花村四郎 衆議院議員
23期国会発言一覧

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花村四郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは花村四郎衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院23期)

花村四郎[衆]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 衆議院本会議 第75号(1947/12/09、23期、日本自由党)

○花村四郎君 私は、この際片山総理大臣並びに所管大臣に対し、治安維持に関しまする緊急質問をいたさんとするものでございます。  思うに、最近の社会情勢を見まするに、まことに寒心にたえざるものが多く、日々傳うるところの新聞紙上をにぎわしておる現実は、その一部を如実に物語るものであるということができようと思うのでございます。すなわち、道義の廃頽、官紀の紊乱、犯罪の激増、ことに都市における兇惡犯罪の頻発等、まことに恐るべき世相を現出し、わが憲法に規定せられておるところの基本的人権、個人の生命財産等の保障はまさに危殆に瀕し、社会不安は著しく増大し、世はまさに文字通り暗黒時代を招來しつつあるのでございます……

花村四郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院23期)

花村四郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 司法委員会 第2号(1947/07/09、23期、日本自由党)

○花村委員 ちよつとただいまのこの管轄区域の対する関連質問をいたしたいと思うのでありますが、この管轄区域を設定するについての司法省の基準は一体何におかれたのか。行政区劃を基準にされたのであるか。あるいは地域的に見て適当な場所と考えられる所に、設置するということにいたしたのであるか。あるいは警察等の單位基準としてつくられたのであるか。その簡易裁判所設置に関する機銃をお示し願いたいと思います。

第1回国会 司法委員会 第4号(1947/07/16、23期、日本自由党)

○花村委員 國家賠償法はまことに簡單な條文からなつているのでありますが、相当にこれは重要な議案であると認めてよかろうと思うのでありますが、すでに委員会が本日開かれることが前々から明瞭いたしているにもかかわりませず、司法大臣はただ本案に関する説明のみをされて、そうしてこの第一回の委員会に顔を出されぬということは、まことに私は遺憾に存じます。司法委員会の重要でありますることは多く申し上げるまでもないのでありまするが、なるべく司法大臣は万障繰合わして出席すべきが当然であろうと存じますが、その点は委員長から司法大臣に特に要求をせられておかれんことを希望いたします。そこで、司法大臣に関する質問が数項にわ……

第1回国会 司法委員会 第5号(1947/07/26、23期、日本自由党)

○花村委員 私は前回の質問に次いで本法案に対する質疑が残つておるのでありますが、大臣もお忙しいことであろうと思いまするので、大臣に関する質問を先にして、本案に直接関係のある質問は後回しにいたしたいと思います。そこで私は司法大臣に対しまして、本案に関連をいたしましていささかお尋ねをいたしてみたいと思います。それは大体十点に相なるのでありまするが、まず第一にお尋ねしたいことは、司法行政の面において行政整理をせられる意思があるかどうか。申すまでもなく國家財政は著しく逼迫をいたしておるのでございまするが、わが國のこの危局を克服し、この難局を乗り切つていきます上においては、どうしても國家財政の上において……

第1回国会 司法委員会 第6号(1947/07/28、23期、日本自由党)

○花村委員 今の問題に對して關連してちよつと質問いたしたいと思います。――賠償責任に關しまして國家が責任を負う旨の國家賠償法ができたのでありますが、まことに本法案たるや少しの進歩的のところが發見できぬと申し上げてよかろうと思うのであります。要するに民法の不法行為による損害賠償と、刑法の不法行為による損害賠償とが混済されて解釋せられておつたようなこともあるのでありますが、しかしながらこれははつきりその趣きを異にしているのでありまして、前者は要するに個人の損害賠償というものに重きをおいている。それから後者は社會的見地から見た損害賠償という点に重きをおいたという点において異なつておるのであります。そ……

第1回国会 司法委員会 第7号(1947/07/29、23期、日本自由党)

