小笠公韶 衆議院議員
26期国会発言一覧

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このページでは小笠公韶衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

小笠公韶[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第28号(1953/07/25、26期、自由党)

○小笠公韶君 私は、自由党を代表いたしまして、ただいま議題となりました私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、委員長の報告に賛成の意を表せんとするものであります。(拍手)  終戦以来、わが国経済は海外よりの援助、特需等にささえられて次第に回復して参つたことは、いまさら言うまでもないところでありまするが、朝鮮休戦も今やならんとし、わが国経済の特需経済よりの脱却、自立経済の推進が強く要請せられていることは、すでに指摘されている通りであります。しかして、この際、冷静に日本経済の実情を顧みまするとき、遺憾ながら、なお国の経済力はきわめて弱い、経済の底が浅いことを……

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委員会発言一覧(衆議院26期)

小笠公韶[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 経済安定委員会 第2号(1953/06/19、26期、自由党)

○小笠委員 ちよつと資料について伺いたいのでありますが、賃金水準のことで具体的数字をひとつお示し願いたいと思います。

第16回国会 経済安定委員会 第5号(1953/06/29、26期、自由党)

○小笠委員 簡単に一言伺いたいのですが、本法案を通覧いたしまして、中心点は第八条並びに第九条にあると考えます。第八条において、「国の財政の許す範囲内においてこれを予算に計上しなければならない。」第九条において補助金あるいは融資あつせんの規定があるのであります。非常にけつこうでありますが、これらに対する裏づけの状態はどうなつておるか。提案者において政府側とすでにお話合いができておるのかどうか、特にまた政府側において、この第八条及び第九条についての考え方はどうなつておりますか。
【次の発言】 ぜひそういうふうにお願いしたいと思います。私は希望であります。

第16回国会 経済安定委員会 第11号(1953/07/06、26期、自由党)

○小笠委員 私は条文の一、二について、特に解釈についてお尋ねをいたしたいと思います。条文を追いまして第二条の第四項において、競争の定義を書いてありますが、「国内における」というのが前にあつたのであります。今度はその「国内における」というのを削除しておりますが、削除した理由、これは国際的な競争をも含めるという意味で削除したのかどうか、その点をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 同条第四項に参りまして、「対価を決定し、維持し若しくは引き上げ、又は数量」と書いてありまするが、それから「相手方を制限する等」。この「数量」はいかなる内容の数量であるかということが一つと、「等」とはいかなる場合を予……

第16回国会 経済安定委員会 第13号(1953/07/08、26期、自由党)

○小笠委員 私は高島さんにひとつお伺いしたいのです、高島さんの立場はよくわかるのでありまして、ただお話をよりよく理解するために用語について一言お伺いしておきたい。あなたのお話の中に労働者、農民、中小商工業者、これを平和国民と称するということがありましたが、中小商工業はいかなる範囲のところで規定しているかということが第一点。第二点はあなたの言われる民族産業とは何であるか。この二つについていわゆるデフイニツシヨンだけでけつこうですからお示しをを願いたい。
【次の発言】 そうしますと、独占資本にあらざるものを中小企業と称するが、これは前の蜷川中小企業庁長官がよく言われた言葉である。独占資本にあらざる……

第16回国会 経済安定委員会 第15号(1953/07/14、26期、自由党)

○小笠委員 ただいま問題になつております点でありますが、御説明を聞きますと、不正当な差別待遇を受けた場合と、不当に差別待遇を受けた場合と同じではないですか。それはさておきまして、新しい六項というか、これは不公正な取引というものの定義をしぼつたのか、広げたのかということをまず客観的にお聞きしたいと思う。  それから第二に、先般申し上げましたように、この法律案の中には、至るところに不当という言葉があるのでありますが、その場合の不当は明らかに不正当な、非合理的なという言葉で読まなければならない。しかるにここの場合は、不当と書きながら合理的だ、さしつかえないのだというふうに読める場合が起るのであります……

第16回国会 経済安定委員会 第17号(1953/07/16、26期、自由党)

