山下春江 衆議院議員
27期国会発言一覧

山下春江[衆]在籍期 : 23期-25期-26期-|27期|-28期
山下春江[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは山下春江衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

山下春江[衆]本会議発言(全期間)
23期-25期-26期-|27期|-28期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 衆議院本会議 第47号(1955/07/26、27期、自由党)

○山下春江君 ただいま議題となりましたクリーニング業法の一部を改正する法律案及び母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案について、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、クリーニング業法の一部を改正する法律案について御報告申し上げます。  本改正案の要旨は、第一に、従来のドライクリーニング師の制度を廃止して、新たにクリーニング師の制度を設けたことであります。第二に、営業者は常時五人以上の従事者を使用するクリーニング所ごとに一人以上のクリーニング師を置かなければならないこととしたことであります。第三に、営業者がクリーニング所において講ずべき衛生上の……

第22回国会 衆議院本会議 第51号(1955/07/30、27期、自由党)

○山下春江君 ただいま議題となりました、巣鴨プリズンに服役中の第三国人戦争受刑者に対する出所後の援護対策について、政府当局の所信をたださんといたすものでございます。  と申しますのは、先ごろせっかく仮出所を許されました韓国人二名の出所延期問題に端を発しまして、自来二、三の委員会においていろいろと事情を調査究明いたしましたるところによりますと、政府の対策に重大な欠陥があったというよりも、そもそも根本的対策そのものができていなかったということが判明したと思われるからでございます。それが証拠には、この二名の問題がいまだに解決を見ていないことによっても明瞭であると存じます。  現在、巣鴨プリズンには二……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 衆議院本会議 第17号(1956/12/12、27期、自由民主党)【政府役職:厚生政務次官】

○政府委員(山下春江君) ただいまの御決議にありましたように、広島、長崎両市に投下せられました原子爆弾による障害は、わが国医学史上かつてその経験を見ないところでございまして、非常な特異な障害を残し、多数の治療を要する方があるほか、この障害によると考えられます死者も少くございません状態でございましてこれが治療と健康の保持はまことに緊急の重要事と考えております。政府といたしましても、このような事態にかんがみまして昭和二十九年から精密検査を行い、昭和三十年度からは研究治療を進めて参ったのでありますが、今度はさらに立法化の措置等によりまして御趣旨に沿うべく鋭意努力をいたす決意をいたしております。(拍手……

山下春江[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

山下春江[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1955/06/09、27期、自由党)

○山下(春)委員 私は援護局長に基本的なお考え方についてお尋ねをいたしたいと思うのであります。  援護局の前身は援護庁でございまして、日本の官庁として、大東亜戦争終了後の非常事態を収拾するためにできました全く新たなる役所であります。従いまして、この役所は、旧来あります恩給法とかいろいろな法律に拘泥することなく、われわれが日本国民としてかくなさねばならないということの全般を処理される役所と心得ております。しかもまた、戦後の非常な大混乱の中でこの援護庁が果して参りました業績というものは、実に驚くに値し、感謝に値する仕事を残してきたと思うのでありますが、もはや戦争終了後十年をけみしました。従いまして……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1955/06/14、27期、自由党)

○山下(春)委員 私は前会にもちょっとこの問題に触れて局長の御意見をただしたのでありますが、五月十日だと思いますが、労働省から責任ある引揚者の就職状況についての御報告をいただいたのであります。それによりますと、第八次、すなわち二十九年九月二十七日に引き揚げられました者の就職率は五四・五%、それから第九次、二十九年十一月三十日に引き揚げられました者は五七・六%、それから第十次、三十年二月二十四日に引き揚げられました方は三三・三%、それから第十一次、三十年三月二十九日に引き揚げられました者は一七・二%という就職率でございます。この就職率については私どもあえて不平を申し上げるわけではありません。労働……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1955/06/28、27期、自由党)

○山下(春)委員 田邊援護局長に伺いますが、この戦傷病者戦没者遺族等援護法と、未帰還者留守家族等援護法、この三つの法律の適用を受ける人たちの間にバランスがとれているかどうか。私には留守家族の方があまりにも軽く扱われておるのではなかろうかと思われる節がのあるです。今堀内委員の質問に対して恩給法等の改正によって留守家族の受ける支給もそれに比例して上るのだという御説明はありましたが、そのほか、この法律全体が、両方が持っておりますウエートが留守家族の方が軽くはないかと考えられるのでありますが、そういうことに対して、お扱いになっているあなたの総括的な御意見を伺いたいと思います。

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1955/07/02、27期、自由党)

○山下(春)委員 昨年度三カ月という長い時間努力して作りました金融機関再建整備法の一部を改正する法律、旧日本占領地域に本店を有する会社の本邦内にある財産の整理に関する政令の一部を改正する法律、閉鎖機関令の一部を改正する法印という三案を作りまして、在外資産の処理に当ってきたのでありますが、その際の状況が、台湾銀行、朝鮮銀行等は、銀行自体の財産が非常に豊富にありましたので、これは異議ないのでありますが、正金銀行関係は、国内に正金銀行が財産を持っていないというゆえをもちまして、今日までこれが五万円の処理が完成していないではなかろうかと思われるのです。最近聞くところによりますと、正金銀行の外地における……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1955/07/04、27期、自由党)

○山下(春)委員 今法務大臣が見えておりますので、法務大臣にお願いいたします。聞くところによりますと、両三日前から、第三国人で現在巣鴨に拘禁中の戦犯者の人が、いろいろの条件を申し入れて総理大臣その他関係各省に陳情をいたしておるようです。それに対しまして法務省ではこれの対策を御協議なさる御準備ができておるようでございますが、こういう問題に対しまして、私は、私なりに、長い間こういう問題を扱ってきた関係上考えがあるのでございますが、今どうしようということは、先ほど聞きましたら本日午後から御協議をなさるということで、法務大臣としてもただいまどういうふうにきまったという御返事はないと思いますが、一般に第……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第10号(1955/07/08、27期、自由党)

○山下(春)委員 戦後十年、灼熱瘴癘のビルマのジャングルの中に、十八万という非常にたくさんの英霊が、香華をたむける人もなく、いまだに風雨にさらされているということは、まことにわれわれとしても耐えられないものを感ずるのであります。今回黒川参考人、その他市原、中山両参考人及びいろいろな方面の方々の御尽力によりまして、多くのジャングルの中に捨て去られておりました御遺骨を何とか持って帰ることができるのではなかろうかという希望を持たせていただいたことを、諸参考人の方々に厚くお礼を申し上げます。今中山さんからるるお話がありましたように、この問題は両政府間に話が進められることが好ましいというお話でございまし……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1955/07/12、27期、自由党)

○山下(春)委員 ただいまの委員長の御発言は私もむろん同感でありますが、その前に、政府の責任者がおいでになりまして御答弁を願うときの参考に、今の堀内委員の御質疑に関連して申し上げます。  今回われわれは、この援護法の改正あるいは給恩法の改正に当りまして、この沖繩の戦没少年兵の方に対しましては本委員会及び社会労働委員会などで、機会あるごとに何回か繰り返し発言をしておるのでありますが、ついに今国会には何ら結論を得るに至らないのではあるまいかと思うような心配があるのであります。政府が鉄血勤皇隊についてこれを軍人と扱わなかったという根拠は、兵役法によってであると思います。その兵役法が生きておるというこ……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第12号(1955/07/15、27期、自由党)

○山下(春)委員 過去の戦争におきまして、本来ならば考えられないことでございますけれども、戦争の末期に、人的不足その他の状況から、非常な年少者がいろいろ戦闘行為に国家権力で動員されたという事例がたくさんあるようでございます。特に私どもは、この身分がどうであろうと、非常に大きな疑問を持つと同時に、この疑問が明らかにされましたならば、幾ら年少者であっても兵としての処遇をしていただきたいと思うのであります。  まず、沖繩の問題から申し上げますと、沖繩には鉄血勤皇隊あるいは通信隊等の学徒が動員された事例がございます。これは、十七才以上もございますが、十七才未満の者が相当多数戦闘行為に参画いたしまして、……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1955/07/23、27期、自由党)

○山下(春)委員 朝からるる靖国神社に対する御質問がありましたので、私が何も重複した御質問をすることはもうございませんが、ただ、私は、けさからの靖国神社側と堀内委員との問答を聞いておりまして、非常に妙な気持になりました。非常な矛盾の上に立っていろいろ議論が進められておると思うのであります。  先ほど池田さんからお述べになりました靖国神社の性格でありますが、これは、明治元年の太政官布告をもって、国に殉じた人をお祭りするところであるということであります。ただいまは、敗戦の結果、これが宗教法人となっている。宗教法人になっているものに対して、堀内委員の申される通りに、一柱でも早くお祭りをいたさなければ……