○花村委員 ただいまの第一條の違法という文字ですが、民法の損害賠償の規定は不法という文字を用い、しかも國家賠償に關しまする諸外國の立法例も不法という文字を用いておるのですが、それを特にここで違法という文字を用いた理由はどこにあるか。それが一つ。そしてただいまの立證責任の問題で、要するに立證責任の故意過失がなかつたという立證と、そして故意過失があつたという立證と、双方の立證責任の問題が起きてくるのでありますが、今政府委員の言われたところによりますと、故意過失がなかつたという立證は相常にむずかしいと言われるお話であつたのであります。これはごもつともと存じます。しかしながら行為をやつた人の故意過失が……

第1回国会 司法委員会 第8号(1947/07/30、23期、日本自由党)

○花村委員 私の質問は首相にお聽きしたいところであるのでありますが、ご多忙のほどを察しまして、西尾官房長官を煩わした次第であります。そこで私の質問は三點にわかつのでありますが、まず第一に法律案についてお尋ねいたしたいと思います。  ご承知のごとく新憲法の實施によりまして、これを取巻く諸法規の改廢が行わなければならないことは當然でありますのみならず、その數においても相當に上がるのではないかと考えられるのでございます。しかるに今日まで提出せられました法律案を見ますると、まことに寥々乎たるものでありまして、この新憲法を取巻すべての法規が改廢せられる時期は、いつであろうかと疑わざるを得ないほど、その提……

第1回国会 司法委員会 第12号(1947/08/04、23期、日本自由党)

○花村委員 今の三十四條の質問に牽連してお尋ねいたしたいと存じます。この規定は懲役刑も罰金刑も同一に扱つておるようでありまするが、これは少なくとも罰金刑はやはりその他の懲役禁錮の刑と区別をして考えるということが、最も適當ではないだろうか、こう私は思うのであります。たとへば罰金刑は罰金の言渡しを受けまして、その判決が確定しても、三個年を経過すればそれは消えてしまう。こういう時効に関する規定を對照してみましても、一方は罰金の言渡しを受けて、そうしてその判決が確定し、しかもそれが執行せられずにおる場合においては、三年間経過すればそれが消滅してしまう。ところがこの三十四條は罰金刑の言渡しを受けて、それ……

第1回国会 司法委員会 第13号(1947/08/05、23期、日本自由党)

○花村委員 私は佐瀬君の修正の動機に賛成をいたす一人でございます。修正の理由については、佐瀬君がことこまかに論じられましたので、これを大體私の趣旨辯明採用をいたしてよいと思うのでありますが、一言だけ私の意見を申し上げておきたいと思うのであります。  本案は、國民の權利をいやが上にも拡大強化いたしました新憲法、その新憲法の第十七條によつて提案をいたしました法律であるのでございますが、これは今日のわが國の世相に鑑み、當然こうあるべきであろうと存ずるのであります。諸外國の立法制におきましても、すべてとは申しませんけれども、米國においても、フランスにおいても、あるいはまたドイツにおいても、ソヴイエトに……

第1回国会 司法委員会 第16号(1947/08/08、23期、日本自由党)

○花村委員 私は實は他の委員會に出ておりましたので、刑法の質問ができませなかつたので、あるいは重複する點もあらうかと存じますが、名譽毀損に關しまする最後の二百三十二條中に、同條の次へ一項を加えてあります皇室の名譽毀損罪、竝びに外國君主、大統領に關するこの種の犯罪のこの條章に牽連いたしまして、第一章として、皇室に關する犯罪が削除に相なつておりますが、これと牽連をいたしまして、少しく政府委員の御所見を承りたいと思うのであります。まず第一にお伺いいたしたいのは天皇に關する刑法適用との關係でありますが、ここに改正せられましたこの二百三十二條に追加せられました名譽毀損に對しては、内閣總理大臣が代つてその……

第1回国会 司法委員会 第25号(1947/08/23、23期、日本自由党)

