の基準というものを設けることが必要じゃないか。  それから次に、特定法人に今……

第28回国会 地方行政委員会 第7号(1958/02/27、4期、日本社会党)

○加瀬完君 自治庁に最初に伺いますが、自治庁は、三十二年度の財政計画で、行政水準の引き上げということを強くうたったわけでありますが、その中でも、特に住民の福祉を向上させるという意味か、上下水道などが例年になく一応のワクを確保できるような御説明があったわけでありますが、上水道の本年度の計画はどうなっておりますか。
【次の発言】 その二百二十五億の内訳の中で、新規の分はどのくらいですか。
【次の発言】 そうすると、行政水準の引き上げということを強くうたっておるわけですが、結局打ち割ってみれば、特に中小水道の新規事業については十一億程度のワクだということになるのですか。

第28回国会 地方行政委員会 第8号(1958/02/28、4期、日本社会党)

○加瀬完君 資料のお願いですけれどもね。これは財政局長の方にお願いするのは筋違いかもしれませんが、今御説明のありました、標準税率を用いておる市町村と、標準税率を用いないで従来の方法でやっておる市町村の、大体傾向といいましょうか、数といいましょうか、そういうものを一つお出し願いたいと思います。  それからもう一つ、今、松澤先生の方からお話がありました、一応給与の切りかえをいたしましても、まだ国、府県と比べると、はるかに市町村は低いと思うのです。そこで、大体の中小都市あるいは町村、こういったものの一番高いところと、一番低いところでもいいですから、やはり給与の傾向というようなのがどれくらいの線におさ……

第28回国会 地方行政委員会 第9号(1958/03/04、4期、日本社会党)

○加瀬完君 これは長官に聞くべき筋かもしれませんが、長官の説明の要旨の中にいろいろ述べられたのですけれども、問題は、行政水準の問題と、それから公債費の処理の問題、それから自主財源の確保と、いろいろあげているのですけれども、それらの関係はどういう基本線に立っているのですか、御説明を承わっておりますと、行政水準の確保ということは、何といいますか、公債費を処理してしまったり、それから現在背負っておる赤字を解消してしまったり、残ったものがあれば行政水準の確保に充てるのだということにしか解釈できない、これはどうなんですか。
【次の発言】 御説明によりますと、行政水準の確保という一つの前提と、それから公債……

第28回国会 地方行政委員会 第10号(1958/03/06、4期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。農林省において黒糖対策というものははっきりしたものはあるのですか、あわせて一つ御答弁願いたい。
【次の発言】 資料ですけれども、今、黒糖対策の問題が出ました。自治庁としては、一体黒糖対策というものをどう考えておるか、黒糖対策の資料ですね。それから二は金融対策、三は防除対策、四は特殊産業の開発の年次計画、特殊産業の財政投資の計画は出ておりますけれども、一体どういうものを年次でどう開発するのだということが具体的に出てこないと、この五ヵ年延長したって、五ヵ年たってもまた仕事ができないということになったら何にもなりませんから、一体自治庁としては、大まかなところでもいいから、特殊産業の……

第28回国会 地方行政委員会 第11号(1958/03/07、4期、日本社会党)

○加瀬完君 大臣の提案の御説明の中に、奄美群島の復興審議会できめられました、立ちおくれた民度を向上する問題と、群島経済の自立化を促進する問題と、この二つをさらに推進するために実施期間を十ヵ年間に延長した、こういうお話でございますが、復興計画の基本方針というものは、この前の昭和二十九年にきまりました中でも同じような、やはり群島経済の自立、あるいは立ちおくれた民度を、あるいは生活水準を昭和九年から十一年の本土平均の、本土並みに引き上げるということがうたわれておったわけでございますが、これが、五ヵ年にはまだなりませんが、今までの過程ではっきりした目標をつけておきながら、さらに五年間延長を計画し、修正……

第28回国会 地方行政委員会 第12号(1958/03/11、4期、日本社会党)

○加瀬完君 今、財政局長から、道路整備計画についていろいろお話しがありましたが、今度、財政計画の中にも道路、橋梁等の改修あるいは補修費というのが新しい投資的経費として大幅に見積られております。しかし、一体、道路、橋梁を損傷する最大原因は何かというと、超重量の自動車の無制限使用ということになるのじゃないかと思います。道路運送車両法というんですか、それを見ますと、結局、自動車の幅とか長さとか、高さとか、総重量といったようなものが、たとえば幅は二・五メートル、長さは十一メートル、高さが三・五メートル、車両総重量が二十トンを越えてはならないと書いてありますが、どういう道路にはどれだけの重量あるいはどれ……

第28回国会 地方行政委員会 第13号(1958/03/13、4期、日本社会党)

○加瀬完君 このたびの改正法の趣旨の御説明の中に、「民主的警察制度のもとにおいて、社会情勢の変化に即応し、警察事務を能率的に遂行しようとする目的」以外ではないというように、改正法提案の理由を御説明になっておるわけであります。その第一点としては、内部組織の改編と、第二点としては、北海道警察の組織、第三点は、移動警察に関する規定、第四点は、道路交通取締法の一部改正という内容でございますが、順序不同に質問いたしますが、道路交通取締法の点ですがね、午前中この点についていろいろやはり質問があったようでございますが、警察庁の方からお配りいただきました資料によりますと、重大事故は、昭和三十二年三百三十三件、……

第28回国会 地方行政委員会 第14号(1958/03/14、4期、日本社会党)

○加瀬完君 関連してちょっと。今鈴木委員からも御指摘がありましたがね、今の官房長のような御説明によりますと、一体現行法の五十九条、六十一条、これはどういうことになりますか。それから十六条、それから三十八条の五項、こういうものは、今のような問題を解決するために、現行法か法案として出たときに設けられたものじゃないでしょうか、協力の義務というのは。各都道府県警察の間には協力が義務づけられておりまして、あるいは六十一条によれば、当然犯罪捜査あるいは公安維持のためには他の地域にも出動していいことになっていますしね。あるいは十六条によれば、警察庁の監督指揮というのは明文化されておりますし、三十八条の五項に……

第28回国会 地方行政委員会 第15号(1958/03/18、4期、日本社会党)

○加瀬完君 その五以内とするというのは、方面本部の管轄が五ないしそれ以下ということを意味しておるわけですね。そうすると、札幌方面の地域を本部に直轄さしてしまえば、その法律からいうと、少し運用上おかしいと思うのです。さっき松沢さんが御指摘になったように、質が違うのです。札幌方面地区を旭川につけるとか、どこにつけるとかいうことで、方面地区が四つあるうちの一つを減らすということならわかりますけれども、これを本部に直属させるということは、道の公安委員会というものと、方面地域の公安委員会というものは質の違うものなんですから、その法律によると、道の公安委員会に直轄させるということは、五つ以内というものが、……

第28回国会 地方行政委員会 第18号(1958/03/25、4期、日本社会党)

○加瀬完君 大蔵省がいらっしておるようでありますから、この修正点について、大蔵省の御見解を先にお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 提案者にお伺いいたしますが、今の大蔵省の御見解に対して、提案者の方はどのような御見解をお持ちでございますか。
【次の発言】 大蔵省が御指摘になりました第五点の、国会法の精神から見ても、広い意味で予算との関係のあるものは、国会と行政府が一体となって運営については考慮をしなければならない、そうでないと重大な問題が生ずるという意味の御発言があったわけでございますが、国会法で規定されておりますことは、今御指摘のように、広い意味で予算との関係ということでは、これは……

第28回国会 地方行政委員会 第19号(1958/03/26、4期、日本社会党)

○加瀬完君 町子出先生にお伺いを申し上げたいのですが、先生、さっきお話しいただきました通り、現在、ことに、この地方財政と地方行政のアンバランスということが問題なのでありますが、それは別にいたしまして、現状の税体系として見ても、たとえば先生御指摘の事業税だけを押えましても、特に分けまして、大法人と法人と、個人と、この三つの企業関係を比べますと、大法人がいろいろな点で減免措置が講じられておる、それに比較して個人事業税というのは割合に重い。こういうアンバランスがあるのではないかというふうに私ども考えておるわけでございますが、こういうアンバランスをある程度是正することによっても、事業税を、農業事業税と……

第28回国会 地方行政委員会 第20号(1958/03/27、4期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、日本社会党を代表いたしまして、修正されました案並びに大沢委員からただいまお話しになりました付帯決議の両案に対しまして賛成をいたします。  ただ、次の二、三点を希望として申し添えたいと思います。  第一点は、修正されました条項は、衆参両院で昨年、付帯決議として全会一致で通っているものであります。このような付帯決議というものを政府みずからがもっと尊重して、衆議院の修正が出される以前に、当然原案として提案される運びになるべき性質のものじゃないか、そういう点、近時付帯決議というものがやや付帯決議し放しで、政府の尊重さというものがやや欠けているのじゃないか、こういう点、院あるいは委員会……

第28回国会 地方行政委員会 第21号(1958/03/28、4期、日本社会党)

○加瀬完君 今、大臣がそうおっしゃいますが、一月二十三日の全国林野関係市町村代表の会合に、あなたの代理として出ました中島政務次官は、昭和三十三年度は木材引取税につき改廃、税率引き下げ等の措置はしないというごあいさつをしておるのですね。一月二十三日は自治庁はそういう態度であったと思う。それが突如、それから何日間かの間に今のような御説明をしなければならなくなったその間の事情をもう少し説明をして下さい。
【次の発言】 一月二十三日といえば、大体税体系というものが固まった時期だと思う。これ以前にいろいろ議論が出たでありましょうのに、結論としては、木引税については改廃、税率引き下げはしないという態度で固……

第28回国会 地方行政委員会 第23号(1958/04/01、4期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。今、成瀬委員の御指摘の点は、千九百億という五カ年計画を平均にしますと三百八十億になる。で、目的税で徴収されるのは百九十五億だ。そうすると百八十五億ですね、大体まあ二百億前後というものは、目的税以外の一般財源から地方が持ち出しをしなきゃならない、そういうことになりますね。
【次の発言】 その上にさらに、地方独自の道路橋梁等の費用というものを盛るということになりますと、それは例年通り盛ったとしても、この百八十五億は、一部受益者負担としても、百五十億内外というものは、まるまるこの五カ年の道路計画のために地方が新しく持ち出さなきゃならない分になる。それで交付税にしても、あるいは来年度……

第28回国会 地方行政委員会 第24号(1958/04/02、4期、日本社会党)

○加瀬完君 別表第一の二十八号の二を二十八号の三として、次に二十八号の四というものを加えたわけですね。これによりますと、結局「地方教育、行政の組織及び運営に関する法律の定めるところにより、県費負担教職員の定数、給与等に関する条例を設けること。」というのを新しく入れたのですけれども、これはどういう内容を盛ることになりますか。
【次の発言】 きのうも本委員会で質疑が行われたわけでありますが、これから新しく生まれる教職員の基準と定数の法律とはどういう関係になりますか。
【次の発言】 給与条例が作られることは当然でありますが、この給与条例というものについては、何か文部省の方から出る新しい法律と関係づけ……

第28回国会 地方行政委員会 第25号(1958/04/03、4期、日本社会党)

○加瀬完君 木引税の点でもう先日来、鈴木委員からいろいろ詳しい点が質疑されたわけでございますが、そのときにも触れておる点でありますが、木引税の一般会計歳入に対する比率を見ると、一番大きいものが七三・五%、それから六〇%以上二・五%以上五・三〇%以上になりますと三十カ町村という数を数えるわけであります。これは将来の財源補てんといってもなかなか問題があると思うのです。これを今までの御説明によると、特交で埋めるということでありますが、はっきりと初めから財源に大きな響きがあることがわかっておるものを、特交という方法で埋めるということは、少し交付税法の精神からいえばはずれてくるのじゃないかと思うのですが……

第28回国会 地方行政委員会 第26号(1958/04/08、4期、日本社会党)

○加瀬完君 第四条の三の、地方公共団体における年度間の財源調整という項目の内容を改めたということでありますが、前の四条の三は、交付税の額に基準財政収入額を加えて、それと基準財政需要額との差を見て、その差が、非常に基準財政需要額を、前の交付税額プラス基準財政収入額が著しく越えている場合には、その一部を積み立てをし、また地方債の償還財源等に充てる。で、翌年度以降における健全なる財政運営の措置をするということであったわけでありますし、それから、新しく改められた内容などは、他の地方財政法の項目にある場面もあるように思われるのですが、特に四条の三を新しく書きかえなければならなかった理由は、一体どういうこ……

第28回国会 地方行政委員会 第29号(1958/04/15、4期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。数年前の交付金の場合は三百六十円ですか、それを押えて計算をしておったのじゃないか。
【次の発言】 それで国家公務員が三百六十円で、地方公務員の場合は、ひどいところは二百円をはるかに切って、百六十円か百八十円とかいうところがあるということが、やっぱりこの委員会で問題になったことがあるように記憶いたしております。その場合、交付税の見方をどうして見るかというのに付随して質疑がありましたときに、交付税の見方としては、三百六十円という見方でいくのだというふうに私ども承わったように覚えておるのですけれども、最近になりまして、それがずるずる実績主義という名のもとにおきまして、交付税の算定の……

第28回国会 地方行政委員会 第31号(1958/04/17、4期、日本社会党)

○加瀬完君 相馬委員から質問の点で、すが、大田原市に対する県の措置は不穏当だという局長の御見解ですが、不穏当ではなくして、不法であるということが言えると思うのです。そのような扱いをすることは、新市町村建設促進法の二十一条に、地方財政法の特例というのがございますね。その地方財政法の特例によれば、新市町村の新計画に対しては当然起債等を認めてやるという基本的な原則に立っておるわけです。これをやらせないということになれば、これは明らかに二十一条違反という一とになる。二十一条違反ということであれば、地方自治法の二百四十五条の三なり、これは内閣総理大臣の助言あるいは勧告ということになりますか、あるいは二百……

第28回国会 地方行政委員会 第32号(1958/04/18、4期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して。成瀬さんの質問はそうじゃないと思うのですよ、立会演説を公営の線で進めるということが前提であるならば、今例に出したようなものはどう措置するのが妥当かと、そういう場合、局長のお話だと、個人演説会に切りかえたっていいじゃないかというけれども、公営という建前であくまでも立会演説会というものを進めていくならば、立会演説会を拒否する者に対して何らか方策を立てるとか、またそういう事態に対して、どういう基本的な考え方を持っているのだということをはっきりさせなければおかしいじゃないか、こういうことだと思うのです。
【次の発言】 警察庁にお願いしますが、選挙違反の疑いのある事前運動についてそ……

第28回国会 地方行政委員会 第33号(1958/04/21、4期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。全国選挙管理委員中央会議の採択事項の中に、今の問題が出ておりまして、三十六として、個人演説会の回数を制限する公選法第百六十四条の二を廃止するというのが採択されておるのです。これは選挙局長もよく御存じたと思うのです。地方の選管から百六十四条の二、すなわち、その六十回という回数の制限は撤廃した方がいいということが出ているということは、それは、みずから好まないで個人演説会をやらない君は別として、六十回以上やる時間もあるし、やる機会もあるのだけれども、やりたくてもやれないのだという実情がたくさんあるということを裏書きしていると思うのですよ、地方においても。で、一昨年こういう問題が決議……

第28回国会 地方行政委員会 第34号(1958/04/22、4期、日本社会党)

○加瀬完君 四百五十五号は、政府においても別に異論はないわけでしょう
【次の発言】 第四百五十五号は採択していただきたいと存じます。

第29回国会 地方行政委員会 閉会後第1号(1958/07/30、4期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、成田委員とともに高知、徳島の両県下における今次総選挙の執行状況、町村合併の進捗状況、地方税財政運営の状況等の実情を調査して参りました。以下、調査の結果について御報告申し上げたいのでありますが、時間の関係もありますので、詳細については別途、報告書を用意しておりますので、委員会の承認が得られましたならば、速記録に登載することをお許し願いまして、特に感じました数点について御報告を申し上げたいと存じます。  第一は、目下各府県で実施しておりまする総合開発の問題でありますが、御存じのように、四国地方は原始産業主体の分立経済を営んでおりまして、各県ともいわゆる後進性が強いのでありますが、……

第29回国会 地方行政委員会 閉会後第2号(1958/08/29、4期、日本社会党)

○加瀬完君 質問に先だちまして二つ政府に要望をいたします。これはうんちくのある御質問を吉江さんからるる述べられたわけでありますが、その御答弁の中に、四日市の教育長の問題がございましたが、これは新聞でもはっきりと担当地域の人権擁護関係の者が、人権侵害の疑いはないということが明瞭に打ち出されておるわけでありますから、このような御答弁をされなくては私どもは腑に落ちない。  もう一つは、警察庁でありますが、あなた方の御答弁が、警察官が不当行為をしなかったということをるる述べておるにすぎない。その言葉の中に、デモ隊に旗ざおをもって立ち向われただけである、こういうことである。われわれの聞きたいのは、本州製……

第29回国会 地方行政委員会 第3号(1958/06/20、4期、日本社会党)

○加瀬完君 玉村参考人に伺いますが、警察のいわゆる今お話の実力行使、この実力行使といいますのは、社会上正当な業務行為と認める程度、解釈をつけ加えるならば、相手方が不正な攻撃を加えてくる相手でなければ、強度の傷害を生じせしめる実力行使を加えることは妥当でない。すなわち、抵抗の抑止のためにのみ必要な行為が許されるのだ、こういうことが通説になっていると思いますが、玉村参考人の御意見はいかがですか。
【次の発言】 柳町参考人の陳述によりますと、警棒でのけがが多かったということでございますが、この警棒、警じょう使用規程というものは警察庁からも出ておりますし、警視庁からも出ておりますが、警視庁の出された内……

第29回国会 地方行政委員会 第4号(1958/06/26、4期、日本社会党)

○加瀬完君 今、占部委員からの御質問でございますが、結局、財政再建計画に適合させるということは、給与費の場合は、適合しているかしていないかという標準を、国家公務員の給与費を標準にして、これよりはみ出ているものは財政再建計画に適合しておらないと、こういう立場をとっておるように今まで承わっておったのでありますが、そう考えてよろしゅございますか。
【次の発言】 そうすると、今、占部委員の指摘されました点は、自治庁がそういう立場でそのような方法をとるということは、自治庁の立場としては筋の通った話だと、その点だけは了解できる。それならば、日直、宿直料とか、あるいは超勤手当とか、その他の諸給与も、国家公務……

第30回国会 地方行政委員会 第10号(1958/10/30、4期、日本社会党)

○加瀬完君 今御説明がありましたね。新農山漁村振興計画や、その他の団体のいわゆる町村合併に伴う振興計画に含まれるようなものも一つにして、うまく組み合せて進めるという、こういう自治庁の基本態度だと言われますが、現実にはさっぱり組み合されておらない。基本的にも、新農山漁村振興計画一つとってみても、これは、新市町村振興計画と結びついた意思の連絡の上で、それぞれの分担をになっていくという形がとれておらないということが問題だと思うのです。経過から言っても、新農山漁村振興計画と、新市町村の振興計画というものは全然別なものです。新市町村の振興計画というものを立てたときに、農山漁村につきましては、農山漁村の方……

第30回国会 地方行政委員会 第11号(1958/10/31、4期、日本社会党)

○加瀬完君 新市町村建設促進法の一部を改正する法律案の提案理由の御説明を伺いますと、結局一つの大きな目的は、未処理の町村合併の問題を急速に終止符を打つ、その一つの問題としては未合併町村の実情を検討いたしまして、計画調整をしなければならない問題が一つと、もう一つは合併勧告後における各般の事情の変更によって勧告そのものを妥当と認めがたいものが出てきたので、勧告の中止をするというような、こういう方法をとることが一つのねらいとなっておるのですが、そこでお答えをいただきたいのは、この計画の調整または勧告の変更等を考えての立法措置でありますけれども、具体的にはどのような計画変更や調整の必要というものが生じ……

第30回国会 地方行政委員会 第12号(1958/11/04、4期、日本社会党)

○加瀬完君 自治庁長官とあわせて、農林大臣にお伺いをいたしたいのでございますが、ただいまの請願の中にもありましたように、新市町村の建設計画の主体は、もちろんこれは市町村であるはずでありますが、町村合併促進法以来、いろいろ政府も宣伝をいたしますし、市町村も大きな期待を持って迎えたわけでございますが、この建設計画というものが市町村の期待そのままには行われてはおらないのは、請願でもいろいろ内容が説明ありましたが、その通りであります。特に新市町村の建設計画で一番必要な基本的な問題は、産業構造をどういうように拡充進展させるかということでございますが、産業経済の開発というものには具体的な予算もありませんけ……

第31回国会 地方行政委員会 第3号(1958/12/16、4期、日本社会党)

○加瀬完君 今御説明をされた直接の問題ではありませんが、選挙局長いらっしておりますから、ちょっと伺いたいのでありますが、本委員会で地方選挙特に都道府県議会議員の区割に関する法律が制定されたわけでありますが、各府県におけるその後の選挙区決定の状況を見ておりますと、必ずしもここで審議された、あるいは決定をされた法律の精神には忠実ではないと思われる節々が非常に多いわけであります。で、これらについて、自治庁は地方に対しましてどういう行政指導を施してきたか。特にこの十二月の県会では、ほとんどの所がもう区割が決定すると思う。で、あのときも、ああいう形の法律を作る結果として、現役優先のゲリマンダーみたいなも……

第31回国会 地方行政委員会 第18号(1959/03/19、4期、日本社会党)

○加瀬完君 今の問題ですが、これは、交付税の税率を変えるときも、それから目的税なんかの特別税の引き下げのときでも、いつでも、今までの既存の財源というものは縮小されてくると、しかしながら、縮小されてきても、財政需要そのものが減るわけじゃないのだから、その穴埋めを住民税に転嫁されるのじゃないかということが、この委員会でもたびたび問題になったと思う。たとえば、第一方式が第二方式、第二方式が、もっと住民の負担というものがふえるように変ってくるのじゃないかということが、何回か質疑の中で繰り返されたと私は思う。そのときに、住民税などによって住民負担に転嫁するというようなことはないということが、自治庁の一貫……

第31回国会 地方行政委員会 第20号(1959/03/24、4期、日本社会党)

○加瀬完君 昨年の委員会でも道路関係法案の折に問題になったのでありますが、道路整備五ヵ年計画が一応はっきりしてきたわけであります。そうすると、その事業費と、それに伴う地方負担というものが当然生じてくるわけでありますが、その地方負担分あるいは道路整備五ヵ年計画に伴う地方そのものの計画というものが進んで参りますと、一体これに裏付けられるところの財政計画というものが確立されておるかどうかという点で、私ども非常に疑問に思うわけであります。たとえば、交付公債で一部まかなったり、あるいは全部地方の持ち出し分というような形で出てくる面もあると思う。今、来年度の住民税のことが問題として出されておるようでありま……

第31回国会 地方行政委員会 第21号(1959/03/26、4期、日本社会党)

○加瀬完君 鈴木委員、それから占部委員の質問に関連するわけでございますが、先ほど大臣は、道路五ヵ年計画に伴うところの地方の単独事業も含めて財源は確保されていると、で、委員の質問のような道路五ヵ年計画を進めるために、単独事業あるいはその他の地方団体側の道路計画というものにそごを来たすようなことはない、そういう御趣旨のお話がございましたが、三十三年度と三十四年度の地方公共団体の道路関係の歳出予算を調べて見ますと、昭和三十三年は地方公共団体の単独事業費が三百二十八億、それから国の直轄事業、あるいは国庫の補助事業に関する地方の負担金が、合計すると二百十七億、そのパーセンテージは、地方公共団体のその単独……

第31回国会 地方行政委員会 第25号(1959/04/30、4期、日本社会党)

○加瀬完君 時間がだいぶたちまして恐縮でありますが、二十分ぐらいの程度で……。このたび行われました地方選挙の管理状況といいますか、取締り状況といいますか、運営状況と申しましょうか、それらにつきまして若干伺いたいのであります、今度の地方選挙の運営上一番政府として中心に置いた問題点はどういうことでございますか。
【次の発言】 あなたは、自治庁長官であるとともに、国家公安委員長でございますから、特に選挙運動の上で、極端に言うなら、取締りの方針として重要な問題として取り上げた条項はどういうことですか。
【次の発言】 今お話の中にございましたように、期日が制約されておりますので、事前運動というものを相当……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 地方行政委員会 第1号(1959/07/02、5期、日本社会党)

○加瀬完君 地方行政制度の改善内容として、視察班は地方公務員制度あるいは給与そのものを目的にして十一分に調査をする、そのように了解してよろしいですか。
【次の発言】 善業じりをとらえるようで恐縮でございますが、財政の許す限りというお言葉は、当然なお話でございますが、財政計画では、もう臨時職員を定員の中に繰り入れられないような財政計画が作られているわけですから、財政を許せるように計画を変えて参りませんと、これは問題の解決ができないと思います。特に再建団体などでは、必要定員そのものも削られておるわけでございますから、このワクをある程度ゆるめてもらいませんと、国家公務員とある程度バランスのとれたよう……

第32回国会 地方行政委員会 閉会後第1号(1959/07/04、5期、日本社会党)

○加瀬完君 藤田委員の指摘された点は、長官の御説明を待つまでもなく、われわれは、長官のおっしゃることを信じておりますけれども、一般の住民の方々にとりましては、有力な与党の方々が発言をされたことでありますから、少くもそういう方面に運動をしなければできないという一つの、何といいますか、地方自治の行政が曲った陳情政治の方向にも走る私は危険というものが十二分にあると思う。あるいは地方自治体の責任者そのものにしても、やはりそういったような方向が現状においてもあったのですから、さらにそれが助長されるというような形に傾いてくることも、これは防ぐことができない。そういう意味合いでも、ただ承知をいたしましたとい……

第32回国会 地方行政委員会 閉会後第2号(1959/08/10、5期、日本社会党)

○加瀬完君 自治庁、通産省も御存じでございますが、例の六月二十三日に起りました千葉県の松戸競輪の事件でございます。これらの点について、たとえば千葉県は、通産省の責任追及の処分にあいまして、結局三カ月の停止にあった。このために、八千万ないし一億の歳入欠陥を生ずるわけであります。果してこの責任が存在するのか。かりに存存するとしても、処分が妥当であるかどうか、こういう問題。  あるいは、松戸事件の実質的な責任者は、これは千葉自転車振興会であることは、どなたも異存がないはずです。しかし、千葉県でも自治庁でも、自転車振興会に対する監督権というものはございません。これでよろしいのか。  第三点は、通産省の……

第32回国会 地方行政委員会 閉会後第3号(1959/09/10、5期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、小林委員とともに、本月一日から七日間、岩手、青森県の両県下を調査して参りましたので、その結果について御報告を申し上げます。なお、詳細につきましては、別紙報告書を提出いたしますので、前例により適当にお取り計らいを願います。 概要を申し上げますと、まず財政の状況でありますが、御承知のように、岩手は再建団体、青森は準用団体でありますが、元来この地方は、経済力の乏しい後進未開発地域で産業経済の開発は最も重要な問題でありますので、国におきましても、国土総合開発法による特定地域の指定、東北開発促進法の制定等によって特別な開発措置を講じており、特に北上特定地域の開発は、治水対策を主眼とする……

第32回国会 地方行政委員会 閉会後第4号(1959/10/09、5期、日本社会党)

○加瀬完君 奥野さん、さっき小林さんから御質問がございましたが、御説明の中で、補正予算で地方交付税の増額方法を講ずるというお話があったんですけれども、何か小林さんの御質問に対するお答えでは、近く補正予算で何か交付税が大幅にふえるというような内容に聞きとれなかったのですけれども、具体的にもう一度御説明下さいませんか。
【次の発言】 交付税のワクに縛られないで、この災害の地方団体の持ち出し分というものを当然ほかの財源で考えるという形に自治庁はお立ちになっておらないで、交付税だけで処理をしようというお考えですか。
【次の発言】 地方債でまかなっていくということは、今、二十八年災の問題が出ましたが、二……

第32回国会 地方行政委員会 閉会後第5号(1959/10/10、5期、日本社会党)

○加瀬完君 こまかい具体的な点でございますから、個条的に御質問申し上げますが、昨日も厚生省の方からお答えはあったのですが、たとえば、保護家庭のように、現状においても特別の援護ができる、あるいはまた更生資金の貸付ができると、こういうワクの中にはまるものはいいのですけれども、事実はそのワクには入れられないで、しかし資金的には非常に困っておる、生活資金に事欠いておるという家庭が相当出るのじゃないかと、そういう一般的な災害のために、生活に困窮しておる各家庭に対しまして、生活資金というものをお出しになるお考えをこのたび政府はお持ちになっておるかどうか、この点を第一点としてお答えをいただきたいと思うのです……

第33回国会 地方行政委員会 第3号(1959/11/05、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して。国家公務員と地方公務員と、法律的にもあらゆる点ではっきりと区間されておりますのに、共済組合制度にだけ国家公務員と地方公務員がごっちゃになるということは、今まで区別されていたものが、国家公務員と地方公務員の異なった制度というものを混乱させるようなことにはならないか。あるいは、現在の法律的な解釈において一体そういうことをやれるかどうかという問題、これが一つですね。入っておるということ自体も私はおかしいと思う。もっと身分をはっきりと整理させることの方が先じゃないかと思う。地方の警察で勤務しておる者で給料だけ国家公務員というような支給の方法をとられておる。逆に言うならば、国家公務……

第33回国会 地方行政委員会 第4号(1959/11/10、5期、日本社会党)

○加瀬完君 この前の委員会で、長官はお出になりませんでしたけれども、副総理がお出になりましたときに、今度の補正予算のうち、特別交付税の取り扱いをどういうようにするかといった質問を私どもしたわけであります。その後自治庁の御当局に伺いますと、大体そのとき自治庁のお答えになったような線でおまとまりになったと承っておりますが、一応詳細をこの際長官から御説明をいただいて、若干私どももまた伺いたい点もございますので、その点お話しをいただきたいと思います。
【次の発言】 財政局長でもけっこうですから、その八十五億の補正予算の内容として、普通交付税に入れた四十四億と、それから残りの四十一億の特別交付税分と、こ……

第33回国会 地方行政委員会 第5号(1959/11/17、5期、日本社会党)

○加瀬完君 今の御説明で、地方交付税上の取り扱いとか、あるいは元利補給の基金といったようなものは明確になりましたし、それからさらに、御説明の内容から、三十四年度の災害における財政計画上の措置というものは一応見通しがついたと、あるいはつくであろうということはわかりました。ただし、地方交付税上の取り扱いで、このきょう御説明の基準で措置をしていくと、来年度以降も、地方財政の上にはいろいろの影響を及ぼしてくると思うのです。そうしますと、地方交付税の総額そのものが変わらないとすると、これは大災害でございますから、災害地に対するといいますか、災害事業に対する交付税上の取り扱いのいろいろの特典から、どうして……

第33回国会 地方行政委員会 第6号(1959/12/01、5期、日本社会党)

○加瀬完君 刑事局長の御答弁の中に、今まで、相当総括的な責任者あるいはこれに類するような者でも、逃亡をしておるときには起訴をしないというような大体方針というか、傾向であった。しかし今度は、今占部委員が例に出しました鮎川派のような場合は、まあ逃亡者も起訴事実に該当するような内容があれば、これを起訴するという試みをしてみたのだ、こういうような御答弁もございましたが、今まで検事などの会同で、検事総長なりあるいは監督の衝に当たる者が、一体起訴容疑の濃厚な者で逃亡をしている者に対して、時効を無効にするために起訴をしろというような一体指導はなかったのか。

第33回国会 地方行政委員会 第7号(1959/12/03、5期、日本社会党)

○加瀬完君 東京都の固定資産税並びに遊興飲食税に対する質問は、時間の関係もありまして、他の委員がなさると思いますので、船橋市長さんに私の方は主としてお伺いしたいと思います。  今、お話を承っておりますと、前市長のとりました入湯税免除の措置は違法であるという御確認は、現市長さんはなさっていらっしゃるというふうに了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 その入湯税の免除が違法であるということになれば、当然入湯税を取るということになりますが、その御説明の中に出ました七千五百万円の、いわゆる今、市の方の御説明による債務と称するものと、どういう関係で御解決をなさるお考えですか。

第33回国会 地方行政委員会 第8号(1959/12/08、5期、日本社会党)

○加瀬完君 議事進行について。今、米田君の指摘のような御発言が西郷さんの方であったかどうかというのを一応お確かめいただいて、もしそうであって、西郷さんの御意思がその通りであったとすれば、最高裁の事務総長ですか、その方でも来てもらって、十分にその点を、米田委員その他いろいろ御関係の質問者から質問をする機会を委員長で作っていただきたい、そのように処置していただきたいと思いますが、どうでしょう。
【次の発言】 ちょっと関連して。主計官は、研究所なり同所にある消防大学校というものをごらんになったことはございますか。私ども、この間視察いたしまして、ごらんいただいたらおわかりだし、ごらんいただいておらない……

第33回国会 地方行政委員会 第9号(1959/12/10、5期、日本社会党)

○加瀬完君 新市町村の建設関係は、本委員会に小委員会もあって、それぞれ審議をしているわけですから、小委員会の御意見もここでお述べいただいて、それで採決をするということの方が妥当じゃないかと思いますので、その点について小委員の方に、新市町村建設関係についての御意見を承りたいと思います。
【次の発言】 今の四百九十一号ですね。これは何も、法律に現在きまっている通りのことをやってもらいたいということなんで、異議ないと思うのですよ。今、福永さんの御説明では、結論が出たらと言うけれども、大体研究して、話し合いの方向と合致する請願なんですから、ここで採択しても異議がないと思います。それから、小林小委員長の……

第33回国会 地方行政委員会 第10号(1959/12/15、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して。長官は当時の金丸局長の発言が若干自分の意見と違って、誤解を生んでいるのじゃないかというようなお含みのようでありますが、米田さんの指摘はそうではない。金丸局長の発言をあなたもお認めになった。それは、今言うような漸減方式などというものは、どこにも姿をちらつかせておらない。はっきりとした、完全な補給による補てん方式を打ち出すというのが自治庁の考え方だったのです。御言明なさった。そこで、当然大蔵省との折衝にも、その基本方式で臨んで、折衝の結果が漸減方式というようにならざるを得なかったというのならば、米田君も、それならわかると、こう言っているのです。ところが、初めから漸減方式という……

第33回国会 地方行政委員会 第11号(1959/12/22、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。財政的に、昇給措置を講ずると、いろいろ連鎖反応を生ずるということでございましてね、御説明は。それで、高い高いというお言葉が出るわけですが、その高いというのは、何を一体標準にして高いというのか。占部委員の質問の言葉によりますと、今通牒を出されておる該当の、問題の自治体は、国家公務員のベースと比べると低い。そこで、国家公務員に準ずる線に上げようという何年米かの懸案が、ここに一つの現実となって現われて、今の問題点になったのだ、こういうお話なんです。自治庁も、国家公務員並みに引き上げるということは年来の主張であって、財政計画もそのように組んである。あなたもたびたび御説明になっておる。……

第33回国会 地方行政委員会 第12号(1959/12/24、5期、日本社会党)

○加瀬完君 奥野さんお忙しいそうですから、端的に、三十五年度の歳入見積もりと歳出の見積もりといいますか、自治庁として、大蔵省とだいぶ意見の食い違いがある。新聞によれば、相当地方は税収入が伸びてくる見通しがあるので、交付税は、税率そのものを据え置いても差しつかえない、こう決定をされたように聞いておりますが、ある程度それは税収入あるいは税収入を含めての歳入は伸びるかもしれませんけれども、しかし、行政水準の引き上げという一つの課題があるわけですから、それとにらみ合わせた場合、一応考えておる行政水準に達するような行政費をもって、しかも交付税をいじらなくても歳入欠陥を生じないということにならなければ、行……

第34回国会 文教委員会 第2号(1960/03/03、5期、日本社会党)

○加瀬完君 清澤さんから皆さんに御依頼をしていただきたいという点でございますが、御承知のように、ILOの問題にからみまして、現職専従がいろいろ新聞にも出ておるわけでございますが、特に最近は岐阜の問題等がたくさん報道されておりますが、このILOにからむところの現職専従の問題でぜひ至急に質問したいという要求がございますので、お取り計らいを願いたいと思います。

