このページでは河野一郎衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(河野一郎君) 下平さんにお答えいたします。 第一の農業政策に関するいろいろ御意見を拝聴いたしましたが、大体私たちも同じような考えで、これまで同じような政策をとって参ったのでございまして、この点は、別に今のお話に私たちは違っておる点はそうたくさんない。これまでそういうふうに積み上げて農業政策をやって参りましたことは御承知の通りと考えます。従って、今あらためて措置するということはない。 第二の米の問題について申し上げます。この点もいろいろお話しになりましたが、食管法第三条、第四条をお読みになりますと、第三条には生産者価格決定が規定いたしてあります。第四条には消費者価格決定の条件が規……
○国務大臣(河野一郎君) お答えをいたします。 治山事業は、今後災害対策基本法の趣旨にのっとり、災害の総合的対策の一環として、治山十カ年計画により運営していく所存でございます。 また、相次ぐ異常な災害の発生、諸経費の増加等により、計画樹立に際し予定しておりました事業費が増加しておりますけれども、これにつきましてはさしあたり治山十カ年計画の中で調整して事業を進めて参るつもりでございます。(拍手)
○国務大臣(河野一郎君) ただいま提案になりました昭和三十六年五月の風害若しくは水害、同年六月の水害、同年七月、八月及び九月の水害若しくは風水害又は同年八月の北美濃地震による災害を受けた農林水産業施設の災害復旧事業等に関する特別措置法案中修正の内容について御説明申し上げます。 この修正は一十月初旬北海道南部に発生した水害の状況にかんがみ、この水害を、この法律案に規定する農林水産業施設及び開拓地の入植施設の災害復旧事業並びに災害関連事業に関する特別の助成措置の対象となる災害に加えることとするものであります。 次に、昭和三十六年五月、六月、七月、八月及び九月の天災についての天災による被害農林漁……
○国務大臣(河野一郎君) お答えをいたします。 農村の青年が都市に走って、農村の労力が老齢化するのじゃないかということでございますが、この点は、国際的にそういう傾向がございます。(笑声)実はわが国におきましても、戦後農村に機械が入って参りましたことと、それから、都市の労銀が上がりましたために、農村の青年が都市に参る。これは、お笑いになりますけれども、世界的傾向でございます。しかし、わが国におきましては、この点について深く留意をいたしまして、農村の青年に希望を持たせることが必要である。その意味におきまして、農村の構造を改革いたしまして、わが国農村に、徹底的に光明を与えるようにいたす所存でござい……
○国務大臣(河野一郎君) 先般国会に提出いたしました昭和三十六年度農業の動向に関する年次報告及び昭和三十七年度において講じようとする農業施策について、その概要を御説明いたします。 申すまでもなく、これらの文書は、それぞれ農業基本法第六条及び第七条に基づいて政府が毎年国会に提出するものの第一回としての三十六年度分であります。 まず、昭和三十六年度農業の動向に関する年次報告について御説明をいたします。 この年次報告は、第一部、農業の動向と、第二部、農業に関して講じた施策に分かれておりますが、第一部、農業の動向においては、農業基本法の目的にかんがみ、農業の生産性及び生活水準の動向を中心課題とし……
○国務大臣(河野一郎君) お答えいたします。 住宅問題は、御説の通り非常に重大な問題でございます。ただお話しになりました数字は、多少疑問の点もあるようでございますが、いずれにいたしましても、御論旨に全く同感でございます。私といたしましては、最善を尽くして御期待にこたえるようにいたしたいと考えております。(拍手)
○国務大臣(河野一郎君) お答えをいたします。 住宅、宅地の問題につきましては、私といたしましては、従来と多少その考え方を変えまして、住宅の場合には、主として低額所得の人にこれを引き当てるような方法でやって参りたい、比較的所得の多い方の住宅問題解決には、宅地を供与するということで問題の解決に当たりたいという基本方針に基づきまして考えて参る所存であります。そういたしまして、柳田さんから御指摘ございました空閑地、まあゴルフ場がどこにありますか、ゴルフ場その他の土地の宅地としての引き当て、これが取得、使用につきましては、目下宅地制度審議会におきまして、法制的に、これらのものを引き当てる場合に必要な……
○国務大臣(河野一郎君) お答えをいたします。 わが国の産業の将来を考えますときに、貨物の輸送、人の交通等の諸点からいたしまして、道路と鉄道両者によほど力を入れてやって参らなければならぬのでございまして、この両者の間に混淆するというようなことは考えていないのでございます。(拍手)
○国務大臣(河野一郎君) お答えを申し上げます。 一般物価に対して低物価政策をとっておるときに、本法を提案するのはどういうわけか、この関係はどうかということに承りましたが、私は、一般物価につきましては、あくまでも現内閣のとっております方針に変わりはないのでございますが、何ぶん本法は成立いたしました当時の事情と、年代的に、また社会的にあまりにも変革がございますので、今日はこの改正法律案の成立することを期待いたしたい、またそれで差しつかえないのじゃないかと思うのでございます。 次に、十年間に一千万戸の住宅政策は、その中に民間のものに非常に多く期待しているじゃないかというようなお話。だんだん私も……
○国務大臣(河野一郎君) 公営住宅をすみやかにというお話でございますが、地元から御要請がございませんので、このほうは考慮いたしておりません。
次に、住宅金融公庫の貸し付けを急げということでございますが、これは災害特別貸し付けをもって地元の御相談に応じておる次第でございます。なお、緊急を要するものにつきましては、本年度から決定いたしました住宅の改修融資という制度をつくっておりますので、この改修融資の制度によって緊急におこたえ申し上げたいと考えておる次第であります。(拍手)
【次の発言】 お答えをいたしますが、先ほどお答えを申し上げたとおりであります。別にほかに御質問なかったと思います。(拍手)……
○河野一郎君 ただいまは、私が満二十五年間本院に在職いたしましたことに対し、院議をもって御丁重な表彰の御決議をいただきましたこと、まことに感謝にたえません。ここに厚くお礼を申し上げます。(拍手) 顧みますると、私が初めて本院に議席を得ましたのは昭和七年二月でありますが、その三カ月後には五・一五事件が起こり、政党内閣はようやく終焉を告げて、官僚軍閥による政権が台頭しようとする、内外の情勢はまさに重大な段階にさしかかった年でありました。 以来三十年間、わが国はかつて見ない変転と多くの困難にあい、議会政治もまたきびしい試練を経てまいりましたが、同時に、私にとりましてもまた多難な歳月でありました。……
○国務大臣(河野一郎君) お答えをいたします。 今回の法の改正の趣旨によって、失対事業の制度が廃止されるとは理解していないのでございまして、現に特別失対事業として道路、河川等の公共事業を実施する予算を計上いたしております。また、これらの事業を行なう上におきまして、請負者にわれわれは事業を委託させておりますが、これらの請負者は手持ちの労務者を持っておりますので、それによって公共事業の実施に支障があるとは考えておりません。 第二の御質問でございますが、御承知のとおりに、建設省自身でいたします事業は、失業者対策としてはないのでございまして、いずれも地方公共団体を通じていたすことにいたしておるわけ……
○国務大臣(河野一郎君) 第一は、私ども、連絡会議のメンバーに地方建設局がなっておりますから、当然参加いたします。
第二点は、そういう考えは持っておりません。(拍手)
【次の発言】 お答えをいたします。
建設省といたしましては、労働省と十分協議をいたしまして、善処いたしたいと考えております。(拍手)
