石山権作 衆議院議員
27期国会発言一覧

石山権作[衆]在籍期 : 26期-|27期|-28期-29期
石山権作[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは石山権作衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

石山権作[衆]本会議発言(全期間)
26期-|27期|-28期-29期
第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 衆議院本会議 第25号(1956/03/22、27期、日本社会党)

○石山權作君 私は、秋田県能代市の大火について、鳩山総理大臣及び自治庁長官その他関係大臣に、社会党を代表いたしまして質問いたします。  能代市は、秋田県の県北米代川の下流で、人口六万三千人の、おもに中小企業である製材業を中心にした都市で、きわめて庶民の多い町です。しかも、去る二十四年二月二十日に、二千二百三十八戸、全市の三分の一を焼失いたしました。市民はこの大災害を五カ年計画で克服すべく努力し、都市建設はやや完成したものの、その間の重税と、そのあとに残されたる起債返還は、なみなみならぬものがあったのです。しかも、重ねて、今回の大火は、罹災者はもちろんなるも、六万市民はその災害にぼう然自失してい……

石山権作[衆]本会議発言(全期間)
26期-|27期|-28期-29期

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委員会発言一覧(衆議院27期)

石山権作[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
26期-|27期|-28期-29期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 行政監察特別委員会 第1号(1955/05/17、27期、日本社会党(左))

○石山委員 動議を提出いたします。委員長の互選は、投票を用いずに、篠田弘作君を委員長に推薦いたしたいと思います。
【次の発言】 動議を提出いたします。理事は、その数を七人としまして、委員長において御指名あらんことを希望いたします。

第22回国会 社会労働委員会 第22号(1955/06/14、27期、日本社会党(左))

○石山委員 私、この金属鉱山を非常に関係のある秋田の出身で、特にこの争議に関しては注意深く見守っていた次第ですが、十二日と十三日、だれから頼まれたというわけではないですけれども、秋田県の産業全般に与える影響が非常に重大なのでありまして、私個人で視察をしてみたのでございます。これは争議の状態というものよりも、むしろその厚生設備の状態、あるいはその事業場における作業のあり方、その安全度、こういうふうなものが守られておるかどうか、それにからみ合せて、現在における金属鉱山の諸君の労使というふうなものをながめてみたのでございますが、私の見た秋田県の事業場における作業の状態、作業場における保安の状態、設備……

第22回国会 大蔵委員会 第10号(1955/05/20、27期、日本社会党(左))

○石山委員 私たち昔から納税の義務ということを何回も何回も頭にたたき込まれているので、大いに納税の成績は上げたい。しかし納税の成績は上っても、使い道によってはいろいろともんちゃくがあるというのは当然だと思います。今回の民主党内閣の場合、特に第二次内閣ができる場合には、大蔵大臣はいろいろなうまいことを言っておりました。たしか八合目においてミルクを飲ましてやるとか、いろいろ減税をするとか言っていたようでございますが、今回の予算全般を見ますと、どうもわれわれの方の税金とにらみ合せて見て、不要不急の面が多々あるように思われてなりません。特に六ヵ年計画経済をやるというような触れ込みでございましたけれども……

第22回国会 大蔵委員会 第15号(1955/06/02、27期、日本社会党(左))

○石山委員 私は国税庁の方に退職手当の件についてお尋ねしたいと思います。  終戦以後、例の過度経済力集中排除法、独禁法によりまして、おのおのの大きな会社が分割されたのでございます。その結果、分割されたのを契機にしまして、退職所当を形式上清算したという場合もあったのでございます。しかしその後労働組合法が施行されまして、前に清算されたものが継続するというふうな労働協約を結んだ会社も多々あるのでございますけれども、実際最近のように退職者が出た場合、地方の税務所においてはそれをば通算しない。集中排除法によって分割された前歴をば認めないという形によって課税をされているというふうに聞くのでございます。その……

第22回国会 大蔵委員会 第23号(1955/06/22、27期、日本社会党(左))

