このページでは花村四郎衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(花村四郎君) 農地の移転につきましては、農地法の規定によりまして都道府県知事の許可を要することになっているので、農地について抵当権を実行する場合には、都道府県知事の許可を受けた者でありませんと競落人になることができない建前になっておるのでございます。しこうして、その他のことは民法、民事訴訟法並びに競売法等の規定によるのでありまして、特別なる扱いを受くるものはございません。(拍手)
○国務大臣(花村四郎君) お答え申し上げます。山花君の述べられたように、調査官がその日時、場所に町長を訪問した事実はございます。しかしながら、法務省が指示したことはございません。しかしながら、暴力主義的破壊活動を対象といたしまする団体が加入しているかいないかということを調査する必要がありと認める場合においては、その職務上調査官が出張をいたしますることは、これは当然であると申し上げてよろしいと思います。(拍手)
○国務大臣(花村四郎君) お答え申し上げます。 お説のごとく、第三国人戦犯は、戦争中日本国民として働き、終戦とともに戦犯として拘禁せられた人々でありまして、特に同情すべき事情あるものと認めざるを得ないのであります。よって政府は、今回その出所後の住居に対する対策を立てかつ、また、生業資金の貸付については特に予算的措置を講じ、その窮状を救済することといたしましたのみならず、就職につきましては、本人の希望や経歴や能力等を勘案して、関係部局においてこれをあっせんすることといたしたのでございます。さらに、立法化につきましては、ただいま慎重に研究中でございます。 なお、この機会に、ただいま決議となりま……
○花村国務大臣 ただいまの御質疑の点でありまするが、それは、過般、次官会議において、この第三国人の取扱い方を、どうすべきかということをあらゆる観点から検討されまして、その結論を出されまして、そうして閣議にもこれを報告せられたのでございます。それによりますると、大体、職業及び住宅のあっせんは、法務省なりあるいは厚生省なりが骨を折りまして、この二点は解決をしてやるように努める。それからなお、三国人の戦犯者の方からは、ただいま申し上げました二点のほかに、三十万円の金の支出を要請いたしておるのであります。この点については、いろいろ検討した結果、日本人は、巣鴨を出まする場合においては、三万円を支給されて……
○花村国務大臣 私もこの方面の専門家でありませんので、知識はきわめて薄いのでありますが、しかし聞くところによれば、今日の濃縮ウラニウムの受け入れに対しては秘密はない、こういうお話でございます。従いまして、秘密保持に関する法規等を考慮する必要はなかろうと思うのでありますが、今日わが国の現行法規を見ましてもこれに関する秘密保持の規定はありませんのみならず、もしただいま申し上げましたような秘密が伴わないものであるといたしますならば、今後もやはりこれに対する秘密保持に関しまする立法も必要ない、こう申し上げてよろしいと思います。
【次の発言】 その点よく私も確かめたのでありますが、協定中には少くとも秘密……
○花村国務大臣 河本、堂森両氏の釈放問題に関しまして、昨日来現場の方面と折衝を続けつつ今日に至っておりますが、なるべくすみやかに釈放をいたしまするよう最善の努力をいたしておりますので、この程度において御了承を願いたいと存じます。
【次の発言】 先ほどの言葉につけ加えておきたいと存じますが、現場との交渉が進みつつあるという意味は、よき方面に進みつつあるのでありまするが、しかし、ただいまその結論を申し上げるまでの程度に至らぬ、こういうことですから、どうぞ御了承願います。
○花村国務大臣 検事総長に対するお呼び出しでありましたが、所用のため出頭ができませんのみならず、かりに出頭いたしたといたしましても、秘密事項に関しましては結局法務大臣の許可を受けなければ供述ができぬというような関係から、私がお呼び出しに応ずる方がかえって便宜であろうと存じまして、出席をいたした次第でありますから、その辺はしかるべく御了承を願たいと存じます。 そこで御質問の、吉田前首相に対する当該委員会における告発問題に関するその後の経過に対しまして答弁をいたします。 お尋ねの事件については昨年九月二十一日衆議院決算委員会よりの告発を受けまするや、東京地方検察庁においては直ちに主任検事、特捜……
