このページでは安藤覚衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。
○安藤覺君 ただいま議題と相なりました、内閣提出、農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案、及び、川俣清音君外十名提出、森林法の一部を改正する法律案につきまして、農林水産委員会における審査の概要を御報告申し上げます。 まず、農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案について申し上げます。 昭和二十八年に農林漁業金融公庫が設立されて以来、農林漁業の生産力の維持増進をはかるため、八百七十七億円余に上る長期かつ低利の資金が融通されておりますことは、御承知の通りであります。しかるに、本年度におきましては、資金全体として二百六十億円の貸付を計画いたしておりまして、その資金源の内訳は、政府からの出資十億……
○安藤(覺)委員 この際動議を提出いたしたいと思います。理事はその数を七名とし、投票の手続を省略して委員長において指名せられんことを望みます。
○安藤(覺)委員 この際、ただいまの動議に関連して質問並びに資料の要求をいたしておきたいと思うのでありますが、地方の自治体におきまして、その自治体の遠い将来に対する財源を培養する意味において、あるいは直接的にはその方面の繁栄を呼ぶ意味において、大都市から多くの工場、官衛、会社等の誘致運動が猛烈に行われているようであります。しかる場合において、これを誘致することに熱心なあまり、自治体が非常な大きな犠牲を払ってこれを誘致するという状況があるように思います。たとえば千葉市のごとき、川崎製鉄を千葉市に誘致するためにはあらゆる犠牲を惜しまず、固定資産税のごときも長年にわたってこれを徴収しないというような……
○安藤(覺)委員 ただいまの局長の御答弁中私ちょっとお尋ねしたいと思う点があったのであります。直接的には糸によって目的を達する、やむを得ぬときに繭を買い上げて値段の維持をするのだ、今度はさらに一歩を進めて、前回は糸だけであったのを、今回は繭に範囲を拡大して積極性を示したのだ、こういうお話でございますが、しかしただいまの御説明のような心組みであられると、本来の繭の値段の維持のための直接的効果というのはきわめて薄くなるのじゃないかという感じが非常にする。と同時にもう一つ、この法律が通ると、養蚕農民はことごとく、この法律があたかも天の神のごとくすべてに効果があると考えまして、非常に買い上げてもらうこ……
○安藤(覺)委員長代理 去る七月四日付託になりました楢橋渡君外二百七十二名提出、天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法案及び台風常襲地帯における農林水産業の災害防除に関する特別措置法案を一括して議題といたし、審査に入ります。まず両案の趣旨について、提出者の説明を求めます。綱島正興君
【次の発言】 ちょっと速記をやめて下さい。
【次の発言】 では速記をとって下さい。
本案に対する質疑は、次会よりこれを行うことにいたします。
なおこの際お諮りいたします。ただいま提案理由の説明がありました両案につきましては、国会法第五十七条の三の規定によりまして、次回の委員会において内閣……
○安藤(覺)委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。東北、北海道、九州等を中心とする農林、漁業災害対策の問題について午前に引き続き調査を進めます。質疑を続けます。小枝一雄君。
【次の発言】 芳賀貢君。
○安藤(覺)委員長代理 本日はこれにて散会いたします。 午後六時四十四分散会
○安藤(覺)委員 林野庁にちょっとお尋ねいたしますが、先ほど伺っておりますと。この空気銃の災い並びに小動物の生命の保護、ことには益鳥獣の保護ということについては、われわれも全く憂いを持ち、感を同じゅうしておるものでありますが、つきましては先ほどのお答えの中に、空気銃を持ってそんじょそこらで鳥をねらっておる者が、どれが禁止鳥やら、どれが害鳥やらわきまえなくポンポンやっておるというお話であります。われわれもこれは常に見かけるところでございますが、その場合において――承われば林野庁関係においては、全国五十万丁もあるということで被害も非常に大きいのでありますから、これの指導ということについて相当なるお……
○安藤委員長代理 それではこれより会議を開きます。 本日はまず朝鮮半島周辺の公海における漁船の安全操業確保等に関する件について調査を進めます。韓国政府はいわゆる李ラインなるものを一方的に設定し、日本漁船の操業に不法なる圧迫を加えておりますが、最近韓国政府は従来より一層強硬な声明を発表し、李問題はきわめて差し迫った課題となっておりますので、まず順序といたしまして最近の漁業における日韓関係につきまして、特に今次の韓国側の声明を中心としてその経過並びにこれに対する政府の方針または現在韓国に抑留されている漁民、漁船の返還等につきましていかなる処置を講ぜられつつあるか等々、全般にわたって当局よりまずも……
