佐竹晴記 衆議院議員
24期国会発言一覧

佐竹晴記[衆]在籍期 : 23期-|24期|-26期-27期
佐竹晴記[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは佐竹晴記衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

佐竹晴記[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|-26期-27期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第18号(1949/04/16、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 発言者の数の制限を受けました関係で、私は農民新党並びに社会革新党を代表いたしまして討論いたします。私どもは審議中の予算案に対し反対の意を表する次第であります。(拍手) 今回の予算は均衡予算であり、健全財政の予算であると銘打つて出されたものであります。 しかし、この予算は編成時における暫定的均衡予算であるということは言えるが、健全予算であるとは言い得ないと信ずるものであります。(拍手)この予算は、インフレを收束し、物價、賃金の安定を目標といたします健全財政を企図しようといたしますことは、よくわかります。しかしながら、そのためにはまた同時に物價、賃金が安定をいたしまして、追加予算を出……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第12号(1949/11/18、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 社会革新党を代表いたしまして若干の質疑をいたします。  第一に、金融梗塞と消費物価の高騰による国民生活の不安に対する対策をお尋ねいたします、大蔵大臣は、その演説の冒頭において、政府は各般の施策の目標をすべてインフレの收束、経済安定の線に集中して来たのであるが、インフレもおおむね終息を見、わが国の経済はようやく安定の軌道に乗ることができたと述べられたのであります。しかし、昭和二十四年度当初予算成立以来、財政は中央・地方を通じまして非常にきゆうくつとなり、金融は非常に梗塞をいたしまして、大蔵大臣の弁解にもかかわりませず、各党各派の代表象の論じましたごとく、デフレの様相を呈しておること……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第10号(1949/12/24、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 私は、社会革新党を代表いたしまして、ただいま議題になつておる参議院の回付案については、議案の取扱いについて意見を有するものでありますが、これを省略し、結論において参議院の議決に賛意を表するものであります。

第7回国会 衆議院本会議 第15号(1950/01/28、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 社会革新党を代表して質疑いたします。  第一に、講和会議と自衛権の関係を承りたいと存じます。政府は、講和会議の早からんことを願望いたしますとともに、世界平和を説いて、自衛のための戰争をも放棄する旨を明らかにせられて参りましたが、最近に至り、総理大臣は、自衛権の行使は放棄するものでない旨を宣言せられまして、われわれに、いたくシヨツクを與えたのであります。もしそれ全面講和が締結せられ、国際連合の保障によつて、永世中立国としてその安全が確保せられますならば、自衛権行使の問題は、これを提議するの要はあるまいと存じます。従いまして、ここに特に自衛権の問題を持ち出しましたのは、全面講和の不可……

佐竹晴記[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|-26期-27期

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委員会発言一覧(衆議院24期)

佐竹晴記[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-26期-27期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1949/05/13、24期、新政治協議会)

○佐竹委員 その試案はどこでおつくりになりますか。委員長が主となつておつくりになりますか。それとも事務の者に命じて、どこか事務局みたいなようなものをおいておつくりになるのですか。
【次の発言】 試案をつくるに際して、最初から意見があるものもありましようし、私も申し上げたい点があるのです。それに対してこの第五國会が済みました後の連絡等はどういうぐあいにお願いできますか。

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第6号(1949/06/01、24期、新政治協議会)

○佐竹(晴)委員 一、二、お尋ねしてみたいと思います。今馬場さんが非常に強調された接触という点は、まことに私も同感です。ところがそうなると、一局部の限られた小地域に非常に接触の多い人は当選をするが、そうでない、たとえば東京で仕事をしていて、私でありましたならば、高知縣ですが、高知へ帰つてやろうというようなときに、なかなかそう行かないといつたような、そういう弊に陷ることはないでしようか。接触々々とおつしやつたのですが、馬場さんといえば天下の人は知らぬ人はないといつたぐあいに、みなほとんど接触している。ところが小選挙区になりますと、日本全体からいえば、馬場さんでありましたならばえらい人だといつて名……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第8号(1949/07/20、24期、新政治協議会)

○佐竹委員 衆議院の方も、参議院の方も、地方選挙の方も全部の選挙法の改正をこの委員会でやるわけでございますか、それならばそれを單一法でおやりになるお考えですか、またそれを三つにわけておつくりになるお考えですか。
【次の発言】 私どもそういうことを承知もいたしませんので、どういうぐあいに進行していいのか実は迷うたのであります。もしそういう御方針であれば、衆議院の選挙について、そういうことを限定して御審議をお進めいただきましたならば、どうでございますか。私はこの際その方がきわめて簡潔に進行し得る意味においていいじやないかと思います。
【次の発言】 そういたしますと、今配布されました主要研究事項に対……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第9号(1949/07/21、24期、新政治協議会)

