重政誠之 衆議院議員
29期国会発言一覧

重政誠之[衆]在籍期 : 25期-27期-28期-|29期|-30期-31期
重政誠之[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは重政誠之衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院29期)

重政誠之[衆]本会議発言(全期間)
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第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 衆議院本会議 第4号(1962/08/11、29期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(重政誠之君) お答え申し上げます。  御承知の通りに農業基本法は新農政への方向づけであります。いわば、新しい農政への道しるべとも申すべきものであろうと思うのであります。従って、昨年六月にこの法律が制定になりまして、直ちにすべての面にその実効が現われるというわけには参らないと思うのであります。農林省といたしましては、すでに構造改善の事業でありますとか、あるいは流通機構の改善の問題、あるいは価格安定の施策というようなものにつきましては、それぞれできるだけ具体的に施策を進めて参っておるのであります。どうぞ、しばらくの間、時間をおかしをいただきたいと思います。(拍手)

第41回国会 衆議院本会議 第10号(1962/08/31、29期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(重政誠之君) 農林関係物資の自由化問題について、一々、バナナ、レモン、畜産物加工品その他物資の名前をあげて御質問でございましたが、これらは物資別に現在慎重に検討をいたしております。近く明確な御答弁をすることができると思うのでありまするが、大体におきまして貿易の自由化は世界の大勢であり、また、わが内閣の方針でありますから、さきに閣議で決定をせられました十月から自由化する品目は、原則としてこれをやるという建前におきまして、検討をいたしておるのでありますが、しかし、自由化をしたために、農業に対して非常な影響があり、あるいはまた、中小企業方面に対して、非常な影響があるというようなものは、も……


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第42回国会(1962/12/08〜1962/12/23)

第42回国会 衆議院本会議 第2号(1962/12/10、29期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(重政誠之君) 鉱害をこうむっております農用地の復旧についての御質問であったと思うのでありますが、御承知の通りに、農地で鉱害をこうむっております面積は、約七千町歩もあるのであります。これの復旧につきましては、今年度におきましても、約十三億円程度の予算を計上いたしまして、その復旧をいたしておるわけでありますが、今回の産炭地の振興対策に関連をいたしましても、さらにこの復旧の速度を早め、通産当局、大蔵当局とも御協議の上、すみやかに災害の農地の復旧をいたすつもりでおる次第であります。  なお、この際特につけ加えて申し上げておきますが、鉱業権者が無資力であるとか、あるいは不存在の場合におきまし……

第42回国会 衆議院本会議 第8号(1962/12/18、29期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(重政誠之君) 去る十日の本会議における勝間田清一君の質問に対する私の答弁中、「全額を国庫で負担をいたして復旧することになっております。」と申しましたのは、「全額を国及び県で負担して復旧することになっております。」との誤りでありまして、まことに申しわけありません。ここに訂正させていただきます。(拍手)


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 衆議院本会議 第4号(1963/01/26、29期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(重政誠之君) お答えを申し上げます。  農村の青少年に離村の傾向があることについての御心配の御質問でございましたが、次代の農業経営をになうところの青少年が多く離村をするということにつきましては、十分に私も重視をいたして、心配もいたしておるのでございます。これは何といたしましても農村における環境の整備ということもあるのでありましょうが、最も重要なことは、やはり農業の経営について青少年諸君に希望を持たすことが最も重要なことであると思うのであります。すなわち、農業所得が何といっても漸次増加をする、それからさらに、経営の近代化をやっていきますというと、なるほど農業経営というものは将来希望が……

第43回国会 衆議院本会議 第5号(1963/02/05、29期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(重政誠之君) 先般国会に提出いたしました昭和三十七年度農業の動向に関する年次報告及び昭和三十八年度に講じようとする農業施策について、その概要を御説明いたします。  申すまでもなく、これらの報告及び文書は、それぞれ農業基本法第六条及び第七条に基づいて政府が毎年国会に提出するものの三十七年度分であります。  まず、昭和三十七年度農業の動向に関する年次報告について御説明いたします。  この年次報告は、「第一部農業の動向」と、「第二部 農業に関して講じた施策」に分かれております。「第一部農業の動向」においては、農業基本法の趣旨に沿い、農業の生産性及び農業従事者の生活水準の動向を中心課題とし……

第43回国会 衆議院本会議 第17号(1963/03/26、29期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(重政誠之君) 甘味資源特別措置法案につきまして、その提案趣旨を御説明申し上げます。  甘味資源の生産の振興につきましては、昭和二十八年以来てん菜生産振興臨時措置法に基づき、寒地におけるてん菜の生産振興のための措置を講じてきたところであり、また、昭和三十四年には甘味資源自給力強化総合対策として、国内産糖製造事業の自立基盤を確立するため、砂糖の関税及び消費税の振りかえを行なうとともに、日本てん菜振興会を設立して試験研究の拡充強化をはかる等の諸般の措置を講じてきたところであります。  寒地てん菜につきましては、近年天候その他の理由によって若干停滞の気味にあるものの、今後の伸長を期待し得る……

第43回国会 衆議院本会議 第28号(1963/05/31、29期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(重政誠之君) 御質問の第一点は、天災融資法の適用についてであったと思うのでありますが、ただいま統計調査部におきまして災害の調査を実行しております。来月の初旬にはその結果がまとまると思うのでありますが、その結果によりまして天災融資法の適用につきましては善処をいたしたいと考えておる次第であります。  なお、自作農維持資金につきましてもそのワクの拡大をはかるべきであるという御質疑でございましたが、これは統計調査部の災害調査を待ちまして、天災融資法の運用とも相まちましてそのワクをできるだけ広げてまいりたい、こういうふうに考えておる次第であります。  さらに、農業協同組合等の肥料代金あるいは……

第43回国会 衆議院本会議 第29号(1963/06/04、29期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(重政誠之君) 総理大臣、外務大臣からそれぞれ御答弁がございましたので、これにつけ加えるものは何ものもないわけであります。ただ日米加漁業条約の改定の問題に関しましては、総理大臣の御答弁にもございましたとおりに、抑止原則を廃止するという原則に立ちまして交渉を進めることと相なっておるわけであります。その形式がどうだとか、いろいろその内容についての御意見もあったようでありますが、何ぶんこれは交渉中のことでございますから、その詳細につきましてはしばらく御遠慮さしていただきたいと思うのであります。  それから、これは私に対する御質問ではなかったのでありますが、私なり外務大臣が代表団になぜ加わら……

