高橋禎一 衆議院議員
26期国会発言一覧

高橋禎一[衆]在籍期 : 23期-25期-|26期|-27期-28期-30期
高橋禎一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは高橋禎一衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

高橋禎一[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第21号(1953/07/11、26期、改進党)

○高橋禎一君 私は、ただいま議題となつでおります法律案について、改進党を代表し、冷静なる判断と全国民駒立場に立つて、政府原案に養成、修正案に反対の討論を試みんとするものでございます。(拍手)憲法の保障する勤労者の団結権ないし団体行動権は、もとより立法その他国政の上において尊重されなければならないことは申すまでもないところであります。勤労者の労働条件を適正に保持し、かつこれを改善することは、勤労者自身の生活権の擁護であるばかりでなく、勤労者が勤労に対する意欲を高め、もつて日本産業の興隆に寄与するゆえんであると存ずるのであります。けれども、勤労者がいかにその労働条件を適正に保持改善しようといたしま……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第10号(1954/02/16、26期、改進党)

○高橋禎一君 ただいま犬養法務大臣より警察法案提出の理由の説明を承りましたが、法案を一読して得た表面的、形式的の所感を一歩も出ず、国民の真に疑問といたしております点についてはほとんど解明がなされなかつたのでございまして、私は、この際、改進党を代表いたしまして、国民の重大関心事である警察法案について、吉田内閣総理大臣並びに犬養法務大臣に対して若干の質問をいたさんとするものでございます。(拍手)  現行警察法はマツカーサー時代の産物でありまして、日本警察の地方分権化と民主化のためには大いに役立ち、その思想的傾向といたしましてもまことに当然のあり方でありましたが、しかし反面、技術的に日本の実情に即さ……

第19回国会 衆議院本会議 第11号(1954/02/23、26期、改進党)

○高橋禎一君 私は、改進党を代表いたしまして、ただいま鍛冶良作君より提出せられました珍妙なる動議に対し反対の意思を表明いたしたいと思うのでございます。(拍手)もつとも、かかる動議を提出せられました鍛冶君の心情及びこの動議を支持せられる自由党の方々の心情は十分察するのでございます。しかしながら、われわれは、国民の意思を尊重して政治を考え、また憲法を守り、法治主義を守らなければならない立場にあるということを自覚して、この問題は冷静に判断を下さなければならぬと考えるのでございます。(拍手)  委員長の報告並びに鍛冶君の御説明を承りますと、いわゆる国会議員の特権というものを、国会の審議権というところに……

高橋禎一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

高橋禎一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 法務委員会 第17号(1953/07/18、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 法務大臣にお尋ねいたしたいと思います。これは先ほど佐竹委員から質問がありまして、大臣のお考えの傾向は大体伺えて了承しておりますが、なおその点を明確にいたしておきたいと思います。これは百九十三条の検察官の一般的指示に関する問題でありますが、私は、現行刑事訴訟法に、検察官は司法警察職員に対して一般的指示をなすことができるという規定があるわけで、そういう立場に立つて考えを進めて参りたいと思うのであります。この問題について先ほど来政府委員の方々の意見を伺つていますと、法務省側と警察当局とは何だか討論会をやつていらつしやるような感じがいたすのですが、しかしそこの問題を解決する急所といた……

第16回国会 法務委員会 第18号(1953/07/20、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 今盛んに各委員からお尋ねになつておる点について、ちよつと関連して岡原政府委員にお尋ねいたしますが、一体この第八十九条の権利保釈の場合に、われわれの経験した実情から言いますと、第一号ないし第三号、第五号等に当らない場合は第四号が非常に働いて、罪証を隠滅する疑いがあるということで実際はもう権利保釈になる場合は少いのです。そこでこの改正案は、一体法文の体裁を整えるために机の上で考えてこういう場合に権利保釈を許すことはよろしくないであろうというので改正を企てられたのであるか、あるいは実際上の弊害があつてそれに基いてこの改正を用意されたのであるか、そこのところをお尋ねしたいのです。私ど……

第16回国会 法務委員会 第19号(1953/07/21、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 ちよつと一言聞きたいのですが、これは法務大臣と岸さんとお二人にお尋ねいたしたいのです。今逮捕状の問題について改正案が出でいますのは、結局裁判所で逮捕状をお出しになるときに、今までの例からすると、率直に言えばどうも信用できないといつたようなことが、私は非常な動機になつておると思うのです。警察官がみだりに請求をしても、裁判所がしつかりしていらつしやれば、そこで人権というものは擁護されるのです。ところがそれがどうも結果から見て思わしくないというところに、私はこれを改正しなければならぬという理由が出て来たんじやないかと思うのです。そこで裁判所側としましては、一体今の刑事訴訟法をどうい……

