このページでは石山権作衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○石山權作君 私は、日本社会党を代表しまして、ただいま上程されました防衛庁設置法の一部を改正する法律案、自衛隊法の一部を改正する法律案の防衛二法案について、いずれも反対の討論をいたそうとするものであります。(拍手) 防衛庁設置法の一部改正法案は、自衛隊の定員を一万二千名増加しようとするものであり、自衛隊法の一部改正法案は、東北、東部、中部の三方面隊を新設し、また、航空自衛隊に第五航空団及び飛行教育集団を新設せんとするのが、そのおもなる内容であります。 私は、次の理由から、両法案に断固として反対するものであります。 その第一は、そもそも、自衛隊なるものは、設立の当初から明らかに憲法違反であ……
○石山權作君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程になりました農地被買収者問題調査会設置法案に対しまして反対の討論をいたします。 この法案は、農地改革によって生じた副次的結果ともいうべき被買収者に関する社会的な問題について、その実情を明らかにするとともに、これに対して何らかの措置を要するかいなかを十分慎重に検討しようとするもので、これが調査会は二カ年間、委員は二十人以内、さらに十人以内の専門調査員と十人以内の幹事を置くことができるという趣旨のものです。これら、一見何ら特別の事柄も含まないような形で、いうところの低姿勢で打ち出されてきた法案でありますが、この法案の提案されるまでの経……
○石山委員 人事院の今回の給与引き上げは、資料を今初めて手にしておるので、詳しく内容を調べておりませんけれども、新聞紙とそれから官公労の組合の諸君から意見を聞きますと、人事院がせっかく骨を折って相当意欲的に公務員の給与の改訂を今回行なった、こういうふうな気持とは大へん違ったような批判が行われておるわけであります。人事院が一番力を入れて、ここのところは手前みそ、ここのところは自信を持ってやった、こういうような個所が必ず二、三カ所あるだろうと思います。そういうふうな点を一つ説明していただいて、官公労が二、三反駁している点にもこたえるような格好で、給与局長あたりから詳細な説明を一つ承わりたい。
○石山委員 きのうの続きをお伺いするわけですが、一番の欠点と申しますか、理解に苦しむ点が一つございます。それは何月何日からこの勧告を施行するようにしなさいという意味の勧告が、ちっともなされていない点でございますが、それは何か特別な理由でもございまして期日を明示しなかったのでございますか。総裁にお伺いいたします。
【次の発言】 そうしますと、やり方によっては政府が御都合のいいとき、この案をば六割か七割ぐらい受け取ってもよろしいというふうな、独自な解釈がどこかに行われてくる可能性があるわけでございます。やはり人事院は、勧告したものが正しい数字であり、これが公務員の給与、業績に絶対に必要な関連性があ……
○石山委員 私、多賀谷委員からいろいろ質問されておるうちに、大臣に対して三、三何か疑問を持ったのです。大臣の答弁の中で特に私疑問を持ったのは、労働省の立場というようなもの、労働省は一体この場合労働者の味方なのか、サービスのお役所なのか、それとも指導機関なのか、それとも弾圧といってはおかしいが、説教する機関なのか、いろいろ考えさせられる節がございました。特に私大臣にお聞きしたい点は、王子問題についていつの日でしたか、閣議で何かおっしゃった。ホスゲンだかモルゲンだか、薬の話が出たので、王子がそんなものを発明したのか、モルゲンだから、おそらくこれは洗たく用の粉か何かかと思っておったら、そうではなくて……
○石山委員 七月十六日に人事院の勧告が出て、私たちは八月一日等を経ていろいろと問題を論議したわけでございますが、政府としましては、十月二日に期末手当を〇・一増額する、こういう案をお出しになったわけでございます。特に私、長官がおいでになればなおさら趣旨がはっきりする点もありますけれども、提案の説明の語句の中でちょっと私たちには理解に苦しむ点がございました。その点をお聞きしたいのですが、それはこういうことでございます。「従前の例にならい、各庁の長が既定人件費の節約等によりまかない得る範囲内で定める割合により支給する」とございましたが、この場合の「範囲内で定める割合」ということがのみ込みにくいのでご……
