川俣清音 衆議院議員
26期国会発言一覧

川俣清音[衆]在籍期 : 25期-|26期|-27期-29期-30期
川俣清音[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは川俣清音衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
川俣清音[衆]本会議発言(全期間)
25期-|26期|-27期-29期-30期

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委員会発言一覧(衆議院26期)

川俣清音[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|26期|-27期-29期-30期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 外務委員会 第11号(1953/07/08、26期、日本社会党(右))

○川俣清音君 今議題となつております件について、農林委員会としては慎重な検討を要する問題でありますので、委員長を通じて外務委員会に合同審査の申入れをするはずでございましたが、時間の都合上できないとのことで、委員外発言を求めたのでございます。  問題は世界の農産物の価格が下落の傾向にありますときに、本協定に入ることが、日本として得策であるかどうかという問題が一つあるわけであります。この点について私どもの見解を述べることは省略いたしますが、先般の国内麦価の値上げの問題につきまして、農林省と自由党の政調との間になかなか解決がつかないで、最後に内田農林大臣が責任を負つてやめなければならないような状態が……

第16回国会 議院運営委員会 第38号(1953/10/26、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 外食券か持つておるのに、米飯の権利を喪失することになりませんか。外食券を持つて行つても売らないというのは、何か規則に抵触しないですか。
【次の発言】 普通の営業許可を受けておりませんか。
【次の発言】 ちよつと補足いたしたいと思います。会期はおよそ一箇月とし、その予算の取扱い方といたしましては、今池田君から申されたように、予算の組み方としては、第一次補正あるいは第二次補正ということで、これは分離してしかるべきであるけれども、会期は分離すべきではない、こういう補足をいたしておきます。

第16回国会 農林委員会 第2号(1953/05/27、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 この際政府にお尋ねしておきたいと思うのですが、政府から農業災害補償法の一部改正に関する法律案が午前中に提案されております。これと関連して将来どういうふうに災害補償法を運用して行こうと考えておられますか、この点をお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 ちよつと、あります。
【次の発言】 私は議論をしようとは思いませんが、政府が大蔵省と折衝いたしておりまするその過程において予備金から支出をしようといたしておりますが、災害予備金として持つておりまする十億円から要求いたしておるのでありますか、または一般予備金でありまする七億五千万円の中をねらつての折衝中であるか、この点を御説明願いた……

第16回国会 農林委員会 第3号(1953/05/29、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私はまず第一に資料を要求したいと思います。それは二十七肥料年度における需給状況を詳しく知りたい。もつと詳しく申しますと、窒素系統を全部ひつくるめて各社別の見込み数量並びに実績を示していただきたい。さらに今後の輸出見込み数量、それから国内消費量の実績及び、需給状況、これらを印刷にして配付願いたいと思います。  これだけの資料をお願いすることにいたしまして、次に質問いたしたいのですが、先般行われました硫安工場の出荷ストが肥料の価格にどのような変動を起しておるか、またこれに対してどのような措置をとられたか、この点をお伺いいたします。

第16回国会 農林委員会 第4号(1953/06/17、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ごく簡単なことを伺いたいのですが、今度の凍霜害といい、風水害といい、降雹害といい、全国的に非常な異常な災害を起しておるわけですが、農林省が持つております統計調査部は、これらのものに当る直接の機関でありながら、とかく被害農民から不評を買つておるわけであります。この不評の中には、もちろん被害農民の感情と統計とが一致しないこともあるであろうと思いますが、出先機関の様子を見ますと、限られたる旅費予算及び事業予算においては、とうてい完全な把握ができないような状態であるようであります。これらに対してどのような対策を持つておられますか、伺いたいと思います。  もう一点は、ただいまの凍霜害に関係す……

第16回国会 農林委員会 第5号(1953/06/18、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 綱島君の御質問に関連してお尋ねしておきたいと思います。統計事務というものは、長年の歴史を持つた上に初めてその成績が現われて来る。一年間もしもあやまちを犯しますと、長年の統計を破棄しなければならぬような結果に陥ります。従いまして私から見ると統計事務としては相当進歩を遂げておると思いますが、統計事務の基礎をなすところの調査部の調査方針が必ずしも十分ではないと思います。いかに統計事務が発達いたしましても、あるいは基礎づけられましても、その基本となりますところの調査機構が十分でなければ、結果は統計の方に悪く現われて来ると考えます。こういう点からしまして、もしも日本の農業統計の上に画期的な寄……

第16回国会 農林委員会 第6号(1953/06/19、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつと関連して――大臣は米価審議会の意向を尊重して、いろいろと努力中であるそうであります。その審議会から出ましたいろいろな要項につきまして、いろいろと努力しておられるそうですか、そのいろいろ努力しておる点を三つなり四つなり五つなりをあげられて、どれとどれとどの点を努力しておられるか、それを明瞭にしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、いろいろでなくて加算額と検査手数料の問題だけですか。その他も努力しておられるのですか、あらためてひとつ、
【次の発言】 大臣が努力しておられる点だけお聞きしておる。官房長の努力しておる点ではない。大臣の御努力中の点だけひとつ……。

第16回国会 農林委員会 第7号(1953/06/20、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 説明中ですが、これには四月、五月、六月の暫定予算も入れてあるのですね。
【次の発言】 ちよつと関連して簡単にお尋ねしたいのですが、震災のときやあるいは大火災やまたは津波等に、主食を貸与したり交付したりしておりますが、この貸与または交付の法律的根拠はどこにありますか。
【次の発言】 今度九州並びに西日本を襲つた風水害に対して、その法律を適用することが困難でありますか、またはこの法律を適用するにどこが困難であるかという点をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 私は食管法の範囲内において、主食でありまするから当然食管法の適用を受けると思う。しからばこうした場合の交付並びに貸与は食管法……

第16回国会 農林委員会 第8号(1953/06/24、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 大臣の一般的な施策に対する質疑は、いずれあとで十分尽さなければならないと思いますが、今問題になつております法案を審議する上からも、麦価の問題をすみやかに決定しておかなければ、これらの法案を十分生かして活用するわけには行かないと思いますので、先ほどの理事会におきましても、麦価の問題を優先的に大臣に質問することに決定いたしたのでございます。従いまして、この観点から新大臣にお尋ねいたすのでありますが、私は、保利農林大臣は今日の国会における情勢も十分把握されて大臣に就任されたものと理解いたすのであります。しかも同じ吉田内閣でございますから、内田農相のあとを追つて責任をとらるるといたしますな……

第16回国会 農林委員会 第9号(1953/06/25、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 関連して米の問題だけお尋ねいたしたいと思います。麦価の問題につきましては、あらためてお尋ねいたしたいと思います。  大臣、非常に慎重な御答弁でありましたけれども、私は、食生活の上から最近都会地において粉食が割合に盛んになつて来たことは、大臣とともに認めるのです。同時にまた麦の粒食の傾向が出て来たことも私は認めているのです。そういう方向にあることは事実でありますが、重大なことは、山本君と違つて、ぜいたくな者は粉食をやつて、比較的困窮しておる者は粉食をしていないのだというふうにも私は見ないのです。大臣の御答弁から見ますると、中以下の者はむしろ粉食をしておつて、やみ米を食つておる者は、相……

第16回国会 農林委員会 第11号(1953/06/30、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 同僚足立委員と芳賀委員からの質問に対する答弁で、ちよつと十分でないので、補足的に御質問申したいと思います。五月、六月における風水害の被害に対する農林省の所要経費ですが、これが今度の水害と競合したり、あるいは加重されたりする結果、現在の水害状況がわかつていない際に、これは机上的なプランになつてしまうのではないか、もちろんこれを応急対策として臨時措置として出されるならば別でありますが、この註にありますように、統計調査部の調査の確定をまつて、さらに調整するというような考え方で対策を練つておられるといたしますならば、それはほとんど机上の計画だと思うのであります。従いまして、加重されたり、あ……

第16回国会 農林委員会 第12号(1953/07/01、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつと関連して通産省にお尋ねいたしますが、鉱業法がたびたび改正されまして、試掘権がかつては鉱業権として存在したのを、採掘権の前提として試掘権を認めるという改正になつた結果、二年という期限がついたはずであります。従いまして、試掘権は本来の鉱業権ではなくして、鉱業権の前提として改正されたと思うのであります。従いましてこの二年をさらに延長して本掘に入るといたしますれば、当然十分な施業案が提出され、その施業案には除害設備の設計が当然伴つていなければならないと思うのであります。これらのものが伴つて施業が提出されておると思いますが、問題とならなければ別でありますが、これだけ問題になつておれば……

第16回国会 農林委員会 第13号(1953/07/02、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 農産物検査法の改正の要点について、提案者の意図及びねらいはよく理解できるのでありますが、二、三質問いたしましてこの法の運用の適正を得たいと思います。  問題は生産者から買受けまたは売渡しの委託を受けるという点について、今日までの状態から見て、これに受検義務を負わせることは私は当然だと思う。ただ問題は、芳賀委員からも質問の出ました、みずからの消費する目的で加工の委託をする場合はこの限りではないという規定を設けておりまするけれども、しかしながら委託加工ということになりますと、どこまでがみずから消費するものであるか、あるいは販売または売り渡すための加工の委託であるかという限界が、なかなか……

第16回国会 農林委員会 第15号(1953/07/08、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつと関連して――今外務委員会に小麦協定の件がかかつておりますが、私急ぐので、この際大臣に御答弁を願いたいのです。  この前内田農林大臣のときに、内麦の価格を一様に三・六七上げなければならないという内田農林大臣の意見を――これはざつくばらんに申し上げますと、自由党の政調会の意見を農林省が採用された形においていわゆる四・四・二の値上率にされたわけですが、この根拠は、新聞の発表によりますと、将来外麦の中でも特に小麦が過剰になつて引下るような傾向にあるときに、内地産の小麦の価格を上げることは好ましくないということで四・四・二になつたというふうに説明せられておるわけです。そういたしますと……

第16回国会 農林委員会 第16号(1953/07/10、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は農業委員会法、農業協同組合法等の改正については、大臣にお尋ねしなければならない点が多々あるのでございますが、大臣は突然尋ねられても答弁に窮すると思いますので、あらかじめ用意のために質問をいたしでおきたいと思います。というよりは、むしろ私は資料を請求するという形において、時間をさいて質問いたしたいのであります。  今日まで農業協同組合に対して、いろいろな補助がなされて来た。あるいは農業委員会に対しても相当な補助をなされて来たのでありますが、これは一体どういう考え方で補助をせられて来たのか、その考え方をひとつ伺つておきたいと思うのです。と同時に、農業協同組合及び農業委員会に対して、……

第16回国会 農林委員会 第17号(1953/07/13、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ただいま議題となりました国有林野事業に従事する職員の給与改訂に関する件につきまして、午前中小委員会を開きまして慎重検討いたしました結果を御報告申し上げます。  御承知のごとく、全林野労働組合の林野庁職員は、去る二月二十三日賃金改訂及び増額に関する要求を林野庁当局に提出いたし、その後中央調停委員会に対し調停を申請し、これに対し中央調停委員会は、去る六月二十六日調停案を提示したのでありますが、これに対する回答は、目下林野庁当局及び労働組合双方から延期されております。しかしながらすでに回答の期限は迫つておりますので、早急に解決する必要がございます。よつて本日林業小委員会におきまして、林野……

第16回国会 農林委員会 第18号(1953/07/14、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 同僚足鹿委員から肥料小委員会開催促進の動議を出しましたので、私もさらに一言御了解を得ておきたいと思います。と申しますのは、もう対策委員会の決定は新聞紙上をもちまして十日以前われわれは了解いたしておるわけであります。従いまして、正式発表があるかないかという問題は別にいたしましても、硫安についてはすでに小委員会において検討されていなければならなかつたと思うのです。そういう意味で、おそまきながら明日からやられるということでございますから、あえて追究いたしませんけれども、荏苒日を待つことができませんので、われわれはこれに対応するような法案を用意せざるを得なくなりましたから、こういう用意をし……

第16回国会 農林委員会 第19号(1953/07/16、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私はできるだけ意見を省略いたしまして、大臣に五点ほど御質疑をいたしたいと思うのであります。第一点は、大臣も愛されてしかるべき、しかも精励恪勤な職員の待遇問題でございます。しかもそれは林野庁の職員の給与についてでありますが、その多くは業務内容、職務の性質、職員の厚生、労働条件等にわたりまして、一般の国家公務員とは著しく事情を異にすることは、大臣つとに認められておるところであろうと思います。しかるに国家公務員としての画一的な給与体制がそのまま通用されておりますので、林野行政の上に弛緩を来し、精励を欠くようなおそれのある事態が発生して参つておるのでありますから、これに対して大臣の善処方を……

第16回国会 農林委員会 第20号(1953/07/17、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつと今大臣の答弁の中で重大なことがあるように思うのです。それは今度の予算は共同修正案になるか、あるいはどういう形になるかは別にいたしまして、予算上において一つの大きな変化があるわけです。この点を関係大臣が了解を与えるか、あるいは検討を加えないうちに、こういう案ができて来るということはこれは考えられない。精密な作業は別にいたしまして、およそこれによつて食管会計がまかなえるのか、あるいは食糧証券の発行がどの程度に行くのか、これがどういう結果を生むかということの、やはり行政長官を兼ねておる、国務大臣を兼ねておる人が、大体この修正案が農林省としてやつて行けるか、やつて行けないかというよ……

第16回国会 農林委員会 第21号(1953/07/21、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 これについて農地局長の御答弁を得て十分審議いたしたいと思うのです。第一の問題として提起いたしたいのは、農業に関する法律が出るたびごとに、または改正される場合、その一つ一つを見ると、いずれももつともな方策が盛られてあつて、まことに時宜に適したものだと思われるし、また農民の期待に沿うものだと思われるのでありますが、これらの法律が末端に行つて行われる場合におきましては、少しばかりの予算が各方面から流れて来て、ほんとうに実の成るような結果が来ていない場合が多いのであります。この法律も改正されました結果、かなり今までの手続を簡素化して、事業目的を達成しようという意図でありますことはよくわかり……

第16回国会 農林委員会 第22号(1953/07/22、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私、昨日土地改良法について局長といろいろ論争いたしたのでありますが、その中において、大臣の御出席を願わなければ解決つかぬ問題が出て参りましたので、特に大臣の出席を求めて質疑を続行いたしたいと思うのであります。それは、土地改良法は大臣御承知の通り、日本の遅れたるところの農法をさらに高度化して行くだめの基礎でありまする土地の改良事業を行おうとする意図のもとにつくられた法律であります。従いまして今臨時立法あるいは特別立法として湿田地帯の振興法、あるいは海岸地帯振興法、あるいは傾斜地あるいは灌漑畑振興等の法律案が出ようとしたり、すでに出ております。こうしたことは本法に基いて当然できることで……