第16回国会 法務委員会 第25号(1953/07/29、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 今の問題に関連するわけですが、法務省の人権擁護局というものは、一体どういうところに力を入れて仕事をしておるのですか、それをひとつ承りたい。
【次の発言】 そこで、先ほど岡田君が質問をしておりましたようなお話は、お聞きになつてよくおわかりでしようが、そういう問題については、人権擁護局は一体どういう処置をおとりになるお考えですか、それを承りたい。
【次の発言】 そうすると、今のような問題が起りましたときには、検察庁の方では犯罪の捜査をやる、人権擁護局としてはその調査をされるというのは、どういうところに重点を置いて調査し、どう処分しようと考えておられるか。

第16回国会 法務委員会 第33号(1953/08/07、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 私は改進党を代表いたしまして、ただいま田嶋委員より提出されました動議に賛成をいたし、ここにその理由を説明いたしたいと思うのでございます。  ただ冒頭に一言申し上げたいのでありますが、この問題は日本国民にとりましては、きわめて重大な問題であります。鹿地亘君とは、当委員会における審議の経過から知り得ました私の認識によりますと、政治的な考え方は私どもとは非常に異なつておるのであります。しかしながら日本の国民の人権は、日本国民全体の力で守らなければなりませんし、また日本国民の生命、身体、自由等は、日本政府が責任を持つてこれを擁護しなければならないわけでありまして、そういう意味において……

第16回国会 両院法規委員会 第1号(1953/05/25、26期、改進党)

○委員(高橋禎一君) 委員長の互選につきましては、投票を用いず、武知勇記君を委員長に推薦いたしたいと思います。
【次の発言】 理事はその数を二名とし、委員長において指名せられんことを望みます。

第16回国会 労働委員会 第3号(1953/06/27、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 委員長、今のに関連して……。
【次の発言】 小坂労働大臣にお伺いいたしたいのでありますが、質問に入ります前に、私は労働委員といたしまして、労働委員長及び政府当局に要望いたしたいと思うのであります。  労働委員会は現在重要な法案を付託されまして、この法案審議には、民主的かつ能率的にわれわれが審議いたさなければならないことを痛感いたしておるのであります。今上程されております電気事業及び石炭鉱業のスト規制に関する法律案は、もうすでに十日も前に付託されておる。ところが労働委員会は今日まで一回しか開かれておらぬというような実情であります。私は衆議院の他の委員会と比較しまして、あまりにも……

第16回国会 労働委員会 第4号(1953/06/30、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 法務大臣にお尋ねをする前に、小坂労働大臣に二、三簡単にお尋ねをいたしたいと思います。  本日の新聞の報道によりますと、昨日の参議院本会議において小坂労働大臣は、労組がスト規制法案の対象となるような争議をしないという声明を出せば、法案撤回を考慮すべきだと思うと発言された旨が記載してあるのでありますが、はたしてそういう御意思がおありになるのかどうか、第一にこの点をお尋ねしたいのであります。そしていわゆる労組がこの法案の対象となるような争議をしないという声明を出せばという、その労組というのはどれをさすのであるか。そして声明を出すという形式あるいはその内容の程度、これらについてどうい……

第16回国会 労働委員会 第10号(1953/07/09、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 関連してそれと同じことを私の方から御質問を加えるわけですが、私の質問は勤労者の団体行動権を制限することが、憲法上許されるかどうかという問題でもないのです。ただ憲法が勤労者の団体行動権を認めておりますのは、先ほど来井堀委員から質問がありましたように労使双方の力の均衡を保たせて、契約自由の原則を実質的に守るためだ、こういうわけです。そこで憲法上かりにこれが許されても、本法案に掲げてあるような規制をすることが――これが創設的のものであろうが、確認的のものであろうが、これは問題でないが、こういう規制をすることが労使双方の力の均衡を失わすことになるのではないか、こういうことなんです。こ……

第16回国会 労働委員会 第11号(1953/07/10、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 私は法務大臣にお尋ねをいたしたいと思います。その第一は、今、審議中の法案について考えてみまするのに、私は勤労者の団結権、団体交渉権、団体行動権は、公共の福祉に反する内容を持つておるべきものではないと思いますし、またそれらの権利は、公共の福祉に沿うように利用されなければならないものであると考えておるのであります。しかしながら、公共の福祉という観念をもつて、ここにそれに反するか反しないかという限界を定めることは、これはきわめて困難なことであると思うのでありまして、私どもはこの法案審議にあたつては、非常に慎重な態度をとつて参つたわけであります。この際お伺いいたしたいことは、主として……