第43回国会 衆議院本会議 第31号(1963/06/07、29期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(重政誠之君) 仮谷さんの御指摘になりましたとおりに、今回の長雨による被害は、史上まれに見る大被害であります。現在、二十数府県からの知事の報告によりましても、総額三百九十億をこえるという被害の状況でございます。農林省といたしましては、各地方の統計事務所を督励いたしましてその被害の状況の把握につとめておりますが、五月一日に調査をいたし、さらに五月十五日に調査をいたしましても、普通の場合と違いまして、どうもわかりません。そこで、六月一日現在におきましてその被害の調査をいたしております。六月の二十日ごろには、その全貌を把握することができると考えておるのであります。現在、私どもの勘によって考……

第43回国会 衆議院本会議 第36号(1963/06/21、29期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(重政誠之君) ただいま長雨等による農作物等の被害に対する緊急措置に関する決議がございましたが、政府といたしましては、決議の御趣旨を尊重いたし、被害農家の救援と農業再生産の確保のため、全力をあげて対処いたし、緊急措置の迅速な実現に万遺憾なきを期する所存でございます。(拍手)

第43回国会 衆議院本会議 第37号(1963/06/22、29期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(重政誠之君) お答えを申し上げます。  農村の季節労務者は、従来職業安定所等を通じて民間企業等に就職しております。今回の法の改正がありましても、おおむね従前同様、職業安定所を通じて民間企業等に就職できるものと考えております。なお、労働省とも十分連絡をとりまして、万遺憾なきを期したいと考えます。  第二の御質問に対してお答えを申し上げます。長雨等の災害対策につきましては、先般本議場におきましても詳細御答弁を申し上げましたとおりでありますが、被害農家の救済等、農業再生産の確保のため、政府といたしましては万全の措置を講じ、万遺憾なきを期する所存でございます。なお、農業者で季節的に農外就労……

第43回国会 衆議院本会議 第42号(1963/06/28、29期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(重政誠之君) 地方農政局及び営林局の長は今回の地方行政連絡会議に参加をせしめるつもりでおります。  地方農政局等の権限を地方公共団体に移管することにつきましては、現在のところはそういうことを考えておりませんが、臨時行政調査会等の検討とも相まちまして、さらに検討いたすつもりであります。(拍手)
【次の発言】 いろいろ御質疑がございましたが、おおむね詳細委員会において答弁をいたしたところでありますから、きわめて簡単に申し上げます。  第一の、今回の法律の性格については、ただいま総理から御答弁せられたとおりでありまして、製糖工業を主に考え、原料生産のほうを従に考えるなどということは、どこ……

第43回国会 衆議院本会議 第43号(1963/06/29、29期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(重政誠之君) 農地改革は合憲的なものである、これは先般最高裁においても裏書きをせられたものでありまして、この農地改革の政策は、私は農村の振興のために、農村の安定のために、きわめて重大ないい効果を及ぼしたものと考えておるものであります。ただしかし、強制買収の行使をせられたために、旧地主の中には、あるいは生計に窮する者もあったし、あるいはその生業を継続するに困るというような者もあると思うのであります。それらに対しまして、今回の法案によりまして、あるいは生業資金を与える等の措置を講ずることは、政府としては当然とるべきあたたかい政策であると考えるものであります。(拍手)

第43回国会 衆議院本会議 第48号(1963/07/04、29期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(重政誠之君) 学長の認命権等について、すでに内閣総理大臣が御答弁になりましたが、全くそのとおりに私考えております。(拍手)

重政誠之[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院29期)

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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 予算委員会 第12号(1961/02/15、29期、自由民主党)

○重政委員 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和三十五年度一般会計予算補正(第2号)及び同特別会計予算補正(特第2号)に対しまして、賛成の意を表するものであります。  この予算の内容につきましては、さきに大蔵大臣から説明がありました通り、産業投資特別会計の出資財源を充実するため、一般会計から同特別会計の資金に三百五十億円を繰り入れるほか、所得税、法人税の増収に見合う地方交付税交付金及び臨時地方特別交付金九十億七千二百万円、計四百四十億七千二百万円の支出を内容としたものでありまして、いずれもかねて政府並びにわが党が推進いたしておりまする経済成長政策及び地方財政の健全……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 予算委員会 第6号(1961/10/09、29期、自由民主党)【議会役職】

○重政委員長代理 田中さん、建設大臣は間もなく見えるそうですか、建設省の政府委員の河川局長が見えておりますから、その答弁を聞かれますか。
【次の発言】 山内河川局長。
【次の発言】 ちょっとお待ち願います。


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 予算委員会 第16号(1962/02/28、29期、自由民主党)【議会役職】

○重政委員長代理 石田宥全君に申し上げますが、持ち時間はあと二分であります。結論をお急ぎ願います。

第40回国会 予算委員会 第17号(1962/03/01、29期、自由民主党)【議会役職】

○重政委員長代理 適当に取捨してやって下さい。


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第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 災害対策特別委員会 第2号(1962/08/16、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 お答えを申し上げます。  ただいまの井手委員のお説は、全面的に私は賛成であります。従来、御承知の通りに、原形復旧でずっとやってきたのでありますが、最近やや緩和されまして、改良復旧という制度が認められてきたのであります。いま少し改良復旧をやさしく行なうことのできるような方向にさらに一段と進める必要があると私は考えております。できるだけそういう方向に努力いたします。
【次の発言】 できるだけ一つ検討をいたしまして、再災害復旧について、また災害でやられるというようなことにならぬように一つやりたいと思います。
【次の発言】 PCPの被害については、ただいまお述べになりました通りでありま……

第41回国会 災害対策特別委員会 第3号(1962/08/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 三十五分までです。
【次の発言】 御質問の畑作物の共済の問題でありますが、北海道については特に緊急にその御要望があるのであろうと思うのであります。これはバレイショ、大豆、小豆、菜豆、テンサイ、ハッカ、除虫菊というような品目について、共済制度を実施すべきかどうかということについて、北海道庁に委託をしましてその調査を今やってもらっておるのであります。もうそう長くないうちにその調査の報告があると思うのでありますが、それらを待ちまして善処をいたしたいと考えております。
【次の発言】 これが共済制度の中に繰り入れられるかどうかということもあわせて、これは調査の報告を待って善処したい、こう……

