このページでは小峯柳多衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。
○小峯柳多君 ただいまは三宅議員から二十四年度予算各案に対する反対の討論がありましたが、私は、その運営に関しましては万全の用意と配慮を要望いたしますが、原案に賛成の意思表示を民主自由党の代表として申上げます。(拍手) 二十四年度予算の特徴といたしましては、この議場における大藏大臣の説明、また先ほど植原委員長の報告によつても明らかであろうと思いますが、私見をもつてすれば、第一の特徴は、一般会計、特別会計、また政府関係機関の收支、さらに地方財政まで含めまして、完全に眞の均衡を持し、しかもその余力をかつて既存の債務の償却まで考えている点であります。しかして、この完全なる均衡予算が日本経済の早急安定……
○小峯柳多君 ただいま議題となりました日本專賣公社法の一部を改正する法律案並びに日本專賣公社法施行法案について、大藏委員会にける審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず第一の法案について申し上げます。この法案が提出いたされました趣旨は、第一に、專賣事業審議会の設置を日本專賣公社の成立に先行させ、公社の発足の円滑を期するとともに、委員の構成を適正ならしめ、もつて公社の業務運営の円滑を期そうとするものでありまして、第二に、公社の役員、職員の離職後の制限に関し新たに規定を設けまして、國家公務員の場合との振合いを保つようにしようとするものであります。 次に、この法案の要点について申し上げま……
○小峯柳多君 ただいま議題となりました、たばこ專賣法案、塩專賣法案及びしよう脳專賣法案の三法律案につきまして、大藏委員会における審議の経過並びに結果について一括御報告申し上げます。 三法案は、さきに制定せられ、來る六月一日から施行せられる日本專賣公社法の実施に伴い、その根拠法であります煙草專賣法、塩專賣法及び粗製樟脳、樟脳油專賣法の三法律の改正をしようというのであります。 この改正は專賣制度の本質的変更ではないのでありますが、それが全文改正を必要をいたしまする理由は、第一点、從來政府の直営の專賣事業を公法人たる日本專賣公社をして行わせるためには、ほとんど各條にわたり字句の修正を要するがため……
○小峯柳多君 ただいま議題となりました協同組合による金融事業に関する法律案につき、大藏委員会における審議の経過奈良美に結果を御報告申し上げます。 この法案が提出いたされました趣旨は、先ほど本議場において成立を見ました中小企業等協同組合法案によつて金融事業を行う協同組合、すなわち信用協同組合が設立つれることとなりますが、右の法案では信用協同組合の組織に関する規定が設けられているだけでありますから、その行う金融事業に関する基準及び監督等に関する規定をこの法律で定めようとするものであります。 次にこの法案の趣旨について申し上げますと、第一はこの法律の目的に関するものでありまして、その目的は協同組……
○小峯柳多君 私は、自由党を代表いたしまして、ここに上程されております昭和二十七年度予算各案に対し賛成の意を表明し、あわせて野党各派の反対論の批判をしながら、その理由を明らかにいたしたいと考えます。(拍手) 本論に入ります前にまず強調しておきたい点は、本予算案の背景をなす、わが国の政治的條件についてであります。サンフランシスコの会議以来、條約の発効を基礎づける批准の手続は、わが国のそれを手初めとして、諸外国の間に着々として進行し、待望の独立の日は文字通り目睫の間に追つていることは、御承知の通りであります。(拍手)かくて、本予算案は、その編成も審議も占領下で行われながら、早ければその実施の第……
○小峯委員 理事はその数を八名といたしまして、投票の手続きを省略して、委員長から指名せられんことを望みます。
○小峯委員 そういう具体的の問題は小委員会でおきめ願つたらどうですか。
○小峯委員 両局長のお話を伺つて、予算超過から來ている支拂い遅延、國庫の状態から來ている支拂い遅延、資金のない場合、こういうことは当然わかるのですが、なお三局長に伺いたいのは、今までの経験からいろんな処理のしかたで改善すべき点、こうすればもつと支拂いが促進されるというようなお氣付きの点があれば伺いたい
【次の発言】 理財局の方に伺いたいのでありますが、二十三年度の予算と二十四年度の予算において、支拂い遅延の角度から見て、かわつたようなことが具体的におありになりますか。もつと具体的に申しますと、会計法もかわつておりますし、また予算の組立も今までと違つて金融と財政との関係が非常に薄くなつております……
○小峯委員 昨年の実例でいいますと、九月、十月、十一月の供出の最盛期を中心としてどのくらいの支拂いになつておつたかお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 この支拂いというのは中金に対する振込みを言つておりますか、一般の支拂いですか。
【次の発言】 ただいまのお話に関する限り供米代金の支拂い遅延はないように受取れるのでありますが、実情はどういうふうになつておりましようか。
【次の発言】 ただいまのお話の中の支拂い委託の契約の当事者、相手方はどうなつておりますか。
【次の発言】 どうも今のお話ですと、ここに問題はなさそうな氣がするものですが、しかし実際今までのあなた方のところへ農村から言つて來……
○小峯委員 この法案の性質から討論は省略して、採決していただいたらどうかと思いますが、お諮り願いたいと思います。
○小峯委員 簡單に貿易資金特別会計に関して質問してみたいと思います。 昨年の末から最近まで、生糸の買上代金が相当に滯つているやに聞いております。これに対して今度のこの上程になつておる案で、その問題は解決する見込みかどうか。あるいはまた新年度、二十四年度からの問題も、どうせまたこんな問題が起るのでしようが、先ほど來のお話を伺いますと、新しい構想でやられるようですが、生糸に関してそういう心配のないようにできるかどうか。その二つの点をお伺いいたします。
○小峯委員 お話を伺つた中で二、三なお説明をこまかくしていただきたい点があります。滯りの解決の御構想を伺いまして私ども非常に同感なのですが、その滯りの中に少し種類の違つた、言いかえますと地方の災害復旧に関するものが相当ある。土建を中心にするものでありますが、この中にも御説の道樂をしたような面が、地方廳にも多少あるように思います。しかしこれが相当かさんでおるようでして、災害復旧の問題が金融の面からとまるような状態であります。予算の措置も今度は非常に少くなつておりまして、この問題も実は新年度で解決する見込みがないのでありますが、これに対する解決方法がお考えの中にありましようか、伺つておきたいと思い……
○小峯委員 簡單に二つ三つお伺いいたしておきたいと思います。先ほどの前尾委員の質問は、資産再評價の問題に関してでありましたが、主税局長は諸般の事情からこれが行えなかつたのだという答弁だつたと記憶しておりますけれども、諸般の事情ということはどういうことを指しておるのか、お伺いいたしたいのであります。
【次の発言】 ところが三百六十円の為替がきまりまして、資本の食いつぶしは一刻も早くやめなければならぬ関係だろうと思いますが、それに関連しまして、もしそういう方法がむずかしいとすれば、償却に対して何か特例というようなものを考える余地がないだろうか、そんなふうなお考えはないでありましようか。