第16回国会 労働委員会 第12号(1953/07/11、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 私はただいま議題となつております法律案について改進党を代表して簡単に討論をいたしたいと思うものであります。  憲法の保障する勤労者の団結権ないし団体行動権は、もとより立法その他国政の上において尊重されなければならないことは、申すまでもないところであります。勤労者の労働條件を適正に保持し、かつこれを改善いたしますことは、勤労者自身の生活権の擁護でありますばかりでなく、勤労者が勤労に対する意欲を高め、もつて日本産業の興隆に寄与するゆえんでございます。  しかしながら、勤労者がいかにその労働條件を適正に保持改善しようといたしましても、各個別にその使用者である企業者に対立しておりまし……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 労働委員会 第6号(1953/11/09、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 私は、小坂労働大臣に対して、政府より国会に提出されております三公社五現業の仲裁裁定に関する議決を求めるの件に関してお尋ねいたしたいと思うのであります。  申し上げるまでもなく国の政治の要点は、働く者をどう待遇するか、働き得ない者をいかに保護するか、せんじ詰めればここにあると考えておるのであります。そして働く人たちに対する賃金の問題、給与の問題は、今申し上げましたような原則の上に立つて考えますと、これは国政のきわめて重要な部分に位するわけでありまして、私どもは、今審議中の仲裁裁定に関する問題については、小坂労働大臣がいつも仰せになりましたように深い関心を持ち、かつこの解決につい……

第17回国会 労働委員会 第7号(1953/11/10、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 ちよつと関連して局長にお尋ねしますが、もし間違つておれば取消していただいていいんですから、大胆にお話願いたいと思うのです。  先ほど多賀谷委員の質問によつて、ほぼ明瞭になつたと思いますが、この公労法の第三十五条のいわゆる当事者というのは、政府企業の場合には国である、こういうふうに見るべきだと思うのです。大体先ほどの御答弁も、そういう趣旨であつたと思うのですが、その点確かめるわけであります。国であると考えてさしつかえないかどうか、もう一言はつきりと伺いたい。
【次の発言】 研究はともかく、今の局長のお考えでは、国であるというふうにお思いになつておるんだと思うのです。将来はまた研……

第17回国会 労働委員会 第8号(1953/11/11、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 関連して、今の応急米の配給のことについてお尋ねいたしますが、一体各都道府県に、応急米のわくをきめて配給をさせるということにしておいて、実際そのわくに満たないで、実際に供給した量が少くて、わくが余るというようなことは、しばしばありますでしようか。あるいはあるとして、どの程度の量であるか。これは全国的な問題として承りたいと思います。
【次の発言】 その点について、昭和二十八米穀年度から過去三箇年間ぐらいの、全国の都道府県の応急米に関する、与えたわくと実際に消費した量というものとの数を、正確に一応お調べ願つてお答えを願いたいと思います。本日はこの程度にいたします。


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 労働委員会 第2号(1953/12/02、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 呉市は、昭和二十五年六月、旧軍港市転換法の公布施行以来、鋭意旧軍施設の転活用をはかり、産業港湾都市としての建設に努力しておられるところでありますが、今日なお厖大な土地、施設が国連軍に占用せられ、その他幾多の困難な事情によつて、当市の産業港湾都市の完成は重大なる障害に逢着いたしておるような実情であります。呉市といたしましては、これが打開の希望をひたすら国庫軍協定の締結に求められて、今日までしばしばその要望するところを開陳し、その実現方を陳情されて参られたのであります。こういう事情がございますこの際、特に国連軍並びに駐留軍の使用施設は極力必要最小限度にとどめ、これら余剰施設はすみ……

第18回国会 労働委員会 第3号(1953/12/03、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 時間がありませんから、簡単に大蔵大臣にお伺いします。  大蔵大臣は、仲裁裁定は尊重する、こういう態度を今までおとりになつておるが、それは間違いないかどうか。それに次いで、国会の議決を御尊重になる意思があるかどうか。政府は補正予算第二号をお出しになつておるわけでありますが、もしも国会において仲裁裁定を完全実施すべきものである、すなわち仲裁裁定を全面的に承認した場合には、一体どういうふうな態度をおとりになるか、これについて伺います。
【次の発言】 そういたしますと、国会において仲裁裁定を承認する、そういう議決をした場合には、それを尊重して、さらに財政的な措置をとる、こういうふうな……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 議院運営委員会 第18号(1954/02/23、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 法務大臣にお尋ねいたします。問題は、先ほど来もお話の出ました三権分立主義を破壊するところの院議決定ではないか、こういう問題であります。法務大臣は、先ほど来、裁判所から請求があつたものを、内閣は事務的にこれを素通りさせるものだ、こういうようなお考えのようですが、素通りさせるものであるならば、裁判所へ来たらすぐ何も考えておる必要なくして、本件のごとく何日かの日を要することなくして、すぐ素通りさせればいいことなんです。その間にやはり内閣のいろいろの手続があり、その手続をして、やはり内閣の意思が決定されたところによつてなされるわけです。そこで問題は、衆議院で議決せられたこの条件付許諾……