第34回国会 文教委員会 第3号(1960/03/08、5期、日本社会党)【議会役職】

○理事(加瀬完君) ただいまから文教委員会を開会いたします。  委員長が引き続きまして一週間ほど病気静養を要することになりましたので、本日は私がかわりまして委員会を主宰いたします。  まず、委員長及び理事打合会の経過について御報告をいたします。三月三日の委員会散会後、また本日の理事会におきまして種々協議いたしました結果、本日は、昭和三十五年度文教関係予算につきまして政府当局から説明を聴取いたし、続いて、これに対しまして順次御質疑をお願いをいたします。なお、その際、先日の委員会で各会派から述べられました御意見中、本予算に関係のある問題につきましては、この機会に御質疑をお願いをいたします。  また……

第34回国会 文教委員会 第4号(1960/03/10、5期、日本社会党)【議会役職】

○理事(加瀬完君) ただいまから文教委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告をいたします。  三月八日、鹿島守之助君が委員を辞任され、その補欠として剱木亨弘君が委員に選任されました。
【次の発言】 本日は、先日の委員会で御報告の通り、ILO第八十七号条約批准に関連いたしまして、現職教員の専従問題を議題として、調査を進めて参りたいと存じます。  なお、本件の調査に関しまして、政府側より松田文部大臣、内藤初等中等教育局長、矢倉職員局長が出席をいたしております。  質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 千葉君に申し上げます。ただいま自治庁今枝公務員課長が出席いたし……

第34回国会 文教委員会 第6号(1960/03/17、5期、日本社会党)

○加瀬完君 これは大臣でなくてけっこうですが、盲聾学校あるいま養護学校の就学奨励の施設その他について、いろいろ配慮をされということは当然のことで賛成でありますが、当然と考えられることが今までおくれておったというのは、一体どういう理由なんですか、この点について御説明を承わりたい。
【次の発言】 この就職といいますか、一応技術を身につけても、生活が成り立つようになるまでには、どうしても高等部の課程というものを必要とする、義務制まではいろいろの補助、援護というものも割合に行き届いておってやれる。ところが貧困家庭も相当ございますので、高等部へ入れて技術を得させて、どうやら一人前の最低の社会生活ができる……

第34回国会 文教委員会 第7号(1960/03/22、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。あわせて答弁していただきたい。大臣、何か誤解していらっしゃるのじゃないかと思うのです。法律で三十六年度から必置しなければならないようになっておれば、当然の義務としては、政府として予算措置を講じなければならないと思う。この点をもう一回事務当局によく確かめた上で答弁していただきたい。
【次の発言】 質疑の前に資料をお願いしたいのでありますが、先週の木曜日までに提出するということで岡君から資料の要求があったわけでございますが、その資料がまだ配付されておらないように思いますが、この資料を出していただきたい。  それから今審議中の盲聾学校の就学状況あるいは就学に伴う生活状態、こういった……

第34回国会 文教委員会 第8号(1960/03/29、5期、日本社会党)

○加瀬完君 普通の義務教育学校の児童生徒と、今問題になっております盲聾学校の児童生徒の就学の費用というものは、盲聾学校の児童生徒の方が悪条件になるわけですが、文部省で御調査の結果は、どういう点が非常に経費の負担になりますか、家庭にとりまして。
【次の発言】 そうではないんじゃないですか。結局、普通の小学校の生徒の家庭負担七千八百三十七円、かりにこれをとりましても、この子供は一人で大体学校に通うのであって、おとなが一人つき添うとか、だれか特別な者がその子供の世話のために、いつもそばにおらなければならないという条件はないわけですね。費用そのものは確かに二万円か二万二千円、そのうち一万七千円から一万……

第34回国会 文教委員会 第9号(1960/03/31、5期、日本社会党)【議会役職】

○理事(加瀬完君) ただいまから文教委員会を開会いたします。  本日は委員長が急病のため、私、かわりまして本委員会を主宰いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  三月三十日、吉江勝保君が委員を辞任され、その補欠として津島壽一君が委員に選任されました。また、三月二十一日、津島壽一君が委員を辞任され、吉江勝保君が補欠として選任されました。以上であります。
【次の発言】 次に、理事の補欠互選についてお諮りいたします。  現在、当委員会に理事が一名欠員となっております。互選は、慣例により成規の手続を省略いたしまして、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか……

第34回国会 文教委員会 第10号(1960/04/14、5期、日本社会党)

○加瀬完君 教科書検定、特に社会科における歴史部分の検定が今大きく問題になっておりますが、まず、この点について伺いたいと思うのでありますが、その前提といたしまして、文部省の歴史教育の究極の目的といいますか、一応、社会科における歴史教育の目的というものを次のように解釈してよろしいかどうか。その点について伺います。一つは、わが国が国家の独立を保つて、世界の強国として発展した。これはわが国民が誇りとすべきことである。このような日本の民族の誇りの自覚、こういうものを一つ与えるということ。それから、しかしながら、わが国の近世における発展は、隣邦諸国に対する帝国主義的な圧迫のような形をとつて、これらの点に……

第34回国会 文教委員会 第11号(1960/04/19、5期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連して。今、局長さん、この受益者負担の内容として、受益する者の公平の原則とかいろいろ述べられましたが、しかし、現在の建設省で行なっておる受益者負担は、今御説明のような内容にはなっておらない。たとえば、原つぱのまん中や、たんぼのまん中に国道ができる、それは、東京なら東京からある地方都市を結ぶ国道だとすると、その途中の田畑はつぶされましても、一つもその田畑の所有者やその地域の者は受益者じゃないです。あるいは、都市計画は別ですが、府県道の側溝などの工事をする、そのためにまわりの畑を持っておる者が、拡張されるために幾分か土地を提供する、で、側溝やあるいは舗装工事をする、こういう場……

第34回国会 文教委員会 第12号(1960/04/21、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。それは内藤さん、今交付税の単価の問題ですがね、非常に低いのですよ。非常に低いと考えられないというのは、現在の五大市を除く一般の市、あるいは町村の給与実態と幼稚園の給与実態を比べれば、これは相対的には低いといえないけれども、一般の市、それから町村は、国家公務員なり、都道府県の職員なりに比べてはるかに低い。あまりに低いので、この間この国会の会期の中のことですけれども、地方行政委員会では小委員会――給与実態調査の小委員会が決議をいたしまして、その線に沿って自治庁が特に一般の市町村に給与が非常に低いので、これの改善方の措置というのを通牒を出しておるはずです。ですから、この前の政府の給……

第34回国会 文教委員会 第15号(1960/05/17、5期、日本社会党)

○加瀬完君 先般来の私の教科書関係の質問につきましては、まだ十分な解明が行なわれておりませんし、また、岡君から指摘されました審議会議事録の提出等にも多くの問題が残っておりますけれども、間もなく中学校の教科書の検定も行なわれるときでもありますし、さしあたっての検定におきまして、今までの疑惑の持たれております点だけでも、すっきりとさせていただくことが急務と思いますので、一応、本日は次の四点だけについて文部省の態度を明らかにしていただきたいと存ずるわけであります。その内容は、教科書検定の技術的な問題でありますが、私の質問、あるいは文部省のお答えの中にも、誤解に基づくものであると文部省自身はお答えにな……

第34回国会 予算委員会 第4号(1960/02/17、5期、日本社会党)

○加瀬完君 議事進行。ただいま配付されました予算補正各日明細書が配付されたわけでありますが、この明細書を見ますと、員数、単価その他の明細を要する事項が一切盛られておりません。これでは審議の上に非常に支障がありますので、この内容を具備されたものをさらに配付願うように、委員長においてお取り計らいをいただきます。

第34回国会 予算委員会 第5号(1960/02/18、5期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、このたびの補正予算の内容について質疑をするものでございますが、その質問の内容とも若干触れて参りますので、その前に一つ切り離して質問をいたします。  それは、フイリッピンのクラーク空軍基地のスポークスマンの発表といたしまして、三月二十六日から四月八日まで極東諸国の空軍の合同演習が行なわれるが、日本も参加するかまたはオブザーバーを送るように招かれている。そうしてこの演習は、SEATOに加盟しております米、比、タイ、ニュージランド、オーストラリア、五カ国と国民政府、韓国、日本が空軍を派遣して加わるよう招かれており、共同して作戦や防衛等に当たる合同演習である、このように注釈が加えられ……

第34回国会 予算委員会 第12号(1960/03/10、5期、日本社会党)

○加瀬完君 私は安保改定と予算関係について、総理大臣ほか関係閣僚にお伺いをいたします。  新安保条約を見ますと、その前文に「経済的安定及び福祉の条件を助長する」という言葉がございますが、これは外務大臣、総理大臣交渉の過程でどのような内容をお話し合いなされたのか。
【次の発言】 今のお話は、この前文の文言とはあまりにもかけ隔たった御回答ではないかと思うんです。この言葉は、明らかに「経済的安定及び福祉の条件を助長する」とあるわけですから、経済的安定が、あるいは福祉の条件が日本の内政の上において、どのように助長されることにアメリカが協力してくれるのか。こういう具体的な問題が出てこなければ、この文言の……

第34回国会 予算委員会 第17号(1960/03/19、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。
【次の発言】 大蔵大臣と通産大臣に政党献金の点で伺いますが、この前、私は質問のときに租税特別措置法の適用によりまして資本の集中度が激しくなっておるということを指摘したわけであります。昭和三十三年八月から三十四年六月までの一年間の献金を見ますと、たとえば丸善石油は七千八百三十万、富士製鉄は四千六百十六万、八幡製鉄が五千二百八十万というように租税特別措置法を適用されておる会社が非常に多額の献金をしておる。従いまして、この会社は相当財産状態も良好と見なければならぬ、そういうものに献金が、このような多額な献金ができるような会社に租税特別措置法をさらに適用していく理由があるか。さらに……

第34回国会 予算委員会 第18号(1960/03/21、5期、日本社会党)

○加瀬完君 文部大臣は、前回の私の質問に、あらためて調査の上、御答弁下さるというお話でございましたので、調査の結果の御答弁をあらためてお願いいたします。
【次の発言】 九月八日に大蔵省から承認通知があったことはわかりましたが、文部省で、この金を支出したのは何月の何日か。
【次の発言】 九月一日に示達をしているのじゃありませんか。
【次の発言】 某県では、出納長を通して、現金が九月の一日に入っております。あなたの方の初めの資料では、ちゃんと三十三年九月の一日に計画書とともに示達をしているという文書も出ているのであります。(「金が出ているじゃないか。」、「大臣答弁」と呼ぶ者あり)

第34回国会 予算委員会 第21号(1960/03/29、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して……。九月四日に大蔵大臣の承認、決裁があったにもかかわらず、文部大臣が文部省庁費等を流用して、示達というような条項で、支出負担行為示達書を都道府県出納長に発送する決裁は、九月一日に済んでおる。それからあなたが、これは勤評対策だけに使ったものでないと言っているが、そうなると、ますますおかしい。流用した理由は、教職員並びに国民一般に教職員勤務評定の趣旨を普及徹底させるために庁費に不足を生じたためという理由で流用している。道徳教育でも何でもないのです。大臣にいろいろ伺うのは、大臣が、当面の責任者じゃなかったからお気の毒ですけれども、今の御答弁は、違っております。

第35回国会 文教委員会 閉会後第1号(1960/07/23、5期、日本社会党)【議会役職】

○理事(加瀬完君) ただいまから文教委員会を開会いたします。  本日は委員長不在のため、私かわりまして委員会を主宰いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る七月二十一日、迫水久常君が委員を辞任され、その補欠として宮澤喜一君が委員に選任されました。  また、七月二十二日、吉江勝保君及び剱木亨弘君が委員を辞任され、その補欠として高橋進太郎君及び西田隆男君がそれぞれ選任されました。以上であります。
【次の発言】 次に、荒木文部大臣より発言を求められております。この際、発言を許します。
【次の発言】 次に、大坪文部政務次官より発言を求められております。この際、発言を許します。

第35回国会 文教委員会 閉会後第2号(1960/08/31、5期、日本社会党)

○加瀬完君 新聞の論説でも、それから新聞の投書欄等でも、文部大臣が日教組と話し合いをすべきであるとの意見が圧倒的でありますが、ことさら話し合いを断わられております大臣のお考えは一体那辺にあるか、その点をまずお伺いいたしたい。
【次の発言】 そうすると、申し入れの趣旨が勤評や教科課程等の問題で中央交渉をしようと、いわゆる正式な団体交渉をしようという申し入れであるから断わるのであって、松田さんのような一般的な話し合いということであるならば、会うことは別に断わるというわけではない、こういうことですか。
【次の発言】 そうすると、現場教職員の声を聞くことを拒否する考えはないと、日教組であっても現場職員……

第35回国会 文教委員会 閉会後第3号(1960/09/01、5期、日本社会党)

○加瀬完君 あなたはやはり誤解と錯誤に基づいて御発言なさっておると思うのですよ。勤務評定の問題というのが起こったのは、あなたのおっしゃるように、地方分権に基づく都道府県教育委員会なり、当面の評定者である地方教育委員会なりが勤務評定というものをやり出した、それで問題を起こしたのではない。文部省がやり始めたから問題が起こった。しかも、法律々々と言うけれども、昨日も申し上げたように、法律に制定してある精神とははるかに遠い立場で勤務評定というものを解釈したところに問題がある。率直に言うならば、あなたは地方分権であるから地方で交渉しろと言うが、それならば都道府県教育委員会なり地方教育委員会なりで交渉して……

第37回国会 文教委員会 第2号(1960/12/15、5期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連して。今、豊瀬委員の方から御質問がございました校舎の施設の改善とか、あるいは講師の獲得とか、こういうことも局長さんの方の御担当ですか。
【次の発言】 では管理局長に御出席をいただいた方がよろしいと思うのですが、豊瀬委員の御質問にも新潟大雛の問題が出ましたが、新潟大学だけにとどまらないで、どうも施設整備のテンポというものが全然のろい、率直にいえば文部省が何をやっているかという声が、必ずしも新潟のみならず各地で起こっておる、特に学芸大学とあるいは大学教育学部といったようなものと、旧制の大学等の校舎校地の譲渡問題になりますと、具体的な例を言うならば、東京大学と千葉大学と、こう……

第38回国会 地方行政委員会 閉会後第2号(1961/07/10、5期、日本社会党)

○加瀬完君 議事進行について。今ほかの委員会が非常に立て込んでいるわけでもないのに、大臣なり政務次官なり、ほとんど来ておらない。これで質問しても、たとえば建設省なんか一番関係深いのですけれども、予算関係とかその他の問題、これからの施策について、課長に質問しても答えは出ませんよ。大臣が出ないのは、一体どういう関係でお出にならないのか。質問しても意味がないと思うが、その間の事情を一つ御説明いただきたい。
【次の発言】 関連。建設省に伺いますが、ダムの建設をいたしますね、その場合にこの建設に伴うもろもろの影響ということについての責任というものは、これは直轄河川の管理者であります政府が持つわけですね。……

第38回国会 地方行政委員会 第3号(1961/02/21、5期、日本社会党)

○加瀬完君 政務次官のさっきの御説明で伺っておりますと、キャバレーとか高級バー、こういうものの、いろいろ今出ておりますですね、要求は退ける、それはわかりました。ところが、旅館の要求に対しては、何かこれを手直しするみたいな御説明で私は印象を受けた。旅館の手直しは結局なさいますか。
【次の発言】 そうすると、でき上がってはおりませんが、今まで予算案に伴って当然考えられた地方財政計画を、この際変更する必要はない、こういうことになりますね、財政計画の方から伺えば。
【次の発言】 そこで、財政計画は一応それでできますけれども、今の税務局長の御説明で承りますと、住民税が、都道府県住民税は大したことはござい……

第38回国会 地方行政委員会 閉会後第4号(1961/08/31、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して。この前やはり局長がいらっしゃいますときに私伺ったのですけれども、交通取り締まりが非常に厳格になりましたけれども、文通事故の起こる原因といいますか、条件といいますか、こういうものを徹底的に取り締まるという点については、まだ非常に欠けておると思う。この前の例にも出しました通り、たとえば旧浜街道といいますか、国道ですね、この両側には運転手目当ての飲食店が相当ある。しかも、この両側に車がとまって、短くても二十分くらい、長いと一時間くらい動かない。ですから、国道の幅は二分の一程度に縮小される結果になるのですね。しかし、これを白バイなり、あるいは交通の係なりが取り締まっているのをわれ……

第38回国会 地方行政委員会 閉会後第5号(1961/09/22、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して。聞き漏らしましたが、消防庁の方は各都道府県の集計したものを受けるという話でしたね。警察の方はその数字を集める経過はどういうことになるのですか。
【次の発言】 それで、警察署単位に集めるわけですね。  警察署は駐在所等の出先を使って集めるというのですけれども、たびたびこの委員会で問題になりましたように、昔と違いまして、駐在所といいましても、欠番になっている所もあれば、なかなか一つの駐在所の範囲が広くなったりいたしまして、さらに駐在所は、その被害調査をしなければならないような場合は、ほかのもっと重要な任務につかなければならないのですね。だから、どこかで市町村と連絡をとった方が……

第38回国会 地方行政委員会 第7号(1961/03/09、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して、補助金ですね、今、鈴木委員の質問にお答えになったように、向こうから補助金を必要とする項目を申請して、その内容を検討して、消防庁の万で適当であると認めたものを出すと、そういう形式はとっておらないのじゃないですか。
【次の発言】 消防協会ですよ。
【次の発言】 今、長官は補助金という名目にはなっておるけれども、千五百万という金を普通の補助金のような形ではやらないのだと、委託費だと、内容は。それは一々項目について検討をして、消防庁の方で是認をされるものだけにその支出を認めて委託費の支払いという形で決済をするのだと、こういう話でありましたが、そういう形はとっておらないんじゃないで……

第38回国会 地方行政委員会 第8号(1961/03/14、5期、日本社会党)

○加瀬完君 財政局長に伺いますが、昭和三十五年度地方財政措置要領というのを示されましたね、国の予算計画に見合って、昭和二十五年地方財政において措置さるべき要領、そういった通牒を――通牒でございますか、要綱を昨年説明されたこともございましたね、その中に、本来公費の負担とすべきもので、不当に住民に転嫁されておる、たとえばPTAの負担金等、県等の税外負担は、順次解消の措置をとっていくという一項目が掲げられているわけですね。それは今年度の財政計画でどういうように結びつけられておりますか。ことしの財政計画の要綱の中には、それは省かれておりますけれども、計画の内容としては、引き続いて盛られているわけですか……

第38回国会 地方行政委員会 第9号(1961/03/16、5期、日本社会党)

○加瀬完君 この消防組織法の一部を改正する法律案の内容は、この前の委員会で御説明がありましたように、常設消防ではない消防団の運営については合理化をはかるという目的と、もう一つは、消防団員は非常勤職員としてほとんど無報酬なので、これに対して顕彰制度といいすまか、報償制度を作るということで、それはわかる。しかし、消防組織法というものをさらに進めていくならば、一体常設消防というものを今後どう発展させていくのか、この計画というものがこういうことよりも先にとられなければならないと思いますけれども、この計画はどうなつておりますか。
【次の発言】 そんなことを聞いているのじゃない。警察は一万名増員計画という……

第38回国会 地方行政委員会 第10号(1961/03/23、5期、日本社会党)

○加瀬完君 奄美群島復興特別措置法の一部を改正する法律案について伺いますが、自治省の行政局から出された資料の中に、奄美群島の産業別生産所得の推移というのがあります。それで見ますと、戦前は第一次産業が三九・三、第二次産業が二一・三、第三次産業が三九・四、こういう構成比であったわけです。それが三十三年になりますと、第一次産業が三八・七、第二次産業が一五・四、第三次産業が四五・五と、こう変化をいたしております。昭和二十八、九年の復帰当時から見ると、構成比がいろいろ変わっておるのですが、第三次産業が非常に大きく構成比の上ではなっておりますのは、これは何ですか、内容は。

第38回国会 地方行政委員会 第13号(1961/04/11、5期、日本社会党)

○加瀬完君 もう出していただいているか存じませんが、昭和三十七年度から個人の住民税が改正されることになりますね。そうすると、三十六年度は問題はないわけでございますが、三十七年度以降、現在の第一課税方式をとっている市町村と、本文方式によって課税されます新しい税額と、具体的に違ってくると思うのです。その資料をお出しいただきたい。  それから、現状では大体八〇%弱第二方式ただし書を使っておりますね。この第二方式ただし書の市町村が、本文方式になりますと、計算の上ではなくて、実際の上で相当住民税の収入が減ってくると思う。その補てん方法は、具体的にどういう方式でこれを埋めてくれるのか、それらの資料もあわせ……

第38回国会 地方行政委員会 第14号(1961/04/13、5期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連して。今の大臣の御発言は、非常に私は、これは大蔵省などに対しましては何か一つの言いがかりをつけられることにもなりかねないと思いますので伺うのですけれども、基準財政需要額を各団体で算定いたしましても、その不足分が、地方団体の計算した基準財政需要額の不足分の通りに交付税が配付されてはおりませんね。おればですよ、――おったという今の大臣の御説明のように承るのですけれども、そうであれば、そんなら交付税はもうあげなくてもいい、交付税で余剰が出た場合には、それは別にプールして取っておけとかというふうな議論が大蔵省から当然出されますよ。平衡交付金の場合は、基準財政需要額の不足分という……

第38回国会 地方行政委員会 第15号(1961/04/18、5期、日本社会党)

○加瀬完君 先ほど小林委員が御質問した趣旨とは私は反対なんですが、この提案理由の御説明の中に、独立採算を建前として、経営の健全な発展をはかり、住民に対するサービスを確保する、こういう大筋がうたわれておりますけれども、さっき小林委員が御指摘になりましたように、独立採算を建前とするということが地方団体としては強調をされまして、独立採算のためには、住民への負担転嫁という形で独立採算をはかろうとする傾向が強いと思うのです。しかし、これは公営企業でありますからね、住民の福祉ということも当然考えなければならないはずでありますから、あまりに独立採算のために料金を上げて、住民に負担を転嫁するという方法は、これ……

第38回国会 地方行政委員会 第16号(1961/04/20、5期、日本社会党)

○加瀬完君 地方税に関する参考計数資料というのをいただきまして、非常に参考になるわけですが、その一ページの財政規模の推移で戦前、戦後の比較がありますね。この戦前、戦後の比較が昭和九年―十一年の平均を単位億円で押えている。これは、御無理かもしれませんですけれども、終戦後の計数とある程度照合ができるように換算をしていただかないと、実際においてちょっとこれは見づらいと思うのです。その下のやはり歳入歳出総額の割合も同じことが言われると思います。  それから(2)の歳入構成の推移がやはり戦前、戦後比較されているわけですけれども、パーセントで比較をして非常にわかりがいいようでありますが、実際において、その……

第38回国会 地方行政委員会 第19号(1961/04/27、5期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連して……。
【次の発言】 今、松永委員の指摘された点ですね、結局こういう政令、出た政令は私は正しいと思うのですよ。しかし、政令通り予算的には守っておらない。そこで、寄付はできない。予算が盛られない。それで、今まで寄付で行なわれた事業が行われないという町村もあります。こういうものを何か特別に行政指導をなすっておられるかどうか。文部省、自治省両方責任を持っていただければそれでいいんです。
【次の発言】 ちょっと関連して。今、管理局長、地方が新設計画が明確でないと言いましたけれども、地方では相当明確に進んでおると思う。かりに地方が不明確で、あなたの方が明確であるというなら、一……

第38回国会 地方行政委員会 第20号(1961/05/11、5期、日本社会党)

○加瀬完君 後進地域の開発に関する公共事業に係る国の負担割合の特例に関する法律案について伺います。  提案理由に、これを提案するもろもろの条件が述べられておるわけでございますが、もう少し具体的に、特に公共事業にかかる国の負担割合の特例をこの際法律化しなければならない理由を、できるならば具体例をあげて御説明下さいませんか。
【次の発言】 この国の経済の高度成長に伴って地方によりましては非常な地域格差が生じておりますので、産業基盤の基礎である公共事業をその格差の下の地域に及ぼすためには、どうしても公共事業を広げなければならないから、これに保護政策をとるのだ、こういうのが御説明の要点でございますが、……

第38回国会 地方行政委員会 第22号(1961/05/18、5期、日本社会党)

○加瀬完君 今までの御説明の限りでは、どうもこの内容はアクセサリーにしかすぎないではないか。御説明にあります通り、勧告したところで、その地方団体の議決で勧告も聞かないということの方向に持っていってしまえばそれまでです。ですから、これは鈴木委員の指摘する通り、行政指導でうまく話をまとめていくより効果が薄いということになりかねない。それなら何もことさらにここに勧告までを含めた協議会の性格というものを新しく作る必要はないのじゃないか。今までの協議会でさらにそれを幅を広げて効果を上げていくように行政指導すればよろしいのじゃないか。指導助言の位置にとどまってよろしい問題ではないか。もしそうでなくて、どこ……

第38回国会 地方行政委員会 第23号(1961/05/23、5期、日本社会党)

○加瀬完君 松永委員の御指摘の点は、後進地域の開発に関する特例によって、今までも地方財政のアンバランスの一つの点であった未開発地域あるいは低開発地域の財政力の負担過重というものに対する解決はつく、これは認めているんですよ。しかし、地方財政という広い面から見ると、貧弱町村もたくさんある。交付税でまかなうというけれども、交付税でまかなってもらっても、まかなわれておらない、現実には。公共事業自身も行ない得ないようなまだたくさんの町村があるんじゃないか。これを解決をしてもらわなくては、点が解決になっても面の方は解決にならないのじゃないか、こういう御質問と私は伺っておったわけです。私も、そういうことが言……

第38回国会 地方行政委員会 第24号(1961/05/26、5期、日本社会党)

○加瀬完君 交付税の質問をする前に、その前提の歳入の関係について若干伺います。それは今度の交付税の算定で、単位費用の引き上げの内容として、次のような問題が解決されているかどうかということなんです。この三十四年度、三十五年度を見ても、法定外課税が非常に多い。この法定外課税というものは、漸減させるような方向に今度の単位費用というものは組まれておるかどうか。それから先般地方財政計画等で御説明もありましたし、それから地方税法の改正のときにも御説明があったんですけれども、事実は住民税は上がっておる。特に府県民税は、町村によりましては二倍ないし三倍ぐらい総額においてかぶさってきております。これは標準税率と……

第38回国会 地方行政委員会 第25号(1961/05/30、5期、日本社会党)

○加瀬完君 この互助年金法案でありますが、私は御提案は当を得たものだと思いますので、もちろん賛成であります。ただ、この問題ではいろいろ誤解もありますし、それから新聞などでも、一部は若干批判がございます。これはむしろ提案者よりは自治省あたりのPRが非常に不足しているのではないか。そこで政府当局に伺うのでありますが、地方公務員の特別職が、たとえば町村長とか市町村長とか、あるいは助役、こういう特別職は、退職金ももらえば、あるいは互助年金以上のいい条件でやめたあとの給与の支給もあるわけです。一般公務員はもちろんです。町村議員だけが永年勤続をしている場合、互助年金のような制度が施行されるとすると、いろい……

第38回国会 地方行政委員会 第27号(1961/06/06、5期、日本社会党)

○加瀬完君 木村局長に。今のそこにある見本でどれが該当することになりますか。いいやつと、悪いやつ……。
【次の発言】 私も資料を願いたいのですが、三つです。最近の銃砲刀剣による犯罪件数、このうち今提案されているような取り締まりの改正法が出れば、犯罪防止ができたと推定される件数。二番目は、青少年犯罪中、銃砲刀剣等の不法所持によるもの。第三は、空気銃による傷害及び不法所持件数三点をお願いします。

第38回国会 文教委員会 第1号(1960/12/26、5期、日本社会党)【議会役職】

○理事(加瀬完君) ただいまから文教委員会を開会いたします。  調査承認要求に関する件につきお諮りいたします。  当委員会におきましては、従来から教育、文化及び学術に関する調査を行なって参ったのでありますが、今国会におきましても本件調査の承認要求を行なうことにいたしたいと存じますが、さよう決定いたすことに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。なお、要求書の作成及び手続等は委員長に御一任を願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  これをもって散会いたします。    午前十時四十六分散会

第39回国会 地方行政委員会 閉会後第1号(1961/11/01、5期、日本社会党)

○加瀬完君 違法だと断定したわけですね。違法だと断定いたしました法律的な根拠は何ですか。
【次の発言】 そうすると、警察庁としての見解は、この職務命令が適法だと、こういう御見解なんですね。そのまた適法である根拠……。
【次の発言】 これは警察庁でもお認めになるでしょうね。職務上の命令ですね、いわゆる業務命令の要件というものは大きくいって三点あると思う。一つは、権限のある上司から発せられるものでなければならない。二は、当該職員の職務関係に関することだ。三は、当該職員の職務上の独立の権限の範囲に関するものではないと、この三つの条件は、これは内閣法制局でも認めておりますから、お認めになりましょうね。

第39回国会 地方行政委員会 閉会後第2号(1961/12/08、5期、日本社会党)

○加瀬完君 私は高等学校の急増対策について伺いたいのでありますが、新聞等に伝えられておりますところでは、文部省、大蔵省、知事会等の意見の調整が困難な状態にあるようでありますが、主として焦点になっておりますところはどういうところか、大蔵省にお答えをいただきたい。
【次の発言】 政務次官に伺いますが、文教政策を重視するというのが現内閣の主要政策の一つでありましたし、また、そう喧伝されても参ったわけでございますが、この文教重視政策というものは変更がない、来年度予算においても変更がないと考えてよろしゅうございますか。
【次の発言】 それでは、三十七年度の予算編成の方針といたしまして、文教政策重視の具体……

第39回国会 地方行政委員会 第4号(1961/10/17、5期、日本社会党)

○加瀬完君 地方自治法の一部を改正するこのたびの法律案の内容は、主として、御説明にありますように、四点でございますか。
【次の発言】 そのうちの公有水面上のいろいろの境界紛争の資料が出ておりまして、こういう境界紛争をなくするというのが一つのねらいでありますけれども、この資料に出ております中で、知事の裁定といいますか、仲裁といいますか、そういう方法によって解決されている何件かがありますけれども、自治体運営そのものから見れば、必ずしも満足すべき境界線が引かれておるという事例ばかりはないように思われるのであります。この点はどうでしょう。
【次の発言】 このたびは、法案によりますと、埋め立て竣功前に所……

第39回国会 地方行政委員会 第6号(1961/10/24、5期、日本社会党)

○加瀬完君 予算委員会で社会党の山本君が質問をいたしました屎尿処理、それから塵埃処理の単位費用の問題でありますが、大臣は、結局人口十万を押えまして、庁費が幾ら、それから事業費が幾ら、こういう御説明をされたわけであります。たとえば、人頭庁費としては三十二人を組んである。これは塵埃処理ですね。乙吏員では一人、丙吏員では一人、甲の雇用人では十七人、乙の雇用人では四人、こういう数字を相当こまかく説明されたわけでありますがね。ですから、結局塵埃処理も、あるいは屎尿処理も滞らないという御説明でありましたが、これですね、計算をしてみますと、まあ人口十万といっても、塵埃あるいは屎尿処理を必要とする対象の戸数が……

第39回国会 文教委員会 第2号(1961/10/05、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して伺いたいのでありますが、文部大臣は、ただいま一斉調査をやる権限が文部省にあるという米田委員の御指摘のような前提で御発言をなさっております。日教組に対する回答でも、たとえば二十三条の一項ないし五、三十二条等でなし得るということをおっしゃっておる。そこで、私は伺うのですけれども、地方教育行政法と通称呼んでおるこの三十三条の第一項の教育委員会規則というものがございます。これを文部省はどう考えていらっしゃるか、まず伺いたい。
【次の発言】 これで見ると、管理運営の基本的な事項は、教育委員会規則に定める建前というものをとっておるわけですね。教育委員会の学校管理並びに運営規則というのが……

第39回国会 法務委員会 第5号(1961/10/19、5期、日本社会党)

○加瀬完君 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由は十二分に読んだつもりでございますが、その前提として、裁判官及び検察官と説明されておりますると、裁判官と検察官が同一待遇のような錯覚に陥るわけでございますが、この表を見ますと、裁判官と検察官というのは、はるかに違っております。下は出発は同じでも、上に参りますと、ずいぶんな差がございます。これは最高裁側あるいは検察関係の側ではどのように考えておられるのですか。こういう階差のありますことは、当然だというお考えでございますか。

第39回国会 法務委員会 第7号(1961/10/26、5期、日本社会党)

○加瀬完君 いろいろ亀田委員からも問題が提起されまして、なかなか必ずしも提案者の御説明だけでは納得できない多くの問題も含んでおるようでございますので、この際、次の資料をお願いをいたしたいと存じます。  この前の右翼テロのときにも、資金源の調査についていろいろ問題が提起されましたが、この右翼資金源の調査の結果を報告していただきたい。次には、公安調査庁が事件とした件数、これが判決の結果及びその論旨の概要。次は、公安調査庁の調査費、特に依頼調査等が行なわれておるといわれておりますが、これらについて明細を出していただきたい。次に、戦前戦中の治安立法下における非合法団体の地下活動の状況、さらに、地下活動……

第39回国会 予算委員会 第6号(1961/10/18、5期、日本社会党)

○加瀬完君 公営住宅について先に伺います。公営住宅の予算単価と実際工事費の開差の問題は、このたびの修正で解決されたかどうか、大蔵、建設両大臣に伺います。
【次の発言】 建設省の要求単価と補正決定額は違いますね、この経緯について、建設大臣から伺います。
【次の発言】 建設省と大蔵省の算定方法をもう少し詳しくお聞かせいただきたい。
【次の発言】 建設省は三十三年に比べて、三十五年は木造で二五%、ブロック平屋で二五・六%値上がりがしているという発表をなさいましたね、このとおりですか。
【次の発言】 おかしいじゃありませんか。三十三年と三十五年を比べて、三十五年ですでに木造で二五%、ブロックで二五・六……

第39回国会 予算委員会 第8号(1961/10/20、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。二点伺います。自治大臣に伺いますが、人頭庁費で何名という大ワクはありますけれども、屎尿処理の人員で何名、あるいは塵埃処理の人員で何名という、交付税の単位費用の計算というものは確立されておらない、この点が一点。  それから厚生大臣に伺いますが、塵埃処理場も、屎尿処理場も、市制を施行してある大体単位以上の自治体へは割合に補助の対象として与えておりますけれども、町村へはほとんど現在まで与えておらない。ですから市制施行の地域は割合厚生省の計画が進められますけれども、町村で、むしろ実態は都市形態をしておりますところでも、連檐戸数の多いところではこれからはずれておる、こういう傾向がありま……

第40回国会 地方行政委員会 第21号(1962/04/05、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して。今、政府次官がお答えになりましたことは、結局文部省関係の僻地教育などに対する補助金について、お出しになった額がだんだん上がっていることは承知しておりまするけれども、適用してみて、何か問題点がございませんか。
【次の発言】 今、若干触れたのですが、たとえばテレビでも、理科施設でも、まるまる文部省が補助するわけじゃないのですね。当然地方の負担というものがあるわけですね。その負担力があるかないかということが、おそらくテレビならテレビを補助してやっても、受け入れられない僻地があると思うのです。地方の負担ということが問題だろうと思うのです。で、地方団体そのものの負担力がありませんか……

第40回国会 地方行政委員会 第22号(1962/04/10、5期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと今のに関連して。その問題ですね、具体的に、鍋島委員の提示のように、現在既得権を主張する方が新法になって不利と主張する点はどこか。それから、課長の御説明にもっと内容を加えて、こういう点を主張しているのだけれども、この点はこういうようにして救済できる、あるいはこのようにして既得権が確保できるという、具体的な例をあげて説明してくれませんか。そうでありませんと、どうもはっきりしません。
【次の発言】 ちょっと関連。これは自治省と文部省両方に聞きますが、脱退残存数が、たとえば二十九年を押えますと、公立学校の教職員のほうは残存数が高いですね。これを正確だと自治省では御認定になりますか。……

第40回国会 地方行政委員会 第23号(1962/04/12、5期、日本社会党)

○加瀬完君 すわったままでお許しをいただきます。児玉先生外お三人の参考人の方に伺いますが、いずれの方もお触れになった問題でございますが、国家公務員に準ずるということでですね、団体によりましては、今までありました既得権あるいは期待権というものが、今度の本案の成立によりますと非常に減退させられる問題が起こって参ります、経過的に見て。地方団体が国家公務員よりもいい待遇を与えるということは、それはそれで理由があると思うのです。地方団体として国家公務員よりもいい人材を求め、効率を上げるためには、その団体の権限で給与その他の条件をよくするということは、過去においてもあったし、また、今においても許されるべき……

