浅利三朗 衆議院議員
23期国会発言一覧

浅利三朗[衆]在籍期 : |23期|-24期-25期
浅利三朗[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは浅利三朗衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院23期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
浅利三朗[衆]本会議発言(全期間)
|23期|-24期-25期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院23期)

浅利三朗[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|23期|-24期-25期
第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 国土計画委員会 第34号(1947/12/08、23期、日本自由党)

○淺利三朗君 本請願の趣旨は、夏川は宮城縣、岩手縣の境を南下する迫川の支流で、昭和十二年に改修工事が完成して以來、水害を受けずに現在に至つているが、當時の工事は單に當面應急工事を施行しただけで、堤防の補強工事には一切手を著けなかつた。さらに十餘年を經た今日、河底の上昇あるいは森林伐採等のため、降雨時における増水量は急激となり、堤防は危險に直面するに至つた。ついては該川の改修工事を施行されたいというのであります。

第1回国会 水害地対策特別委員会 第3号(1947/08/19、23期、日本自由党)

○淺利委員 ただいま内務大臣の御説明を承つたのでありますが、われわれは不幸にしてこれを十分に了解することができないのであります。今囘の水害においては、農業關係の被害が甚大なばかりでなく、道路、河川、橋梁の被害が最も甚大であります。この道路、河川、橋梁の復奮を見るにあらざれば、應急の措置をなすにあらざれば、交通杜絶の結果、先刻石田議員の言われた通り、穀物の搬出も、あるいは薪炭の搬出もできないという事情であります。殊に岩手縣のごときは今囘の水害のために、炭焼窯が二千いくつも壊れておる。また林道がすべて壊れておる。しかも木炭が三十何萬俵というものがなくなつておる。京濱地方における岩手縣の製炭の供給量……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第4号(1947/08/21、23期、日本自由党)

○淺利委員 ただいま農林省關係の調査表を頂戴しましたが、内務省關係のはありませんが、資材の問題であります。災害復舊のためには、あるいは恒久及び根本的措置を講ずるために、セメント、鐵類その他の資材を多量に要するものと思うのであります。この全體の資材を何ほど要するかということは、すでに内閣において、あるいは安定本部において、全體をおまとめになつておるかどうか、それからこの資材を確保する上においてはどういう御方針でおられるか。大體今次の現状から言いますると、資材面において非常に窮迫しておるということはわれわれも承認いたしておるのであります。しかしセメントのごときは、あるいはこれは進駐軍關係の方にも多……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第5号(1947/08/27、23期、日本自由党)

○淺利委員 前囘の委員會において大藏大臣がちよつとお歸りになりましたので、お話を承つた中にも多少の質疑があり、また別にお伺いいたしたいことがあります。過日のお話によりますと、取敢えず公共事業費から災害復舊費その他を出そうというふうに承つたのであります。公共事業費は前議會において九十億が決議され、さらに四十億決議されておるということでありまして、その額が相當ありますから、もしこの中から今囘の災害復舊の費用を公共事業費として支出されるというならば、相當の効果をあげると思うのであります。しかしながらこの公共事業費は、一面においては失業救濟というような制約があるように承りますから、この公共事業費におい……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第6号(1947/08/30、23期、日本自由党)

○淺利委員 ただいま伺いますと、どうも大臣の言明と次官及び事務當局の御説明の間に納得ができないようであります。大臣ここの指令があれば、銀行の方へ行けばすぐ貸せるようになつておる。先刻こう言明されておる。ところが一方指令の内容から見れば、補助金の額がきまらなければ出せない、あるいは受入れ態勢がどうとかというような御説明でありますが、おそらく大臣のお考えはすでにこれだけの額ということを各府縣に割當てたならば、これは政府がそれだけの補助なり何なりは國費をもつて出すという腹をもつておるのですから、その割當額はただちに出すようにというように先刻承つたのであります。しかるに今の事務當局から言えば、さらに農……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第11号(1947/10/20、23期、日本自由党)

