吉田茂 衆議院議員
26期国会発言一覧

吉田茂[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-|26期|-27期-28期-29期
吉田茂[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは吉田茂衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

吉田茂[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第7号(1953/06/16、26期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○国務大臣(吉田茂君) 第十六回国会にあたり、ここに政府の所信を述べる機会を得ましたことは、私の最も喜びとするところであります。  皇太子殿下には、去る二日、御名代として英国女王陛下の戴冠式に参列せられ、滞りなく御任務を果されたことは慶祝にたえません。(八拍手)今後、欧米諸国を御歴訪の上、十分の御成果を収められ、無事帰朝せられまするよう、国民諸君とともに祈念いたす次第であります。(拍手)最近の国際情勢は、朝鮮の休戦を初め、東西両陣営の対立が多少緩和する傾向にあるやに見受けられます。もとより共産側の世界政策が基本的にかわることはあり得ないにいたしましても、朝鮮の休戦はアジアにおける平和回復の第一……

第16回国会 衆議院本会議 第8号(1953/06/17、26期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○国務大臣(吉田茂君) お答えをいたします。  民主政治の尊重、国会の尊重について何と心得るかというお尋ねでありますが、これは、民主政治のもとにおいて、民主政治を尊重し、もしくは国会を尊重することは、お答えするまでもない問題であります。  奄美大島、沖繩、小笠原等の主権の回復についてはいかに取扱わんとするかというお尋ねでありますが、主権はすでに回復されておるのであります。ただ、その行政権が停止せられておるのでありますが、この行政権の停止についても必要に応じ、軍事上の必要以外のものについては日本に返還するという米国政府の気持であるというふうに了解いたすのであります。しからば、いつにということにな……

第16回国会 衆議院本会議 第9号(1953/06/18、26期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○国務大臣(吉田茂君) 須磨君にお答えをいたします。  日本と朝鮮の関係は、お話の通り、歴史的にも、地理的にも、また善隣の関係から申しても、この両国の関係ははなはだ重要なものであり、従つてまた、朝鮮の復興はわれわれの最も関心を有するところであります。その朝鮮の問題が、朝鮮の事態はいまだ定まるがごとくして定まらざるものがあり、これからどう発展いたすか、一にその安定復興をわれわれは希望してやまないのでありますが、その事態において、将来この関係をどうするか、今日政府が軽々しくその関係を考えることはできないのであります。いわんや、安全保障条約を結んだらどうか、これは趣意においてわれわれも賛成であります……

第16回国会 衆議院本会議 第10号(1953/06/19、26期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○国務大臣(吉田茂君) お答えをいたします。  第一文教問題についてお答えをいたします。占領政治の当時においては、日本に対する占領軍の認識が不十分であり、また誤解もあつたために、あたかも日本が平和を破る好戦国である、またその好戦国として、中央集権、国家主義の考えのもとに、すべての施設、すべての制度ができ上つておるという考えから、文教に対しても、中央集権を破壊する、文部大臣の権限はなるべく縮小するというような建前から、教育基本法その他ができ上つたのであります。これに対して、その誤りを正し、その誤解を正して、日本の実情について、また日本の教育の実際について、だんだん説明をいたしました結果、占領政策……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 衆議院本会議 第2号(1953/10/30、26期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○国務大臣(吉田茂君) 食糧問題の重大性については、ただいま農林大臣から御説明を申した通りであります。政府としては、あくまでも食糧の確保及びその価格の暴騰に対しては極力これに立向う考えであります。  また災害対策については、本年の災害に対する応急措置及び恒久措置と二つに考えまして予算措置を講じ、また恒久政策については十分慎重なる審議を加えるつもりであります。(拍手)
【次の発言】 勝間田君にお答えいたします。  池田特使を米国に派遣いたしましたのは、日本の事情及び米国の事情を相互に研究せしめたい考えをもつて派遣いたしたのであります。再軍備のためではないのであります。またダレス氏が再軍備を強要し……

第17回国会 衆議院本会議 第3号(1953/10/31、26期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○国務大臣(吉田茂君) お答えをいたします。  超党派外交を主張せられましたが、私は、かつて申した通り、議会政治、民主政治からいえば、内外の重要問題を議会において討議するということが民主政治、政党政治の基本と考えるべきものであるから、ゆえは、議会において超党派外交ということは、ただちに賛成はできないのであります。また、討論において率先してみずから立つか。現に立つておるのであります。  また重光総裁との会談についてお話がありましたが、国務あるいは国会の議事あるいは国政の運用を円滑ならしむるために改進党総裁のお話も伺う、これは当然なことであると私は考えるのであります。  また、鉄道問題について民営……