○国務大臣(河野一郎君) お答えをいたします。 第一問の、設置法改正の理由を明らかにせよということのようでございますが、本案提出の際に詳細は御説明申し上げたつもりでございますが、御承知のとおり、建設省といたしましては、従来の地方建設局はみずから実施いたしておりまする所管の監督指導でございましたのを、この程度では、ただいまもお話しになりましたとおりに、今後公益的な投資がだんだんふえてまいりまして、非常に事業が多くなりますので、指導行政に大幅に切りかえてまいりまして、全国各府県、市町村に対する補助等を、現地においてこれを行なうことのほうが適切であるという点に重点を置きまして、この改正案を実行いた……
○国務大臣(河野一郎君) 私も全く同様でございます。(拍手)
○河野国務大臣 御承知の通り、農業基本法によりまして、農業統計、いわゆる白書を作ります上に当然あらゆるものを整備して参らなければならぬと思います。御指摘のように、果樹、畜産というようなものにつきましては、特に急激にふえて参りますので、これらについては十分注意をいたしまして、将来にわたってりっぱなものを作るように心がけて参りたいと思います。
○河野国務大臣 お答えいたします。 御承知の通りわが日本農業の現状にかんがみまして、より低利な資金が必要であるということは、長年にわたりましてわれわれ議会人の強く要請するところでございます。その趣旨によりまして、農林委員会において各党の委員諸君が御協議の上全会一致で附帯決議をせられました。当然私といたしましてもこの趣旨を尊重いたしまして、全力をあげて趣旨の実現に努力するという旨お答えいたしました。その意味において、ただいまお尋ねの、昭和三十七年度においてどういう考え方を持っておるか、現に三百億程度の資金を明年度はぜひ五百億程度にいたとたいということを考えております。なお金利の点につきましては……
○河野国務大臣 衆議院で可決いただきました法案の施行期日が十月一日となっておりまして、すでに時日も経過いたしましたので、参議院におきましては、この十月一日を十二月一日より施行するということに修正をしていただいたのであります。別にその他御説明申し上げることもないわけでございます。
【次の発言】 御指摘の通り、農林行政が相当に角度を変えていかなければならぬ段階にありますので、農林省それ自身といたしましても、相当に行政機構を必要に応じて変えていかなければならぬということは申すまでもないことでございます。しかし実は私は前回農林大臣になりましたときに、今ここに設置法の一部改正をお願い申し上げておりまする……
○河野国務大臣 今国会に提出いたします農林省関係の法律案及び補正予算案につき、皆様の御協力を得て御審議をいただくにあたりまして、今後の施策について所信を申し述べるとともに、当面の措置につきましてその概要を御説明いたしたいと存じます。 第一に、農業につきましては、さきに制定された農業基本法を基軸としてこれが具体化の施策を強力に展開することが今後の農政の基本であります。同法の目標は、国民経済の動向、農業をめぐる環境条件及び農業の現状と推移に即応した適時適切な諸施策の積み重ねによって実現されるべきものでありますが、私は、現段階におきましては、農業生産の選択的拡大と農業経営の近代化に重点を置き、これ……
○河野国務大臣 ただいま稲富君からお話のありました点は、私も全く同感でございます。ただ、注意をいたさなければなりませんことは、特に農村の誤解を招くことだと思うのであります。私その点について特に考えたいと思いますことは、現在のわが農村構造は、御指摘の通りに、今日の段階になりましたならば、たとえば耕地が非常に過小であり、その上に立てられた経営は非常に困難である。これを手放しでそう申しますと、しからば過小の耕地の上に立っておるものは一体どうするのだ、切り捨てるのかというような誤解を招くわけであります。私は、どこまでもそうした農民諸君をして誤解のないように、農民諸君の行くべき方向、行くべき施設というも……
○河野国務大臣 わが国の酪農が欧米のそれに比べまして生産条件において非常に劣っておるものがありますことは御承知の通りでございます。従って、これらの生産条件の劣っておりますものをいかにして克服して参るかというところに重点を置いて酪農の振興をはかっていかなければならないと私は思うのでございます。現実にわれわれが考えなければならぬ点は何が一番大きいか。私は、酪農の経営の集団化という点に一番大きくウエートを置かなければならぬのじゃなかろうかと思います。今日生産農家が手放しますときの価格と市価との開きがどうしてこんなに大きいか、この取引をいかにして合理化するかといいますれば、まず集荷において異常な経費が……
○河野国務大臣 農地法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。 農地法は、農村における民主化の促進、農業生産力の増進、農民の経済的社会的地位の向上をはかることを目的として行なわれた農地改革の成果の維持の役割を果たしているものであることは言うまでもありません。ところで、近時、わが国経済の発展の過程において農業とそれを取り巻く諸条件とには著しい変化が生じてきております。この変化に対応して、農業が産業経済の重要な一部門として他産業に遅れをとらないように生産性を向上し得るようにするとともに、農業従事者が他産業従事者と均衡する生活を営み得るようにいたしますためには、農業基……
○河野国務大臣 ただいまの御質問でございますが、公共性と申しましても、業種によって違うのではないか。たとえば、交通、運輸というような投下資本が非常に多いというようなものの場合、何と言いますか、収入の方は割合に金額は張らない。ただいまのお話の中央卸売市場におきまして問屋、卸という人の利潤が五%に満たないというのは、その点私よく理解しにくうございますが、何の五%になるのでございましょう。
【次の発言】 年間の利益というのは、投下資本に対してですか、それとも取り扱い金額に対してですか。
【次の発言】 そこらの点は、調査をいたしたのではございませんけれども、業者の発表が多少正確を欠いている点があるのじ……
○河野国務大臣 御指摘、ごもっともと私も考えます。実は、私もかってアメリカに参りまして、アメリカの大豆畑をよく勉強してみました。日本の大豆に比べて実にみごとな大豆の畑、なるほどこれならという感じを強く受けまして、日本におきましても、大豆について品種の改良、生産等について多分に改良しなければならぬ余地かあるということを深く感じたのでございます。今お話の通りに、これはなたねにおいてもそういうことが言えるのじゃないかと思うのでございますが、一方において価格政策を政府において堅持して参ると同時に、生産の改良、という面についても格段の配慮をして参らなければならぬ。この点は、農林省設置法の改正を願って、試……
○河野国務大臣 御承知の通り、今次の災害が従来と多少違いますことは、非常に局地的であったことと、風が強かった、そのために果樹類に非常に影響が多かった、特殊の農業に災害が多かったというような関係等もございまして、従来の災害とは多少違った方法でいかなければならぬと思います。ところが、従来の慣行といたしまして、個人の場合には融資ということになっておりますので、将来にわたって十分これらを検討しなければならぬだろう。ただし個人の場合につきましても、特別にワクを広げるとか、できるだけのことはいたさなければならぬとせっかく考えておるところであります。
○河野国務大臣 答弁が長いとお小言をちょうだいするかもしれませんが、まとめてお答えいたします。 第一に超過利潤の問題は、さっそく業界と話し合いまして、至急これを供出するようにいたしております。ただ出す金をどこへ置くかということで、今適当な保管場所がございませんので、(「そんなに多いのか、百億だな、値引きしたらいかぬ」と呼ぶ者あり)これは値引きをしたらいかぬとおっしゃいますけれども、そういう点は明瞭に申し上げます。百億とか七十億とかいろいろおっしゃいますけれども、現にそういう数字になっておりません。今計算されておりますのは、おおむね十八億ぐらいに計算されております。これは、各方面御了承の上のこ……
