河野一郎 衆議院議員
27期国会発言一覧

河野一郎[衆]在籍期 : 25期-26期-|27期|-28期-29期-30期
河野一郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは河野一郎衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院27期)

河野一郎[衆]本会議発言(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期-30期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 衆議院本会議 第5号(1955/03/24、27期、日本民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(河野一郎君) 大体は、ただいま大蔵大臣の御答弁になりましたことで御了承いただけると思いますが、ただ一点つけ加えておきますことは、御承知の通り、農村の個々の事情におきましては、だいま日野さんのお示しになりました通りであります。しかし、これは何といたしましても、全国的にどうであるとか、ないしは税率を動かしたのでないことは御承知の通りであります。要は、昨年の農産物の収穫が一昨年と違いがあったということが部分的に起っておりますることからして出ておるのでございますから、この点は、決して私たちの選挙の公約云々の問題ではないことは御了承いただきたいと思います。どうか、そういう意味におきまして、御……

第22回国会 衆議院本会議 第13号(1955/04/27、27期、日本民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(河野一郎君) お答えをいたします。  第一は小作料の話でございますが、これは新聞に出ておりましたことが違いますので、決して農林省は、今小作料の引き上げを軽々に考えてはおりません。たまたま新聞に出ましたのは、今年度の米価の決定を相談いたしておりまする際に、小作料をどうするかということが、参考に話が新聞に出たのでございまして、私といたしましては、小作料の改訂につきましては、専門委員をお願いいたしまして、しかもこれは、学識経験者、特に、私の考えますのは、利害関係を持たない学者等によって委員会を作りまして、その委員会の答申を待って決定すべきものだと考えております。なおまた、これを議会が済ん……

第22回国会 衆議院本会議 第14号(1955/04/28、27期、日本民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(河野一郎君) お答えいたします。  事前売り渡し制度と申しますか、予約買付制度と申しますか、この制度でやって参りますにつきまして、米価の決定ないしは減税の処置等が重要でありますることは、御指摘の通りであります。従いまして、減税の処置につきまして、どの程度までどうするかということにつきましては、目下大蔵当局と打ち合せ中であります。なるべく早くきめて期待に沿うようにいたしたいと考えております。  また、三十年産米の米価をどうするかということにつきましては、御承知の通り、生産費主義によることの方がいいじゃなかろうかというような御意見も有力にございます。しかし、いずれにいたしましても、何分……

第22回国会 衆議院本会議 第15号(1955/04/30、27期、日本民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(河野一郎君) お答えをいたします。  土地改良につきましては、議会で私がお答え申し上げた通りでございまして、その予算上に多少前年よりも滅っておる部面もございますが、これは、御了解いただけますように、本年の予算の編成によることでございまして、特別に土地改良を減らすというような意思ではないのでございます。また、つけ加えて申し上げたいと思いますことは、愛知用水等の費用を加えれば、決して前年度より土地改良費が減っておることになっておりません。  第二の点について申し上げます。次三男対策につきましては、御承知の通り、これは、ただ単に農村対策としてのみ考えることではないのでございまして、一般の……

第22回国会 衆議院本会議 第18号(1955/05/19、27期、日本民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(河野一郎君) お答えをいたします。  繭の取引につきまして政府の指導して参りましたことが、たまたま独禁法に抵触する疑いのあるようなことがありますことは、はなはだ遺憾でございます。また、ただいま御指摘のように、その一部の施行に当りまして少し行き過ぎまして、独禁法抵触というようなことになっておりますることも、はなはだ遺憾なことでございますが、これは、要するに、御承知の通り、繭の取引につきましては、これらの生産者が非常に小口なものでございまして、これは相なるべくは大口にまとめて団体取引をするというようなことが必要なことも一面にございますので、これらの間に処しまして、ただいま御指摘のような……

第22回国会 衆議院本会議 第23号(1955/06/04、27期、日本民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(河野一郎君) 自作農維持創設資金融通法案の提案理由を御説明申し上げます。  御承知の通り、農地改革の結果といたしまして、二百万町歩をこえる小作地が自作地となり、四百二十万戸をこえる農家がその売り渡しを受け、自作農として農業に精進することになったのであります。この農地改革の成果の維持につきましては、現在農地法がその法制的部面を担当しているわけでありますが、自作地を維持するため必要な資金の融通措置についての制度はいまだ十分確立されるには至っておりません。これがため、すでに政府は昭和二十六年度から自作農創設特別措置特別会計の余裕金の運用によりまして、農地または採草放牧地の買い取り、売り渡……

第22回国会 衆議院本会議 第27号(1955/06/11、27期、日本民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(河野一郎君) お答えを申し上げます。  麦の価格の決定が非常におくれておるようにおっしゃいますけれども、これは例年六月末にきめることでございまして、五月末の物価指数を基礎にして計算いたすのでございますから、こういう日取りになることは当然でございまして、政府といたしましても従来通りのやり方でやるつもりでおります。  次に、予約制度のことについていろいろお話がございましたが、今までの割当供出制度でやることはすでに行き詰まっておりまして、この制度をもってしては十分な目的を達することはできない羽目に陥って、前内閣の当時すでに予約制度をやるようにそれぞれの委員会等の答申もあったことでございま……

第22回国会 衆議院本会議 第34号(1955/06/28、27期、日本民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(河野一郎君) お答えをいたします。  この価格で予期するところの集荷ができるかというお尋ねがありました。われわれは、もちろん、米価につきまして農民諸君からいろいろ御要望のありましたることを十分承知いたしておりまするが、私といたしましては、農民諸君並びに全販連その他の団体の御協力を得、十分なる御理解を得て、所期の目的を達することに努力をいたしまして、ぜひ予定の集荷をいたしたいと思っております。  第二に、集荷の方途はどうするのかということでございますが、私といたしましては、この予約集荷制度をとるに至りました経緯としていろいろ米の問題について専売論もあり自由販売論もあるのでございますけ……

第22回国会 衆議院本会議 第35号(1955/06/29、27期、日本民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(河野一郎君) 今回の災害につきましては、いまだ詳細に判明いたしませんので、すみやかに調査を行いまして復旧を要すべきものにつきましてはその復旧に努力するとともに、さらに、私といたしましては、営農に支障のないように、実情におきまして必要な措置を講じたいど考えております。(拍手)     〔国務大臣竹山祐太郎君登壇]

第22回国会 衆議院本会議 第38号(1955/07/07、27期、日本民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(河野一郎君) 今回の北海道の災害につきましては、ただいまお話しになりました通り、私といたしましては、早急にその被害の実態について十分調査をいたしました上で、災害の復旧並びに農家の営農に支障のないように万全の処置を講じたいと考えておる次第でございます。  なお、治山治水等の根本対策につ費ましては、きわめて重要なものであると考えますので、財政の許す限り、今後とも十分善処いたしたいと考えます。     〔国務大臣竹山祐太郎君登壇]


■ページ上部へ

第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 衆議院本会議 第4号(1955/12/05、27期、自由民主党)【政府役職:農林大臣・行政管理庁長官】

○国務大臣(河野一郎君) お答えをいたします。公共事業費につきましては、今年度は暫定予算も二回に及びましたし、八月からその事業の実施に入りましたので、なるべく最善を尽してすべての計画を遂行する努力をいたしておりますが、何分期限も短こうございますし、例年の例から見まして相当額の事業の繰り越しを見るのやむを得ざるに至りますことは、あらかじめ想像できるのであります。これらは、いずれも、事業を遂行いたします上において、設計でございますとか、直ちにまた事業に入りましても、用地の交渉でありますとかいうような、どうしても万やむを得ずそういう事態になりますものが毎年の例において見られますので、私どもといたしま……

第23回国会 衆議院本会議 第5号(1955/12/06、27期、自由民主党)【政府役職:農林大臣・行政管理庁長官】

○国務大臣(河野一郎君) 原子力に関する行政機構の問題についてお答え申し上げます。これは先ほど重光国務大臣からお答えを申し上げたことでございますが、政府といたしましては、原子力行政の重要性にかんがみ、慎重検討の上、本国会中に成案を得まして、原子力関係機関に関する法律案を提出する準備中でございます。以上、お答え申し上げます。(拍手)


■ページ上部へ

第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 衆議院本会議 第5号(1956/01/31、27期、自由民主党)【政府役職:農林大臣・行政管理庁長官】

○国務大臣(河野一郎君) お答えをいたします。  米の消費者価格を上げはせぬかということでございますが、このことは、たびたび申し上げます通りに、米の消費者価格は据え置きにいたしまして上げようと考えておりません。なお、外米につきましては、これは引き下げの方針でいく予定でございますから、さよう御承知を願います。
【次の発言】 稻富さんにお答えいたします。  食糧の自給自足度を拡充いたしますことの必要なことは申すまでもございません。私も全く同意見でございます。ただ、財政の都合で、予算の編成に当りまして、十分所期の目的通りの予算がありませんで、明年度の予算の上にそれが計上できなかったことは、はなはだ遺……

第24回国会 衆議院本会議 第22号(1956/03/15、27期、自由民主党)【政府役職:農林大臣・行政管理庁長官】

○国務大臣(河野一郎君) 内政省の問題につきましては、御承知の通り、行政審議会におきまして、堪能なる委員諸君がいろいろな角度から御検討になりました。御注意のような点につきましては十分検討されたことでございまして、なお、本案立案につきましては、それらの点を十分注意してやるつもりでありますから、御心配のないようにするつもりでございます。(拍手)

第24回国会 衆議院本会議 第23号(1956/03/16、27期、自由民主党)【政府役職:農林大臣・行政管理庁長官】

○国務大臣(河野一郎君) ただいまの平野さんの御質問に対してお答えをいたします。  政府が、硫安製造会社に対しまして、今回の労使の間の話し合いに対して特に農村の立場を十分御考慮願いたいという通牒を出しましたことは、ただいま平野さんの朗読になりました通りであります。私は、この機会に(発言する者多し)??静かにお聞きをいただきたいと思うのであります。(拍手、発言する者多し)私があえてこの通牒を出しましたるゆえんのものは、公正なる労使の間の決定にあえて関与する意思は毛頭ないのでございまするけれども、ただ、全国農民諸君から、昨年の暮れにおきまする硫安工業関係労働組合に対する年末手当があまりに多過ぎたと……

第24回国会 衆議院本会議 第25号(1956/03/22、27期、自由民主党)【政府役職:農林大臣・行政管理庁長官】

○国務大臣(河野一郎君) 能代市の皆さんに、つつしんでお見舞を申し上げます。  なお、罹災者の木材の点につきましては、すでに現地の営林局と能代市の当局との間にいろいろお話し合いをいたしまして、五万数千石の国有林を切り出すことにいたしておる次第であります。(拍手)

第24回国会 衆議院本会議 第57号(1956/05/29、27期、自由民主党)【政府役職:農林大臣・行政管理庁長官】

○国務大臣(河野一郎君) 私は、去る四月十二日、漁業及び海難救助に関する協定を締結するためソ連邦代表との間に交渉すべき政府代表に任命されましたが、私とともに代表に任命されました松平駐カナダ大使及び欧州各地の出先外交官中から任命せられた随員とはパリにて落ち合い、四月二十七日夕刻、ソ連代表イシコフ漁業大臣及び随員の出迎えを受け、モスクワに到着いたしました。私は、翌二十八日、松平代表及び随員を伴いイシコフ漁業大臣を往訪し、会議の運営等について打ち合せを行いました。その結果、会議は、総会、漁業専門委員会、海難専門委員会の三つに分つこととし、総会は、両国首席代表以下随員全部出席のもとに一般討議を行うほか……