○小峯委員 中小企業の問題は非常に古い問題でありますが、なかなか具体的な解決には入つて來ておりません。中小企業の問題の中心的な課題が中小企業の金融問題にあることも、すでにもう説の定まつておるところでありますが、この問題も言われること古くして、解決はいつでも遷延されて來ておるように思います。 本國会の今までの経過に徴しましても、中小企業金融に関する問題が、どうも積極的に取扱われていないような感じがいたします。ここに上程になつておる貸金業の取締に関する問題は、そういう意味で積極的ではありませんが、中小企業の問題に触れておる問題といたしまして、私どもは非常に深い関心を持つておるわけであります。そう……
○小峯委員 株式讓渡所得税を廃止していただきたいという請願の趣旨の弁明をいたします。税金は税自体合理的でなければならないということはもちろんでありますが、私どもの見解によりますと、その税の行われる社会的、経済的條件、言いかえますと、社会政策や経済政策とも調和されることがぜひ必要であると考えます。この株式讓渡所得税は所得者のあるところ必ず税が伴うという見解から行きますれば、まことに当然でありますが、税の合理的な性格から考えてみますと、その対象の捕捉が非常に困難であるということ、その徴收にあたつては、かなりいろいろな面でむりが伴うというふうなことから、税自体の立場から考えても、考え直す必要があるの……
○小峯委員 ただいまの説明に関連しまして、少し伺いたいと思います。先ほどの説明でも了承できるのでありますが、國債と復金債の買入れ計画で、数字は日銀の分及び市中銀行の分をそれぞれ伺つたんですが、これを月別にどういう計画を立てておられるか伺つておきたい。
【次の発言】 関連して伺いたいのでありますが、貿易特別会計の現在の状態はどうなつておりますか。貿易貨別会計からの繰入れが見返り資金から入ると思いますが、実は私どもの考えから行けば、貿易資金の関係は一般の金融に関係がある。品物その他の関係で別に考えられませんので、そういう意味で貿易特別会計の現状について、御承知の範囲で伺いたいと思います。
○小峯委員 議事進行で発言いたします。勧告案は詳細なものがさらに出るはずでございますし、予算の編成も作業がもう少し進まないというと詳細のお話にはならぬと思います。そこできようはこの程度にしまして、次会になお続けたいと思います。
○小峯委員 安本長官がお見えになつておられぬようでありますから、大藏大臣から先に伺います。 二十四年度の予算に関しましては、政府側では、これが唯一無二の安定策であつて、國家再建の基盤はこれに求める以外にないということをおつしやるのでありますが、その成立ちを考えますといかにもとつぴな感じがいたすのであります、いわば忽焉としてこの予算が生れたような感じがいたします。政治的な理由その他につきましては、われわれも一應了承はできるのでありますが、それだけに、なるべく丁寧にこの予算の性格なりあるいはその経緯なりを、國民に知らせる必要があるだろうと思います。そういう意味でこの予算の性格について、総括的な御……
○小峯委員 先ほどのお話の中では、対日見返り資金特別勘定のことが語られなかつたのですが、その勘定の中に予想される変化はどうですか。
【次の発言】 先ほど主計局長に伺つたのですが、対日援助見返り資金特別会計法案によりますと、貿易特別会計からの繰入れは、米國対日援助物資のアメリカ合衆國通貨による價格を、大藏省令で定める換算率によつて換算した價格に相当するものとある。すなわち物資が入つたものをそのまま換算して見返りに入れるのでなくて、適当に手かげんをやつて千七百五十億円というものを繰入れるということに解釈していいのですか。
【次の発言】 そうしますと、貿易会計の方には入り方いかんによつては、勘定で残……
○小峯委員 見返り資金特別会計に関する質問でありますが、予算の審議のときにも、あるいは大藏委員会における特別会計の審議のときにも、大藏大臣の説明では、見返り勘定への繰込みの時期は、予算の施行とほとんど同時に行われる。すでに物資も入つておるので、その物資を振込むから、必ずしも援助額がきまらぬでも、その間穴のあくようなことはないという説明のように承知しております。ただいまの説明では、大分穴があくように承知したのでありますが、その点は安本長官なり、政府委員なり適当に御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 今の御説明で一癒了承いたしますが、そうしますと、月割の援助額を為替換算したその額を機械的に日本……
○小峯委員 失業保險、健康保險等に関する問題は、各委員から御意見なり御質問があつたのでありまして私どもも実は問題があるわけでありますが、この法案に関する限り事務処理的なものであるということによりまして民主自由党を代表いたしまして賛成いたします。
○小峯委員 総司令部の渉外局の発表で、十二月一日から輸出を、一月一日から輸入を民間に移管するというようなことを承知しておるのでありますが、従つて貿易の手続の態様も画期的にわかつて来るだろうと思います。こういう情勢になつております。食糧の輸入税免除の問題でありますが、この機会に関税のことを少し伺つておきたいのであります。参考書類でいただいております二十三年中の食糧免税額でございますが、二十三年中に、免税額でなく、現実に徴收した関税の数字をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 私は免税でなく、現実に徴收した額を伺いたいのであります。
【次の発言】 二十四年度の現在まで判明した数字について、今の……
○小峯委員長代理 お諮りいたしますが、日本專売公社法の一部を改正する法律案に関する質疑はなお続けることにいたしまして、この際旧軍関係債権の処理に関する法律案を議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければこれから旧軍関係債権の処理に関する法律案を議題といたします。本案に関しましては関係方面の意向もありますので、法制局長の意見を徴したいと存じますが、法制局長に発言を許可するに御異議ありませんか、
【次の発言】 御異議なしと認めます。法制局長の発言を許します。入江法制局長。
【次の発言】 ただいまの入江局長の説明に対して何か御質疑がございますか。――ただいまの入江……
○小峯委員長代理 それでは採決いたします。ただいまの林君の動議に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 少数と認めます。
続いて大上君の動議に対して賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よつて大上君の動議を可決いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後零時十一分散会
○小峯委員長代理 これより会議を開きます。
まず昨十二日予備審査のため付託されました国の所有に属する物品の売拂代金の納付に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたしまして、政府当局の提案理由の説明を聽取いたします。
【次の発言】 ただいま説明を聽取しました議案につきまして質疑を行います。なお軍関係債権の処理に関する法律案も、並行して質疑を行いたいと思います。
この際御報告申し上げますが、軍関係債権の処理に関する法律案に関する資料につきましては、政府当局において鋭意作成中でありますから、大方木曜日ぐらいまでにはそろうつもりでありますことを、御報告申し上げておきます。
両案を並行して審議……
○小峯委員長代理 これより会議を開きます。
まず昨十五日本委員会に付託になりました薪炭需給調節特別会計における債務の支拂財源に充てるための一般会計からする繰越金に関する法律案を議題といたしまして、政府当局から提案理由の説明を聴取いたします。水田大蔵政務次官。