○石山委員 私、かつて民主党の予算案に対しましては総括質問をいたしまして、大体了承したわけなんですが、それ以後民自両政党によって予算案がおびただしく修正を見たのでございます。当時の感じといたしましても、いうところの計画経済による地固めの予算としては、三十年度予算というものは非常に力が弱い。この予算は一体どこを目途にしていくのかと、われわれは不安に感じておった。しかも民自両党によって修正されたのを見ますと、特に四百三十億を二つに割って、二百十億云々というようなやり方は、古風で、まことに腹がまえがよくていいように見えるけれども、少くとも私たちのように数字を扱って、国の予算は数字によって運営されなけ……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 大蔵委員会 第9号(1956/02/21、27期、日本社会党)

○石山委員 大臣が本会議で財政演説をやった順序に従っておおむね質問してみたいと思います。  大臣は非常に自信がおありであったとみえまして、鳩山内閣に列して以来、私大臣の演説を三、四回くらい聞いておるのですが、今回は一番張りもあったし、内容も演説のうまい鳩山さんよりはうまかったような気はしております。その中で一番彼はやっぱり気が強いなと思ったのは、「今や、われわれが、かねて強調しておりましたインフレなき経済の拡大が実現しつつあると言っても、決して誤まりではありません。」ここのところで、彼はちょいと胸を張ったくらいに大いに強調したわけなんですが、このインフレなき経済の拡大というものは、実体は何をさ……

第24回国会 大蔵委員会 第12号(1956/03/01、27期、日本社会党)

○石山委員 私、主税局長に関税の問題をちょっとお伺いしたいのですが、御承知のように日本は大へん外国から物資を買い、それを加工して輸出しておるというふうにやっている国でございます。皆さんの方で関税率を設定される場合、どういうことを構想に入れて率を設定されるかをお伺いしたい。
【次の発言】 相矛盾する二つの考え方ということは、結局国内産の物価安定ということで、これを特に強く要望しているのは、私は農林関係だと考えております。しかし私は、この場合農林関係だけを考えて、日本の国全般の財政を大蔵省は考えてはいかぬのではないかということを力説したい。特にこの前の本委員会でも、強く私たちの方の井上委員から詳細……

第24回国会 大蔵委員会 第35号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○石山委員 私は物品管理法案について、大臣がいるうちに、大臣に関係する点を三つばかりお尋ね申したいと思います。  この物品管理法案の提案の趣旨にもあるように、これは明治二十二年以降のいろいろな法律を集約したような法律案でございます。たとえば、物品管理法の規則、あるいは会計法、国有財産法、会計検査院法、財政法等を寄せ集め、あるいはその体系を一貫したものであります。私は大臣にお聞きしたいのですが、これによって、官庁の中でも一番に汚職があるといわれている大蔵省の管理の問題などは、こんな法律によってうまく直るものかどうか、そういう意図があってこういうふうな法律を作ったのか、これを一つお聞きしたい。

第24回国会 大蔵委員会 第37号(1956/05/17、27期、日本社会党)

○石山委員 この法案は、おもにあなたの方で担当して立案されたんですか。
【次の発言】 先ほど隣席の内藤委員から、社会党はもっぱら官公労の諸君をば非常に甘く擁護している、こういうふうなことが言われておるのでありますが、もちろんわれわれ例の人事院の廃止問題その他にからんで、またそれだけでなく、私たちは官公労に対しては相当擁護をしてきた、こういうことは一般の定説だと思う。それだけ私たちは、いわゆる官吏の善意と申しますか、あるいは良識のある、能率を上げる勤勉な官吏というものを求めているわけなのですが、そういう点から見まして、この法案は、なるほどそういう点では、いい法案の格好だと言えると思うのです。しか……

第24回国会 大蔵委員会 第45号(1956/07/17、27期、日本社会党)

○石山委員 大臣は今まで日本の経済安定というふうなことをしょっちゅう言っておられたのですが、この安定は低物価につながる安定をお考えになっておられますか。
【次の発言】 大臣は、大蔵省に来られる前には非常に金が唯一なもので、絶対権威があるのだというふうに考えられて、やはり低物価税をとっていたと思います。今の貿易の問題なども、去年の暮れあたりから、大きな新聞の論説などでも非常に言われていたことですが、為替管理法などといっても、官僚のやり方はまずいのだ、もうそろそろ改めるべきだ、いたずらに国内物価を高くする、プレミアをつける、そのために汚職が限りなく起きる、イモ、砂糖、バナナというふうな問題も次々に……

第24回国会 大蔵委員会 第46号(1956/08/10、27期、日本社会党)