第16回国会 農林委員会 第23号(1953/07/23、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は各派を代表いたしまして、共同修正案を提出いたしたいと存じます。    農業機械化促進法案に対する修正案   農業機械化促進法案の一部の次のように修正する。   第二条第一項中「肥培管理、」の下に「有害動植物の防除、家畜家きんの飼養管理、」を加える。   第四条中「国は、」の下に「農業を営む者が農機具を導入し又は」を加える。   第六条に次の一号を加える。   四 農機具の修理施設及び運営  理由は、本法案は農民の要望にこたえた法案でありますが、十分農民の要望にこたえ得たとは思われないのでありますけれども、また高度経営の進展をはからなければならないのでありまするが、もちろんこれで……

第16回国会 農林委員会 第24号(1953/07/24、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今同僚芳賀委員から適初な質問がありましたので、芳賀委員の質問と重複しないように、数点お尋ねしたいと思います。  政府が昨年の六月に農林次官通牒で、有畜農家創設要綱というものを出しておられますが、これと本法との関係はどうなつておるでしようか。おそらくこの有畜農家創設要綱に基いて、有畜農家創設特別措置法というものが生れて来たと思うのですが、どういう関連になつておりますか。
【次の発言】 そういたしますと、この創設要綱に基いてすでに通牒を発してそれぞれの処置をとつておられるのでありますが、それでは不十分だということでこの法案を出されたのですか。法制化する必要がどこにあるのか、それを伺いた……

第16回国会 農林委員会 第25号(1953/07/29、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は前委員会において、土地改良法の一部を改正する法律案についての、大蔵省の見解を求めておつたのでありますが、前の委員会には柏木事務官が見えられて答弁なされたのでありますが、非常に不満足な御答弁であつたので、あらためて大蔵省の責任者の御出席を願つて質問を続けて参りたいと考えます。今御出席になつておる政府委員は、前の委員会において、私が質疑をいたしましたことについて、何か報告を受けておられますかどうか。その点を私、お尋ねいたします。並びに土地改良法の一部を改正する法律案について、大蔵省はどんなような見解をとつておられまするか。この二点についてあらためてお尋ねいたしたいと思います。

第16回国会 農林委員会 第26号(1953/07/31、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 時間がないので続けての質問は後日に譲りますが、今河野委員からの質問に関する点についてのみ、この際お尋ねいたしたいと思います。  大臣は河野委員の質問に対して答えるに、この法案はいわゆる硫安工業の合理化のために必要な過程をとるところの法案だ、こういうふうに御説明になつたようであります。すみやかに合理化をして価格を引下げるのだ、こういう御答弁ですが、この法案の中には合理化を妨げておるところがあります。合理化のための自由競争を行わしめるに十分な余地があるにかかわらず、わざわざ独禁法の除外規定を輸出会社に認めておるのであります。独禁法は自由競争による合理化を促進するために設けられておる法律……

第16回国会 農林委員会 第27号(1953/08/04、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 時間がないので午後に質問を続行したいと思いますが、主要な点について大臣に二、三お尋ねいたします。これは大臣たびたび御言明のあるように、日本の将来に備えるために日本の肥料工業を国際価格に見合うような、生産費をまかなうようなところまで持つて行きたい、こういう説明でございますが、私はただ国際価格に競争できるように持つて行くことが必要だというだけでは十分でないと思つております。と申しまするのは、大正年間から昭和の初めにかけまして、硫安にとつて大きな競争相手であつたものは、もちろん外安でもありましたけれども、それと同等、以上の大きな競争相手であつたものは、大豆かすなりその他の有機質の肥料であ……

第16回国会 農林委員会 第29号(1953/08/06、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○川俣委員長代理 至急呼ばしておりますから……。

第16回国会 農林委員会 第30号(1953/08/07、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 林業に関する小委員会の中間報告を申し上げたいと思います。  林業小委員会は去る大月三十日設置せられましたが、爾来六回にわたり小委員会を開会いたし、林野行政が当面いたしております治山治水対策、国有林、民有林の造成並びに今般水害による災害復旧及び本年度林野庁予算案等の基本的重要問題を初め、当時地方行政委員会において審議中であつた町村合併促進法案中の、合併町村に対する国有林野払下げまたは交換等に関する問題、国有林材払下金一箇年猶予の問題等、さらに本年一月以降懸案となつておりました林野庁職員の給与改訂問題等、すみやかに解決すべき緊急課題につきまして、林野庁より説明を求め、さらに必要に応じ詳……

第16回国会 農林委員会 第32号(1953/09/04、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は主として公取の委員長に質問いたしまして、あとで政府当局に質問を続行して参りたいと思うのであります。  公取の委員長にお尋ねいたしたいことは、前国会におきまして、硫安協会が、国内価格につきましても、また輸出価格にいたしましても、価格協定をやつておるのではないかという質問に対しまして、公取委員長はそういううわさを聞いておる、疑いを持つておるけれども、なお慎重に調査をいたして、適当な処置を講じたいという御答弁があつたのでありますが、お調べになりました今日までの経過を、ひとつ御報告願いたいと思うのであります。それが第一点。特に今般台湾へ硫安が二十五万トン契約せられたと新聞紙は報じており……

第16回国会 農林委員会 第33号(1953/09/05、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私、和歌山県を襲いました水害の報告を聞いておりますと、森林が相当整備されておつたにもかかわらず、かえつて森林が相当の障害になつて水害を増大したというような報告も聞くのであります。これは今までわれわれの考えておりましたこととは相当異なるのでありまして、この点に関して林野庁はどういうふうにお考えになつておりますか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 私は大きな問題が二つあると思つておる、一つは今度のような水害が起きて参りますと、橋梁等の破壊あるいは人家の破壊に伴いまして、非常に多くの木材を必要とする傾向が当然出て来る、従いましてその結果木材の高騰となつて現われて来るわけです。この……

第16回国会 農林委員会 第34号(1953/10/02、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 安田統計部長から、九月十五日現在の見込み数量につきまして、算定が困難ではあるが五千六百五十七万石と思われる、算定が困難であつて、また正確を期せられない、こういうような御説明であつたのですが、やはりそういうふうに説明をお聞きしてよろしいのですか。五千六百五十七万石は、算定は非常に困難であるけれども、こう想定されるというふうに非常に遠慮したのか、あまりに正確でなさ過ぎた説明ですが……。
【次の発言】 どうも安田部長の答弁は非常に私ふしぎなんです。これはどうせ九月十五日現在の予想収穫であります。その後に起つて来る現象については、あらためておそらく御報告があるはずである。そういたしますれば……

第16回国会 農林委員会 第35号(1953/10/03、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は東北班国政調査の報告を行いたいと思いますが、東北班は山形、秋田両県を対象といたしまして、佐藤善一郎君と川俣清音とが調査に当りました。しかしこの報告を申し上げることは、きようの時間の節約上これを速記録にとどめて調査報告を省略させていただきたいと思いますから委員長のおとりはからいを願いたいのでありますが、しかしながらこの結果を要訳いたしますると、われわれは単作穀倉地帯におきましては特に、一、耕種の改善。二、灌漑排水並びに防災温水ため池等を伴うところの土地改良事業の促進。三、改良普及員の質的向上と充実。四、牧野の改良による植林地の造成と有畜農家の創設の必要が痛感されますので、政府にそ……

第16回国会 農林委員会 第37号(1953/10/17、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は浜さんにちよつとお伺いしたいのですが、政府が食糧五年計画、十箇年計画を立てております。その中で耕種改善あるいは土地改良を非常に高く評価いたしまして食糧計画を立てておるわけであります。そういう立場から実はお尋ねするのですが、私北海道の実情はわかりませんが、今度東北をまわりまして、各種耕地改良のために非常に努力を払つておられることにつきましては敬意を表するのですが、どうもあまり研究室にとじ込もり過ぎて、自信があり過ぎて、品種改善の上にさらに考慮しなければならぬ点が相当落ちておるのではないかと思われる点があるのです。学者が非常に良心的に、自信があり過ぎるということは決して悪いことじや……

第16回国会 農林委員会 第38号(1953/10/20、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今、足鹿委員と通商局との間にいろいろな論争が行われたのですが、それを聞いておりますというと、私は非常に大きな疑問が幾つも出て参りましたので、お尋ねいたします。  通商局は輸出振興をはかつておられるのでありますが、どういう目的で一体輸出振興をはかつておられるのか、私、疑問が出て来たのであります。また、出血輸出までさせてなお通商を振興させようというのは、どういう目的でやつておられるのでありますか。これは抽象的でよろしゆうございますからお知らせ願いたい。
【次の発言】 私の質問に対して、第二段の点だけはお答えになつて、一段の点についてはお答えがなかつたのですが、あらためて申しますると、輸……

第16回国会 農林委員会 第40号(1953/10/22、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 大臣が会度東北をまわられた場合に、今お説のようなぐあいに、行政措置をとるのだ、あるいはこれに対する予算の裏づけもするのだというように、おまわりになりまして大分人心が安定したようにも見受けられる。その点に対しては一応敬意を表しておるのでありますが、それでははたして大臣が言明されたようなことが現実に行われるであろうかどうかということについては、疑問を持つておる。特に国有林野というものは、大臣十分御承知のように、東北の方に割合に多く存在するわけですが、これは今度冷害に当りましたようないわゆる高冷地、山間地の人々が、山を守り、山を育てて来たのであります。こういう山を守り、山を育てて来た者は……

第16回国会 農林委員会 第41号(1953/10/27、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は委員会の態度をきめる上に必要な主要な部分だけをお尋ねしたいと思います。今資料の配付を受けますと、農林省は最初内閣に出しました救農工事分として五十三億、それを第二次要求の場合には四十億に引下げ、さらに決定が三十億になつておるようであります。これに対して約三十億の節減でありまするから、救農工事としては、一銭もふえていない、こういうことになると思う。ただ内容がもれわれの要望いたしておりましたような、小団地に対する一つの補助を新しく見出したというだけ以外においては、金額においては何もふえていない、そういうことになると思います。ところがここで重大なことは、今まで政府の説明を聞いております……

第16回国会 農林委員会 第42号(1953/10/28、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今まで農林当局から聞いておりますと、治山治水のような関係の分については、削除がなかつたとこう説明されておつたようでありますが、この表を見ますと、やはり依然として直轄治山事業または治山事業の補助に対しまして二・二%からの削減が行われておるようであります。これは一様にやはり削減なんでありますか。これを地方別で見ますと、そういう削減のない所もあるし、平均してこうなつた、という意味ですか、その点の説明が十分でなかつたと思います。
【次の発言】 そういたしますと、閣議決定事項によりますと、治山治水事業については削減を加えないという決定をしておるようですが、それは閣議変更になつた結果ですか、そ……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 農林委員会 第4号(1953/11/02、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 議事進行について。大臣が予算委員会に出席せられるということでありますが、農林委員会は休会中にもかかわらず真に打込んで農業政策を樹立するために努力いたしておることは、大臣お認めのはずであります。もちろん今国会において、予算委員会に出席される義務を国務大臣として負つておられることは当然でありますが、もし農林委員会と協力して、今後保利農政を進めて行かれようとするならば、もう少し農林委員会に対しましてもできるだけ努められる意思がなければ、農林委員会としては今後審議の上に大きな支障が来るということを、十分委員長から御警告になつて、御退席になるならばその警告を受けて御退席になることを希望いたし……

第17回国会 農林委員会 第5号(1953/11/03、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 建設省に二、三お尋ねしたいと思います。私ちよつと聞き漏らしておるのでございますが、建設省は主として道路や砂利工事を計画されておるそうですが、一体砂防工事は、今度の冷害に関係の深いいわゆる高冷地帯等の地域が主であろうと思いまするから、これを一応問題の外に置きます。ところが道路ですが、建設省の所管されておるような道路は、今度の冷害地の中にはごくわずかじやないかと思う。もちろんこれは茨城であるとかあるいは福島のような海岸地帯におけるいわゆる潮の害による、あるいは風の害によるところの被害地につづいては、これは最も関係の深い地域だと思います。その他のいわゆる高冷地帯という冷害地声の地域内にお……

第17回国会 農林委員会 第6号(1953/11/04、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 長官は、きのう私が警告したにかかわらず、依然として前の自説をまげられないで答弁をされておるようであります。今、芳賀委員からも質問がありましたように、この特許権と行政措置と結んでおるところに特許権の価値が生じておるのである。このことを指摘しておいたはずであります。依然として長官は、この特許権が一億七千万円くらいの価値があるということを主張しておるということを、暗にお認めになつておるようであります。それからもう少し下げなければならぬということを主張されておりますけれども、やはり基礎を、一億七千五百万を主張されておるものを、ある程度認めようというような心持で御答弁になつているようでありま……

第17回国会 農林委員会 第7号(1953/11/06、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今政務次官から努力するという御答弁でありましたが、私はあえてしつこくこれを問うわけではありません。しかし法律になつた以上、その執行者は政府ですから、努力するのは当然なことです。あえて努力という言葉を使われることでなく、衆議院の院議を尊重する建前から、やはり実行に移されることが必要でないか。衆議院は立法機関でありますから、執行機関である政府は、立法機関の決定したことに対しまして実行の責任があるものと考えますので、おそらくそういう意味での御答弁だと了承してよろしゆうございますか。

第17回国会 農林委員会 第8号(1953/11/07、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は数点にわたつて長村特許庁長官にお尋ねいたしたいと思います。私は特許に関して実はあまり十分な知識を持つておりませんのでありますから、そういう観点でひとつお尋ねいたしますから、御答弁願いたいと思います。国内の禁止品に加工したりあるいは品質処理をするような特許申請があつた場合、無条件で特許決定が行われるのであるかどうか、この点を伺います。
【次の発言】 たとえば麻薬のようなものも、これは使用禁止ですが、麻薬を使つて薬をつくり上げるというようなことは、やはり使用の禁止になると思うのです。こういうことは無条件でやはり特許決定されるのですか。


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 農林委員会 第2号(1953/12/02、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は足鹿委員と角度をかえまして、二、三点お尋ねいたしたいと思うのです。  先に小倉局長にお尋ねいたしますが、大体ことしの秋から見まして、来年の春肥にかけましては硫安価格が相当ゆるんで来るような傾向を持つておつたと思うのです。かなりメーカー側があせつておりまして、相当の価格の低落があるのではないかと業界ではおそれておつたようであります。そこで何とか輸出を考えておつたようでありますが、輸出ができるというようなことになつて参りますと、どうも内需価格に対して強気になつて参りまして、最近なかなか強気の意向が出ております。私どもから申しますと、去年のいきさつから見まして、輸出によつて内需の価格……

第18回国会 農林委員会 第3号(1953/12/08、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は林業に関する小委員令の審議の経過を報告し、本委員会において適当に善処されんことを要望するものでございます。  去る三日、林業に関する小委員会を開会いたし、治山治水対策、国有林野整備臨時措置法に基く国有林野払下げ問題、並びに全林野労働組合の林野庁職員の昭和二十八年一月以降の賃金改訂及び増額する要求について仲裁裁定に関し、柴田林野庁長官及び丹羽職員課長から説明聴取の上審議を行いましたので、ここにその概要を御報告いたします。  御承知のごとく、去る第十六国会におきまして福田委員より、本農林委員会を代表して、治山治水恒久対策確立に関する決議を上程して可決を見ましたのでありますが、その後……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 建設委員会 第26号(1954/04/27、26期、日本社会党(右))