第22回国会 社会労働委員会 第5号(1955/03/30、27期、自由党)

○山下(春)委員 ちょっと労働大臣に伺っておきたいし、そして今後御協力を願いたいと思うことがございます。  昨日、私、舞鶴へ第十一次引揚船を迎えに参りました。今回帰りましたのはあの中国大陸の非常な各所、あらゆる地域から引揚げたのでございます。中国の内情が非常に詳しくわかりましたのですが、従来引揚げました人には、相当の金なども持って帰った引揚船がありましたが、今回帰りました八百十五名中、ほとんど大部分の人か、ほとんど着のみ着のままで、資産らしいものを持って帰っておりません。帰りまして、すぐあそこで強く要望されましたことは、就職問題――なお現在大約六千人くらいの者が残留しておるようでございますが、……

第22回国会 社会労働委員会 第13号(1955/05/25、27期、自由党)

○山下(春)委員 ちょっと関連して。今植村委員、八田委員のお話を聞いておりまして、そのほかのことでちょっと基本的なことをお伺いしたいのですが、低温殺菌をやりますために、農村でも大体百二、三十万円の施設費をかけて、今すでにやっておるのであります。そういう時代に、この高温ということを、政府部内である省では高温と言い、ある省では低温を奨励しないまでもそれを停止させないというようなことでは、すでに資金の払底しておる農村の微弱な人々が、百数十万円の資本をかけて低温施設をいたしたことに対しまして、非常な混乱と焦燥を感じさせておるのでありますけれども、一体どうしてそういうことが起ったのか。そうして今お話を聞……

第22回国会 社会労働委員会 第18号(1955/06/03、27期、自由党)

○山下(春)委員 私は、緊急の問題でありますので、この際政府の態度をお聞きしたいと思うのでありますが、先日仮出所を許されましたオランダ関係戦犯の方のうち韓国人二名の出所延期問題について、質問をいたしたいと思うのであります。  巣鴨に服役いたしております戦犯の方々の釈放は、私どもの切なる念願にもかかわらず、昨年末以来ほとんど停頓状態となりまして、心を痛めておりましたところ、過日、米国関係三十八名の仮出所に引き続きまして、オランダ関係十名の仮出所が許されまして、ようやく愁眉を開くことができたのであります。しかるに、このオランダ関係者は、去る五月三十一日に出所したにかかわらず、うち二名の韓国の方につ……

第22回国会 社会労働委員会 第23号(1955/06/15、27期、自由党)

○山下(春)委員 社会保障制度を充実いたし推進いたしますことは、健康にして文化的な国民の生活をもたらすために、ぜひとも力を入れなければならない重要なことであります。わが国の社会保障制度は、近来官民の一致した努力によりまして、国民の生活になくてはならない大切な制度となっております。ところで、社会保障を一そう推し進めるためには、何よりもその財政収支を健全にして、ほんとうに社会が保障する必要のある人々を救済し、いやしくも制度の趣旨を曲げてこれを乱用するがごとき人々の存在を許してはならないのであります。社会保障を乱用する者をそのままに放置したり、制度の欠陥を拱手傍観したりいたしまして、その結果、一たび……

第22回国会 社会労働委員会 第27号(1955/06/23、27期、自由党)

○山下(春)委員 ただいま国民健康保険法の一部改正法律案が提案されておりますが、この法律の改正によりまして、国が二割義務支出をするということに対して、大臣のお考え方を伺っておきたいと思うのであります。
【次の発言】 本会議の時間等もありますので、もう一点だけ簡単に大臣にお尋ねをいたしておきたいと思いますが、国庫が二割義務支出をしてこの国民健康保険の推進を促すということ、及び社会保障制度の基本的な問題についての大臣のお考えはわかりました。まことに大臣がその意気込みでやっていただくことに対して、私どもも敬意を表するのでありますが、これが今全国的に行われているわけではございませんで、まだ今でも二千八……

第22回国会 社会労働委員会 第31号(1955/06/29、27期、自由党)

○山下(春)委員 ただいま労働大臣の御答弁は、可能な限りすみやに実施するという御回答でございましたが、その可能な限りというのは、本院及び参議院を通過いたしました時刻から何日ぐらいを要しましょうか。
【次の発言】 これは私どもとしては、非常な努力をして譲った規定でございますが、その手続と仰せられるのは、どういう手続で、何日ぐらいを要しましょうか、御回答をいただいておきたいと思います。
【次の発言】 不治の病といわれましたこのよろけ病は、人道上放置できない重大な問題でございましたが、今回労働大臣初め関係当事者の方々の長い間の御努力が結晶されまして、本法律案ができましたことは、まことに御同慶の至りと……

第22回国会 社会労働委員会 第33号(1955/07/01、27期、自由党)

○山下(春)委員 ただいま上程されました国民健康保険法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして、御説明申し上げます。  この法律案につきましては、以前自由党、日本民主党、両日本社会党の四党より、それぞれ本院に改正法案が提出されていたのでございますが、その主たる趣旨内容は何れも相似たものでございまして、この際各党の共同提出として御審議願うことの方が、むしろ適当であると思われましたので、ここに自由党、日本民主党、両日本社会党の四党の共同提出の形として提出いたしたわけでございます。  次に、その趣旨内容につきましては、以前各提出者より御説明がございました点とほぼ同様のことでございますので、その詳……

第22回国会 社会労働委員会 第34号(1955/07/05、27期、自由党)【議会役職】

○山下(春)委員長代理 福田昌子委員より関連質問の申し出がありますので受田委員、ちょっとお待ちを願います。
【次の発言】 福田委員に申し上げますが、関連質問ですから、簡単にお願いいたします。
【次の発言】 受田新吉君。
【次の発言】 受田委員に申し上げますが、政府委員への質疑は、今後当委員会においてできますので、なるべく参考人にお願いします。
【次の発言】 長谷川保委員。
【次の発言】 それでは、あらためて委員長より両参考人に、その精密な資料を本委員会にお届け願うようにお願いをいたしておきます。
【次の発言】 小川半次委員。
【次の発言】 次会は明六日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を……

第22回国会 社会労働委員会 第40号(1955/07/13、27期、自由党)

○山下(春)委員 私はただいま福田委員の御質問を聞いておりまして、はなはだ奇異の感を抱くのであります。そもそもこの美容師理容師の法律を作りましたときの委員が、この中にも何人かおられると思いますが、インターン制の廃止という御議論が出たので、私非常に奇異な感を持って聞いたのであります。当時こういうことは今後起ってくるいろいろな情勢から、農村のごく貧農の娘でもなんでも、この制度によって試験が受けられるような方法にしなければいけないということで、私はインターンが長過ぎるし、これはむしろ技術が主たる生命であるから、する必要がないのではないかということで、非常に委員会で論議をいたしましたが、社会党の方々の……

第22回国会 社会労働委員会 第41号(1955/07/14、27期、自由党)

○山下(春)委員 戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部改正が出たのでありますが、私は今回の改正に当りましての基本的な考え方を、援護局の立場である局長から聞きたいと思うのであります。たとえば、今回の戦争によっての犠牲を受けましたのは、これはもう戦闘員、非戦闘員を問わず、一般国民が大なり小なり、みな犠牲を負ったのでありますが、特に私はその中で非常に遺憾と思いますことは、戦地と非戦地というものの区別が、昔の古い法律のワクの中で考えられておる。すなわち、この問題の考え方は、日清戦争、日露戦争あるいは第一次欧州大戦あるいは日支事変、太平洋戦争の初期まではその考えでよろしい。しかしながら、事いやしくもサイパン……

第22回国会 社会労働委員会 第42号(1955/07/15、27期、自由党)

○山下(春)委員 私は昨日、公務死の範囲拡大についての部分を質問を留保さしていただいたのでありますが、ただいま長谷川委員からもいろいろ御質問がありまして、これは根本的な考え方の相違だ、見解の相違だということになればそれまででありますが、援護局長の言われることもよくわかります。九十九人を救うために、一人の全く該当しない者をも一緒に、一人ぐらい仕方がないじゃないかという考え方に立つことはできないと言われるのでありますが、その一人にあまりこだわりますために、多くの救わるべき人々が救われないというようなことに陥るおそれがあるとするならば、われわれとしては非常にあきらめきれないところでございます。局長は……