第40回国会 地方行政委員会 第24号(1962/04/17、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して。この現実面の、実際の俸給幾らの者が、今御説明のような適用を受けていくとどうなるという数字を出しませんと、保険係数だけの数字でやってはかっちりしませんよ。また、問題の解決にもなりません。これは簡単に出せるものですから、こういう保険係数ばかりで出さないで、もっと現実面に、たとえば二十年勤めた者は――どこでもいい、地方公務員の、東京都なら東京都を押えて幾らか、教職員も、どこかの県を押えて幾ら、あるいは雇用人なら雇用人は幾ら、それがこうなるというふうに出さなくちゃ、全部を含めて基礎数字だけで操作をしては、かっちりしたものが出ないと思うのですがね。どうです、その点。

第40回国会 地方行政委員会 第25号(1962/04/19、5期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、主として若年停止の問題について伺いたいと思いますが、恩給法で若年停止というものが設けられました経緯というものを、どのように御認識なさっていらっしゃいますか。
【次の発言】 公務員課長が鍋島委員の御質疑に対して、通算関係をはかる前提のため、国家公務員共済組合法を基本としてそのワクの中で最大の既得権を生かした、こういう御説明がございました。そこで、国家公務員共済組合法を基本として、そのワクで最大の既得権を生かしたとおっしゃっておりますが、通算関係をはかる前提は、すでにほかの法律で、あるいはまた条例で解決されている面がたくさんあるわけですね、また解決できるように措置がされておるわけ……

第40回国会 地方行政委員会 第26号(1962/04/20、5期、日本社会党)

○加瀬完君 きのうの質問の続きでありますが、きょうお出しいただいた小学校、中学校の男子の年令構成別の退職者並びに退職率が出ております。きのうは女子のが出ておりました。これを合わせてこの一般公務員の脱退率と比べてみても、高年令に移るに従って、義務制の教職員のほうが脱退率、退職率といいますか、退職率が非常に高いですね。にもかかわらず、この残存者の表では教職員のほうが残存承が商い。そこで、仮定脱退率というものを文部省は何に押えたのか疑問が持たれてくるわけですが……。
【次の発言】 そうではなくて、脱退残存表の十万を基礎にして、それで脱退率幾らと見て総脱退数幾らと計算していったのでしょう。この残存表の……

第40回国会 地方行政委員会 第27号(1962/04/24、5期、日本社会党)

○加瀬完君 これはむしろ選挙法の中で論議すべき問題だと思いますが、選挙管理委員会というものが完全な独立性というものを保っていないのじゃないかと思うのです。といいますのは、ある市で市長の選挙が行なわれるわけなんですけれども、その投票日の決定で、一応その管理委員会の意図する方向に、市当局が一般的には圧力をかけたのではないかと思われる節がありまして、総辞職をしてしまったのですね、管理委員会が。そうしたら一日ぐらいの間に至急新しい委員を任命し、初め予定しておった投票日に強引にきめさせてしまったともっぱら伝えられている。辞職するほうも少しどうも見識がないに思われるのですけれども、こういうように市当局が圧……

第40回国会 地方行政委員会 第28号(1962/04/26、5期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、この法律案の提案の御説明があったとき、当委員会に所属しておりませんでしたので、あるいは十二分に御説明があったかもしれませんが、もしそうでありましたらお許しをいただきまして、こういう特例法を出さなければ、現行法では行政指導のワク内で合併促進はできないという何か特別な理由があるのでございますか。
【次の発言】 私は、合併の必要性とか、あるいは合併することに対して反対だという意見を前提にして質問をしているわけではないのです。どんなに促進法を作っても、行政指導のワクが結局その促進法のとおりに動いて参らなければ、町村合併の例でも見られるとおり、促進法の内容としての恩典は、ちょっと絵にか……

第40回国会 地方行政委員会 第30号(1962/04/30、5期、日本社会党)

○加瀬完君 経済企画庁に資料をお願いしたいのですが、先ほどの衆議院の修正要綱の御説明の中にもございましたが、地域格差の是正あるいは近郊の発達と発展ですか、目的の御説明にもございましたが、地域格差というものをどのように把握しておられるか、顕著なる地域格差の具体的な例ですね、それから顕著なる不均衡の具体例、この二つをお出しいただきたいと思います。
【次の発言】 質問の順序が逆になりますが、今の問題から質問をさしていただきます。  刑事局長の御答弁によりますと、今までの最高裁等の判例は、連座させるかさせないかという一つのめどにですね、買収票が当落に関係するかどうかということが一つの見方であった、この……

第40回国会 地方行政委員会 第31号(1962/05/02、5期、日本社会党)

○加瀬完君 阿部先生に伺いますが、先生の先ほどのお話によりますと、審議会の設置目的が、人員数と人口のアンバランス、すなわち区制を改めなければならないのに、この区制を改めないで、いろいろなことをおやりになった。ですから、したがって、これは暫定的なものだ、こういう御説明がございましたが、審議会設置法からすれば、それも含まれてはおりますけれども、第一の目的は、腐敗選挙の粛正、あるいは公明選挙の推進ということではないのでございましょうか。
【次の発言】 私ども結論的に言えば、今区制というものを確立しないと、そこでいろいろ処罰法規をきめたところで、それは全くナンセンスだという考えに変わりありません。しか……

第40回国会 地方行政委員会 第32号(1962/05/04、5期、日本社会党)

○加瀬完君 常識でとおっしゃるが、ひとつ大臣の常識で政治活動と選挙活動はどこで区分けをするのかおっしゃっていただきましょうか。
【次の発言】 具体的に問題を出して伺いたいと思いますがね。百円の会費を集めて五百円くらいのごちそうをすることは政治活動においては何ら必要のないことですね。選挙を頼むと言おうが言うまいが、当然やがて候補者と目せらるべき者が中心になって後援会と称して安い会費でごちそう食べさしておみやげを持たしてやったりすることは、これは選挙を頼むと言わなくたって明らかに政治活動ではありませんね。
【次の発言】 しかし、そもそも審議会を設置したそのねらいは、くどいようで、何度も申し上げて恐……

第40回国会 地方行政委員会 第34号(1962/05/06、5期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、懲罰を受けておるわけではありませんので、ほかの委員と同様な発言の機会を与えていただけるものと了解いたします。  政治活動と当該選挙に関することとの区分けをどの点からつけるか、まず総理に伺います。政治活動と当該選挙に関することとの区分けを政治資金規正の上でどこでつけるか。
【次の発言】 政治資金として寄付された金が選挙に使われても、目的が政治献金であれば問題にならないということですか。
【次の発言】 それじゃ、自民党の今までの実例から見て、次の点は次のように解釈してよろしいか。三十四年の下半期までの自民党の献金は十七億八千万、三十五年の下半期の献金は十八億九千万、これは選挙があ……

第40回国会 法務委員会 第3号(1962/01/30、5期、日本社会党)

○加瀬完君 資料要求をお願いをしたいのですけれども、これは法務省ですけれども、ただいまの御説明で、暴力団及びその構成員の実態暴力事犯の状況云々ということで、暴力団等に一応予算の一つの主点が置かれたというように御説明を承ったわけであります。もう一つは、非行少年対策という御説明もあったわけであります。そこで、この二点について、対策の主眼点は何か、どういう点を対策の主眼点になさったか。第二には、事務当局の要求項目及び予算金額というものと決定された予算というものには相当開きがあると思われますので、事務当局が要求項目とした点は何か。あるいはその金額はどのようになっておったか。第三には、前年度との対比並び……

第40回国会 予算委員会 第3号(1962/02/13、5期、日本社会党)

○加瀬完君 議事進行。米田委員から災害復旧の施行期日等のことについて質問がありまして、あと回しになって政府の答弁がない。これを行なっていただきたい。
【次の発言】 議事進行。与党の一人の委員が単に政府に聞いているわけじゃないのです。この委員会を代表して聞いているわけです。われわれ委員は全部その答弁を待っているのです。それをあとでいいの、適当にやるのと、そういうことでは委員会を軽視することになりませんか。そんな方法で審議を続けるというならば、われわれも考えがある、委員長どうします。
【次の発言】 関連。自治大臣は状況の認識が欠けているのじゃないかと思う。昭和三十五年の大牟田市の失業登録人員は五千……

第40回国会 予算委員会 第4号(1962/02/14、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。今、大蔵大臣おっしゃいましたが、道路五カ年計画はそういうふうになっておらないでしょう。一、二級国道並びに主要府県だけが対象で、その他の地方道というものを対象にしておらないですよ。ですから、単独事業でやる以外にその他の地方道の改修なり、あるいはまた舗装なりということをやることは不可能なんです。そういうワクにはめられているわけです。ですから、新しい地方財政計画でそういう単独事業のワクをふやしたというならば話はわかる。しかしながら、先ほどから問題になっている一、二級国道並びに――主として一、二級国道に対する負担金、それから中央でひもをつけられたところの公共事業によるところの道路の改……

第40回国会 予算委員会 第6号(1962/03/06、5期、日本社会党)

○加瀬完君 議事進行。今、外務大臣は、質問がわからないで答弁をなさったようだけど、そういう御発言があったが、そんなばかなことありますか。委員長から十分注意して下さい。
【次の発言】 関連。総理はただいま御説明の中で、低所得層には特別の救済あるいは優遇の方針を貫いた、こういう概要の御説明があったわけでございますが、たとえば減税方針の中にそういう点が現われているかどうか。たとえば所得年収十五万の者の間接税の影響を調べてみると、一二・五%が酒、一二・四%がたばこ、物品税に関する関係は二・四%、物品税についてはいろいろ減税方針を打ち出しましたけれども、問題の一番大きいうちの一つであるたばこの減税という……

第40回国会 予算委員会 第7号(1962/03/07、5期、日本社会党)

○加瀬完君 議事進行。外務大臣を矢嶋君は要求してありますし、委員長にも、与党の理事にも、外務大臣が出てこなければ因るということをわれわれは念を押しておったはずです。ところが、外務大臣はここを抜け出しまして、衆議院の外務委員会を開こうとしまして、外務委員会の部屋におりますよ。こういうことで予算は審議はできません。委員長において、よろしく善処を願います。
【次の発言】 議事進行。先ほど総理は、予算委員会を優先させるというお話があったのですが、優先させるということであれば、このような事態を総理の権限でどう処理をされるのか。始まらなかった外務委員会が、自民党だけで始めている。その間、与党の理事も何回か……

第40回国会 予算委員会 第8号(1962/03/08、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して。交付税は三十七年度には〇・一%しかふえないでしょう。この交付税は〇・一%の分を除けば、当然これは地方団体が受ける権利のあるもので、これを急増対策のための資金源と見るわけにはいかないわけです。起債でまかなうといいますけれども、大蔵省は、償還額が予算の一四%をこえるものは、これは危険だとして起債をとめておった。もしこのワクをゆるめれば、昭和二十八、九年のように、地方団体の赤字はまた再現するわけだ。許されるからといって、また赤字で再建団体になることは忍びませんから、地方団体は、許される起債でも受けられない状態にあるのですよ。特に後段で御指摘になりました敷地の問題は、ほとんど七〇……

第40回国会 予算委員会 第10号(1962/03/10、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。それでは今の労働大臣の御説明によりますと、与党に国内法整備の結論が出なければ出せないということなのかどうか。それが一点。  それから、このように何年間も引きずって渋滞させていることによって国際的に非常に不信を買っておる。この点をどうお感じになっておるか、この二点。
【次の発言】 議事進行。そうおっしゃいますが、できるだけ早く出すとおっしゃるのだから、それならば会期の最終はいつときまっておるのだから、早ければ何日ごろ、おそくとも何日ごろには出さなければならないという見当は政府自身においてついておるはずなんです。ですから具体的に聞きますが、三月二十日までにお出しになりますか、おそ……

第40回国会 予算委員会 第11号(1962/03/12、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。ただいままでの御説明を承っておりますと、困窮した地主を救済するための生業資金だ、こういう御説明であった。それならば、困窮している地主、すなわち融資の対象とする地主は大体何名なのか、一口一体どれくらいの金額を見積もるのか、こういう積算の基礎がなければ、二十億円という金ははじき出せないはずです。積算の基礎をもう少し明確にしていただきたい。

第40回国会 予算委員会 第13号(1962/03/14、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。農林大臣がいらっしゃっていますので、先ほど田中委員の御指摘になりました地区は、成田市の豊住地区だと思いますが、その地区の実態を申し上げますと、大体専業農家は二町前後の単作であります。現状におきましても人手不足で、福島あるいは山形から相当労働人口の補足をいたしております。ここに工場が参りますならば、一応兼業農家の形態をとって、農家収入そのものは上がる家庭があるかもしれませんが、一方において専業農家はますます労働人口の不足に悩むわけであります。ですから、農業基本法の運営で、もっと積極的に、政府のいう協業ですか、共同経営方式というものにプレミアムをつけて、むしろ喜んでそちらへ進める……

第40回国会 予算委員会 第14号(1962/03/17、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。運輸大臣と農林大臣に伺いますが、この地域は数年前にも同じ事件がありました。これは運輸大臣の言葉をもってすれば、常識的には防衛庁の油であるということは、何と申しましょうか、一点疑惑の余地のない問題であったわけです。ところが、丸善石油の研究所、東大の生産技術研究所に試験を依頼しましたら、東大のほうはおそらく防衛庁の油と同一のものであるという結論を出しました。しかし、丸善石油のほうは結論が違いました。政府の補償は何らありません。常識的に考えられることでも、法律的に根拠になるものを提示していただかなければ問題の解決には特に今度の場合にはならないと思う。  農林大臣に伺いたいのでありま……

第40回国会 予算委員会 第15号(1962/03/19、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。この前も自治大臣も大蔵大臣も、財源措置は万全を期してあるから支障がないというお話であった。そこで私は数字について伺いますが、政府の高校急増対策案と府県の予算がすでに提出されておるわけですから、都道府県の高校急増対策予算案と比べて数字が合いますか。これが一点。  それから、交付税と起債でまかなうということをおっしゃっておりますけれども、小さい数字を取り上げます。土地購入について起債と交付税でまかなえますか、寄付を仰いでいませんか、この二点。
【次の発言】 文部省が個々に集めているというのはおかしいですよ。地方財政計画を出したのは自治省、したがいまして、その地方財政計画のうちの高……

第40回国会 予算委員会 第16号(1962/03/20、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連、地方税の改正を今年から、三十七年度から適用するわけですね。そうすると、今までは所得税が減税になればそれがそのまま地方税の減税に響いたわけです。今度は打ち切ってありますから響かないわけですね。昭和三十五年度の所得税を基準にして、昭和三十七年度の地方税は、本文方式によりましても変わるわけですから、大体三〇%ぐらい増収といいますか、増税ということになります。したがいまして、所得税のかからない者でも、地方税は、本文方式でもかかることになります。それから大蔵大臣の御説明は、これは本文方式をとった場合に、これだけの減税になるということです。しかし、本文方式をとっておらないところが、少なく……

第40回国会 予算委員会 第18号(1962/03/23、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。オリンピックの問題でありませんで、加賀山委員の文部大臣に対する質問について三点関連をして伺います。  一つは、生活指導の問題でありますが、教科課程の対象とした一学級の人員というものは四十人なり四十五人なりというものであったはずです。それが五十人、五十五人、六十人というものを詰め込んで、生活指導を中心に道徳教育もあわせてやれといったってできません。この学級定員の問題を文部省は全然反省しておらないのかどうか。  第二点は、理工科の振興策について加賀山委員から質問ありましたけれども、理科の設備基準というものは、あるいは職業科の設備基準というものは、文部省は定めてありますが、この設備……

第40回国会 予算委員会 第19号(1962/03/24、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。前の外務大臣の御答弁についての関連でございますが、国交を正常化するということは、これは当然なことで、私たちも何も異議を差しはさむものではありません。また、その取りきめたことに継続性を持たせるということも当然でございます。そこで、取りきめが可能であるか、あるいは取りきめたことの継続性が保持できるかということは、相当の見きわめを必要とすると思うのです。今までの日本政府の韓国に対する見方というものは、どういう情報をもとに見てきたか知りませんが、必ずしも百パーセント当たっておった、正確度が保たれたとは言われないと思うのです。そこで、これから日韓会談を進めるとするならば、今までの情報収……

第40回国会 予算委員会 第20号(1962/03/26、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。今、大臣の御説明の数字は、ふえる分だけを合算して、減る分を差し引いてないじゃないですか。
【次の発言】 それを具体的に説明して下さい。どこの県でもいいです。

第40回国会 予算委員会 第21号(1962/03/29、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。最大とか最小とかいいましても、当然それは最大なり最小なりをひとつ押さえる基準というものがあってのことだと思う。何を基準にして最小とおっしゃるのか、それを具体的に御説明いただきたい。
【次の発言】 国を守るというと、旧来の常識からすれば仮想敵というのが当然あるわけです。その仮想敵国の軍備に対して、国を守るためには最小限これこれという計算が当然出てくるわけです。そうすると、現在の日本も一応仮想敵国というものを考えているのですか。考えていないとすれば、国を守る最小限度といったってその基準は出てこないと思う。もっと具体的におっしゃっていただかなければわかりねます。

第40回国会 予算委員会 第23号(1962/03/31、5期、日本社会党)

○加瀬完君 質問に先だちまして、一昨日の衆議院の外務委員会の議事の進め方は、国会正常化のために反省をしていただかなければならない、こう思いまして、私どもはきのうの審議に欠席をいたしました。しかし、昨日の総理の御発言、並びに昨日、本日のきびしい世論の批判から見ましても、当然衆議院の外務委員会は正常化のために強い反省をしてくれるものと認めまして、私どもは本日審議に参加したわけでございます。この点について総理の御所見をまず伺います。
【次の発言】 外務委員会の審議のやり方です。
【次の発言】 ILOの件につきましては、先般来御答弁の中で、本国会でめどをつけるというお話でございましたが、この取り運びは……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 社会労働委員会 第1号(1962/08/14、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから開会いたします。  議事に入るに先立ちまして、ごあいさつを申し上げます。  このたび、皆様方の御推挽によりまして、社会労働委員長に選任をされましたが、もとより不敏のことでございますので、いろいろと御迷惑をかけることと存じます。幸い、委員の先輩各位は、本委員会所管事項につきましては、御経験、御造詣の深い方々でございますので、皆様の御厚情にすがりまして、御援助を賜わりまして、大過なく過ごして参りたいと思います。よろしくお願いを申します。一言簡単でございますが、ごあいさつを申し上げます。(拍手)
【次の発言】 理事互選に関する件を議題といたします。  本委員会の理事……

第41回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1962/09/20、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  社会保障制度に関する調査の一環として、厚生省関係昭和三十八年度予算に関する件を議題といたします。  まず、厚生省当局から説明を求めます。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
【次の発言】 大臣は、委員部のほうからは再三要求をいたしておったわけでございますが、今、官房長が参りまして、要求がないので、他に予定があるということでありますので、委員部に確認しましたら、前もってたびたび要求をいたしましたら、昨夕、あしたは出られないという御連絡があったそうですが、これは再々要求をしておったのだから、あした出てもらわなければ困るという……

第41回国会 社会労働委員会 第2号(1962/08/21、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会をいたします。  社会保障制度に関する調査を議題といたします。  まず、厚生大臣より、厚生行政の基本方針についての所信を聴取いたします。
【次の発言】 本調査事件に関して質疑の通告がございますので、順次御発言を願います。  その前に、ただいま厚生省関係の政府委員の御出席の方は、官房長、厚生省公衆衛生局長、医務局長、薬務局長、社会局長、年金局長、社会保険庁長官、厚生省児童局長、以上でございます。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。  ただいま懇談の席でお話のありましたように、麻薬関係につきまして、前委員会の取りきめに従いまして、薬務……

第41回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1962/09/21、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、質疑を続行いたします。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 委員長から御回答の方に御注意申し上げますが、法律できまっておることを踏まないのはどうだという御質問なんですね。今の御回答は、道路審議会とかいろいろ例にあげましたけれども、それはいろいろの諮問委員会が、行政諮問委員会がございますが、必ずしも法律できまっているものではありません。しかも法律で制定している内容のものでない場合もありますね。その点も明確にお答えいただかないと、今の藤田委員の御質問の御回答とはちょっとは……

第41回国会 社会労働委員会 第3号(1962/08/23、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  労働情勢に関する調査を議題といたします。  まず、労働大臣より、労働情勢の基本方針についての所信を聴取いたします。
【次の発言】 本調査事件に関し、質疑の御通告がございますので、順次御発言を願います。  その前に、本日御出席の政府側の方方は、ただいま御説明がございました労働大臣の大橋武夫君、大臣官房長松永正男君、大臣官房労働統計調査部長大宮五郎君、労働基準局長大島靖君、賃金部長辻英雄君、婦人少年局長谷野せつ君、職業安定局長三治重信君、失業対策部長和田勝美君、職業訓練局長村上茂利君であります。

第41回国会 社会労働委員会 第4号(1962/08/28、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  委員の変更についてお知らせいたします。八月二十四日、武内五郎君及び亀田得治君が委員を辞任せられまして、その補欠に柳岡秋夫君及び藤原道子君が選任せられました。八月二十七日、柳岡秋夫君が委員を辞任せられまして、その補欠に久保等君が選任せられました。
【次の発言】 社会保障制度に関する調査を議題といたします。  本日は麻薬対策に関する件を問題として調査を行なうことになっておりますので、委員の御質疑の前に、厚生省、警察庁、法務省、大蔵省関係から同問題について御説明を承ることにいたします。  政府側の出席者は、厚生省薬務局長牛丸義留君、警察庁保安局長……

第41回国会 社会労働委員会 閉会後第4号(1962/10/11、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  労働情勢に関する調査を議題といたします。  本日は、大正鉱業株式会社における労働問題、国鉄における不当労働行為、江東区における職業訓練所閉鎖の件、失業対策事業に関する件、全駐労の失対労務契約の件について、順次調査を行ないます。  御質疑のある方は、どうぞ御発言を願います。
【次の発言】 委員の変更についてお知らせいたします。  本日、藤田進君が委員を辞任せられまして、その補欠に杉山善太郎君が選任せられました。
【次の発言】 ただいま国鉄副総裁吾孫子豊君、常務理事河村勝君が御出席になりました。順次御質疑のある方は発言を願います。

第41回国会 社会労働委員会 第5号(1962/08/29、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。  八月二十八日、林塩君が委員を辞任せられまして、その補欠に奥むめお君が選任せられました。
【次の発言】 お諮りいたします。  本日、農林水産委員会より、環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の一部を改正する法律案につき、連合審査会の開会を申し入れてきましたが、これを受諾することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。開会の日時については、明三十日午前十時に開会することにいたします。
【次の発言】 医療法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、衆議院側より提案理由の……

第41回国会 社会労働委員会 閉会後第5号(1962/11/12、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  麻薬対策に関する件調査のため、本日、総武病院院長青木義治君、麻薬相談員本多末信君、それに安藤晋策君を参考人として御出席願い、御意見を聴取したいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。  なお、議長に提出すべき要求書につきましては、委員長に御一任願います。
【次の発言】 社会保障制度に関する調査のうち、麻薬対策に関する件を議題といたします。  本日は、御多忙中、かつ、御遠路のところ、参考人の方々の御出席をわずらわし、本件に関する忌憚の……

第41回国会 社会労働委員会 第6号(1962/08/30、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  委員の変更についてお知らせいたします。  本日、藤原道子君及び奥むめお君が委員を辞任せられまして、その補欠に亀田得治君及び林塩君が選任をせられました。
【次の発言】 労働情勢に関する調査を議題といたします。  質疑の御通告がございますので、順次これを許します。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 労政局長にお願いしますが、今の亀田委員の指摘するような問題をもう少し運輸省との間で話し合って、今、亀田委員の指摘するような、何か救済方法を……

第41回国会 社会労働委員会 閉会後第6号(1962/11/13、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。  十一月十二日藤原道子君が委員を辞任せられ、その補欠に瀬谷英行君が、十一月十三日佐藤芳男君が委員を辞任せられ、石原幹市郎君が、鈴木一弘君が辞任をせられ、小平芳平君が、それぞれ選任をせられました。
【次の発言】 理事の補欠互選の件を議題といたします。  委員の異動に伴い、理事が一名欠員となっておりますが、その補欠互選は、成規の手続を省略して、理事の指名を委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは、理事に小柳勇君を指名いたします。  ちょっと速……

第41回国会 社会労働委員会 第7号(1962/09/01、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。八月三十一日、亀田得治君が委員を辞任せられまして、その補欠に藤原道子君が選任せられました。  九月一日、林塩君が委員を辞任せられまして、その補欠に奥むめお君が選任せられました。
【次の発言】 委員派遣要求に関する件についてお諮りをいたします。  社会保障制度に関する調査及び労働情勢に関する調査のための委員派遣を行ないたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  つきましては、本院規則第百八十条の二により、委員派遣承認要求書を議長に提出しなければならないことになっており……

第41回国会 社会労働委員会 第8号(1962/09/02、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) 開会いたします。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。  非常にお待たせいたしましたが、これから提案される特に二法案についての各会派間の話し合いが、時間を十二分にかけて打ち合わせをする必要もございましたし、なお、各会派の国会対策機関での話し合いも、ただいままで本委員会を開くような方向に取り運びがおくれましたために、たいへんおそくなりました。委員長も非常に不手ぎわでございましたが、各会派間の事情もございますので、御了承をいただきたいと思います。  栄養士法等の一部を改正する法律案を議題といたします。

第42回国会 社会労働委員会 第1号(1962/12/08、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  調査承認要求に関する件を議題といたします。本院規則第七十四条の三により、社会保障制度に関する調査並びに労働情勢に関する調査のため、調査承認要求書を議長に提出したいと存じますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。  なお、要求書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。  本日はこれにて散会いたします。    午前十一時三十三分散会

第42回国会 社会労働委員会 第2号(1962/12/13、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  労働情勢に関する調査を議題といたします。御質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 本件に関する質疑はこの程度にとどめます。
【次の発言】 次に、社会保障制度に関する調査を議題といたします。  御質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 ちょっと私も質問しますが、一々法律に違反している事項も、東京都の場合ならば、厚生省と警視庁が打ち合わせなければ取り締まれないということはおかしいですよ。当然取り締まれる体制にあるわけですよ。それが具体的にどういう形で動いているかということを高野委員は質問しているわけですから、その点も……

第42回国会 社会労働委員会 第3号(1962/12/23、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。十二月二十日、丸茂重貞君、柳岡秋夫君及び鹿島俊雄君が委員を辞任して、その補欠に重宗雄三君、山口重彦君及び田中啓一君が委員に選任されました。十二月二十一日、田中啓一君、横山フク君及び山本杉君が委員を辞任して、その補欠に鹿島俊雄君、吉武恵市君及び塩見俊二君が委員に選任されました。
【次の発言】 理事の補欠互選に関する件を議題といたします。  委員の異動に伴い、理事が一名欠員となりましたので、その補欠互選を行ないたいと存じます。理事の互選は、成規の手続を省略して、その指名を委員長に御一任願いたいと存じますが、……

第43回国会 社会労働委員会 第1号(1962/12/24、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。十二月二十三日、吉武恵市君、塩見俊二君及び重宗雄三君が委員を辞任せられまして、その補欠に横山フク君、山本杉君及び丸茂重貞君が選任されました。
【次の発言】 調査承認要求に関する件を議題といたします。  本院規則第七十四条の三により、社会保障制度に関する調査並びに労働情勢に関する調査のため、調査承認要求書を議長に提出したいと存じますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。  なお、要求書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議……

第43回国会 社会労働委員会 第2号(1963/02/05、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  本日の委員長及び理事打合会において申し合わせました事項について報告申し上げます。  本委員会における定例日は、従来どおり火曜日、木曜日とし、火曜日は厚生関係、木曜日は労働関係の審査及び調査を行なうことに申し合わせをいたしました。
【次の発言】 委員の異動についてお知らせいたします。  去る一月二十二日、委員小柳勇君が辞任せられまして、その補欠に阿具根登君が選任せられました。
【次の発言】 理事の補欠互選に関する件を議題といたします。  委員の異動に伴って理事が一名欠員となっておりますので、その補欠を互選いたします。  互選の方法は、便宜その……

第43回国会 社会労働委員会 第3号(1963/02/07、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  労働情勢に関する調査を議題といたします。  労働大臣より労働行政の基本方針についての所信を聴取いたします。大橋労働大臣。
【次の発言】 次に労働省関係の昭和三十八年度予算について説明を聴取いたします。
【次の発言】 杉山委員並びに柳岡委員より質疑の通告がございますので、順次これを許します。杉山委員。
【次の発言】 柳岡委員。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 ちょっと私のほうからもこれは専門的なことになりますから行政局長に質問しますが、今大臣は、結局勤務時間が権衡を失するから違法だということ……

第43回国会 社会労働委員会 第4号(1963/02/19、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  社会保障制度に関する調査の一環として、厚生省関係予算及び一般厚生行政に関する件を議題といたします。  質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 それでは資料にしてひとつ委員会に御提出下さいませんか。
【次の発言】 それでは厚生大臣が衆議院のほうに参りましたので、  一応藤田委員の質問を保留いたしまして、通告に従いまして、林君。
【次の発言】 的確に答えて下さい。
【次の発言】 ちょっと私から伺いますが、社会保険庁の名前を使って、いろいろの計画があるかのごとく一部の人々に伝えているわけですね。したがいまして、今……

第43回国会 社会労働委員会 第5号(1963/02/21、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。二月十九日、高橋進太郎君が委員を辞任せられまして、その補欠に徳永正利君が選任せられました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  日本原子力研究所における労働問題に関する件及び総合職業訓練の問題に関する件を調査のため、日本原子力研究所副理事長森田乕男君及び雇用促進事業団理事近藤凡夫君を参考人として決定し、その出席を要求したいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。

第43回国会 社会労働委員会 第6号(1963/02/28、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。二月二十五日、柳岡秋夫君及び杉山善太郎君が委員を辞任せられ、その補欠に阿部竹松君及び稲葉誠一君が、二月二十七日、丸茂重貞君、稲葉誠一君、阿部竹松君、竹中恒夫君及び徳永正利君が委員を辞任せられ、その補欠に、塩見俊二君、杉山善太郎君、野上元君、手島栄君及び重宗雄三君がそれぞれ選任せられました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件を議題といたします。  政府関係特殊法人等の給与問題に関する件調査のため、社会保険診療報酬支払基金理事長久下勝次君を参考人として決定し、その御出席を要求したいと……

第43回国会 社会労働委員会 第7号(1963/03/05、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから社会労働委員会を開催いたします。  母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案及び医療金融公庫法の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。  まず、当局より提案理由の説明を願います。
【次の発言】 右法案に対する質疑は次回以降にいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
【次の発言】 次に、社会保障制度に関する調査を議題といたします。質疑の通告がございますので、順次御発言を願います。
【次の発言】 ただいま政府委員並びに説明員の御出席の方は、渡海厚生政務次官、黒木児童局長、小鴨労働省労働基準局監督課……

第43回国会 社会労働委員会 第8号(1963/03/07、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  雇用促進事業団法の一部を改正する法律案及び労働災害の防止に関する法律案を一括して議題といたします。  まず、当局より提案理由の説明を願います。大橋労働大臣。
【次の発言】 右二法案に対する質疑は次回以降にしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
【次の発言】 次に、労働情勢に関する調査を議題といたします。質疑の通告がございますので、順次御発言を願います。
【次の発言】 委員の異動について御報告申し上げます。  本日、徳永正利君が辞任せられ、その補欠として高橋進太郎君が選任せられました。……

第43回国会 社会労働委員会 第9号(1963/03/12、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。三月七日、柳岡秋夫君が委員を辞任せられ、その補欠として野上元君が選任せられました。
【次の発言】 次に、参考人の出席要求に関する件を議題といたします。  日本赤十字社の運営に関する件調査のため、日本赤十字社衛生部長大島宗二君、同じく外事部長井上益太郎君、及び同じく報道室長佐藤信一君を参考人として決定し、その御出席を要求いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、老人福祉法案及び麻薬取締法等の一部を改正する法律……

第43回国会 社会労働委員会 第10号(1963/03/14、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。本日、中尾辰義君が委員を辞任せられ、その補欠として小平芳平君が選任せられました。
【次の発言】 雇用促進事業団法の一部を改正する法律案を議題といたします。  これより質疑を行ないます。御質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 本案に対する本日の質疑はこの程度にとどめます。
【次の発言】 次に、労働情勢に関する調査を議題といたします。質疑の通告がございますので、これを許します。
【次の発言】 私のほうからちょっと補足いたします。藤田委員の御質問は、熊本と、ある地域を限定したので……

第43回国会 社会労働委員会 第11号(1963/03/19、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。  本日、林塩君が委員を辞任せられ、その補欠として山高しげり君が選任せられました。
【次の発言】 母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の通告がございますので、順次発言を許します。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。  先ほど報告いたしました資料要求の件について、厚生省保険局の企画課長広瀬治郎君が出席しております。資料要求の件について、鹿島君の発言を求めます。

第43回国会 社会労働委員会 第12号(1963/03/26、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。  三月二十日、山高しげり君及び高橋進太郎君が委員を辞任せられ、その補欠として林塩君及び徳永正利君が選任せられました。
【次の発言】 雇用促進事業団法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の通告がございますので、これを許します。阿具根君。
【次の発言】 ほかに御発言ございませんか。御発言もないようでありますので、質疑はこれにて尽きたものと認めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  これより討論に入ります。御意見のある方は、賛否を明らかにして……

第43回国会 社会労働委員会 第13号(1963/03/28、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。  三月二十七日、丸茂重貞君及び佐藤芳男君が委員を辞任せられ、その補欠として、小林英三君及び大谷藤之助君が選任せられました。
【次の発言】 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案及び戦没者等の妻に対する特別給付金支給法案を議題といたします。  質疑の通告がございますので、これを許します。柳岡秋夫君。
【次の発言】 委員の異動についてお知らせいたします。  本日、小林英三君が委員を辞任され、その補欠として、丸茂重貞君が選任されました。

第43回国会 社会労働委員会 第14号(1963/03/30、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。  三月二十九日大谷藤之助君及び徳永正利君が委員を辞任せられ、その補欠として佐藤芳男君及び野田俊作君が選任されました。
【次の発言】 国民健康保険法等の一部を改正する法律案及び国民健康保険法の一部を改正する法律案――前者は政府提案、後者は衆議院第九号でございます――を一括して議題といたします。提案理由の説明を求めます。  まず、内閣提出案について説明を願います。西村厚生大臣。
【次の発言】 次に、衆議院発議案について説明を求めます。衆議院議員五島虎雄君。

第43回国会 社会労働委員会 第15号(1963/05/14、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  委員の異動についてお知らせいたします。  五月十日、佐藤芳男君が委員を辞任せられ、その補欠に亀井光君が、五月十三日、小平芳平君が委員を辞任せられ、その補欠に渋谷邦彦君がそれぞれ選任せられました。
【次の発言】 理事辞任の件を議題といたします。鹿島理事より、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 理事の辞任に伴う理事の補欠を互選いたします。互選は投票によらず、その選任を委員長に御一任願いたいと存じますが……

第43回国会 社会労働委員会 第16号(1963/05/16、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  労働情勢に関する調査を議題といたします。質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本件に関する質疑はこの程度にとどめ、午後は一時に開会いたすこととし、暫時休憩をいたします。    午前十一時三十七分休憩

第43回国会 社会労働委員会 第17号(1963/05/21、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  生活環境施設整備緊急措置法案及び清掃法の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。  まず、政府より提案理由の説明を聴取いたします。西村厚生大臣。
【次の発言】 次に、参議院議員発議案について説明を求めます。参議院議員藤田藤太郎君。
【次の発言】 右法案に対する質疑は次回以降にいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
【次の発言】 次に、社会保障制度に関する調査を議題といたします。質疑のある方は、順次御発言を願います。

第43回国会 社会労働委員会 第18号(1963/05/23、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。  連合審査会の開会の件をお諮りいたします。去る二十一日、建設委員会より、生活環境施設整備緊急措置法案及び労働災害の防止に関する法律案の両案につき、連合審査会の開会を申し入れてきましたが、これを受諾することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  開会の日時については、委員長及び理事に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 労働情勢に関する調査を議題といたします。質疑のある方は……