■ページ上部へ

第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 衆議院本会議 第4号(1956/11/17、27期、自由民主党)【政府役職:農林大臣・行政管理庁長官】

○国務大臣(河野一郎君) 私にお尋ねになりました領土関係のことは、総理大臣並びに外務大臣から詳細お答えがございましたから、あらためて繰り返しませんが、ただ、ブルガーニン氏並びにフルシチョフ氏と私が会いました際に密約云々ということがお話に出ましたが、こういうことは一切ございません。  なお、この機会につけ加えさせていただきたいと思いますことは、今回の、私とフルシチョフ氏と領土のことについて数次会談いたしました際に、将来適当なときに領土問題についてないしは平和条約を交渉いたします際に支障となるべき一切の約束はいたしませんということを、この機会に私は明らかにいたしておきます。なお、申し上げることはは……

第25回国会 衆議院本会議 第5号(1956/11/20、27期、自由民主党)【政府役職:農林大臣・行政管理庁長官】

○国務大臣(河野一郎君) 予算の処置につきましては、ただいま大蔵大臣からお答え申し上げた通りであります。  北海道におきまする冷害対策としまして、これを、当面考えられますこと並びに恒久策、二つに分けて、いろいろ御指摘でございますが、これは、すでに農林委員会その他においていろいろ御論議も拝聴いたしまして、これらの御協力を得まして、十分検討いたしておるわけであります。たとえば、御熱心にお話しのありまするテンサイ等の作付反別を増加し、これによって酪農を盛んにし、これらの早害、冷害等の被害をなるべく少くするというような方向は、ぜひ強力に進めて参らなければならないと思っておるのでございます。その他、はな……

第25回国会 衆議院本会議 第10号(1956/12/03、27期、自由民主党)【政府役職:農林大臣・行政管理庁長官】

○国務大臣(河野一郎君) お答えをいたします。  李ラインの問題を最初にお答えいたします。御承知の通りに、李承晩ラインとブルガーニン・ラインとは同様のものではございません。李承晩ラインは、韓国におきまして一方的に、その目的も、われわれとして水産漁業上明示なしにいたされたのでございます。一方、ブルガーニン・ラインの方は、これは鮭鱒その他魚族資源保持の目的をもって提唱せられましたので、これに対しては、わが方よりも主張すべき点を主張し、両国平等の立場に立って決定をいたしておりますことは、御承知の通りであります。ただ、ここにつけ加えさせていただきたいと思いますことは、一方、北洋は資本漁業であって、この……


■ページ上部へ

第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 衆議院本会議 第2号(1957/12/23、27期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(河野一郎君) ただいまの御決議につきまして、一言申し上げたいと思います。  何分、九州地方は御承知の通り、南と北との立地条件も非常に違っております。東北各県と違いまして、県自体が非常に経済的に地理的に複雑でございます。でございますから、政府といたしましては、慎重に検討いたしまして、なるべく御趣旨に沿うように努力したいと存じます。

第28回国会 衆議院本会議 第4号(1958/01/29、27期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(河野一郎君) ここに、昭和三十三年度を迎えるに当り、最近における内外経済情勢とこれに対処すべき経済政策の基調を明らかにいたしまして、国民各位の十分なる御理解と御協力を得たいと存じます。  ます、わが国の経済がここ一年間いかに推移したかを顧みたいと存じます。  御承知のように、昭和三十年以来、昨年当初に至るまで、わが国の経済は実に目ざましい発展を遂げましたが、反面、経済拡大の速度が早過ぎたため、輸入は急増し、国際収支は著しい逆調を示すに至りましたので、昨年五月来、金融引き締め措置を初めとして、いわゆる緊急総合対策を実施して参りました。その後、本施策の影響が各方面に浸透するに伴いまして……

第28回国会 衆議院本会議 第6号(1958/01/31、27期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(河野一郎君) 水谷さんにお答えいたします。  明年度の予算と長期経済計画との問題でございますが、これはただいま総理大臣からお答えに相なりましたことで大体御了承願えると思うのであります。ただ、しいて申し上げますならば、水谷さんも第一次の予算査定がどういうものであるかということは十分御承知のことと思いますので、この第一次予算査定を取り上げて、とやかくわれわれが議論すべきではない。予算はあくまでも決定したものについて御考慮願いたいと思うのでございます。  次には、経済の見通しにつきまして、貿易の問題であります。輸出入が非常に縮小しておる、これでいいのかということでございますが、経済の問題……

第28回国会 衆議院本会議 第7号(1958/02/01、27期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(河野一郎君) 赤松さんの御質問の中に、明年度における経済成長率が三%になっておるために失業者の条件の問題が非常によくないという御指摘でございますが、実は、この点は、経済は関連性があるのでございまして、明年度三%にいたしておりますことは、前年度におきまして経済の成長が非常に急激でございましたので、これを通年いたしますと、おおむね六・五%程度の成長率をたどっていくことが、日本の経済の発展は妥当であろうという結論に立って、本年と明年、この平均をとって、明年はやや堅実にいくということにいたしておるわけでございます。これを数字的に申し上げますと、一昨年は失業者が六十四万でありましたものが、昨……

第28回国会 衆議院本会議 第24号(1958/04/01、27期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(河野一郎君) お答えいたします。  ただいま総理大臣から詳細お話がありましたように、私もそのお答えと全く同様でございます。ただ、私は経済金画庁長官といたしまして、今日の物価政策からいたしまして、物価を現状に安定させて参りたいという趣旨から、これら私鉄その他の運賃の上ることは極力避けるよう、従来お願いして参ったのでございます。ところが、私鉄各社から、会社の経営内容等に準拠いたしまして、値上げの必要を強く言うてこられたことも、御承知の通りでありますが、その間になんとか政府の政策に御協力願うようにやって参った際に、先般の中労委の裁定がありました際に、これは決して介入するとかなんとかいうこ……

河野一郎[衆]本会議発言(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期-30期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院27期)

河野一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期-30期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 決算委員会 第5号(1955/05/07、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ただいま委員長からお話になりました点につきまして私から御報告申し上げます。  昨年八月二十三日に行われました輸入病変米に関する本委員会の御決議につきまして、その後政府において講じました処置等に関し御説明申し上げます。  第一点は「政府は責任の所在を明らかにし、適当に処置すること。」ということでありますが、当時外米の輸入の方式は、政府間の貿易協定に基く委託買付と民間貿易によるものとがありまして、いずれの場合につきましても、あるいは政府間契約に病変米輸入防止に関する規定の挿入についての交渉を重ね、あるいは食糧庁の公表する買入条件に、病変米の輸入防止に関する条項を掲げる等の措置を講じ……

第22回国会 決算委員会 第6号(1955/05/09、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お答えをいたします。国民保健衛生の見地から、その配給する米が有害なりやいなやという責任は、厚生大臣がお持ちいただくと私は心得ております。農林大臣といたしましては、外米を輸入して、そうしてそれが黄変菌を生じ、よって国家に損害を及ぼす影響、その責任は農林大臣が負うべきである、こう心得ております。なるべくそういう事態の起らぬように、最善を尽さなければならないという責任は、農林大臣が負うべきである、こう心得ております。
【次の発言】 ごもっともな御意見で、実はひとりこの問題だけではございませんで、たとえば高温殺菌の問題にいたしましても、農林省と厚生省との間に、立場の相違もありますが、な……

第22回国会 行政監察特別委員会 第20号(1955/09/19、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 法案につきましては鋭意各省とも調整をいたしまして、大体二十日までには全部必要な法案を提出するという準備を進めておるわけであります。
【次の発言】 事務当局から説明させます。
【次の発言】 閣議といたしましては方針はすでに決定いたしております。目下の進行ば事務的に法制局の扱いでありますとか、事務的な進行が一番重点になっておりますから、そこで事務当局として正確な期日を、大体どういう運びになっておるかということを説明させた次第でございます。
【次の発言】 日にちは今申し上げました通りに、私といたしましては二十日までには全部提出するように事務を督励いたしておるわけでおります。ただいま申……

第22回国会 農林水産委員会 第2号(1955/03/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 今回重ねて農林大臣に就任いたしましたので、今後よろしく御協力をお願い申し上げたいと思います。  この機会にちょっと一言御了解をお願いいたしたいと思うのであります。それは委員会のお集まりにあたりまして最初に私がこれから農林行政をどういうふうにしてやつて参りたいかということを申し上げまして、皆様方の御批判なり御協力なりをお願い申し上げますことが順序かとも考えますが、御承知の通り今議会は、内閣が成立当初に開会せられましたので、明年度予算の提出もまだできないで、せっかくただいま編成中でございます。従いまして議会におかれましても、来月半ぽ議会に明年度予算を提出の際に、政府からあらためて総……

第22回国会 農林水産委員会 第6号(1955/04/04、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ただいまの綱島さんの御発言は非常に重大な御発言と私は考えます。これを全部、一般の通念として考えますときには、何としても、われわれも長年農村に関係して参っておる者でございますが、御趣旨の通りと考えられます。ただしかし、ここにお互いに考えて参りたいと思いますことは、保護々々という言葉は少し一般を誤解せしめる点があるのでございまして、私はこれは助成という言葉でやって行きたい。何か知らぬが保護されて、保護されてということになりますと、お情でも受けなければ、人の助けにでもよらなければやって行けないというようなことに誤解をする向きがあると思うのでございまして、これは農林行政が、農村自体が自……

第22回国会 農林水産委員会 第7号(1955/04/05、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 大へん御激励をいただきまして恐縮でございますが、お説の通り、造林につきましては、私も非常に熱意をもって、今大蔵省の方に提示してありまする予算を維持して参りたい、こう考えておるわけでございまして、その内容等につきましては、むろん今申し上げる段階ではありませんけれども、すでに川俣さんは御承知のことと考えます。しかし何分これまた御承知の通り、本年度は一兆円のワク内で予算を組みたいということを考えておりますので、これはしいて申せば、前年度予算よりもさらに窮屈になります予算でございます。そういうような関係からいたしまして、最初に意図いたしました通りのことができるかどうか、これには多少の私……

第22回国会 農林水産委員会 第13号(1955/05/17、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 実はかねて非常な御心配を願っておりまする三十年産米の米価の決定についてでございますが、これにつきましていろいろ大蔵当局と折衝を重ねておるのでございますけれども、実は御承知の通り、農林省におきましては、生産費を基準にして、これになるべく重点を置いて米価の決定を考慮していきたいというような含みから、専門委員をわずらわしましていろいろ御調査を願っておるのでございます。ところがこの専門委員会の御報告と申しますか御答申と申しますかが、非常に急いでいただいておるのでございますけれども、少し両三日おくれまして、われわれの予定といたしましては、実はきのうきょうにもそれができ上りまして、二十日く……