第19回国会 法務委員会 第3号(1954/02/02、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 石井運輸大臣にお尋ねをいたしたいと思います。私は、従来国会における大臣の答弁というものがどうも徹底を欠き、ときにはその誠意すら疑われるというような非常に不親切な不明快な答弁のあることを日本の議会政治の将来のために非常に憂慮しておるものの一人でございます。これからお尋ねいたしますことは、いわゆる刑事事件に関連してのことでございまして、私どもはどこまでも事案の真相を明らかにし、刑罰法令の適用を公正にして、真に官界あるいは政界の粛正等に寄与いたさなければならない問題であると考えておりますので、大臣においてはこの委員会において宣誓をなさつたつもりで真実の答弁をなされるよう、まず第一に……

第19回国会 法務委員会 第11号(1954/02/25、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 一問だけ関連して……。今最高裁判所の方からお答えになつた中に、裁判官の増員とか法廷の増設の必要があるというお話であつたわけです。私もこの法律が実施されるということになりますと、そういうこともやむを得ないということを考えるのですが、そこで一体法学をつくつたのがいいのか悪いのか非常な疑問があるわけです。前にすでに説明があつたかもしれませんが、略式命令の制度だけで行つたのがいいのか、この交通事件即決裁判手続法の方法も、そこに新しくひとつ設けて、両方の制度を生かして行くという方法がいいのか。これはまだまだ大きな疑問があると思うのです。この裁判の本質的な問題に関連して……。ところがその……

第19回国会 法務委員会 第16号(1954/03/10、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 文部大臣にお尋ねいたします。この義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する法律案、これを提案された理由は、義務教育の政治的中立を確保する、これが主たる目的のように御説明もあり、私どももそう考えるわけでありますが、教育は教育基本法等にありますように、政治的中立ということがその理想であることは申し上げるまでもありません。そこで文部大臣は、今日まで日本の教育の中立性確保についてどういうふうな措置をとられたか、いわば日本の政治の立場から、そして所管の文部大臣として、教育の中立性についてどのような手段をもつて御努力になつたか、その点をお尋ねいたしたいと思います。

第19回国会 法務委員会 第17号(1954/03/11、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 司法行政運営に関して二、三御質問を申し上あげたいと思う次第であります。  本委員会においてしばしば問題になりますことは、日本の検察権の運用が厳正妥当でなければならないということであります。ところがこの問題に関する限り、遺憾ながら必ずしも国民はそういうふうに考えておらない面があるのではないかという点と、国会は憲法上最高の機関であるといわれるので、国会自身においても、何かこの国会が憲法の上にあるのではないかというような錯覚を持つ面がないではない。従つていわゆる三権分立主義を確保いたしますために、各機関が自分自身を強く守つて行くと同時に、また相手の立場というものを千分に理解し、これ……

第19回国会 法務委員会 第24号(1954/03/22、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 関連して。これは川上さんのしり馬に乗つて聞くわけではないのですが、しかし問題は相当深いかつ広いものがあると思うのであります。国警長官は警察法の犯罪の予防及び鎮圧ということについては警察活動の対象になるのだ、こういうお考えであり、法律もそういうふうに規定しておるのですが、犯罪の予防ということを対象としての警察活動というのは、これは一定の限界があるものなのか、全然限界のない、警察当局においてこれは犯罪の予防になるのだと思えば何でもできるというふうに考えておられるのか、そこをはつきりしておきたい。そこで質問するのは、国警長官はこの犯罪予防に関して警察官が活動し得る限界はどこにあると……

第19回国会 法務委員会 第26号(1954/03/24、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 これまでに明らかになつたことかもしれませんが、私ちよつと承知していないのでお尋ねします。裁判所の職員で、国家公務員法によつて本人の意思に反して休職だとか免職だとか、そういつた処置をとられたものは相当たくさんあるのですか、ちよつとそれを伺いたい。
【次の発言】 そこで本人の意思に反して離職するというようなやむを得ない事態に立ち至つたというような事例は、今まではないとおつしやるわけですが、任意で本人の申出によつて待命となつた者は相当あるわけですか。
【次の発言】 そうすると、今度職員の意思に反して臨時待命を命ずるという新しい制度がここにできるとすれば、裁判所の方の見通しとしては、……