○石山委員 総理府の方にお聞きいたしますが、先ごろ私公務員制度の答申案に対して、政府はどのくらいの検討が進んでいるかということを質問申し上げたわけですが、少しく御答弁が私のところまで明瞭に響きませんでしたので、はなはだ気の毒に思いますけれども、もう一ぺんこの制度がどのくらい検討なされて具体化の方向に進んでいるのか、政府が眼目として特に力を入れて研究されている事項は那辺にあるか、こういう点を一つついでに御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 これは長官がおいでになると大へん聞きいい問題でございまするが、機構問題はどういうふうな話し合いが進められているか。たとえば防衛庁云々、内政省をお作り……
○石山委員 調査員を五名ふやす。これは私は大したことではない、全く事務的な問題だと思うのです。御承知のように憲法問題に関しましては、社会党は今の憲法は当分いじってはいかぬというふうな建前でいるものですから、もし問題をからませるとすれば、五人調査員をふやすという事務的な問題が、ある意味ではさらに政治的な意味を持ってくるわけです。そして時あたかも憲法に非常に抵触するような法律、警職法のようなものが突然出されておる。あるいはやがて問題になるだろう日米安保条約のいわゆる共同防衛の範囲によっては、憲法に重大な危機がくる。こうなりますと、問題は簡単に見えても、調査会そのものを否定している社会党のわれわれか……
○石山委員 通産の方に鉱区の問題と国立公園、天然記念物の指定、そういうような関係についてお聞きしておきたいのですが、秋田のようなところは鉱業県として有名なんですが、ことに、たとえば同和とか三菱、ああいうのは別にして、中小の鉱山がたくさんあります。特に硫黄鉱山などは中小の代表でございますが、これは例の北投石等の関係、それから国立公園等の関係で、究極において鉱区の権利がどこかに押しつけられてしまう。そうかといって、あるいは文部省等でこの鉱区権を適当に評価して補償するかというと、そういうこともなされない。通産省の場合には掘つてもよい、権利を与えておいて、その乏しい資金の中で採掘所を経営して二年か三年……
○石山委員 農林省の設置法によって職員その他が五人増される。五人はどういう役職をお持ちになる方だか、お聞かせ願いたい。
【次の発言】 私は増員五人の役職名を聞いているのです。たとえば局長さん一名ふえる。何々課長さん、何々課を設ける、こういうことを聞いているのであります。
【次の発言】 そうすると五人の増員のうち四人まで高級の役職というふうになるだろうと私は思うわけです。そうしますと、私表面から見ると、何か高級官僚を作らなければ、役職名を作らなければならなくて、事務所を事務局に格上げしなければならないというような印象にこの説明の中では受け取れるわけです。必要度というよりも、何か皆さんのグループの……
○石山委員 大蔵省関係でございますが、特に私この問題が起きた当時大蔵委員でありまして、紙幣をば硬貨にかえる問題についての大蔵当局のいろいろな答弁の中で、紙幣よりも硬貨が国家財政上から見て非常に有利である、こういう御説明がありました。反面また当時みつまた生産者が非常に不遇な中で、国とのお約束のために無理をしてみつまた生産に尽したという経緯があります。そうした場合に、もし簡単に紙幣から硬貨に、国家の財政上有利だ、通貨政策上有利だという建前で、すぐそういうふうな政策を変更するとすれば、言うところの民生安定に非常に影響するところが多いのではないか。その場合いろいろ論議した結果、大蔵省でもその点を了解い……
○石山委員 大蔵省に簡単にお聞きします。ここ四、五日の日銀の帳じりはどのくらいですか。こまかい数字は要らない、千億台ぐらいでいいです。
【次の発言】 第三次の公定歩合を下げたのですが、それに影響する歩合は四千億とすればどのくらいになりますか。
【次の発言】 そうしますと一厘、日歩だと四百万ですね。そうなりませんか。
【次の発言】 私、こういうことを書いたいのです。たとえば公定歩合を引き下げるということは、市中銀行の率も引き下げるのだ、そういうことをねらっておやりになると思うのですが、なかなか市中銀行が下げない。そうすると、公定歩合を一厘引き下げるということは四百万ずつだ。それは市中銀行に利益を……