○花村国務大臣 吉田君のお説ごもっともであると存じます。各賞庁の経理面を見ましても、私どももやはり不備なもののあることを認め、これをもそっと進歩的に改善していかなければならぬという点は同感でございます。そこで法務省におきましても、ただいま御指摘に相なりましたような問題の起きましたことはまことに遺憾にたえないところでございます。この問題に対しましては、将来かくのごとき問題を再び起きざるよう十分に注意をいたしており、またよりよい指導もいたすように命じてあるのでありますが、今吉田君の害われたごとく、その経理の方法等をまず改善しなければならないのじゃないかと私どもも考えておるところでありますので、この……
○花村国務大臣 ただいま議題となりました法務省設置法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。 出入国管理行政は、わが国におけるすべての外国人の出入国、在留あるいはその退去に関し、第一次に法令の執行に当るものでありまして、その取扱いのいかんは、直ちに当該外国人個人の利害に関するのみならず、ひいては各国の対日感情に影響するところも少なくないことは御承知の通りでありますが、入国管理局は発足後いまだ日が浅く、その機構上不十分の点がありますので、この際、その二、三の点を改善し、出入国管理行政の一層有効適切な運営を行い得るようその体制を整備いたしたいと存ずるのであります。 まず第一は、川崎……
○花村国務大臣 私は実はまだその答弁書をよく拝見しておりません。(「怠慢だ」と呼ぶ者あり)大体これは法務大臣の名前になっておりますが、法務大臣が直接関係してやることはないのです。あなたは実際上の手続関係をお知りにならぬから、この書面を見てまっ正面に受け取られると思うのですが、いつのときでも法務大臣が国家を代表して当事者にはなるのだが、実際は法務大臣そのものが関係していることはいまだかつてないと申し上げていいと思う。でありますから、従ってこの案件も今までの例にならってきております。従って私がこの争訟事件に直接関係しているのでないからただいま事実通りに申し上げたわけでありますから、従って大して御立……
○花村国務大臣 この機会に一言ごあいさつを申し上げておきたいと存じます。今回第二次鳩山内閣が成立するに当りまして、不肖法務大臣として重任をいたすことに相なったのでございまするがまことに法務行政の重大性にかんがみその責任の重かつ大でありますることを痛感するものでございます。しこうして私は御承知のごとく法務委員として長年の間皆さんとともにその立場を同じゅうして参ったのでありまするが、今回はからずもその立場をかえて、今度は法務委員会で皆様方から質問を受けなければならないような立場に相なって参ったのでありまするが、どうぞ一つ今までのようなお気持で同僚であるというおぼしめしをもって何かと御協力、御支援を……
○花村国務大臣 ただいま委員長のお尋ねにかかる最高裁判所判事任命に関する問題に対しましては、委員長がただいま申されましたような協議論もいろいろとあるやに拝聴いたしております。ことに昨日の読売新聞でありましたか、その記事が出ておったようでありまするが、私は不幸にして多忙のためにその内容をきわめ得ざりしを遺憾に思っておりますが、御承知のごとく、最初に最高裁判所長官並びにその他の判事が任命せられましたときは、裁判所法の諮問委員会の諮問を経て内閣が任命をするという規定が置かれておったのでありまするけれども、その後当該規定は廃止をせられまして、現行法にのっとって任命が行われて参りましたことは御承知の通り……
○花村国務大臣 ただいまの御質問に対しましてお答え申し上げますが、いまだかかる偽造事件ありとの報告を受けておりませんから、従ってすみやかにこれが報告を求め、しかる上で当委員会に御報告申し上げたいと思います。
【次の発言】 細迫委員の御主張のごとく、事犯が起きてから大分長くたっておりますので、この辺で何とか考えたらどうかということも、これは考えられないこともないと思いますが、どうも人情から申しますと、さような考えも浮いてこないわけではございませんが、しかし御承知のように、一たん団体等規正令に違反し、そうしてそれが犯罪となりました以上は、その犯罪行為ありし当時の法律で処罰すべきものと、その後にでき……
○花村国務大臣 交通禍中、もちろん法律に照らしまして犯罪となり得る行為に対しましては、これは仮借なく所定の法律に照らして処置をしてきているわけでありますが、今の船の、前に起きた処置がどうなっているかというような御質問もありましたが、それはただいま資料がありませんので、もし必要とあらば、その点は調べて申し上げることにいたしまするし、なおその他の交通禍に関するおもなものについての処置がどうなっておるかというようなことに関する、何か資料でも必要であられるということでありまするならば、その点も、でき得る限り資料を集めて提供いたしたいと思っております。過去においても万全の処置をしてきたことは当然であろう……