第22回国会 社会労働委員会 第44号(1955/07/18、27期、自由党)

○山下(春)委員 ただいま議題となりました未帰還者留守家族等援護法の一部を改正する法律案に対する修正案について、各派を代表して提案理由について御説明申し上げます。  修正の第一点は、留守家族手当の月額を本年十月分から明年六月分までは二千五百八十三円に、明年七月以後の分は二千九百三十七円に増額することであります。従来より未帰還者の留守家族に毎月支給しております留守家族手当の年額と、戦傷病者戦没者遺族等援護法の規定に基く先順位者たる遺族に支給する遺族年金の額とは、留守家族と遺族とに対する処遇の均衡をはかる意味からしまして、同額を支給することとなって今日に及んでおりますので、今国会に政府より提出され……

第22回国会 社会労働委員会 第46号(1955/07/20、27期、自由党)

○山下(春)委員 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部を改正する法律案に対する修正案に対し、各派を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。  戦没者遺家族、戦傷病者、老齢旧軍人は、過ぐる太平洋戦争の犠牲者中、最も気の毒な人たちであります。もちろん第二次大戦の戦火は、程度の差こそあれ、戦闘員、非戦闘員の別なく、全国民に何らかの形において打撃を与えておりますが、肉親を戦場に失った人々、完全なる身体の機能を喪失した人々、生涯の大半を軍務にささげ尽した人々は、かつての国家権力、公的権力によって直接戦争の犠牲となった人人でありますから、他の一般戦争犠牲者とは異なった角度から国……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1955/12/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 前からこの委員会では、皆様と非常に深いおつき合いをさせていただいておりましたが、今回、その任でないと思いますけれども、厚生政務次官を勤めさせていただくことになりました。私もその任にたえないほどの浅学非才の微力者でございますが、古いおなじみに免じまして、どうか一つ御叱正、御協力を賜わりまして、その職を勤めさせていただきたいことを心からお願い申し上げます。  なおこの機会に、皆様方も御案内のことではございますが、引き揚げ問題のきょうまでのいきさつを、みな古くから本委員会に御努力の先生方ばかりでございますから、重ねて御報告申し上げるまでもございませんが、今外務省からもお話しがございま……

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1955/12/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下説明員 ただいま臼井委員の御指摘の点は、これは全く私も同感でございまして、ただいまの状態では、そのようなことができるかどうかというようなことを、私確信を持ってお答えできませんが、さっそく外務省と交渉いたしまして、ぜひそういうものに飢えておられる方々の御満足を得るように努力いたしたいと思っております。
【次の発言】 その点はごもっともでございまして、昨日、委員会の御決議もございましたが、その前に、大成丸のお帰りの方々から直接伺いましたので、直ちに手を打ちまして、とりあえずビタミンの入っているお菓子等でおしのぎ願いますよう、それらの準備を目下進めております。後段の、それでは十分とはいえないか……

第23回国会 決算委員会 第3号(1955/12/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 ただいま委員長から申された書類は確かに受領いたしたのでございます。その後研究を鋭意続けておりますけれども、実はこの問題は非常に慎重を要する問題でございますので、厚生省が右とか左とか申しますためには、関係学者等のなお一そうの御意見を聴取いたしまして、それに基かなければならないと信じておりましたために、本委員会の理事の先生方にも御相談を申し上げまして、なお大臣がかわりました早々でもありますし、大臣自身のこれに対するほんとうの最後の腹固めをするためにも、学者の御意見をなお一そう伺いたいということの切なる申し出がありましたために、御指定の時間までに結論を出すに至っておりませんので、だら……

第23回国会 社会労働委員会 第2号(1955/12/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 今回、まことに浅学非才その任でないと存じますが、厚生政務次官を拝命いたしました。御承知の通りの浅学非才な者でございますが、社会労働委員会は古くからのおなじみでございますので、おなじみに免じて御叱正、御鞭撻を賜わりまして、その職を全うさせていただきたいことを衷心上りお願い申し上げまして、まことに簡単でございますが、ごあいさつにかえる次第でございます。

第23回国会 社会労働委員会 第3号(1955/12/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 前国会で私どももこの問題について非常に深い関心を持っておったことはお説の通りでございます。その後厚生省は傾斜をつけまして、要するにこういうことを比較的すみやかに実施した方がよかろうと思われるようなところに手をつけてみました。その結果を私聞いたのでありますが、その結果、皆様が非常に御心配をしておられますような点は、非常にうまく解決をいたしておるのであります。全員の方が常勤者に採用されてはおりませんけれども、採用されなかった方は、労働省等との連絡によって他に職を変えられる、あるいは元の派出看護婦会にお帰りになったり、あるいは非常にからだの弱い方などは養護施設等に迎えるというような手……

第23回国会 社会労働委員会 第8号(1955/12/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 私まだ就任日が浅くて詳しい事情を存じておりませんが、非常に重大な、必要なことでございますから十分監督をいたしまして周知徹底をはかりたいと思います。
【次の発言】 お説の通り、真剣に実施についての監督を強化いたすつもりでございます。


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1956/02/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 三十一年度の引き揚げ関係その他についての予算の概況を御報告申し上げます。  未帰還者留守家族等の援護に必要な経費につきましては、昭和三十年度の実績を基礎として、その後の引き揚げ人員等を勘案し、四万三千六百十九件分、約十四億六百万円を計上しております。この経費は、未帰還者留守家族等援護法に基き、留守家族に手当を支給し、未帰還者が帰還した場合に必要な療養の給付等を行うために必要な経費であります。なおこの法律におきましては、過去七年以内に生存資料のない未帰還者の留守家族に対しては、本年八月以降手当の支給を停止することになっておりますが、この規定は、その時期までには未帰還者の状況……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1956/02/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 今回、社会労働委員会に付託になりました未帰還者留守家族等援護法の一部を改正する法律案につきまして、本委員会におきましても、その概要を御説明申し上げて、御審議を賜わりたいと存ずるのでございます。  未帰還者留守家族等援護法の一部を改正いたしますその改正点は、法第十三条に規定する過去七年間に生存資料のない未帰還者の留守家族に対する留守家族手当の支給打ち切りの期日を、三カ年間延長することであります。  政府といたしましては、これまでも未帰還者の調査究明とその帰還促進については、あらゆる努力を払って参ったのでありますが、諸般の事情から、現在なお多数の状況不明の未帰還者を残しておる……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1956/03/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま御提案に相なりました引揚同胞対策審議会設置法の一部を改正する法律案につきましては、すでに政府は、三十一年度の予算に、このことを予知いたしまして組んでおります。法案の御趣旨に従いまして、政府は善処いたしたい所存でございます。
【次の発言】 今回の引き揚げの事業に対しまして、練習生の方々が非常に献身的に御努力いただいた報告を私ども承わっておりますので、何らかの方法を講ずるべきだと思いますが、運輸省ともよく相談いたしまして、善処をいたしたいと存じております。
【次の発言】 十年の労苦を経てお帰りになりました方々の体験を通し、あるいは最近に起りました待遇改善のストライキの……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1956/04/02、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 臼井先生の御質問はまことにごもっともでございまして、ハバロフスクで今、請願運動をしておられます方々の崇高なお気持を、私どもはいいことにしていてはならないと思います。崇高なお気持であればあるだけ、一刻も猶予せずに援護の手を差し伸べなければならないと思います。御指摘の日赤は、御承知のように、日赤それ自体の本質的な性格がございまして、政党政派に関係のあるものではなくて、全く人道上の立場で事を解決していくものでございます。現に、最近北鮮へ引き揚げの交渉に参りました日赤交渉団が、中共の太原のラーゲルを訪問いたしまして、つぶさに内容を見せてもらい、話をしてきた実績もございまして、日赤……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1956/05/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま御決定になりました件につきましては、政府としても、ごもっともと存じますので、御決議の趣旨に沿いまして、努力をいたすようにいたします。
【次の発言】 今、高岡先生から御質問になった点は、実は私が厚生省に行って以来、苦慮しておる問題であります。御承知のように、本国会で設置法を通過させていただきましたが、それによって三百何人でございますか、これは前からきまっておりまして、当然切り落さなければならないのであります。この人たちは、少くとも四年半ないしは十年勤めておる連中でありまして、みなくろうとであります。今お説の通り、これから先のケースというものは、非常にめんどうな、むず……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第16号(1956/07/21、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下説明員 事情まことにごもっともでございますが、こういう問題に対しては、過去におきまして、他にも非常にお気の毒だと思うものがあったのでございます。たとえば、露語が非常にうまくおなりになりまして、それで外国語大学の入学試験をお受けになりましたところが、これにパスいたしました。ところが、その方の経歴が中学校卒業後軍隊にお入りになったために、高等学校卒業課程の証明が得られなかったのでございます。私まだ厚生省へ参らないときかと思いますが、あらゆる奔走をいたしまして、ぜひこの人を特別の理由によって、大学の入学試験にパスしておるのであるから、特別な計らいをもって入学許可してもらいたいということを正規に……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第19号(1956/10/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下説明員 櫻井委員の御質問に対してお答えを申し上げます。ただいまの御報告にもございましたように、十年間全く自由を束縛されて抑留されておられました方々の心身の御苦労は、並み大ていではなかったことはよく私どもも了解いたしておりますので、特に本年度に入りましてからは、従来の帰還手当の上に特別帰還手当を一万円加算いたしまして、近くお手元に渡るような手配を今いたしているわけであります。  それから、お帰りになりましてからの就職状況については、後刻労働省から御報告があると思いますが、私ども厚生省といたしましても、あとう限りの御尽力はいたしております。たとえば、一つのケースを申し上げますと、かつて歯科医……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第20号(1956/10/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)説明員 あの一時帰国の問題は、御承知のように、北京における日本の三団体と紅十字会との協定に基いて行われることになったのでございます。そこで、政府が直接これに関与いたした仕事でございませんので、政府が積極的にこの問題を処置する当面の責任が、ややぼけております。従いまして、私どもは、この三団体がこの跡始末を積極的にやっていただくことを非常に希望いたしておりますけれども、なかなかそうは参りません。一時帰国者の方々が三カ月の期間をもらって帰りました日にちが今月の二十八日で切れるのであります。そこで、この間私が希望的に申し上げておきました日にちが延びましても、なおあとに一時帰国を希望される方……

