浅沼稲次郎 衆議院議員
24期国会発言一覧

浅沼稲次郎[衆]在籍期 : 23期-|24期|-25期-26期-27期-28期
浅沼稲次郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは浅沼稲次郎衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院24期)

浅沼稲次郎[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|-25期-26期-27期-28期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第12号(1949/04/05、24期、日本社会党)

○淺沼稻次郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、総理大臣の施政演説に関連をして、吉田総理大臣並びに四、五の閣僚に対して質問を試みんとするものであります。  私は、昨日議席におきまして、吉田総理大臣の施政演説を伺いました。演説は短かかつたのでありますが、院内三百余名の與党を背景に、持たざる階級、労働者、農民、中小商工業者の犠牲の上に、大資本に奉仕せんとする意欲は、相当深刻なるものがうかがわれたのであります。(拍手)そこで私は、政府反対党として、働く階級の側に立つて質問を展開して参りたいと思います。  第一点は、憲政運用に関する事項であります。去る一月総選挙の結果は、民主自由党を二百六十九名の……

第5回国会 衆議院本会議 第33号(1949/05/19、24期、日本社会党)

○淺沼稻次郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました、「大藏省設置法の施行等に伴う法令の整理に関する法律案中別紙の通り修正致したく國会法第五十九條により貴院の承諾を得たい。」、この承諾を求める件に関連いたしまして、二、三の点について政府当局に質問してみたいと思うのであります。案の提案者が吉田総理大臣でありまするから、主として占領下におきまするところの政府と國会に関する事項であります。從いまして、私は吉田総理大臣よりの答弁を要求しておく次第であります。  この理由書の案件をながめてみますると、最後の理由書に、こういう文句が使われておるのであります。「理由、國税行政の改組に……


■ページ上部へ

第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第23号(1949/12/02、24期、日本社会党)

○淺沼稻次郎君 この際休憩の動議を提出したいと思います。
【次の発言】(続) 砂間君の発言について、椎熊君より、引揚促進についての汚点を残すものであるからという意味合いにおきまして懲罰動議が提出されたのであります。しかし、私ども議席にありまして砂間君の演説を伺つておつたのでありまするが、議長の議場整理力の欠如によりまして……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)従いまして、発言のどこが懲罰に該当するかということをはつきりさして、なおかつ懲罰のごとき、議員の職権に対して制限を加えるの行動というものは、峻厳に、厳粛に行われなければならぬのであります。(拍手)これを取上げまして、ただちに懲罰に付すと……


■ページ上部へ

第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第1号(1949/12/04、24期、日本社会党)

○淺沼稻次郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、昨日吉田総理大臣が民主自主党総裁吉田茂氏の名において発表いたしました臨時国会運営に関する声明に関まして、政府の国会に対する認識についてお伺いをしたいと思うのであります。  まず第一に、本日のこの召集日にあたりましても、吉田総理大臣は出席をしておりません。昨日、第六国会は終つたのでありまするが、第六国会の最終日、いわば国会最終日というものは、衆参両院の関係において、案件が成立するかいなかについて、実に重大な意義を持つものであります。なおかつ一箇月有余にわたりてやつて参りました議事を終了するのでありますから、政府の責任者としては当然最後まで残つて……

第7回国会 衆議院本会議 第10号(1949/12/24、24期、日本社会党)

○淺沼稻次郎君 ただいま議題となりました公共企業体労働関係法第十六條第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件、参議院よりの回付案に対し、社会党の態度を表明いたします。  わが党は、本件に関しては、衆議院の意思決定にあたりまして、公企業体仲裁委員会の決定に基き、その全額を支給すべしと主張したのであります。じかるに、政府與党は、公共企業体仲裁委員会の裁定中、十五億五百万円以内の支出を除き、残余は承認しないことに、多数をもつて決定いたしました。多数決はデモクラシーの原則でありますから、これは尊重しなければなりません、しかし、相手方を納得せしめず、倫理性を内包しないものは、ほんとうの意味における多数……


■ページ上部へ

第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第13号(1951/02/14、24期、日本社会党)

○淺沼稻次郎君 私は、日本社会党を代表して、昨日本会議場においてなされたダレス・吉田会談の内容に関する総理大臣の演説に関質し質問をせんとするものであります。  総理大臣の演説はあまりに抽象的であり、あまりに簡潔であつて、その内容を捕捉することのできないのは、はなはだ潰憾なことであります。ダレス特使は、一月二十五日来朝以来、吉田総理大臣初め各界の代表に面会し、講和問題について意見を求められたのであります。現在、日本の国には外交権はありません。しかし、国家として外国と相談し、折衝に応ずるのは吉田総理大臣であり、吉田内閣であります。従つて、吉田・ダレス会談には国民の目が集中されておつたのであります。……

第10回国会 衆議院本会議 第30号(1951/04/16、24期、日本社会党)

○淺沼稻次郎君 私は、ただいま議題となりましたダグラス・マツカーサー元帥に対する感謝決議案に対し、日本社会党を代表いたしまして、賛成の意を表明したいと存じます。(拍手)  わが国は、敗戰という冷嚴な現実の前に、ポツダム宣言受諾と、国民の戰争に対する鋭い批判が相まつて、封建的な、専制的な、軍国的な、独裁的な日本の国家体制を、真に民主的な、平和的な、文化的な体制たらしめるために、偉大なる変革を遂げて今日に至つたのであります。すなわち政治の面においては、新憲法のもと、主権在民の大原則を打立て、政治の民主化を徹底し、また国際紛争を解決する手段としての戰争は永久に放棄すると規定し、平和非武装の宣言を憲法……

第10回国会 衆議院本会議 第43号(1951/05/28、24期、日本社会党)

○淺沼稻次郎君 私は、ただいま議題となりました北海道開発法の一部を改正する法律案に関しまして、内閣委員長の報告に関連をして、委員長並びに政府当局に質問をしたいと考えるものであります。  第一には、本案の審議に関してであります。すなわち、本案が政府より提出せられたのは二十五日であります。二十六日から質問に入つたのでありまするが、本案は地方自治行政と国家行政とをいかに調整するか、また国家の予算執行をいかにするかという重大な問題に関係があるのでありまして、必然的にこのことから、他の委員会より連合審査の要求が行われておるのであります。すなわち、大蔵委員会並びに地方行政委員会から連合審査の要求をしておる……


■ページ上部へ

第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 衆議院本会議 第2号(1951/08/17、24期、日本社会党)

○淺沼稻次郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、昨日本会議場においてなされた、講和條約草案作成に至るまでの経過報告に関する総理大臣の外交演説に関し、次の数点について質疑を試みんとするものであります。  われら日本国民が待望しておりました対日講和会議は、いよいよ九月上旬、米国サンフランシスコにおいて開催されることになりました。講和会議は、言うまでもなく戰争に対する終止符を打つことであります。民族独立の機会であります。戰争によつて失われたる国家の自主性を回復することであります。われらは、この講和会議を前にいたしまして、過去六箇年間に日本はいかようにかわつたかということをはつきりつかみ、反省をい……


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第9号(1952/01/29、24期、日本社会党)

○淺沼稻次郎君 ただいま議長から御報告に相なりました故衆議院議員中島守利君に対し、院議をもつて弔詞を贈呈し、その弔詞はこれを議長に一任するの動議を提出いたします。  この際、私は諸君の御同意を得まして、議員一同を代表し、つつしんで哀悼の辞を述べたいと存じます。  中島君は、かねてより病気御療養中と承つておりましたが、にわかにこの悲報に接し、痛惜の情まことに忍びがたいものがあるのであります。  君は、明治十年、葛飾区新宿町に出生せられ、若冠二十有余才にしてその町長にあげられ、爾来三選されて十有余年間、葛飾区新宿の今日の発展と充実に多大の寄與をされたのであります。君の徳望は年とともに厚く、明治四十……