第22回国会 農林水産委員会 第15号(1955/05/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 減収加算の問題につきましては、先般来委員各位並びに理事の皆さんにいろいろ御配慮をわずらわしまして、実は昨日予算委員会で申し上げました通り、政府といたしましても決定を見ることになったのでございます。この決定に基きまして私といたしましてはなるべく早く、しかも足鹿さんに昨日お答えいたしました要領によりましてこれを実行する所存でございます。この点御報告を申し上げると同時にごあいさつを申し上げる次第でございます。
【次の発言】 私としましては、先般理事会に出席いたしまして、この減収加算考え方等について、従来むろん一つのモデルはありますが、これについて前例通りやるがよろしいか、ないしはまた……

第22回国会 農林水産委員会 第16号(1955/05/26、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 その連盟の代表の方が、私が大臣に就任いたしましてから――昨年末でありましたか、今年の初めでありましたか、ちょっと記憶をなくしておりますが、お見えになりまして、いろいろお話を承わりましたが、当時の私の記憶といたしましては、お話を承わりおいた程度でございまして、その後いろいろの問題に取りまぎれておりまして、まだ十分に検討いたしておりません。  なおまた今、私に所見を開陳せよということでありますけれども、この問題はいろいろな面に関連性もあることでございますし、実は先般閣僚の懇談の際にも一部この話が出た記憶も私は持っておりますが、そのときにも今申し上げましたように、関連性も非常に多いの……

第22回国会 農林水産委員会 第17号(1955/05/27、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 積寒法はわが国の農政から考えまして、特殊な地帯に対する施策でありますから、大へんけっこうなものだと考えておるわけであります。
【次の発言】 本法の沿革にかんがみまして、政府といたしましても議員提出でおやりいただくことは大へんけっこうじゃないか、こう思っておるわけであります。
【次の発言】 はい。
【次の発言】 そういう議員立法でできたものについては軽視する、またやめる際にはそういうものからやめていくというような考えに持っておりません。おりませんが、この積寒法については、法の沿革から申しまして今回も議員立法でしていただいたらどうかと申し上げたのでありますけれども、これはよく委員各……

第22回国会 農林水産委員会 第19号(1955/06/01、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 最初にお尋ねになりました、酪農製品並びに一般畜産製品の値段が非常に下っておる、これは御指摘の通りでございますが、これについては、時間を略するためにごく簡単に申し上げます。  今までのことは今までのことといたしまして、私といたしましては、第一に豚肉、牛肉、卵、これらに対しては冷凍の奨励をしなければいけないという意味から冷蔵庫を東京、大阪の家畜屠場になるべく建てさせたいという気持で、一部補助金を予算に計上してあるわけであります。これをやりますれば、季節的な卵の下落、豚肉の下落等は、将来ある程度避け得るのじゃないか、むろん十分ではございませんけれども、実はその点を考慮いたしております……

第22回国会 農林水産委員会 第20号(1955/06/02、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お尋ねでございますが、御承知の通り、従来の割当供出制度がすでに実情に適さないような事態になっておりますので、これを改善いたしたいという考えで、取り計っておるのでございます。
【次の発言】 申し上げますように、制度の改善でございます。
【次の発言】 申し上げました通りに、戦争中から占領後の、食糧の非常に窮屈な時代に国家の権力をもってやりましたものを、実情に即するように改善をして参りたいという考えであります。
【次の発言】 政府の集荷いたしまする部面において改善をして参りたい。お話の点でございますが、昨日も申し上げました通り、機構の改革をいたしますのに、食糧のような重要なものであり……

第22回国会 農林水産委員会 第26号(1955/06/17、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 米価の決定につきましていろいろ御迷惑をかけていることははなはだ遺憾でございます。実は政府におきましても、御承知の通り与党との関係その他の意見調整をする必要上、鋭意その方向に努力をして参ったのでございますが、だんだん決定を急がなければならぬ時期にすでに到達いたしておりますので、私といたしましては来たる二十一日に米価審議会を開催して、まず審議会の意見を十分承わり、必要なる準備を整えて早急に米価の決定をいたしたいということで、実は本日も午後四時から臨時に閣議を開きまして――もちろん米価問題だけではございません。他の閣僚からもいろいろ諸般の必要な閣議決定を急ぐ問題についての御発言がある……

第22回国会 農林水産委員会 第27号(1955/06/18、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 昨日午前の委員会におきまして、中馬委員の御質問に対する私の答弁中、私は酒はあまり飲みませんし、酒のことはあまり詳しくありませんから、御了承願いますと申しました言葉は、穏当を欠いておりますので、ここにあらためてこれを取り消しいたします。また中村委員の御質問に対する答弁におきまして、粗雑簡略にすぎておりました点がございましたが、この二点につきしましてはここに遺憾の意を表しまして今後慎重を期する次第であります。大へんいろいろ御迷惑をかけまして相済みません、今後十分注意をいたしますから、よろしく御了承いただきたいと思います。

第22回国会 農林水産委員会 第34号(1955/07/05、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 先般開会いたしました米価審議会におきましては、まず麦価の決定について――いずれ詳しく御報告いたさせますが、政府の諮問案を提出いたしましたところが、それに対して審議会の御答申がございましたので、その精神を体しまして、これに対して政府は裸麦について若干の修正をいたしまして麦価の決定をいたしました。引き続いて米価につきましては、政府は一万六十円の米価の決定をいたしまして、これを審議会に提示したところが、審議会から後ほど御報告いたさせますような御答申をちょうだいいたしたわけでございます。審議会の御答申をちょうだいいたしましたので、政府といたしましてはこの御答申の精神を体しまして、今朝も……

第22回国会 農林水産委員会 第35号(1955/07/06、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 今お話のようなことで、参議院の本会議が実は午後あったわけでございます。午前中ではなくて、あの日には午前午後になりまして、それが済んでからすぐに米審の方に行って、いろいろ委員の方に意見を聞かれるようなことがありましたので、あちらへ参りました。もちろんそれだからこの委員会に出なくてよろしいというようなことは考えておりません。何分米価の決定についていろいろ話し合いをしなければならぬ、内面的にもいろいろ折衝をし、打ち合せをしなければならぬことが多かったものですから、ついただいま中村委員の御指摘のありましたような結果になったのでございますが、この点まことに遺憾でございます。決してこの委員……

第22回国会 農林水産委員会 第39号(1955/07/13、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ただいまの足鹿さんの御質問に対してお答えいたします。農災制度のために国が年々数百億の財政支出を行い、わが国における最も重要な農民保護の制度であるにかかわらず、農業共済団体が会計検査院や行政整理庁から次々と非違を指摘されておることはまことに遺憾なことでございます。この点につきまして行政指導により改善し得る部面については部下を督励いたしまして、即刻改善に努める所存でありますが、制度の仕組みそれ自体の欠陥に起因するところの事業運営上の不正不当事項の是正につきましては、思い切った外科的手術を抜本的に行う以外に方法がないという点については足鹿委員と同意見でございます。しこうしてこの改正の……

第22回国会 農林水産委員会 第42号(1955/07/16、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お手元に差し上げてあります「繭糸価格安定法第九条の二の規定により会社を指定する場合の監督事項」という資料がございますが、この資料の中の三の第三に「糸価が最高価格に達した場合は、」云々ということがございます。この中にまぎらわしい点がありますので、これについて私から御説明を申し上げて訂正をいたしたいと思うのであります。この中に「会社は売主に売り戻すか、」となっておりますが、この場合のことでございます。この場合は、会社は売り主に対して時価によってこれを売り戻すということにいたしたいのであります。その際に特別にその売り主を非常に優遇して安く売って、その売り主に特別な利益を与えるというよ……

第22回国会 農林水産委員会 第45号(1955/07/20、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 この機会に私より政府を代表いたしまして、この台風災害に関する法律と天災による資金融通に関する法律のこの両案についての意見を申し上げて御参考に供したいと思います。この天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法案につきましては、御承知の通り従来災害の都度立法処置をしてこれらに必要な施設をすることにして参ったのでございますけれども、今回のこの法案につきましては、これを台風のありました際その他災害のありました際にこの法律によって常時備えておくということは大へん都合がいいのじゃなかろうかというので、従来の考えを取り入れまして、その程度において、ないしは一部資金の限度を……

第22回国会 農林水産委員会 第47号(1955/07/26、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 今回委員代表並びに有志の方々には、炎暑の折にもかかわらず愛知用水に関する法案審査の必要上、現地御視察を賜わりましてまことにありがとうございました。  御承知の通り本案はわが国の土地改良並びに総合開発計画において画期的な膨大なものでございますので、いろいろな角度から御審議を願わなければならぬことのありますことは当然でございます。しかもこの会期も切迫しました際にこういう重要な、しかもあらゆる角度から御検討を願わなければならない法案の御審議をお願いいたしますことは、まことに恐縮に存ずる次第でございますが、われわれ政府におきましても、あらゆる準備を整えまして御審議におこたえするつもりで……

第22回国会 農林水産委員会 第48号(1955/07/27、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 それら必要の処置は、計画につきまして支障のないように準備をするようにいたしておりますから、実際公団が発足いたしまして実行することになりますれば、これらを指導して善処したいと思います。
【次の発言】 ただいまの森林鉄道のことにつきましては、後刻林野庁の長官から詳細に説明をさせるようにいたします。その他の補償の点につきましては、御承知の通り地元の水没地関係等のことにつきましては、さきにも申し上げました通りに、佐久間ダム等の例によってこれを物質的には解決をいたそうと考えておりますし、さらにまた今後の営農関係等に支障のないように、これらにつきましては適当な場所において適当に経営のできる……

第22回国会 農林水産委員会 第49号(1955/07/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 その点は、昨日企画庁の長官がお答え申し上げました通りに、この事業は土地改良をむろん主にしてやるのでございますけれども、他に発電もしくは工業用水等の問題がありますので、そういう関係からこの処置をとった次第でございます。
【次の発言】 御承知の通り所要の土地は国家が買収いたしまして、そこの施策はこの公団でやらせるということでありますから、大体その精神は逸脱しておらぬ。こう考えます。
【次の発言】 御趣旨の点よく了承いたしました。現在も地方長官に管理を委任しておるようなことになっておりますので、さしあたりこういうふうなことでいったのでありますが、今後この種のものを引き続き行うというよ……

第22回国会 農林水産委員会 第50号(1955/07/29、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ただいま御決議になりました主要農産物の検査規格の改正に関する問題につきましては、特に米の検査規格の等級につきましては、御趣旨の点十分了承いたしました。ただ、私は決してここで理屈を申そうというのではございませんけれども、御承知の通りに米の品質を保持するために現在の規格は政府といたしては設けてあり、検査を励行しておると私は存じております。これがあとからその規格に基準して米価を決定いたしたという順序にはなっておりますけれども、ただいまお示しの通り、実態はあらためて申し上げませんが、四等、五等が半数以上になるようなことになっておりまして、必ずしもこれが実情に沿わないことになっております……