○佐竹委員 先ほどのこの住居がかわつたような場合における六箇月の要件の問題でありますが、不在投票によつてその不備を補うということがごときはまつたく姑息の方法であります。不在投票の方法によりましても、たとえば北海道の者でありまして東京に移転しましたときは、北海道まで帰つてやらなければならない。そんなことはとてもできるものじやない。そこでたとえば戸籍について身分の変動がありますときは。ただちに前戸籍を担当しておりました役場から新しい管轄の役場に送籍することになる。同様にこういうような権利についてもやはりその身分についてまわるものでありますから、新しく住居いたしております土地の名簿登録をなすべき義務……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第10号(1949/07/22、24期、新政治協議会)

○佐竹委員 その繰上当選のことについては、前の改正のときに私が、せめて一箇月というのを強調し、猛烈に論じたけれども、法律上それはどうも穏当でないというてけられたのであります。それには相当の理由があると私どもも存じまして、十日説に服從したわけであります。今それを変更する理由はないと私は考えております。それから参議院議員と衆議院議員との間に規定の相違のあります点、承諾の点など、これに統一した方がよかろう。それから事務当局のお考えになつております当選証書付與と各議員に対する当選の報告の点は、これにお取入れになる方がよかろうと私どもは思います。

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第11号(1949/07/23、24期、新政治協議会)

○佐竹委員 無料はがきでありますが、これはこの間の特例によりまして、現在衆議院議員の場合においては出すことができないことになつております。これはもちろん先日も申し上げました通り、この間の特例は今回は撤廃すべきものである、改正すべきものである。そうすると、前の二万枚が復活しますが、それでよいのかということになります。ところが二万ではとうてい足りません。私は画一的に二万とすることは不公平だと思います。各選挙区の有権者の数に應じて、半分ないし少くとも三分の一、これは認めてもらわなければ用をなさぬと思います。二万ということになりますと、われわれの選挙区にいたしましても二十五万から三十万ありまして、十分……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第12号(1949/10/17、24期、新政治協議会)

○佐竹(晴)委員 この基本法という文字を用いますと、この以外にまた巨細ないろいろな規定を設けた挙法があることを予想される氣持がいたします。しかしただいままで練られておりまする案によりますれば、実に微に入り細にわたつて、各種の選挙の全部について規定をいたしておりまして、この基本法のほかに何か別の法律があるかのごとき想像を許さないまでに規定されております。だからこれはもう基本法などという文字は用いないで、あるいは公職に関する選挙法とかいつたような文字で表現をすることが適当ではないかと私は考えます。  それからいま一つ、先ほど御意見が出ておりました「嚴格に執行し」というこの文字は、むしろこれは」公正……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第13号(1949/10/18、24期、新政治協議会)

○佐竹(晴)委員 衆議院議員の選挙法の別表問題は、今留保するというお話でありましたが、委員長としてはいかがでございますか。この委員会において改正を企てられる腹なのでございますか、これをひとつ承つておきたいと思います。留保留保と言つて、しまいにぽかつとだれかが緊急動議のようなもので案を出して来て、検討するひまもなしにやられてしまう、私どもはそういう苦い経験を過去においてなめている。従いまして、もしそれを留保しておくのだが、実はやはり別表もいじる腹なのだということであれば、今から私どもも準備を要しますが、委員長としてはそれに触れないお考えであるといたしますならば、おそらくこの委員会においては問題に……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第14号(1949/10/19、24期、新政治協議会)

○佐竹(晴)委員 これは結局、小委員会でこういつてお話になりましたが、あいさつ行為という文字を用いておりますけれども、あいさつ行為のために戸別訪問をすることは許すのでございましよう。そういう趣旨でございますね。
【次の発言】 戸別訪問を禁止しておいて、あいさつ行為をするといつたら、それは単なる個々面接だけでありますから、何もこの條文はいらぬじやありませんか。
【次の発言】 戸別訪問は許すというのですか、許さぬというのですか。
【次の発言】 けれども、二戸以上訪問すれば戸別訪問になることは、判例の認めるところです。二箇所行けば、あなた方が認めぬと言つたつて、裁判所は戸別訪問と認めるから、こういう……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 議院運営委員会 第7号(1949/11/10、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 われわれ社革の方で独立してやることになりました。何分よろしくお願い申し上げます。室の件ですが、できるならば小さな室を一つお与え願いたいと思いますが、今総長からお話もございましたように、他の会派との関係もございますから、事務当局と御相談申し上げてよいようにおとりはからいを願いたいと思います。
【次の発言】 私の方としては、できれば別室という希望ですから、考査委員会の方で御不承願えばそういうことにしていただきたい。
【次の発言】 運営委員の割当についても、公正倶楽部の方にもお認め願つておりますから、私の方ヘもぜひひとつお認め願います。大会派の方においてもおおらかな気持でお願いいたした……