第24回国会 社会労働委員会 第5号(1956/02/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま議題となりました検疫法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。  現行の検疫法は、昭和二十六年六月公布施行されたものでありますが、その後わが国が加盟している世界保健機関において、世界保健機関憲章に基いて国際衛生規則が制定されました結果、現行法と国際衛生規則との間に若干の相違点が生じ、国際的協力の面から申しましても検疫法を是正し、国際的な検疫制度に即応せしめる必要が生じて参ったのであります。また、一方従来の経験に微しまして、検疫の実施上簡易化できる面はできるだけ簡易化し、国際間の交通を円滑にすることも考慮いたし、その改正につきまして鋭意研究を進め……

第24回国会 社会労働委員会 第6号(1956/02/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま滝井委員のご質問の医療保障委員会の性格でありますが、今会計課長が御説明申し上げた通りではございますけれども、あまり予算が小さいものですから何かわけがわからないので特に御指摘になったと思いますが、そもそもこの問題が生まれて参りましたのは与党からの強い御要求がありまして、与党の御意見とわれわれの考えとが全く一致いたしまして、これはこの予算が示すような小さなものの考え方ではないのでございまして、御指摘のような無醵出老齢年金あるいはその老齢年金の中でも特に戦後十年非常な苦労をしてきた未亡人等に対しては特に優先的に実施すべきではなかろうか、あるいは三千万のいまだ保険の恩典を……

第24回国会 社会労働委員会 第7号(1956/02/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま岡先生の御質問に対しまして私の考えを申し上げたいと思います。国民の最低生活を保障するということは、憲法の精神からいえば第一義でございます。そこで失業対策と生活保護費というものは、国民の最低の生活を保障しなければならない憲法の義務を果すための社会保険その他の疾病等に要します費用が、その次になった形が出たということも、人口の多い、困窮しておる日本の状態としてはやむを得ない姿であると存じます。
【次の発言】 岡先生の御議論では、資本主義の持っておる悪弊の累積がかくのごとく日本を貧困にしたのだという御議論でございました。しかしながら私どもは今日まで利潤追求の資本主義をもっ……

第24回国会 社会労働委員会 第9号(1956/02/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 岡本先生御承知のように、二十二国会で、遺家族援護法を、私提案者となりまして、皆様の御協力を得て修正いたしました。事務当局の方には多少の異論がございましたけれども、私は公務死の範囲というものを、自己の故意または過失でないものは全部公務死として扱うということに、言葉を強く言えば押し切りました。従いまして、今岡本先生のおっしゃるような万は、調査がまだそこまで届いていないか何かでございましょうと思いますが、お話を承われば、当然公務死として扱うべきケースと私心得ております。各地から、おくれておるということは非常にたくさん参っておりますが、何分にも数のことでございます。しかしできるだ……

第24回国会 社会労働委員会 第20号(1956/03/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 もちろん人道上の問題でございますから、御指摘のような問題があるといたしますれば、その点は私どもも今後なお一そう研究いたしたいと思います。ただ私はこの前参議院の社労で、この問題を実地調査をなされました竹中先生と相馬先生の御報告を承わりました。その御報告によりますと、相馬先生が調査された範囲内においては一人の失業者もなく、今のところ患者のこれという不満もなかった、よくいっていると思ったが、しかしなお気をつけろということでございました。竹中先生も多少配置転換等で問題があったと思うが、これという問題は起っていないが、強行すると問題が起ると思うから気をつけろ、こういう御報告でござい……

第24回国会 社会労働委員会 第32号(1956/04/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 女だから高くとっていいということではございませんので、この収入によって一家を支えていると思われない収入であるということも、勘案してあるという意味でございます。

第24回国会 社会労働委員会 第36号(1956/04/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 性病予防の大切なことは、各委員からるる御質問がありました通り非常に大切なものでありまして、特に性病に関する限り、女子の場合、今お話の常習者を除くの善良な婦人は、大体善良ならざる男性によって感染するのでありまして、それは一生涯の不幸であり、子孫にも不幸を及ぼすことでありますから、何としても性病にかからないようにいたさなければならないと思います。山口先生は政府案が示しておるような内容では、集娼でさえむずかしいのに、散娼ではなお取り締れないではないか、そんな手ぬるいことではだめではないかということでございますが、これはひっきょういたしますのに、性病予防の思想を徹底的に普及いたし……

第24回国会 社会労働委員会 第37号(1956/04/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 遅刻いたしまして植村先生の御質問を聞いておりませんでしたが、岡本先生と多分同意見であったろうと思いますが、これは御指摘の通り私ども微力でございまして、その実態をよく知っておりながら三十一年度も同様の格好の予算を組みましたことを申しわけなく思っております。先ほど岡本先生は未亡人の結婚問題についてお話になりましたが、今後段でおっしゃったもう子供を光として、子供の育つ姿に身も心もささげ尽しておるのが未亡人の実態だということ、これは私もその通りだと思います。それで再婚ということもうまく参りませんで、やはり子供の育つ姿に生命を賭しておるというのが未亡人の実態だと思います。その実態に……

第24回国会 社会労働委員会 第38号(1956/04/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 この住宅補修資金という項目を一つ起しますにつきましては、かねがね先生方の方でも御要望がありましたし、全国未亡人会の非常な強い要望がございました。たまたますでにもう十年一切補修することのできなかった未亡人家庭が、さぞ困っておるであろうというので、事務当局もちょうど一緒にこういうことを考えついたのであります。そこで高田局長も鋭意大蔵省に当りまして、新たな道を一つ開くのには非常な苦心をいたしました。その苦心の過程におきまして、なかなかうまい折衝がつきませんために、今局長が説明いたしました説明が一番いい説明とは、腹の中では思っておらないわけであります。野澤先生仰せの通りでありまし……

第24回国会 社会労働委員会 第39号(1956/04/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま提出されました修正案につきまして、その意のあるところはまことに私どもも好ましい御意見と思いますけれども、現実の問題といたしまして、母子福祉の国の貸付金を都道府県繰入額の倍額にいたしまする場合、予算上一億五千万円の増額を必要といたすのでございますが、昭和三十一年度予算成立の現在、これを増額することは困難でございますし、また予算の増額がされないといたしますれば、都道府県繰入額の資金総額の減少を来たす結果となりますので、御趣旨の点はよくわかりますけれども、ただいま適当でないと考えております。