○花村委員 ちよつと簡單にお伺いいたしておきたいと思うのでありますが、この家事審判に關します事柄のきわめて重大でありますことは、多く申し上げるまでもないことであります。そこで家事審判の審判官、あるいは參與、もしくは調停委員の素質、資格等が、やはり家事審判の上に重大なる關係をもち來するものであろうと思うのでありますが、これらの人に最も適當な人を得るということが、要するに家事審判法の運營をして、その成果あらしめるものであろうと思うのであります。たとえば審判官はどういう人を採用されるという構想をもつておられましようか。あるいは判事の中でもどの程度の人、どの程度の階級の人といつたような構想がありました……

第1回国会 司法委員会 第27号(1947/08/26、23期、日本自由党)

○花村委員 私は議事進行と申しまするか、委員長に對して一應お尋ねをいたしたいと思うのであります。實は本日の議院運営委員會において、松岡議長が、本國會の會期の延長をいたしまする説明のうちで、その理由の一つとして、司法委員會におきまする刑法竝びに民法の審議が遲々として進まないがために、これを終了するにはどうしても一箇月あまりの日子を要する、從つて現在議會に提案されておる民法竝びに刑法の重大法案の審議ができないので、やむを得ず議會を一箇月延長せざるを得ないのであるーー一箇月ではない、九月の末日まで延期しなければならないようなやむを得ざる事情があるのであるという説明をされたいということであるのでありま……

第1回国会 司法委員会 第29号(1947/08/29、23期、日本自由党)

○花村委員 安本長官にお尋ねいたしたいと思います。まず第一に本法律の第一條のうちに、「經濟安定本部總裁は、經濟安定の緊急施策の實施に」云云とありますが、この經濟安定の緊急施策というのは、いかなるものでありましようか。これをまず第一にお伺いいたします。
【次の発言】 それからその一條のうちで、ただいま讀務んだ後の方に、「左に掲げる物資の生産、輸送、割當、配給又は使用について、關係者に報告」云々とありますが、この關係者というのはいかなる人でありましようか。それをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、官廳、團體もしくはその他の事務員、こういうことになりますか、これは關係しておるというの……

第1回国会 司法委員会 第34号(1947/09/19、23期、日本自由党)

○花村委員 私は改正民法に關しまする質問を行いまする前に、司法大臣に對しまして緊急質問を若干いたしてみたいと思います。すでに御承知のごとく、最近におきまして司法權に關する重大なる問題として、社會の耳目を聳動した事件に二つがあるのであります。その一つは田中檢事の問題であり、その一は静岡刑務所の問題でございます。そこで田中檢事の問題はさることながら、静岡刑務所の問題こそは、まことにゆゆしき重大問題であると申さなければならぬと思うのであります。おそらく司法省始つて以來末だかつてその例を見ざる重大な事件であると申し上げてよかろうと思うのであります。この問題に對しましては、世をあげて深き關心と強き注意の……

第1回国会 司法委員会 第35号(1947/09/20、23期、日本自由党)

○花村委員 片山總理大臣に對して若干質問をいたしたいと思います。そこで先ほどの刑法の一部改正に關する問題についてでもありますが、首相の職務權限についてのご意見がきわめて不明確であつたように考えられますが、要するに内閣總理大臣の職務權限は、その大綱は憲法によつて規定せられており、その憲法で規定せられた大綱に基いて國家の行政事務を運行していくということに相なろうかと思いますが、いかがでしようか。
【次の発言】 そうしますると、この刑法の一部を改正する法律案の二百三十二條の問題にはいるのでありまするが、これは天皇その他の皇族方の名譽を毀損した場合においては、内閣總理大臣が代わつてその告訴權を行うので……

第1回国会 司法委員会 第36号(1947/09/22、23期、日本自由党)