第6回国会 議院運営委員会 第8号(1949/11/11、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 私どもといたしましては準備は特別委員会が適当だと考えます。しかし皆さんの御意見にも表われておりますように、各派にも事情がございますので、この際は外務委員会を拡充いたしまして、各派の意見も十分これに盛り込んでもらえるような態勢がとられるならば、それでけつこうだと思います。
【次の発言】 そうすると衆議院が解散せられた場合には、しばらく休まなければならぬ。
【次の発言】 それだと、あなたの理論が一貫しない。参議院議長がやり得る場合があるならば、それは別に衆議院議長に限るという理由は消滅する。たとえば両者の中のいずれかといつたような選択的規定をきめるとか、何とかいう原則の立て方ならよい……

第6回国会 議院運営委員会 第10号(1949/11/14、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 なお議長は行かれぬとして、副議長がおいでになつたときに、議長だけではたして議会の運営をやれるのか、今日の運営の状態では、あまり夜おそくなるようなとき、あるいは混乱に陥るような状態の場合には、多く副議長が当られておる実情であります。副議長が向うにおいでになつて、御老体の議長だけで、はたしてやつて行かれるかどうか。この点はこの運営委員会において問題にしておかなければならぬ。これは議長がおいでになるという問題でなく、副議長が行くことについて、十分この際御考察を願つておかなければならぬと思う。

第6回国会 議院運営委員会 第14号(1949/11/21、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 私はその点についてこういう考え方を持つておる。来月三日ということになりますと、来月三日までに審議を盡すことができない法案が出た場合に、継続審議が許されないことになると思う。たとえば選挙法改正案のごときは、今期国会に通さないということを、大体各党とも予測しておつたのではないか。そうすれば継続するにしても中一日おいておかないと、三日になつたのでは継続審議ができない。従つて来議会に新しいものを最初から出して、またやり直さなければならぬ。そこで二日ならニ日までにしておいて一日あけておけば、二日までに始末のつかぬ法案を全部継続審議でやれる。ところが、もし三日まで一ぱい延長すれば継続審議でき……

第6回国会 議院運営委員会 第17号(1949/11/25、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 そこで共産党の十四分を労農、社革にお讓り願うと、小会派の六分と合せて二十分になる。これを二人やることになると十分ずつ、そういうことですね。

第6回国会 議院運営委員会 第18号(1949/11/26、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 この申合せがかりにあつても、第五国会における運営の方針をきめたことであつて、第六国会においても、もしずつと引続いて効力があるというならば、これは規則にしなければ法律的効力がない。ただきようだけの申合せのあるし、第五国会は第五国会としての申合せもある。従つてこれをずつと永久に効力があるものとするならば、規則にしなければならぬと思う。
【次の発言】 こういうふうに運営をしようということをきめたならば、その国会における運営方針がきまる。しかしこの国会だけでない。永久に効力があるというなら、それは規則にすべきものですよ。
【次の発言】 それならどうです。たとえば常任委員の決定のごときは、……

第6回国会 議院運営委員会 第20号(1949/11/28、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 礼革は住自党からいただいて、余つた分を民自党にお返しするのですね。
【次の発言】 祉革は早川君に討論をお願いしたい。

第6回国会 議院運営委員会 第22号(1949/11/30、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 延長しないでも、継続審議すれば何のさしつかえもないから、継続して四日からお始めになつたらいかがですか。

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1949/11/15、24期、新政治協議会)

○佐竹(晴)委員 お尋ねしておきたいのでありますが、もし、かえるとしたら、どういう案があるか、事務当局もいろいろ練られたことと存じます。案をつくるについて、全国区制をかえるとするならば、どういう案がいいのかということは、必ず御考慮なさつたはずだと思います。それについて検討せられた結果を、ひとつこの際承りたいと思います。
【次の発言】 今度衆議院の選挙区制について、本日、必然的に問題になつて来るであろうと予想されますものは、全県に一区五名の選挙区を二人と三人とにわけるかわけぬかという問題が、重大な問題になつて来ると思います。そのことがこの参議院の選挙区制の問題と関連がある。ただいま三浦さんから御……

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1949/11/21、24期、社会革新党)

○佐竹(晴)委員 社会革新党といたしましては、現行法通りということに決定いたしました。

第6回国会 法務委員会 第10号(1949/11/24、24期、社会革新党)

