松沢兼人 衆議院議員
24期国会発言一覧

松沢兼人[衆]在籍期 : 23期-|24期|
松沢兼人[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは松沢兼人衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

松沢兼人[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|
第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第4号(1949/10/31、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府職員に対する石炭手当及び寒冷地手当支給に関する緊急質問及びこれに関連する事項について緊急質問をいたしたいと存じておるのであります。  政府職員に対する石炭手当及び寒冷地手当支給に関する法律は、御承知のように第五国会におきまして、衆議院人事委員長星島二郎氏の名によつて、衆議院、参議院を全会一致をもつて通過成立した法律であります。この法律に基きまして、七月九日、人事院は内閣に勧告をしたのであります。  政府職員に対するこれらの手当は、従来も支給されておつたのでありますが、政府はこれに対して何らの定見もなく、あるいは一年限りの法律により、あるいは……

第6回国会 衆議院本会議 第8号(1949/11/11、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 昨日総理大臣の一般施政方針演説に対し、日本社会党を代表して鈴木茂三郎君より質問が行われたのでありますが、私は別の観点より御質問申したいのであります。  第一にお伺いいたしたいことは、最近の思想弾圧の問題であります。憲法に規定する思想及び良心の自由、学問の自由、信教の自由の、いわゆる文化基本権、政治基本権を相並んで、民主国家建設のための基盤となつているのであります。この三大基本権の上に、わが国が文化国家として真に独立自主の建設をなさなければならないのであります。政府は最近、大学教授、地方教員に対しまして、頻頻として辞職の強要をなしているのであります。この辞職の対象となる者は進歩的な……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第18号(1950/02/11、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、政府職員の給與ベース改訂の問題につきまして、日本社会党代表して緊急質問を行いたいと存ずるのであります。  政府は、最近いわゆる給與白書なるものを発表いたしまして、政府職員の給與を改訂しないという根拠を示したのであります。その内容とするところは、政府が従来しばしば声明しておりますベースはかえないという前提のもとに、独断的、一方的に述べられているのでありまして、われわれから見ますならば、科学的研究の結果と見ることができないのは、まことに遺憾であります。かかる非科学的な数字の羅列をもつて、公務員の生活窮乏に対して目をおおわんとする現内閣の態度は、まことに知性が欠乏しておることを露……

第7回国会 衆議院本会議 第22号(1950/03/07、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となつておりま害す外航配船促進に関する決議案につきまして、日本社会党を代表いたしまして賛成の演説を申し上げたいのであります。(拍手)  今日、講和会議が前途非常に困難な状態にあるのでありまして、現在の状態の中におきまして、外航配船がはたして急速に実現できるか、どうかという問題は、別個の問題といたしまして、われわれは、日本の海運界が戰前持つておりましたところの勢力と力とを今日考えて見ますときに、貿易が今日はなはだ不振の状態になつておるのでありまして、これをわが国の自船をもつて貿易に従事することになるならば、戰前と同様に、見えざる輸出として運賃収入を多くあげることが可能と……

第7回国会 衆議院本会議 第31号(1950/03/28、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま上程されましたラフカデオ・ハーン氏の生誕百年記念事業に関する決議案に対しまして、簡單に賛成の理由を申し上げたいと存ずるのであります。  決議の内容は提案者より説明があつた通りでありまして、わが国文化の現状より見まして、文化財の保存顕彰の必要があることは申すまでもないことであります。将来日本が平和愛好国として国際社会に参加しようとしておる現在、さきに国会においては湯川博士の業績の選奨が議決せられ、また文化財の保存の決議もなされておるのでありまして、国会がかかる文化的な問題に対し深い関心を持つことを表明しておりますことは、きわめて欣快にたえないところであります。世界の眼は、お……

第7回国会 衆議院本会議 第32号(1950/03/30、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました政府職員に対する新給與実施に関する法律の一部を改正する法律案に対し反対の意を表明せんとするものであります。  われわれは、昨年十二月の人事院勧告七千八百七十七円ベースを十二月一日より実施するという立場、四月以降は九千七百円ベースを採用するという基本的な立場を持つておりますので、政府が人事院の勧告を無視し、漫然と六千三百七円ベースの一年延期の法律改正をなそうとすることに深い不満の意を表明するものであります。  政府が六千三百七円ベースすえ置きの理由といたしまして、いわゆる給與白書に述べておるところによりますと、現行ベースが完……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第6号(1950/07/21、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府職員の給與ベース改訂の問題につき内閣総理大臣、大蔵大臣、人事院総裁に緊急質問を行いたいと存ずるのであります。  第一に総理大臣に対して伺いたいことは、(「総理大臣はどうした」と呼ぶ者あり)吉田内閣は過般の参議院選挙にあたりまして、いわゆる五大公約なるものを発表し、結果においてドツジ・ラインの修正となるべき新たなる政策を発表したのであります。昨年末、人事院が七千八百七十七円ベースの勧告をなしたときに、政府はいまだ勧告がなされない前から、昭和二十五年度を含む十五箇月予算においては給與改訂を行わずと声明し、法律に基く人事院の勧告を蹂躙したのであり……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 衆議院本会議 第7号(1950/12/02、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま上程されております一般職の職員の給與に関する法律案に対し、日本社会党を代表して反対の意思を表明するものであります。(拍手)  反対の第一の理由は、政府提出の法律案の内容は人事院の勧告を尊重しておらない点であります。法律第一條では、人事院の勧告を原則的に尊重しとうたつているのでありますが、その実質は決してそうなつていないのであります。政府は、人事院と話合いの上この法律案を立案したと言つているのでありますが、委員会の審議の過程において人事院は十分なる協力を與えておらないことが明白となつたのであります。(拍手)政府職員の給與の全責任を法律上負つている人事院の勧告が全然無視され、……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第16号(1951/02/27、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となつております昭和二十六年度一般会計予算外一案に対し反対いたしまして、予算の組みかえをなすべしとの主張を明らかにしたいと存ずるのであります。(拍手)  まず批判の前提として問題となることが二つあるのであります。一つは、この予算が自主性に欠けていることであり、他はこの予算がインフレ要因を多く包蔵していることであります。 第一の非自主性の問題については、予算編成の経緯に徴して明らかなことく、政府の最初に意図したことが、ドツジ氏の検討によつて変更を加えられたことであります。これにつき、自由党の諸君が本予算に対し讃辞を呈せられる場合には、はたして……

