このページでは只野直三郎衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○只野直三郎君 私は、第一議員倶樂部、日本人民党の只野直三郎であります。今回地方自治行政の改革に関しまして、いささか私の所見を申し上げます。 現在の日本の政治の行詰りは、いろいろな方面からこれが考えられることではありますが、日本の政治の行詰りの根本は、われわれが今いただいておる新らしい憲法の性格から出発しておる。まずもつてこれを私の前提といたします。從いまして地方行政も、同じその観点においてこれを論じてみたいと私は考えます。しからば、今日の地方制度においてどのような点がいけないのであるか、そのいけない部分を拾ひ上げて申し上げてみます。 私は、現在の地方制度においては二つの欠点のあることを考……
○只野直三郎君 議長、今のは相馬君ですか、田中健養君ですか。
【次の発言】 相馬君が急に用がありまして帰りましたから、私が発言することになつております。
【次の発言】 それでは私が只野直三郎を指名いたします。
【次の発言】 本日の自由討議にあたりまして、第一議員倶樂部を代表いたして私が演説をしたいと思います。
私の演題は、日本はどうすれば再建ができるか、こういう問題であります。それに関しまして、私がかねて提唱しておりまするところの統領制度理論というものを、簡単ではあリますが大体申し上げまして日本再建の根本の問題に触れてみたいと思うのであります。
現在の政治の混乱は、日本の國に政治家がいない……
○只野委員 この九月十四日以來の、カスリン颱風が發生しました結果、東北地方特に宮城縣、岩手縣を中心として激しい降雨量があつて、七月の水害と比較してほとんど問題にならないほどの状態が現われております。九月七日から十六日までの降雨量というものは、大體三四五・五ミリになつております。それから九月十五日十六時より十七時までの一時間の最大雨量が六一・七ミリという驚異的な降り方で、ほとんど一間先を歩く人の顔が見えないくらいの豪雨であつた。その結果容易らぬ事態が發生すると考えておつたのでしたが、それが遂に實現された。私の見た範圍は、大體宮城縣の仙北地方全體にわたつて見てきたのでありますが、各河川はほとんど河……
○只野委員 私はこの開港の問題に關しましては、政府の原案に賛成の意を表するものであります。従来の開港場の関係その他の問題から、貿易がとかく中央的な大きな開港場において貿易されるというふうな傾向があつたのでありますが、將來の日本の経済の建直しは、各地域においてそれぞれの生産物をすべて外國貿易ならば外國と直結するというふうな行き方をとつていけば地方の工業というものは、あるいは集散というものが非常に活淡なるものであつて、そういう意味から考えて、全國各地域に平均して開港場を設けるということは非常によろしいことである。そういうふうに考えます。そういう意味におきまして一今回の新だに開港場を指定することをも……
○只野委員 投票を用いないで本間俊一君を委員長に推薦したいと思います。
【次の発言】 理事はその數を六名とし、委員長において御指名あらんことを希望いたします。
○只野委員 私は宮城縣の者で、水害の中心地の提防の決壊した村の出身者であります。それで私の申し上げたいことは、村の故老がどういうふうにこの水害に對して考えておるか、それから政府に對してどういう感情をもつておるか、またどういう期待をもつておるか、そういうことを申し上げて、それに關連していろいろ御質問したいと思います。もちろんこれは宮城縣の一部の問題だけを申し上げるのでありません。その一部を申し上げればそれが全體とほとんど同じようになると思います。その意味で一つの例として申し上げます。たとえば今度の宮城縣の一部の水害は江合川の氾濫というものが大きな原因をなしております。ところがその江合川の氾濫は避……
○只野委員 これは内務省關係になると思いますが、今度關東、東北、北海道各地域にわたつてたいへんな災害が起つたのですが、私はこれを地域的に考えないで、實は河川から考えております。そこで現在の關東、東北における災害の最も甚大なのは利根川流域と北上川の流域とこの二地域である、こう結論していいと思います。そこで利根川流域の災害は過般來新聞紙上その他で大分報道されておつたので、日本全國的に災害の認識が深まつているようであります。また中央政府のとつた措置も非常に機敏であつて、むしろ私どもが見て、ほめてよいと思うくらいの部分が相當にあると思われております。ところが不幸にして北上川流域の方は、關東の水害のため……
○只野委員 ただいま野原君から北上川その他の河川に関する調査報告を拝聽したのであります。その中で、北上川のような大きな河川は岩手、宮城にわたつて流れているが、この管理のことに対して、岩手、宮城が共同してそれを管理し、治山治水もともどもに緊密な連繋のもとにやるべきであるという御意見でありすまが、これはまつたく重大なことであります。現在も、日本においては、行政区画が小さいためと私は考えておりますけれども、大きな河川が数縣にわたつて流れておるために、途中きれぎれに河川管理の氣持があつて、結局その河がわれらの河、われらの山という観念を失わしめて、おのおのの地域の分だけに関しての利害を互いに相追求すると……
○只野直三郎君 私は第一議員倶樂部の田中君の代理で出ております。私の発言は委員外発言になりますが、ちよつと申し上げたいことがあります。
【次の発言】 それは三、四日前に私の方から決議案として出した問題でありますが、政局混乱防止の原因を究めて、日本の政局を安定する方式を確立したいという私の切実な考えによりまして、政局混乱防止特別調査委員会を設置してもらいたい。そういうことを提案したのでございますが、これは相当重大な問題でございまして、簡單にできることとは考えておりません。ただ私のそれを提案するに至りました考え方を一應皆さんにお傳えいたしまして、それを審議するに際しての参考に申し上げたい。こう思う……
○只野直三郎君 今月の十三日に提出しました政局混乱原因調査特別委員会設置の決議案に関しまして、私がその提案理由を申し上げて、皆さんの御了解を得たいと思うのであります。今日の政情に関しまして、客観的に日本の政治というものは、かなり行き詰まつておると言つて過言ではないと思うのであります。日本の現在において、人為的な攻勢と自然的な攻勢と二つの攻勢が現われております。人為的攻勢はいわゆる労働攻勢であり、自然的攻勢は天災地変であります。労働攻勢に対しては、今盛んに論議されておる公務員法の改正等でこれを解決しようと考え、國をあげて騒いでおりますが、この公務員法の改正等だけでは、おそらく労働攻勢の解決にはな……
○只野直三郎君 さつきの申合せの通り。
○只野委員 大臣に、お尋ねになりますか、希望になりますか、私は宮城縣の災害地出身の代議士ですが、東北地方の水害の状況というものは、よほど拔本塞源的な計画を立てなければ処理ができないと思つております。ことに宮城縣の災害は、ほとんどあそこは河川も網のようになつておりまして、よほど計画をうまくしなければ、今後何十年も続かぬだろう、こう思つております。それで私はこの水害対策あるいは治山治水の根本問題として考えているのは、結局は徹底した地方分権の政治をしなければ、治山治水はうまく行かぬ。だが今の段階において、徹底した地方分権をやろうということは非常にめんどうなことである。それで、私は今日の段階において考……
○只野委員 岩沢次官におもにお聞きしたいと思います。 本年度の災害に対する國庫の補助その他については、とても十分だということができませんので、これはおそらく去年も今年も來年もというように、要するに不徹底に終りがちであるということを感じております。それで私はこのように中央政府の力が不十分であつて、しかも災害復旧を完璧にすることができないという場合に、予算面の問題だけを取扱つてそれで頭を悩ましてみたところで、國民の災害による窮迫というものは、少しも解決されて行かないのであります。それで私は、あるいは本日の委員会の見当からはずれていることをお尋ねするようなことになるかもしれませんが、それに付随した……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。