第41回国会 大蔵委員会 第4号(1962/08/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 その当時の事情は、私も的確につまびらかにしておりませんが、おそらく余剰農産物を当方において受け入れて、そしてそれを売り払って、その金でいろいろ内地の開発事業をやるというようなことで、余剰農産物を受け入れたのではないか、こういうふうに考えております。
【次の発言】 ガリオア・エロアの農産物の受け入れた、これは御承知の通りに、当時は非常に食糧事情が日本では逼迫をいたしておったのであります。これを援助する、こういう建前で日本側においては受け入れたものと思うのであります。それから余剰農産物の場合は、先ほどのお話のように、私は内地の農産物の価格を抑圧するためにこれを入れたとは考えておりま……

第41回国会 大蔵委員会 第8号(1962/09/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 私は、農林委員会において前大臣の農政をさしあたり踏襲をしてこれを実現することが務めである、こういうふうに申したのでありますが、それは新農政を実現するについて幾つかの重要な問題を前農林大臣はすでに着手をせられ、さらには着手をしないまでも一応言明せられておるのが幾つかあるわけであります。これを私は踏襲してやりますという意味であります。ただいまのお話の被買収農地に関係した問題は、これはどうも新農政とはいえないので、実は私はその点は前農林大臣がどういうことを言ったのか、どういうふうに事務的に話を命じたのか、それはよく存じませんから、そういうことまで私がその通りをやらなければならぬとも私……

第41回国会 内閣委員会 第1号(1962/08/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 ただいま議題となりました農林省設置法の一部を改正する法律案の提案の理由と改正の内容を御説明申し上げます。  第一は、農林省の内部部局として園芸局を新設することであります。  最近における国民生活の向上に伴いまして、果実、野菜等の園芸農産物の生産は急速に増加し、今後におきましても需要が確実に増大していく成長部門として、畜産と並んで、その発展が最も期待されております。このような園芸部門の現在及び将来における発展拡大に応じまして、農林行政の面におきましても、その生産対策、流通対策、さらには加工、消費の各分野につきまして適切な施策を総合的に講じ得る体制を早急に確立する必要が高まっておる……

第41回国会 内閣委員会 第7号(1962/08/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 今回の農林省設置法の改正案の趣旨は、御承知の通りに、日本は北は北海道から南は鹿児島までございまして、各地域々々の経済条件、立地条件というものが非常に異なっておるのであります。これを東京で一律に行政をやっていくということは――従来からもちろん各地方の実情というものを十分に調査もいたし、また、それを考えてやっておるのでありますけれども、何と申しましても、細長い北海道から鹿児島までの間のことを十分に調査をいたしまして、適切な農林行政の実行運営を期することは、もう先刻御承知のように、必ずしも十分でないという点があるわけであります。そこで、ことに今回農業基本法が制定せられまして、その線に……

第41回国会 内閣委員会 第8号(1962/08/30、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 これは前回にも申し上げました通りに、各地域の実情に即応した農林行政を実行いたしたい、こういう考えからいたしまして、おおむね予算、法律案というような企画的な仕事を本省に残しまして、予算の執行、あるいは法律の執行をやるというような事項は、できるだけ大幅に各地方農林局に移管をしたい、こういう観点に立って、この案を作成をいたしておるわけであります。  なお、本省の機構の改正は、これまた前回の当委員会において詳細に御答弁をいたしました通りに、選択拡大の機運に乗りまして、専門部局を一方においてはふやしていく、同時に、農林省の機構が専門部局、つまり、多くは縦割りになっておりますものを、農政全……

第41回国会 内閣委員会 第9号(1962/08/31、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 一言にして私の考えを申し上げますれば、もうかる農業経営をやりたい、こういうことであります。この考え方は、昨年両院を通過いたしまして現に実施になっております農業基本法のあの線によってやっていきたい、こういうふうに考えておる次第であります。
【次の発言】 すでにしばしば申し上げております通りに、一面においては生産性の向上をはかる。土地の条件の悪いところは、土地改良によって生産力の増大を一面においてはばかっていく。さらに生産の選択的拡大を推進をして参る。あるいはまた真に農業経営に畜産の経営を取り入れて参る。あるいはこの農産物の価格政策の拡充をやって参る。あるいは金融制度の改善をやる。……

第41回国会 農林水産委員会 第1号(1962/08/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 今回、私、農林大臣の重職を拝命いたし、その責任の重大なることを痛感いたしておるのであります。浅学非才でありますが、皆様方の御理解ある御協力のもとに、全力をあげて国家国民のために、また農家諸君のために御奉公をいたす決意でおるのであります。何とぞ皆様方の御理解ある御協力を切望いたしてやみません。  私の当面やりたいと思っておりますことにつきまして、その主要なる事柄を簡単に申し述べたいと思うのであります。  第一に、農業につきましては、さきに制定せられました農業基本法は新農政の方向を明示したものでありまして、いわば農政の道しるべとも申すべきものであると考えるものであります。私は、ある……

第41回国会 農林水産委員会 第2号(1962/08/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 石田さんが今数字をあげていろいろ需給の点をお述べになりましたが、それは全くその通りであります。しかし、なぜそういうふうな需給になっておるか、つまり米の消費が政府の関係においてはふえておるような数字になっておるわけです。それはおそらく私考えますのに、従来やみに流れておったものが政府の買い上げ配給に乗ってきた、こういうことでそういうふうになっておると思うのであります。ともあれ、この米の国内における需給関係というものは、米が余るという状態ではないではないかという御所見でありますが、これは私もそう思っております。現在非常に米が余って困っておるという事態ではございません。食管法は米の非常……

第41回国会 農林水産委員会 第3号(1962/08/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 自発的抑止原則が国際的の原則になっておらないことは、ただいま申された通りであります。ちょうど改定の時期にあたりまして、国際的の原則になっておらない原則を採用して参る考えはございません。
【次の発言】 平等の立場に立って条約の改定をやりたい、こう考えております。
【次の発言】 平等の立場に立って交渉をやりたい、こう考えておるわけであります。
【次の発言】 基本方針は、私が申しました通りに平等の立場に立って改定をいたしたい。これはもう申し上げるまでもないことでありますが、外交交渉のことでありますから、ただいまお述べになりました国内の事情その他については十分に了承いたしております。が……

