このページでは松尾トシ子衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○松尾トシ子君 私は、ただいま上程されました所得税法の一部改正案並びに租税特別措置法の一部改正案に対して、日本社会党を代表し、簡単に反対の討論を行いたいと存じます。(拍手) 昨年の五月、総選挙における自民党の公約の大きな柱の一つは、何と申しましても、七百億円減税ということでありました。この減税七百億円の公約は、昭和三十四年度予算において、初年度五百三十三億円、平年度七百十七億円で、表面上は数字のつじつまを合せておりますが、これを国民生活の実際の収支に照らしてその内容を検討いたしますと、減税の目的に全く相反したものが出て参ります。(拍手)すなわち、税金の問題は、それのみを切り離して、その効果を……
○松尾委員 きょうの委員会は初日でもありますし、それに委員長のお取扱いも大へん丁重のようですから、少しだけやらせていただきます。(笑声) すでに当委員会にはずいぶんたくさんの法律案が出ているのですが、その一つ一つは他の日に譲ることにして、きょうは、今回出されて審議されつつあるところの予算に対する一般的なものをちょっと政務次官におもにお尋ねをしたいと思います。 今度の予算というのは、公約の実現とか、あるいは経済基盤の強化、これはもとよりのことでございますけれども、そのほかには、いわゆる健全財政の堅持と通貨並びに国際収支の強調といいますか、こういうものをはかりつつやったと言われておりますけれど……
○松尾委員 かねてから金融、財政、経済見通し一般の質問をいたしたいと思っておりましたけれども、大へん時期が延びましたので、うまい質問にならないかもしれませんけれども、率直に一つお答えを願いたいと存じます。 第一番に、質問の順序といたしまして大蔵大臣にお尋ねしたいのは、経済の見通しについてだと思うのです。今度の予算が出まして、一般会計は三十三年度に比べると一億円近くふくらみ、おまけに財政投融資も正味八百億円以上増加しているし、特に二千数百億円の散超になるというふうにいわれておりましたので、経済同友会を初めとして下期経済過熱論が高まったのも当然ではなかったかと私は思うのです。ところが、最近に至り……
○松尾委員 私は、ただいま上程されました所得税法の一部改正案並びに租税特別措置法の一部改正案に対し、日本社会党を代表し簡単に反対の討論を行うものであります。 昨年の五月、総選挙における自民党の公約の大きな一つの柱は、七百億円の減税でありました。ところが、この減税の内訳は、昭和三十四年度の予算において、初年度五百三十三億、平年度七百十七億円で、表面上数字のつじつまは合っておりますが、国民生活の実態の収支に照らしてその内容を検討しますと、減税の目的に反している点が多々あるのであります。すなわち、税金の問題は、それのみを切り離さず、各家庭の生計費を軽減して末端における個々の生活に実質的効果を及ぼす……
○松尾委員 大臣がおいでになりましたので――元来お昼からの質問というものは、どうも興ざめのような格好ですけれども、数点御質問を申し上げたいと思います。 ただいま国会の中は新安保条約の改定論議に集中されております格好ですが、私は、大蔵委員会に所属している関係上、政府御提案の三十五年度予算の説明書をちょっと読ましていただきました。まことに皮肉な言い方を申し上げて失礼ですけれども、いつもながら数字をよく合わせ、そしてその表現も実に上手にぼかして書かれておるような気がするわけです。もう少し深く掘り下げてみますと、安保条約改定に当面する日本全体の歩みと同様に、その財政政策は戦後大きな曲がりかどにきてい……
○松尾委員 本日この法案が通過する予定になっておりますので、もう大体質問は終わったやに思われますが、一言御質問を申し上げます。 この法案の払出の理由を見てみますと、準一級酒を置いたということは、形を変えた清酒への減税というふうにとれるわけなのです。ところが、今平岡さんも言われましたように、酒税に対しては全般にわたって非常に税金が高過ぎる、従って小売値段が高い、こういうことになるのですけれども、減税するのでしたら、なぜもっともっと高いビールなんかに手をつけておやりにならないか。それから、この提案理由の説明には、どうも税金が高くて一級、特級が売れなくなったので、一級と二級の間に準一級を設けて、し……
○松尾委員 私は、今この問題について泥沼のように討論しておるのは、国民の生命と財産に重大なる影響があるからだと思うのです。新安保条約のこまかい内容に触れて質疑を行なう前に、岸総理大臣のこの審議に対する心がまえと態度に対しての真意をお伺いいたさなければなりません。なぜならば、新聞の報道によりますと、去る九日、岸総理大臣は自民党の代議士会に臨みまして、新安保をめぐる与野党の対立は、基本的観念の相違、いわゆるいつまでも平行線で、論議によって解決されるべきものではないから、ここで総理が陣頭指揮に立って、これをやるというふうな決意を披瀝なさったそうです。なるほど、連日政府並びに各委員の間に大へん熱心な質……
○松尾分科員 私は厚生省所管事項のみに限って、大臣その他の方にお尋ねをいたしたいと思います。 最初にお尋ねしたいのは、先ほど大臣もおっしゃられましたように、今年度は非常な努力を傾けて二六・二%、金額にして三百四十一億七千百八十九万円と予算のワクを大きく広げることができた、こうおっしゃいましたけれども、この三百四十一億何がしの中には、おそらく遺族年金のように当然増になるものもたくさんあると思うのですけれど、それら当然増のものを除いて、ほんとうに予算が増になった分はどのくらいになるか御見当がつきますか。と申しますのは、拝見いたしますと、二十に近いものを新しく御計画なさっている。これは大へんいいこ……
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