このページでは小川豊明衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○小川(豊)委員 委員長にお尋ねしますが、今会期中に火曜日に委員会が開かれますか。
【次の発言】 火曜日に開会されるとするならば、私はきわめて簡単に概要だけお尋ねしておきたいと思います。ことに政務次官が都合で退席されましたので、答弁は主計局次長にお願いいたします。
そこで前年度剰余金の受入額ですけれども、これは三十三年度において二千百二十一億余円となっております。これは昭和二十二年以降の最高額になっております。三十三年度においてこういう多額の剰余金の受入額が発生した理由をお伺いしたい。
【次の発言】 三十三年度の剰余金は、歳入総額の一五%を占めて、有力な国の財源となっているわけです。予算編成……
○小川(豊)委員 前委員会の山田長司君の質問に対する会計検査院長の答弁は、私には全く納得がいかないのであります。どうして法の精神を生かすか、こういう意識と努力がなく、官僚の特権意識をどうしたら擁護できるか、こういう思想に立った答弁としか私には考えられない。山田委員は、会計検査院の検査報告外にも幾多の不正や不当事項があると思われるから、これらを当委員会で調査する場合に、検査院においても検査した資料を提出できるか、こういう質問に対して、あなたの方では原則としては出し得ない、こういう答弁をされたわけです。これはその後幾多のやりとりがあって、委員長の取り計らいでああいう結果になったが、私はその後帰って……
○小川(豊)委員 先般の当決算委員会の山田会計検査院長の私の質問に対する答弁は、非常に重大な問題が含まれているわけであります。それを要約すると、会計検査は行政ではない、国政ではないという点。会計検査院が行政でもない、国政でもないというなら、これは日本の三権分立のどの権にも属しない、全く独立なものであるということで、三権分立を否定したことになると思うが、その点が一点。それから会計検査院は国会からは何らの制約、制肘を受けるものではないという点。さらに国会の国政調査権にもおのずから限度があるという点。国会の国政調査に対する制約を加えておる。こういう点に要約されると思うのであります。これはいうなれば憲……
○小川(豊)委員 会計検査院長にお尋ねするわけですが、過日の決算委員会における会議録は、私も数回目を通しましたし、あなたの方でも十分に目を通されたと思うので、質疑、答弁の内容については、すでに御承知と思いますから、言いません。 そこで、私がこれからお尋ねしたいと思いますのは、過日のあなたの質問に対する答弁を要約いたしますと、会計検査院は行政でも国政でもないということ。それから資料の要求があっても、その提出は私の判断できめる。それから三、検査は行政でないから、国会の国政調査権とはなじまない。この三点は、憲法上の原則に関する問題であると同時に、国会法の問題でもある。それから第四については、検査院……
○小川(豊)委員 関連して。あとで速記録を見ればわかることですが、さっきの御説明で、土地改良、特殊土壌地帯の場合の説明のときの、三十二年度より五カ年計画を立てて、四年間で三二%の進捗であった、こういうふうに説明を聞いたわけですが、この説明は間違っていませんか。念のためにお聞きするのです。
【次の発言】 これは今の鈴木委員の質問に関連してするわけですけれども、経済企画庁では、予算を、一応いろんな方面に分かれているものを計画を立てるわけですか。予算を集約して、そしてそれをまた現業というか、各省へ配分していくわけですね。そうすると、その配分の経済効果といいますか、その効果というものは、あなたの方では……
○小川(豊)委員 大蔵大臣きょうは非常に忙しいということを聞きましたので、私の方も基本的な問題をごく簡単にお尋ねしたいと思うのであります。 ただいま三十四年度の決算の説明をお伺いしたわけですが、この決算委員会では、予算の使途の不正とか不当とかいうことのみでなく、昨年の七月三十日に決算の審査方針というものをきめたわけであります。この決算の審査にあたっては、歳入歳出は予算通り執行されたか、それから二には、予算は効率的に執行されたか、三に、予算は適正に執行されたか、こういう点に重点を置いて、そのほかに、政府等の執行等についての審査を進めていく、こういう意味で審査方針を確立して、その方針に基づいて審……
○小川(豊)委員 大蔵政務次官はすぐ参議院の方に会議があって行かれるそうですから、ごく簡単にお尋ねしておきたい。あとは事例等をあげて局長さんにお尋ねします。主として国税庁と管財の局長になるわけです。 ただ一般として私お聞きしておきたい。大蔵省当局の心がまえを聞いておきたいのは、こういう点なんです。いわゆる法の権威という点からいって、法の権威を高めるためには、国民がもちろん法を尊重し、守らなければならぬということは当然です。従って、立法するここも、執行する行政府も、法に対してはきわめて慎重でなければならない。従って、私のお聞きしたいのは、たとえば国の故意または過失によって国民に社会的、経済的な……
○小川(豊)委員 道路、住宅の建設とか造成、こういうことの障害になっておるのは、やはり土地の取得じゃないか、こう思うわけです。土地取得については、収用法があるし、さらにはまた、新聞で見ると、新しく土地の収用に対して敏速に運ぶような措置も考えておられるということも聞いておるわけですが、ここで考えなければならぬのは、収用法を強化しても、やはり社会的な、経済的な条件の調整をはからないと、これはなかなか進まない。大臣は今かえ地のことも考えておられるように言われたが、それだけでは私はいかないと思うのです。たとえば道路なり住宅なりに対して土地を提供した人、これは適正に国が買い上げるわけでしょうから、損をか……
○小川(豊)委員 本題に入る前にちょっと聞いておきたいのですけれども、この運輸省から出た資料の七ページを見てくれませんか。ちょっとわからないところがあるのです。七ページの表の第三、港別実施状況の中に、三十三、三十四、三十五と年度が出ておりますが、三十三年度一億七千三百万、四年度は三億九千八百万ですが、これを計算してみると、下に決算額が出ておるが――これは円まで出ておりますが、ちょっと数字が合わないのですが、どういうことなんですか。たとえば三十三年度東京というのでも二億七千三百万でしょう。その次の晴海埠頭が一億九千二百万、竹芝、日の出が七千万、その他で一千百万、こうなると、これは五億四千六百万に……
