斎藤憲三 衆議院議員
27期国会発言一覧

斎藤憲三[衆]在籍期 : 26期-|27期|-29期-31期
斎藤憲三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは斎藤憲三衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

斎藤憲三[衆]本会議発言(全期間)
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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 衆議院本会議 第17号(1958/03/19、27期、自由民主党)

○齋藤憲三君 ただいま議題となりました理化学研究所法案につきまして、科学技術振興対策特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。  現在の科学研究所は株式会社組織でありまして、研究機関としての性格及び国の援助の強化並びに新技術の開発という国家的事業の遂行上から見て、必ずしも適当な形態とは言えないのであります。これがため、本研究所を特殊法人組織に改組して、科学技術に関する試験研究を総合的に行うとともに、新たに新技術の開発を効率的に実施し、これらの成果を広く普及することにより、科学技術の振興を一そう強力に推進せんとすることが、本案の目的であります。  その要旨について簡単に……

第28回国会 衆議院本会議 第34号(1958/04/23、27期、自由民主党)

○齋藤憲三君 ただいま議題となりました核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、科学技術振興対策特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。  本案の要旨について簡単に申し上げますと、現行法におきましては、すべての核燃料物質の使用は、政令の定めるところにより、内閣総理大臣の許可を受けなければならないことに規制されておりますが、核燃料物質のうちでも、濃縮ウラン、プルトニウム、ウラン二三三等のいわゆる特殊核物質は別として、その他のものについては、その種類ごとに放射線障害が発生するおそれのない量を政令で定め、それ以下の使用につきまし……

斎藤憲三[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

斎藤憲三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 商工委員会 第8号(1955/05/10、27期、日本民主党)

○齋藤委員 私は商工委員として初めて本委員会に出席をいたしましたので、まだよく商工行政の大要についてわかりませんので、はなはだ幼稚な質問に終るかもしれませんが、その点をあらかじめ御了承を願いたいと思うのでございます。  昨日ちょうだいいたしました通商白書によりますると、世界の貿易の趨勢は、いわゆる貿易の自由化というものになってきつつある。この貿易自由化の潮流に日本の貿易の大勢を対比いたしてみますると、輸出入の帳じりは一応好転したかに見えるが、決してこれは安心ができない。結局わが国経済の自立を達成し、年々増大する労働人口に十分な雇用の機会を与えることは、はなはだ困難な問題であるが、これを解決して……

第22回国会 商工委員会 第14号(1955/05/19、27期、日本民主党)

○齋藤委員 簡単に通産大臣にお伺いいたします。この濃縮ウランを受け入れるか、受け入れないかということに関しまして検討を加えてみたのですが、これは当然受け入れる方がいいという結論に私は達しておるのであります。それにつきましてお伺いいたしておきたいのは、予算が本年度は二億円とってあります。昨年度の繰り越しが一億六千何百万円かとってある。この予算と、今度濃縮ウランを受け入れることになりますと、この受け入れに関係のある予算と、どういう関係になるのか、これを一つ伺いたい。
【次の発言】 私から申し上げるまでもなく、原子力を中心とする今後の国家のあり方というものは、これは政治的にも非常に大きな問題でありま……

第22回国会 商工委員会 第28号(1955/06/22、27期、日本民主党)

○齋藤委員 官房長官に一言。これは閣僚諸公に官房長官からお伝えを願いたい問題でありますが、この商工委員会では、科学技術庁設置に関する決議を行なっております。その決議の文句は、「原子力の平和的利用を推進し、科学技術の飛躍的発展を期するため、原子力統轄機構を含む科学技術行政全般の総合調整と刷新の目的をもって、この際総理府に科学技術庁を設置することを要望する。」というのであります。本日の新聞を見ますると、今暁ワシントンで日米原子力協定の仮調印ができて、その大綱が発表されております。本日発表されました双務協定は、わずかウラニウム二三五、六キログラムと限定されておりますが、今後全人類社会に及ぼすところの……

第22回国会 商工委員会 第35号(1955/07/06、27期、日本民主党)

○齋藤委員 私はこの石油資源開発株式会社法案の全面的な賛成者でありまして、あえて質問をする必要はないのでありますが、過日郷里に水害調査のために帰りました折に、私の方はこの石油に直接関係のある地域なものでありますから、石油資源開発株式会社法案が提出されるということに対していろいろな考え方が起きておるのであります。全面的に賛成のことには間違いがないが、いろいろの立場においていろいろの不安を持っておる人もある、そこで雑駁な質問でございますが、一、二御質問を申し上げまして、これら不安がっておる人の不安を解消したい、かように考えるのであります。  第一にお伺いしたいのは、目的のところに石油資源、こううた……

第22回国会 商工委員会 第38号(1955/07/09、27期、日本民主党)

○齋藤委員 私はこの前も申し上げました通りに、との石油資源開発株式会社は万全ではありませんが、日本の現状から見て一刻もすみやかにこの法案が成立することを心から希望いたしておるのであります。しかしこの法案を通すに当りまして政府当局に伺っておきたいことは、との法案が通過いたしますと、三億円の助成金がこの会社にいくわけです。そうしますと、との会社の目的は第一条で「石油資源開発株式会社は、石油資源の開発を急速かつ計画的に行うことを目的とする株式会社とする。」こう規定いたしておりますると、従来助成金によって開発の対象となっておりました可燃性天然ガスというととがオミットされるおそれがあるのであります。この……

第22回国会 逓信委員会 第3号(1955/03/26、27期、日本民主党)

○齋藤委員 放送協会にちょっとお伺いしたいのですが、今の海外放送というものはどの程度に聞えておるのですか。聴取率はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 先ほど橋本委員からの御質問の中にございましたが、聞えないのは南米でしたね。南米で非常に聞えないというのは去年南米に行ってきた同僚議員の報告を聞いて、われわれも国際放送の充実をはからなければいかぬということを大いに主張したのでありますが、その点は……。
【次の発言】 そうすると、百キロに出力を増加すると、国際放送の目的は十分完徹するという技術的な結論は得られておるわけですか。
【次の発言】 大体了解いたしましたが、もう一点伺いますが、南……

第22回国会 逓信委員会 第4号(1955/03/28、27期、日本民主党)

○齋藤委員 ちょっと。今日までの経過を念のために報告しておかれる方が、ただいまの竹内委員の質問に十分に答えることとなると思いますから、簡単でよろしゅうございますから、その後の放送法の改正に関する当局の経過を一つ御説明願いたい。

第22回国会 逓信委員会 第7号(1955/03/31、27期、日本民主党)

○齋藤委員 私は昨年来問題になっておりますテレビジョン受像機に対する物品税に関して、この際御質問を申し上げたいと思うのでありますが、まず第一にテレビジョンの現状について簡単に一つ御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 これはただいま御説明を受けましたように、今日の実情はマイクロウェーブの伸張に比例いたしまして、テレビジョン受像機の数もだんだん増して、われわれの待望しておりますエレクトロニクスの分野がだんだん開けていっているように考えられるのでありますが、これをさらにテレビジョンの受像機をたくさん作りまして、テレビジョンそれ自体において経営の成り立つような程度まで持っていくということが私は必……

第22回国会 逓信委員会 第8号(1955/04/30、27期、日本民主党)

○齋藤委員 私は次回に質問をいたしたいと思いますが、それにつきまして、ただいま大臣の所管事項説明資料の中で、先ほど本委員会で御説明いただきました郵便貯金法の一部を改正する法律案、及び簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律の一部を改正する法律案、これはまだ出ておらぬのでありますが、これを直ちに提出していただきたいと思います。  それからもう一つ次回に御説明を願いたいのは、簡易生命保険法の一部を改正する法律案中、この第三十一条の第二項第四の「年齢十年に満たないで死亡したとき。」という点に関しましては、ここに御説明がございますが、これは「保険金の倍額支払いに関する外国及び民営保険の契約条……

第22回国会 逓信委員会 第12号(1955/05/12、27期、日本民主党)

○齋藤委員 電波監理局長にお伺いをいたしたいのでありますが、今回突発いたしました海難事件に対しましては、ひとしく遺憾の意を表せざるを得ないと思うのであります。特に今まで判明いたしました死亡確認が百二名、まだ生死不明の者が五十数名という大きな数に上ったということは、これはひとり国鉄、運輸省の問題のみならず、国家全体の問題として、これに対して検討を加えていかなければならぬ、こう思うのであります。そこでお伺いいたしたいのでございますが、私の考えからいたしますと、今回のこの不祥事件は、焦点がレーダーにある。新聞を見ましても、そのレーダーの性能、レーダーを操作している者が果してレーダーを見つつあったかど……

第22回国会 逓信委員会 第13号(1955/05/21、27期、日本民主党)

○齋藤委員 三月二十一日に全会一致をもってテレビジョン受像機に対する物品税に関する申し入れの件という決議案を作りまして、これを大蔵委員会に申し入れたのですが、そのお話を聞きますと、次官会議においてこの物品税の問題が論議された際に、大蔵当局からは十四インチ以下の普及型に対して、税率を二〇%に引き上げるという話が出た。また話によりますと、これは二五%でもって手を打とうじゃないかという話も出ているということを聞いたのですが、この間一体どうなっているか、どなたか御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この物品税の問題は、各党において審議されると思うのであります。われわれもこのテレビジョンの税率に関し……

第22回国会 逓信委員会 第30号(1955/07/19、27期、日本民主党)

○齋藤委員 ただいま提案されました簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正部分並びに修正部分を除く原案に対しまして、賛成の意見を申し述べたいと思います。  この法案が提案せられましてから、われわれはきわめて慎重に、きわめて熱心にこの審議に当ったのでありますが、政府提案の中にあります長期信用銀行をこの際削除した方が、最も妥当であるという御議論が圧倒的にございまして、これについてわが党といたしましてもいろいろ検討を加えたのでございますが、この法律案の有終の美をなすものとして、この際ただいま松井委員が申し述べられました通りの理由によって、これを削除すること……

第22回国会 逓信委員会 第32号(1955/07/26、27期、日本民主党)