○淺利委員 今の國庫補助のバラツク三千戸というのは對象は個人ですか。町村か何かそういう所ですか。
【次の発言】 この割當はどうなつておりますか。
【次の発言】 先刻の流失拾壞の割合から見ますと、岩手が非常に少いのはどういうわけでしようか。流失拾壞四千百四十五戸、群馬、埼玉が三千臺でありますが、それに對して岩手が群馬、埼玉、東京よりもずつと少いのはどういうわけですか。
【次の発言】 先刻の流失倒壞の報告によりますと、東京五十六戸、岩手四千百四十五戸、群馬三千八百八十四戸、埼玉が三千三百五十七戸、これに對して埼玉が八百、東京が六百、群馬が六百、岩手がわずかに五百五十、比率の上から見て非常に少い割當……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第13号(1947/12/05、23期、日本自由党)

○淺利委員 先刻の豫算外契約による融資の問題でありますが、伺つておると何だかわかつたようなわからぬようなすつきりしない點があるのであります。これは一時の便法としておやりになるのであつて、將來豫算をお組みになつて、補助の形で府縣に支給をして、それによつて償還せしめるという御意思なのか、あるいはこれを當分このままにして、もし府縣が返せるなら返してもらう。返してもらえぬときにはその借金のしりぬぐいとして政府が補助する。こういう方法をおとりになるのか、その點をはつきりお伺いしたい。

第1回国会 予算委員会 第19号(1947/11/10、23期、日本自由党)

○淺利委員 大體、ただいま同僚西村委員から私の問わんとするところは述べられたのであります。重複を省きまして、私はごく大ざつぱなことだけをお尋ね申し上げてみたいと思います。  本年度の豫算を瞥見いたしますると、財政支出の均衡を堅持するという點について、技術的に非常に巧妙になされたことについては、敬意を表するにやぶさかならざるものであります。しかしながら、その實體にはいつてみますると、ほとんど現内閣の政策というものは、那邊にあるかということについて、捕捉しがたいのであります。大體インフレの克服のごとき重要な問題が、單に通貨の膨脹の抑制、あるいは物價體系の改訂、物價の値上だけによつて、これができると……

第1回国会 予算委員会 第20号(1947/11/13、23期、日本自由党)

○淺利委員 大體皆さんの意見でわかつておるのでありますけれども、安本長官に一、二お伺いしたいと思います。  第一には電力の問題であります。今日において生産増強のために電力の重要な地位を占めることは、いまさら申すまでもないことであります。過日本會議におきましても、電力危機突破のことが問題になつたのであります。さらに私はこれに附隨してお伺いたしてみたいと思うのであります。電力が動力源として、熱源として、石炭等よりはるかに效果的であることは、いまさら私から申すまでもなく、安本長官は御承知のことと思います。しかるにわが國の現状から見ますれば、戰災後における破損せられたる發電所の修繕その他も必要でありま……

第1回国会 予算委員会 第25号(1947/11/27、23期、日本自由党)

○淺利委員 今のことに關連してお尋ね申しますが、北海道の石炭手當というものは、石炭を燃料として使う見込みでおきめになつておるのでありますか。あるいは燃料手當という意味でありますか。それをまずもつて承りたいと思います。
【次の発言】 大體目下石炭が最も逼迫しておる時代であります。なるべく石炭は、普通の燃料には節約して、もつと有效な輸送、その他の工業生産に用いるようにいたしたい。そうして北海道の薪炭類はほとんど滯貨して、東京に輸送ができない、こういう状況であります。私どももかつて北海道の生活を數年間經驗いたしておりますが、その當時は薪のストーブを使つておつたのであります。こういうことについてはなる……

第1回国会 予算委員会 第29号(1947/12/06、23期、日本自由党)

