このページでは坂田英一衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。
○坂田英一君 私は、ただいま議題となりました農地の改良及び災害復旧促進に関する決議案の趣旨を御説明申し上げます。 まず決議案を朗読いたします。 農地改良及び災害復旧促進に関する決議 現下の日本経済自立のためには食糧増産の確保を重要なる條件とし、これがため必要なる土地改良及び災害復旧に関する施設は最も緊急を要する事項である。しかるに本年度予算においては一部大規模農業水利をのぞき、他はすべてこれを延期せんとするは、極めて憂慮に堪えない。 よつて政府は、農地改良及び災害復旧の実施に必要なる経費を支出するの外、長期低利の資金を融通する等の措置を可及的速かに講ずるとともに、その結果につき……
○坂田英一君 ただいま議題となりました運輸省設置法等の一部を改正する法律案及び行政機関職員定員法の一部を改正する法律案について、内閣委員会における審査の経過並びに結果の御報告を申し上げます。 まず両法案の要旨について申し上げまするならば、運輸省設置法等の一部を改正する法律案は、さきに民間国内航空の許可に伴い、去る十一月一日、ポツダム政令をもつて国内航空運送事業会が制定せられ、これに関する事務は、運輸大臣の指揮監督のもとに、電気通信省の外局たる航空保安庁がこれを取扱つて参つたのでありまするが、航空行政と運輸行政との密接なる関係にかんがみ、これを一体的に所掌せしめるため、航空保安庁を廃止し、運輸……
○坂田(英)委員 なお先ほど数字の問題が出たかもしれませんけれども、炭鉱その他に対する労務用の地下たびの配給数量と、農村の方回に向つての地下たびの配給数量等は、一例でありますが、一人当りに対しまして著しく差を持つております。これはどういうところから、かような差別をつけられておるものであるか。その点もあわせて御答弁を願いたいと思います。
○坂田(英)委員 議事進行について本日は非常に委員会においても、いろいろ審議すべき点が多いのでありますが、今の問題につきましては、これは非常に重大な問題でありますので、農林大臣の今御説明になつたことにつきましては、われわれは非常に感謝し、また納得いたしておるのであります。安本長官もこれと同樣の御意見であろうと思いますので、農林大臣と同樣の御意見であるということをひとつお話を願いたい。これだけでよろしいから……。
○坂田(英)委員 ただいまの質疑應答の結論を、私はそのお答えがいいとか、あるいは質問がいいとかいう問題ではなしに、その過程において行われたことが、國際的にも國内的にも非常に重大であると思いますので、その点をはつきり政府から答弁をしていただく、あるいは管理局長官でもよろしいし、あるいは大臣に、今日でなくてもよろしいが、はつきりしていただきたい。というのは、その一点は、食糧が余つている、供出のやり方さえよければ日本の國内において食糧は十分であるということ、十分とまでは行かなくても近いというようなことについての、はつきりしたお答えを願つておかなければならぬと思う。この點は大体米がゆつくりしておるので……
○坂田政府委員 価格調整公団法の一部を改正する法律案提案の理由を御説明申し上げます。 価格調整公団の運転資金は、現行法によりますれば、復興金融金庫よりの、借入金によることになつておりまして、復金借入金残高は本年三月末以来常に二十七億九千万円余に上つているのであります。さらに本年六月の価格改訂、認証手形の立替決済等のため、本年三月以降において最高十二億余円の増加運転資金を必要とするのでありますが、復金の新規貸出しが行われないため、資金計画を極度に切詰めて運営している実情であります。 一方認証手形についてみますに、公団の業務を買取り売りもどし制から差金取引制に移行するとともに、買取売りもどしの……
○坂田政府委員 預金部を予定しております。
【次の発言】 今のところ預金部だけでありまして、裏から申しますと、市中銀行からは融資しないという裏書のためにこういうふうになつております。
【次の発言】 御説の通りでありまして、現に現状といたしましては差金決済の方面に移行しておるのであります。ただその移行をいたしまする際におきましても、非常に金請りの実情にありますこと、それからまた品物にいたしましても、売切れ等の傾向が最近相当弱つておるような物資もあります関係から、その方面に移行することが相当困難な実情にはありますが、極力そういう方法をとつて進んでおります。
○坂田政府委員 お答えいたします。現在の価格行政といたしましては、大体現行の為替レートを堅持する方針のもとに、輸出の確保あるいは生計費の安定維持という建前から、従来通りやはり一般物価水準の低位安定を考えて行くということを中心にして、進んで行きたいという所存であります。しかしながら現在の行政からいたしますと、財政金融政策等によりまして、安定計画が軌道に乘つておる現在においては、單に物の統制ということだけによつてそれを達成することよりも、本来の経済の行政に立ちもどつて行くという意味から、需給のバランスのとれたものとか、はずしてもそう上らないという見通しのつくものが、かなり多くここに現われて来ておる……