○齋藤委員 これはお願いを申しておきたいのですが、ちょうど梶井総裁もお見えになっておりますし、郵政当局もお見えになっておられるのでありますが、ラジオ放送の進出ということがだいぶ世間では問題になっておるのであります。それに加えまして最近はマイクロウエーブの伸張に比例してテレビジョンが非常に発達をいたして参りまして、今後どんどんテレビジョンというものは普及されていく。そうなりますと、結局テレビジョン放送の進出というものが社会全般に及ぼす影響の度合いは強くなって参ると思うのであります。ラジオ放送の進出そのものにも幾多の疑問をわれわれは持たざるを得ないような場合もあるのでございますが、さらにこれがテレ……

第22回国会 逓信委員会 第34号(1955/07/28、27期、日本民主党)

○齋藤委員 このゲルマニウムの問題が国会において取り上げられましたのは、昨年の四月十四日の電気通信委員会においてでありまして、そのときにゲルマニウム工業振興に関する申し入れが、通産委員会に電気通信委員会からなされたのであります。それはもちろんトランジスター及びダイオードにゲルマニウムを利用する工業発展を主体といたしたものでございましたが、その中に、今おられませんが、原委員が特に医療という字を入れて、ゲルマニウムの医療に対する効能についての検討を加えるべきであるというお説がございまして、医療が加えられたのであります。その当時ただいま陳述せられました淺井先生から、ゲルマニウムを再生不能型貧血症に東……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1955/12/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 大臣にかわって御答弁を申し上げますが、この原子力委員会は、当然原子力基本法と並行して審議せられるのが理想の形だと思っておるのでありますが、いずれ、政府におきましても、原子力基本法を提案する時期があると思うのであります。そういたしますと、原子力基本法に関連する法規もまた当然それに伴って出て参ります。核燃料物質及び原子炉の取扱いに関する関係法規も出て参ります。それには幾多規制を要すべき事項がございますので、その原子炉及び核燃料物質に関する障害防止とか、あるいは取締り規定とか、許可または認可というような事項がたくさん出て参ります。それを一括して規制という言葉でここに表わしたものである……

第23回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1955/12/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 ただいまの御質問の要旨につきましては、われわれも、従来、原子力問題をいかに扱うべきかということを、合同委員会におきましては、熱心に論議を重ねて参ったところであります。ただいま御指摘の予算の関係につきましては、午前中の内閣委員会との合同審査の際にも申し上げました通りに、大学における研究の自由はあくまでも確保していく。それでございまするから、大学において原子力問題を研究するのに必要な予算は、これは従来通り大学においてあくまでも文部省予算として確保する、ただし、その研究が、今度は実際応用面になって参りまして、幾多の施設を必要とするというときになりますと、ただいまお話のように、各大学で……

第23回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1955/12/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 ただいまの御質疑でございますが、日本の現状にかんがみまして、日本の再建を急速に実現いたしますためには、ぜひとも、諸外国におくれております科学技術の振興をはかります手段といたしまして、日本の科学技術の総合統一をはかりまして、重点的に施策を遂行していく必要上、ぜひとも政府といたしましては科学技術に関する行政機関の新設をはかりたいと考えておるのでございますが、まだその規模をどれだけのものにするか、どれだけの予算の要求をするかということに対しましては、目下慎重に研究中でございまして、お答えを申す段階に至っておらない次第でございます。

第23回国会 外務委員会 第9号(1955/12/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 この原子力発電計画は、従来原子力平和利用準備会におきましても、昭和二十九年度の予算獲得以来着々研究を進め、準備を重ねて参っておるのでございますが、最近御承知の通り財団法人原子力研究所というものも発足いたしまして、あらゆる日本の原子力に関する学者あるいは民間の会社をも動員いたしまして、日本の将来における原子炉の築造に関して研究調査を進めました結果、昭和三十一年度の上半期におきましては、今日問題になっております濃縮ウラン協定に基くウラニウム二三五、六キログラムの材料を原料といたしまして、五十キロワットの研究炉を作るということであります。それから昭和三十二年度の上半期には、やはり濃縮……

第23回国会 商工委員会 第1号(1955/11/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤説明員 今回私ははからずも経済企画庁の政務次官を拝命することになったのであります。商工委員といたしまして、今日まで皆様方の驥尾に付して御指導御鞭撻を賜わっておったのでございますから、私が政務次官としてはなはだ不適任であるということは、すでに皆様御承知のことであると思うのでございます。しかし私といたしましては、たとい政務次官の任期が非常に短かくとも、私にとってこれが勉強の場所としては絶好の好機会であると考えているのであります。皆様方もすでに政務次官の御経験をお持ちになる方もおありでございましょうし、これから政務次官におなりになる方もございましょうし、お互いに政治家としてこの段階を踏むことは……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1956/02/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 ただいまの赤澤委員のウラン鉱に関する御質疑でございますが、これは、御承知の通り、昭和十九年から地質調査所にウラン鉱の探査費をつけまして、早急に原子力平和利用に処したいという念願でやつておったのでございますが、何分新しい鉱床の調査なものでございますから、機械その他の設備等も今日までは不十分で、なかなか思うように進展しておらなかったのであります。ところが、昨年、御承知の通り、岡山地区に初めて飛行機を飛ばしまして、あの地方に相当シンチレーション・カウンターに感応するものがあるというので、これは日本でも大がかりな調査をしなければいけないのではないかという鉱床が生まれましたと同時に……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1956/02/15、27期、自由民主党)

○齋藤憲三君 生化学というのは、非常に新しい分野で、われわれは全然知識がございませんが、そこに比較されております蛋白、一体その蛋白というものは、どのくらいの種類があるのですか。
【次の発言】 蛋白の種類によりまして、一匹のウサギならウサギに、数種の違った一定の蛋白を食べさせた場合に、腸で吸収されるときにでき上るアミノ酸の形というものは、違うのですか。
【次の発言】 もう一つ。この光合成によってできました藻類、今のクロレラというようなものは、ミネラルにおいても相当なものが含まれておるというようなお話しでございますが、直接太陽の光線によって主として培養繁殖されたものは、抗生物質として利用されるかと……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1956/02/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 私からかわってお答えいたします。ただいまの御質問の趣旨は、基礎的研究は、これは主として大学において行う、それは非常な高度の水準を保っておる。これをどうして科学技術行政に移しかえて、実際の日本の科学技術の向上をはかるか、こういう御質問のようでございますが、大学研究を除外いたしましたことは、これは学問の自由をなるべく確保して、行政が直ちに大学の研究に入り込まないようにしようという根本的な考えから、これを規定いたしておるのでございまして、決して大学の研究を、科学技術行政の対象として全然考えないのじゃありません。これは十分に、大学の研究、その実態をも考慮いたしまして、これと緊密な……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1956/02/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 ただいまの御質問に対して、大臣にかわって御答弁申し上げます。その御質問は、この前の岡委員の御質問の中にもございましたので、一応御答弁を申し上げたのでございますが、科学技術庁の設置せられる大眼目は、あくまでも科学技術の進歩によりまして、全人類の平和に寄与することを目的として、日本のすべての科学技術の水準を上げていくという以外にないと私は思うのであります。ただし、米国との武器に対する技術協定の内容ということは私はよくわかりませんが、およそ科学技術の真の目的は、人間は、あくまでも、心から平和を希求するという線に沿うて進展さすべきはずであって、戦争目的に科学技術を専念してやろうこ……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1956/02/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 私からお答え申し上げます。ただいまの御指摘のように、今回提案せられました科学技術庁設置法案は、一面、科学技術の企画、立案、推進ということと、それから新しくこれから発展すべき航空技術研究所、あるいは金属材料研究所、その他将来御審議によりまして生まれるであろうところの原子力研究所、その他の機関をもちまして、やや不徹底な実施面をも兼ねておるのであります。しかし御承知の通り、科学技術は、あくまでも実験を基礎として、科学技術の実態を究明しなければ、科学技術のあり方というものはわからぬと私は考えております。従いまして、今回、科学技術庁設置法案を御審議願いました根本は、第一に、まず日本……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1956/02/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 ただいま御指摘の昭和二十九年度の組織別研究機関の一人当り支出額でございますが、まだ私は国営、大学あるいは付置研究所の実態の、何と申しますか、あり方をよく存じておりません。ただ私が視察をいたしました国営及び大学の研究所のあり方は、まことに貧弱であります。その研究費の総額は相当の.額に達しておるにかかわらず、一人当りに参りますると、非常に貧弱な研究費しか実際に渡っておらない状態であります。その原因は那辺にあるのか、非常に広範多岐にわたる問題を自由研究として、研究の主任に助手をつける体系、そういうものがよく私にはのみ込めないので、どうしてああいうふうな小さな金額になるのか、よく……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1956/03/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 資料の説明は詳細にわたりますので、堀説明員より説明を申し上げます。
【次の発言】 今回提案いたしました日本原子力研究所法案によりますと、現在あります財団法人原子力研究所の職員はそのまま引き継ぐということになっておりますから、待遇その他もそのまま引き継ぐことが原則だ、そう考えます。
【次の発言】 ただいま御指摘の点でございますが、御承知の通り、原子力に関します全般的な基本計画は、原子力委員会で立案決定をするのでございますから、当然原子力研究所も、原子力委員会の決定の線に基いて諸般の研究を進めていかなければならぬと思うのであります。従いまして、理事長はあくまでも原子力委員会と……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1956/03/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 原子力に関する特許につきましては、将来科学技術庁が発足いたしました暁におきまして、十分検討を加えてみたいと思っておるのであります。御趣旨の通り、果して現行特許法第三条の化学製品ないし薬品に対しては特許を与えないという規定に、国際上、原子力問題を入れ得られるか、入れ得られないか、またその他の方法において、原子力関係の特許をどうして日本で擁護していくかというようなことは重大な問題で、早急に御回答を申し上げる段階ではないと思うのでありまして、よく研究いたしたいと思います。