第43回国会 社会労働委員会 第19号(1963/05/28、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより社会労働委員会を開会いたします。  生活環境施設整備緊急措置法案及び清掃法の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 先生、もう一度おっしゃって下さい。
【次の発言】 本案に対する本日の質疑はこの程度にとどめまして、午後は一時より再開をいたします。午後の予定は麻薬取締法案でございます。  暫時休憩いたします。    午前十一時四十五分休憩
【次の発言】 ただいまより社会労働委員会を再開いたします。  麻薬取締法等の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑に入る前……

第43回国会 社会労働委員会 第21号(1963/06/06、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  労働災害の防止に関する法律案を議題といたします。前回に引き続き、質疑に入ります。御質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 本日の質疑はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。    午前十一時二十七分散会

第43回国会 社会労働委員会 第22号(1963/06/11、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。生活環境施設整備緊急措置法案及び清掃法の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。  前回に引き続き、質疑に入ります。御質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 右法案に対する本日の質疑は、この程度にとどめます。
【次の発言】 次に、結核予防法の施行状況に関する件。  柳岡委員より質疑の通告がございますので、これを許します。
【次の発言】 本件に関する質疑はこの程度にとどめ、午後は一時に再開いたすこととし、暫時休憩いたします。    午後零時十二分休憩
【次の発言】 ただいまより再開いたします。  麻薬取締法等の一部を改正する……

第43回国会 社会労働委員会 第23号(1963/06/13、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  失業保険法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府より提案理由の説明を聴取いたします。大橋国務大臣。
【次の発言】 本日は、提案理由の聴取のみにとどめます。
【次の発言】 次に、労働災害の防止に関する法律案を議題といたします。  前回に引き続き質疑を行ないます。質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 委員の異動についてお知らせいたします。  本日、村尾重雄君が委員を辞任され、その補欠として、田上松衛君が選任されました。
【次の発言】 本法案に対する本日の質疑はこの程度にとどめます。  午後は一時十分に再開す……

第43回国会 地方行政委員会 第30号(1963/06/28、6期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。今政務次官に鈴木委員のお伺いいたしましたことは、知事がかりに議長になったところで、コントロールする力というものはないわけですね。行政連絡会議というものは、知事がかりに議長になったところでコントロールする力はない、結局今のいろいろな各出先の、あるいは各省間の縄張り争いというものは、この連絡会議ができたからといって、一切なくなるということはあり得ないのじゃないか、それよりもっと根本的に、国の仕事、地方の仕事、あるいは県の仕事、市町村の仕事というものの事務配分を明確にすることのほうが、むしろ効果的ではないか。これに触れないで、連絡会議ばかりの方法で問題を解決しようとしても、それはで……

第43回国会 法務委員会 第23号(1963/06/27、6期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、捜査が進められております東京、千葉等の選挙違反関係について伺います。  まず、千葉県知事選挙における松崎と川島国務大臣の根本秘書との関係について調査された点を御説明を承ります。
【次の発言】 松崎は根本氏から相当の現金を受け取っているということでございますが、この点はどうですか。
【次の発言】 根本秘書が、肥後でもけっこうです、肥後に金を渡したのは、これは根本個人の考えで渡したのか、それとも、川島国務大臣その他川島国務大臣にかわる人との関係は全然ないのかどうか。
【次の発言】 六月十日の参議院の予算委員会で、川島長官は、千葉県の選挙に関しては、幾人もの秘書がおって、それに全部……

第45回国会 運輸委員会 第3号(1963/12/17、6期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、航空審議会からすでに答申もございますし、近く閣議で決定されるということでもございますので、東京第二空港の問題で伺います。  東京第二空港の位置は、八街・富里地区と確定したわけでございますか。
【次の発言】 閣議の決定が近くあるというときに、航空局あるいは運輸省で空港の候補地が決定しておらないということはあり得ないんです。いままで出ておりますのは、千葉県の浦安地先、木更津地先、それから茨城県の霞ケ浦地先が出ているわけです。で、航空審議会では、第一候補として八街・富里地区、第二候補として霞ケ浦、こういうふうな答申のように新聞の上では承知いたしております。それで、八街・富里地区にお……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 閉会後第1号(1964/10/08、6期、日本社会党)

○加瀬完君 原子力潜水艦の寄港を認めるにあたりまして、それが核兵器の持ち込みにつながらないか、国民の安全性を脅かすことはないか、この二点が、いずれも心配がないという確認がされて受け入れに踏み切った、このように、政府のいままでの言明を承ると、了解できるわけでございますが、そう了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 核兵器の問題はあとにいたしまして、放射能被害に対する国民生活の安全性の問題でございますが、その理由といたしまして、国際放射線防護委員会の基準と、アメリカ合衆国の、あらためて取り入れました基準とは同じだという御説明になっておるようでございますが、国際放射線防護委員会の基準は原子力……

第46回国会 文教委員会 閉会後第2号(1964/07/31、6期、日本社会党)

○加瀬完君 小林委員の問題に関連するんですが、この災害対象は一〇〇%補提するんですか。
【次の発言】 補助金額が三分の二というのはわかりますけれども、結局三百坪とか五百坪災害を受けますね。それは災害を受けた三百坪なら三百坪を一〇〇%対象としてとらえますか。
【次の発言】 その基準は普通の危険校舎とか、あるいは老朽校舎の施設に対するとらえ方とは違っておるわけですね。たとえば、いままで危険校舎みたいなものは七五%、上げて八〇%とかいうとらえ方をしておりますね。災害の場合は違いますね。
【次の発言】 そうすると、起債その他の条件も、結局こういう災害の場合はいわゆる従前のワクをはずして考えてもらえるわ……

第46回国会 文教委員会 第3号(1964/02/04、6期、日本社会党)

○加瀬完君 さっき局長が、標準法によって地方交付税の算定が変わったというお話でしたね。その変わった、変わる前と変わったあと、すなわち前と現の内容を示していただきたい。  第二は、いま問題が展開されました養護教諭と、国立あるいは私立の病院に正規の資格を持って勤めておる看護婦の実際収入比較、それから、これは前にもお願いをしたのでありますが、集まらないということでございましたが、新聞等でもだいぶ報じられておるわけでございますが、高等学校、これは公立に限ってけっこうです。高等学校の授業料の引き上げの傾向。関東近辺だけでもけっこうですから。  この三点を次回の委員会までに資料として御提出していただきたい……

第46回国会 文教委員会 第4号(1964/02/06、6期、日本社会党)

○加瀬完君 ですから、きょうお出しになったのではわからない。もっと掘り下げたものを出せというならお出しになれるということでございますから、しかし、総理大臣のおっしゃったことをそのままでは、きょうよりももっと笑いごとにもなるわけでございますから、大体、委員の今まで御注文した点もおわかりと思いますので、この次の機会にでも文書にして、大臣のおっしゃる、もう少し掘り下げた点を明確にお出しいただくということにお願いをしたいのですが。
【次の発言】 文部省から公立高校の授業料を上げるなという通達を都道府県教委に行なったようでございますが、その中で、政府の経済政策に浴って公立高校の授業料値上げを極力抑制され……

第46回国会 文教委員会 第5号(1964/02/11、6期、日本社会党)

○加瀬完君 前回の委員会で、公立高校の授業料の問題で若干お伺いをしたのでございますが、そのときに局長が、関東近県では授業料の値上げの傾向がないというお答えでございましたが、その日に、栃木は知事査定で六百五十円を八百円に決定をいたしておるわけですね。その他は決定いたしたところはなさそうでございますけれども、傾向としては値上げの傾向が非常に各県とも強いようでございます。そこで、この協力方を要請いたしましたけれども、文部省の授業料をストップするという協力方が、どれくらい効果があるかということも非常に疑問を持たれて参りましたので、もう少し問題点を掘り下げて伺ってみたいと思うわけでございます。局長のお話……

第46回国会 文教委員会 第6号(1964/02/13、6期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。小林委員は、そうおっしゃるならば、もっと具体的に、問題は教員養成制度を変えなければならないという御発言なんで、そうすると、教員養成制度を変えなければならない何か理由、原因というのはあるのではないか、こういう質問をお出しになったわけであります。そうしますと、大臣は、いろいろ教師として仕事に真剣に取り組んでいないいろいろの向きがある、それは具体的にどういうことなんですかということなんですから、世間でそういう評判があったとか、あるいは一部にいろいろ教師に対する批判があるとかいうことではなくて、そういう批判を、現在、文部省としてどういうものを取り上げて改革をしなければならない……

第46回国会 文教委員会 第7号(1964/02/18、6期、日本社会党)

○加瀬完君 ただいま議題となりました国立養護教諭養成所の設置等に関する臨時措置法案について提案の理由と内容の概略を御説明申し上げます。  現行の学校制度、特に義務教育諸学校並びに高等学校においては、児童生徒に対する健康管理並びに保健指導がことのほか重視され、その任に当たるも一のとして養護教諭が置かれておることは御承知のとおりであります。この養護教諭の制度は昭和十六年勅令により制度化され、戦後の新学制においてさらに整備拡充されたものでありますが、制度発足の当初においては、その養成が緊急には間に合わないという見地から、学校教育法の本則では、義務教育諸学校の場合必置制とされながら、附則で、当分の間、……

第46回国会 文教委員会 第9号(1964/02/25、6期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して。とにかく、米田君がいままでいろいろ質問しておりますことは、米田君の誤解ではないわけです。あなた方が集めた主管課長会議に参集したものの中で、米田君が質問したような点に疑問を持ち、疑義を感じて、不安を感じて、集った人たちの受け取り方をそのまま米田委員に通じておりますので、米田委員も話がおかしいじゃないかといって質問している、だから、米田委員一人が誤解とか何とかという問題ではなくて、招集した中に、何人かが誤解を感じたということは、これはどう考えても認めなければならぬ問題です。だから、米田君は何も事を荒立てて大きく問題をどうこうということではなくて、そういう法の解釈そのもの、ある……

第46回国会 文教委員会 第15号(1964/03/17、6期、日本社会党)

○加瀬完君 御質問の充足状況でございますが、提案説明のときにも申し上げましたが、昭和三十八年度では二千名増員が三百五十名増員の程度にとどまらざるを得なかった。それから昭和三十八年から五カ年間に約五千名増員という文部省の計画でございますけれども、標準法では、さらにそれを上回るわけでございますが、現状では五年間に二千名、すなわち二分の一弱しか充足はできないのではないか、こういう状況のように私どもは把握をいたしております。
【次の発言】 私のほうの調査では、初めの人員をはるかに割りまして、三十八年度は九十二名という数字になっております、切りかえは。

第46回国会 文教委員会 第16号(1964/03/19、6期、日本社会党)

○加瀬完君 私も豊瀬委員の御指摘の点をやはり伺いたいのでありますが、今の御説明は、形式的には確かに整っております。しかしながら、文化財の保持者というものを優遇をし、保護をしなければ、おっしゃるような目的を達するわけにはいかないわけですね。無形文化財がどう保護をされておるかということになりますと、私は現状ははなはだ不満足の状態ではないかと思うのです。そうであるならば、一面、文化功労者等の年金が上がるということならば、当然、無形文化財の保持者に対しても、それは確かに形といいますか、技術に対する保護ですけれども、これは人を通じて、豊瀬委員の指摘するように、技術なり形なりが生まれてくるわけですから、そ……

第46回国会 文教委員会 第19号(1964/03/31、6期、日本社会党)

○加瀬完君 ただいま議題となりました学校教育法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由と内容の概略を御説明申し上げます。  学校教育におきまして、寮母、養護助教諭、実習助手並びに助手等は、それぞれ重要な職責を持っております。それゆえ、学校においては、これらの職員を置くことができることを明確にするとともに、その身分を確立する規定を設け、法の整備をはかることによりまして、学校教育の運営を一そう円滑にするため本法律案を提出いたす次第でございます。  まず、寮母について申し上げます。近時、特殊教育に対する関心が深まり、これが充実拡大の施策は、着々と進められておりますが、これらの学校の寄宿舎に……

第46回国会 文教委員会 第21号(1964/04/09、6期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。局長の先ほどの御説明を伺っておりますと、主管課長会議に話すか話さないかということが、何か米田君の要望のように錯覚しているようですがね、米田委員の質問はそうではなくて、ここできまった法律の趣旨が全く生かされないような説明が行なわれたり、また、運営においてそのような運びが地方に行なわれる危険がある、それを取り除かなければならないということが趣旨であったと思うのです。ですから主管課長会議をやるかやらないかということではなくて、米田委員の指摘されたような法の運営の誤りが行われないように措置をするということが、文部当局に課されたあの場合の責任であり、それをお約束なすったと私は了解してい……

第46回国会 文教委員会 第23号(1964/04/23、6期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して。文部省はこの特殊学校における職業教育の位置といいますか、あるいは価値といいますか、こういう立場をもっと重要視していただかなければならないと思うわけです。いままでのこういう特殊学校は、一つの保護とか、救済とかといったようなものが教育の内容としても非常に大きかったわけですね。しかし、いまでは職業人として盲人だからあんまということではなくて、別に肢体不自由児であろうが、身体条件が悪かろうが、それはそれなりに経済的にも独立して生活できるような職業教育というものが非常に必要になってきておるんじゃないかと思う。そうなってまいりますと、単にこの特殊学校の先生だから特別の調整の手当をやれ……

第46回国会 文教委員会 第24号(1964/04/24、6期、日本社会党)

○加瀬完君 ひとつ文部省の方に……。
【次の発言】 普通職員の俸給表に準ずるという形になっておりますので、個々それぞれは別といたしまして、基準を示せば、やや本俸は低目になるという形になろうかと思います。
【次の発言】 資格は養護教諭あるいは普通教諭のように特にはございません。学校教育法等で、あるいは地方公務員法等で禁止されている以外であれば認定して採用するという形をとっております。
【次の発言】 学校教育法の施行規則の中に寄宿舎の問題もございまするが、寮母の問題もあるわけでございます。ただいま二木委員の御指摘のように、寮母はこの種の施設にとりましては欠くべからざるものでございますので、法律的に……

第46回国会 文教委員会 第25号(1964/05/07、6期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。旧中等学校のころですね、やはり剣道や柔道の先生がいたわけですよね。こういう方は正規の免許証を持っておらない方のほうが多かったわけですね。教諭という免許証でおやりになっておった方は、高等師範の体育科か何か出た方だけにほとんど限られておって、ほとんど免許証を持たなくてやっておったのですね。その当時から見れば、いまのほうが免許法というのはきびしくなったわけですね。きびしくなっているわけですよね。免許法というのが新しい法律ではっきりきまって、いま米田委員の御質問のように、一級、二級ときめられたでしょう、普通免許証は。このいまの御説明のやり方でいくと、便宜的には一応理屈は立つけれども、……

第46回国会 文教委員会 第26号(1964/05/12、6期、日本社会党)

○加瀬完君 問題は教育会館の研修の権限でございますので、研修の権限というものが現在の教育関係の法律、命令等の中で、文部省あるいはその他の機関にどのように配分をされ、どのような範囲で権限が付託されておるかという点について、主として法制局に本日は伺いたいと思います。そこで、第一でございますが、教育事務は地方団体の固有事務だと考えてよろしゅうございますか。
【次の発言】 公立小中学校の管理権は、地方教育行政の組織並びに運営に関する法律によりますると、当然、地方団体にあると思いますが、それでよろしゅうございますか。
【次の発言】 文部大臣の権限は、地方.教育行政法によれば、指揮監督権はなくて、教育事務……

第46回国会 文教委員会 第27号(1964/05/14、6期、日本社会党)

○加瀬完君 前回の委員会にも例示いたしました衆議院の鈴木一君の質問に、福田局長だと思うが、鈴木さんが、教師の理想像を描いて会館で研修させるのかという質問に対しまして、教師としての使命感に燃える人が実はほしいという意味のことをお答えになっておりますが、文部省の言う教師の理想像とは教師の使命感に燃える人ということを意味するのか、この点はいかがですか。
【次の発言】 さらに説明を加えまして、「文部省の立場から申し上げますれば、文部省が少なくとも義務教育等につきましては、教育のいわば基準を示しているわけでございます。これにほんとうに血を通わせ、また命を与えるのが教師の力であります。そういうふうに考えま……

第46回国会 文教委員会 第28号(1964/05/19、6期、日本社会党)

○加瀬完君 いままでの質問に対していろいろ文部省等からお答えをいただいたわけでございますが、ここで次の質問をする前に、いただきましたお答えの中で、はっきりさしていただきたい点がございますので、それらについて二、三お伺いをいたします。  第一点は、教育会館は研修施設の提供者ではあるけれども、ここで、いわゆる任命権者の研修のごときことをする権限というものは持たせておらない、こう解釈してよろしゅうございますか。以下の質問はぜひ大臣にお答えをいただきたいと存じます。
【次の発言】 研修の権利能力というものを与えようとしておるのですか。この間までのお答えは、いわゆるそういう意味の研修というものをここでで……

第46回国会 文教委員会 第29号(1964/05/26、6期、日本社会党)

○加瀬完君 研修の責任者は任命権者であり、研修の当事者は教育関係者であるわけですね。すると、何を研究をさせるか、あるいは何を研究したいかということは、それぞれ教育委員会なり教育関係者自身がつまびらかなはずだということになりますね。教育会館にしても、これらの意向を明らかにいたしませんければ、効率のある研修というものを進めることができないわけです。どういう方法で地域や個人の研修要望というものを察知をいたしますか、この点をまず。
【次の発言】 この教育会館で行なう講習会、研究集会等は、文部省の代行でもなく、特に管理職だけを対象にするものでもない、こういう点が前の御説明の中で確認されたと思いますが、そ……

第46回国会 文教委員会 第31号(1964/06/09、6期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。私も専門家ではありませんから、またあとで間違ったら御指摘をいただきたいと思いますが、福岡とか、山梨とか、兵庫とか、兵庫は同じ近畿で近いにしても、福岡、山梨と、この地域の違った古墳が、時代が大体同じだからといって、この埋蔵されている内容が同一形式のものである、あるいは同一内容のものであるという推定はちょっと無理ではないですか。私は先ほどお話を伺っておって、同一地域、同一年代と推定される古墳がもっとたくさんその近所にあるので、これは一つこわしてもがまんができるというお話しなのかと思って伺っておったのです。そうじゃないのです。同一時代、同一地域ということでなければ、しかも、それは発……

第46回国会 文教委員会 第35号(1964/06/25、6期、日本社会党)

○加瀬完君 小林委員の提起された問題について、私も関連をして伺いたいのでありますが、問題は青少年問題の協議会にいたしましても、文部省の社会教育課にいたしましても、この青少年のために環境整備案というものが一体固まっているのかどうかという私はふだんから疑問を持っておる。いま場外馬券の売り場の問題にいたしましても、あるいはその他の環境の問題にいたしましても、青少年の育成環境としてはこれだけのものはなければならない、あるいはこういうものは置いてはならない、こういった確固たる環境整備の計画というものがないのではないかと思うのですが、しかもそれはやはり対策協議会なり、あるいは社会教育局なりで立てなければ、……

第46回国会 予算委員会 閉会後第2号(1964/10/30、6期、日本社会党)

○加瀬完君 私は先般の人事院の勧告の問題で地方団体の財源が問題になっておりますので、その点について質問をいたします。  まず自治大臣に伺いますが、人事院の勧告は、地方公務員におきましても国家公務員と同様に扱われるものだと了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 大蔵大臣に伺いますが、人事院の勧告のベースアップの地方財源は国としてはまかなえない、こういうお話が伝えられておりますが、それではどういう措置を国としてはなされるのか、伺います。
【次の発言】 自治大臣は、いま大蔵大臣のおっしゃるような方法で地方財源のまかないがつくとお考えですか。

第46回国会 予算委員会 第8号(1964/03/06、6期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、固定資産税、地方税の補てん並びに財政計画その他二、三の点について質問をいたします。  総理並びに大蔵大臣にまず伺いますが、固定資産税の評価がえは、税の適正、負担の公平を期するためだと衆議院でお答えになっておられると思います。そのとおり了解してよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 固定資産税の増徴を一・二倍まで押さえた。しかし評価がえはする。評価がえはするけれども、税金はあまり上げない。これがどうして税の適正であり、あるいは負担の公平ということになりますか。
【次の発言】 同じ問題、自治大臣もお答えいただきます。

第46回国会 予算委員会 第16号(1964/03/19、6期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。官房長官に伺いますが、補償をする義務がないということははっきりしておるわけですね。補償をする義務がないということがはっきりしておって、それで報償をしなければならないという根拠はどういうことなんですか。いまの御説明によりますと、困っているか困ってないか調査をするということですが、報償ということと、困っているか困っておらないかの関係というものは、非常に微弱なものじゃございませんか。その点を、何ゆえに補償の義務がないものを報償しなければならないのか、報償する理由を明らかにしていただきます。
【次の発言】 おかしいじゃありませんか。補償の義務がなくて報償するというならば、報償をしなけ……

第46回国会 予算委員会 第18号(1964/03/24、6期、日本社会党)

○加瀬完君 今日受験戦争ということばがございますが、このため教育が相当ゆがめられておると思うわけですが、この事態を文部大臣はどうお考えになられますか、まず伺います。
【次の発言】 文部省は、学習帳や練習帳等の取り扱いに対して先般通牒をお出しになっておられますが、取り扱いの通牒だけでこのゆがめられた教育が姿勢を正されるということにはならないと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 学習帳や練習帳が使われなければならない、使用されざるを得ないところの教育の環境というものについてどうお考えでありますか。
【次の発言】 激しい受験戦争というものをさらに激しくしているものに、テスト万能主義といった……

第46回国会 予算委員会 第19号(1964/03/27、6期、日本社会党)

○加瀬完君 第一分科会における審査の経過を御報告申しあげます。  第一分科会の担当は、昭和三十九年度予算三案中、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、総理府(防衛庁、経済企画庁、科学技術庁を除く)及び法務省所管並びに他の分科会の所管外事項であり、三月二十五日、二十六日の両日にわたり、関係大臣及び政府委員より説明を聴取した後、慎重に審議を行ないました。以下質疑の概要について御報告申し上げます。  まづ、皇室費関係予算について申し上げます。内廷費及び皇族費は、前年度に比し、それぞれ八百万円、百八十万円の増額となっているが、その内訳はどうか。また、義宮の御婚儀の費用はどうなっているか等の質疑が行な……

第46回国会 予算委員会 第20号(1964/03/28、6期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。いまの問題で、特に市民生活に影響が大きいのは、騒音とばいじんだと思う。たとえば工場の周辺の騒音というものに対して、適切な保護の法的な方策というものは、具体的にはないでしょう。あるいは工場が赤いすすを出す、そのために付近の住宅は、一日じゅう戸を締めておらなければならない、こういう問題も諸所にあるわけであります。しかし、これも適切な法的な保護は何もない。これでは研究をこれからするという実際は事態ではないわけでありますから、早急に対策を立てていただかなければならないと思いますが、いまの二点に限って、ばいじんの問題あるいは騒音の問題について、具体的には、どういう方法で一般の市民生活を……

第47回国会 文教委員会 第2号(1964/12/03、6期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。先ほど局長から、いま両委員の御指摘になっております産炭地の教育財源について特別交付税でまかなうようにした、あるいはまかなうようにするという御説明がございましたが、産炭地で一番市町村の支出の多いのは生活保護、それから失対事業ですね。で、特別交付税がかりに流れてまいりましても、市町村ではまずその失対事業の、あるいは生活保護のほうに一番赤字が多いのですから、そっちのほうに使われるのが多くて、教育財源としてはっきりとワクをきめて使われるというこのパーセントは非常にその確率が低いと思うのです。あとで大臣が御説明になりましたように、やはりその既定の教育財源として使えるものをその率をふやす……

第47回国会 予算委員会 第5号(1964/12/11、6期、日本社会党)

○加瀬完君 総理は、テレビ対談で、歩行者優先の政治ということを述べておられましたが、歩行者優先の政治ということになりますれば、当然、地域あるいは個人、あるいは農業のような低産業、こういうものに相当の力が今後は入れられる、大切にされる政治が行なわれると考えてよろしゅうございますか。これは、いまいらっしゃいます関係大臣方に、政府の方針としてこれは確認してよろしいかどうか、承ります。
【次の発言】 佐藤内閣は、一面、「人間尊重」と「社会開発」ということも述べらでおるわけでございますので、社会開発ということになりますと、今後公共事業といったようなものが相当拡充発展をされると考えられるわけでございます。……

第48回国会 運輸委員会 第24号(1965/05/13、6期、日本社会党)

○加瀬完君 法制局はいらしておりましょうか。――じゃ、先に運輸省に伺いますが、昨日の読売新聞によりますと、法案が成立をすれば、いま相澤委員の御指摘のように、数日のうちに位置をきめると大臣がお答えになっているように出ておるのでございますが、法案が成立すれば、二、三日のうちに位置が決定するように、具体的な取り運びは進んでおるのでございますか。
【次の発言】 早急に法案成立をすれば位置がきまるということは、相当具体的にその手続が運んでおると考えてよろしいわけですね。
【次の発言】 なお大臣の御説明として、決定される位置は、佐藤総理も河野国務大臣も賛成している、こういう御説明でございますが、そこまで位……

第48回国会 運輸委員会 第25号(1965/05/18、6期、日本社会党)

○加瀬完君 法制局に最初に伺いますが、航空法三十八条の三項及び三十九条はどういう趣旨の規定と読み取るべきですか。
【次の発言】 その各条のさらに内容は、いまおっしゃったとおりですね。そういう規定が盛られたということは、結局どういうことを目的としていまのような手続を踏まなきゃならないということになると読み取るべきですか。
【次の発言】 結局、空港敷地に関係のある所有者または権原者に対する保護を目的とする規定、そのような趣旨と読み取るべきではないですか。
【次の発言】 ある程度ということがどこの中で読み取れますか。
【次の発言】 そうじゃないでしょう。たとえば三十九条だけ例にあげますれば、三十九条……

第48回国会 運輸委員会 第26号(1965/05/19、6期、日本社会党)

○加瀬完君 運輸大臣に伺いますが、昨日法制局との間でいろいろと航空法関係の問題点が質疑応答をされたわけでございますが、これらの点について、運輸大臣は次の点を、私が申し上げるように御了解していただいたと解釈してよろしゅうございますか、これから一点ずつあげてまいります。  航空法の第五十六条の三の、運輸大臣は、空港を指定するような場合、「空港の附近の土地の所有者その他の利害関係を有する者の利益を著しく害することとならないように配慮しなければならない。」という規定がございまして、これは一応行政当局として空港設定などの場合の行政をするたてまえとして御考慮をしていただかなければならたい点ではないかという……

第48回国会 運輸委員会 第27号(1965/05/25、6期、日本社会党)

○加瀬完君 関連で、いま相澤委員の御質問の中で、人事の準備は整っておるのか一どなたを人選するということは、これは現段階では公開の限りではないが、準備は整っておるのかということについてはお答えがございませんでしたが、この点はどうなんですか。
【次の発言】 それから、場所が決定しなければ調査はできない、こういうお答えがございましたが、調査をしなければ場所の決定ができないというのがいままでの航空法の一つのたてまえであった。この前も申し上げたのですけれども、場所を決定したところで設置の条件が整わなければ空港はできないわけですから、どうも場所だけの決定を急いで、その場所が、いわゆる位置がはたして空港設置……

第48回国会 地方行政委員会 第4号(1965/02/09、6期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連して。  で、それを取り締まらなければならないような実害というものが、結局現状において多いのですか。火なわ銃で人を撃ったとか、そんなような例が多いのですか。
【次の発言】 文化財の対象で扱うべきものを、被害もないのに、ことさらに何もこの銃砲刀剣の取り締まりの対象に、そのワクの中に入れる必要はないじゃないか。取り締まりというものは、なるたけ簡単なほうがいいので、取り締まらなくていいものまで取り締まるということは繁雑になるだけじゃないですか、事務的にいっても。
【次の発言】 関連ですからこれで終わりますけれども、銃砲であろうが刀剣であろうが、これは自由に持てるということがた……

第48回国会 地方行政委員会 第6号(1965/02/16、6期、日本社会党)

○加瀬完君 衆議院の予算委員会等でも公共料金、特に水道料金、授業料等が問題になっておりますが、公共料金に対する政府の基本的な態度というものはどういうことでございますか。
【次の発言】 公共料金全般については、いずれ質問をいたしたいと思いますが、きょうは時間がございませんから、授業料に限って伺いますが、授業料も独立採算をたてまえとするお考えですか。
【次の発言】 大臣は、高校の授業料が実質的に上がっていないとお考えのようですが、授業料は六百円のところもございますけれども、授業料にかわるべく学校に納付している父兄の負担というものは必ずしも少ないものではございません。ですから、実質的に父兄の負担とい……

第48回国会 地方行政委員会 第7号(1965/02/18、6期、日本社会党)

○加瀬完君 銃砲刀剣の取り締まりを必要として、それが暴力団に不法所持されていることが多いので、当面の取り締まりの対象を暴力団に置いておるのか、それとも暴力団そのものを取り締まるために、それが凶器として使用されておる銃砲刀剣類をきびしく取り締まろうとするのか、いずれですか。
【次の発言】 暴力の追放、あるいは暴力団の取り締まりということを主目的とするならば、単に銃砲刀剣類等だけをよりどころにきびしく取り締まりをしていったところで、目的は達しられないと思うのです。これは二宮委員が御指摘のように、追放さるべき暴力の内容といいますか、覊絆というものを明確にして、そういう行為を意図するおそれのある団体と……

第48回国会 地方行政委員会 第9号(1965/02/25、6期、日本社会党)

○加瀬完君 各委員から出ております点は、局長おっしゃるように確かにこれは合併促進法の手続法ですがね。手続法の問題からははずれるかもしれませんけれども、この町村合併の手続法というのは、何回か出されておるわけです。結局必ずしも一〇〇%の成果をおさめられないというのは、手続ばかりどんなにきめても、一体どういう標準市町村をつくるのだという問題がはっきりしないところにあると思うのですよ。各先生方の御質問も、手続法だといったって、そんならいままでの人口二万の市はどうするか、五万ないとできないとするならば、四万五千も四万八千もあるような成長した町村があって、合併をするということならば、市にするという名目をつ……

第48回国会 地方行政委員会 第10号(1965/03/02、6期、日本社会党)

○加瀬完君 私のお願いをいたしました資料は、ただいまの、町村合併の成果だけでございますが、マイナス面もいろいろあるわけですね。そのプラス面とマイナス面について資料をお願いしたわけでございます。それから町村合併で対立抗争の非常に激しかった地域の抗争の原因、それから現況と申しますか、こういうものを合わせてお願いをいたしたわけでございますが、それらは後日いただくことになりますか。
【次の発言】 町村合併の成果というものを、いまるる御説明があったわけですけれども、これは行政能率という点から考えれば成果ですよね。しかし住民の福祉という点から考えて、この表のまま、住民福祉も町村合併によって非常な成果があっ……

第48回国会 地方行政委員会 第12号(1965/03/09、6期、日本社会党)

○加瀬完君 きょうはしばらく大臣はいらっしゃるのでございましょうか。
【次の発言】 この前、私は市町村の合併の特例に関する法律案の質疑の中で、どのように町村合併を進めたところで、結局その市町村の基準の行政規模というものが明確になって、それに対する財源の裏づけというものが確保されなければ、貧弱な団体を幾ら集めたところで、それはゼロかける幾らということになって、結局、初めの合併促進法の目標でございます地方自治の確立とか、あるいは住民の福祉の推進といったようなことは不可能になるんではないかという質問をいたしたわけでございます。それで、ただいままでも何回かこの市町村の合併法あるいは特例に関する法案とい……

第48回国会 地方行政委員会 第13号(1965/03/11、6期、日本社会党)

○加瀬完君 地方連絡会議ですか、広域行政というようなことからこういう必要を何回も提案されておるわけですけれども、広域行政の上でどういう点がこんなもの――ものと言うと悪いけれども、――つくらなければ動きがとれないということなんですか。
【次の発言】 そのほかのも。
【次の発言】 説明は要らない。項目だけ。
【次の発言】 私は非常におかしいと思う。そんなものは全部現行法でも連絡できるようになっているわけですね。たとえば、一番先にあげた道路といっても、ここにもきょう道路交通法の一部を改正する法律案の補足の説明があったわけですけれども、どんなに地方で連絡したところで、道路交通法というものを別に地域によ……

第48回国会 地方行政委員会 第17号(1965/03/25、6期、日本社会党)

○加瀬完君 今日の地方財政上、税制度の関係で一番の問題になっております点はどういうことでございますか。
【次の発言】 結局行政水準の向上といいますか引き上げということが、財政計画上でも地方行政上でも、非常にこのごろは強くいわれておりますので、行政水準の向上に伴う財源、こういう関係になりますと、いまおっしゃったように、自主財源というものが非常に低い。そこで行政水準に見合う自主財源というものをどうしてつくり出すかという問題だろうと思いますけれども、行政水準の向上に伴う財源の不完全性ということは、単に自主財源にとどまりませんで、事務再配分の問題とか国庫支出金の負担区分の問題とか、いろいろあろうと思う……

第48回国会 地方行政委員会 第22号(1965/04/13、6期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと資料請求ですが、いま鈴木委員が御指摘になりました自動車の賠償保険といいますか損害保険といいますか、この外国の具体的な御調査をなさいました例、特に日本でこの際参考としようとする点、それから現在政府として自動車の損害保険について考えておられます構想でもございましたら、その概略をひとつお願いいたします。

第48回国会 地方行政委員会 第23号(1965/04/22、6期、日本社会党)

○加瀬完君 鈴木委員の御指摘のように、結局予算を伴ってはっきりと行政能力を上げられる機関をつくるところまで踏み切っておらないということは、いわゆる交通戦争といわれているこの実態の把握というものが私は政府において薄弱だと思うのですよ。三十一年から三十八年までの八年間で八万一千三百人死んでおりますね。もし、たとえが具体的で当を得ないかもしれませんが、八十人乗りの飛行機なら千台おっこっていることになります。一年にもしも百二十五機の旅客機の墜落事故があったとしたら、これはえらい騒動ですよ。あるいは三河島事故にたとえれば、三河島事故が何十回起こったことと同じことですよ。そういう認識をわれわれは持つべきじ……

第48回国会 予算委員会 第10号(1965/03/12、6期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。自治大臣は国庫支出金や交付税の交付金が非常に多いということをお述べになっておりますがね。国庫支出金はですよ、当然国が法律上の負担義務がありますものを正しく背負っておるかということになりますと、これは鈴木委員からも御指摘がありましたように、地方のほうに国の負担義務をむしろよけいに背負わしておる、過重負担をさせておるという問題があるわけですね。それをお考えにならないで、額だけ見て国庫支出金が多いから地方は楽だということにはならない。いまの国庫支出金では正しく法律上の負担義務を国が果たしておらないということを実際問題にしなくていいかどうかという点が一点。  それから、地方債は一般会……

第48回国会 予算委員会 第11号(1965/03/13、6期、日本社会党)

○加瀬完君 大蔵、建設両大臣に伺いますが、政府は、社会開発ということで大量に庶民住宅を建てるということを重点にいたしたようでございますが、いままで住宅の建たなかった理由はどういう点にございますか。
【次の発言】 建設省に伺いますが、持ち家比率というのが前回の調査に比べて非常に減っているんじゃございませんか。この理由は何ですか。
【次の発言】 そのアパートに入るよりも、経済的な条件が許せば、家を建てたいというのが人情であります。結局、持ち家比率が減ったというのは、家をつくる経済的条件が戦前と比べて劣っているということが原因ではございませんか。


7期(1965/07/04〜)

第49回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1965/08/10、7期、日本社会党)

○加瀬完君 簡単に伺いますが、ただいまの御説明によりますと、大体、選挙制度審議会の答申を待って政府は改正内容をきめるというように受け取れますが、そうでございますか。
【次の発言】 政府としては、特に衆議院における選挙制度についての考え方というのは固まっておらないですか。
【次の発言】 この案が確定をするのは、本年十月の国勢調査によって、人口の変動がございますから、それの調査結果を見て、そのあとできめるということになりますね。
【次の発言】 そうすると、政府として改正案として提案される時期というのは、見通しをつけまして、大体いつごろになりますか。

第49回国会 地方行政委員会 閉会後第1号(1965/08/12、7期、日本社会党)