○石山委員 銀行局長に聞きますが、私は大蔵当局と日銀の日本の経済に関する見方がいつでも統一されておればよろしいのでございますが、ある観点が、金融というような面から見て異なる場合もあると思う。しかし大蔵当局の中でおのおの考え方が異なるということはゆゆしい。ことに最高の大臣と、それを補佐しなければならない次官の周に意見の相違がもしかりにあるとすれば、私はこれはあまりいい傾向ではないと思う。日銀と大蔵当局の場合はたまにあってよろしい。しかし大蔵当局の中でかりにそういうものの見方の相違があって、事ごとに対立し、発表などもされるとすれば、私は行政機関としてまずいことだと考えております。先ごろ大蔵大臣は東……

第24回国会 大蔵委員会 第47号(1956/08/11、27期、日本社会党)

○石山委員 私のきょうの課題は、おおむね為替関係なのでございますけれども、大臣がおいでになるし、大臣が先ごろ東北地方を回りまして、特に秋田県の八郎潟など視察されて、いろいろ有意義なことをば知事初め地方自治団体に暗示を与えている点がありますが、それに関しまして、少しく内容がわからない点などもあるので、地元を代表する代議士として一応聞きただしておきたい、こういう点もございます。それからきのう銀行局長から説明を承わった、金融の貸し出し過多に関して抑制する、この考え方が、いざさか事務当局と大蔵大臣との間に、これは事務の手続上のいき違いかどうかわかりませんが、そこに相違があるかのように新聞紙上では発表さ……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 大蔵委員会 第34号(1957/05/07、27期、日本社会党)

○石山委員 国有財産法の一部を改正する法律案につきまして二、三御質問申し上げたいのですが、私、昨年当委員会の委員を勤めておるとき、夏でごさいましたが、淺香委員を班長といたしまして、北九州の大蔵省関係の行政を視察したことがございます。そのとき私の方として報告孝の中で、税務に関しては、末端では非常に一生懸命やっておるけれども、密造摘発の費用には大へん欠けるものがあるということを報告しております。それから財務関係に関しては、非常に一生懸命やっているようだけれども、これまたおのおの部課において異なった資料を出す、つまり熊本と北九州とでは資料の根拠の点が違う、こういうような指摘して、正確な経済運営をなす……

第26回国会 農林水産委員会 第14号(1957/03/20、27期、日本社会党)

○石山委員 林野庁長官にお尋ねする件は、最近官公労の賃上げについて三公社五現業がそれぞれ争議行為に入っております。一般の農事関係はじみな仕事でございまして、特に森林、山林というようなものは一年や二年、三年や四年で問題が解決がつかない業種であります。しかし日本の全般の産業とかあるいは工業の面から見ますと、森林、林業の占める経済的なウエートと申しますか、そういう点は最近は非常に重大さを加えてきておるというふうに私は思っており。ますそういうときにそれに従事する職員の方々がいろいろな点で不平不満を感じて話し合いの外で実力行使をするというふうな段階は、これはあまり好ましい現象ではないと思っております。今……

第26回国会 農林水産委員会 第17号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○石山委員 農業の問題につきましてはいろいろと政府では心を配ってたくさんの法律を用意して擁護しているように見えます。しかしその反面考えてみますと、問題がいつでも分散されるような傾向があるのではないか、こういうふうに一般的に印象つけられてなりません。たとえば土地の問題一つ取り上げて見ても、いろいろな費目でそれぞれ援助方法などをしているようでございます。しかし外から見ますと、たとえば土地改良法あるいは振興法というふうに、一つでいいようなものが二つ三つというように分離されておる。たとえば開拓の問題、干拓の問題、分離すれば分離してもいいかもしれませんけれども、大きな目で見れば、それも土地改良の一端にな……

第26回国会 農林水産委員会 第18号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○石山委員 きのう一般的に御答弁をいただきまして、大へんにいいような印象を受けたわけですが、ゆうべ少しくこまかいところを見ていきますと、皆さんの方で非常にいいとして集約されて、大体のものを一本化するというような気持は、法文上ではよく通っていると思うのです。その半面に、局長が民主的に運用していきたいという土地改良組合は、むしろ非常に制肘を受ける面が著しく出始めたということ、こういう点は、たとえば総代の選び方とか、そういうものを人数を制限する、あるいは理事の年限などもきめる、こういうふうな点からしてもそろそろかた苦しいような印象を受けている。特に私ども地方に帰ってものごとを運営いたしてみますと、画……