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1956/03/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 お説の通り、アイソトープその他に関する障害の防止は、早急に法律をもって規定しなければならない状態に近づきつつあると思っております。政府といたしましても、なるべくすみやかにこれを提案したいと思います。今国会に間に合せたいと努力いたしたのでございますが、この法案の作成を急いでみますと、なかなか広汎多岐にわたりますので、大体の成案を得ましたけれども、今国会の提案はとうてい間に合わないような状態になったので、次の国会には必ず提案して、御審議を願いたいと思っております。
【次の発言】 ただいま局長からのお答えで申し上げました通り、各省間におきましては、たとえて申しますならば、エキス……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1956/03/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 私、地質調査所につきまして、ただいま御指摘の点を質問したのでございますが、私の聞きましたところでは、まだ直ちに採鉱し得るという段階ではないと思います。私もよく実情を調査いたしませんからわかりませんが、今日、所々方々において発見せられておりますウラニウム鉱床は、ガイガー、カウンターによって大体有望であるという見当のつく個所もあるけれども、一体その本体がどこにあるかという点に関しましては、将来試錐をしていかなければならぬ。しかもその試錐が二百メーターでよいのか五百メーターでよいのか、適当な個所に相当の試錐を行なってみないと、その鉱床の実体を把握することができないという段階であ……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1956/03/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 私から御答弁を申し上げたいと思います。ただいま御指摘の石油資源開発株式会社は、仰せの通り、最初考えましたよりは非常にテンポがおくれたのではないかというふうに考えられましたので、この間、商工委員会の小委員会で、石油会社の方が参りましたときに、その点は私は委員外の発言を求めて追及いたしたのでございます。御承知の通り、石油資源開発株式会社の事業の最初のもくろみよりもおくれたがごとくに見えるのは、鉱区その他の問題が非常に困難な状態にあったために、これを解決するため、会社自身としての事業の遂行がおくれたように見えるけれども、その内容は、帝国石油に頼んでやっておったというような説明も……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1956/04/11、27期、自由民主党)

○齋藤憲三君 私はおそく参りまして、両先生の御説をほとんど伺いませんでしたが、その後の質疑応答、特に嵯峨根先生の御構想を拝聴して、今後の日本の原子力行政のあり方について非常な示唆を受けて、衷心からお礼を申し上げます。私も原子力問題に対しましては、先輩の驥尾に付しまして努力いたしておる一人でありますが、これは非常に雲をつかむような問題でございまして、いろいろ考えてみても、結局はわからない。また世界の原子力の情勢も刻々に変化を来たしまして、究極するところ、全くその行く手もわからないほど大きな革命を引き起すのではないか。そういう状態のまん中で、日本はこれから朝野をあげて原子力問題に取り組んで参らなけ……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第25号(1956/05/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○斎藤(憲)政府委員 斎藤憲三であります。今回科学技術庁政務次官を拝命いたしました。浅学非才でございますが、何とぞよろしくお引き回しを願います。
【次の発言】 科学技術庁設置法案の御審議に際しまして、ただいま御指摘がございました通り、科学技術庁の今後の充実発展のために国内にある研究所、実験所をどう処置していくかという御質問があったのでございます。これに対して、政府といたしましては、科学技術庁が出発いたしますれば、早急に庁内に制度調査室というものを設けて、大臣のもとに、次長を首班として、適当に審議官、調査官を配して、この日本の研究所、実験所のあり方をどうするかということを審議決定していくというこ……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1956/05/31、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 従来地質調査所関係に対しましては、私はずいぶん早くから、ウラン、トリウム鉱を法定鉱物に決定すべきことを主張してきたのであります。まず第一に、現在の段階においては、この法定鉱物に編入することがおくれて、御承知の通り、ようやく臨時国会においてこれができたような次第であります。それが法定鉱物に編入せられてから、御承知の通り、試掘権の登録が行われるのであって、ウラニウム、トリウム鉱に対する権利というものは、ほとんど確定しておらぬと思う。それでございますから、今日トリウムがあり、ウラニウムがあると申しましても、それには他の鉱物と共存する形において採掘の対象になっておるので、確定した……

第24回国会 商工委員会 第10号(1956/03/02、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 長谷川委員の御指摘の点につきましては、私よりは長谷川委員の方がよほど勉強せられておりますので、私から御答弁を申し上げることはいかがかと存じますが、この石油化学と石炭化学は世界的に見て両立するか、あるいは石炭化学の方が石油化学に圧倒されて、石炭化学というものはとうてい成り立たないのではないかというような、いろいろな議論があるのであります。しかしわが国といたしましては、またペトロール・ケミカルというものの実体を実際の工業としてやっておるとは言えないのであります。同時に石炭化学の面におきましても、単にタール工業が主たる現状でございまして、まだ石炭化学の実体も把握しておらないので……

第24回国会 商工委員会 第19号(1956/03/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 ただいま議題と相なりました離島振興法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  離島振興法の成立以来、政府は、離島における道路、港湾、漁港、電気導入等の施設に対し、特別の助成を行なって参りましたが、離島民の日常生活の改善にさらに一歩を進めるため、今回、簡易水道について、特別の助成を行うことといたしたのであります。  離島には、一般に、適当な自然水源が乏しいため、簡易水道を布設する必要が強いのでありますが、離島における簡易水道の工事費は、本土に比べて割高であるのが通則であり、しかも離島の経済力がきわめて低いため、問題の解決はなかなか困難であったのであります。そ……

第24回国会 商工委員会 第22号(1956/03/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 ただいま議題となりました電源開発促進法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  電源開発促進法は電源開発をすみやかに行い、電気の供給を増加し、もってわが国産業の発展に寄与することを目的として制定されましたが、その後同法の運用の結果若干の修正を要すべき点が見受けられるに至りましたので、ここにこの改正法案を提出いたしたのであります。  次にこの法案の内容につきまして、簡単にその概略を御説明申し上げます。  改正案の第一点は、第六条の改正でございます。現行法第六条は、公共事業と電源開発とが密接な関係がある場合においては、国または地方公共団体は電源……

第24回国会 内閣委員会 第45号(1956/05/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 ただいま議題となりました経済企画庁設置法の一部を改正する法律案について提案の理由と内容の概略を御説明申し上げます。  政府はさきに行政審議会の答申に基いて行政事務の管理を強化し、その能率を向上させるため、行政機構の改革及び行政運営の改善をはかることといたしたのでありますが、この改正法案もその一環をなすものであります。  すなわち従来総理府の長としての内閣総理大臣の所轄に属している事務はきわめて複雑かつ多岐にわたっておりますので、事務運営の能率化と責任体制の明確化の趣旨から、極力各行政機関の長に移管することとせられたのでありまして、この意味において、従来内閣総理大臣に属して……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1956/11/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 中曽根委員のお持ちになっております主観が、そのまま日本の客観情勢を作り得るならば、私は非常に幸福だと思っているのでありますが、科学技術庁といたしまして、現在の段階においては、動力炉を購入する予算を見積って、これを大蔵省に要求するところまでにはなかなかまだ達してないというふうに考えておるのであります。しかし、その含みは十分に持っておるのでありまして、もしもどうしても動力炉を入れなければいけないということになりますれば、その方向に対して十分調査をいたしまして、なるべくすみやかに動力炉を輸入し得るように、相手方に対して交渉を継続するとか、いろいろな措置は講じたいと思っているので……

第25回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1956/12/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 資料を持ち合せまんが、必要ならばあとでお届けいたしたいと思います。
【次の発言】 科学技術庁といたしましては、中小企業の振興ということにつきましても非常な関心を持ちまして科学技術庁の立場から、どうしたならば日本の中小企業というものが、われわれの考えているような日本の繁栄の強固な基礎になるかということで、いろいろ論議を重ねているのであります。過日も中小企業庁の幹部に科学技術庁へ来てもらいまして、いろいろこの中小企業の実態ということについての話し合いをいたしたのでございますが、まだ日本では、日本の産業構造図の中に、中小企業がどういう形でもって組み立てられているかという、はっきりした……

第25回国会 商工委員会 第5号(1956/12/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 お答え申し上げます。  科学技術庁は、御承知の通り、本年の五月十九日に発足をいたしたのでございますが、その科学技術庁の権限の中に、四条の十八号に「発明及び実用新案の奨励を行い、並びにこれらの実施化を推進すること。」ということがございますので、科学技術庁といたしましては、その与えられました任務の科学技術の総合的な水準を高めて、国民経済に寄与するということに即応するため、特に特許、発明、実用新案のあり方につきましては重大な関心を持って参ったのであります。  念のために私どものやりましたありさまを御報告申し上げますと、特許行政につきましては、試験研究等促進方策調査会というものを科学技……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○齋藤委員 資料を一件だけお願いいたしたいのです。原子燃料公社の予算は、今度だいぶふえまして、積極的に国産ウランの開発をやらなければならぬことになっておりますが、これは、建前上、通産省の地質調査所の概査の上に精査、探鉱をやるということになっておりますので、この進捗状況はどうなっておるか、一つ資料として提出していただきたい。なおこの中には、問題となりました精練の構想が含まれているわけですから、どういう実施方法を考えているか、これも資料として出していただきたい。

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1957/02/19、27期、自由民主党)

○齋藤委員 議事進行。今の電力の資料ですが、それは私が商工委員会で資料を要求したら、経済企画庁から昭和三十五年までの五カ年間の電力事情に対する計画案というものが出てきている。昭和三十五年までに八百四十万キロ開発しなければならないという、ですから、そういう電力問題をここで論ずるときには、何か政府案として論拠の明確な資料を出していただいて、それから一つ論陣を展開していただきたいと思います。私の手元に届いたのは、経済企画庁案として、昭和三十五年度までに八百四十万キロ、火力発電四百八十万キロ、水力発電三百六十万キロという出発計画がずっと出てきておる。政府としては、これに準拠してここに論戦を戦わせても、……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1957/02/21、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長代理 次に、京都大学工学部教授児玉信次郎君の御意見をお願いいたします。
【次の発言】 私は質問は申し上げないことにいたしますが、この問題の取扱い方について、委員長に一つ希望申し上げておきます。私の記憶いたしておりますところによりますと、大学の研究はこれを除くという、いわゆる原子力問題のらち外にあったために、三十一年度に予算がついた。その計画はたしか何カ年計画、十数億の予算の建前で三十一年度に三千万円か四千万円の予算がついている。そうして、ただいま政務次官が申された通りに、これを原子力委員会に持ち込まれましたときに、慎重協議をいたしまして、その際に原子炉を置くことの必要性を認めたとい……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1957/02/27、27期、自由民主党)