○加瀬完君 国民健康保険に入る前に、若干自治体の財政問題で伺いたいのでございますが、大都市の赤字が激増をいたしまして、大阪を例にとりますと、実質収支が三十八年十二億、三十九年四十億、四十年は七十億の赤字が見込まれるといわれておるわけですが、なお四十年の赤字見込みを、六大都市では横浜三十四億、名古屋二十五億、京都三十一億、大阪七十、神戸三十二、北九州十五億と、こういうように資料をつくっておるわけでございますが、若干の数字の狂いはございましても、このように大都市の赤字が激増しているという点は、自治省としてもお認めになりますか。
【次の発言】 この赤字累増の原因は、主としてどういうことですか。

第49回国会 地方行政委員会 第3号(1965/08/11、7期、日本社会党)

○加瀬完君 交際費というものの性格は、議長なり知事なり、それぞれの例を出せば交際費を使用する者の立場なり、身分なりというものを前提として信頼をして、それで結局その使用の内容についてはわりあい大まかな点で報告をすればいいというたてまえをとっているんじゃございませんか。現状はどうですか。
【次の発言】 したがいまして、法に触れない限り、使途の内容を見ましても、市川さんの御指摘のような的確なものは、いまの交際費の内容からはなかなかつかめないじゃないですか。具体的に違法な使い方をしたという場合、問題があった場合には別ですが、そうでない場合は、もう大まかな報告でいいということになっておるのですから、その……

第51回国会 地方行政委員会 第3号(1965/12/27、7期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。  いま御説明の鎌田参事官の後半の御説明はうなずけるのですがね。昨年のように、最初の年ならば借り入れ金でまかなうという方法も考えられていいですよね。いま御質問の要点になっております、大体給与費というのは、毎年ある程度増額をしてくるのじゃないか、しかもこれを埋める財源というものはますますかれてきている。いままでのように交付税の自然増というものでまかないをつけるというわけにはいかなくなった。こういうことであれば、当然交付税法からしても、交付税そのものの率をいじらなければならない段階にきているわけですね。で、自治大臣はこの前に、根本的にこの問題については解決を考えるというお……

第51回国会 地方行政委員会 第4号(1965/12/28、7期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連して。  その問題の公共事業というものをもっとしぼっていかなければ、この地方財政の、何といいますか、赤字分といいますか、超過負担分といいますか、それが消えてきませんね。今度の問題でも、初め政府が決定したように、公共事業費の一割削減なら一割削減というものをどこまでもしていけば、もう少し薄まって赤字が少くなったということも可能ですね。野方図に、国が公共事業の形で、補助負担を伴うものを地方に押しつけてきましては、これはいまおっしゃるように、ことしだけの特別財政措置でまかなえるという問題にはなりませんよ、国の財政政策そのものをもっと地方が負担できるような形につくりかえてくれなけ……

第51回国会 地方行政委員会 第7号(1966/02/17、7期、日本社会党)

○加瀬完君 千葉県警が二月七日の富里空港反対派の県庁陳情について、昨日十六日、三名の逮捕をしておりますが、御存じですか。
【次の発言】 これは、県の告発または要請によるものですか。
【次の発言】 では、被害者の県と打ち合わせをした上で警察が措置をなさったのでございましょうか。それとも警察独自の一方的な手段で逮捕するということになったのでしょうか。
【次の発言】 いや、この事案そのものについて、そうすると、県当局との打ち合わせなり話し合いなりというのは全然持たれないで、警察だけでおやりになった、こう考えてよろしいですね。
【次の発言】 それはいいです、それはあと私のほうで聞きますから。

第51回国会 地方行政委員会 第9号(1966/03/08、7期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。政務次官でも参事官でもけっこうですがね、産炭地の地方団体で、特に義務的経費として、失対事業とか、あるいは生活保護とか、こういうもので地方の持ち出し分になっておる額はどのくらいと算定をするんですか。もう一度申しますと、地方が独自で産炭地の状態に応じて支出をするものも出てきまして、これも交付税あるいは特別交付税の対象として考えていただかなければならないと思うわけでございます。しかし、好むと好まざるとにかかわらず、法律的な規制がございますから、そのために支出をしてまいるもので、ただし、失対事業とかあるいは生活保護とかいったようなものは、規定どおりの支出では済みませんから、地……

第51回国会 地方行政委員会 第13号(1966/03/29、7期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと大臣が来るまで資料要求をしておきます。  細郷局長、ただいまの衆議院の修正趣旨の説明の中に、電気ガス税の引き下げによって水道料金のコスト引き下げになるという意味のことが述べられておりますね。具体的に、そうすると水道料金のコストにどう響くかという何か資料は、自治省においては計算されておるでしょうか。おりましたらその資料をひとついただきたいと思います。
【次の発言】 はい、けっこうです。
【次の発言】 関連。占部委員の御質問に局長のお答えを伺っておりまして、たとえば五十坪なら五十坪、百坪なら百坪という土地の上に自分の家を建てております者は、確かに固定資産ではございますけれども、……

第51回国会 地方行政委員会 第14号(1966/03/30、7期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。鈴木委員の御指摘の点はですね、税の性格の上から、前回設けられた、いま指摘をなさっておりますような点は、これは存置すべきではないか、こういう御趣旨ですね。承っておりますと、いままでもそういう例が多いのですが、徴税技術の上からどうも最大公約数で固めていくという傾向が自活省のほうには強いように思われるのです。府県民税の三十六年度の改正のときも、やはり非常に不合理の点がたくさんありまして、われわれは指摘したわけでございますが、徴税技術の面からといったような御答弁も何度かございました。これは、やはり、私は、鈴木委員の御指摘のように、もう少し徴税技術といったようなことよりも、税の……

第51回国会 地方行政委員会 第15号(1966/03/31、7期、日本社会党)

○加瀬完君 時間がないようでありますから、技術的な点だけ二、三伺います。  固定資産税でございますが、税の性格として、担税力のない者に課税する場合も生じてくるわけでございますが、この点をどうお考えになりますか。
【次の発言】 たとえばね、五十坪に二十五坪の家が建っているとしますね。いままで坪六百円の固定資産税が、いつかの将来十倍の六千円に上がった場合、確かに固定資産の価値は十倍に上がったことになりますね。しかし、この納税者の所得が、担税能力が十倍に上がったということにはなりませんね。そうじゃありませんか。
【次の発言】 そこで現実と合わないアンバランスがあると思うんですよ。具体的に、納税する義……

第51回国会 地方行政委員会 第16号(1966/04/12、7期、日本社会党)

○加瀬完君 佐久間局長に伺いますが、いまの給与法は、いま課長さんの御説明のように、能率に従って給与の段階をつけていいという規定になっておりますか。
【次の発言】 人事院規則には、給与と成績というものが規定されているはずですよね。成績良好なる者は昇給、昇格を当然するというたてまえをとっているわけですよね。その成績良好というのは。無断で長期間欠勤をするとか、過失によって処罰を受けるとか、そういうことのない限りは、成績良好とみなすということに規定されているわけですね。で、管理職の立場から見て、能率があがるからこれは特別昇給をさせるのだ、これは能率があがらないから昇給はさせないのだ、そういうことができ……

第51回国会 地方行政委員会 第17号(1966/04/14、7期、日本社会党)

○加瀬完君 局長に伺いますが、いただきました資料によりますと、近年猟銃所持者が非常に増加をしております。たとえば昭和三十一年に比べますと、三十九年は猟銃は七〇%、空気銃は二倍になっておりますね。この増加している理由は何ですか。
【次の発言】 終戦直後と比較をして、空気銃など非常にふえたというならば、潜在化しておったものが顕在化したということにもなりますが、三十一年というのは取り締まり法規はできておりましたよね。その以後急にふえているわけですね。これは戦前と比べて、猟銃所持の基準がゆるやかになったといいますか、戦前との所持基準の違いが猟銃などこのようにふやしているということになりませんか。

第51回国会 地方行政委員会 第18号(1966/04/19、7期、日本社会党)

○加瀬完君 いま、いろいろお話し合いがありましたけれども、民間空港による所在市町村の財政上のプラス面あるいはマイナス面というものが、的確に何か資料でつかまれておりますか。
【次の発言】 これは伊丹で出しておるはずですよ。直接的に、騒音でありますとか、あるいはその他飛行機の離着陸に伴う被害に対する防止の方法でありますとか、いまおっしゃいました、あるいは非常の場合の対策の費用でありますとか、そういうものとともに、間接的に空港があるために工場が移転をした、あるいは新設を取りやめたり、あるいは高額所得者の居住者が他に転出してしまって、住民税の収入が少なくなった、こういうもろもろの問題があるわけです。で……

第51回国会 地方行政委員会 第19号(1966/04/21、7期、日本社会党)

○加瀬完君 鈴木委員の御質問に最初に御答弁がございました近傍類地といっても民有地でごごいましょうね、近傍の民有地の類似の土地と比べますと、はなはだしく差異はないという点は、確認してよろしゅうございますか。
【次の発言】 では、これは再調調査なされまして、小林委員も御指摘になりましたように、地域によっては差異があるという声も出ておるわけでございますから、そういう点は当然修正されると考えてよろしゅうございますね。
【次の発言】 そうすると、あなた方の言い分を取り上げないようで恐縮ですが、各委員の御指摘のように、非常に近傍類地の差異があるという指摘を一応是認すれば、あなた方の調査方法にもどこかやはり……

第51回国会 地方行政委員会 第21号(1966/05/10、7期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連させていただいてよろしゅうございますか……。  恩給局と自治省と両方に伺いますがね。日赤の看護婦というものは、特殊任務を承認して、それで看護婦を志望して、またそういう任務についておったわけですね。これは一般の看護婦とは性格も、置かれている身分、地位というようなものも違うと思うのですよ。先ほど御説明もありましたがね、たとえば事変地域あるいは戦地で従軍勤務をしておった者はこれは対象にした、病院船も対象にした。それならば具体的な点で伺いますが、適切ではないかもしれませんが、満州の戦場であった近くの野戦病院の看護婦であった者は、これは事変現地の看護婦ということになろうと思います……

第51回国会 地方行政委員会 第25号(1966/05/31、7期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、日本社会党を代表し、本案、修正案ともに賛成をいたします。ただし、両案を通し若干の希望条件を申し上げます。  その一つは、地方公務員共済制度の財政現状には相当のでこぼこがあり、さらにこれが是正を至急に考慮をすべき問題も含まれておるのでございます。これらの点の解決を望みたいのであります。  その二つは、各共済制度の間におきましての組合員の負担は、必ずしも合理的ではございません。この点の是正を望みたいのであります。  その三は、年金のスライド制等についての対策が急がれております。この点については、松澤、鈴木両委員の指摘もございましたとおり、これらを解決をする機関あるいはその方法、こ……

第51回国会 地方行政委員会 第26号(1966/06/02、7期、日本社会党)

○加瀬完君 私も資料要求をお願いしたいんですが、「近畿圏基本整備計画」というものが配られまして、この中にはいろいろ詳しく出ておりますが、首都圏のほうは前に配られましたですかどうですか、重ねてお願いしたいのですが、首都圏における農林漁業計画というものはどういうようになっておるか。  それから、建設関係のほうで審議をされたようでございますが、緑地保全法が出されておりますが、緑地あるいは水質の保全といったような計画はどうなっているか。  それから、これは自治省のほうに、御迷惑ですがお願いしたいのでありますが、各府県の一人当たりの年間所得――都も含めましょうか、都道府県一人当たりの年間所得の三十五年と……

第51回国会 地方行政委員会 第27号(1966/06/07、7期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、先般の原潜デモについての問題で伺いたいのでありますが、百瀬現地警備本部長は、六月三日の夕刊で、「一部学生の基地侵入もあったが、基地司令官は、警備警官の処置が的確であったと言ってくれた。けが人が出たが、故意にやったものではなく、いずれも集団と集団との間に発生したものである。常識的な範囲内におさめたと思う。」、このように語っておるのでありますが、警察庁も、これらの点は同意見でございますか。
【次の発言】 いまも申し上げましたとおり、基地司令官の言明、すなわち警察官の処置は的確であったということをだいぶ大きく取り上げているようでございますが、この警備目的の判定の基準というのはどこに……

第51回国会 地方行政委員会 第28号(1966/06/09、7期、日本社会党)

○加瀬完君 私は資料をちょっとお願いしたいのですが、一昨日自治省のほうからいただきました資料に、財政措置の設例として、A県の場合、それからA市の場合という例を出してくださいましたね。それでさらに、このA市の場合あるいはA県の場合ですね、こういう計算をしていきますと、結局現在こういう特別措置がないときに比べて、具体的にどれだけかさ上げされたことになるのかという実例と、それからかさ上げしてもさらにA県なりA市なりとしての、この負担分として残るものはどういう割合になるか、あるいは具体例ならば金額になるか、そういう具体的なものをあわせていただきたいのです。お願いします。

第51回国会 地方行政委員会 第29号(1966/06/21、7期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して。いま大臣は、それぞれの判断は良識に待つべきだという御答弁があったわけでございますが、国家公務員でも地方公務員でも兼職は禁止されているというたてまえになっておるわけですから、特別職であろうとも、兼職というものはこれに準じてみずからやはり戒むべきことではないでしょうかね。それを特別職であると、いま小林委員の御指摘のように、兼職をするのが通例になっておるということは、これはいわゆる公務員としての良識には、はなはだ私は欠けてくると思いますが、この点はどうお考えになりますか。
【次の発言】 それから地方の公社、公団あるいは協会といったようなものは、その地方団体が債務保証をしている場……

第51回国会 地方行政委員会 第31号(1966/06/25、7期、日本社会党)

○加瀬完君 さっきの原田さんの質問の関連になりますが、適正原価ということがありましたね。原田さんから質問があったかどうか知りませんが、民間企業における適正原価というものと、公営企業における適正原価というものは違うのか同じなのか、どう考えておられるか。
【次の発言】 そこで、公営企業というのは、一体どういう性格だと認定しているんですか。
【次の発言】 まさにそのとおりでしょうね。そこで、企業採算に合わなければだめだということではないわけですね。公共性というもう一本の柱もあるわけですから、企業採算に合わなければ公営企業としては成立しないというものではないでしょう、公営企業というものは。

第51回国会 地方行政委員会 第32号(1966/06/27、7期、日本社会党)

○加瀬完君 提案者と法制局に伺いますが、「浴場業の施設として個室を設け、当該個室において異性の客に接触する役務を提供する営業」というのは、いわゆるトルコぶろをさしていると考えてよろしゅうございますね。
【次の発言】 そういたしますと、異性に接する役務が現に行なわれているかどうかということは問題ではなくて、個室付浴場業そのものの内容が、営業の内容が、いわゆるトルコぶろだと推定される形態があれば、これは取り締まりの対象といいますか、この個室付浴場業の規制の対象になると考えてよろしゅうございますね。
【次の発言】 そういたしますと、個室付浴場業の規制における個室付浴場業というのは、いわゆるトルコぶろ……

第51回国会 予算委員会 第8号(1966/03/07、7期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。このたびの飛行機の事故は、富里空港を整備すれば直ちに解決するような政府の見解がたびたび示されておるわけでございますが、免田委員も御指摘のように、空港の安全性は気象条件、あるいは地質、地盤の条件ということが大切な要件になると思いますが、では富里の気象あるいは地質の調査をいつどういう機関で行なっておりますか。行なっておるとすれば、富里の恒常風はどういうものですか。それから富里の地質はCBR値幾らでございますか。
【次の発言】 質問に答えておりませんから、質問に答えてください。(「運輸大臣どうした」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 航空局長でもいいです。調べていないことは答えられないの……

第51回国会 予算委員会 第17号(1966/03/24、7期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、主として富里空港について質問をいたします。  運輸大臣にまず伺いますが、運輸大臣は昨年の八月、千葉県知事の空港敷地についての伺いに対して、敷地は霞ケ浦で、富里ではないとお答えになったそうでございますが、事実でございますか。
【次の発言】 昨年の六月、空港公団法の通過の際、本院においては、富里が不適の意味の附帯決議が付されておりまして、そのおり政府は、富里ではなくて、他の地域を選定する意思が述べられたわけでございますが、御承知ですか。
【次の発言】 それでは附帯決議は御存じですか。
【次の発言】 いやいや、附帯決議は大臣が答弁しているのですから大臣が答えてください。引き継ぎがあ……

第52回国会 議院運営委員会 閉会後第1号(1966/11/15、7期、日本社会党)

○加瀬完君 いま伺いますと、臨時国会の政府の提案の主たる内容は、給与、災害、その他ということでございますが、給与にいたしましても、災害にいたしましても――特に災害などは、地域によりましては、冬季になりますと工事のできないものがあるわけですから、その二つを考えましても、早期に臨時国会を召集されて補正予算が通過をするということが好ましいことだと思うわけでございますが、しかし、臨時国会の召集は今月末、通常国会の召集も来月末、こういうことになりますか。
【次の発言】 そうすると、与野党とも、いろいろ会派の関係等の行事も予定されているようでありますし、あるいは内閣の改造などもうわさされておりますので、実……

第52回国会 地方行政委員会 第2号(1966/07/19、7期、日本社会党)

○加瀬完君 この前の国会で、自治体の特別職の兼職についての御調査を依頼をしたわけでざごいまして、自治省から調査の書類をいただきました。そのときに、前行政局長から、自治省としても十分行政指導をしているので、いろいろ心配されるような点は今後ないであろう、こういうお口添えもございましたので、私どもとしてもこれを問題にしないつもりでおりましたが、その報告と、いただきました御報告と、私どもが集めました調査とでは、ずいぶん内容が違っておりますので、若干質問をさせていただきます。  そこで、具体的に名前をあげますと個人に支障を来たすと思いますので、一応本日は、関係者が当然反省をされるであろうと思いますので、……

第52回国会 地方行政委員会 閉会後第2号(1966/10/11、7期、日本社会党)

○加瀬完君 最近、東京ばかりではございませんが、大都市の近郊の人口の社会増がおびただしいものがございまして、したがいまして地、方団体がこのために投入する社会資本もまた多額にのぼりまして、地方は奔命に疲れておるという状態でございます。特に、交通対策あるいは教育対策というものにたくさんの金がかけられておるわけでございますが、一例を申し上げますと、単にこれはただいまお願いをいたしました総武線ばかりではございませんで、国鉄の高架化について要望のある線区というものを国鉄が発表をいたしております。それによりますと、全工事費が四千十一億でございまして、地方の負担が二千五億となっております。こういう膨大なもの……

第52回国会 内閣委員会 閉会後第4号(1966/10/28、7期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。事務当局が答える前にちょっと事務当局に関連で質問があるのですが、いまの伊藤委員の質問で事務当局がお答えになる前に、事務当局に次の点もあわせてお答え願いたい。質問いたします。選挙区での就任あいさつ、あるいは墓参というものもあなたのほうでは公務とお認めになるのか。それが一点。もう一つは音楽隊の演奏なりパレードなりというものには、一つの内規というものがあるはずであります。たとえば政党活動とか選挙活動とか、個人の著しい利益を与えるものとか、そういう対象には音楽隊あるいはパレードというものを提供しないという、当然これは官庁としての内規もあるはずです。そういう立場で選挙運動にもあるいは政……

第53回国会 議院運営委員会 第2号(1966/12/15、7期、日本社会党)

○加瀬完君 自民党さんにお答えをいただきますけれども、柳岡委員から御指摘がありましたように、総理は、清新、清潔、はつらつな閣員をもって組閣をする、もしこれに違う者があれば、断固処分する、こういう態度を表明されたわけですね。この御態度は自民党の御態度としても同様であると受け取ってよろしゅうございますね。
【次の発言】 それから、私ども理事会で官房長官が参りましたときに、官房長官のほうでは補正予算等の成立を要求されたわけでありますが、国民が期待しているのは、そうではなくて、新聞等で表明されているように、一体、新しい内閣の政治姿勢というものは、どう国民に答えを出すのか、その答えを聞きたい。こういう質……

第55回国会 議院運営委員会 第4号(1967/03/10、7期、日本社会党)

○加瀬完君 暫定予算の関連法案数件というのは、内容はどういうものですか。
【次の発言】 暫定予算の取り運びについての――まあ、これは議会の問題ではございますが――政府のお見積もりはどう考えておられますか。
【次の発言】 政府に伺うのは筋違いか存じませんが、この月末から来月にかけて、地方選挙がございますね。で、いままでの例でございますと、地方選挙のときは、若干国会の審議が休みになっておりましたね。これらの御配慮は、政府としてはどう考えておられますか。
【次の発言】 もう一点。いずれにしても本予算が通るのは五月ということになりますね。そうなってまいりますと、予算が通ってから、法案が衆議院にかかり、……

第55回国会 議院運営委員会 第7号(1967/03/28、7期、日本社会党)

○加瀬完君 承認については異議ございませんが、圓城寺さんは、やはり他の審議会委員といったような委員を七つ、それから鈴木さんは六つ兼任をしておりますね。政府関係の審議会とか、調査会とか、そういう同じ政府の委員をたくさん兼任しておりましては、機能的に非常に円滑を欠くことになりますね。これは厚生省のみに注文をつけることは筋が違いますけれども、同一の人が政府関係の各種の委員を幾つも兼任するということについては、やはり政府において御考慮をいただくほうがよろしいんじゃないかと思います。希望意見を申し上げておきますので、考慮していただきたい。

第55回国会 議院運営委員会 第8号(1967/03/31、7期、日本社会党)

○加瀬完君 いま総長の御説明になりました点でございますが、第二秘書のほうは一応妥当といたしましても、第一秘書の場合は、御説明のとおり滞在雑費及び閉会中雑費が廃止をされておりますので、いままでの実収額と給与が改定になりました実収額と比較いたしますと――給与改定ということになれば、当然ある程度の収入増というものが予想されなければならないわけでございますが、このたびの給与改定では必ずしもそういう形になりません。平年度になりますと、第一秘書の場合は月額六百円の減収と、まあ概算、そういう数字も出てまいるわけでございます。したがいまして、給与改定としては必ずしも当を得た改定とは言われないわけでありまして、……

第55回国会 議院運営委員会 第16号(1967/06/08、7期、日本社会党)

○加瀬完君 閣議は、二月七日、それから三月三十一日、両回にわたりまして、公団など特殊法人の役員人事は、各省庁からの天下り人事を極力避けて、広く人材を登用する、こういう基本方針をきめたと報道されておりますが、そのとおりでございますか。
【次の発言】 現在の公団、公庫等の役員人事がどのような構成になっているか。伝えられるところによりますと、特殊法人が百八ございますね、そのうち役員ポストは七百五十七、このうち三百九十八はいわゆる官僚出身者であると言われております。三百九十八人の内訳は、大蔵省が七十一、農林省六十五、通産五十一、建設三十二、運輸三十、文部二十五、このようなものが主なる構成であると伝えら……

第55回国会 議院運営委員会 第21号(1967/06/22、7期、日本社会党)

○加瀬完君 私は前回、公団等を二転三転いたしましたいわゆる渡り鳥といわれる者の実態調査をお願いいたしたわけでございますが、公団等を三つ以上、またポストを三つ以上渡り歩いた者は何名くらいでございますか。
【次の発言】 また、一あるいは二のポストで三期以上在任をされておる方は何名でございますか。
【次の発言】 少し調査が不備のようですね。ここに公団等、特殊会社も含めまして八十二団体を調査したものがございます。その結果、三つ以上の法人やこれに準ずるポストを歩いた者が二十八、ただし退職者二を含みます。一または二団体を三期以上勤務した者は三十八、退職者一を含みます。さらに長期在職者を調べますと、十七年以……

第55回国会 議院運営委員会 第23号(1967/06/27、7期、日本社会党)

○加瀬完君 このたびの会期延長は二十一日間、しかし、この二十一日間にきめられます前提としては、再延長はしない、それから政治資金規正法を成立させる、あるいはまた、いわゆる重要法案と目されているものは十二分に各会派の話し合いの遂げられた点で運営をしていくといったような申し合わせが衆議院においては行なわれまして、その上で二十一日間というものが決定したと言われておりますが、そのように受け取ってよろしゅうございますか。
【次の発言】 そうすると、いままでは、政略的といいましょうか、それぞれの会派の都合で特定の法案だけを優先させ、他の法案はすべて後回しにするといったような方法がとられておったわけでございま……

第55回国会 地方行政委員会 第15号(1967/06/15、7期、日本社会党)

○加瀬完君 今回の交付税等の改正の要点は、「制度改正による増加経費のほか、経済の発展及び国民生活水準の向上に資するため、関係経費にかかる財源の充実をはかること」としたということですね。
【次の発言】 大体ではなくて、おたくのほうの提出された資料によりますと、私の申し上げているとおりではありませんか。
【次の発言】 その「経済の発展及び国民生活水準の向上に資する」ということで、投資的経費にかかる関係費目の単位費用が改正をされたということになるわけですね。
【次の発言】 その改正の内容としては、「後進地地方団体あるいは人口急増団体等について必要な配慮を加えること」にした、そういうことですね。

第55回国会 地方行政委員会 第25号(1967/07/19、7期、日本社会党)

○加瀬完君 警察庁に伺いますが、おたくのほうからいただいた資料によりますと、普通乗用車相互間の事故が一万三千八百二十件、原付二種と乗用車の関係が一万千九百八十五件、普通貨物が一万三千六百三十三件、普通貨物車相互が八千九百六十八件と、非常にいま申し上げたような車の事故が多くて、普通私ども一が認識をしております大型相互の件数というのはきわめて少ない、このように統計の上からは見受けられるわけでございますが、そのとおりでございますね。
【次の発言】 今度の道交法の改正というものの目的は、また別にあるわけでございますが、現状におきまして、いわゆるオートバイといったようなものに対する交通安全上の規制という……

第56回国会 議院運営委員会 第3号(1967/08/01、7期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、先般来、公団、公社等特殊法人の問題で質問を重ねてまいったわけでございますが、最近になりまして総理をはじめ閣僚が相当強硬な調子で行政改革をなさるというように伝えられておりましたので、一部安心もし、一部はたしてできるかという不安を持っておったわけでございます。そうすると、はたせるかな、本日の「産経」でございますか、「官僚、早くも強い抵抗」、こういう見出しでこの間の事情が報ぜられました。あるいは「毎日」も「次官会議で物言い」、「行管庁の動きに反発」という記事が掲載をされておるわけでございます。で、私が半ば不安に思いましたのは、たとえば、最近の日本住宅公団の人事で、大蔵省の造幣局長で……

第57回国会 議院運営委員会 第2号(1967/12/09、7期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと。もう発令をしてしまったわけでございますから、これにいまさら反対ということは申しませんが、この前、現官房長官が副長官のときにも、この委員会で各種委員の任命などについて、一つはその関係官庁の経験者だけが選考されている傾きが強い、それから同じ委員が何期もやっている。委員というものは各種兼任をすることも必ずしも適当でありません。同一人が同じ委員を二期も三期もやることもおかしいということで、以後そういう点は注意をいたしますということでありましたが、出されたものは相変わらず同じことです。さっぱり反省が、ここで言っているような形においてはあらわれておりません。これはまあ、ここまで運んだ……

第58回国会 社会労働委員会 第16号(1968/05/23、7期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  この際、ごあいさつを申し上げます。  私、このたび、当委員会の委員長に選任をされまして、皆さま方にいろいろと御指導をいただくことになりました。よろしくお願いを申し上げます。  委員の先生方のお名前を拝見いたしますと、かつていろいろとお世話をいただきました先輩の方方が大ぜいでございますので、安心して皆さま方にお世話になれますことを喜んでおるわけでございます。もう全くのしろうとでございまして、専門家の多い当委員会の委員長としてははなはだ不適任ではございますが、御指導によりまして何とか大任を果たさしていただきたいと思います。前回同……

第58回国会 社会労働委員会 第17号(1968/06/03、7期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  請願第五二七〇号磐梯朝日国立公園羽黒山に国民休暇村設置に関する請願外七件を議題といたします。  本委員会に付託されております八件の請願は、一応専門員のもとで整理をしてもらいましたので、その結果を専門員より報告いたさせます。中原専門員。
【次の発言】 ただいまの専門員の報告どおり、請願第五二九六号民営職業紹介事業の受付手数料引上げ等に関する請願については保留することとし、これを除く七件の請願は、いずれも議院の会議に付するを要するものにして、内閣に送付することを要するものと決定することに御異議ありませんか。

第58回国会 文教委員会 第5号(1968/03/12、7期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。いま岡委員との間でいろいろ問答がありましたが、京都の教育長の候補者だけを前例にあまりない方法で特別に呼ばなければならない理由は何だと、小野委員も指摘をされましたが、これはどういうわけですか。  それで、次に、これは承認事項でありますから、行政運営上承認要件というものは当然あるわけですね。承認要件ということであれば、欠格条件というものがあるわけです、何か特別の欠格条件というものが予知されるので、呼んで内容を確かめて判断をするということですか。  それから、第三点は、岡さんとの間の話し合いでは、局長さんのおっしゃるとおりならば、それは承認をしておいてから呼んで行政的に指導をしても……

第58回国会 文教委員会 第11号(1968/04/23、7期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。いま小野委員からの質問でございますが、高等学校程度になりますれば、日本の教育の一般が教科本位ということで行なわれてまいりましたから、それぞれ教科の、あるいは学問的な学識者というものによりまして一応の教育方針というのが示される幅は非常に多いわけでございますが、義務制の小・中学校になりますと、教科というのは、むしろ人間関係というのが教育の場所で大きなものを占めますから、そうしますと、いわゆるいままでのような学問の範囲の教科や学識経験者というものだけに答申を求められましても、やはり現状における人間的関係の希薄といいますか、こういう欠陥というものはなかなか中教審の中でも表へあらわれて……

第58回国会 文教委員会 第15号(1968/05/09、7期、日本社会党)

○加瀬完君 一昨日かの新聞で例の福岡の付属小の問題が報道されまして、収賄七名、贈賄九人の起訴ということでございますが、贈賄側で七十七名が調べられ、略式罰金等もあるということでございますが、この福岡大学の付属小学校での事件の前提はどういうところにあると大臣はお考えでございますか。検事正の御発言のように、学校や教師の道義の感覚の麻痺だけが原因だとお考えですか。
【次の発言】 常識的に考えて、自分の子供の受験する学校の教師に金品を届けて何らやましさを感じないという心情は普通ではないわけですね。しかし、それが半ば公然と行なわれておりましたのは、一体どういうところからそういう関係が生じたと御判断ですか。

第58回国会 文教委員会 第16号(1968/05/14、7期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。
【次の発言】 私の質問はいつも短いですから、御安心ください。  行政権限の問題ですが、警官導入といいますか、警官に案内されて校長に着任したという問題で、教育長の職務権限というのは法令に基づくのはもちろんでありますが、教育委員会から特に委任されていない事項については、これは教育委員会の決議なり意向なりというものに基づいて行なわれるというように解してよろしゅうございますね。
【次の発言】 福岡県の条例には、何かの場合には警官を学校に導入してもよろしいという委任事項がございますか。ないとすれば、教育委員会でそういう決定が行なわれない限り、教育長はそういう行為を行なうことができない……

第58回国会 文教委員会 第17号(1968/05/16、7期、日本社会党)

○加瀬完君 委員長のたいへん御理解のあるお話をただいま承りまして、これはいつでも政府から出されるものばかり優先に扱っているということは、議員のあり方として、院のあり方としておかしいですよ。ですから、いま松永委員の御要望のように、委員会あるいは委員長で十二分にお取りまとめをいただいて、この法案が日の目を見るようにひとつお骨折りをいただきたい。これはお願いを申し上げます。  それから、続いてこれは文部省にお伺いでございますが、局長、さっきいろいろの御質問に対して女子職員の能力というようなおことばがありましたが、能力があったから採用しておるわけでね。それを能力というようなことを言うのは、その底にどう……

第58回国会 予算委員会 第2号(1968/03/19、7期、日本社会党)

○加瀬完君 委員長、速記録で確かめてから答えてもらいたい。

第58回国会 予算委員会 第3号(1968/03/21、7期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。法制局長官の御説明によるとですね、結局、木村委員の指摘したようなことの生じた場合は、法的には措置の範囲がないということですね。そういう事態になったとき、政府としては、一体どういう態度をとるのか、政府の暫定予算がかりに通らないような場合の責任を木村委員は聞いておるわけです。それが法律的に措置がないから、たいへんなことになるだけじゃなくて、たいへんな場合はどうするんだということを聞いておる。政府のひとつ所見を伺いたい。

第58回国会 予算委員会 第4号(1968/03/22、7期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、政府の教育行政の方針、特に愛国心、国防教育などといわれております内容について伺います。  まず、質問の前提で確認を願いたいのでありますが、総理は過日の衆議院の予算委員会で、私は従来から平和に徹し、現行憲法を守ることを政治の基本とし、施政の全般を通じこれを忠実に実践してきた、とおっしゃったと承りましたが、お間違いございませんか。
【次の発言】 では、憲法違反や憲法軽視の行為をいたしました公務員に対しましてはどういう措置でお臨みなされますか。
【次の発言】 文部大臣に伺いますが、国防教育について、必要があれば国を守っていこうとする気持ちを育てることだとおっしゃっておりますが、その……

第58回国会 予算委員会 第6号(1968/03/25、7期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。外務大臣から、合同委員会でまとまったという御発言があった。ところが、いまの長官のお答えは、下部機関で審議中だ、とこういうようなお答えのようであります。どうもその点がはっきりしませんので、明快に御説明いただきます。
【次の発言】 国に責任があると思うのですよ、むしろ、国鉄ではなくて。

第58回国会 予算委員会 第7号(1968/03/26、7期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。簡単に一問。  そうすると、結局、この国会にお出しになることになりますか。お出しにはなれないことになりますか。
【次の発言】 いまのところ見通しはないということですか。

第58回国会 予算委員会 第8号(1968/03/27、7期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連をして。教具教材並びに教育資料の展示頒布ということについては、文部省も県教委も非常に神経をとがらして、ただ学校の選択だけにはまかせておらないわけですね。したがって、そのものが妥当か妥当でないかというのは別にしても、十二分な考慮を払うように文部省も県教委も指示をしておるわけでありますから、慎重な検討の上に展示をすべきである、あるいは児童、生徒に展覧をさすべきであるとはお考えになりませんか。
【次の発言】 ちょっと関連。自治大臣に伺いますが、いまのプールの問題とか、学校の敷地に対する寄付とか、あるいは学校の備品に対する寄付というものは、超過負担の調査の対象になっておらないで……

第58回国会 予算委員会 第9号(1968/03/28、7期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと議事進行。  小平委員が御注文をしたのは、二宮委員の質問に答えておらないので、正しく答えてもらいたいという注文なんです。それにお答えしなければ進みませんよ、同じこと繰り返したって。

第58回国会 予算委員会 第10号(1968/03/30、7期、日本社会党)

○加瀬完君 ただいまの大蔵大臣の御発言は、今後とも暫定予算等については歳入面についても与野党の一致を見て行なうものとしたいと解してよろしゅうございますか。

第58回国会 予算委員会 第12号(1968/04/03、7期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。外務大臣に伺いますが、そうすると前川委員の指摘される点は、日本のほうから事前協議として御提出になると考えてよろしゅうございますか。

第58回国会 予算委員会 第13号(1968/04/04、7期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。土質調査をなさったとおっしゃいますが、では、いつどういう機関で行なったのか、その結果を資料としてお出しいただけますか。
【次の発言】 すみません、もう一ぺん。気象調査は、気象庁の気象調査は正確なものではないということはここの委員会ではっきりしたわけです。しかも地質調査は、既成のものではいま大臣のおっしゃるような空港の滑走路に適地であるというものは出せないという、そういう学会からの資料も提出されているはずです。どういう機関でどういう責任の下にはっきりと適地であるという、土質に限ってもいい、土質調査がなされましたか、その資料があればあとでいただきます。

第58回国会 予算委員会 第15号(1968/04/06、7期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。党では七月七日ときまっておるのですか。党の決定を持ち込まれた場合には、七月七日を断わる特別の理由がなければ、政府としても七月七日ときめると、こういう手順になりますか。
【次の発言】 関連。なぜいままでの方法をここで急に変えなければならなかったかという理由を御説明いただきたいのであります。  それから、文部省の諮問機関の学術審議会なんかにかけていまのような方法をとろうとするようでございますが、最高の権威は審議会よりもむしろ学術会議のほうでございますから、従来そのほうにまかせておったならば、それで文部省から見て方法が悪いというならば、学術会議自体にもう少し御注文を申し上げ……