○小笠委員 関連して。たとえば物価が上昇傾向にあると断定せられたようでありますが、個人の家計費の膨脹はサービス料の上り方が相当含まれると思うのですが、一般的に物の小売価格が上つて来る理由はどこにあるか。逆に申しますと、経済の循環をよくするためには、一方においてやはり購買力の漸増というものが相当ついて来なければならぬと思いますが、そこらの点はいずれの部分――建設部分は当然でありますが、一般消費者の消費する消費物資の小売価格が上ると断定せられた根拠、特に個人消費における購買力の漸増と見ておるのか、この点をちよつとお伺いいたします。
【次の発言】 値上りの要素の中に、特に標準家計におきまする生活費上……

第16回国会 経済安定委員会 第19号(1953/07/24、26期、自由党)

○小笠委員 私は自由党を代表いたしまして、ただいま議題になつておりまする私曲独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、先ほど提案になりました修正部分を含めて賛成の意を表すであります。  御承知の通りに、今日の日本の経済の状態を冷静に考えてみまするとき、われわれは特需経済からの脱却、新しき日本経済の再建に邁進しなければならぬときに相なつておると思うのであります。かくて今日の日本経済が新しいスタートをしなければならないの外ありまするが、翻つて考えてみまするときに、日本の国の経済力の弱さ、経済の底の浅さは私から申し上げるまでもないのでありまして、日本経済が世界経済に……

第16回国会 経済安定委員会 第22号(1953/07/31、26期、自由党)

○小笠委員 日程第二の御母衣発電所建設計画変更に関する請願につきまして、紹介議員が不在でありますのでかわつて御説明申し上げます。  本請願の要旨は、昨年政府が発表いたしました電源開発基本計画の中で、岐阜県の御母衣発電所の原計画の実施によりまして相当広い耕地を失い、また陥没、水没家屋も相当出て参りますので、これが救済が非常に困難でありますので、この計画をひとつ変更していただきまして、庄川支流の尾上郷川並びに六厩川にせきをつくりまして、大きな貯水池をつくる。そうして御母衣発電所を水路式にするようにその設計の変更をぜひお願い申し上げたいという趣旨であります。  つきましては、この御母衣発電所の設計変……

第16回国会 通商産業委員会 第16号(1953/07/14、26期、自由党)

○小笠公韶君 ただいま議題となりました特定中小企業の安定に関する臨時措置法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  去る第十四国会において、中小企業対策の一環として、特定中小企業の安定に関する臨時措置法が制定され、実施に移されたのでありまするが、その施行後の状況にかんがみ、その一部の修正の必要が認められ、去る第十五国会にこれが改正法案が提出されたのでありまするが、解散のため成立するに至らなかつたことは御承知の通りであります。  本法施行後これが修正を必要といたしましたおもなる点は、まず今日の経済界、特に中小企業界の現状にかんがみまするとき、本法適用の対象としての業種の指定に関す……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 経済安定委員会 第2号(1953/11/03、26期、自由党)

○小笠委員 私は資料の要求なんですが、日本の経済安定のむずかしい一つの大きな要因は、先ほど小林委員からもお話の通りでありますが、そのうちの賠償の問題なんですが、東南アジアその他に対する輸出振興の問題にいたしましても、賠償の問題の解決が前提条件だと、緒方さんも言われておるわけでありますが、これらが現段階においてどういうふうな事態になつておるか。まだ外交的な結論が出ておりませんから、はつきりした数字はわかりませんが、従来各国との賠償交渉に対する経緯、先方の要求――要求だけでもけつこうでありますが、そういう資料を作成して御配付願いますと、われわれがものを考えて行く上におきまして非常にいい参考になると……

第17回国会 経済安定委員会 第3号(1953/11/06、26期、自由党)

○小笠委員 ちよつと委員長にお願いしておきますが、今の資料、まとまつたものがあるそうでございますから非常にいい資料だと思いますので、配布していただくようにお願いいたします。
【次の発言】 ただいまの歩積み預金、両建て預金の調査資料を拝見したらわかると思いますが、調査対象は、銀行法に基く銀行に限つておるのですか。それとも相互銀行法に基く相互銀行、信用金庫法に基く信用金庫、そういうふうにわけて調査せられておられるかどうか。もしできればわけて御調査を願つたものを出していただくことをお願い申し上げたいと思います。
【次の発言】 今申し上げましたように、その問題は、いわゆる相互銀行、信用金庫の方面に至つ……