第24回国会 社会労働委員会 第43号(1956/05/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま沖縄の比嘉参考人から沖縄の現状をるる承わりまして、私どもも大東亜戦争に際しまして、沖縄が非常に大きな犠牲を受けられたことをよく承知いたしておりますので、沖縄の遺族援護あるいはその他の問題につきまして、今日までもできるだけ援護の手を差し伸べて参りました。遠隔の地でございますので、事務その他のことが十分とは申されないのでございますが、ただいまお聞きいたしました点等につきましても今後あらゆる努力を傾けまして、沖縄の皆様方の御要望に沿うように努力いたす所存でございますから、どらか沖縄にお帰りになりましたら、私どもの意のあるところをお伝え願いたいと存ずるわけでございます。

第24回国会 社会労働委員会 第46号(1956/05/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま議題と相なっております法律案につきましては今後の財政負担の問題もあり、国庫負担率の引き上げについても慎重に検討する必要がありますが、住血吸虫病の被害にかんがみ、計画的にその予防措置を講じようとされる御趣旨は了とされますので、やむを得ないものと認めて善処いたしたい所存でございます。
【次の発言】 ただいまの眞崎先生の御質問にお答え申し上げます。本改正案によりますと、補助率は政令で引き上げることができるように相なっております。補助率の引き上げにつきましては慎重に考慮いたさなければならない問題であると存じますが、御趣旨を尊重いたしまして、厚生省としてはできるだけ努力いた……

第24回国会 社会労働委員会 第49号(1956/05/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 滝井先生の御指摘の通りでありまして、厚生省の仕事は救貧政策に追い回されているということであってはならないのでありまして、ボーダー・ラインにいる者を転落させないといういわゆる予防的厚生行政、すなわち常にそういうことに一つの大きな理想のともしびをともしていかなければならないということは御指摘の通りで、私どももさように考えております。予算上から見て、そういうことは宣伝倒れになっていて、何も実行できない状態ではないかということも、これまた遺憾ながら御指摘の通りでございます。しかしながら蚊とハエがいるということが、今事実病気になったその施策をどうするかというような問題に追い回されて……

第24回国会 社会労働委員会 第53号(1956/06/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 新医療費体系は、諸般の情勢上やむを得ず暫定措置を行いまして発足をいたしました。もちろんこれが不完全なものであり、不備なものであることは御指摘の通りでございまして、厚生省といたしましては、その後引き続き審議会で御審議を願っておりますけれども、まだ結論をいただける段階でございません。しかしながら、医薬分業は法に基いて発足いたしたのでございますから、当局といたしましても、これが円満に遂行されることを期待いたしまして措置を行なっている次第でございます。
【次の発言】 大臣がさように決意をしておられますので、六月一ぱいころにでき上ることを期待いたしておりますけれども、ただいまいのと……

第24回国会 社会労働委員会 第55号(1956/11/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下説明員 大臣から仰せの通りでありますが、補足させていただきます。この問題はとっくに取り上げまして、省議を決定いたし、省議の結論を正式に大蔵省、税制調査会に申し出てございますし、与党の減税措置に対する租税特別委員会にも、厚生省のまとまった意見を申し入れてありまして、その特別委員会におきましても、その問題は取り上げないということの――これは最終的結論ではございませんでした。まだ非常に早い期間でございましたので、最終的ではございませんが、社会保障に対する感覚から取り上げないということの御回答をいただいておりますので、与党といたしましても、この問題は取り上げる意思はないものと確信をいたしておりま……

第24回国会 内閣委員会 第26号(1956/03/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 厚生行政を担当いたしております私どもは、現憲法が規定しております福祉国家を目ざしておるその内容につきましては、政府も今後一そう福祉国家の推進充実に当る覚悟でおりますので、詳しい点につきましては憲法調査会の方で御答弁を願いたいと思っておりますけれども、大体におきましては、私どもはその点は今後も変らないものと確信をいたしております。
【次の発言】 お答えいたします。たとえて申し上げますれば、八十九条でいろいろ社会福祉関係の仕事をいたしております団体に対しまして、現行の憲法は国が補助をしてはならないということになっておりますことは、われわれこういう事業を担当しておる者にとってき……

第24回国会 内閣委員会 第28号(1956/03/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 この問題は、ただいま未帰還調査部が非常に縮小されますことは、国際的には日本の引き揚げ問題はもう片づいたのではあるまいかというような印象を与えることは、はなはだよくないことでございますし、今受田委員の仰せられたように、全国の留守家族たちは、たった一枚のはがきでももらいますことによって、その日その日を悲喜こもごもするような、それこそ風におののいているような家庭でございますので、仰せのごとく一応こういう段階をとりましても、あとう限り業務になれた者は出血をいたさないように、他の方法でこういったような業務に携わってもらえるような努力を傾けていきたいと思っております。

第24回国会 内閣委員会 第30号(1956/04/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいまの高橋先生の御質問に対しましてお答え申し上げます。加算の実施に関する調査は、昨年の八月末調査要綱を作定いたしまして、それぞれの機関に準備を命じ、次いでその実施に辞し、目下都道府県及び地方復員部における作業が完成に近づいておりまして、その完成を待って厚生本省の作業に移るつもりでございます。その細部の状況を申し述べますれば、次の通りでございます。  第一点は、兵籍簿等の基礎資料約七百五十万件は、旧陸軍関係のものにつきましては都道府県に、旧海軍関係につきましては地方復員部に整備保存されておりまする関係上、第一段階の統計作成を都道府県及び地方復員部に受け持たせるようにいた……

第24回国会 農林水産委員会 第54号(1956/09/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下説明員 ただいまの問題につきましては、私どもの方として特に申し上げることは、結核で療養しておられる患者、あるいは結核で在宅治療をしておられる患者、あるいは妊婦等に対しまして基本的に統一されますことは、事務の簡素化の上からはいいと思いますが、ものの考え方において患者に非常に不安を与えます。おいしい主食を食べさせますことは、カロリー源として非常に大切なものでありますので、金額にして大したことはないと思いますが、そういうような不安の中に病人などの受ける打撃を考えますときに、何とかそういう不安な気持にさせたくないと思っておりますので、今農林大臣から御答弁がありましたように、これらのことにつきまし……

第24回国会 法務委員会 第33号(1956/05/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 ただいま志賀先生のお尋ねの点は、私ども保護更生の面を受け持ちます厚生省としては、法文の書き方としては一番いやなところでございます。実際は、この問題を処理いたしますためには、十分な保護更生施設を整えたいのは山々でございますけれども、現在の段階では、とりあえず予定されておる予算の範囲をことしは行いまして、地方自治体でできるところでそれを施設をしていただきましたことに対しては、政府も責任を持って補助するということにいたしましたのは、これでぶん投げておくというのではございません。積極的にやりたいのでございますが、財政上の問題がありまして、積極的に地方でやってくれたものには補助する……

第24回国会 法務委員会 第34号(1956/05/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下(春)政府委員 保護更生の問題に対しましては、厚生省といたしましては非常な重大な責任を感じておりますけれども、本法が発効されまして、その状態を見まして、三十二年度の予算に当りましては、眞鍋委員の御心配の点などを十分に勘案いたしまして、遺漏なきを期すべく努力するつもりでございます。
【次の発言】 眞鍋先生のお気持はわかりますが、実は、本法が施行されますれば、ただいまの赤線、青線という地区はなくなるのでございまして、なくなりましたときにおきまして、その地域にある診療所が必要かどうかということは、ただいまちょっと即答をいたしかねます。それを買い上げて多少でもあたたかい手を差し伸べることのために……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1956/11/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 ただいま委員長よりお話のありました一時帰国者問題につきましては、当委員会におかれましては、二回にわたりまして、これに対して政府当局として責任を持って善処するようにという御決議がございました。この御決議を尊重いたしますことはもちろんのこと、私ども当局といたしましても、この問題は、皆様御承知のように、そもそもの起りは、日本の引き揚げ三団体と中国紅十字会との北京会談によってなされたものでありまして、その協定の一時帰国を希望する人の資格というものは、来る旅費、滞在費、帰る旅費等を持っておる者に限るということになっておりました。しかしながら、私ちょうどこの一時帰国者が最初に日本へ着きまし……

第25回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1956/11/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 昨日の閣議で決定いたしましたことは、今次戦争で犠牲になられたいわゆる無名戦没者全体の霊を慰める記念塔を建てようというにとでございます。
【次の発言】 堀内委員も仰せられた通り、戦争犠牲者援護会その他その会を取り巻く多くの方々からの要請によって、以前無名軍人の戦没者ということに一応きめられておった構想を撤回いたしまして、援護会等で御推進なされました通りの精神をもって決定されたものでございます。
【次の発言】 堀内委員の仰せの通り、千鳥ケ淵は二千五百坪でございます。今日まで、四カ所くらいな候補地をあげていろいろ検討されたのでございますが、それぞれ故障やその他のものがございまして、新……

