このページでは浅沼稲次郎衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○淺沼稻次郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました改進党並びに両社会党の共同提案による吉田内閣不信任案に対し賛成の意を表明せんとするものであります。(拍手) 吉田内閣は、日本独立後初めて行われた総選挙のあとを受けて昨年十月召集され、現に開かれておる第十五国会において成立せる内閣であります。その内閣が、同じ特別国会において不信任案が提出され、その間五箇月有余というのでありますから、いかに吉田内閣が独立日本の要望にこたえ得ず、その立つている基盤がいかに脆弱であるかということを示す証左であると思うのであります。(拍手)以下、不信任案に対する賛成の理由を述べて、各位の賛同を……
○淺沼委員 質問というわけではありませんが、要望を兼ねて申し上げたいのであります。 それは国会分館というか、図書館の運営ですが、これはまあ、われわれは戦前にも議席を持つておつた。そうしてそのときには、国会図書館は院内にあつただけですから、主としてそれを利用したのですが、このごろは、前と違つて、設備、それからまた人の出入り等が、戦前と比較して、設備は少しくルーズになるし、人の出入りがよけいになつて、たとえば質問の資料を得、またあそこで原稿を書こうと思つても、静かにならぬような点があるのではなかろうかと思うのです。まあ私は、割合にひまがあれば院内の図書館には行く方ですが、たとえば新聞が衆議院と参……
○淺沼委員 この間も私申し上げておいたのですが、新聞閲覧の場所です。けさもまた行つてみたのですけれども、ほとんど暖かさはありませんし、それから、きよう行つて、ごらんになつていただけばわかるのですが、雑誌を見るところのいすなんかも雑然たるもので、これが国会図書館の閲覧場所かという気がするのです。やはり本を読むときには、温度も幾らかとれて、静かに読めるという場所にしていただきたいと思うのです。ぼくらみたいに忙しいとき、新聞をうちで見なかつたときに、あそこで新聞を見て一日のかてをとりたいと思つて行つてみると、新聞は両方に持ち去つてしまい、席は冷たくて、暖かさが全然ないというのですから、新聞といつてそ……
○淺沼委員 簡単でよろしいのです。このごろわれわれ国会におつて国会のまわりを見ておりますと、しよつちゆうデモが来る。それから官庁をたずねて参りますと、大臣の前ではすわり込みをやつておる、また超過勤務は拒否をしておる、こういうようなことが国家事業並びに国家の従業員の中に非常に多く現われておる。これが普通の民間産業でありますならば、また考えようもあろうと思うのですけれども、そうでなく、国の事業並びに国家の官庁の従業員、これらの中にこういうような状態が現われておる。政府はあらゆる意味において公認といつては語弊があるけれども、これを何とかしようというような意欲があるのかないのかわからぬ。国会にかけてし……
○淺沼委員 ちよつと関連して伺いますが、さつきの、質問を聞いている中に、ラジオの聴取料収入五十円のものをとりながら、テレビの赤字をそれによつて調整する、これは非常に重大な問題であろうと思うのです。貧乏人の金で金持ちの世帯をまかなうという形になつて、こういうような考えで大臣がこれを運用されるとすれば、非常な誤まりを将来冐しはしないかと思う。やはり事業を始める場合においては、金がなくて借財するのでありますから、赤字であることは間違いありません。この一部の犠牲なくして赤字を埋めるということが、大臣としての務めでなければならぬと思う。今の大臣のお話を伺つていますと、貧乏人から聴取料をとつて金持ちのテレ……
○淺沼委員 関連して……。経営委員の氏名を発表していただいた際に、地域代表の意味で出されたのですが、私は法文を読んでおりませんから、法文で地域代表と規定してあれば、法律を改正しなければならぬと思うのですが、やはり聴取者の立場あるいはラジオの公共性というようなことを考えてみれば、一面において地域代表を選ぶこともけつこうであるけれども、やはり国民の階級構成というものも考える必要があるのではなかろうかと思うのであります。そういう立場から考えれば、今あげられた人たちの中には、中立的な人があるけれども、資本家的な人が多くて、勤労者の代表は入つておらぬようですが、案外利用者の方からいえば、勤労者がよけい利……
○淺沼委員 NHKの予算について、関係事項ニ、三点お伺いしたいと思うのであります。第一は職員の給与に関する点であります。本年度の職員に対する給与は、前年度の平均一万四千四百六円に対して一〇%引上げて、一万五千八百四十七円としたということを承つておるのでありますが、日本放送協会は特殊法人の公企業体であります。ここに勤めております職員、これらの方々というものは団結権も持つておれば団体交渉権を持つておる。ストライキ権も持つておるわけであります。しかしながらこの事業の性質にかんがみまして、団体交渉の点まではやるけれども、ストライキに訴えるということはなかなか困難事情に置かれており、また使われております……
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