○小川(豊)委員 道路公団の方にお尋ねするわけですが、これはこの前の委員会でも何回か問題になったと記憶してるのですが、日比谷公園の下にできた東京自動車駐車場、この概要を説明してもらいたいわけです。これは道路公団で工事をして、それを東京駐車場株式会社というのに経営を委託していると思うわけなんですが、どういう事情で経営を委託しなければならなかったのか。あなた自身の方でおやりにならないで、なぜ委託したのか。初めから委託させることを念頭においてあれは作ったでないかという疑問もあるわけです。そういうことは推測ですが、どういう事情でこれを委託したのか。そして、この駐車場株式会社というのは、ほかにどういう仕……
○小川(豊)委員 関連して一、二点。今これを見て、私もジェトロに問題がある、決算ではなぜジェトロの方をもっと調査しないかといういろいろな意見は聞いておる。まあそう思っておったが、突然きょうの日程に上ってきているので、われわれの方としても勉強してくるいとまがなかった。ここで資料が出てきたので、今これを対比してみると、これは三十三年は、いわゆる財団法人海外貿易振興会、今度は日本貿易振興会に変わった。それでこういうものが出てきた。そこでこの役員の方の名簿を見ると、経済界の杉さんがシャッポになっておる。あとは各役所の通産とか大蔵とか、そういうところから皆さんが出た。古手と言っちゃ失礼だが、役人の働き手……
○小川(豊)委員 去る八日の決算委員会の理事会の決定に基づいて、十三日に小川、西村、山田、久保、勝澤の五委員が東海村にある日本原子力研究所の東海研究所、原子力燃料公社及び東海製錬所及び日本原子力発電株式会社東海建設所について現地を調査したわけであります。その報告をしたいと思います。 問題点として一、二点あげますと、この原研の南東に、米軍の爆撃演習場があります。これは今後東海村の発展とにらみ合わせる場合に、かなり危険な存在になるのじゃないか、こういう点。それから東海村はすぐ東京のそばではありますが、非常にへんぴなところで、ここへ若い独身の人がたくさん集まっていますから、そういう点から、厚生、娯……
○小川(豊)委員 ジェトロの関連で一つお尋ねします。
さっきの話に出たデューイが十万ドルの顧問料、そうすると、アメリカの大統領が十二万ドルだから、わずかにアメリカの大統領より二万ドル低いのがデューイに対する顧問料。駒村さんに対しては二千三百万、これも顧問料か給与か知らぬが、これは日本で一番高い顧問料になるんじゃないか。これは高い低いを僕は議論しているんじゃない。こういう契約をするのですから、駒村さんの場合は別だが、デューイの場合には、契約したなら、契約書があるはずですが、それはありますか。
【次の発言】 その契約書は、委員に配られていますか。
○小川(豊)委員 きのうの続きになるわけですが、その前に、ちょうど次官が来ておられるのでお聞きしますが、まず、補助団体の人的措置の問題であります。この補助を受けている団体の上部の役員は、大体名誉職的な人事で、財界の大手筋から来ている。ところが、事務局というのは、ほとんど官僚の古手か通産省の迂回人事、こういう形が行なわれている。たとえば、通産省出身の補助団体の役員は、総計二十八名です。それから職員は百一名。その中には、出向職員が二十二名、ジェトロの方は、民間貿易の振興をうたいながら、通産省の出身役職員が五十七名という数になっております。ここに、補助団体の性格が通産省の御用団体化する形ができてきて……
○小川(豊)委員長代理 さっきの西村君の質問に対して、だれが答えるのですか。
【次の発言】 質問に対する原研側の答弁は、非常に不明確で、もう少し明確に答弁できる人はおりませんか。
【次の発言】 実は、この原子炉の問題はきょうで一応終わりたいということで、われわれもそのつもりで進めてきたわけですけれども、今聞いておると、この問題に対するAMFの決定の根拠として、一としては、当時の入札価格が安かった。二に、一万キロの容量に沿い得るものはAMFのみである。三には、国内メーカーの手で据付ができるということ。それから信用がこのAMF社はあるということ。技術もすぐれておるということが、今の答弁の中から出て……
○小川(豊)委員 きょうは大臣においで願って、今までの通産関係予算の執行について、さらに質問を進めたいと思っておりましたが、きのうお話のありましたように、商工委員会も開かれておって、ここにおられる時間がきわめて短い、こういうお話でありましたので、私も、できれば一問一答の形でお尋ねしたいと思いましたが、時間が短いし、ほかの委員の方も質問があると思いますから、要約してお尋ねすることにしたいと思います。 われわれは、通産関係の審議を進めておって、今回の調査では、まず通産関係の外郭団体というものを中心にして、審査を進めてきたわけです。そこで感じたことは、やはり外郭団体がすこぶる多いということです。補……
○小川(豊)委員 主として運輸省の航空局関係、さらに管制制度の問題についてお尋ねしたいと思うのですが、先般千歳とか小牧とかの各空港における事故があったわけです。そこで管制制度の再検討が叫ばれておるわけです。この惨事の原因として、飛行場の共用問題の解決が根本問題である。すなわち、軍と民間飛行場の分離が根本ではないか、こう言われています。これについては、名古屋空港の事故の当時、運輸大臣は、滑走路の共用をやめたい、こういうことを言われています。その後、小牧飛行場の管理等に関する覚書を見ますと、運輸次官と防衛次官の覚書交換の中には、この点が明文化されていないわけです。運輸大臣の方では、滑走路の共用はそ……
○小川(豊)委員 総裁が十一時半までだそうですから、総裁に御答弁願う簡単なことだけを質問しておきます。 国鉄では、独立採算制を掲げると同時に、その公共性ということをも強く打ち出しておるわけです。この独立採算制というものと公共性というものは、相背反するものなんです。その相背反するものが、いわゆる一つの肉体の中に仲よく住めるはずはないのでありまして、ここには、おのずから独立採算を中心にしていくのか、あるいは公共性を中心にしていくのか、その限界というものが当然出てこなければならない。そういう点から、きょう、あすと二日間にわたって国鉄の審査をしていくについて、まずお聞きしたいのは、独立採算制と公共性……