○花村委員 關連して、…。私は昨日の質問に繼續して行こうと相なつておつたのでありますが、遲れてまいりましたので、鍛冶君が大體質問をせられたので、わたしはなるべく重複を避けて首相の明快なる答辯を希うものであります。  まず昨日の刑法の一部を改正する法律案に對すしまする質問は、大體終わつたのでありますが、ただ一點結論的の御答辯を願いますことが濟んでおりませんので、最後に一點刑法の一部改正に關する問題に對しまして、質問をいたしたいと思うのであります。それは今日までの政府委員竝びに司法大臣の答辯によりますと、要するに皇室に關します罪の條章を削除いたしましたことは、結局において国際情勢に対處するために、……

第1回国会 司法委員会 第40号(1947/09/27、23期、日本自由党)

○花村委員 私はこの經濟査察官の臨檢、檢査等に關する法案に質してみたいと思うのであります。  近来出てまいりまする法律案を見ますと、ほとんどすべてが、その末項に罰則の規定が設けられておる。おそらく現在政府で出された法律案のうちで、その末項に罰則の規定の載つていない法律案は、まことに乏しいものであると申し上げてよかろうと思います。本案もこれまた罰則の規定が載つておるのでございまするが、しかし再建日本の跡始末をやつていかなければならないもろもろの施策に對して、こういう一面に何と申しますか、威かし文句で國民にそれぞれの事柄をなさしむるような考え方は、決して私は妥當ではないとおもうのでありまするが、殊……

第1回国会 司法委員会 第44号(1947/10/03、23期、日本自由党)

○花村委員 私は自由党の提案になりまする修正案に対して、賛意を表さんとするものでございます。政府が今回の刑法の一部改正の法律案におきまして、皇室に関する罪を全面的に削除をいたしましたのみならず、國交に関しまする重大なる條章の一部を削除いたしましたことは、まことに遺憾にたえないところでありまして、私は心からこの種削除に対して反対の意思を表示するものであります。なかんずく天皇に関しまする特別罪の削除についてでございまするが、政府は天皇に関する特別罪の削除の理由といたしまして、まず憲法第十四條を採用いたしまして、國民は法律のもとに平等であることが規定されておる、従つて天皇も一般國民と平等な個人として……

第1回国会 司法委員会 第46号(1947/10/08、23期、日本自由党)

○花村委員 今のに關連質問をちよつと附け加えたい……。
【次の発言】 簡單だからもうちよつと待つてください。それは、今鍛冶君の言われるのは、安定本部の仕事の對象は各官廳であるということにこの安定本部令第一條のきまつているわけです。これは私が首相に質問してはつきりしているのですが、安定本部令の第一條でみますれば、安定本部の仕事の對象となるべきものは各官廳である。從つて第一條の解釋から考えれば、官廳以外の業者、關係者は對象にならぬのじやないか。こういうことになる。わかりましたか。安定本部令第一條の安定本部の職務權限の對象は各官廳である。從つて各官廳以外に出ずることはできぬということは、一條に明瞭で……

第1回国会 司法委員会 第70号(1947/12/06、23期、日本自由党)

○花村委員 ただいま議題となりました法律案に對し、各派共同提案になる修正案を提出いたしたいと思います。その修正案の案文を朗讀いたします。    昭和二十二年法律第七十二號日本國憲法施行の際現に效力を有する命令の規定の效力等に關する法律の一部を改正する法律案に對する修正案  昭和二十二年法律第七十二號の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。  「第一條に左の一項を加える。    前項の規定は、昭和二十年勅令第五百四十二號(ポツダム宣言の受諾に伴い發する命令に關する件に傷き發せられた命令の效力に影響を及ぼすものではない。」を削る。    第一條の二中「醫藥部外品取締規則(昭和七年内務省令……

第1回国会 司法委員会 第71号(1947/12/08、23期、日本自由党)

○花村委員 以上兩件の陳情書は、本委員會において了承しおかれんことを望みます。

第1回国会 政党法及び選挙法に関する特別委員会 第3号(1947/08/02、23期、日本自由党)

