吉田茂 衆議院議員
23期国会発言一覧

吉田茂[衆]在籍期 : |23期|-24期-25期-26期-27期-28期-29期
吉田茂[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは吉田茂衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院23期)

吉田茂[衆]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 衆議院本会議 第10号(1947/07/03、23期、日本自由党)

○吉田茂君 時局きわめて困難のこの際、政局を引受けられたる片山首相の決意を、私ははなはだ多とするものであります。(拍手)わが党は連立内閣にははいりませんでしたが、現下の時局に鑑み、かつこの難局に立たれたる首相に敬意を表しまして、閣外にありて、わが党の主義主張の許す限り、極力協力を辞せざるものであります。(拍手)從つてまた施政方針に対し、かれこれの批評は、しばらくこれを差控えまするが、なお今後における施政の実績につき、あるいはあらためて所見を開陳いたして、首相の御意見を伺うことになるかもしれないのであります。しかしながら、過日の首相の施政方針が、現下のこの窮迫せる経済事態に対して、やや抽象的に流……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 衆議院本会議 第7号(1948/11/09、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣】

○國務大臣(吉田茂君) ただいまの吉川君の御質問に対して、ただちにお答えすべきでありまするが、他の御質問と重複することもあるかと存じまするから、一括してお答えいたします。

第3回国会 衆議院本会議 第8号(1948/11/10、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・法務総裁臨時代理・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) 昨日私が、質問した諸君に対する一括答弁ということを……。
【次の発言】(続) 一括答弁ということを申して、諸君の意外な反抗を受けて、はなはだ議長に対しても済まぬと考えます。そこで、一括質問を撤回いたしまして私からお答えします。(「一括答弁だ」と呼び、その他発言する者多し)  昨日吉川君の御質問は、何がゆえに施政の方針をやらないのか。
【次の発言】(続) 施政の方針をいたさない限り、また吉田内閣の性格がわからない限り、議事を進めることが困難である、こういうふうに承知いたしておるのでありますが、これは私においてはなはだ不可解に思うのであります。(発言する者多し)何となれば、……

第3回国会 衆議院本会議 第9号(1948/11/11、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) 松澤兼人君にお答えをいたします。  私は、各労働團体その他の代表者には、つとめて時間の許す限り常に会つております。ただ、すべての代表者に会うということは……。
【次の発言】 私の時間の上から許さないので、時間の許す限り常に会つております。  また、國家公務員法に関する信念については、しばしばここで述べましたが、この國家公務員法なるものは國家公務員の地位を打立てる上において、確保する上において必要なる法律として、目下労働問題の最も激化しておるときにおいて最も緊要欠くべからざるものであるがゆえに、すべての法案に先だつて審議していただきたいということは、これまでしばしば述べた……

第3回国会 衆議院本会議 第10号(1948/11/12、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) 中曽根君の御質問に対して答弁をいたします。  政令二百一号は憲法上有効性ありやいなやという御質問のようでありますが、この政令は、マツカーサー元帥の書簡に基いて、ポツダム政令によつて制定公布せられたものでありまして、今日においても無論有効なのであります。  第二の点は、破壊主義者に対してどうするかという御質問のようでありますが、むろん、一國の秩序を乱すがごとき者に対しては、法の定むるところによつて処断いたす考えでおります。  第三の点は、施政方針の演説はいつするかということでありますが、これはしばしば申し述べました通り、適当な機会においていたすつもりでおります。(拍手)

第3回国会 衆議院本会議 第12号(1948/11/15、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) この決議案の御趣意は、とくと了承いたしました。吉田内閣の性格及びこの國会に対する、このたびの会期に対する現内閣の方針の一端を申し述べます。  現内閣は、疑獄事件によつて辞職せる芦田内閣の後をうけて出現いたしました内閣であります。(拍手)首班指名の当時、私を支持せられたものは百八十有余であつて、二百有余の白票を投ぜられた現衆議院において首班の指名を受けたる少数党内閣であります。この少数内閣は、まず信を国民に問うがために冒頭解散することが政治の常識であり、またわが國朝野の輿論となつておるのであります。  しかしながら、去る七月マ元帥書簡によつて勧告せられたる國家公務員法及び……