第22回国会 予算委員会 第3号(1955/03/26、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 今調べさせておりますから、後ほど資料として差し上げます。
【次の発言】 先ほどお尋ねになりました数字をこの際申し上げます。二十九年度の内地の改良事業の補助金は総額が六十六億円であります。このうち都道府県営の分が三十一億円、団体営のものが三十五億円になっております。なお北海道の分は九億八千万円、このうち道営分が三億九千万円、団体営が五億九千万円になっております。なおこのほかに農林漁業金融公庫からの融資があるのでございますが、これは補助額がおおむね三十六億円くらいになっておるわけであります。  ただいまいろいろ御注意がありましたから、予算編成に当りましては善処するつもりであります。

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 黄変米の問題につきましては、最初のお尋ねの市中に出回っておるということでございますけれども、私たちはそういうふうに考えておりません。御承知の通り、黄変米の輸入の際に決定をいたした十三万余トンについては全然別にいたしております。第二の、別にしておるものについてはどう考えておるか、どうするつもりか。これは御承知の通り、厚生省でこれをどういうふうに処置したらよろしいかということについて研究をしていただいております。この研究の結果、配給してよろしいということにならなければ、配給するつもりはありません。しかしこれはいつまでもその通りにしておきますと、あまり国庫の負担が大きくなりますから、……

第22回国会 予算委員会 第6号(1955/05/06、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お答えいたします。今橋本さんは私の答弁いたしました一節をお読みになりましたが、私はそういうふうに申してないのであります、その前に説明がございまして、たとえば土地改良費にいたしましても、ことしやられないでも、来年経費をふやしますことによって、数年かかるのでございますから、五年、七年かかりますものを、一年なくとも、来年倍にしてやればできることもありますから、そういうものについてなくしたものはございます。その半面におきましては、小規模開墾でございますとか、早急にやらなければならぬものにつきましては、今まで手をつけてなかったものにつきましても、手がつけてあるのでございまして、予算の編成……

第22回国会 予算委員会 第9号(1955/05/10、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お答えいたします。周東さんも御承知の通り、三十年度の予算におきましては、予算の総額を一兆に抑えるという関係からいたしまして、次年後において増験して間に合う分は、これを次年度以後に譲りまして、当面早急に必要な予算につきましては、必要なだけの予算を組んだわけでございます。詳細につきましては別な機会に申し上げますが、決して農村関係の予算において、本年度の農村振興もしくは農産物増産に必要な予算が、特別に減額になっておるというようなことはないつもりでございます。
【次の発言】 お答え申し上げます。私たびたび申し上げます通りに、土地改臭は、ことし予算を使って来年できるのは小団地であります。……

第22回国会 予算委員会 第10号(1955/05/11、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お答えいたします。三十年度の予算の編成に当りましては、今の六カ年計画の線に沿ってやることはもちろんでございますけれども、さしあたりただいま経審長官からお答えいたしました通りに、一兆の予算のワク内でいくという制約がありますので、今御質問のような点についてはまだ計算いたしておりません。
【次の発言】 そうでございます。
【次の発言】 お答えいたします。ただいま申し上げました通りに、六カ年計画の全体の大綱はただいまお答え申し上げた通りでございますが、三十年度はこれとは別に一兆円予算のワク内で編成するということがありますので、それと見合いましてやりましたから、多少変則になっておるのでご……

第22回国会 予算委員会 第14号(1955/05/16、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 私でわかりませんでしたら、あとから経審長官がお答えいたします。  実は今年度の予算によりまして増産可能に期待いたしております分は、昨年度の予算の増産可能量よりも幾らか減っております。これは私から申し上げれば少し言い過ぎになるかもしれませんが、今年度の予算の編成が、御承知の通りに財政の立て直しと申しますか、自立経済の基礎づけと申しますか、そういうような角度からいたしまして、一応一兆で押えて予算を組むということになっておるものでございますから、そこで明年度に大いに期待をいたしまして、第一年度にそういうことでは六カ年計画はくずれるのじゃないかという御意見でございますけれども、私といた……

第22回国会 予算委員会 第15号(1955/05/17、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 全く同意見でございます。ただでき得れば、なるべく可能な範囲におきまして、増収、品質の改良によりますところの品質の向上等もはかっていきたいということを考えております。
【次の発言】 現実に具体的な事実が出ましたならば、それに対応いたしまして、必要があれば法律の改正もする場合があるでしょうし、予算措置をとらなければならぬ場合もあるでしょう。具体的な問題に遭遇いたして考えます。

第22回国会 予算委員会 第16号(1955/05/18、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 さようでございます。
【次の発言】 お答えいたします。ただいまのお話にもありますけれども、それは米だけについてお答え申し上げましたので、もちろんほかの方面についても増産をはかりますし、品種改良その他をいたしますから、今綱島さんのお話通りにはいかないと思っております。
【次の発言】 今明確な数字を持っておりませんから、いずれ事務当局から詳細な数字は農林委員会で御説明を申し上げます。
【次の発言】 お答えいたします。コンニャクの生産につきましては非常に重要に考えまして、国内産につきまして極力奨励をいたしておる立場でございますので、万一委託加工から御指摘のように不正品が国内に流れ出ま……

第22回国会 予算委員会 第17号(1955/05/21、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 農林委員会において、減収加算の問題につき御決議がありましたので、政府におきましては、この御決議の趣旨を体して善処いたしたいと目下考究中でございます。この点を皆様方にお聞き取り御了解を願いたいと思うのであります。(拍手)

第22回国会 予算委員会 第18号(1955/05/24、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 昭和二十九年産米に対する減収加算の問題につきましては、政府におきましては、本日閣議におきまして慎重検討いたしました結果、以下申し上げるようなことに決定いたしました。  一、昭和二十九年産米については減収加算額を玄米一石当り百四十円とする。  二、この減収加算額は、昭和三十年度食管特別会計予算成立後において同特別会計から支出する。  三、これがため食糧管理特別会計において必要となる財源については、何特別会計予算の実行上そのワク内における差し繰りにより調達することとするよう処置し、一般会計から繰り入れば行わない。 そういうことに決定をいたしました。この点御報告申し上げます。

第22回国会 予算委員会 第19号(1955/05/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お答えいたします。畜産関係の問題、酪農の問題につきましては、三宅さんの御指摘の通り、また御意見につきましては私全く同感見でございまして、ただこれが今日の状態になっておりますることにつきましては、政府の施策につきましても遺憾な点もあったと思うのであります。と申しますのは、家畜の導入でありますとか、家畜の増殖にあまり急であって、これのうしろのかまえが足りない点があった。たとえば戦後インフレ時代に畜産製品が非常に高騰いたしまして、大へん有利であった。従ってむやみに畜産が盛んになり過ぎた。そのためにしろうとまでがむやみに畜産に食いつきましたが、一たび条件が変って参りまして、非常に打撃を……

第22回国会 予算委員会 第25号(1955/06/07、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 米価の決定につきましては先般の米価審議会の懇談会の御意見を拝聴いたしまして、その御趣旨に基きまして大体六月の中旬にこれを決定するという方針をきめておるわけでございます。その具体的な決定をどの程度に考えておるかということでございますが、これにつきましては目下検討中でございます。
【次の発言】 先般の農民大会の御決議は、御承知の通りに一万三千五百円を目途として、それに近づくようにするような御決議でございます。しかしこの一万二千五百円の算出の基礎につきましては、御承知の通りの実情でございますから、政府におきましてもそれらの点を十分考慮に置きまして目下検討中でございます。

第22回国会 予算委員会 第28号(1955/06/23、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 二十一日に米価審議会を、御承知の通り、開きまして、それに対しては、三十年産米の米価はどういうふうにきめたらよろしいかということの諮問をいたしました。
【次の発言】 審議会の方からは、二十一日の審議会におきまして、なるべく早く三十年産米の米価と麦価をきめて、内示するようにということでございました。
【次の発言】 お答えいたします。なるべく早くきめて、農民の希望にこたえなければいかぬと思っておりますが、何分御承知のような事情でございまして、鋭意すみやかに決定するために努力をいたしておる次第でございます。
【次の発言】 お答えいたします。生産費を調べて、生産費指数を十分検討して、これ……

第22回国会 予算委員会 第29号(1955/06/27、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 この機会に一音申し上げたいと思います。米価の決定が非常に遅延いたしましたため、各位の御心配をわずらわしましたことは、まことに恐縮に存じておる次第でございます。御承知の通り、政府といたしましては、新しい制度による米価並びに集荷のための諸条件を取りきめなければなりませんので、いろいろ閣内、閣外の意見調整をはかる必要上、これまでお答え申し上げるに当りまして、十分なる御了解を得ることができませんのみならず、かえって誤解を招く結果となりましたことは、はなはだ不本意とするところでございこす。政府は昨夜経済閣僚の間において一応米価の決定をいたし、明二十八日米価審議会に提示いたしまして、すみや……

第22回国会 予算委員会 第31号(1955/07/15、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お答えいたします。ただいま平野さんのおっしゃったことは、私は全く同感でございます。
【次の発言】 御承知の通り、農林省といたしましては、愛知用水その他北海道の開墾、青森の機械開墾、さらにできれば秋田の八郎潟というように、すでに調査もある程度しておりまして、ぜひやりたいと考えております事業があるわけでございます。前段申し上げました事業につきましては、すでに本年度から着手するわけでございますが、この財源計画につきましては、引き続き余剰農産物の買い入れ代金を引き当てにして一応立てておるわけでございます。従いまして、明年も明年後も可能でありますならば、先ほど外務大臣その他からお答えにな……


■ページ上部へ

第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 決算委員会 第1号(1955/12/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 御承知の通り、黄変米につきましては、私昨年末農林大臣に就任いたしまして以来、これが処置について各方面の御意見を拝聴いたし、また厚生省の関係当局、並びにそれぞれの専門家の意見もたびたび伺ったのでございますが、ときには一切大した害はないから、これを食糧に回してもよろしいという御意見もありましたけれども、また一部より絶対それは危険であるというような御意見等もありましたので、何さま食糧のことでありますから、いやしくも疑義のあるものは、これを処分することは不適当であるというようなことで、今日までその処分を実はいたさずにおりますわけでございますが、これについて相当の金利、保管もかさむことで……

第23回国会 内閣委員会 第2号(1955/12/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 だんだんお話がありました通り、私は連絡が悪うございまして、委員会に出席がおくれまして、まことに御迷惑をかけましたことをおわび申し上げます。  なお期末手当の点についてお尋ねでございますが、これは経過を申し上げましたところが、経過が大事ではないのであって、結論が大事の問題だと私は思うのであります。私はその経過を今どうなっておりますこうなつでおりますということを申し上げることが、結果を生む上においてむしろ支障を来す場合もあると心得ますので、実ばそれらの点について申し上げるのを差し控えさしていただきたいと思っておったわけでございます。今も御承知の通り、党の関係がありますので、党の会議……

第23回国会 内閣委員会 第3号(1955/12/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ただいま議題となりました行政管理庁設置法の一部を改正する法律案の提案の理由並びにその概要について御説明申し上げます。  まず第一に、監察に関連して調査を行う対象の範囲の拡張について申し上げます。  現在、行政監察においては、国の行政機関の業務について監察するとともに、日本専売公社、日本国有鉄道及び日本電信電話公社の業務並びに国の委任または補助にかかる業務について、監察に関連して調査を行うこととなっているのでありますが、このほかにも公庫、公団等特殊の法人は、あるいは国の巨額の資金を運用し、あるいは公共性のきわめて強い事業を行う等、その業務は重要でありますので、これらに対し必要な調……