○小川(豊)委員 きのう、私は、ごく短かい時間でしたが、御質問を申し上げて明確になったのは、国鉄の経営の基本的な考え方としては、公共性が主軸であり、そうして公共性を主軸としたところの企業体である、こういう総裁の答弁でございました。従って、そういうお考えに基づいて、これからお尋ねをしたいと思うわけでありますが、現在国鉄がかかえている新線は、継続工事中のものは二十五線、着工を迫られているものが十一線、さらに継続調査線と称するものは五線で、計三十六線あります。このうち、すでに投資済みのものは三百九十七億円、三十五年度以降に千五百億円、これがいわゆる出資計画なんですが、千五百億円の工事をされるわけです……
○小川(豊)委員 大蔵大臣、この委員会におられる時間がきわめて短時間だそうで、他の方の質問もあると思いますから、私は、国鉄の預託金制度の問題に要約してお尋ねをいたします。 国鉄の預託金制度については、従来からしばしば監査報告書においてこれを改正するように要望されているわけですが、まだ実現していません。国鉄法の四十二条には、国鉄の「業務に係る現金は国庫に預託しなければならない。」と規定されております。その結果、大蔵省は、預託金に対しては、残高の四十億円までは無利子。昭和三十五年度では、一カ月の平均残高は二百六十億円になっておる。それから四十億円引いた二百二十億円に対し、日歩八厘、従って、年二分……
○小川(豊)委員 私は、予備費の本質的な問題について、大蔵省なり、法制局なりにお尋ねしたいと思います。 まず、大蔵省の方にお尋ねしますが、主計局長は、私のお尋ねすることに対して、おそらく法律上差しつかえないんだという答弁になると思う。私は、初めからそういう答弁だろうということを予測して、お尋ねせざるを得ないのです。 そこで、私は決算に回ってから三年くらいおりますけれども、予備費というものは、ほとんど無審査同様で通ってきていたと思うわけです。ところが、今度予備費を拝見して、この点について二、三本質的な問題で疑問を持ったので、速成ですが、一応目を通してきた点について、お尋ねしたいと思います。予……
○小川(豊)委員 だいぶ時間がたちましたので、三点ばかりお尋ね申し上げたいと思います。 端的にお聞きしますが、電信電話公社では、米軍から支払いを受くべき電話料金が、五十億ぐらいつかえておるのじゃないか。この点は、先ほどの木村委員からの質問にも出てきたし、私からも質問したいと思うのでありますが、公社の経営の改善、あるいは電話の申し込みが殺到してどうにもならないという現在、さらに資金の効率的な運用ということを十分考えなければならない、そういう点から見て、これは小さい問題ではあるが、重大なことだと思います。米軍から徴収すべき電話料金というものは、去年で四十何億あったが、今年は幾らになっておるか。こ……
○小川(豊)委員 電電ビル建設の経過を聞きたいと思いますが、公社から出ているこの「第二次五カ年計画工事進捗状況等調書」というのに基づいて、お尋ねします。 ここに電電ビル建設の経緯についてという中に、第一ページに「これに対して昭和三十一年九月郵政省においては、当時郵政本省東京郵政監察局、東京郵政局、第二東京中央郵便局の新築予定地であるからとの理由で拒否され、不成立に終った。」というのは、敷地を郵政省に対して交渉したけれども、不成立に終わった。その理由として、郵政省は、自分の方で東京郵政局とか、こういうものを建てる予定だったから、要求に応じられない、こういうことです。そこで郵政省は、この予定地に……
○小川(豊)委員 郵政省関係で、郵便事業についてお尋ねしたいと思いますが、これは本来迅速、安全であるということが生命だと思うわけですが、そこでこれについていろいろ欠陥が出てきております。ことに最近新聞でちょくちょく見るのには、議員の出す郵便、あれがここに捨ててあったとか、年賀状がここへ捨ててあったとか、こういうことを見るのですが、そのことをどうだこうだというのではないのですが、ここに根本的に問題を持っているのではないか。そういう点から見ていくと、やはり人員対策といいますか、こういう点にいささか問題があるように感じられるわけで、その点からお尋ねしたいと思う。 それで、郵政省の職員の三十五年三月……
○小川(豊)委員 それではお尋ねしますが、今検査院の報告にも、法務省の法務局の方の事故の件数が非常に少ないということ、これはもうけっこうなことですが、そこでこういうことも考えられないか。われわれが決算でいろいろ各省の各外郭団体等の仕事を扱ってみていて、非常に事故件数という毛のが多い。件数が減っても、金額ではかなり上ってきているということ、そういう中で法務省は非常に微量であるということは、これはけっこうな話ですが、全体に予算その他を見ていくと、これは失礼な言葉だが、やりたくてもできないようなしみったれな、何ともはやならないような予算じゃないのかとも考えられる。それで、そういう点は今度事例をあげて……
○小川(豊)委員 私は、外務省の関係で、賠償の問題と海外移住の問題をお聞きしようと思ったのですが、あなたの方の時間がないそうですから、賠償のことについてお伺いしておきたいと思います。 東南アジアの賠償の総額は幾らであるか。これはフィリピンとか、ビルマとか、インドネシアとか、各国別には幾らときまっておるのか。そうして三十五年度までどれだけ支払い済みになっておるか。そうして賠償に充てられた物資の内容――これは金じゃないのですから、こういう点を伺うと同時に、さらに今後賠償――これは外交関係になるから、答弁の都合もあるでしょうが、賠償を今まで決定した以外に、今後東南アジアで決定しなければならない国が……
○小川(豊)委員 私は厚生省関係に目を通してみて、幾多改良を要する事項という中で、特に三つの点がクローズ・アップされているわけです。 一つは、厚生省と医師会との対立の問題、第二は、赤い羽根の募金の問題、それから次の第三点は、社会保障事業に対する関係なんですが、そこでこれらの前段二つは、次官なり、大臣なりが見えてからお尋ねするとして、三の問題ですが、この厚生省の仕事の主軸をなしているのは、やはり何といっても社会保障制度の運営ですけれども、厚生省の仕事というのは、他の省の仕事と違って、貧しい人あるいは不幸な人を対象としている仕事が非常に多いわけです。従って、これらの対象となる人々は、法律による権……
