田中稔男 衆議院議員
26期国会発言一覧

田中稔男[衆]在籍期 : 23期-25期-|26期|-27期-28期
田中稔男[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは田中稔男衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

田中稔男[衆]本会議発言(全期間)
23期-25期-|26期|-27期-28期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第30号(1953/07/28、26期、日本社会党(左))

○田中稔男君 私は、日本社会党を代表して、本案に反対の態度を表明するものであります。  そもそもわが党は、日華平和条約そのものの締結に反対したのでありますから、当然にその附属議定書第二項の有効期間を延長せんとする本案にも反対する次第であります。わが党が日華平和条約の締結に反対した理由は、すでに天下周知のところでありますが、ここにあらためてその要点を指摘するならば、次の通りであります。  すなわち、第一に、本条約は蒋介石の国民政府を相手方として締結されておりますが、国民政府はもはや中国五億の国民を代表する正当な政府ではないのであります。(拍手)この政府は、中国本土においては言うまでもないことであ……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第45号(1954/05/07、26期、日本社会党(左))

○田中稔男君 私は、日本社会党を代表して、両法案に関し反対の討論を行わんとするものであります。(拍手)  両法案によりますと、自衛隊は、保安隊及び警備隊と異なり、外敵の侵略に対抗することを主たる任務とするものであります。従つて、国際通念に照して自衛隊は明らかに軍隊であり、木村保安庁長官もしぶくながらこの事実を認めざるを得なかつたのであります。(拍手)しかしながら木村保安庁長官は、たとい自衛隊は軍隊であつても戦力なき軍隊だという詭弁を弄し、従つて憲法違反にあらずと強弁しております。私は、自衛隊は軍隊たることによつてすでに戦力であり、従つて「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。」と規定した憲……

第19回国会 衆議院本会議 第53号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○田中稔男君 私は、政府原案には賛成し、その修正案には反対の立場を表明せんとするものであります。  政府原案は、いわば技術的な性格を持つた改正でありまして、多く論議する必要はありません。  保守三派共同修正案は、政府の原案に対しまして、二点において重大な修正を加えんとするものであります。  その第一点は、恩給や扶助料の支給事務が渋滞しておる、これを促進するために、戦傷病者戦没者遺族等援護法の適用にあたり厚生大臣が公務死と認めたものについては、恩給法上も公務死と認めて、恩給局の死因調査の労を省略しようとするものであります。ところが、私は、恩給局長の内閣委員会における説明を聞きまして、この事務渋滞……

田中稔男[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

田中稔男[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 有田委員の御報告を私は全部お聞きすることができませんでしたが、私のお聞きしたところでも、大体事情がわかりました。新聞等の報道もありまして、私どもも舞鶴における事態を憂慮しておるものであります。佐藤委員のお話もありまして、きよう舞鶴の方から帰国者の代表が東京に来ております。なお、第三次の帰国船乗船代表も来ておりますが、これが国会に陳情に参りましたならば、まず本委員会に呼んで、詳しく彼らの言い分を聞いてやることが私は必要だろうと思う。なお、彼らの要求十二箇条というものがあるそうですが、私はこれは詳細に存じておりませんけれども、今佐藤委員のおつしやるような問題につきましては簡単に実……

第16回国会 外務委員会 第2号(1953/05/28、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 私は在日華橋の帰国問題につきまして、アジア局長にお尋ねしたいと思いますが、局長はまだ見えておられないので、これは局長が見えてからお尋ねいたしますが、その前にちよつと政務次官にお尋ね虚し上げます。  私どもは日米安全保障条約につきましては、これは日本の安全を保障するのではなく、むしろ片務的に日本がアメリカの安全を保障する国際的とりきめだと考えておるのであります。ただいまの並木委員の質問に対しまして政務次官がMSAの援助は結局アメリカの安全を保障するために行われるものであるということを肯定された。これは私は重大な発言だと思います。この援助は相互安全保障法というアメリカ国内法で行わ……

第16回国会 外務委員会 第3号(1953/05/29、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 昨日倭島アジア局長に対しまして、在日華僑の中国帰還問題につきしましてお尋ねいたしました。どうもあまり御親切な答弁でなかつたのでありますが、こまかいことはよしにしまして、ごく要点だけを岡崎外務大臣にお尋ねいたしたいと思います。  この帰還問題の難点は、台湾政府の態度にあるように了解しておりますが、一体帰国船の往航を利用して在日華僑を向うに送りますについて、航行の安全の保障を台湾の政府に求める必要というものがあるのでありましようか。向うが航行の安全を保障しないと言つたつて、こつちはそんなことにかまわず断行してよさそうに私は思いますが、これについての御意見を承りたいと思います。