第13回国会 衆議院本会議 第61号(1952/06/26、24期、日本社会党)

○淺沼稻次郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました吉田内閣不信任案に賛成の意を表明し、政府を彈劾いたしまして、即時退陣を要求するものであります。(拍手)  ただいま、山口君から、時代離れをいたしましたところの反対演説を聞いたのでありまするが、吉田内閣は組閣をしてから三年六箇月になるのでございます。同じ水を同じ容器の中に三年六箇月も入れるならば相当腐るものであるということを、まず私は知つておかなければならぬと思うのであります。(拍手)そういう意味合いから、私は以下賛成の理由を申し上げてみたいと思うのであります。  第一に、吉田内閣並びに吉田総理大臣の、憲法の精神を蹂躙し……

浅沼稲次郎[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|-25期-26期-27期-28期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院24期)

浅沼稲次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-25期-26期-27期-28期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 議院運営委員会 第1号(1949/03/05、24期、日本社会党)

○淺沼委員 もし二十二日に施政方針の演説をやると、それに経済演説、並びに財政演説を総理大臣、安本長官、大藏大臣がなされる。ところがそれは政府の方で、二十二日までに予算を提出したいという心組みであつて、必ず提出するということが明確にされているわけではない。そうすると二十二日に施政方針並びに財政演説が必ずできるかというと、そうでもないと思いますが、これはどうですか。
【次の発言】 結局予算が出て來なければ、財政方針を聞いてもしようがないからということになる。そこでこの二十二日というのをもつと明確の日にされたらどうでしようか、不明確な日にしておいて、あとで何べんも何べんも延ばすということで議論を仕合……

第5回国会 議院運営委員会 第2号(1949/03/17、24期、日本社会党)

○淺沼委員 この取扱いについて伺いますが、この決議案は民主自由党の関係者から誰院に提出になつておるものでしようか。單なる参考送付でしようか。
【次の発言】 決議として出されることになればとにかく、参考送付だということになりますと、参考送付のものをこの運営委員会で議論することになるのでしようか。
【次の発言】 決議案でも案の内容を見ますと、なかなか重大な項目が盛られておるのでありまして、從つてもしこういうような案が、形式的のことを申し上げますけれども、一應本会議に上程をされて、その後に討論があつて、あるいは、本会議に上程して議論を抜きにして、ただちに委員会に付託して、本委員会で特別委員会を設置す……

第5回国会 議院運営委員会 第4号(1949/03/22、24期、日本社会党)

○淺沼委員 こういう点は政府ではどう考えておるのでしようか。関係方面との関係でいろいろ遅れて來ることは了承できる点もありますが、しかし議会の側からいえば、この関係は政府と関係方面との関係で、われわれの方からいえば政府は早く予算を出し、さらに法案も出し、そして議会の関係については、早く施政方針の演説をやつて、議会の審議を軌道に乗せるというふうなことについては、どういうお考えを持つておるのでしようか。
【次の発言】 客観情勢と今政府の考えておること、あるいは民自党の考えておることにおいて、いろいろ調整しなければならぬ点があるということは、ある意味において了承できるわけです。しかしそれは政府と民自党……

第5回国会 議院運営委員会 第5号(1949/03/25、24期、日本社会党)

○淺沼委員 事後の承諾を得れば足りるということは、政府が一方的にきめておるものですか。
【次の発言】 先ほど官房長官は、予算書の内示案という言葉を使われた。新聞にも内示案という言葉が使われておるのでありますが、日本の國の予算は日本の政府みずから組むことが原則であつて、その予算を組むにあたつて、勧告なり指令があればおのずから別だということになるのでありますが、そうすると今示されてある案は、いわゆる勧告的なものであるか、あるいは指令的なものであつて、動かすべからざる性質を持つておるのであるか。内示という言葉が使われる限りにおいては、相当強い意味のものが含まれているのですか。その点はどういうぐあいに……

第5回国会 議院運営委員会 第6号(1949/03/26、24期、日本社会党)

○淺沼委員 これはいろいろ伺つておりますと、予防的決議のような意味もあるし、もしあつたとすればというような仮定を使われておりますが、少くとも私はこの國会においてものを論議する場合においては、現実の事実が外にあつてその現実の事実をいかに表わすかということが立法行為、あるいは決議の言葉になつて表われて來なければならぬと思う。從つてここには例示的には示されておりますけれども、その例示的には一つ例をあげれば、どこそこにかくのごとき具体的の事実があると、その具体的の事実を一つか二つあげていただかなければ、ただ将来起きた場合において予防的にことを調査するんだというようなことでは、ここで決定する権威の上に、……

第5回国会 議院運営委員会 第7号(1949/03/28、24期、日本社会党)

○淺沼委員 報告は承つてあきますが、事実上二つのものが届出になつて、運営の上において二つが一緒に運営をやれるということについては、民主党以下の会派について非常に影響を持つ、たとえばこの間の発言の順位を考えてみても、ふだんは二つりの形でやつておりながら、発言順位についてはやはり七十名でやられる。そういうことになると非常に他に影響するところが大きいので、私の希望としては、そういう届出があれば、二つお認めになればいいと思う。そういうふうにして御決定願つておかないと、少し先に行つてきつと問題になつて來ると思うので、早く御決定を願いたいと思う。

第5回国会 議院運営委員会 第8号(1949/03/29、24期、日本社会党)

○淺沼委員 それを記録に残して、そのままで行こう。

第5回国会 議院運営委員会 第9号(1949/03/30、24期、日本社会党)

○淺沼委員 ちよつと伺つておきますが、要求書を出して人件費一箇月ということであると、政府でいま國会に出して來ておる暫定予算の中には、このまま組み入れるというのですか。
【次の発言】 そうすると今政府の半箇月の予算案というものは、人件費その他についてはほかの省はどういう関係になつておりますか。
【次の発言】 そうすると一箇月分の給料さえもらえば、國会としては一箇月の運営は間違いないのですね。
【次の発言】 これは福利小委員会でやつてもらいましよう。
【次の発言】 その場合にならなければ言えぬというのは、ちよつと了解に苦しむ。というのは、一本予算を出すときに、審議の期間がないが、四月の五日か六日あ……

第5回国会 議院運営委員会 第10号(1949/03/31、24期、日本社会党)

○淺沼委員 議長に交渉を一任します。
【次の発言】 決議案が出ておるのですから、決議案の内容について議論することは本会議の仕事で、運営委員会の仕事でない。從つてこれが取扱いについて、本日の議題に供すべきでないというようなお話ならよろしいが、そうでなく本会議で議論をすべきものを委員会ですることはいかがかと思います。この問題についてこれ以上は見解の相違になろうかと思います。衆議院としてこれが違反であるかないかという意思決定をすることは、重大であるに違いはないでしようが、憲法の精神に違反するという考え方を持つておる者が八十九名あつて、決議案が出ておる。この現実は無視するわけにいかぬのですから、それを……

第5回国会 議院運営委員会 第31号(1949/05/10、24期、日本社会党)

○淺沼委員 今林君が定員法と各省設置法案に関する政府側の改正案についての説明を求められたのですが、それを含めて、今後一週間で会期が終るのでありますが、政府が出すと思われる重要法案について、この際発表ができれば発表を願いたいと思うのであります。たとえば國有鉄道に関する拂下げの法案も出すであろうというようなことが新聞に出ておりますが、はたして出されるのかどうか。從つて今問題になりますのは定員法とか、國有鉄道の拂下げとか、あるいは各省設置法に関する修正案、ことにこの点では大藏省設置法案に関連して、國税廳を設けるというようなことで、関係方面から政府に対して覚書が参つておるようであります。從つてこういう……

第5回国会 議院運営委員会 第33号(1949/05/13、24期、日本社会党)