○石山委員 受田委員が自治庁長官に質問されたとき、自治庁長官は自治省を早く作りたいせいか、見当違いな、自治省の内容を一生懸命説明したことが冒頭にございましたが、それほどあなたは熱心に、自治省を作ればいわゆる地方自治が非常によくいくのだという一つの目標があるわけでしょう。それからもう一つは、国家消防本部を昇格して消防庁にする、この二つが大きなもくろみだと思います。自治省の中で、国家公安委員あいるは警察、こういうものは切り離しておきたい、こういうあなたの御意見は、私はある意味では正しいと思うのです。そういうふうにしてもらいたいものだと思う。ただこの場合気になるのは、消防庁を外局として含めれば、すぐ……
○石山委員 宮内庁の方にお尋ねいたします。先ごろ私たち内閣委員として皇居を見させていただきました。見て、一言に申しますれば、私たちがふだん考えているよりも大へん質素なあり方、特に清宮さんなどは前の侍従の方々のいられたというところに入っておられて、勉学だけでなくそれぞれの日常の炊事なども勉強されていられるという話、そしてそのうちなどもじかに見まして、ある意味では私たち安心をいたしました。同時に昔のイメージというものが消えた。これもまた私はいいことだと思って参りました。私たちが考えているような方向にだんだん大勢は向いているのだろうというふうに、私は印象として受けたのです。今度皇太子さんが御結婚なさ……
○石山委員 関連して。北海道苫小牧のことが、いかにも治安を非常に乱して、自衛隊を対象にしなければならないような同僚議員の質問は、私問題を非常に複雑にすると思うのです。特に自衛隊の性格を複雑にすると思う。(高橋(禎)委員「そうじゃないと言った。」と呼ぶ)そうじゃないと言うのは、あなたは前職が前職だからことにそういう言いわけをしているのです。それじゃいけません。そういう方向に自衛隊を巻き込むことは、何とかかんとか最近自衛隊が国民の中である種の認定を得ております。これは皆さんの側からいえば、認められつつあるというような希望観測にも通ずるのですが、それが今高橋委員みたいな質問の中にいい工合に入ってきて……
○石山委員 私、今までの論争を聞いていまして、国民の一人として大へんびっくりしたのであります。その一つは、日本の国の憲法は、ある種の自衛力は認めるけれども、攻撃的であってはならぬ、この防御と攻撃というふうな問題も、私はかなりに論争の種になると思いますが、一応常識的に言ってよろしい。その場合、総理のお話によると、外国軍隊は水爆その他を持ち込んでも、それは何ともならないことだ、こうおっしゃっております。私はなるほどと思うけれども、あるいは今までの経緯からして、なるほどと思うけれども、問題を突き詰めてみますと、ずいぶんへんてこなことだと思うのです。われわれ自身は攻撃的であってはならぬと言っていながら……
○石山委員 あなたは北海道開発庁長官を兼任されて、受田委員の言い分を聞けば非常に実力者であって副総理格だ、こうおっしゃっておるのですが、私もその通りだと思う。事北海道に関する限りは人員の配備を見ても、あなたは自分のところだけはちゃんとやっておる。これは実力者でなければ自分のことだけでもやれないのが現状ですから、自分のところだけでもえらいと思う。それから例の石炭手当も御自分のことだから、あなたは閣議で大あばれにあばれて、そこだけでもまた半トン分多く取ろうというような御努力をなさっておられたと私は想像するのですが、公務員制度、定員の問題、あるいは行管等から見た場合に給与を自分のところだけやったら、……
○石山委員 防衛問題を考えてみたり、それから安保条約、日米行政協定、その前のサンフランシスコの平和条約等を見てみましても、私らの受ける憲法と日米の条約は、皆さんの意見を聞きますと、これは憲法を無視しているのじゃないのだ、憲法の精神を侵しているのじゃない、これは全く質が違うのだ、異質のものであるからという、これは林法制局長官がうまくごねごねと回してしまって答弁していますが、異質のものであっても、受け取るわれわれから見れば、憲法はこういう範囲内だということは、片方ではその範囲をどんどん越えて、いろいろなことがやられているわけですね。この点だけは皆さんの方でも感じたと見えまして、今度の基本条約も、あ……
