このページでは纐纈弥三衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。
○纐纈委員 私も松沢さんにお聞きいたします。直接法案に関係のないことかもしれませんが、先ほど陳述されました際におきまして、子供に民主主義を説いて、それを徹底せしめることが民主主義を早く普及せしめるゆえんであるというお話しを明示せられたのでございまして、その点につきましては私もまことに同感でありまするが、教育委員とされまして、今日の教育のあり方が、果してその民主主義あるいは自由主義を正しき意味において理解されているような傾向に行っておるかどうか。それについて松沢さん、教育委員としてどういうお考えを持っておられまするか、ただその一幕だけ私は伺いたい。
○纐纈委員 私は最初文部当局の方に一応伺ってみたいのでありますが、二松学舎が法人設立の際に、出資額を百六十七万円と査定され、そして法人設置の条件としてその査定額を寄付金に切りかえ、あるいは法人の負担軽減のために適当なる措置を講ずるという条件を付して法人を認可されたということを承わっておるのでありますが、事実でございましょうか。
【次の発言】 負担を軽減するという条件を付せられたものに対しまして、学校側においてはこれに対する努力をされておりますか、おらないのでありますか。その辺のことについて文部当局としては調査をなさったことがございますか。
○纐纈委員 ただいま議題となりました請願に関する審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 請願に関する小委員会は五月二十九日十一名の小委員をもって設置され、本日小委員会を開いて審査を行なったのであります。 今国会において当委員会に付託された請願は全部で百九十九件でありますが、その内訳は地方自治制に関するもの八件、地方公務員制度に関するもの十二件、町村合併及び新市町村育成に関するもの十件、地方財政に関するもの二十件、地方税制に関するもの百三十七件、及び警察消防に関するもの十二件となっております。請願は国会に対する国民の真摯なる意思の表明であり、要望の訴えでもありますので、その願意のと……
○纐纈委員 魚津の火災につきましては、先ほど鈴木委員から御指摘になったように、どうも発見が非常におそかったという点については、消防本部があるにもかかわらず、そういう何らかの署員に対する怠慢があったのじゃないかと私は考えておるのでありますが、ことに先般本部の方から防火診断のために魚津に係官を派遣されまして、その結果を近く整備して勧告する段階であったということが書いてありますが、これにつきまして一応魚津に対する係官の調査の概要を参考に聞かしていただきたいと思うのであります。 それからもう一つ、防火診断というのはどの程度の都市に行なっておられるか、それもあわせてお聞かせ願いたい。
○纐纈委員 関連して……。先ほど総監の御答弁の中に、十三日の警察の出動を九時まで延期したというお話があったのでありますが、前日十二日の事件にかんがみまして、おそらく警察としても十三日に対してはいろいろな検討をなすったと思うのであります。承わりますれば、十三日は相当早朝に出動して、そうしてできるだけ摩擦を排除してやりたいというようなお考えだったようなふうに私は漏れ承わっておるのでありますが、それを延ばされた。そのために反対運動の方が非常に多くなって、ああいう事態を起したようになった一つの原因があるのじゃないかというふうにも考えるのでありますが、その出動を延期されましたその辺のいきさつについてどう……
○纐纈委員 ただいま議題となりました請願に関する審査の経過及び結果につきまして御報告を申し上げます。 請願審査小委員会は十二月四日、十一名の小委員をもって設置されまして、翌五日小委員会を開いて審査を行なったのであります。 今国会におきまして当委員会に付託されました請願は、会期が短かかった関係もありまして比較的少数でございまして、全部で四十件にすぎなかったのであります。またその内容もほとんど地方税及び地方財政に関するもののみでございました。すなわち地方税制の改革に関するもの二十二件、地方財政の制度改正及び運用の改善に関するもの十四件、その他合併新市町村の育成に関するもの四件となっております。……