第25回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1956/12/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 大体今受け取っております人数から申しますと、お説の通り、まだ若干お残りになる方があるのではなかろうかと考えられます。本委員会で、かねがね、消息不明者と合せて、これらの問題を合同調査委員会を設けて調査するというような御意思の御決定もあったのでございますが、今回の日ソ交渉の批准書の中にもそれらの問題についての明文ができたということは、この委員会のかねがねの御努力が反映したものと私どもは信じております。従いまして、今後も大使が交換されることになりますれば、そこに――これは私どもの方の希望でございますが、どうしてもこの業務を扱いました専門の職員を一人はぜひ大使館に置いてもらいまして、引……

第25回国会 決算委員会 第7号(1956/12/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 黄変米の措置は厚生省も非常に重大な関心を持っておりますことは、何回も大臣その他から申し上げた通りであります。しかしながらその後再検査をいたしました結論が手間取っておりましたが、ようやく食糧に供しましても人体に害を与えることのない結論を得ましたので、食糧に供する予定でございます。
【次の発言】 食糧に供しますに当りましては、むろん再搗精、再検査を厳重にいたしまして、みそあるいはしょうゆ等のものに使用いたしたいと思っております。
【次の発言】 今日まで多くの学者が非常に長くかかって研究していただきました結果から見ましても、菌のあるものというのはきわめて微量でございます。しかしながら……

第25回国会 社会労働委員会 第12号(1956/12/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下説明員 健康保険の支払いの遅延いたしております点につきましては、皆様同様政府も非常に心配をいたしておりましたが、借り入れの話もつきましたので、必ず支払い得るように措置をいたす確信で進めております。
【次の発言】 その点全く同感でありまして、年末の支払い等も前から心配いたしております。おそくとも二十四日あるいは二十五日までに必ず支払い得るように努力をいたして今手配をいたしております。


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1957/02/12、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 長い間、非常に長い間、非常な御苦労をなさいましてお帰り下さいまして、私ども国民は、皆様をお迎えすることを、ほんとうに心の底から喜んだのでございます。いろいろお話を伺いましたが、私も実は弟が二十四年に死亡したという死亡処理の通告を厚生省から受けておる、私はその姉に当るものでありますちろん遺品、遺骨等は一切受領いたしておりません。従いまして、二十四年に死亡処理をされたということは、終戦当時の混乱期であったのか、あるいはその後多少整理された後であるかということも明らかではございません。調べればおかるかもしれませんが、そういう状態であるところから見まして、やはりその遺族として、何か今……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 私は、ちょっとこまごましたことをお尋ねいたします。いただきました資料の十二番目の、沖縄等在籍者復員処理費というのが、百一万三千円御要求になっておって、二十三万二千円になっておりますが、これは一体何でしょうか。その内容を御説明願いたいのです。その内容によってまたお尋ねしたいと思います。  それから、十五番の、南西諸島関係外国旅費というのが四十三万九千円ありますが、これも御要求になった額より非常に小さい額で、内容がわかりませんので、内容を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 内地も、まだまだ戦争の傷跡が完全にいやされたといえない諸般の問題が残っておりますが、特に沖縄……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1957/02/16、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 大臣も非常にお急ぎの時間で恐縮でございますが、非常に重大な問題でございますので、ぜひ大臣の御決意を承わりたいと存じます。大臣御承知のように、この間全国の留守家族団体が十三、十四と大会をいたしまして、そのあと岸臨時首相代理あるいは厚生大臣、大蔵大臣等に御陳情をいたしたのであります。その際に、総理大臣代理及び外務大臣としての岸先生から、非常に重大な発言がございました。これは、引き揚げ問題といたしましては、私ども留守家族ばかりでなく、この問題に非常に関心を持っておる者といたしましても、重大な発言であるだけに、非常に大きな期待もかけておりますので、この際確認をいたしたいと思うのです。……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1957/03/05、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 中馬先生の御質問に関連して、恩給局と厚生省両方にちょっとお尋ねしたいのですが、傷病恩給の裁定がどの程度に進んでおるかということです。私が承知しているところでは、なかなかこれが進まないように聞いております。その進まない原因の一つに、終戦当時に、項などというのは非常に大きいですから何ですが、款、目等に至りますと、そのときにきめられたのが、今お医者さんから再審査を受けると、非常にそれが狂っているということのために、本人も不平だし、裁定もしにくいというふうなことがあるかに聞いておりますが、裁定の状況がわかればお知らせ願いたい。

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1957/03/20、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 昨日の朝の新聞を私は旅先で見まして、非常にうれしい報道でありながら、非常に驚いたのであります。それは、ソ連のフルシチョフ弟一書記が、日本の特定の個人に対して名簿を引き渡したという記事でございましたが、その記事によりますれば、日本人が七百九十三人、それから朝鮮人の家族が百四十六名、合計九百三十九人を帰すという名簿のようであります。この中で、留守家族から帰国させてもらいたいという強い要請があり、本人もまた帰国を希望しておるところの日本人が二百二十五人、それから朝鮮人の全員百四十六名はひとしく希望しておったようでございますので、これを近く帰すというのでございます。そういたしますると……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1957/03/27、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 長い間問題にしながら、これが未解決のままでありました問題の中に、未帰還公務員の恩給法上の取扱いについての問題がございます。この問題について、恩給局長及び援護局長の御意見を承わりまして、この問題の解決をはかりたいと思います。  未帰還公務員は、恩給法上、死亡判明の日から公務扶助料が支給されることになっておるのでありますが、それまでの間は留守家族援護法により援護しておるのが現状であります。ところが、留守家族援護法では、家族の年令が六十歳以上あるいは十八歳未満という条件や、生計依存関係がないと支給されないことになっておりますので、留守家族手当を受けられぬ家族はこの恩給法上の取扱いに……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1957/04/17、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 私は、在外公館借入金について、アジア局長に二、三の質問をいたそうとするものでございますが、それに先だちまして、公館等借入金の確認件数はどれくらいあるかということが一点、それから借り入れ件数に対しまして確認件数はその何割くらいに当っておるかということが一点、さらにまた確認されましたものが今日までにことごとく返済されましたかどうか、これが一点、返済件数はその中の何件くらいか、その総金額はどのくらいになっておるか、これが一点、そのほか返済のための予算が現在どのくらい残っておるかということが一点、これらに対しまして、できるだけ詳細にお聞かせをいただきたいと思います。

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第12号(1957/04/24、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 前回の委員会におきまして、中川アジア局長にこの問題の善処方をお願いいたしておきましたところ、御努力によりまして、ただいまの御報告を得ましたことは、まことにありがとうございました。それでは、政府の方から来週提案される運びになったということを私ども了承いたしまして、ぜひこのことを御実行願いたいと思います。お世話さまでございました。

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1957/05/06、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 沖繩に在住いたしておりました在外公館にお金を出しておりました人たちの請求権が確認されていなかったことに対して、非常に気の毒に思いまして、委員会が外務省に要求をいたしました結果、外務省は直ちにこれをお取り上げになりまして、法律をお出し願って、この問題の処理に当るという熱意をお示しいただいたことを、まことにありがたく思います。ただ、今回お出しになりましたこの法律案が、在外公館等借入金整理準備審査会法の一部を改正して問に合うものであるにもかかわらず、それからその請求権を確認さしてやりたいと思う人は、われわれは沖繩だけのようにきょうまで考えて参りましたところ、今回出ました法律は、南西……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第15号(1957/05/14、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 私、質問の前に、ちょっと忘れたので再確認したいのですが、興安丸の往復に要する費用はどれだけかかって、どういう費目から出ておるかということをお知らせ願いたい。
【次の発言】 一航海千四百万円かかります興安丸を運航しているというその目的は、人道上から出たことでありまして、その人道上から出た根源は、今日なお多少自己の意思をもって帰ることのできない、いわゆる戦犯と称される者がありますけれども、もう大部分そういうようなものが終りましても、過般李徳全女史が来られたときに、四千九百名の日本の青年婦女子が、やむなき事情によって中国人と結婚しておる。しかし、それが十二年たって、一ぺん祖国が見た……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第16号(1957/05/15、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 昨日、時間がないために、今回の中国から引き揚げ問題についての質問を留保しておきましたが、けさほどの各紙を見ますと、政府の意思を三団体が紅十字会あてに電報を打たれたようでございますので、それについて、昨日より多少変った情勢があれば、局長から先に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 その三団体の打たれました電報の前段はきわめて明瞭でありますが、後段のように、そういう電報を打つについて三団体間の意見がいまだ一致を見ていないということになりますと、政府の考えておる意思を伝える三団体がそのことを了承しておるというわけではないということは、紅十字会の方へ反映していると思うのです。従っ……