第17回国会 衆議院本会議 第4号(1953/11/01、26期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○国務大臣(吉田茂君) お答えいたします。今回、政府は、諸般の事情を考慮し、またこの補正予算がすみやかに成立、実施することを希望いたす結果、補正予算修正案を出しましたが、これは政府の基本方針に何ら影響するところがないことを確信いたすものでございます。
【次の発言】 補正予算のすみやかな成立を期するために、さらに修正案を出しましたことは、先ほど説明いたした通りであります。政府がすでに提案権がある以上は、これを修正して提案するということは決して違憲でないと私は信ずるものであります。(拍手)


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 衆議院本会議 第1号(1953/11/30、26期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○国務大臣(吉田茂君) 第十八回国会の開会にあたり、ここに政府の所信を述ぶる機会を得ましたことは、私の最も喜びとするところであります。  皇太子殿下には、御名代として英国女王陛下の戴冠式に御参列後、引続き欧米諸国を歴訪せられ、去る十月十二日御つつがなく帰朝されましたが、右御旅行を通じ、殿下御自身の御修養の上に、かつまた各国との友好関係増進の上に多大の御成果を収められましたことは、国民諸君とともに慶賀にたえないところであります。(拍手)  過般ニクソン米国副大統領が来訪せられ、政府としてはこれを国賓として迎えたのでありますが、同氏の訪日は、日米両国の関係を厚くし、両国民の理解を深める上にきわめて……

第18回国会 衆議院本会議 第2号(1953/12/01、26期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○国務大臣(吉田茂君) 健全財政とけどういうことを意味するかというお尋ねにお答えをいたします。われわれの考えております健全財政とは、すなわち均衡財政を考えておるのであります。すなわち、歳出入の均衡を得たる財政を考えておるものであります。(拍手)すなわち、インフレ要因を排て、あくまでも収支の均衡をはかる、この方針を堅持いたしております。また将来も堅持いたすつもりでおります。  その他は所管大臣から申し上げます。
【次の発言】 お答えをいたします。  憲法はむろん擁護いたします。また、憲法のために、あくまでも国民が憲法の精神を遵奉いたすようにいたしたいと考えております。ゆえにまた、憲法改正の考えは……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第5号(1954/01/27、26期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○国務大臣(吉田茂君) 第十九回国会の休会明けにあたり、政府の所信を述べる機会を得ましたことは、私の最も喜びとするところであります。  最近の国際情勢を通観いたしますと、国際的緊張はかなり緩和されたように見受けられるのでありますが、東西の冷戦状態は依然として存続していると考えられます。かかる情勢を前にして、わが国は、世界平和の確立を念願する見地より、自由諸国との協力提携を強化せんとする従来の基本的方針を堅持し、なかんずくアジアの自由諸国との友好関係の増進に努めるべきであると考えるのであります。特に東南アジア諸国に対しては、賠償問題の早急なる解決を期し、正常なる国交の樹立を急ぐとともに、経済協力……

第19回国会 衆議院本会議 第6号(1954/01/28、26期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○国務大臣(吉田茂君) お答えをいたします。  御演説の冒頭において、政府は長期計画がないから、東南アジアとの間の経済協力あるいは経済外交が発展しない、対米外交また全然信頼を失いつつあるのであるというように承知いたしましたが、第一私の申したいことは、長期計画を立てるがいいか悪いかということであります。今日長期計画をよく立てる国は、ソビエト、共産主義国のようであります。共産主義国においては五年計画であるとか三年計画であるとかいうものを立てますが、その計画ができなかつた場合には、常にその計画の立案者を追放もしくは処刑いたしておるのであります。もちを絵に描いて、そしてこれが長期計画なりと言うことは、……

第19回国会 衆議院本会議 第7号(1954/01/29、26期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○国務大臣(吉田茂君) お答えいたします。  日本の国防は日本国の国力の増進に従つて漸増するということは基本方針であります。これはしばしば申した通りであります。従つてまた、米国政府が日本における駐屯軍を漸減いたしたいということも、日米皮全保障条約に明記いたしておるところであります。この米国の権利あるいは日本としての義務と申しますか、米国軍の駐屯を漸減いたしたいこと、日本としては国防の充実を国力に従つて漸増するということは、これは日米安全保障条約の規定であります。この規定に従うことが米国依存ではないのであります。この条約の規定を遵奉して、この条約上の義務を果すことは、日本としては名誉と考えるべき……