○纐纈委員 去る八月七日、八日の豪雨によりまして多大の災害を受けましたわが国陶磁器産業の中心地でありまする多治見市、士岐市、瑞浪市また笠原町並びに愛知県の瀬戸市方面に同じような災害があったわけでありますが、これに対しまして先ほど陳情されました中について、いろいろ建設省の方の説明を承わりたいと思うわけであります。七日来緊急査定について派遣されまして、現地において非常に御労苦をいただいておりますことは、まことに地元としても感謝いたしておるわけであります。仄聞するところによりますと、この復旧計画に対しましては、約三年計画で、最初が三・五・二というような割合のもとにこの工事をやられるというような御計画……
○纐纈委員 先ほど行政部長の御答弁で、国の計画の九八%が達成されておるということでありますが、この国の合併の計画の中には、両県にまたがって合併の可能性のあるものが入っておるわけですか、いかがですか。
【次の発言】 そういたしますと、先ほどの未合併の九百九十二カ町村というのは県内における未合併になっておるものと見てよろしいわけですね。
【次の発言】 県境において合併をしたいという希望を持っておるものが相当あると私は思うのです。たとえば川一つへだてて、両村がまたがっておる。そしてその川の雨岸に非常に人家が密集しておる。ところが学校その他役場というようなものが、町村全体の関係から、その周密せる人家を……
○纐纈委員 今、原因不明の件数が八%ぐらいということでございますが、公共の建物の割合は、八%の中のどのくらいですか。たとえば学校であるとか、そういうものですね、そういうお調べはできておりませんか。
【次の発言】 実は学校なんかの火災が非常に数が多いのであります。私もかつてその方面の取締りをやっておりましたのですが、ことに非常に優秀な校長だというような学校で火災がありましたときには、なかなかその学校の力で原因を特にはっきりさせないような形をとって漏電に持っていきたいという傾向がありまして、公共建物等につきましての火災の原因がいつもなかなか調査ができなくて、うやむやになってしまうということが、私の……
○纐纈委員 関連して。十万円以下の小被害に対する救済方法といたしまして、法律では災害の補助対象にならないということでありますが、私の方も実は六月末の二十七、八日、さらに八月の七日、八日と岐阜県の東美濃の地区でありますが、災害がありましたが、ちょうど諫早と同じ状態で、やはり小河川が非常に荒れて、山くずれが多いという状態だったのですが、ところがそのために山間の非常な谷間に作った小さい水田が流されてしまった。そこでいなかのことでございますから、非常に小災害でありますが、お百姓としましてはほとんど自分の畑を流されてしまって大へんな被害を受けておるのであります。そこで二十八年度の水害におきましては、特別……
○纐纈彌三君 先ほど稻村先生からお話がありましたが、文字のないときにえとがなかったとおっしゃいますが、もちろんこれは日本では支那から渡ったものでありますが、少くとも古事記におきましても日本書記におきましても、えとが使われておるのであります。そしてそれを逆算したのがでたらめだとおっしゃるのでありますが、御承知のように、えとは六十年で一回りしてくるわけでございます。そしてその間においてうるう年というものが出てきて、また四百年目には一回うるう年がなくなる、こういうことでありますから、そういうことをすべて詳しくあれして逆算いたしたのでありますから、少くとも日本書記におきまして、辛酉の年とまた庚辰という……
○纐纈委員 お答えいたします。神武天皇即位の年を紀元とするということは相当以前から出ておりまして、いろいろの史実に出ているわけでありますが、実際にこれを国祭日としてきめましたのは、明治になりましてからで、明治五年には一応一月二十九日ということでお祭りしたのですが、これでは毎年日にちがきまらぬということで、翌六年に太政官布告によりまして、二月十一日を紀元節とするというふうに定めたものであります。
【次の発言】 それまでは、御承知のように、国祭日というようなものは別に法律できまっておらなかったわけであります。ただ日本の歴史を勘案いたしまして、やはり神武天皇が御即位になった日が国の初めという気持は相……