○石山委員 大へん時間がないというので、日本の国にとって大切な法案の審議が、すらっと頭と顔をなでたくらいでこの委員会を通っていくという姿を見ると、私はこれはやはり正常なものじゃないと思うのです。ここにこそ、われわれは国民の負託を受けて、全勢力を傾けて論議をした結果、ほんとうに疲れ果てて採決という段階になれば国民も理解すると思うのだが、全くこれは――私は憎まれ口をききたくないのですが、もっとわれわれは努力をして、これはわれわれにも責任があるのでしょうけれども、与党の諸君が特にこの責任を痛感しなければならぬと思う。ほんとうですよ。今度はこういうことのないように、一つ時間を与えてくれることをまず第一……
○石山委員 年金局の設置にからんで少し御質問したいと思います。 年金法を通す前に、十一日に公聴会を開いたのですが、その公聴会の意見をまとめてみますと四つくらいになるようでございます。これに対してどういう御答弁がいただけるかということですが、第一には年金給付費が少し低過ぎて社会保障にはならないのではないかということ、それから保険料の徴収がこんなやり方では十分にできそうもないではないか、それから三が障害年金に改善の余地が多い、これは自民党で推薦した中村さんが発言をしております。これにどうお答えになるか。それから第四、年金事務費をもっと充実しなさい、こう四つくらいがおもな点として公聴会では言われて……
○石山委員 これはあなたの方の大先輩である綱島氏からも聞かれて総理大臣が答弁されたけれども、あなたは答弁されなかった。綱島先輩がどういうことを言っておるかというと、社会的問題とはどういうことでありますかと言っておる。第二に、もし調査審議した結果、社会的に打ち捨てがたき事情が明らかとなった折は、一定の補償金か善後措置を講ずる気があるかどうか、こういうふうに聞いております。特にこの前段の場合は、岸総理の答弁は、これは両岸だからやむを得ないのですが、やるようなやらないような、結局何をしゃべっているかわからないような答弁です。この社会的という言葉は、何だかぼさっとしていて、どこにでも逃げていくようなこ……
○石山委員 給与のことについて質問申し上げたいのですが、私たち八月九州へ国政調査に行ったわけですが、こまかいことは、あるいはもっと突っ込んだようなことは臨時国会になってからお聞きしたいのでございますが、きょうは一般的な臨時国会等にあるいは来年度の予算を組む、それらの腹がまえについて、政府やあるいは事務当局の方々の御意見を聞きたいのでございます。 それで九州に行って七月でしたか、勧告案が出たのに対して各組合の方々にお集まりを願って意見を承わる、こういうふうな集会をば福岡の人事院出張所の方々の努力で持ったわけですが、その中で今までであれば、勧告の内容に対してそれぞれ見解が披露されたわけでござまい……
○石山委員 別に開き直った意味じゃないのですが、最初に一つ申し上げておきたい。 約束したことは努めてそれを守っていただかないと困る。私も内閣委員を兼任している関係がありまして、今問題になっておる機種問題をきょうやる予定でございました。そしてこっちの方は午後からだというので、都合がいいなと思っておったら、こっちの方は午前やる――こっちは一番先に私が質問するというふうにお約束をしておるのですから、委員会としてはこういうことはあってはいかぬと思うわけです。最初の構想が今現われてきたわけです。午後からやれば、そういうことはなかった。お急ぎかどうか知らぬけれども、変更されたからやむを得ないと思うのです……
○石山委員 岸総理にお伺いしたいのでございますが、私過日秋田県の一部、青森県、宮城県の一部等を遊説に回ったのでございますが、そのときいろいろと安保の問題等についての質疑応答の中で、こういうことがよく聞かれております。たとえば今度の戦闘機種のグラマンからロッキードへ変わった点は、あまりにもあざやかな身変わりぶりだ、これは一体どういうことか、ずっと東京から遠いところにおるわれわれとしてはわからぬ、こういうような質問。その次にはベトナム賠償などというものを、ああいうふうな暁の国会を三日も四日もやって、無理に打ち切らなければならぬ理由は一体どこにあるか、そのときの岸さんの写真はまことににこやかな、きれ……