○齋藤委員 ちょっと関連質問をします。  委員長にお願いしておきたいのですが、私は、本日、科学技術振興に関する長官の御所見に対しまして、詳細に御質問を申し上げてお答えをいただきたいと思ったのでありますが、どうも質問は、初陣を承わらないと時間がなくなりますので、それは一応保留をさせていただきまして、次会に私を一番最初に充てていただいてそれをやる。きょうは岡委員も質問があるそうでございますから、本日は、私は、ただいまの赤澤委員の御質問の関連質問にとどめておきたいと思います。  久しぶりに地質調査所長の顔を見ましたからお伺いいたしたいのでございますが、先ほどだいぶウランに対する地質的な御説明がござい……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1957/03/05、27期、自由民主党)

○齋藤委員 関連して。ただいまの前田委員のお説でございますが、私は数学を徹底的に基礎教育の中にたたき込むということは賛成であります。しかし問題は国語の範囲であります。国民としての常識を涵養し、国際人として一つの行動に支障のないように国語を覚えるということはいいのですけれども、その国語の範囲が、現代において不必要な国語の範囲まで及んでおる。たとえば理工科系統を望まんとする者が、「増鏡」とか「徒然草」とか、そういうものに対して非常な時間を費さなければ、理工科の大学に入れないような組織になっておる。一体「徒然草」とか「増鏡」とかは、これは歴史を習えば、そういう文章の解釈まで能力を費す必要はない。です……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1957/03/06、27期、自由民主党)

○齋藤委員 ただいまの問題に関してでありますが、先ほど都築博士は、放射線医学総合研究所のあり方につきまして、その基礎問題の総合をやらなければいかぬ、それから実際面の問題をやらなければいかぬ、今のお話では、総合的というものは連絡調整というふうにもお考えのようでありますが、私たちといたしましては、これからこの放射線医学総合研究所のあり方につきまして検討を加えていかなければなりませんのですが、これはわれわれにとりまして非常にむずかしい問題だろうと考えておるのであります。むずかしく言いますと、総合という文字の解釈、及び医学というものに包含されるべきところの範疇、しかもそれが特殊の放射線に関しましては、……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1957/03/07、27期、自由民主党)

○齋藤委員 簡単に参考人各位にお尋ねを申し上げたいと思います。この科学技術情報センターは、科学技術庁といたしましては、三十二年度の予算面その他に照らしてみましても、ある一つの最初の大きな試みでございまして、これが設立に関しましては、ただいま参考人のお述べになりました通り、われわれも心から賛成をしておるものであります。ただ、この法律の第一条を見ますと、その「目的」に、「日本科学技術情報センターは、わが国における科学技術情報に関する中枢的機関として内外の科学技術情報を迅速かつ適確に提供することにより、わが国における科学技術の振興に寄与することを目的とする。」これは非常に大きな目的でございまして、科……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1957/03/12、27期、自由民主党)

○齋藤委員 議事進行について、この原子力の問題は、本日の委員各位の御質問によりましても、非常に重大な問題でございまして、単に原子力発電一つの問題をとりまして、国家の運命に対して非常な影響のある問題だと思うのであります。宇田長官が経済企画庁長官を兼務している立場から、三百万キロワット三十五年希望説を述べられたのでございますが、日本のエネルギー状態を検討して見ますると、この構想は、心ある者は当然考えなければならない構想だと思う。三十五年までに八百四十万キロワットの電力の開発をしなければならぬというのが、経済企画庁の電力開発案であります。しかもそのうち三百八十万キロワットが水力、四百六十万キロワット……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1957/03/13、27期、自由民主党)

○齋藤委員 私は本日、二月二十七日の本委員会におきまする赤澤委員の質問に対しましての地質調査所長及び高橋原子燃料公社理事長、それから私の質問に対しまして森鉱山局長の御答弁がございましたが、その中でなお解決を見ない点がありますので、ウラン鉱開発の重大観点からお尋ね申し上げて、その問題の結論を得たいと存じましたがために、御多忙中、御出席を願ったのであります。  まず第一に、地質調査所長に御質問申し上げますことは、過日の御答弁の中で、三カ年計画をもって日本のウラン鉱の概査を進めていく、予定地域は花崗岩地域約八万平方キロメートルについて早急な概査をやっていく、こういうことでございます。この調査につきま……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1957/03/15、27期、自由民主党)

○齋藤委員 第一に、私は今審議になっております日本科学技術情報センターについて、簡単に御質問を申し上げたいと思います。  昨日の本委員会では、各委員から熱心に日本科学技術情報センターについての質疑が行われまして、当局からも熱心に御答弁があったのでありますが、その中で私はまだ了解に苦しむ点がありますので、その点について御質問を申し上げたいと思います。  それは、昨日の質疑応答の中で、国立国会図書館と科学技術情報センターとの関連性でございます。私の承知いたします範囲においては、日本科学技術情報センターと国立国会図書館とは、おのずからその設立の趣旨を異にいたしておりまして、またその主掌する事務もこれ……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1957/03/22、27期、自由民主党)

○齋藤委員 原子燃料公社の製錬敷地の決定は、今、高橋参考人のお話並びに政府当局のお話によると、非常にタイミングが迫っているのだということでございますが、どれほどタイミングが迫っておるのか、われわれから見ると、急速に敷地を決定して、最適の地を得られないことになりますと、非常に大きな支障が将来に来るのではないかと考えられておるのであります。従来、東海村の原子燃料公社の製練敷地の交渉は、米軍に対しまして、私の聞いているところでははなはだ不徹底だった。ほとんどこっちの意思が向うへ正確に通じられておらない。それで急迫したということを理由にして、早急にこの議を取りまとめようとしたために、一応向うから断わら……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1957/03/26、27期、自由民主党)

○齋藤委員 私はただいま参考人のお述べ下さいました技術士法制定に関する賛成の御意見に私も賛成を表するのであります。仰せの通り、日本の技術界は、国際水準に比較いたしますと、その技術の、面においては、まだはなはだ低いといわれておるのでありまして、コンサルティング・エンジニアの法制化によりまして、日本も技術士法というものに出定められた有能な技術士があらゆる技術の指導をやっていくということは、日本の生産態勢を近代化するのに非常に私は有効だと思って、この法案には賛成なのでございます。ただ一、二点簡単御意見を拝聴しておきたいと思いますことは、この技術士法の一番中核をなしますものは、技術士の、試験制度だろう……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1957/03/27、27期、自由民主党)

○齋藤委員 私は、この問題には何も関係ないのでございますが、過去二回にわたって当局に質問想いたしましたウラン開発に関しまして、資料の提出を早急にお願いをいたしたいと思いまして、この貴重な時間を拝借して申し出るのであります。その第一は、鉱業法第三十五条前段にございます「鉱業出願地における鉱物の掘採が経済的に価値がないと認めるとき」という法律の条文によりまして、新法施行以来、試掘出願が不許可となった事例。これは過日森鉱山局長が、もう手元に整ったから早急に出すと言うて返事をしたんですが、半月たってもまだ出て参りませんので、これを至急出してもらいたい。第二番目は、昭和三十一年二月一日、ウラン鉱並びにト……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第22号(1957/04/02、27期、自由民主党)

○齋藤委員 防衛庁長官がお忙しい中を御出店下さいましたので、この際簡単にお伺いをいたしたいと思うのであります。実は、過日私は茨城県の勝田市長及び市会議長から陳情書を受け取ったのでございますが、この陳情書の内容を見ますると、米軍の爆撃演習地として勝田市の海岸にあります三百五十万坪の敷地の中で、原子燃料公社の精練敷地として、原子燃料公社当局もそこに設置を要望しておる場所を勝田市の発展のためにぜひとも米軍から返してもらいたいという交渉を今までやっておったのであるが、それが拒否された、これではとうてい市の将来の繁栄計画も成り立たないから、何とかこれを精練所敷地として使用できるように全力を傾注して取り計……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第23号(1957/04/03、27期、自由民主党)

○齋藤委員 私はただいまの前田委員の質問に関連して、科学技術庁当局にお尋ねをするわけでございますが、私の知っておる法律学者から、憲法の解釈が正確な意味を持つには二十年や三十年はかかるものだ、一体に法律というものはそういうものだ、こういう話を聞いたことがあるのでございます。この科学技術庁に関連いたしております、または原子力に関連いたしております法律もだんだん時日を経るに従いまして、いろいろな解釈上の疑義が出てきている。しかし、われわれ立法府に籍を置く者といたしましては、あくまでも立法精神を尊重して、法律を制定したときの気持を貫かなければ、職責が全うできないと思う。ところが、時を経るに従いまして、……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第24号(1957/04/04、27期、自由民主党)

○齋藤委員 私は、法制局に御即答をお願いしませんが、一つよく御調査の上、次会に御回答を願いたいと思うのでありますが、それは原子力委員会設置法の用語に関する問題であります。申すまでもなく、第一条には、「総理府に原子力委員会を置く。」ということになっておる。われわれは、原子力委員会というものは「総理府に置く」ということを初めから考えたのでありますから、もちろんこれには異存はございませんが、ただ、各条を見ますと、内閣総理大臣という字が使ってあるのであります。これは、この法案に関係した国会議員中の大半が考えたことじゃないかと思うのでありますが、特に第三条の「内閣総理大臣は、前条の決定について委員会から……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第25号(1957/04/05、27期、自由民主党)

○齋藤委員 これは天然ウランというのと核燃料物質、各原料物質、三通りあるのですか。
【次の発言】 そうすると、天然ウランと書いておくと、ピューリフィケーションをやったものも金属化したものも、それから原料そのままも、イエロー・ケーキも、天然ウランとして全部入るのですね。
【次の発言】 どうもわからない。これは、そうすると、カナダから買うものは、核燃料物質というと、ウラン、トリウム、プルトニウムというようなものも含まれるし、アメリカと今交渉するというのは天然ウラン、こういうことですか。そうすると、カナダの方は、非常に範囲が広くて、アメリカの力は天然ウランに局限する、こういう意味ですか。

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1957/04/09、27期、自由民主党)