第41回国会 農林水産委員会 第5号(1962/08/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 御意見まことにごもっともでありますが、国際情勢の変化もございましょうし、また国際漁業の情勢の変化ということもございますから、それらに対応いたしまして改正すべきものは改正していく、こういうふうに考えております。
【次の発言】 今お述べになりました点は漁業権の更新の問題と申しますか、そういうことに関係した問題だと思うのですが、もともと期間満了したから全然新たなる角度でさらに漁業権の許可をしていくというような考えはないのであります。御要望の点、私どもは御趣旨のあるところは十分わかっておりますから、その意を受けて将来もこの問題に関しては運営をしていきたい、こう考えております。

第41回国会 農林水産委員会 第7号(1962/08/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 PCPの被害の問題はなかなかやかましい問題であります。政府におきましてもその被害が起こらないようにいろいろ措置は講じたのでありますが、先般は集中豪雨のためにはからざる被害を生じたことはまことに遺憾であります。ただいま御決議になりました御趣旨は、いずれもごもっともなことであると思うのであります。農林省といたしましては、御決議の趣旨を尊重いたしまして、できるだけ善処いたしたいと考えるものであります。
【次の発言】 昨日閣議終了後、定例の記者会見をいたしました。記者会見を終わりましてあとで雑談になりました際に、雑談のうちに私が消費者米価に若干触れたのであります。それはこういうことを申……

第41回国会 農林水産委員会 第13号(1962/11/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 構造改善指定の申請を取り下げて、それが予算上の予定の数量に結局達しないがそれはどういうふうに考えるかという御質問だと思いますが、構造改善事業というものはなかなかむずかしいと非常に実は心配もしておるのでありますけれども、私の考えでは、この事業を行なわんとする地区は何としてもその指導者に人を得ること、そして熱意を持ってやる、こういうふうな意気に燃えている者が第一に必要である。そしてまた、その地区の人々がよく理解をされて、農業近代化を行なう上におけるこれは基本的な事業であるからどうしてもやり遂げなければならぬという熱意に燃えておられるところから始めるべきである。その計画の内容が適切で……

第41回国会 農林水産委員会 第14号(1962/11/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 現在の国民の米に対する御要求が、少々高くてもよろしいから良質な米を食べたいという欲求が相当にあると私は考えておるわけでございます。すなわち量から質へ需要が移っておるというふうに言っても差しつかえないと思うのであります。そこで私は、現行食管法の制度の範囲内においてそういうような消費者の御要求に応ずることができれば応じたい、こういう考えをもちまして特選米という制度をつくることを決意いたしたのであります。貧乏人は麦を食えという思想と同じではないかという御説でありますが、これはそうではないのでありまして、消費者の自由選択によって特選米を食べたいと思われる方には特選米を提供するし、そうで……

第41回国会 予算委員会 第1号(1962/08/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 お答えいたします。  大体、この問題は、ただいま総理から述べられた通りでありますが、食管法によりますと、消費者米価の決定は家計の安定を旨とするということになっておりますから、農林大臣といたしましては、その点に重点を置いて、どうするかということを検討いたしておるわけであります。ところが、先ほど総理から述べられました通りに、家計費は所得がふえましたために年々増加しております。食糧費も増加しております。ところが、米の家計費に対する比率というものは年々低下をいたしておるわけであります。これは、米代というものが、家計にそれほど大きな影響を現在は及ぼしてないということだろうと思うのでありま……


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第42回国会(1962/12/08〜1962/12/23)

第42回国会 予算委員会 第2号(1962/12/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 今後の鉱害復旧につきまして、閉山になりました場合におきましては、国及び県において全額補助して復旧をやる、こういう建前で大体財政当局とも話し合いをいたして了承を得るに至っておるわけであります。
【次の発言】 御承知の通りに鉱害農用地の復旧は、現在、国、県並びに鉱山主で復旧をやっておるわけであります。ところが閉山になりますと、鉱業主がいなくなったり、あるいは全然無資力の鉱山ということになりますから、その分は従来と違って、国と県で分担をして復旧をさそう、こういうつもりでおるわけなんです。そういうつもりで言ったわけなんですが……。


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 外務委員会 第18号(1963/05/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 御指摘のとおりに、現在の海外移民というものが農業移民に非常にウエートが高いということはそのとおりであろうと思うのであります。しこうして、今回の海外移住事業団の法案におきましては、事業団の監督は外務大臣の専管と一応なっておるわけであります。しかし、農林大臣の海外移住行政について持っております権限というようなものは、法律的には農林省設置法に定めておりますところと何ら変わりはございません。農林省設置法において農林大臣の権限、責任といたしておりますところは、移民の送出についての選定でありますとか、あるいは募集でありますとか、さらにはその教育、訓練というようなことは農林大臣の責任であり、……

第43回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第7号(1963/07/05、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 私はきわめて常識的な考えであります。いろいろ話を聞きますと、常識的に考えてもどうも第八条にだれが見ても違反するというような、違反すると申しますか、行き過ぎであるということがきめてある労働協約というようなものはひとつやめて、正常な、つまり適当なものにしたらよろしい、こういうので、まあ常識に合わないと申しますか、というようなものはひとつ破棄するということでやったわけであります。
【次の発言】 御承知のとおり三段階になっておりますが、中央できめた労働協約に違反しておるというようなものはこれはやめてもらうよりほかしょうがない、こういうたてまえでやったわけであります。

第43回国会 災害対策特別委員会 第17号(1963/06/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 ただいまお話しの通りに、今回の長雨による農作物の被害は麦が主でありますが、野菜もあり、果樹もある、あるいは地方特産の作物、あらゆる炎作物について非常な被害を及ぼしております。府県の知事から出てきております被害の額も三百九十億余りであります。おそらく実際はもっと上回るのではないかと私は思っておる。農林省におきましても、麦の調査は大体御承知のとおり五月一日でありますが、これはまだ雨が続いておる間で、ちょっとそれは調査するわけにいかないというので、十五日延ばしたわけであります。それもどうもはっきりと把握できないというので、いま六月一日現在で調査をしておるようなわけでありまして、これは……

第43回国会 災害対策特別委員会 第26号(1963/07/03、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 水産と農業を二、三に扱っておるわけでは決してございません。金融問題にいたしましても、長期低利の融資を構造改善を中心にしてやります制度を本 国会で御承認をいただいたわけであります。あれでも農業も水産も全く平等の扱いでいっておるわけであります。決してそういう考えは持っておりません。ただ、災害等になってまいりますと、漁業のほうはどうも的確にどれだけの災害ということをつかみにくい。施設等については明らかでありますから、これはやりいいのでありますが、そういう関係もございますから、性質上違っておる点がありますので、同様にすべてをやっていくというわけにまいりませんけれども、扱いは平等に考えて……