○石山委員 初めに淺井総裁にお聞きいたします。私たちがこの前国政調査として九州に派遣されました報告書を当委員会に提出をしております。その報告書はおそらく淺井総裁も読んでいただいただろうと思いまするが、重ねてその要点を申し上げまして、御意見を聞いておきたい、こういうふうに思います。 いろいろ要求がたくさん公務員の方方からあったわけであります。これは福岡を中心にした組合の方々の御意見を要約したわけですが、その中の要約の一つとして、私の方ではこういうふうに申し上げております。人事院の勧告が、つまり精密な科学的な要素を持って合理的な方法で勧告したものであるとするならば、その限りにおいては方法は納得の……
○石山委員 これは大臣用の予算説明だと思います。委員会用としましてはもう少し詳しくなければ、質疑応答の資料としては私は不足だと思うのです。たとえばこれに対するもっとこまかい資料をお出しになる用意があるかということ、それから準備ができているかというふうなことをお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 今度国会に安保問題に関する特別委員会が設置されました。当委員会でこの前の国会までおおむね力を込めて討論されている戦略戦術論の問題、こういうふうなものはここでは努めて省かれるような格好になるのじゃないか。政府与党でどうしても防衛問題というものは確固としてやっていくということならば、われわれが非常に反対……
○石山委員 赤城長官に予算編成当時のことをお伺いしたいのですが、ことしは伊勢湾台風等があるから防衛費はふやさないのだ、こういうふうなことが大蔵省筋から流されて、これは国民一般の納得を得た一つの宣伝だったと思うのです。それをあなたが、年末年始休まないで、粘りに粘って百二十五億よけい取ったということは、国民の期待を裏切ったと思うのです。あなたは何でそんなにがんばって取らなければならなかったのか。そこら辺の局長さんににらまれて――あれはよくあるのですね。大臣が浮くとか浮かないとかいうのは、そこの省の予算をよけい取らなければ浮くという話を私聞いているのだが、あなたは国民の世論よりも、そこら辺に並んでい……
○石山委員 きのう私の方の同志の受田さんから話があったのですが、総務長官の立場と国務大臣というような問題とからんで、やはり給与というものは大へん公務員にとって大切なものである。公務員にとって大切なことであるということは、これはとりもなおさず国の行政にとっても非常に勘案しなければならない重要事項の一つになると思います。そういう意味で私の方の社会党としましては、前の経緯もありまして、この際給与担当の大臣を置いた方がいろいろな点でよろしいのではないか、こういうような建前で政府の方へ申し入れしているわけですが、実際に渦中におられる総務長官はどういうふうにこれを処理しておられるか、その間の政府内部の事情……
○石山委員 私今の兒玉君の質問に関連して、二、三お伺いしたいのです。防衛庁のあり方に対して、国民の中でわれわれを初め非常に危惧を持っている国民はたくさんいるわけです。そういう中において、こういうふうな国民の一部の財産あるいは人畜に被害を与えられるかもしらぬという不安、こういうことが起きた場合に、私はほかのことと違って、賠償問題なんかもほんとうに迅速にやる必要があると思うのです。それがまだ研究調査の段階でいるようでは、私は非常に残念だと思うのです。自衛力を進めていく建前からしても……。平穏であるところへ、演習をなさらなければ、そんな被害は起らぬのですからね。国民の一部の反対を押し切って自衛力を増……
○石山委員 この前私の方で、給与問題というのは国の行政上から見ても大へん大切な問題でもあるし、他省との関係等もあるから、どうしても給与担当大臣を置く必要があるのではないかという質問に対して、慎重に考慮をしているというような御答弁でしたが、結果はどういうふうになっているか、その点をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 そういう点でも、給与問題なんというのは尊重しないのか、あるいは避けたがっているのか、一体給与問題というものは大切だとお考えになっているわけですか。尊重々々と口では言うけれども、あまり尊重しないような、そういう点が見えてならないのですよ。たとえば給与問題の今の国務大臣の問題にしましても、……