○川俣清音君 私先般の当委員会において、農林委員会を代表しまして二、三質疑をいたしておるのでありますが、続いてお尋ねいたしたいと思います。  本法の目的でありますいわゆる土地区画整理事業というものが、都市計画区域内の土地について、公共施設の整備改善並びに宅地の利用の増進をはかるためにこの法律が設けられたその趣旨については、何ら反対するものではございませんが、この法律で定めるところに従つて行われる土地の区画並びにその形質の変更及び公共施設の新設または変更に関する事業と、農地法との衝突の面について、二、三点お尋ねいたしたいと思うのであります。  農地法は、御承知の通り、食糧増産並びに健全な農業経営……

第19回国会 通商産業委員会 第38号(1954/04/22、26期、日本社会党(右))

○川俣清音君 私は通産省に主としてお尋ねいたしたいのですが、一体商品取引所というものの持つておる本質を十分発揮できるような日本の経済状態であるかどうかという点であります。主として農産物資についてお尋ねをいたしたいのでありますが、足鹿君からもおそらく御質問が出たであろうと思いますが、私は角度をかえてお尋ねいたします。商品取引所の機能というものは、完全な自由経済のもとにおいて需要供給の自然の調整作用をなすところにその価値があると思うのであります。ところが日本の現状は、そうした需要供給の自然の調整にまつという事態から一歩引下らざるを得ない状態になつて来ておるのではないかと思うのであります。というのは……

第19回国会 通商産業委員会 第56号(1954/05/26、26期、日本社会党(右))

○川俣清音君 委員長のお許しを得まして、二、三の点についてお尋ねをいたしたいと思います。本法が砂利採取の便宜をはかるために、これを法制化しようという意図に対しては必ずしも反対するものではございませんが、二、三の点について、不十分でないかというおそれがある点についてだけお尋ねいたしたいと思います。  第一点は、日本の地下資源開発のために古くから日本坑法あるいは鉱山条例以来長年の慣習のありまする鉱業法と、本法との関係の点について二、三お聞きいたしたいと思うのであります。日本の地下資源は決して恵まれていないものでもございませんし、いかにして地下資源を開発するかということについて、当局においても国会に……

第19回国会 農林委員会 第3号(1953/12/12、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつと関連してお尋ねしますが、今金子委員の質問に対する御答弁の中に、広告業者は、電力会社から委託を受けて、あるいは使用料を払つて広告をしておるのである、こういう御答弁ですが、おそらく敷地の所有者と電力会社の間においては、広告のために土地を使用してもいいとか、あるいは広告のために一時的に土地を使用してもいいというような契約はないようです。これがあるとお考えになりますか。ことに地方に参りますと、植付のあとになりましてから、広告業者がかつてに入つて来て、広告のために稲を荒しているような事実がある。電力会社とは使用契約は結んでおると思いますが、広告のために土地を使用させる契約を広告業者と……

第19回国会 農林委員会 第4号(1953/12/15、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は主として野村証券の瀬川さんに、証券業界から見た硫安業界の将来の見通しというようなものをお尋ねいたしたいと思います。  特に証券業界では、いわゆる資金集めをやつておられる手前かどうか、最近硫安業界の成績が向上して将来が明るいということが、大体証券業界の持つておられる見通しのようであります。これは資金のやりくり、あるいは株価維持のため、あるいは操作のための宣伝も含まれておるかもしれませんが、そう無責任な宣伝でもないと思いますけれども、将来が非常に明るいというのは、どういうことをもつてこう見ておられますか、この点をお聞かせ願えれば幸いだと思います。

第19回国会 農林委員会 第5号(1954/01/11、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は日本社会党を代表しまして、ただいま吉川委員より提案されました昭和二十九年度農林予算に対する決議案並びに提案の趣旨に、そのまま全面的に賛成するものでございます。この賛成をするにあたりまして、一言つけ加えたいことは、今日国際情勢から見まして、わが国の自立経済の確立をはかることが刻下の急務でありますことは、言をまたないのであります。従つてこれがために農業生産力の増強をはからなければならないのでありまして、この観点から、旧臘十五日、農林委員会は食糧の増産のために必要な決議を行い、並びに同日衆議院の本会議におきまして、食糧増産並びに食生活改善に関する決議を行つておるのであります。これらは……

第19回国会 農林委員会 第6号(1954/02/03、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は今農林大臣並びに官房長官から一応の御説明を承つたのでありますが、今後われわれがこれらの施策に対しまして、また予算面に対しまして、幾多の意見を開陳しなければならないし、あるいは政府に反省を求めなければならない点も多々あると思うのでありますから、それに基きましてできるだけ正解を得たいと思いますので、資料を請求いたしたいと思うのであります。今ここで口頭をもつて資料の請求をすることを差控えまして、後ほど書面をもつて資料を請求いたしますから、その際は委員長の手元において、各委員から提出されました資料を整理の上、政府へ送達を願いたいと存じます。

第19回国会 農林委員会 第7号(1954/02/04、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私三点ほどお尋ねしたいのですが、まず第一点は、国務大臣としての御答弁を願いたい。それは国会に法律案の発議権があり、予算の発議権が政府にあるというように憲法を割り切つてみるかどうかということはあとまわしにいたしましても、この町村合併促進法案が議員立法だということで出ております。しかしながらいずれにしても、国会側から出ました議員立法にいたしましても、政府が発議いたした法律にいたしましても、法律が施行されましたからには、一般国民に与える力というものは同一でなければならぬとお考えになつているだろうと思うのであります。ところがとかく議員立法でありますると、予算の義務を負うような議員立法はけし……

第19回国会 農林委員会 第9号(1954/02/09、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつと関連して。大臣に今のMSAの問題について一つお尋ねしたい。私どもは買入れ価格は大体二本よりないと思つておるのです。国際小麦協定の価格で買い入れるのか、あるいは国際市場価格で入れるのか、これは二本よりないと思うのです。MSAによる強制的な三本建というようなことは、私は考えられないのですが、大臣はやはり三本建となつてもよろしいというようなお考えですか、どうもその点があいまいです。私はこの小麦は、いわゆる国際小麦価格協定によつて入れるのか、あるいは国際市場価格によつて入れるのか、どつちかでなければならぬと思う。ところがこのMSA協約に基いて、もう一本立てられるというお考えなのであ……

第19回国会 農林委員会 第10号(1954/02/10、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私数点をあげまして、農林大臣に対して農政の根本方針についてお尋ねいたしたいと思うのであります。  まず第一に、政府の低物価政策の農産物価に及ぼす影響についてお尋ねいたしたいと思うのです。これは通貨の安定、国際収支の均衡、財政の緊縮、物価の引下げが自立経済の基礎を確立することだそうですが、どうもこれらはスローガンとしてはほんとうらしいけれども、実際はうそじやないか、こういう見方ができるのであります。と申しますのは、農業生産物が上るようには思われないと農林大臣は六日の委員会において御答弁になつております。ところが通産大臣並びに大蔵大臣は、本会議における施政演説で、まず農産物価が引下るか……

第19回国会 農林委員会 第11号(1954/02/12、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 時間がなくなりましたので、あとは委員長の御配慮で継続をお願いいたしたいと思います。要点だけちよつとお尋ねしておきますが、人造米の工場へ一体どのくらい融資のあつせんをしておられますか、その金額を承りたい。と申しますのは、なぜかというと、非常に熱心に人造米の奨励をされているようですけれども、一体どういう理由でそんなに力を入れておられるのか、その態度が明らかでないのです。金子委員からも御質問になつたように、一体なぜ人造米というものをそれだけ融資をしてまで奨励するのか、その根拠が明らかでない。粉食奨励の意味でやられるのか、単なる粉食奨励でありますれば、現在ありますパンでありますとかあるいは……

第19回国会 農林委員会 第12号(1954/02/17、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今関連していろいろ出て参りましたが、主要な点について二、三お尋ねいたしておきたいと思います。  種子法の六条の三に「当該都道府県に普及すべき主要農作物の優良な品種を決定するため必要な試験を行わなければならない。」と義務づけておりますが、この義務づけました結果、どのような状態で試験が行われておりますか、この点をお尋ねしておきたい。
【次の発言】 いや、私のお尋ねしているのは、その点もありますけれども、当該府県において普及すべき主要農作物の優良なる品種を決定するため必要な試験を行わねばならないと義務づけておるが、この義務に基いてどれだけ試験が行われておるかということをお尋ねしておる。土……

第19回国会 農林委員会 第13号(1954/02/19、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 この間に引続いて補助金等の整理に関する法律について、その関連しております農林省関係の農業改良助長法の一部改正、漁業法の一部改正、あるいは家畜伝染病予防法の一部改正等の改正法律が政府から提案されようといたしておるようであります。これらに関連いたしまして、法制局に二、三お尋ねいたしておきたいと思います。  憲法七十三条によりますと、内閣の行うところの一般行政事務のほかに、内閣の行為を規定いたしておるようであります。これから関連して見ましても、また憲法の総体の趣旨から考えましても、現行法の存在する限りにおいて、その現行法を否定するような予算を編成するということは越権ではないかと考えられま……

第19回国会 農林委員会 第14号(1954/02/24、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつと関連して。今政務次官の答弁の中に、国内需要だけが非常に旺盛であるというふうな説明ですが、国内需要の旺盛の中にドル払いがあつて、これが相当大きな率を占めている。委員会の言葉としてははなはた適当じやないかもしれないが、パンパンもまた外貨獲得の一つの種類だというようなことまで言われていることは、私は行き過ぎだと思いますけれども、もしそうだといたしますれば、その中の主要な部分はやはり絹の消費量に現われていると思うのです。だからこれはやはり正常な貿易だとは私は申しませんけれども、国内需要が非常に旺盛だから――政策としては正常輸出でしようが、現状においては、相当国内ドルの消費にこれが充……

第19回国会 農林委員会 第15号(1954/02/26、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ただいま各派提案に基く芳賀委員の趣旨弁明に対しまして、賛意を表するものでありますが、ただ誤解のないように、この際明らかにいたしておきたいのであります。本委員会がこの決議をするに至りましたのは、数回にわたる二十八年産米米価に対するわれわれの意見を申し述べ、しかも将来にわたる米価のあり方等から見まして、また今年の作柄が異常な作柄でありましたために、内地米の需給状態から見まして、今後なお政府が幾多の手を打たなければならない様想を示しておるわけであります。従いまして政府の期待いたしておりまする二千百万石あるいは端境期に参りまする状況等から判断いたしまして、また二十九年産米の早食い等から考え……

第19回国会 農林委員会 第16号(1954/03/03、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 農漁村に農林漁業金融公庫から出ている資金わくのほかに、開銀の融資または中金の融資その他民間銀行の融資が相当出ておると思うのでありますが、金融公庫以外の融資額が、一体どのくらいになつておりますか、またその融資の対象というものが種別ごとにおわかりになつておりますならば、この際お示し願いたいと思うのです。と申しますのは、要は一般民間銀行及び開銀または農林中金の融資に対する比率というか、どの程度金融公庫がまかなつているというような点を見たい、こう思うので、この点を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 私の尋ねたいのは、結局農村は最近相当の金詰まりを来しているので、民間銀行等の……

第19回国会 農林委員会 第18号(1954/03/10、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今の質問に関連して。これは非常に重要な発言をされておると思うのですが、消費税がかかることによつて価格が上るということは、消費祝を民間が税金の形で搾取するということになる。将来上るからそれだけの価格を今からとつておいてもよいということは、将来脱税をも含むことになるであろうし、また今から税金が上るということで価格を上げておくということは、不当利益であるというふうにお考えにならないのですか。こういう不当利益が上る原因だということをお認めになつておるということは、非常に重大な問題であると思います。
【次の発言】 それが大切なんです。これらの大切な外貨手当を受けなければならない砂糖を、そうい……

第19回国会 農林委員会 第19号(1954/03/12、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 中島局長にちよつとお尋ねしておきたいのですが、これは質問というよりも、あとで資料をお出し願いたいという意味で質問しておくのですが、一体原価主義をとられるということですが、電気料金の原価主義というものを局長のところで正確に把握できるというお考え方でおられるかどうか。その内容をもつと申し上げますと、あとで電柱のことが問題になりますが、電力会社の帳簿は、自分が立つております電柱の敷地さえ不明確な帳簿です。また資産につきましても、これは会社が投資した資産でなくて、消費者に負担させた資産も出て来る。それらもみんな自己投資のようなかつこうで原価計算がされておるのじやないかという懸念がある。懸念……

第19回国会 農林委員会 第20号(1954/03/17、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 この際委員長において特に御配慮願いたいと思いますのは、本委員会において補助金等の特別委員会に連合審査の申入れをいたしておりますが、まだ何らの回答がないようでありますから、促進方について委員長の特段の御配慮を願いたいと思います。

第19回国会 農林委員会 第21号(1954/03/18、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今度農産物検査法の一部を改正する法律案を提出されておりますが、農産物検査と申しましても、これに関連する法律が非常に多いのでありまして、本法の適用は大体食糧庁関係内の物資についての適用というふうに考えられると思いますが、他に農林物資規格法という法律があるようでありますし、また指定農林物資検査法という同じ検査に関する規定もあります。さらにこの農産物検査法というものがあつて、大体三つの体系をなしておるようでありますが、所管ごとにこういう検査法をつくつて、なお依然として改められないのはどこに根拠を持つておられますか。この点を明らかにしていただきたいと思います。

第19回国会 農林委員会 第22号(1954/03/19、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は昨日に引続きまして総務部長に二、三点お尋ねしてあとは林野庁長官にお尋ねいたしたいと思います。  きのう問題として残しておきました中に、検定協会に対して、これは卸売業者からの負担であつて、消費者が直接負担をするようなことはないという御答弁でありましたが、本日配付になりました資料にかりますと、日通より内地米としてキロ当り四十円の支出をいたしておる。これはおそらく日通の利益の中から出したものでなくして、但書にあるように、但し政府は御業者、日通に対しまして売渡しの経費の一部として所要経費の中に考慮してあるということでありますから、当然これはコストの中に入つておると見なければなりません。……

第19回国会 農林委員会 第23号(1954/03/24、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 関連して。今の通産省の答弁は少しおかしいんじやないかと思うんです。今硫安から尿素に転換して行く場合に、ビユーレツトが相当毒物であるという認識を持ちまして、できるだけこれを除去しようと努めておることは事実ですよ。メーカー自体がこれは弊害があるということで、できるだけ除去しようと努めておる。この方針はかわりないんじやないですか。ただ何パーセント以上除去できるかできないか、あるいはどうして除去することが合理的であるかということについては苦慮しておるようですけれども、除去しようと努力しておる実情は認めていいと思うんです。それも認めないのですか。入つてもよいんだということでやつておるのと、一……

