このページでは松尾トシ子衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○松尾トシ子君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されております独占禁止法の改正につき、数点の質疑を行いたいと存じます。 昭和二十二年四月この独占禁止法が実施されて以来今日まで、日本における資本主義陣営の中核であつた大財閥は、ひそかに無念の涙をのんで来たことと思います。(拍手)占領政策の行き過ぎを是正するという旗じるしのもとに、彼ら財閥が終局の目的としてねらつているものは、すなわち独占禁止法の改正ないし廃止であります。私どもは、いずれの日にか、財閥の走狗たる保守政権が、その忠実なる番犬として、独占禁止法の改正に必ずや手をつけるであろうことを予期しておつたのでございます。(拍手)……
○松尾委員 簡単に一点だけお尋ねいたします。議会が開かれるごとに減税をされることは、国民の非常に喜んでいることだろうと思うのですけれども、減税といつても単なる減税でなく、私はその意義は、担税力の最も弱いところに減税をすることがほんとうの意味ではないかと思うのです。特に今日給与ベースも二〇%くらい上るので、このごろ問題になつている米価の消費価格、あるいはその他運賃、光熱費の引上げということがあつても、今回の減税によつて、これは働く者の実収入のふえることになるというふうに政府は御説明をしていられるように思いますけれども、私はこの点疑義を抱いているものです。それと同時に、今回の補正の面を見ますと、こ……
○松尾委員 時間ももう大分たちましたから、簡単にひとつ御質問申し上げたいと思います。今回の所得税改正につきまして、私は台所から見たこまかい点を二、三伺つてみたいと思うのです。税制の建前からいつて、基礎控除とか、あるいは扶養控除、勤労控除、今回は特に加えて社会保険料控除というものにわけられておりますけれども、これらの控除の意義と目的と、その算定基礎数字を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 御説明によつてよくわかりました。最低生活費くらいは控除を認めなければということを伺つて、私は意を強うしたのですが、台所から見た最低生活費というのをちよつとお話いたしますから、お聞きを願いたいと思います。
……
○松尾委員 私は日本社会党を代表いたしまして、造幣局特別会計法等の一部を改正する法律案に対して、条件付賛成をいたすものであります。 さきに公共企業体労働関係法が改正され、今回国の経営する造幣、印刷、アルコール専売、郵政、国有林野事業に従事する現業職員については、国家公務員法の大部分の規定、一般職の給与に関する法律の規定等の適用が排除されることとなり、当該企業に従事する職員に対しましては、給与を支給するために本法によつて給与準則を定めることになりますが、この場合においては、一般職の職員の給与に関する法律の適用を受ける職員の給与及び民間事業の従業員の給与その他の事情を考慮して、予算の定める給与の……
○松尾委員 税の問題は予算と不可分の関係にございますから、それぞれの租税について御質問する前に、今度の予算編成の経緯について少しお尋ねしたいと思います。 大蔵省原案が大幅に修正されまして、自由党の公約、主張が財政面に盛られたことは、政党政治である以上はまことに正しいし、好ましいと思うのです。ところが一般の批判は、自由党の修正予算よりもむしろ大蔵省原案の方に、現下の日本の経済諸情勢においては賛成する向きが多いように私は伺つております。そこで、愛知大蔵政務次官は自由党の御選出でありますから、その政策の樹立態度と、財政案を決定した経緯において、はたしてほんとうに国民の経済的立場から研究と熱意を払わ……
○松尾委員 お時間もありませんから、二、三点簡単にお尋ねします。 銀行局長は、銀行やあるいは相互銀行、信用金庫、下は組合に至るまで、たいへん厳重に調査をしたり、またしかり飛ばしたりしていらつしやるにもかかわらず、この機関だけをどうしてこういうふうに野放しにしておくのですか。というのは、一昨々年相互銀行と信用金庫という法律を出した後に、これが野火のように盛んになつて来た。当時は、おそらくこんなことになるまいとお考えになつていたので、受付をどんどんして認可をしてしまつた。その一つの災いで今日のようになつたのだから、幾分というか、大なる責任があるので、抽象的なお返事をしているのじやないかと思うので……
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