第17回国会 通商産業委員会 第4号(1953/11/07、26期、自由党)

○小笠委員 私はただいまの中小企業安定法第二十九条の発動要請に対する首藤委員の質問に対する岡田長官の答弁につきまして、一応重ねてお伺いをいたしておきたいと思うのであります。書類が三件出て、一生懸命に検討中であるが、その検討の要点は、法第二十九条に規定する諸条件が充足されているかどうかという点において調査研究中である、国の内外、特に国外の情勢等も達観をして考えなければならぬ、こういうお話があつたのでありまするが、私が申し上げるまでもなく、第二十九条の要件の前に、法第二条によつて指定された場合――明らかに需給の均衡が破れ、または破れんとする場合においてのみ業種の指定があるのであります。需給の均衡が……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 経済安定委員会 第1号(1953/12/14、26期、自由党)【議会役職】

○小笠委員長代理 これより会議を開きます。  本日は私が委員長の職務を行います。  国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本件につきましては、先国会と同じく一、調査する事項、日本経済の総合的基本施策に関する事項、二、調査の目的、経済安定に関する総合的基本施策並びに関係各行政機関の総合調整に関する施策を適正にするため、三、調査の方法、小委員会の設置、関係各方面より説明聴取、資料の要求等、四、調査の期間、本会期中  右の趣旨の国政調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさようとりはからうことにいたします。  本日はこれにて散……

第19回国会 経済安定委員会 第4号(1954/02/19、26期、自由党)

○小笠委員 ちよつと資料について伺いたいのですが、二十九年度産業資金供給見込表の第二の中小及び国民両公庫でありますが、これについて、設備資金、運転資金をわかつて、片方の中小は百億が設備、運転は十億、国民は同様に十五と六十五になつているのですが、こういうふうな形において両公庫の運用をする方針を確定しておるのですか、どうですか。
【次の発言】 そういたしますと、運転と設備とわかつたのは特別に政策的な意味はないと了解してさしつかえありませんか。
【次の発言】 私は今の御説明で十分なのでありますが、この両公庫が小口金融を中心的に扱つているというその性格と、現在のこの当面の金詰まりという問題、また今後の……

第19回国会 経済安定委員会 第5号(1954/02/23、26期、自由党)

○小笠委員 今の数字でちよつと関連して伺いたいのですが、表の三ページ、二十八年計のところで十二月末外貨保有高が九億七千七百万ドル、それから二十八年計に一億九千三百万ドルというマイナスが出ているのですが、このマイナスは九億七千七百万ドルから引かなくてもいいのですか、九億七千七百万ドルから約二億ドルを引いた七億七千万ドルというのが年末の保有外貨と推定していいのですか。

第19回国会 経済安定委員会 第8号(1954/03/12、26期、自由党)

○小笠委員 一番最後のページの特約予定需用家調査というところですが、需用家の負荷調整によつて吸収する範囲というものは相当多いようですが、二割ないし三割安くなる、これはコスト計算の関係からですか、それだけの余裕があるのですか。どういう形で吸収して行くのですか。
【次の発言】 そうすると、業種によつて特約のできるものとできないものができて来ると思います。たとえば夏季の豊水期のいわゆる余剰電力だけを安く売るというようなことになると思いますが、そうすると常時の供給電力量は非常に少くなるわけでありますが、業種から見ると、必ずしもそういうふうな豊水期の安い電力ばかりで操業可能だとも思えない。安いことはけつ……

第19回国会 経済安定委員会 第10号(1954/03/19、26期、自由党)

○小笠委員 簡単にお伺いしますが、ただいまお話の紡績二十番手のもので内地物は幾らしておりますか。
【次の発言】 第二点は、生産総綿糸量のうち、輸出と内需との割合はどのくらいになつておりますか。

第19回国会 経済安定委員会 第11号(1954/03/23、26期、自由党)

○小笠委員 時間もありませんから簡単に事務的なことを一つ二つ伺いたいのでありますが、二十九年度の総括原価は二千百億という数字でありまして、純不足二百四十六億、これが値上げの根本になつておりますが、総括原価の中で水の出方をどう見ておるかということをまず伺いたいと思うのであります。  第二の問題は、総括原価の計算上におきますロスをどう見ておるかということを一応伺いたいと思うのであります。もし総括原価二千百億をそのままとりましても、不足二百四十六億ということになると、一割二分弱になります。その一割四分四厘の差というものが配当になるかどうかということが考えられるのでありますが、それは別といたしまして、……