○安藤委員 ちょっと森川さんに伺っておきたいのであります。先ほど神田さんからもお話があったようでありますが、全国の不振組合の中において、その不振のよって生ずる原因、これにはいろいろあろうと思いますが、その点御記憶を持っておられましたならば、大ざっぱにお答え願いたいと思います。 一つは組合役員もしくは職員の無能という原因によって生じた不振、第二には組合役職員の不正行為によって生じた不振、その第三は地理的、地域的に恵まれないことによって生じた不振、それともう一つはこの単協の不振の原因と現段階における連合会の不振の原因とはかなり隔たりがあるのじゃないかと思いますが、その点についてもしおわかりになり……
○安藤委員 今回東北、北陸地方に発生いたしました水害の現地調査派遣第二班として、七月二十五日より二十九日まで、福島県及び新潟県の被害地を調査いたしました状況を簡単に御報告申し上げます。 第二班は磐越西線不通のため、他の班より数日おくれまして出発いたした次第でありますが、参加委員は私のほか石田、助川両委員と、新潟県の現地において大野委員が参加せられ、調査室からは尾崎調査員が随行いたした次第であります。 まず調査の順路に従いまして、その都度調査いたしましたことを中心に御報告申し上げます。 最初、福島県において今回最も被害の激甚でありました会津盆地の中心地会津若松市に参りまして、県経済部長、農……
○安藤委員 議事進行。先ほど来承わっておりますと、お互いにほんとうのあれを理解し合わない食い違ったところができておるように思うのです。というのは、たとえば沖刺し網とニシンの底びきと同じ漁場でやって競争にならぬと芳賀君は言いますけれども、底びきで引っぱっているところへ沖刺しを入れればぶつかってくるのは当然です。そうして水産庁の方ではニシンは百貫まではやむを得ぬと認めているのだ、だから今後これをはずしてもっとたくさんとってもいいのだというふうに言われるでしょう。そうすると今度芳賀君の方では、底びき網がニシンをとるということはおかしいじゃないか。こういうことになってくる。そこのところをお互いにもう少……
○安藤委員 関連して。ただいままでの質疑応答を拝聴いたしておりまして、また今芳賀委員のおあげになりましたような統計事務所の反収と、大蔵省の国税庁においてあげられております反収との開きが、あまりに大きく、同時にその個所があまりに多いことに驚愕するのであります。およそ政治を行う上におきまして、行政を執行いたして参ります上において、あくまでその政府が示し行政府が示すところのものは万人をして納得せしめる科学的な根拠に立たなければならぬと存じます。しからばなぜにこうした開きが出てくるのであろうか。これについてわれわれは統計事務所についてはわれわれの担当しておりまするこの委員会の関係上深く理解を持っている……
○安藤(覺)委員 関連して。ただいま五十嵐君から質問のありました糸価安定の問題でありますが、一体蚕糸局あるいは農林省それ自体は、生糸あるいは繭をなお増産せしめることをよいと考えておられる現段階なのか、それとも多少とも自粛的な生産制限へ持っていく方が農民のためによかろうと考えておられる段階なのか、これを一つ御意見を承わってみたいと思います。
【次の発言】 もしお答えのようなことであるとすれば、ここで農林省は一つ大きく手を打たれなければならぬ段階にきておると思います。それはこの法案を出されて、買い入れ資金のワクの拡大までもはかられようとしており、この法案はおそらく前途を予想しても必ず通過成立するも……
○安藤委員 ちょっと関連して二、三点お尋ねしたいと思いますが、第一点は、自家飼料の問題でありますけれども、先ほども石田委員が言われましたように、政府は自家飼料の奨励をなさっておりますし、農家も、あまりに購入飼料の値段が高いために、何とかして自家飼料の比率を幾分でも多くいたしたいという考え方になってきておりますにとは、両者の考え方が偶然にも、あるいは政府の施策よろしきを得てか知りませんけれども、一致したことはまことにけっこうな傾向だと思うのであります。そこで先ほどおっしっやておられました牧草の種子の播種についての奨励方策を講ぜられることはまことにけっこうであります。さらに草地の企業化を試みるとい……
○安藤委員 ただいま芳賀君から質疑になっておる点について、関連してお尋ねしたいのでありますが、昨年の秋以来、大豆の値下りにつきましては、大豆生産地方の農民、ことには開拓農民のあの値下りによる困窮は非常なものでございまして、当時当農林委員会においても重要問題として取り上げ、これを二日間にわたって審議いたしたのでございます。その審議の結果といたしまして、農林当局は、あらゆる苦心をして辛うじて大豆の価格維持をいたしたわけであります。この間において農林当局がこの大豆価格を維持するために払った苦心、そしてそのなした手段、方策、これらについて農林当局から詳細なる御説明をいただきたいと存じます。 昨年の十……
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