第16回国会 外務委員会 第4号(1953/06/17、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 政府委員の方はまだ御出席はありますか。
【次の発言】 そのあと追加で……。
【次の発言】 倭島局長は来ませんか。
【次の発言】 まず議事進行について私ちよつと申し上げたいと思います。池田委員からのお話はもつともだと思います。今後こういう状態で審議が続けられるということでありましたならば、外務委員会の権威を落すものであると思います。ひとつ特に委員長に御努力をお願いいたしまして、毎回の委員会には、よんどころない事情がない限りは、外務大臣も出ていただき、政府当局各委員もできるだけ出ていただいて、与党の委員諸君にも勉強を願いたいと思います。そういう条件が満たされないならば、実は外務委……

第16回国会 外務委員会 第5号(1953/06/20、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 朝鮮の休戦ができるかできないかということは、わが国にとつて重大な関係がありまして、私どもはその休戦の実現が近いというので非常に喜んでおつたのであります。ところが最近御承知のごとく北鮮軍のいわゆる反共補虜が、李承晩大統領の命令に基き、また現地の国連軍の暗黙の了解か、あるいは黙認のもとに、突如として釈放された、こういうことになりましたので、休戦協定の成立に暗影を投じている事情でありますが、この問題は人事ではないのでありまして、われわれ日本人といたしましても非常に重大な関心を寄せているところであります。岡崎外務大臣は、アリソン大使から情報を受けて、それに基いて、吉田首相にも御報告に……

第16回国会 外務委員会 第7号(1953/06/26、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 私の質問は主として外務大臣に対する質問でありますから、午後外務大臣の御出席を待つていたします。
【次の発言】 それでは外務大臣が来てから質問します。留保いたします。
【次の発言】 朝鮮の問題は、一衣帯水の関場係にある日本にとつて、きわめて重要な問題なのでありますが、以下少しく朝鮮問題について外務大臣にお尋ねしたいのであります。  朝鮮休戦は、この実現がまさに目睫の間に迫つておりますが、李承晩大統領によりまして、北鮮軍のいわゆる反共捕虜釈放という事態が起りまして、まだ協定に達するに至つておらないのでございまして、私ども非常にこれを遺憾に思うものであります。政府はいろいろな情報を……

第16回国会 外務委員会 第8号(1953/06/27、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 昨日の私の質問に対して、岡崎外務大臣は、朝鮮の休戦は、いろいろ障害はあつても結局実現するであろう、これは勘でそう考えておる、こういう御答弁がありました。私もそれは満足であります。そういうことになりますと、やがて休戦協定に対する調印が行われるわけでありますが、その調印が行われましてから九十日以内に、関係国の高級政治会議が開かれる段取りになるのであります。この高級政治会議において取上げられる議題の範囲は、一体どういうものになるとお考えになりますか。最近ダレス国務長官は、政治会議においては直接朝鮮問題だけに限らずに、極東におけるさらに広汎な政治問題、たとえば新中国の承認及びその中国……

第16回国会 外務委員会 第15号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 ちよつと議事進行について。去る十五日にMSA援助に関する第一回の外交交渉が行われたのでありますが、それに引続いて交渉が行われるということを聞いております。この交渉は非常に重要な交渉でありまして、外務大臣に御出席願いまして、第一回の交渉の模様を、ひとつ正式に本委員会に御報告願いたいと思います。なお今後必要に応じまして、外務大臣の中間報告をお聞きいたしまして、外務委員会としては、国民の輿論をこの外交交渉に織り込むことができるようにいたしたいと思います。その点につきまして、委員長がよろしくごあつせんくださいますようにお願い申し上げます。

第16回国会 外務委員会 第16号(1953/07/18、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 この条約について日本の周辺の諸国で参加していない国がないか、これをひとつお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 中共、つまり中華人民共和国と北鮮の朝鮮民主人民共和国ですか、この二つの国が加盟していないということになりますと、日本の気象の観測の上において非常に重大な欠陥が生ずると思うのでありますが、気象台長が見えておりますならば、その点について御所見を承りたいと思います。
【次の発言】 私はこの条約を承認することには異議はないのでありますか、日本がこの条約を承認しました上において、中国なり北鮮もこの条約に加盟するように努力しなければならないと思いますが、そういう御意思があるかど……

第16回国会 外務委員会 第17号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 ぜひひとつこれは政府にお願いしたいのでありまして、むしろ政府の方から積極的にこういう関係資料を委員に配付して、そうして十分研究させるという誠意があつてしかるべきだと思う。委員の要求をまつてとりそろえる、しかもそれは時間がかるから審議の方を急いでくれというのは、どうも政府としては妥当な態度ではないと思うのですが、私の方からも政府にお願いいたしておきます。もう一つ今の提出を要求された資料のうちに加えて、数日前批准されましたアメリカと西ドイツの間の通商航海条約の条文を用意していただきたい。
【次の発言】 時間の制約がありますから、簡単に重要な点だけお尋ねいたします。  四月二日、選……