第19回国会 経済安定委員会 第13号(1954/03/30、26期、自由党)

○小笠委員 事務的な、簡単なことですが、二ページ目の需給想定のところに、一として、水力発電量の見積過小というのがあります。私が伺いたいのは、この前平井参考人から、過去十年の平均をとつたという説明を伺つておるのでありますが、昭和二十五年のときの水力の見方は幾らになつておつたか、それだけちよつと伺つておきたいと思います。
【次の発言】 私の記憶に誤りがなければ、たしか過去七年の平均をとつたはずであります。今回は十年をとつたということであります。そこで毎年の水の出方の過去十年の傾向を、おわかりになりましたらひとつ適当な機会でけつこうでありますからお教えを願いたいと思います。

第19回国会 経済安定委員会 第15号(1954/04/06、26期、自由党)

○小笠委員 私は一つ二つお教えを願いたいのですが、まず第一に経済審議庁に伺いたい。この前松尾調整部長から外貨の位置につきまして説明があつたのですが、新年度に入り、新年度当初におきます外貨ポジシヨンはどうなのかということを第一点に伺いたいのであります。この前のときは推定数字であつたようでありますが、外貨ポジシヨンがどうなつているか、まずお伺いしたい。
【次の発言】 まことに恐縮でありますが、七億八千五百万ドルの内容に入りますが、これは南方の焦げつきを含めた数字かどうか、それを伺いたい。
【次の発言】 最近上半期の外貨予算の公表があり、この公表に伴いましていろいろな議論が新聞その他でいわれておるわ……

第19回国会 経済安定委員会 第16号(1954/04/10、26期、自由党)

○小笠委員 私簡単に御説明だけ伺いたいのですが、一番最初の御説明の昭和二十九年度企業者別電源開発資金見込というのがありますが、電力会社の分で小計が七百三十億というのが出ておりまして、あと開銀三百五十億、国内資金千八十一億というのがありますが、この千八十一億というのはどういう形で調達することになつておりますか。
【次の発言】 もう一つお伺いしたいのですが、開発地点別表というのがありますが、しまいから三枚目の公営事業のところで、公営事業の昭和二十九年度の高知物部川(四六七)、これは公共事業費を示すと書いてありますが、その下に十億というのがある。栃木鬼怒川川治第一というところには六億一千万円、この数……

第19回国会 経済安定委員会 第17号(1954/04/13、26期、自由党)

○小笠委員 私は一、二お伺いしたいのですが、第一点は最近の金融の引締めの影響を受けまして、預金の増勢率が相当減つて来た。各種金融機関の中でも、特に中小企業専門の金融機関と見られる信用協同組合あるいは信用金庫あるいは一部の相互銀行等における貯金の延びというものが相当減つて来ておると思います。これに反しまして郵便貯金が相当強い増勢をたどつておる、これが現在の一般的傾向だと思うのであります。そこで先ほど杉村先生もちよつと触れておりましたが、このような行き方で参りますと、中小企業金融機関の中におきまする相互金融という点がますますむずかしくなつて、郵便貯金によつて吸い上げられた金は、いわゆる大きな公共企……

第19回国会 経済安定委員会 第20号(1954/04/23、26期、自由党)

○小笠委員 一、二お教えを願いたいのですが、まず御説明のありました全国銀行預金貸出しの増加状況の問題であります。大勢はこれを了承いたすのでありますが、一口当りの平均貸出し金額はどうなつておるかということを伺いたい。さらに三百万円で切つた場合に、その三百万円以下と以上との割合がいかになつておるか。つまり貸出しがだんだんに大口に片寄つておる傾向はないかどうかという意味において数字を伺いたいのであります。  第二点といたしましては、先ほどお話のありましたように金融引締め並びに財政、規模の圧縮に伴いまして、産業各方面にいろいろな影響があるのでありますが、特に貸出しにつきまして銀行側において融資規制の委……

第19回国会 経済安定委員会 第21号(1954/04/27、26期、自由党)