○淺沼委員 私は議論しようという氣はございませんが大体緊急質問に対する扱い方は天災地変に関する項、あるいは緊急やむを得ざるものと認めたもの、こういうぐあいになつているのでありまして、これを基準にして緊急質問をすべきであるか、すべきでないかということが出て來ると思う。これを基準にしてやれば蚕糸業対策、あるいは阿波丸問題というものに対しては議論の余地がないわけではないと思うが、配炭公團の問題、それから炭鉱ストの問題、石田君は一事不審議というけれども、この前はストライキになる傾尚を持つているときに質問せんとしたのでありますが、今度はそうでなく明日からは金炭鉱夫が一せいにストライキをやるということにな……

第5回国会 議院運営委員会 第34号(1949/05/14、24期、日本社会党)

○淺沼委員 各党といいましても運営委員会は何も党の集團ではなくて、委員の集團である。それでは私は事務上の見地に立つて聞きたいと思う。それはこの前衆議院ではみずからの立場において二十五日間延ばした、しかもそのときには政府の方では二十日間でよかろうというのを衆議院の意思において五日間よけいに延ばして二十五日間延期されたと思う。しかも衆議院においては、いまだ議事を妨害し、あるいは議事の進行を妨げるというような行爲は一ぺんもなかつたと思う。たとえば労働法規の場合においても一週間というようなことに切つて、これはある意味から申しますと、一週間ではなかなかできないような重大な法案でありますけれども、それに應……

第5回国会 議院運営委員会 第35号(1949/05/16、24期、日本社会党)

○淺沼委員 ちよつとお伺いします。議員の発言についてあとで懲罰問題が起きればなんですが、すぐそのときに本人から取消しの申出があつたんですか、ないんですか。それから議長の取扱いはどうなすつたんですか。
【次の発言】 それで問題の扱い方は、いつも議長の取扱いの中に調べてみてあとで適当な処置をするというけれども、それは議長がやるのではなくして、本人の承諾を求めて本人が取消すということになつている。それを議場に諮らずにやつているのが、議長のはからいだと思う。そこでもし話合いができるならば、どういうふうな処置を取られるか知らぬけれども、私の考えとしてはこういう言葉を使つたことは、幾分行き過ぎだというよう……

第5回国会 議院運営委員会 第37号(1949/05/18、24期、日本社会党)

○淺沼委員 政務官臨時設置に関する法律は、國家行政組織法が施行になると当然廃止になるわけでありますが、政府としてはなぜ政府の手によつて参政官設置法というようなものを出されなかつたのか、今出されたこの参政官設置法案について政府は一体いかような考えを持つておられるか伺いたい。
【次の発言】 そうすると案がきまつてから同意を與えるということでなく、初めから政府は行政組織法の一部を改正する法律案に対しては不滿でありながら出したということになるのですか。政府は國家行政組織法の一部を改正する法律によつて政務次官は一名にするという案を出しておる。政府の意思は一つしかないはずである。その意思は政務次官一名とい……

第5回国会 議院運営委員会 第38号(1949/05/19、24期、日本社会党)

○淺沼委員 御相談も出ましたから長くお聞きいたしません。あと二点だけお聞きしておきたい。  先ほど出ました員数の問題を伺つてみますと、参政官は十七名置けることになるようであります。現在政務次官は二十二名ありますが、それが参政官設置法案で十七名、それから國家行政組織法の一部を改正する分で十七名設けて、二十二名が合計三十四名にふえるあけであります。もう一つ疑義に感ずるのは、「内閣総理大臣、その他の國務大臣がその長に当ることと定められている打政機関に」ということでありますが、この意味は政務次官を置く場合、たとえば賠償廳であるとか、行政管理廳であるとか、ああいうところは認証國務大臣として入つておるが、……

第5回国会 議院運営委員会 第39号(1949/05/20、24期、日本社会党)

○淺沼委員 今議長から発言もありまして、議事を円満にやつて行きたいという、これは私ども心から賛成するわけであります。ただ一應振り返つて見まして、昨日ああいうような状態になつたのは、どこに原因があつたかということを、やはり議事運営の中心である運営委員会では、考えてみる必要があろうと思うのであります。  そこで私は委員長にお伺いしたい。昨日運営委員会の議事の進行について、委員長のとつた態度に私はふに落ちないものがあるのであります。というのは、まず第一に運営委員会ではどういうことをきめるかということを考えれば、議事の運営はもちろん、運営の原則的なものをきめて、具体的な事案については小委員会で行うこと……

第5回国会 議院運営委員会 第47号(1949/05/31、24期、日本社会党)

○淺沼委員 この質疑打切りということがありますか。
【次の発言】 運営委員が運営委員長を通して、常任委員長に聞かんとするときに、他の人かその発言を阻止することはあり得ないことです。このことは議員の発言の自由です。それを他の人が阻止することは、議事運営上できないことです。要求があつたならば一つの行き方として、委員長から答弁をするのがあたりまえだと思う。

第5回国会 議院運営委員会 第50号(1949/08/04、24期、日本社会党)

○淺沼委員 それと関連して、考査委員会のことについて事務当局に伺つておきたい。他の委員会は、その委員会で取扱うべき目標をきめて、こういう國政調査をやるということで承認を求めて來るが、考査委員会は承認を求めなくても、自分の與えられた権限においてやつていいのであるか、かりに最近行われているものの中で納得のいかないのは、熱海における國鉄の中央委員会の決議を対象として調査をやつた。われわれは不当行為を対象とするところまでは委員会の権限を拡大したことは認めたのでありますが、但し不当な言論に対する取締りまではわれわれは委託してないのでありまして、熱海における國鉄の中央委員会の決議は、ある意味において非合法……

第5回国会 議院運営委員会 第52号(1949/10/17、24期、日本社会党)

○淺沼委員 これは議員会館のことですが、同じ部屋を二人で使うことがあるのですが、入口に二つの名前を掲げることは必要はないが、中のいすを二つにしてもらいたい。それから電話がついてないが、電話の機械を持つて来れば入れてもらえるのか、機械がないからできないというならば、どつからかあるものを持つて来たら引いてもらえるか、機械だけが足らないのか、線が足らないのか。

第5回国会 議院運営委員会 第53号(1949/10/19、24期、日本社会党)

○淺沼委員 三十九條の国会法改正に関連して、一昨日同僚の土井委員から政府にあるいろいろな審議会に議員が入つておる、それは三十九條違反ではなかろうかという疑いがあるから、その資料を出してもらいたいという申出がありましたが、ととのいましたでしようか。
【次の発言】 それに関連して、もうひとつ官房長官に伺いたい。三十九條の規定の各省次官を政務次官に改めるという改正案が出ております。しかし、現実に現在政務次官があるのでありまして各省次官というものが政務次官に改められた後に政務次官が置かれれば、それは必然だと考えるのでありますが、先に法律のもとがなくて政務次官があつてあとから各省次官というものを政務次官……

第5回国会 議院運営委員会 第55号(1949/10/24、24期、日本社会党)

○淺沼委員 二十五年の表彰の関係はどういうことになつておりますか。
【次の発言】 これは国会法そのものに対する改正の意味を含めまして、この委員会に後で私の方から改正案として出すということの取扱いにしていただいて、改正案を出してからあらためて御審議していただくことにいたします。
【次の発言】 政府方の立法計画、あるいは提案計画を聞きますれば、今議論をしても單なる議論になると思うのでありますが、政府としての大体の計画を聞いて、それからわれわれ野党からいえば、議員立法の計画を立てて案を出したいという考えを持つておりますので、その案が全部終了するまでには、相当の時間がほしい、それから常任委員長の方で立……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1949/05/09、24期、日本社会党)