第23回国会 内閣委員会 第5号(1955/12/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 政府といたしましては、御承知の通り、本案の参議院における提案理由にも述べております通り、この機会に公社、公団全体にわたって調査をいたしたい。ただこの機会に申し添えさせていただきたいと思いますことは、現在の行管がこういうことを調査することが、会計検査院の調査、ないしはまた各省にございます調査機関、これらの間に混淆をし、重複をするという御疑問が大方の中におありのようでございますが、これは誤解でございまして、会計検査院の調査をするのは、金銭の出納であると私は思うのであります。われわれが行いますところの調査は、事務が妥当に進行しておるかどうかという点、公正なる事務の運営が行われておるか……

第23回国会 農林水産委員会 第6号(1955/12/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 だんだんの御説明でございますが、政府も全く同意見でございまして、現在のわが国の国情に照らしまして、領土も非常に狭くなり、しかも漁業を一そう盛んにいたしまして、国民の職場としても、世界のあらゆる水域に出て参って漁獲に専念しなければならないということは、国策の上から参りましても非常に重要なことと考えておるわけでございます。なおかつ現在われわれといたしましては、国民体位の保持の上から参りまして、蛋白資源を非常に必要といたしまする関係から、それを水害に依存する面が非常に強いのでございまして、今お話しの通り、この海域において漁獲されまするものがそれを非常に強く補っておりますることも全く同……

第23回国会 農林水産委員会 第7号(1955/12/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ミツマタの生産業者の諸君が、政府が百円紙幣を硬貨にかえるために、非常に不安があるということは、かねて委員諸君から御注意をちょうだいいたしておりますので、私もこの問題について両三回大蔵大臣と懇談いたしました。しかし現在の百円紙幣の流通の点において、非常に不経済であるというようなことから、これが対策をどういうふうにするかということと、それからミツマタを一方において生産の奨励をしながら、その点について全然配慮せずに、ただ政府の一方的な都合でこれを硬貨にするということのよしあしというようなことにつきましては、慎重に検討する必要があることは、大蔵大臣も私も同様な意見であります。従ってただ……

第23回国会 予算委員会 第1号(1955/12/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 留守家族に対する援護処置につきましては、次のような処置を講じたいと考えております。漁船乗組員給与保険の未加入者の留守家族に対しましては、保険加入者の一人当り平均契約金を基準として、二十八年度において交付したと同様の方法をもって至急交付できるよう関係省と協議いたしております。また給与保険への低額加入者に対しては、同保険未加入者への処置を勘案して適切な処置を講じたいと存じてあります。これらは早急に大蔵当局と事務折衝をいたしまして、結論を出して処置することにいたす所存でございます。
【次の発言】 お答えいたします。漁業者に対する援護処置として、漁船の特殊保険への加入を容易にするために……

第23回国会 予算委員会 第2号(1955/12/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お答えいたします。ただいま総理から御答弁のありました通りに、今回の機構改革は、戦後非常に複雑になっておりますし、しかもその後の国内の政治情勢が相当に新しい方向に重点が動きつつありますので、その国民の要望する点、もしくは行政能率を向上する等を勘案いたしまして、これらに合うように変えていきたしということを主眼に置いてやるつもりでございますが、何分研究調査を十分にいたしまして、そうしてやりたいと思っておりますから、今ここで具体的にはまだ案は持っておりませんけれども、方向としてはそういうことを考えているわけであります。従来とかく、今総理のお話にありました通りに、行政整理を目的としてやり……

第23回国会 予算委員会 第3号(1955/12/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お答えいたします。ただいま政府委員からお答え申し上げましたような趣旨でございますので、われわれといたしましても、全然無計画でこの案に閣議で賛成したわけではないのでありまして、各公共事業費についてまだ全部に当っておるわけではございませんが、進渉状況については大体報告は受けております。これらを勘案いたしまして、大体その程度は了承してよろしいだろうということでこれを了承したわけであります。
【次の発言】 重ねて申し上げまして恐縮でありますが、繰り延べでございまして打ち切りは一切ありません。従ってまた無理をしてやろうとも考えておりませんので、これは先ほど大蔵大臣からお答えがありました通……

第23回国会 予算委員会 第4号(1955/12/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お答えいたします。行政機構を変更いたしますことにつきましては、目下検討中でございまして……。
【次の発言】 大蔵省がそういうことをしたとは私は想像いたしません。
【次の発言】 あったとしたら、非常に悪いことです。
【次の発言】 贈与の分につきましては、今年度分はまだ今お話の通りきまっておりませんので、明年度分については今年度分の決定の上において相談しようということで、まだこの点には触れ広かったわけでございます。今御指摘の通り給食の分につきましても、学童服につきましても未決定でございますが、これは昨年きめました際に、その内容に立ち入ってきめておりませんでしたが、その後アメリカ側か……

第23回国会 予算委員会 第5号(1955/12/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ただいまお尋ねになりました日中間における漁業の協定のことでございますが、これは御承知の通りあくまでも民間協定でございまして、しかも政府といたしましてはこの民間協定に対して従来取り来たりました態度をそのまま続けていくということで行きたいと思っております。  なお一、二、三と問題を分けてお尋ねでございますが、これらにつきましては、いずれも従来通りにやって参りますことはもちろんであります。しかもこの協定は双方のために非常に有利であり、有効でありますので、私といたしましては善意に、なるべくこの協定がうまくいって、そして民間の協定が自主的に今日のようにいっておることは非常に喜ばしいことで……


■ページ上部へ

第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第18号(1956/04/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ただいまお示しになりました通りに、私の直接所管ではございませんが、こういう公庫ができますれば、今、芳賀さんのお話の通り、呼び水的な役割を果して、北海道全体の開発に非常に役立つ。全体の開発が進んで参りますれば、そこにわれわれ所管いたしておりまする農林、水産業についても、もちろん非常に役立ってくるというふうに考えております。
【次の発言】 今お話の通りでございますが、政府といたしましては、たとえば機械化公団を作りまして、機械をもって大規模な開墾をいたしますとか、その他水産におきましても、山林におきましても、もちろん十分とは申し上げかねますけれども、できるだけの施策、施設はいたしてお……

第24回国会 商工委員会 第16号(1956/03/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 従来バナナの輸入に差益が非常にありますことは聞いておりましたが、これを何とか改正して、そしてバナナの輸入がフェアに行われるようにした方がよかろうというようなことは、私考えておりました。しかしその後今御朗読になりました市条例の改正をするということを局長から説明を聞きまして、これはいいことだからやったらいいだろうというふうに申しましたし、それ以外には私案は用事が非常に多いものですからあまりよく心得ませんで、それ以上のことはあまりよく知らぬわけです。
【次の発言】 今お話になりました福田という人は私よく存じております。非常に懇意な人であります。しかしバナナをどうこうということは、私別……

第24回国会 商工委員会 第20号(1956/03/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 御承知の通りバナナの輸入につきましては従来実績主義と申しますか、とかく輸入業者が輸入して参ります金額と、これが差益として納められますものと、それからこれが取引に出ますものとの間に相当の開きがあります。これが十分に吸収せられておりませんために、いろいろな問題があったことは御承知の通りであります。これが各方面にいろいろ論議されたことも御承知の通りであります。従いまして、私といたしましてはバナナの取引を公正妥当にする必要があるという考えを持っていました。これが公正妥当を期するにはどういう方途をもってやるべきかということを、下僚に研究を命じました。その研究の結果、下僚がそういう措置をと……

第24回国会 商工委員会 第21号(1956/03/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 今お話のうちで、業者が金を二千万円とか集めて運動資金に使ったというお話でございますが、これは私も聞き捨てならぬことと思いますから、どういうことに使ったか、全芭連の方をよく取調べをさしてみます。  それからもう一点は、輸入を乱したということでございますが、私は何も輸入を乱したことでも何でもない。先般も申し上げました通り、実績と申しますか、過去の秩序といいますか、これは社会党さんの方はむしろこういうふうにやることを御賛成だろうと私は思うのでございまして、持っている者が、いつまでも持っている上にあぐらをかいて、そしてその実績でけろっとしているということは、とるべき態度じゃないと思う。……

第24回国会 農林水産委員会 第3号(1956/02/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 今国会に提出いたしました予算案、それから今後提出して参ります法律案につきまして、皆様方の御審議と御協力をいただきますに当りまして、予算案の編成及び法律案の制定の基本となりました農林水産行政に対する私の基本的な考えを申し上げ、施策の概要を御説明いたしたいと存じます。  御承知のごとく世界の農業生産事情は近年著しく好転して参り、一部には生産の過剰すら伝えられる状況であります。従いまして、わが国農政としては、この世界事情に対処して、農家の経営及び経済を安定せしめることに主眼を置くべきものと考えるのであります。明年度における農林予算及び施策はこの見地に立一、て次のような諸点に重点を置い……

第24回国会 農林水産委員会 第4号(1956/02/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 いろいろ中村委員から御注意をいただきましたが、私といたしましても、これからの委員会の進捗に支障のないように、他の方面の時間を差し繰りまして十分皆さんの御質問にお答えするようにするつもりでありますから、今日のところは一つ御了承をいただきまして御質問をお進め願いたいと思います。
【次の発言】 御指摘の点につきましては、御承知の通り、現在わが国におきましては、為替の面において管理をいたしておりまして、必要なものに為替の割当をして輸入をするということにいたしておりますから、世界の農産物過剰の問題はこの点でカバーできるし、もしその点で不十分な問題があって、価格その他国内の農産物に悪影響を……

第24回国会 農林水産委員会 第6号(1956/02/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ただいまの問題につきましては先般来いろいろ御意見を拝聴いたしておるのでございますけれども、私そのバック・ペイの問題が実施せられました当時の事情を考えてみますのに、非常に物価の変動が急激でございまして、米価を決定した当時と米の買い上げないしはその後の一般国民生活の状態もしくは農村の再生産資材の高騰等、非常に急激な問題がありましたので、どうしても、これを見越して決定するわけにもいきませんような事情もありまして、この制度がだんだんとられてきたのだと思うのであります。そういう価格を決定し、農家から買い取りをしたときと、その後米価にも変動が起って参るし、今申しますように一般の再生産資材に……

第24回国会 農林水産委員会 第8号(1956/02/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 追加払いにつきましては、先般来私がここでお答えいたしておる通りであります。
【次の発言】 閣議でまだそういうことを伺いません。
【次の発言】 ただいまお示しになりました計数はその通りと考えます。しかし御承知の通り先般来私が申し上げました通り、二十九年産米の米価決定はパリティの指数を十分に尊重せられて決定をいたしておりますけれども、その後それにはいろいろの要素を加えて決定してありますので、ただ単にパリティ指数だけで決定したのではない、これは御承知の通りであります。その他の点につきましては先般来私がお答えいたした通りであります。政府としては、今回はこのバック・ペイは一つごかんべんを……