第3回国会 衆議院本会議 第13号(1948/11/16、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) ただいま尾崎行雄翁から種々御意見を承つて、まことに意義深く拝聽いたしました。事柄は、はなはだ重大でありまするから、御意見の点は、政府において、とくと研究をいたすつもりであります。これをもつて一應のお答えといたします。

第3回国会 衆議院本会議 第14号(1948/11/17、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) 米窪君にお答えいたします。  私が施政演説をいたさないことが、いかにも非立憲のように、しばしば言われるのでありまするが、しかしながら、私の記憶するところでは…
【次の発言】(続) 片山内閣においても、あるいは芦田内閣においても、施政の演説は必ずしも劈頭においてやつておらない事実を、諸君は御承知と思いますが、しかしながら――しかしながら、私の施政の演説を院議によつて御要求になりましたから、去る十五日、吉田内閣の性格及び吉田内閣の行わんと欲する公務員法の先決を希望する演説をいたしたことは、諸君御記憶の通りであろうと思います。のみならず、重ねて申しまするが、この國会は、公務員……

第3回国会 衆議院本会議 第15号(1948/11/18、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) 北村君の御質問に対して、お答えをいたします。  私が施政演説をしないということに対して、さらにまた御質問がありましたが、これはしばしば私がここにおいて申し上げますように、この議会は芦田内閣によつて召集せられた。公務員法をまず第一に議することがこの議会の使命であり、また政府といたしましても、これをすみやかに通過せしむる責任があり、義務があるのであつて、ことに民主党におかれては、発案せられた内閣の與党であるから、政治的にも、また道徳的にも、われわれの政府に御協力あつてしかるべきものと私は考えるのであります。(拍手)また政府は……。

第3回国会 衆議院本会議 第17号(1948/11/20、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) 岡田君にお答えをいたします。施政方針の演説をなぜしないかということについては、去る十五日においても申し、その後しばしば申しておるのでありまするが、この内閣は、しばしば申すようでありまするが、公務員法制定のために召集せられた臨時議会であつて、政府としては、これを法制化することの義務を持つており、また現在の労働状況から申しても、公務員法の制定は一日もすみやかならんことを政府としては希望せざるを得ない事態にあるのであつて、切に諸君のすみやかにこの問題を取上げられることを切望するのであります。重ねて切望するのであります。また施政方針演説は、公務員法が議了せられた後においては、い……

第3回国会 衆議院本会議 第19号(1948/11/24、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) 辻井君にお答えいたします。政府は決して人事委員会の決定を無視もしなければ、またこれを度外視する、もしくは人事委員会の権威を失墜せしめるようなことは、いたしておらないのであります。人事委員会の決定の理由をつまびらかにしながら、一方においては、政府はこの第三國会以前より財源の研究をいたしておるのであります。またそのうちに人事委員会の決定が出ましたら、その人事委員会の決定についても、なるべくでき得べくんばその線に沿いたいと考えて、当局はしきりに研究をいたしておるのが事実であります。また政府としては、この十二月に至れば、年末に至れば、公務員の俸給等からいろいろな諸税を差引かれる……

第3回国会 衆議院本会議 第23号(1948/11/28、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) ただいま議決せられた決議案に対して、政府の所感を申し述べます。決議案の御趣意は、政府といたして満腔の賛意を表するものであります。(拍手)わが國に対して常に理解と同情を寄せられるマツカーサー元帥におかれても、必ず同情と理解をもつてこの決議案の趣意を了せられるだろうと思います。(拍手)政府といたしましては、この決議案の趣意に沿うように善処いたしますことをここに申して終ります。(拍手)


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 衆議院本会議 第3号(1948/12/04、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) 私は、第四國会の初めにあたりまして、ここに施政の方針の演説をいたしますことを、欣快に存ずるものであります。  去月十五日、私の演説において述べました通り、現内閣は、芦田内閣総辞職後首班指名を受けた少数党内閣であります。この少数党内閣は、まず國民の信を問うために、世論に從い、冒頭解散をいたすべきものと信じておるのであります。(拍手)第三國会は、芦田内閣以來公約せられました公務員法及びその関係法規の制定のために召集せられた臨時國会であります。それゆえに、その通過のため、関係方面のあつせんによりまして、先月二十八日、政府と社会党、民主党、國協党等主要政党との間に協定が成立いた……