○淺利委員 先刻來大臣の御説明を承りますと、中勞委の裁定は全面的に政府がおとりにならぬように承つたのであります。しかしてこれはただいまその筋との交渉中という意味で、これを全面的に受入れるということについてなお問題があるのか、あるいはこれに對する財源の點において問題になつておるのか、その點がはつきりしないのであります。もう一つ、なるべく早く支給したい。こう申しておりまするが、ただいま委員長からもお話になりました通り、これは早急を要する問題であります。この官吏の生活の焦眉の急を救うという意味から申して、一日も空しうすべきものではないと思う。すでに健全財政と言いながら、この特別會計においては、今囘の……


■ページ上部へ

第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 運輸及び交通委員会 第25号(1948/06/28、23期、民主自由党)

○淺利三朗君 本請願は岩手縣の一ノ関から大船渡へ参ります大船渡線の中間であります陸中松川駅と摺沢駅間の中央の地点、岩手縣東磐井郡長坂村字柴宿に簡易停車場を新設せられたいということをお願いする次第であります。元來この大船渡線と申しますのは、從來鍋弦線とまで言われておる所で、非常に屈曲いたしておるのであります。そうしてただいま申し上げました陸中松川駅と摺沢駅の間は、九キロ三分という長距離であります。しかもその曲つておる中間の柴宿という所に今回簡易停車場を設けていただきたいというのでありまして、この両駅によつて現在交通いたしております者が、この駅ができるために便益を受けるのであつて、それは長坂村、猿……

第2回国会 外務委員会 第10号(1948/06/26、23期、民主自由党)

○淺利三朗君 この請願につきましては、同種の請願が、すでに多数本委員会に提案になり、本委員会において、それぞれ御処理になつているのであります。この請願も番号が示すがごとく早いのでありましたが、上程があとになりました関係上、おくればせにただいま説明を申し上げます。  この問題は四月にすでにきめて出したわけでありますが、今日においては、その後情勢も大分変つております。この請願についての説明のうちには多少の変化もあるのであります。しかしながら今日なお一部これが実現しつつあるとは申しながら、まだ本年一箇年中にはたしてこれが完了できるかどうかということについて、非常に懸念をもつておるのであります。この請……

第2回国会 財政及び金融委員会 第6号(1948/02/03、23期、日本自由党)

○淺利委員 私は自由党を代表いたしまして、大体この案については賛成を表するものであります。しかしながら、先刻來も復金の当局よりいろいろ御説明を承つたのでありますが、なおわれわれといたしましては、これ以上に深く檢討をいたしまして、将來に向つてもなお復金の調査檢討については、継続してその調査を進めたいと思うのであります。その点を留保いたしまして、ともかくこの案には賛意を表するものであります。申すまでもなく、復金の設立いたしました理由が、日本再建に当りまして、どうしてもかくのごとき公共的性質を有する金融機関の設置が必要であるという建前から復金ができたのであります。今日の企業再建整備というものは、主と……

第2回国会 財政及び金融委員会 第9号(1948/03/19、23期、民主自由党)

○淺利委員 この法律案の第八條の末項において、所得税の適用に関しての規定があるのでありますが、これに関連して大藏大臣に御意見を伺つてみたいと思います。この規定は今回の給與につきまして、一般の所得税法の適用なく、特別にこれだけを切り離して、税率を低くして課税するという建前であるようであります。これは生活補給の本来の意味から申して、まことに適切な措置だと私は信ずるのであります。しかしただ問題は、今回の問題に限つて一時的にかくのごとき措置をするというよりも、これは全般的に見て、生活補給を目的にするものならば、すべて生活の実態に即して、ある必要の限度を増給するのでありますから、それに対しては課税をしな……

第2回国会 財政及び金融委員会 第23号(1948/05/06、23期、民主自由党)

○淺利委員 さきにタバコの値上問題の際にも一遍質問申し上げたのであります。先刻タバコ部長の御説明によると、配給の面において、男女関係を同等にすることは、当分変更の意思はないという御答弁でありました。一体この不足経済の場合において、足らざるものを万遍なく配給するということは、先刻石原委員の言われたごとく、統制の理論にとらわれた考えであります、あるいは男女同権というような理論にとらわれた考えであるだろうと思う。タバコのごとき嗜好品の類は、生活上必ずなければならぬというものではないのであります。一旦習慣がつけば、なかなかやめられない性質のものであります。そう考えますと、日本の過去の社会生活の実情から……