○齋藤委員 第一にお伺いいたしますのは、この前私が御質問申し上げました点に対する御回答によって、大体この放射性同位元素による放射線障害の防止に関する法律案の内容は、現在われわれの考えられる放射線の中からエックス線を除外するという建前でこの法律案が作られておるように存ずるのでありますが、この法律案の名称であります放射性同位元素等というその「等」はなぜ一体つけたのか、これを一つ御説明願いたい。
【次の発言】 そうしますと、この放射性同位元素等というのは、放射性同位元素とそれからその放射性同位元素を用いるところの装備機器、あるいは放射線発生装置というものを含めるために、その「等」という字をつけたんで……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第27号(1957/04/12、27期、自由民主党)

○齋藤委員 ちょっと関連質問で一点だけ参考人の先生にお伺いしたいのでありますが、やはりエックス線と放射性同位元素の関係であります。私はこの前も委員会で実は質問をしたのですが、的確な結論を得られませんでしたので、立法府といたしまして法律を作る建前から、参考意見を一つ伺っておきたいと存じます。この放射性同位元素等に上る放射線障害の防止に関する法律というものは、先生方の今までの御意見にもございました通り、純理論的からいくと、エックス線も包含するのが正しい、しかし実施面においてこれはエックス線を除く方が便宜的ではないかという御意見のようでございましたが、やかましい法体系の問題は別といたしまして、この放……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第28号(1957/04/16、27期、自由民主党)

○齋藤委員 ただいままでの中泉参考人と岡委員との質疑応答で、私のお伺いいたしたいと思いますことも大体尽きたのでございますが、ただ一言直接にお伺いして、直接に御答弁をいただいた方がよろしいと思う一点につきましてだけ、重ねてお伺いをいたしたいと思うのであります。それは、昭和三十年の十月に、われわれが国会議員といたしまして原子力問題を大きく政治面に取り上げる段階といたしまして、放射能の問題が将来大きく響いてくるだろうというので、放射線の障害に関する法的措置を講じなければならぬということから、当時のスタックにおきまして取りまとめられました放射線障害に関する法的措置の結論というものを詳しく拝聴いたしたの……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第29号(1957/04/17、27期、自由民主党)

○齋藤委員 先ほどの岡委員の質問に対しまして、原子力局長のお答えになりましたことについて、忘れないうちに一つ関連質問をしておきたいと思います。  先ほどの御説明によりますと、御当局は、厚生省はさることながら、通産省関係のエックス線の取締りは、別途通産省において立法措置を講ずる、こういう御答弁でございましたが、私の聞きましたところによりますと、三十万ボルト以上のエックス線というものは、通産省関係ではすでに二千台ないし三千台に上っているということを聞いているのです。しかも、過日の参考人の方々の御陳述によりますと、あるものは百万ボルト以上にも上っているエックス線を使っている。それに対して通産省で別途……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第30号(1957/04/19、27期、自由民主党)

○齋藤委員 資料を一つ早急に出していただきたいと思うのです。原子力局にはないかもしれませんから、通産省その他厚生省と一つ打ち合せて出していただきたいと思います。それは、ウラン鉱の採掘の際に、あるいはウラン鉱の探鉱の際に、坑道内におけるところの従業員の放射線による障害の防止、これを世界各国ではどう取り扱っておるかという資料を、一つ調べて出していたたきたいと思います。

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第32号(1957/04/26、27期、自由民主党)

○齋藤委員 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律案について御質問申し上げたいと思うのでありますが、この核原料物質というものは、申すまでもなく、ウラン、トリウムの鉱物を含むものであって、第一にこの取締りの規制の初っぱなにやって参りますのは、鉱山における核原料物質の探鉱、採掘というものが対象となってくると思うのです。この法案の中には、核原料物質に関する規制というのはほとんど見当らないようでありますが、これはどうして取締りをされるのか、御答弁を願います。
【次の発言】 この核原料物質は、鉱山において探鉱しそれから採掘をするのでありますから、鉱山保安法において取り締ると申しますか、規制を……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第34号(1957/04/30、27期、自由民主党)

○齋藤委員 長官に一つお尋ねいたします。けさの朝日新聞に、英国との一般協定の内容が掲げられておったのであります。私はよく読みませんでしたが、その冒頭に、これは学界から資料が出たというふうに書かれておったのであります。われわれとしては、内容が外交問題に重大な影響があるから未発表のものである、もし発表せられるならば、その前には国会に第一に参考資料として配られるものであろう、そういうふうに考えておったのですがそれが突如として朝日新聞に掲載されたということにつきましては、ちょっと意外な感じを受けるのであります。これは従来どういう取扱い方になっておったのでありますか。それを一つ御説明願いたい。

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第35号(1957/05/06、27期、自由民主党)

○齋藤委員 私は参考人の御意見を拝聴いたしまして、法案の審議の参考に供するというにとどめて、御質問は申し上げないことにいたします。ただ、ただいま岡委員との質疑応答の中から感得せられましたことは、現実の原子力発電のコストというものは、なるほど高い安いの論議はありましょう。また危険であるとか安全であるとかいう論議もあると思うのです。しかし、世界の物理学の大家が証明しておる通り、新しく解明せられた原子力平和利用の世界は、将来重力の世界や化学反応の世界よりはもっと進歩した人類社会を作り得るということだけは明白なんです。それに抗すべく、すべての努力をわれわれがやっておるのであって、現実が高いからどうの、……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第36号(1957/05/08、27期、自由民主党)

○齋藤委員 法律の条項に基いて御質問を申し上げます。過日、御質問申し上げました選鉱と製練の関係に上る主務大臣共管の問題は、原子力局から答弁書が参りまして、それを拝読いたしました結果、共管またやむを得ずという結論に達しましたので、それ了承いたします。逐条的に私の了解しがたいところを御質問申し上げますから、簡潔に御寺弁をお願いいたします。  第三条で「製錬の事業を行おうとするもの」ということにたなっておりますが、「製錬の事業、というと、ある一つの形態をとらえて、採算的に検討を加えていくのが事業だと思いますが、製練を行う場合の中間工業試験的な場合ですね。これの収締りは一体どうでありますか。

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第40号(1957/05/17、27期、自由民主党)

○齋藤委員 関連質問。本委員会でエレクトロニクスに対する質疑が本式にかわされましたのは、この国会で今回が初めてであったと思うので、まことにこの特別委員会といたしましてその機能の十分な発揮を見なかったことを残念に思うのであります。しかし、このエレクトロニクスの重要性というものは、本特別委員会で取り上げるまでもなく、すでに心ある日本の人々は十分承知をいたしていることと思うのであります。すでに心ある日本が行政面に照らし合せてみますと、まだまだ日本の政治的な力の押し方というものが非常に足りないと私は思っているのであります。科学技術庁はちょうど昨年の五月の十九品に出発いたしたのでございますが、科学技術庁……

第26回国会 商工委員会 第2号(1957/02/13、27期、自由民主党)

○齋藤委員 資料の要求があります。先ほどの通産大臣のお話の中に、三十五年までに八百四十万キロの電力開発をするということでしたが、この八百四十万キロの電力開発計画を立案した何か資料があると思いますから、これを一つもらいたいと思います。もちろんその中には水力と火力とあり、また石炭、重油等の関係もあると思いますから、詳細に一つ資料をもらいたい。  第二番目は鉄鋼でありますが、製鉄関係の原鉱石の輸入及び国内産、それからそれに要するところの石炭、それから電力関係、これの資料をもらいたい。  それから第三番目は、新しく制定せられました鉱業法、いわゆる昭和二十六年に施行せられました新鉱業法実施以来今日までの……

第26回国会 商工委員会 第5号(1957/02/20、27期、自由民主党)

○齋藤委員 通商産業大臣は、過日本委員会において昭和三十二年度における通商産業省の重大施策につきその要旨を述べられたのでありますが、同日経済企画庁長官も、本委員会こおけるあいさつ要旨に、これを裏書きするごとく、昭和三十二年度の経済計画について御説明があったのであります。このことは申すまでもなくわが国の経済発展の成果のいかんを決する起点が通産行政のいかんにかかっておることを示すものでありまして、私も本委員会の一員として責任の重大なることを痛感いたしますがゆえに、あえて質問をいたさんとするのであります。  通産大臣は、過去二カ年における経済発展の成果を基盤としてさらに健全な経済の拡大を積極的に推進……

第26回国会 商工委員会 第10号(1957/03/06、27期、自由民主党)

○齋藤委員 関連して。ただいまのパルプ工場の廃液問題でありますが、私の県にもパルプ工場がございまして、その廃液が多量に海の中に注ぎ込まれ、毎年のように漁獲物に対する賠償金を支払っているのであります。しかし私の常に考えておりますことは、何がゆえに非常な有機物を含んだところのパルプ廃液をそのまま支流しておるかということであります。このパルプ廃液からは御承知の通り、アルコールもとれましょうし、その他いわゆる木材糖化の見地からいろいろな家畜飼料もとれましょうし、こういうものを採算がとれぬからそのまま海に流してもよろしいということは、私は一つの悪い考えだと思っております。ですから、あれだけの木材をつぶし……

第26回国会 商工委員会 第14号(1957/03/15、27期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連して。東北の開発につきまして当局の御回答があったのでございます。私から申し上げるまでもなく、東北の産業構造は明治の末期、大正の初めのような状態であることは事実であります。ただいまの御答弁の中に産業の立地条件の具備ということがございましたが、今年から問題になりました東北開発の具体化というものは、これはなかなか容易ならぬことでございまして、急いでも相当の長年月かかると考えていかなければならぬのであります。しかるに御承知の通り東北の自然条件というものは非常に悪いのであって、東京においてまるで春のごとき今日でも向うでは吹雪が吹いておるという状態で、しかも先ほど政務次官から伺います……

第26回国会 商工委員会 第15号(1957/03/19、27期、自由民主党)