第24回国会 農林水産委員会 第10号(1956/02/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 だいぶよくなりましたが、まだすっかり全快いたしませんで困っておるわけであります。
【次の発言】 一時半に出席をする予定でおりましたところが、いろいろ用事がありまして、大へん御迷惑をかけまして相済みませんでした。今後は十分注意いたします。
【次の発言】 実は十二時半に対談会の録音がありまして、それを済ましてこちらの方に出席する予定でおりましたところが、その録音が少し事故がございまして、途中で相手もおられることでありますのでやめて参るわけにもいかぬ、そこでこちらの方と連絡をして、なるべく早く伺うもりでおりましたが、ついおそくなりまして大へん御迷惑をかけましたことは先ほど来申し上げて……

第24回国会 農林水産委員会 第12号(1956/02/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 余剰農産物の受け入れにつきましては、あくまでも不足いたしておりますものを入れる、必要なものを入れるという建前をとっておりますので、これが農業生産に悪影響を及ぼすことは、絶対にあってはならないという建前でやっておりますので、悪影響を及ぼし、重圧を加えることはないというふうに処置いたしておるわけであります。
【次の発言】 おおむねさようでございます。
【次の発言】 お話の通り、人口の増加がございませんければ、増産はするのでございますから、ただ増産するのと人口の増加率とがどういう割合になってくるか、人口の増加よりも増産の方がわずかではございますけれども、輸入量をふやさないという建前で……

第24回国会 農林水産委員会 第13号(1956/02/29、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 これは、それぞれの協議会ができた上で、その協議会の中に協議会の委員長なり何なり適当にお作りになって、それがお持ちになると思います。
【次の発言】 先般もお答えいたしました通りに、既存の団体が事業をする場合には、既存の団体を通じて補助金が流れるでありましょうし、それから新しい計画のものとしましては新しい角度から、これを一番適当な便利な方法で流すことにしていきたいと思っております。
【次の発言】 その協議体でおきめになるなり方によると思うのであります。それから非常にその協議体が強力に結成されまして、そうしてその協議体で事業の計画をされます。その計画されたものを、たとえば先般も申し上……

第24回国会 農林水産委員会 第16号(1956/03/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 御承知の通り、わが国の水産のうちで企業形態をなしておりますいわゆる資本漁業につきましては、私はそれぞれ自治的にある程度のことをやっていると思うのでありますが、何分にも沿岸漁業、中小漁業者になりますと、魚が海岸へ来た、大漁だということになると、せっかく千載一遇の好機が、かえって肥料にしなければならぬということが間々あるわけであります。こういうことについて、これの利用の道を十分講じ、すなわち冷凍の設備をいたしますとか、ないしはまたこれを取引所つまり魚市場の設備と流通の面を改善するというようなことが最も必要であると思うのであります。そこで今回取引所法の改正をいずれお願いするつもりでご……

第24回国会 農林水産委員会 第22号(1956/03/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 御承知の通り飼料政策の基本になるべきものは、良質であること、低廉であること、それから豊富であることということが申すまでもなく基本でございます、その中で、可能な限りこの基本方針に沿って進めていかなければならないのでありますが、今お話になりましたように、政府が手持品を処分いたします場合に、会計法の制約もございますので、これを競売に付さなければならない。今申し上げたことと非常に相反するものがあるわけでございますが、政府といたしましては、これらの運用を十分考慮いたしまして、一般畜産大衆の利益に合致するようにいたしていくように努力していかなければならないと考えております。

第24回国会 農林水産委員会 第25号(1956/03/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 大体成案を得まして、今法制局で法案の整備中でございます。御承知の通り本法案は、法制上いろいろなものを取りまとめます関係から、その準備がおくれておりますが、当委員会の御都合も伺って、ごく最近のうちに要綱を御説明申し上げたいと思っております。
【次の発言】 再編成という言葉がどういうことに当るか知りませんが、要するに今国会に提出すべき農業委員会もしくは農業会議所等に関する整備の法律案であります。
【次の発言】 聞いております。
【次の発言】 農馬改良の上から必要であるという説でございます。
【次の発言】 御承知の通り、戦争から占領中の長きにわたりまして、が国の家畜は全般に血液が固定……

第24回国会 農林水産委員会 第26号(1956/03/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ごもっともな御意見でございますが、十分注意をいたしまして、御期待に沿うように努力いたしたいと思います。
【次の発言】 御説の点も十分拝聴いたしましたが、実は農村に駐在いたします農林省関係の技術員、普及員いいろおりますが、これらを私どもといたしましては十分整備強化をいたしまして、融通性をもってできるように将来考えたいということで、今回もこれについては相当考慮いたしましたが、結論に到達いたしませんが、なるべく御趣旨に沿うように努力いたします。
【次の発言】 慎重御検討いただきまして、今お話のような御意見でございますから、政府におきましては予算の範囲内において、その運用を十分注意をい……

第24回国会 農林水産委員会 第27号(1956/04/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ごもっともなお話でございまして、私も大体同様に考えておるのでございます。実は両三日前、今年度の為替の問題を協議すべき閣僚会議におきまして、今中村さんのおっしゃったお話と同様なことを私も主張したわけでございます。政府といたしましては、直ちにこれを実施することは、いろいろの点もございますので、その点についてはすみやかに案を具して、そうしてどういう品目は自由制にできるかということをやっていきたい。その中にはむろん砂糖も入れてあるわけでございます。大豆、砂糖、その他農林関係以外の物資、たとえばくず鉄のようなものにつきましても、何とか自由制にしようじゃないかということで、した場合にどうい……

第24回国会 農林水産委員会 第28号(1956/04/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 もともと前々回から申し上げました通りに、私は牧場の経営をいたそうというつもりでおったのでございますが、実はだんだん法規等もよく勉強いたしまして、いやしくも疑惑のあるような――法規によって、取扱い上間違いじゃないけれども、絶対にこれでよろしいんだ――私自身の考え方が、いやしくも政治家の行動は、言いわけをしなければならぬということはよろしくないという建前をとっております。一々弁明をしなければいかぬという行動は妥当でない、こう思っております。ところがこの馬の問題に関する限り、いろいろ法規を調べてみますと、こういうわけでございます、ああいうわけでございますと弁明をしなければならない、そ……

第24回国会 農林水産委員会 第30号(1956/04/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 今回日ソ漁業交渉をソ連側から応諾いたして参りましたので、先般政府から、代表してこの交渉に当るようにという御命令を受けたのでございます。御承知の通り、国内の北洋出漁の問題が非常に切迫いたしております際に、ソ連側からこれが漁獲制限等について発言があり、このまま推移いたしますことは、両国将来のために不測の問題が起るやもはかり知れませんので、わが国といたしましては、かねてマリク駐英ソ連大使に対して、この問題について十分意思の疎通をはかり、何らか了解を得たいということを申し出いたしてあったのでございます。それに対してソ連側から、漁業交渉の基本的な問題について会議を開くとともに、当面の問題……

第24回国会 農林水産委員会 第52号(1956/08/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 委員長の御示唆もございましたので、最初に農林委員長からちょうだいいたしておりまする本委員会の御決議に対して、私の考えを申し上げたいと存じます。  六、七、八の各月にわたりまして、いろいろな種類の災害を相当広範囲にわたって受けております。これが対策について委員会の各位から熱心に御要望のございました点につきましては、私といたしましては十分係官を督励して、御要望に沿うように善処いたさなければならないと考えております。そのうちにおきましても、特に農薬関係の補助の問題につきまして大蔵省とせっかく折衝をいたしておりまして、ぜひこれを御期待に沿うようにいたしたいと考えております。その他の点に……

第24回国会 農林水産委員会 第54号(1956/09/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 御決議の御趣旨ごもっとものことでございまして、政府といたしましてもできるだけこの御趣旨に沿うように善処いたしたいと思います。
【次の発言】 少々蛇足を加えるようになるかもしれませんが、少し詳細にわたって私の考えておりますところを申し上げたいと思います。御承知の通りに現行の食糧の配給制度は、その一部分には、非常に食糧の不足いたしておりましたときに、その不足いたしております食糧を合理的に配給するということの重要な使命の達成のために、計画せられ実施されてきたものが非常に多いと私は思うのであります。たとえて申しますれば、年令別の配給差のごときはその尤たるものだろうと思うのであります。さ……

第24回国会 予算委員会 第1号(1956/02/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 私から財政投融資の計画と、対民間収支について簡単に御説明を申し上げます。  まず財政投融資でありますが、お手元にあります予算の説明書の八ページから九ページ十ページにかけて書いてございますので、これをごらんになりながらお聞き取り願いたいと思います。  三十一年度の財政投融資計画を立てるに当りまして、とりました基本的な考え方について、まず申し上げておきたいと思います。  第一は、財政投融資のための財源であります政府資金は、三十年度の当初の計画よりも減少をいたすことになるわけでありますが、いわゆる金融の正常化と申しますか、一般の市中金利が次第に低下いたして参り、また金融がだんだん緩和……

第24回国会 予算委員会 第4号(1956/02/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 私から便宜かわってお答えいたします。  お尋ねでございますが、御承知の通り、わが国の農業政策につきましては、終戦後のきびしい変化の時代におきまして、議員立法に、政府の提案による法律に、非常にこまかな点まで法律的にいろいろ施策が行われておるように私は思うのでございます。ただ、この際われわれとして考えなければならぬと思いますことは、これらの間に処して、これをどういうふうに十分にその効果をあげるかということにあると思うのであります。また、しいて申せば、これを総合的にどういうふうに裏づけをしていくかというところにあると思うのであります。これは、他の産業に比較いたしまして、先輩諸君、同僚……

第24回国会 予算委員会 第6号(1956/02/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お答えいたします。その点につきましては、農林省といたしましてはその町村におきまする収穫量の決定その他税の決定について、所在の農業団体もしくは町村長等の集会によって、これと税務関係者との間に話し合いをして、そうしてその話し合いがつかなかった場合には、そこに農林省の今の統計によってこれの裏づけをしていくということにしてやるようにという指示を私はいたしておるわけであります。
【次の発言】 お答えいたします。ただいま大蔵大臣からお話があったことでございますから、その線をぜひ逸脱しないように、私からも十分注意をするつもりであります。

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お答えいたします。出席いたします時間がおくれまして大へん御迷惑をおかけいたしましたことをおわび申し上げます。  ただいま仰せになりました行政機構の改革につきましては、総理のたびたびの説明にもありますように、この内閣といたしましては、十分に準備を整えて、ぜひこれを具現いたして参りたいということにいたしておるのでございますが、機構の改革はなかなか、さて実か打するとなるといろいろな障害が起りやすいものでございますから、われわれといたしましては用意に万全を期しまして、そうしていたずらに摩擦を起してみたり、一たん言い出したことがあとで消えたりすることのないように、最善の注意をいたしつつ進……

第24回国会 予算委員会 第11号(1956/02/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 土地改良、干拓等について御意見がございましたからお答えいたします。お説の通り全部を平均いたしますとそういうことになります。しかし私は御指摘のような事情を勘案いたしまして、その事業の中で非常に長期にわたるものと、これを三年未満、五年未満に仕上げるというものとに区別いたしまして、その面で重点的に早期完成を期するようにしてやっておるわけでございますから、今お話のように全部を平均すれば十年かかる数字になります。しかしその中には非常に大規模のものあり非常に長期にいく事業もございますので、そういうものはあと回しにしまして、さしあたり早急にできるもの、三年以内でできるもの、五年以内でできるも……