第4回国会 衆議院本会議 第5号(1948/12/07、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○国務大臣(吉田茂君) お答えをいたします。  第一の辻君の御質問は、先般の協定が今後破られたときは首相はいかなる方途に出るかという御質問と承知いたしまするが、先般できました協定は四党の間の公約でありまして、これが今後破られるということは、私は想像いたさないのであります。從つて、破られた場合の方途については、ただいま考えておらないのでございます。(拍手)  また、ただいま引揚げ同胞の問題についてお話がありました。これは最近の吉報として御披露いたしますが、中華民國が御承知のごとく今日はなはだ不安な状態にあるので、なお戰犯その他の関係から中華民國に残留いたしておる同胞の安否については、われわれもは……

第4回国会 衆議院本会議 第6号(1948/12/08、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) 原君にお答えをいたします。  私の施政演説が、たいへん原君の御失望を買うたそうであつて、まことにお氣の毒に思います。しかしながら、私が施政の演説において申し述べた通り、第三國会はすなわち公務員法を議する特別議会である、ゆえに施政方針を言うことはむだな話であるということは、しばしば申し述べた通りであります。
【次の発言】(続) また、第四國会における私の施政の演説も、これまた予算の範囲において申し述べる。何とならば、これはたとい私が國会において首班の指名を受けたとしたところが、まず第一に、しばしば繰返して申すが、少数党内閣であるがゆえに、まず信を國民に問うて、國民からあら……

第4回国会 衆議院本会議 第7号(1948/12/09、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) 中崎君の御質問に対してお答えをいたします。  第一の質問は、政界、官界、財界の浄化をどうするかというお尋ねでありますが、これは、私がしばしばこの議場において申しております通りに、司法当局及び官界粛正委員会等によりまして適当な処分をいたすつもりでおります。  また施政の方針については、昨日もこの議場において説明をいたしましたが、これをもつて御了承願いたいと思います。  また、連立政権によつて日本の経済復興が可能と思うかという御質問でありまするが、これはしばしば申す通りに、政権を同じゆうする政党が相提携して時局の収拾に臨むべきものであつて、政見を異にする連立政見は時局を収拾……

第4回国会 衆議院本会議 第8号(1948/12/10、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) 梅林君にお答えいたします。私の施政演説に関する考え方については、しばしば繰返し述べておるのに、なお御了承がないと見えますみが、私の考え方は、この内閣は諸君の指名を受けましたけれども、これはさらに國民から新たなる指名を受けてこそ政局を担当する地位に立つべきものであつて、それまでは施政の演説はなるべく控え目にいたすべきものである。いやしくも羊頭を掲げて狗肉を賣るがごときことは、私の欲せざるところでありまするから、施政の演説はなるべく簡單にいたしたのであります。
【次の発言】 田中君にお答えいたします。  今回の東京裁判、ことに戰犯に対する断罪については、世界に廣くその宣告に……

第4回国会 衆議院本会議 第9号(1948/12/11、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) お答えをいたします。党に献金があつたから私に礼状を出してくれという希望がありましたから、私が礼状を出しましたが、金員の授受について私は何ら関係ないのみならず、梅村という人は、私は全然知らぬ人であります。  また、先ほどの七十万円云々というのは、私が他から借りて出したのでありますから、税務署とは何らの関係はありません。(拍手)
【次の発言】 お答えいたします。党への献金であるそうでありますから、私は何ら届出も何もいたしません。

第4回国会 衆議院本会議 第11号(1948/12/13、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) 三木君にお答えいたします。  講和條約の早期締結あるいは國際連合の加盟ということは、これはお説の通り‥‥
【次の発言】(続) 國民の最も熱心に希望するところであり、政府としても、むろんこれを希望しております。また、米ソの関係とか、中國における國共の対立、これは日本といたしても重大関心を持つておるのであります。しかしながら、現在日本國としては外交停止の状態にあるのでありますから、外務大臣として、これに対して意見を述べることは差控えます。また、張君の提唱せられたアジア連盟、アジア経済集團の構想に対しても、これはけつこうなことと思いますが、これまた外務大臣としては批評を差控え……

