このページでは寺島隆太郎衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○寺島隆太郎君 経済報告書に綴られた四万語は、祖國再建がいかに至難であるかを端的に示しておる点、白書の名に反し経済黒書、すなわちブラック・ペーパーであるといわなければならない。このブラック・ペーパーをホワイト・ペーパーたらしむるものは、苦難は、結局國民の耐乏によつて救われるという急所を、明示しなければならないはずであります。すなわち、急所とは何か。ポツダム宣言であります。ポツダム宣言は、全世界の大衆の前に、断じて日本を奴隷化するものでないということを、明文化いたしておるのであります。しかもわれわれはこの宣言を最も忠実に履行しておりまする以上においては、当然この白書には、すなわち、断じて日本の経……
○寺島隆太郎君 本請願の趣旨は請願文書表に書いてありますが、千葉縣海上郡飯岡町は九十九里濱の東端に位し、舊幕府時代以來同地方漁場の基地として往時繁榮を極めましたが、その後適當なる船溜なきため漸次衰退に向い、天惠の漁場を控えながら、開發の成果を收むることなく今日に及びました。しかして九十九里濱に適當たる船溜を待望する衷情は、沿岸漁民の熾烈なる欲求であります。しかるところ最近飯岡町東端地先が、自然の波動浸蝕により岩盤地帶が蚕喰され、あたかも自然の船溜をなす地形を現出致しました。ついて當町において若干の技術試驗及び詳細調査をいたしましたところ、この地形に工事を施しますれば、十分船溜として築造せられ、……
○寺島委員長代理 委員各位に申し上げますが、安定本部長官は、餘儀ない所用のために十一時までしかここにおられませんので、安定本部長官に對する留保せられたる質疑の方のみの御發言を許します。清澤俊英君。
○寺島委員 私は大臣にお尋ねいたしたいのであります。系統的に日本農政の全般を分類して、その中において本法案の占める地位竝びに本法案の中に檢討せらるべき多くの問題につきましては、別個の機會に讓るといたしまして、この際、ただいま大臣は、日本農村民主化の上において不可分の關係をもつと言われておるいわゆる土地改革の問題につきまして、就任早々にして第三次農地改革を斷行いたし、その内容は在村地主の一町歩の土地保有を認めない。かような意味の御所見を全國農民の前にお示しになられたのでございますが、これはいずれの時期に、またいかような内容をもつて、これを政治家として具現せられていくおつもりでありますか。お伺いい……
○寺島委員 私の質問は約十六箇條ほどあるのでありますが、主として農林大臣の農政上の所見について、協同組合法に關して伺いたいのでありますので、大臣のお見えのときまで質疑を留保さしていただきたいと思います。
○寺島委員 大體了承いたしました。
【次の発言】 本法案中について、先般農林大臣に質疑をいたしましたことに繼續いたしまして、お伺いいたしたいのであります。私思いますのに、この農業協同組合法案を拝見いたしましてつぶさに感じますことは、この農業協同組合法の貫く根本理念いかんという問題に關するのであります。それはわが國の從来の農業經營は、言うまでもなく封建的遺制としての、現物形態の高額小作科による桎梏が第一點でり、次にはあまりにも過小農制あつたという點が指摘されるのでありまするが、このことが言うがごとくに日本農村の資本的地主の勢力をほしいままにせしめ、農村分化を遂に後退停頓せしめたいいうことにあいな……
○寺島委員 本案は賛否兩論について、委員會がかくのごとくわかれておりまする以上においては、採擇に決しますことも、不採擇に決しますことも私はよろしくないと思う。よつて参考送付という取扱いをもつて、何とぞ善處せられんことを望みます。
○寺島委員 私はすでに一昨日の經濟閣僚懇談會の席上において、米價問題がきわめて眞撃活溌に論議せられており、農林大臣と安本本部長官との間に非常な論戰の應酬があつて、すでにこれは二十日の閣議で決定するということは、西尾官房長官が言つておる。かような事きわめてさし迫つておる段階に際會いたしまして、すでに國民協同黨におきましては米價二千五百圓以上を主張いたし、農民黨においては三千圓以上を主張いたし、さらにまた共産黨においては米價石三千五百圓以上を主張しておる段階においてわれわれ民主黨、第一議員クラブ等の有志によつて結成されております農民協同民主連盟においては、米價石二千六百圓を絶對下つてはならないとい……