○佐竹(晴)委員 要旨でけつこうでございますが、いわゆる誤判事件の内容と、これに対する最高裁判所裁判官会議の経過並びに結果の内容を承りたいと存じます。
【次の発言】 それではこれから逐次お尋ねいたします。まず刑事訴訟規則施行規則は憲法違反であつて、無効であるという議論があるようであります。もしもこれが無効であつたといたしますならば、この規則を適用しなかつたというために責任を問うという論拠はなくなつて参ります。従いましてこの施行規則がはたして適法なものであるかどうか、つまり憲法違反であるかないかということをまずきめてかかる必要があると考えます。従いまして最高裁判所のとられました態度については、こ……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 議院運営委員会 第2号(1949/12/13、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 大分議論もございましたが、仲裁委員会の裁定は、最終決定であるということはこれは議論がない。従つて十六條の但書において、十六條によらなければならぬという意味はどういう意味かということによつて結論が得られる。十六條には何と書いてあるか。国会によつて所定の行為がなされるまでは、支出することができないと書いてある。従つて最終決定があれば、国会の所定の行為をまつよりほかない。国会の所定の行為とは何であるか。予算提出以外の何ものでもない。従つて仲裁委員会の仲裁裁定があつた場合には、第一項に基いて予算を出すよりほかにない。しかし裁定でなくて單に協定のみの場合においては、当事者だけが協定したのだ……

第7回国会 議院運営委員会 第5号(1949/12/19、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 議題にするなら議題にするようにはつきりやつてもわなければ、わからぬじやないですか。
【次の発言】 官房長官にお尋ねしたいのですが、さつきあなたの御説明なさつた通り、先に提出されたものは仲裁委員会の裁定全部であつたが、今回出して参つたのはその一部だけ除く。従つて前のものと今度のものは相違いたしております。それを官房長官のおつしやる通り、前に提出したときには全面的に実施することが困難であつた。全面的に不承認の議決を求めておる。しかるに今度は十五億五百万円だけはその必要がないようになつたから、これを除外するようになつた。その余の一部の議決を求めるのだとあなたはおつしやつておる。して見れ……

第7回国会 議院運営委員会 第6号(1949/12/20、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 官房長官に一言お尋ねいたします。先ほどあなたは、当院に提出したのは第十六條第二項に該当しないものは出していない。こうおつしやられた。ところが当初提出なさいましたのは、四十五億全額が第十六條第二項に該当するという建前に立つてお出しになつたことは争われません、しかしその後事態の変化によりまして、四十五億全体は対象にならないで、十五億五百万円を除かなければならぬ事態に立ち至つたので、この分を除外して、その余の分について承認、不承認を求めるとおつしやるのであります。従つて議決を求める案文に相当する分に変更を生じたので、そこであなたは訂正とおつしやる。すなわちその訂正は国会法に規定しており……

第7回国会 議院運営委員会 第8号(1949/12/22、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 具体的に事件が起きた場合はこれは当然と思います。具体的の問題を検討するために委員を派遣することは当然と思いますが、その委員の方で国務を全体として調べるために派遣するということであつたならば、各委員会とも全部がそうなると思います。従つて地方行政委員会が四班にわけてやるということであつたならば、大蔵委員会も全般にわたり税務の関係を調べる、法務委員会も全般にわたつて調べる、そうなると各委員会全部が、全国的に相当人数を派遣するということになりますので、これは前例にもないことでありますからして、この際十分御検討をなさつておかれる必要があるのではないかと私は思います。これは具体的な事件が起き……

第7回国会 議院運営委員会 第18号(1950/02/03、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 第一の点は受理すべきでない。第二の点は運営委員会に諮らず労働委員会に付議したことはいけない。従つて運営委員会に諮つてなすべきである。以上申し上げます。

第7回国会 議院運営委員会 第26号(1950/03/06、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 それでけつこうです。
【次の発言】 鍛冶委員長に伺いたい。お互い職務柄よくわかることですが、証人には往々にして間違いがある。一人の言い分を聞いてやると非常に誤解される場合が多い。従つてこの調査補助員がのみ込んだことと、鍛冶さんがのみ込まれたことの間に相違がないとも限りません。従つてこういうときには、御自身徳田君に会つて、「君は留守に来られたそうですが、こういうことを話して行つたのか」ということをお確かめになるなり、あるいは委員会に証人としてお呼びになつて、その事実をお確かめになつて、もし事実であつたらこれは容易ならぬから、懲罰委員会にかけるというのが穏当だろうと思いますが、そうい……