第24回国会 予算委員会 第12号(1956/02/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ただいまのお尋ねでございますが、世上この問題を混淆して御議論になる方がだいぶ多いのでございます。あらためて申し上げますと、政府において企画いたしております新農村建設運動もしくは計画は、全国の農村を全く新しく再編成していこう、再編成という言葉が少し強過ぎますれば、今回の町村合併によって行成機構が都市を中心にして行われ、もしくは大少千差万別、農村の施策を運営して参りますのに適当でない姿になりつつあるわけでありまして、この事実にかんがみまして、あらためて全国の四百五十万戸前後の農家を再配分いたしまして、農業経営に適当な数、すなわちわれわれは、これを大体八百ないし千戸くらいを標準といた……

第24回国会 予算委員会 第13号(1956/02/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 行政機構の改革につきましては、根本的な考えは総理の施政方針の演説に述べた通りであります。
【次の発言】 根本の方向をお尋ねになりましたからそうお答えしたのでございますが、今のように具体的にお尋ねでございますれば具体的にお答え申し上げます。  すなわち第一は、基本的には総理が申されました通りでございますけれども、現在の時勢を考えまして、これを徹底的に行いますれば行政整理が伴う結果になりますが、行政整理を今やりますことは好ましくない、その時期にあらずという意味から、行政整理は加えないということを第一の前提にいたしました。第二といたしましては、ただいま浅沼さんのお話しになりました通り……

第24回国会 予算委員会 第15号(1956/05/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お尋ねの明確なお答えになるかどうかわかりませんが、従来のソ連に対するわれわれの感覚といたしまして、自分の方は非常に秘密主義であるけれども、相手の情報をとることには非常に努力をする国であって、こちらのことは大体知り尽しておるだろうけれども、向うの情報をこちらがとることは非常に困難である。向うに行けばおそらくそういうことで、すべてこちらの情報は一切とって、そうして不合理にものを押しつける国であるというふうな感覚で私はおったのであります。もちろんこれは私の至らない点も多いと思いますけれども……。ところが向うに参りますと、第一に私が要求いたしましたのは、先方の北洋漁業に関する資料の提出……

第24回国会 予算委員会 第16号(1956/05/31、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 これは昨日も井出君にお答えいたしました通りに、日ソ交渉の結果、アメリカ、カナダとの漁業の関係におきまして、説明を加える必要が生じてきたわけでございます。詳細に申し上げれば、従来オホーツク海における漁業計画を変更いたしまして、東海岸の方面にこの船団を回す必要が起ってきた。これは昨年アメリカ、カナダに私から説明をいたしました漁業計画に多少変更を加えることになりますので、変更を加える面における説明をする必要が起ってきた。その説明をするためにアメリカに私は参り、カナダの方面には中部顧問と、松平全権をこれに当っていただくことにした、こういうことでございます。


■ページ上部へ

第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第2号(1956/11/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お答えいたします。総理から本会議場でお答えをいたされましたことの精神において、われわれどもはそのお指図のもとに取扱いをいたしたのでございますけれども、御承知の通りに、われわれどもといたしましては、今回の日ソ交渉を通じて、ただいま御指摘になりましたように、一方においては早急に解決せなければならぬ懸案を持ちつつ、一方におきましては、ただいま御指摘の領土問題のように、いろいろ各国との関係のある問題もありました。従いまして、全体を通じてわが国が現在置かれております各国との関係に支障を来たさないという前提に立って、言葉をかえて申しますれば、日米、日英その他各国とわが国との友好関係に支障を……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第3号(1956/11/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 私は外交のことはよくわかりませんから、そういう見通しも何も見当をつけずに、漁業の話をしてこい、また自分の所管のことでありますから、漁業の話をするというつもりで出かけたのであります。
【次の発言】 お尋ねでございますけれども、この機会に、ここでお答えするにはあまり問題が広範でございますし、また、しかも私が参りましたのは非常に短期間でございますから、先ほどの御注意もございます通りに、日本の国民とソ連の国民との間に、さらに一そうの理解と協力の態勢のできるようにしていかなければならぬことは申すまでもございませんけれども、またその意味において、日本の国民が十分にソ連の国情なり社会事情なり……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第4号(1956/11/21、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 私がお答えいたしましたのは、日ソの間には領土問題についていろいろ意見、主張の対立がございますので、それらのことをこの際解決するのはなかなか困難であります。しかも、かたがたサンフランシスコ条約との関係等も、私もしろうとなりにいろいろあるように聞いておりますし、今日の国際情勢におきまし七、また一部国内には、これの関係国の会議によってやるべきであるというような主張もございましたので、これらを総合しまして、この際国連の問題といい、抑留者の引き揚げといい、早急に片づけなければならぬ問題があるのである。従ってこの際は、この日ソ間の当面の問題を解決するために、それら他の諸国との関係をあと回し……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第5号(1956/11/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 御承知の通り、漁業条約によりましては、現行犯を拿捕いたした場合におきましては、遅滞なくその所属国に通達をいたしまして、そして両国打ち合せの上、適当な地点において引き渡しをする。そしてその所属国において裁判をするということになっておりますから、この発効後におきましては、従来のような関係は起ってこないというふうに考えております。  なお、ついでに申し上げておきますが、これまでの漁業関係で、十月末までに拿捕せられております船は、漁船が大体百一隻、漁民数が百五十人程度になっております。これにつきましても、特にフルシチョフ氏に申し出をいたしまして、これらのものも、条約発効後遅滞なく引き渡……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第6号(1956/11/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 穗積さん御承知の通り、ドムニッキー氏がおられました当時には、わが民間の漁業者にいろいろな支障を与えるようなことがあったようでございます。しかし、これをソ連と直接話をいたしてみますると、ソ連の方はむしろ魚族の保護、漁獲制限というようなことに非常に熱心でございまして、しかもこれに対する調査資料等もわれわれにも相当に提示をいたしております。それらの関係からいたしますと、現在の海上におきまする漁業は主としてこれを日本側にまかせまして、そして先方は陸上漁業に大体終始するという方向でいくことが大体了解できると思うのであります。そこで、海上における漁業でございますが、これらは現在のとり来たり……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第8号(1956/11/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 今回の日ソ漁業条約は、ただいま御朗読になりました通り、前文に規定しております通り、平等の立場に立って検討を加えまして、両国の利益のために、この条約を締結することが妥当であるという立場をとっておるわけでございます。
【次の発言】 外務大臣の申した通りであります。
【次の発言】 先方と始終会談いたしました結果、今年度の漁獲量につきまして、先方は、御承知の通り、五万トンが適当であると言いましたけれども、こちらからも案を出しまして談合いたしました結果、六万五千トンをとることが適当だろうということに取りきめした次第であります。
【次の発言】 御承知の通り、日ソ両国の間には今回戦争状態終結……

第25回国会 農林水産委員会 第4号(1956/11/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 だいぶやかましい御意見ですけれども、今中村さんのお考えになっておるようなことは全然考えておりません。
【次の発言】 お話の通り選挙によってやることの方がその仕事について全体として深く興味を持ちますし、理想としては選挙でやる方がよいと思います。ただ、しいて申せば、今日の農業委員会等の現状から見まして、それを選挙でやって理想的なものにするということは、先ほど中村さんもお話になりました通り、理想と現実とがうまく合っていって、その目的から逸脱しないということで農村に対するこの団体の本来の使命達成に純粋に動くということであれば、それが一番よいと私は考えております。ただそれがそうでなく行っ……

第25回国会 予算委員会 第1号(1956/11/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お答えいたします。私とフルシチョフ氏との間に話し合いましたことの内容は、遺憾ながら申し上げるわけに参らぬのでございますけれども、歯舞、色丹の返還は、沖繩が日本に返ってくるときを条件にして云云という御発言は、そういう事実はございませんということを明確にいたしておきます。
【次の発言】 お答えいたします。北海道の災害対策につきましては、ただいまお話のありました通り、政府といたしましても、各関係官庁とよく協議いたしまして、さしあたり必要な処置をとっておるわけでございます。しかし御指摘の点等につきましては、なお今後よく地元の方々等とも相談いたしまして、十分善処しなければならない点があり……


■ページ上部へ

第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 国土総合開発特別委員会 第3号(1957/11/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 緊縮という言葉が当るかどうか知りませんが、先般閣議で基本方針を決定いたした通りに、今さしあたりはそういうふうな方向にあるわけでおります。ただし、第二次といたしましては、おおむね今月末もしくは来月初めまでに、その後の経済情勢を具体的に数字的に調査をいたしまして、それを積み上げたものを基礎にして、より具体的なものを相談しよう、こういうことになっておるわけであります。
【次の発言】 ただいま申し上げましたような次第でありますので、具体的に、公共事業費をどうとか、開発に関する予算をどうとかということは、まだ相談をいたしてありませんから、今私がここでお答えを申し上げますのは、少し早計だと……

第27回国会 予算委員会 第4号(1957/11/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 余剰農産物のアメリカ側の考えは、実は従来わが国は、通常輸入量を輸入いたしまして、そのあとから余剰農産物の輸入をいたすことになっておりますので、その輸入の時期がとかくおくれがちになっておりますことは、御承知の通りであります。仕ってアメリカ側といたしましては、世界各国のうちに食糧に非常に窮迫しておる国がありますので、それらの国にまず現在予算を持っておるものを優先的に割当をいたしたい、日本は今申しましたような事情にありますので、日本の余剰農産物の希望については、アメリカにおいて今予算として基礎を持っております十億ドルのほかに、明年一月から開会されます議会におきまして追加要求せられる予……


■ページ上部へ

第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 外務委員会 第20号(1958/04/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ございません。
【次の発言】 私は漁業の交渉に関する限り、漁業の交渉だけで先方も平和条約をこれにからめて云々ということはないと思います。ただ漁業の中でも、安全操業の問題になりますと話は別で、安全操業の問題になると、平和条約の問題を先方もからめて話し合いをしたいということを言うかもしれぬと思います。しかし今の鮭鱒のいわゆる漁業協定の内容については、現段階においては漁業交渉だけで話は先方も満足をしてこの話し合いに応じておるものと、こういうふうに私は考えます。
【次の発言】 ちょっと私に発言さして下さい。私の申し上げましたのは、総括的に申し上げましたので、現に私がソ連に参りました際に……

第28回国会 商工委員会 第3号(1958/02/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ちょっとごあいさついたします。最近の内外経済情勢の推移は、なかなか微妙なものがありまして、今後、わが国経済をどう運営して参るかということにつきましては、特に周到な配慮を加えることが必要と考えられますが、この機会に所見の一端を申し上げたいと存じます。  まず来年度の経済運営の基本的構想について申し上げます。昭和三十二年度の経済の推移を見まするに、前年度からの高度の成長のため、国際収支の急激な悪化を招き、昨年五月以来、金融引き締め措置を初めとする緊急総合対策を実施して参りましたが、最近に至るまで、全般的には順調に対策の効果が発現せられて参りました。すなわち、最近におきましては、生産……