第10回国会 衆議院本会議 第46号(1951/06/02、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表いたしまして、現在問題となつております地域給の早期実施に関する緊急質問を行いたいと存じます。  地域給指定の法律案が今回提出未了となりましたことは、何と申しましても政府にとつて重大な黒星であると考えるのであります。御承知のように、人事院は、去る五月十七日、国会及び内閣に対して地域給の区分に関する勧告を発表したのであります。この問題は、昭和二十三年十二月、いわゆる六三べースのときから論議されて来たのでありまして、地域区分の不合理性は漸次顯著なものがあり、全国各地より請願陳情が行われておりましたことは、諸君の御承知の通りであります。さらに昨年八月、人事院が、物価……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第13号(1951/11/08、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和二十六年度補正予算に関する委員長報告に関連して、委員長に御質問いたしたいと思うのであります。場合によりましては内閣総理大臣あるいは関係閣僚からの御答弁があることを希望いたします。  第一に、言うまでもなく今回の補正予算は主食統制撤廃を基調としたものでありまして、政府がすでに閣議決定において打出した、来年四月一日より米の統制を撤廃するという決定を放棄している以上、補正予算は当然組みかえられなければならないと思うのであります。(拍手)たとえば定員法の一部改正におきましても、食糧庁関係だけでも一万六千名の整理をすることにな……

第12回国会 衆議院本会議 第16号(1951/11/15、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつつております二つの法律案に対しまして反対の意思表示をいたしたいと存ずるのであります、(拍手)まず最初に申し上げたいことは、われわれは現在の国家公務員の生活の実情から考えまして、少くとも人事院の勧告の線であります一万一千二百六十三円というベースは、即時全面的に実施しなければならないと思うのであります。御承知のように、本年八月から主食の値上があり、その後電気、ガス、水道あるいは郵便へ電信あるいは新聞、運賃、あらゆる商品があるいはあらゆる物価が軒並に騰貴しているのでありまして、こういう実情から現在本年あるいは来年の上半期を考えてみると……

第12回国会 衆議院本会議 第18号(1951/11/22、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は野党連合を代表いたしまして、本決議案に賛成する趣旨の演説を申し上げたいと存ずるのであります。  吉田内閣は組閣以来三年になつておりますが、さきに公約として掲げました綱紀粛正は、今日の現状から考えまして、その片鱗さえもうかがうことができない状態となつておるのであります。官紀は日を追うて頽廃いたしまして、予算の不正使用、收賄、背任等は、毎日、新聞紙をにぎわしているのであります。私ども、今日納税者の立場から考えてみまして、この現状を今日のままで黙視することは断じてできないと考えるのであります。(拍手)  私どもは、最近特に問題となつております、いわゆる四万台の自動車が、連日連夜にわ……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第50号(1952/06/05、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました一般職の職員の給與に関する法律の一部を改正する法律案に関する両院協議会議長の報告について、二、三の点を御質問申し上げたいと思うのであります。  いわゆる地域給の問題は、公務員にとつて重要な問題であり、公務員の給與の現状が現在のようであるといたしますと、われわれとしては、この問題の公正なる解決をなすことは当然の義務といわなければならないのであります。地域給の法律案は、御承知のように、衆議院においては政府原案の通り決定し、参議院に送付せられました。われわれは衆議院においてこの政府原案に対して適当なる修正を加えたいと考えていたのであり……

松沢兼人[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|

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委員会発言一覧(衆議院24期)

松沢兼人[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第3号(1949/07/04、24期、日本社会党)

○松澤委員 委員長、ちよつと運輸省の観光部から御提出になりましたパンフレットの十三ページのところに、米國対日援助資金について、経済安定本部ではこのうちから最も緊急を要し、また最も実現性のある名古屋、神戸、大阪、廣島の四ホテルを取上げ、総司令部へ要請中であるということでありますが、その結果はまだわかつておりませんか。

第5回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第6号(1949/08/10、24期、日本社会党)

○松澤委員 ただいまお話がありまして、委員長は決をお採りになつたようでありますが、しかしこの審議は、まだこれで採決に入つたわけではないのでありますから、ただいまの御意見は一應保留という形にしておおきになつて、爾後一括して採決をするとか、あるいは修正箇所を伺つて、その個々について採決をなさるときまでこれを保留しておかれた方がよくはないかと思つております。と申しますのは、御承知のように、國際観光ホテルというものはきわめて数が限定されておりますし、各府縣におきまして外客を宿泊せしむる施設は、府縣の努力によつて相当改善をみておるところがあり、かつまた府懸の指定によりまして、外客を宿泊せしむるに足る施設……

第5回国会 人事委員会 第3号(1949/03/30、24期、日本社会党)

○松澤委員 この際関連いたしまして伺つておきたいのです。前から成田君、赤松君の質問で大体その内容はわかつておりますが、第一にお聞きいたしたいことは、六千三百七円を実施いたしましたときには、人事院総裁としては八時間制を実施するということは何も考えておらなかつた。少くとも四十時間から四十八時間になり、現行の労働時間で行くというふうに考えておられたと了解するのでありますが、その通りに了解してもよろしゆうございますか。
【次の発言】 そういたしますと、先ほども質問がありましたように、それが四十八時間になれば実質的に六千三百七円というものは崩れたというふうに考えてよろしゆうございますか。

第5回国会 人事委員会 第4号(1949/04/01、24期、日本社会党)

○松澤委員 ちよつとお伺いいたします。実は昨日人事院におきましては、本人の意思に反して免職することのできる國家公務員法の七十八條の人事院規則をつくつたというお話でありますが、それは事実でありはすか、どうですか。これをちよつと承りたいと思います。
【次の発言】 それでは承りますが、その内容はどういうものでありますか。

第5回国会 人事委員会 第5号(1949/04/02、24期、日本社会党)

○松澤委員 昨日私質問申の上げておつたのでありますが、ちようど時間も参りましたし、他に用件もあり、途中で切れておりますので、引続いて簡単に御質問申の上げておきます。  一昨日人事院規則が発表になりまして、職員の意に反する降任及び免職の実際上の手続が規定されたわけであります。これを私読んでみましていろいろと疑義のある点があると思うのであります。  第一に第一項の職員をその意思に反して降任または免職できる場合は、考課表その他勤務成績を評定するに足ると認められる客観的事実に基き、勤務実績の不良なことが明らかになつた場合に限られることになつているのであります。しかしこれはきわめて漠然たる規定であります……

第5回国会 人事委員会 第7号(1949/04/08、24期、日本社会党)