第19回国会 農林委員会 第24号(1954/03/31、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 先般当農林委員会といたしまして問題になつておりまする諸般の問題を解決するために、長野県の長野営林局管内の主要な林産地であります木曽林野を拝見して参つたのであります。これにつきまして二、三当局に意見を申し上げまして、政府の善拠方をお願いいたしたいと思うのであります。  このたび政府が国有林野法の一部改正、また国有林野整備臨時措置法の改正案を出されると同時に、保安林の整備強化を必要といたしまするいわゆる保安林整備臨時措置法を提出されたのであります。これらの観点からいたしまして、現にございまする長野の営林局は、十分その機能を発揮するような状態に置かれていないことを実地に拝見して来たのでご……

第19回国会 農林委員会 第25号(1954/04/01、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 これは質問よりも資料をひとつお出し願いたいと思つておりますが、今までの説明を聞いておるところによりますと、十分納得できない点がありますので、資料のお出しを願いたい。それは土壌の調査がどの程度進行いたしておりますか、これが一点です。これは粗悪林とか、あるいは保安林として適当な所でありましても、経営林として保安林から削除しなければならぬような地域もあるかと思いますので、そういう観点から土壌調査がどの程度進行いたしておりますか、その資料がございましたならばお出し願いたい。  もう一点は、あらためて保安林として指定される地域に鉱業法上あるいは採石法上指定されております鉱業権または採石権を持……

第19回国会 農林委員会 第26号(1954/04/02、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 国営競馬につきましては、いろいろこれに対する問題点が多かつたために、今度新しく日本中央競馬会法案という形で出て参つておりますが、一体国営競馬を廃して特殊法人による経営に移さなければならないという理由が、十分納得させるような説明になつていないように思うのです。一応政府の提案理由によりますと、国営競馬のような形式は世界でもほとんど類例のない形態であるから、これを改正しようとするのが第一点のようであります。二点は、行政の簡素化の線とにらみ合せて行かなければならないからというだけでありまして、今までの国営競馬に対するいろいろな批判を十分受入れて改正せられたとは思われないのであります。大蔵大……

第19回国会 農林委員会 第27号(1954/04/07、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 関連して。足鹿委員の質問に対して政府の答弁が十分でないのですが、海外協会をなぜつくらなければならなかつたかという根拠をあいまいにしておられる。しかしながら国の予算が支出されるからには、支出というものは明確にしなければならぬ。なぜ必要であるかということが明確にならないで、国の費用を出すということは、越権行為であると思う。ところが外務省だげが、移民をやる上にどうも不都合だ、それで海外協会に代行させるのだ、こういうお考えのようですが、そういたしますれば外務省自体がやれないということを白状せられたと思うのですが、外務省だけではやれないから、官権をもつて移民をするということはとかく国際的にも……

第19回国会 農林委員会 第28号(1954/04/08、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 それに付加してなお委員長におとりはからい願いたいと思いますが、政府として公式に調査したものがないようでありますが、しかしながら通産省といたしましては、種類別生産数量、現在量、価格等すべて各種の資料をそろえまして融資をあつせんいたしておるはずであります。従いまして開銀へ出されましたこれらの資料は当然通産省で保管をいたしておるはずでありますし、また開銀にすでに提出済みのものでありますから、これらを主とした資料といたしまして提出願いたいと思うのであります。綱島小委員長からも御請求のありましたように、政府の手持ちとしての原価計算の資料は持合せがないということで拒絶されることのないように、開……

第19回国会 農林委員会 第29号(1954/04/09、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 この際質問の前に、一言大臣に在来の委員会の模様をお伝えし、考慮を促したいと思います。  農林委員会が今まで比較的超党派で審議いたして参りましたために、政府の都合または大臣の予算委員会に対する出席等をおもんばかりまして、できる限り質疑の進行をはかるために、あえて大臣の出席を求めながらも事情を了として参つたのであります。しかしながら、ほかの委員会と比較いたしまして、農林大臣の出席率が非常に悪いということで、実はたびたび問題になつたわけであります。ここに新しく日本中央競馬会法あるいは保安林に関する法律、あるいは酪農振興法等が出て参りましたので、どうしても一応大臣の出席を求めまして審議をし……

第19回国会 農林委員会 第30号(1954/04/14、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 関連してお尋ねしたいのです。今福田委員からの質問は、私どもと大体同じ考え方をしているのですが、非常に勉強せられて法律的に質問をされたものですから、かえつて答弁が的をはずれたのじやないかと思います。私は観点をかえてお尋ねしたい。保安林に指定せられますと、経済価値が下つて参りますために、指定と同時に転売されて行くというようなことは一応ないんじやないかという考え方が出て来るのはあたりまえだと思うのです。ところがそうばかりとは言えないと思うのです。中にはむしろ保安施設が講ぜられますと、保安林として指定された以上に、山くずれの防止、砂防の施設というようなことが加えられて参りますから、経済価値……

第19回国会 農林委員会 第31号(1954/04/16、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今佐藤委員から、本案に対する概括的な質疑が行われましたので、これ以上質疑の要はないと思います。また先般当委員会から現地視察をいたしまして、木曽福島は山地狭隘な地勢でありまして、防火上からも重要な行政主管庁の所在としては不適当であるという意見を申し述べた。その結果に基いて、政府が農林省設置法の一部を改正する法律案を出されたのでありまして、本委員会の要望に沿われたことを多とするものでありますが、ただ一点施行期日を政令に譲つておられまして、しかも来年の三月三十一日までということになつております。当委員会の希望は即刻移すべきであるという要望をいたしておつたのでありますが、この点についての御……

第19回国会 農林委員会 第33号(1954/04/20、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今の御答弁によりますと、私は非常に不穏当じやないかというふうに考えるのです。というのは、これをあたかも相撲協会の大関とか小結あるいは十両というような考え方で御答弁になつておりますが、これは本質的に異なると思う。というのは、一方は相撲協会という協会がやる。今あなたが計画されておりますのは国営競馬、すなわち国が管理し、国が事業を行つておるもので、その上に職員として、または当該事業を監督する立場におつて、これらの事業の経営を監督し、直接関係しておるわけなんで、従つて相撲協会を判断するような目でもしも畜産局がこれを監督いたしましたならば、これは非常に大きな違いだと思う。いずれにしても傷害が……

第19回国会 農林委員会 第36号(1954/04/27、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 芳賀委員の質問に関連しての部分だけ一つお尋ねいたします。局長の説明で、しかもこの法律の一番の矛盾点を解決しておられないので、この点お尋ねしておきます。局長の説明によりますと、乳業施設の競争濫立のおそれがあるから、工場濫立を防止するのだということでありますが、今の国家財政あるいは経済界の情勢、今考えられておる投融資の中において、はたして一体濫立のおそれなどがあると考えられるかどうか。私はおそらく濫立などということは考えられないのじやないかと思います。もう一つは、この法案を逆に見て、自然発生的にしておきますれば、乳業施設があるところに集団酪農地域ができるという考え方がどうしてもこの法案……

第19回国会 農林委員会 第37号(1954/04/28、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本法案に対して討論を行いたいと存じます。  この法案が十六国会に提出されまして以来、内需優先を原則といたしまして、格安な肥料を農村に導入することによつて国内の食糧増産に何ほど寄与し得られるかという観点から、慎重審議をいたして参つたのであります。本法案に盛られておりますもの並びに金子委員より修正案が出ました点を勘案いたしてみまするに、これらの所期の目的を貫徹する上に決して十分な法案とはみなしがたい点が多々ありますけれども、今日の情勢下における諸般の事情を集約いたしまして賛成せざるを得ないのでありますが、なぜ賛成し、どういう点について疑問を持つておるか……

第19回国会 農林委員会 第38号(1954/05/06、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつと関連して。こういう凍霜害を初めいろいろな災害日本の気候状況からして起るわけですが、今日統計調査部の機構はだんだん縮減されて行きますし、事務費等においても縮減されておりますので、十分な対応策がとれないうらみがあるのではないかと思います。これらの点について万全を期せられるために、将来どのような対策をとられる予定でございますか。
【次の発言】 今度の改正定員法を見ましても、こういういわゆる出先機関に対しては相当整理がきついわけです。定員減ばかりでなくして、事務費的にも当然また縮減が行われておりますので、一朝災害が起きます場合において、農民の側においても非常に不安が多いと思うのです……

第19回国会 農林委員会 第39号(1954/05/07、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 農林省関係法令の整理に関する法律案に対する二、三の質疑を行いたいと思います。この提案理由によりますと、行政事務の運営の改善という観点に立つて法令を整理しようとするのでありますが、一体行政事務の運営の改善というのはどういうことをねらつておるのか。おそらく行政簡素化に伴う運営の改善であろうと思うのですが、問題になりますのは、農林省内の運営の改善も必要であろうが、さらに他省との関連事項について、どのような改善をはかろうとせられたかどうか、この点についての今まで検討されました経過を、ひとつお示し願いたいと思うのです。特に通産省との関連事項における農機具の行政または肥料行政等について、肥料法……

第19回国会 農林委員会 第40号(1954/05/11、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 時間がありませんので明日質問をいたしたいと思いますが、明日この案を修正または十分な討議をする上から、この際資料を要求しておきたいと思います。その資料を要求する観点は、この法律案の二章は集約酪農地域、三章は生乳等の取引になつておるわけですが、どうも三章の生乳の取引に重点が置かれておつて、はたして集約酪農というものが完成できるかどうかということについて非常な疑問がありますので、そういう観点から資料をお出し願いたいのです。というのは、集約酪農地域を二箇年計画あるいは三箇年計画、五箇年計画で指定をされるそうでありますが、一体この集約酪農地域の面積はどの程度になるのか、またはこの集約酪農地域……

第19回国会 農林委員会 第41号(1954/05/12、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 きのう私は質問の大体の要旨を申し上げておいたのでありますが、漸次お尋ねいたしたいと思います。  酪農振興法案の提案説明によりますると、酪農振興の必要を非常に強調しておられるわけであります。しかも食糧の増産をはかり、その自給度の向上をはかることがわが国経済自立のための基本的な要件であつて、これがために食生活を合理化して、米食偏重から脱却させるとともに、現在の農業経営方式を養畜特に乳牛を取入れたいわゆる有畜農業経営に改善することがきわめて有効適切な方策であると述べられておるのであります。私どももこの基本についてはまつたく同感でありますし、また一般農民が酪農に期待をいたしておりますのも、……

第19回国会 農林委員会 第42号(1954/05/13、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 議事進行に関して……。この農協法の一部改正並びに農業委員会法の一部改正も、前国会において本委員会がかなり長い期間かかりまして、慎重審議いたしました結果、審議未了になつた歴史を持つているのであります。従いまして従来の委員会の運営は、大体超党派的に一致できるものというところから、委員の出席についてはかれこれ言わないのが一つの習慣であつたのでありますが、委員会総意のもとに一度審議未了にいたしました法案を再び議員提出において、むしろ改悪された観を持つ案を提出されておりますので、前国会の意思と本国会と意思を異にすることもあり得ることであるとは言いながら、こういう問題についてはなるべく委員の正……

第19回国会 農林委員会 第43号(1954/05/14、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 関連して……。今の局長の答弁は非常に誤解を受けると思いますので、さらにお尋ねしておきます。こういう出資は、おそらく現物出資ということはあり得ないのでありますから、当然評価された金額が出資金額にならなければならないと思います。ところが実際はこの評価に相当手間取ると思いますので、手間取つてその上に登記をするか、――あるいは一応あの基準で価格を出して登記をし、さらに精密な評価をいたしました上に減資あるいは増資という形で出資の増減を行うというのが普通のやり方じやないかと思うのです。どうも局長の答弁だと、そこのところが非常にあいまいなんですが、現に事業経営をいたして参りますれば、おそらく早く……

第19回国会 農林委員会 第44号(1954/05/15、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は各派共同提案による酪農振興法案修正の趣旨弁明を行いたいと存じます。  酪農振興法案の主要な修正点を簡単に御説明申し上げます。  第一に、第一条の目的でありますが、原案におきましては、牛乳処理法的色彩が濃厚で、酪農によつて農業経営を健全化するような酪農と農業経営一般との関連が必ずしも明確でなかつたのでありますが、この際酪農の急速な普及発達及び農業経営の安定をはかる旨の規定を加え、この点を明瞭にいたしたのでございます。  第二には、酪農振興計画の策定に当り、市町村、農協、同連合会等の意見を十分反映させるとともに、第十二条以下の規定により都道府県知事の行う施設の新設または変更について……

第19回国会 農林委員会 第45号(1954/05/18、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は御意見をお伺いする前に、一言参考人に申し上げておきたいことがあるのです。それは、私どもは参考人の御意見は尊重いたしたいと思いますが、これらの法案をすみやかに通することが必要であろうというようなふうに申されておりますが、われわれはそこまで参考人の意見を聞こうといたしているのではありません。法案の内容について賛否の意見を述べられることは必要でありますが、国会議員の審議権についていろいろ御批判を受ける――外で御批判を受けるのは別でありますが、参考人としては行き過ぎではないか。と申しますことは、何が早く解決してほしいと頼まれて参考人が陳述されたような趣があるのであります。この点について……

第19回国会 農林委員会 第46号(1954/05/19、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 この点は非常に重大な要素を含んでおりますので、いずれあとで私が質問いたしたい点に触れておりますが、一言だけこの際関連してお尋ねしておきたいと思います。この観念が農業協同組合に対する根本的な考えの相違にもなるかと思うのでありますが、とにかく農協法の骨子になつておりまするのは、農協に対する発言権が平等の権利を持つということが何といつても根本になつておると思うんです。もしも農協の便宜のために法案を修正するなり運営を考えるとすれば、この原則をやめるなら、これはまた一つの行き方があると思うんです。しかしながら平等の権利を持つというこの基本を与えておきながら、法律でこれを制限をするということは……

第19回国会 農林委員会 第47号(1954/05/20、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私が要求いたしておりました原次長も見えましたので、関連の域を越えて質問することをお許し願いたいと思うのです。  第一に、今の答弁の中で、新たなる角度から支出をしなければならないという態度は、大蔵省として当然な態度だと思います。これは財政法の上から行きましても当然な態度だと思うのです。そういたしますれば、これは予備費から出すかあるいは補正予算を組んで出すかしなければならない。他に転用のできる道のあるものじやないことは、大蔵当局も十分御承知のことだと思う。そこで補正予算から出すのか予備金から出すのかという問題が出て来る。その場合、こういうような組織機構のものは予備金から出すべきじやない……

第19回国会 農林委員会 第48号(1954/05/21、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 委員長から、主として農業委員会法についてということでありますが、関連しておる部分が非常に多いので、必ずしも農業委員会法ばかりというわけに参らぬと思いますから、その点をあらかじめ、委員長において御了承願つておきたいと思うのであります。  第一にお尋ねいたしたいのは、これは小倉局長にお尋ねいたしたいのですが、私初めてこの法案について、議員提出と政府提出との相違を実は発見いたしたのであります。内容については相当農林省が関与せられておつたと思うのでありますが、議員提出法律案と、政府提案との間において、非常な相違点というものを初めて実は発見いたしたのであります。これはもちろん予算上の負担の問……