○花村国務大臣 委員会開会劈頭に当りまして、一言おわびを申し上げておきたいと思うのでございます。 今般東川拘置所で重罪犯の刑事被告人の逃走事故を引き起し、各方面に多大の御迷惑をかけ、また御不安を与えておりますことは、まことに申しわけのないことでございます。東京拘置所は一昨年二月にも同様の事故を起して、当法務委員会でも問題とされましたいきさつもございますので、私どもといたしましても極力これが欠陥の除去や、あるいはまた管理方法の改善に努力をして参ったつもりでございまするが、はからずも今回またもや同様の不祥事を重ねることに相なりましたことは、まことに遺憾この上もないことであると存じます。 不幸に……
○花村国務大臣 大体において、今佐竹君の言われたように、海難審判所の方で優先的に扱うことには相なっているのでありますが、しかしおのずからそれについてはまた例外もあるわけでありまして、要するに事案の内容いかんによっては、海難審判所の審判が先になり、あるいはその事案いかんによってはあとにもなるというような事例も今日まであります。そこで、今回起きました海難事件は、御承知のごとくまことに大きな事件でありますと同時に、社会の注目しておりますことも御承知の通りでございますのみならず、またその被害の面におきましても、小学校の児童が相当被害者側に立っているというような観点からいたしまして、これはすみやかにその……
○花村国務大臣 下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案について、提案の理由を説明いたします。 この法律案は、最近における市町村の廃置分合等に伴い、下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律に所要の改正を加えようとするものであります。以下簡単に今回の改正の要点を申し上げます。 第一は簡易裁判所の名称の変更であります。すなわち、簡易裁判所の名称は、その大部分が所在地の市町村の名称を冠しております関係上、市町村の廃置分合またはその名称変更に伴い、簡易裁判所の名称もまたこれを改める必要がありますので、神奈川県津久井郡津久井町の設置に伴い、神奈川中野簡易裁判所の名称を津久井簡易……
○花村国務大臣 ただいまの御質問に対して結論を申し上げますれば、日本国民なりということに相なります。その根拠は、申し上げるまでもなく平和条約締結前におきます沖縄島民の地位は日本国民であった、これは疑いの余地は寸毫もないと申し上げてよろしいと思う。そこで平和条約締結後における見解いかんということに相なるのでございますが、これは要するに平和条約第三条において、日本国がアメリカ合衆国を施政権者とする信託統治制度のもとに置かれることに同意しているという結果といたしまして、その実施に当りましては司法も行政もはたまた立法もすべてアメリカが権利を有することにこれまた同意しておるのでございます。従いまして主権……
○花村国務大臣 銃砲等取締令の励行につきましては、これは絶えず当局といたしましても厳重にこれを推進しておるのでありまするが、今後もなお一層この点について遺憾なきを期したいと存じます。 なお自治体警察から国警に移管をいたして参りました警察行政について、移管の際何か空白状態でも起きるおそれはないかというようなお話でありましたが、かようなおそれはないように万全の手配を整えて進めておるつもりでございまするが、なおこの点に対しましては、重大なる治安維持の問題でありまするので、さらに意を注いでこれまた遺憾なきを期したいと存じます。
○花村国務大臣 古屋君のお説まことにごもっともでありまして、公正に行われますよう最善の注意をいたしたいと存じます。しかし裁判所のことは裁判所でしかるべく最善の方途を講じていくととであろうと存じます。
【次の発言】 裁判の審理進行に関すること、は、御承知のように、もつぱら裁判所の権限に属しておりまするので、従って私どもといたしましてどうこう申し上げるわけには参りませんが、しかし重大なる事件であるだけに、あくまでも慎重に、しかも公正に、何ら社会から疑惑を受けないように事件を進行していくべく心がけなければならぬということは当然なことでありまして、検察官といたしましても、その地位の重大性にかんがみ、最……