○小川(豊)委員 私は、蚕糸の問題土地改良の問題、食糧の問題、農業共済、こういう点についてお聞きしたいのですが、まず、農業共済から伺います。 農業共済を見ると、指摘された不正、不当の事項だけでも、三十四年度には、百四十七組合を調査して六十九組合が経理当を得ない。金額では三億七千四百万円。三十五年度では、七十一組合を調査して二十九組合が経理当を得ない。その金額が一億円と、調査件数の大体三分の一が不正、不当の事項として指摘されているわけでありますけれども、この欠陥は一体どこにあるのか、この点を一点お尋ねいたします。 さらに、この災害補償制度は、制度としては私は非常にいい制度だと思っておりますが……
○小川(豊)委員 自治省の「委託費等の交付先調」というのがありますが、これに基づいて御質問したいと思います。 まず第一にお尋ねしたいのは、この公明選挙連盟というのが、委託の仕事としてやっておられる。これを見ると、選挙の公明に関して大へん重要な活動をしておられるし、それに当たっておられる方々は、実に一流のりっぱな人々が当たっておられるわけです。これは私は、きょう――けさになってこの書類を見て思いついたのですが、公明選挙連盟の理事長ですか、しておられる前田さんにおいでを願ってお聞きしたいと思ったのですが、けさになってそういうことはできませんから、自治省の方にお尋ねするわけです。こういうふうに公明……
○小川(豊)委員 きょうは、順序として久保君を先にやってもらうことになっておりましたが、久保君がまだお見えになっておりませんから、久保君が来たら譲ることにしまして、それでは畜産局の方にお尋ねしたいと思います。 畜産局は、畜産事業奨励の基本として、牧野改良事業について非常に熱心にやっておられる。これを見ると、昭和三十三年度の予算で、牧野改良では一億七千四百万、三十四年度では二億三百万、三十五年度では二億五千八百万というような金を投入して、野草を飼料用の牧草に変える、こういうことで、いわゆる野草改善、牧野改良が行なわれているわけですが、この経済的な成果は、どういうふうに上がっているか、私どもはい……
○小川(豊)委員 せっかく会議を開いたわけですが、非常に遺憾ですが、委員の出席状態がこういう状態です。目下、国会対策なり議運なりで問題にしておるわけですから、きょうは続けることはできないと思います。
○小川(豊)委員 私、自分の質問に入る前に政務次官に申し上げますが、この前、私が土地改良の問題で質問した。あなたの答弁をあとで速記録を読んでみると、上手というか、ずるいというか、あくまで農民に迷惑はかけないようにと言っている。これはいい。ところが、国に損も与えない。これも私は答弁としては当然だと思うのですが、そういう上手な行き方はでき得ないので、農林省並びに県の事務の破り扱いの失態によって生じたことなんで、やはりその処理は、農民の権利をあくまで守るということで私はよかったと思う。ところが、あなたの方は、国費にも損をかけないという、これは当然ではあろうが、そういう上手な行き方は――水も使わないで……
○小川(豊)委員 これはちょっとおかしいじゃないか。僕の調べたのでは、昭和二十四年は八百万円で、これはあなたの言う通りです。ところが、二十五年は六百八十九万円で、二十六年が二百十七万円、合わせて千七百六万というのが正確な数字じゃないかと思うのですが、あなたが一千万円というように、一年に集まった年はありますか。
【次の発言】 監督できないというのは、認可法人に対して、民法六十七条の一では「法人ノ業務ハ主務官庁ノ監督ニ属ス」、それから二では「主務官庁ハ何時ニテモ職権ヲ以テ法人ノ業務及ヒ財産ノ状況ヲ検査スルコトヲ得」、こういう規定になっているわけです。だから、あなたの方では監督しなければならない。検……
○小川(豊)委員 きょうの委員会は、十時に開会するようになっておりまして、おそらく委員長が、その旨を防衛庁の方にも通知してあることと思います。そしてわれわれ委員会としても、三十三年度、三十四年度の決算を今審査をしておるわけであります。会期も迫ってきている中で、三十三年度だけでもぜひ上げたい、これはわれわれ野党までがそう思って、連日努力して、最近は、今まで一週間に二日であったのを三日にし、今は月曜日も、それからずっと週一ぱい日程を組んでやっている。従って、非常に時間的にも惜しいのにかかわらず、そして今ここで開会したにもかかわらず、防衛庁の方からはだれも出席していない。従って、われわれは議案の説明……
○小川(豊)委員 きょう、私は主計局、国税庁、銀行局、理財局、管財局等を呼んで、それぞれ質問をしたい予定でしたが、国税庁の方では、何か非常にやむを得ない用件があって長官が出られない、こういうことで、これは了解いたしたわけであります。私のお聞きしようとすることは、国税庁の長官の答弁でなくても差しつかえないことなんです。どなたか、できれば大臣その他、どなたでもけっこうです。 そこでまずお尋ねいたしたい点は、国税庁の法人に対する問題です。資本金一千万円未満のところ、これは税務署の所管になっている。資本金一千万円以上のものは、国税局の調査課所管とされております。ここで昭和三十二年度以降の一千万円未満……
○小川(豊)委員 今お聞きしていますと、成規の手続を踏んで云々ということを言われたんですが、私は、成規の手続というのは、あなたの方は予算をもらって天満の土地を持っておったとしても、それよりもこちらがいいからこっちに移ろうとする限りにおいては、成規の手続というのは、それは一たん国に返還して、またあらためて予算をもらって建築するなり、移転したりするなりなさるのが成規の手続であって、さっきから聞いておると、一億四千万ぐらいの土地と五億の土地と等価交換しているのではないかと思われる。そういうばかなことを――等価交換すべきではなくて、やはりこれは損をしようが、得をしようが、あなた方の立場としては、こっち……
