このページでは田中龍夫衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。
○田中(龍)委員 ただいまの伊藤君の質問に関連いたしまして、二、三ごく簡単に官房長に承つておきます。われわれが石炭の融資の問題について非常に心配をいたし、関心を持つておりますことは、九州の経済というものは炭鉱という基幹産業に関連する面が非常に多い、九州の災害の復旧、さらに復興という面におきまして炭鉱の帰趨が経済的に非常に影響を持つという意味からも、これが応急の処置なり、あるいは復興について非常に関心を持つておる次第であります。ただいままでのつなぎ融資並びに指定預金なり、あるいはまた開発銀行を通じてお流しになつたものの中で、ただいまのお話のごとく、つなぎ融資の四十億は、公共土木なり、あるいはまた……
○田中(龍)委員 私は一般鉱害の復旧促進に関する問題につきまして大蔵省の当局に質問いたします。一般鉱害の復旧工事は、その進捗が停頓の状態にございます。そうしてその原因は事業資金不足にあるのであつて、これが救済策といたしましては、まず資金運用部の資金を鉱害復旧事業団へ貸し付ける。第二は市町村の土木工事に対しまして、国庫補助金を交付する。この二つの措置をこの際至急講ずべきである、かように存ずるのであります。先般来通産省当局あるいはまた復旧事業団その他関係者が大蔵当局と折衝を重ねまして、ただいま局長の言われまするようにいろいろと紆余曲折を経たのでありますが、さらにまた多数の方にも陳情を繰返しておられ……
○田中(龍)委員 ただいままで参考人の方々から詳細な今日の炭鉱の状況を伺つたのでありまするが、聞けば聞くほど実に重大な問題でありまして、各炭鉱に今日及んでおりまするこの様相は、私は独立日本の今日の最大の問題ではないかと思うのであります。翻つて考えます場合に、戦争中われわれはあの非常出炭と申しますか、各炭鉱に対しまして実に言いようのないようなお願いをし、また無理を申し上げて、あの戦争中の燃料をまかなつた。またさらに敗戦になりまして、一切の生産が停止をしたときに、やはりお願いをするのは炭鉱の、なかんずく中小炭鉱の方々であつたのでありますが、その後の日本経済の変動にあたりましても、いつもいつもしわを……
○田中龍夫君 先ほど地方行政のしわが大分寄つているというお話がございましたが、この地方銀行の場合には、他の金融機関と非常に違つた性格を持つているように思うのであります。大体今日は県の財政あたりから見ても、七割見当が補助金とか交付金とかいうものになつている。また市町村においても非常に中央の財政に依存度が高い。同時に国から来る行政経費は、ほとんど地方銀行が県金庫なり何なりによつて預金を受けているわけであります。この預金の九千百八十二億の中で、一体地方銀行としてそういうふうな公共自治体からの預金は大体どれくらいのウエートを占めているのか。
【次の発言】 そうしますと、何しろ地方銀行というものは地方の……
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