第19回国会 法務委員会 第27号(1954/03/25、26期、日本民主党)

○高橋(禎)委員 昨日質問いたしました問題に関連していま一、二お伺いしておきたいと思います。本法律案の付則第三項に「職員にその意に反して臨時待命を命じ、」と規定してあるが、その場合、これは国家公務員法に規定しておりますところの職員の意思に反する不利益な処分というふうにお考えになるのであるかどうか。またもしこれが本人の意思に反する不利益な処分ということであれば、これに対しての何らかの異議の申立てなり、あるいはそれが不当なる処分である場合に、これに関する救済の方法があるという御見解であるかどうか、この点をお伺いいたしておきます。
【次の発言】 これはあるいは前に質疑があつたかもしれませんが、私はま……

第19回国会 法務委員会 第31号(1954/03/31、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 勝本先生にお尋ねいたしたいのですが、私は今の法案を見まして一番疑問を持ちますのは、第四条の賠償額の予定を利率の二倍にする、この点です。この点については先生からお話がございましたが、どうもこの法案の立案者は第四条の三項でうかがえるように、「違約金は、賠償額の予定とみなす」という表現はしておりますけれども、実際は、立案者の考えは、賠償額の予定というのは、もう制裁的な違約金だというふうな考えがひそんでおるのではないか、こう思えるわけでありまして、先ほどのお話もございましたが、一体この賠償額の予定を利率の二倍にするということの合理性と申しますか、妥当性と申しますか、これについての先生……

第19回国会 法務委員会 第32号(1954/04/02、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 今お伺いしました御意見の中で非常に重大な問題は、やはり先生もおつしやいましたように、最高裁判所の規則制定権の問題だと考えます。それについて先ほど来のお話によつてヒントを得たわけですが、先ほど引用されました藤田最高裁判所裁判官の論文の中にあるのですが、最高裁判所に与えられたルール・メーキング・パワーを行使して、みずから右特例にかえるべき相当の立法をすべきであると説く者もある、権威ある学者でこの考え方を支持する向きもないではない、こう言つておられるのですが、先生の御存じの権威ある学者の中で、こういう考え方を支持する方があるかないか、それをまずお尋ねいたしたいと思います。

第19回国会 法務委員会 第33号(1954/04/03、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 法務大臣がおいでになるまで、法務当局にお尋ねいたしたいと思いますが、今お話の出ました交通事犯の即決手続に関する法案の関係でありますが、参考人の意見を総合してみまして、今までの略式命令制度による裁判においても、あるいは今度意図されておるこの即決裁判の手続においても、犯罪のよつて起る原因を探求して、そうしてこれを除去して犯罪を少くしようという、そういう意図が欠けておるように感ずるわけであります。ただいたずらに事件が増加するので、これを事務的に処理する方法のみに重点を置いて考えられておるようでありますが、そういうことではとてもこの事犯の減少ということは望めないと私は思うのであります……

第19回国会 法務委員会 第34号(1954/04/06、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 猪俣委員の質問に関連して二、三法務大臣に御質問いたしたいと思います。  第一は、検察庁法によつて法務大臣が個々の事件についても検事総長に指揮なさる立場にあられるわけでありますが、そういう関係があるために、将来いろいろ問題が起つた際、指揮をされる便宜等を考えて、いわば準備的にある事件の報告が検察庁側からあるものかどうか。もつと具体的に申しますと、今世間の注目を浴びておりますところの財界、政界、官界等にまたがる重大な疑獄事件について、その捜査の模様を検事総長から法務大臣に報告がなされておるものであるかどうか、それをお尋ねいたします。

第19回国会 法務委員会 第38号(1954/04/13、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 いわゆる秘密保護法の法案に関連して政府当局に二、三質問をいたしたいと考えます。まず私はこの秘密保護法の立案をされたいきさつについて一応の御説明を承りたいと考えます。
【次の発言】 近ごろの政府提出の法律案を見ますと、立案の過程において慎重さが欠けていて、どうも私ども法律案を見て非常にあいまいな点がたくさんあるように感ずるわけでありますが、本法案を立案されるにあたつては、一体当局はたとえば法務省における法制審議会のような、いわゆる学識経験者、特に民間人の意向等を徴するような配慮がなされたものであるかどうか、その点についてお伺いをいたします。