○花村国務大臣 お答えいたします。山本君の主張される議論もまた一応の理屈はあると思います。しかし私は、この四百条のただし書きは、やはり最高裁判所が今回の裁判においてとったように控訴裁判所または上告裁判所は、訴訟記録並びに原裁判所及び控訴裁判所において取り調べた証拠によって判決ができ得ると認むる場合においては、これは判決をしてもよろしいという意見が正しいのではないか。と申しまするのは、現行刑事訴訟法は御承知のごとく第一審裁判を中心としておりまするのみならず、旧刑事訴訟法は覆審制をとっておったのにもかかわらず、現刑事訴訟法は続審制をとっておる。こういう刑事訴訟法の根本的理念から考えて、証拠の上にお……
○花村国務大臣 吉田委員の言われる通りでありまして、承諾を得て入るべきが当然だと存じます。
【次の発言】 ただいま吉田君のおっしゃられたように、明治二十六年三月、司法大臣より逓信大臣にあてました、いわゆる海事審問を先行するという意味の文書が送られておりますが、しかしこれはその文書のうちでも明確に相なっておりますように、「船長、運転手、機関手ノ免状ヲ受有スル者職務上ノ過失懈怠アルトキハ刑事証憑ノ充分ナルモノノ外成ル可ク海事審問ヲ先ニシ」云々とこうある、でありますからここに言うような場合においては海事審判を先にするも可なり、こう申し上げてよろしいと思います。
○花村国務大臣 前会に申し上げましたごとく、二十七日に開かれたのでございまして、その際法務大臣としての意向もお願い申し上げておいたのでありまするが、たまたまその審議会に列席した長戸課長がただいま臨席しておりますから、詳しい事柄は長戸課長から報告させることにいたします。
【次の発言】 審議会が本法案を引き延ばす意味でやっておるのではないかというお話がありましたが、私の見るところにおいては絶対にかかることなし、こう申し上げてよろしいと思います。そこで法務省といたしましては、たびたびその結論を求めておるのでありますが、慎重審議をせられる結果としていまだにその結論が出て参りませんが、しかし結論の出るの……
○花村国務大臣 猪俣委員の御質問、まことにごもっともであります。傾聴に値するものがあると存じます。しかし御承知のごとく、外国人に対する関係においては、国際関係も考慮せねばならないし、いろいろな事情もありますので、多少目こぼしのあったうらみもあるのでありますけれども、大体において今日まで取締りは励行をいたしておったと申し上げてよろしいと思うのでございますけれども、しかしだんだん時代も移り変って参りまして、ただいま猪俣委員の申されましたごとく、売春取締りに対する厳格なる態度をもって臨まなければならぬような社会風潮も強くなって参りましたので、取締り当局といたしましては、あくまでも社会正義の上に立って……
○花村国務大臣 売春問題対策協議会ができまして、二十数回にわたる委員会並びに小委員会、幹事会等が開かれまして、本問題に対して慎重審議を続けてこられまして、先月の二十七日にも私の要請に基いて開かれたのでありまして、本月の十六日にも開かれることに相なっておりまするが、いまだその結論が出て参りません。
【次の発言】 なるべくすみやかにその結論を出してもらうように要請をいたしておりまするが、いつごろその結論が出るかはまだ予測することができないと申し上げてよろしいと思います。
【次の発言】 間に合いますか間に合いませんかは一にかかって審議会の進行状況にあるわけですから、私はすみやかにその結論を出してほし……
○花村国務大臣 法令による取締りについては何らの差等を設けておりませんが、しかし取締りの対象となるべき事柄によりましては、やはり時代の推移、流れをながめ、あるいは時の社会情勢あるいは社会正義等に立脚いたしまして、適切妥当なる取締り方針をもって望むという方途を講じておる次第でございます。
【次の発言】 ただいまの御質疑はきわめて当を得た御質疑でありまするが、答弁はなかなか、むずかしいのであります。私もだんだんと御質問に対して、お答えをしてきておるのでありまするが、もちろん法令が出ておりまする以上、その法令の精神にのっとって、そうしてあらゆる角度からその取締りを励行していかなければならぬことは、こ……
○花村国務大臣 ただいまの山本君の御質疑でありますが、前にも再三申し上げましたように、この問題に対しましては、売春問題対策協議会にゆだねまして、その筋の学識経験者によって討議をいたしておりますので、この協議会の結論を見た上で適当な案を作ろうと考えております。従ってここでその内容についてとやかく申し上げることは差し控えたいと存じます。
【次の発言】 本法案につきましては前にも再三申し上げましたように、私個人と果ての意見は相当あります。けれども、本法案は衆議院各派を通じて有力なる諸君の提案にかかっておりまするので、従ってその法案の内容がよいか悪いかというような批判的な意見をここで申し述ぶることは差……
○花村国務大臣 猪俣委員の御趣旨に基いて調査をいたしたいと思います。