第19回国会 衆議院本会議 第8号(1954/01/30、26期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○国務大臣(吉田茂君) お答えをいたします。  現在消費と生産との間のアンバランス、国際収支のアンバランスをもつて私は経済自立あるいは経済的独立がないと申すのでありますが、しかし、これがために従属関係のもとにありとは私は考えておらないのであります。また米国の軍事支配のもとにありという事実は何ら私は認めておりません。  ガリオア、イロア等の資金について、これを私は日本国の債務と考えておるということは、かねて申しております。これは道徳的債務と申すべきものでありましよう、実質的においては。しかしながら、とにかく、このガリオア資金によつて送られた食糧その他によつて、日本は食糧その他の危機を免れたのであ……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 衆議院本会議 第1号(1954/11/30、26期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○国務大臣(吉田茂君) 第二十回国会にあたり、ここに政府の所信の一端を述べる機会を得ましたことは、私の最も喜びとするところであります。  私は、九月二十六日羽田を出発して、五十余日にわたり、カナダ、フランス、西ドイツ、イタリア、ヴアチカン、英、米の七箇国を歴訪し、昨年皇太子殿下御訪問に対する歓待並びに終戦後わが国に寄せられた各国の好意及び援助につき謝意を表するとともに、右各国とわが国との間に横たわる各種の問題について互いに隔意なき意見を交換し、相互の理解を深め、もつて今後一層の親善関係増進に資せんとしたものであります。(拍手)  カナダ、フランス、西ドイツ、イタリアの各国におきましては、通商貿……

第20回国会 衆議院本会議 第2号(1954/12/01、26期、自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○国務大臣(吉田茂君) お答えをいたします。  臨時国会を開いて、もつて国会の自粛を要望せられるということについて、私も同感であります。しかしながら、国会の自粛、民主政治、政党政治の完璧を期するためには、まず国民の理性ということが大事であります。臨時議会のみが唯一の方法ではないのであります。まず国会の態度いかん、政党の態度いかん、あるいは政党員の態度いかん、国民がまずこの点について十分なる知識を得、真相を得、これによつて国民の判断がまず大事で、これを基調として国会の自粛がなされるのであります。(拍手)ゆえに、政府としては、国民が議会の真相をよく了解する時間を与えることが必要と考えまして、国会の……

吉田茂[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

吉田茂[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第4号(1953/05/25、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お尋ねの趣意は、暫定予算がもし否決せられた場合にはどうするかというお尋ねと承知しましたが、これが国会として否決になる以上は――可決すると否決するとは御自由でありますが、しかしながら、もし否決せられるならば、国政、特に予算の伴う国政は行き詰まるということになるのでありますから、政府としてはあくまでもその通過を希望し、また通過せられることを予期いたしておるのであります。しかし、もし通過しなかつた場合にはどうであるかという場合は、これは申すまでもなく、当然議会としては国政の運用に支障なからしむる方策をとられることを私は予期いたしますから、否決せられるということは万々ないであろうし、ま……

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第5号(1953/05/26、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えいたします。わが党内閣は、この前、前々の総選挙において絶対多数を得たのであります。それに対して不信任が出た。その場合に、政府としては、これを解散によつて民意に問う。政府の処置がよかつたか、あるいは不信任案提出の処置がよかつたか、国民の意思を問うというのが民主政治の精神なりと考えて、解散を断行いたしたのであります。
【次の発言】 適当な機会があつたらば進んで退陣いたします。しかしながら、ただいまのところは、退陣いたしたくとも、第一党である以上は退陣することができない。これは国民の意思を尊重しての話で、私があきられたかどうかということは、夫婦の場合と違いまして、はつきりした意……

第16回国会 予算委員会 第3号(1953/05/28、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えをいたします。東南アジアの貿易は、御意見の通り、賠償問題と相関連しております。また賠償は、日本政府あるいは日本国として、昭和条約にも明記してあります通り、これは何とかして払つて、相互の間の感情をよくする。そうして貿易を振興するためにも、戦争による賠償はその相手国の十分なる満足が行かないまでも、払うという精神、もしくは相手方の損害に対してこれを認めるということにやぶさかでないという誠意だけは示さなければならない。この問題はどうしても剛決しなければならぬ。解決すれば、それが漸次貿易その他に影響を及ぼして、貿易の促進ということにも役立つであろうと思いますので、賠償の問題は、また……