○小川(豊)委員 私ども決算委員会は、昨年の十二月から今日まで、昭和一三十三年度、昭和三十四年度決算について、各省、各政府機関の審査、検討を加えて参ったのであります。本日は、その総括として、政府全体の立場から、是正し、反省を要すべき諸点を指摘して、総理の所見、処理方法を伺いたいと存ずるのであります。 第一点は、政府の補助団体、外郭団体の問題であります。最近の決算面において、政府の支出する補助金、補助外郭団体は、年々増加してきております。昭和三十四年度補助金、委託費は、総額二千八百三十三億円、国の予算全体の一八・七%を占めております。補助団体数は、三省を調査いたしましたところ、文部省関係で補助……
○小川(豊)委員 川島長官に一点お伺います。 この決算委員会は、国費の不当、不正な使用ということに対する究明、これは当然ですけれども、そのほかに、予算の執行が適正であったかどうか、あるいはその効果があったかどうか、こういう点にまで触れて審査をしているわけです。そこで、会計検査院から出てくるのは、大体不正事項、不当事項で、予算の執行が適正であったかどうか、あるいは効果があったかどうかということになってくると、われわれは、行政管理庁から出てくる行政監察報告が非常に大きな目安になっているわけです。これは管理庁の方で各省に当然出されると思うのですが、それに対する回答をあなたの方では求めておられるのか……
○小川(豊)委員 私は、総理府については、審議会関係についてちょっとお尋ねしたいと思いましたが、これはこの前勝澤君が詳しくお聞きしているのでカットして、総務長官に一点だけお尋ねしたいと思います。 それは今次の大戦で沖繩は大へんな被害を受けながらも、まだ米軍の支配下に置かれておるわけです。そこで、日本政府が沖繩に行なった財政援助の総額とその援助実績、こういう点についてお伺いしたいのですが、聞くところによると、沖繩に対してアメリカと日本と双方から援助がされているわけですが、アメリカの方としては、日本の沖繩に対する直接的な金による財政援助は歓迎するけれども、補助、融資あるいは施設といったような方法……
○小川(豊)委員 今宇田委員から簡素化の問題が出ましたが、これは結局申し込みが前年度に対して八〇%だった。少なかった。説明では土地取得の困難ということが最大の原因だということですけれども、私はやはりそれだけでないと思う。今の宇田委員の御質問に関連して、私はそこから申しますが、私はここに一つのメモを用意しておる。あなたは、設立当初からそういう批判があったから、改善に努力しておられる、こういう御答弁でありましたが、これは昭和三十五年四月ですから、去年の問題です。四月に申し込みをして、六月に抽せんに合格した。これはいいでしょう。八月三十四日に関係書類一切を提出した。九月四日に土地の略図がまずい。すな……
○小川(豊)委員 国税庁当局にお尋ねしますが、高松国税局の三島税務署で起こった不当公売事件は、もはや十年以上を経過すると思われるのであります。国会で私がこの問題を取り上げてからでも、今日までに大体八年くらいになると思うのですが、申すまでもなく納税は国民に課せられた重大な義務であります。 従って、課税徴収にあたっては、公正妥当なるべきことはもちろん、公売等の執行にあたっても、納税者にやはり親切丁寧な配慮がなされなければ、国民の税に対する信頼が失われて、苛歛訣求の声が起こってくるわけであります。本件は、登記簿を改ざんしてまで強行したということになっておって、この点では当局の重大な失敗であろうと私は……
○小川(豊)委員 きょうお尋ねしたい防衛庁の方は、おいで下さっているのは経理局長さんと施設課長さん、それだけですか。――あとでこれは大蔵省の管財の方の方にもお伺いしたいと思いますけれども、まず、防衛庁の方からお尋ねいたします。
私はまだ調査が十分ともいえないわけですけれども、ここに千葉県の東葛飾郡沼南、鎌ケ谷、ここにまたがっている旧藤ケ谷飛行場、今は白井飛行場といっているそうですか、ここの飛行場の坪数が六十五万坪といい、あるいは七十二万坪ともいわれておりますが、これは正確には何万坪が正しいのでしょうか。
【次の発言】 国有財産台帳に記載されているのは六十八万一千坪といいますが、現に使っておら……
○小川(豊)委員 三十四年度の決算は、審査がすでに終わろうとしているわけです。この終わろうとするに関連して、私は、感じたことをあげて、検査院の検査の方針なり、組織、機構なり、こういった点についてお尋ねしたいと思うのです。 会計検査院は、検査院法の一条で、「会計検査院は、内閣に対し独立の地位を有する。」こういうことになっておるわけです。そこで、これは法的な独立性、それから行政権に対する独立性、それからもう一つは、会計検査院の財政的な独立というものも考えなければならないと思うのです。こういう独立性というものは維持されておるのか。たとえば予算その他については、会計検査院の予算、機構等については、大……
○小川(豊)委員 私は、きょうは、年末の金融が非常に逼迫するだろうという観点から伺いたいと思っております。おそらく決算委員会としては、春になったら、また各公庫の方々に出てきていただいて審議するようになると思うのです。 そこで、いろいろきょうは資料をもらったので、これをよく見たらわかると思うのですが、資料としてもっと簡単なものをお出し願えると、私ども勉強をするのに都合がいいと思うので、お書きとめ願って提出願いたいと思います。 申し込みの件数と総額、これは各公庫みんな該当すると思うのですが、申し込みの件数と金額における総額、貸出の件数とその総額、それから一件当たりの処理日数、一つの申し込みがあ……
○小川(豊)委員 今委員長が報告をされたのですが、これをお聞きしていましたが、これが速記録になるのは相当時間がかかるので、われわれはもっと早くこの委員長の報告について調査をしてみたいと思いますから、できれば委員長が報告されたその原稿をプリントして、早く委員の方に配ってもらうように願いたい。 それから、今木村委員がおっしゃった中で、私どもも、前役員と交代された役員の氏名はわかりますが、退職金は、今聞くと大へんな話で、八百万だ、四百万だという話だが、実際はその退職金はだれだれに幾らやったかという数字も、あわせて出してもらいたい。 次に、これは進行になるのですけれども、事が非常に重大ですから、き……