○花村国務大臣 原水爆禁止に関しまする世界大会が行われますることは、これはまことにけっこうでありまして、あえてこれにとやこう申すものではございません。しこうして世界各国からこの大会を目ざして入国することに相なっておりまするが、これが入国に対しましてもまたあえて反対するものではございませんが、しかしこの出入国に対しましては今日まで一定の基準がありまして、その基準に沿わざるものは遺憾ながら入国ができないという扱いをいたしておりまするので、従って旧来のこの線に沿うて今回の大会における出入国に関する問題も決せられなければならないことは当然でありまして、従ってこの基準に合わざるものは入国ができぬというよ……
○花村国務大臣 お答え申し上げます。この問題はただいま捜査中に属しますので、ただいまその内容について申し上げますことのできないことは、あなたが御了承下さることであろうと存じます。取調べは証人を二十数名、並びに本人につきましても最近取調べをいたしたという報告が参っております。この程度で御了承願いたいと思います。
○花村国務大臣 お答え申し上げます。ただいまお話のありました医師会が選挙に対して多大の金をばらまいたという話はいまなお聞いておりませんが、もしもそういう事実がございますならば、具体的に指摘をしておっしゃっていただけば、またそれに対する考え方もあろうかと存じます。
【次の発言】 実は今金をばらまかれたというお話があったのですが、何人がばらまかれたのかその主体がわかりませんでしたので、私は実はお隣の川崎大臣にお聞きをしたところが、医師会ということを言われた。こういう話であったものですから申し上げたのですが、もしさような御発言でなければ、それは取り消すことにいたします。
○花村国務大臣 コンニャク問題を中心として汚職がありますかどうですか聞いておりませんが、もしさような事実がありとすれば、これはもう仮借なく厳重に取締りをやって参りますることに、あえてちゅうちょをせざるものであります。何らかさような不正事実を指摘して申し入れになられまするならば、またその線に沿うてしかるべく取締りをいたしたいと存じます。 なお静岡の話が出ましたが、静岡において御承知のごとく密輸入に関する事件が起きておりますが、これはただいま捜査を進めておるような次第でございまするが、もし詳細なる報告をお求めになるということでありますれば、資料も参っておりますから申し上げてもよろしいと存じます。
○花村委員 私は更正保護の問題について法務大臣並びに大蔵省の主計局長に若干質問をいたしたいと存じます。すでに時間もありませんから、きわめて簡単に要点だけをお伺いいたしたいと思います。 この更生保護の制度が今の時代においてわれわれの生活を犯罪より救うという意味においてまことに重大なる役割を持っておりますることは多く申し上げるまでもございません。従いまして、私はその必要性についてはくどくどは申しませんけれども、ことほどさように重大でありまするがゆえに、私どもも国会においてこの問題に対して常に真剣に取り組んでおりまするのみならず、これに関するあらゆる資料、またあらゆる角度から検討して、とにもかくに……
○花村委員 私は抵当証券法について若干政府に質問をいたしたいと思うのであります。 抵当証券法が昭和六年八月一日に施行せられまして、今日まで二十六年の長きにわたってこれが実施をせられてきておるのでありまするが、その実績の認むるもののありませんことは、まことに遺憾に存じている次第であります。しかるに、この法律がドイツにおきましては不動産金融化の面に大きな寄与をいたしておりますることは御承知のとおりであります。今日、わが国においても、まず中小商工業者の育成助長をせなければならない、ことにその金融面において相当に考慮を払わなければならないということで、政府もまたその他のこれに関心を持つ人々も期せずし……
○花村国務大臣 ただいま御質疑のありましたように、寄付のありますることは私どもも承知をいたしておりまするが、それはむしろ法務省の方で寄付を希望するのでなくして、地方公共団体もしくは地方の人々が、たとえば法務局の庁舎を作るとかあるいはまた検察庁の庁舎を作る意味で、その土地を買い入れるとかいうような場合に、地方の公共団体もしくは地方の人々が寄付をするから作ってもらいたいというので、むしろその地方の方から強要されて受けるというような場合が、ほとんどすべてであると私は申し上げてよろしいと思う。でありまするから、従って法務省の方で進んで寄付を強要するというようなことは、少くとも私はないのじゃなかろうかと……
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