○石山委員 きょうは責任者がいないような格好ではなはだ残念ですが、事務的なことからお聞きしたいと思います。
水産庁関係をお聞きします。官庁の用語というものはおもしろいものだと思うんですが、提案理由の中にこういうことを言っておるのです。「放流等に関する事務を国の事務として実施する必要がなくなったため、」というのだが、ああいう仕事が事務というような仕事になるわけですか。いわゆる十和田のサケ、マスの放流する仕事、あれは事務というふうなものになるわけですか。
【次の発言】 この事務ということが法律用語であれば私はあえて聞かぬわけなんです。官庁用語であればこんなものは直さなければいかぬと思うのです、わ……
○石山委員 農林省の設置法一部改正に関して、林野庁にお伺いいたします。端的に申せば、為替の自由化に伴う林野行政というとちょっととっぴな感じだと思いますが、しかしそれは実際上お聞きしたい要点なんです。きょうは時間がないといいますから、私はおもに質問の要旨を申しておきまして、少し研究しておいて数字等も取りそろえておいて、あとで詳しくお伺いしたい。大ざっぱなところをお伺いしたいのですが、たとえば山林の場合には、治山治水あるいは建築用材あるいは化学工業用材というふうに分れていくと思うのですが、私のお聞きしたいのは、いわゆる化学工業用材としての林野行政に問題をしぼって、きょうはお聞きしておきたいと思いま……
○石山委員 この前中曽根長官からいろいろ説明を聞いて、非常に文化的な方向に進んでいるというようなことを承っていささか安心をしておりますけれども、最近の空の科学というものは、すぐ何か兵器と戦争に脈々とした連絡があるというふうな実績があるわけです。特に私この前長官にも要望を申し上げたように、日本の国は、いわゆる経済的にも生活的にも非常に民度が低い。その中にずっとおおらかな空を見ているようなこの問題は、ある意味では非常にいいわけでありますけれども、われわれとしてはある意味では非常に不満を持っているわけです。そういうお金があればというような考え方を持ちます。現在科学技術庁でおやりになろうとする問題に、……
○石山委員 大綱は私の党の書記長から質問があったのですが、その大綱の一つとして、副総理がせっかくおいでになっておりますから、給与担当大臣としての心がまえを一つお聞きしたいと思います。 私の党の淺沼書記長からは、ILOの批准もやがてなることでしょうから、公務員の給与問題に関しましては、普通のような雇用者と労働者という関係で話し合いをさせて給与をきめたらどうだ、こういうふうに言ったわけですが、現実の法律としてはそれができていないわけです。ここで問題になるのは、先ほども申し上げたように、人事院総裁からも過去十二回勧告があった。その中の六回は普通のいわゆる一律べース・アップであった。あとの六回は部分……
○石山委員 行政管理庁にお伺いしたい点があります。それは法案のことではございません。私たち内閣委員として地方を回りまして各所の行政監察の方々とお会いして、一生懸命やっているということは見てきております。かなり一生懸命やっているだけでなく、実績も上がっているように思っております。私たちは今のように官僚機構が非常に複雑多岐にわたっていますれば、やはり行政上の問題では、たとえば行政管理庁が非常に強化されなければならないというふうに考えております。強化される面はこういうこともあるのではないかと思うのです。たとえば非常に勉強されて、ある出張所によれば自費をもって調査に行かなければならないような境遇もある……
○石山委員 質問の初めに、委員長にこの法案の取り扱い方について御意見を承っておいた方がいいのではないかと思うのです。それはわれわれは毎国会ごと内閣委員会としては、各種設置法というのをたくさん取り扱います。しかし今まで取り扱ったうちで大きなのは、局を設けるあるいは官房を設けるくらいのところでございました。ですから一省のあるいは一官庁の中における組織の一部変更あるいは定員増ぐらいのところが、おおむねの設置法でございました。その次には普通いわれている学識経験者その他の民間の御意見を拝聴いたしましょうというので、各種調査あるいは審議委員会等を設ける、これは設置法のわれわれの経験でございましたが、今度の……