第19回国会 法務委員会 第44号(1954/04/24、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 私はまず第一に加藤新法務大臣に質問いたしたいと存じます。法務大臣の任務は御承知のごとくきわめて重大でありまして、法務大臣の法務行政に対する態度というもののいかんが、私は日本の国家の運命をも左右するものであると考えておるのであります。こまかくは申しませんが、足かけ七年に及ぶ吉田内閣の政治のやり方に幾多の欠点があつて、現在まのあたりごらんになるような国家の状態になつて参つたのであります。これに対して政府の最近とられる方針は、やたらに刑罰法規を制定して、国民を圧迫することによつて国内の統一をはかつて行こうというような方針に出でられるようにわれわれには見受けられるのであります。自分の……

第19回国会 法務委員会 第45号(1954/04/26、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 私は刑法の専門次ではないのですから、えらい奇想天外だと思われるような質問をいたすかもしれませんが、ただ一応断つておきますが、参考人の方は委員に対して質問権はないわけですから、私に質問なさつても私は答弁いたしませんということだけあらかじめ申し上げておきます。  そこで問題は、先ほど鍛冶君の質問しました最後の点、これを明らかにすることは、本法の審議に非常に重大な影響を持つと思うのであります。この点についても私は最後にお尋ねをすることといたしまして、その問題を解決する準備として二、三お尋ねをいたしたいと思います。  第一には、私は近ごろこの刑罰法規のついた法律、まあ実質的な刑法とい……

第19回国会 法務委員会 第48号(1954/04/30、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 時間の関係もありますので、この際特に明らかにしておきたい二、三の点について法務大臣に質問いたします。第一には、法務大臣は検察権の運用について民意を尊重する意思があるかどうか、この点であります。申し上げるまでもなく、憲法政治は国民の意思による政治でなければならないはずであります。立法においても、行政においても、あるいはまた司法、裁判においても同様であると私は考えておるのであります。そこで先ほど来問題になりました犬養法務大臣の検察庁法第十四条の発動に関連してでありますが、国民は現在の政治の状態を見て、政界の粛正をしなければならない、政界は腐敗しておるからこれを改めて、そうして正し……

第19回国会 法務委員会 第53号(1954/05/11、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 ちよつと関連して、一、二法務大国その他の方に質問いたしたいと思います。先ほど来吉田総理の私邸における二、三の事件に関連しての質問がございましたが、新聞で見ますというと、池田自由党政調会長の宅とか、あるいは小笠原大蔵大臣の宅等に脅迫状が舞い込んだというような報道があります。吉田総理の場合におきましても、ダイナマイトを送つたり、あるいは葛原事件が発生しましたり、就職依頼というので、吉田総理を訪問したり、あるいはまた金がないから金を貸してもらいたいというので訪問したりする事件が、ほとんど時を同じゆうして、こう発生しておるということは、どうも私ども、ごく常識的に考えてみましても、何か……

第19回国会 法務委員会 第56号(1954/05/15、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 法務大臣に二、三質問をいたしたいと思います。ただいまの佐竹委員の質問にも若干関連をいたすわけでありますが、法務大臣も御存じのように、最高裁判所においては、昭和二十八年末の未済事件が五千数百件あるわけです。これだけお聞きになつてもお驚きになるはずだと思うのです。最高裁判所に五千数百件の未済事件があつても、何ら特別心配することもない、平気だというようなことではいかぬと思うのですが、法務大臣に特に注意していただきたいのは、今度の民事訴訟法等の改正案が出ましたが、それは御存じのように上告事件に関する特例法が失効するので、それが失効して民事訴訟法がそのままでは、これこそまた事件が最高裁……

第19回国会 法務委員会 第58号(1954/05/20、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 法務大臣にお尋ねをいたしたいと思います。時間の関係もありますので率直なお尋ねをしたいのでありますが、法務大臣は検察官の指揮監督について、その法律的な根拠とその内容をどういうふうに考えておられるか。それについて法務大臣の御所見を伺いたいのであります。
【次の発言】 法務省設置法の第何条、検察庁法の第何条という、法律的な根拠をお示しになつて御説明が願いたい。
【次の発言】 その指揮監督の内容と申しますか、範囲と言いますか、これは政府委員からでもけつこうですから、それを一応御説明を願つておきたい。
【次の発言】 これは昨日刑事局長からも、法務大臣の検察官に対する指揮監督の内容、限界……

第19回国会 法務委員会 第60号(1954/05/22、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 この問題は、私は委員会で目にかどを立てて論議するような問題でないと思うのです。女性と男性と協力をし、政党政派を超越して委員会全体が、しかも政府と協力をして解決しなければならないほど重大な問題であると考えております。そして、この問題に関する限り、私は加藤法務大臣を責めようなどという気持はいささかも持つておりません。加藤法務大臣は就任早々ではありますけれども、かつて厚生委員会にも長く所属されて、私ども加藤法務大臣のいろいろの考えを伺う機会もあつたわけでありまして、むしろこの問題を解決するには、まあ閣僚の中では実は加藤法務大臣に期待するところが非常に大きいわけであります。私はこうい……

