このページでは西尾末広衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○西尾末廣君 私は、民主社会党を代表して、政府の外交、内政にわたる施政方針について質疑を試みるとともに、われわれの所信を明らかにしたいと思うのであります。 私は、本年の政治の進路を決するにあたって、最大の考慮を払うべきは次の二点であると考えます。その第一は、わが国の平和と安全維持の基本的方向を明らかにすることであり、第二は、政府の膨張予算の谷間にある国民各階層間の生活格差を、経済拡大の過程においていかにして縮小するかということであります。 まず、私は、前段のわが国の平和と安全の問題から政府の所信をただしていきたいと存じます。 昨年の秋以来、世界政治に三つの大きな動きが台頭し、その動きは、……
○西尾末廣君 私は、民主社会党を代表して、このたびの政府の施政方針に対して二、三の質問を行なうとともに、特にわが国の政治の根本に触れる問題について、政府の所信をお伺いいたしたいと存ずるものであります。 まずその第一は、池田内閣の政治の姿勢についての問題であります。私は、過去一年八カ月にわたる池田内閣の政治を、実は異常な関心を持って注視して参ったのでありますが、その結果、最も痛感いたしました問題は、池田内閣の施策が、あまりにも経済に片寄り過ぎておるということであります。もちろん、経済の成長は国力伸張の基本であります。しかしながら、経済の成長と相並んで、いな、むしろ経済成長をささえる大前提として……
○西尾末廣君 ただいまは、私の本院在職二十五年のゆえをもって、御丁重なる表彰の御決議を賜わり、まことに感謝、感激にたえません。ここにつつしんで謝意を表する次第であります。(拍手) 顧みますれば、私は、昭和三年二月普選第一回の総選挙に、いわゆる無産政党の議員として初めて当選したのでありますが、その後三十五年の歳月は、日本にとっても、またわが国の議会政治にとっても、さらにまた私自身にとりましても、まことに激しい転変の時期でありました。 昭和十二年日支事変が勃発して以来、その激動の中で、私が国家総動員法の審議に関連して議員除名の処分を受けましたことや、また、故斎藤隆夫氏の粛軍演説による議員除名に……
○西尾末廣君 私は一民主社会党を代表いたしまして、昭和三十五年、安保騒動の中で池田内閣が成立してからの三年間を振り返りながら、衆議院の解散、所得倍増計画を中心とする経済政策、外交政策、並びに国会正常化、福祉国家などの諸点について、池田総理のお考えを伺い、あわせて、民主社会党の立場を明らかにしたいと存ずる次第であります。(拍手) 去る十五日、第四十四回臨時国会が召集されましたが、本臨時国会は、第一に、所得倍増計画の失敗による最近の物価高について政府にその対策を要求し、第二に、さきの第四十三回通常国会の失対法をめぐる混乱の結果、国民生活に甚大な影響を与える多くの法律案が流産したことについてそのあ……
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