○石山委員 公務員の給与を考えますと、私たちはすぐ、給与に伴うところの公務員の、国家の福祉に奉仕するということと同時に、国民の一人としての権利、こういうふうなものも総体的に考え合わされるわけです。それから労働条件というふうな問題については、どうしましても公務員の数、いわゆる定員というふうなものもにらみ合わされる、こういうふうなことは断ち切れない問題だと思います。給与の問題ということと公務員の権利、義務というふうな問題、公務員の数、こういうふうなものはまあ一体となっているわけですが、今回の給与の問題につきまして、私が給与担当の大臣である益谷大臣にお聞きしたい点は、先ごろ三公社五現業の方々に対しま……
○石山委員 これは人事院が勧告をなさって、それを政府が人事院の意見をば尊重いたしまして今回法律として提案したわけですから、人事院と政府と両者の立案あるいは共同責任というふうなことになるだろうと思いますが、今度の給与改善あるいはそれに伴うところの法律改正を見てみますと、給与の面だけ直接に言いますと、非常に、俗語で言えばなから半端だという言葉を私の方で使うわけなんです。あるいは帯に短したすきに長しという言葉等にも通ずると思うのですが、政府の思いやりがあって、いわゆる七百四円というふうな昇給は、そういう意味では高給者に対しても満足を与えていないのはもちろんでございますが、一般の職員に対してもちょっと……
○石山委員 政府が一つの行政機構を考えながら、いわゆる税金等を考えれば、やはり格安というふうな言葉が使われるのは私は当然だと思うのですが、費用をかけないで、そして能率的な機構にするというのは、これはだれしも考える一つの構想だろうと思う。そうした場合に、ともすれば機構の拡張が行なわれ、それと同時に機構の末端において一つの混乱が起きておる。この混乱をわれわれはなわ張り争いと呼んでいるのです。今回の自治庁をば自治省に昇格さす、これを政府が意図している、いわゆる能率というものと、費用を少なくかけてやるということと、それと同時に拡張された場合における末端の混乱、こういうふうなものをば、今回どういうふうに……
○石山委員 官房長官にお尋ねしますが、官房長官の御答弁がいつもやわらかで幅の広いものだから、私の方で理解するに苦しむものだからつい長くなるという格好で、そのものずばり言っていただけば早く問題が済むだろうと思います。
お聞きしたい点は、これは本会議でも討論の課題になった問題ですが、国家公安委員長と今度の大臣との関係について兼任をさすという構想でいるのか、その点を一つ承りたい。
【次の発言】 そうすると、現在のところは組織的にも法律的にもそれが定まっておるものだ、定めるようにする、こういう考え方はないということですね。
【次の発言】 私は官房長官に前々から申し上げた点の一つとして、庁を省に昇格さ……
○石山委員 ただいま議題になっている国家公務員災害補償法は、提案の中にもありますが、在来よりも働く人たちにとっての条件がかなりに有利になった、こういうことが言われております。しかしこれはもちろん比較的に有利になったということでございまして、私たちから見ればかなりな不備も拝見されます。たとえば、社会労働委員会で本法が通ったわけですが、このことを通じて考えてみても、今度の国家公務員災害補償法の中身が非常に多岐多様にわたっているということでございます。こういうような厚生事業はおおむね公務員であろうともあるいは 一般の民間人であろうとも、男でも女でもというふうな工合で、国民という立場から見て一本化さ……
○石山委員 赤城さん、お久しぶりに見るわけですが、全く御苦労様です。安保問題は日本の国の安危にかかわる大問題であるとともに、保守党の政権維持にも大へん関係あるといわれていますし、その次には、あまり芳しくはないけれども、岸三選につながるともいわれています。しかし保守党政権の安定とか、岸三選ということとは別に、日本の国の安危にかかわる問題なものですから、ひまがある限り毎日安保を傍聴に行っております。全く御苦労様ですが、岸さんはだんだん人相が悪くなってきたようでございます。藤山外相はあの白髪の、銀色ですか、光が薄れて、童顔がおばあちゃんに変わってきた。わが赤城大臣は笑顔を忘れてきて、しわがずっと多く……