第19回国会 農林委員会 第53号(1954/05/28、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 まず東畑次官に一点だけお伺いしておきます。  あなたは近くアメリカへ行かれるそうですが、行かれる前にあなたの政策というか、それをお伺いしたい。この間MSA協定でいただいた小麦、しかも食糧庁であなたが関係されて入札させた大きい会社に日綿というのがある、これが買い入れた小麦が大体二等麦で、一六%の異種物または夾雑物、こわれた麦等が入つておる、一六%というのは二等麦の基準だということですが、入札される場合にどういうわけで二等麦以上というような入札のされ方をしたのですか。これは内地の麦価をきめる上から言えば大きな異なつた入札の仕方です。どうしてこういう入札の方法をとらなければならなかつたか……

第19回国会 農林委員会 第56号(1954/06/02、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今齋藤委員から、伝貧について専門的ないろいろの意見の開陳があつたのですが、私もちよつとお聞きしておきたいことは、今全国的に伝貧の強制検診をやつておられるかどうか。私の聞くところによると、これは全国的ではないようです。大体伝貧の被害は、七、八千頭と言われておりますが、厳密に検診をいたしますと、一万数千頭になるのではないかとも言われております。これは決して正確なデータを持つておるわけじやないのですけれども、そう言われておる。そこで農林委員会は非常な決意を持ちまして、今度の競馬法の改正にあたりまして、伝貧検査のために特に予算の捻出を考えたわけです。こういう点から見まして、私どもはこれに無……

第19回国会 農林委員会 第57号(1954/06/03、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 きようは、今まで問題として残されておりました本年度産麦価の問題について食糧当局から御説明を願いたいと思うのです。  食糧庁は、先般麦価を仮決定をいたしまして発表いたしたようでありますが、なぜこんなに急いで発表しなければならなかつたか。この点をまず第一に伺いたい。
【次の発言】 衆議院の農林委員会が非常に熱心に議案を審議いたしましたために、今農林委員会に残つておる法案は、繭糸価安定法及び議員提出の二法案だけであります。それほどに協力いたしておりますのに、法案がなくなると一体政府委員が出て来ないのは、まことにけしからぬと思うので、委員長からひとつ御催促願いたいと思います。

第19回国会 農林委員会 第59号(1954/06/30、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 二日に食糧の小委員会を開くことになつておりますので、その際輸入取扱い業者、特に小麦、大麦等の価格決定にあたりましてその品質が問題となつておりまするし、また今後の輸入状況と実際の実情をも知りたいために、輸入業者を参考人としてお呼びになることを動議として提出いたします。
【次の発言】 十九国会のときに問題として食糧庁の注意を喚起いたしておきました長崎県における横流し事件についてのその後の経過につきまして、一応御報告を得たいと思います。これは資料が各委員に渡つておるやに承つておりますが、この際公式の発表をお願いしたいと思います。

第19回国会 農林委員会 第60号(1954/07/01、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 関連して……。今田子委員からるる現状についての説明が行われ、昨日はまた吉川委員より、現物を示されて凍霜害の説明が行われたのであります。私も先般岩手の一部、青森の一部を見て参りましたが、これは実際想像以上の被害でありまして、むしろ晩霜の害というよりも結氷の害と見るべきではないかと思うのであります。結局凍りついた被害ではないかと思うのでありまして、こういつたようなことに対して農林省に一言苦言を呈さなければならぬと思いますが、官房長、よく聞いておいてもらいたい。これは農林省がもつと農作物について関心を持つていなければならない。農林省よりかもつと関心の薄い方面の省の方が熱心だという点です。……

第19回国会 農林委員会 第61号(1954/07/22、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 東北地方調査班の調査の経過並びに結果の概要について御報告を申し上げます。  われわれ委員は近畿、中国班の調査の終了を待ちまして、去る十三日朝東京を出発し、岩手、青森、秋田県下の国政調査に当ることにいたしました。調査の目標は、去る六月の凍霜害及び最近における冷害の状況及び国有林並びに開拓地の概況を知ることでありました。  調査班には井出、田子、佐藤、松山、芳賀、川俣の各委員に参加を願い、岩隈専門員を同行いたしました。十三日途中より車中においでを願つた錦織東北農業試験場長、栽培第二部長等より東北一帯の今次凍霜害の実情を聞きつつ、夕刻花巻に到着いたし、ただちに国分県知事以下県首脳部の方方……

第19回国会 農林委員会 第62号(1954/07/23、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 きようは大蔵省の原次長がお見えになつておりますので、まず第一に原次長に、先般東北地方を御視察になりました結果、いろいろ感想とその対策をお持ちになつておることと存じますので、感想並びに対策について御説明願いたいと思うのでございます。主といたしまして本委員会に関係の深い岩手県、青森県下の凍霜害の被害状況並びにこれに対する営農資金その他の対策についていかような見解をお持ちになつておられるか、もちろんこれはまだ大蔵省として決定いたしておりませんので、説明しがたい点もあろうかと思いますが、次長といたしましてどのような考え方をいたしておられるかということが第一点です。もちろんこの凍霜害は、御承……

第19回国会 農林委員会 第63号(1954/08/11、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ただいまの決議につきまして、食糧庁はすみやかに実施の行政面を打ち出さなければならないと思うのですが、食糧対策協議会の答申と、本委員会の決議とは異なる点も多々あります。そこでこれをどのように処置せられようといたしておりますか。ただいま決議したばかりでありまするから、即答は困難だと思いまするが、この現段階における長官の所信をもお伺いしたいと思います。
【次の発言】 二十九年度産米の一般的な作柄の見通しがだんだんついて参つて来たと思います。第一回の調査が八月十五日、やや今年は冷害等のために穂ばらみ期が遅れ、出穂期が遅れてはおりますものの、収穫期を前にいたしまして、すみやかに集荷対策の方針……

第19回国会 農林委員会 第64号(1954/08/12、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 関連して大臣にお尋ねしたいのです。この前の委員会でも私の所見を明らかにいたしておきましたが、この農薬問題についての農林省と大蔵省の見解の相違の点は、二つあると思つております。一つは昨年度の農薬代を末端に配付せられた効果についていろいろ疑義が出ておるということだと思います。これは今日の農業団体のあり方からいたしまして、そういう疑義が出て来ましたことについては、これは将来是正できない問題ではない、この点は解決がつくと思います。もう一つの問題は、私は大蔵省の見解が必ずしも不当であるとは思わない。ただ問題は、この大蔵省の、農民が当然負うべき投資である、それは価格形成の上に十分織り込むのであ……

第19回国会 農林委員会 第65号(1954/08/30、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ただいま十九国会で相当難航いたしました競馬法の改正に伴いまする新しい民営形式による競馬の発足の準備会の経過をお伺いいたしましたが、私どもが本委員会においていろいろ修正をいたしました点で、最も重要な点といたしまして、競馬益金の使用用途につきまして意見を述べ、法律を修正いたしたのでございますが、この点に関して準備会等についておそらく意見が出たものであろうと存じますが、これに関する御報告を願いたい。
【次の発言】 設立準備委員会において、将来の運営上の議論が出なかつた、こういうふうに理解してよろしゆうございますか。これが一点です。それから議論が出なかつたとしますれば、委員会の修正の素志が……

第19回国会 農林委員会 第66号(1954/08/31、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつとその前に……。今綱島君の釈明及び声明があつたようでありますが、これは当委員会の意思決定の上に混乱を来させるおそれがありますので、私の持ち時間のときにお尋ねしてもよろしいし、またそうすべきだと思いますが、綱島さんがそのときまでおいでになればそのときにお尋ねいたしたい。席をはずされるならば、この時期に質問をお許し願いたいと思います。いずれかをおとりはからい願いたいと思います。
【次の発言】 農林委員会が決議をいたしております構想と、綱島委員のただいまの御意見とは非常に食い違いが出ております。特に農業政策の上に大きな混乱を来すおそれがありますので、一、二点お尋ねいたしておきます。……

第19回国会 農林委員会 第67号(1954/09/01、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 まず第一に議事進行について委員長にお願いしておきます。きのうの時間の割振りから見まして、一人三十分という制約を受けることははなはだもつて苦痛に耐えませんから、その点御了解のもとに適宜おとりはからい願いたいと思います。  実は食糧庁長官ばかりでなく、農林大臣にも出席を求めておるのであります。特に農林大臣が出席できない場合においては、食糧庁長官、事務当局と同時に政府を代表する政務次官が出席しなければならないと思いますが、これは前谷食糧庁長官に苦言を呈しましても、事務当局でありますからお答えできないと思いますから、改めて農林大臣が見えたときにこの点をただしたいと思います。  そこで第一に……

第19回国会 農林委員会 第69号(1954/09/15、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今までの経過をよく存じませんが、おそらく九月十五日現在の定期調査と今度のような災害調査とは、おのずから事務上からいつても今の統計の能力から行きましても、一緒に調査するということは不可能ではないか、こう思うのです。しかし絶対不可能かと言えば必ずしもそうではないと思います。それにはやはり予算上の裏づけが必要ではないかと想像いたしますけれども、この点についていかようなお考えを持つておられるか、これが第一点です。  こういう臨時調査については、特別な予算を持つていないのが今の統計部の弱みだと思いますが、こういう弱みを持つておつたのでは、世間の信頼を得るような調査はすみやかに遂行できないと思……

第19回国会 農林委員会 第70号(1954/09/21、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 農林統計によりますと、二十五年、六年、七年、八年と農家における物量の投下量が非常に増大をしておるわけであります。この労力とそれからこの物量の投下量によつて去年の凶作も克服でき、冷害も克服し、今日のような作況が生まれて来ておると思います。またいろいろと土地改良等におきましても、政府の負担はありますものの、年々政府の補助金率が引下げられておるにかかわらず、これらの土地改良に使われた投資が実つて今日の収量を獲得したものだと思うのです。もちろん予想収量を獲得したものだと思う。ところがそういう物量の投下について非常に無関心でおるのではないだろうか、作柄だけは非常に注意をするけれども、この作柄……

第19回国会 農林委員会 第71号(1954/09/22、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 時間がありませんので概要の質問をいたしたいと思います。米価問題については農林省も相当真剣に取組まれたことは一応了承するのでございますが、しかし何といいましても、将来の農業政策の上に大きな影響をもたらすものであることは論をまちません。そこで閣議決定せられましたような、しかもこれを米価審議会に諮問されるような決定で満足できない点が多々ありますので、この観点からお尋ねいたしたいと思うのであります。  第一に、今日のような農業生産が堅持せられて、とにかく今年のような冷害あるいは天候の異変を克服してこれまでの収量を上げつつあるということは、これはもちろん天候の回復にもよりますけれども、農民の……

第19回国会 農林委員会 第72号(1954/10/11、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 時間を節約いたしまして、稲作の作況を専門的に調査して参りましたので、簡単にこれを御報告いたしたいと存じます。  石狩、空知地方は、大体十五号台風以前でございましたが、七〇%以下とわれわれは判定いたしました。北上川地方は半作以下であろう、また留萠も半作程度であろう、南上川地方は、この石狩と北上川地方の中間に存在すると思われます。北見、網走地方はほとんど皆無でございまして、五%ないし六%程度の作柄、所によりましてはそれ以下と見られるのではないか、総体的に見て皆無に近い。帯広も北見、網走地方よりやや良好だといいましても、一〇%内外であろう。日高はやはり半作内外であろうというふうに私どもは……

第19回国会 農林委員会 第73号(1954/10/12、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 これは基本の問題でありますので、私はあとでお尋ねしようと思つておりましたが、幸いここで関連してお尋ねしようと思う。実は標本推計調査は、これは日本全土、全耕地を見る場合においては大した誤りはないということの推定はできないことはないと思う。ところが実際問題としては、今中澤委員からあるいは芳賀委員から指摘されましたように、ある定地を見る場合においては非常に大きな誤差が出て来ておるという欠点を持つておるわけです。また現在の統計調査部で持つております機械そのものも相当古くなりまして、悉皆調査の場合には機械や技能の差が出て来るから危険だということは言えますけれども、あなた方の持つておる機械自体……

第19回国会 農林委員会 第74号(1954/10/14、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 時間の制約がありますので議論はやめまして、お尋ねだけにいたしたいと思います。  加藤国務大臣のお仕事の対象になつております十五号等災害連絡本部、この災害といい、あるいは被害という言葉を混同してと言いますか、どちらも同じようにお使いになつておりますが、災害または被害の対象になるものは何であるとお考えになつてお仕事をおやりになるつもりであるか。あなたの任務であります被害、災害の対象は何を求めておられるのでありますか、この点をお尋ねいたします。
【次の発言】 十五号台風によつて起つた被害と言い、災害と言い、あなたは両方の言葉をお使いになつたが、私は同一の言葉だと理解いたします。その災害、……

第19回国会 農林委員会 第75号(1954/10/19、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 それではちよつとお尋ねいたします。去年収用植物等の対策があつた、それから植物防疫に関して相当広汎な対策が講ぜられておりますし、食生活改善についても対策が講ぜられておりますが、ことしこれを抜かれた理由が明確じやないのです。もし官房長から説明ができますならば、これは対策を講じないという意味なのか予算措置を伴うために今提出をしないという意味なのか、その点を伺いたい。
【次の発言】 特に北海道、青森等の特産果樹につきましては、甚大な被害を受けておりますので、樹勢回復等の処置が必要になつて来ておると思います。また北海道青森、岩手の畑作地帯についての冷害並びに十五号台風の対策としての何らかの考……

第19回国会 農林委員会 第76号(1954/10/20、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今議題となつておりまする八ケ岳硫黄の採掘問題につきまして、長野県知事から土地調整委員会に対していろいろ調査並びにそれに関する問題を提起いたしておるようであります。これに対する御報告を今受けましたが、その中で、九月の何日かにいろいろ学者を集めてざつくばらんな意見の交換があつたということでありますが、これが公表できまするならば、この際御説明を受けたいと思います。
【次の発言】 これは将来問題になると思いますので、私からも意見だけ申し上げておきます。これは裁判的なものだとはいいながら、やはり行政の一端を受持つているわけです。従つて本委員会において具体的にこの内容を検討することは、立法府と……

第19回国会 農林委員会 第77号(1954/10/21、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 足鹿君がせつかく結論を出しましたので、私蛇足になると思いますが、ここで一点明らかにいたしておきたいと思います。  何と言いましても、新しい憲法におきましては、国会が最高の権威であります。その権威の一部を政務次官が負つておるはずであります。そういたしますると、今までの答弁から考えまして、みずから国会の権威を失墜するような言動のありましたことは、われわれ非常に遺憾とするものであります。特に予算編成のうちにおきましても、これは旧憲法と違いまして、国会が定めたる範囲内における政府の責任政治であります。国会の意思を蹂躪するような内閣は、いかなる内閣といえども許されないものであります。しかもあ……