第58回国会 予算委員会 第17号(1968/04/09、7期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、地方財政、それから「青年の船」を主として伺います。  地方財政でございますが、四十三年度の地方財政計画の目標はどこにございますか。
【次の発言】 新規事業を押えて、おっしゃるような体質改善をするということですか。新しい事業を押えて、いまおっしゃるような目的を達しようということでございますか。
【次の発言】 それでは、地方財源の余裕分は住民本位に使われておりますか。使われる計画でございますか。
【次の発言】 そうではないでしょう。地方財政計画によりますと、まず、地方債の返還に充てる、それから公営企業の繰り出し分に充てる、それから給与等の義務的経費に充てる、こういうことで新規事業……

第58回国会 予算委員会 第19号(1968/04/13、7期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと議事進行で。いま鶴園委員の質問は、閣議了解事項の兼職の禁止、それから利害関係者の排除という二項目を大幅に米審委員の任命では破っているのではないか、閣議の了解事項を閣僚から破るような形で一体任命をするということはけしからぬではないかということを聞いておる。生産者代表を入れろとか、あるいは各党の了解を得られるならいいとか、そういうことを聞いているのではない、したがって、質問に対して正しい答えをしていただきたい。
【次の発言】 ちょっと関連。国民は、総理をはじめいまの閣僚の皆さんが行政改革という名のもとに一局削減をするということを非常に拍手をもって期待をいたしておったわけでありま……

第58回国会 予算委員会 第20号(1968/04/15、7期、日本社会党)

○加瀬完君 議事進行。  そうすると、自治大臣、黒柳委員のように、これは間違いないかという資料を提供すれば、それの間違いか間違いでないかについては確答をいただけると解釈してよろしいですね。
【次の発言】 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となりました予算三案に対し反対の意思を表明いたします。  政府の説明によりますと、四十三年度予算編成の柱は、目的としては財政硬直化の是正、方法としては総合予算主義で、すなわち恒常的補正要因でありました食管赤字、公務員給与改善費を当初予算で措置をすることが特徴であると説明をされるわけでございます。しかし不本意ながら、われわれは逆に、反対の最大理由にこの総合予……


8期(1968/07/07〜)

第59回国会 社会労働委員会 第1号(1968/08/08、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  この際、一言ごあいさつ申し上げます。  参議院の改選に伴い、社会労働委員会の構成も変更いたしましたが、私、また引き続いて委員長に選任されました。皆さまの御協力を得て責務を果たしてまいりたいと存じます。  何とぞよろしくお願い申し上げます。
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。  本日、小野明君が委員を辞任され、その補欠として成瀬幡治君が選任されました。
【次の発言】 理事の互選を行ないます。  本委員会の理事の数は四名でございます。  互選は、投票の方法によらないで、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが……

第59回国会 社会労働委員会 閉会後第1号(1968/09/17、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  この際、参考人の出席要求に関する件についておはかりいたします。  労働問題に関する調査について、松山赤十字病院の労働問題に関する件の調査を行なうため、本日の委員会に日本赤十字社衛生部長北村勇君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 ただいま決定しました参考人の方が御出席されましたので、直ちに労働問題に関する調査を議題とし、松山赤十字病院の労働問題に関する件について調査を行ないます。  御質疑のある方は、順次御発言を願います。

第59回国会 社会労働委員会 閉会後第2号(1968/10/08、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  社会保障制度に関する調査を議題とし、質疑を行ないます。御質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 午前の調査はこの程度にとどめ、午後一時三十分より再開いたします。  暫時休憩いたします。    午前十一時一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き、これより社会労働委員会を再開いたします。  労働問題に関する調査を議題とし、質疑を行ないます。御質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 私からちょっと人事院総裁に伺いたいのですけれども、結局、閣議の決定というのは、勧告が尊重されなかったということになりますわ……

第59回国会 社会労働委員会 閉会後第3号(1968/11/05、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  派遣委員の報告に関する件を議題といたします。  先般、当委員会が行ないました厚生及び労働行政の実情調査のための委員派遣について、それぞれ派遣委員から御報告を願います。  まず、第一班、静岡県及び長野県の御報告を願います。
【次の発言】 次に、第二班、福井県、石川県及び富山県の御報告を願います。
【次の発言】 以上で派遣委員の報告を終わります。  なお、ただいま御報告がございました各班から、別途文書をもって補足報告が提出されておりますので、これを本日の会議録の末尾に掲載することに御異議ございませんか。

第60回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第2号(1968/12/20、8期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、千葉県袖ケ浦海岸の養殖ノリに対する油被害について質問をいたします。  この被害状況を各新聞は、たとえばノリに黒い油べったり、インド船の衝突被害さらに広がる、あるいは、ノリ被害広がる、木更津でも被害、このように連日掲載をされたわけでございますが、以上の報道は大体間違いないとお認めになりますか。
【次の発言】 すると、油は十二月の六日、七日、八日の三日間にわたってノリ漁場に流入したということでございますね。
【次の発言】 油による被害地域は蔵波、奈良輪、金田、江川、この漁業組合の漁場と見てよろしゅうございますね。
【次の発言】 原因の油は、重油ですか。その重油の原因は、ア号と富浦……

第60回国会 社会労働委員会 第1号(1968/12/10、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  調査承認要求に関する件を議題といたします。  社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査の両調査要求書を本院規則第七十四条の三の規定により議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後五時二十九分散会

第60回国会 社会労働委員会 第2号(1968/12/17、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  この際、原労働大臣から発言を求められておりますので、これを許します。原労働大臣。
【次の発言】 労働政務次官からも発言の申し出がありますので、これを許します。小山労働政務次官。
【次の発言】 次に、労働問題に関する調査を議題とし、質疑を行ないます。  御質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 委員長から質問いたしますが、いまの労政局長の御答弁を、大臣もそのとおりだとお認めになりますか。
【次の発言】 おおむねということばははなはだあいまいなことばですが、私は前に予算委員会と所属しておったわけでございますが、政府……

第60回国会 社会労働委員会 第3号(1968/12/20、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  社会保障制度等に関する調査を議題とし、質疑一を行ないます。  御質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 はい。
【次の発言】 藤原委員の申し出は、理事会にはかって善処いたします。
【次の発言】 どなたがお答えになりますか。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本日の調査はこの程度にとどめます。
【次の発言】 次に、請願第五号同和対策促進の特別措置法早期制定等に関する請願外四十七件を議題といたします。  本委員会に付託されております四十八件の請……

第61回国会 運輸委員会 第12号(1969/04/10、8期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。具体的に聞きますよ。新しい切符はもうできているのでしょう。どうですか。
【次の発言】 それはそれでいい。できているものには通行税が入っていますか、従来のとおり入っていますか。
【次の発言】 それじゃ前の委員の方が指摘したとおり、このままわれわれの審議している運賃の改正が通ればそのまま動くわけですね。しかし、通行税が改正にならなければ通行税取らなきゃなりませんね。取るにしては、取る方法は一つも講じられておりませんね。結局ストップせざるを得ないのですか。だから、この法案だけ急いだってどうにもならないという瀬谷委員の指摘のとおりじゃないですか、事務的に。やはり両方歩調を合わせて、大……

第61回国会 運輸委員会 第13号(1969/04/15、8期、日本社会党)

○加瀬完君 政府は国鉄、国、国民の三位一体で国鉄赤字の解消をする、その内容は三方一両損ということで解決をしたい、このように御説明を承っておりますが、よろしゅうございますか。
【次の発言】 三方一両損ということではございませんね。比率を見ますと、国が一、国鉄が七、国民が、運賃のほうが二という割合になっております。三位一体ということでもって三方一両損ということではないと了承してよろしゅうございますね。
【次の発言】 運賃にある程度解消のめどをとらなければならないことはうなずけるわけでございますが、その運賃の上げ方です。通勤定期で品川と横浜を見ますと、一カ月で千十円上がることになりますね。これはアッ……

第61回国会 運輸委員会 第14号(1969/04/17、8期、日本社会党)

○加瀬完君 ただいまの公明党さんの御発言は、ただ委員長の現在おわかりになっている範囲でのお答えだけではなくて、いま木村君が言うように、休憩のうちに十分各方面を確かめて御回答をあらためていただきたいと思います。  そこで、私のほうも関連して確かめていただきたいことは、そうすると、自民党さんの、委員長理事の間においては二十五日本会議でこの法案を上げるという御決定はないものと考えてよろしいか。それから、新聞報道は事実でないとおっしゃるならば、今後の委員会運営は従前のとおりに委員長理事懇談会の形で進められるものと考えてよろしいか。それから、いままでの打ち合わせのとおりに合同審査は打ち切られるようなこと……

第61回国会 運輸委員会 第15号(1969/04/22、8期、日本社会党)

○加瀬完君 いま委員長のほうから御指示があったわけでございますが、森中質問は一応打ち切られておりますわけですが、質問に入る前に少し大臣にその点で一、二確認をしたいのでございますが、出漁規制の義務というものはないと考えてよろしいですね。それから安全な操業状態に置く義務というものは海上保安庁にあるわけですので、安全操業の範囲を越えるか越えないかという判断を水産庁にまかせるということは、ちょっと水産庁自体では状況把握が十分でないわけですから、ぐあいが悪いじゃないかということをいま森中委員の質問を伺いながら感じたわけでございますが、これはどういうことですか。

第61回国会 運輸委員会 第16号(1969/04/24、8期、日本社会党)

○加瀬完君 運輸大臣に国務大臣として――形式ばった質問になって恐縮ですが、お答えいただきたいのでございますが、佐藤内閣の経済政策は変更になったと認めてよろしゅうございますか。
【次の発言】 私の質問が具体性を欠きましたので、具体的に申し上げます。佐藤内閣は、経済計画の中で特に物価対策について、四十六年度には三%に上昇率を押えるという計画を立てられております。これは変更になりましたか、あるいは変更するという御意向と承ってよろしゅうございますか。
【次の発言】 公明党に御回答の用意がもうできただろうと思いますので、これは間もなく休憩になるそうですから経済企画庁の長官ともお打ち合わせの上、一体四十六……

第61回国会 運輸委員会 第17号(1969/05/06、8期、日本社会党)

○加瀬完君 議長の裁定を各会派が了解をいたしまして本日の委員会が開会をされたわけでありますので、委員会の運営上の議論は繰り返しませんが、ただ次の点だけは委員長並びに理事の各位に御確認を願いたいのであります。  一点は、自民党の参議院幹事長は、本案が三月以来審議を重ねてすでに質疑が尽きているとの意味の発言をされておりますが、実質審議は十数時間そこそこでございまして、審議は尽くされておらない、この点であります。  第二点は、今回のように会期も十分にあり、しかも質疑者も多く残っており、しかも理事会において対立が激しくて決裂状態というわけでもないのに突然の質疑打ち切りというのは妥当を欠いておりますので……

第61回国会 運輸委員会 第18号(1969/05/08、8期、日本社会党)

○加瀬完君 関連で……。  私も、いまのお答えがございましたが、さらに御考慮をいただきたいと思う点を二、三申し上げてみたいと思います。運賃の合理性でありますが、私鉄と比べますと、定期でも国鉄運賃の改正によって二倍、こういうことになりますね。それから同じ区間で六三%、あるいは一一四%というように、国鉄運賃のほうが高くなる。私鉄はこれから押えていく、国鉄運賃はこれから二回上げていくということになりますと、ますますこの隔たりというものは大きくなってくる。これを合理的な運賃と一体認めていけるかどうかという問題が一つです。これは御考慮をいただかなければならないと思うわけであります。  第二点は、日本国有……

第61回国会 運輸委員会 第24号(1969/06/19、8期、日本社会党)

○加瀬完君 私も、警察庁もおりますので、資料をお願いしたいのですけれども、まず警察庁のほうからお願いいたしますと、車による人身事故の車種、車の種類ですね、それからその車両の欠陥原因とその件数、これを一覧表にしていただきたい。  それから、ついでに運輸省のほうにもお願いしたいのですが、これはまだ確実には判定をしておらないでしょうが、概数でけっこうですので、欠陥車の車種、制造会社及びその数量を御明示をいただきたい。それから二番目には、欠陥車の欠陥個所の一覧表。それから第三には、通産省または運輸省あるいはその他の官庁に分けまして、昭和三十七年度以降の自動車会社への各関係官庁からの就職状況。  以上、……

第61回国会 運輸委員会 第25号(1969/06/24、8期、日本社会党)

○加瀬完君 車両法の一部改正の内容を検討してまいりますと、いま問題になっております次陥車なんかの対策につきましても、はたしてプラスなのかマイナスなのかという疑点が持たれるわけでございます。そういう意味合いから、もう少し欠陥車の現状というものについて伺ってみたいと思います。  そこで、先般欠陥車の全容を御当局は発表なさったわけでございますが、わが国の自動車メーカーは十二社、欠陥車はこの十二社全部出しておる。延べ台数にすると二百四十五万六千五百四十四台、実数で見ても二百二十五万台をこえておる、こういうように受け取ってよろしゅうございますね。

第61回国会 運輸委員会 第26号(1969/06/26、8期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。いま三木委員の御質問に星野さんがお答えになりまして、下請について製品に問題があるため取引の停止あるいは返品の事実はないかということに対して、ないということのお答えがございましたので、そこで川又さんにお伺いをしたいのでございますが、そうすると、部品検査を厳密にして車の安全性の確保をはかるということよりは、安い部品を求めるというようなことが結局取引停止もなければ返品もないということになるのではないかという疑いが持たれるわけでございますが、下請から入ってまいります部品検査を親会社としてはどういうようにおやりになっておるのか。それから、返品もないということは、それで安全性が得られると……

第61回国会 運輸委員会 第27号(1969/07/01、8期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。松田参考人に伺いますが、いかなる状態においても全然発火をするような要因はあり得ないということなんでしょうか。もし発火をする要因ありとすれば、想像されることはどんなことですか。
【次の発言】 いままでクーラーからの発火というものは、こういう大きな発火ということではなくて、小さいものでもおたくの会社だけではなくて、クーラー全体から見ても全然なかったのかどうか。  それから国鉄当局に伺いますが、モーター等からの発火ということがあり得るとすれば、いま調査中だというけれども、一体どういう点に焦点を置いて発火の原因というものを調査をしているのか、その大体の目安といいますか、現在の……

第61回国会 運輸委員会 第28号(1969/07/03、8期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連で。いま木村委員の御指摘になりました方がやっております仕事は公務員のやるような仕事でございますか。とすると、公務員法違反ということにならないのか。公務員でもない者が公務員の事務をもし執行しておるということになれば、明らかに公務員法違反ということになるのだけれども、それらの法的な解釈はどうなすっておられるわけですか。
【次の発言】 数の問題ではないと思うのですね。二点問題があると思うのですよ。たとえば法務省の法務局で登記の手続をするからといって、建築士とかあるいは鑑定士とかあるいは行政書士とか、こういう者たちが法務局の窓口とかあるいは役所の机とか、そういうものを使って事務……

第61回国会 運輸委員会 第30号(1969/07/10、8期、日本社会党)

○加瀬完君 買収もやっていないじゃないか。完成するのですか。
【次の発言】 ちょっと関連。いまの点確認したいのですが、大体四十六年になると羽田の発着回数が十七万五千回程度になる。したがって、これをこえる分というものはどうしても新空港を使わないわけにはいかない。で、当面国際線だけを使う。しかし、北のほうへ行くような国内線もあるいは成田を使うかもしれないということですけれどもね。当面滑走路一本でしょう。その四千メートルの滑走路は国内線、国際線と両方で使うことになるのですか。結局、国内線を使うということになれば、二千五百メートルの滑走路ができてから先のことでしょう。四十六年かりに成田空港ができるとし……

第61回国会 運輸委員会 第31号(1969/07/15、8期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっといまの問題で関連。中曾根発言ということをいま問題にしておりますが、中曾根発言というものは、いま局長の御説明のように、安保条約や行政協定がある限り、ちょっとあの発言は穏当を欠くというか、全く非常識だということになろうと思うのです。成田空港であれ、いかなる空港であれ、アメリカの軍用機の離着陸の要求があれば、現実においてはこれを受けて立つのが日本の政府の立場ということなので、新空港であれ何であれ、それを理由に、断わりたいという願望はわかるけれども、断われるものじゃないわけですから、その点ははっきり、新成田空港でも軍用機の要清があればこれは断わることはできませんということをはっきり……

第61回国会 運輸委員会 第32号(1969/07/17、8期、日本社会党)

○加瀬完君 関連で。道路は、いまのような御説明がつくかもしれませんけれども、騒音はどういうことになりますか。これは航空局長にもお答えをいただきたいわけですが、前に航空局長に伺いましたときに、海岸線で、大体高度は千二百メートル、こういうことでございました。鹿島灘から入ってくる飛行機と、九十九里から入ってくる飛行機と、それぞれ距離は違いますけれども、いずれにしても滑走路へ着陸するときはゼロ。そうすると千二百とゼロとの間で各地域どのくらいの高度になるかということでまた騒音も違ってくる。そうすると、この千メートルの高さの場合、――よろしゅうございますか、千メートルの高さの場合、それから五百メートルの高……

第61回国会 社会労働委員会 第1号(1968/12/27、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  調査承認要求に関する件を議題といたします。  社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査の両調査要求書を本院規則第七十四条の三の規定により議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、定例日につきましておはかりいたします。  本委員会の定例日につきましては、一応、従前どおり火曜……

第63回国会 運輸委員会 第10号(1970/04/02、8期、日本社会党)

○加瀬完君 運輸大臣いらっしゃいませんので運輸省にお答えをいただきますが、まず最初に、政府、または公団等の政府機関は、その業務施行にあたりまして法律、命令を順守していくべきだと当然考えてよろしいと思いますが、御異議ございませんね。
【次の発言】 それではさらに、いままで、国民に対する政治的な約束についても確実に政府の責任でお守りいただくと解釈してよろしゅうございますね。
【次の発言】 では必ず法律、命令は順守をする、政府の約束は破棄するようなことはないと確認をいたしまして、以下、本法案について伺います。  きょうは主として下総御料牧場の交換について伺いますが、四十四年二月二十八日の衆議院の運輸……

第63回国会 運輸委員会 第11号(1970/04/07、8期、日本社会党)

○加瀬完君 あなたそうおっしゃいますけれども、日航ではハイジャックにあったときは、小細工をせずできるだけ不法者の希望にさからわないようにせよという内容の方針をきめておるわけでしょう。ということは、ハイジャックの問題が当然起こるであろうということが予知されておるわけです、予想されておるわけです。それならば、かりそめに、それがいままでは調査の対象にならなかった週刊誌の内容であろうとも、何であろうとも綿密な調査をするというのが当然これは行なわれてしかるべきでしょう。なぜならば、日航は政府の傍系機関みたいなものですから、日航がこういうものをきめるのに運輸省なり警察なり、関係官庁が全然相談がないというこ……

第63回国会 運輸委員会 第12号(1970/04/23、8期、日本社会党)

○加瀬完君 運輸省に伺いますが、成田付近が新東京国際空港の敷地として選定されました時点と状態について第一に伺いたいのでございますが、結局、新東京国際空港が必要になった理由として具体的にあげられましたものは、羽田の狭隘それから超音速機の就航が予定される。さらに、ブルー14等で横田、厚木、立川、入間川、こういった米軍飛行場の上空というものはブルー14によって制限をされておりますから、千葉なり茨城なり、この周辺に空港を求めざるを得ない。すなわち空域が成田付近以外にあいておらない、こういうことで浦安なり木更津なりあるいは霞ケ浦なり千葉沖なり、九十九壁とか富里とか転々と検討をされました結果が、一応富里に……

第63回国会 運輸委員会 第13号(1970/04/27、8期、日本社会党)

○加瀬完君 先日、法制局の第四部長に、まとめてもう一度この間の御見解を御発表いただきたいとお願いをいたしておきましたので、その点御発表願いましょう。
【次の発言】 この三十九条一項の五号のみでなく三十九条全体を見ますと、住民の利益というものをそこねてはならないという保護の考え方というのが非常に基底にございますね、たとえば住民の利益を著しく害してはならないというような内容もあるわけでございますから。それからこの前も申し上げましたが、この公団法が制定される前の航空法は、その敷地としての位置をきめる場合、住民の意思というものを十二分に聞かなければならないような規定というものがあったわけです。したがい……

第63回国会 災害対策特別委員会 閉会後第1号(1970/07/07、8期、日本社会党)

○加瀬完君 今回の千葉県の災害に際しましては、本委員会はさっそく調査団を御派遣をくださいまして、まことにありがとうございました。なお、復旧に対しまして、関係機関がいろいろと御協力を賜わっておりまして、地元の一人として厚くお礼を申し上げます。ただいま政府側からいろいろ御説明もございまして、事情は十分おのみ込みとは存じますが、若干申し上げてみたいと思います。  千葉県下の今回救助法を適用されました地域は、生活状態は大体少ないところで五〇%、多いところは八〇%が、専業またはこれに近い農家でございます。上総町のように専業農家が少ないところがございますが、これはほとんど臨時工等で、付近に出かせぎをしてお……

第63回国会 災害対策特別委員会 閉会後第2号(1970/08/13、8期、日本社会党)

○加瀬完君 千葉県の災害につきましては、政府各関係機関が非常な御努力をくださいまして、厚くお礼を申し上げます。しかし、まだこういう事情も残っておるという点が必ずしも御認識をいただいておらないのではないかと思いますので、八月の六日の「朝日」の千葉版に出ております千葉県上総町草川原地区の状態を報告をきしていただきます。この地区は三十六戸ばかりの地区でございますが、問題になりました小櫃川がはんらんをいたしまして、二つばかりあった橋が流れまして、交通がほとんど途絶をいたしました。その後仮橋ができましたけれども、これは幅が二メートル程度でございますので、耕作地がこちら側と向こう側、川をはさんで両側にあり……

第63回国会 地方行政委員会 第3号(1970/03/03、8期、日本社会党)

○加瀬完君 提案者に伺いますが、御説明によりますと、市と町村の別に関する制度の改正が行なわれるまでの間のこれは暫定措置ということになっておりますが、提案者は、市と町村の別に関する制度、あるべき制度というものをどういうふうにお考えになっておられますか。
【次の発言】 それは同感ございます。それならば、単に人口三万のものを市にするということではなくて、町村自体でも、もっと自治権というものが拡大されなければならない、そういう立場でむしろ改正案というのが行なわるべきではないかと思うわけであります。そこで、私は端的に伺いますが、現状の町であるのと、新しく市になるのと、どういうふうな得失と御判断なさってお……

第63回国会 地方行政委員会 第9号(1970/03/26、8期、日本社会党)

○加瀬完君 本論に入る前に若干伺いますが、新東京国際空港周辺整備のための国の財政上の特別措置に関する法律の第一条に「公共施設その他の施設」とありますが、「その他の施設」の中には騒音対策も入っておりますか。どなたでもいいです。大臣でなくてもいいです。
【次の発言】 その騒音対策は施策の重点になっておりますか。
【次の発言】 千葉県知事が計画をつくることになっておりますが、千葉県知事の計画の中には、騒音地域の住民に対しての完全な防音対策あるいは騒音対策というものがございますか。
【次の発言】 騒音問題は運輸委員会で詳しく申し述べますので、ここでは省きますが、空港に伴う最大の重点対策としては、騒音の……

第63回国会 地方行政委員会 第21号(1970/05/13、8期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。そんな抽象的なことをおっしゃってははっきりしないです。いずれにしても、この問題は警察庁なり法務省と協議の上で、こういうものをいまの概念の中に入れるという御相談があったはずですから、具体的にどういうことをしたら一体重大犯罪とみなすか、それをおっしゃってください、はっきりと。
【次の発言】 関連して。あなたの説明だと、機長の判断だと、しかし機長は専門家でないから判断に迷うだろうと、その基準は航空会社がつくると。航空会社が法律の適用の基準をつくるなんということはあり得ないんですよ。したがって、その基準は、日本ならば日本の政府がつくって、その基準によって具体的な対策を立てろとか、案を……

第63回国会 予算委員会 第7号(1970/03/25、8期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、最初にサラリーマン減税について伺います。  大蔵大臣は、税については公平であること、負担能力に応じたものであること、摩擦を起こさぬものであることと本委員会でお述べになりましたが、総理大臣も同意見と承ってよろしゅうございますか。
【次の発言】 サラリーマンの所得税などは他業種の所得税と比べてクロヨンとか、トーゴーサンとか巷間いわれておりますが、そういう傾向は全然ないと総理は御否定なさいますか。
【次の発言】 念願はよくわかりました。そこで、お答えをさらにいただきたいのでございますが、昭和四十五年度における所得三百万円の給与所得者、いま御指摘の青色申告者、それから開業医、配当所得……

第63回国会 予算委員会 第8号(1970/03/26、8期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。いま岡さんの御指摘になりましたような問題の解決を、起債によるというような文部大臣の御答弁でございますが、あと数年たちますと、償還額を起債を仰いで償還をしなければ間に合わないという状況が、大都市を除きまして、小都市では非常な問題になっておるわけでございます。起債はするけれども、償還に充てるということでは起債の効能がなくなってしまいます。こういう現状を御存じかどうか。そこで、どうしても次の問題としては、先行投資をして土地の先取りをしておかなければならない。しかしながら、これは縁故債その他があるにはあるとしても、これには限度があります。どうしても先行投資のための財源というものを国で……

第63回国会 予算委員会 第17号(1970/04/09、8期、日本社会党)

○加瀬完君 本日、「無残、散乱する血みどろ遺体」、「生存者はどこだ」、こういうショッキングな見出しで、大阪密集地のガス爆発が報じられておりますが、この点について、政府からまず状況の御報告をいただきます。
【次の発言】 警察庁、国家公安委員会としては、これは刑事責任ということを当然問題にするわけですが、私どもは、刑事責任よりは、政治責任というものをもっと政府が責任を持って問題としてもらいたい。といいますのは、専門家の中にも、一体何度こういうことを繰り返すんだ、人殺し都市工事ではないかという批判がございます。人殺し都市工事と言われるような問題ということになれば、これは、刑事責任ではなくて、政治責任……

第64回国会 地方行政委員会 第4号(1970/12/15、8期、日本社会党)

○加瀬完君 時間も相当経過いたしておりますので、簡単に質問いたしますので、簡潔に御答弁をいただきます。  第一点は、今度のこの法案について、公安委員会と知事の権限というものが若干問題ではないかと思うのでございます。公安委員会は知事が任命する機関でありますのに、ここでは公安委員会が主体になりまして、知事の申出がありましても、それの選択は公安委員会にまかせられるということではおかしい。公害行政が地方の固有事務だという問題もたびたび指摘されておるわけでありますから、少なくとも道路交通法上の公害関係については、知事が主体、公安委員会はその知事の指示に従って動くと、こういう立場がとられなければおかしいと……

第64回国会 地方行政委員会 第5号(1970/12/17、8期、日本社会党)

○加瀬完君 主計官がいらっしゃっているようでございますから、簡単に二、三点を伺います。  人口急増地域で小・中学校あるいは高等学校の建設が当然必要になりまして、その用地費というものが地方においては基準財政需要額として認められることになるわけですが、これは基準財政需要額の中に小・中・高の用地費というものをお認めになられるのかどうか。  第二点は、認められるとするならば、一体その財源の裏づけは交付税で算定をするのか、補助金で裏づけをするのか、こういう点が非常に不明確でありまして、地方は困っております。自治省にはあとで聞く機会もありますから、あなたいらっしゃっておりますから、大蔵当局としてはどうお考……

第65回国会 運輸委員会 第10号(1971/04/27、8期、日本社会党)

○加瀬完君 運輸省並びに国鉄に伺いますが、新聞等で御承知のように、常磐線の複々線が完成したわけでございますが、現状は必ずしも乗客の満足いくような状態にはなっておらないのは御承知のとおりでございます。そこで、あらためて伺いますが、常磐線の複々線建設の目的は何ですか。
【次の発言】 線増によりまして、都市化による通勤者の混雑の緩和あるいは上野、日暮里駅等の混雑の緩和、こういう、主として都市化現象による輸送の問題の解決ということがねらいであると解してよるしゅうございますね。
【次の発言】 長距離輸送ということもありましょうが、主たる目的は、都市圏のスプロール化による通勤通学、そういった乗降客の混雑の……

第65回国会 文教委員会 第17号(1971/05/20、8期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。ただいまのお話しの限りでは、文部省には教員の職務はかくかくであるというものは全然ないということですね。それがなくて、勤務態様が正しいか、正しくないか、そういう判断をどこでつけますか。これはゆゆしい問題ですから、委員長において、文部省としての一体教員の職務というものはかくかくであるという正式な見解を求められて、それから質疑をするというふうにお運びをいただきます。一つのものさしがなくて、伸び縮みする自由自在なものさしでものをはかるということは不可能なことですよ。それでこんな法案を出すなんということははなはだけしからぬ話だ。委員長にひとつ取り扱いを一任いたします。

第65回国会 文教委員会 第18号(1971/05/21、8期、日本社会党)

○加瀬完君 質問に入る前に、事実確認を若干いたしたいと思いますので、最初に、昨日、政務次官からいわゆる時間外勤務あるいは休日勤務の範囲について御説明があったわけでございますが、文書で提出をしていただきたいという要請をしておりましたが、文書はできておりましょうか。
【次の発言】 ただいまいただきました「教員に対し時間外勤務を命ずる場合(試案)」、この質問をする前に、昨日、政府委員等から御答弁のありました点で、さらに確認をいたしますが、初中局長に伺いますが、小学校の勤務時間の調査では、一週間四十時間をこえるものは二五・二%、平均をとると三十一・五時間、中学校の二十四時間から二十九時間のも一のは二六……

第65回国会 予算委員会 第8号(1971/03/05、8期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。ただいまの公団総裁の現象的な説明だけでこの問題の解決ができるものではございません。そこで私は、昨日八田質問を聞いておりましたが、聞く者も答える者もはなはだ認識不足で、成田の実情を誤り伝えておりますので、この際、政府に対し反対の実情を明確にするために次の諸点の説明を求めます。  一つ、最初の反対、賛成の地主区分。  二つ、その後の用地取得状況と公団のとった入手の手段、方法。  三つ、現在の未取得地の状況、特に地権者名と面積。その未取得理由。  四、昨日発表以外の二千二百余名のいわゆる一坪地権者住所氏名。  五、ガードマンの雇用状況、特に賛成派との関係。  六、反対地主に対する千……


9期(1971/06/27〜)

第66回国会 災害対策特別委員会 閉会後第2号(1971/09/17、9期、日本社会党)

○加瀬完君 千葉県の災害につきましては、本委員会が直ちに現状を視察し、お見舞いを賜わりまして、関係住民の一人として厚く御礼を申し上げます。  質問をいたしますが、房総半島の異常気象被害は千葉県においては死者が五十六人、建築被害が六十二億、農林関係八十四億、土木関係三十七億など、計二百十億円であると発表をいたしておりますが、政府もこれはお認めになりますか。
【次の発言】 被害が房総半島全域ということではなくて、一部区域に集中して発生をしていたということはお認めになりますね。
【次の発言】 死者それから家屋倒壊などの被害の多くはがけくずれが原因であることもお認めになりますか。

第66回国会 地方行政委員会 閉会後第3号(1971/10/09、9期、日本社会党)

○加瀬完君 新聞によりますと、千葉県警は千葉県川上副知事ら代執行責任者を撤去作業に慎重を欠くという理由で書類送検をするということでありましたが、これはいたしましたか、あるいはいたしませんか。いたさないとすれば、その理由はどうでありますか。この経緯について御説明をいただきます。
【次の発言】 それでは代執行者には責任なしと、こういう結論を出しているわけではございませんね。
【次の発言】 そういう結論を含めましてというのはおかしいじゃないですか。まだ調査の途中でそういう結論が出るということはないでしょう。警察としては、結局過失にしろ故意にしろ、そこに刑事上の責任が構成されるかどうかということを検討……

第66回国会 物価等対策特別委員会 閉会後第1号(1971/10/07、9期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。  いまのお話で、結局、出荷協力をすればもうかるという体制ができておらないと私は思うんです。具体的に伺いますが、地方農政局と都道府県で相談をするといいますね。どういう担当者が、一体年に何回くらい会議を持って、どう指導しているか、この具体的な状況を教えてください。それから、野菜農家の戸数は幾らですか。最大の幅で三億八千万ということになりますと、野菜農家一戸当たりについて幾らになるか。そういう計算をしてまいりますと、所得保障にはなっておらないのです、いまの補助金が。私はそういう疑いを持っておるわけでございますが、その間の説明をお願いいたします。

第67回国会 公害対策特別委員会 第3号(1971/12/17、9期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、東京湾の千葉県側のノリ被害をおびただしく起こしました流出油の問題について伺います。  昨日、環境庁は、政務次官を千葉県に派遣いたしまして、いろいろと御調査をいただいたようでございますが、千葉県のノリ被害は流出された油によるものであり、その被害が九億円にも達しておるという点は、長官もお認めをいただきましたか。
【次の発言】 この被害は自然発生的なものではありませんで、人為的なもので、不可抗力というわけではなくて、監視が完全ならば被害は防げた、あるいは被害を減少させ得た、こういう種類のものであるということはお認めになりますか。

第68回国会 法務委員会 第3号(1972/03/14、9期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。いまの御説明のようですと、判断する者の恣意というものが十二分に働く余地が残りますね。判断する者の見解によって、全人格という評価は甲にもなるし、丙にもなる。私は、具体的にどうこうということではなくても、不適格条項というものはお考えになっているのでしょう。こういう条項に該当すれば、これは判事として不適格だという、不適格条項というのがあると思うのです。それを具体的にお述べになれば佐々木委員も理解できると思うのです。  あなたのいままでの御説明では、一つの理想像ですよ。佐々木委員の指摘のように、理想像どおりの基準というものが判定の基準になれば、合格するのはごく少数ということになる。し……

第68回国会 法務委員会 第6号(1972/03/28、9期、日本社会党)

○加瀬完君 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案の提案理由の説明を伺ったわけでございますが、この提案理由の中に「裁判所における事件の適正迅速な処理を図る等のため、裁判所の職員の員数を増加しようとする」ということが一つあげられております。これは非常に大切なことでありますけれども、もう一つ半面といいますか、裁判官の資質、能力というものもまた、大切な要件ではないかと思いますが、この点御同意いただけますか。
【次の発言】 そこで、先般の佐々木委員の質問に関連して、若干伺いました点をさらに伺いたいと思いますが、戦後の司法制度は、旧制度に対しまして著しく変わったわけでございます。その一つですね、裁判官の……

第68回国会 法務委員会 第8号(1972/04/11、9期、日本社会党)

○加瀬完君 いまのことは、委員長のおっしゃるようにお取り扱いをいただきたいと思います。  そこで、警察当局に伺いますが、今度の身柄拘束は、警察独自でおやりになったかどうかということが一点。  第二点は、結局、秘密条項に違反をするということが理由だとすれば、秘密条項の違反というものは、警察庁独自で判断をしてよろしいものではないと思いますが、どうか。警察が適当な判断で、これはもう逮捕の条件に当たっているとか、これは当たらないとか、そういう恣意的な判断というものが許されていいはずはないと思いますので、その点。  それから三番目は、したがって、今度の問題で、あなたのおっしゃるように、指定表示があったか……

第68回国会 法務委員会 第9号(1972/04/18、9期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して。おっしゃるような歯どめはどこにこの法文の中にはあるんですか。特にあなたさっきおっしゃったように、三条の二項だというと、この発火装置または点火装置を施してなくても、施せば火炎ぴんとして使用できるそのもとの燃焼物を入れたものは全部取り締まりの対象になるんでしょう。だから佐々木委員の言っているのは、一体ガソリンあるいは燈油等の引火しやすい物質を入れた容器というものはもっときびしく限定をされなければ非常に拡大解釈されるおそれがある、それをはっきり示せと、こういう質問に対してあなたは、流出したり飛散したりするものだと、そうでないものはドラムかんだと言うけれども、ドラムかんだって流出……

第68回国会 法務委員会 第10号(1972/04/20、9期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。  この前、外務省はお出になっておらなかったかも存じませんが、例の秘密漏洩の問題で、犯罪としての秘密漏洩の対象になる条件はどういうことだという質問があった。そうしましたら、それはマル秘が押されているとか、極秘が押されているとかという、そういう形式的なものではない、具体的な内容を備えたものだと、こういう御答弁があった。それでは、具体的内容の要件というのは、どういうものになるのか。ただ、マル秘というものを押されておって、マル秘の押されているものは全部それが犯罪の対象になり漏れた場合には犯罪の対象になるというようなことでなければ具体的な内容が問題だと言うなら、その具体的な内容という……