○河野国務大臣 お話しのように、今度の災害が近畿一帯、さらに新潟方面のくだもの類に非常な被害を与えましたことは、御指摘の通りでございます。ところが、何分従来まで、くだもの類に及ぼす被害があまり少のうございましたので、その点に触れた従来の前例等も少ないわけでございます。天災融資法で特別にこれを考慮するとか、ないしはまた一時的に回復の肥料代の補助をする程度以上のものはないわけでございます。私どもとしましては、この際は今のようなことでできるだけ御協力申し上げるよりほかに仕方ありませんけれども、将来のことにつきましては、わが農業がくだもの類に相当強い意欲がございますので、農業災害等も、災害保険制度等も……
○河野国務大臣 武州鉄道及び白雲観光株式会社から、農地の転用については全然申請がございませんから、わかりません。
【次の発言】 お話しの点は初めて承りましたが、よく調査をいたします。しかし、先ほど来いろいろ御意見でございますけれども、鉄道沿線を相当長い間に買っておる。御承知の通り、最近五千坪以下は地方長官ということになっておりますので、決していいことじゃございませんが、こまかく切って、地方長官限りでやっておるものがないことはないのでございます。何しろ全国のことでございますから、いろいろな例があるようでございますけれども、こちらの方に転用を申し入れますものにつきましては、最近、特に私は全部、農地……
○河野国務大臣 外交上の問題でございますから、今も、当時のフルシチョフ氏と会談いたしました会談内容を申し上げることは、適当でないと考えます。ただし、私は領土問題についてそれが前提となっておりますこと、またこれは今後の平和条約締結の際に交渉の対象になるということは、当然のことでございまして、それを一々、明記してある、してないということは問題じゃないということを申し上げることはできると思います。
【次の発言】 当時からしばしば、何を約束したとか、何かが出るだろうとかいうことをおっしゃいますけれども、断じてございません。そういうことを私はいたしたことはないのであります。しかも、今お答え申し上げました……
○河野国務大臣 ただいま議題となりました農林省設置法の一部を改正する法律案の提案の理由と改正の内容を御説明申し上げます。 第一は、農林本省の内部部局として園芸局を新設することであります。 最近における国民生活の向上に伴いまして、果実、野菜等の園芸農産物の生産は急速に増加し、今後におきましても需要が確実に増大していく成長部門として、畜産と並んで、その発展が最も期待されております。このような園芸部門の現在及び将来における発展拡大に応じまして、農林行政の面におきましても、その生産対策、流通対策、さらには加工、消費の各分野につきまして適切な施策を総合的に講じ得る体制を早急に確立する必要が高まってお……
○河野国務大臣 今国会に提出いたします農林省関係の予算案及び法律案につき皆様の御協力を得て御審議をいただくにあたりまして、農林水産施策の方針につきましてその概要を申し上げたいと存じます。 まず、農業については、農業の生産性及び農業従事者の生活水準の向上を目標として去る三十六年六月に制定実施された農業基本法を基軸として、同法に定める施策を着実に具体化することを昭和三十七年度における農業施策の基本態度といたしております。 言うまでもなく、農業基本法の目標は、農業の動向及び農業外部の諸条件に適合してそのときどきに具体的妥当性のある施策の積み重ねによって長期的に実現されるべきものであります。 最……
○河野国務大臣 御指摘のように私はこの三十七年度予算を十分とは考えておりません。農村の現状にかんがみまして、急速に、飛躍的に構造の改善もしくは施策の拡充をして参らなければ、非常に急激な変化を見ようとしております国際情勢に対応していくことは困難であると考えます。予算編成後におきまして――ただいまもお話かありました通りに農業基本法が昨年の六月成立いたしましてからわずかに半歳でございます。従って基本法を基盤にして、明年度予算を編成したとは申しながら、今何分各方面まだ準備その他が不十分であります。またいくべき方向等につきましても明確なる方向を把握しておったわけでもございません。従ってこれからはまず基礎……
○河野国務大臣 一応は人員増加はいたさない、それから本省から相当の人を地方に出して行政していただくという所存でございます。
【次の発言】 振りかえを百五十名する、全体の定員の増はいたさぬ、こういうことでございます。
【次の発言】 御承知の通り、国有林の経営と食管に関する問題は現業の問題でございますから、これは現状通りが適当であろうという意味で、これは今度の機構改革の中には入れないという趣旨でございまして、別にこれらについては他に所存があるというわけではございません。
【次の発言】 私は、他産業が急激に伸びたということの裏には、これの従事者の所得が非常に増した。これらの所存の増したものは、一時停……
○河野国務大臣 御承知の通り、年次報告は正直にある姿をありのままに報告しておるのでございまして、それに主観を加えることは正しくないと思いますので、そういう報告書が適当じゃないかと私は考えております。
【次の発言】 申し上げるまでもないことと思いますけれども、御承知の通り農業施策といたしましては、従来やって参りました保護政策は、これはある程度続けていかなければなりません。一方においてそういう宿命を持っております。その保護政策を続けつつ、その間に新たに将来の農政を志して所得格差を縮めて参るということもあわせてやって参るということが、仕事の性質から非常に困難性がある、同時にその施策をいたすにいたしま……
○河野国務大臣 一生懸命やっておりますが、御承知のように長年にわたる日本農政の弱点もあるのでございますから、なかなか思うにまかせないのでありますが、できるだけ一生懸命やっておるつもりであります。
【次の発言】 内閣全体としてということはどういうことだか、よく理解いたしかねますが、少なくともわれわれ政治に志すものは、どなたもみなひとしく今の農村について特別に関心を持って、何とかしなければならぬということについてはみな同じであろうと思います。閣僚諸君にも十分了解はして協力は願っておりますが、それぞれの立場もございまして、ときにそういう批判を受けることがあるかもしれません。申しわけないと思っておりま……
○河野国務大臣 私は、いずれを選ぶべきかということは、それぞれの地方、地域におきまして農業の経営に特徴があるだろうと思います。またその人々によりまして好みもあるだろう。ただしわれわれの方として期待いたしますものは、なるべくならばある地方におきましては、主産地として一定の、たとえば畜産であるとか、くだものであるとか、果樹園芸、蔬菜、それらにつきまして一定の主要なものを取り入れて、たとえば畜産でありますれば、全国に百何十カ所、それぞれのものについて需給の関係を考慮いたしまして、大体この程度のものは日本農業の中に組み入れらるべきものだということを考えつつ、地元の方々と御相談をして形成をしていくように……
○河野国務大臣 御承知の通りに、競馬はわが国におきましても、その歴史は相当古いものと考えます。戦前におきましては馬事思想の普及、畜産振興の徹底というような意味、あわせて軍馬補充の意味を持っておったと考えます。戦後、これがただいま申し上げました点のうち、軍馬補充の点は全然その必要性を失っております。しかし、健全に発達して参りました競馬というものは、事務局も御説明申し上げましたように、少なくとも国民の健全なる娯楽という点については、どなたも御異論のないところだと思うのであります。かたがた畜産思想の普及徹底という点に、私は相当寄与するものがあるのではなかろうかと思うのでございます。そういう点から申し……
○河野国務大臣 私の考え方がもし適切でなかったらいろいろ御意見をお聞かせ願って修正することにやぶさかでございませんが、私は――最近各種の農産物について再生産の費用を補償するという言葉がよく使われます。はたしてそういう言葉がどういうふうにこれを解釈してよろしいのか、それはきまっている、再生産を保障するのだとおっしゃればそれまででございますけれども、日本の農産物の生産費は一体どうしてとるか、ことに養豚の場合のように条件が非常に複雑でございます。こんなことは釈迦に説法でございますから、今さら申し上げるまでもないと思いますが、一体コロを幾らで入れるのだ、おそらくこれも値段はあってないようなものじゃない……