第16回国会 外務委員会 第18号(1953/07/22、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 沈船引揚に関する中間賠償協定に関してお聞きいたします。今フィリピンでは大統領選挙を前にしております。ナシヨナリスタのマグサイサイ候補とリベラリスタのキリノ候補との一騎討だといわれておる。これはどつちが勝つかわからぬ非常な接戦だそうでありますが、この選挙においてどちらの候補者が、どちらの政党が勝つかによりまして、アメリカに対するフィリピンの政治的な態度、それから日本との関係というものに重要な影響を私は及ぼすのじやないかと思う。そういう際に賠償に関してフィリピンといろいろ交渉するということは、私は実はどうかと思うのでありまして、政府はフイリピンとの間の賠償に関する最終とりきめにつ……

第16回国会 外務委員会 第19号(1953/07/25、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 関連して一言簡単に申し上げておきます。在華同胞三万人の引揚げが実現しましたのは、実はこれは外務省のお力ではなくして、むしろその糸口をつけましたのは、今の帆足計君なり高良参議院議員という諸君であります。それからまた新聞の報道によりますと、今度大山郁夫氏がソ連モスクワでモロトフ外相と在ソ戦犯の引揚げ問題で何か相談をしたということで、いよいよ万国赤十字社の手を借りまして、この在ソ戦犯の引揚げができることになりそうなのでありますが、こういうことは日本の国の外交が足りない点を国民外交といいますか、民間外交といいますか、それが補つたものである。だから国全体としましては、これは非常に大きな……

第16回国会 外務委員会 第20号(1953/07/27、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 関連して。今特調の説明員のお話によりますと、板付の補償の問題について、農林省とも相談をした上にというお話でありますが、私の聞いているところでは、農林省の方には問題はないのであつて、特調の本部とそれから現地との聞の交渉がまだ済んでいないというように聞いております。このことについて齊藤参考人にお尋ねしますが、どうでしようか。
【次の発言】 そうすると、耕作権の関係につきましては、福岡県の農地部、それから農林省、こういうところでは、あなたの今おつしやることを認めて、これを支持しておる、こう解釈してよろしゆうございますね。
【次の発言】 では大石さんにお尋ねしますが、今の齊藤参考人の……

第16回国会 外務委員会 第21号(1953/07/28、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 議事進行。本案についての連合審査の問題でありますが、通産委員長、大蔵委員長あたりから外務委員長に対して連合審査をやりたいという申出があつておるやに聞いております。この案件はその連合審査に十分値する案件であり、またこの協定案ができるまでに、政府部内におきましても、つまり大蔵、通産、外務の間にいろいろ意見の対立があつたということは、周知の事実でありますから、この案件を慎重に審議するためには、どうしても私は連合審査の機会をつくつていただきたいと思いますが、委員長がこれを拒否される理由はどこにあるのか、お尋ねしたい。
【次の発言】 先ほど安井さんから通商航海条約とMSAとの関連性を指……

第16回国会 外務委員会 第23号(1953/07/30、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 ちよつと大臣にお尋ねいたしますがブカレストで開かれる予定になつておる世界平和青年会議とかいうものに、日本からも大分参加したい希望者があるようでありますが、実は私も合化労連の組合の委員長である太田君から宇部窒素の若い青年労働者が行きたいと言うから、旅券のことをひとつ交付されるように頼んでくれということでありましたので――忙しいまま今日まで御相談に参らぬでおつたのでありますが、どうも聞くところによりますと、これは全般的に出さないというようなことにきまつたということでありますが、はたしてそういうふうにきまつたかどうか、またそういうことになりましたなら、それは一体どういう理由か、つま……

第16回国会 外務委員会 第24号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 昨日外務大臣にお尋ねした件でありますが、八月の二日から十六日までブカレストで開かれます第四回世界青年学生平和友好祭に、日本の学生や青年労働者の諸君多数の者がぜひ参加したいということで、旅券の交付を申請しておるのであります。外務大臣は私の質問に対して、その交付の件については目下研究中であるということでありました。それで私は、ぜひひとつ出していただくようにお願いしたのでありますが、その後どうなつておりますか。大臣がおられませんから、政務次官からお答え願いたいと思います。
【次の発言】 今法務省と相談をしてというお話がありましたが、これは旅券法の第十三条の第一項第五号に、外務大臣が……

第16回国会 外務委員会 第25号(1953/08/01、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 大分おそくなりましたが、欧米局長にお尋ねいたします。ブカレストの世界青年学生平和友好祭に出席するために、旅券の交付を請求している青年学生諸君が相当ありますが、これに対しましては、外務政務次官からのお話によりますと、外務大臣は目下研究中であると言われておる。しかしながら、情勢はどうも悲観的でありまして、大体出さぬ方針だというふうに私ども聞いておりますが、その後の経過をお伺いいたしたい。
【次の発言】 それであなたは、今学生の代表に会つた際の印象で判断しておるようでありますが、私はそういうことでは困ると思うのであります。旅券法の条文の規定によつて発給しないということならわかるので……