○小川(豊)委員 私はあとでほかの委員の質問がありますから、ごく簡単な点について一点だけお尋ねしておきます。 これはあなた方の関係したことではないが、私もここへ来て資料でドミニカ国の農務大臣あての書簡というものについて読んでみた。ちょっと疑点が出てきたので解明するわけですが、あなた方これはどなたでもいいですけれども、大体この書簡、協定、覚書で、営農に十分な土地を与える、適当な住宅を与える、最初の耕作に必要な種子を与える、耕作開始に必要な農具を与える、教育、衛生施設を供与する、こういう点が出ているのですが、こういうものをあなた方は与えられたかどうか。 その次に、大体これは百家族当たりを単位と……
○小川(豊)委員 私も、実はこの問題が起こってから、コロノというのはどういうものなんだと勉強してみたのですが、コロノというのは、あなたの言う入植者とも違う、また小作人とも違うのだな。しいて言うならば国家の雇用農、国が雇った雇用農のことだ。コロノからはこういう解釈が出てくるのではないですか。従って作ったものを売ることは自由なんです。ところが管理をする。草をはやしてはいけないとかなんとかということ、何を作ってはいけない、何を作れということは、作付上の管理、制約というか、これを受けるのは国家の雇用農ならば受けざるを得ないというのが、コロノに対する解釈ではないですか。今の木村先生とあなたの話ではどうも……
○小川(豊)委員 私は、きょうは主として通産省の、たとえばトランジスターとかあるいは望遠鏡とか、そういうものの輸出の問題についてお尋ねをしようと思うのですが、その前に通産当局に申し上げておきたいのは、一方において輸出を振興しなければならないという至上命令があるし、一方においては、また政府は中小企業の育成ということを掲げておる。そこで、この二つの、輸出を振興していくということと同時に、中小企業の輸出に関係する企業を育成していくということの中には、輸出をはかるとするならば、それは高度のものであり、いわゆる品質のすぐれたものであり、価格の低廉なものであるというような条件がある。一方、中小企業メーカー……
○小川(豊)委員 私も昭和三十四年度の決算承認にあたって、社会党を代表して総括して総理並びに関係大臣にお尋ねしたいと思うのです。 その前に、一つ総理にお尋ねしておきたいのは、これは注文をしたいということになるわけですが、予算の通過ということは、これは政府の重要な課題であることは申すまでもありませんけれども、同時に、予算執行の適正ということも、政府の重要な責任でなければならぬと思うのです。ところが、従来から、政府は予算の通過には非常に日時をかけ、力こぶを入れてやるが、その執行については、それほどの熱意というものは遺憾ながら見られないようであります。執行にあたっては、行政効果、経済効果を測定し、……
○小川(豊)委員 財団法人東京大学運動会というのですか、ところがここには、もちろんゴルフ場が大部分を占めているが、そこに農学部の園芸実験場というものもある。これを聞いたらば、この園芸実験場は、東大検見川学寮の用地からまた借りしておる、こういう話なんだが、これは私はわからなくなってしまうのですが、あそこは財団法人東京大学運動会というのが管理なすっているのか。そのほかに東大検見川学寮から園芸実験場はまた借りしておるというと、そこにはもう一つ何かこういう学寮という管理権者があるわけですか。これは一体どうなんですか。
【次の発言】 今までの質問で大体わかったのですが、私はここで問題になるのはこうじゃな……
○小川(豊)委員 関連して。外務省に移住局というものが設けられてあるということは、私は、国として移民政策を非常に重視したから、課でもなければ部でもなくて、移住局というものを設けてあると思う。ところが、結果から言うと、ほかはまだよくわかりませんけれども、このドミニカの場合においては、これは悲惨であり、移民政策というか、移民史上に例のない集団帰国というような問題が起こってきたわけです。この事実は、先般ここで、それぞれ帰国した人の意見を聞いても、非常に悲惨だ、従って失敗であったと、こういうことになる。ところが、あなた方の答弁を聞いていると、これは実は痛々しいまでに責任回避に終始しておった。きょうは、……
○小川(豊)委員 今の話を聞いて実にこっけいなんだな。西村君や勝澤君の質問に対して、たとえば大議論でなくてもいい。米買ってこいと言って金持たしてやったら、帽子買ってきたり、ほかのものを買ってきたら損害を与えたことになる、趣旨と違ってくるんだから。そんな下らない、あなたのような言いのがれの答弁をしておってもだめだ。きょう今までやってきたことは非常に重大だと思う。というのは、さっき久保君が言われたように、二者択一だということになると、管財の方では土地は行政目的に沿っていないんだから返せということで、これは普通財産ということになる。そうすると、東大は、今西村君の質問で、草がはえるから困るとかなんとか……
○小川(豊)委員 ちょっと関連して。今、参考人に委員長などの報告書の感想について聞かれたのですが、この三人の参考人の方の前歴とでもいいますか、これをちょっとお伺いしておきたいのです。これはここでは、ただ総裁になられる前、副総裁になられる前、雲野さんは理事になられる前のお仕事は何であったか、このことだけをお聞きしておきたいと思います。
○小川(豊)委員 今山本参考人の発言を聞いておりまして、これは非常に重大な発言だと思うわけです。従って、ここで質疑その他を進める前に、一応私は理事会を開いて、理事でこの問題を中心とした取り扱いについて検討した上で再開したらどうか、こういうことを提案いたします。
○小川(豊)委員 予備費の審査をする前に、予備費に対する考え方、こういう点を申し上げて、大蔵省の見解をお聞きすると同時に、もし私の考えが誤っていたとしたら、これは直さなければならぬと思うわけです。 そこで、国会内でも、予備費の審査をするというと、これは往々にして、使ってしまったものを審査したってどうにもならぬじゃないか、こういうことをよくいわれるわけですが、私はそうは思わない。予備費というものは、これは予算の一部であり、国に災害がある、あるいは緊急の事態がある限り、好ましくはないが、やはり必要な費目である。使用の目的がわからないままに総ワクとしてこれを保持して、大蔵大臣がこれを管理して、事態……