第2回国会 財政及び金融委員会 第34号(1948/06/07、23期、民主自由党)

○淺利委員 ただいまの問題ですが、本委員会と関連すると申しましたが、財政方面の建前から行けば、本委員会が主体となるべきが本質じやないかと存じます。その点については御意見どうですか。
【次の発言】 その点將來の惡例にならないように、はつきりしていただきたいと思います。

第2回国会 財政及び金融委員会 第43号(1948/06/21、23期、民主自由党)

○淺利委員 ただいまの問題に関連して疑いを解いていただきたいと思います。塚田委員から申された軍公利拂停止の理由のほかに、その根本は、これは社会党の政策が、軍事公債の利拂は停止するのだという根本の政策をもつておる。社会党がこの根本の政策を破棄しない限り、芦田総理の建立内閣はまた明年必ずこれは問題になる、こう思うのですが、その点については社会党とどの程度に協定ができておるのか。社会党も今回限りで將來はそういうことは申し出でない、こういうのであるか。その点を伺いたい。
【次の発言】 もう一つお伺いしたいことがあります。先刻の総理の御説明に、金融機関における損害の補償、そういうことは政府としては措置を……

第2回国会 財政及び金融委員会 第48号(1948/06/26、23期、民主自由党)

○淺利委員 私委員長に審議の方法について一應お尋ねいたしたい。一般質問を先にしまして、あとで法律の実体に触れた質問を、特別委員会でも設けてやるのか、あるいはこれをただちにやるのか。まだ実体に触れた質問が出ておらぬようであります。その審議の方法をどうされるかということを伺つてみたいと思います。

第2回国会 水害地対策特別委員会 第2号(1948/01/24、23期、日本自由党)

○淺利委員 私少し遅れて出ましたから前に発言があつたかもしれませんが、今國土局長の御意見を伺つてみましても、建設院当局は非常に努力しておるけれども、微力のいたすところでなかなか思う通りにならぬ。こういうお話であります。この問題は根本的には大藏省が十分に認識して、大藏省にわれわれは当らなければならぬ問題だと思うのであります。しばしばこの対策委員会が開かれておつても、今日までわれわれの希望するだけの効果をあげないということは、要するに大藏当局が、この問題に対して熱意が乏しいと思うのであります。しばしば建設院当局だけをここに呼んで聽いても、解決はつかぬのでありますからぜひとも大藏当局に、これに対する……

第2回国会 水害地対策特別委員会 第8号(1948/05/28、23期、民主自由党)

○淺利委員 これに關連して。私遲れて參つたのですでに説明があつたかもしれませんが、大體六十八億では建設院總裁は滿足しないとおつしやいますが、一體建設院としてはどれだけの豫算を要求されてこれが六十八億に査定されたのか、本年度の豫算として最少限度これだけは必要だという御提出になつた額を承つておきたいと思います。
【次の発言】 それは現實は違う。
【次の発言】 今の問題は實際の問題について説明申し上げたら御了解が得られると思う。たとえば橋梁の工事にいたしましても、一旦業者に入札せしめて落札をした。そうして仕事に取りかかつたが、中途で政府の支拂いがない。そのために事業を中止している。新たにこれをやり直……

第2回国会 予算委員会 第1号(1947/12/11、23期、日本自由党)

○淺利委員 今回の予算を拜見いたしますと、これは來るベきものが來たというふうなことがはつきりいたしたのでありまして、新物價体系の当初よりこのことあるベきことは、もう國民一般に、素人さえも予期しておるのであります。この問題についてはすでに他の委員から質問があつたのであります。私は重複を省きまして、ただ一点だけお伺いしておきたいことは、地方財政の問題であります。政府の政策の結果において、地方はかくのごとき犠性を拂わなければならぬということであります。これは世間の経済状態の結果とは申しまするけれども、主として政府の政策の結果に基くものであります。しかして今日の窮迫せる地方財政において、かくのごとき厖……