第26回国会 農林水産委員会 第30号(1957/04/18、27期、日本社会党)

○石山委員 私はこの法案を通読いたしまして第一に受ける印象は、伐採量をふやすということに非常に意を用いましてその跡始末にいささか手抜かりがある、こういうふうな印象を第一に受けるのです。それはもちろん造林とか何かに指導員云々とかあるけれども、実際から受ける面からしますと、伐採だけはきちんとしましてそのあとに来るものは――もちろん税制とか何とか、少しずつ改良されたようでございますけれども、新しくいざ実際に造林しようとして乗り出したときに、いろいろな障害に当っているのではないでしょうか。たとえば地方公共団体のうち、うちの方は秋田県で、これは全国でも有数な山を持っている県でございますが、秋田県が五カ年……

第26回国会 農林水産委員会 第32号(1957/04/20、27期、日本社会党)

○石山委員 昨十九日に私たち森林法の一部改正の法案を通しました。そのとき森林育成に関しまして七つの問題をば掲示しました。それは与野党ともに共同の付帯決議をつけたわけですが、おそらく大臣は最近少し忙しいので目を通していないかもしれません。しかしこの付帯決議の中身をしさいに検討していきますと、おおむね予算的裏づけがなければこれは遂行できない。そういうふうな面から見て、きのうの閣議で仲裁裁定が決定を見ているのでございます。それで、三公社五現業ではそれぞれ団交などを開いて、これは組合と相互で問題を提示するだろうと思いますけれども、農林大臣は閣議でどういうふうな格好でこの仲裁裁定をのんできたか、これを一……

第26回国会 農林水産委員会 第43号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○石山委員 世界の食糧関係などを見ますと、大きな戦争のあった場合など、食糧は戦前より相当ふくれておる傾向がありました。今次太平洋戦争を終って以後の内外の食糧事情は、われわれがかつて経験したよりも非常に早い速度で回復が行われておる。むしろ統計上から見ると、アメリカなどは過剰の傾向にある。しかし日本の食糧事情と人口を比較してみますと、残念ながらその比率は合っておらないという傾向もございます。しかしMSA協定によるアメリカの余剰農産物の輸入等をからみ合せて、食糧は不足しておりながらも何となく食糧が余っておるというふうな印象を消費者が最近持ち始めているということも事実だろうと思います。そうした場合に政……

第26回国会 農林水産委員会 第47号(1957/06/05、27期、日本社会党)

○石山委員 この二日に井出農林大臣は某新聞社と単独会見してなかなかおもしろいことを発表しております。その中から特に食糧に関することだけを私は引き抜きまして、時節柄あなたが米価に対しあるいは食糧対策に対してどういう構想を持っておるかを一つお聞きしたいと思います。あなたはパリティ計算によって麦や米の価格は上るだろうというふうに言っております。パリティ計算の通りいけば、ここに試算表が出ていますから明確に数字が出てもいいと思うのですが、ただ上るだろうというふうに濁しておきまして、価格の数字が今の倍になっても、たとえば調査会がどうだとか米価審議会がどうだとかいろいろ言っておりますが、このこと自体は、やは……

第26回国会 農林水産委員会 第55号(1957/09/11、27期、日本社会党)

○石山委員 赤城農林大臣に初めてお目にかかりますので、おめでとうと一言申し上げます。というのは、私昭和二十八年に初めて議員になってきたとき、ちょうど大臣は人事委員の与党の理事をやっておられまして、大へんある点では指導を受けたというような経緯もございます。赤城さんはその当時から保守党の方としては大へんものわかりのいい方で、その当時の人事委員長は与党の今の川島幹事長が人事委員長で、私この方も、もっとも回数が十回以上も出ているので、大へんものわかりのいい方だと思っておりましたが、だんだん偉くなると、どうもものがわからなくなるのか体裁がいいのか、わからなくなるというのが真実なのかちょっとわからぬけれど……

第26回国会 農林水産委員会 第56号(1957/09/27、27期、日本社会党)