○小川(豊)委員 質問に入る前に、この前の委員会で要求した資料が法務省の方から出るわけになっておりましたが、あれはまだ出ませんか。
【次の発言】 それじゃ、せっかく林野庁がおいでになっていますが、ちょっと林野庁にがまんしてもらって、私、谷村次官にお尋ねしておきたいのは、この点をはっきりしておかないと、どうも議論の進め方に因るのでお聞きしますが、予備費の使用については、私は、どうしても二つの柱があるんだ、一つは、いわゆる予測し得ざる緊急の事態というのが一つの柱であり、一つは、二十九年だかいつかきめられた閣議の決定の、国会開会中には使わない、これは例外は認めてありますよ。それはいいですが、この二つ……
○小川(豊)委員 ちょっと関連して……。今、山本さんの釈明書をずっと通じて木村委員が質問されましたが、私もこれを見たわけで、いろいろ問題になる点があります。そこで、この釈明書は山本さん個人がお出しになったわけですけれども、これは前役員の方々も当然ごらんになっているわけですが、この事態を、この釈明書を、前役員の方々はお認めになりますか、どうですか。
【次の発言】 私は、山本さん個人で書いたのは認めるのです。ただこの出されたことに対して、ほかの前の御関係の役員の方はこれをお認めになるかどうか、こういうことをお聞きしておるわけです。
【次の発言】 今、加藤さんからお聞きしたのですが、これは山本さんは……
○小川(豊)委員 それでは、委員長、皇室費の方はありませんから……。 警察庁でちょっと疑問の出ておった点があったのですが、先ほどの説明で、大体この説明書を見てわかったのですが、そこでここに都道府県警察費補助繰り越しが千六百三十八万ですか、繰り越されているわけです。これは財政法の四十二条ただし書きの規定による事故繰り越しをしたわけですが、どういう理由でこれは事故繰り越しをしたのか。ここにちょっと説明があるが、これは都道府県警察費補助の三十六億というのは、これは各都道府県の警察本部に対して補助されるものか、あるいは直接各警察署に対して補助されるのか、それから、おもにどんな経費について交付されてい……
○小川(豊)委員 長官はほかに用があるそうですから長官にお聞きしたい点だけ先にお聞きします。あとはそれぞれ担当の方からでけっこうです。 そこで、これは長官と非常に懇意にしていて聞きづらいことなんだが、最近飛行機の事故というのは――よく世の中に年中行事とか年間行事とかいいますが、これは月間を通り越して、日間行事みたいになっているということが新聞にも出ておりますが、五日に一回ずつ事故があるということです。これは気流が悪いとかなんとか、いろいろ気象の条件もあるでしょう。しかし、これはもとからきまっているものです。やはり機材に欠陥があるのか、あるいは訓練とか、そういう点に欠陥があるのか、どこかに原因……
○小川(豊)委員 今、私も山田さんの調査された書類を拝見したのですけれども、、これを見ると、今、山田委員が言われた秋田県の鹿渡ともう一カ所あるようです。そこは知っている人なら千円でも買う人のない、いわゆる砂鉄がないところを、砂鉄があるような報告書を作って、そしてそれを五千五百万円で東北開発に売りつけた。それが二カ所もある。しかも、その売りつけにあたっては、名前は省略するけれども、政界の大物がその陰にいて動いたということなんで、今、山田さんがそのことを中心にしてお聞きしようとしておるわけです。ところが、あなたの方では、それに対する資料がそこにないから答弁できないでしょう。ですからこれは、きょうは……
○小川(豊)委員長代理 勝澤芳雄君。
【次の発言】 ただいまの西村君の資料要求は、委員長不在ですが、委員長に通じて、そのように取り計らうようにいたします。
【次の発言】 来ておりません。
【次の発言】 来ていません。
【次の発言】 本日の審査はこの程度にとどめ、本日はこれにて散会いたします。
午後一時四十一分散会
○小川(豊)委員 法務省関係について二点お伺いしたいと思いますが、今の検査院の報告を基礎にしてやりたいと思いますが、この資料として「昭和三十五年度決算検査の結果発した注意書の件名および概要」、この中に法務省関係で「(土地建物の購入契約について)名古屋、福岡両刑務所で、国庫債務負担行為により土地、建物等の購入契約を行なうにあたり、契約の目的である購入対象物の詳細について明確に取決めがなされておらず具体的な評価が不可能であるのに契約金額を約定しているものがある。」こういうことを注意事項として出されておるわけです。これは、おそらく今までの刑務所というものは、おもに市中になってしまって、繁華街等になっ……
○小川(豊)委員 会期はきょう一日となってしまって、急速に委員会の意見を決定しなければならない問題が出て参ると思いますので、緊急に質問をするわけですが、この三月十六日に、例の今問題になっております虎の門ニューエンパイヤの問題について参議院ではこういう決議をしておるわけです。 国有財産虎の門公園地については、昭和二十八年七月二十九日、参議院本会議において、「東京都所在の国有財産虎の門公園地は、その一時使用許可条件の通り、これを原形に復旧せしめるため、政府は、速やかに適切なる処置を講ずべきである」との決議がなされ、その後昭和二十九年四月二日、政府は、ニューエンパイヤ・モーター株式会社を相手どり……
○小川(豊)委員 調達庁にお尋ねしますが、これはこの前もちょっとお尋ねして残りになっているのですが、アメリカが日本を占領中には、当然アメリカの必要とする土地建物あるいはその他の物資というものは、これは無償で調達して提供してあるはずです。その所有権というものは、あくまでもこれは日本にあり、その管理は当然政府側、日本でなされていると思いますが、それと違いますか。その通りですか。
【次の発言】 そうするとアメリカ側に移るという提供したものの中には、土地もあれば建物もあり、その他の物資もあるわけですが、使用後には、要らなくなった場合には、これは日本に返還されることになるのではないですか。その点はどうな……