第16回国会 予算委員会 第7号(1953/06/22、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えをいたします。朝鮮の休戦については、私は新聞の報道以外にあまり正確な材料を持つておりません。というのは、時々刻々かわるようで、休戦問題にしても、いまだ調印に至らないというような始末で、休戦の成立することは、私もあくまで切望いたします。これは日本国の国内事情から申しても、日本の近所で戦争があるということは、まことに好ましからざるところでもあり、また東亜の安定ということからも、休戦の成立いたすことを切望いたします。が、休戦が成立するまでには、多少まだ紆余曲折がありはしないか。かりに休戦が成立いたしても、安定がただちにできるか、できないか。安定することを希望いたしまするが、それ……

第16回国会 予算委員会 第8号(1953/06/23、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 いかなる形の条約あるいは協定ができ上るかわからないことでありますから、今日においてどうということは申し上げられません。
【次の発言】 これは従来しばしば申す通り、米国側の意向がわからないことでありますからして、仮定の上に今から私がお約束することはできない。
【次の発言】 私の意見はただいま申した通り。
【次の発言】 お答え申します。憲法に違反するごとき条約は結びません。
【次の発言】 お答えをいたします。第一の御質問の国内雇用量の増加、コスト切下げに移るのではないかというお尋ねでありますが、これは矛盾しないと考えますのは、貿易が振興し、また従つて国の生産が多くなるということにな……

第16回国会 予算委員会 第9号(1953/06/24、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えいたします。ドツジ・ラインと申すのは日本語でありまして、ドツジの提案を要約してそうなつたものであろうと思います。ドツジが日本に勧告した当時の考え方は、いかにしてもインフレは恐るべきものである。インフレをやめるためには、すべての努力をここに集中すべきである。これが彼の考え方であります。いまなおインフレはいずれにしても避けなければならぬことは、ドツジ氏の言つた通り、もちろんであります。今日でもその考え方であります。これをすなわちドツジ・ラインといえば、これは別でありますが、いずれにしてもインフレは絶対に起さないようにするのが今日においてとるべき財政の道であろうと信じております……

第16回国会 予算委員会 第10号(1953/06/25、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 専門の問題になりますから、主管大臣から申し上げます。
【次の発言】 主管大臣からお答えいたさせます。
【次の発言】 重要な問題でありますから、主管大臣からお答えいたさせます。
【次の発言】 私の答弁は同じであります。正確なお答えをするのには、正確に今日まで研究しておつた当局大臣が答弁をするのが、一番正確にあなたにお答えができると思いますから、主管大臣からお答えいたさせます。
【次の発言】 ただいまのところ、お話のような軍事的な義務を負うような条約を結ぶ考えはありません。
【次の発言】 重ねて申し上げますが、軍事的な義務を負うような条約を結ぶ考えはありません。

第16回国会 予算委員会 第11号(1953/06/26、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 政府は今まで研究の結果について疑問とするところを尋ねて、そうして今日まで参つたわけであります。政府としては閣議に諮つて態度をきめますが、一応見たところでは私はこれを受入れてさしつかえないものではないかと思つております。
【次の発言】 これはどういう協定になるか、あるいは協定を必要とするか、私は今のところではまだ具体的に考えておりませんが、もしMSA援助を受けるという場合に、米国として新たなる協定を結べと要求するかどうか私にはわかりません。協定か、あるいは条約か、あるいは話合いか、いずれ話合いか交渉をいたす場合には、あるいは始末書というものを――といつてもおかしいが、議事録とかな……

第16回国会 予算委員会 第16号(1953/07/06、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えいたします。これは常に申す通りでありますが、米国軍としてはなるべく早く日本から引揚げたい。また日本国も、いつまでも外国の力によつて防衛をいたさなければならぬということは、好ましくないのでありますから、双方なるべく早い機会に、日本からアメリカ軍を引揚げたいのですが、それは一方においては国力が伴う問題であります。日本としては、敗戦の結果国土の半ばを失い、また戦中戦後を通じて国土は相当荒廃いたしております。この荒廃を防ぐためにも相当の費用がいり、また荒廃した国土を十分に再建するためには、設備等にも相当金がいるのであります。戦後の日本としては、そのように国土の荒廃に対する設備をし……