○石山委員 前の委員会のときはたしか十一日だと考えておりましたが、そのとき私赤城農林大臣に、みんなが食べる米だからこの価格決定に当ってはたくさんの意見を参照することが一番大事なことではないか、こうお聞きしたら、私ほど大臣になってからたくさんの人に会って、いろいろな意見を聞いている人はおそらくないだろうというような説明もありました。しかし私たちが前委員会であなたにたくさんの意見を聞くようにと、こういうふうに要望したあとで、どういう団体に会ったかよく知りませんけれども、第二十九号でございますか、この広報に載っている限りにおいては、主婦連に対して公開状の質問に答えております。それによりますと、食管制……

第26回国会 農林水産委員会 第57号(1957/09/28、27期、日本社会党)

○石山委員 委員長から言われました昭和三十二年産米検査の適正実施に関する件について決議申し上げたいのでございますが、まず案文を読みます。    昭和三十二年産米検査の適正実施に関する件  早場米の出荷最盛期をむかえ、現地食糧事務所の中には検査官の手不足、超過勤務手当、旅費の不足等のため産米検査に不円滑を招来し、生産農民と集荷関係者に不測の混乱と損害を与えるおそれのある地方がある。よって政府は、遅滞なく所要の措置を講じ、もって本年産米検査の適正な実施につき万全を期すべきである。  右決議する。   昭和三十二年九月二十八日       衆議院農林水産委員会


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 農林水産委員会 第5号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○石山委員 私今度は赤城農相にでもお聞きしようかと思ったのでありますが、政務次官がせっかくおいでになったのでお聞きしますが、政務次官は大臣の代理が、一省を代表しておやりになるというふうに思うわけなのです。しかし法制上からいうと、ちょっと疑義を受ける。たとえば大臣の代理であれば、赤城さんが外国へ行ったあと代理として指名されるくらいの権限があれば、政務次官というものは非常に有効で、いつでも代理として十分論争をかわしても何でもないと思うのだけれども、どうも政務次官の性格は場当り式に御答弁をしていればそれで終りだという印象が大へん強い。一つのお役所の機構からして、そういう意味からするならば、むしろ政務……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 農林水産委員会 第4号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○石山委員 昨年の八月二十一日でしたか、これは赤城農林大臣が大臣になって早々の抱負の一端として述べられたいわゆる農林白書なるものが初めて出たわけでございます。私たち去年も臨時国会等でこの白書の問題を論じたのでありますが、あれから約半年以上たちます。日本の経済も、いうところの神武景気から神武以来の不渡り手形の出たという不景気の方向に転落をした。そういう点から考えてみますると、当時の白書の考え方というものが、今年度の予算の中でそのまま受け入れていいかどうかという疑問もおのずから出てくるわけでございます。その当時の白書の骨子になっているのは、第一には、他の鉱工産業に比べますと、農業が立ちおくれている……

第28回国会 農林水産委員会 第14号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○石山委員 私たち地方へ帰りますと、米の値段と肥料の値段を比べてみると、どうも肥料の値段が高い、これは農民の方々に会うたびごとの言葉でございます。私は資本主義がいいとか社会主義がいいとかというそういう話でなく、現実の経済の運行の中において、合理化なら合理化、あるいはコストの引き下げなり流通過程の問題なりはいい方向へ行われる要素があるものだ、こういうような観点のもとに質問をしたいのでございますが、たとえば肥料の原価計算ということになりますと、それからお米の原価計算というふうになりますと、お米の原価計算は私は非常にやさしいと見る。これは普遍的なものなんです。たとえば国民の中に四割なら四割という農家……

第28回国会 農林水産委員会 第16号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○石山委員 私はこの掛金の表をいただいているのですが、算定基準は年金というものの計数から拾われたのでございますか。そういう点を一つ……。
【次の発言】 各種の農業団体は、政府の補助金あるいは農林行政の末端機関としてそれぞれの農林行政に協力しておりますから、民間の団体でありましても特殊な性格を持つ団体だろうと思います。ただ私特に奇異に感じられるのは、その私学の共済に近づける、こういう面が非常に私は強く出ているのではないか。私はなぜ民間団体に準じて農協の団体を見ているかといいますと、いわゆる負担能力の問題が非常に――事業主の負担能力ですよ、事業主の負担能力というものがこの場合大へんに尊重されていい……