第16回国会 外務委員会 第26号(1953/08/04、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 今質問のありましたいろいろな件は、結局日米労務基本契約の協定ができてから、そういうことを防止することができると思うのでありますが、この基本契約についての交渉はその後どういうふうに進んでおりますか。向うから出ております第四次案というものに対して、日本側として何か修正案でもできて、すでに妥結するに至つておりましようか、そういう点について伺いたい。
【次の発言】 きようはもう時間もありませんし、あすまた外務委員会が開かれますから、できるならあすの外務委員会に、その日本側の対案の細目をひとつ御説明願いたいと思うのでありますが、その上で私はさらにこまかい質問をしたいと思いますが、それは……

第16回国会 外務委員会 第27号(1953/08/05、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 本年の五月二十五日の夜の八時ごろに香椎線の海ノ中道駅で起つた事件でありますが、西戸崎機関区の乗務員である黒永四雄というのと池上巌というこの二人の乗務員が、米軍の兵士から何らの理由なくして暴行を受けた。すなわち停車中の機関車に上つて参りまして、そして投炭用のシヤベルで顔面や両手を強くなぐり、相当の負傷を生じた。このことにつきましては、実は犯人がまだはつきり確認されておりませんが、付近に米軍の基地があることですし、多分その基地のアメリカの兵士であろうというふうに推量されているのです。なおこういう事件を引起すような何か怨恨というようなものは、この二人の乗務員については少しも想像され……

第16回国会 外務委員会 第28号(1953/08/07、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 政務次官にちよつとお尋ねします。再々質問した事項でありますが、例のブカレストの青年学生の平和祭に出席するために、多数の若い諸君がしびれを切らして待つておる。これと関連しまして、一体パスポートを出すか出さぬかということをお尋ねしましたところ、まだはつきり出すともおつしやらなければ、まだはつきり出さないとも明言はされていない。しかし二日から始まつておりますから、この機会に出すなら出す、出さぬなら出さぬとはつきり御答弁を願いたい。二、三日前私的な会談でこれは申し上げたことでありますが、欧米局長とも相談して何とかきめようというお話がありましたから、もうその御答弁をいただいていいときだ……

第16回国会 外務委員会 第29号(1953/09/04、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 六月二十四日及び二十六日の日米両国間の交換文書を見ますと、日本側では経済安定が先決条件であるとしている。ところが向う側の回答ではもつと軽く、経済的安定は考慮さるべき必要の条件であるというようなことで、この言葉のニュアンスと申しますか、この違いがずつと尾を引いて、交渉が回を重ねるごとに、その食い違いが大きくなつておるように思います。このことは外務大臣も認められて、きよう冒頭の御報告の中にも、MSA援助というものは、これは狭い意味の軍事援助に限られるものであつて、しいて経済的な効果をいえば、援助兵器の一部が日本の国内で発注されるとか、あるいはまた東南アジア諸国に対するMSA援助に……