第7回国会 議院運営委員会 第29号(1950/03/11、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 もう一つ委員長に聞いておきたい。裁判所等においても実際現地に出張して実地検証を要する、あるいは現場の実情を見なければならぬ、あるいは現場において証人を調べなければ事情がわからないという場合には、現場に行つて調査する必要のあることはもちろんでありますが、しかし大体の場合は、検察当局においても、あるいは裁判所においても、必要な書類を取寄せ、あるいは証人を喚問して、現場について実地検証をしたり現場において証人を調べることはなるべく避けておる。ところがただいまのお話を承りますと、こういう事件が起きれば、ただちにそこへ委員が行つて調べるという原則を立てられておる。委員会に書類を取寄せ、委員……

第7回国会 議院運営委員会 第35号(1950/03/25、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 賛成いたします。
【次の発言】 これは将来に例を残す重大な問題でありますから、何とか処理すべきものと思います。すなわちこれは当然撤回と解することができぬと私は思う。同時に自然消滅ということで、委員会の決議で処置できるとは思わない。私は撤回とは解しない。たとえば裁判について例をとつてみれば、ある人を検事が起訴をした。裁判中にその被告が死んだ。それは先ほど石田君が懇談中言つておつた通り、なぜ死ぬかと言つても、別段相談なしに死ぬわけだ。それは死んでしまうけれども、事件はあとに係属しておる。従つてこういうときには公訴棄却の判決をして終了しておる。こういつた場合にこの議案の内容は消滅いたし……

第7回国会 議院運営委員会 第36号(1950/03/27、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 常任委員会を活用するということはよろしいが、そういうことになると、本会議において緊急質問を許すということがほとんどないことになる。従つて、この限界を明らかにして、本会議においてはこういう性質のものを許すというわくをはつきりきめられぬと、将来それは委員会でよいということになつて、区別なしに全部委員会に葬つてしまわれるおそれがあるから、その限界を明らかにされたい。

第7回国会 議院運営委員会 第39号(1950/03/31、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 賛成であります。

第7回国会 議院運営委員会 第40号(1950/04/01、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 林君と椎熊君のおつしやつておる通り、検察官が院内へやつて来て捜査をする、関係人を呼んで委員長室で取調べをするということは、もつてのほかだと思う。これは立法府に司法官憲がやつて来て、ここを使用して捜査をしたということで、重大な問題である。この問題は、その事実をお取調べを願いたい。私よりも申し上げます。
【次の発言】 今のお話でございますけれども、これは林君が読上げた通り、被疑事件に関する捜査のために御手配方を頼むという依頼状である。こういう文書で、何年の三月二十五日、衆議院考査特別委員会委員長鍛冶良作として、りつぱな判をつかれて、出頭すべき人の名前あてに、田中政司に対する証人被疑事……

第7回国会 選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1950/02/02、24期、社会革新党)

○佐竹(晴)委員 議論も大分盡きたようでありますから、多くを申し上げることはいたしませんが、百四十八條の規定は、憲法違反ではないかと私は考えます。但しその規定の仕方については、もう少し洗練された方法による表現はないものかと考えます。私は過日来用件のために委員会をしばらく休んでおりましたので、事情がよくわかりませんから、本日はあまり多くは申し上げませんが、特に第二項については「新聞紙又は雑誌の販売を業とする者は、前項に規定する新聞紙又は雑誌を、通常の方法で頒布し又は選挙管理委員会において指定する場所に掲示することができる。」これは書かなくても当然できるのです、なぜこんなことを書くのか。新聞または……

第7回国会 法務委員会 第11号(1950/03/02、24期、社会革新党)

○佐竹(晴)委員 角田さんから、この委員会で審議するよりも、考査委員会でやるがよかろうというお説がありましたが、しかしこの委員会でやつて惡いということはちよつともないと存じます。ことに昨年十二月に決定いたしました範囲に属さないとおつしやるけれども、私どもは深い関係があると存じます。ここに具体的に示しております通り、政界人に関係のあるところの犯罪に関する事項でございます。綱紀粛正の上においても、またその綱紀粛正をなすべき当該官憲の行動について、どうも時の勢力に何か左右せられるのではないかという疑いのありますような時分には、これはもう衆議院が立つよりほかにはないのです。国会が立つよりほかにはないの……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 議院運営委員会 第1号(1950/07/12、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 ただいま田中君のおつしやつたことはもつともだと思う。委員長は二十條を引用されておりますが、採決される前に、向うと当つて御相談なさるならばいいのです。それを決をとつて決定した以上、衆議院規則の五十條によつて、「討論が終局したときは、委員長は問題を宣告して表決に付する。」ということで決定したのである。それから五十二條に「委員は、表決の更正を求めることができない。」ということがあるから、決定した以上、委員長といえども委員であるので、その更正を求めることはできない。自由党の各委員も更正を求めることはできない。従つて決定した以上、委員会の決定に服従をすべきが当然である。その決定が出た後に修……