○花村委員 私も大體ただいま林君のお述べになりました趣旨に贊同する一人であります。ここにおいてただ目標なしに自由討議をいたしましても、その收穫たるやまことに微々たるものであろうと思うのであります。とにもかくにも政黨法は現在の政黨に對しまして、相當重要な關係をもつておりまするので、從つてここに配付になりました政黨法案なるものがございまするが、この出所はどこかわかりませんが、とにもかくにもこういう案が配付になりましたので、これを各黨がもち歸りまして、おのおのの政黨において調査研究の結果、その腹案を得まして、そしてここに集まつて、いかなる立派な政黨法をつくるべきかという線に沿うて論議を進めることが、……

第1回国会 政党法及び選挙法に関する特別委員会 第8号(1947/08/18、23期、日本自由党)

○花村委員 政黨が法律化されまするこの場合において、その設立行爲竝びに性格、行動等が法文化され、ある程度の制約を受くべきことは當然であると申さなければならぬのであります。從いまして政黨の組織に關しましても、政黨の根本をなしておりまする黨則を明らかにすることは、これは必要でありますので、從つてこの黨則の屆出ということに對する義務を課するのは、これは當然であろうと思うのであります。從いまして第四政黨の組織の分の四、五、六、七というような條項については、あえて論ずる必要はないと思います。すなわち屆出の義務を課するの必要はないと、こう私は申し上げてよかろうと思います。但し黨の代表者竝びに重要なる役員に……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 司法委員会 第15号(1948/05/01、23期、民主自由党)

○花村委員 本日は提案理由の説明を聽く程度に止め、質問は次会にまわされんことを希望いたします。  なおこの機会に法務総裁の大阪並びに神戸における朝鮮人の学校閉鎖事件に関する報告あらんことを希望いたします。

第2回国会 司法委員会 第16号(1948/05/05、23期、民主自由党)

○花村委員 私はただいま議題に上つておりまする本案に対しまして、法務総裁に若干お尋ねをいたしたいと思うのであります。  まず第一に、判事の裁判制度の上における地位でありまするが、わが國の新憲法下におきまする裁判制度の全般を見てみまする場合に、判事に關しまする地位を、旧來よりも向上せしめまして、眞に憲法その他この憲法を取巻く法律の上から見た判事の地位というものを、ここで確立する必要があろうと思うのでありますが、本案は要するにさような見地に立つて出された一種の待遇案であろうと思うのであります。この待遇案に關しまする根本的の理念として、裁判官の地位をでき得る限り向上せしめるということが、新憲法の趣旨……

第2回国会 司法委員会 第17号(1948/05/06、23期、民主自由党)

○花村委員 昨日は法務総裁にお尋ねをいたしまして、中途で打切ることになつたのでありますが、本日は内閣総理大臣に一應お尋ねをいたしたいと思つております。裁判官と檢察官について、その本質的な性格から見、あるいは憲法その他の法令等に鑑みまして、その差異を設けなければならぬということはお認めになつておるということでありますが、それはしかるべきことであろうと思うのであります。そこで私がお尋ねいたしたいのは、しからばさように、すべての観点から見て差別を設けなければならぬという見地に立つて、本法案を見てみまる場合において、全般的から申しまするならば、ほとんどその差異が設けられておらぬと申し上げても、私は決し……

第2回国会 司法委員会 第18号(1948/05/07、23期、民主自由党)

○花村委員 司法権の運用に関係をもつております裁判官並びに檢察官に対し、他の行政官と比較をいたしまして、優遇をせなければならぬということは、これは長い間提唱せられておつたところでございまするが、遂に実現の機会を得ず、芦田内閣総理大臣に至りまして、初めて具現せられましたことは、まことに喜びにたえない次第でありまして、その総理のお氣持に対して滿腔の敬意を表する次第でございます。しかしながら、本法案をつぶさに見てみますと、なるほど形においては優遇をいたしたごとくに見えるのでありますけれども、実質的に本法案を檢討してみますれば、決してこれは優遇の域に達しておらぬものである。こう言い得るのではないかと思……