第4回国会 衆議院本会議 第18号(1948/12/20、23期、民主自由党)【政府役職:内閣総理大臣・外務大臣】

○國務大臣(吉田茂君) お答えを申し上げます。この給與法案に対しては、年末が差迫つているので、政府といたしては、どうかして早くこの法案が上程せらるるように、かつまた議会において議了せらるるように、種々盡力をいたしたのでありますが、何らのその間に工作は加えておらないが、しかしながら、上程が今日まで遅れたというのは、(発言する者多く、議場騒然、聽取不能)詳細のことは係の大臣にお答えいたさせます。
【次の発言】 お答えいたします。私が申すのは、政府としては、この議案について、歳末を前にして、なるべく公務員に給與が行き渡るように、最善のカを盡したということを申したのであります。

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委員会発言一覧(衆議院23期)

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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 議院運営委員会 第6号(1948/10/21、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 政府としてはなるべく早く議会を開会したい。今しきりに準備を進めております。何分二、三日前に組閣いたしたばかりで、公務員法がどういうものであるか、從つてそれに要する費用がどのくらいであるか、大藏省でも計算しておりますが、まだ成案を得るに至りません。なるべく早く成案を得て、同時に関係筋の相談を了したい。私の希望としては十日以内くらいと思いますけれども、それにゆとりをとつて二週間内外で開会をしていただく。政府としては極力早く開会をしていただきたいという希望でありますが、もう二、三日余裕をおいていただかないと、GHQの関係、その他のために見当がつきにくいのです。予算の関係がなければ存外……

第3回国会 議院運営委員会 第10号(1948/11/08、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 会期延長その他の問題については、いろいろ議会のこれまでの慣習、運営の慣例等があつて、私もあまりよくのみ込めないところもありますから、官房長官から詳細申し述べることにいたします。どうぞ御了承願います。
【次の発言】 これは國家公務員法をなるべく早く通す必要があるために、公務員法をなるべく早く議会において審議をしていただきたいという希望があるために、公務員法を先にいたしますが、いわゆる施政の方針演説なるものは時機をみていたすつもりでおります。決してこれを特に避けておるとか、避けたいとかいう考えではないのであります。ただ前後いたすだけであります。私の了承するところでは、施政演説を議会……

第3回国会 議院運営委員会 第23号(1948/11/24、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 しばしば本議場その他においてもお願いしておるわけでありますが、どうか公務員法だけは希望を述べれば、ほかの議案に先だつても先決していただきたい。いわゆる関係筋との関係もありますから、むろん無理と申すわけではないのですけれども、参議院の方の審議期間もありますから、希望を申すと二十七日ぐらいまでに議了していただくと、参議院の方もゆとりができる。参議院の方の希望もありますから、なるべく二十七日ぐらいまでに議了していただきたい。これを先ほど議長に対してお願いしたのでありますが、諸君におかれてもどうぞ、御協力を願いたいと思います。

第3回国会 人事委員会 第2号(1948/11/10、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 ただいま上程になりました國家公務員法の一部を改正する法律案の提案理由を説明申し上げます。  國家公務員法は、新憲法の精神にのつとつて、新たな基盤の上に國家公務員制度を打立てるために、昨秋第一回國会において制定され、また去る七月一日から施行を見たのでありまするが、その後七月二十二日附をもつて、國家公務員制度改革に関するマツカーサー元帥の書簡に接しましたことは御承知の通りであります。この書簡に示されたる政府における職員関係と、私企業における労働関係の区別に明らかにいたしまするとともに、人事委員会を人事院に改めて、権限の強化をはかり、その書簡にいわゆる純司法的機関をしての性格を明確に……

第3回国会 人事委員会 第7号(1948/11/20、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 この問題はこの間も一應お答えしたつもりでおりますが、問題は要するに日本の復興に資するためには、公務員としても十分國策に沿うように働いてもらいたい、というためには自然給與の問題等についても、政府はよく考慮すべきであるということが一つと、それから人事院の六千何百円かの給與についても相当理由があるように考えられるので、この点も十分審議したい。政府としてはその研究を現に進めているわけでありますが、しかしながらこれは財源の伴う問題であり、そしてこの財源の捻出は、御承知の通り非常に財政の枯渇している今日においては、財源の発見、しかも六千何百円にすると何百億ということになるので、政府は非常に……