第2回国会 予算委員会 第5号(1948/02/04、23期、日本自由党)

○淺利委員 水害のことに関連して伺いたいと思います。水害復旧費の問題で、先刻西村委員から質問があつたのに対して、大藏大臣の御答弁があつたようでありますが、まだ納得がいえぬので、ここに明確なる言明を願いたいと思うのであります。この問題については、今さらその理由を詳しく申し上げる必要はないと思います。先般の本会議の際、水害復旧費を追加予算をもつて計上すべしということを満場一致をもつて決議したのであります。その際には総理大臣も大藏大臣も御出席になつておりませんでした。從つてこれに対する当局の御意見を拜聽することのできなかつたことをまことに遺憾とするのであります。また先般の追加予算提案の際の大藏大臣の……

第2回国会 予算委員会 第9号(1948/03/18、23期、民主自由党)

○淺利委員 時間がないようでありますから、簡單にいたします。水害復旧費用の問題でありますが、これは対策委員長の山崎君より詳細に述ベられましたから、ただ一、二の例を申し上げまして、この上特別の考慮をいただきたいと思うのであります。さきに前大藏大臣は、水害復旧の費用として、予算外の國庫支出をするということを言明されました。それによつて、私どもの最も水害の激甚であつたところの岩手縣は、ひの言葉を信用して、すでに橋梁の復旧の入札、工事等もいたしておつたのであります。しかるにそのことが実現せられませんで、今日入札はいたしましたけれども、その前渡金の支拂ができないという関係上、ほとんど橋梁の架設は進行を止……

第2回国会 予算委員会 第12号(1948/03/30、23期、民主自由党)

○淺利委員 各大臣がお見えにならぬようでありますが、さいわいに運輸大臣がお見えになつておりますから、一、二質問したいと思います。本日の新聞によりますと、運輸省の運輸計画というようなものが発表になつております。私は第一に希望することは、これらの資料は、國会議員にまつ先に提供していただきたいということを希望申し上げます。それから私の伺いたいのは、東北鉄道幹線の強化という問題であります。それから運送量の増強の問題であります。御承知のごとぐ、東北は東北本線並びに奥羽線、この二本の幹線がありまするが、いずれも輸送量がはなはだ少くて、地方物質の輸送の上において困難を感じ、また旅客交通にも非常に混雜この上も……

第2回国会 予算委員会 第14号(1948/04/01、23期、民主自由党)

○淺利委員 六・三制の追加予算が近く提出されるということでありますが、今回の予算の提出の状況を見ますると、非常に財政上難澁を來しておる。文部大臣は將來この六・三制を既定方針通り実行される御意思であるかどうか。またこれを実行される上においては、毎年どれだけの費用がかさんで來るか。今日までのところを見ますれば、初年度においてすぐにかくのごとき難航を続けておる、明年度以降においては、一層その額が殖えてまいると思うのであります。從つて國の予算をもつて相当の補助をするにあらざれば、今日の地方財政の窮迫の状態において、これを賄つていけないという実情にあると思うのであります。大体今日の地方財政を見ますると、……

第2回国会 予算委員会 第15号(1948/04/02、23期、民主自由党)

○淺利委員 この問題に関連しまして、大藏大臣に希望かたがた御意見を承つておきたいと思います。われわれはこの水害復旧費の予算のはなはだ僅少なることは不満にたえないのであります。しかしながら、すでに過日來政府当局のいろいろ御苦心の事情も諒としまして、今日予算の問題でこれ以上論議をいたしてもいたし方ないと思うのでありまして、希望としては、明年度予算において十分の費目を計上していただきたいということを申し上げておきます。たださしあたりの問題といたしまして、かくのごとき少額の予算をもつてしては、二十二年度の復旧工事は、ほとんど不可能であります。すでに松井君からもお話になりましたように、あるいは堤防の工事……