○齋藤委員 資料を要求したい。きょうは政務次官が出ておられますから記録しておいて政務次官の責任において資料をいただきたい。それは二月二十日に私の質問いたしました速記録を読んでみますと、まだ幾多解決のしない部面がありますので、それに対する資料を一つお差し出し願いたいと思います。  第一は重化学工業の分類表、と申しますのは質問の中で重化学工業の定義はどうかといったら、重工業と化学工業と一緒にしたものだ、こういうのです。しかし世界的に見て重化学工業というのは一つの定義がある。と同時に、日本の特許庁においても重化学工業というものは重工業と化学工業とを一緒にしたものであるという定義のほかに、ある一つの構……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1957/11/06、27期、自由民主党)

○齋藤委員 最近の科学技術の世界的進歩は、まことに目まぐるしいものがございまして、人工衛星の打ち上げ成功に伴って、世界は大きく、科学技術の進歩に伴って、変貌を遂げつつあるといわれておるのであります。新聞紙は、人類社会の生活範囲が宇宙にまで進展したという構想のもとに、いろいろな記事を掲げておるので、この際、わが国といたしましても、この態勢に即応するため、科学技術の拡充振興に対しては、十分の措置を講ずる必要があると思うのであります。本臨時国会におきましても、特別委員会は、この態勢に即応するの見地から、いろいろなわが国の科学技術のあり方について論議を重ねていく必要があると思うのでありますが、それにい……

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1957/11/09、27期、自由民主党)

○齋藤委員 ただいま議事進行の発言がございましたが、私も全く同感であります。本日は参考人の意見を中心としていろいろ質疑応答が重ねられたのでありますが、一応本問題は打ち切りにいたしまして、今後質疑応答に対する方法をいかに取り扱うべきかということを、理事会を中心として懇談会を開いて、今、御発言がございましたように、責任者の出席を求めて問題を解決していきたい、さように考えます。
【次の発言】 だいぶ長い時間参考人の御意見を拝聴いたし、またお尋ねも申し上げたようでございますので、私はほとんどお尋ねを申す必要を認めないのでありますが、特に糸川博士が秋田県の道川でいろいろ御苦労なさっておる実情を、私は私の……

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1957/11/11、27期、自由民主党)

○齋藤委員 念のために簡単にお伺いしておきますが、科学技術庁設置法の第十九条によりまして、放医研の取り扱うところの項目が三項目決定されております。この三項目を完全に遂行するという立場から、国会においては東海村に放医研を設置するということに承認を与えた。ところが、そこの敷地の中に原子燃料公社が入ったために、原子燃料公社の機能を発揮するためにこの三項目を完全に遂行するに障害を来たした。そのために敷地を原子燃料公社の影響のない適当な地の千葉県稲毛に移す。しかし、この三項目を完全に遂行するということになりますと、国会が承認を与えた建前は、原研の近接地に放医研を設置しなければ、この三項目の完全な遂行がで……

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1957/11/14、27期、自由民主党)

○齋藤委員 正力長官には病気御静養中特に御出席を賜わりまして、ただいま科学技術振興に関する基本的構想についての所信を承わったのでありますが、私は今日の世界の科学技術進展の情勢にかんがみて、ただいまお述べになりました御所信は、まことに当を得た御所信と承わったのであります。医者の許可をせられた時間は一時間と承わっておりますので、質問を簡潔に申し上げますから、御着席のままで一つ簡潔に御答弁を承わりたいと思うのであります。  私の質問は四点ございます。第一の質問は、ただいまお述べになりました基本的御構想を中心として、科学技術白書またはその他の方法によって、わが国の科学技術のあり方というものを国民一般に……

第27回国会 商工委員会 第2号(1957/11/08、27期、自由民主党)

○齋藤委員 昨日、通産大臣から、今後の通商産業政策についての御説明があったのでありますが、一応構想としては、異議を差しはさむものではなく、むしろこれに対して賛成の意を表するものであります。ただ、この構想を実現して参りますのに、いかなる腹がまえと具体策を持っておられるかという点にかかっておると思うのでありますが、それにつきまして、二、三簡単に御質問申し上げてみたいと思うのであります。  通商産業政策の第一の重点は、輸出の振興ということにかけられておると思うのでありますが、この輸出の振興ということが、常に唱えられておって、日本に安定性がないということは、結局輸出品目にかかる質の問題が、大きく取り上……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1957/12/20、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、委員各位の御推薦によりまして、当委員会の委員長の職につくことになりましたことは、まことに光栄の至りに存じます。本委員会の重大なる使命にかんがみまして、浅学非才ではございますが、懸命の努力をいたしたい所存でございます。何とぞ委員各位の絶大なる御協力、御支援のほどを切にお願い申し上げます。簡単ではありますが、就任のごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。理事の員数及び互選の方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 ただいま菅野和太郎君より提出されました動議に御異議ありませんか。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1958/02/06、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件につきまして、調査を進めます。  本日は、先般の理事会における申し合せに従いまして、まず正力国務大臣より、科学技術行政に関する所信を承わり、次いで昭和三十三年度科学技術庁関係予算の説明を聴取することといたしたいと思います。正力国務大臣。
【次の発言】 次に原田官房長。
【次の発言】 以上をもちまして科学技術行政に関する正力国務大臣の所信の表明並びに昭和三十三年度科学技術庁関係予算の説明は終りました。  これより質疑に入ります。質疑は、通告に従いまして順次これを許します。  岡良一君。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1958/02/07、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件につきまして、調査を進めます。  本日は前会に引き続き、正力国務大臣の所信並びに明年度科学技術庁関係予算に対する質疑、あわせて観測船宗谷の科学性の問題及び日本科学技術情報センターの活用の問題等に関しまして、質疑を行います。
【次の発言】 この際、参考人決定につきましてお諮りいたします。すなわち、本日の議事に関して、日本原子力研究所理事長駒形作次君、原子燃料公社理事長高橋幸三郎君、日本科学技術情報センター理事長別官貞俊君、以上の方々を参考人と決定し、その意見を聴取いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1958/02/12、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  原子力行政に関する件につきまして、調査を進めます。  質疑の通告がありますのでこれを許します。岡良一君。
【次の発言】 次に、英国及び米国との原子力一般協定の締結に関し、まず外務省国際協力局松井課長より交渉経過の説明を聴取することといたします。  原子力一般協定に関しましては、現に交渉中の外交問題でありますので、この際委員会を秘密会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、秘密会とすることに決定いたします。  議員及び所管の政府関係者並びに委員会の事務を担当する職員以外の方々の退場を願います。  ……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1958/02/13、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  科学技術行政に関する件につきまして、調査を進めます。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。  岡良一君。
【次の発言】 本日の質疑は、この程度にとどめます。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。すなわち、原子力行政の一環として、核融合反応に関する問題につきまして、来たる二月十九日午前十時より参考人の出頭を求め、その意見を聴取することとし、参考人の人選等につきましては、先ほどの理事会の申し合せの趣旨に従いまして、委員長において決定いたしたいと思います。以上について御異議ありませんか。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1958/02/19、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  原子力行政に関する件につきまして、調査を進めます。  本日は、核融合反応に関する問題につきまして、参考人より意見を聴取することといたします。  御出席の参考人は、東京大学理学部教授宮本梧楼君、大阪大学工学部教授岡田實君、東京大学原子核研究所所長菊池正士君、工業技術院電気試験所所長後藤以紀君、以上四名の方々であります。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。本日は、御多用中のところ、本委員会の調査のためわざわざ御出席下さいまして、まことにありがとう存じます。厚く御礼を申し上げる次第であります。御承知のように、去る一月二十四日には米英両国の核……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1958/02/25、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  理化学研究所法案を議題といたします。  政府より提案理由の説明を聴取いたします。正力国務大臣。
【次の発言】 以上をもちまして、提案理由の説明は終りました。  本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。すなわち、本理化学研究所法案について、日本学術会議会長茅誠司君、東京芝浦電気株式会社専務取締役瀬藤象二君、株式会社科学研究所会長村山威士君、財団法人望月電波研究所所長望月冨ム君を参考人として選定し、来たる二十七日午前十時よりその意見を聴取いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1958/02/27、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  理化学研究所法案を議題とし、参考人より意見を聴取することといたします。  御出席の参考人は、日本学術会議会長茅誠司君、東京芝浦電気株式会社専務取締役瀬藤象二君、株式会社科学研究所会長村山威士君、財団法人望月電波研究所所長望月官防君、以上四名の方々であります。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。本日は、御多用中のところ、本委員会の法律案審査のためわざわざ御出席をいただきまして、まことにありがとう存じました。厚く御礼を申し上げます。理化学研究所法案は、現在の株式会社科学研究所を改組して、特殊法人組織の理化学研究所を設けて、各種試験研究を総……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1958/03/05、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  科学技術行政に関する件につきまして、調査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。原茂君。
【次の発言】 引き続き理化学研究所法案を議題とし、質疑を行います。質疑の通告がありますから、順次これを許します。  原茂君。
【次の発言】 小平久雄君。
【次の発言】 本日の議事は、この程度にとどめます。  次会は明後七日、午前十時三十分より開会し、本案の質疑を続行いたします。  これにて散会いたします。     午後四時二十七分散会