○坂田政府委員 では政府の意見を述べさせていただきます。 日程第四、価格調整公団職員に対する不当解雇取消に関する請願についてでありますが、価格調整公団石砂支部取扱い品目については、本年九月一日以降公団扱いを廃し、十一月一日以降は石砂支部の存続を認めない旨物価庁長官より通牒あり、また十月一日以降の公団の定員についても物価庁庶務課長より依命通牒があり、この通牒によりますと臨時処理部定員三百五十九人は昭和二十五年三月三十一日までに零となるよう逐次整理することになつておるので、清算事務に関係ない職員の整理を行うことになり、本請願の武藤洋一、大内淳、櫻井弘の三名も、以上の趣旨により十一月八日付をもつて……
○坂田政府委員 消費税撤廃後における二重価格制の問題は、どうなつているかというお尋ねであると思いますか、これは別に私どもといたしましても、二重価格制をとるといつたようなことをまだ確定いたしておりません。と申しますのは各業界の事情によつて非常に違う点があると思いますので、その業界の実態に即して業界の御意見をよく拜聽して、それでいろいろとその点をきめて参りたいと一応存じております。大体綿やスフにつきましては、二重価格制をとるのがいいのじやないかというふうに一応は考えておりますが、その他のものにつきましては現行価格にすえ置きまして、しかる後税拔きの新価格を実施するというような考えを持つております。い……
○坂田政府委員 現行輸入原皮の通産省払下価格は、昨年九月、一定期間すなわち昭和二十三年七月から同二十四年六月までにおける各品種ごとの輸入契約価格を加重平均したものでありまして、原皮のごとく一枚心々それぞれ価値差のあるものについては、必ずしも適当とは申されませんが、統制下特に政府貿易のもとにおいては、やむを得ざる措置としてとつたものであります。なお当庁においても、その後原皮全般について種々検討の結果、需給関係が大体一致する見通しがつき、また一般市場価格も安定する方向にありますので、近く原皮について統制額を廃止することにいたしましたから、本請願の趣旨とする難点もおのずから解消し、製革業者としても、……
○坂田政府委員 ただいまの御質問にお答えいたします。この固定資産税、並びに附加価値税も同様であると思いますが、その性質は大体今お話の通り、外形標準の課税でありますので、当然理論的には、公定価格あるものにつきましては、原価計算に算入することになろうと思います。しかしこれによつてただちに公定価格を引下げることになるかどうかということに相なりまするならば、この物価の統制といたしまして御存じの通り漸次正常の経済にもどして参りまする関係上、統制並びに価格の統制につきましても、自由にこれをもとして参るという方針をとつて進んでおるわけでありまして、多くのものが統制価格を撤廃するという方向に進んで行きたい。従……
○坂田政府委員 衆議院の委員会におかれまして、十日、十一日両日にわたつて、いろいろな御質疑もあり、御意見も承つたわけでありますが、十一日に衆議院の委員会から、政府に対して要望の点申入れがありまして、その間いろいろとごもつともともの点も、若干ございまするような関係からいたしまして、司令部とも折衝いたしたわけでありますが、結局大局的見地に立ちまして、まず実施するということに、相なりましたようなわけであります。もちろんその間におきまして、第四・四半期の火力の石炭の割当の増加の問題とか、あるいは電力量の割当を均衡に、地域的にするといつたような問題につきましては、御了承を得まして、さようにいたすことに、……
○坂田政府委員 お答えいたします。井上委員のお話は、まつたく私どもとしても同様に考えておるのでありますが、御存じの通り、今回の改訂料金におきましては、業種別による割引料金は一切これを認められないということに相なりましたので、今お話のあつた灌漑排水用電力の値上げも、比較的高く相なつておりますのも事実であります。しかしながら灌漑排水の電力の問題は、お説の通り、まつたくこれはでき得る限り低くすることに努めなければならぬと存じておりますので、この種の電力の需用に対しましては、料金以外に割当てる、つまり高い超過料金がかからないように、でき得る限り割当の操作によつて低くするように努めて参りたい、こう考えて……
○坂田委員 ちよつとお伺いしたいと思います。農林省の方の林野庁を国土省に移すという点でありますが、これについて何か治山治水を中心にしてお考えをなされたように承るわけでありますが、林野庁の中には、やはり林産のいろいろな問題もありますし、農村問題と非常に密接な関係のところもありましようが、そういう点については、やはり全部国土省に移すというようにお考えになつたものでしようか。こういうことについて何か御意見はなかつたでしようか。