第28回国会 農林水産委員会 第20号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○石山委員 私大野さんに理事の点についてお伺いいたします。もちろん御出資の金は、利子をかけた大へん大切なお金だから、それを管理するために理事を置く。そこで出資高からすれば、政府は五億という金を出資するわけです。そうすると、ある意味でいえば、国会の意見を背景にした、いわゆる農林省の御意見にまかせても、出資金の比率からいえばいいような格好になるのではございませんか。その点はいかがでございますか。
【次の発言】 というと、各業者一名という気持ですか。これで見ますと、一口二千万円くらいで九千五百万円くらい出すという予定になっているが、そのうち一口一名の理事を出すということですか。

第28回国会 農林水産委員会 第22号(1958/04/03、27期、日本社会党)

○石山委員 これは政務次官にお聞きします。基金法の方式で酪農振興をおやりになる、それとも通常の予算で酪農振興をおやりになるのでは、私は考え方がだいぶ違ってくると思うのです。今回の場合、十二億というて、五億を基金のやり方によって酪農振興をはかる。将来もこの形式で酪農振興をおやりになる意図のもとでこれをお出しになっているかどうか、これを伺いたい。
【次の発言】 その他に酪農振興でもそれぞれお使いになっている金額があるということは、おそらく補助金の小団地の土地改良費用の六十五億などをさしているのではないか、こう思っておりますけれども、このお金をさしているわけでございますか。

第28回国会 農林水産委員会 第23号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○石山委員 これは公庫の総裁にお聞きしたいのですが、小団地の土地改良事業基金として六十五億を預けますね。この六十五億は一般経理と区分して整理される、そして資金運用部に回されて云々というようになっておりますが、その場合に公庫は全くのトンネル的な存在でありますか、あるいはこれに関する利害関係事務、そういうふうなものはどういう関係でございますか。
【次の発言】 これは経済局長でもよろしいし、主計官でもよろしいのでございますが、その出資金六十五億を資金運用部に預託をする。そのかわりじゃございませんでしょうが、資金運用部から三十五億を借りると言っておりますね。これはどうなんです、これは同じように六十五億……

第28回国会 農林水産委員会 第24号(1958/04/05、27期、日本社会党)

○石山委員 農地の問題と米価の問題をまじめに考えますと、農村全部の問題に関連していくだろうと私考えております。私は、そういう意味では固定した問題でなく、努めてそういう問題を関連さして聞きたいと思いますがそういう意味では、農村問題はそもそもなどというふうな開き直った意味でなくお聞きしたいのです。  ふだんわれわれが新聞とかあるいはそれぞれの学識経験者などの意見を聞きますと、最近食糧事情がよくなってから、どうも政府の、特に保守党政府の最近のやり方は、農村の産物を踏み台にして、農民諸君の生活をかなりに犠牲にし始めてきている、こういうふうに言われておりますが、それはどうでございましょうか。


石山権作[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院27期)

石山権作[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1955/05/27、27期、日本社会党(左))

○石山委員 石炭協会の副会長の方にお聞きしたいのですが、今の基幹産業のうちで、一番お困りになっているのは石炭業界だというふうに私たち見ておるのであります。何と申しましても、基幹産業の興廃というものはその国の産業に非常に影響するものでございますから、私たちは特に心配せざるを得ない。今回の関税の査定に当りまして考えられることは、税収入と国内産業の保護ということが、やはりこの場合非常に大切なのでございまして、帝国石油などは一〇%くらい関税をしてもらえると大へん助かる、こういうふうな意見も出ております。先ほどプラス・アルファというようなお話も承わったのですが、もし一〇%の関税が重油に付与されるとなると……

第22回国会 大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/05/24、27期、日本社会党(左))

○石山委員 一般会計であったアヘンが今度特別会計に繰り入れられた要素、つまりうま味は那辺にあるかということを一つ御説明願います。
【次の発言】 食管法初め特別会計になりますと、政府が資金を運用するに当って、政府側と申しますか、時の与党側などに有力に使用された経緯をわれわれ見ているわけで、特にアヘンでございますから、うまく特別会計で流用などやられたのでは大へんな問題になると思いますが、政府が今出されている法案の内容によって、そういう不明朗さがなくして、きちんと特別会計としての面が出るということが期待できますか。
【次の発言】 それでは厚生省関係の方にお伺い申し上げますが、アヘンその他の麻薬は、国……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 農林水産委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1956/02/28、27期、日本社会党)