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1958/03/07、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  理化学研究所法案を議題とし、前会に引き続き質疑を行います。質疑の通告がありますので、これを許します。原茂君。
【次の発言】 志村茂治君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか。――なければ、本案に関する質疑はこれにて終了することといたします。
【次の発言】 この際、参考人の出席要求に関する件につきまして、お諮りいたします。すなわち、コールダーホール改良型原子炉等に関する問題について、来たる十八日、午前十時より参考人の出席を求めてその意見を聴取することとし、参考人の人選等につきましては、先ほどの理事会における協議の趣旨に従いまして、委員長において決定い……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1958/03/12、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  理科学研究所法案を議題といたします。本案に対する質疑は、前会において一応終了いたしておりますが、この際、質疑の通告がありますので、これを許します。志村茂治君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか。――なければ、本案に対する質疑はこれにて終了することといたします。  暫時休憩いたします。     午前十一時十七分休憩
【次の発言】 再開いたします。  理化学研究所法案につきましては、自由民主党及び日本社会党共同提案にかかる修正案が提出されております。まず提出者よりその趣旨説明を求めます。前田正男君。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1958/03/18、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  原手力行政に関する件につきまして、調査を進めます。  本日は、コールダーホール改良型原予炉に関する問題について、参考人より意見を聴取することといたします。  御出席の参考人は、原子力発電訪英調査団団長安川第五郎君、同副団長一本松珠磯君、同顧問武藤清君、日本学術会議原子力問題委員長坂田昌一君、工業技術院電気試験所電力部長山田太三郎君、東京大学教授橋口隆吉君、以上六名の方々であります。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。本日は、御多用のところ、本委員会の調査のためわざわざ御出席を賜わりまして、まことにありがとうございました。厚く御礼を申し……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1958/03/26、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。放射線障害防止の技術的基準に関する法律案を議題とし、まず政府より提案理由の説明を聴取することといたします。吉田政務次官。
【次の発言】 以上をもちまして提案理由の説明は終りました。本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 次に、原子力行政に関する件につきまして調査を進めます。  まず、日本原子力研究所の運営の実状について調査を行いたいと思いますが、この際、お諮りいたします。すなわち、本件に関しまして、日本原子力研究所理事長駒形作次君、同総務部長柴沼直君、同総務部会計課長和田久君、以上の方々を参考人と決定し、その意見を聴取いたしたいと思い……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1958/04/02、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  原子力行政に関する件につきまして、調査を進めます。  原子力発電株式会社に関する問題につきまして質疑の通告がありますので、これを許します。松前重義君。
【次の発言】 田中武夫君。
【次の発言】 ほかに御質疑はありませんか。――なければ、本問題に関する質疑はこの程度にとどめます。
【次の発言】 次に、放射線障害防止の技術的基準に関する法律案を議題として、質疑を行います。質疑は通告に従いまして、順次これを許します。  前田正男君。
【次の発言】 田中武夫君。
【次の発言】 本日の議事はこの程度にとどめ、次会は明三日、午後一時より開会することといたします。 ……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1958/04/03、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  原子力行政に関する件につきまして、調査を進めます。  本日は、英国及び米国との原子力一般協定に関する問題について質疑を行います。質疑の通告がありますので、これを許します。岡良一君。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1958/04/10、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  放射線障害防止の技術的基準に関する法律案を議題とし、質疑を行います。岡良一君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか。――なければ、本案に対する質疑はこれにて終了することといたします。  これより討論に入る順序でありますが、討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。放射線障害防止の技術的基準に関する法律案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって本案は原案の通り可決すべきものと決しました。  次に、お諮りいたします。すなわち、ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任を願いたいと……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1958/04/23、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題とし、まず政府より提案理由の説明を聴取いたします。正力国務大臣。
【次の発言】 以上をもちまして、提案理由の説明は終りました。  これより質疑に入ります。
【次の発言】 ほかに御質疑はありませんか――なければ、本案に対する質疑はこれにて終了することといたします。  これより討論に入る順序でありますが、討論の通告がありませんので、直ちに採決を行います。  核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案に賛成の諸君の起立を求めます。

第28回国会 商工委員会 第4号(1958/02/11、27期、自由民主党)

○齋藤委員 関連して。ただいまのチタンの問題でありますが、年産千八百トン、これはスポンジだと考えるのでありますが、チタン・プレートは、日本でできているか、できていないか、それを一つ。
【次の発言】 ただいま長谷川委員からも御質問がございましたが、チタンは日本の砂鉄と共存をする世界的な鉱物です。これをアメリカに依存して、チタン鉱業の確立をはかるということは、結局技術的にも、それから使用面においても海外依存ということに私はなると思う。チタン鉱業のねらいというものは、チタンのメルテイング・ポイントが非常に高いということ、特殊の金属として、いわゆる機械工業にこれを応用し得るということ、その他いろいろな……

第28回国会 商工委員会 第6号(1958/02/13、27期、自由民主党)

○齋藤委員 質問の都合で、大臣のお見えになりますまで、予算書について、数字で了解しがたいところを御質問申し上げたいと思います。  一般会計歳出予算名目明細書の七ページ下より八行目、埋蔵鉱量調査旅費三十五万三千円というのがありますし、それから五十九ページの上より二行目のやはり埋蔵鉱量調査旅費というもの、これは一体どういう性質で二つに分類しておるか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 もう一つ、七ページの下から三行目に、核原料物質探鉱旅費というものがある。どうして埋蔵探鉱の旅費が、こういうふうに分れてやっているのか、これはどういう組織でやっているのか、調査してでよろしゅうございますから、一つ……

第28回国会 商工委員会 第15号(1958/03/11、27期、自由民主党)

○齋藤委員 関連して。  私は日本の石油問題につきまして、後日徹底的に当局の所信をただしたいと思っておるのでありますが、本日は、簡単に関連質問を申し上げたいと思いますので、鉱山局長より御答弁を願いたいと思っております。  ただいま長谷川委員からの御質問によって、サウジ・アラビア及びクエートの中立地帯において、日本の会社がやっております業態の一部分をわれわれは知ったのでありますが、もちろん、日本の石油は、その九七%を外油の輸入によってまかなっておる。従って、どうしても日本というものは、外国に対して安定した石油の給源地を開拓するということは、国策の一環として必要なのです。私は、あえてサウジ・アラビ……

第28回国会 商工委員会 第23号(1958/03/27、27期、自由民主党)

○齋藤委員 関連。  簡単にお伺いしますが、工業用水の問題は、工業の発展途上にある日本といたしまして、まことに重大な問題で、これに対する政府当局の処置いかんによって、いろいろな問題が起きてくるだろうと思うのであります。ただいま加藤委員から、いろいろ御質問がございましたが、この工業用水というものは、経営する工場の位置のいかんによって、いろいろな考え方が浮んでくるだろうと私は思います。その工場で使用した工業用水は、浄水装置をつければ、直ちに循環的に工業用水として使用することもできるところが、たくさんあると思います。ところが、従来の工場は、工業用水というものを、浄化装置をつけないで、循環的にこれを使……

第28回国会 商工委員会 第32号(1958/04/16、27期、自由民主党)

○齋藤委員 私は、よくこの法律はわかりませんが、とにかく賛成、反対を決定しなければならない立場にありますので、二、三、この水洗炭業に関する法律案について、概括的に御質問申し上げたいと思うのであります。あるいは提案者の御答弁を得る必要がなく、政府当局の御答弁を得る方がいいのかもしれません。どちらへ参りますかわかりませんが、適当に御回答を願いたいと思うのであります。  第一にお伺いいたしたいのは、私は石炭地区でありませんので、石炭の加工業というものには、ほとんど認識も経験もございませんので、幼稚な質問になるかもしれませんが、ボ夕山というものの鉱業法的な観念というものは、一体どういうものか。これは鉱……


斎藤憲三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
26期-|27期|-29期-31期

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各種会議発言一覧(衆議院27期)

斎藤憲三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
26期-|27期|-29期-31期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第1号(1955/05/17、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 議事進行を兼ねて質問を申し上げますが、この原子力の平和利用に関する問題は、ただいま帆足議員からも発言がございました通り重大問題でありまして、一朝一夕にその実態をわれわれが把握して適切な政治的な結論を出すということは、よほど勉強しなければこれはできないと思うのであります。委員長におかれましては、今後原子力の平和利用に関する問題の論議に当りましては、必ず通産大臣、経審長行及び大蔵大臣の出席を求めていただきたいと思いますが、いかがでありますか。(「外務大臣も呼ぶべきだ」と呼ぶ者あり)外務大臣もです。それを一つ最初にお願いしておきます。  それから、御質問申し上げたいのは、私の知っており……

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第3号(1955/05/24、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 科学研究所の補助金ですが、補助金ということになりますと、補助の対象、いわゆる研究テーマというものを決定して補助金を出すのですか、それともほんと一億円を科学研究所へやって、これで勝手に研究しろ、こういうふうな態勢をおとりになるのですか、どっちですか。
【次の発言】 今は科学研究所は何に主力を注いでおるのですか。一時サイクロトロンが破壊されたあとは、あそこはペニシリンとかストマイに全力を注いで何とか会社経営をつないでおったようですが、今は何に主力を注いでやっておるのですか。
【次の発言】 そうしますと、この科学研究所には工業技術院としてはこの一億円を限度として研究費を補助金としてやる……

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第4号(1955/05/30、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 この工業技術院の工業化試験費補助金三億一千四百万、それから鉱工業技術研究費補助金一億九千万円、これはまだその使途ははっきりしてないと思いますが、このうちで大きな継続的な補助金あるいは研究費補助金というものは大体どのくらいのパーセンテージを占めておるものか、新しいものにはどのくらいやるというめどがありますか。
【次の発言】 工業技術院に所属しておりますいろいろな調査所、試験所というものがあるのですが、その中の電気試験所予算ですが、電気試験所では河かメートルの試験をやるのじゃないのですか。あれの収入は特別会計に入るのですか、額はどのくらいですか。

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第5号(1955/05/31、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 きょうの朝日新聞でございますが、ウラン受け入れ交渉につきまして「日本側修正案を訓令」と原子力発電にも米国の規制を受けるのではないか、こういう記事が載っておったのであります。そこで積極的にこの濃縮ウランを受け入れた方がいいと主張しておった藤岡博士も、その見出しは「不明を恥じる」こういうことで、これは原子力問題に関して今大きな話題を投げておる濃縮ウランの受け入れに対して、何か少し出過ぎたような今までの態勢ではないか、もっと慎重にこれをやらなければいかぬのじゃないかというふうな全体の記事に見えるのであります。ところが私の考え方からいたしますと、この問題になっておりまする原子力のいわゆる……

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第6号(1955/06/07、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 石油化学と石炭化学は非常に大きな問題でありまして、われわれも専門外ながら、これに大きな重点を置いて、今後の日本の新しい生産態勢を確立していかなければならぬと思って、いろいろ話を聞いたり、本を読んだりいたしておるのでありますが、現在日本ではまだ世界的な科学技術のレベルを持つ石油化学工業というものも単に計画中であって、その実現もまだほど遠い状態になっている。と同時に、われわれの考えております石炭化学というものも、まだ本格的にその体系が整っておらぬように思うのであります。世間ではよく、石油化学の方がいいんだとか、あるいは石炭化学の方がいいんだとか、いかにも石油化学と石炭化学が相対立して……