○纐纈委員 受田先生は、現行の祝日を決定された際におきまして、委員として当時のことは十分に御承知のことと思うのであります。ただいまのお説のように、いろいろ祝祭日につきましては再検討の要のあるものもあるのではないかというふうに、私どもももちろん考えたわけでありますが、特に二月十一日の問題があの委員会において論点の中心となり、結局委員長の決に待つということで、占領軍の方との折衝をせられまして、バンス宗教課長との数回にわたる折衝の後に、ついに占領中は絶対にまかりならぬという命令的の強い言葉がありましたために、これはやむなく保留となったのでございます。そこで御承知のようにサンフランシスコ講和条約が成立……
○纐纈委員 私も小川先生の御意見と全然同感でございます。
【次の発言】 小川先生に御質問でしたが、私からお答えさせていただきます。記紀、万葉等に出ております考え方は、私はそういうものを十分に研究いたしておりませんから、詳しいことを申し上げることもできないのでありまするが、感じといたしましては、あの当時の日本民族というものは非常なおおらかな気持でものを考えておった。今から見ると、今のような非常にこせこせしたことでなくて、ほんとうにおおらかな気持であったということを私は見ておるのでございます。さらにまた、紀元節にこだわるとおっしゃるかもしれませんが、神武天皇が橿原の宮に都をお定めになりましたときの……
○纐纈委員 ただいま議題となりました請願に関します審査の経過並びにその結果について御報告申し上げます。請願に関する小委員会は、去る五日、六名の小委員をもって設置されまして、昨日及び本日の二日にわたり小委員会を開催し、請願の審査を行なったのであります。 今国会において当委員会に付託されました請願は、件数が三百八十一件に及びますが、その内容を検討いたしてみますと、全く同一のものが多いのであります。そこでこれを種類別に見ますと約二十種になるわけでございます。そのおもなものは、町村議会の事務局設置に関するもの、地方交付税の税率の引上げに関するもの、市町村立高等学校教職員の退職年金通算に関するもの、及……
○纐纈委員 関連――第三条第一項の所持ということですが、たとえばピストルとかなんとかいうものは、その仕事のために始終持ち歩くということがあるのですが、刀剣は職務上始終つけているというものもあるかもしれませんが、ことに文化財なんかの関係からいきますと、これはむしろ始終所持しているんじゃなくて、運搬するとか携行するとか、こういう場合があるわけですが、この所持という問題は、所有権、そういうものに対しては所有権を確保している意味でなくて、届出をすれば、そういうことは当然にだれでもがその許可をされたならば運んでいけることになるわけですか、どうなんですか。
○纐纈委員 ちょっと委員長に伺っておきたいと思います。町村合併の問題で政府の方針を聞きたいと思いますので、自治庁長官の御出席を要求しておりますが、いつごろ御出席願えますか。
【次の発言】 それでは行政局長がお見えになっているようですから、町村合併についての御質問を申し上げたいと思います。
町村合併促進法ができましてから、町村合併は相当な成績をあげておるわけでありますが、なお今日その問題についてかなり紛糾を重ねておるものも相当あるように承わっております。それからまた法律によりまして町村合併の問題について知事の勧告を発しておるものも相当あると思いますが、これがどのくらいあり、勧告したもので今日ま……
○纐纈委員 ただいま政府提案で一部改正の問題が出まして、実は私ども非常に意外に感じたわけでありますが、いろいろ事情を聞きますと、御無理もないことと思うわけであります。この際一応大臣にお尋ねしたいのでありますが、再びこの法律を改正して、またこれを引き延ばすというようなことがあっては、私は非常に混乱を来たすおそれがあると思うのでありますが、そういう点について、長官の御意見を承わりたい。さらにもう一つ私は、この問題は、かなり中央審議会において専門家が十分現地を調査されまして、慎重審議答申をされたわけでございまして、この問題につきまして、さらにその採決をじんぜん日を延ばすというようなことになりますると……