○淺沼委員 資料をそるえることはなかなかむつかしいことで、衆議院から出しております憲法法、国会法等の規則を集めた山には、衆議院の選挙法は載つておりますが、参議院のは載つておりません。従つて参、衆、地方議会、それから選挙の特例、これを全部一通り手に入るようにしていただきたいと思います。あとにどことどこが追うかということに、法制局で違うところを指摘していただくだけでけつこうですから、一応は選挙法に関する貸料を、令部集めて拠出を願うことにしていただきたい。

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第8号(1949/07/20、24期、日本社会党)

○淺沼委員 参議院の選挙区の問題は、たまたま民主自由党の廣川君が旅行先で、全國区制を廃止するというような発言をされてから非常に問題の中にうずを巻いておるような形が現れておりますが、これを議論するときには、一体参議院の性格をどうするか、どういうぐあいに見るかということが前提で議論をされなければならぬと思う。ただ地域代表のみによつて参議院が構成されることになれば、一体二院制度を採用する必要があるかどうかという根本の問題にも私は触れて来ようと思うのでありまして、自然衆議院と参議院との間において相牽制し合いながら憲政の発達を助長して行くという建前から行きますならば、やはり参議院は参議院としての、衆議院……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第9号(1949/07/21、24期、日本社会党)

○淺沼委員 國会の監督の道を開くというのはどういう意味かもう一ぺん聞かせていただきたいと思うのですが、國政調査でできるということが言われましたが、國政調査の権限でやればたいていのことはできるのでございます。従つて監督を國政調査の形式をもつてしないでやるとすれば、第二項にも関連して來て、結局特別委員会でも設けて、選挙の結果については意味にあるような状況についてそれぞれの議院において審査をし監督をするということは現われて來るのがこの意味ですか。
【次の発言】 制度上の関係から行けば、やはり國政調査の面で強化するという意味の、制度上の問題ですか、それともさらには全國選挙管理委員会を議院のもとに置いて……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第13号(1949/10/18、24期、日本社会党)

○淺沼委員 協議に入る前に、心づいた点ですが、第二章の一選挙権及び被選挙権」の中の「市町村の区域」というのを、東京に限つては区を入れておかないといけないのじやないですか。ただこれだけ問題を提供しておきます。これはあとでもよろしいです。
【次の発言】 そこで住所の問題は、もう一ぺん選挙人名簿の作成にまた返つて来るのでありますが、そういたしますと、入院当時の本人の住所ということになれば、そこに入院しておる場所――長き療養を要するもので入院しておる者でも、入院当時の住所に帰るということになれば、結局その投票が困難な地におるという形になると思うのでありますが、その投票と住所との関係はどうなつておるので……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第14号(1949/10/19、24期、日本社会党)

○淺沼委員 九十五條でちよつと伺いますが、全国区参議院議員のここに書いてある得票というのは、かりに現在の有権者総数から二割ぐらい棄権を仮定した場合において、当選者として予想される得票数は何ぼですか。計算してみたことはございませんか。
【次の発言】 さうするとこれは十五万とらなければ当選というわけに行かないのですね。この原案で行けば……
【次の発言】 もう一つは兼職禁止の職を辞せない場合――百三條の規定は辞職をしないでやるということを予想した法案のようですが、しかし辞職するということは前提で、前に辞職しなければ立候補はできないということになつておつて、辞職せざるを得ないことを予しての法律をつくる……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第15号(1949/10/24、24期、日本社会党)

○淺沼委員 そうすると病院療養所というのは、大体においてその住居とみなさない結論になつたわけですか。私はこれはどうも了解しかねるのであります。長期にわたつて療養所で療養しておりまして、最近の事例をもつていたしますならば、そこで配給も受け、病院から住所の届出も行つておつて療養している。事実は事実だけれども、一年も二年もいるという形にとられて来れば、そこが真実の住所にかわつて来ていることだけは言えると思うのであります。それをまた元の住所に立ち返つて不在投票して、投票するというそれによつて一つの制限まで加えることは賛成しかねるのであります。

第5回国会 内閣委員会 第15号(1949/04/30、24期、日本社会党)

○淺沼委員 予算全体から見て、大藏省でずつと予算の削減をやつておるようですが、その中で主計局だけを除いたほかの部局は、全部予算の削減を行つておるが、主計局だけは予算の削減をやらないのはどういうわけであるか、この理由を伺つておきたいと思うのであります。  それから主税局では、このごろ新聞を見て氣がついたのでありますが、何か廣告技術にたけた人の募集をやつておる。これは一面においては首を切りながら、一面においては人を募集するということになる。廣告技術にたけた人ということになりますと、民間から人を募集しなくても、國家機構全体の中にはどこかに余剩の人が当然出て來るわけであります。そうすると大藏省の行政整……


■ページ上部へ

第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 議院運営委員会 第1号(1949/10/25、24期、日本社会党)

○淺沼委員 ちよつと伺いますが、きようは法案が出ますか。もし予想される法案を御提示願えれは、開会式をやつた方がいいかやらぬ方がいいかということがはつきりきめられるのです。
【次の発言】 事務総長にお伺いしますが、二人で借りておるところは、机を二つ入れていただきたい。
【次の発言】 これを伺いまして、政府の方で相当用意されたことがよくわかりました。それで開会式をやるかやらぬかということをきめるについては、国会の希望がどうであるかということが一つ、もう一つは政府の考えがどうであるかということが一つ、もう一つは宮内庁の関係がどうであるかということが一つ。今までいろいろ議論がありましたのは、この三つこ……

第6回国会 議院運営委員会 第2号(1949/10/26、24期、日本社会党)

○淺沼委員 ただこの間政府から地方公務委員法その他職階制に関する法案等、重要な法案が提案せられ、それを議長の責任において委員会に付託されたものがかりにあつた場合、本会議で質疑応答ができる機会を与えられるよう希望的に申し上げておきます。
【次の発言】 これに石田君に希望したのではないのでありましで、当運営委員会に希望したのであります。運営委員会を民主自由党が一方的に取扱われる傾きがありますが、委員長からご注意願いたい。
【次の発言】 私は各派に委員が割当てられることに反対するものでありませんが、ただ問題は員数は衆議院規則において二十五名と決定されておるのでありますから、衆議院規則の改正を行わなけ……

第6回国会 議院運営委員会 第5号(1949/11/01、24期、日本社会党)

○淺沼委員 きようの開会式の議長のとつた態度につきましては、明治憲法のもとにおける開院式――あえて開院式と申しますが、その開院式と、新憲法における開会式とは、名前が違うごとくその内容も違つておるのであります。従いまして明治憲法のもとにおける開院式の議長の立場と、国家の最高機関となつた国会のもとに行われる開会式とは、おのずから違うと思うのでありまして、きよう議長が開会式終了後において宮中に参内されまして、何か釈明されたように承つたのでありますが、私どもはそのことをとやかく申し上げるのではないのであります。そのことというのは陛下に対して間違つて云々ということを申上げるのではないのであります。この問……

第6回国会 議院運営委員会 第7号(1949/11/10、24期、日本社会党)

○淺沼委員 事務当局で控室として使つておるところがあれば、それをとられては、当局として仕事がやりにくいかもしれないが、国会の便宜をはかつて提供してくださるように願います。
【次の発言】 この問題は、新政治協議会と社革の方で御祈祷願つて、話合いをつけてもらうのが一番よい。
【次の発言】 話合いがつかなければ、この間きめたことによつて一名ふやさなければならぬ。
【次の発言】 問題の扱い方を曲げて考えておると思うのです。水産委員会から特に発言を求められたのでありますが、これは議長から委員長を通じてわれわれに諮問があつたりだから、われわれは課長にお答えすればよいので、水産委員会のことは別に考えてよいと……

第6回国会 議院運営委員会 第9号(1949/11/12、24期、日本社会党)