【次の発言】 この際まだ結末のついていない法案について御報告申し上げておきます。
日本專売公社法の一部を改正する法律案は修正がでておりまして、関係方面と折衝中でありますが、まだその連絡が来ておりませんので、いましばらく見送りたいと思います。
旧軍関係債務の処理に関する法律案につきましては、大蔵省事務当局において資料の整理をいたしてお……
○小峯委員 ただいま林君から御質問がありましたが、外国銀行の問題は相当重要でございますので、大蔵省の局長を次の機会にお呼び願つておきたいと思います。
それから少し遠まわりになるかもしれませんが、外国為替委員会の動いておる方向について、どの程度の仕事をやつておるのか。その活動の状況をひとつ概略でよろしいですが、お話願いたい。
【次の発言】 けつこうです。それでは優先外貨、これもいろいろ取沙汰されておりまして、ドル資金あるいは外貨で表示された資金のあるパーセントを限つて、旋行に使うとかあるいは見本を取寄せるとかいうふうに、輸出資金の優先使用方法があるだろうと思うのですが、この資金によつてどのくら……
○小峯委員 外国銀行の対邦人業務の開始の問題に関連するのでありますが、先ほど銀行局長からコルレスのお話が出ましたが、このコルレス取引のきまる時期と、外国銀行の対邦人業務を許す時期の関係はどうなのでありますか。具体的に言うとコルレスでも開けるようになつてから、外国銀行の一般業務が開けるようになるのか、それともそれは逆になるかということをお伺いいたします。
【次の発言】 私の期待した答弁をいただいたわけでありますが、具体的に昨日杉原政府委員から、コルレスの時期は近いということを伺つたのでありますが、現実の見通しとしてどんなお見通しを持つておるのでありましようか。少くとも年内に片づくようにお考えにな……
○小峯委員 政府の考えておる証券政策の輪郭を、やや系統立つてぜひ大臣から伺いたい。と申しますのは、御承知のように金融機関の機能が正常化されつつありまして、短期資金の方は市中銀行へ、長期資金の方は株式、社債、足りないところは特殊金融機関からというような原則が確立されつつあります。従つて証券市場の流れというものが、よほど太く整備されなければならぬということが考えられるのでありますが、どうもまだその河川の改修が十分行われていないような感じがいたします。御承知のように最近企業の再建整備に関する増資の問題、これが非常にたくさん出ておりまして、今までとは少し違つた規模でもつて、証券市場というものが運営せら……
○小峯委員 理事はその数を十名として、委員長において御指名あらんことを望みます。
○小峯委員 十四日の本会議における大蔵大臣の演説の中でも、本年度の当初予算は安定予算という性格であつたが、この補正予算から来年度の予算に通算して復興予算にするんだという意味のことを言つておられるのを承知しておるのであります。そこで今までの予算の消極的な性格がよほど直つて来る筋合いにあるのであります。私の考え方からいいますと、予算がそういうようになればなるほど、金融の問題が非常に大きな重さを持つて来ると思うのであります。そこで私は金融の問題を掘り下げて、吉田内閣で考えておる金融政策の構想をただすつもりでありますが、大蔵大臣は本会議のようでありますから、多少順序は狂いますが、安定本部長官にその一環……
○小峯委員 大蔵大臣は十五日の本会議における財政演説の中で「今後の施策の方向は、わが国民の努力によつてかち得た経済の安定をさらに強化し、その基盤の上に国際経済との関連を重視しつつ、わが国の経済を再建、復興、発展させて行くことにあると信じます。」と言つておられるのであります。この補正予算を境目にいたしまして、従来の安定予算を復興予算に切りかえた、もちろん相対的な意味でありますが、そういうことを言つておられるのであります。二十四年度当初予算は十箇月でございましたが、この補正予算は本予算と通算して約十五箇月、いわば関係筋の御指導による予算も、ここで少し境目が来たように思うのであります。そこで過去十箇……
○小峯委員 ただいまのお話に関連して、お言葉に従つて少し御質問申し上げたいと思いますが、どうか委員長の今おつしやつたような意味で、積極的に自由に御発言願いたいと思います。 最初に短期金融と長期金融との分担の問題なのでありますが、日本の銀行の発達の歴史からいいますと、普通銀行がかなり長期の金融をやつて来たような実情があつて、それを直すように勧めて来ましたのが、また戦争で逆もどりをしておつたのではないかと考えます。戦後金融のあり方として、長期と短期金融にわけよう。ことに最近ドツジ氏が見えてからの考え方は、長期金融は証券によろう。足りないものは興業銀行で補わせようじやないか。一般銀行は短期金融機関……
○小峯委員 ここに提案になつております、証券取引法の一部を改正する法律に関してでありますが、最初に全国における証券業者の数、及びここに提案されておる法律を即時に実施するとすると、どのくらいの数がふるいにかかるか。その数字がおわかりでしたら伺つておきます。
【次の発言】 実は経過規定があるから伺つたのでありまして、そのくらいの数で本法にうたつた資格に欠けるものがあるとすれば、二箇年ということがかえつていけないのじやないか。経過的な規定はわかるのであります。二箇年という期間が長過ぎはせぬか。当事者を保護する建前から言つても、また本法にうたつてある精神から行きましても、経過規定をもう少し縮めてはどう……
○小峯委員 ただいま本委員会に付託になつておりまする証券法の一部を改正する法律案につきまして、さきに私は取引委員会の湯地事務局長にお尋ねいたしたのでありますが、本日は大臣がお見えになつておりますので、最近における証券対策に関しまして重ねて大臣の御所見を伺いたいと思います。 証券対策に関する大臣の談話がいろいろ新聞紙上に発表されるのでありますが、正式な発表でないものでありますから、それだけをつかまえてとやかく言うつもりはありませんが、発表されますごとにその模様のかわりつつあるのを、私どもは読みとつておるのでありまして、証券対策は一体どういう進み方をしておるのか。実に不安にたえないのであります。……
○小峯委員 第二條の造幣庁の事業の中に、貨幣、章はい、記章、極印その他いろいろ書いてありますが、こういう事業は金額で見て、それぞれどのくらいのパーセンテージになつておるのか。それによつて造幣庁の事業の輪郭がわかると思いますが、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの数字は、これは普通の商売でいつて、いわゆる売上高になる数字だと承知してよろしうございますか。
【次の発言】 貨幣六十四億売り上げてそれから上る利益というものはどのくらいになるのですか。
【次の発言】 貨幣に関する限り益金がないというふうな御答弁ですが、それ以外のもので大体収支はとんとんになる。そこでお伺いいたしたい点は……
○小峯委員 最初に政府側で長期資金のまかない方を根本的にかえたいという腹づもりで、この問題を出しておるかということを伺いたいのであります。と申しますのは、従来長期資金のまかない方というものは、原則といたしましては、やはり自己資金によつておつたと思うのであります。すなわち株式なり社債なりを主といたしまして、その補足を特殊銀行でまかなわせたというやり方であつたと思うのでありますが、この法律によりまして、全面的に金融債を発行するということになりますと、長期資金の担当の仕方が違つて来る。言いかえますと自己資金に対する重さ、社債に対する重さなどを意識して減らしておるかどうか。これは根本の問題だと思います……