○坂田委員長代理 それではこれから会議を開きます。
委員長が所用のために、理事の私が委員長の職務を行います。本日は行政機構に関する件を議題といたし、行政管理庁から行政査察の結果に関し報告を求めたいと思います。行政管理庁監察部長柳下昌男君。
【次の発言】 御質問なり御意見があれば、この際御発言を願います。
【次の発言】 ほかに御発言はありませんか。――御発言がなければ本日はこれにて散会いたします。
午後二時二十三分散会
○坂田(英)委員長代理 これより会議を開きます。
委員長が所用のために私が委員長にかわつて委員長の職務を行います。
本日は昨日に引続きまして、運輸省設置法案等の一部を改正する法律案、及び行政機関職員定員法の一部を改正する法律案の両案について審査を行い、次に請願及び陳情書の審査を行いたいと存じます。
まず運輸省設置法等の一部を改正する法律案を議題といたし、質疑に入ります。
【次の発言】 今の松本委員の御質疑の点は、運輸省と電通省との間に、十分了解がついておるそうであります。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか。――他に御質疑がなければ、本案についてこれより討論採決に入りますが、討論は……
○坂田(英)委員長代理 これより会議を開きます。 委員長が所用のため、理事の私が委員長の職務を行います。 本日は法務府設置法の一部を改正する法律案、国家行政組織法の一部を改正する法律案、行政機関職員定員法の一部を改正する法律案、経済調査庁法の一部を改正する法律案、及び経済安定本部設置法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案を一括して議題とし、政府委員の見えられております方から逐次説明を願います。 まず国家行政組織法の一部を改正する法律案及び行政機関職員定員法の一部を改正する法律案を一括して、政府より提案理由の説明を求めます。城政府委員。
○坂田(英)委員 私は自由党を代表しまして、引揚同胞対策審議会設置法の一部を改正する法律案に全面的に賛意を表するものであります。 申し上げますまでもなく、まだ三十七万の未帰還者が残されておるのであります。これらの家族の人々、遺族の人々の思いを思い合せまするときにおいては、何としてもこれらの送還の問題に、あるいは送還後における援護の各種の問題、特に住宅の問題その他に関連して、本対策審議会は非常な熱心さを持つて調査その他対策についてのいろいろの事柄行つて参りましたことは、国民とともにこの審議会に対して感銘いたしておるわけであります。かような実情にあるのでありまして、それらの理由をごたごたとたくさ……
○坂田(英)委員長代理 これより会議を開きます。
委員長が所用のため理事の私が代行いたすことにいたします。
まず審議会の整理等のための運輸省設置法の一部を改正する法律案を議題といたし、政府より提案理由の説明を求めます。山崎運輸大臣。
【次の発言】 次は利根川開発法案を議題といたし、提出者より提案理由の説明を求めます。石川榮一君。
【次の発言】 委員長からあらかじめ申し上げたいのですが、本日の議題は利根川開発法案並びに審議会等の整理の必要上それぞれ各省設置法等の一部を改正しようとする法律案十四件でありますので、逐次提案理由の説明を求めることにとどめ、質疑は次会においていたしたいと思います。な……
○坂田(英)委員長代理 ただいまより会議を開きます。
本日は委員長所用のため、理事の私が委員長の職務を行います。
本日の日程に入ります前にお諮りいたします。利根川開発法案について、建設委員長より連合審査会を開催いたしたいとの申入れがありましたが、建設委員会と連合審査会を開くに御異議ありませんか。
【次の発言】 ではさよう決定いたし、時日につきましては、建設委員長と打合せの上、公報をもつてお知らせいたします。大体の予定は明日午後一時より開会いたす予定であります。
本日はまず利根川開発法案参議院提出法案第十七号を議題といたし、質疑に入ります。質疑の通告がありますから、これを許します。青木正君……
○坂田(英)委員 これから重大なる行政機構改革に関する質疑をいたしたいのでありますが、担当国務大臣でありまする野田長官が見えておりませんので、この長官に対する質疑をいたしたいと存ずるものでありまするので、出席されるまで私の質問を留保いたします。
【次の発言】 私は行政制度の機構の問題につきまして、責任国務大臣でありまする野田国務大臣に御質問をいたしたいと思います。
まず行政の制度機構を徹底的に簡素化して、国政運営の能率化をはかり、経費の節減をはかる必要のあることは、いまさら申すまでもないのでありますし、さらに被占領状態からのがれて、独立国として再出発することになつたのでありますから、この情勢……