第2回国会 予算委員会 第25号(1948/05/25、23期、民主自由党)

○淺利委員 先刻の運輸大臣の御答辯に關連して、ごく簡單に伺つておきたいと思います。  運輸大臣の御答辯の中に、安定帶物價が基準年度に對して百十倍、鐵道運賃は七十四ないし七十五倍ということでありました。これはもちろんこの安定帶物價の百十倍の中には、鐵道運賃の値上が織りこまれてあることと思います。この鐵道運賃の値上が一般物價に及ばす影響が非常に大きいことは、いまさら申すまでもないことであります。たとえば一つのものを生産するにも、原料に對して運賃がかかり、それを輸送するについて從業員の交通費もかかり、生産したものを送出すについてもさらに輸送費がかかり、卸し人から小賣にいくにもかかるというように、二段……

第2回国会 予算委員会 第29号(1948/06/10、23期、民主自由党)

○淺利委員 ちよつとその前に……。財政法第二十八條によりますと、予算審議のため、参考書類を提出することになつておりますが、これが從來の補正予算等には、ほとんど出ておりませんけれども、今回は本格的の審議をする以上は、この参考書類を整備していただきたいと思いますが、これはいつごろとりそろえて提出されますか。その点について、政府なり委員長の方でお取計いを願いたいと思います。

第2回国会 予算委員会 第34号(1948/06/16、23期、民主自由党)

○淺利委員 行政整理の問題については、私もお尋ねしたいと思つておりましたところ、同僚から大分同じ質問が出た、さいわい総理大臣がおいでになつておりますから、この根本の考え方について、政治的の御見解を承りたいと思います。日本の官吏の数が、戰時中にすべてのものが官権によつて運営されたので、非常に殖えておるのであります。それが今日そのまま温存され、さらにそれが統制經済の強化という問題、あるいは物價廳においてはすべての物價について公定價格をきめるとか、あるいは統制するとか、こういう行き方、あるいは公團の設置ということで、非常に膨脹をいたしておるのであります。すなわちこの点から考えますと、今日の日本の財政……

第2回国会 予算委員会 第35号(1948/06/17、23期、民主自由党)

○淺利委員 私は大藏当局にお伺いいたしたいと思います。大臣で御答弁のできないことは、政府委員のお答えでもよろしゆうございます。行政整理の問題でありますが、説明書によりますと、各省各廳を通じて一割五分の人件費の節約ということになつております。この問題につきましては、昨日同僚東委員から質問がありましたが、それに対する御答弁は明瞭を欠いておつた。ひつきようするに、これはただ人件費総額の上において頭から一割五分を減じたそして実質の人員では何ら関係がないような御説明のようであります。それからもう一つは、昨日お示しになつたところの予算定員というものが、これははつきりしないのであります。昨日の説明によります……


■ページ上部へ

第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 災害地対策特別委員会 第4号(1948/11/19、23期、民主自由党)

○淺利委員 ただいま運輸大臣から山田線についての御発言がありまして、今伺いますと、第一次、第二次と應急の措置をして、また根本的の檢討をするということでありましたが、根本の計画はいつごろからとりかかる予定でありますか。またその予算化についてはどういうお見込みをもつて進行されておるか、その点をはつきり伺いたいのであります。
【次の発言】 御趣旨はよく了承いたしました。山田線の問題は、鉄道関係だけ計画されても、その根本の治山治水の方の完璧を期さなければ、再びその災害に見舞われると思うのであります。これは御如才のないこととは思いますけれども、縣なり建設省方面とも十分に連繋をとられまして、その上流地帶に……