第68回国会 法務委員会 第11号(1972/04/21、9期、日本社会党)

○加瀬完君 いまのお話に関連があるわけでございますが、実際の取り締まりは、そういった火炎びんが投げられるというその直前のドッキングの状態だけを押えないで、警備の上からずっとその前から取り締まりをしていくということにならないか。そうすると先生のおっしゃるように、結局警備上は効力をあげるかもしれませんけれども基本的人権を侵すということでいろいろの支障を来たすというおそれも当然出てくる。そうなってまいりますと、先生のさっき御説明をいただきました三条二項の火炎ぴんとしての未完成品の取り締まりの歯どめとしては、点火装置、発火装置をつければすぐ火炎びんになるかならないかという最終容器の形態ということに限ら……

第68回国会 法務委員会 第12号(1972/05/09、9期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。いまの質疑応答の中でも、沖繩恩赦がすでに行なわれるような前提でございますが、伝えられるところによりますと、その恩赦の内容などについても法務大臣と総理大臣の見解は必ずしも一致しておらないというようにいわれておるわけでございます。また、政府はどういう種類の恩赦を行なうということもまだ明言をいたしておりませんので、ここで伺いますが、今回恩赦は行なうことになりますか。行なうといたしますと、その種類、内容はどういうものになりますか。これが一点であります。第二点は、いつきめて、いつ発表するのか。第三点は、いまの御説明にもございましたように、合理性ということを非常に強調しておりますが、それ……

第68回国会 法務委員会 第13号(1972/05/11、9期、日本社会党)

○加瀬完君 ただいま両提案者から御説明のございましたそれぞれの内容は、私どもからすれば至って必要なことであり、また適切なことであると思うわけでございますが、法務大臣はいまの御説明を承りまして、どういう御所見をお持ちでございましょうか。
【次の発言】 恩赦権が政府にあることを私どもは否定をいたしません。政府の責任で行なうことも当然であります。したがいまして、政府の責任で行なうということは、その政府のおやりになることが国民の要望に一〇〇%かなうもの、合致するもの、こういう前提が当然なければならないはずであります。そうであるならば、政府それぞれの機関にも委員会なり審議会なりあるいはこういったような諮……

第68回国会 法務委員会 第21号(1972/06/06、9期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。  いまお話伺いましたので、整理をする意味でお伺いをいたしますが、いままでは秘密条項というものが非常に多過ぎたんではないか。ことばにきぬ着せず申し上げるなら、秘密ということに便乗をして、秘密にしなくてもいいことまでも秘密にしたというきらいがなかったか。そういう御反省のもとに、今回若干整理をしたということと解してよろしいか。いま、しかし、官房長官からお示しいただいたものでも、まだまだもっと整理をする、あるいは条件整備をする問題があるんじゃないか、こういう御指摘があったわけでございますが、今後もさらにこの委員会で問題になったような点を検討をして厳密な整理をさらに進めると解……

第69回国会 法務委員会 閉会後第1号(1972/09/28、9期、日本社会党)

○加瀬完君 質問の前に、いまの点は、前の内閣の竹下官房長官が、内閣の責任において、いろいろ秘密事項は多いけれどもそれを二つに限定をすると。そして野々山委員が指摘するように、その数を圧縮すると、こういう約束をしたわけですから、そのとおりに作業が進んでおらないと約束が果たされないことになりますし、いままた新しい内閣になって方針が変わったかという疑問をも持たれるわけでありますので、この点は明確にしていただきたいと思います。  私は、時間が制限されておりますから、ベンジャミン事件と相模補給廠の二つの問題で質問をいたします。端的に伺いますから、お答えも簡潔にお願いをいたします。  第一の問題になりますが……

第71回国会 運輸委員会 第13号(1973/06/14、9期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。  質問と答弁がずいぶん食い違っていると思うんですよ。そこで、あらためて伺いますが、五カ年計画を最初立てたときの計画というものは、どういうことであったのか。いま伊部委員の指摘をするようなことで五カ年計画を最初に立てたのか。四十六年に一億三千七百六十万かの予算が組まれておりますね。で、四十六年度が終わろうとするときに、最初の五カ年計画の背景というものはくずれておらなかったのか。伊部君の指摘のよりに、最初の計画の背景というものがくずれてきたとするならば、それでも相変わらず四十七年、四十八年と、五カ年計画のとおりの計画を進めた根拠というものは何なのか、これが明瞭じゃないとい……

第71回国会 運輸委員会 第14号(1973/06/19、9期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、先般申し上げましたように、明原丸の事件について。一つ、明原丸による油被害の漁民要求について。二つ、海洋汚染防止法第四条等の適用について、特にオイルフェンスの問題について。三つ、明原丸の油流出量について。四つ、油の同一性の分析について。五つ、流出油の漂流経路について。六つ、原因者の賠償責任について。以上の六点について、これからお伺いをいたしたいと思いますが、よろしゅうございますか。
【次の発言】 お答えは運輸大臣、港湾局長、海上保安庁長官、水産庁それから法制局関係の方に伺いますが、いらしておりますね。
【次の発言】 それでは昭和四十八年四月五日、千葉県漁業協同組合が木更津沖重油……

第71回国会 運輸委員会 第15号(1973/06/21、9期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。  森中委員の伺っておりますのは、四十六年のオイルフェンスの試験では、オイルフェンスの効果というのは一〇〇%は期待できない、将来開発研究を要する、こういう判定が下ったというわけですね。しかし今度の汚濁防止法の一部改正では、オイルフェンスというものの効果を認めて、これを設置しなければならないというふうに義務づけろと、そうであれば以前のもので四十六年に問題になったようなものを設置しても、これは意味をなさないであろう、したがって、その設置基準というものを明確にしなければならないではないかと、こういう質問なんです。  しかしながら、四分の一は海上保安庁で用意するけれども、あとの四分の……

第71回国会 運輸委員会 第23号(1973/07/17、9期、日本社会党)

○加瀬完君 私は国鉄運賃について質問をするわけでございますが、その前提として公共企業体の事業は独立採算ではできないではないか、また独立採算をとるべきではないのではないか、現在の赤字原因は、政府の政策投資の拡大と公共サービスの負担のためではないか、国鉄が赤字を出さないように、運営しやすくする総合交通対策に欠けておるのではないか、鉄道再建財源というものを洗い切っていないのではないか、物価対策としての公共料金を考えていないのではないか、さらに世論を十分くみ取っていないのではないか、こういう疑問を前提といたしまして、質問をいたします。  で、本法律案の前提は、累年の国鉄財政の赤字に対する解決策というこ……

第71回国会 運輸委員会 第24号(1973/08/23、9期、日本社会党)

○加瀬完君 議事進行について。  それはおかしいですよ。正常な審議に入ろうという申し合わせをいたしまして、具体的な委員会の運営については理事会で十分打ち合わせをするということであったわけです。理事会の話を私ども承りました。しかし、そこで森中君のように、まだ委員長なり皆さん方の側の理事さんに伺わなければならないということがありまして質問しているわけですから、私どもは審議をこじらしたり引き延ばそうという考えは毛頭ございませんが、理事会で話し合ったからここで理事の報告はしなくてもいいというたてまえではないわけです。委員長の、失礼ですが、報告が皆さん方に十分納得されておらないわけですから、もう一回休憩……

第71回国会 運輸委員会 第25号(1973/08/28、9期、日本社会党)

○加瀬完君 前回の質問におきましていろいろと御説明を伺ってまいったわけでございますが、政府側の答弁は必ずしも明確徹底というわけには受け取れませんでしたので、重ねて何点か確認をしてまいります。  第一は、交通料金は物価対策の内容として考えるという立場はとったのかとらなかったのか。これは運輸省並びに経済企画庁両方からお答えをいただきます。
【次の発言】 そこが非常に抽象的なんですよ。物価対策を考慮せずに、いわゆる国鉄の独立採算制ということだけをたてまえに運賃改定をするならこれだけになったんだと、しかしながらこれでは全然物価対策なり公共料金の抑制なんという意思が入らないので、当然国鉄側からすれば料金……

第71回国会 運輸委員会 第26号(1973/08/30、9期、日本社会党)

○加瀬完君 この前にいろいろと、特に物価問題に運賃関係は非常に影響がございますので、物価問題あるいは国の財政問題について、大蔵省なり経済企画庁なりに伺いましたけれども、必ずしも的確な答えが得られませんでしたので、この次はそれぞれの責任者を出していただきたいという要望を申し上げておいたわけでございますが、経済企画庁の長官なり大蔵大臣なりはお出ましにはいただけないということになったわけですか。
【次の発言】 大蔵のほうからは、私のほうには何にも御連絡がございません。経済企画庁のほうからは物価特別委員会か何かがあるので、そちらのほうに出るということでございましたが、時間を切っても、こちらに出ていただ……

第72回国会 交通安全対策特別委員会 第6号(1974/05/27、9期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) 一言ごあいさつを申し上げます。  ただいまは委員長に御推挙いただきまして、まことに光栄に存じます。  特別委員会は、それぞれ皆さま方の豊富な御識見のもとにただいままで行なわれてまいりましたし、これからも行なわれてまいるはずでございますので、何とぞ一そうの御協力を賜わりたくお願い申し上げます。皆さま方の御協力によりまして、何とか重責を果たしてまいりたい、私もそう存じております。よろしくどうぞお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 西村前委員長から発言を求められておりますので、これを許します。  西村関一君。
【次の発言】 西村前委員長には長いことたいへん御苦労さまでござ……

第72回国会 交通安全対策特別委員会 第7号(1974/05/29、9期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。  まず、請願を議題といたします。  本委員会に付託されております請願は、第一三八号交通相談士の業務、資格認定制度法制化に関する請願外五件であります。  これらの請願は先刻理事会において協議の結果、留保とすることに意見が一致いたしました。理事会の申し合わせどおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に継続調査要求に関する件についておはかりいたします。  交通安全対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求……

第72回国会 地方行政委員会 第11号(1974/05/09、9期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。  もし私の指摘が間違っておったら訂正をいただきますけれども、国なりの対象にされる下水道はほとんど幹線で、その幹線にまで家庭から持っていく、一定の地域地域をまとめたところから幹線への下水道というものは対象外でしょう。そうすると、受益者負担といったって、その地域住民にとりましては、幹線以外の下水道というものの負担は受益者負担だけではどうにもならない問題が起こっているんではありませんか。その点、それじゃ今度は補助金で全部家庭からの支派線まで対象にされておるかどうか。私はされておらないと思いますが、その点の御確認をいただきます。かりに私の指摘のようにされておらないとすれば、……

第72回国会 物価等対策特別委員会 第4号(1973/12/21、9期、日本社会党)

○加瀬完君 きのうに引き続いて恐縮でございますが、この法律が国民生活の安定ということをねらっておるわけでございますから、そういう観点で私も伺いますが、そうすると、来年度の消費者物価指数というものはどの程度に押えようということでございますか。
【次の発言】 現在の消費者物価指数というのは非常に高い。したがって、国民生活を安定するというなら、きのうの繰り返しになって恐縮ですが、消費者物価指数というのが下がるということでなければほんとうの安定の効果というのは出てこないと思う。ただ、これは抑制するということにならざるを得ないと思うんです。そこで、この法案の内容として、ここにたとえば一条に「国民生活の安……

第72回国会 文教委員会 第13号(1974/05/14、9期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。論議を詰めてとおっしゃいますが、この法律ができて運用すでに十数年でしょう。その間論議の詰まらない形で運用されておったとしたらこれはずいぶん問題です。文部省としての当然見解があって通達が何回も出ていることですから、この見解に従っていままで運用されてきたわけです。いまさらこの問題を時間をとって研究して正式な見解を出す、そういう筋合いのものじゃないでしょう、そういう答弁はおかしいですよ。私は納得できませんな。
【次の発言】 いずれ宮之原委員から指摘があると思いますけれども、この法案成立の当初において、あらゆる予想される問題点というのは論議をされているわけですね。したがいまして、当然……

第72回国会 文教委員会 第14号(1974/05/16、9期、日本社会党)

○加瀬完君 先日も議論になりましたが、これは文部省に伺いますが、義務教育においては就学義務があるわけですが、裏返しをすれば、国家あるいは地方公共団体としては、無償で教育を与えなければならない義務と、このように読み取るべきだと思いますが、これはお認めになりますね。
【次の発言】 大筋ではお認めいただいたと思いますが、無償の義務というものは、単に授業料を徴収するか徴収しないかという狭義に解すべきものではないと思うのです。  そこで、縮めていえば、この無償の義務は障害者に対しても当然存在すると認めてよろしゅうございますね。
【次の発言】 京都府の北部障害者問題連絡会というものが、「すべての子供にひと……

第72回国会 文教委員会 第15号(1974/05/21、9期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、先日の質疑の終わりに、教育とはいかなる作用または活動か、こういう点の御見解を本日、御発表いただきたいとお願いをしたわけであります。  これは、教育活動というもの本体というものを整理いたしませんでは、結局、教育効果をあげるということがなかなか期しがたい。いま審議中のいわゆる教頭法についても、大臣なり文部省の御見解は、これによって教育効果があがる、こういう御認定でありますけれども、教育効果があがるということは、教育活動が非常にそれで能率的になるという前提がなければならないわけでありますから、それでは、一体教育活動とはどういうものか、こういう点を伺おうとしたわけであります。これは、……

第72回国会 予算委員会 第7号(1974/03/13、9期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。  総理はいま、いろいろ羽生委員の質問に対してお答えになりましたが、そのお気持ちはわかりますけれども、それならば、おっしゃるように、責任を果たすということが物価政策に対してあらゆる対決をしていくのだということであれば、四十日にわたる衆議院の審議について、どういう点を反省をし、どういう点を問題と感じ、あるいはどういう点に対して至急に対策を立てなきゃならないという御判断をなさったか、具体的な総理のお考えを国民は聞きたいと思っているに違いないと思います。私もお気持ちはわかりますけれども、具体的にそれでは早急に解決するということは、衆議院の審議の過程においてどう御決断をなされ……

第72回国会 予算委員会 第8号(1974/03/14、9期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。  小売り商のモラルの問題だけではこれは解決できないと思うんです。いま総理も御指摘になりましたように、第一次問屋なり第二次問屋なりがすでにおろした商品の値段まで変えろという指示をするわけですね。それをのまなければあとで商品を送らないということになると、どんなにモラルがあったって、食わないわけにいきませんから、商品の価格を変えていかざるを得ない。こうなってまいりますと、モラルの問題よりも行政指導の問題なんで、これを税金だけで対策を立てようといったって、税金でとらえられないものはやはり悪徳を相変わらず続けていくということにならざるを得ない。そこで、行政指導を徹底なさるとおっしゃる……

第72回国会 予算委員会 第9号(1974/03/15、9期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。  長官が命令をして出張されたとするならば、命令書なり、あるいは長官によってきめられたものを伝達するということであるならば、その伝達の要項なりというものが文書になってきちんとあるはずですね。それをひとつ読んでください。
【次の発言】 明確な命令書というのは長官は出しておられないわけですね。次長の権限でやったとするならば、しかもその目的は、国民のために正常な石油業界の運営ということをねらってのことであるというなら、その内容というものは次長からその課長にきちんと伝達をされて、文書によって関係者に配付されて説明が行なわれるということでなきゃならない。はなはだ不確かな話じゃあ……

第72回国会 予算委員会 第10号(1974/03/16、9期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。  憲法は、公務員は労働基本権も認めなくてもいいという規定は、どう読んだって読み取れないわけですよ。そこで、こういう論争のときには、同じ土俵でなければいけませんから、憲法の見方というものをどう見るかということをきちんときめて、山崎君が提起したように、労働基本権は認めると。しかし、公務員に民間と同じような認め方をするわけにいかないから、これだけの制約をすると。そういう御意思ならそのような意思表示をして交渉すべきですよ。公務員には労働基本権もないような解釈を法制局がしているようなことでは通りませんよ、そんな議論は。だれに聞かせたって。三木副総理はずっと前ですけれども、与野……

第72回国会 予算委員会 第12号(1974/03/19、9期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。  なっているかなっていないかということを聞いているんじゃないですよ。辻君の指摘は、辻君の指摘のとおりのことは監督の立場にある者が行なっておらないと、そういう調べを受けていると、行なっておらない場合には違反にならないかと聞いているんだから、なるとかならないとかそれだけ答えりゃいいんだ。
【次の発言】 ちょっと関連。  質問の展開は、原子力の放射能の被害者が出た、そこでどうしても将来原子力が大きなエネルギー源となるという場合でもありますから、原子力の被害というものを極力国民的にこれは防いでいかなければならない、そういう立場に立って辻委員は質問をしたわけです。  そこで、……

第72回国会 予算委員会 第14号(1974/03/22、9期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。  この間の総理の発言はね、私、非常に軽率だと思うのですよ。話が長くなって恐縮ですが、鉄道が国営にされた原因は、低廉に国民に鉄道の利便を与えるということで国有にしたわけでありますから、歴史的に見ても、運賃を値上げをしないで済ませるために、国有と、こういう形をとったわけであります。しかも、昨年の予算構成のときには政府の方針は公共性というものを重視をしなけりゃならない。したがって、独立採算制という形で、運賃だけで国鉄の赤字を片づけるわけにはいかない。したがって、相当の財政負担というものを政府が新しく支出をするんだ、こういう運営方針をきめたわけですね。したがって、国からの赤字補てん……

第72回国会 予算委員会 第16号(1974/03/25、9期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。  さっき和田委員が指摘をいたしました交付税の原則論、これは認めるような認めないような、はっきりしない御返事でありましたが、その原則というものはお認めになると思うのです。その原則というのは、法律で示された交付税法ということになろうと思うのです。ところが、この交付税法の解釈が和田委員が指摘するように、特に特別交付税では恣意を差しはさむ余地のないようになっておるわけですね。それがだんだんだんだんゆるめられて恣意が差しはさまれるように、もらうほうも与えるほうも解釈を広げている。これは、原則にはなはだしくはずれると思うのです。もしも地方が要求するあるいは自治省が配付をする特別交付税の……

第72回国会 予算委員会 第17号(1974/03/26、9期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。  局長ね、教育委員会、教育委員会とおっしゃいますがね、病院なら病院に収容されている、そういう特殊な子供はその病院のある地域の教育委員会が教育しなけりゃならない義務の中に入るもんじゃないんですよ。教員もね。したがって、話し合いで派遣はしていますけどね。病院という特殊な施設に入院をしている患者に対して、その教育委員会が小中学校の先生を派遣しなけりゃならない義務もないわけです。しかし、特殊な関係にありますから、便宜的に話し合いでやっているにすぎないんですよ。で、矢山委員の指摘するように、したがって、施設は、これはそういう特殊な身体条件の子供ですから、国が、文部省と厚生省で話し合っ……

第72回国会 予算委員会 第18号(1974/03/27、9期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。  かみ合わないのは、結局何%か社会保障費が上がったということを否定しているわけではない。しかし、その上げ方は、量はふえたということはわかるけれども、質を変えてはおらない。むしろ質は構成比を比較をしても落ちている。昨年の予算と来年度の予算と比べるとはるかに落ちている。そういうことでは大臣が御説明するような内容にはなっておらないんじゃないか。こういう点を矢山委員は指摘をしておるわけですよ。  で、もう一つ私のほうで加えて伺いたいと思いますのは、憲法からいっても、いま言った生活保護法からいっても、一体最低生活の基準というものは何だと、これが明確でありませんと、自然現象的に起こった……

第72回国会 予算委員会 第20号(1974/03/30、9期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。  佐藤内閣の木村官房長官のときに、木村さんは、閣議の決定でございますと、三選四選ということはさせません、また三転四転ということもさせません、こうお答えになっておる。内閣は変わりましたけれども、自民党でありますことは変わりありませんから、これも撤回ですか。

第72回国会 予算委員会 第22号(1974/04/03、9期、日本社会党)

○加瀬完君 川井さんは、「ホワイトライオン」、一般市価二百円のものを百七十六円、「ブルーチャイム」三百六十円ものを二百九十五円、「キングソープ」百二十円ものを九十九円、文房具にいたしましても、百五十円のパレットを百六円、百五十円のノートを百六円というように、仕入れ原価に一〇%のマージンということで販売をいたしておりますが、これで、こういう原価公開という方法で採算がとれますか。
【次の発言】 こういう方法で、従来、あるいは現在でも他の店とは違いますので、問屋からいろいろの苦情なり圧力はございませんか。
【次の発言】 おたくでは、花王さん、ライオンさんとの取引が大きいわけでございますので、そこで、……

第72回国会 予算委員会 第24号(1974/04/09、9期、日本社会党)

○加瀬完君 質問に先立ちまして、総理のご今回のフランス訪問における各国首脳との会談内容について御報告をいただきたいと存じます。
【次の発言】 ただいまの御報告につきましては、いずれ同僚議員からまた重ねて御質問があろうと思いますので、第一に、本論に入りまして物価、インフレ問題について伺います。  電力料金は結局上げることになりますか。
【次の発言】 極力物価に影響を及ぼさないということになりますと、時期あるいは上げ幅が問題になると思いますが、これはどのように考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 経営困難を理由に料金の値上げを申請するわけでありますから、そうすると、経営上の配当率の問題なんかも……


10期(1974/07/07〜)

第73回国会 交通安全対策特別委員会 第1号(1974/07/27、10期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) 一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま皆さまの御推挙によりまして重ねて委員長の重責をになうことになりました。  何とぞ、皆さまの御協力を得ましてこの重責を全うしたいと思いますので、今後ともよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の選任を行ないます。  本委員会の理事の数は五名でございますが、都合により本日は三名を選任いたします。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に瀬谷英行君、阿部憲一君及び栗林卓司君を指名いたします。……

第73回国会 交通安全対策特別委員会 閉会後第1号(1974/09/10、10期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。  交通安全対策樹立に関する調査を議題とし、暴走族の取締まりに関する件について報告を聴取いたします。綾田警察庁交通局長。
【次の発言】 ただいまの報告に対し質疑のある方ば順次御発言願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本件に対する本日の質疑はこの程度にとどめます。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時五十九分散会

第73回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1974/07/31、10期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。  これより理事の選任を行ないます。  本委員会の理事の数は五名でございますが、二名が欠員となっておりますので、欠員の理事の選任を行ないます。  理事の選任につきましては、先例により委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に中村登美君及び二木謙吾君を指名いたします。
【次の発言】 次に、請願の審査を行ないます。  第六一号交通安全のため道路を占用する電柱等の除去に関する請願を議題といたします。  速記を中止して審査をいたします。  速記をとめ……

第73回国会 交通安全対策特別委員会 閉会後第2号(1974/11/14、10期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。  交通安全対策樹立に関する調査を議題といたします。  まず、派遣委員の報告を聴取いたします。瀬谷英行君。
【次の発言】 以上で派遣委員の報告は終わりました。
【次の発言】 次に、LPGタンカー第十雄洋丸と貨物船パシフィック・アリス号の衝突事故に関する件について報告を聴取いたします。寺井海上保安庁長官。
【次の発言】 これよりただいまの派遣報告及び事故報告をも含め質疑を行ないます。  質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 それでは、いまの問題は、運輸省のほうで、午後冒頭に港湾局長を出席さして答弁させるように御……

第73回国会 地方行政委員会 閉会後第1号(1974/09/05、10期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。  その根っこの問題ですけれども、このごろ、前年度の予算の何%増しということになっておりますけれども、そのずっと根っこというものは、一応、大工の手間、左官の手間、石工の手間幾らという統計に基づいてやったわけですね。その統計のとり方はいつをとっていますか。内閣統計というのは、一体ことし使えるのはいつの統計なんですか。一昨年でしょう。前年度の統計、出てきませんね、ことしは。その前の年ですね。これは十年ぐらい前に予算委員会で論議したことがあるんです。そういう古い統計を根っこにしてやってくるから、超過負担がいつまでたっても消えないような、いま和田委員の指摘したような乖離の条件……

第73回国会 地方行政委員会 閉会後第3号(1974/11/08、10期、日本社会党)

○加瀬完君 自治省に伺いますが、この物価高騰のため、地方の事業計画が非常に支障を来たしているということでございますが、実情はどうですか。
【次の発言】 この地方財政計画で計画したとおりには、事業量を縮小するか、予算額を広げるかしなければ計画どおりにはいかないというのが現状じゃありませんか。私が伺いたいのは、計画したものをそのまま進めるためには、各自治体がそれぞれ計画変更をいたしておりますね。その計画変更による新しい財源難ということでみんな悩んでいる、そういう実情ではないかと思いますが、これはお認めになりますか。
【次の発言】 たとえば上下水道などは、計画された金額の範囲内でやるということになれ……

第74回国会 交通安全対策特別委員会 第1号(1974/12/09、10期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) 一言ごあいさつ申し上げます。  ただいま皆さまの御推選によりまして重ねて委員長の重責をになうことになりました。皆さまの御協力を得ましてこの重責を全うしたいと存じますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の選任を行ないます。  本特別委員会の理事の数は五名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に、中村登美君、二木謙吾君、瀬谷英行君、阿部憲一君及び栗林卓司君を指名いたします。  本日はこれにて散会いた……

第75回国会 交通安全対策特別委員会 第1号(1974/12/27、10期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ごあいさつを申し上げます。  ただいま皆さまの御推挙によりまして重ねまして委員長の重責をになうことになりました。  御協力をいただきまして何とか責任を果たしてまいりたいと存じますので、前回同様よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の選任を行ないます。  本特別委員会の理事の数は五名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に黒住忠行君、中村登美君、瀬谷英行君、阿部憲一君及び栗林卓司君を指名いたします。  本日はこれ……

第75回国会 交通安全対策特別委員会 第9号(1975/06/25、10期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、交通事故裁定センターの件でお伺いをいたします。  この設立許可申請が総理府に提出されていると伺っておりますが、そのとおりですか。
【次の発言】 その目的、事業、資産等について御説明いただきます。
【次の発言】 結局いま御説明がございましたように、交通事故の被害者の利益の公正な保護を図るため、交通事故に関する紛争の適正な処理を行うということを目的にして、事業内容は、交通事故の損害賠償に関する紛争の適正な和解の斡旋をその内容とし、そして、その資金については、損保協会と農業共済連との出費によって形成されておると、こう了解してよろしゅうございますね。

第75回国会 地方行政委員会 第9号(1975/05/29、10期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと議事進行。  いまの御質問者の質問の中に、社会党の提案に対する御質問があったわけでございますが、これは聞いてみますと議題になっておらないそうです。私どもとしては、一緒に議題にして審議をするのが当然だというふうに思っておりますが、そういうことには理事会ではなっておらないそうでありますから、提案者がおりませんから、それにお答えをするのは当を得ないと思いますけれども、御指摘がございましたので、私どもは、おっしゃるように、自治権というものが自治法にも決められておりますし、あるいは財政権にいたしましても地方財政法で決まっておるわけですから、そういう権限というのは当然前提になって事が運……

第75回国会 地方行政委員会 第10号(1975/06/03、10期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。  和田君が指摘された点はそのとおり取り運んでいただきたいと思いますが、その前に、そういう取り扱いというのは常識的には判断ができませんね。警察官というのは一応の常識者ですわね。それで、国民にどういうふうに接するかというような訓練も当然教科課程において行われてきているはずですね。それが、いまのような行為が仮に行われたとするならば、一体、それは個人の意思でやったとは思われない。何か特別の、一つの行政の処し方についての指示に基づいてやったとしか判断できない。そういう事実は全然ないのか。外国人、あるいは朝鮮人なら朝鮮人に対してどういうように措置をしろと、あるいは接しろと、ある……

第75回国会 地方行政委員会 第11号(1975/06/05、10期、日本社会党)

○加瀬完君 五月三十一日の新聞に、大蔵省と自治省の間に交付税論争があると報道されておりますが、これは事実ですか。事実であるとするならば、その争点はどういう点ですか、御説明を求めます。
【次の発言】 新聞によりますと、大蔵省は交付税の渡し過ぎ分を返せという主張があって、また自治省は、それよりも超過負担分の解消だという主張をしたと伝えられておりますが、渡し過ぎというような内容についての話はなかったんですね、大蔵省。
【次の発言】 言ったか言わないかは別として、渡し過ぎという内容については、大蔵省としてはやはりそういう概念をお考えになっておるんですか。

第75回国会 地方行政委員会 第12号(1975/06/17、10期、日本社会党)

○加瀬完君 先般の質問の末尾で、政府側に何点かの御回答をお願いをしてあるはずです。その一つは、租税特別措置法あるいは地方税の非課税措置、これを整理する必要があるのではないか、この見解をお願いをしております。特に、この問題は私個人だけの問題ではございませんで、租税特別措置等の再検討をという要望が知事会から出てもおりますので、知事会の見解をも踏まえて御答弁をいただきます。
【次の発言】 その点は了解をいたします。  そこで、全国知事会は、租税特別措置は社会経済情勢に照らし見直しを行うべきである、こういう主張をしておりますが、知事会の、社会経済情勢に照らしてこの租税特別措置法その他地方税の非課税措置……

第75回国会 地方行政委員会 第13号(1975/06/19、10期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。  選挙の取り締まりのことでちょっと伺いたいのでありますが、たしか四十三年の三月だと思いましたが、警察庁長官と選挙部長の連名で都道府県選挙管理委員会に、立て看板についての禁止の通達が出ているはずです。ところが、その通達に全く違反している立て看板が全国至るところに横行している。これは個人的にも、私は自治省の選挙部に、一体これをどうして見逃しているんだと、返事をもらいたいという依頼をしておきましたけど、何も返事がない。あなたの方は大分取り締まりをよくやったように言っているけれども、少なくも立て看板については取り締まりは全然やっておりませんよ。畑の真ん中だの、道の四つ角だの、全然事……

第75回国会 地方行政委員会 第15号(1975/06/24、10期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。  いまのような解釈をいまの時点でなさることについてどうこうという議論ではないんですよ、和田君の指摘しているのは。そういう解釈をされる文言の根拠というのは、何もいまの地方自治法でも、あるいは監獄法でもないんではないかと、強いてあなたのような解釈をするならば、これは監獄法と警察法が、いずれも素直に委任として、何といいますか、何ら阻害する条件がなく成立する場合という前提でなければそういう解釈はできない。ところが、警察の建物にしても留置場にしても、国の建物でもなけりゃ国の留置場でもなくなっているわけですから。だから、その留置場をただ代用をいたしますというだけでは不備ではない……

第77回国会 運輸委員会 第3号(1976/05/13、10期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。  それは、大臣の感想としては結構ですよ。しかし判断としては、はなはだ私は正確を得ていないと思うのです。というのは国鉄総裁からも、労使一体の体制がなければ再建はむずかしいので労使一使一体の体制をつくるという御意思が表示された。それじゃ、いま労使一体の体制に欠けている点はないかと言ったら、労組側から言えば当局に対する不信でしょう。いろいろ、当然当局者として責任を持たなければならない約束したことを皆ほごにする。いま杉山委員の指摘したスト権の問題もそうです。全部ほごにされている。その不信感歩労使一体を阻んでいる。だから、労使一体ということをかち取ろうとするためには、どうしたって相手……

第77回国会 運輸委員会 第4号(1976/05/18、10期、日本社会党)

○加瀬完君 海上災害防止センターは国の責任を代弁する機関ということになりますか。
【次の発言】 海上災害防止の責任が国にあるというならもっと、たとえば海上災害防止センターをつくるにしてもその内容というのは明確でなきゃならないと思うんですよ。で、海上災害防止センターから原因者なり対象者に命令やあるいは措置を要求したとしても、これを必ず守らなきゃならないという保証はどこにもないでしょう。これはありますか。もう一度申し上げますと、センターから命令や措置を原因者に要求しても、原因者は必ずこれを守らなきゃならないという一体保証がありますか。
【次の発言】 センターは。

第77回国会 予算委員会 第3号(1976/04/24、10期、日本社会党)

○加瀬完君 まず、総理の政治姿勢について伺います。  今回の議長裁定第一項は、ロッキード問題に対する政府の措置は不十分であり、遺憾であるとし、真相の徹底的解明を期するとありますが、総理に改めて裁定についての御所信を伺います。
【次の発言】 いま、このような裁定を受けまして、ロッキード審議について総理の最も反省をいたされております点はどういう点でありますか。
【次の発言】 おっしゃるように、政治責任なり政治道義なりというものを大きく総理も取り上げておるわけでありますから、なおいま御説明のように、この風潮を打破するということであれば、このロッキード問題の取り組みなどというものは最もかっこうの材料と……

第78回国会 運輸委員会 第4号(1976/10/19、10期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。  いまの問題でありますけれども、国民に対する脅迫と受けとりますよ。いまの時期にこういうことを出すことは。はなはだ卑劣な方法だとしか感じられません。それから第二には、再建計画が不健全だと、不完全だということの裏書きじゃありませんか。再建計画がこれから出発しようとするときに、再建計画が出発しても国鉄はこのとおりですよ。これではあなた方の経営能力というのはどこにあるんですか。いままでの経営責任というのはどう果たすんですか。こんなことをしなければならないくらいならやめなさい。そして、こんなことしなくて済むような経営人にかえてもらった方が、国民としてはそれを希望する。非常に憤慨にたえ……

第78回国会 運輸委員会 第7号(1976/10/28、10期、日本社会党)

○加瀬完君 最初に総裁に伺いますが、あなたはいままで主計局長なり次官といたしまして、予算を切る立場にいたわけでありますが、今度は国鉄総裁として国鉄財政を改めて診断をなさったわけであります。切る立場と切られる立場と、立場を異にいたしましてどういう御所見をお持ちでありますか、最初に伺います。
【次の発言】 私は、いろいろ原因があるかもしれませんが、最大の原因は大蔵省といいますか、政府の財政当局の国鉄に対する見方に認識不足があったと思う。これは議論になりますが、後で逐一申し上げます。  総裁が国鉄に臨まれまして、先ほど明快になっていなかったと言いますけれども、ある程度もう在任期間も過ぎて再建計画の衝……

第78回国会 運輸委員会 第8号(1976/11/02、10期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。  実施すべきものであれば、予算がないから実施できませんということではなくて、その予算は当然実施するために組まなければならない義務があるわけですね。したがいまして、予算のやりくりがつかないから仲裁裁定は実施できませんということは、仲裁裁定の精神から言えばなじまない内容ですね。そこがはっきり私はしておらないと思うのです、国鉄総裁のさっきからの答弁では。もう一度申し上げますが、仲裁裁定というのは、いま大臣の言うように、政府が実施すべき義務があるわけですから、義務があるならば、当然予算措置もしなければならない義務がある。これは担当大臣の問題ではなくて、そういう閣議決定したら……

第78回国会 運輸委員会 第9号(1976/11/04、10期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。  その再建計画というのは閣議の了解事項でありますから、これはお認めになるんでしょう。したがって、再建計画の中身の来年度以降の問題はこういうようにしたいとさっき運輸大臣はお述べになった。したがって、その運輸大臣がお述べになったことの肉づけをいま聞いているわけだ。総理は、運輸大臣のおっしゃったように、予算、その他の措置をやるのかやらないのかと、閣議で決定したものを来年からやるのは当然の総理の責任でしょう。総理がかわったって、これはだれかがやらなければならない、新しい総理は。それを改めて相談しなければ何かできないみたいな話は、閣議了解事項を自分で決めておいて自分で破っているという……

第80回国会 決算委員会 第2号(1977/03/16、10期、日本社会党)

○加瀬完君 教育は病んでいる、しかも回復には向かっていない、それどころか悪化の道をたどっている、こういうある新聞の指摘がございましたが、これは大臣にお答えをいただきたいわけでございますが、おりませんので、局長で結構です。これはお認めになりますか。
【次の発言】 その最たるものは受験戦争、乱立学習塾だと、こういう指摘もありますが、これもお認めになりますね。
【次の発言】 本日はその受験戦争についてだけ伺いますが、神戸の津田望君の遺書をどうお受け取りになりましたか。
【次の発言】 御存じでございますが、「おふくろが夜遅く疲れて帰ってくる顔を見るのはつらい。明日も金策に出かけるというので、僕は今日、……