○小峯委員 国庫出納金等端数計算法案に関しましては、討論を省略いたしまして、ただちに採決されんことを望みます。
○小峯委員 ただいま庄司委員から御質問になつた点でありますが、予算上の措置がきまりませんでも、何か金融的な手を打つてやりませんと、年末に間に合わないだろうと思うのですが、措置は措置として、金融的な手を打つてやるお考えはあるのか、その準備はどうであるか、その点をお伺いいたします。
○小峯委員 二十五年度予算各案に対しまして、総括的な質問をいたしたいと思いますが、その前に二十三日から始まつた本会議の質疑の中で、中心的に問題になりました安定か不安定か、デイスインフレかデフレか、また経済政策の面で自由経済か計画経済かというふうなお話がありましたので、しかもその質疑に対しまして、各大臣の御答弁は、本会議の性質であるかもしれませんけれども、少し言葉が足りないように痛感いたして聞いておつたのであります。非常な御自信で大蔵大臣も安定本部の長官も御答弁なさつておられるのを拝聽いたしましたが、言葉がもう少し補足されませんと、誤解されるような面もあるやに気づかわれますので、本論に入ります前……
○小峯委員 私の保留しておいた質問を二、三申し上げます。
ただいま上林山君から地方財政の問題に触れてお尋ねがあつたようでありますが、やはり地方財政の問題で、非常に関係のあります平衡交付金の問題なのでありますが、その平衡交付金の割当に関する基準をすでに御用意なさつておると思いますが、その基準はどういうところを主にしておられるか、その基準について伺つておきたいと思います。
【次の発言】 直接の御所管ではないというお話でありましたが、いずれこの平衡交付金に関する法律は、大蔵省の所管で立案されるのじやないかと思います。もしそうだとすればもちろん関係がありますし、そうでないといたしましても、割当の基準……
○小峯委員長代理 本日はこれにて散会いたします。明後日は午前十時から開会いたします。 午後四時四十七分散会
○小峯委員長代理 それでは小平久雄君の通産大臣に対する質問は終りました。 この際一言御報告しておきます。来る十、十一の両日公聽会を開会することになつておりまして、当日出席の公述人は委員長において決定することに御一任になつておりますが、委員長の手元において六名を決定いたしましたから御披露申し上げておきます。学識者として東大教授近藤康男君、財政問題を中心として復興金融金庫理事長工藤昭四郎君、貿易問題を中心として東洋綿花社長前田保男君、地方財政で東京都知事安井誠一郎君、金融界の代表として帝国銀行頭取の佐藤喜一郎君、労組の代表として国鉄労組副委員長菊川孝夫君、なお帝銀の佐藤頭取はまだ病気でおられる様……
○小峯委員長代理 休憩前に引続いて会議を開きます。中村幸八君。
【次の発言】 議事進行に関して発言を求められております。この際これを許します。林百郎君。
【次の発言】 ただいま議事進行に関する御発言がるるありまして、承知いたしました。但し総理大臣について確かめなければお答だのできませんものもありますので、後刻総理について事実を確かめてお返事いたします。なお議事進行に関するその他の問題は了承いたしまして、趣旨に沿うように努力いたします。
【次の発言】 御発言でありますが、事実について精査した上でお答えいたしたいと思います。しばらく御猶予願います。稻村順三君。
○小峯委員長代理 北澤直吉君。
【次の発言】 米原昶君。
【次の発言】 世耕君。
【次の発言】 午前はこれで休憩いたします。午後は一時半から再開いたします。
午後零時十三分休憩
○小峯委員 第一分科会における審議の経過ならびに結果について報告いたします。 本分科会に付託されました議案は皇室費、国会、裁判所、会計検査院、法務府及び大蔵省管の予算並びに他の分科の所管以外の予算であります。 まずそれぞれ関係当局からの説明を聴取いたしました後、質疑を行いましたが、その詳細は速記録でごらんを願うこととして、ここには質疑によつて明らかにされました二、三の問題についてのみ申上げたいと存じます。 まず人件費の単価が各省各庁によつて違つているという問題について、職員俸給の単価は各省とも現員現給の平均によつているのであるから、各省あるいは各局ごとに予算単価が異なつている、従つて裁判……
○小峯委員 同僚各委員から税制を中心とする質問が行われておりますが、その前ぶれとしまして二、三大蔵大臣の所信をただしたいと思います。 最初は事務的な問題でありますが、私どもは予算の審議を各位と一緒に非常に真劍にやつて参りまして、順調に進んで参つたと承知しておるのでありますが、税法の出方が非常に鈍いのであります。国税の中でもまだ全部そろつていないようなことになつておりますが、最初に国税法の中で未提出になつております相続税、資産再評価税はいつごろ提出されるお見込みであるか、議事の進め方にも関連がありますので伺つておきたいと思います。それから平衡交付金、地方税の問題であります。この問題も議事の審議……
○小峯委員長代理 ただいま本多国務大臣からの申出で、関係方面の用向きで総理と至急連絡があるそうですから、本多国務大臣に対する質問は保留していただきたいということであります。 これにて休憩いたします。午後は一時から再開いたします。 午前十一時三十二分休憩
○小峯委員長代理 米原和君。
【次の発言】 竹山祐太郎君
【次の発言】 これにて休憩いたします。一時半から再開いたします。
午後零時二十五分休憩
○小峯委員長代理 これより会議を開きます。川島金次君。
○小峯委員 ただいまの苫米地委員の発言に関連いたしまして、簡單に一つだけ総理の御所見を伺いたいと思います。 総理は政治は税金から始まるという意味のことを言われまして、税に関しまして、非常に深い関心をお持ちになつておることは、私どもよく承知いたしております。しかしその総理の主宰する吉田内閣のもとにおきまして、ちようど今は年度末月に当るのでありますが、各地方の税務署におきまして、税の徴收を強行いたしまして、そのために、相当の問題を起しておる地方もあるのであります。一体税金というものは、申し上げるまでもなく、インフレの高進期における税金と、安定が進行して参りますときにおける税金とは、納税者の側から……
○小峯委員長代理 中曽根康弘君。
【次の発言】 静粛に……。
○小峯委員長代理 会議を開きます。
この際お諮りいたしたいことがあります。理事川上貫一君が去る九日委員を辞任されましたので、理事の補欠を決定いたしたいと思いますが、これは先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければ、川上貫一君が再び委員となられましたので、同君を理事に御指名いたします。
これにて休憩いたします。午後は一時から再開いたしまして、特別調達庁の長官、大蔵大臣の質問に入ります。
午前十一時十二分休憩
○小峯委員 主計局長に、少しむし返しのようになりますが、一昨日来の質問で、どうもまだふに落ちない点がありますので、重ねてお伺いいたします。今回の進駐軍住宅を建設します資金を、終戰処理費によつてやる方法と、見返り資金の貸付によつてやる方法と二つが考えられるわけですが、その両方でやる方法が、国民経済的な角度から見て、どつちが現在の日本の国民経済上好もしいと考えるか。すなわち二つの方法の利害得失についての御見解を重ねて伺いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの答弁は、終戰処理費でやれば、国民の負担をこの上とも増す傾向があるから、それを押えるのだ。もう一つは、とかく眠りがちになる見返り資金を、これ……