○石山委員 きょうは岸総理大臣という職名よりも、むしろ国防会議の議長としての岸さんをば、われわれ考えているわけですが、しかしせっかくおいでになったのでございますから、万般のこともお聞きしたい、こう思っております。 毎日新しい安保条約の問題で、政府も、国会議員の方々も、それぞれの立場においてほんとうにまじめにずっとやっているわけですが、まことにそういう点は御苦労様だと言わざるを得ません。しかし政府が一生懸命御答弁になっている割合に、岸さんがアメリカにおいでになってこの条約を調印された直後に発表された、いわゆる日米の新時代が来た、こういうふうなことをおっしゃっていたわけですが、説明を聞いていても……
○石山委員 四月五日の安保特別委員会で赤城さんが、軍をこうしたいと言っております。たとえば陸上十八万、海上十八万トン、航空機千三百機、これに要する費用は国民所得の約二%、この骨子は今日においても変わっておりませんか。
【次の発言】 そうしますと三十六年度の想定としまして、自民党政調会の国防部会と防衛庁は打ち合わせをしたということが新聞に出ておりますね。それが今年度の防衛庁の予算は百二十五億の増でした。それが来年度になりますと四百億増になります。千九百億、防衛庁がかねがね念願している二千億にいま一足というところに来ているわけなんですが、これは部内としてはほとんど固まった形の費用でございますか。
○石山委員 それでは質問の関連からして、給与担当の高橋国務大臣の立場というものと総理府総務長官の立場、実際の操作は総理府でやられる、あなたはその責任の立場で御答弁していただく、そういうのでございますか。
【次の発言】 人事院総裁にお伺いします。何かおからだが悪いそうですが、私が質問中でも工合が悪かったら、合図していただけばやめますから……。せっかくおいでになりましたから、大まかなことだけでもあなたから御答弁を聞きたいと思います。
あなたの御説明を聞いていると、そこには政治的意図はないのだと、私はそういうふうに感じ取っているのですが、その通り解釈してよろしいでしょうか。
○石山委員 私外交問題についてあまり勉強していなかったわけですが、こういう機会に、自民党の外交政策、特に経済界から出て、経済外交をば一つの旗じるしとして外務大臣を勤めていられる藤山さんのお考え等を聞いておきたいと思っております。 藤山さんが内閣にお入りになるとき、世間ではいろいろなことが言われておりました。名門出の経済人が、何を好んで、常にごてごてしている政界などに足入れをするのだろう、こういうことも一般の話し合いだったと思っております。そのとき藤山さんは、何かぞうきんのお話をなさったようですが、ぞうきんというやつは、われわれ階級からしますと、ハンカチの生地と全然違うのですね。ぞうきんという……
○石山權作君 林野の関係を一つお聞きしたいのですが、今林業試験場というのはどこどこにありますか。
【次の発言】 林業試験場というふうになりますと、内容的に見まして材質を調べるというのも一つのテーマであります。それから全国にわたる木の種類と土壌の関係をお調べになるというのも仕事だろうと思います。それから試験場の中で、あるいは林業の将来の一つの方法論というふうなものもやられているかと思いますが、その内容もお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 よくお話がわからないのですけれども、説明書に書いてあることによりますと、いい苗を作りまして、生長年限をきわめて短時日にして不足の分を補うという趣旨だと思……
○石山分科員 長官、大へん長らくお待たせいたしまして御苦労ですが、予算が上りますと、給与問題は、実際からいって、幾ら論じられてもこれは響きがうといわけでございます。きょうは、岸内閣が大へん前々から心がけていた最賃法が三年がかりで衆院を通過した。それらの関連もあって、公務員の給与というのは、ある意味では、私は別な目で見直される時期にきているのではないかと思う。将来の問題については、内閣委員会等で内容等も突き合せて御説明を伺えばいいのでございますけれども、きょうはとりあえず予算と密接な関係のある人事院勧告を政府が受け取った理由というふうなものをまず一つお聞きしたいのでございます。今までは人事院勧告……
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