第19回国会 農林委員会 第78号(1954/10/22、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 関連して。今お聞きしておりますところによると、根本的な改正に伴うところのわれわれ委員会の要望について、また打合せの経過から見まして、大した障害になるものはなさそうに思うのですね。何か障害があるならば――事務的に進行しないということなら別ですが、今あなたの説明によりますと、そう事務の進捗上障害になることがあるのでしようか。どうもただうわさだけで、うわさが障害になつておるならこれは別ですが、進行しないところを見ると、何か厚生省の中に異論があるのですか。異論があるならあるということをはつきりしてもらいたい。なければない、もしないと言われていながらありますればこれは問題になりますから、その……

第19回国会 農林委員会 第79号(1954/11/12、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 関連して。かつて農林省におられました人々が麻袋会社をつくつて、食糧庁から払い下げを受けて、さらに少しぐらい加工をしてまた農林省へ売られたようなことがあつたと思います。あの麻袋会社はもうやめになりましたか。どういう人たちが関係しておつたか、この際明らかにしていただきたい。それからそのルートでまた再び復活の協会がつくられておるやに聞くのですが、その点明瞭にしていただきたいと思います。
【次の発言】 もう一点だけ。それらの関係機関に、かつて農林省に在職しておつた者が多数関係しておつたと思うのです。しかも次官級の人が関係しておつたと思うのですが、こういう事実はなかつたですか。

第19回国会 農林委員会 第80号(1954/11/13、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 食糧庁長官に数点お尋ねしたいと思うのです。米の買取り価格は農林省で告示することになつていると思うのであります。告示されたと思いますけれども、あの告示されたものが全部米の買取り価格だと理解してよろしいのですか。
【次の発言】 いずれにしてもあれは買取り価格ではないのですか。買取り価格を告示することになつているのであつて、奨励金とかその他を告示することに必ずしもなつていない、買取り価格を告示することになつておつてそれに基いて告示されたと私はそう理解するのですが、そうじやないのですか。
【次の発言】 そうすると奨励金は買取り価格に入らない、こういうことですか。

第19回国会 農林委員会 第82号(1954/11/19、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 先般当委員会におきまして、厚生省の省令五十二号の改正要綱について質問いたしておつたわけであります。今日手元に一応改正要綱案なるものが示されましたが、この程度でよろしいという見解並びにこの要綱に基いて当局から御説明があれば、この際承つておきたいと思います。
【次の発言】 厚生省の行政区分からいたしまして、おそらく食品衛生法からこれらの牛乳を取締られておると思うのであります。従いまして市販の牛乳の中に大腸菌などがあつてはいかぬという規定を設けられることは、これは当然な行政行為だと思うのですが、今まで酸度などを入れておられましたのはどういう理由であつたのでしようか。

第19回国会 農林委員会 第83号(1954/11/29、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今説明を聞いた中で、根本的な問題はあらためて臨時国会でまみえることいたしまして、聞きおく程度にしたいと思います。農林省がいわゆる公共的な仕事を持つておりながら三%の解除だけで、建設省だけは七%の解除を受けている。こういう北海道等の特に冷害、災害におきましては省のわくはないはずだと思うのだけれども、こういう区別をつけられなければならないような差があるのかないのか、この点官房長官にひとつお聞きしたい。
【次の発言】 この解除の問題は結局ガソリン税の目的税があるから法理的に建設省の分は七%解除しなければならないということはないと思います。解除するしないということはこれは政府の一つの行政上……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第2号(1954/03/08、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今井手委員からの動議的な質問はもつともだと思うのですが、その前にひとつ大蔵政務次官にお尋ねしておきますが、今の提案説明は、いわゆる政務次官としての提案説明でなくて、政府を代表しての説明だと理解してよろしゆうございますかどうか、その点が第一点。第二点は、こういうものを一本にまとめて来られたからには、やはり責任を持つてやるためには、今の井手委員からの質問のように、もう少し詳細に各般にわたつて概要的な御説明があつてしかるべきじやないかと思いますが、用意がなければ次でもよろしゆうございますが、どのようにお考えになつておりますか。この二点をお尋ねしておきます。

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第3号(1954/03/10、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 午前中に綱島委員から憲法に対しての見解をただしておられますが、大蔵大臣または副総理から今般提案になりました法案の提案説明を承りたいと思つておつたのでありますが、お見えになりませんので、二、三疑義のある点を法制局長官からお聞きしておきたいと思うのであります。もちろん私は、この法律が違憲であるとの理由で、院外においてあえて提訴しようというような考え方はございませんけれども、問題はさらに発展をするおそれがありますので、ここで明らかにしていただきたいと思うのであります。   一は、この法案を出されます最初におきまして、補助金等の整理に関する法律案といたしまして起案せられまして、各省に配付に……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第4号(1954/03/12、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今綱島委員への御答弁の中に、いわゆる競輪等によるテラ銭をとるようなことは考えない、その方が整理の正道であるというお考え、これは私も認めるのですが、競馬の方についてはどのような見解を持つておられますかこの点をお伺いしたい。
【次の発言】 それでは今の国営競馬を今後も当分継続せられるというお考え方のようですが、それと了承してよろしゆうございますか。
【次の発言】 そうしますと、競馬は現在の国営競馬をそのまま持続するというふうに了解いたします。  それでは、次に本論に入りますが、この補助金等の臨時特例でございますが、大体今までの各省大臣の答弁を聞いておりますと、臨時的な措置である、一年か……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第5号(1954/03/13、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は、両参考人にお尋ねしたいのですが、特に田上参考人にお尋ねいたしたいと存じます。私は今ここで憲法の根本論をお聞きしようとは思わないのでありますが、田上説をとる場合、各種の弊害が拡大されて来るおそれがあると思われないかどうか、この点なんです。私があえてこの質問をいたしますのは、この前の委員会において、内閣法制局長官が見えまして、最終決定を国会の審議にゆだねることによつて国会の立法権を尊重したことになるという解釈までいたしております。これはあたかも田上説をとつての意見のように見えるのであります。しかし、こういうことまで拡大して行くということは、これは将来非常な危険を伴うのではないかと……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第8号(1954/03/19、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私この際大蔵当局にお伺いしておきたいのでありますが、今の小島委員の答弁に対して、民間の補助金等に対しても削減をしたということでありますが、一つ見落しておられる点があるのではないかと思うのです。大蔵政務次官もおられるからお尋ねしますが、米価の中で消費米価を決定する要素として、ちようど補助に当るような形式において東京穀物検定協会に対して約一億ほどの補助を出している形になつております。しかも検定員が五百三十名、それが二十九年度は二十八年度よりもさらにふえる予定だそうです。これに要する費用は先ほど申したように約一億です。しかも日通がトン当り四十円、それから卸売業者は六十三円義務的に負担する……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第9号(1954/03/22、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 議員の言論に関する問題だけに、おそらく松田鐵藏君も責任を持つて発言せられておることと存じます。一応松田鐵藏君に意思を確められてから決定せられる方が適当じやないかと思いますので、この決定は松田委員の心境を確かめられた上に処置せられんことを望みます。
【次の発言】 大臣はただいま井手委員の質問に対して適当か不適当かという問題だ、こういう御答弁があつた。これは政治的に適当か不適当かということは議論があると思う。ところが憲法七十三条に基きまして、法律を誠実に執行する義務を政府は負つておるわけです。この面からいうと、適当、不適当ということは、法律が適当である、不適当であるということになります……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第10号(1954/03/23、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつと関連して。今委員長の個人的な御見解が述べられておるのですが、これは政府の提出議案であります。従いまして、予算の修正を忠実に履行するということになりますならば、提案者みずからが修正して出すのが本来の建前でなければならぬと思うのです。そういうふうに積極的に委員会が修正できないことはないでしよう。しかしながら、一応予算編成の必要上ということで、わざわざ提案理由をそれに限界を置かれて、決して便乗するような提案をしたのではないというような説明が加えられておる。そういう意味から、予算修正を政府が容認いたしましたからには、当然これは政府みずからが修正を求むべきだと思うのです。今まで何ら政……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第11号(1954/03/24、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつと議事進行について。今井手委員と法制局長官の答弁を聞いておりますと、現に会計検査院が文理解釈をいたしまして月別検査をしておる方針と、大分食い違つておるような御答弁が出ております。現に会計検査院の報告書の申には、今御答弁になつたことと違つた審査報告が出て来ております。そこで会計検査院の院長をここへお呼び願いまして、この間の食い違いを調整いたしたいと思いますので、会計検査院の院長の出席を求めたいと思います。
【次の発言】 二、二点文部大臣にお尋ねしておきたいと思います。第一点は、第六条に、新たに入学する児童に対する教科書用図書の給与に関する法律を当分の間執行停止するということがう……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第12号(1954/03/30、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ただいま議題となりました補助金等の臨時特例等に関する法律案につきまして、井手君提出の修正案に対して全面的に賛成し、これと重複する以外の自由党、改進党の両修正案並びに政府原案に対して反対の恵存表明するものでございます。  そもそも、この補助金等の臨時特例に関する法律案が提出せられまして本委員会に付託せられまするや、日本の憲法のあり方から見まして全面的な批判がこれに加わつて参つたのであります。たとえて申しまするならば、これらの法律の提出の仕方が違憲であるのではないか、憲法を侵犯するものではないかという論議が繰返し述べられております。一歩譲りまして、たとい違憲でないにいたしましても、日本……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 農林委員会 第1号(1954/12/01、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 関連して……。今芳賀委員が質疑した点について、政府の答弁で非常にあいまいな点があると思うのです。今後私どもがこの法案を修正するかいなかという大きな基本に触れるのでありますから、お尋ねいたしておきます。  去年災害の激甚については三分五厘、今度は五分五厘ないし六分五厘にしたのは、一般金融ベースから変更したのであるとも言われておりますし、また説明の中には、去年の三分五厘による弊害を強く強調して変更するのだという表現でもあるわけであります。このいずれであるかということが明確ではない。そこで問題をもつと掘り進んでお尋ねいたしますが、農林の系統資金から出す場合においては、一般の金融ベースで貸……

第20回国会 農林委員会 第2号(1954/12/02、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 北海道におきまする十五号台風並びに本年の春襲いました台風に引続いて起つた災害は、まことに悲惨なものがあるわけであります。もちろんこれは単に北海道ばかりではございません。九州から一帯を襲つた台風のわが森林原野に与えた影響は、甚大なるものがあるわけでありますが、特に北海道に与えました被害は甚大であるのであります。国有林だけでも五千数百万石と言われ、道有林、民有林等の被害を合せますと、六千万石を越えるような大被害でございます。従いまして国有林野におきましても、この国の財産である森林資源に与えた被害から来るところの風倒木をいかように利用するかということは、重大な問題であると思うのであります……

第20回国会 農林委員会 第3号(1954/12/03、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ただいま議題になつております米麦の安売りについて提案者にお尋ねしたいと思います。小さい点をお尋ねしますが。第四条に国内米麦については玄米一石につき九千百二十円とありますが、普通消費者に販売するには、キロ建で販売いたしておりますが、こういう一石につき九千百二十円というようなことになりますと、現実に物を取扱うときに非常に不便があるのではないかと思いますが、この点についてまず伺つておきたいと思います。
【次の発言】 第二点でありますが、これはいわゆる救済ということが建前であるのか、それとも同じ救済であつても、いわゆる災害あるいは火災等の場合における食糧困難のようなものとのにらみ合せをどの……

第20回国会 農林委員会 第4号(1954/12/04、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ただいま議題になりました林野庁職員の賃金の改訂に関する申入れを行う件について簡単に説明いたしたいと存じます。  林野庁が独立会計になりまして、全機能をあげて日本の林野行政の上に寄与いたしておるわけでありますが、しかも日本の国有林野の所在地は里山ばかりでなくて、むしろ奥地に存在いたしまして、水源地培養に寄与いたすばかりでなくで、日本の治山治水の上に巨歩を占めておるわけであります。従いまして割合に都会地よりも僻地にその職場を持っておりますために現在の職員の能力に応じた給与体制が確立しておりません。端的に申しますると、都会地につきましては、都会地に即応するようないわゆる地域給等がついてお……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 農林委員会 第2号(1954/12/16、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今議題として委員長から提供されました諸般の問題につきまして、政府の事務当局はどのような処置を講じておりまするか、概要をまず説明願いたいと思います。
【次の発言】 実は続けて質問をいたしたいと思うのでありますけれども、参考人も見えておりますから、時間のやりくり上、参考人の意見をお聞きする方が適切じやないかと思うのです。午後再開の場合に今の説明についての質問を続行することにいたしまして、まず参考人の意見を聴取したいと考えますから、委員長において適宜のおとりはからいを願いたいと思います。
【次の発言】 中金の方にお尋ねする要点は、政府が今度の冷災害について、営農資金を初めいろいろな補助施……

第21回国会 農林委員会 第3号(1954/12/17、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今年度の作況は、晩秋になりましてから作況に非常な変化を来しているようでありますから、全国の最後的な集計はまだ出ておらないかと思いますけれども、おおよその見通しはついたことだと思いますので、概要を御報告願いたいと思います。
【次の発言】 昨年は私の記憶するところによりますと、たしか十二月二十三日でなかつたかと思いますが、米価審議会において減収加算の比率を決定いたしまして、最終的な米価の決定を見たわけであります。いわゆる基本米価に対しまして減収加算額算定方式を用いまして、五百円かを加算いたしたわけでありますが、昨年度は取急いだといいながら、全国的な凶作に対しまして、すでに把握できるもの……

第21回国会 農林委員会 第4号(1954/12/18、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 関連して……。河野農林大臣は松野委員に対する御答弁中に、中間経費がかかり過ぎておる、こういうことでございますが、中間経費のうちで何が一番大きいウエイトを持つておるかということは御存じだと思いますが、事務費だというふうにお考えのようにも聞えたのですが、これはおそらく河野農林大臣は、まだ就任日が浅くて検討されてないんじやないかと思いますが、交錯輸送といいますか、結局日本の米の生産地と申しますか、供出というものが片寄つておつて、消費地との間に開きがあり過ぎるというところから来る交錯輸送が、大きなウエイトを占めておるんじやないか。おそらくそうお考えになつておるはずだと思うのですが、この点ど……

第21回国会 農林委員会 第5号(1954/12/20、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今楠本部長は国会の意思が決定してからというのですが、楠木部長は国会の意見というのをどういうふうにお考えになつておりますか。少くとも農林委員会は先般決議をいたしまして政府に要請をいたしております。そのほかに何か決議でもありましたか。おそらく国会の意思というからには、委員会の決議があつたものを意思としなければならないと思います。あなたかよそからの業者の運動などを国会の意思などと考えておつたら大間違いですよ。意思決定が一度行われているのですよ。
【次の発言】 この際楠本部長にお尋ねしておきます。先ほどから国会の意思と言われておりますが、われわれは主管は農林委員会だというふうに考えておるの……

第21回国会 農林委員会 第6号(1954/12/21、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 内閣がかわりまして、政府の方針がかわつた形において、おそらく食糧庁に何らかの指示があつたのではないか、こう考えられます。この点が一点です。  さらに今年度の供出成績から見まして、食糧管理法の改革が考えられておるようにも思われます。また食糧対策協議会の意見、本委員会の意見等がありまするので、事務当局として食糧管理制度についてどのような見解を現在持つておられますか、この点お伺いいたします。
【次の発言】 それでは、もし米の統制を撤廃して、これを自由に販売させるということになりますると、国内に内地米としてどれだけの需要が生ずるであろうかというようなことがやはり計算されていなければならぬは……