○小峯政府委員 お答えいたします。ただいまの大澤委員の御発言まことにごもつともでありまして、事務当局のお話では、今御指摘のような点がありますることは、私ども承知いたしております。しかしガソリンが現在の日本の経済の中で占める役割の重大性を思いますと、事務当局の考えだけで処理していいものではないと考えます。従つてもし事務当局の考えているように、技術的にそれが必要だとすれば、これも非常に高い税金がかかつておりますので、税金の調整でもやつて、結果において消費者の値段を上げないように処置いたしたいと考えております。
【次の発言】 御意見まことに同感であります。主税局の意見は、安本の事務当局の意見と同じよ……
○小峯政府委員 お答えいたします。国会の請願採択の趣旨に沿いまして、見返り資金から出しますことと私ども方針を決定いたしまして折衝中であります。まだ私企業同士の中で使い方の決定に至らない分が六十三億ございますが、その中から御趣旨に沿つて善処するつもりでおります。但し金額と金利の問題につきましては、多少振合いの問題もありますので、部内でせつかく検討中であります。
○小峯政府委員 ただいまの御質問のような懸念のことを私しばしば聞くのでありますが、今まで統制経済から来る欠点弊害を、よく熟知して最近の統制解除をやつておりますので、新しい事態が起りましても、そのままの姿で昔の統制を復活するというようなことは考えておりません。ただ経済計画といいますか、先ほど総合施策と申しましたが、その中に経済計画的な要素を織り込むような、前の統制を再演出しない形でやりたいと考えております。
【次の発言】 先ほども申し上げましたように、必要な事態が起りますと、皆さんのお知惠も借りながら、せつかく愼重に考えて行きたい。ただ大ざつぱに申し上げますと、こまかい、何から何まで末梢神経的な……
○小峯政府委員 御指摘のように、最近の物価が漸騰の傾向をとつておりますことは事実であります。しかしこの問題もまた志田委員の御指摘のように、單に朝鮮の動乱からの影響だけではありませんで、国際的な物価高を背景といたしているものも相当あるだろうと思います。もちろんそれに最近の特殊需要の関係もありますが、理由はいかにせよ、経済の安定施策を遂行する上には、いろいろの影響もあると思いますので、その影響を除去して予定の計画を推進いたしますために、私どもといたしましては日夜苦慮いたしておるところであります。そこで今御質問の再統制の問題でありまするが、前のような形の統制、いわゆる官僚統制というものをやるつもりの……
○小峯説明員 見返り資金の使い方が緩慢であります理由は、いろいろあるだろうと思いますが、一つは債務償還に引あてられているものが、割に動いてないということがあると思います。これは御承知のようにオーバーローンの問題が最近やかましくなりまして、この債務償還というのが、やはりその間接の原因になるということになります。しかしそれだけではございませんで、御承知のように百四十何億の例の電力の開発資金であります。再編成の問題もからみ合いましてこれが遅れております。その他私企業に関する手続も、相当進んではおりますが、まだ手続上の遅滞のために残つておるものもあります。全体から見まして債務償還の問題、一般の金融情勢……
○小峯説明員 大臣の談話のお言葉に関しての前段のお話がありましたが、私も大臣の談話を側におつて正確に承知したわけでありません。ただ新聞で承知しましたが、同じ方針でものを考えておるつもりでありますから、私どもが考えております線を申し上げまして、大臣の言葉云々に関係なく、ひとつお聞取り願いたいと思います。 減税とのかね合いの問題で、減税はどうでもいいというふうな言葉がもし新聞にあつたとしましたら、私は間違いだと思います。私どものやつております経済安定政策は、第一段階として通貨を中心とする安定の段階ではほぼ所期の目的を達した。従つて国家の財政だけの安定でなしに、これをもつと広く産業の安定なり一般の……
○小峯説明員 御指摘のように、私どもが公共事業費の額を、千三百五十億を一般予算で予定いたしましたことは事実であります。その後新聞等で御承知のようないきさつで、大蔵省の案としましては、これまた御指摘のような数字が出ておりますが、私どもはこれが最後決定したものとは考えておりません。公共事業費の性格上、一応閣議で公共事業のわくをきめて、そのわくがきまつた後に細部の折衝に入るのだという建前をとつておりまして、実はその公共事業費のわくにつきましては、ここ一両日に決定するような運びになつております。大蔵省で出しております数字は大蔵省の案で、まだ閣議で折衝のついた案ではないと考えております。従つて見通しとい……
○小峯説明員 先ほど来御指摘の事実は私は初めて伺つたのでありまして、前段のお話は個人といたしましてまつたく同感であります。私どもは肥料を安めに安定することを考えまして、いろいろ知恵をしぼつて来ておつた矢先でありますので、そういう事実がありますのはまことに残念でございます。 あとの一元化の問題は、私個人といたしましてはまつたく同感でありますが、ただいきさつがあつたり、長い問題で、この問題の解決にはなかなか行き切れないようなものがあるように思います。さつそく私どもの方でも所管といたして研究いたして、御趣旨に沿うように努力いたしたいと思います。
○小峯政府委員 お説の通り國土の総合開発と自立経済との関連は、もとより当然あるわけでありますが、総合開発の方の仕事の進み方もありますので、具体的にこの目標の中では結びつきができておらないようであります。詳細は事務当局から説明いたさせます。
【次の発言】 御説のようなこともままありましたので、御承知のように、公共事業を一括して安定本部に入れておるわけであります。ただいまの自立経済と総合国土開発との関係も、予算面では公共事業の費目に出て来るわけでありますから、その公共事業で調整をけて参るつもりであります。具体的には国土開発審議会も発足しておりますし、地方計画などでも、私ども出先の機関も中に加わりま……
○小峯政府委員 今御発言のありましたような内容は私どもも聞き及んでおります。多分グレー報告ということではないかと思いますが、この報告によりますと、お説のように最近日本の輸出も特需を含めて非常に殷賑になつているので、来年の六月ぐらいには国際市場は非常に多くなり、従つて七月からの予算年度では、もう補助はいらないだろうというような見解も述べられているようであります。しかしこれはまだ正式に政府には伝達されておりません。その内容につきましても、私どもの方の事務当局でその報告も入手いたしまして研究しておりますが、それについて一言申し上げたいことは、私どもが自立経済というふうに考えておりますのは、国際収支が……
○小峯政府委員 ただいまの答弁は、事務当局からはしにくいだろうと思いますが、御指摘のようなことで不便がありますることも、承知いたしておりますので、至急に事務当局に研究させまして、と申しますのは御承知のように、自立經済、自立經済と私ども盛んに言つておるのでありますから、これに支障のないように、前の国会でも二、三そういう質問がありまして、大臣からも研究させるということになつております。その後心がけてはおりますが、今日あらためて御指摘を受けましたので、至急に研究いたしまして、御趣旨に沿うように努力したいと考えております。
【次の発言】 御指摘のように、自立經済の審議にあたりまして、外資の問題は非常に……
○小峯政府委員 防潮堤のお話が出ましたその折に、一言海岸堤防のことを申し上げておきたいと思います。あるいはここでお話が出たかもしれませんが、河川に河川法があり、道路に道路法がありますが、海岸堤防に関する法律というのがまだなかつたわけでありますが、これにはいろいろ種類もありましようし、干拓の堤防やら、あるいは今問題になつております防潮堤、あるいはまた一般人家を守るための堤防、いろいろあるだろう思います。そういうものに対する基本的な政府の態度が、準拠法がなかつたというためにかなり消極的ではなかつたと思います。今建設省が準備してくださつておりますが、通常国会には海岸堤防法というものを出しまして、もつ……