第8回国会 議院運営委員会 第7号(1950/07/25、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 一身上の都合だというが、党内の人もおわかりにならぬような事情があるようです。それをお聞かせ願えませんか。ざつくばらんに話していただいた方が……。
【次の発言】 お尋ねしておきますが、二十人以上のグループというのは、一つの団体をなしておらぬで、ばらばらになつておつても、それをグループと解釈するわけですか。
【次の発言】 これは第五国会で原則を申し合せ、そのまま実行されない点があつたとしても、別にだれかが横車を押して、むり押しをしてそうなつたというのでもない。この委員会にかけて、互いに互讓の精神で讓り合つたことであつて、それがために原則を破壊したとか、何か原則によらなかつたことが、い……

第8回国会 議院運営委員会 第9号(1950/07/29、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 ちよつとこの時間を拜借して、委員の交代の件についてお願いしたいと思います。私の方の大石ヨシエ氏が厚生委員をやつており、農協の松本六太郎君が地方行政委員会の委員をやつておりますが、これを両方が了解し合つて交代したいというのであります。議運の方で御承認いただければ、そういうことにお願い申し上げたいと思います。
【次の発言】 きよう鈴木君の質問が一番問題になつてごたごたやつたわけですが、鈴木君のがすでに許されて、情勢の変化があつたから佐瀬君のも許せというので佐瀬君のを許したら、おれが先にやるというのではあまりどうかと思う。事情の変化によつて許すことになつたのだから、まず鈴木君を先にやら……

第8回国会 議院運営委員会 第11号(1950/07/31、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 なお確かめておきますが、先ほどの話では、八十五條の解釈だけですね。あなたは別に、指示をしたとか、見解をどつかに通達したとかいうことはないのですね。
【次の発言】 それで先ほど差控えるのが望ましいとおつしやつておられるが、国会議員の国会報告演説会に学校を使うことを差控えるのが望ましいという御意向は、政府の御意見でございますか。
【次の発言】 けれども、あなたの解釈として、差控えるのが望ましいと先ほどおつしやつたのですが、あなたはそうお考えになつておるのですか。
【次の発言】 しかしこれはやはり公共のために必要なんじやないですか。そんなことはあなたの答弁すべきことじやないですよ。国会……

第8回国会 法務委員会 第12号(1950/09/20、24期、社会革新党)

○佐竹(晴)委員 最近日共幹部の捜査に関しまして最高会議をお開きになつて、早く逮捕しなければならぬということを協議なさつたと承りましたが、これは一体何の目的の会議であつたか、換言すれば逮捕状を出した手前、それが執行できないというのでは司法の権威にかかわるというのでありますか、それともこれを逮捕しなければ治安維持の上において危惧すべき点があるとおつしやるのか、その内容をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 少くとも新聞紙の報ずるところによれば、すみやかに逮捕しなければならない状況に追い込まれているということが報道されているが、その内容は一体何か、もしその新聞報道がうそであつたというならば、そ……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 議院運営委員会 第2号(1950/11/24、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 三宅君の出したのは、ここで論議されているように、議事進行に関する発言です。先ほど石田君は、運営委員会において否決されたものを、その直後に本会議に持つて来れば、これは扱わないのは当然だと言わんばかりのお言葉であつたが、運営委員会において否決されても、本会議で可決されることはあり得る。この運営委員会で否決せられても、本会議で新たに提出することはできる。新たな議事難行の発言があつた以上これを採決上ないで、ほかの問題に持つで行くということはできない、先ほどの三宅君の提案は、総理大臣の演説の実施に関する件で、総理大臣の演説を劈頭にやらせることはよくない、それより先に別途発言を許すべきもので……

第9回国会 議院運営委員会 第3号(1950/11/25、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 先ほど、今度は政務次官と同額になるということか言つておられたが、政務次官給というのが別に出ておりますか。
【次の発言】 今までは、政務次官の手当が議員より下でしたね。
【次の発言】 いま一つ、例の滞在費一日五百円、あれは二十六年度予算で補正予算には関係ありませんか。
【次の発言】 それは一月から施行の分に入つているのですか。

第9回国会 議院運営委員会 第10号(1950/12/05、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 社会党の方は、趣旨弁明を許されれば討論はいいというのでありますが、われわれ小会派を代表して一人やらしていただきたいと思います。