第2回国会 司法委員会 第20号(1948/05/21、23期、民主自由党)

○花村委員 民主自由党を代表いたしまして、原案は新憲法下における訴訟法として適当なるものと認めますので、原案に賛成をいたします。

第2回国会 司法委員会 第35号(1948/06/18、23期、民主自由党)

○花村委員 刑事訴訟法は裁判権を実行するものである。この裁判権と憲法上の司法権とは同一に見てよいか。
【次の発言】 日本國憲法は大体米國憲法を倣つているので、三権分立が強調されていると思う。從つて司法権は独立していると思うがどうか。
【次の発言】 参議院の裁判官の不当処理調査においては、たとえば保釈が正当か、どうか等ということを取上げているが、かかることが司法の独立という観点から見てできるか。
【次の発言】 立法府が國家機関の最高機関であるから、司法、行政に干與し得るとは言えない。憲法六十二條に則つて、各々國政に関する調査を行いとあるこの國政の中に、三権が含まれる建前の下に、かかる事案を取扱い……

第2回国会 司法委員会 第41号(1948/06/25、23期、民主自由党)

○花村委員 ただいま議題に相なつておりまする刑事訴訟法改正法律案についての質問をいたしまする前に、関連質問として、一応法務総裁にお尋ねいたしておきたいと思うのであります。それは西尾國務大臣に関する問題であります。この問題に関しては、少くとも最も直接の関係のありまする本委員会で、前に質問をいたすべきであつたのでありまするが、ついにその機会が与えられずに、関係のないと言えば語弊がありますが、比較的関係の薄い予算委員会において質問せられたような結果に相なつたのであります。この西尾國務大臣の政令違反に関しまする問題が起きましたことは、まことに議会人として、私どもも遺憾に思いまするが、昨日は不信任案を議……

第2回国会 司法委員会 第45号(1948/06/29、23期、民主自由党)

○花村委員 私は刑事訴訟法に関連して、鉄道保安について総理大臣及び運輸大臣にお伺いします。私は鉄道運輸の被害者の一人であります。長崎縣から、私の東京の住所宛に送つた貨物が紛失して以來、すでに六箇月経過しましたが、未だ行方がわかりません。被害者は私一人に止まらないでしようが、被害者代表の声として聽いてもらいたい。かような事態に立ち至つたのは、帰するところ、鉄道の保安がよろしきを得ないためである。そこで私は鉄道の保安について少しく調査してみた。  現行刑事訴訟法第二百五十一條によると、森林、鉄道その他特別の事項につき司法警察官吏の職務を行うべき者は、勅令をもつて定められ、その勅令には、鉄道次官、助……

第2回国会 司法委員会 第46号(1948/06/30、23期、民主自由党)

○花村委員 前会の継続をいたしまして御質問いたしたいと思います。改正刑事訴訟法の時に関する効力についてちよつとお尋ねしたいと思います。現行刑事訴訟法で訴訟が進行中新刑事訴訟法が実施をいたされることに相なりました場合においては、いずれの法律でその手続は進められるのでしようか。
【次の発言】 施行法でどのように解決されるお考えですか。
【次の発言】 そうすると旧法でただいま公判が開かれているという事件は、新法が実施をいたされることに相なりましても、旧法で進む、こういうことにお聽きいたしてよいでしようね。
【次の発言】 そうしますと旧法に新法が施行されているのであるが、旧法で手続を進めてきたものは、……

第2回国会 司法委員会 第48号(1948/07/02、23期、民主自由党)