○松澤委員 ただいま日教組の方からお話がありまして、たいへんごもつともなお話ですが、一つ簡單にお尋ねしたいのであります。再計算の結果、府縣によつて非常に犠牲が大きかつたところと、犠牲の少かつたところがあると思うのですが、これはいかなる理由によりまいてそういう結果になつたのか、あるいは知事が非常に強く出たところは、割合に再計算は犠牲少く済んだというようなことも言われておりますし、あるいはまた教育委員会が非常に強いところは、再計算の犠牲が少かつたというようなことも言われていますが、この点一つ…。
【次の発言】 それでは文部省の政府委員の方にお尋ねしたいのでございますが、この再計算の犠牲の大小という……

第5回国会 人事委員会 第8号(1949/04/12、24期、日本社会党)

○松澤委員 前々回でしたか、委員長がちようど御出席でなかつたときに、要望申し上げたのでありますが、政府職員の寒冷地手当、石炭手当の問題は、相当重大な問題であり、昨年は閣議決定によりまして、ある程度支給されたのでありますが、寒冷地に勤務しておられる政府職員は、本年もこの問題についてどういう結果になるであろうかと非常に心配しておられるのであります。從つて人事委員会といたしましては、十分この問題について檢討を加えなければならないということを申し上げておつたのであります。しかしながらいろいろと所管の問題等、多少の疑義もあるようでありますから、われわれはわれわれで独自の見地から、寒冷地石炭手当等の制度化……

第5回国会 人事委員会 第10号(1949/05/21、24期、日本社会党)

○松澤委員 ただいま修正の理由を御説明になつたのでありますが、前段の点については別といたしまして、後段の人事院規則で指定した公團の職員を特別職にするという点であります。これはいろいろと問題があると思いますが、國会の意見といたしまして、公團が來年の三月三十一日まで存続するということでありますから、公團の職員もそれまでは特別職として取扱つてもらいたい。そしてその間に根本的な公團職員に対する一つの特例法というようなものを研究して実施する。それまでは特別職としての指定を存続していただきたいということを強く希望申し上げる次第であります。


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 人事委員会 第2号(1949/11/17、24期、日本社会党)

○松澤委員 議事進行につき発言いたします。この人事委員会で、は閉会中継続審査を付託せられまして、実施調査等は行われましたが、閉会中一回も委員会は間かれなかつたのであります。石炭、寒冷地手当支給に関し、これまで種種な問題があり、今日に至るまで法律の実施が行われていないのであります。もし閉会中もたびたび委員会が開かれておりましたならば、この解決は促進されて、おつたと思うのであります。政治活画禁止、給與べース等、その後重要な問題が起り、われわれは委員会の開会を要求して参つたののであります。今回、この委員会に三つの重要法案が付託され、しかも、職階制の法律等、まことに重要かつ困難なものであり、会期あます……

第6回国会 人事委員会 第3号(1949/11/18、24期、日本社会党)

○松澤委員 大体赤松君の質問で盡きているかと思うのでありますが、また別の観点からお伺いしたいこともあります。  第一に給與の改訂の問題であります。大体その時期は赤松君との質問応答によつてやや明確になりました。しかしこの二十八條の解釈でありますが、一年一回すれば義務が果せる、こういうふうにおつしやつていらつしやいますが、なるほど報告はそうでありましよう。しかし給與が百分の五以上増減した場合には、当然勧告しなければならない。しかも給與が百分の五以上増減した時期というのは、大体本年の七月においてそうなつている、こういうふうに総裁はお答えになつているのであります。そうしますと今日まで非常に長い期間かか……

第6回国会 人事委員会 第8号(1949/11/29、24期、日本社会党)

○松澤委員 この委員会に付託せられております特別職の職員の給与に関する法律案の問題でありますが、この中の第十二條に、食糧配給公団の職員の給与を定める規定があるのであります。ところが原案によりますと、特別職たる公団の職員の給与を公団の一般職の職員の給与に準じて決定するというようになつているのであります。そこで以下簡單に申し上げる理由によりまして、この法律案を次のように修正いたしたいという考えを持つているのであります。すなわち第十二條を「第一條第二十五号に掲げる特別職の職員の受ける給与種類、額、支給條件及び支給方法は、食糧管理法(昭和十七年法律第四十号)の定めるところによる。」以上のように修正をい……

第6回国会 人事委員会 第9号(1949/12/01、24期、日本社会党)

○松澤委員 これは総裁はよく御存じなのです。総裁はとにかく国会の権威というものについては十分尊重していると思う。その国会が、あるいは党派の代表として質問した場合に、そのときでも時期は言わないし金額はもちろん言つていない。あなたが平素国会を尊重するということを言つておりながら、私今朝新聞を見て、はたしてあなたの腹が国会尊重であるのかどうかということについて、非常に憤慨した。何とも言えないくらいぼくは憤慨した。これほどまでにわれわれが一生懸命になつて、しかもむしろわれわれは人事院の立場を尊重して、どこまでも二十八條によつて勧告を一日も早くなすべきだというので、われわれはどれだけ苦労しているかわから……

第6回国会 人事委員会 第10号(1949/12/02、24期、日本社会党)

○松澤委員 参議院の修正を除きます他の部分につきましては、大体において賛成でありますが、ただ一言希望的な意見を申し上げますならば、法案の別表にあります衆議院及び参議院の事務総長の俸給月額が、三万四百円ということにきまつております。社会党といたしましては、議員の歳費が二万八千八百円ということになつておるのでありまして、この不均衡について多少の疑義があるのであります。その点は詳しくは御説明申し上げなくともおわかりと思うのでありますが、議員が国権の最高機雷を構成しまして、あらゆる法律、予算等の審議に当つているのでありますが、そのきわめて重要な地位に対しましては、われわれ身命を賭しても努めなければなら……

第6回国会 人事委員会 第11号(1949/12/03、24期、日本社会党)

○松澤委員 地域手当の問題はなかなかむずかしい問題があることはよく了承しております。ここで請願をしております岐阜県妻木町の地域給の引上げの問題は、その附近が窯業が盛んで生活費が非常に高いにもかかわらず、約十位以上附近に比べて妻木町が低いというのであります。附近の実情と妻木町の実情とは何ら本質においてかわらない物価及び生活の水準を持つているから、ぜひとも隣りの下石町と同一な取扱いにしていただきたい。こういうわけであります。岐阜県の地域給の連絡協議会では、妻木町の一部を下石町に編入するということで実際上はほとんど解決しているのでありますが、こういう暫定的なやり方では不十分でありますので、今後当然隣……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 議院運営委員会 第8号(1949/12/22、24期、日本社会党)

