このページでは青野武一衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○青野武一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、第三次国鉄仲裁裁定並びに専売裁定につきまして緊急質問を試みたいと存じておる次第であります。 簡単でございますから、八月十三日に仲裁委員会によつて裁定を下されました内容を申し上げたいと思います。五点にわかれて裁定が下つたのでございますが、第一は、日本国有鉄道における特定職員を除く全職員の基本給(本俸、扶養手当、勤務地手当)は、昭和二十七年八月以降、平均月額一万三千四百円とする。第二は、特殊勤務手当は、前項により職種別新本俸決定の後、理由に示す趣旨に従い、両当事者の団体交渉により、従来のものを改訂する。その実施時期は前項に準ずる。第三は、寒冷地給……
○青野武一君 私は、ただいま議題となりました電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律案並びに改進党の三年期限付の修正案に対し、日本社会党を代表いたしまして、ここに絶対反対の意思を表明するものであります。(拍手) 私が反対をいたしまする理由は、大別して五点になります。第一に、立法の動機が不純であり、立法手続が非民主的である。第二に、本法は法理論的に見て明らかに違憲立法である。第三に、労使対等の原理を無視した、労働者に対する明らかなる断圧法である。第四に、公共の福祉に名をかる、資本家の財産擁護の立法である。第五に、本法は緊急調整制度とともに、争議解決の促進には絶対にならない。……
○青野委員 私は、主として通産大臣と労働大臣に、二、三点官房長官に御質問申し上げたいと存じます。 炭労の争議と電産の争議につきまして、こんなに予想外に争議が長引いておりまする問題の相違点はどこにあるか、この争議解決についてどこに無理があるか、あるいはだれがその責任を負わなければならないか、そういう点を明確にしてもらいたいために、私は、二つの争議についてできるだけ具体的な問題でお尋ねを申し上げたいと思うのであります。 去る二日の労働委員会で、炭労の委員長の田中君がこういうことを言つております。炭鉱労働組合の諸君の賃金は、昭和二十一年、二十二年、二十三年の三年間は他の産業に比べて大体二割高かつ……
○青野委員 先ほど大臣の労働行政についての所信の御発表を聞きましたが、私はこの前十四日の労働委員会で、委員長まで、特に労働委員二十五名には、労働大臣の御発表になる内容は参考になるから、文書によつて御配付を願いたいということを希望しておきました。本日御配付がないようでございますので、この次の委員会に御配付を願いたいということを希望しておきます。 先ほどの理事会では、来月の三日に労働委員会を開いて、四日に国鉄裁定を中心にして関係各大臣及び労組、仲裁委員会の関係者等をお呼びすることに大体内定をしておるのでございますが、労働大臣が用事でよそに行かれるそうでございますので、二点だけ特にお伺いしておきた……
○青野委員 中山さんにひとつお尋ねしておきたいと思います。電産の問題については、あとで参考人の方のお話があつてからお尋ねしたいと思いますが、特に今懇切に御意見がございました炭労の問題について、お尋ねしてみたいと思います。私どもはすでに五十日近い争議が続けられております組合の内部も、また鉱業連盟の内部のことは詳しくは存じません。しかし、中労委がいろいろ労働問題を扱つております例から申しましても、現行賃金の横すべりでは、炭労争議は、私は労働大臣が勧告をしても、たとえば中労委の方が誠心誠意いろいろの方面に御努力をくださいましても、この線を鉱業連盟が堅持する限り、私は解決は至難ではないかと思う。三井鉱……
○青野委員 委員長の御希望もありましたので、ほかの委員から御質問になりました点で、重複になる点はなるべく避けて、御質問申し上げたいと思います。 一番先に、今井仲裁委員長に一点お尋ねを申し上げたいと思います。お尋ねをいたしますことは、国鉄の裁定とか、電通の調停案とかとは、また経理内容が違いまして、専売仲裁裁定に関する限りは、秋山総裁から大蔵当局の了解があり、国会で議決をしてくれれば、完全に実施するという意思のあることが、ほかの委員の質問によつて明瞭になつたのでございます。 御承知のように公労法という法律そのものが、これはマツカーサーの占領政策の一環であつて、四月二十八日からの、形式的にもせよ、……