第43回国会 大蔵委員会 第40号(1963/06/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 これは数字にわたりますから、食糧庁長官から御答弁をいたさせます。
【次の発言】 これは廃棄はいたしておりません。あの計画と現実との間にものによりましてギャップがあることは御承知のとおりでありますが、たとえば需要のほうがあの見込み以上に非常に伸びている、北海道のビートのようなものの生産が計画どおりいっておらぬというような違いはありますが、現在のところ、あの計画を廃棄するとか何とかいうような考えはございません。あの生産計画は実現をいたすべく最善の努力を尽くす、こういう方針でやっております。
【次の発言】 長期見通しは長期見通しで、現実の問題はなかなかそのとおりにはいかないことは御承……

第43回国会 農林水産委員会 第1号(1963/01/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 今国会に提出いたします農林省関係の予算案及び法律案につき、各位の御協力を得て御審議をいただくにあたりまして、農林水産施策の方針と概要につき申し上げたいと思います。  まず、最近における農業の動向を振り返りますと、さきに本国会に提出いたしました昭和三十七年度農業の動向に関する年次報告において明らかにいたしましたように、三十六年度においては、農業生産の増加、農産物価格の上昇、交易条件の有利な推移等を反映して、農業所得は相当な伸長を示し、また農外所得も引き続き著しく増大したため、農家所得の伸びは目ざましいものがあり、農業従事者の生活水準は大きく上昇いたしました。  しかし、他産業と比……

第43回国会 農林水産委員会 第2号(1963/02/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 その点は私も非常に重視をいたして、価格政策の拡充をいたしていきたい、こう考えておるのであります。  畜産につきましては、御承知の通り、一応畜産振興事業団において、豚肉でありますとか乳製品でありますとかあるいは鶏卵でありますとか、それぞれ価格支持をいたす品目がきめられておりますから、これらの品目について拡充すべきものがあればさらに拡充して参りたい。  それからさらに資金につきましては、三十八年度予算においてごらんをいただいておりますように、これに対する出資金五億円、交付金十五億円で、二十億円を三十八年度にはこれに政府は金を出すことにしておりますが、これによって一つ運用をしていきた……

第43回国会 農林水産委員会 第9号(1963/02/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 今回の新しい金融制度は、御承知の通りに低利長期の制度を創設いたすことになったのでありますが、これはやはり構造改善事業を中心にして、構造改善を推進する上において、どうしてもやらなければならぬ焦眉の急である、こう考えまして、全力を注いでこの制度の創設をはかったわけであります。もちろん十分なものではございません。ございませんが、三分五厘という一つの低利の、しかも二十五年以内というような長期の金融制度をここに打ち立てたということにおいては、私は非常に意味があると思うのでありますが、資金融資の範囲、額、あるいは金利の問題につきましても、将来さらに改善を加え、さらに拡大をしていかなければな……

第43回国会 農林水産委員会 第12号(1963/02/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 私は、国際漁業についての基本的考えは大体二つあると考えておるのであります。それは、第一は魚族資源の保護であります。第二は、公海自由の原則に従って、公海における魚族は公平に利用するという基本方針に従って条約の改定その他に対処していきたい、こういうふうに考えております。
【次の発言】 私の態度は、先ほど申し上げました通りの基本方針に従って、日米加の条約改定にも臨みたい、こう考えておるわけであります。御指摘の通りに先般東京で開かれました日米加の中間会議におきまして、抑止原則からオヒョウ及びニシンをはずしたわけであります。そうして東京で先般行なわれました会議によりまして、資源保護を重点……

第43回国会 農林水産委員会 第16号(1963/03/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 御承知のように、漁港法によって整備計画を立てて修築事業をやりますものは、八年間にどれだけのものをやるということを具体的にきめられておるわけであります。これはいずれの漁港も重要な漁港であり、そうしてまた大きい漁港であるわけでありますが、それ以下のそれほどまで重要ではない、そうしてまた整備計画に載っておるものより小さいものであって改修をする必要があるというようなものが出てくると私は思うのであります。つまり整備計画の漁港以下の漁港で、しかも改修の必要があるといえるものも出てきはしないかと思うわけであります。そういうものを予算的措置によりまして一応救済をしていったらどうかと考えるのであ……

第43回国会 農林水産委員会 第19号(1963/03/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 ただいまの委員長の御質問には全く同感でありまして、空気銃問題についてはかねてから憂慮しているところであります。しかしながら空気銃製造業界の事情等もございますので、その適切な使用等の問題につきましては万全の措置を講ずる所存でございます。
【次の発言】 ただいま御決定になりました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重いたしまして善処いたしたいと考えます。

第43回国会 農林水産委員会 第20号(1963/03/19、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 十三日の参議院の予算委員会において私が答弁を申し上げた中に、ただいまのような言葉があったわけでありますが、これは私が交渉の経過をお話しする際に、メーカー側が理由としてあげたことをそのまま私は言ったわけであります。そこで本委員会に対しては、その後私御報告をいたしておりませんので、まずこの機会に御報告を申し上げたいと思うのであります。  当初、私は二月の終わりまでに、事業団をしての買い上げは完了いたしたい、こういうめどを持って大いに督励いたしたのでありますが、工場及び倉庫等三千もあるのでありますから、そうしてその現品の受け渡しをしなければなりません関係上、思いのほか時日がかかり、さ……

第43回国会 農林水産委員会 第21号(1963/03/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 ただいま御朗読になりました参議院の附帯決議は全くその通りであります。審議会、調査会等の答申を十分に尊重しつつ、農業経営との関連を十分に考えまして基本的な方針を樹立して法律を制定すべきものは制定をいたしたい、こういうふうに考えておるわけであります。
【次の発言】 川俣さんはもうこの道にかけての専門家ですからよく御承知のことと思うのでありますが、現在の林業経営というものはほとんどその大部分が十町歩以下、しかもそれは農業経営と兼業をしておるという状態です。そこで、そういう状態を一面においてはっきりと把握するとともに、常識的に考えれば二十町歩くらいからが林業経営としての独立の形態じゃな……