第16回国会 予算委員会 第17号(1953/07/07、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えをします。米国政府との間には相当複雑しておる貸借があるのであつて、ある一部をとつて交渉が未了なりといつて、それをとつて怠慢というのは、言う方がおかしいと思う。 (拍手、発言する者多し)
【次の発言】 交渉がついた結果は予算において現われますが、交渉中であるから予算に出ておらないのはあたりまえの話である。
【次の発言】 外交交渉は、一々ここに公表することはできません。
【次の発言】 河野君は外国と交渉をしたことがないから、そういうばかなことを言う。(「ばかなことを言うとは何だ」と呼ぶ者あり)交渉は、結局において、国家の利益になることが外交の目的だ……(発言する者多く、聴取不……

第16回国会 予算委員会 第21号(1953/07/11、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 主管省はそれぞれその任務を十分尽しておると私は考えております。
【次の発言】 外電が何と伝えるか、これは私どもの知つたことではありませんが、しかし政府としてなすべきことをなしているということは、これまで外務大臣、通産大臣の説明で国民は了解いたしたと私は考えております。
【次の発言】 日米の間の国交については何ら憂うべきことはありません。また誤解を与えておることはありません。また国民の常識においても、政府のやつておることについては十分理解があると私は確信いたします。

第16回国会 予算委員会 第23号(1953/07/14、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えをいたします。政府としては、提出したこの予算案をもつて、一応この線で参りたいと考えております。しかしながら予算審議の間において、もし適当な案があり、また政府のとつておる方針に沿うものがあるならば、喜んで委員会あるいは議会の意見に耳を傾ける考えでおります。何となれば、今日最も急を要するものは、政界の安定であり、従つて財界の安定でありますから、政府としてはあえて原案に固執はいたしません。もし理由のある、もつともと考えられる修正があるならば、これに対しては十分耳を傾けて研究をいたします。
【次の発言】 お答えをいたします。わが内閣が絶対多数を持つておるといなとにかかわらず、国民……

第16回国会 予算委員会 第24号(1953/07/15、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 朝鮮休戦条約その他の交渉については、私は十分承知いたしておりません。しかし大体論として申せば、日本と深い関係のある朝鮮においては戦争が行われ、しかもそれが共産主義の侵略から来た戦争であるとするならば、なるべく早く事態が平穏に帰するということは、ただに朝鮮ばかりでなく、東 洋において共産主義国との間にいくさが行われるということは好ましくないので、なるべく平常な状態に復して、そうして日本と朝鮮との間にも従来の親善関係を続けて行くというふうになるのが、日本としては望ましいことであると思うのでありますが、このたびの休戦条約について、李承晩大統領その他が反対をしておるということも事実であ……

第16回国会 予算委員会 第26号(1953/07/30、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えいたします。  政府の防衛計画ははなはだ不明瞭だというお言葉でありますが、これは、政府としては常に繰返して申す通り、集団攻撃、あるいはいわゆる直接攻撃でありますか、これは日米安全保障条約によつて国防の計画を立て、治安については保安隊をもつて当てる、この方針は常に一貫してかわらないのであります。従つて両大臣の答弁もこの趣意に出たものと私は確信いたします。すなわち保安隊は治安の責めに任ずる、これは保安庁法でありますかに書いてある通り。ただ木村保安大臣としては、常に言われるように、もし直接攻撃があつた場合に、保安隊が任務にあらずとして横を向いているはずはないのだ、これは保安隊の……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 予算委員会 第2号(1953/11/01、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えいたします。災害の応急の処置についてはこのたびの補正予算でもつてまかなう。また災害の原因をなす治山治水等の恒久対策については、治山治水審議会でありますか、ここで恒久措置をどうしたらいいかということをただいま研究いたしております。またお話の行政整理はあくまでもいたして、不要の支出は慎む、また冗員も慎む、また行政の簡素化もいたす決心でおりまして、今着々準備を進めております。
【次の発言】 お答えをいたします。ただいまの防衛費は最も必要な限度において支出いたしておるので、これをもつて現在の国力に相応し、また必要即応した経費である、必要やむを得ざる経費であると考えておるのでありま……