○青野委員 私はこの機会に――国鉄と専売のことは、大体質問を済ましたつもりでございますが、御答弁をしていただく人の顔触れはそろつておりませんが、特に労働省関係にお尋ねしたいと思いますことが二、三点あるのです。法規関係の代表者が来ておられるのでありますが、今井仲裁委員長の専売裁定に関する公述のときに、この裁定を下したのは、三名の委員の中で一人欠員がまだ補充せられなかつたので、二人で実は協議をしてきめました。これは法的には、私は大した疑義はないのではないかと思いますが、委員の補充ができないために、この裁定が非常に遅れた。遅れておる期間が相当ありましたが、その間に労働省としては、具体的にどのような見……
○青野委員 ただいま春日委員からいろいろ御質問があり、御要望がありましたが、私も同じくそれについて、一つ要望を付しておきたいと思いますことは、斎藤局長の答弁によりますと、日雇い労務者は登録者が三十二万から三十三万あるという御答弁がありましたが、また福田政務次官は、それらの諸君には大体千円平均を出すということを、一度や二度ではなく、たびたび言われたのであります。また委員長はしばしば――いまもおつしやられたが、これは働いてやる金ではない、いわゆる年末のもち代であるということを言われ、はつきりそこに線が出ているので、わざわざ各党の提案いうことで、この決議案が去る九日に出されたのであります。但し、それ……
○青野委員 ちよつと関連して―私は通産大臣に、せつかくおいでになつておられますので、一つ、二つお尋ね申し上げたいと思います。私どもは社会党の立場から、今回出されましたスト行為の規制法案については、これは明らかに懲罰規定である、こういうように考えたその上に立つて御質問いたしますが、今、同僚菊川委員からの御質問で、保安要員の引揚げについて、いろいろ質疑が行われております。私の知つておる範囲では、この炭労の争議六十三日間、私もたびたび日本石炭鉱業連盟の責任者と会つたのであります。それは争議をやつておる主体は労働者です、炭労です。しかし、冷酷無情な理解のない資本家を相手としては、争議中といえども、労働……
○青野委員 大臣が来てからやります。
【次の発言】 私は法務大臣に二、三御質問したいと思います。大体御質問を申し上げようと思いますことは、電産の争議中にいろいろな問題が起つたそうでございますが、そのうち特に九州の佐賀県支部が、あまり検挙の内容のわからないことで、いまだに何人かの諸君が勾留せられておるということが一つ。それから法律的にどういう御解釈をもつておるかという点を二、三点この機会に御質問いたしておきたいと思います。
一番最初に、電産の佐賀県支部からいろいろの書類がまわつておりますが、争議が解決をいたしまして大体三箇月たつております三月二日の夜明けの六時半から七時ごろまでの間に、電産の佐……
○青野委員 私は一つ二つ、この機会にお尋ねしておきたいと思います。今、春野さんの公述を聞いておりまして、大体了解しておると思いますが、私は一昨日福岡で地方の公聴会に出席して、けさ帰つて参つたのであります。消費者あるいは主婦会等を代表する人の御意見も向うで聞いて参りましたので、私は今の平井さんにあわせて、一緒にお尋ねを申し上げておきたいと思います。 電産の争議が熾烈になつておりますときに、その都度、それは指令によつて異なりますが、大体二割程度の電源ストの行われているときは、たとえば東京電力であれば東京電力会社、すなわち経営者が送電権を握つておつたと私は了解している。十二月五日に、特に自由党、改……
○青野委員 ここで私は労働大臣に対する一つの要求と、田中委員長に対しまして希望を申し上げておきたいと思います。 きようは労働、人事、運輸の連合審査会でございますので、私どもの党は運輸委員会に席を置いております同志諸君に主として発言をしてもらうように考えておつたわけであります。労働大臣に要求したいと思いますことは、この国鉄裁定につきましては私は去る七日の本会議において、ほかの国家公務員に比較いたしましても、民間産業の給与に比較いたしましても、最近専売、全電通に対する調停案も発表されましたが、それに比較いたしましても、人事院の勧告が大体一万三千五百十五円でございますが、これを二割程度ということに……
○青野委員 今井さんに一点だけお伺いしたいのですが、予算委員会とかけ持ちをしておりましたので、質問者の御質問を全部聞いておりませんので、重複するところがあるかもわかりませんが、国鉄の裁定については第一回から労働委員をしておりますので、今井さんと同じく内容は大体わかつております。今井さんは委員長として、実際に裁定が完全に実施されないことに対して、裁定の権威と公労法の精神に立脚して、大体政府の行き方、国鉄公社の行き方について――おそらくそういう質問があつたと思いますが、この際はつきりした御見解を話していただきたい。これは言い訳をすれば切りがありません。国鉄の仲裁裁定が出るたびに、いつでも予算上、資……
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