○松澤委員 そのほかに決議案もあるのですか。
【次の発言】 決議案の方は、こちらの法律案が了解を得なかつたことと別に議題にしていただきたい。
【次の発言】 委員長の御裁量で何とかお願いいたします。
【次の発言】 一応本会議に上程して趣旨弁明だけして、あと委員付託にされてはどうですか。

第7回国会 人事委員会 第6号(1949/12/20、24期、日本社会党)

○松澤委員 それでは大蔵大臣にちよつとお伺いいたします。第一にお伺いいたしたいことは、人事院から給與改訂の勧告があつたのでありますが、さしあたつては給與の改訂を行わないというのが、総理大臣の施政方針演説の中にあつたわけであります。さしあたうて行わないということは、どの程度の期間でありますか。最近いろいろな情勢から、各官庁ある、いは公社等におきましても給與改訂の要求が相当強い。もはや給與を改訂すべき時期であろうと、こう思つておるのでありますが、この点につきまして大蔵大臣のお考えを承りたい。
【次の発言】 さしあたり上げないということは、いわゆる十五箇月予算の限りにおいては上げないという考えであり……

第7回国会 人事委員会 第12号(1950/03/08、24期、日本社会党)

○松澤委員 直接職階法に関係がないのですが、緊急に二、三簡單に御質問申し上げたいと思います。  ベース関係の根本的な問題につきましては、いろいろ論議も闘わされ、われわれは今日もなおべース改訂を急速になすべきであるという意見を持つているのでありますが、本日はその根本的な問題は別といたしまして、人事官に御質問申し上げたい点があるのであります。それは政府が給與改訂をやらないで、新給與法の現在の法律を一年延ばすという意向で、人事院と折衝されているというお話を聞いているのでありますが、人事院といたしましては、政府からこういう一年延期の御相談を受けたことがあるかどうか。それに対する人事院の態度、これを第一……

第7回国会 人事委員会 第16号(1950/03/27、24期、日本社会党)

○松澤委員 前回の理事会においてもこの問題を申し上げだのでありますが、国家公務員法の中におきまして、人事院が指定する公団の職員を特別職にするという規定があるのでありますが、その規定に基きまして、現在食糧配給公団の職員は特別職となつておるのであります。しかしこれは本年の三月三十一日まででありまして、四月一日からはこの規定を改正いたしまして延期しなければ、特別職の規定がなくなることになるのであります。御承知のように食糧配給公団の職員は、従来からの米屋さんを中心として、その特別の事情がありまして、特別職に指定になつておるのであります。從つて今後の公団が存続する限りにおきましては、特別職に指定されなけ……

第7回国会 人事委員会 第17号(1950/03/29、24期、日本社会党)

○松澤委員 ちようど農林大臣がお見えになりましたので、ごく簡単に承りたいのであります。  農林省関係の公団のうち、あるいは廃正、あるいは一年間存続するというような、いろいろな取扱いになつているのでありますが、この際各公団の存続期間、あるいはいつまで公団が続くかという見通しにつきまして、承りたいと思います。
【次の発言】 つきましてはこの公団廃止のために、公団職員がそれぞれ退職しなければならないということになるのでありまして、人事委員会に農林大臣に来ていただきましたことも、その辺の関連があるのでありまして、これつの解散によつて職を失う職員に対しまして、どういう退職金を支給するお考えでありますか。……

第7回国会 人事委員会 第18号(1950/03/30、24期、日本社会党)

○松澤委員 問題は、三月三十一日で政令二百六十四号が失効になる。そういう場合にどうするかということである。ただいま増田官房長官のお話を聞き、昨日の森農林大臣のお話を聞きまして、公団の廃止による退職者は、行政整理の退職者と同じように取扱うという、きわめて御同情あるお話を承つて、われわれも非常に喜んでおるのであります。しかし政令が明日で切れてしまいまして、四月一日からはどういうことで行くのか。結局あの表題にあります昭和二十四年度の均衡予算の実施に伴うということが、昭和二十五年というふうに書きかえられたまま、結局二百六十四号というものが明年一ぱいは続くという形になる。そこでせつかくの政府の御同情ある……

第7回国会 人事委員会 第19号(1950/04/18、24期、日本社会党)

○松澤委員 ただいま御説明になりました一般職の職員の給与に関する法律の制定施行に伴う関係法律の整理に関する法律案につきましては、大体において異議はないわけであります。これはいずれ討論もしくは採決の場合において、その意思が表示されると思うのでありますが、関連いたしまして前回の人事委員会におきまして、増田官房長官に対し、同僚の成田委員及び私から御質問申し上げました公団の退職金の問題につきまして、その後官房長官におきましても、あるいは御研究になつたかと存ずるのであります。前会の質疑応答の中におきましては、官房長官の御答弁の中に、多少あいまいな点もあつたと思うのです。それは政令二百六十四号の中において……

第7回国会 人事委員会 第21号(1950/04/29、24期、日本社会党)

○松澤委員 本請願の趣旨は、今回人事院の全官公職員に対する地域給改訂によつて、米子市が地域給の支給から除外されるといううわさがあるのでありますが、地域給は給與体系の一部として取扱われております関係上、もし地域給がはずされてしまうと、従つて給與がそれだけ低下するという状態になりますので、これは政府職員にとつては死活の問題でありますから、その廃止を見合せていただきたいという趣旨の請願であります。  この問題は人事院が七千八百七十七円ベースの勧告をいたしましたときに、地域給を改訂するという話が同時に勧告されたのであります。そうして全体地域給が低められるという関係になりますので、こういう請願が出たもの……

第7回国会 内閣委員会 第20号(1950/04/25、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 お許しを得まして簡單に二、三御質問申し上げたいと思います。第一にお聞きいたしたいことは、従来の質問で明らかになつているかと思うのでありますが、管区本部と、それから現在の海上保安本部との機構及び運営の面においてどの程度まで権限が違うのか、その点であります。
【次の発言】 そういたしますと、管区本部におきましては現業的な仕事というものはないか、あるいはほとんどない、そういうふうに了解できるのでありますが、そうでありますかどうかという問題と、それから国家警察の管区の問題と海上保安庁の管区の問題と権限などにおきまして、やはり相当大きな開きがございますか。


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 建設委員会 第7号(1950/07/27、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 私、神戸国際港都建設法案の提出者といたしまして、ごく簡單に提案理由の説明を申し上げたいと思います。  大体におきまして、横浜と神戸とは港湾の自然的あるいは立地的の條件におきましても、あるいは従来の歴史におきましても、あるいはまた外国人が神戸に比較的多数居住し、そうして実業に従事していたという点におきましても、きわめてお互いに類似しておる点があるのであります。御承知のように横浜と神戸におきましてはわが国の貿易の半分以上はこの両港によつて輸出入されておる状態でありまして、従来からこの二つの港湾が第一種重要港湾といたしまして、国の経費によつて港湾の施設がなされて来たのでありまして、これ……