○纐纈委員 ただいま議題となりました地方自治法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、私は自由民主党並びに社会党を代表して、その趣旨を簡単に御説明申し上げます。 まず、修正案の全文を朗読いたします。 地方自治法の一部を改正する法律案に対する修正案 地方自治法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。 第百八十条の五の改正に関する部分の前に次のように加える。 第百三十八条第二項中「市」を「市町村」に改め、同条第四項中「市及び町村」を「市町村」に改める。 附則を次のように改める。 附 則 (施工期日) 1 この法律は、公布の日から施行する。 ……
○纐纈委員 ただいま議題となりました請願に関する審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 請願に関する小委員会は、四月二十二日、七名の小委員をもって設置され、翌二十三日小委員会を開いて請願の審査を行なったのであります。今国会において当委員会に付託されました請願は、件数三百六十五件に及びますが、その内容は同一のものが多く、またその趣旨の達成されたため、議決不要となったものが非常に多く、百四十一件に及ぶのであります。 すでに本委員会で法改正で実現を見ました町村議会事務局設置に関する請願、地方交付税の税率引き上げに関する請願、また地方税制に関連しては、遊興飲食税の減免ないしその一部を市町……
○纐纈委員 お説のように、イギリスは古い国柄でありまして、いわゆる建国の記念日に相当したようなお祭がないわけでありますが、そこは淡谷先生も御承知でありましょうが、イギリスの歴史はいろいろ民族が征服したり征服されたりして変って参っているようなわけでございます。そこで国柄は古いのでありますが、ノルマンディに征服されたというような歴史がありますために、はっきりした建国の記念日を作るということが国情に適しなかったのじゃないかというふうに、私は見ているわけでありまして、イギリスが日本と国情が同じだ、似ているということを言いますが、これは島国で相当世界に雄飛してきた、こういう点については似ておりましょうが……
○纐纈分科員 私は二、三の点について、大臣に簡単に御質問を申し上げたいのでありますが、その第一点は、国旗と国歌に関する問題でございます。申すまでもなく、国旗は国のシンボルであり、特に国家国民の理想といってもいいのであります。また精神であり生命であると申してもいいかと思うのでございます。そこで国旗を尊重するということは国家に敬意を表することと思うのでありまするが、従来どうもわが国におきまして、この国旗に対する観念が、諸外国に比べまして非常に薄かったような感じがいたすのであります。もっとも従来天皇神格化、天皇主権の時代には、天皇一本にしぼられておったということもあるでありましょうが、今日国民が主権……
○纐纈委員 和歌森先生も時間がないようですから、きわめて簡単にいたします。 先ほど先生の公述なさいました点に、建国の記念日を、思いつきで早急にすることは危険だ、こういうふうに申されておるわけでありまするが、もう先生も御承知のように、二十三年に祝日がきまる時分に、ほとんど半年を費してこの問題の論点となったものは、建国記念日の二月十一日であったのでございます。しかもその問題が大体委員会において多数の人が賛成だということであったのでありますけれども、バンス宗教課長が、最後にはアメリカの占領軍の命令だということで、われわれが占領している間は絶対に二月十一日を祝日にすることはやめるということで、結局委……
○纐纈委員 御指名でございますから私も御答弁申し上げます。大体小川先生のお考えと同じでございます。ただ私のことに一言お触れになりましたからちょっと申し上げますが、近ごろのいわゆる進歩的文化人というものは、戦争中には非常に戦争を調歌した著書なんかちゃんとあるのでするそして今いわゆる進歩的文化人として相当思想的には変っております。私どもは当時はお役目で警視庁におったのでありますが、それは昭和二年から四年のころのことでございます。佐藤先生は私の人柄は御存じだろうと思うのですが、私も筋金は通しておりますが、国の時世の進歩また国民の動向というようなものは十分に察知しつつ自分の行動をとっていこうと考えてお……
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