○淺沼委員 問題の取扱い方は、委員会として呼ぶというよりも、議員として総理大臣及び大臣を呼ぶのですから、向うの都合が悪ければ別として、委員会できめて、総理大臣を呼ぶか呼ばぬかということは、他の委員会に取扱いの先例がありますから、この委員会できめて行くことはやめていただいて、あくまでも議員としては必要な政府委員を呼ぶことができるという建前に立つて、もし呼んだにもかかわらず出て来ないときには、理由を明らかにしておくということに、ひとつ取扱い方をきめていただきたいと思います。
【次の発言】 今、委員長の言明の中に、共産党の神山君から総理大臣の出席を要求されたが、増田官房長官が出席することになつたから……

第6回国会 議院運営委員会 第12号(1949/11/17、24期、日本社会党)

○淺沼委員 これはやはりきのうの総理の言動が問題になるのである。私もけさの新聞を見て非常にふに落ちないのは、参議院で首相は国会、ことに
【次の発言】 考え方としてはこう考うべきである。それはやはり行政府が、幾らあなたのよな考えを持つておつても、議会の行動、議院の行動に対して説教がましいことをやるのはいかぬと思う。そのこと自体がいけないということになれば、議員同士あるいは参議院の内部において問題が起るべきであつて、行政府なるものが、議員の行動に対してああしろ、こうしろと注意がましいことを言うべきじやないと思う。
【次の発言】 それは吉田代議士が参議院においてやられるということはおのすから別だけれ……

第6回国会 議院運営委員会 第16号(1949/11/24、24期、日本社会党)

○淺沼委員 それはそういう意味です。というのは、この前は委員会が事項別の委員会であつたが、最近において委員会が事項別から各省委員会にかわつたのである。従つておのずから外務委員会の中には外務省の所管事項全部が入るわけでありまして、当然講和会議の問題が入つて来るという解釈です。事項別から各章委員会にかわつたということによつて、その中に含むべしという原則であるということを御了承願いたい。

第6回国会 議院運営委員会 第17号(1949/11/25、24期、日本社会党)

○淺沼委員 これは私はこう考えるのです。これは通産委員会、それから予算委員会でも論議されて本会議で論議するということはどうかと思われますけれども、いろいろ聞いてみると、やはり最高権威は本会議だから、それを拒否することにいけないと思う。お芝居ということはひど過ぎると思う。やはりそういうことではなくして、足らないところがあれば本会議で聞くのは、やむを得ぬと思います。ただ本日の議題にするのがよいか悪いかということは、論議の余地はあると思いますが、頭から緊急質問をやつてはいかぬと言つて押えつけることはいかぬと思います。そういう意味で今否決というお話もありましたけれども、否決してもきようやつてはならぬと……

第6回国会 議院運営委員会 第18号(1949/11/26、24期、日本社会党)

○淺沼委員 どうでしようか、参議院の関係もあろうと思うのですが、與党側の方では会期をまた延長するということはないだろうと思うのですけれども、会期延長ということもあるのですか。
【次の発言】 問題はあすやれば、衆議院の與党側としては会期延長するというようなことはあり得ないのですね。
【次の発言】 それからもう一つ伺つておきますが、今も椎熊さんからお話が出ましたが、また民主自由党の幹部の方々が、われわれの幹部の方に了解に来られたのですが、もしそういうことがあるとするならば、この席上で決をとらないで話合いがつくようなことにもなる。この運営委員会で多数できめることは、話合いできまらないことをきめる。そ……

第6回国会 議院運営委員会 第20号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○淺沼委員 石田君の言うように、整理して行くことも、一つの発案だと思うが、それより案件について何分々々ときめて行けば、案外時間を要しない点があると思う。両方の意味を含めながら、心組みにそういうことにしてやつて行きたい。

第6回国会 議院運営委員会 第21号(1949/11/29、24期、日本社会党)

○淺沼委員 これは問題をこだわらないで解決していただきたい。原則から言えば、各派に割当られておることは間違いない。ただ各派に割当られた場合においても、渡らない場合には員数をふやしたこともあるし、員数をふやさないで、よけい持つておる方から渡らない方へやつておるということもやつて来たことであります。従つて中野四郎君と北二郎君と、個人的話合いでこういうことが出て来ることは認めることは不可能だと思いますが、たまたま中野君の代理として、公正倶楽部の方から北二郎君と中野四郎君の名前で書類が出てきておりますから、これを認めることになれば、ある意味から言えばよけい持つておる方が、他会派にわけてやつたと同じよう……

第6回国会 議院運営委員会 第22号(1949/11/30、24期、日本社会党)

○淺沼委員 今の問題に関連しながら官房長官にお伺いしたいと思うのですが、政府では衆議院に対して、参議院と協議の上しかるべくとりはからいを願いたいという申出があつたようであります。政府は衆議院以外に、参議院の方に対しても、何かけさの新聞かラジヲか記憶ありませんが、総理大臣並びに官房長官が運営委員会に出席されて、会期延長の問題について政府の立場を述べられたというように聞いておるのですが、参議院に申入れをやつたのはいつ申入れをやつたのか。きようの運営委員会には、参議院の要求で官房長官、総理が自発的に出ているのか。それから参議院に対する要望は、どういうものであつたのかということを伺いたいと思います。

第6回国会 議院運営委員会 第23号(1949/12/01、24期、日本社会党)

○淺沼委員 問題をこういうぐあいにやるべきだという御意見であれば、私どもかくすべきだということは言えると思うが、ただ問題を提起しただけで、公正倶楽部の方の態度に対する批判が行われ、北君個人のとつた態度について批判が行われておるわけですが、北君の問題は北君自身の問題であつて、その行動が規則に触れ、あるいは国会法に触れて、何らかのことをしなければならぬというなら、ここで大いに議題とすべきだと思うが、そうでない場合においては、大体今の注意を喚起した程度で本日はとどめて、ただ問題は北君を弁護するわけではないが、発言があまりきゆうくつであるから、発言したいということが、委員の交替という形式になつて現れて……

第6回国会 議院運営委員会 第25号(1949/12/03、24期、日本社会党)

○淺沼委員 これを一番先にやらしていただきたい。吉田さんの声明は、民自党も含めて各党とも議案の審議について遺憾の点があるということ、さらに特に野党の態度を非難して、日本の民主政治の進展及び経済の復興を否認もしくは歪曲しておるということを発表しておる。これは立法府に対する行政府からの発言として、実に重大な問題であります。これは総理大臣でなくて、民主自由党の総裁の談話として発表されておるけれども、民主自由党の総裁は同時に内閣総理大臣であつて、内閣総理大臣と政党の総裁は一体不可分の関係にある。かくのごとき地位にある吉田総理が、議員の行動、並びに議員の活動に対して、束縛的意見の発表をせられることは、将……

第6回国会 郵政委員会 第2号(1949/11/02、24期、日本社会党)

○淺沼委員 井之口君からの質問で大体了承下のですが、二点ほど伺つておきたいと思いますことは、馘首いたしました場合の一つの標準――まあそれによつて馘首されたことであろうと思うのでありまするが、その場合において、いわゆる非協力者ということで首を切つているのが大分あるようでありますが、一体非協力者というのはどういうような内容を持つのか。少し私に内容を聞かせておいていただきたいと思うのであります。というのは、多かれ少かれ多数の人が団結をいたしまして、団結した者の中から意見が出て参りまして、その意見をとりまとめて、上部の方に何か出して参ろうとする場合におきましては、案外形の土においては非協力的な形が出て……

第6回国会 郵政委員会 第7号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○淺沼委員 私は社会党を代表いたしまして、ただいま議題になつております郵便物運送委託法案に対して賛成をするものであります。  原則的にこの郵便事業は国営事業として、その独占形態を貫くべきものであると思うのでありまして、将来は輸送事業を一本化して、国営化する目標に向つてやらなければならぬことは当然であります。しかし質疑応答の中に現われました通り、現実にやつておることをただ法文化するということに私ども伺つたのでありまして、このことを率直に認めまして、原則的なことは将来大いにそれに向つてやつていただくということを條件として、賛成したいのであります。  さらに一言この際要望を申し上げたいことは、これは……