第8回国会 建設委員会 第8号(1950/07/28、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま砂間君からいろいろお話がありまして、特に社会党の松澤というお話で答弁を要求されたのでありますが、社会党の政策をここで申し上げる考えはないのでありますけれども、ただ全般の国民の生活が安定し、あるいは経済が安定した、その後においてこういう計画をなすべきであるという御議論は、一応ごもつともであります。しかし私どもは同時にこういう港湾の設備をフルに運営し、かつ外国の物資がすみやかに陸揚げできるような方途を講じ、また逆に輸出する場合におきましても、どんなに天候の悪いときも、計画通りに積荷ができるというような設備を、現在においてやることは結果におきまして、わが国の経済自立もしくは民族……

第8回国会 人事委員会 第1号(1950/07/19、24期、日本社会党)

○松澤委員 大体重要な手続は済んだようでございますが、ベース改訂の問題につきまして、私どもは浅井人事院総裁に来てもらいまして、いろいろの経緯を承ろうと考え、出席の要求をしたのでありますが、聞くところによりますと、今日は出席できないという話でございまして、この問題についてまた別個に考えたいと存じます。そこで委員長にお尋ねいたしたいことは、新聞などによつて見ますと、いろいろと田中委員長が給与改訂の問題について御奔走になつたということが出ておるのでございまして、委員長に関する限り、ベース改訂の勧告がどうして行われなくなつたのか、御存じの範囲内でけつこうでございますから、一応お話くだされば幸いだと思い……

第8回国会 人事委員会 第2号(1950/07/31、24期、日本社会党)

○松澤委員 この政府関係四機関職員の給與改訂に関する請願は、復興金融金庫職員組合委員長鈴木実氏が請願者となつているのであります。復興金融金庫、持株整理委員会、閉鎖機関整理委員会、証券処理調整協議会等の四政府関係機関の給與ベースは、昭和二十四年法律第二十七号公団等の予算及び決算の暫定措置に関する法律の実施に伴いまして、従前のべースの賃金の計算と異つた計算がなされまして、はなはだしく切り下げられているという意見を持つているのであります。従来のこれらの関係機関の職員は、現にそれぞれの関係の仕事に従事しておつたものであり、それらの職業に従事している間、相当高い給與をもらつていた、それが政府機関に就職す……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 人事委員会 第4号(1950/11/29、24期、日本社会党)

○松澤委員 この給与改訂の法律案は相当重要でありますし、愼重審議をしなければならないと思いますから、特にこの新給与法のもとにおいて給与を受け公務に従事する人々の将来の立場も考えなければなりませんので、私どもはぜひとも関係者の意見を十分に聞いて、法案審議の参考にいたしたいと存じますので、公務員側二名、それから使用者側一名、学識経験者から一名、合計四名の参考人を委員会において呼んでいただいて、その人たちの意見を聞きたいと存じます。人選、それから参考人の意見を聞く日などは、委員長において適当におとりはからいくださいますようにお願いいたします。この動議を提出いたします。

第9回国会 人事委員会 第5号(1950/11/30、24期、日本社会党)

○松澤委員 ただいま磯田給與課長からいろいろと数字をあげて御説明になつたのでありますが、もしそういう計算があるならば、ひとつ委員会に出していただきたい。先ほど来いろいろいただいた書類があるのでありますが、そういう数字の根拠というものが一つもない。人事院が勧告を出されれば、こういう厖大ないろいろの書類を出していただく、ところが、ただいま御説明を聞いておりましても、ちよつとわれわれのみ込めないのです。至急にそれを出すようにおとりはからいを願いたいと思います。

第9回国会 人事委員会 第6号(1950/12/01、24期、日本社会党)

○松澤委員 ただいま調整号俸の問題で適切な、お話を承つたのでありますが、一応郵便電通の特別会計の支弁にかかわる職員で、一般俸給表の適用を受けている方々は、一号俸を調整されているのでありまして、これが今回の附則によりまして全部なくたつたということにたつておるのでありますが、その影響を瞬ける者は、ただいまの説明で相当多く、また生活の上におきましても困難を来すということは容易に想像ざれるのであります。従いまして、その調整をされましたその後におけるいろいろの事情の変化というものが、ただいまのお話であつたのでありますが、これをさらに詳細に言えば、どういう出精の変化のために政府は号俸調整をやらないことにな……

第9回国会 人事委員会 第7号(1950/12/02、24期、日本社会党)

○松澤委員 こまかい点でありますけれども、ちよつとお聞きいたしたいことは、食糧配給公団の給與が今回の切りかえによつて切り下げられるということになるのでありますが、もはや食糧配給公団もあと幾ばくも存続期間がないということになつておるのでありまして、ことさらに法律によつてこれを切り下げる必要もなかろうと思うのでありますが、この点につきまして政府の御意見を伺いいたいと思います。
【次の発言】 私は、日本社会党を代表いたしまして、この法律案に対して反対の意を表明いたします。  第一に、今平川君が指摘されましたように、この法律は表面的には人事院の勧告を尊重しているごとく見えているのでありますが、実質的に……

第9回国会 地方行政委員会 第7号(1950/12/03、24期、日本社会党)

○松澤兼人君 第一に小野政務次官にお伺いいたしたいのであります。午前中の連合審査会におきまして、私、淺井人事院総裁に質問したのでありますが、淺井人事院総裁は、ここに配付せられております人事委員会の機構によつては、十分に人事行政の責任を全うすることができない、多少そういう点について疑念があるというお話があつたのでありますが、地方自治庁がお出しになりました都道府県、五大市において、人事委員会が二十人の事務局の職員ということで、はたしてやつて行けるかどうかという点を御質問申し上げます。
【次の発言】 そういたしますと問題は二つにわかれると思うのでありますが、かりに人事院が新たな制度の立案企画ができれ……

第9回国会 地方行政委員会 第8号(1950/12/04、24期、日本社会党)

○松澤委員 ただいま久保田君と政府委員との間に、いろいろ質疑応答があつたのでありますが、久保田君が確めようとしておりますことは、結局その職務と責任の特殊性のある地方公務員は、どういうものであるかという点が第一点であろうと思います。この点につきましては、先ほど来から警察、消防職員、それから教育職員、その他單純労務、あるいは現場職員というものが、その対象になるということはほぼ明瞭になつたのであります。第二の点は、それじやこの特例をつくる場合に、その特例の内容はどういうものであろうかという質問であると思うのです。これにつきましては、先ほど鈴木次長でありましたかお答えになりました。たとえば教育職員に対……