第9回国会 議院運営委員会 第11号(1950/12/06、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 権利を主張なさつて、われわれの義務を云々なさるならば、われわれが成規によつて発言する権利は、私どもの方でも留保したいと思います。

第9回国会 法務委員会 第7号(1950/12/06、24期、社会革新党)

○佐竹委員 刑事訴訟法施行法の一部を改正する法律案については、修正案の通り賛成いたします。
【次の発言】 社会革新党を代表いたしまして、両案とも原案の通り賛成いたします。

第9回国会 法務委員会 第9号(1950/12/08、24期、社会革新党)

○佐竹(晴)委員 両案に賛成いたします。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 議院運営委員会 第1号(1950/12/10、24期、社会革新党)

○佐竹晴記君 出張とかそういうものを除外して……。

第10回国会 議院運営委員会 第53号(1951/05/28、24期、社会民主党)

○佐竹晴記君 この会期延長は、北海道開発法の一部改正案の通過をはかる党の政治的含みが多分に含まれていることは、私は否定することができないと思います。もしそういう政治的含みがあるとするならば、国会としても大いに反省しなければならぬ重大なる意味が含まれておると私は思います。知事の選挙は輿論によつてすでにきまつている。しかるに中央において、その輿論を押えようとするがごとき態度に出るということは、民主主義を根本から破壊するものであつて、私は容認しがたい。自党の意に反する会派から知事が出れば、その知事の自治の遂行を妨げ、その権限を剥奪するということは重大なる問題であると思う。(発言する者多し)従つて、も……

第10回国会 議院運営委員会 第60号(1951/08/14、24期、社会民主党)

○佐竹晴記君 前に小林君が出て、一週間とかを希望する旨を述べておいたのでありますが、依然その通りお願いいたします。


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 議院運営委員会 第2号(1951/08/18、24期、社会民主党)

○佐竹晴記君 一般職、特別職の問題については法律上疑義があると存じます。しかし先ほど事務総長からおあげになりました方々については賛成でございます。

第11回国会 法務委員会 第3号(1951/09/21、24期、社会民主党)

○佐竹(晴)委員 関連してただ一点お尋ねいたしておきたいと思いますのは、先ほど梨木君の発言の中に、日本は占領中は主権がなくなつた。従つて占領中の諸法規は占領軍の意思によつてつくられたものであるから、日本の法律ではない。主権を回復した後においては占領中の法律は一切無効である。こういつたような前提に立つてものを解釈いたしますうことには、私は重大なる難点があるのじやないかと思われる。こういう議論が出て来るのは、おそらく日本は無条件に降伏したんだから、日本は主権がなくなつて、向うさんの言う通りしなければならぬ。従つて向うさんの言う通りつくつたのであつて、今度主権が回復して日本が新しく法律をつくらぬ限り……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第8号(1951/10/24、24期、社会民主党)

○佐竹(晴)委員 社会民主党を代表いたしまして質疑いたします。第一に日本が自由主義国家陣営に参加せざるを得なかつた根本的事由について承りたいと存じます。総理大臣は、本会議の演説において、サンフランシスコ会議の状況を報じ、トルーマン大統領、ダレス代表、ヤンガー英国代表の演説を引用して、これらの論調をもつてサンフランシスコ会議の空気が想像せられることと思うと言われ、かつ各国代表の意見陳述の後に、所見を開陳する機会を与えられた私は、日本が欣然この平和條約を受諾する旨明らかにいたしました旨を述べられております。この演説だけを聞いておりますと、サンフランシスコの会議には、何の風波もなく、平穏無事、友好善……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第9号(1951/10/25、24期、社会民主党)

○佐竹委員 社会民主党を代表いたしまして、次の三つの希望條項を付して両案に賛成いたします。(拍手)  第一、平和條約第二條(c)千島、樺太の放棄・同第三條の北緯二十九度以南の諸島の信託統治は、ポツダム宣言八項に規定する、カイロ宣言の條項は履行せらるる旨の條件に背反するものと思う。よつて正常の状態に復帰せしむるため最善の方策を講ぜられんことを要望する。  第二、賠償に関する規定は表面上きわめて寛大のように見えるが、実質においては世界に類例のない苛酷なるもののあることを否定することができない。よつてこれが実施運営については十分の注意を払われるよう希望する。  第三、日米安全保障條約は片務的不平等條……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 法務委員会 第33号(1952/04/15、24期、社会民主党)

○佐竹(晴)委員 本法案は、安全保障条約の範囲を逸脱する内容を有すると同時に、不平等、不合理にして日本国民としてとうてい認容することのできない条項を含んでおりますので賛成いたしがたい、よつて反対いたします。

第13回国会 法務委員会 第43号(1952/04/26、24期、社会民主党)