第21回国会 農林委員会 第8号(1955/01/22、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 内藤政務次官に一つお尋ねしておきますが、尋ねるということよりも、今の内閣が選挙管理内閣であると同時に、やはり行政だけは遂行しなければならないと思うのです。そこで先般河野農林大臣は、将来の法律を直していろいろ施策をやることは別にして、規定のあります法律の範囲内において行政府が誠実に法律を執行すべき義務は今の内閣に負わされておる、この観点から減収加算の問題を尋ね、並びに米価審議会をすみやかに開く意思があるかどうかということを尋ねたところが、河野農林大臣は、少くとも自由党よりは少しでもいいことをやるつもりだ、こういう答弁をしておる。前の保利農林大臣は、もしも今年作況が異常な状態を示して作……


川俣清音[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|26期|-27期-29期-30期

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各種会議発言一覧(衆議院26期)

川俣清音[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|26期|-27期-29期-30期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 経済安定委員会農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1953/07/09、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつと遅れて参りましたので、質問の点についてダブることがあれば、御注意願えれば省略いたしたいと思います。前の国会において、横田公取委員長に対しましていろいろ質問いたしましたが、現在の硫安協会の行う行為について、慎重に検討された結果警告を発せられたようでありますが、その後その硫安協会に所属しておりまする事業者がどのような誠実さを示したか、これをお示し願いたい。
【次の発言】 今横田政府委員の答弁によりますと、警告を発したことが誠実に具体的に現われておるものと認められるという御答弁でありますが、しからば警告を発せられる以前と、発せられた結果どのように一体変化が来ておるとお認めでござい……

第16回国会 農業災害補償法の一部を改正する法律案両院協議会協議委員議長副議長互選会 第1号(1953/07/22、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○管理者(川俣清音君) 私が年長者でありますので、衆議院規則第二百五十二条によりまして、管理者となります。  これより農業災害補償法の一部を改正する法律案両院協議会協議委員の議長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの足立君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて坪川信三君が議長に当選されました。  議長にこの席を譲ります。

第16回国会 農林委員会造林及び治山治水に関する小委員会 第1号(1953/10/05、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○川俣委員長 それでは造林及び治山治水小委員会を開会いたします。  造林及び治山治水の小委員会は、前にありました林業の小委員会を引継ぎまして、治山治水小委員会をつくつたのでありますが、農林委員長から私が小委員長の指名を受けましたので、これから開会いたします。私ふなれでございますけれども、治山治水の根本対策を農林委員会といたしまして、すみやかに樹立しなければならないと考えるのであります。もちろん建設省関係の治山治水対策もいろいろ研究されておるようでありますけれども、農林委員会といたしましては、農林委員会の職分に従いまして、最も農林委員会の中で重要な林業を受持つておりますために、この面からいたしま……

第16回国会 農林委員会造林及び治山治水に関する小委員会 第2号(1953/10/21、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○川俣委員長 これより会議を開きます。  林野庁の長官から冷害対策に関する予算要求の概要をお聞きいたしたいと思います。柴田林野庁長官。
【次の発言】 今の長官の御説明は冷害対策の分としての費用ですね。
【次の発言】 ついでにひとつ災害復旧費の方の費用もちよつとここで明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 それでは委員長からも一つ要望いたしておきたいと思います。炭がまの問題につきまして、一部の大蔵省方面から、これだけの炭がまをつくることによつて過剰になつて、かえて需給を圧迫しやせぬかというような懸念を伝えておるようでありますが、今小枝委員からも御発言のありましたように、決して過剰にな……

第16回国会 農林委員会造林及び治山治水に関する小委員会 第3号(1953/10/26、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○川俣委員長 これより会議を開きます。  臨時国会を前にいたしまして、林野庁の冷害対策に対する方針もほぼ確定しておられるかと思うのでありまするが、冷害地一帯の農民から、今日こそ国有林野が率先して冷害地のために努力すべきであるという要望が強く出ております。これに対して林野庁も、薪炭林の払下げ等につきまして、すでに通牒を出されたり、御配慮になつておるようでありますが、まだ受持つべき林道の、国有地内における奥地開発林道または民有地開発林道等について、もう少し具体的に説明を願つて、冷害地の農民に安心を与えたいと思うのであります。また聞くところによりますと、炭がまの補助が大規模な削減を受けておるようであ……

第16回国会 農林委員会通商産業委員会連合審査会 第2号(1953/08/03、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 農林当局が見えておりませんし、また三時から岡崎不信任案を本会議に上程する予定になつておりますから、もし農林大臣以下農林当局が見える場合には続開することとし、暫時休憩せられるよう希望いたします。

第16回国会 農林委員会通商産業委員会連合審査会 第3号(1953/08/05、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつと関連してこの際お聞きしておきたいのですが、輸出会社法によるのほか輸出の合理的な形態はないという御説明でしたが、この十四条に独禁法の除外規定をわざわざ設けておりますが、この規定はどうして設けなければならなかつたかという点について、経審と通産省から御答弁願いたい。
【次の発言】 そうすると今までの説明によりますると、現在やつていることをただ会社にするだけだという説明は、ちよつと当てはまらぬことになるのですが、現在硫安協会がやつておりますことを、そのまま会社の形式に持つて行くんだという説明が今まで行われておるわけです。そうすると現在の硫安協会はこの脱法行為をいたしておるというふう……

第16回国会 農林委員会農業共済制度に関する小委員会 第8号(1953/09/03、26期、日本社会党(右))

○川俣清音君 私、山内さんに二、三点お尋ねしたいのです。いろいろ御説明を聞いて非常に示唆を受けたのですが、御説明にありました安定地域あるいは不安定地域――抽象的な説明は非常によく了解できるのでありますが、これは現実に限界をどこに求めるのであるかという点が一点。また実際にこれを分類する場合の調査算定の基礎を何に置くか、この点をもう少し説明していただければ非常に幸いであります。
【次の発言】 抽象的説明は非常によくわかるのです。もう一つのあなたの説明の中で、温度というのは多分水温だと思うし、水の湧水とか冷水とか、あるいは排水、用水というようなものも含まれており、土質も当然含まれるだろうと思うわけで……

第16回国会 農林委員会農業共済制度に関する小委員会 第9号(1953/10/19、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私この委員会に十分出席いたしておりませんので、食い違つたこと、あるいは二度繰返すようなことになるかもしれませんが、ひとつお尋ねしておきたいと思います。  この案を拝見して一番角に感ずることは、これはやはり在来の共済制度をどうして改正して行くかというような考え方のように思うんです。ところが現在の段階を見ると、改正だけではとうてい収拾がつかないのでないかというような考え方があるのです。というのは、一般に行われておるどんな保険制度でも、天災的なものはこれを除くというようにして、いわゆる保険の対象から除いておるわけです。ことに農業災害については、共済保険的なことによつてこれだけの天災的な危……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 農林委員会造林及び治山治水に関する小委員会 第1号(1953/11/28、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○川俣委員長 これより会議を開きます。  井出委員と平野委員は出席でございますが、今所用でここにお見えになりませんけれども、定足数に達しましたから会議を開きます。  この小委員会は治山治水の小委員会でございますが、今問題になつております機構の改革という大きな問題と、もう一つは林野特別会計における職員の給与の問題に関する裁定が行われました。その実施について当局の意見を求めたいということで、本日会議を開いたわけであります。  林政と治山治水とは不可分でありまして、治山治水の必要は林政に伴つて行われなければなりませんし、また山村の農民生活と治山治水とも、これまた切り離すことができません。また治山治水……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第1号(1953/12/03、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○川俣委員長 これより会議を開きます。  第十六国会で、国土保金治山治水に関する決議案が上程されまして、本委員会の委員である福田喜東君によりまして提案説明されておるのであります。その理由は、多年にわたる山林濫伐、国土荒廃の結果、水害は相次いで起り、遂に今次西日本、近畿等に見るごとき空前の大惨事存惹起した。かくのごとく惨害発生の誘因は全国各地に内在し、絶えずその脅威にさらされつつあり、一たび災害発生すれば、それがためわが国産業文化の基礎はたちまち根底からくつがえされ、その禍害は加速度的に増大して、国土の前途まことに寒心にたえないものがある。これに対する政府の諸施策は、予算その他の拘束を受けて、当……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会内閣委員会農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1954/03/17、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 保安庁長官に二点ほどお伺いしたいと思います。第一点は先ほど岡崎外務大臣が委員の質問に対しまして、MSAの協定に基いて保安隊の強化をはかる法案を出したのではなくして、保安庁の強化拡充に伴つてMSA協定に応じたのであるという答弁をしておりますが、その点お認めになるかどうか。あなたの方では、MSA協定に基いて保安隊の強化、自衛隊の編成と相なつたものか、みずからの自衛の組織からMSA協定に応ずるようになつたのであるか、この点をお尋ねしておきたい。
【次の発言】 そうすると憲法七十三条に基いて内閣が条約を結ばれたのですが、この七十三条の条約の締結と同じように、現行法律を忠実に執行しなければな……

第19回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1954/04/22、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私は時間の都合上、数点にわたつて概略的にお尋ねをいたしたいと存じます。  ただいまの提案理由によりますと、在来ありました土地区画整理に関しまして、幾多の変遷を見ておりますために、これを改正しようといたしておるようであります。そこで問題となります点は、御承知のように、日本の地勢と文化の発展と経済歴史の示すところによりますと、だんだん熟田熟畑が宅地に地目変換せられますことは否定できないと思うのであります。従いまして、農地はだんだんと奥地の方へ延びて行かなければならない。奥地を侵して参りますと、山が荒れて参ります。山が荒れた結果、結局災害を市街地に及ぼしまして、せつかく計画された市街地が……

第19回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第5号(1954/03/30、26期、日本社会党(右))

○川俣清音君 私は紙パルプ連合の理事長並びに石炭協会の専務理事の方にお尋ねしたいと思いますが、これらの用材を入手される際に、民有林、公有林、国有林からおそらく入手されていると思われます。この比率はどんなような状態になつているか。おそらく公有林になりますとおわかりにくいかと思いますので、国有林と民有林との二種類にわけてでもけつこうですが、どんなような比率で入手されておりましようか。それが一点。  それから価格ですが、普通国有林は入札制度をとつておりますが、そのほかに特発または指名入札、三種類で国有林が払下げになつておりますが、この比率をお示し願いたい。  さらに第三点としては、大体どんな年数の木……

第19回国会 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1954/03/27、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつと関連して質問したいのです。行政管理庁にちよつとお尋ねしたいのですが、日本の面積、しかも食糧増産に必要な耕地あるいは山林原野、ともに正確な面積を把握いたしていないのです。今の農業統計調査部だけの人員では、抽出面積などを出しておりますけれども、これは正確なものでない。正確な日本の国土の面積までつかめないようなことをさしておつて、しかも人を減らして行くなんということでは、国の根本政策が立たないと思われなかつたかどうか、これが一点。しかも同じような収獲調査や面積調査を地方の税務署がこれまた行つています。今年の国税局の調べによりますと、今年度は農林省の統計も当てにならないからと称して……

第19回国会 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第4号(1954/07/20、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今金子委員から熱心に質疑があつたんですが、どうも私ども聞いておりまして、政府は本法案を提出するに至りましたにかかわらず、資料が非常に整つていないのではないかと思われます。検定所において検査をいたしたデータがあるはずである。しかるに工場でどれだけの減耗率になつておるかということを把握しないで、十条の三項のような改正案を出されるということは、十分な材料も持たずにこういう法律案を出されるということは、非常に無責任だと思う。結局取引の上に非常に影響のあるものを十分検討なしに、これに対して適当な勧告をすることができるというほどの権限を与えるには、あなた方の材料が少し足りないのではないか。それ……

第19回国会 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第8号(1954/10/22、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今吉川委員からの質疑の中に、日本の染色技術が非常に遅れておるような御意見があつたのですが、私はそう思つていないので、おそらく生糸に関する限りにおいて、あるいは絹布に関する限りにおいては、日本は長い歴史をもつておるので、この面の染色技術は日本は世界一であるという確信をむしろもつておるのです。ただ最近のような化繊が入りまして、化繊と絹糸との混織になりますると、この点では劣るであろうということで丁。またただ日本の染料が、かつてドイツ染料に依存しておりました時代と、最近の染料との非常な相違がございまするし、またアメリカ向きのような薄色の染色というものについて、日本はなれていない点はあります……

第19回国会 農林委員会食糧に関する小委員会 第1号(1954/07/02、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 実は食糧の輸入関係を受持つておられます皆さんにわざわざおいで願いましたのは、食糧庁の本委員会並びに米価審議会等における質疑応答の結果から、どうしても参考人の皆様の実情を十分把握することが必要だということで、本日の委員会においで願つたわけでございますが、そこで輸入方式についてまず第一にお尋ねいたします。主としてきようは麦の問題でございますが、関連いたしまして外米の輸入等につきましても同様お尋ねいたしたいと思いますが、主として麦でございます。麦を輸入されます食糧庁とどういうような契約をなさつておられますか、その点を第一に承りたいと思うのであります。おそらく入札等によりまして、契約をなさ……

第19回国会 農林委員会食糧に関する小委員会 第2号(1954/07/26、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつと午後の審査の上に必要な資料だけひとつ……。これは多分お手元にあると思うので、急いでお出し願いたいと思います。これは二十八年度産米の各府県別収穫高、供出割当数量、確保数量、供出総数量並びに県別石当り買上高、これは超過供出完遂奨励金等を加えました県別石当り買上高が出るはずであります。またあなたの方でお持ちのはずであります。並びに配給基準になっております各県別消費人口、これは普通人口と違うようでありまして、消費人口は別にお持ちのようですから、食糧庁で持っております消費人口、以上です。
【次の発言】 それは長官非常にしろうとをごまかす言葉であって、五月現在あるいは四月現在で締め切っ……

第19回国会 農林委員会食糧に関する小委員会 第3号(1954/07/27、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 参考人三君からいろいろ御意見をお伺いいたしまして、非常に参考になつたと思うのです。大槻先生からは、大体米価審議会等において常に御一緒に議論をいたしておりますものですから、われわれの見解とさほど開きがないのでありまして、先生を煩わす点は少いと思いますが、参考人三君に同時にお尋ねいたしたいのは、昨日も本委員会において食糧庁当局と質疑をいたしておりますが、今度の食対協議会の決定は、一体統制を強化する方向を打出しておるのか、または緩和する方向を打出しておるのか、非常にあいまいなのであります。また世間でも、これは一体強化する方法をここに打出しておるのか。これは緩和しておるのたという見方もあれ……