○坂田(英)委員 主要農作物種子法案について、提案理由の説明を申し上げます。 米麦等主要食糧の増産をはかり、国内においてその自給率を高めますことが、わが国の自立の基礎條件であることは申し上げるまでもないところであります。従いまして施策の重点が米麦の増産に集中されていることは当然でありますが、米麦の増産のためには、優良な種子を確保し、これを普及するということが根本的な方法であると存ずるのであります。しかしながら米麦の種子につきましては、需要者が極度に現金支出をきらう農家であり、しかも自家採種ができますので、優良な種子の導入が増産の要締であることを知りながらも、自発的にこれを行つていないというの……
○坂田(英)委員 ただいま議題と相なりました松浦東介外二十三名提出米穀の政府買入価格の特例に関する法律案に関しまして、提案の理由を御説明いたします。 米穀の政府買入れ価格は、食糧管理法第三條第二項の規定に基きまして、政令の定めるところにより、生産費及び物価その他の経済事情を参酌して定めることと相なつておりますことは御承知の通りであります。 しかしながら、この規定に基く政府の買入れ価格は、諸般の事情により、通常供出の始まる時期から相当遅れて決定される実情にありまするので、その価格の決定あるまでの間における供出分に対しましては、一応政府の定めました仮の額を、食管特別会計から農業協同組合等を通じ……
○坂田(英)委員 お答えします。この法律を特に出さないとどうしてもそういう処置をとることができない点については、先ほど政府委員からお答えを申し上げた通りでありまして、さような意味合いから、二十七年度から特別の処置をとつてこの価格の点を全うして行こう、こういう趣旨であります。さかのぼつてやる意思はないわけであります。
○坂田(英)委員 ただいま議題となりました耕土培養法案につきまして提案の理由を御説明申し上げます。 米麦等の食糧を始め各種農産物の生産を増加いたしますことは、経済自立の基本要件でありますとともに、農家経済安定のためきわめて重要な施策であることはいまさら申し上げるまでもないところであります。農産物の増産をはかりますためには、まずもつて農産物生産の基盤である農地の土壌、いわゆる耕土の生産力を培養すること、すなわち土をつくり、土を肥やさなければならないのでありまして、特にわが国のように、過小の国土の中に過大の人口を養わねばならない国柄におきましてはその感をいよいよ強くするのであります。 農地の生……
○坂田(英)委員 農林大臣の定める面積は、大体五十町歩ぐらいを見当にしております。
【次の発言】 今のこの五十町歩というのはそれだけに集団されておる所を予想するのであつて、しかしその中には酸性土壌でないもの、いわゆる秋落ち田にいたしましても、集団を意味するのであつて、実際の施行は、それ以下であつてもその範囲内において施行するということになると思います。
○坂田(英)委員 請願に関する小委員会の審査並びに結果の報告を申し上げます。 請願に関する小委員会は去る二月二十八日、五月九日及び六月十九日の三回にわたりまして小委員会を開催いたし、本会期中本農林委員会に付託となりました請願二百四十九件につきまして、慎重に審議いたしましたので、ここに御報告申し上げるわけでありますが、二百四十九件の請願の内訳を申し上げますと、農政に関するもの七十二件、農地に関するもの六十二件、林業に関するもの四十二件、畜産に関するもの四十八件、食糧に関するもの十五件、蚕糸に関するもの八件、農業改良に関するもの一件となつております。これら二百四十九件中二百二十二件は、現下におき……
○坂田(英)委員 昨二十八日、第四回請願審査小委員会を開催いたし、六月二十六日以降七月二十三日まで、本農林委員会に付託となりました請願につき審査をいたしましたので、ここにその概要を御報告いたします。 今回付託となりました請願の件数は二十一件でありまして、その内訳を申し上げますと、農政に関するもの四件、農地に関するもの四件、畜産に関するもの一件、農業改良に関するもの二件、蚕糸に漢するもの三件、林野に関するもの一件、食糧に関するもの六件となつております。これらにつきまして慎重に審議いたしました結果、うち十七件は食糧増産、営農の確立、あるいは生産意欲の高揚等に関するものでありまして、現下の農政推進……
○坂田政府委員 今宮幡政務次官から政府を代表してお話になつたわけでありますが、私どもも同様に考えておるのであります。ただこの電気料金の問題は、昨日も通商大臣から申し上げました通り、どうしても速急にこれを実行しなければならぬ段階に立ち至つておりますので、ただいまいろいろ申されました点につきましては、われわれも十分考慮いたして参りたいとは存ずるのでありますが、速急に実施しなければならない段階に立ち至つております点だけは、御了承を願いたいと存じます。
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