第43回国会 農林水産委員会 第24号(1963/03/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 乳価につきましては、御承知の通り昨日の午前一時ごろに御答申をいただきました。昼夜兼行で私どももその内容について検討いたしておるわけでありますが、協議をいたす方面もいろいろございますので、現在どういうふうに乳価問題を取り扱うかということをきめておりません。その段階に至っておりません。本委員会にただいまこれをその内容について御報告をいたすことができないことはまことに遺憾でありますが、できるだけ私といたしましては誠意を持って各方面の御意見を尊重してきめたい、こういうふうに考えておりますので、ここ両三日、一つ御猶予をお願いいたしたいと考えます。

第43回国会 農林水産委員会 第27号(1963/05/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 ただいまのお話は、実はいま初めて私は耳にいたすのでありまして、全然存じておりません。したがって、運輸大臣からも総理大臣からも農産物の運賃割引廃止の問題について私の意見を徴せられるというようなことは今日までございません。本日の閣議で運輸大臣からちょっと話が出ました。これはもうほんのきわめて簡単なことでありまして、いまの十河国鉄総裁が、たしか四月の二十六、七日のように聞きましたが、辞任の申し出があった、その後選考して、いろいろの経過はあったが、結局石田礼助氏を後任総裁にすることにいたしたいと思う、それであるからあらかじめひとつ御了解願いたい、正式にはこの次の閣議で承認を求める、これ……

第43回国会 農林水産委員会 第28号(1963/05/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 かねて本委員会におきまして問題になっておりました乳価の復元問題につきまして、去る三月三十日に本委員会の理事会において御報告いたすことになっておったのでありますが、その際に理事会をお開きになりませんでしたので、当時懇談会の形式で一応御報告はいたしておったのでありますが、本日、本委員会に正式にその問題につきまして御報告を一応いたしておきたいと思うのであります。  乳価の復元問題につきましては、大手乳業メーカー代表と数回にわたり会談をいたしました結果、結論を得ましたので、これによって都道府県知事あて通達をするとともに、大手乳業メーカーはもちろん、中小メーカーにつきましてもこの趣旨でで……

第43回国会 農林水産委員会 第29号(1963/05/16、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 今回の制度改正によりまして、それがために農家の負担が増加するということは極力避けるようにいたします。その方法はいろいろあるだろうと思いますが、結論におきまして、現在の掛け金よりもふえるところがありますれば、責任を持って、これは財政措置によりまして現在の掛け金以上にならないようにいたします。
【次の発言】 御意見一応ごもっともな点もあるかと思いますが、それらの点にはなお十分に検討する必要が私はあると思う。しかし根本の問題といたしまして、農業経営の実態が新しい方向に向かって変貌を現在遂げつつあるわけでございますから、先般も申しましたように、あるいは果樹でありますとか、あるいは畜産あ……

第43回国会 農林水産委員会 第33号(1963/05/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 これは法律的には裁量規定になっておるわけであります。
【次の発言】 これは法規裁量規定になっておりますが、詳細は政府委員から……。
【次の発言】 厳格な法律論からいえば、中澤さんの御意見のとおりでありますが、大体運用上は一応の基準を公に示して、その基準によって運用をいたしておりますから、実質的には法規裁量と同様な効果をあげておるわけでありますが、厳格な法律論から申しますれば中澤さんのおっしゃるとおりであります。
【次の発言】 広範なる行政権の範囲、初めに慰められておった形を、だんだん先ほど申しますような基準を公にいたしまして、その基準に準拠して運用することになりますので、むしろ……

第43回国会 農林水産委員会 第34号(1963/05/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 土地改良法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  土地改良法は、土地改良事業の実施のだめの基本的な法律として昭和二十四年に制定されまして以来、数次の改正を経て今日に至っておりますが、この間、本法に基づきまして各種の土地改良事業が施行され、農業出産力の増進とわが国経済の発展に寄与してまいったのであります。  ところで、最近における農業とこれをめぐる社会経済的諸条件の変化にかんがみまして、このような事態に対応して農業の発展と農業従事者の所得の向上をはかってまいりますためには、農業基本法に掲げられております諸施策を総合的かつ効率的に進めてまいらなけれ……

第43回国会 農林水産委員会 第35号(1963/05/30、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 日米加漁業条約の十年の期限が六月にはくるわけでありまして、そこでいまお話しのとおりに農林次官が政府代表としてワシントンに交渉に出かけることにいたしたわけであります。交渉の基本方針といたしましては、しばしば委員会その他において申し述べましたとおりに、自発的抑止の原則の廃止と申しますか、これにかわるべきいい方法を両国で交渉をして、抑止原則の廃止といいますか、改善といいますかをやらなければならぬ、このことを基本方針として折衝をすることにいたしております。
【次の発言】 これは非常な困難な問題であると実は考えておるわけであります。ケネディの公式声明もさることながら、アメリカの漁業界にお……

第43回国会 農林水産委員会 第38号(1963/06/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 国内の甘味資源の開発と申しますか、そういうものを決して軽視はいたしておりません。これは冒頭にひとつ御理解を願っておかなければならないと思うのであります。ただしからば非常に無理をして、何でもこれは自給をするところまで持っていかなければならぬというふうにも考えておらないのであります。これは主要食糧などとそこは違う点でございます。冒頭にも御指摘になりましたように、従来国内甘味資源の開発のためにあるいは端的に申しますれば、カンショ、バレイショ、でん粉、あるいは西南諸島の甘蔗あるいはビート、こういうような砂糖類の原料を国内でつくる。その原料のために消費者がある程度高い砂糖をなめざるを得な……

第43回国会 農林水産委員会 第40号(1963/06/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 沿岸漁業等振興法案につきましては原案どおり成立することを希望いたしますが、ことに総理府にその付属機関として沿岸漁業等振興審議会を置く旨の修正には、政府としてはにわかに賛成しがたいところでありますが、この修正案が成立をいたしました場合には院議を尊重することといたしたいと思います。
【次の発言】 附帯決議の御趣旨に沿うて将来努力してその実現をはかるつもりであります。(拍手)

第43回国会 農林水産委員会 第41号(1963/06/13、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 三十四年の農林省で発表せられ今日まで実行してまいりましたこの国内の甘味資源開発の政策要綱というものは、ただいまの安井さんの話では、何のことはない、精糖業者を保護したにすぎないというようなお話でありましたが、それはそうではないと私は思っております。今日のごときでん粉が足らなくなるほどでん粉の需要を増大いたしましたのは、やはりあの政策要綱によりましてブドウ糖の開発をしたということであります。これは農村に対してもあの要綱というものは非常な功績があったものと私は思うのであります。そうして、なるほどお話のとおりに、あの当時の消費量百五十万トンはすでに今日においてそれをこえておるということ……