○花村委員 ただいまの猪俣君の質問とちよつと牽連して、厚生省の政府委員に伺いたいと思いますが、先ほどの御答弁によりますると、第三條第二項に該当する少年のうちで、強制教育を受くべき性格をもつた青年は家庭裁判所の審判に付し、しからざるものは兒童福祉法によつてこれを保護されるというお話であつたのでありますが、家庭裁判所の審判に付する強制教育というものと、福祉法で扱うしからざる少年に対する保護処分と、どういう点が違いましようか。保護を加える点にどういう形において異なるのであるか、その点をひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと第三條の二項に掲げてある「罪を犯す虞のある少年」すなわち虞犯少……

第2回国会 司法委員会 第50号(1948/07/04、23期、民主自由党)

○花村委員 本案を提案いたしました理由といたしましては、「公訴権の実行に関し民意を反映せしめてその適正を図る」というようなことが主たる理由に相なつておるようでありまするが、まず不起訴処分に関してのみ民意を反映せしむるというようなことを考えられたようでありますが、むしろ進んでいわゆる起訴陪審に対して民意を反映せしむるていう意味で、公訴権の実行に対する陪審制度というものを採用したらどうかと思うのでありますが、それはいかがでしようか。
【次の発言】 起訴陪審を実行することは、わが國の現状に照らしてなかなかむずかしいことであるというお説であるのでありますが、この不起訴処分は、むしろ起訴をするということ……

第2回国会 政党法及び選挙法に関する特別委員会 第7号(1948/06/28、23期、民主自由党)

○花村委員 市町村のことはきめてあるのでありますが、東京のごとく市町村と異なつた区制が布かれておるところは、どういうぐあいに解釈しておられましようか。


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 決算委員会司法委員会連合審査会 第1号(1948/06/14、23期、民主自由党)

○花村委員 安本長官どうしたのですか。來ませんか。
【次の発言】 本案について安本長官にお尋ねをいたしたいと思います。本案は経済統制の励行を確保するために説ける必要があるということで、本法案を出されたのでございまするが、しかしわが國の諸情勢に鑑みて、現段階から本法案を見まする場合において、きわめて不当な法案であると結論をせざるを得ないのでございます。しかも本案は人権に及ぼす影響の重大でありますることは多く申し上げるまでもないのでありまするが、しかもこの重大なる法案に対しまして、本案を提出せられました安本長官が、本案に対しまする十分なる理解をもつておられることはまことに遺憾に思うのであります。先……

第2回国会 決算委員会司法委員会連合審査会 第2号(1948/06/15、23期、民主自由党)

○花村委員 安本長官に質問をいたしまして、その答弁が残つておりまするが、法務総裁に重ねて一点だけを質問をしてみたいと思うのであります。要するに、この法案によつてやみを撲滅しようということを企図せられたのであろうと思いまするが、芦田内閣の前身である片山内閣、その片山内閣の延長が今の芦田内閣でありまして、その性格においては異名同体であると申しても決して過言ではなかろうと思うのでありますが、片山内閣の折に統制を徹底してやみを撲滅しようということを計画いたされまして、流通秩序確立方策なるものを実施をいたしました。これによつて一箇月以内に物價並びに家計の安定を期するということを声明せられまして、そうして……

第2回国会 決算委員会司法委員会連合審査会 第3号(1948/06/17、23期、民主自由党)

○花村委員 今の木村さんの質問に関連してちよつとお尋ねしてみたいと思います。今までの政府委員の答弁によると、本案の規定にあります司法警察官の職務権限は、要するに経済査察廳法案によつて與えられるということになると思うのでありますが、そうお聽きしてよいわけですか。
【次の発言】 そうしますと、一面においては警察法による司法警察官といたしまして、統制違反取締りに関する権限をもつておるのでありますが、要するに司法警察官といたしましては、警察法に基く本來の統制違反行為に対する取締りの権限と、さらに経済査察廳の法律によつて與えられたる司法警察官としての権限と、両方をもつということに相なろうと思うのでありま……



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データ更新日:2023/02/05

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菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。