第9回国会 地方行政委員会 第9号(1950/12/05、24期、日本社会党)

○松澤委員 私の方もむりに審議を延ばすつもりはないのであります。門司君が大体逐條的に逐つて行きますならば、私どもも別にあらためて第一章、第一條からやる意思はございません。その点はよく御了解くださいまして、門司君が飛ばしたところでありますが、三十五條の「職務に專念する義務」ということについて少しお伺いしたいと思います。  職務に專念する義務ということは、まことにけつこうな規定でありまして、これはもちろん公共団体から給與を受けている職員としては、当然のことであると思うのであります。しかしここで問題になりますことは、この規定は国家公務員法の中にあるのでありまして、国家公務員法では百一條に「職務に專念……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 人事委員会 第2号(1950/12/11、24期、日本社会党)

○松澤委員 先ほど成田君から質問がありまして、政府のお考えは大体わかつたのでありますが、号俸調整の問題について二、三お尋ねしたいのであります。  ただいま官房長官が昇給等の問題を考慮する。それから能率給というか何というか、非常に職務に勉励したとか、あるいは一生懸命やつたとかいうようなことで、多少見て行こうというようなお話があつたのでありますが、それはどういうふうな名目の給與になりますか。今のところでは私は非常に困難ではないか、こう思うのです。たとえば超勤手当というような名目ならば、これはよくわかつております。そうでなくて、時間の中においても、特別に勉強した人は何かめんどうを見るということになる……

第10回国会 人事委員会 第3号(1951/01/27、24期、日本社会党)

○松澤委員 ただいま最後の御説明で大体特殊職員のうち癩、結核、精神病、それらの病院あるいは病棟に従事している人たち及び盲唖学校、聾唖学校その他の人々の調整がまだ行われていないというふうに承つたのでありますが、最初の表を見ますと、これらのものは省かれておりましたので、多少私どもは疑問に思つたのであります。そうしますとまた切りかえが済んでおらない。今申し上げましたような人たちの一月分の給與あるいは一月以降の切りかえができるまでの給與はどういうことになつておりますか。あるいは切りかえが起りますならば、さかのぼつて一月から新しい切りかえ表によつて最初支給したものから先に差引くことになりますか、その点に……

第10回国会 人事委員会 第4号(1951/02/21、24期、日本社会党)

○松澤委員 日程の一四伊丹市の地域給引上げの請願の件であります。伊丹市は尼崎の北にありまして、尼崎市、西宮、芦屋、そういつた非常に物価の高い都市に近接しており、また大阪府といたしましては、池田などそれぞれ特地の都市に隣接しているのであります。元来伊丹、尼崎、西宮、芦屋、そのほか鳴尾でありますとか、最近神戸市に合併になりました阪神間の西の五箇町村、これらは同一の物価高の状態にありまして、今申しましたようなところは、伊丹を除きましてそれぞれ特地の指定を受けているのであります。そういう関係で、伊丹市だけが甲地に指定されておつて、他の都市より低い地域給をもつておつたのであります。人事の交流などにおきま……

第10回国会 人事委員会 第5号(1951/03/31、24期、日本社会党)

○松澤委員 簡單に申し上げます。日程第一三の浦河町の地域指定でございますが、これは浦河町は北海道における道庁の支庁が存在しているただ一つの町でありまして、物価が非常に高く、大部分は漁民でありますが、その海産物は主として大きな取引によりまして道外に出て行くというようなことで、海産物自身もなかなか一般の消費者の手に入らないというような状態でありますし、食糧はもちろん不足しておりますので、特に浦河町におきまして、適当な地域給をつけていただきたいという請願であります。  次は第七八でございますが、室蘭市の地域給引上げの請願であります。御承知のように、室蘭は製鉄関係の大きな工場がたくさんありまして、物価……

第10回国会 人事委員会 第6号(1951/05/17、24期、日本社会党)

○松澤委員 二、三の総括的な点につきまして御質問申し上げたいと思います。  第一は恩給法の改正と申しますか、新しい恩給法はいつごろ提案される予定でございますか。マイヤースの勧告というものを拝見しておりますが、これがほんとうに法律になつて国会の審議を受ける時期はいつごろのお見込みでございますか。これを第一に承つておきたいと思います。
【次の発言】 新しい恩給法が国会に審議されるということになりますと、必然的に予算の裏づけが必要であると思うのでありまして、もちろん政府が補正予算を組まなければならない時期が差迫つていると考えます。そういたしますと、臨時国会において補正予算が審議されるそれ以前に、恩給……

第10回国会 人事委員会 第8号(1951/05/19、24期、日本社会党)

○松澤委員 人事官にお尋ねいたしたい問題と、技術的と申しますか、個別的な問題とあるわけでありますが、給与局長に最初にお伺いいたします。  昨日平川君から質問がありました勤務地主義と居住地主義の問題であります。この問題について重ねて御質問申し上げたいと思うのであります。現在は勤務地主義をとつておられまして、実際勤務地に居住しておらなくとも勤務地手当をもつらているわけであります。これは将来は、やはり居住地主義に直して行く必要があると思うのでありますが、この点につきまして少し詳しいお話を承つてみたいと思います。
【次の発言】 その点もう少し詳細に承りたいと思うのでありますが、きのうも淺井総裁からお話……

第10回国会 人事委員会 第10号(1951/05/22、24期、日本社会党)

○松澤委員 重大なる過失によつて免責するということになつているのでありますが、現実に傷害を受けた場合、一定の療養の機関に収容しなければならないというような場合が起つて来ると思うのです。そういう現実の問題についてはどういうふうに考えておりますか。
【次の発言】 けがをした――これは病気の場合よりもむしろ負傷の場合と思いますが、負傷した。官側ではこれは職員の重大な過失によつたものだという認定をしようと思う、またしつつある。しかし負傷はもう現実に起つた。その場合において、一体そういう負傷に対して療養の給付を与えるか与えないかというような問題です。

第10回国会 人事委員会 第15号(1951/08/10、24期、日本社会党)