○小川(豊)委員 中国地方班は、派遣委員としての鈴木正吾委員及び私と、任意参加されました宇田國榮委員の三名で、五月十九日から二十二日まで岡山、広島、山口三県下の主要産業施設を中心として調査いたしました。以下順を追って報告いたします。 五月十九日、日本専売公社岡山地方局において、管内概要を聴取し、新設たばこ工場を視察した後、錦海塩業株式会社を視察いたしました。同会社は昭和三十一年十一月から錦海湾をサンドドレーン工法により、延長約手八百メートルの外堤防築造によって締め切り、塩田及び付属施設を建設したもので、三十四年四月から工場、塩田が順次稼動するに至りました。 現在の経営規模は、塩田二百八十三……
○小川(豊)委員 私も今の木村先生の質問に関連して少しくお尋ねをいたしたいのですが、まず私は、今、木村先生の御所論を聞いておって考えられることは、人事院は内閣に所属している機関であるから、内閣の意向を尊重するのが当然ではないか、こういうような考え方に立っての御質問であったと思うのです。そこで、人事院というものがつくられる経緯からいって、今回人事院がいろいろ勧告されたことについても、労働組合あたりでは、これでは上に厚く下に薄いのだと言っておるし、経団連等では、こういう勧告をされたのでは、またわれわれ民間の給与が上がるから困る。これは双方から批判があることは当然であると思うのですが、ただ、それより……
○小川(豊)委員 刑事局長に伺いたいと思いますが、ここに三十五年度の決算報告に、法務省に関することで一点あげられておるのは御承知だと思います。これは読む必要はないと思いますが、この問題について、世上いろいろな疑惑が流布されておると思います。私は、その点はむしろ信じないのですが、しかし、この機会にこの点をはっきりしておいた方がいいのじゃないか、こういうふうに思うのでお尋ねするわけです。 会計検査院から提出された検査報告によりますと、東京地方検察庁の職員の不正行為によって国に損害を与えた、こうなっています。これは東京地方検察庁の公判部検察事務官の宮田という者が、担当検察官の補助者として証拠品の仮……
○小川(豊)委員 私は、ただいま建設省関係の中で、特に住宅金融公庫について政府の所見をただしたい、こう思うわけであります。政策、住宅政策あるいは社会福祉政策等を重点にする、こう言明されて、われわれもまことにけっこうだと思っていますが、その政府の方針に基づいて住宅政策を私はお尋ねするわけです。政府の多年にわたる住宅難解消政策によって、公団住宅、公庫資金による住宅が盛んに造成されているわけです。ところが、今なお住宅に困っている家族が多数あると私は思うのですが、政府は、現在どれくらい住宅困窮者があると推定しておられるか、その家族数でけっこうですが、お聞かせ願いたい。
○小川(豊)委員長代理 質疑の通告がありますので、これを許します。木村公平君。
【次の発言】 私は非行少年といいますか、青少年の問題についてお尋ねしたいと思います。
最近の少年犯罪の傾向というものを五月二十八日の朝日新聞で見ますと、まさに激増の一途にある。昭和十六年には五万二千人であったのに対して、昭和三十五年には十五万人と三倍になっておる。それから昭和三十六年には十九万六千人とさらにはね上がっている。検察庁の少年犯罪受理人員というのを見ますと、昭和三十六年においては五十六万人になっているわけです。一般犯罪よりも少年犯罪が非常に激増しているというのが現状であるわけです。
そこで私はお尋ねす……
○小川(豊)委員 芳賀さんに先に御質問願おうと思っていたのですが、食糧庁長官が見えるまで私が先に御質問したいと思います。 私は、農地局の関係についてお尋ねしたいと思いますが、御案内のように自作農創設特別措置法は二十一年に制定されて、二十七年には廃止になっております。農地法がこれにかわっておると思うわけです。これに基づいてお尋ねしますと、農地の買収と売り渡し実績というのを三十五年度分で見ますと、買収の既墾地分が二十五万町歩、売り渡しが二十四万町歩、未墾地が十六万町歩で、売り渡しが十一万町歩、昭和三十五年度現在までに農地の残高というものは、既墾地で一万一千町歩、未墾地で四十八万一千町歩、計四十九……
○小川(豊)小委員 ちょっと待って、安西検事は今どこにいる。
【次の発言】 これはどこの弁護士です。
【次の発言】 私も今それに関連した発言をしようと思ったのですが、今の聞いたところを要約していくと、国有地の処分の不当というのが一つ。もう一つは、司法官僚の越権行為があって、第三者に不当な被害を与えておるということが出てくるし、さらに国有財産の取り込みと横流しという問題が出てくるし、脱税が出てくるのじゃないか。こういうふうに、要約すると考えられる。そこでさっき荒舩委員長から発言されたように、勧業銀行から延原観太郎に対して貸付金が何千万かある。従って、この資料提出を要求するわけですが、これに対する……
○小川(豊)小委員 これはこのままいってもなかなか進まないと思う。従って、福山参考人は、この事件をもっと究明し、進行するために証人に切りかえてもらわなければならぬだろう、こういう点も出てくる。きょう参考人は朝から来ておるわけだから、食事をさせないでやるのはいけない。従って、一旦ここで休憩して、お互いに食事をし、今私の提案した問題も、小委員の方々と御協議願うことにしたいと思いますから、暫時休憩を望みます。
【次の発言】 ここに、
一金五百万円也
但 西京都信用金庫振出し同金
庫宛小切手壱通(銀行渡)
右金額は土地売買契約の手附金の
前渡金として正に領収仕候也
……
○小川(豊)小委員 あなたの記憶で、二百台というものを全部わからないまでも、どういうところに運んだか。それからもう一つは、それをどういうところに何という人に預けたか。人がわからなかったら、場所くらいはわかるだろう。そういう記憶を今わかれば出してもらいたいし、さもなければ書いて出してほしい。
【次の発言】 ちょっと堤参考人にお伺いしますが、前から良島参考人も述べられたし、あなたも大体肯定されているのだが、良島さんが延原さんのところへ行ったら、何か鉄のドアのついた倉庫らしいところへ行ってかぎをかけられていた。それはかなり恐怖を与えたようにここに述べられたのだが、一体その倉庫というのは、何に使う倉庫……
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