○小峯政府委員 事務的な説明は、佐々木室長からしていただくことにいたしまして、私から今日こういう環境の中で、自立経済の計画を安定本部が中心でやつて来ましたそのいきさつ、考え方などを申し上げて御了承をいただきたいと思います。 講和の問題は、御承知のように非常に接近しておるように見受けられますが、政治的な独立は、経済的な独立に裏打ちされません限り成立ちませんけれども、そういう根本的な問題を離れましても、なるべく早い機会に経済の一人立ちができるように考えることが、経済政策の当然の目標でなければならないと考えます。そういう意味で、日本の経済を自立させるのには、どういうふうな経済のかじの取り方をして行……
○小峯政府委員 これは外貨の方の担当者がおりますので、正確な数字はその方面から答弁させることにいたします。
【次の発言】 輸入があまりはかばかしくないというおしかりなんでありますけれども、地域を振りかえるにいたしましても、あるいは新しい輸入先を見つけるにいたしましても、なかなかそう簡單にできるものとは私どもは考えておりません。むしろ十二月、一月の数字は今御指摘のものと多少違つて、割合に輸入も伸びて来ているというような感じがいたしております。数字は事務当局から発表いたさせます。
それから中共の問題は、御指摘のように実は中共から入つて参りました物の振かえをしなければなりませんのと、よそに振かえま……
○小峯政府委員 御指摘のように、自立経済計画の中で重要な柱になつておりますのは、輸入の確保の問題であります。しかしその輸入の問題も世界の環境の変化、特に中共貿易をやめましたこと等の影響がありまして、多少はずれておりますことは事実であります。しかし私どもが自立経済計画を策定いたしました場合に、その取上げ方は数字そのものを追つかけますよりは、総合的な計画を策定する場合に、どういう点に努力しなければならないか、どういうところに問題の所在があるか、というようなつかみ出しかをしたいという方が、主たる念願でございます。そこで世界の環境の変化等でずれを来しました場合には、特にそういう努力を要するという結論が……
○小峯政府委員 燐鉱石に対する補給金の問題は、私どもの中でも問題になつているのは事実であります。しかしまだ結論を得ておりませんし、また年度内の予算のやりくりに上りますと、多少出せるようなものもあるじやないかということも検討中でございまして、まだ結論に至りません。
【次の発言】 運賃の値上りの御指摘仰せの通りであります。しかし運算の負担は大体買方の方で負担するようになつておると思います。それを含めての値上りで、セラーの損だというお話は、ちよつと理解しがたいように思うのでありますが、しかし一般問題として運賃が非常に値上りしておるものでありますから、特に農産物価に影響のあるような燐鉱石の問題につきま……
○小峯政府委員 全般的な問題のようですから、私の方から一応本筋だけお答え申し上げたいと思います。 原則的に申し上げますと、国際経済の中に入つた日本経済のマル公ということは、非常に私は困難な性格を持つておると思うのであります。国際物価に正常に反映したものの物価に関しましては、これを不当に押えて行くというようなことは非常にむずかしいと思います。綿糸、綿布の問題も、そういう意味で原則的には国際物価の一環として日本の綿糸、綿布の関連で、マル公で押えて行くことはむずかしいのであります。ただ幸いに、御承知のように今まで国で綿を買いまして、国有綿の払下げをやつておりましたような関係で、実はマル公を持つて来……
○小峯政府委員 ただいま議題となりました国土調査法案につき、その提案の理由を説明いたします。 わが国の当面の課題は、経済自立をできるだけ早く達成することであります。これがためには、生産水準の向上貿易規模の飛躍的拡大をはからなければならないことはもちろんでありますが、それと同時に、国土資源を最大限に活用し、わが国民経済の基盤を充実させて行くことが必要であります。従いまして、わが国の一切の天然資源をわが国民経済の発展に寄與し得るように活用することが必要でありまして、土地の利用度を保持するため国土を保全し、さらに進んで国土利用を一層高度化し、国土の人口扶養力を強化することは、刻下の急務と申さねばな……
○小峯政府委員 ただいま議題となりました外資に関する法律の一部を改正する法律案につき、その提案の理由を御説明いたします。 日本経済の自立と健全な発展をはかり、かつ国際收支の均衡を維持して行くために、国内における資本蓄積の促進と並んで、民間外資の導入が一層促進されることがきわめて必要であることは、あらためて申すまでもありません。政府は昨年外資に関する法律を制定いたしまして、民間外資導入を促進するために、外資導入とこれに伴う海外送金に関するわが国の方針、手続等を明らかにし、外資を保護するための法的措置を定めたのであります。 この法律は、御承知のように本邦に投下された外国資本に伴つて生ずる元本果……
○小峯政府委員 ただいま議題となりました臨時物資需給調整法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。 この法律案は、最近における内外の経済情勢の推移に対処するために、臨時物資需給調整法の一部を改正せんとするものでありますが、その主要な改正点は次の通りであります。 第一に同法の有効期間を一年間延長することであります。国内生産の順調な回復と、輸入の進捗に伴いまして、最近まで多くの物資について逐次統制の緩和を実施して参つたのでありますが、現在なお同法に基いて、生産資材二十五品目、消費物資八項目の配給統制が残存しております。政府といたしましては、今後も需給の緩和した物資につきまし……
○小峯政府委員 今事務局長から説明がありましたように、外国の投資を盛んにする必要がありますが、また今御指摘のような懸念もあるわけであります。そこで素性の知れた金というふうな意味で認可制度を残しておるのであります。この問題を御審議いただきますまでに、財界の人たちの意見も十分伺つたのでありますが、外資を入れたい。株式を、筋が通つておりさえすれば計画の中の一部でないという意味で、もつとこれを容易に持つていただいたらいいのではないか。しかし株価も安いし、今御指摘のようにこれが非常にのほうずもないようなことになつて、ことに好ましからざる外国投資によつて持たれるということに対しましても、いろいろ意見が出た……
○小峯政府委員 政府といたしましては、物資の割当配給に関する制度は、だんだんこれを縮小して参ることにいたしておりますが、その経済政策とは別個に、社会政策的な観点から、ただいま御指摘になりましたようなことに関しましては、できるだけ考慮をいたしたいつもりでおります。ことに最近物価が上りぎみでありますし、それに対する賃金騰貴の時間的食い違いを、何らかの方法によつて調整したいと念願して、せつかく検討中であります。
【次の発言】 新しい行政の部面として、国土総合開発が非常に大きく取上げられて参つておりますことは御承知の通りであります。しかしこれが地方に対する負担の面で、地方財政困難な折柄、御指摘のような……
○小峯政府委員 御指摘の施行法は、ただいま研究中でありまして、おそらく次の国会には御審議いただける見込みでございます。