○河野国務大臣 御承知の通りはなはだ遺憾なことでございますが、昨年度におきまして、これらの漁船は両国間における協定を無視して、御承知のような増獲をいたしたわけでございます。従って今、日ソ両国において今年度の漁獲の協定をいたそうとするにあたりまして、わが方としてとるべき立場としては、まずもって昨年度において増獲いたしたその分だけは少なくとも漁獲の制限をする体制で臨むということは当然のことだと私は思うのであります。私はこれらの漁民、船主諸君に、政府としての考えはこういうことだ、君らにおいて適当な案があるならば適当な案を出して下さい、ただしその案は日本政府においても了承のできる案であり、同時にまたソ……
○河野国務大臣 見解を述べろということでございますから申し上げますけれども、無為無策とおっしゃられたのでは見解の述べようがなくなります。頭から無為無策、無為無策と言われると見解を述べたところで仕方がないでしょう。そうでなくて、私たちも御承知の通り何も独走しようという考えはございません。十分皆さんの御意見を承ってやっていくつもりなんでございます。御承知の通り、てん菜につきましては、私、大臣に就任いたしましてから、今一体暖地のビートを日本でやっていらっしゃるが、これで、はたしていけるものかどうかということについて、私も多少の経験がございますから、今やっておるようなことではいかれぬだろう、このままい……
○河野国務大臣 ただいまの石田さんの御発言は、おまえの言うことと長官の言うことと違うじゃないか、こういう前提があるわけであります。前提なしに、役人の言うことはみなだめだ、おれの言うことだけがほんとうで、ほかの者の言うことはうそだということを申したら、これは今お話しの通り、大臣がいなければ、おまえがおらなければだめじゃないかということになります。私はいまだかつてそういうことを言うた――たまたまおまえの言うことと食管長官の言うことと違うじゃないか、食管長官がこう言っておるじゃないかとおっしゃるから、二人の意見が出た場合は大臣の言うことを御信用いただかなければなりません、こう申し上げたのでございまし……
○河野国務大臣 第一にお考えいただきたいと思いますことは農業の構造改善、これは総括して今お話しいただきましたような思想でいかなければならぬということはもちろんでございます。ただその中でこの構造改善事業として推進いたしますのは、さしあたりどうしてもこれだけやらなければならぬ、またこれはやり得ることであるというようなものから私は手をつけていくべきだと思います。これを全体的にまた困難なものを総合的に一ぺんにいこうといたしましても、なかなかいきかねる問題が多い。そういうように停滞しておりましたのではますます格差がついて参るというふうに思いますので、それぞれの市町村におきましても、またそれぞれの農業経営……
○河野国務大臣 御承知の通り、この機械公団は創立の当初、たしか昭和三十一年か二年だったと記憶しますが、大規模開墾をいたしますにつきまして、政府がその開墾の機械をアメリカから購入をし、資金を向こうに求めてやっていこうということで、今お話の通り政府出資はなく、借入金で機械を買って、その機械を活用することによってペイしていくというところに少々無理があったと思います。しかし、何にしても当時大規模な開墾が非常に要望せられておるときでございましたので、政府としてもあえてこの処置をとったわけであります。その後、その仕事が引き続き各地に十分にあればむろんそういうことはなかったと考えますけれども、目的とする大規……
○河野国務大臣 必要があれば、借入金をいたしまして、必要な機械を買ってやらせたいと思います。
【次の発言】 そんなことは考えておりません。国内に金はたくさんありますから、どこからでも持ってこられると思います。
【次の発言】 御指摘の通り本公団の過去の運営につきましては多々遺憾の点がありましたことは、はなはだ遺憾に考えます。今後におきましては責任を持って最善を尽くして指導いたしまして、いやしくも再びこのあやまちを繰り返さないように善処いたしたいと考えるものであります。
○河野国務大臣 私はいささか所見を異にするものでございまして、もし農業経営の事情がいつまでもいつまでも同一条件で固定して参るものであるならば、石田さんのお示しのようなことが言えるかもしれぬと思いますけれども、わが国の農村経営の実情は必ずしも経営条件が長きにわたって固定し、安定しておるものじゃないと思います。常に動揺しておるものでございまして、従ってこれを、今はこの程度の耕作をしておるが、また耕作をしておる者は、経営を縮めようという者もできましょうし、またそれを拡大しようという者もできましょうし、そこに私は、一つの何と申しますが、需給を満たすようなものがもし当時あったならば非常によかったのじゃな……
○河野国務大臣 御承知の通り日ソ漁業交渉は、今出漁時期も非常に切迫しておりますので、一日も早く妥結を必要といたしておるのでございますが、モスクワからの情報によりますと、なかなか交渉は進展を見ません。私といたしましても非常に憂慮いたしておるのでございます。しかし高碕君のような堪能な方が交渉に当たっておられますので、私としましては、必ずや近日中に何とかわが方の期待通りにソ連側の了解を得られるのじゃなかろうかと思っておるのでございますけれども、万々一先方から私にどうしてもモスクワに来るようにという電報が入りますれば、私としても遅滞なくモスクワに行かなければならぬと考えております。これは高碕君が向こう……
○河野国務大臣 ただいまのお話の通り、高碕君が非常に努力をされて今日まで交渉を続けて参っておりますが、ソ連側の態度は規制区域の拡大、これがすべての前提をなすものだから、この問題についての意見の一致を見ないうちは他の問題には入らない、いわゆる規制区域内四十八度以北、もしくはその以南の漁獲量については、一切交渉に入らないということで交渉に入っておりません。御承知の通りに、以南の漁期はまさに切迫と申しますか経なと申しますか、これまでの経緯から見ましても、一日をもゆるがせにできない事態に立ち至っておりますが、依然以南において幾らとるかという話も実はいたしていないというようなわけでございます。そのときに……
○河野国務大臣 私は去る五月二日、日ソ漁業交渉のために羽田をたってモスクワに行って参りました。ソ連関係当局と今年度の鮭鱒漁業のために御承知のような規制区域の問題で意見の一致を見ておらなかったので、これを妥結するために四日から八日まで数次にわたる会談を行ないました結果、すでに新聞等で御承知の通り、本年度の漁業につきましては、あらかじめ意図いたしておりました通りに、制限区域内におきまして五万五千、制限区域外、いわゆるB地区におきまして六万という漁獲量を決定いたし、さらに問題になっておりましたいわゆる以南の漁業につきましてはこれをB地域ということにいたしまして、これを主として日本側において自主規制、……
○河野国務大臣 御承知の通り、生産が自然の影響を受けまして、なかなか予定通りいきかねる場合があり、また、非常によくでき過ぎる場合があるというようなことがございまして、生鮮食料品につきましてはなかなか困難な場合がございますけれども、しかし、そうだからといって、そのままにしておくわけに参りません。ことに本年度の予算におきましては、玉ねぎ等につきまして、多少これを貯蔵して、そうして常時これを出すというようなことをして、幾らか固定して参るということもしてみたいと考えておるわけでございます。一番大事なことは、常に申されますように、生産者と消費者との間の差額、これが一体どうなるかという問題でございますが、……
○河野国務大臣 大体総理のお答えになった通りでございます。
【次の発言】 ただいまの川俣さんの尋ねでございますが、百も承知の上で言うておられると思いますが、近時、わが国の農業経営のうちにおきまして、従来適正規模と政府が推奨いたしておりましたいわゆる中農――小農の方は、農業を家族にまかして、そしてこれが都市へ参りまして農業外の収入を得ておりますから、そこに一つの安定を得ております。ところが、中農は、半面に、機械化する、もしくは新しい農業の成長過程の方向にいくというようなことで、一時的に資本が入用であるというようなことで、借入金があるというような傾向にあります。しかし、これとてもこのままでおくこと……