第16回国会 外務委員会 第30号(1953/09/17、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 ちよつと関連質問を、外務大臣に一点お尋ねいたしますが、現在の憲法は、よく世間では、アメリカによつて与えられた憲法だという。私どもはそうとばかり思いませんが、この憲法の第九条に、平和に関する規定があるのでありますが、MSAの援助はこの条文に抵触するのだ。つまりアメリカは、日本に平和憲法を与えながら、今度その平和憲法をほごにするような行動を、MSA援助において行つているということは、これはアメリカ自体にもそういう議論がある。そして日本の国民もそう考えている。また政府は、憲法違反はやらぬとおつしやるけれども、現在の保安隊にしましても、さらにまたMSAの援助を受けて保安隊を増強すると……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第6号(1953/07/08、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 一日の給食費を三十四円を四十円にしたと聞いておりますが、一体現在の事情で四十円程度でまかなえるものでしようか。これについての御所見を伺いたい。  それから、災害救助法に基いて地方の方で支出しました場合に、国庫の補助が非常に少い。府県にしましても、市町村にしましても、財政上きわめて窮乏の折柄、地方の負担率をもつとずつと軽くして、国庫の負担をもつと多くするというようなことについてお考えはないかどうか伺いたい。
【次の発言】 緒方国労大臣にお尋ねいたしますが、現地には西日本水害対策本部ができており、中央には総理府に水害総合対策本部ができております。今のお話によりますと、現地にできて……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第11号(1953/07/16、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 大蔵大臣に労働金庫について一点お尋ねいたします。  要望的な質問でございますが、福岡県、佐賀県、山口県、その他関係諸県において、労働者が金を集めてやつておるのですが、今度の水害にあたりまして、家を破壊され、あるいは家をなくし、家財に損害を受けて、非常に生活に困つておる人が多いのでありますので、そういう労働者の諸君が金庫に対して金を融通してくれと申し込んで来るのが非常に多いのであります。農民に対しましてもいろいろやつておりますし、中小企業者に対しましてもいろいろお考えになつておりますので、この際労働金庫に関係しております労働者のためにも、生活再建のために資金の面において政府の御……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第22号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 委員長に質問いたしますが、この県工事、市町村工事のことですが、これを削除するためには、特別災害平衡交付金の措置において完全な補償が得られるということを条件としております。今の御報告によりますと、建設大臣においては、そういうことを保証したように承りましたが、予算措置についてはやはり大蔵大臣が主管大臣でありますから、大蔵大臣の言質をとつて、それが速記録か何かに残つていなければちよつと安心ができないのではないかと思いますが、小委員長の御所見を伺いたい。
【次の発言】 時間の関係もありますから、大蔵大臣がすぐここに来てもらうことができるならば、委員長は大蔵大臣を呼んでもらいたい。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第26号(1953/08/10、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 副総理にお伺いします。立法措置も大事でありますが、予算措置がなお大事であるということは、すべての委員から発言がありました。そこで、政令によつてわれわれの方で立法いたしました特別措置法の適用の範囲、つまり地域が確定する。さらに、被害額の査定が当局によつて最終的に行われました上において、大体国庫負担額がどれくらいになるかということははつきりするのであります。それだけのものはどうしても予算に計上していただかなければならないのでありますが、先ほどから副総理のお話を承つておりますと、できるだけ御趣旨に沿いたいというようなお言葉でありますが、私は、そういうなまぬるいことではちよつと困るの……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 外務委員会 第1号(1953/12/03、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 神近委員の賛同に関連いたしまして、池田さんにちよつとお伺いしたいと思います。池田さんは中共貿易にはあまり多くを期待していないというお話がありました。私は先般中国通商視察団の一員として中国に参つて、貿易協定締結その他に関係して帰つて来たのですか、私ども社会党左派の立場としては、池田さんとはその点において見解を異にしております。なるほど戦前におきましては、満州その他に甘木の利権もあり、事業もあつた、また数十万の日本人が中国に住んでおつたというような事情があつて、今日それは一変しております。しかし戦前における日本の対華貿易といえども、何もそう数十万の在華同胞だけを相手にした消費財の……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1954/02/05、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 同僚の委員からぜひひとつ李徳全女史をお招きするようにという熱烈な希望の開陳がありまして、私は党派を異にしますがまつたく同感であります。この間ある新聞の寄稿欄だつたと思いますが、東海の忘恩国というような題で、この問題についてある人が感想を書いておりました。政府が当然なすべき仕事をやれないで日赤にまかせた。そしてこれが、万国赤十字の協力によつて、まだ平和条約も結ばれていない中国から数万の人が無事に帰つて来られましたが、これは国際礼譲としてどうしてもお呼びすべきだと思うのです。その効果があるとかないとかということをいろいろ打算的に考えるというふうなけちな考えは私はなくしてもらいたい……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1954/03/16、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 恩給局長にちよつとお尋ねいたします。これは具体的な事例についてお尋ねいたしますが、戦時中内地の軍の工廠、研究所というようなところに勤務しておつて、激務、過労のために肺結核になつて死んだというような場合、これは今の弔慰金などもらえるのでございましようか。
【次の発言】 それで、これは恩給局長にお尋ねする筋合いでないかもしれませんが、続いてお尋ねします。私の尋ねた具体的な事例について言えれば、それが肺結核でなくなつた場合も、それが公務において激務であり過労であつたという因果関係が立証されるならば、援護庁の方から弔慰金をいただける、こういうわけでございますね。

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1954/10/30、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 青柳委員から詳細なる御報告がありまして、中国に関しましてはほとんど補足申し上げる必要がないと思います。また青柳委員と私とは政党の立場は異にしておりますけれども、本問題のごときは、これは政党政派を超越した人道上の問題でありますから、もちろん私どもそういう気持でこのことに当つて参りましたし、従つて、観察いたしました結果につきましても、ほとんどこれは意見の相違はないと思います。しかし、せつかくの委員長の御指名でありますから、ソ連のことを若干申し上げまして、それから中国のことについてもほんの一、二点補足いたしたいと思います。  ことしの夏、各党の議員諸君と一諸にソ連に参りまして、ヴイ……

第19回国会 地方行政委員会 第10号(1954/02/12、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 昨年十二月十八日に開かれた久留米市議会の本会議において、久留米の市議会議員の寺崎耕君というのが、公友会所属議員二十五名の多数をたのむ横暴によつて、除名されたのであります。同僚委員諸君に事情をわかつてもらうために、少し前後の経緯を私が申し上げますと、昨年の十月二十七日に市議会委員会条例の一部を改正する条例が議決されまして、それに基いて委員の広汎な改選が行われ、寺崎君は競馬競輪委員会から警防及び総務委員会へ転属させられたのであります。     しかるに寺崎君はこの委員改選そのものに疑義を抱きまして、かかる違法の措置によつて成立した常任委員会には出席できない旨の通知書を、議長あてに……