○小笠委員 ただいまのお話の中でちよつと伺いたいのは、一般的な問題でありますが、一流会社におきます受取手形のうち三〇%が割引不能だというお話でありますが、その不能の原因を――輸入金融の問題は別といたしまして、増産態勢の成果、すなわち増産に伴う増加運転資金の供給が、引締めのために得られないからそうなつたのだ、こういうようなお話があつたようでありますが、しからば増産分以外の面については従来通りの金融がまかなえておるかどうか。そこで、いわゆる大会社における金融の引締め速度が、その増産分だけの金融が引締まつておるのだということになりますと、他の大産業でないものにおきましては、すでに御承知の通りに、増産……

第19回国会 経済安定委員会 第23号(1954/05/11、26期、自由党)

○小笠委員 簡単に一言だけ伺いたいのですが、先ほどお話の中で、要するに貿易、輸出振興が国家的要請でありながら、これに対する具体的施策が足らぬ。要するに総合的な施策ということに尽きると思いますが、しからば具体的な施策、基本的な施策、あるいは総合施策は何を考えておるか、ひとつ例示を願いたい。

第19回国会 経済安定委員会 第27号(1954/05/25、26期、自由党)

○小笠委員 私は通産大臣に一、二点のことについてお伺いいたしたいと思つております。当委員会といたしましては、今国会開会以来、中小企業金融の状況を中心とする金融の影響関係、並びに貿易関係その他の面につきまして、いろいろと参考人等の意見も聞いて、調査を進めて参つたのであります。それらの調査の結果から考えられますことは、今通産大臣からお話のありましたように、デフレ政策の所期の効果というものが割合順調に進んで来ている反面、商社の倒産、不渡り手形の増発、その他いろいろな面が出て参つておるようでございます。従いましてこれらの出て参りました商社の倒産あるいは不渡り手形の増発というふうな面が主として経済力の弱……

第19回国会 経済安定委員会 第28号(1954/05/28、26期、自由党)

○小笠委員 請願紹介議員がおりませんので、私がかわつて御説明申し上げます。  まず離島航路整備に関する請願、第七九八号であります。本請願の趣旨は、香川県小豆郡豊島村は、瀬戸内海に浮ぶ離島で、天然資源に恵まれておりまするが、海上交通がきわめて不便であるため、本島の産業経済、文化、教育等あらゆる面にわたつて不利となり、島民は極度に貧困いたしておるのであります。従いましてこの豊島村の産業、文化その他の面の振興をはかる意味におきまして、離島振興法の活用によつて、国費による船舶を建造して交通の便をはかつていただきたいということであります。要するに豊島村へ本島からのかけ橋としての船を国費でつくつていただき……

第19回国会 通商産業委員会 第49号(1954/05/18、26期、自由党)

○小笠公韶君 今回本通商産業委員会に付託となりました中小企業安定法の一部を改正する法律案につきまして、提案者を代表いたしまして提案の理由とその大要を申し上げます。  わが国経済に占める中小企業の重要性及びわが国の中小企業が現在当面している種々の困難な問題につきましては、皆様御案内の通りでありますが、現在中小企業が直面している不況の原因の一つは、相対的な設備過剰に基く過度の競争にあることは論をまたないところであります。中小企業安定施策は各方面にわたつて要請されるところでありますが、中小企業自体がみずから団結し、その組織の力をもつてその不況に対処することが最も肝要なこともまた論をまたないところであ……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 経済安定委員会 第2号(1954/12/03、26期、日本民主党)

○小笠委員 私はひとり数字だけを伺いたいのです。国際収支の付表の二十一表でありますが、そこで見ると六月以後の国際収支はプラスになつて来ておるのです。そのプラスの合計が一億六千万ドル、それから四、五のマイナスが二千七百万ドル、差引一億三千三百万ドル、それだけ本年度においてプラスになるようです。そこで現在――十月末現在と申しますか、十一月一日現在の日本の外貨のポジシヨンはどうであるかということをまず伺いたいと思います。この数字はあとでお調べ願つてもけつこうであります。たしか四月一日における本年度繰越しの手持ち外貨は約八億ドル、そのうらからいわゆる朝鮮に対する焦げつき債権その他を引きまして正味が相当……


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各種会議発言一覧(衆議院26期)

 期間中、各種会議での発言なし。

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データ更新日:2023/02/05

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