○河野国務大臣 お答えいたします。 実は、最近の都市の生鮮食料品の事情を勘案いたしますのに、単に需給の関係だけで物が動かぬ場合がある。あまりに広範囲に物が動きますために、原因がまちまちである。また、買う人についても、売る人についても、どれが安いかどれが高いかという認識に非常な差がある。たとえて申しますと、前年度に大根がもう運賃だけないというような暴落であった。その翌年である昨年は室戸台風その他によって非常に産地がいためられて高くなった。高くはなったが、前年度の倍も三倍もするじゃないかといって非難されますが、その基準となる数字がはたして妥当であるかどうかということによって、倍であるのか三倍であ……
○河野国務大臣 砂糖の問題につきましては、すでに御承知の通り、わが国内におきまする他の糖分を保持するものの価格を維持すると申しますか、端的に申しますれば、サツマイモもしくはジャガイモ、さらにまたてん菜糖の価格と見合いまして一定の糖価を維持せしめる必要がございます関係からいたしまして、税の上において勘案し、さらに原糖の輸入最の上において勘案いたしまして、一定の価格を維持するようにいたしておりますことは、すでに御承知のことと考えます。
【次の発言】 さようでございます。
【次の発言】 御承知のように、北海道、九州方面に今申し上げましたカンショ澱粉、もしくはバレイショ澱粉等が相当に農家経済の上に寄与……
○河野国務大臣 御承知の通り、目下総合的に調査、調整をして案を立てるということになっておるわけであります。
【次の発言】 御承知のように、愛知用水公団は発足の出初農業用水として、もちろん下流におきましては一部工業用水その他の利用も見まして、計画をいたしたのでございます。その計画が、近時とみに下流地区におきまして工場設置等が盛んに行なわれまして、いろいろ工業用水方面にこれを利用したいという申し出があるようでございますが、それらについては検討いたしまして、地元農民その他ともよく相談をいたしまして、最終的にきめなければならぬと考えております。
○河野国務大臣 御承知の通り、わが国の農村は、従来国策に順応するという建前から、条件の悪いところに、保護助長の農政のもとに経営をやって参ったものを、近時とみに自立農業もしくは他産業の発展に順応して、格差なく、成長せしめようという方向でやっておりますので、そこに農業施策の緊急を迫られております。そこでわれわれといたしましては、わが国の、この北から南へ非常に条件の違いまする立地条件にあるのでございますから、これをまず第一に適地適作、地域農業の完成というような意味におきまして、その土地その土地に適応した農業を育成して参ろうという基本の理念に立ちまして、また別の角度から、御承知の通り、いわゆる成長農業……
○河野国務大臣 林野に関する予算につきましては、林野庁の方でやっておりますから、係に答弁させたいと思います。従来の慣行はそうなっておるのですから……。
【次の発言】 私の考えておりましたことが間違っておりましたら、御注意いただけば直しますが、実は、私は、現業の給与、手当等につきましては、異常な物価の値上がりがあるとか、ないしはまた、特に注意をして組みかえをしなければ、単価の引き上げをしなければいかぬとかいうような事態があればともかくといたしまして、現内閣におきましては、昨年末におきましても、実は事業費の問題が非常に起こりました際におきましても、一切そういうものは現状でいこう、それでその事業を処……
○河野国務大臣 藤山大臣からお答えになりましたように、将来の日本農業を考えます場合には、当然そのことをある程度予期いたしまして、できるだけこれが防除に努めるような農業政策を樹立して、用意を怠らないというようにいたしておかなければなるまいと考えます。
【次の発言】 具体的にそれは何だということになりますと、いろいろ考えられると思うのでありますが、根本は農業基本法でございます。今もお話が出ましたように、私は僭越でございますけれども、数年前からEECについて一つの見解を持っておりまして、これが貿易の自由化以上にわが国の各種の産業に影響を及ぼすものである、そうなった場合に、相手方の立場、つまり国際情勢……
○河野国務大臣 大へんけっこうなお話を承りました。今、厚生大臣が申しましたように、厚生大臣、せっかく農村に対しても努力をすると言うておられますから、私も厚生大臣にお願いをいたしまして、閣内におきまして最善の努力を払いたいと考えております。
【次の発言】 御承知のように、行政はそれぞれ管掌がございます。お話しの社会保障につきましては厚生大臣の管掌で、厚生大臣がその事務を管掌していらっしゃいます。私は、農林大臣として農村の振興、経済の安定を管掌しております。ただ、今お話の点につきまして一言申し上げておきたい点は、月給取りは、その本人が病気になれば一切の収入がなくなる、農村は必ずしもそういうわけでは……
○河野国務大臣 お答えいたします。 御承知の通りに、その当時いろいろ御議論はありました。私は、この問題の解決は、アメリカ側も言いますように、全体の数字を四分の一程度に引き下げて決済をするのであるから、何分占領中のことでもあるし、その時代のことであるから、アメリカ側としても正確に全部のものを支払え云々ということじゃない、そこまでアメリカ側も引き下げて請求するのであるから、双方のために解決をしようじゃないか、こういうことのように私は了承いたします。そこで私は、そういうふうな解決方法は、いずれ解決しなければならぬ問題であるならば、総括して解決することが妥当であろうという立場に立って賛成いたしておる……
○河野国務大臣 御承知のように、私は、先般の内閣改造によりまして建設大臣を拝命いたしました。全くのしろうとでございまして、実は戸惑っておるようなわけでございますが。できるだけ一生懸命勉強いたしまして、何とか職責を全ういたしたいと思います。 思うに、建設行政は他の役所と違いまして、どこまでも予算の裏づけが最重点でございます。従って、諸君の一致御協力がいただけませんと、所期の目的を達成いたしにくいのではなかろうかと思うのでございまして、どうかそれらの点、十分御理解をいただいておる皆さんでございまするけれども、この上ともによろしく御指導、御鞭撻下さいますように特にお願い申し上げまして、ごあいさつに……
○河野国務大臣 閣議の都合で少し時間がおくれまして、大へん御迷惑をおかけしました。 それでは、私、建設大臣に就任いたしまして、これから大臣としてどういうふうに仕事を進めて参るかという基本の点について、一言ごあいさつを兼ねまして御説明を申し上げます。 御承知のように、最近におけるわが国経済の成長は著しく、生活水準の向上もまた見るべきものがありますが、これに対し、道路等の公共施設あるいは住宅及び生活環境施設等の社会資本の充実が大きく立ちおくれ、これが今日の交通難、住宅難、水不足あるいは水害等、国力成長のひずみともいうべき現象となって現われているのであります。 このような社会資本の弱体は、今後……
○河野国務大臣 お話の通り、私も憂慮にたえない問題であると考えております。
【次の発言】 大方の諸君も同様の立場に立っておられようと思うのであります。従って、首都圏整備委員会等におきまして将来の構想を十分練って、抜本的にこれが対策を今検討中であります。私といたしましては、かねて申し上げております通りに、一応全国的規模、全国的視野におきまして道路計画、水防計画等を立てると同時に、当面緊急施策と併用してやって参るという所存でございます。
【次の発言】 実は、私も同様の考えを持ちますが、就任早々でございまして、いずれそういう面について何とかできればしたいものだと思っております。憂いは同じでございます……
○河野国務大臣 最初にお尋ねになりました補正予算に入れるかどうかということでございますが、災害に関する問題は、復旧を遅滞なくいたさなければなりませんことは申すまでもありません。従ってできるだけ、事業の方は進んでおるわけでございまして、その事業に支障のないように予算は裏づけをしなければならぬという建前で政府は今日まで進んで参りました。 そこで補正の関係から申しますと、これは第一次の補正に入れるか、第二次の補正で金の点が間に合うかというようなことについて多少の議論がなかったことはございません。しかし、金は早くきめておいた方が仕事の段取りをするのによかろうという関係で第一次補正予算にこれを計上する……