第17回国会 予算委員会 第3号(1953/11/02、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 これは参議院において、本会議であつたか委員会であつたか忘れましたが、とにかく参議院において、このたびの国会は災害復旧に対する国会であるから、一般の施政方針の演説はいたさないということを弁明いたしております。
【次の発言】 御意見は御意見として承つておきますが、政府の見るところは、先ほど申した通りであります。また国会を開かなかつたと言われますが、このたびの災害は、相当近年まれな災害であるということ、この実態をつかまえることについても相当時間を要し、また財源等ははなはだきゆうくつでありますから、財源の研究についても相当時間を要するので、そう急激に急遽開くというわけには行かなかつたが……

第17回国会 予算委員会 第4号(1953/11/03、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えをいたします。お話はごもつともであります。まことにこのたびの災害の大なることについては、罹災者に対しては同情にたえません。また政府としてはできる限りの方法を尽し、国会の審議を願つておりますが、なおこの予算の施行については最も能率的に、お話のような線において十分な注意を払うつもりでおります。
【次の発言】 お答えをいたします。本日の現状は、御指摘のごとくに終戦直後の状態とほぼ似ておるとも申すべきような、はなはだ不幸な状態に陥つておることはお話の通りであります。この危機を脱するためには、広く国民の協力を得るということはごもつともであります。そういたしたいと考えます。  さて統……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 予算委員会 第1号(1953/12/02、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 この点はしばしば国会の本会議場においても、また委員会においても説明いたしておりますが、私は再軍備はいたさない。従つて憲法改正の必要をいまだ認めない。しかし漸増はいたします。漸増して遂に戦力に至るというような場合になれば、これは憲法を改正せずんば憲法違反になりますから、やむを得ずかくのごとき事態になれば、むろん憲法改正を考えるが、今日においてはかかる増強は考えておりませんから、従つて憲法改正のことは考えておりません。こういうのが私の今の考え方であります。
【次の発言】 お答えをいたします。今日政局の安定せざるために幾多の問題が起つております。また国が従つて種々の問題に当面せざるを……

第18回国会 予算委員会 第2号(1953/12/03、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 十分やつて来てくれたことと思います。
【次の発言】 私の対米判断が間違つておるか間違つておらないかは、これは今後が証明すると思います。私の対米情勢判断が間違つたというあなたの御意見は、かつてにお考えになればいい。
【次の発言】 間違つておるかおらないかは、今後の事実が証明いたします。ここでもつて口先で議論すべきものではありません。問題は事実であります。今後の事実がどうなるか、それでわかります。
【次の発言】 事実が現われた上であなたの納得の行くような事実が必ず出ると思います。
【次の発言】 そんなことはわかりません。
【次の発言】 新聞の報道については私は責任を持ちません。

第18回国会 予算委員会 第3号(1953/12/04、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 政府としては、大蔵大臣から詳細お答えいたしました通り、何にしてもインフレは防止しなければならない、インフレのために過去において苦い経験を経て来た私としては、再びインフレになるようなことがあつてはたいへんであるという観点から、消費面において、政府の歳出面において十分抑制するつもりであります。また大蔵大臣もその決意を持つて予算編成に当つておられます。これは次年度の予算をごらんになつて御批評を願いたいが、政府の決意としてはあくまでインフレ防止ということに重点を置いて考えるつもりであります。
【次の発言】 どこの国の国会におきましても、政府の提出予算を削減する、あるいは節約せしめるとい……

第18回国会 予算委員会 第4号(1953/12/05、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えいたします。私の自衛軍あるいは日本の防備等についての考え方は、終始一貫しているつもりでおります。従つてまた絶えず同じことを申しておりますから、国民には少くとも私の言つていることは徹底しておりはしないか。徹底しているかいないかということは事実問題でありますから、徹底していないとお考えになればそれまでの話でありますが、しかし努めて徹底せしめるように、同じことを申しております。すなわち、日本の防衛はむろん日本みずからがいたすべきものであるが、しかしながら今日これを許さない。許さないからして今のような組織でもつて行きたいと思つております。またこの保安隊の増強ということは、ソビエト……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 内閣委員会 第31号(1954/05/06、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えをします。憲法が禁じておることは、軍隊といいますか、つまり再軍備をして軍備を持つて国際紛争の具に供しないということが一つと、戦力を持たしめないということが二つであります。御指摘になつた当時の私の言い表わし方はよく覚えておりませんが、趣意はいかにしても自衛の名において再軍備はしない、戦力を持つ軍隊は持たないということであるのであります。また自衛の名において国際紛争の具に戦力を使うということはないというのが、私の趣意であつたのであります。その趣意は今でもごうもかわつておりません。すなわち再軍備はいたさないということを言うゆえんはそこにあるのであります。再軍備をいたして国際紛争……