第26回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1957/10/21、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 順序が狂いますが、中原さんにちょっとお尋ねをいたします。  あなたの御発言中に、ちょっと私どもは初めて聞いたような言葉があったのです。ということは、三団体が里帰り問題に対する援助とは、便船があるりその便船に無料で乗船させることを言うというような定義、これはまあ私初めて――実は長い間この問題に携わっていながら、初めて聞いたのです。そうなりますと、この問題がまた根本から変ってくるのでございます。今回廣瀬私案という調停案が出されまして、私どももこの調停案をなぜ一体二団体の方に同意していただけないかと、そこが不思議だったのですが、今あなたの御定義を聞きまして、なるほどそれでは文句があ……

第26回国会 社会労働委員会 第2号(1957/02/11、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 ただいまの植村委員からの御発言の補足質問でございます。前内閣の小林大臣のときから、これは委員会から非常に強い御要望がありまして、当時曾田医務局長もこのことに対しては非常な御共感でございました。従いまして厚生省が今回のこの改正等の制度が確立いたしましたことはまことに慶賀にたえませんが、同時に石橋内閣が声を大にして東南アジアヘの各方面の文化あるいは経済その他の一切の交流を強調いたしておりますときに、南方向けのわが国の厚生行政に携わるものから見て何が最も大切かというときに、やはり医療に対する、医師、保健婦あるいは看護婦等これらの人々が南方諸地域の人々の人情とも非常に深いつながりを持……

第26回国会 社会労働委員会 第10号(1957/02/21、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 ちょっと井堀委員の雇用問題に関連してお尋ねをいたしたいと思います。私は引揚者の雇用状態がどういうふうになっているかをお尋ねいたしたいのであります。ちょうど労働省は今月は就職の推進運動月間だと思います。その状況がどういうふうであるかということと、それから御案内のように、日ソ交渉妥結によりまして、帰還者が昨年の十二月二十六日千二十五名お帰りになりましたが、このお帰りになった方が、岸壁で十一年目に肉親の顔を見るとたんに考えられることは就職のことです。自分たちが十一年間家族に苦労をかけて、これからどうして家族のめんどうを見ていくかということがいの一番に頭にこびりついていると見えて、異……

第26回国会 社会労働委員会 第27号(1957/03/20、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 関連して。ただいま滝井委員の御質問の保健所の充足が不十分だという点に関しましては全く同感でありまして、結局厚生行政をいかに地方に遺憾なからしめるかということは保健所の強化以外にないと思うにもかかわらず、年々これを議論しながら一向にその実が上らないということははなはだ遺憾であることは全く同感であります。私は自治庁の政務次官はこの委員会にあまりお見えになりませんのでこの機会に、話が違いますけれどもぜひ聞いておきたいと思うことがございます。  それは母子福祉法の中に母子相談員というのがございまして、それは昭和二十七年法律制定のときに平衡交付金の中に必ず七千五百円組み入れてあるはずで……

第26回国会 社会労働委員会 第28号(1957/03/22、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 私はここに母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案に対し附帯決議を付すべしとの動議を提出いたします。  まず決議文を朗読いたします。    附帯決議案  母子相談員に要する費用はその二分の一を国が負担する規定の存するにも拘らず現在その適用が停止されているため、母子相談員の手当の支給については事実上円滑を欠く場合が少くないので、政府は売春防止法における婦人相談員の場合におけると同様の予算措置を講ずることとして、母子相談員の活動の一層の充実を図るよう速かに善処されんことを要望する。  右決議する。  この趣旨といたしますところは、簡単に申し上げますれば、母子相談員と……

第26回国会 社会労働委員会 第31号(1957/03/28、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 関連して。滝井委員のだんだんの御説を伺っておりまして、国民全体の医療ということを考えておる厚生省としてそう考えるべきだということに私別に異論を申し上げるわけではないのでありますが、今の旅費だけというお話でございますけれども、生活保護法による医療は国が八割地方が二割になっております。先ほどの尾崎課長の御答弁の東京都から都外に二、三千人、かりに三千人といたしますれば四千五百万円という大ざっぱな入院費用が国と地方で要るわけでありますが、滝井先生の方の同士であられる北海道の田中知事から昨年の夏私は非常に痛切に訴えられたことがあるのです。この公費負担をこれ以上はもう北海道庁としても負担……

第26回国会 社会労働委員会 第39号(1957/04/16、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 私の不在中にこの修正案が決定いたしましたので、この修正案に反対とか賛成とかということでありませんが、この法案が通過するに当って意見を具申しておきたいと思います。  引揚という文字がかぶせられている以上、こう取り扱うよりほかに方法がなかったであろうと思いますけれども、しかしながら他の援護法及び恩給法等におきましては、内地で戦闘行為に参加し、もしくはその戦闘の被害を受けた者に対しては、われわれはあとう限り広範囲に救済して参ったのであります。ところがこの十一条に定められた裁判を受けた人に限り、内地で裁判を受けた者は長く巣鴨に拘禁されていてもそれに該当しないということは、法律論からい……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1957/11/08、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会の中に留守家族及び遺家族援護に関する小委員会を作りまして、休会中、この留守家族及び遺家族援護に関する問題点をしぼりまして、これを政府当局に善処方を申達しておいたわけでございます。そこで私は、その問題について、逐次その後の政府のお考え方を承わりまして、なお委員会としても、これらの問題点を解決すべく強力に推進をして参りたいと思いますので、問題点について、政府の御所信を承わりたいと思います。  第一の問題といたしましては、申し出てあります通りに、恩給関係につきましては、未帰還公務員の遺族に対する公務扶助料を、未帰還者の死亡した日にさか……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1958/02/13、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 ただいま社会党の河野委員から貴重な御質問がございまして、政府よりもそれぞれ御答弁がございました。私ども、敗戦後今日までこの引き揚げ問題を扱ってこられた厚生省援護局及び外務省の関係の諸機関に対しては、よくもまあこれだけの大事業をとにもかくにも進めてきた、その間にはいろいろな批判あり、いろいろな障害ありしたものを乗り越えて、ここまで持ってこられたということについては、私は深く感謝をいたしておるものでございます。広い世界じゅうから一千万に近い大人口が移動したということは、これはほとんど地球上の歴史にないことであろうと思うような問題でございます。のみならず、今の問題点となっております……

第28回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1958/02/19、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 私は柴田さんにお尋ねいたしたいと思うのでありますが、あなたは樺太へ行って電話の交換手をしたとおっしゃったのですが、そのいらしたときは、御家族はどなたとどなたで樺太へお渡りになったのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、終戦のときは、今あなたは二十八才でいらっしゃいますから、十七、八才でいらっしゃったわけですね。そのときには、お父さん、お母さん、御兄弟衆はみな内地へお引き揚げになったのでございますね。
【次の発言】 そこで、あなたにお尋ねいたしたいのですが、十七、八才の若い娘さんで、親に別れ、兄弟に別れて、なぜお一人で、そのときに一緒に引き揚げないでお残りになったのか。それか……

第28回国会 社会労働委員会 第8号(1958/02/18、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 日本の貧困の一番大きなケースといえば、やはり母子世帯と老人世帯であることは厚生省の白書が示しておる通りであります。厚生省調査によれば、老人世帯で生活保護を受けている家庭が、全国で四十四万人中八万一千、母子家庭は全体が四十九万世帯中生活保護を受けておる者が七万四千と出ております。この数字の示す通りに貧困の一番大きな原因をなしておる要素であると思うのであります。しかも合の生活保護を受けておる世帯数等は、まことに切り詰められたぎりぎり決着のものでありまして、かりにこれを一割引き上げるとすると、その率は今申し上げた七万四千の六倍に相当する数字にふえると思うのであります。こういった老人……

第28回国会 社会労働委員会 第11号(1958/02/21、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 私はここに自由民主党、並びに日本社会党を代表して、母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案に対し、附帯決議を付すべしとの動議を提出するものでございます。  決議案を朗読いたします。    母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議   母子家庭の住宅事情は現在著しく困窮した状況にあり、この問題の解決は母子福祉対策において極めて重要な地位をしめていることにかんがみ、第二種公営住宅につき母子家庭のために一定の枠を設けること等によりその優先的入居を確保するとともに、さらに母子家庭のための低家賃住宅対策につき、すみやかに適切な措置を講ずること……