○佐竹(晴)委員 第一に、破壞活動防止法を提出いたします根拠について承りたいと思います。この点はすでに前の委員から論ぜられたのでありますけれども、満足をすることができませんので、さらにお尋ねをいたしておきたいと存じます。  本法案を提出するについては、政府としては明白にして危險な事態が現在存在すること、また現行法規では、これを取締ることが絶対に不可能であること、これを立証する義務があると考えます。米国においても、スミス法、マツカラン法等の審議にあたつて、真剣にこの点の討議が行われております。  まず第一に、明白にして危險な事態が現在存在するかどうかという点でありますが、吉河特審局長は、昨日資料……

第13回国会 法務委員会 第47号(1952/05/09、24期、社会民主党)

○佐竹(晴)委員 私はこの際刑政長官にただしておきたいのは、過般のメーデーにおける宮城外苑の騒擾事件と本法案との関係についてであります。承るところによれば、政府としても、與党としても、今回の騒擾事件にかんがみて本案を急速に成立せしめなければならぬと考えるようになり、與党のごときは、すでにある程度の修正もやむを得ないとなつていたものが、急転して無修正で押し通そうとする線が出ているかに聞くのであります。政府といたしましてはこの新事態と本法案との関係についてどうお考えになつているか、これを承りたいと考えます。
【次の発言】 今回のメーデーに関係する騒擾事件の取締りについては、現行法ではどこにいかなる……

第13回国会 法務委員会 第50号(1952/05/13、24期、社会民主党)

○佐竹(晴)委員 法務総裁にお尋ねをいたしまして留保になつておりまする二点について、この際お答えを願いたいと存じます。第一点点、治安確保のための法律は、ただにこの法案だけでは目的を達することができないものであるということは、常におつしやつておられるところであります。そこでこれと運の関係のある集団示威取締法、ゼネスト禁止法、プレス・コードの立法化及び警察法規改正等については、私が過般質問をいたしました後多少、かわつておるようであります。一部すでにその実行に着手されたものもあるようでありますが、この中にはまだ何とも政府がその意向々表明しておらぬ分もあります。従いまして、これに対します政府の根本的な……

第13回国会 法務委員会 第51号(1952/05/15、24期、社会民主党)

○佐竹(晴)委員 私は社会民主党を代表いたしまして討論いたします。私は、地下日共を主軸といたします破壊活動に対しては、適当なる対策を講じなければならぬと考えますが、しかし本法律案は、それに対処するに効果的な法案とは見られないのみか、一般的に基本的人権を侵害するおそれが大でありますので、原案にも修正案にも賛成いたしがたいのであります。以下その主要なる理由を明らかにいたしておきりたいと考えます。  まず第一に、本法案を提出するについては、政府はその一つとして、明白にして危険なる事態が現に存在するか、二つには、現行法規をもつていたしましては、それを取締まることが絶対に不可能であることを立証する責任が……

第13回国会 法務委員会 第73号(1952/07/29、24期、協同党)

○佐竹(晴)委員 平和條約十一條に基きますB、C級戰争受刑者に対する一般赦免の勧告に関する件について、質疑いたしたいと存じます。  申すまでもなく、戦争は国と国との闘争であつて、これら受刑者は、決して個人としてかつてに戦争を遂行したものではありません。あたかも時計の針のそれのごとくに、ぜんまいや歯車など、全体の動きにつれて全機構の命ずるがままに動かされたのにすぎないことは、申し上げるまでもありません。しかるにこれらの受刑者は、個人的責任、しかも間違つた個人的責任として、戰勝国の一方的判決で、残虐者として科刑せられておるのであつて、国家といたしましても、また政府としても、この状態をこのままに放置……


佐竹晴記[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院24期)

佐竹晴記[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 法務委員会公聴会 第1号(1951/05/24、24期、社会民主党)

○佐竹(晴)委員 伊藤氏にお尋ね申し上げたいと思いますが、この法案に書いてあります例の監置、この監置は刑罰ではないと提案者も御説明になつておりますけれども、しかし自由を拘束するについては、これはまつたく同一だと思います。名前がかわつただけであつて、名前をかえてやれば、いかに自由といえども、どのようにでも拘束できるものであるという根拠は、一体どこにあるか。監置と拘留との本質的な区別をひとつ承りたいと思います。御承知の通り、監置は刑罰でないとおつしやるけれども、刑罰には拘留という規定があります。拘留と監置とどこが違うか、その人のからだを、その人の自由を拘束する上においては、ちつともかわりはありませ……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

佐竹晴記[衆]在籍期 : 23期-|24期|-26期-27期
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