このページでは北村徳太郎衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○北村徳太郎君 私は、ただいま上程せられました、野党共同提案になりまする吉田内閣不信任決議案につきまして、その提案趣旨の弁明をいたしたいと思うのでございます。(拍手) 終戦八年、今や独立一年の今日、日本国民が、そのみずからの自由なる意思において内閣をかえ、新しい歴史を創造しようといたしておりますことは、きわめて意義深いことでございます。(拍手)本日ここにこの不信任案を提出いたしますることの重大なる意義もまたここに存するのでございます。(拍手) 吉田内閣の長年月にわたる施政につきましては、これをおよそ二期にわけて考察する必要があると思うのでございます。すなわち、それは、昭和二十七年四月二十七……
○北村委員 ただいまの大矢委員の御質問に関連して、ちよつと念のために承つておきたいと思います。この問題は、予算委員会においても論議されたようでありまして、私はこのことにあまり関係しておりませんから、詳細はよくわかりませんので、速記録でも読んで十分検討いたしたいと思うのでありますが、先ほど岡田政務次官の御答弁の中に、政府の解釈は初めから一貫しておる。議員提出の法案がなくてもよいのであるけれども、あれば一層完璧云々というような言葉があつたと思うのですが、それは政府を代表してそういう御答弁になつたことは間違いないかどうか。このことをこの場合、いろいろ問題が後に残りますから、はつきりと確かめておきたい……
○北村委員 大蔵省設置法の一部を改正する法律案は、きわめて単純な事務的なものでございますので、ただいまの説明で大体了承し得るじやないかと思います。従いましてかような事務的なきわめて簡単なかつ必要な修正でございまするから、これは討論を用うることなしにすみやかに採決をされてはいかがか、さように考えます。
○北村委員 現在世界情勢が容易ならぬときに、国内の情勢もまたはなはだ容易ならぬものを感ずるのであります。かような際に、われわれは新しく独立した日本として、世界的視野に立つてどういう進路を求むべきか、このことはきわめて重大な問題であり、国民の関心事であると思うのでありまするが、先般政府から発表せられました新内閣の重要施策要綱というものを一応拝見いたしました。これが現在国民の問いかけに対する答えであると存じたのでありますが、読んでみるとまことに事務的な作文であつて、具体的な方法が示されていない。いろいろな政策が並べてありますけれども、おのおのの政策の間の統一がない。単なるお題目のような感じがするの……
○北村委員 私は首相にお尋ねしたい点があるのでありますが、お見えになつておりませんから、首相及び首相の代理である緒方国務大臣並びに小笠原通産大臣にまず質問をいたしたいと思うのであります。 先般のこの委員会において、井出委員の質問はきわめて重大な意義を持つておつたと思うのでありますが、これに対して小笠原通産大臣のきわめて簡単な御答弁がございました。これはわが国の経済の考え方についての基本的な問題でございますので、これがはつきりしないというと、諸般の問題がきわめて混雑をいたして来るのみならず、私の考えますところによると、日本は独立して世界経済の仲間に入つたと申しますが、今日まで吉田内閣がとられた……
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