第3回国会 人事委員会 第11号(1948/11/26、23期、民主自由党)【議会役職】

○淺利委員長 そのお疑いでございますけれども、私どもはそうは考えていなかつたのでございまして、この二十七條の政治的意見もしくは政治的所属関係によつては、公務上に何の差別待遇をも受けないのだ、たとえばある政治團体に属しているがために公務につけないということはないのだ、そういう点をこの二十七條はうたつているわけでございます。それで百二條の方は、つまり公務についている者が、公務員たる本質に基いて一定の政治活動をすることが禁止されている。あるいは制限されている、こういう意味でございます。

第3回国会 人事委員会 第15号(1948/11/30、23期、民主自由党)

○淺利委員 本案は連日審議を重ねましたので、この際質疑應答を打切り、ただちに討論に入り、議事を進められんことの動議を提出いたします。


■ページ上部へ

第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 災害地対策特別委員会 第5号(1948/12/13、23期、民主自由党)

○淺利委員 ほかの委員会の関係上遅れて出ましたから、あるいは重複する点があるかもしれぬと思います。すでに他の委員から北上川の治水対策等について質問があつたそうでありますが、それにつきまして建設大臣から特に伺つておきたいことは、北上川の水害は昨年三たびの水害をこうむり、また本年も甚大なる水害をこうむつたのであります。この根本対策については建設省において特に委員をあげて対策を調査中ということを承つたのであります。もう一回開けば調査が完了するというように、さきに当局から御答弁があつたそうであります。その調査ができ上りましたならば、ただちにこれは二十四年度の予算に具体化するというところまで進む御計画で……

第4回国会 人事委員会 第4号(1948/12/08、23期、民主自由党)

○淺利委員 從來寒冷地手当は支給されておるにかかわらず、今回の給與にはないようであります。これは今後別個に支給せられるお見込みでありまするか、あるいはこれは出さないというのでありますか、その点をお伺いしたいのであります。それからこれは大臣でなくてもよろしいのですが、この予算の上においては、特殊勤務手当あるいは時間外勤務手当というものは、ケースの上には現われておりませんが、これは見ておるのでありましようか、どうでありましようか。それが從來の平均としてはどのくらいあるか。大藏省の案には時間外の勤務手当はなく、ただ地域手当と扶養家族手当しかないようでありますが、その点は別個に計算されておるのでありま……

第4回国会 人事委員会 第12号(1948/12/21、23期、民主自由党)

○淺利委員 私は民主自由党を代表して、政府原案に賛意を表するものであります。  第一にこの野党修正案なるものはただいま上程されたばかりでありまして、詳細にこれを檢討しておりません。これに対して比較檢討して精密なる批判を下すことの余裕を持たないのを遺憾とするのであります。しかるにその時間を與えずして、ただちにこれを討論に付するということにつきましては、われわれの立論の基礎においてはなはだ遺憾の点が見出されると思うのであります。  ただただいま提案者の説明及びこれを散見的に拜見いたしますると、政府案と野党の修正案は、大体においては接近いたしております。しかしながらその一、二異つたる点を見ますと、勤……


浅利三朗[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|23期|-24期-25期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院23期)

浅利三朗[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|23期|-24期-25期
第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1947/11/17、23期、日本自由党)

○淺利委員 いろいろお伺い申し上げたいのですが、時間はどのくらいですか。
【次の発言】 それではいろいろ問題のある農業生産綱整費の問題でありまがすが、この問題については、本會議においても自由討議が行われ、いろいろ根本問題としては議論のあるところですが、ただ豫算の面においてちよつとお伺いしたいのは、この費用は一體どういところに使われるのであるか。農地委員の費用のごときは、最初はなはだ少くして、過日非常に増額したというような實例もあります。今囘のはどういうふうにされるのでありまするか。府縣及び町村においては、書記とか、あるいは事務員、それから委員というものに對して、どういう割合で賄うのであるか、そ……

第1回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1947/11/18、23期、日本自由党)