■ページ上部へ

第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 運輸委員会 第18号(1950/04/01、24期、日本社会党)

○淺沼委員 今條件を三つあげられたのですが、今出ておる請願の中で第三番目の、日本が国際的見地からというのに当てはまるものは、割合に少いと思うのです。これらのものは大体平時の目的をもつておつたのが、戰争中中止されたもの、あるいは戰争中に線路を撤去したもの等、こういうものに該当するかと思うのですが、これを大体区分したらどういう率になるのでしようか。一々そういうことについて伺えれば非常にいいと思うのです。  それから請願の扱いも、私あまり委員会に出たことがありませんからわかりませんが、紹介諸員があれば、紹介議員が来て一分でも二分でもその点説明するような熱心さがなければ、採択してやらない方が権威がある……

第7回国会 議院運営委員会 第1号(1949/12/04、24期、日本社会党)

○淺沼委員 小委員の数をふやして、小委員会を活用するようにされたいと思います。
【次の発言】 それに関連して小委員会でお考え願いたいと思うが、会の司会者がだれであつて、だれがいつ何をやるということをはつきりしてないところに問題があろうと思う。どなたか司会者になつて、これより開会式を行います。議長の式辞がありますというようにいたしたらよいと思います。
【次の発言】 それは相談します。
【次の発言】 この際官房長官に、前の国会において大体政府の第七国会に対する対策等を一応伺つたのでありますが、しかしきようは第七国会が召集されて初めての会でございます。われわれは政府の予算案の提出時期をそういうことに……

第7回国会 議院運営委員会 第3号(1949/12/16、24期、日本社会党)

○淺沼委員 事務総長及び議長にお伺いしますが、裁定案は一体どこに宙ぶらりんになつておりますか。
【次の発言】 ただいまの椎熊君の質問されたことは重大なことだと思いますので、念のために聞いておきたい。初めは不承認の承認を求めて来た。その前には裁定は拒否するという態度であつたように伺います。そこで当時の政府の環境と、今の政府の置かれておる環境と違う。行政府が立法府に対して二つの意思が動いておると私は思うのです。初めはどんな心持があつても一つの文書になつて現われて来ればわれわれはその文書によつて判断するほかない。従つてそのときの文書に現われた政府の意思と最近になつて増田官房長官の言われておる言葉と、……

第7回国会 議院運営委員会 第4号(1949/12/17、24期、日本社会党)

○淺沼委員 どつちを先にやつても同じだと思う。かりに決議案が先に出たとしても、決議案についての質疑もできますし、さらにこれに関連して政府に対する質問もできるわけですから、それを許すという形にして行きたい。
【次の発言】 それでは本日の議事の取扱いは、緊急質問は相当あるのですが、非常に重大な問題である十の、公共企業体仲裁委員会の裁定に基く国鉄従業員に対する給與並びに一般公務員の給與支給に関する決議案、これと十一の日本国有鉄道公社従業員の給與に関する公共企業体仲裁委員会の裁定全額実現要求の決議案、これを議題に供して議事を進めていただきたいと思います。

第7回国会 議院運営委員会 第5号(1949/12/19、24期、日本社会党)

○淺沼委員 この議題は非常に重大な議題で、そう簡單には行かないと思うのであります。内容は別としてその生れて来た源泉について考えると、結局先ほど事務総長から報告のありました国鉄裁定の問題を解決した上で、どこに付議するか、この議論の行き方になれば、労働委員会に付議するということも出て来ると思います。
【次の発言】 これを議論して採決をすれば、事が簡單に済むことになろうと思うが、やはり話合いでこれをきめることがよかろうと思う。前に事務総長から報告になつたことを議題として扱つて、その後にきめていただきたい。
【次の発言】 関連して伺いたい。今の質疑応答を伺つておりますと、件名は公共企業体労働関係法第十……

第7回国会 議院運営委員会 第6号(1949/12/20、24期、日本社会党)

○淺沼委員 私は議論が続いておる間ですから、そのうちにいろいろな感情が出て、言葉の表現にいろいろなことが出ることもけつこうだと思いますが、ただいま官房長官の言葉のうちに、誤謬になることを総理以下努力したということですが、この言葉は非常に国会に対する重大な発言だと思います。こういうことはなるほど実際から言えば、全然出ないような情勢のものを、三千一円まで出すという努力は私どもは認めます。認めるけれども、手続その他形式のこと、ないしは政府と行政部の関係において、案を出す場合には、自分たちが不承認の承認を求めておいて、あとで直して来るということは――やはり前にわれわれのところへ出した初めからいけないと……

第7回国会 議院運営委員会 第10号(1949/12/24、24期、日本社会党)

○淺沼委員 これは私もはつきりしないのですが、私の考えを申しますれば、案件として出て来た場合に、政府は両方に案件を示せばよかつたのじやないかと思う。たとえば人事の問題について両方の承認を求めておる。これを見れば承認を求める件ということになつて出ているのです。従つて政府の案も国会の承認を求める件というぐあいに、承認という文字を使つておる。国会の意思を問うために、参議院と衆議院に出して、両方に意思決定をさせて、いろいろの意思の食い違いをどう調整するかは別問題として、投げ出して来ればよい。先議権はこつちにあると言つて、こつちに出して、向うに予備審査をさせておいたところに案件提出の非常な誤謬のあつた。……

第7回国会 議院運営委員会 第40号(1950/04/01、24期、日本社会党)

○淺沼委員 これは佐々木君の言われることもよくわかりますが、問題は一刻も争うけれども、まあきよう中ということに考えられるわけです。もう一つは、やかましく言えば、案はきよう出されましたけれども、公示されておるわけでもない。初めて本日の議題に供されておるが、これが議院の慣習から妥当かどうかということになれば、公示された後に、ある委員会にこれをかけるということをしなければならぬから、問題は残ります。それと同時に、一番問題なのは、昨夜院議は決定されておる。要するに廃案ということになつておる。この院議で決定されたことに対する処置等は政府がしなければならない。院議を決定しておいて、その院議をくつがえすもの……


■ページ上部へ

第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 運輸委員会 第1号(1950/07/18、24期、日本社会党)

○淺沼委員 この海上保安庁要員の増大ということは、警察力の増強の問題と一緒に論議されているような気がするのでありますが、しかしこれは別な問題であろうと私は思うのであります。従いましてその立法的な措置というものは、警察力増強に関してはまだ政府の態度が、立法的措置をとるのか、あるいは政令によるのか、はつきりしないようであります。また予算的措置についても、予算を提出するか、あるいは何か緊急措置をするか、これもきまつておらぬようであります。この海上保安庁に関する限り、これはきまつているのではなかろうかと思うのであります。どういうような立法的措置をとられるのか。たとえば海上保安庁設置法案といいますか、そ……

第8回国会 運輸委員会 第2号(1950/07/20、24期、日本社会党)

○淺沼委員 今の事故は事故であつて、妨害とはおのずから別であろうと思うのであります。従つて私は今のお話を承つておりますと、すいぶん国民を信頼しない姿が現われておると思うのでありまして、国民の中にはなるほど妨害的な行為をとつて、いたずらをする人もあろうと思うのでありますが、国民全体が必ずしもそうではないと思うのでありまして、機械の磨滅から来る事故というものが相当多いのではなかろうかと思うのであります。案外鉄道局の鉄道の関係から言えば、その方のことも相当高調されなければならぬのであつて、機械に対する修正はやらないで、人間がいたずらしたことだけを取締るというようなことであつてはならぬと思うのですが、……