○寺島委員 米價の公正妥當なる決定は、ただにわが國經濟再建に至大な影響をもたらすのみならず、眞に農民の納得するに足る米價を作定することによりまして、現下緊喫の問題であります供出を完遂させ、やみを撲滅し、流通秩序の確立を期することができるのであります。よつて本農林委員會におきましては本問題が全耕作農民注視の的であり、かつごときわめて緊急を要する重大性に鑑みまして、先般來屡屡その審議を重ねて來つたのでありますが、特に去る十八日、この問題に對する委員會を開催いたし、愼重檢討を加えました結果。次のごとき正式決議をなし、これが實現とその善處を政府に要請いたすことに相なつたのであります。すなわち農林委員會……
○寺島委員 井上次官にお尋ねいたします。私は堀川委員の質問に關連にいたしまして私の所論を展開いたしますが、第一點は、社會通念の問題についてあなたとお話をいたしたいのであります。第二は昨年私が農地調整法の質疑において、時のあなた方の党派の代表者の展開せられておる所論を明らかに今日思い起すのであります。それと、これに答えられたる和田農林大臣と兩者の言葉を引用して、お話をいたしたいと思うのであります。事を明確に運んでいきたいためにきわめてつかぬことをお尋ねいたしますが、あなたは衆議院の食堂において食堂を召しあがつたことがございますか。まずこれを伺いたい。
○寺島委員 わが民主党といたしましては、食糧確保臨時措置法案につきましては、この法案が臨時農業生産調整法なる題名のもとに前國会に提案せられたる直後、特別委員会をつくりまして慎重なる檢討を加えたのでありますが、日本農政の現状を直視し、かつまたその將來を展望いたしますときに、ただいま同僚小林委員より開陳せられましたる修正案に賛成をいたしたいと思うのであります。さりながら、本案を修正可決いたしますについて、農業当局にわれわれが嚴重に要望いたしたい一点が存在しておるのであります。 第一点、日本農政の將來は、いわゆるエジプト米の輸入によつてすでに端的に立証されておりまするがごとく、ポンド圏地域との交易に……
○寺島委員 修正案を提出いたします。先に修正案文を望読いたします。 競馬法案修正案 競馬法案を次のように修正する。 第一條第一項中「政府又は都道府縣」を「政府、都道府縣又は著しく災害 を受けた市で内閣総理大臣が指定するもの(指定市という。以下同じ。)」に、同條第二項中「都道府縣」を「都道府縣又は指定市」に、同條第三項中「政府又は都道府縣以外の者は、」を「政府、都道府縣又は指定市以外の者は、」に改める。 第五條第一項中「入場者に対し、」を削る。 第二十條第一項中「地方競馬」を「都道府縣の行う競馬」に改め、同條同項の次に次の一項を加える。指定市の行う競馬の開催は、各指定市につき……
○寺島委員 明日確実に提出できる資料について項目別に述ぺられたいのです。
【次の発言】 ただいまの答弁は質問の主旨と違うから再説明されたい。特に本委員は次の点に関する資料の提出を要求します。
農家の実態調査、雇傭労賃の基礎資料、昨年度における精米供出の実情、報奨に関する実情調査、昨年度米價決定以降の農家の金融状況、についての資料です。
【次の発言】 この際委員長にお尋ねします。新米價の決定については農林事務当局の監督立法の立案または財政法第三條の改正あるいは暫定的米價審議機関を設けるか、あるいは今回は主として農林委員会が担当するか等の措置が考えられるが、委員長の御意見が伺いたい。
○寺島委員 農林大臣にまず伺います。前國会において院議をもつて、米價の決定は國会の意見を尊重すべしという決議をいたしたのに対して、これに答えられた農林大臣の考え方は、十分議員諸君の満足のいくような方法をもつて、次期の國会までには具現化いたすという御答弁をなさつておりますが、その信念並びにその考えについて、現在変つておらないかどうかということを伺いたい。
【次の発言】 しからばお尋ねいたしますが、永江農政のあり方というものを、私どもはつぶさに檢討し來つて、敬意も表し、かつ御苦心のほども、実は與党として並々ならぬものであるということをはたからながめておつたのですが、米價審議会でいくというが、これは……
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