○河野国務大臣 お話の通り、そういう場合があるかもしれませんが、基本は、どこまでも、原形復旧でなしに、改良復旧して、再び災害のないようになさる方がよかろう、こういうつもりでございます。万一そういうことがありましたならば、なおよく注意いたしまして、御説のようなことにならないようにいたしたいと思います。
【次の発言】 御指摘の点、さっそく調査をいたしまして、間違いがありましたらば、直ちに是正をいたすように努力いたします。
それから五・五の点は、なるべく早く改良復旧なり原形復旧するということが理想でございます。しかし、実情は必ずしもそういうように参らぬ点もあるのでございますから、これらはケース・バ……
○河野国務大臣 御承知のように、私まだ就任早々でございまして、目下勉強中でございますから、そういう詳細な話になりますと、私からお答えするよりも――また私の考えはどうかということでしたら、いずれ勉強いたしまして御答弁申し上げます。
【次の発言】 御承知のように、ただいまお示しになりました各種の住宅は非常に負担が軽くて済む。一般の自己資金でやりますものに比べますと問題にならない。もしくは他の資金によって普通の民間のアパートを借りることと比べますと、問題にならなく負担が少なくて済むようになっておりますから、これに対する需要が非常に多いことは御承知の通りでございます。そこで私といたしましては、この段階……
○河野国務大臣 御説、私も全く同感でございます。その意味におきまして、治水十カ年計画の出初の五カ年計画は、三年経過いたしまして、繰り上げて施行するということをやっておるわけでございますけれども、いずれにいたしましても、明年度予算編成にあたりましては、残りの七カ年を一つに見て、緊急五カ年計画というような意味合いで一つの案を持って、明年度の予算の御審議を願いたいという所存で、せっかく勉強いたしております。私もできるだけ御期待に沿うようにいたしたいと思います。
【次の発言】 私も各所にそういうことはあると思いますし、また最も緊急にいわれておりますのに、高潮対策というようなものが相当な金がかかるわけで……
○河野国務大臣 御承知の通り住宅問題は非常に困難な問題でございまして、私も就任早々でございますから、今勉強中でございます。何さま政府もしくは公共団体等が建設いたします住宅と、一般の国民、市民の諸君がお建てになります住宅もしくは貸しアパートとの間に負担力が非常に違います。そのために公共もしくは国でやりますものは割合に安くいっておりますから、この方面に期待する面が非常に多い。御承知の通り、十カ年計画で申しましても、おおむね一千万戸不足しておる。そのうちの当初の五カ年計画で、五カ年間におおむね四百万戸ぐらいつくらなければいかぬだろうという計画のようでございます。その中で百六十万戸ぐらいが国もしくは公……
○河野国務大臣 事務当局から答弁させます。
【次の発言】 御承知の通り、私鉄の運賃その他御指摘のものにつきましては、いずれも相当長い年月据え置きになっておりまして、他の物価との比較におきまして事情万やむを得ないものを、政府といたしましても、あらゆる角度からなるべく小幅にということで努力をいたしまして、値上げを認めておるものでございまして、基本はどこまでもあまり値上げをせぬで、安定していかなければならぬという方針には違いないのでございます。
【次の発言】 御承知のように今経済企画庁長官外遊中でございまして、私は臨時に代理をしておりますので、私からお答えをするのは適当ではないと思いますので、一つそ……
○河野国務大臣 今国会に提出いたします建設省関係の予算案及び法律案につき、皆様の御協力を得て御審議をいただくにあたりまして、建設行政の方針につきましてその概要を申し上げたいと存じます。 最近におけるわが国の経済は、高度の成長を続けて参っておりますが、その反面においては社会資本の貧困が露呈され、さらに都市の過大化、地域格差の拡大等の地域的課題が発生し、これらが今後のわが国の経済の安定成長あるいは国民生活の向上に対する阻害要因として重大な問題となってきているのであります。 このような事態に対処するため、政府においては、かねてより公共投資を拡充し、社会資本の充実に努力してきたのでありますが、明昭……
○河野国務大臣 ただいま議題となりました住宅金融公庫法及び日本住宅公団法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 改正の第一は、住宅金融公庫が、住宅の改修を行なう者に対し、その改修に必要な資金の貸付の業務を行なうこととしたことであります。 住宅金融公庫は、昭和二十五年設立以来、国民大衆が健康で文化的な生活を営むに足りる住宅の建設に必要な資金を融通し、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与して参ったのであります。 さて、御承知のように、わが国の住宅には、老朽した住宅や設備不良の住宅等、改良や修繕を必要とする住宅が相当多いのでありましで、なかんずく農山漁……
○河野国務大臣 だいぶん木村さんは誤解に誤解を積み重ねられまして、いろいろな勘ぐりをしていらっしゃるようでございますけれども、建設省としては一貫した方針をいささかも変更をするという意思はございません。申し上げれば長くなるかもしれませんが、一言でお答えを申し上げますならば、明年度におきましても調査費の中から一千万円をさいて、中央道の今難所になっております場所の調査をさらに続けるということでございますので、これを決してわきへ曲げておるとか、どうするとかいうような意思は全然ないのでございます。ただ東京――名古屋間の道路の効率を上げる意味において小牧まで延長して、小牧で取りつけた方が効率が上がるという……
○河野国務大臣 ただいま議題となりました土地区画整理法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 現下の宅地難を解決するためには、宅地造成事業を積極的に推進する必要があることは申すまでもないところでありますが、そのためには用地買収の方式による宅地造成事業のほかに、土地区画整理の方式による宅地造成事業をさらに強力に推進する必要があると思われるのであります。 土地区画整理事業は、御承知のように、宅地の造成並びにその利用の増進をはかるとともに、道路、公園等の公共施設を整備して、健全な市街地の建設をはかることを目的とするすぐれた手法の事業でありますが、一面複雑……
○河野国務大臣 御趣旨ごもっともと考えますので、よく勉強いたしまして御趣旨に沿うように努力いたします。
【次の発言】 実は私は、御趣旨のようなことも考えまして、たとえば東京で申しますれば神田一帯のようなところを一つ思い切って市街地の改造を行ない、都市計画の再編をしていきたいというふうなことも相当の熱意を持って勉強をしてみました。また、あるときは三田の商店街の代表者とも懇談をしてみました。ところがさて実行しようという熱意をこちらが持ちますると、ここらにおられる諸君がついてきません。だんだんあれこれ市街地についてやってみますと、おそらく大阪についても、まだ提起をいたしておりませんが、東京、大阪いず……
○河野国務大臣 そういうことは絶対にさせないようにいたします。
【次の発言】 実は先般私が大臣になりましてからも、公団、公社に対する建設省の監督の関係が不十分である、とかく建設省関係の公団、公社は勝手に事業を計画し、勝手にやっておる悪いくせがあるということを強く意識いたしまして、公団、公社の総裁全部おこしいただきまして、厳重に申し渡しをいたしました。自後、建設省の当該局長は、直接に大臣にかわって公団、公社を監督するから、公団、公社もその意味で、また事業をするときにはあらかじめ建設省に相談した上でなければやってはいけないということを固く申し渡しました。御注意の点につきましては、なお厳重に監督いた……