第8回国会 運輸委員会 第3号(1950/07/22、24期、日本社会党)

○淺沼委員 この内定したという発表のことですが、これは私は非常に重大であると思う。およそ人事を扱う場合において、十日も前に内定を発表するということは、あり得べからざることだと思います。かりに今ここで委員会において、あるいは本会議において、決定を延ばすというような決定になりまするならば、その人たちに対して非常な迷惑を私はかける結果になりはしないかと思うのであります。この内定を発表するというその経過から申し上げますと、このことは明らかに、この事実を織り込ませて行くことによつて、われわれが意思決定をすることに対する一つの制肘だと思うのであります。この点は非常に加賀山さんとしては考えなければならぬ問題……

第8回国会 運輸委員会 第12号(1950/10/03、24期、日本社会党)

○淺沼委員 おそく参りまして、あるいはお聞きになつた点もあろうかと思うのですが、ひとつお伺いしておきたいと思います。国鉄から提出された予算のことですが、日本国有鉄道の方から予算を組んで運輸省の方に提出されておるようでありますが、この中にある賃金ぺースは、大体八千二百円かに組んでおられることだろうと思うのです。この予算案についてどういうような検討をし、どういうような意向を持つておられるのか、この際承つておきたいと思うのであります。  それから最近運輸省のやり方を見ておりますと、東海道中心主義というか、主としてそういうような傾向が見えまして、いわゆる文明の公平なる分配が行われないというような気がし……


■ページ上部へ

第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 運輸委員会 第1号(1950/11/28、24期、日本社会党)

○淺沼委員 ちよつと伺いますが、運輸大臣はお見えになるでしようか。
【次の発言】 今の質疑応答を伺つておつたのでありますが、これは運輸省所管のことであつて、国有鉄道のことではないのですね。
【次の発言】 加賀山総裁がおいでになつているから、お答え願いたいのでありますが、日本国有鉄道でも年末手当を半箇月分ときめたわけでしようか。
【次の発言】 そうすると国会でとる予算書というものは、仮の予算書ですか。
【次の発言】 そうすると、一生懸命努力して、何とかしたいという意味のことが考えられるのですが、この前私この席上で秋山次官にお伺いしたときは、半箇月分でなく、一箇月分かに相当するもの、並びに国鉄裁定……

第9回国会 運輸委員会 第2号(1950/12/04、24期、日本社会党)

○淺沼委員 決議をする前にちよつと伺いたいのですが、先ほどから伺つておりますと、新線を建設するのは、大体経済的な面から行くのだということでありますが、経済的な面からといつても、国鉄だけで経済的な面は私は考えられないと思います。このことは国土総合開発計画と関連させなければならないと思いますが、今政府がやつております総合開発計画の中の一環として、新線のことは常に考えられるような形になつて来ているかどうかということを伺つておきたいと思うのであります。  それからこれは政府が持つておるのか、あるいは公社の方で持つておるのかわかりませんけれども、一度もわれわれは見たことはないのであります。赤い線の太く引……

第9回国会 議院運営委員会 第9号(1950/12/04、24期、日本社会党)

○淺沼委員 ちよつと伺いますが、考査局調査員の資格は大体どれくらいの人をとるのですか。
【次の発言】 六十名の採用それからどういう資格のものをとるのですか。
【次の発言】 本件に対して御議論がありますから、議事進行について――この問題の扱い方として、ここに提案されたというよりも、案件が出て来ておるのであるから、その案件の取扱い方をどうしようかということが問題だろうと思います。しかし今までの慣例からいえば、こういうわけだと言えば、それに対してこうだと言うことも許されないわけでもなかつたのであります。一応聞いてもらつて、その上で願いたい。


■ページ上部へ

第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 運輸委員会 第7号(1951/10/25、24期、日本社会党)

○淺沼委員 この際二、三の点についてお伺いしたいと思うのであります。第一は、運賃値上げに関連する従業員の賃金に関する問題であります。賃金に関する問題は、調停委員会で調停が成立いたしまして、それによつて予算に組まれて来ておるようであります。しかし、これは四月に調停が成立したにもかかわらず、八月から予算に組まれて来ておるようであります。現在は仲裁委員会にかかつておるようであります。しかし仲裁委員会にかかつて決定ができましても、今回の予算には間に合わないということになるのでありまするが、労働者側から申し上げまするならば、仲裁委員会の結果に対しては非常に注目しておると思うのであります。私どもがうわさに……

第12回国会 運輸委員会 第8号(1951/10/26、24期、日本社会党)

○淺沼委員 ただいま議題になつておりまする国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案、すなわち運賃値上げに関する法律案でありまするが、これに対しまして、運賃値上げを他の物価政策と切り離して、国鉄の再建整備並びに従業員の待遇改善、こういうような点のみについて考えてみまするならば、考慮される余地がないわけではありません。しかし運賃の値上げは、現内閣において行われている電力の値上げ、ガスの値上、米価の引上げ、さらに地方鉄道運賃の引上げ、あるいはバス、電車の運賃の引上げというようなことに関連して参りまして、一般物価にはね返るという結果になつて、国民生活を破壊に導く結果を招来すると思うのであります。従いまして……

第12回国会 運輸委員会 第12号(1951/11/19、24期、日本社会党)

○淺沼委員 私は運輸大臣の出席を事務当局を通してお願いしておいたのです。きようは運輸大臣が出るというから、実は御質問申し上げたいと思つていたのであります。というのは、造船行政に対する基本的な問題を承つておきたかつたからであります。  十一月の九日の日本経済新聞でありますが、その中に「造船界の淘汰表面化」という見出しで、七次造船大手筋に集中ということが書かれておるのであります。このときには二十万トンの計画が十五万トンになつたときの予想を書いてあるのでありますが、閣議決定において十五万トンになつたようであります。問題は、日本の造船能力はどれだけあるかということになりまするならば、これは労働組合から……


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 運輸委員会 第1号(1951/12/15、24期、日本社会党)

○淺沼委員 この前の委員会におきまして私は造船政策についてお伺いしたのでありますが、この際大臣が御出席でありますから、その根本の問題について一、二点お伺いをしておきたいと思うのであります。というのは今まで一つの計画がきめられまして、その計画に基いて造船計画がなされて来たようであります。たとえば経済復興計画の中において四百万トンの計画したものを大体において復興計画は三百万トンとして、現に本年度においては四十万トンとする、こういうような形になつて現われて来でおると思うのであります。そこでその建造計画が必要であることは、いまさら私が申し上げるまでもないのでありますが、戰前日本で保有しておりました船舶……

第13回国会 運輸委員会 第4号(1952/02/06、24期、日本社会党)

○淺沼委員 今の問題に関連してお伺いしたいのであります。審議会の伴ですが、審議会ですべてをきめるということで、一切を審議会の方にゆだねたような形になつておるようですが、審議会は昨年の九月ごろ小委員会が開かれて、その後一回も開かれておらないと思うのです。私もたまたまその審議会の一員でありますが、審議会は総会が一回か二回開かれまして、小委員会がつくられて、小委員会をつくつたままで九月から現在に来ておると思います。現に吉武君が委員長をされておると思うのでありまして、吉武君は昨年大臣に就任されたから、委員長は今ない状態にあると思います。政府の方ではこういうものを政府の諮問機関としてつくられながら活用さ……

第13回国会 運輸委員会 第5号(1952/02/07、24期、日本社会党)

○淺沼委員 関連してちよつと……。この力という言葉が出て、非常に私は重大のように考えるのですが、海上保安庁ができるときに、私どもの頭に一つ浮んでおりましたのは、日本海軍がなくなつた後にそのあとの役割をする。あるいは日本海軍の糸口にもなるのではなかろうかという心配を実は持つておつたものであります。ところが今お話を伺いますと、海上保安のためには力を持つことが必要である。その力とうことは具体的にいろいろなことがありましようが、そのことは海上保安庁の整備となつて現われて来ておると思うのであります。すなわち予算の上に、今回防衛費を組む、海上保安庁並びに警察予備隊の整備という形によつて現わて来ておると思う……