○淺利委員 ただいまの西村委員の御質問に關連いたしまして、大臣にお伺いいたしたいと思います。石炭の増産問題でありますが、國家管理案は、四月一日、あるいは新聞によりますと、七月一日という議論もあるようでありますが、どの道これは四月一日以降の問題と思います。しかしこの増産の必要は、今日このとき、すでに必要を感じておるのであります。これに對して、過般マツカーサー司令部からも指示があつたようでありますが、國家管理法をするとしないにかかわらずただちにこれに對する對策が講ぜられておるということであるが、それが豫算面にはあまり現われておりません。あるいは資材の問題、資金の方面、あるいは勞働關係、あるいは輸送……


■ページ上部へ

第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 国土計画委員会請願小委員会 第8号(1948/06/15、23期、民主自由党)

○淺利三朗君 三陸沿岸地帶は廣大な山岳地帶を背景に、風光明美で、景勝價価が大であるばかりでなく、この地帶に点在する大船渡、釜石、宮古、その他都市あるいは漁村の発展が著しく、経済的にも、文化的にも、祖國再建に寄與するところ大であると信ずる、ついては該地帶を準國立公園に指定されたいというのである。

第2回国会 国土計画委員会請願小委員会 第11号(1948/06/23、23期、民主自由党)

○淺利三朗君 昭和二十二年の第三次水害により、岩手縣東磐井郡下各町村の受けた被害は実に大きく、財政窮迫の罹災町村独自の力ではとうていこれが復旧の全きを期することができない。若しこのまま放置すれば再び災害を招くことは明らかである。ついては該災害復旧工事を速やかに助成施行されたい。

第2回国会 予算委員会公聴会 第1号(1948/06/18、23期、民主自由党)

○淺利委員 今の御説明のうちに、やみの所得を五千億と推定した。それは昨年の國民所得が九千億であるから、そのうち課税対象となつたものが四千何百億である。だからそれを差引いたもの五千億と査定したというのですが、これは何か論法があまり飛躍的で、課税対象にならぬもののうちには、免税点以下のものも相当あると思うのですが、その免税点以下のもので課税対象とならなかつたものと、やみ利得で課税を免れたもの、こういう二つにわけられると思うのですが、免税点以下のものはおよそどのくらいの所得があるとお調べですか。
【次の発言】 課税対象になる人間と、課税されない人間とを比率から見たら、大体どのくらいですか。

第2回国会 予算委員会公聴会 第2号(1948/06/19、23期、民主自由党)

○淺利委員 ちよつとお伺いしたいのでありますが、実は私どもは運輸省の示された表によつて了解しかぬる点があるのでありますので、実務に携わる方の御説明を承つたら最もいいと思います。ただいまのお話の中にもありました終戰前の三十万の人間で運行しておつた当時と、今日においては走行キロ数においては変りない。しかし人員は四倍に殖えておる。從つてこれに從事する職員も、その業務量に感じて四倍にしなければならないということは、一應うなずけるのであります。しかしながら、戰前においてはわれわれは今日のような殺人的の列車に乘つておらなかつた。從つていずれも腰をかけて乘つておる。今日はほとんど一つの列車が満場立錐の余地な……

第2回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1948/06/29、23期、民主自由党)

○淺利委員 鉄道に関係するのでありまするけれども、主計局長は御承知かと思います。進駐軍の鉄道輸送については、終戦処理費から金が出ている、こういうことに承つております。そうすると今度の鉄道運賃の値上の倍率のいかんによつて、終戦処理費の内容は変つてくると思います。現在においては、すでに与党においても、この倍率変更を計画されている。もしこの鉄道運賃の倍率を変更すれば、どういう影響を及ぼすか。現在の政府提案の三・五倍でやつたものとすれば、その輸送費はどれほどに現在なつているか、その点が、もしおわかりでしたらお伺いいたします。
【次の発言】 原価計算ということになりますれば、結局独立採算制の上から見れば……



浅利三朗[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|23期|-24期-25期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

浅利三朗[衆]在籍期 : |23期|-24期-25期
浅利三朗[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 23期在籍の他の議員はこちら→23期衆議院議員(五十音順) 23期衆議院議員(選挙区順) 23期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。