第80回国会 地方行政委員会 第13号(1977/05/17、10期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、成田における東山薫君を死に至らしめたと言われている警察官の過剰警備の疑いについて質問をいたします。  まず最初に、御確認をいただきたいのでございますが、ここに三つの物件がございますが、これはどのように使用されておるものですか。並びにその性能について御説明をいただきます。これは何でしょう。
【次の発言】 これは二つ同じような物がありますが、これは何ですか。
【次の発言】 これは模擬弾ですね。こっちはガス弾ですね。穴があいていますね。何なら御確認くだすって結構です。
【次の発言】 この模擬弾は平常どのような使用をいたしておりますか。


11期(1977/07/10〜)

第81回国会 議院運営委員会 第1号(1977/07/30、11期、日本社会党)【議会役職】

○副議長(加瀬完君) 御選任を賜りました加瀬完でございます。いま議長さんの方からお話がございましたように、院の運営の中心は皆様方議運でございますので、議運の御決定を体しまして議長、副議長は動くのが当然でございます。したがいまして、先生方の御指導、御鞭撻によって私どもも務める以外に方法がないわけでございます。よろしく皆様方に改めましてお願いを申し上げたく存じます。御協力をお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 委員長初め新しく委員になられました方々に改めてお祝いを申し上げます。  議長さんからもお話がございましたとおり、この議運のすべての御決定が私どものこれからの行動の基準になるわけでござい……


12期(1980/06/22〜)

第93回国会 法務委員会 第3号(1980/11/20、12期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連。  大臣のおっしゃることは、おっしゃることと実際におやりになっていることとずいぶん違っていらっしゃると思うんです。憲法遵守の義務というものは、大臣個人ならば勝手なことを言っていいということと併存するものじゃないと思うんです。公務員であるならば、大臣であるならば、憲法遵守の義務というものは優先するべきものだと思うんです。そうであれば、個人であろうとも大臣である限りは、特に内閣で一つの方針が決まっておるならば、逆なことを言えば異論を唱えることを発言していいということにはならないと思うんです。そこの区別がきちんとついていないところに、個人であれば異論がある、しかし鈴木内閣の……



各種会議発言一覧(参議院)

3期(1953/04/24〜)

第16回国会 人事・地方行政連合委員会 第1号(1953/08/04、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 昨日の人事文部合同委員会での提案の御説明を承りますと、  一、高等学校は専門教育をする故、専門知識が必要である。又、高等学校教員は負担が重い。  二、高等学校は教えられないが小中学校ならば誰でも教えられる。このように専門的知識を教えるから高校は給与が高いのは当然である。  三、この給与体系は将来に対しての職域差を認めたものであつて、旧来の凹凸不合理者のすべてに該当するものではない。  四、高等学校を優遇しても小中学校教師の需給関係に影響は来たさない。又、政府答弁の中に、賃金とは労働に対する報酬である。  以上の諸点が明言されたのでありますが、両者とも昨日の答弁に間違いがないかどうか……

第16回国会 地方行政・労働連合委員会 第1号(1953/06/25、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 経過の全体を伺いまして、警察が公平に、又円満解決に努力しようとした誠意を認めるにやぶさかではありません。又農家の方々が肥料を欲する気持、又その意見も正しいと思います。併し警察がこの気持をそのまま受けて、国民の多数が要望することは当然合理性があると認める思想は理解できません。これは曾つての国家総動員法にも通ずる恐るべき思想であるというふうに私は解釈するのであります。国民は個人であろうとも、法の前には平等に保護されなければならないと思いますので、特に最後の五月十三日のピケの除去についての行動は、法解釈の警察側の不用意或いは不鮮明の点、労働争議介入の点、警察権発動の点、これにつきまして、……

第16回国会 地方行政委員会町村合併促進に関する小委員会 第1号(1953/06/23、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 進行について。逐条審議なり、法案審議に入る前に、大体委員長のほうから述べられました、こういうものができるまでの経過と申しましようか、或いは町村合併の構想と言ましようか、そういうものについての総括的な質問を許して頂きたいと思います。
【次の発言】 御説明の中にもありましたように、地方財政の打開策というふうなことが、促進法案の生まれる一番大きき根拠のように考えられるのでありますが、そうしますと、どうしても基点が行政的な措置というふうに傾きまして、例えば都市と農村との調整の問題でありますとか或いは地方財政の不合理というものを現状のまま認めて、促進法案というものを考えて行つていいのかといつ……

第16回国会 法務・地方行政連合委員会 第1号(1953/07/24、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 四点お伺いいたします。  一点は、基本的な制度自体に改正を加えるものではない、こう御説明をされているのでありますが、本法のような手続法におきましては、運用方法の如何が基本的な本質をも変える虞れを内在していると思うのです。問題は、この部分的な修正を加えますことが全体的への影響にどう現われるかということが問題じやないかと思う。この改正の影響を見ますると、制度自体をも変える危険があるように思われるのでありますが、この点が一点。  第二点は、旧刑事訴訟法に対しまして、人権尊重、捜査訴追権の分離、そういつたものが改正法を貫く精神ではないかと思われるのであります。いろいろ警察官の素質の問題等、……

第19回国会 大蔵・地方行政連合委員会 第1号(1954/04/15、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 大蔵大臣に伺いたいのですけれども、只今秋山委員の質問に対しまして、三十年度のことは今まとめたもので返事をしろといつてもできない、こういうふうにおつしやられたのでありますが、地方財政の逼迫というものは既定の事実であります。又これが一年、二年のうちに甚しく好転するという予想もつかないわけであります。で、こういう現実の問題というものを根本的に解決しようというので、地方税法の大幅な改革というものがこのたび行われたのじやないかと思う。そういうふうな点から考えるならば、遊興飲食税というものだけを切り離して来年度どうかすとるか再来年度どうかするとかいうふうに捨てておける問題ではなくて、この際これ……

第19回国会 文部・地方行政連合委員会 第1号(1954/04/20、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 今の法律論についてはあとで改めて伺いたいと思ます。秋山委員の前に若木委員から質問をいたされました点は、こういう法律ができることによつて教育委員会が非常にこの偏向教育の取締り機関化する虞れがないかという質問をされたわけであります。それに対してそういう点はないのだという大臣のお答えでありましたけれども、今法律論が繰返えされましたけれども、大臣がさつき御答弁なさつていたように人を教唆して犯罪を実行せしめることが教唆の条件になるわけでありまするから、どうしても教唆扇動というものを取締るためには、この公訴を待つて実際に中立性に違反するところの教育が行われたかどうかということを調べるわけには行……

第19回国会 法務・地方行政連合委員会 第2号(1954/03/09、3期、無所属クラブ)

○加瀬完君 若木委員の一番最初の質問に関連する問題でもございますが、第一点といたしまして、この法案の根拠といたしまして交通事件の迅速適正な処理ということを目的にいたしておるわけでありますが、併しながら激増する交通事件というものは、必ずしもこの即決裁判という方法だけによりまして、その原因なり事由なりが根絶するということにはならないと思うのです。といいますのは、例えば、自動車の規格を今のように野放しにしておいてよろしいか、或いは自動車の使用道路に全然制限を加えないでいいか、或いは又運転免許制度というものを現行通りに置いていいか、こういうような問題については、全然交通事故の原因というものを感じないの……

第24回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1956/05/28、3期、日本社会党)

○加瀬完君 川原先生に伺いたいのでございますが、現在二大政党ができておる、この二大政党というものの制度は保持育成をしていくべきである、そのためには小選挙区制というものがとられた方がいい、こういう御前提のお話のように承わったわけでございます。しかし、この小選挙区制というものによりまして、二大政党というものが作られるわけであるけれども、その二大政党というものは永久政権とか一党独裁とか、こういう形式には反対である。あくまでも有力な反対党というものが存在をいたしておりまして、必要があるならば、いつでも政権の授受の円滑さが期待できると、こういう姿でなければならない、こういうふうに拝承をいたしたわけでござ……

第24回国会 内閣・文教委員会連合審査会 第2号(1956/04/04、3期、日本社会党)

○加瀬完君 矢内原先生にお伺いをいたしたいのでございますが、今いろいろ御意見をいただきまして、中教審の問題、あるいは中教審の委員といたしまして、今度の臨教審に対するお立場よくわかったのでございますが、のようなお考えを、中教審としては政府に対しまして御意思の御発表かなんかなさいましたでしょうか。あるいはなさいますお考えがおありでございましょうか。
【次の発言】 ただいまの御説明にもございましたように、今度の大体臨教審でおやりになろうとすることは、教育基本法に、大臣の説明によりますと、忠孝の観念といいますか、そういったようなものを道徳律の基本として入れる、あるいは今まで教育基本法あるいは教育委員会……

第24回国会 文教・地方行政委員会連合審査会 第1号(1956/05/14、3期、日本社会党)

○加瀬完君 文部大臣に伺いますが、今度のいわゆる教育委員会法の改正によりますると一番問題になります第一条の目的が全然削除されておるわけでありますが、これはどういう理由でございますか。
【次の発言】 この教育委員会法が制定されますときに、これはたびたび衆参両院において問題になっておるようでございますが、教育が不当な支配に服する云々の問題が論議されたわけであります。それからさらに第一条によりますると、「地方の実情に即して」ということが、強く憲法で規定されておりまする地方自治の尊重の立場から論議され、強調されたわけであります。今度の地方教育行政の全般にわたるいわば新法とも言うべきものでありますのに、……


4期(1956/07/08〜)

第26回国会 大蔵・地方行政・運輸・建設委員会連合審査会 第1号(1957/04/02、4期、日本社会党)

○加瀬完君 大蔵大臣に伺いますが、道路とか橋梁等の経費負担というものが、今問題になっておりますようなガソリン税なり地方道路税なりで、目的税に非常に頼ろうとする傾向が強いのでありますが、この目的税に頼ろうとする一つの傾向を、税体系の原則から見て、大蔵大臣は非常に妥当なる方法である、こうお考えになりますか。
【次の発言】 先ほどの大倉委員の質問に対しましてもお答えが政府の方からありましたが、応益の原則と申しますか、受益者負担といいますか、こういう性格というものを非常に強調しておるようでありますが、少くとも道路とか橋染とかいうものに対する利益というもは、国についても、地方団体についても、国民生活の全……

第26回国会 内閣・地方行政・文教委員会連合審査会 第1号(1957/04/25、4期、日本社会党)

○加瀬完君 給与の担当大臣に伺いたいのでございますが、今、占部委員からもいろいろ出ましたが、これはもちろん、人事院の根本原則であります平等取扱いの原則とか、公平の原則とかいうものが、国家公務員にも地方公務員にも同様に、その前提で給与の改訂が行われると、こういう立場で改訂の基本線をお作りになったと考えてよろしゅうございますか。
【次の発言】 そういたしますと、今、自治庁の長官が占部委員にお答えになりましたが、再建団体であるならば、これは若干の給与の抑制をしてもいいと、こういうお立場のようでございますが、これは、地方公務員法の第二十四条の三項の「職員の給与は、生計費並びに国及び他の地方公共団体の職……

第28回国会 建設・地方行政委員会連合審査会 第1号(1958/03/24、4期、日本社会党)

○加瀬完君 今までの御説明を承わっておりますと、一級国道あるいは二級国道は、従来は都道府県知事に管理権があった。それを、このたびは特に一級国道の新設、改築あるいは管理等の権限については、建設大臣に移すのだ、このように了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 そうすると、一級国道の管理権というものは建設大臣、三紋国道の管理の事務については、これは建設省の固有事務と、このように了解してよろしいですね。
【次の発言】 自治庁に伺いますがこのようなはっきりした国の固有事務で、地方が経費を負担するということも、法律的に一体原則として成り立つか、その点が一つ。もう一つは、国の固有事務というはっきりし……


5期(1959/06/02〜)

第34回国会 議院運営、地方行政、法務委員会連合審査会 第3号(1960/03/01、5期、日本社会党)

○加瀬完君 提案者の法律案の趣旨説明書は、将来裁判官等が法律適用の場合に重要な参考資料となるものでありますので伺いますが、提案者は先般お配りになりました趣旨説明につきまして、御訂正をなさる御意思がございますか。
【次の発言】 それでは、法律案の文言を訂正されるお考えがありますか。
【次の発言】 それでは参議院の法制局長に伺いますが、法律用語上「と」という言葉と「や」という言葉は同一内容を指すものと認めてよろしいか。
【次の発言】 重ねて法制局長に伺いますが、ただいま御訂正はないかという質問をいたしました提案者の提案説明の中には、「第二は、その区域」云々という次に、「国会議員の登院や、国会の審議……

第34回国会 予算委員会公聴会 第1号(1960/03/15、5期、日本社会党)

○加瀬完君 租税特別措置法を初め、国税、地方税を通じまして、いろいろな減免措置が講ぜられておりますが、こういうものを全然考えないで、先生の今お示しになった数字をそのまま受け取りましてよろしいのでありますか。私が伺いたいのは、国民所得の伸びというのは、同じ比率で税収の伸びにはならないのではないか、現在の税法がある限りにおいては。この間をもう一度お教えいただきたいと思います。
【次の発言】 具体的に伺いますが、先生のさっきお示しいただきました、たとえば、昭和三十五年に、予算面から見れば、千五百億程度の増収というものが見込まれると、この数字は、政府がこの前私どもに示された租税特別措置法による千二百二……

第34回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1960/03/23、5期、日本社会党)

○加瀬完君 先ほど、次長さんですね、一松先生の皇居の造営寄付の問題についてのお答えに、宮内庁告示で、寄付についての受け入れの条件といいますか、そういうものをお出しなされたというふうに私は伺ったのですが、そのように受けとりましてよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 で、これは皇室に対する寄付ではありませんでね、国に対する寄付となる、皇居の造営の場合は。そのような御説明もございましたが、その通りですか。
【次の発言】 国の事業ということになりますと、これは純然たる国費でまかなうべきであって、それを宮内庁で寄付の受け入れ態勢を何か初めから作るということには、私疑問を持たざるを得ないのです。で、……

第34回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1960/03/25、5期、日本社会党)

○加瀬完君 今御説明の中に、内閣調査室でございますか、その費用の概要というものはどうなっておりますか。それから、現在内閣調査室の主とした仕事の内容というものはどういうことですか。
【次の発言】 予算は今御説明の中に盛られておらないですか。
【次の発言】 その内閣調査室の費用の大要ですね、それから特に報償費といいますか、特別調査などに使われる費用というものは幾らですか。
【次の発言】 昭和三十四年度、主としてどういう内容のものにこれは支出されておりますか。
【次の発言】 この内閣調査室の調査は、警察庁、あるいは公安調査庁その他海外の公館と特別連絡があるやり方をしているのですか。あるいは、今御説明……

第34回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1960/03/26、5期、日本社会党)

○加瀬完君 公安調査庁の調査活動に要する費用は六億一千万円という御説明でございましたが、この内訳はどうなっておりますか。
【次の発言】 公安調査庁の調査は実にでたらめだと思うのですよ。某県の教員の共産党並びにこれに準ずるシンパの調査を公安調査庁がやりまして、これを県の教育委員会に提出をした事例があります。そうするとまるっきり違った者の名前が出されて、実際の共産党員である者の名前はむしろ出されておらない。調査をする事実がいい、悪いということは別ですよ。それはいろいろ疑問がありますが、時間もありませんから、それはやめまして、公安調査庁が少なくも六億一千万のその内訳というのが御説明ができないというの……

第38回国会 地方行政、法務委員会連合審査会 第1号(1961/02/07、5期、日本社会党)

○加瀬完君 今次の事件の中心は、今質問の方がおっしゃられましたように「風流夢譚」の内容とか、張り込みがあれば事件が防げたとかいうことでは私はないと思います。昨年以来、公然とテロが行なわれ、しかも、このテロを別に奨励する団体が横行しておるにもかかわらず、何ら政治責任が明確にされておらない、こういう点にあると思うのであります。そこで私は、このような観点から質問をいたします。昨日の衆議院の委員会で総理大臣は行政一般の責任は首相にあるが、警察行政の管理運営の責任は国家公安委員会にあり、首相とは関係がない、こういう御答弁をされたと新聞に出ておりますが、この通りに了解してよろしゅうございますか。

第40回国会 予算委員会公聴会 第1号(1962/03/15、5期、日本社会党)

○加瀬完君 物品税のことを問題にされましたが、物品税、間接税を含めて、たとえば今度の物品税でテレビ、小型乗用車、電気・ガス冷蔵庫、扇風機、こういったようなものが一応物品税が下げられたわけです。しかし、一般の方の関心は、もっと一般のたばこの値下がりを要求する、あるいは酒の小売価格の確実に下がることを要求すると、こういうような声のほうが強いんじゃないかと思いますが、苅藪さんの職場、あるいはそれぞれの御近所の方々のそれらについてのお話し合いなどございましたら、あわせて御見解を承りたいと思います。

第40回国会 予算委員会公聴会 第2号(1962/03/16、5期、日本社会党)

○加瀬完君 山田先生にお伺いをいたしたいのでございますが、物価対策から見て、このたびの政府の物品税がはたして合理性があるかどうかという点について、二、三御指導を願いたいのであります。  一つは、諸外国の物品税は、大体消費支出弾力性というものが相当加味されておるものと思うのです。しかし、今度の政府の物品税は、あまり消費支出弾力性というものにウエートが置かれておらない。これではたして合理性と言われるかどうか、これが一点であります。  次には、それが具体的に現われますと、たとえば消費支出弾力性が非常に高い電気器具、あるいは小型モーターボート、あるいは高級な香水、オートバイ、書画骨董、こういうものが減……

第40回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1962/03/28、5期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。今の奥先生の御質問の問題ですね。年々何倍かに伸びているとおっしゃいますがね、要求額に対して補助金を出す率は一体何パーセントになっているか。補助の対象として、市のほかに、いわゆる今政務次官のお話しのような町村まで含めて補助の対象を一体どれくらい拡充しているか。もう一つは、厚生省で補助をきめても、起債等でなかなか今度は大蔵省の方に問題が出てきて、実際の計画をしてから三年ぐらいしなければ仕事がはかどらない、こういう状態で今まではあったわけですが、その点は解消されましたかどうですか。この三つの点を伺います。
【次の発言】 昭和三十五年度くらいまでは大体大きな県で二カ所くらい、小さい県……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 社会労働、農林水産委員会連合審査会 第1号(1962/08/30、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより開会いたします。  前例により、私が連合審査会の委員長の職を勤めさしていただきます。  これより環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。  これより質疑に入るわけでございますが、その前に委員長より注意をいたします。農林、厚生両省には、きょうは連合審査会であり、特に農林水産委員会の諸君は、ただいま提案をいたしております法案については、多大の批判をお持ちでございますので、十時から二時間の予定でありますので、定刻までに必ず御出席いただきますように依頼いたしておったわけでございますが、待つこと実に二時間に近くなります。蛇足で……

第43回国会 社会労働、建設委員会連合審査会 第1号(1963/06/04、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(加瀬完君) ただいまより社会労働・建設委員会連合審査会を開会いたします。  前例によりまして、私が連合審査会の委員長の職を勤めさせていただきます。ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記を起こして。  それでは、生活環境施設整備緊急措置法案を議題といたします。御質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 地方財政の償還率の問題まだお答えになっておりません。
【次の発言】 政務次官でもけっこうです。今の御質問の後段は、下水の起債の場合ですね、償還率一四%をこえるものは今まで大蔵省が起債の伸びを抑えておったけれども、そういうワクはないのか、こういう御質問があったわけですね……

第46回国会 大蔵委員会文教委員会連合審査会 第1号(1964/04/02、6期、日本社会党)

○加瀬完君 短くやります。この特別会計の目的が、国立学校の内容の充実、かつ今後における拡充整備を促進することにある、こういう覚え書きが交換されたわけでございますので、これは大学協会等が指摘しておりますように、いままではその年暮らしの予算が組まれて継続性と安定性がない、かつ建物や設備の充実についても見通しを持っておらない、こういう点が指摘されておったのですが、こういう点は解決をされるものだと解釈してよろしゅうございますね。
【次の発言】 国立大学の施設の整備がこれから促進をされるわけでございますけれども、現状、大学側等で指摘しておりますのは、戦前は人件費、教育研究費が四対六くらいの割合でありまし……

第46回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1964/03/25、6期、日本社会党)【議会役職】

○主査(加瀬完君) ただいま皆さま方の御推薦によりまして、私が主査をつとめることになりました。御協力をいただきまして、本分科会の運営を行ないたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。  それでは、審査に入ります前に、議事の進め方についておはかりをいたします。  本分科会の所管は、昭和三十九年度一般会計、同特別会計、同政府関係機関予算中、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣及び総理府のうち、防衛庁、経済企画庁、科学技術庁を除く部分、及び法務省並びに他の分科会の所管に属しないものを審査することになっております。議事を進める都合上、主査といたしましては、本日午前、皇室費及び会計検査院、午後……

第46回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1964/03/26、6期、日本社会党)【議会役職】

○主査(加瀬完君) ただいまから、予算委員会第一分科会を開会いたします。  まず、委員の変更について報告をいたします。  昨日、亀田得治君が辞任され、その補欠として豊瀬禎一君が選任されました。
【次の発言】 午前は、昭和三十九年度総予算中、国会所管を議題といたします。  これより、順次御説明を聴取いたしたいと存じます。最初に、大久保衆議院庶務部長にお願いをいたします。
【次の発言】 次に、河野参議院事務総長にお願いいたします。
【次の発言】 次に、隈井弾劾裁判所事務局長にお願いいたします。
【次の発言】 次に、福島訴追委員会事務局長にお願いいたします。

第48回国会 予算委員会公聴会 第2号(1965/03/18、6期、日本社会党)

○加瀬完君 小澤先生に伺いたいのでございますが、一点は、いま問題になっております水道料金の問題でございますが、政府も社会開発ということを取り上げて、わけて上下水道の整備などということをうたっているわけでございますから、水道設備の拡充などの財源というものは、これは利用者に負担をさすべき筋合いのものではありませんで、当然政府が財源の方法というものを考慮するのが筋ではないかと思うのでございますが、この点の御見解を承りたいと思います。  それから第二点は、先生御指摘のように、最近、人件費の膨張というものが非常に地方財政を圧迫しているわけでございますが、この人件費の膨張も、この前の二十九年度前後の赤字と……

第48回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1965/03/26、6期、日本社会党)

○加瀬完君 運輸大臣に伺いますが、問題の新国際空港が霞ケ浦に内定したという報道がございますが、新空港の位置は霞ケ浦と内定をしたわけでございますか。
【次の発言】 本日付の朝日新聞によりますと、「政府は、新東京国際空港を建設するため、今国会に新東京国際空港公団法を提出するとともに、建設敷地の決定を急いでいたが、佐藤首相ら政府首脳の間で、茨城県の霞ケ浦が適当であるとの方針が固まったので、来週早々にも新空港関係閣僚懇談会を開き、関係閣僚の意思統一をする。政府としては、同公団法案の国会成立後建設敷地を霞ケ浦とすることを正式に閣議決定し、本年中にも建設に着手したい考えである。」こう報道されておりますが、……

第48回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1965/03/26、6期、日本社会党)

○加瀬完君 若干繰り返しに、いままでの質問の上から、なる点がございますが、明年度の財政計画では、特にどういう点に一番考慮が払われておりますか。
【次の発言】 この単独事業についての配慮、いま御説明がございましたが、もう一度もう少し詳しく御説明くださいませんか。
【次の発言】 緊縮均衡予算といったような性格が、このたびの財政計画の内容にございますか。
【次の発言】 歳入が非常に減っているわけですね。したがいまして、これに均衡をとるためには、歳出の構成でも相当違った線を打ち出さなければ歳入歳出の均衡という形はとれないわけですね。そういう意味で、一体歳出の構成は、歳入の伸び率の減に伴ってバランスをと……

第48回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1965/03/29、6期、日本社会党)

○委員以外の議員(加瀬完君) 時刻が非常に過ぎておりますのに、発言をお許しいただきまして、ありがとうございます。私の質問は一点でございまして、ただいま小林委員が問題にいたしました前半の私立大学の問題でございますが、小林委員の御指摘のような点を解決してもらわなければ困るということでございます。実は私のところに投書がございまして、国立学校の寄付金に対する質問は読んだが、私立のほうはよいのか。私の子供は某歯科大学を受験した、入学要項には六十万円ぐらいとあったが、いざ受験をしてみると、父兄が呼び出され、別に百七十万円も強制的に寄付を申し込まなければ合格を取り消し、または保留するとのことを言い渡された。……


7期(1965/07/04〜)

第58回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1968/04/11、7期、日本社会党)

○加瀬完君 いま御説明の中に、国庫債務負担行為によりまして御料牧場の施設の取得が計上されておりますね。これをもう少し詳しく御説明くださいませんか。
【次の発言】 そうすると、この交換は行政財産でありますから、当然、等価値交換ということになりましょうか、それが一点。  それから、その等価値がこの二十二億というワクの中に納まるということなのかどうかという点。  それからこの三里塚の現在の御料牧場の敷地の中で、空港敷地として対象になるものの面積は、町歩にしてどのくらいですか。
【次の発言】 きのうも実は運輸省と新東京国際空港公団に質問をしたわけでございますが、わかりやすく、反で申しますと、今度の公団……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1968/04/10、7期、日本社会党)

○加瀬完君 たいへんおそくなりまして恐縮でございますが、先ほど公明党さんからも御質問がございました成田空港の問題で伺います。  大臣は最近になりまして成田空港の担当に当たられたわけでございますので、現地の切なる声を聞いたかというお問いに対しまして、八六%の賛成もあれば、反対派ともひざを交えて話をするし、また、反対を標榜している政党とも話し合うというお話でございました。私はその反対を標榜している政党の一人でございますが、私どもはこの新東京国際空港というものに反対をいたしておるわけではございません。私どもの政党もさようでございます。ただ、この成田の場合、正しい資料というものが提示されておりません。……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1968/04/10、7期、日本社会党)

○加瀬完君 この自治省の本省予算には直接関係のないことになりますが、地方団体としては一番問題でございます財政計画について、一般質問でも若干触れたわけでございますが、もう少し詳しく伺いたいと思いますので、地方財政計画の内容の何点かについて伺いたいと思います。  きのうもちょっと申し上げたんですが、過密対策というものが非常に叫ばれておりますが、過密現象というものに対して、財政計画では的確な過密対策というものがないんではないか。たとえば道路とか、上下水道とか、病院とか、環境衛生あるいは消防施設というように過密地域は非常な事業費の膨張を来たしておるわけでありますが、これに対して、それぞれの項目に対する……


8期(1968/07/07〜)

第61回国会 運輸委員会公聴会 第1号(1969/04/18、8期、日本社会党)

○加瀬完君 時間もございませんから端的に伺います。秋山さんに伺います。過密・過疎現象は政策の問題で、国鉄の責任だけで解決をさせる問題ではないではないか、こういう点は議論されなかったか。第二点は、過密のための交通対策を運賃負担に重点をおいて解決するということは問題ではないか、こういう点はどうか。第三点は、そういう観点から今度の計画の政府の財政負担というものは少し少な過ぎるんじゃないか、もっと政府が負担すべきじゃないか、こういうことが議論されなかったか。第四点は、原価計算制をとっておるために、私鉄等との競争線との間に格差が生じておりますね。たとえば一カ月定期で名古屋――豊橋間は大体国鉄が私鉄の倍、……

第63回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1970/04/13、8期、日本社会党)

○加瀬完君 最初に、私の質問は岡委員の最初の質問に関連するわけですが、都市化現象のために公共施設が非常に必要化されてきた。特に学校用地の取得には財政負担が非常に大きい、この点は文部省も自治省も御異論がございませんね。
【次の発言】 しかし、自治省の説明のように、人口急増補正という方法だけでこれが解決するかということになりますと、私はそうはいかないと思う。人口急増補正といったところで、これは交付税に付随して補正するわけでございましょうから、そうなら不交付団体は一体どうなるか。人口急増地域ではわりあいに不交付団体が多い。  それからあとで詳しく申し上げますが、これは先行投資で土地を獲得するというが……

第63回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1970/04/15、8期、日本社会党)

○加瀬完君 二、三日前の新聞に、大蔵大臣の談話として、所得税と住民税の課税最低限を同じようにしようというような意味の御発表が載っておりましたが、これに対して自治大臣のお考えはいかがですか。
【次の発言】 税務局長にひとつ御答弁いただきますがね、二点御確認をいただきたいのです。  この間私、予算委員会でも申し述べたわけでございますが、課税最低限というのは、生活費に食い込んだ課税はすべきでないという財政学の考え方が基礎になって課税の最低限というものを設けられたと。したがって、いま大臣も御説明ございましたが、生活費に食い込まない程度と、その線が課税最低限だと、こういうことであれば、地方税は生活費に食……

第64回国会 公害対策特別委員会、地方行政委員会、法務委員会、社会労働委員会、農林水産委員会、商工委員会、運輸委員会、建設委員会連合審査会 第1号(1970/12/11、8期、日本社会党)

○加瀬完君 最初に、公害についての政府の見方、考え方を、まずお伺いします。  今回の立法にあたって、総理は、将来の公害をどう予想されましたか。また、最も防止しようとした重点は何でございますか。
【次の発言】 国民の今回の立法に対する期待は、公害立法によって将来の公害のおそれを断ち、また、現在公害によって被害を受けておりますものが救済されることだと思いますが、この点はそのまま認めてよろしゅうございますね。
【次の発言】 具体的な問題で伺いますが、これは千葉県市原市の小学校の児童の作文でございますが、読み上げさしていただきます。「さいきんは、くさいにおいがしたり、木が枯れたりするのを見ます。ぼくは……

第64回国会 公害対策特別委員会、地方行政委員会、法務委員会、社会労働委員会、農林水産委員会、商工委員会、運輸委員会、建設委員会連合審査会 第2号(1970/12/12、8期、日本社会党)

○加瀬完君 委員長にお願いをいたしますが、政府の見解をただしたのに対し、法制局長官がお答えになりましたが、はなはだこれは妥当を欠いていると思いますので、委員長から、あらためて総理大臣に統一見解の御発表をしていただくようにお取り計らいを願います。
【次の発言】 昨日の御説明、ただいまの御説明の統一見解は、そのまま私は政府のほうに返上を申し上げます。理由は次のとおりであります。  公害防止事業の財源負担をだれが負うのかを明確にしてもらいたいということについての答えは出ておりません。第二点は、も一しこの統一見解を是認するならば、総理がたびたび言明をされております国の責任で公害をなくするという公約は否……

第64回国会 地方行政委員会、交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1970/12/15、8期、日本社会党)

○加瀬完君 関連。この間の連合審査で、政令は下限だけを押えて上限は押えない、したがって、下限の上に出た地方の条例というものには頭打ちをさせないのだ、こういう御答弁が政府からあったわけですね。したがいましていまの問題は、政令できめたワクの外に出ても、その条例を公害題に関する限りは認めていくと、こういう政府の態度がはっきりされたわけではございませんか


9期(1971/06/27〜)

第68回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1972/04/25、9期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、地方財政計画について伺います。  四十五年ごろまでは地方財政計画は国の予算規模よりもいつも下回っておりましたが、四十六年、四十七年はそれが地方財政計画のほうが大きくなってまいりました。これは、公害であるとか過密・過疎の問題でありますとか、こういう住民福祉を優先させざるを得ないと、こういうことで国の財政規模よりも地方財政規模がふくらまったと、こう考えてよろしゅうございますか。
【次の発言】 そうすると、四十七年度は、住民福祉、あるいは物価対策、公害防止、こういった住民生活優先の予算が当然この四十七年度の財政計画には盛り込まれていると判断してよろしいですね。

第71回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1973/04/06、9期、日本社会党)

○加瀬完君 私は、成田空港のことで三点伺います。一つは燃料中継基地の問題、二つは空港の安全性の問題、三つは騒音対策であります。  燃料輸送路のことではいろいろ問題になっておりましたが、いままで報道されておりますところでは、鹿島港からの輸送計画はできないという法的見解が示されておったといわれておりますが、これに対して運輸省から法解釈の再検討が要請をされ、最近では合法的だという見解が下されたように伺っておりますが、法制局に伺いますが、第一回の回答で法律的にだめだといった内容はどういうことですか。
【次の発言】 それが今度はよろしいという回答を出したというのは、どういう説明がつくんですか。

第72回国会 商工委員会、物価等対策特別委員会、地方行政委員会、大蔵委員会、農林水産委員会、運輸委員会、建設委員会連合審査会 第1号(1973/12/20、9期、日本社会党)

○加瀬完君 午前中、大蔵政務次官から、大蔵省は現在物価を引き下げることに努力を集中していると、こういう御発言がありました。これはそのとおり受け取ってよろしゅうございますね。
【次の発言】 しかし、経済企画庁長官は、物価上昇を食いとめると、先取り値上げ、便乗値上げを押えることだと、こういう御発言がございました。必ずしも内容が一致しているとは思われませんが、政府の見解はどちらですか。
【次の発言】 上昇率を引き下げるということと現状の物価を引き下げるということは、内容が違いますよ。  伺いたいのは、いまの御説明のとおりですと、物価高を固定するというような形にならざるを得ない。国民がいま要望しており……

第72回国会 予算委員会公聴会 第1号(1974/03/29、9期、日本社会党)

○加瀬完君 下村先生にお伺いをいたしますが、先生がいま御説明のように、石油ショックというものを要因とする今後のインフレの対策というものは、おっしゃるとおりな経過を踏み得ると予想をされるわけでございます。しかし、いま戸叶委員から指摘がありましたように、インフレはすでにその前に種々の要因で発生をしておりますし、その要因のために、一般の国民は実質賃金を非常に切り下げられておるわけであります。したがいまして、名目賃金のいかんにかかわらず、生活を維持するためには実質賃金の要求というものは国民の側から出てしかるべきでありますし、それに対する対策というものは、政府の施策として事前に行なわれなきゃならないこと……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1974/04/04、9期、日本社会党)

○加瀬完君 関連して。  給与所得者の場合の基礎控除というのは、はなはだ合理的でないわけですね。たとえばほかの所得の場合は、必要経費というものは確実に計算されて控除されますわね。しかしながら、給与所得者の場合は、基礎控除イコール必要経費ということにはならないわけですね。いま佐々木委員の指摘したように、共働きのような場合で、子供を保育所に預けるとか、あるいはお手伝いを頼むということになれば、これはぜいたくではなくて必要経費なんです、その家庭にとっては。しかし、必要経費だからといって基礎控除の中にその必要経費が合理的に計算されて控除されるという形にならないわけです。私は数年前の予算委員会でこの問題……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1974/04/05、9期、日本社会党)

○加瀬完君 ちょっと関連して。  いま特別委員会が、ほとんどもう特別委員会ではなくて、常任委員会と同様に常置されたような形になっているわけですね。この常置されたような特別委員会のそれぞれの調査室担当は、常任委員会の調査室担当が兼任という形ですよね。だから、俗なことばで言えば、一人で二人分の働きをしなければならないような形になっていますよね。で、この特別委員会が常設の常任委員会と同じように今後相当続くとするならば、それらはそれらでやはり特別委員会の調査室担当というものをきめていかなければ、これはやれませんし、やらせたって不満足な結果しか出ないということになりますわね。この点は、いま須原委員の御指……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1974/04/06、9期、日本社会党)【議会役職】

○副主査(加瀬完君) ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 事務総長、何か要望に対してお答えをいただけませんか。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時三十分まで休憩いたします。    午後零時四十二分休憩
【次の発言】 これは最高裁の御担当かどうかはっきりしないので恐縮ですが、保護司とか調停委員などの待遇が非常に悪いというので、それぞれ私どもは陳情を聞くのでありますが、来年度の予算ではこれらはよほど改定をされましたか。
【次の発言】 これはもう少し詳しくお示しをいただきたいのでございますが、いま従来の手当――日当ですか、この日当が変わるのですか、……


10期(1974/07/07〜)

第77回国会 予算委員会公聴会 第1号(1976/05/06、10期、日本社会党)

○加瀬完君 端的に伺います。  地方財政の基本的欠陥は、財政計画と決算の大きな開きをそのままにして計算を進めていることに原因があるとはお思いになりませんか。  第二点は、完全な返還計画の裏づけのない地方債を主要財源としていくことは非常に危険ではないか。  第三は、地方財源の抜本的な見直しとして、所得税や住民税の総合課税方式を取り入れるお考えはございませんか。  第四は、交付税の算定基準となる単位費用の正確を期するために具体的な方法を講ずべきではないか。  第五点は、国、地方の財源再配分の必要を感じませんか。  第六は、今日の地方財政から見て公共事業が完全に引き受けられますか。もし引き受けるとす……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

加瀬完[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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