第13回国会 運輸委員会 第6号(1952/02/09、24期、日本社会党)

○淺沼委員 私は質問というよりも、資料を出してもらいたいと思うのであります。今同僚から外郭団体のことについて御質問がありましたが、私はこれは運輸省並びに日本国有鉄道の経営の上におきましては、大きな課題であろうと思うのであります。従いまして弘済会、交通公社、観光協会、食堂会社、鉄道工業株式会社、こういうような外郭団体がたくさんあるはずでありますが、これと当局との関係で、いろいろ議論が出て来ようかと思うのであります。従いまして任務と機構、こういうものについて資料の御提出を願いたいと思うのであります。またその関係においてかつて鉄道に関係のあつた方々が、もしこれらのものに関係をしておる場合におきまして……

第13回国会 運輸委員会 第15号(1952/03/27、24期、日本社会党)

○淺沼委員 私、議事進行で申し上げるのですが、多数と言うけれども、一体全体の頭を数えたらどうなります。今ここで多数で動議が成立したけれども、また可決したけれども、員数はどうなります。過半数に達しておりますか。だからそういうことはやはり話合いをつけてやらぬと、結局多数できめて、慣例だからいいというけれども、過半数に達してないという異議を申し立てられればいけなくなるので、そこら辺はあまり無理しないで、江崎さんのこともそう押えないで、大体そういうところだというような話がついてやられた方が――きめたことだから私は異議は申し上げませんけれども、あまり強くやらぬようにひとつ願いたいと思います。

第13回国会 運輸委員会 第16号(1952/03/29、24期、日本社会党)

○淺沼委員 二十億に関連して……。今のお話を伺つておりますと、二十億の新設線の予算というものは、つかみ予算ということになる。要するに国有鉄道側においては、案自体は持たないで、内容は持たないで、まず予算全体から二十億というつかみ予算を出しておるわけですか。国有鉄道それ自体としては、二十億の内容は持つておるのですか。
【次の発言】 キロ数で押えるのでしようが、国有鉄道としては、二十億のもので何キロつくるとすれば、どことどこにつくるべきだという一つの方針というものを持たずに、ただキロだけでとどめておるのか。内容は発表するしないは別として、腹構えをつくつてお出しになつておるものですか。もしそうでないと……

第13回国会 運輸委員会 第32号(1952/05/15、24期、日本社会党)

○淺沼委員 ちよつと関連して……。これはわれわれちよつと了解しにくいのでありますが、そうすると仮想のことを法律で規定しておくわけですか。要するに法律というものは、やはり現実に合つた問題が対象となろうと思いますが、これは全然仮想のものであつて、それを今から予想して法文化しておくという意味でしようか。


浅沼稲次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-25期-26期-27期-28期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院24期)

浅沼稲次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-25期-26期-27期-28期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 内閣委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1949/05/04、24期、日本社会党)

○淺沼委員 ちよつと、手元とに配られております経済復興委員会に関する事項でありますが、この前の労働省の設置法案のときにも、私は労働大臣にお尋ねしたのですが、この委員会の名簿の中に衆議院議員及び参議院議員が入つております。これは國会法に基きますと、当然衆議院及び参議院の承認を得なければ、委員たることができないことになつておるのでありますが、まだこの承認を求められたことを私ども伺つておらないのであります。從つてこの委員会は非公式なものであるかどうかということを伺つておきたいと思うのであります。失業対策審議会は今手続中であるということで、この問題については明答を得られなかつたのでありますが、手続中で……

第5回国会 内閣委員会逓信委員会連合審査会 第1号(1949/04/28、24期、日本社会党)

○淺沼委員 ちよつとそれに関連してお聞きしたいと思うのですが、今井之口君からの質問で実働人員と予算人員の問題が出たのですが、私はこう考えます。昨日本多國務大臣の答弁を聞いておりましても、今度の行政機構の改革並びに行政整理は、予算的、財政的見地から行うのであつて、いわば行政の系統化、單鈍化、科学化というような見地も全然否定はしないけれども、それより財政的見地から行われるのだ、從つて今出されておる案は財政的余裕を生み出すために機構の改革をどうやつて行くか、さらにそれに基く行政整理というものを前提として案が提案されておると思う。從つて行政機構の改革の裏に財政的見地というものが含まれる限りにおいては、……

第5回国会 内閣委員会労働委員会連合審査会 第1号(1949/04/27、24期、日本社会党)

○淺沼稻次郎君 簡單に二点だけお伺いしたいと思います。  第一点は、もし行政整理あるいは行政機構の改革を行わんとすれば、政府の行政機構全体の観点に立つて、ある場所はふやし、ある場所は減す。各省一律に二割、三割といつたようなことで行うべきではないと思うのであります。先ほど労働大臣の答弁を伺つておりましても、労働省の持つ任務よりして、機構の点においては縮小さるべからざるものであるといつたような答弁をされたと思うのですが、しかし内閣の方針が行政整理ということが一つの方針だから、やむを得ずというような形が現われていると思うのであります、しかし労働省は、言うまでもなく、これは労働者に対するサービス省とし……


■ページ上部へ

第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 運輸委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1951/05/26、24期、日本社会党)

○淺沼委員 私は監督局長にちよつとお聞きしたいと思つて来たのですが、その前に提案者にお聞きします。第一条に「公共の利益に合致する限り、」という一つの条件がついておるのです。そうすると具体的にいつて、今参考資料として提出されておる鉄道の中で、公共の利益に合致しないものがあるかどうか。これを具体的にいえば、最初に手をつけて拂下げの対象になるのは、どこがなるかということが、やはり具体的なものがなければ、この法案は出て来ないと思います。ただ抽象的なことから出ておるのではなくて、具体的に公共の利益に合致する限りというのが、どこかになければならぬ。これがなければ出て来ないはずです。それが線路全体の中でどう……


■ページ上部へ

第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 内閣委員会地方行政委員会農林委員会人事委員会運輸委員会労働委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、日本社会党)

○淺沼委員 質問をする前に、委員長に先ほど私は総理大臣の出席を要求しておつたのでありますが、いかがになつているかお答えを願いたいと思うのであります。この行政整理に関する案というものは、行政機構に関連をして、人員の問題をどうするかということでありまして、内閣を中心として、内閣の政策を実行しますところの機関をどうするかということであります。従いまして、内閣の中心でありまするところの総理大臣が出席をいたしまして、われわれの質疑に答えることは、私は当然だと思うのであります。従いまして、いかなる事情で御出席にならないのか、まず伺りたいと思うのであります。


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 通商産業委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1952/05/27、24期、日本社会党)

○淺沼委員 明日また合同審査会があるそうでありますが、私ちよつと明日欠席するかもしれないので、簡単にお伺いしておきたいと思います。  資料として、航空機生産の所管に関する件、四月二十六日の閣議決定というものが配付になつておるのであります。これは航空機生産に関しまして、大体中心を通産省に置かれて、運輸大臣がある程度関与する形のものが現われておるのでありますが、運輸機関の発達を見ますれば、汽車から自動車、自動車から航空機といつたぐあいに、将来航空行政というものは非常に重大な役割をする結果になろうと私は思うのであります。しかし航空機の製造に関しては通産省、航空に関しては運輸省という関係になつて、航空……



浅沼稲次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-25期-26期-27期-28期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

浅沼稲次郎[衆]在籍期 : 23期-|24期|-25期-26期-27期-28期
浅沼稲次郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 24期在籍の他の議員はこちら→24期衆議院議員(五十音順) 24期衆議院議員(選挙区順) 24期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。