第19回国会 予算委員会 第1号(1954/02/01、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えをいたします。日英の貿易金融会談については、幾多の曲折がありましたために多少時間をとりましたが、要するにイギリス側としては、貿易あるいは輸出入の状態はだんだん改善するに至りましたが、また英国の外貨資金等も非常にふえて来ましたが、それにしても、なおイギリスは戦前において債権国であつたのが、戦後において債務国になつて、相当の債務、負債を負つております。その関係からいつてみましても、貿易伸張は相当考えなければならないので、現在においても、イギリスとしては輸入はなるべく押えたい。そうして輸出はよけいにして、受取勘定をふやさなければならぬ現状にあるので、従つて日本に対しても、貿易協……

第19回国会 予算委員会 第2号(1954/02/02、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えをします。  私の施政演説の中に、綱紀粛正の問題を含んでおらないからと言われて責められるけれども、すべての問題を怖政演説の中に織り込むということは不可能のことであります。とれゆえに、年々そのときの問題に従つて、重大な問題と考えるもののみを取上げて、怖政の演説に織り込むことにいたしておるのであります。ゆえに、織り込まなかつたからがゆえに、この問題を軽視しておるわけではありません。  それから保全経済会の問題は、これは現に司法司直の手にかかつておりますから、その黒白がわかつた場合には、政府は法に従つて厳然たる処置をいたします。

第19回国会 予算委員会 第3号(1954/02/03、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えいたします。ニクソン副大統領の言われたことについて、私が批評することは差控えますが、現行憲法が制定されたのは御承知の通り数年前のことであります。終戦直後のことであります。そのときの事情として私は現行憲法、少くとも憲法第九条その他の条文は、決して今日において誤つておるとは考えられなかつたのであります。憲法にしてもその他の法制にしても、そのときの実情に即応した規定が置かれるのは当然であつて、その当時終戦直後においては共産主義国といえども、世界の平和を伝々しておるときで、共産主義、自由国家が今日のような苛烈な対立を生ずるということは実は予想されておらなかつたのであります。そして……

第19回国会 予算委員会 第5号(1954/02/05、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 これは国会を通過した憲法であります。
【次の発言】 お答えをいたします。当時日本は占領下にあつたのであつて、そうして降伏条項その他においてそれだけの手続きをとることが、日本政府の義務であつたのであります。その義務に従つてとるべき処置をとつた、そうして国会が遂にこれを承認した、可決した、これが事実であります。
【次の発言】 お答えいたします。ドイツはドイツであります。日本は日本であります。日本の国情に従つて、日本の憲法の、国会のもとに協賛を経て、そうしていわゆる正式の手続によつてできた憲法は、憲法と認めるべきであるというのが私の意見であります。その経過等については、成立した以上は……

第19回国会 予算委員会 第6号(1954/02/06、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えいたします。耐乏予算、耐乏生活は国民の輿論に反しているものではないのみなら、ず、むしろ政府としては国民の要望に従つて緊縮予算、耐乏予算を組んだわけであります。決して憲法違反というようなお話のことは当らぬと思います。
【次の発言】 お答えいたします。しばしば申すようでありますが、憲法は公式の手続によつて、国会の協賛を経て成立いたしたものであります。その淵源はわれわれは問わないのであります。また決してこれは条約同様なものではなくて、国民の正式の代表である立法府の協賛を経てできたものでありますから、これを条約なりとお考えになつても、私は承知ができません。

第19回国会 予算委員会 第7号(1954/02/08、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えをいたします。公職選筆法の改正に関する調査特別委員会においても、選挙法の抜本的改正をということであります。政府も同意見でありまして、特別委員会の答申を待つて、十分政府もその改正に努力いたしたいと考えます。しさいは主管大臣からお答えいたします。
【次の発言】 お答えをいたします。日本の現状といたしまして、しばしば申すようでありますが、戦前戦後を通じてとかく農村の問題、ことに治山治水の問題が閑却されてあつたように思われます。その結果が毎年不幸な災害が頻発するというような状態であり、またその結果国民食糧も足りなくなつて、現在貿易のバランスも、この食糧問題のために均衡を失つておる……