○河野国務大臣 ただいま議題になりました新住宅市街地開発法案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 すでに御承知のとおり、近時都市における住宅川地の需要はきわめて著しく、これに対処するため、政府といたしましては、日本住宅公団及び地方公共団体等による宅地造成事業の促進をはかり、宅地の大量供給につとめてきたわけでありますが、遺憾ながら、現在の旺盛な宅地需要を満たすに至らず、需給関係はいよいよ悪化する現状にあります。 このような最近の住宅川地の入手難と、これがもたらす社会的影響の重大さを考え合わせますとき、この際、新たな見地から、住宅用地の確保について抜本的な対策を講ずる必要……
○河野国務大臣 ただいまお述べになりました参考人の諸君の御意見、私も大体同感でございます。ただ、何を申しますにも、私権は相当強く保護されております。そういった関係から、なかなかできにくい――他の制約の上でできにくい点もありますので、私としましては、なるべくこれらとの調和をとりつつ可能な限りにおいてやっていきたいと考えております。
【次の発言】 御承知のように、国家財政に限度がございますから、限りあるものをどういうふうにこれを分けて使うかということ、緩急の度合いがどこにあるかということだと思います。これは社会党さんでも、どんどん建てろといったって、家ばかり建てるならいいわけでございますが、そうは……
○河野国務大臣 お答えいたします。道路、河川の敷地の場合と宅地の場合には変えて考えなければいかぬじゃないかという御趣旨のようでありますが、これはその当事者から見ますれば、いずれも大事な土地でございます。それが住宅に使われようが、道路の敷地に使われようが、現に持っておる人から見れば同じでございます。また、われわれ買うほうからいたしましても、これは道路に使うのだから安くしろ、住宅に使うのだから高く買うというわけには、予算の編成上、また行政運用上もちょっとそういうわけにはいかぬのじゃなかろうか、私はこういうように思います。
【次の発言】 お答えいたします。従来いろいろなケースがあるようでございます。……
○河野国務大臣 お述べのように、いろいろ問題点もあると考えます。しかし、問題が都市計画でございまして、たとえば東京の場合をとりましても、計画と実行との間に相当の年月がある。さらにまた、実行するにつきましても、なかなか地元がついてこない。それを民主的に運用できますれば一番けっこうだと思いますが、こういうめんどうなことになりますと、そうばかりいきにくい点もあるというようなこと等々もございまして、終戦以来復興事業と都市計画等を兼ねてやってまいるのに、この程度の相当強い面もあったのじゃないかと思います。しかし、いずれにいたしましても、都市の形態そのものについても、大いに考えなければならない段階にきてお……
○河野国務大臣 私も、お話のとおり委員の人選に非常に苦慮いたします。ところが、いまあなたのお述べになりましたようなことで人選をいたしまして、どういう人が残るでしょう。内輪話を申し上げますが、大体こういうものを選びます場合には、何々団体の長、何々機関の長ということになります。たとえば土地関係でだれか出せ、その同業組合の会長、経団連の何、こう選びますと、まず役人が八割入っております。これをはずしたら、なぜ一体そういう者をはずすんだ、その業界の一番代表者をすればいいじゃないか、それをはずしてお前の友だちをしたじゃないかということになると大ごとになる。そこで一番無難だから何々協会の長ということになると……
○河野国務大臣 御承知のように、水系ごとに分ける、それを指定する場合には河川審議会その他関係の知事さんの意見も十分承った上で決定するということになっておりますので、一級河川の決定、二級河川の決定にあたりましては、それぞれの機関もしくはそれぞれの関係者の意見によってこれをそれぞれの責任者がきめる、これは法律案で定めるとおりでございます。それが、いまお話のようなことはあり得ない、また、あってはならないと考えます。また、いまお話しのように、同一のものの中からは、この法律案には委任する場所はある、しかしそれは、同一水系でありながら、あるものは一級とする、あるものは二級とするというような、そういうことは……
○河野国務大臣 だんだん有益なお話を承りまして、非常に参考になりました。しかし、私から申し上げたい点は、第一に、わが国においてこういう画期的な法案を国会に提出して、短時日の間にこれが成立をはかれということは無理じゃないかという点についての私の考えを申し上げます。 私は昨年七月建設大臣に就任いたしました。しかし、私就任前に、わが自民党におきましても、社会党の皆さんにおかれましても、この河川法があまりに時代に適さないということから、河川法の改正についてはしばしば御研究、御検討のあったことと仄聞いたしております。政府の内部におきましても、これまでたびたび河川法の改正案を準備いたしました。外部に提案……
○河野国務大臣 淀川水系の琵琶湖の場合をいま御指摘でございますが、たとえば利根川にいたしましても、非常にたくさんの支流が集まって利根川になっておるわけでございます。これらの多数の支流をどう扱うかという場合と同じ解釈で扱っていいのじゃないか。したがいまして、淀川にしましても利根川にしましても、その本流もしくはある地域までは一級河川として直轄指定してまいることになるのでしょうが、ある段階からはこれは府県知事に委任して、そうして管理をしていただくということになるわけでございます。同様に、いまの琵琶湖の場合におきましても、その川の中で主要なものにつきましては、さらに進んで上流まで、その注ぎます川の上流……
○河野国務大臣 この問題は、御承知のとおり非常に長期にわたって学会でも検討された問題でございます。いろいろ甲論乙駁あると思いますが、一般の定則として、もう少し高いものを許してもよろしいのではなかろうかということは最近の定則と私は考えます。ただし限度があります。御承知のように地盤の関係もございましょうし、その他地震の関係もございましょう。したがって、限度はある。これらについては、慎重な考慮を払う必要があると思います。したがいまして、今回の改正案におきましても、敷地と見合って建坪率等についても十分考慮してこれを認可することにしておるわけであります。したがって、ニューヨークその他に見られるような、い……
○河野国務大臣 ただいま委員長からお話がありました通りに、私は本部長就任の翌日、まず北陸三県、続いて新潟地方の状況を視察に参りました。 これら四県におきまする雪害の状況を調査視察いたしました結果といたしまして、まず第一に申し上げて御参考に供したいと思いますことは、御承知の通りに、これらの地方は、一部の山間地におきましては例年相当の降雪量を見ておるわけであります。また一部の地方におきましては、あえて山間地と申しませんでも、ある程度の降雪量のあるところがあるわけであります。ところが、今回の雪は、これら例年相当量を降雪いたしまする地区とは別に、従来比較的降雪量の少なかったところに非常な多くの雪が積……
○河野国務大臣 だんだんとお話でございますが、御承知のように、横雪処理についてこれをどういうふうに法律的に扱うかということにつきましては、なかなかよるべき基盤がむずかしくございますので、そのものずばりに結論がなかなか出しにくいということは、お説の通りでございます。われわれといたしましても今後十分検討はいたしますが、さしあたり今年度にりきましては、すでに政府におきまして、それぞれの町村に対する特別交付金、県に対する交付金、さらに一般の雪害除去に関する交付金等が出ておりますが、これをもってそれぞれ処理をしていただきますと同時に、さらにどうしても考えなければならぬ点につきましては、さらに考慮すべきで……
○河野国務大臣 当面私の所管いたしております建設行政とEECの関係につきましては、ただいまお話しになりましたような点もさることながら、現在のイギリスの置かれております立場というものは、よほどわれわれとして深く考慮いたさなければならぬじゃなかろうか。EECが順次発展強化して参りましたことの圧力が英国に及びまして、そうして英国が今日のような状態を――初めはEECに入る意思はなかった、ところが今や入るとか入らぬとか議論しましても、必然的に入ることの方が、イギリスとしてはあらゆる立場を乗り越えてそうしなければならぬということになって、今日のイギリスとEECの問題がある。わが国といたしましても、当然年を……