第19回国会 内閣委員会 第8号(1954/03/03、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 延期します。
【次の発言】 同僚松前議員の非常な御努力で科学技術庁設置法案が出ております。趣旨ははなはだけつこうでありますが、この法案に対して、学術開議の茅会長から、学術開議の大多数の意見を代表していろいろ御批判がありました。そのお説も私もつともだと思うのであります。すでに学術会議というのがあつてそれから行政と連絡するために科学技術行政協議会というものがあります。もしこの一つの機関が活用されておりますならば、私はあえてここに科学技術庁というようなものを新たに設ける必要もないのじやないかと思うのであります。またこの既存の二つの機関が法的に欠陥を持つておるというようなことであれば……

第19回国会 内閣委員会 第13号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 大久保君の質問に関連して。非常勤職員の数が法務省関係において四万二千幾らあるということですが、この具体的な内容はどうなんですか。人事調停委員とか、民事調停委員とかありますね。具体的にああいうものを指しているんじやないですか。

第19回国会 内閣委員会 第14号(1954/03/23、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 ちよつとお尋ねしますが、在外公館の要員に外国人も相当おると思いますが、その外国人の総数と、それから種別高級な人もあろうし、雑役や何かの人もおるでしようが、そういう種別がわかつておりましたらお知らせ願いたい。
【次の発言】 私のお尋ねしたいのは外国人の要員もいるでしよう、それの種別をお伺いしたいのです。
【次の発言】 何か顧問的な外国人あるいは通訳というものはいないのですか。
【次の発言】 私の聞きたいのは定員とは関係なくとも、外国人の要員としていろいろな人を使つておる、それの総数、これはあるいは物品費か何かで支弁しておるにしても、そういうものの総数とその種別をお聞きしたい。

第19回国会 内閣委員会 第15号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 建設省については、局部別の詳細な資料を提出していただきたい、その提出をまつて審議したいと思います。

第19回国会 内閣委員会 第17号(1954/03/30、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 厚生省にはいろいろな問題がありまして、それをこまかくやると、非常に長時間にわたりますから、私はここで国立病院と国立の結核療養所に関してお尋ねいたします。国立病院なり国立の結核療養所における定員整理の職種別の数字はどうなつておりますか。
【次の発言】 整理の人員の職種別ははつきりしていないということでございますが、私の聞いたところでは、医師、看護婦については二〇%、実数において四百名であるということを聞いておりますが、それは間違いですか。
【次の発言】 それは欠員が非常に多い関係じやないかと思うのでありますが、現在国立病院なり結核療養所におる医師、看護婦の欠員というのは何名です……

第19回国会 内閣委員会 第21号(1954/04/07、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 関連質問。この国防会議というものは非常に重要なものと考えますが、それに関する法律がこの防衛庁設置法案と同時に国会に提出あつてしかるべきだと思いますが、なぜ同時に提案しなかつたか。それからまた提案の遅れている事情を少し詳しく御説明願いたいと思います。

第19回国会 内閣委員会 第22号(1954/04/09、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 関連して。今インドシナ戦争の話が出ましたが、インドシナ戦争は非常に深刻な段階に入つておる。しかもこのインドシナの極東における戦略的な重要性というものは、地図を開けばすぐわかる。日本とアメリカとの戦争が起りました際にも、日本軍の仏印進駐というものがアメリカに大きな衡撃を与えたということは、当時の歴史からわかるところであります。インドシナ戦争の本質はただいま松前委員から申されましたように、私はこれは革命的な民族運動の軍事的な様相を帯びたものだと思うのであります。ところがアメリカとしましては、遠いインドシナに対しまして、どういう事情か、非常な深い関心を持つておる。そうしてフランスは……

第19回国会 内閣委員会 第24号(1954/04/12、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 ちよつと関連して。防衛出動ということでありますが、これは具体的にはどういう形態をとるものでありますか。たとえば陸上自衛隊の場合、海上自衛隊の場合、航空自衛隊の場合、その三つの場合、防衛出動というものはどういう具体的な行動となつて現われるか。増原次長に詳細に御説明願いたい。
【次の発言】 先ほど次長は、日本は海によつて外国と隔てられておるから、防衛出動をしても、それが相手国を挑発するというような心配は起らぬというような御説明があつたようでありますが、それは陸上自衛隊の場合は確かにそういうことが言えると思いますけれども、たとえば航空自衛隊が防衛出動をするという場合、おそらく戦闘機……

第19回国会 内閣委員会 第28号(1954/04/27、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 総理が見えませんので、副総理に内閣の責任者としてお尋ねいたしたいと思うのであります。  私の質問はむしろ法案を離れて一種の政治論にわたるのでありますが、政治論に関しまして、いろいろ質問いたします場合は、おおむねきわめて簡単な御答弁に終る場合が多いのでありまして、見解の相違であるとかあるいは御高見は承つておきますという御答弁があるのでありますが、私は、副総理は日本の外交、特にアジアにおける日本の外交につきましては、吉田内閣の閣僚中識見を持つたお方だと思うのでありますから、どうか私の質問に対しましてできるだけ詳細に誠意を持つてお答えいただきたいということを冒頭お願いしておきます。……