【次の発言】 個別開発法と行政機構に関する御意見は、まことにその通りだと思います。また後段御指摘いただきましたような、非常に雄大な構想に関しましても、これは行政管理庁として試案としてあつたやに聞き及んでおります。ぜひそういうような形で許されれば検討を進めて参りたいと思つております。しかしまた個別開発法でねらつております地方の熱意に対しましては、やはりこれはどうしても生かしたいと考えまするので、先般来御指摘のように、特定地域の指定を早目にしまして――これが遅れておりましてお叱り……
○小峯説明員 大臣がお見えになりませんで御不満でしようが、ひとつ私どもの考え方を申し上げたいと思います。
先ほど官房長からお話がありましたように、私どもの国の経済のかじの取り方を、きわものでなしに、これからやや長きにわたつてとらなければならぬという方針を示しておるのでありまして、朝鮮の動乱のものも、きわもの的に読み込んではおらぬつもりであります。もちろんいろいろ日本の経済に影響を及ぼす諸現象には注意深く監視は怠らないつもりでありますが、そのために特に政府の声明をかえる必要はないというふうに承知しております。
【次の発言】 私がきわものと申し上げたのは、戦況から来る一張一弛を指したのでありまし……
○小峯政府委員 率直に御答弁申し上げますれば、あるいはそういうにおいがすると思います。これは実は二十五年度に百十億円ほど見返り資金の使用を公共事業に許されておりました。ところが今回財政構成の一つの考え方から、その公共事業に、百十億を使うことを一応見合せたわけであります。ところがその百十億で相当大きな仕事――道路にいたしましても、ダムにいたしましても、仕事は始めておりますので、その見返り資金で始めた仕事の経済速度を維持するために捻出する財源の問題で私どもは首をひねつたわけであります。そこで今御指摘のように、今まで百億円の予備金を持つておつて、できればもつとふやした方がいいという感覚でありましたが……
○小峯政府委員 だんだんの御質問を拝承いたしまして、御趣旨のことはよく了承できるのであります。去年皆さんの御審議を、いろいろないきさつはありましたが、いただいておりましたが、その仕事が終らない、もう少し事務的に完結したいという希望でこの法案をお諮りしておるのでありますが、いろいろ御指摘の通り、これは行政機構の整備の問題にも関連があると思います。私どもといたしましても、総会官庁としてそういう面にも心を配らなければならぬ問題であると思いますので、十分これは慎重に御審議を願いたいと思います。従いまして、なお大臣ともよく連絡いたしまして、今上林山委員あるいは田中委員から御質問のような趣旨をきつぱりと話……
○小峯政府委員 硫化鉱と硫黄の統制の撤廃のお話だと思いますが、先ほど通産政務次官からお答え申し上げましたように、政府といたしましても統制を撤廃するという計画で関係方面と折衝いたしておりました。時あたかも朝鮮動乱が起りまして、その朝鮮の動乱が日本経済にどういうふうな反響をもたらすであろうかという見通しについて、関係筋にも検討する期間が必要だつたのだと思います。そんな関係ではずすことはそう急がなくてもよいというような機運が一時あつたのではないかと考えます。しかし私どもは、今御指摘のように、やはりこういうふうなものは統制を解くことによつてかえつて生産がふえるという見通しを立てておりますので、先ほど通……
○小峯政府委員 関税の問題は、御指摘のような方向で従来従量税でありましたものを従価税にかえたい。御承知のように非常に物価がかわつておりますから、戰前の従量税をそのまま踏襲いたしますと、ほとんど関税の意味もなさなくなるような傾向があるからでございます。そして一応の案を大蔵事務局でまとめましておそらく今国会に御審議を願うようになるのだと思いますが、私ども広い意味で経済政策を見ております角度から申しますと、今御指摘のような点につきましては、十二分に考慮をする必要があると思います。すなわち制度といたしましては、一応バランスのとれたものができましても、今日私どもが一番必要なのは、輸入物資を加工するという……
○小峯政府委員 ただいま議題となりました経済安定本部設置法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案につき、その提案の理申を説明いたします。 経済安定本部の外局である物価庁は昭和二十六年四月一日において、内部部局に組織がえされることと定められているのでありますが、最近における内外の経済諸情勢の推移にかんがみ、物価行政が重要である点を考慮いたしまして、物価庁を経済安定本部の内部部局に組織がえする時期を延期することとし、昭和二十七年四月一日以前においてその組織がえ及び組織がえの時期を立法措置をもつて定めることといたしたのであります。 次に、経済調査庁法の一部を改正する法律案につきまして、その提……
○小峯政府委員 御指摘のようなことは、まことに残念なことでありまして、電源開発と公共事業との関連を十分密接にしなければならないと考えております。御指摘のような外国の例等も御指示いただきましたので、よく研究いたしたいと思います。
【次の発言】 私の答弁が足らなかつたのだと思いますが、洪水を調節して、それを電気に使うという新しい公共事業のやり方は、おそらく今後の電源開発に関しましても非常に大きな重さを持つだろうと思います。五箇年計画などを事務当局で研究してくださつておりますが、当然今御指摘になつたようなことは加味いたしまして、電源を開発することによつて、地元民に御迷惑のかかるようなことは絶対にしな……
○小峯政府委員 私どもの考えております物価政策の輪郭だけを申し上げまして、詳細につきましては、物価庁の関係から御説明していただくようにしたいと思います。 申し上げるまでもなく、物価は産業活動、貿易、財政、金融等を集中的に表現すべきものでありますので、特に物価自体に対して手を加えるというようなやり方は、私どものとりませんところであります。むずかしい自立経済の推進の中で、基本的な需給状況を改善するために、まず輸入に努力し、また場合によつては輸出等も考慮するようなこともあると思いますが、主として物価を構成する基本条件に対する手入れ方をいたしまして、物価自体には大体手を入れないという方針で参るつもり……
○小峯委員 経済一般の問題に関して、安定本部長官や、大蔵大臣や、通産大臣、農林大臣等に質問をいたしたいのでありますが、まだ全部おそろいのようでありません。そこで建設大臣がお見えになつておりますから、建設大臣に少しお話を承ります。災害復旧の問題なんでありますが、二十六年度以前の全災害の約三割を、二十七年度中に復旧するというふうに言われておりますが、この三割というのは、二十六年度発生災害の三割までを二十七度にやるという意味で、従つて二十五年度、二十四年度等の災害の進捗率まで含めるともつと多くなるという意味かどうか、その辺のことを伺つておきたいと思います。
○小峯委員 大きい荒骨の問題で運輸大臣に二つ、三つお聞きいたしておきたいと思います。
最初に新線建設に関する大臣のお考えを承りたいのでありますが、新線建設の審議会のその後は、そう活溌に動いておらぬように聞いております。しかし予算では、ことしは新線に対する予算が相当ふえております。また前に通過しております鉄道公債等の問題もありますが、これも実際問題としては、財政金融政策との兼ね合いもあつて使われていないように思いますので、そういう問題等を含めて、新線建設に関する大臣のお考えを承つておきたいと思います。
【次の発言】 一昨日大蔵大臣といろいろ話合いました中で、私は建設的なものはそろそろ公債引当て……
○小峯委員長代理 本日の会議はこの程度にとどめ、明七日は午前十時から委員会を開会して質疑を継続することにいたします。 これにて散会いたします。 午後四時四十九分散会
○小峯委員長代理 休憩前に引続き会議を開きます。
質疑を継続いたします。庄司一郎君。
【次の発言】 宮幡靖君。