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第7号(1955/06/15、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 ちょっと最初の方の御構想を承わりかねたのでありますが、科学技術開発公社の今のお話でありますと、相当思い切った構想のもとに計画されているように存ずるのでございますが、行政機構の確立があります以上、こういう科学技術開発公社というものはうまくいかないことは、行政の面に沿うて御研究になっているということで、これは申すまでもないと思うのであります。経済同友会では、行政機構の確立というものはどういうふうにあれば科学技術開発に対して非常に便利であるかということをお考えになったことがありますか。
【次の発言】 それはわれわれもそういうふうにありたいと考えておるのでございます。  もう一つ伺ってお……

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第9号(1955/07/05、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 簡単に御質問申し上げたいと思います。先ほど団参考人からのお話では、自動車工業は資材が七〇%というお話でございましたが、私はしろうとでよくわかりませんが、第一にボディの鋼材、エンジン、それが大きな部分を占めていると考えるのであります。自動車工業の基本的な面としてボディということになりますと、結局鋼材の質とプレス作業というものが大きなファクターではないがと思うのでありますが、この点に関しまして日本の実情はどうなっておるか。と申しますのは、話に聞きますと自動車産業のプレス能力というものは大きなトン数を必要とする――少くとも二万トンとか三万トンというような大きなプレス能力がないとうまくい……

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会及び総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会連合会 第1号(1955/06/25、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 どうも科学技術の小委員会、燃料小委員会というと人が集まらぬので、これがちょうど科学技術庁が問題にならないバロメーターだと私は考えておる。先ほど民主党内部における一応の科学技術に関する行政機構のあり方についての科学技術に関する特別委員会の、最後の案ではなかったでしょうが、説明がありましたが、あれも私もその一員といたしましては、心から賛成を表しておるのではありません。私の考えから参りますれば、まずできるならば、ちょうどアメリカがテクノロジーを中心として一切の生産体制を整えたと同じように、日本は今日もう一ぺん科学技術に再検討を加えて、日本の生産を高度に組みかえるということが私は日本発展……

第22回国会 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第2号(1955/05/28、27期、日本民主党)

○齋藤憲三君 鉱山局長にお尋ねいたしたいのでありますが、今回国内石油資源開発五カ年計画の助成金として三億の予算が盛られておる。この三億の金をかりに特殊会社を作りまして政府がこれに出資をするというように予算措置を変える、そうしますと、もしそういう場合を想像いたしまして、この政府出資を中心として十億ないし十数億の特殊会社を作っていくという場合に、従来の地方公共団体その他に対するところの助成金というものはなくなるわけですね。従来は、昨年の一億数千万円の金の中からでも地方公共団体の要求によって、有望地帯に対するところの天然ガスあるいは石油というものに対する助成金があった。今度はこれは特殊会社の中に全部……

第22回国会 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第3号(1955/06/09、27期、日本民主党)

○齋藤憲三君 ただいま参考人の御両人の御意見を承わりましたが、総合燃料計画における石炭の利用の問題はきわめて大きな問題でございまして、とうてい短時間に参考人各位に御質問申し上げて御回答賜わることはできないと思っているのであります。はなはだ残念ですが、よく速記録を拝見した上にさらにまた機会をお作り願って本日のお話に対する御質問を申し上げたいと思うのでありますが、端的に一、二お伺いしておきたいと思うことがございますから簡略にお答えを願いたい。第一点は本田さんにお伺いしますが、今日の都市ガスは、御経験によりますと大体どの程度の戸数の都市に対して石炭を用いてガスの配給ができるものか。

第22回国会 商工委員会日本経済の総合的施策並びに国土総合開発に関する小委員会 第2号(1955/05/25、27期、日本民主党)

○齋藤憲三君 一年生でよくわからないのですが、経済審議庁の書かれたものを拝見いたしますと、経済計画の大綱をお示しになっておるのでございますが、他の実施官庁に関する問題は別といたしまして、通産省に関する繊維、エネルギーその他科学技術の振興対策、基本産業というような問題に関しまして、いろいろここに構想を盛られておるのでございますけれども、これはやはりこの計画を御発表になりますときには実施行政機関とよく打ち合せをせられまして、そしてこれは必ず実施ができるというお見通しの上で立案されると私は思うのであります。ところが一つ、エネルギーについて「燃料自給度の向上および国内燃料の有効利用を図ることを目途とし……

第22回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第5号(1955/06/28、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 私もおしかりを受けたのでございますが、あいにく本会議その他がございましたので大へん……。あるいは質疑が重複するかもしれませんが、このガス事業及び木材利用に対しましては、私ども選良の末席を汚す者として非常に重大関心を払っておるものでございます。特に今拝見いたしますと、「ガスの普及向上がなぜ重要国策となったか」という日本瓦斯協会からのパンフレットを、よく拝見しないのですが、ざっと目を通しましたところにも、二ページの三のところに、「石炭鉱業の安定と石炭資源の有効利用」これなどは刻下日本における最も重点を置かなければならぬポイントでありまして、特に私も日本の高度の生産体制を石炭化学と石油……

第22回国会 内閣委員会商工委員会連合審査会 第1号(1955/05/26、27期、日本民主党)

○齋藤委員 重複を避けまして簡単に御質問申し上げたいと思います。今回の経済審議庁を経済企画庁に変えようという御考案は、この提案の説明にもございます通りに「長期経済計画の観点から関係各省の政策ないし計画の調整をはかり、政府の諸施策の総合性、計画性を保持し、長期経済計画の実施を強力に推進して参る所存であります。」こういう意図のもとに長期経済計画を策定し、並びに長期経済計画に関する重要な政策及び計画について関係行政機関の事務の総合調整を行う、こういう重大なポイントがあるのでありますが、ただいままで多くの委員諸君から御質疑がございましたが、この関係行政機関の事務の総合調整、この一点であります。これはこ……

第22回国会 予算委員会公聴会 第2号(1955/05/20、27期、日本民主党)

○齋藤委員 私は伏見先生のお書きになりました中央公論の「原子力平和攻勢にどう対処するか」という論文を拝読いたし、さらに本日ここにおける御意見を拝聴いたしましたから、大体先生の原子力平和利用に関するお考えは承知しております。私も先生のお考えの大部分に対しましては賛成であります。ただ私たちは、量子物理学者でもありませんし、また科学者でもありません。どうしてこの濃縮ウラニウムの受け入れをめぐりまして、かように激烈な論議が戦わされるのかと申しますと、将来の人類社会はいずれエネルギー源として原子力の平和利用によってほんとうの平和が確立されるのではないかという点に大きな期待をかけている。この期待があるため……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 科学技術振興対策特別委員会内閣委員会連合審査会 第1号(1955/12/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 はなはだ僭越でございますが、私から御答弁申し上げます。原子力委員会の設置に関しましては、成田委員の御質問の通り、原子力基本法を前提として、原子力委員会のあり方を決定するのが、私たちの年来考えている線であったのでありますが、原子力基本法は、従来御承知の通り原子力合同委員会でも熱心にこれが検討を加えまして、でき得べくんばこれを共同提案に持っていきたいという希望が強かったのであります。そこで、この提案を分けまして、原子力委員会の設置法案は政府提案を行う、原子力基本法は極力共同提案の議員立法にいたしたい、こういう考えのもとに、政府と合同委員会と緊密な連絡を保ちつつ基本法の要綱を決定いた……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第1号(1956/03/05、27期、自由民主党)

○齋藤憲三君 身辺多事で会社に行って伺う時間がございませんので、はなはだ失礼でございますが、時間をさいていだだきまして一、二質問いたしたいと思うのであります。  この石油資源開発株式会社法の成立いたしました理由は、第一条に書いてございます通り、石油資源の開発を急速かつ計画的にこれを実行するということであったのであります。今日まで会社設立の状態を見ておりますと、はなはだ速度がおそいという感じがいたしたのでございますが、本日社長その他の幹部がおいでになりましての御説明によりますと、会社の趣旨に合致するように一切の事業は帝国石油に代行せしめておったということで、一応私もその会社の発足、事業の状況のお……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 外務委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1956/12/01、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 大臣の御答弁を補足いたしますが、政府といたしましてはただいま岡委員の御議論の中心となっておりまするプルトニウムに関しましては重大な関心を払っておるのであります。従いまして米国にわれわれが調査団として参りましたときも、このプルトニウムをいかに将来処理するかということにつきましては米国政府当局と十分話し合ったのでございます。先ほど前田委員からのお話もございました通り、これは平和利用目的に処理し得るところの段階に達したならば、これは本に置いておく、十分日本においてこれを利用してよろしい、それから現実の一グラムのいわゆるウォーター・ボイラーから出てくるような小さなものに関してもまた平和……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 商工委員会重化学工業に関する小委員会 第1号(1957/05/22、27期、自由民主党)

○齋藤小委員 この最後のフェロアロイ、それから特殊鋼鋼材ですが、特殊鋼鋼材が千八百二十二トン、フェロアロイが三百二十一トン、これは価格はトン当りどのくらいに予定されておりますか。特殊鋼材といっても何種類くらいありますか。
【次の発言】 これは大体日本の実情のグラフでございますが、新聞によりますと日本の特殊鋼関係は業者間では三十二年度に九十五万トンの生産規模を持っておる、それを通産省では七十五万トンに押えて、その二十万トンは行政指導によって需給のバランスをとる、こういう記事があったように考えるのですが、日本の特殊鋼の三十二年度における大体の生産の見込み状況を御説明願いたいと思います。


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第1号(1957/11/27、27期、自由民主党)

○齋藤小委員 最初に、岡田参考人から、新しい石油開発の状況について、概略御説明をお願いいたします。
【次の発言】 ただいま石油資源開発株式会社の三十二年度の活動状況及び三十三年度に対する御構想の一端を承わったのでありますが、われわれが石油資源開発株式会社の設立に対して、国策的観点から努力を申し上げたのは、従来、御承知の通り日本の地下資源の調査は、ほとんど徹底味を欠いておった。特に石油のように、地下に深く試錐をしなければその実態をつかみ得ないというような問題に対しましては、戦時中帝国石油というものが、あの強制権によって作られたのも、やはりそういう立場からやったのであって、従来有望であるというとこ……



斎藤憲三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
26期-|27期|-29期-31期

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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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