第43回国会 農林水産委員会 第43号(1963/06/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 第一の御質問にお答えを申し上げます。  生産者の生産意欲を向上し、適地における生産の振興に資するものとして、生産者価格のあり方について十分の配慮をしますことはもちろんでありますが、農業構造改善、土地改良その他の施策に力を入れ、これらの効果と相まって万全を期したいと考えております。  なおパリティの基準年次につきましては、従来前年を基準年としておりますが、国際砂糖事情、国際糖価の変動もはなはだしく、国内事情に反映するところなしとしませんので、善処をいたす方針でおります。  第二の御質問にお答えを申し上げます。農業団体の集荷力を強化するという趣旨で十分指導をいたしてまいる所存でござ……

第43回国会 農林水産委員会 第44号(1963/06/25、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 実は、私は、まだ事務当局から何らの報告も受けておらぬし、相談もしておらないのです。(「それはけしからぬじゃないか」と呼ぶ者あり)いや、まだ日にちがあるのでありますから、これからやろうというので、けさも、早くこれをきめにゃいかぬかというような話がありましたが、国会その他でみんなが引っぱり出されて、いまもってその機会がないのであります。でありますから、至急にこれはひとつ相談をいたしてきめたいと思っておりますが、現在のところは、ほんとうに何もまだ相談をいたしておりませんから、全く白紙の状態ですね、いまのところはそういうわけであります。

第43回国会 農林水産委員会 第45号(1963/06/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 大体、開拓営農振興審議会の御答申の線に沿ってやっていこうと考えておるわけであります。何と申しましても、その主力は融資を円滑にして潤沢に融資をできるだけいたして、これによって第一類の農家にできるだけ早く近寄らす、こういう基本的な考えでおるわけであります。
【次の発言】 ただいま申し上げましたように、資金の融通ということが主力になっておるわけでありますから、これは全力をあげてその必要な資金の確保に努力いたす所存でおります。
【次の発言】 三分六厘五毛という金利は、入植当初におきまして営農の基礎を確立するに必要なるいろいろな設備等に対しては、前例を見ない三分六厘五毛という低利の金でい……

第43回国会 予算委員会 第2号(1963/01/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 八条国移行の問題が日程に上がって参りまして、おそらく両三年後にはそういうことになるだろうと思うのであります。お述べになりましたように、そうなりますと、ガットに対してウエーバーの申請をして、特定の農産物等につきましては、例外を設けてもらうということをやらなければならない。これが、仰せになりました通りに、そう簡単なものではあるまいということは、私も想像をいたしておるわけであります。昨年の十二月の日米貿易経済合同委員会におきましても、また本年の一月の中旬の日加経済の閣僚委員会におきましても、私は、米麦でありますとか、あるいは酪農製品というような農家の所得を形成する上においてきわめて重……

第43回国会 予算委員会 第4号(1963/01/31、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 八条国移行の問題も両三年後には実現するかもしらぬという情勢であり、貿易の自由化というのは、わが国としては国策としてますますやらなければならぬという情勢になっております。そこで私といたしましては、国内の甘味資源の企業並びにその原料生産の農民諸君が、そういう場合に用意するために、今から本気でその政策を実行していかなければならぬ。そうしなければ、そういう場合に逢着したときに非常に困ったことになる。こう考えまして、私は、ここ三年なり五年の間には、少なくともカンショ・バレイショ澱粉あるいはまたビート、カンシャというようなものに対する対策を十分講ずる、こういう意味におきまして消費税の関税振……

第43回国会 予算委員会 第6号(1963/02/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 貿易の自由化がますます進んで参るだろうということは、当然予想いたしております。しかし、御承知の通りに米麦でありますとか、あるいは酪農製品でありますとか、牛豚肉というようなものにつきましては、現段階におきましては自由化をするということには参らない、こう考えておるわけであります。これは申すまでもなく、わが国農業の零細性という特性、さらに農業所得を形成する重大な部面を占めるというところから見まして、現段階においてはそういうわけには参らぬ、こう考えておるのであります。しかし、その他のいろいろのものにつきましては、農産物であるから自由化はしないというわけには参らぬと思うのであります。そこ……

第43回国会 予算委員会 第7号(1963/02/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 お話の通りに、いわゆる豪雪地方、北陸三県及び新潟地方のみならず、非常に広く今度の雪害は及んでおると思います。豪雪地方に対しましては、先ほど河野本部長から御報告があり、対策の要領をお話になりました、あの通りに考えておるわけであります。応急の問題としましては、これは大したことはありませんが、それでもやはり米を応急的にその方面に向けたのもあり、それから飼料でありますが、飼料は、富山あるいは新潟の食糧事務所にふすまの手持ちが相当ございますので、順次ふすまを放出いたしておるような状況であります。それからまた、野菜は、先ほど本部長のお話がありました通り、高山線を通じて名古屋から輸送いたして……

第43回国会 予算委員会 第10号(1963/02/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 製造業は二五・三%、それから非農業が二七%であります。
【次の発言】 農業に対する製造業の比率が二五・三%、農業に対する非農業の比率が二七%、こういうことでございます。
【次の発言】 それは、その逆であります。農業がそうである、こういうことです。
【次の発言】 農業は九万三千円余りであります。それから製造業の方は三十六万七千円、そういう数字になっております。
【次の発言】 製造業、非農業は大した数字の差はないだろうと思いますが、今ちょうど数字を持っておりません。
【次の発言】 製造業の方が三十六万七千円でありますか、でありますから、非農業として一人当たりを計算いたしましても大差……

第43回国会 予算委員会 第11号(1963/02/11、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 先般の農業就業人口の問題でおしかりを受けたわけですが、あの当時もはっきり申し上げた通りでありまして、一割ないし一割五分というのは、総人口九千五百万について私は言ったのでありまして、それは、就業人口について考えてみても、政府の立てておる倍増計画から言っても、ちょうど私が言ったと同じことになっておるわけであります。もっと正確に申しますと、倍増計画では、三十一年ないし三十三年の平均、これを基準にしておりますが、就業人口が千五百二十四万人、これが今日昭和三十六年に千三百三万人になっておるのです。これが倍増計画の昭和四十五年に千五十万人ということになっておる。ちょうどそれに私が申し上げた……