第19回国会 内閣委員会 第29号(1954/04/28、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 関連いたしまして一点……。この二法案を見ますと、自衛隊といい、防衛庁とか防衛招集といい、国防会議といい、三つの言葉が使われております。自衛、防衛、国防、この三つの言葉の内容を聞きたいと思います。先ほど須磨委員、栗山委員からもお話がありましたように、自衛隊は明らかに軍隊であります。長官もこれをきようお認めになつたのであります。でありますならば、自衛隊というような名称でなく、むしろもつと積極的に、たとえば防衛庁と合せまして防衛隊とするか、あるいは進んで国防会議ということもありますから国防隊、そういうように名称を変更なさつてはどうかと思いますが、これについての御意見を伺いたい。  ……

第19回国会 内閣委員会 第31号(1954/05/06、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 私は日本社会党を代表して、防衛庁設置法案及び自衛隊法案に関し、反対の討論を行わんとするものであります。  自衛隊の創設は、戦後における日本再軍備の歴史における画期的なできごとであります。警察予備隊、その改編された保安隊及び警備隊はすでに軍隊の実体を備えておりましたが、その任務とするところが国内治安の維持にあり、いまだこれをもつて明白に軍隊なりと言うことはできなかつたのであります。  しかるに自衛隊は、両法案に明示するがごとく、外敵に対抗することを主たる任務とするものであり、かくのごとき任務を持つ実力部隊をもつて軍隊となすことは、国際通念に属するところでありますから、自衛隊はす……

第19回国会 内閣委員会 第36号(1954/05/20、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 提案者に御質問申し上げますが、こういう修正を施すことによりまして予算の上で経費はどれだけになりますか。
【次の発言】 今の金額の点について念のために政府の方の御所見を伺いたい。
【次の発言】 もう一つ、援護法の方で公務死と認定したものについては恩給法で公務死とみなすことについてその査定の労を省略するという、このことであります。これについて政府の方のご意見を承りたいと思います。
【次の発言】 私は日本社会党を代表いたしまして、政府提案につきましては賛成、修正案に対しましては反対の意思を表明いたします。  政府の提案は技術的な性格を持つておるものでありまして、大して論議する必要は……

第19回国会 内閣委員会 第37号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 法務省の政府委員にお尋ねしますが、昨日私の質問しましたことに関連するのですが、きようの読売新聞を見ますと、在日朝鮮統一民主戦線中央議長の李浩然君が北鮮におもむくために神戸で乗船しようとしたのでありますが、これが神戸入国管理事務所で不法出国として拒否された事件、しかもこの李君は出発にあたつて入国管理局の鈴木局長から出入国管理証というような書きものをもらつて、ちやんと話をつけて出発することになつておつたのでありますが、どういう事情か、こういうことになつて非常に騒いでおる。現地の神戸でも騒いでおりますが、東京では外務省あたりへ大勢押しかけて今騒いでおるようであります。私としましては……

第19回国会 内閣委員会 第47号(1954/10/27、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 ただいま飛鳥田委員の質問にありましたが、日本において自衛隊を増強する理由として、沿海州、樺太、千島方面にソ連の兵力が配備されておる。あえてこれを仮装敵国と考えるのではないけれども、そういう兵力配備がある以上これと対応して日本の防衛力を増強する必要がある、そういう長官の御答弁があつたのであります。これはきわめて重大なことでありまして、一体兵力配備の状況はどうであるか、その程度はどういうものであるかということを、ひとつお聞かせ願いたいと思います。あるいは知らないとおつしやるかもしれませんが、そういう事実を根拠に自衛隊の増強を力説されるとしますならば、その根拠になる事実はやはり国民……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1954/12/06、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 もう時間もございませんから、簡単に木村さんと小野さんにお尋ねしたいと思います。それぞれ二点。第一点は、皆さんが中国で働いておられました職場の中国の同僚の者、あるいは一般に中国の国民が日本なり日本人に対して一体どういうふうな感じを持つておるか、対日感情について御所見を伺いたい。もう一つは、皆さんみな旅大地区にいらつしやつて、その後地地区に移動を命じられて、今度お帰りになつたのですが、旅大地区はこの間までソ連の海軍基地でありまして、非常に重要な基地でありますが、その旅人地区の事情について、帰国後日本の政府機関あるいはまたアメリカの機関によつて何かいろいろ聞かれたことはないか。この……