第19回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第1号(1953/12/15、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今足立委員から適切な質問が行われましたので、尽きておるようでありますけれども、なお重要な点について四、五点お尋ねしておきたいと思います。  第一は、このたびの冷害に対しまして、農林省はいろいろ地方の事情を参酌いたしたり、あるいは農林委員会の意向を十分尊重せられて、すみやかなる冷害対策を立てられたはずであります。その中にも共済金の早期支払いということを要綱の中にうたつておるのであります。当委員会に対しまして、農林省は、少くとも十一月の末くらいまでに共済金の支払いを冷害地に対していたしたいという希望的な御意見を述べられて、われわれは了承いたしておるはずであります。それよりも遅れて、農林……

第19回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第2号(1953/12/17、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 これは何と言つても、やはりここまで議論されて、ある程度尽すべきものは尽し、意見の相違の点は相違のままになつておるわけです。委員長はこの相違を何とか解消して、一つにまとめたいという努力をきをきようも払われたと思うのですが、現状のままではその努力がちよつと水泡――といつても、この案が水泡でなくて、これ以上の努力をするということが困難な情勢でもありますので、やはり、これはこれとして、ここまで努力を払つたことはこのまま認めて、今後の努力はこれ以上今のところは尽しがたいということで一応終つておくのなら、私は賛成です。

第19回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第3号(1954/02/25、26期、日本社会党(右))

○川俣清音君 私、委員外発言ですが、もう少し御検討願つて資料を一つほしいと思つておりますことは、私欠席いたしておることもありましたので、あるいは聞き漏らしておるかもしれませんが、共済組合としての事務費及び調査費が、全体としてどのくらいかかつておるかということについて、調査費、事務費とこうわけて――人件費等も含まれておるのでわかりにくい点もあるかと思いますが、できるだけわけてお示し願えないものか。これは漠然としてでなく、なるべく詳細に承りたいのです。  それからもう一つは、最近私実際に当つて参りますと、農業統計の中で共済の統計、統計事務所の統計、大蔵省の統計あるいは食糧庁関係の統計、府県の統計と……

第19回国会 農林委員会農林災害対策に関する小委員会 第2号(1954/10/27、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 改良局で考えておられます種もみの処置ですか、昨年の種もみの処置は、必ずしもよかつたとは自信を持つてここで表現できないだろうと思うのです。特に広汎な地域に冷害が襲い、あるいは台風等の被害が出て参りますと、希望の品種が得られない。従いまして希望の品種を要求いたしております農民の立場というものは、この品種についての特徴になれておるもの、あるいはこれに初めて取りつこうということで非常な熱意を入れるものと、割当てられてこれを植えつける場合とでは、農民の執意が非常に違つて来る、その結果いわゆる気候状態その他の環境が平年並なものでありましても、非常な損害を受けなければならないということになります……

第19回国会 農林委員会農林災害対策に関する小委員会 第3号(1954/10/28、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 関連して。きのうの説明によりますと、おそらく速記で明らかだと思うのですけれども、飼料対策を講ずることによつて、家畜の維持資金がこれで捻出できる、こういうような説明だつたように承るのです、私の聞き違いであれば別ですけれども……。これは私が説明するまでもなく、おそらくえさの全額を補助するわけではなく、えさのごく一部を補助せられるのだと思います。またそういうことになりますと、とても家畜を維持するだけの対策になり得るようなものではないわけですから、当然家畜維持資金というような形でこれが補助でなく、家畜を維持するための融資ということになるのだと思うのです。きようの説明の方が適切だと思うんです……

第19回国会 農林委員会農林災害対策に関する小委員会 第4号(1954/10/29、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今大蔵省の主計官の答弁の中に、ちよつと聞き捨てならない言葉を発見したのです。これは私は言葉じりじやたいと思うので、この際明らかにしておきたいと思います。それはこの降雨量の測定にあたつて、ロボツト測定器の配置等は水害被害高のデータをもつて行政区域ごとに分類してやつたのだということで、得々とその算出基礎な明らかにいたしまして雄弁を振われたのです。私はこういう頭で大蔵省がおるのじやないかと思つておったところその通り答弁されたので、これは聞き捨てたらない、こういうことなんです。雨量というようなものは行政区域に関係なく降るのです。これは見落してはならないのです。同じ雨が降りましても、これは川……

第19回国会 農林委員会肥料に関する小委員会 第1号(1953/12/17、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 鉱山局長が見えておりますので、前の農林委員会において質疑をいたしました事柄について、さらに質疑を続けて参りたいと思います。  前委員会においても申し上げましたが、化学工業のもとであり、しかも硫安工業にとりまして最も基礎原料でありまする硫化鉱が、最近値下りをいたしておりまして、今S分を持つた硫化鉱をおもに産出いたしておりまする鉱山で、別子、柵原、松尾等を除きましては、ほとんど経営困難に陥るほどに硫化鉱の値下りをいたしておるような状態であります。これは鉱山局においても十分御承知だろうと思います。小鉱山はすでにつぶれておるような状態であります。S分から見ますると、大体十円方下つておるとも……

第19回国会 農林委員会肥料に関する小委員会 第2号(1953/12/19、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今足鹿委員の質問に対しまして、るる述べられたので、大体概要はつかめましたし、政府の態度も明らかになつたのでありますが、この際念を押しておきたいと思いますことは、物価統制令等の発動あるいは配給統制等をやらないでも、あつせんまたは行政措置で十分やり得るという自信のほどを示されたのでありますが、私もその点は、あつせん及び行政措置で十分でき得る力を鉱山局は持つておられると思つておるのです。というのは、日本の国内石油から見ましても、帝国石油がその開発のほとんど八割以上を占める能力を持つておりますし、これに対しまして政府がいろいろ補助、助成等も行つておりますし、また帝国石油に対しましては、かつ……

第19回国会 農林委員会肥料に関する小委員会 第3号(1954/02/13、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 ちよつとお聞きしておきたいのですが、硫安の生産計画に基いていろいろ通産省が手を打つた結果、生産が既定計画通り保持されておる、こういう御説明ですが、これはガス法も電解法も入れて、大体計画量を保持しておるようでありますけれども、どつちかが伸びておつて、どつちかが縮んでおるのじやないですか。総体ではそうですが……。
【次の発言】 そういたしますと、今まで一番伸び縮みの多かつた電解法の方が順調に行つておつて、比較的今まで計画通り行つておつたガス法の方が、生産量がかえつて動揺しておる、こういうふうな説明ですが、ここで問題だと思うのです。結局電力の割当いかんによつて生産計画が齟齬を来す、こうい……

第19回国会 農林委員会肥料に関する小委員会 第4号(1954/02/23、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 私二、三点お聞きしたいのですけれども、軽業局長が見えていないと質問しにくいのですが、委員長ひとつおとりはからいを願いたいと思います。その間に進行いたします。  いただいております資料のうちで、硫安工業長期合理化計画というものが出ております。このうちで一番問題になりますのは、第三の製品転換による合理化でありますが、製品転換による合理化というものはほんとうはないはずなんです。経営の合理化、企業の収益率の合理化ということは考えられますけれども、一体製品の転換による合理化なんということが言い得るのであるかどうか。私どもは製品の転換による合理化というものは、いわゆる製造の合理化でなくて、むし……

第19回国会 農林委員会肥料に関する小委員会 第5号(1954/03/02、26期、日本社会党(右))

○川俣清音君 今小委員長の草案が出ておりますが、これに対して二、三ほんとうはお尋ねしておきたいのですが、これをお尋ねいたしましても、委員長が答弁にお苦しみになる点もあろうと思いますので、小委員長にはお尋ねしないで、政府側にお尋ねいたしておきたいと思います。  この小委員長の案の中でも一つ落ちておりますのは、いわゆる保管数量は、国内消費量の見込み数量の一割を基準として、需給状況を勘案して定める、こういうのでありますが、この保管は何のために保管をするのだという説明は、たびたび聞いておりますが、最近の硫安事情、化成肥料の事情から見まして、意味が納得行かなくなつて来つつあるように思うのです。むしろ保管……

第19回国会 農林委員会肥料に関する小委員会 第6号(1954/03/04、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 きようは綱島小委員長も所用のためお留守でありますので、十分審議を尽すことができないと思いますから、早く切り上げたいと存じますが、ただ今問題になつております石灰窒素について、政府側にシカゴ国際入札価格に応じまして六万トンの輸出計画ができておるようでありますが、これに伴いまして、今まで建値を下まわつた取引が行われておりましたのが、さらに建値を突破いたしまして、――五百十五円を突破するような国内価格が生れて来ておるようであります。これは非常に重大なことだと思いますので、これらに対する御見解を承つておきたいと思います。
【次の発言】 これはたいへんな計算違いなのです。確かに去年の暮れごろま……

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第1号(1954/02/09、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○川俣委員長 これより開会いたします。  戦争によつて森林が荒廃し、これがもととなつて昨年は大水害の惨状を招いたのであります。治山治水の解決問題が、あらためて論議の的となつたのでありまして、本委員会においてもこの重大さにこたえて、院議をもつて治山治水対策を強く要望いたして来ましたことは、御存じの通りであります。林野当局におきましても、真剣にその施策を練つておられることと存じますので、ここに林野一般行政並びに事業について御説明を願い、これが予算的裏づけについても詳細承りたいと存じます。なおこれに伴う準備せられつつあります法律案についても、あわせて御説明を願うことといたします。それでは柴田長官。

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第2号(1954/02/20、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○川俣委員長 これより会議を開きます。  前回審議いたしておりました保安林の整備に関する法律案の要綱並びに林業行政一般について議題といたして審議を進めたいと思います。
【次の発言】 福田喜東君。
【次の発言】 委員長より長官の方にお願いしておきますが、今福田喜東委員の請求になりました資料をひとつお出し願いたいと思います。
【次の発言】 林業の小委員会は将来出て参ります法律案もありますので、継続して参りますから、その間に御研究願います。
【次の発言】 それでは本日はこの程度で散会いたします。    午後零時二十九分散会

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第3号(1954/03/11、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○川俣委員長 これより農林委員会林業に関する小委員会を開会いたします。  本日は、この小委員会の研究課題であります国有林野整備臨時措置法の有効期限の延長の問題、並びに保安林整備強化に関する立法措置等について調査を進める予定でありましたが、間もなく本会議も始まるようですから、この問題は後まわしにいたしまして、足鹿君より二、三営林局移転の問題で質疑したいとの申出がありますから、これを許します。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。    午後二時二十八分散会

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第4号(1954/03/20、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○川俣委員長 これより会議を開きます。  林業に関する問題について、調査を進めます。本日は全回の小委員会において留保いたしておりました、治山治水対策の一環としての保安林整備計画について、政府の説明を求めたいと存じます。保安林整備臨時措置法案と、森林法、国有林野法との関連も出て参りますから、あわせて調査を進めて参りたいと思います。まず柴田林野庁長官の説明を求めます。
【次の発言】 柴田長官の説明について順次質問を進めて行きたいと思いますが、その前に、保安林整備臨時措置法の具体的な法案が整つて、閣議にかかつたそうでありまするから、その説明をお願いすることといたします。

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第5号(1954/04/15、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○川俣委員長 これより会議を開きます。  去る四月九日の農林委員会におきまして、保安林整備臨時措置法案をこの小委員会の審査に付されることになりましたので、これより本案を議題といたし審査を進めることにいたします。  質疑の通告がありますので順次これを許します。足鹿委員。
【次の発言】 委員長からも当局にお願いいたしますが、足鹿委員の資料の請求ですが、誤解があるといけませんから、奥地林道と民間林道にわけて、奥地林道については線ごとに、民間林道については各府県ごとに、昨二十八年度並びに二十九年度の予定をお示し願えばそういう誤解がなくなるのじやないかと思いますから……。

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第6号(1954/05/29、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○川俣委員長 これより農林委員会林業に関する小委員会を開会いたします。  本日は森林造成促進に関する施策について調査を進め、そのあと、閉会中の林業関係の国政調査事件について協議を願いたいと思います。まず造林促進の問題について調査を進めて参りたいと思います。芳賀君。
【次の発言】 芳賀委員にお答えいたします。造林促進法案の第三次案というものを参考に配付いたしましたのは、福田委員からこういう案で議員間において審議しておるものがあるから、これを参考に配付してほしいという要望がありまして、その点について福田委員がもつと早くおいでになつて御説明願えると、そういう誤解がなかつたと思うのですが、その説明がな……

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第7号(1954/09/02、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○川俣委員長 これより会議を開きます。  先般の農林委員会におきまして、来年度の農林予算の編成に関する農林事務当局の基本的な構想を承りましたが、この小委員会におきましても、今後の農政のあり方とその裏づけをなすべき来年度予算要求に関する林野当局の方針を承り、今後の林業に関する調査の参考にいたしたいと思います。  なお公報にお示しの通り、保安林整備に関する件、造林促進に関する件、特に造林促進に関しては、各府県の森林組合等から陳情もございまするので、本委員会におきまして来年の予算と兼ね合せまして審議を進めてみたいと思います。なお林産物に関する件、町村合併に伴う国有林野整備に関する件もあわせて本日の小……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会農林委員会連合審査会 第1号(1954/03/22、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 関連して。私本委員会においてもあらためて質疑をいたしたいと思うのですけれども、この際ちよつとお開きしたい。それは、大蔵省よりも、林法制局次長がおられるのでお聞きしますが、農業改良助長法の二条の一項二号、「農業改良研究員の世知設置につき、都道府県の要する経費について、その三分の二」とありますが、これは三分の二以下であつてもさしつかえないという御解釈ですか。林さんならおそらくそういう解釈をなさるのだろうと思うのですが、それでよいですか。
【次の発言】 その法文を聞いておるのではない。三分の二とあるけれども、三分の二よりも経費を負担しないでも、この二条一項二号に抵触しないのかどうか、二以……

第19回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1954/02/26、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 今小峯委員から非常に適切な問題の提供があつたのでありますが、これにない部分についてさらにお尋ねいたしておきたいと思うのであります。このような外貨割当によつて物価が上るというような方内が見えて来ておるわけであります。物価の中でも日用品に関係の深い、今小峯委員が挙げられたような砂糖、または日常生活に最も関係の深いしようゆ、みその原料であります大豆の暴騰というようなものが出て参りますと、政府のこの夏ごろから物価を引下げて行きたいという方向と、大分違つた傾向が現われて来るのじやないかと、思われるのであります。農林大臣は磯峠物価格の土において重要な施策を一とつておられますが、この傾向に対して……

第19回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1954/02/27、26期、日本社会党(右))

○川俣委員 引続いて質疑を続行いたしたいと思いますが、大臣がおりませんので、主として官房長にお尋ねをいたしたいと存じます。  凶作の影響、災害の不幸で逆に利益を得ておるのは米作農民だけではないと思うのです。ところが米作地の米作農民だけが非常な利益を得ておるというように農林省が考えられておるといたしまならば、それは大きな誤りで、あると思います。なぜかと申しますると、昨年の凶作の結果または災害の結果、油脂資源であります菜種の高騰を心しております。また同様に大豆の値上りもいたしておりまして、災害がありましたり凶作がありました場合における利益は、米作農民だけでないわけであります。ところがとかく豊作地の……



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データ更新日:2023/02/05

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