第28回国会 社会労働委員会 第27号(1958/03/26、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 終られましたので関連というのがおかしくなりましたが、了解を得てありますので、今の従業員の処遇の問題について、ちょっと触れられましたがまだ十分でないと思いますので、お尋ねをいたします。先ほどちょっと聞き漏らしましたが、健康保険に加入する資格のある者はごくわずかだから、大部分が国民健康保険に加入することを要請するというお答えのようでありましたが、それは大へん私の考えておることとは距離のあることであって、小沢課長に現在この従業員で健康保険に加入しておる者が大体どのくらいあるかということをちょっと先にお尋ねをしておきます。
【次の発言】 任意包括が十二万、その中に何人いるかわからない……

第28回国会 社会労働委員会 第28号(1958/03/27、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 関連。米田政務次官のお答えは立場を察してくれということでありますが、あなたのお立場だから言ってもらわなければならぬことかある。そのような大事をおとりになっては百年たってもできません。身体障害者の重度の人に対して、月に二千円というような頭があるから問題になると思います。千円でけっこうです。五百円でもけっこうです。やらねばならぬということに対して踏み切っていただきたい。それは国民年金というものがあるからというのですが、国民年金というのは、政務次官仰せの通、容易ではありません。しかし国民年金をやるからやるからといううたい文句でいつまでも延ばされたのでは困るのであります。わが党は与党……

第28回国会 社会労働委員会 第37号(1958/04/11、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 ただいま受田委員の御質問は、受田委員御自身でも参画せられて法改正をされたことがあるのでありまして、台湾に対しましては先ほど大臣の答弁の通り、日本とは国交回復のされた間柄でありますから、たとえば巣鴨に五十七人であったかと思いますが、戦犯者としておられた方が出所されるときに、出所される日に引き揚げたものとして一万円の手当を支給する、なお恩給法の特別措置をとりまして、一時恩給に合せたものとして手当を差し上げる、その後厚生省が約三百万円だと思いますが、金を出して寮を建てまして、日本に残って住むことを希望される方はそこに入っておられ、すでに結婚生活等が始まっておるようでありまして、その……


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各種会議発言一覧(衆議院27期)

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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 社会労働委員会公聴会 第2号(1955/06/10、27期、自由党)

○山下(春)委員 関連して佐野公述人にちょっとお尋ねいたしますが、先ほどのお話の中に、三年に一回ということは、世界中の規定の中でも最低に位するものだということでございました。そういたしますと、けい肺の進行度は、三年に一回では医学上無理ではなかろうかというお考えでございましょうか。法律をきめます前に、そういう非常に進行してしまってから健康診断をやるというようなものをこしらえても、むだだと思います。その点は、かつて私どもかような点をちょっと懸念して質問したことがございますのですが、どうでございましょうか。
【次の発言】 そこで、先生方の御研究の立場から、本法を施行いたします労働省あたりに、こういっ……

第22回国会 社会労働委員会公聴会 第3号(1955/07/21、27期、自由党)【議会役職】

○山下(春)委員長代理 野澤清人君。

第22回国会 社会労働委員協議会 第1号(1955/08/27、27期、自由党)

○山下春江君 今中川先生や小島先生からお話がありました需要供給ということに、局長は非常に頭を悩ましていらっしゃると思いますが、この事件が起りまして、厚生省の方では、これに関係したものは回収したというお話でございましたが、それに対して、この事件が起りましてから、他のいわゆる需要を満たす方法を何かお講じになりましたか。
【次の発言】 たとえば、今小島先生の非常に強い要望がありまして、もし原因が白石工業から出たカルシウムによるものであるということが明からになった場合に、その製品を全部販売を停止するという処分をしたときには、一大混乱が起りませんでしょうか。どうも、いつでも、事が起っては処置をしていく。……

第22回国会 社会労働委員協議会 第2号(1955/09/10、27期、自由党)

○山下春江君 ただいま大臣から、本協議会で過般協議をいたしました後の経過を承わりましたが、この問題は、非常に遺憾千万な問題でございまして、その後現地で本協議会の会長その他現地の患者を御視察なされた方々から伺ってみますと、その惨状は、全く想像以上の残忍なものであることを、私ども聞かされております。それにつきまして、今、治療その他のことにつきましては、厚生省からもいろいろな指示をなされたように承わりました。ところが、それがその患者にはかばかしく到達していない。まして五十七名というまことに気の毒な犠牲者に対する――死亡者の補償については、今言及をされなかったのでございまするが、これはどのようになって……

第22回国会 法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/07/13、27期、自由党)

○山下(春)委員 私はこの売春等処罰法の提案者の一人であるにもかかわらず、いろいろ重大な自分の仕事を持っておりますために、はなはだ不勉強でございますので、お尋ねいたしますことも、すでに尋ねられたことや、あるいは不勉強によってのいろいろなことがあろうかと思いますのを、あらかじめお断わりいたしておきたいのでございます。  先ほどから中山委員がるる申されました、文部大臣の今回の新生活運動に対する非常な御熱意、これはもう非常に時宜を得たお考えであることに、私ども敬意を表しておるのでありますが、中山、福田委員から上意下達が必ずしも悪くないのだということでございましたが、私はほんとうにその通りで、なおその……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1956/02/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○山下政府委員 昭和三十一年度の厚生省所管予定経費の要求額の概要について、御説明申し上げます。  昭和三十一年度の厚生省所管一般会計予算の要求額は九百三億一千七百万円でありまして、これを昭和三十年度の当初予算八百四十六億一千二百五十五万九千円に比較いたしますと、五十七億四百四十四万一千円の増加となっておりますが、さらにこれを補正予算を加えての前年度予算総額八百六十六億六千八百七十五万四千円に比較いたしますと、三十六億四千八百二十四万六千円の増加と相なります。  次に右予算のうち、特に重要な事項についてその概要を御説明申し上げます。  まず第一は社会保険の整備育成の施策に必要な経費であります。 ……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 社会労働委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1957/04/03、27期、自由民主党)

○山下(春)委員 今回政府におかれましては、戦後十二年、外地で敗戦を見まして、心身ともの苦悩を切り抜けて命からがら帰って参りました君たちに対して、何らかの処遇をすべきであるという問題が、長い間非常に大きな問題として取り扱われておりましたのに対して、非常に適切な結論をお出しになって、引揚者の給付金等の法律をお出しになりましたことに対しては、われわれ長い間その問題について検討をして参りましたものとしては、まことに感謝にたえない次第であります。ところで、もはやこの法案に対して先輩、同僚からあらゆる角度から御質疑の済んだあとでございまして、私が蛇足を加える必要はないのでございますが、ただ一点だけどうし……

第26回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第5号(1957/09/05、27期、自由民主党)

○山下春江君 今神田先生から収納価格の問題で御議論がありました。私も同感の点がだいぶあるのでございます。ところがこの配られました資料を見ますと、三十三年に繰り越される量が非常に大量のようでございます。おそらく今回非常なお苦しい御答弁をなさることも、こういう数字とのにらみ合せも多少そこらにあるのではなかろうかと思いますが、私漏れ聞いたところによりますと、公社では、貿易を盛んにするために、特に葉タバコを輸入してくれ、そうな地域へ人を御派遣になって、市場の調査をなさったということを聞いております。その結果がどういう結果であったか。  それからこの繰り越しの量というものを、どうしても公社としては合理的……

第26回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○山下(春)分科員 新進気鋭の神田さんが厚生省の大臣につきまして、御就任早々にもかかわらず、非常な御努力によって大へん枝ぶりのよい厚生予算ができ上りましたことを、その関係の中におる者として非常にありがたく思うのです。昨日の社会労働委員会におきまして大臣は、政治が先行して事務はあとから整えればよろしい、それが政党政治なんだと仰せられましたが、ただいまもその御心境でいらっしゃいますか。
【次の発言】 私は大臣のそういうお心持を基本としてお尋ね申し上げるのでございますが、その前に私は厚生省に長くおりましたが、一向に何もわかりませんので、安田局長にちょっと伺いたいのであります。  今生活保護のワクの中……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 社会労働委員会文教委員会連合審査会 第1号(1958/03/25、27期、自由民主党)【議会役職】

○山下委員長 ちょっと速記をとめて。   [山下文教委員長退席、森山社会労働委員長着席〕



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データ更新日:2023/02/05

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