第3回国会 人事委員会 第11号(1948/11/26、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 昨日は私が出席できないために、諸君に御迷惑をかけたそうですが、これは全然私の知らないところであつて、御要求のあつたことを知らなかつために、これは故意の欠席ではないのでありまして、決して惡意があつたわけではありません。この点は御了承願いたいと思います。それから私の声明に対してその責任は政府にありという御意見はごもつともでありますが、われわれから申すと、お互いさまによくなかつたのではないか。これは政府も今後努めますが、どうぞ諸君におかれても十分政府に御協力を願いたいと思います。この問題はしばしば申すようでありますが、前内閣以來公約された問題で、私どもとしては必ず諸君におかれても、殊……

第3回国会 人事委員会 第13号(1948/11/28、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 明確にお答えいたしますが、御承知の通りこちらよりも関係筋の議員が合わないために、私もそうはつきり言えなかつたものですから言いませんでしたが、関係筋の議論が合いましたから、早ければ今日中、遅くも明日中には追加予算を出したいと思います。
【次の発言】 これは主管大臣の手元にもつぱら計算をいたしておるので、どういう結果になつたか、私も実は知らないのであります。知らないのでありますが、財源の許す限り適当に処置したいということであります。
【次の発言】 これは諸君の御審議次第であつて、問題は簡單であると思います。というのはいくらのベースにするかということが主たる問題であつて、そのベースに……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 外務委員会 第2号(1948/12/06、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 お答えしますが、今日天皇陛下とトルーマンとの間に、キーナンに託してどういうお話があつたか、私は全然存じないのでありますが、しかし今お話の通りに、今日日本は外交関係は開かれておらないのでありますから、元首から元首への公の資格においてのお話があつたとしたところが、それは事実なかつたろうと思います。また國務に関することであれば、陛下は必ず外務大臣を通じ、もしくは外務大臣の助言を求められるはずであり、また從來そうであつたのでありますが、國務に関係しないからこそ、何のお話もなかつたのだろうと思う。それからはたして新聞にあるがごときお話があつたかどうか、これも私は知らないが、しかしかりにあ……

第4回国会 不当財産取引調査特別委員会 第4号(1948/12/12、23期、民主自由党)

○吉田証人 まつたく知りません。私は会つたことも見たこともありません。
【次の発言】 それはあります。
【次の発言】 実はあまりはつきりした記憶はないのですが、とにかく党に献金をする人であるから、総裁としてでしよう、礼状を書いていただきたいということを星島君から頼まれて、そうして書いたことが記憶にあります。
【次の発言】 自分で書きました。
【次の発言】 今はつきりした記憶はありません。
【次の発言】 これもはつきりした記憶がありませんが、三月のいつとかいうことになつておるそうであるということを聞いたのであつて、いつ何日というはつきりとした記憶はないのです。

第4回国会 予算委員会 第3号(1948/12/04、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 ちよつと速記をとめていただきたい。
【次の発言】 これも今日外務省といたして中華民國の情勢については、実はただ新聞等を通ずる以外の資料を持つておりませんが、しかし私は私の中華民國における体驗等から考えてみまして、中華民國においてああいう混乱が生じ、上海、南京において非常な混乱を生じて、現に外國人は日本に逃げて來るとか、あるいはマニラに避難しつつあるとかいうようなことが新聞に見えまして、経済の中心である浙江地帶においては、相当混乱が起つておるんだろうと思いますが、しかし私は中華民國人は非常に実際的であつて、混乱の間にも商賣は続ける、混乱の間にもある治安なり、秩序なりが維持されてお……

第4回国会 予算委員会 第6号(1948/12/08、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 これは私の施政の方針でこの間申し述べた通りに、まず民主政治の確立と、よつてもつて民主國の多くは連合國でありますから、その民主連合國の信頼を得ることが第一。第二は今問題になつております疑獄事件その他を國民の納得の行くような公平な処置をするということによつて道義を維持し、また外國の信用をも高める。第三には生活安定のためにインフレーシヨンを防止するということを内閣としてはあくまでも努めなければならぬ。こういう三つの考え方を持つております。
【次の発言】 これはただいま申したインフレーシヨンの問題のごときはそのおもなる問題の一つではないか、こう考えて、この施策のためには日夜苦慮しておる……