○石山委員 農林漁業金融公庫のことについて質問いたします。この説明書の中に、「農林漁業の生産力を維持増進するために必要な資金を、長期かつ低利で融通して参りました」というふうなことと、農林中金の立場というものをあわせて考えてみた場合、現在の立場から見て、この金融公庫と農林中金の両者は、われわれから見ると、やや同じような性格を持っているように考えます。一つは政府機関、一つは民間機関というふうに区別はできるけれども、同じような性格を持っておるものではないか、こう思っておりますが、どういうふうにお考えになっていられるか。
【次の発言】 これの窓口営業はどういうふうな系統を通じてなされておりますか。


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号(1957/01/21、27期、日本社会党)

○石山小委員 東南アジアに関する資料は何をおもに集めるのですか。
【次の発言】 先生が考えておられるのは、一般的な資料でございますか。
【次の発言】 それは最も新しいのですか。
【次の発言】 政治、経済を主体にして、すぐ役に立つものとなると、大蔵省に談判してもいいと私は思いますね。
【次の発言】 風俗とか文学とかいうようなものはこの次にしても、まず政治、経済に関するものだけは、この際ぜひやってもらいたいと思います。
【次の発言】 跡始末を考えずに、ばさばさやってしまうわけですね。

第26回国会 農林水産委員会食糧に関する調査小委員会 第2号(1957/06/12、27期、日本社会党)

○石山小委員 私大川先生のお話を承わって、おおむねのところはわかったような気がいたしますが、この答申は大体は経済的に割り切って処分をするものだ、こういうふうな気持でおったのですが、あまり実情をよくお知りになっていたために、あるいは先ほど川俣委員が言われるように、政府のやり方が上手であったためかどうか知りませんけれども、非常に政治的な表現で答申がなされているというふうに思われてなりません。私たちが望んでいたところとは少しく相違があるのではないか。もう一つは、これは間もなく開会されるであろう米価審議会に御遠慮をいたして、そういう分野を侵してはならぬというふうな配慮があまりに強過ぎてこういう表現をと……

第26回国会 農林水産委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1957/03/30、27期、日本社会党)

○石山委員 私大蔵委員とし二年ばかりいて、大蔵省のお役人さんの気質というふうなものをちょっとうかがっているのでございます。どうも性格上やむを得ないと思うのですが、集めることに一生懸命熱心でございまして、しかも集めた範囲内で何でも物事をやるというのですから、どうもそこには愛情とか将来性とかいうことをあまり考えない傾向がお金の面ではたくさん現われている。たとえば徴税の場合は大へん熱心で、一人当り二百万集めろ、三百万集めろというようなやり方をやる。今さらそういうことを言ってもしようがないけれども、この法律を見ますとそういう印象がますます濃厚にあると考えます。これに賛成した方方も変だと思うのです。農家……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第1号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○石山權作君 私、次官にお願いいたしますが、農林省側では林野庁が主体になっておりますが、これは生産の方の側でございます。通産省の方は、消費の力を受け持つという立場だろうと思います。林野庁で出している資料を見ますと、三十一年では、概算七百万石くらい不足ですが、あとは三十二年、三年、四年、五年と、概して毎年一千百万石、二百万石、三百万石というふうに、百万単位くらいずつ年々不足を告げていくという計数が出ております。この不足分は、使用量の全体から見ますと、一割にも当っておりません。ですから、やり方によっては、これはカバーできるのではないか。特に、今通産省がとっておられる施策、たとえば都市のガス化、その……

第27回国会 農林水産委員会林業に関する小委員会 第2号(1957/11/09、27期、日本社会党)

○石山小委員 一昨日長官からいろいろ説明を承わったうちに、数字を出して説明をいただきました。たとえば参考書類のうちの九ページの八表の中でだれでも理解のできるような格好でその伸張度及び必要量、それに対する現在の需給量と不足量というような工合でよく収集されているわけでありますが、私この数字そのものにちょっと疑義を持つものであります。たとえば昭和三十一年、三十二年あるいは三十三年というふうに近い数字をとってみましても、私は疑義を持つ、というのは、林野庁の方々が割合にやりいいような形でこの不足な一千万石ないし七百万石というふうな数字を出しているのではないか。たとえば三十年が七百万石の不足である、三十二……



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データ更新日:2023/02/05

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