第19回国会 法務委員会 第63号(1954/05/27、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 私は新しい問題に入られる前に、今まで質疑応答のあつた点についてまだ明確になつていない点二、三についてお尋ねをいたしたい。ところがこの問題は非常にむずかしい問題で、しかも早急に解決ができるとも思えないほどの問題でありますし、   今日までの政府のやり方を非難したり攻撃したり、その責任を追究しようといつたような意図を持つてお尋ねをするわけではないのです。だからそうかたくならないで、きよう答弁できないところは後日研究をしてお答えを願つてもいいとさえ考えておるわけであります。先ほどから出ました問題のうち、私のはつきりさせておきたいと思いますことは、何と申しましても売春に関する問題は、……

第19回国会 法務委員会 第67号(1954/06/02、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 これは各委員の方々の御意見も承りたいと思うのでありますが、先ほど断委員会におきましていろいろ審議しなければならない問題が明らかになりましたが、これは非常に重要な問題でありまして、たとえば最高裁判所の機構の改革とか、あるいは違憲訴訟の、取扱いの問題とか、また般上訴制度をどのようにするとか、これらは司法制度のきわめて根本的な重要な問題であります。この問題を解決いたしますためのは、われわれは広く知識を世界に求めなければならぬと思うのであります。法務省にいたしましても、あるいは最高裁判所等にいたしましても、いろいろ欧米諸国の制度等も十分研究しておられ、法務委員会においても各委員の方々……

第19回国会 法務委員会 第68号(1954/09/11、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 法務大臣にお尋ねをいたします。いわゆる佐藤前自由党幹事長の被疑事件に関しまして、法務大臣が指揮権を発動されたことは御存じの通りでありまして、その指揮権発動によつて検察権の運用に支障を来したものであるということは、検察当局が過日の決算委員会において明言されたところであります。私どももやはり同じような見解を持つておるわけでありますが、小原法務大臣は指揮権発動によつて検察当局が抱いておられると同じように、検察権の運用に支障を来したものであるということをお認めになりますか、いかがでありますか。その点をお伺いいたしたいと思います。

第19回国会 法務委員会 第73号(1954/09/24、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 私はまずこの際法務大臣がただちに当委員会に出席されるよう要望いたしておきます。  そこで法務大臣が出席しておりませんので検事総長なり刑事局長に二、三質問いたしておきます。  私の質問いたしたい趣旨は、まさに今日本の検察権は危機にあるというふうに私は考えるわけであります。と申しますのは、いわゆる佐藤自由党幹事長の被疑事件に関連して、ときの犬養法務大臣が検察庁法第十四条に基いて指揮権を発動されました。ところがその指揮権は法律的に不法であるかどうかというようなことについて、これは専門的の立場にあるわれわれとしてとやかく申し上げるわけではない。ただそれがきわめて妥当を欠いておつたもの……

第19回国会 労働委員会 第5号(1954/02/17、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 今の問題に関連して、大臣にちよつとお尋ねいたしますが、労働省において労働基準法の解釈をされるということは、これは私は当然だろうと思うし、むしろこれを解釈して適正に実施する義務があると思うのです。ところが、先ほど来多賀谷委員等から質問された要点は、労働賃金の支払いの義務があるかどうかという実質的な問題について両当事者で争いのある場合に、労働省としては労働基準法の解釈という立場に立つてすべてを解決して行かれる方針であるかどうか――これには非常な重大な問題があるわけです。たとえばその日に出勤したとかしないとか、労働に従事したとかしないとか、あるいはその他面当事者の契約上の労働賃金の……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 内閣委員会 第1号(1954/12/16、26期、日本民主党)【政府役職】

○高橋説明員 お許しをいただきまして一言ごあいさつを申し上げたいと思います。このたび防衛政務次官に任命されまして、任務のはなはだ重いことを痛感しておる次第でございます。何と申しましてもこの仕事について経験の浅い私のことでございまして、その職責を果しますには、私の仕事と密接な関係のございます当委員会の皆さん方の御協力をいただかなければならない次第でございまして、何とぞ将来御厚誼、御熱情のあふるる御援助をいただきますよう切にお願いを申し上げます。(拍手)

第21回国会 両院法規委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本民主党)