第20回国会 内閣委員会 第2号(1954/12/03、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 私も関連しましてごく簡単に。竹島の帰属問題自体がまだはつきりしないというお話が川上委員からありました。今わが党は一応これは常識的に日本の領土だと思つておるのでありますが、この竹島に何か韓国の砲台ができておるという話です。これに対して辻さんは何とか勇ましく実力でおつぱらつてしまえという御意見であります。わが党はそういうことは考えない。その一点におきましては木村防衛庁長官のきわめて慎重な態度はけつこうだと思います。ただいま長官は外交交渉によつてこれを片づけたいというお説でありますが、一体その外交交渉をやるについて外務省を通じてどういうふうな努力をされたか。防衛庁長官としては所管外……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 内閣委員会 第3号(1955/01/21、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 今この三百三十二名の整理は、利用し得べき欠員の数及び希望退職者数をもって充てるという御説明でありましたが、それでもなお百名足りないわけでありますが、欠員の具体的な数、それから希望退職者の今日までの申し出の数、それを一つはっきりお聞きしたいと思います。
【次の発言】 組合の諸君あたりに聞きますと、本人が退職を希望しても、その希望を受け付けられない。そうして希望しない者に対して幾らか強制的な勧告が行われておるということであります。そのことについては何でも調達庁の方でリストができておって、好ましくないような人についてはそういうふうな処置をとられておるということを聞いておるのでありま……

第21回国会 内閣委員会 第4号(1955/01/24、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 関連して。委員長の発言を妙に誤解して解釈すると今のようなことになりますが、委員長はそう言ったのではないのでありまして、民主党の総裁である内閣総理大臣鳩山一郎氏、こういうふうに考えて、その出席を要求したわけです。そうすなおに解釈すれば、若干言葉の足りない点はあったにしても、これをあえてここで荒立てて問題にする必要はないと思いますので、このまま一つ進行していただきたい。
【次の発言】 官房長官の御説明を聞きまして、二十二日以降のことはわかります。あのおからだで、非常に誠意をもって、長時間総理大臣の席にあって、あるいはみずから演壇に足を運んで御答弁せられておる、その態度は、私どもほ……


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各種会議発言一覧(衆議院26期)

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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会内閣委員会農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 外務大臣にお尋ねいたします。MSA協定が調印されました日にアリソン大使があいさつをして、その中に、この協定は、合衆国がその部隊を日本から引揚げることのできる時期に、一歩近づけるものであるというふうなことを言つておるのでありますが、それは単に一片の外交辞令と解釈すべきものであるか、あるいは、ほんとうにアリソン大使の真意と解すべきものであるか外務大臣の御所見を伺いたい。
【次の発言】 それでは、その時期についてでありますが、外務大臣はその時期を一体どうお考えになつているか。もう少し詳しく申しますと、アリソン大使の希望は、日本側においてどういう条件が成熟した場合に実現するものである……

第19回国会 内閣委員会公聴会 第1号(1954/04/13、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 私は田畑教授の烈々たる学者的気慨に大いに敬意を表するものであります。MSA協、定が、田畑教授の御見解によりますと、国民大多数の反対にもかかわらず国会を通過しておる。それから防衛関係法二法案につきましても、私は田畑教授と同じく、国民大多数が反対しておると思う。しかしながらこれも、私は不幸にして国会は通るかもしれないと思う。これは国会の多数が国民の多数をそのまま反映していないという結果だと思う。この点につきまして教授にお伺いしたいのでありますが、実際国会議員の選挙などにおきましても買収が行われる。金の力ということは、結局これは資本家の力であり、特に今日においては軍需資本家のカであ……

第19回国会 内閣委員会公聴会 第2号(1954/04/14、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 遠藤さんが今軍隊を持つておる国は、その軍隊を近代的に改良することはなかなか容易でないとおつしやつたのですが、最近アメリカでは、ニュールック戦略とか、ニュールック防衛体制という言葉が行われております。私はその方面の専門家ではありませんけれども、何でも従来の三軍均衡方式でなく、空軍を中心にいたしまして、陸海両軍に補助的な役割を持たせる。そうしてまた原子力兵器を主たるものとして利用する。しかもその原子兵器を超音速の爆撃機に搭載いたしまして、敵国の中心部に向つて攻撃を加える。さらにまた現在アメリカがヨーロッパ、アジア各地に出して、おりますところの軍隊はむしろこれを撤収して、国内に戦略……

第19回国会 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1954/03/27、26期、日本社会党(左))

○田中(稔)委員 関連して、行政管理庁の岡部部長にお尋ねいたしますが農林省だけでなく各省を通じて常動もしくは非常勤の労務職員というものが、相当数働いておるという事実でありますが、この問題について行政管理庁として、ひとつお答えを願いたいのであります。実はこの問題は食糧庁や統計調査部の方の事情を調べておりまして、非常に問題としなければならぬと考えるに至つたのでありますが、今まで何回か行政整理が行われ、その行われたあとに常勤もしくは非常勤の労務者で補充するというようなことが、ずつと行われて来たわけでございます。具体的に申しますと、食糧庁は二十四年に六千六百三十五人というものを整理いたしまして、それを……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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