○河野国務大臣 御承知の通り、昨日から中央本部を設置いたしまして、今総務長官は、副本部長としてその会議に出ております。私も今までその会議におったのでございますが、ただいまお尋ねの件は事務的なことでございますので、後刻、書面でよろしければ申し上げますし、また、副本部長が出て参りましたら、お答えすることにいたしたいと思います。
【次の発言】 先ほど来総理からも御答弁申し上げておりますように、こうした災害につきましては、政府といたしましては、万全を期してこれが応急処置を講ずるという基本の方針に基づきまして、住宅につきましても、倒壊家屋、それらの復旧に要する資材、資金というものについては、遅滞なくこれ……
○河野国務大臣 御承知の通り、私、北陸三県、新潟を数日間歩いて参りましたが、現地で見聞いたしましたところによりまして特に注意をいたしたいと思いますことは、今回の雪が、従来例年降っておったところに降ったのではなくて、特異の現象として平坦地に多量の雪が降ったというところに、今回の被害があるように思うのでございます。それで、昔から雪の地帯には雪に備える備えをそれぞれの御家庭でも持っていらっしゃる。たとえば道路にしても、雪の地帯の家並みの込んだ町形をしているところは、比較的道路が広く、もしくは雪に対する備えを持っておるのでございますが、特に例をあげますと、新潟の場合、三条でございますとか、燕でございま……
○河野国務大臣 建設業界は、非常に大きな会社・組合から始まっておりまして、地方の機械もあまり持っていない小さなものまであるようでございます。そこで、私どもといたしましては、第一には、なるべく大きなものから順次小さなものに仕事がわたって参りますように、入札制度につきまして一つの指示をいたしまして、必ずA、B、C、Dとグループが分けてございます。どの程度がA、どの程度がB、C、Dと。そこで、仕事の量によりまして、これはAグループに従来やらしておる、これはDグループにやらしておるということになっていますのを、Aのグループの指名の場合にはBのグループを必ず何%かそれに入れる、Cの場合にはDを必ず入れて……
○河野国務大臣 私もそういう気持を強く持っておりましたので、建設大臣に就任いたしましてから、まず第一に民間の諸君をわずらわしまして、全国的に民間査察、抜き取り検査をやりました。しかし、むろん十分なわけには参りませんので、引き続きこの制度を活用する気持でおりますと同時に、今国会に建設省設置法の改正をお願いいたしまして、これによりまして、今、本省に重点を置いて建設指導行政をやっておりますものを、地方建設局に本省の人間をなるべく多数出しまして、そして地方建設局を重点に市町村、県等の事業を指導、協力して参るという体制に切りかえようといたしております。私は、これが決定を見るに至りますれば、従来いわゆる地……
○河野国務大臣 御指摘の通りでございますが、両省緊密な連絡をとってやっておるわけと心得ます。まだ就任早々でございますから、最近の事情は心得ておりません。前にはよく治山の関係と河川の関係とがだいぶやかましいところがございましたが、その後は別にそういう問題はありませんから、今非常に連絡がよくいっている、こう心得ております。しかし、今御指摘の点につきましては、よく調べまして、至急善処することにいたします。
【次の発言】 お答えいたします。
御承知の通り、まだ就任早々でございまして、詳しい事情はわかりませんけれども、天竜社の復活、もしくは局地的に起こった被害は、これまでの、たとえば伊勢湾台風のときに……
○河野国務大臣 農林省所管につきましての説明は、資料として委員各位に御送付申し上げておりますので、これを速記録にとどめて、省略さしていただきます。
【次の発言】 御指摘、ごもっともに考えられます点も多々あると私は思います。しかし、御承知の通り、長年やって参りました慣習、慣行であり、また、それには理由もあることと考えます。もっとも、米のごとき、現に端境期が変わっておるものもあるのでございますから、再検討を要する点もあろうかと思います。非常にいい機会でありますから、十分検討してみます。
【次の発言】 私、検討するという意味は、その結果を出すとということの意味で申し上げたのでございまして、今お話し申……
○河野国務大臣 こういう計算はやはり事務的に計算をしておりますから、政策で計算を変えるわけに参りません。従って、試算をいたしておりまする事務当局の意見を尊重するということでなければいかぬと思います。
【次の発言】 そういうふうに政策を加えて計算すべきものじゃないと私は考えるのでございます。、だから私は、自分の政策を加えていろいろ計算し直せという命令、指示はいたしません。私は、どこまでも事務的に計数というものはとるべきものだと考えております。
【次の発言】 その点、私もまだ深く研究いたしませんが、標準糖価と言いますけれども、その標準糖価はやはりある限界がありまして、変わるべきものじゃないか。標準……
○河野国務大臣 私、昨日もお話し申し上げたのではないかと思うのですが、もう日ソ交渉もだいぶん年を重ねておりますから、まだ最終的に技術調査は済んでおりませんけれども、とは申しながら相当に調査も重ねているわけであります。お互いにこの仕事の実態についてはそれぞれ相当の理解を持っているわけであります。従いまして、ただいたずらに相手国という立場で話をいたさぬで、お互いの職域においていかにこの魚族を保護し、それぞれの関係漁民諸君が永遠にこの漁業について操業を続けていくことができるというところに基本の方針を置いて、そうしてお互いに理解と協力をもって話しますことができますならば、私は、もうことしあたりからそろ……
○河野国務大臣 御意見でございますけれども、まだそこまで研究はいたしておりません。と申しますのは、元来が国土全体について総合的に考えなければならない事態にきておると私は考えます。しかし建設省は国土省ではございません。国土全体についてこれをやるということは、一体どこでやるか、だれが考えるかということについては、今後大いに研究をしなければならぬと思いますけれども、建設省はそこまでいくのは行き過ぎだという気持もありまして、内々の総合的なものの考えは持っておりますけれども、建設省それ自身としてそこまでいくことはどうか。たとえば水資源にいたしましても、御承知のように各省連合でこれを経済企画庁にあっせんを……
○河野国務大臣 建設省所管昭和三十八年度予算につきましては、お手許に配付してあります昭和三十八年度建設省関係予算概要説明によりまして御承知を願いたいと存じます。何とぞよろしく御審議をお願いいたします。
【次の発言】 一々御説はごもっともであります。ごもっともなんですが、何分これに伴う法律がおくれておりまして、御承知の通り河川法の改正をやりまして、水資源を十分に総合的に活用できるようにするということは、喫緊事であると考えております。従って、今せっかく事務当局をして改正点の検討中でございまして、おそらく今秋末までには私たちの原案が作成されますが、その上で政府部内の調整をいたしまして、なるべく早目に……
○河野国務大臣 実は私は自分で実際にあたってみて、自分の郷里等の買収予定価格を見まして、安いと思っておりません。ただ道路ができるから上がってしまうのであって、現在予定しておるときには、その程度の予定価格で間違いない。ところがいよいよできるということになって測量を始めた、いよいよ買収にかかったというと、上がってしまうんです。そこで買収価格は安いじゃないか、こういうことになるわけでございます。従ってどこに標準を置いていいかということになりますと、今お話しの通り、時価で買うというようになっておりますが、その時価を今のように、今日の時価、あしたの時価ということになりますものですから、ごてる人が得になっ……
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