○委員(高橋禎一君) これより衆議院両院法規委員会を開会いたします。  委員長武知勇記君より委員長辞任の申出がありましたので、私が委員長の職務を行います。  お諮りいたします。委員長武知勇記君より委員長辞任の申出がありましたが、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって辞任を許可するに決しました。  暫時休憩いたします。    午後零時三十六分休憩


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各種会議発言一覧(衆議院26期)

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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 労働委員会公聴会 第1号(1953/07/05、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 ちよつとお尋ねいたしますが、憲法第二十八条の勤労者の団結する権利、それから団体交渉をする権利、これについては、私どもややはつきりした考えを持つておるつもりでありますが、団体行動をする権利、その中に含まれておる争議権というものは、ちようど憲法第二十九条において「財産権の内容は、公共の福祉に適合するように、法律でこれを定める。」こういつておる。それと同じような趣旨で、この争議権についてもやはり一応法律をもつて定められ得る限り、公共の福祉に適合するように争議権の内容を定めておいたらどうかという考えがするわけでありまして、またそうすることによつて、ほんとうに勤労者の争議権というものが……

第16回国会 労働委員会公聴会 第2号(1953/07/06、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 有泉教授に……。先ほどのお話の中に、今、当委員会で審議中の、簡単に申しましてスト規制法、この法案の規定しておることは、これが実施されれば、争議行為の場合において生きて来るといわれる旧公共事業令あるいは鉱山保安法等の罰則規定と範囲が違う。スト規制法案の方が範囲が広い。従つてその場合に旧公共事業令でありますと、第八十三条、第八十五条、鉱山保安法でありますと第五十六条等の規定がいかにも拡張されて来る心配があるというような御趣旨でございましたが、私はそうは考えないので、刑罰法規の適用に関する限り、今スト規制法案がどんな範囲の広いことを規定しようとも、その行為が罰則規定に存在していない……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会法務委員会連合審査会 第1号(1954/04/17、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 外務大臣はMSA協定の締結の責任者ですから、今審議中のいわゆる秘密保護法案については十分御研究になり、かつその実施についても責任者の一人であると考えます。そこですべてにわたつて御承知でなければならぬ、またそのはずでありますが、しかし時間の関係もありますし、きわめて外務大臣向きの質問を二、三いたしたいと思うのであります。  日本国憲法第九条の問題に関して、これまで国会が開かれるたびごとに、数年来この問題が論議されて参りました。ところがせつかく長い間論議を重ねたにもかかわらず、国民においてはまだ十分この問題が政府のおつしやるのが正しいのだというふうに理解されておらないと私は思いま……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第6号(1954/08/02、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 これは両先生にお尋ねいたしたいと思うのですが、お尋ねいたしたい点は、憲法の八十一条と裁判所法第十条に関連する問題ですが、先ほどの両先生の御意見を伺つておりますと、金森先生の方は上告の道はできるだけ開いた方がいいだろう。それから伊藤先生の御意見は、むしろある程度制限した方がいいだろうというふうに伺つたのです。結論として私はむしろ金森先生の御説の方に賛成するわけです。伊藤先生の方は主としてこれは最高裁判所の判例等に出たところによればというお話でございましたから、ここでひとつ裁判、ことに上告するような事件についての実情を、むしろわれわれの立場から一応申し上げておいた方が、上告の道を……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第7号(1954/08/03、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 やはり今の問題に関連するわけですが、乱上訴ということがいろいろ論議されるわけです。そして乱上訴の理由を田中最高裁判所長官などもいろいろ指摘していらつしやるのですが、上訴した者の気持はわかるはずはないのです。ただこういうことを考えて、またはこういう制度を借用してとか、いろいろ想像はされるのだと思うのですが、要するに私はやはり下級審の裁判にともかく不平がある、不満があるところに上訴が起るものだと見なければならぬと思うのです。特に刑事事件におきましては、民事でもほぼ同様ですが、やはり事件の見通しということと費用の問題とがあるわけでありまして、やたらに見込みのないものにたくさんの費用……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第16号(1954/09/10、26期、改進党)

○高橋(禎)委員 違憲並びに上訴制度に関する問題は非常に重大な問題でありまして、私自身まだ研究の途上にあるわけでありまして、最終的に確定的な意見を申し述べる段階に実はまだ達しておりません。しかし現在の意見をしいて申し上げますならば、やはりこの問題は憲法の精神を尊重しつつ、しかも政治的に国民感情というものも十分加味して、せつかく国会においていろいろの法律制度が設けられておる、それを十分生かして行く道として考えなければならぬ、こういうふうな立場に立つて、以下ごく重要な部分だと思える点について、大づかみな意見を申し述べたいと思います。  第一、最高裁の違憲審査につきましては、いわゆる狭義の違憲審査権……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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