○松澤委員 衆議院の人事委員会の国政調査第四班といたしまして、不肖、藤井委員及び安倍専門員三名がこれに参加いたしまして、私たちは六月二十七日東京を出発いたしまして、奈良県、和歌山県、徳島県、香川県、愛媛県の地域給の指定に関しまして、十日間にわたつて実態調査をいたしたのでああります。期間は十日間というきわめて限られた短かい間に、五県にわたる各都市について詳細に調査をするということはほとんど不可能でありましたので、一つは県内のバランスに精通しております県当局の意見を聞き取ること、それから二つは、あらかじめ県当局に依頼をいたしまして、人事院の勧告に対する修正要求を提出しております各市町村の代表者と県……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 人事委員会 第4号(1951/11/13、24期、日本社会党)

○松澤委員 いろいろお尋ねしたいことがありますが、第一に今回の千五百円ベース・アップと言われます給与改訂の法律案でございますが、給与平均と申しますものはいつ幾らであつて、その上に千五百円をベース・アップするという、その基本的な金額及びその算定の方法についてお伺いいたします。
【次の発言】 ただいま承りましたので大体内容はわかりましたが、この計算の根拠というものは、一定の時期における人員と給与総額との関係で計算された、そういう方法によつたものでありますか。
【次の発言】 滝本給与局長にお伺いいたします。大体ただいま菅野副長官からお話のありましたこの数字は、人事院で計算いたしましても、こういう数字……

第12回国会 人事委員会 第5号(1951/11/14、24期、日本社会党)

○松澤委員 五大市の方にお伺いしたいのですが、この五大市の共同の意見書によりますと、二ページに、五大市の基準賃金は国家公務員のそれよりも高額なことを否定できないであろう。しかし必ずしも政府職員の実質賃金が五大市の職員よりも低いということはない、かように書いてございまして、横浜市において、港湾管理に関し、政府職員を市の職員として引継いだ場合に、三号俸ないし五号俸昇給せしめておる、こういうふうに書いてあるのであります。大体において政府職員と市の職員との間に、この程度のいわゆる基準賃金の開きがあるということは、これによつてわかるのでありますが、しかし必ずしも名目賃金が、三号ないし五号昇額されても、実……

第12回国会 人事委員会 第6号(1951/11/15、24期、日本社会党)

○松澤委員 先ほど地域給の問題について御質問があつたのでありますが、なお念のためにお伺いしたいと思います。お伺いいたしたいことは大体先ほどのお話でわかりましたのですが、この中で人事院の勧告にありました字指定が省かれまして、官署指定をしたのでありますが、この官署指定の場合に、近接の市町村で地域給を受けている者と関連して指定することになつておりますが、この方式ははたしてうまく運用できるかどうかという点、多少疑点があるのであります。特に従来官署があるために、今までの既得権を尊重して、地域の指定があつたというところが、比較的高く指定されているというところがあつたわけでありますが、こういうところがその官……

第12回国会 人事委員会 第7号(1951/11/16、24期、日本社会党)

○松澤委員 昨日提案理由の説明があつたのでありますが、もしおさしつかえなければ、逐条について少し御説明を聞きたいと思います。まず規定の整備等がなされた点について簡単に御説明を得られれば幸いと思います。
【次の発言】 附則の切りかえの点につきましては、別段御説明を承るようなことはないのですか。附則の二項あたりはどういうことになるのですか。
【次の発言】 そういたしますと、法律の第一条、二十六号までありましたうちで、削られるのは二十五号の食糧配給公団の職員だけが削られて、あとはそのまま生きているということでございますか。
【次の発言】 それで十四号の中央更生保護委員会委員とありましたものを、委員長……

第12回国会 人事委員会 第8号(1951/11/17、24期、日本社会党)

○松澤委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本法律案に賛成いたしま ただ申し上げたいことは、私どもは一般職の給与改定の法律案に対しましては反対をいたしました。この法律案はその関連において提出されたということは、よくわかるわけでありますが、すでに一般職の給与の改正法律案が提出され、しかもこれは衆議院を通廻しておりますので、その関係におきまして、この特別職の分には賛成して過当であると考えたのであります。ただしかし多くの委員から指摘されましたように、一般職の場合に見られました上に厚く下に薄いということが、やはりこの際にも考えられるのでありまして、この点いろいろ質疑応答の中にありましたように、進駐軍……

第12回国会 人事委員会 第9号(1951/11/28、24期、日本社会党)

○松澤委員 ただいま給與局長からいろいろお話がありました。要は財源の問題だろうと思いますが、これは大蔵省と折衝されているように聞いておるのでありますけれども、折衝の状況はどんなふうになつておりますか。大体わくはどのくらいに考えておられるか。その辺のところをもしおさしつかえなかつたら御説明願いたいと思います。
【次の発言】 さつきの官署指定のことで、ちよつとお伺いいたしたいと思います。具体的な町の名前を言いますと、ちよつとぐあいが悪いかもわかりませんが、人事院の勧告の中では、帯広の郊外に音更村という所があります。そこの中音更でありましたかに国立療養所がある。そこは字指定になつていて、多分一級地か……

第12回国会 内閣委員会 第11号(1951/11/10、24期、日本社会党)

○松澤委員 行政管理庁長官にもいろいろお伺いしたいことがありますが、ちようど郵政、電気通信の主管大臣であります佐藤君が来ておられますので、とりあえずそちらについてお伺いしたいと思います。いわゆる政令諮問委員会というものが内閣におきましてどの程度の重要性があるか存じませんけれども、この答申書によりますと、行政機構の改革の点につきまして、御承知のように電気通信事業の公共企業体化に伴い、電気通信の監督及び電波監理事務と郵政事務とを統合して通信省を設けるということがあるのであります。最初にこの問題に関連いたしまして、電気通信事業の公共企業体化というものに対する大臣としてのお見通しをまず第一にお伺いした……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 人事委員会 第1号(1951/12/15、24期、日本社会党)

○松澤委員 委員長にお伺いいたしたいのですが、ただいま御配付いただきました人事委員会専門員室編という最初のところの地域給の級地指定の修正に関する法案、その(2)のところに、「委員長初め理事の有志は与党総務会、政調会等に働きかけ、相当額の予算化の見通しを得た模様である。従つて通常国会劈頭提出さるべき人事院の勧告を内容とせる法案に示された級地のみならず、予算の許す限りこれに漏れた地域の新指定及び引上げも可能となる見通しである。」ということがあるのであります。私たちは人事院の勧告が予算の関係で相当制限せられている、こう考えているのですが、それ以上に、たとえば委員会修正で相当に新指定及び引上げも可能と……

第13回国会 人事委員会 第16号(1952/05/26、24期、日本社会党)