○小峯委員 予算委員会も結末に近づくようになりまして、いろいろの質問は一応出尽しておるのでありますが、ただ行政協定や防衛支出金や、また安全保障諸費に関する質問は、ただいま野党の諸君から議事進行がありましたように、私ども与党といたしましても、この結末に近づきました機会に、なおその内容を精細に伺いたいと思うのであります。但し行政協定は、野党の諸君のおつしやいますように、外交交渉に関する技術の問題もあり、また審議の問題等もありますので、野党の諸君と同じような発言をいたすつもりはありません。ただしかし、千八百二十三億円に上りますこの大きな一般歳出の中における項目は、この際事情の許す限り、特にまた最近行……
○小峯委員長代理 有田二郎君。
【次の発言】 中村君、外務大臣は非常に時間が少いようでありますから……。
【次の発言】 休憩前に引続いて会議を開きます。
これから質疑に入りますが、大橋国務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。大橋国務大臣。
○小峯委員 ただいま宮崎大蔵委員から御発言がありましたが、実は御答弁を拂いておりますと、私どもにはどうも信用に関するもの、保險に関するものはつけたりで出て來ておるような氣がしてならないのであります。先ほど商工大臣からもお答えがありましが、了とすれば一應できそうな氣もするが、金融面を取扱う大蔵省の立場として、愛知政府委員もお見えになつておりますが、一体市街地信用組合をやめさせて、この信用協同組合でその穴が埋まるかどうか。現実の金融面は机の上で考える通りには行かぬと思いますが、相当歴史を持ち、実績を示しておる信用組合にとつてかわる信用協同組合が、はたして金融を相当する立場から見てやつて行けるかどう……
○小峯委員 簡単に二、三点伺います。先ほど林委員から外銀、外商の話が出ましたが、私は林委員と少し逆で、外銀がせつかく業務を始めているのは貿易にどういう寄與をしているか、まだ始まつて期間がたちませんから、積極的な寄與はないかもしれませんが、私どもは多少貿易の進展に役立つだろうという期待を持つのであります。外銀の活動の状況をひとつ聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 今の問題に関連しまして、今の場合、もちろん今までの実績から見ても御不便だろうと思うのですが、今のままで大体やつて行けるとお考えになるか、それとも日本の為替銀行が早くコルレスを持たなければならぬとお考えになつておりますか、その……
○小峯委員 同僚の諸君から非常につつ込んだお話がありましたが、私も今お話に出ました真の意味の貯蓄という問題でありますが、私の解釈ですと、それは信用造出を伴つた場合の預金、早くいえば今言つたような言ひ方になるだろうと思います。しかしながらこの信用造出というものは、やはり金融政策の根幹でありますから、真の意味の預金とかなんとかいうような形式的な考えではいかぬだろうと思うのであります。そこでその線に沿つて伺いたいと思います。両建預金の実情はどうでありましようか、実際あなた方がやつてみて、ひところより両建預金の率がふえておると思いますか、その点を伺いたいと思います。
○小峯主査 これから予算委員会第一分科会を開会いたします。
第一分科会は、昭和二十五年度総予算の中で皇室費、国会、裁判所、会計検査院、法務府及び大蔵省所管、並びに他の分科の所管以外の事項をあわせて担当することになつております。
この際議事の順序につきましてお諮りいたしたいと存じますが、審査の期間はきようとあすの二日間であります。本日は午前中大蔵省所管を除きまして、他の皇室費、国会、裁判所、会計検査院、法務府関係を一括議題として御審議を願いまして、これを終つてから大蔵省所管の審査に入りたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければさように決定いたします。
○小峯主査 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。
大蔵省関係の質疑を継続いたしたいのでありますが、その前に昨日留保になつております会計検査院に対する質疑を行います。
【次の発言】 答弁を簡潔に願います。
【次の発言】 池田局長、要点だけで、一間一答でやりますから簡潔に願います。
【次の発言】 それでは会計検査院に関する質疑はこれで終了いたしました。
【次の発言】 次に大蔵省関係に移ります。
【次の発言】 奧村君まだ長いですか。
【次の発言】 それではこれにて休憩いたします。午後は一時から再開いたします。
午後零時二分休憩
○小峯政府委員 提案の理由は前にもお聞き願つたのでありますが、いろいろいきさつはありまして、今田中委員の御指摘のようないきさつもありまして、前の国会で実は辛うじてそれは通つたのです。ただ仕事を始めてみますと、事務的に完結しない面もある。そういう意味で事務的な完結を期するため当分の間御延期願いたい、そういう以外に深い意味はないのです。
【次の発言】 強さ弱さと言われるといろいろ問題があるのですが、私たちは事務的にいろいろ完結しないものがある。従つて前に御審議いただいた精神に基いて、事務的に当分の間延ばしたいと考えただけであります。
【次の発言】 答弁にならないとおしかりを受けるかもしれませんが、……
○小峯政府委員 経済安定本部所管にかかります二十六年度の予算の御審議をいただくわけでありますが、詳細は会計課長から説明いたさせますから、よろしく御審議願いたいと思います。
○小峯委員 私は国鉄の総裁にお伺いいたします。非常にローカルな問題になつて恐縮なんですが、私の郷里に非常に関係のある信越線の問題を少し伺つてみたいと思います。これは御承知のようになかなか古い歴史のある線で、特にその中にはアブト式というような、もうそろそろ博物館へ入れてもいいのじやないかと思われるようなものを今でも残しております。この信越線の輸送力の問題は、震災のときもなかなかよく働いております。しばしば上越線が崩壊したりするようなことがありましても、この信越線だけは常に命脈を保つて、その存在価値を発揮しておる、地元ではこういうふうにうぬぼれておりますが、国鉄はこの信越線の輸送力増強というか、あ……
○小峯委員 通産大臣にお伺いいたしますが、最初に、飛行機の生産の所管の問題はどんなふうに進んでおりますか。運輸省との間に所管の問題があるのではないですか。
【次の発言】 戰争前は生産の行政まで運輸省が所管しておつたのではありませんか。
【次の発言】 その飛行機の生産に関する行政費というようなものは、この予算には何も計上しておりませんか。
【次の発言】 この間予算総会で私伺いましたのですが、飛行機の生産の見通しはどうですか。これはいろいろ国際的な関係もありましようが、どの程度のものですか。この間は何か修理、組立のお話がありましたが、どんなふうにお考えになりますか。
○小峯委員 関連して……。ただいま小淵委員からこんにやくの話を伺つておりますが、こんにやくの輸入に充当される外貨の区分はどういう区分になつておりますか。
【次の発言】 私の言うのは、国内の資金を割当てる場合に、どういう科目に含まれている資金を使つておられるかというのであります。
【次の発言】 とめておるのは承知しておるのですが、今まで入つたことはありますか。
【次の発言】 その数字はわかりますか。
【次の発言】 それじや今の問題に関連して、とめてはいただいているのですが、これは私ども小淵君と同じ郷里で大分こんにやくができるのです。そこで特にこれは通産当局に伺つておきたいのですが、密輸入で入つて……
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