第4回国会 予算委員会 第9号(1948/12/11、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 この問題は現在の必要と照し合せて、またGHQとの関係もございます。というのは日本においてドイツ等の例を考えて、警察官を増員することが再び日本の軍備を強化するのである。あるいは警察官に名をかりて、よくもとの軍人であつたものが警察に入つて、日本において再軍備というようなうわさがあつたり、あるいは御承知の通り地下運動というようなことも種々外國の新聞等に現われて來るのでありますが、地下運動がないことは明らかでありますが、警察力については一時にあまり増加するために、日本の再軍備というようなうわさの立つことをおそれて、GHQも人員の増加についてはよほど用心した考えを持つておるのが現在であり……

第4回国会 予算委員会 第14号(1948/12/21、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 御質問はごもつともであります。実は大藏大臣及び経済安定本部長官の選任については非常に苦慮しております。のみならず御承知の通り、今日は経済再建、日本の復興という問題を、われわれ政府としても、國民としてももちろんでありますけれども、アメリカ側も非常に熱心にこの復興問題を考えておるものでありますから、それでこれは具体的に申せば、アメリカの援助等を頭に入れての考えでありますので、アメリカ側にも、ことにESS、何と言いますか、このセクションの方とも十分連絡のとれる人をと考えておるのでありますから、実は人選にいろいろ苦慮して、人の名前もあげて再三申し上げ、また紹介もしてみて、そうしてアメリ……


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各種会議発言一覧(衆議院23期)

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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 人事委員会労働委員会連合審査会 第1号(1948/11/13、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 お答えをいたします。吉田内閣といたしては、健全なる労働組合の発達を促したい。この点については種々研究いたしておりまするが、詳細のことは労働大臣からお影えいたさせます。
【次の発言】 お答えいたします。私が不逞のやからと申したことについていろいろ誤解も生じ、諸君におかれても種々攻撃を集中せられますが、あのときの声明を、よくごらんくださつたならばよくわかると思いますが、必ずしも勤労大衆をもつて不逞のやからと申したわけではないので、勤労大衆の背後に隠れて、政治的の目的をもつてこれを操從するやからありとすれば、これを不逞のやからとするもので、勤労大衆そのものを不逞のやからと申すのでは決……

第3回国会 人事委員会労働委員会連合審査会 第2号(1948/11/15、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 お答えいたします。昨年以來御承知のごとく労働問題が非常に激化いたしてまいつて、また日本といたしても、日本の復興をはかるためには、労働大衆が眞に生産意欲に燃えて、國の復興再建に協力する愛國的熱情が燃えない限りは、今日の日本のような資源を失い、また領土も狹められた國としては、一に労働力、一方においてまことに能率的であつて、日本の産業を復興せしむる唯一の力であつたその労働力が、よく統制され、組織され、しかも労働者自身が日本の復興を助ける氣になつてくれなければ、日本の復興はおぼつかないという考えから、私どもといたしても、あるいはまた政府といたしても、この労働問題の將來をどうするかという……

第3回国会 人事委員会労働委員会連合審査会 第3号(1948/11/16、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 お答えをいたします。國家公務員法の改正は、しばしば政府側から説明いたしておる通りに、公務員の地位に対する原則をきめるものであります。從つてその原則がきまつた後に、賃金ベースを考えるということが順序ではないかと私は思うのであります。この点については、人事委員長から、またさらに一層の説明がありましようが、私はそう考えるのであります。改正法案なるものは、まず公務員の地位に関する原則をきめるのであつて、その原則のもとにこの賃金ベースの計算を割出すべきであると私は考えるのであります。また六千三百円のベースについてどう考えるか。これは人事委員会の決算については、いろいろ研究いたすと相当に理……

第3回国会 労働委員会大蔵委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1948/11/18、23期、民主自由党)【政府役職】

○吉田國務大臣 速記をとめて……。
【次の発言】 政理的原因による爭議、これはいろいろ考え方もありましようけれども、たとえば政策のために、ごく極端に申せば、労働爭議を政爭の目的に供するというような事態がもし起れば、これは政府としてよほど考えなければならないと思います。また今の経済的の原因に対しては、第一生活の保障とか、あるいは向上とかいうことには政府は極力努めて、よつてもつて勤労大衆が、日本の復興に進んで協力するという氣持を起させるようにしたい。そのためには賃金ベースなども政府としては十分考慮したい、こう考えております。一應お答えいたします。



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データ更新日:2023/02/05

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