○松澤委員 昨日中川委員からもいろいろ話がございまして、概括的なことについては一応了解したのでありますが、二、三質問してみたいと思うのであります。  問題はやはり、私は保安庁職員というものが、どういう理念に立脚してその勤務を遂行するかという点にかかつて来るのではないかと思うのであります。そこで昨日は資料をお願いいたしまして、けさ一つ手に入れたのでありますが、しかしこれだけでは、ほんとうに私たち納得できないのでありまして、この際保安庁職員の勤務の理念とか、あるいは使命観とかいつたようなものに対する大橋国務大臣の所見をお伺いしたいと思います。

第13回国会 人事委員会 第17号(1952/05/27、24期、日本社会党)

○松澤委員 昨日はいわゆる基本以内ということで質問申し上げたのでありますが、きようは部隊の運営に関する現実的な問題といたしまして、多少気になることがありますので、御質問申し上げたいと思います。  それはどういうことかと申しますと、この保安庁法案を見ますと、保安隊あるいは警備隊というものは、政府がどのようにお考えになろうとも、一種の部隊組織あるいは軍隊組織であるということはよくわかるのでありまして、これが将来には軍隊になりはしないかということを、私ども非常に懸念しているわけであります。これが昔の軍隊化もしくは軍国主義化といつたようなものになる危険はないのか、実際部隊の中には相当の旧軍人も入つてい……

第13回国会 人事委員会 第19号(1952/05/30、24期、日本社会党)

○松澤委員 先ほど岡君が質問し、また私が質問いたしました非常事態の問題でありますが、大体いろいろ質疑応答の中において明らかになりました点は、次のような点であると思います。第一に、非常事態の判定及び非常事態に対処するための出動の命令は内閣総理大臣が持つておる。この点につきましては、先般私と大橋国務大臣の間の質疑において、その実際上の手続はどうなるのかということを質問いたしましたところ、場合によつては閣議も開かれるかもしれないというお話であつたと思うのであります。実際上の手続といたしましては、所管大臣である国務大臣が、事態が非常に急迫しておるということを総理大臣に進言して、総理大臣が必要と認めた場……

第13回国会 人事委員会 第20号(1952/05/31、24期、日本社会党)

○松澤委員 昨日の質問で大体わかつたようでありますが、これに関連いたしました点を、二、三承つておきたいと思います。  第一には、北海道における石炭手当について、本年はどの程度のものをお考えになつておいでになるか。これを承りたいと思います。
【次の発言】 そうすると、予算といたしましては昨年と同じ程度ということになりますか。
【次の発言】 その点につきましては、またあらためて御質問申し上げます。  昨日平川委員から質問があつたのでありますが、私たちはやはり年末に多少まとまつた臨時手当というものを支給する必要がある。こう思つているのでありまして、わが国における各種の慣習やあるいは伝統ということから……

第13回国会 人事委員会 第22号(1952/06/28、24期、日本社会党)

○松澤委員 二六八は島根県の安来町の地域給指定に関する請願であります。安来町は商工業の中心であり、また工業も相当に盛んでありまして、また一面観光都市としても有名でありますが、ここにおります公務員約五百名は、そういう関係で物価高のために非常に困難をきわめて、実際上の問題といたしまして、安来町は米子、松江等一の地域給が指定されております地域に囲まれておりまして、この安来町だけが指定されておらないということは、まことに不合理でありまして、当然地域給の指定をしていただかなければならない。そういうことで一級に指定してもらいたいという趣旨の請願であります。  それから二九一は、福井県等の寒冷地手当引上げの……

第13回国会 人事委員会 第23号(1952/07/29、24期、日本社会党)

○松澤委員 請願の日程がありまして、それぞれ各地域における地域給支給の理由が述べられているのであります。各地域とも熱心にそれぞれの地域給支給の目標達成に努力をしておられるのでありますが、一つ一つ個々に当つてみますならば、まことにもつともと考えられるところがあると思うのであります。つきましては、この委員会におきましても、将来この地域給勧告の時期に対する見通しについて、はつきりと人事院当局のお答えを得ておくことが、審議に非常に必要であると考えますので、一言お尋ねいたしたいと思います。  御承知のように、先般の地域給の改訂は、参議院の修正がありましたけれども、両院協議会の成案では、一応衆議院の議決通……

第13回国会 文部委員会 第41号(1952/07/03、24期、日本社会党)

○松澤委員 ただいま坂本君から休憩の動議が出ております。いままた渡部君からは、文部大臣あるいは大蔵大臣の出席要求の動議が出ております。私は本日ここに初めて来た者でありますけれども、しかし文部省としましては、これは重大な政策転換を迫られているわけでありまして、従来から一年延期ということを言つて参りました文部省が、自由党の政策決定によりまして、質疑応答については、やはりその線で答弁されるという、ずいぶん無理な答弁をせられているのであります。おそらくこれは、文部省といたしまして、その政策について、自由党の政策転換につきましてはつきりとした省議を決定していないのじやないかと思うのですが、よしんば決定い……


松沢兼人[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|

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各種会議発言一覧(衆議院24期)

松沢兼人[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|
第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 内閣委員会人事委員会連合審査会 第1号(1950/04/28、24期、日本社会党)

○松澤委員 私は質疑の通告はしてありますけれども、本多国務大臣がおいでにならないので留保しておきます。
【次の発言】 ただいま次長から提案理由の説明がありましたので、承つておきたいと思います。  第一にお尋ねいたしたいことは、これらの整理せられる人々に対する退職金の問題でありますが、これはいかようになつておりますか。ひとつ詳細に御説明を願いたいのであります。もし政府において案ができておるようでありますならば、その案を御配付願いたいと思います。
【次の発言】 法案の準備があるようでございましたら、至急に各委員の手元までお配りを願いたいと思うのであります。  そこで大体ただいま国務大臣のお話により……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 地方行政委員会人事委員会文部委員会労働委員会連合審査会 第2号(1950/12/03、24期、日本社会党)

○松澤委員 淺井人事院総裁に承りたい。この地方公務員法によりますと、特定の都市に人事委員会を置くごとになつております。そこで私どもが非常に心配することは、各委員と同じように、結局この委員会というものが、ボス化しやしないかということを心配するのであります。そこで人事院は、この地方公務員法に対しまして、どの程度までの御協力をお與えになりましたか、立案に対しましてどの程度まで、いろいろの御相談を受けたか、その経緯について承りたい。
【次の発言】 そこで先ほどの問題でありますが、こういうことを私の口から申すことは、どうもいけないのでありますけれども、われわれ日本人は、何となく委員会制度というものになれ……



松沢兼人[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

松沢兼人[衆]在籍期 : 23期-|24期|
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