第19回国会 予算委員会 第19号(1954/02/26、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えいたします。両幹事長との間において――松村君と佐藤君との間において会談が行われて、政界の動揺を安定させたい、そしてまたそのためにはできるだけ協力をしたいという御真意に承知しておりますが、私もその御真意はまことにけつこうと考えておるのであります。また自由党といたしても、政界安定のために協力することにおいて何ら異議はないと考えております。(「人心一新はどうした」と呼ぶ者あり)これから答えるから聞きたまえ。私は今のような事態において人心の動揺をますます激化するような行動があることを遺憾とするのであります。(拍手)
【次の発言】 これは単に政党のみならず、新聞界においてもまたしか……

第19回国会 予算委員会 第21号(1954/03/02、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 御趣意はごもつともでありますが、予算の関係もありますから、これは主管大臣からお答えいたします。
【次の発言】 しばしば申し上げるようでありますが、事態の真相がわがつた場合に政府は善処いたしたい。その善処をいかにするかということは、これは事態の真相がわかつたときに初めて決定いたすべきものであつて、今日こうであろうというような仮定のもとに善処いたすことはできません。また検察当局に対して干渉もしくはその行動の一部を妨げるようなことは、政府としては断じていたしません。
【次の発言】 私は日本の政党政治の発達のためには、二大政党対立論が一番いいと考えるのであります。さてそれを具体的に現在……

第19回国会 予算委員会 第22号(1954/03/03、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えいたします。国連憲章の規定いかんにかかわらず、日本の防衛に必要な防衛力を持たなければならぬわけでありますが、日本としては、必要な程度まで防衛力を持つというようなことは、国力が許さないものですから、最小限度というよりも、むしろ国力にふさわしい、国力の最大限度をもつて、一応の防衛体制を整えるということにいたしたのであります。現在二十九年度に計画されたような防衛計画をもつて、防衛以上のことをするというにはあまりに小さいということは、常識でわかることと私は考えます。
【次の発言】 お答えいたします。明年度の予算において緊縮予算を立てたのでありますが、これはまず経済自立達成の第一歩……

第19回国会 予算委員会 第28号(1954/04/13、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えをいたします。外遊は今ただちにいたすのでないのでありますからして、私のただいまの病気とは関係ありません。病気がなおつて後に外遊すればするのでありますが、その外遊も今まだ決定をいたしておらないのは、相手国の都合もあるでありましようししますからして、まだ決定をいたしておりません。しかしながら、する場合における準備はいたさしております。どういう話をするか、どういう問題があるかも調べはさせております。何の目的かといえば、これは終戦後外国との岡にいろいろな関係があつて、その関係の処理に対しての跡始末を考えたいと思いますので、実際がどうなっておるかということを見たくもあります。それか……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 予算委員会 第1号(1954/12/02、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 お答えいたします。外遊という言葉が悪いと思いますが、とにかく外遊をいたした成果については、これは国民諸君の御判断にまかせることとして、私の外遊は申すまでもなく、従来の日本に対する――終戦後の日本の再建等に対して列国の寄せられたる好意に対して国民的の謝意を表するとともに、従来戦争等の関係があってずいぶん日本に対して誤解があります。この誤解に対し、あるいは日本政府の考えておって、そして十分に了解されなかつた点等を明らかにすることが必要と考えて外遊を試みたわけであります。この成果はとにかくとして私の得た感じは、今日自由国家と共産国家との間の対立はまことに熾烈なものがある。ただちにこれ……

第20回国会 予算委員会 第2号(1954/12/03、26期、自由党)【政府役職】

○吉田国務大臣 イギリスの政治状態は、議院の状態は、まことにうらやましいものと思います。
【次の発言】 これは討論会でありませんから、だれが責任があるかというようなことは、私として申したところがしかたがない。のみならず、互いに相自粛といいますか、反省して、イギリスのような状態に持つて行きたい、こういう私の希望であります。
【次の発言】 お答えをいたします。いわゆるやみ取引ということは、政党政治の精神に反するから、いたすべきでないということを申したのであります。その他は仮定の問題でありますからお答えしません。
【次の発言】 これはまことに自明の理であると思うのであります。現在の状態においてやらな……


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 期間中、各種会議での発言なし。

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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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