第28回国会 商工委員会 第7号(1958/02/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ただいま、るるお述べでありますが、大蔵大臣の先般の新聞に誤報されましたことは、はなはだ遺憾でございまして、大蔵大臣が決してそういう考えを持っておらぬということは、前後しばしば述べております通りに、ただいまお指摘になりましたが、公定歩合の引き下げをするというようなことは、政府部内においても、絶対考えておりません。このことを明確にいたしておきます。  同時に、予算につきましては、いろいろな御批評もございますが、われわれといたしましては、長期経済計画の一環として、本年度の予算につきましても、大体その線に沿って編成したのでございまして、これはあえて弁護するわけではございませんが、企画庁……

第28回国会 予算委員会 第1号(1958/02/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 御承知の通り、昨年度のように非常に経済の成長率の大きくなりましたときには、急に膨張しております。また同時に従来の例で申しますと、石油につきましては、運賃関係が相当大きくなりますので、石炭と石油の需要量が関連いたしております。そして計画が高低いたしておりましたから、それを今後はできるだけ国内の石炭の開発に重点を置きまして、そうしてこの方をなるべく値の下って参りますように努力いたし、石炭に重点を置き、そうして石油の需要量をきめていくということにいたしております。これら長期経済計画の線は、事務当局から御答弁いたさせます。
【次の発言】 御承知の通り、昨年度の経験を十分に生かしていかな……

第28回国会 予算委員会 第2号(1958/02/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 だんだんお尋ねでございますが、実は企画庁の案におきましても、民間の投資と政府の財政投融資と合せまして生産の規模を計算していることは、西村君御承知の通りであります。その場合に、先ほど大蔵大臣が申しました通りに、民間資金が非常に窮屈になっておりますから、そこで財政投融資の方は前年通りに近い数字になっておりますが、生産の伸びは今企画庁の計算したと同程度にとまるだろうということで計算しておりますので、ごくくだらぬお話でございますけれども、企画庁の計算はそういうふうになっております。
【次の発言】 お答えいたします。  大体総理大臣並びに通産大臣からお答え申し上げた通りでございますが、補……

第28回国会 予算委員会 第3号(1958/02/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お答えいたします。政府におきましては、官民一体になりまして、長期経済計画を作成いたしましたことは、御承知の通りであります。この線に沿いまして、昨年来しばしば予算の編成方針等について十分相談をいたしたわけであります。一、二回の閣議決定をいたしまして、予算編成の方針をきめ、その線に沿って予算は編成されましたことは、御承知の通りであります。従いまして、今お話にございますが、政府におきましては、長期経済計画の線に沿い予算を編成し、その初年度としての昭和三十二年度の経済計画を作っておるということでございまして、今お話しのように、予算ができて年次経済計画の大綱を作ったということではありませ……

第28回国会 予算委員会 第6号(1958/02/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ただいまいろいろ御発言でございますが、御承知の通り計画でございますから、これをしかもなるべく現実的にして参らなければならぬということで、そのときどきの経済の実情が違った上に現実をつかんで参るのでございますから、従って三十年、三十一年、三十二年、だんだん経過によって違って参りますことは御承知の通りであります。ただいま十四才、十五才のお話が出ましたが、今回は就業いたそうという人口という意味で、学校を卒業した人の数を基準に置いてありますから、学校を卒業いたしますと十五才になるということで十五才からとってあります。こういうことで御了承願いたいと思います。

第28回国会 予算委員会 第8号(1958/02/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 松本さんの御意見でございますけれども、こういうふうに日本が提案をするには、両国間の友好関係が積み上げられて日本側としてもいたしたいのでございまして、両国が領土問題について対立をして、そうして平和条約はあと回しにしよう、それなりの状態でございますればこういう事態は起らなかった。今松本さんのおっしゃることもごもっともでございますけれども、あなたのおっしゃるような事態で、両国間がそういう認識に立っておるならば、こういうふうな暫定的ないわゆる安全操業というようなものを日本側から提案する機会はなかったろうと私は思うのであります。ところが、これは現に私も経験したことでございますが、われわれ……

第28回国会 予算委員会 第11号(1958/02/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 御承知の通り、三十一年から順次五カ年計画を立ってやって参りましたが、昨年度におきまして、これが上期に非常に膨張いたしまして、そうして八%以上の成長を見たわけでございますが、これをそのまま続けていきますということには日本の国力が耐えられないと申しますか、輸出入の、バランスが合いかねる事態になりましたので、そこで遺憾ながら緊急施策をとりまして、一応地ならしをいたしたわけであります。そこで、基礎を強固にして再出発をする必要があるということからいたしまして、昨年の五月の緊急施策以来、物価の引き下げをやり、財政投融資や設備の投資等につきましても、これを押える方向にいたしまして、そして三十……

第28回国会 予算委員会 第13号(1958/02/27、27期、会派情報なし)【政府役職】

○河野国務大臣 ただいまの井上さんのお述べになりましたことは多少誤解がありはしないかと思うのであります。あるいは私が間違っておるかもしれません。と申しますのは、長期経済計画におきまして鉱工業生産の伸びと農村の伸びとの比率が違うじゃないか、農村の方がたださえ所得が少いのにその方に力の入れ方が少いじゃないか、こういうお話のように承わりました。今長期経済計画におきまして施策をいたしますところのものは、御承知の通りわが国の農業は国際的に見ましても非常に技術が優秀でございましてしかも集約農業でございまして、これはこれ以上伸ばすことはなかなか困難でございます。今後相当の施策をいたしましても、現在の米麦を中……

第28回国会 予算委員会 第15号(1958/03/01、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 その点につきましては、昨日も申し上げました通り、話し合いは、イシコフ氏の方から、るる要請せられましたが、それは、わが方においては、すでに計画もいたしておることであるから、それは困るということで、当時これは――長くなりますが、その前年におきまして、日本側が試験操業をいたしました結果、相当この方面に鮭鱒の回遊が多いということで、大規模な計画を立てておったのであります。しかし、先方の言われますことも、ごもっともに聞える点もありましたので、これを話し合いの結果、二船団に限定いたしまして、そうして両者の間の意見の一致を見た、こういう結論でございます。今言われますような交換文書のごときは、……

第28回国会 予算委員会 第16号(1958/03/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 今お話しになりました点は各大臣から申されましたように、予算の編成に当りましては、いろいろな場合にいろいろなことを申しておりますから、おそらくそのときにそういうことを言ったのだろうと思います。
【次の発言】 御承知の通り国内の物価の傾向等が輸出に非常に資するようになりまして、そういう関係で輸出は割合に伸びておりまして、今お話のような結果になっておるわけであります。
【次の発言】 御承知の通り上半期におきまして輸出入のバランスが、輸入が非常に多くありまして輸出が少かったわけであります。それが順次下期において是正されてきておる、こういうことであります。

第28回国会 予算委員会 第17号(1958/03/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ただいまお話のうちにもありました通り、大体一億三千万ドル程度の赤字になるというふうに考えております。
【次の発言】 当初予定いたしましたように、輸出の面におきましては大体所期の予定通り、それは反面輸入の面におきまして当初考えましたよりも順次縮小いたして参りまして、そのバランスがそういう数字になってきた、こういうふうに考ております。
【次の発言】 お話の通り、設備投資もある程度行き過ぎがあったが、これに伴うて思惑という言葉はどうかと思いますが、一方において設備を大きくいたします反面、原料資材においても相当の手持ちをするというようなことがあったと思うのでありまして、ただいまお話の最……


河野一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期-30期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院27期)

河野一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期-30期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 外務委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1955/06/18、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 先般来お答え申し上げました通りに、わが国の米麦の必要量のうちにおいて、それだけのものを輸入しても差しつかえないということでございます。
【次の発言】 大へん御無礼を申し上げましたが、私といたしましては本会議等で質問があった際にも申し上げておりますので、申し上げたわけであります。そこでわが国の米麦の必要輸入量の範囲内においてその量を入れるということでございまして、しかも私は常に申しますように、外麦、外米を輸入するに当りましては、第一にわが国の国民保健衛生、もしくは嗜好になるべく合致するものであることがよろしい。第二には価格がわれわれの企図する価格であるものがよろしい、こういう標準……

第22回国会 農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1955/07/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ただいまの恩給の計算につきましては事務当局から説明させることにいたします。
【次の発言】 今の恩給の問題ですが、役所から公団に出て参りまして、公団におるうちの年限は恩給に加算をいたします。そこで川俣委員の御質疑は、給料が高くなる、そこでやめた場合に非常に高い恩給がつくではないか、こういうことだと思うのですが、これは役所に戻らずにやめれば、それは恩給年限に加算をいたしません。それから必ず役所に一たん戻って、役所の給料に戻りまして、そこでその間の年限は恩給に加算して役所の俸給で恩給を出す、こういうことにいたしておるわけであります。

第22回国会 農林水産委員協議会 第2号(1955/10/15、27期、日本民主党)【政府役職】

○農林大臣河野一郎君 御説の通り非常に農産物がよくできまして、豊作飢饉というようなことにならぬように善処しなければなりませんことは申すまでもありませんが、さればと申しまして、一応従来とって参りました基準もございますので、それを無視してやるわけにも参りません。ただ一番考えなければならぬと思いますことは、手当がおくれまして、イモが出回って農家の手を離れてしまってあとから価格対策をやるというようなことでは非常に遺憾でございますので、要はすみやかに処置をとるということであろうと思うのであります。そこで大体今月中にきめるということになっているそうでございますけれども、これもできるだけ早目に決定をいたしま……


■ページ上部へ

第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1956/02/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 お説ごもっともでございまして、ぜひ二十九年度までは、三十一年度予算でやりたいということで努力いたしましたが、財政の都合で実現を見ることができませんでして、はなはだ残念に考えております。従いましてお説の通り三十二年度におきまして御意見通りいたさなけれ、ばならない、こう考えて、せっかく努力するつもりでございます。
【次の発言】 災害につきましては、御承知の通り、発生の当時には非常に熱意を持ちますけれども、時日の経過につれまして、地元に非常に同情すべき問題が多々ありますことは、私も同感でございます。従いましてただいま申し上げましたように、一日も早くこれが解決をいたすということにいたさ……


■ページ上部へ

第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1958/02/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○河野国務大臣 ただいま議題となっております経済企画庁の予算案について御説明申し上げます。  歳出予算の要求総額は二十九億九千五百二十五万八千円でありまして、これを前年度予算額二十三億二千四百七十六万九千円に比較いたしますと、六億七千四十八万九千円の増額となっております。この増額となったおもな理由は、離島振興事業費が前年度に比較して五億七千八百九万四千円増額となったためであります。  次に経費の内訳を申し上げます。  第一に、経済企画庁の(項)では要求額は二億八千九十五万二千円でありまして、前年度二億四千六百五十万五千円に比較いたしますと、三千四百四十四万七千円の増額となっております。この要求……



河野一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期-30期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

河野一郎[衆]在籍期 : 25期-26期-|27期|-28期-29期-30期
河野一郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 27期在籍の他の議員はこちら→27期衆議院議員(五十音順) 27期衆議院議員(選挙区順) 27期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。