第43回国会 予算委員会 第12号(1963/02/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 御指摘の通りに、年間約二十万人前後の方が出かせぎに行っておられまして、またこれは、東北とかあるいは北陸という方面の方々がその二十万人のうちの六割以上にも相なるのではないかと思うのでありますが、農林省といたしましては、そういう出かせぎに行かれまして、あとの農業経営等に支障があってはならぬと考えまして、その方面のことについては、いろいろ普及員をして指導をせしめるとか、それからまた農作業そのものに支障があるというようなことでは困りますので、農村労力の調整協議会というようなものを各地につくらせまして、その調整をはかる、こういう方法を講じておるわけであります。従って、私どもといたしまして……

第43回国会 予算委員会 第13号(1963/02/13、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 特定産業国際競争力強化に関する法律案でありますが、私は、実はただいままでそれの内容について全然承知いたしておりません。その問題を、ただいま通産大臣からお話がありました通りに、明日の経済閣僚懇談会で相談をするということになっておる程度でございます。  それから肥料の問題につきましては、足鹿委員十分御承知の通りに、これは三十九年まで肥料二法は存続いたします。それから四十年以後においてはどうするかということは、十分に検討いたした上でその方策を確立する、こういうことにただいままでなっておるわけであります。でありますから、今いろいろお述べになりましたようなことをどうするということは、現在……

第43回国会 予算委員会 第16号(1963/02/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 まさに御指摘の通りのようなことがあるわけであります。これはすみやかにそれぞれ処置をいたさなければならぬと考えております。三十八年度におきましても、わずかではありますが、四千万円の予算を計上いたしまして、これらの整理をやっていこうということになっておるわけであります。できるだけすみやかに財産管理について適正な方法でやるようにいたしたい、こう考えるわけであります。
【次の発言】 御指摘のように、これは決算委員会でも問題になったわけでありますが、まさに御指摘のように、どうも常識的に考えますと、私自身もなかなかはっきりわからないわけでありますが、いろいろ説明を聞きますと、農地法第八十条……

第43回国会 予算委員会 第18号(1963/03/02、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 よく承知しておりませんから、よく調べまして正確な答えをします。

第43回国会 予算委員会 第20号(1963/06/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 今回の世界食糧会議は、御承知のとおりに、飢餓救済運動が行なわれてから三年目の食糧会議であります。米国政府が招請をして行なわれたものでありますが、私どもの考えでは、この食糧会議の使命が、いまお述べになりましたとおりに、飢餓救済を中心としての会議でありまして、食糧問題の重大性を認識してその解決に努力しようというのがその目的であると心得ておるのでありますが、私どもといたしましては、いま開発途上にあります、ことばは悪いのでありますが、いわば後進国、そういう国々に日本の農業の発展とその経過を十分に説明をいたしまして、彼らに参考となり、彼らに指針を与えるということが非常にいいことではないか……


重政誠之[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-27期-28期-|29期|-30期-31期

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各種会議発言一覧(衆議院29期)

重政誠之[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-27期-28期-|29期|-30期-31期
第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 農林水産委員会農産物価格対策に関する小委員会 第2号(1962/10/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 御承知の通りに、農産物の価格体系といたしましては、食管法の方式というものがあるわけであります。それから第二の方式は、ただいま御指摘になりました農安法の方式であろうと思うのであります。よく農安法の価格方式も食管法のような方式に右へならえしたらどうかという御議論もあるのでありますが、これは私の考えは少し違っておるわけであります。食管法で扱っております農産物は、特に重要なものであるからああいう方式がとられておるのだろうと思うのであります。農産物価格安定法で取り扱っておる農産物の価格の方式というものも、実は原則的にはあれでやっていってよろしいのである。こういうふうに考えておるわけであり……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1963/06/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 農業基本法の規定の内容はいろいろありますが、最も基本的なものとしては、農業の体質改善の問題であると思うのです。すなわち農業の構造改善でありますが、そのためには、むろん実情によりますけれども、海外の移住ということも促進をしてまいれば、構造改善をやる上においても非常にうまくいく部面があるわけであります。さらに、冒頭に御指摘になりましたように、何といたしましても、現実は、現段階におきましては、この農業移民が多いということは事実であります。そういうようなところから、移民問題につきましては、農林省といたしましても、重大な関心を持ち、今日まで熱心にやってまいっておるわけであります。しかし、……

第43回国会 農林水産委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1963/02/19、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 三十八年度から実施するつもりでおるわけであります。
【次の発言】 銀行それから信用金庫、相互銀行というようなものであります。
【次の発言】 今のお話は、主として果樹園の造成、植栽の場合のお話のように拝承いたしましたが、お話の通りに、ある一定年間というものはその果実を得ることはできません。従って、その間は利子も下げ、それから据置期間ということにいたしておるのであります。これは先年来行なっております近代化資金におきましては、そこの育成中の間に対する措置がたしか抜けておったと思うのであります。そこで、今回はその果実を得るまでの間もやはり考えて措置をいたしておるわけであります。

第43回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1963/02/16、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 昭和三十八年度農林関係予算についてその概要を御説明申し上げます。  最初に、各位の御協力を得て御審議をいただくにあたり、予算の裏づけとなっております農林水産施策の基本方針について申し上げたいと存じます。  まず、わが国農業の最近における動向は、さきにこの国会に提出いたしました昭和三十七年度農業の動向に関する年次報告に明らかなように、昭和三十六年度においては農業生産の増大、農産物価格の上昇、交易条件の有利な推移等を反映して、農業所得、農外所得がともに増加したため、農家所得の伸長は目ざましいものがあり、農業従事者の生活水準は大きく上昇いたしております。しかし、農業は、他産業の急速な……

第43回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1963/02/18、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 これは主として経理の会計上の検査が非常に重大であると思うのでありますが、監督権といたしましては、会計検査のみならず、一般の組合並びに連合会の事業の運営についても監督権があることは申すまでもないのでありまして、定款の変更であるとか、その他新たに事業をやるというような場合においては、それぞれその相談にも乗り、行政上の指導監督をいたしておるわけでありますが、なお具体的には農政局長から説明をいたさせます。
【次の発言】 それは非常に大切なことであると思うのであります。お話のようなことがあるといたしましても、これは運営の問題でありまして、制度的にこれをどうするということに参らぬのじゃない……

第43回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1963/02/19、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 これは、一言にして申し上げますれば、保護政策をとらざるを得ぬ、将来ともそういう方針でやっていかざるを得ぬ、こう考えるのであります。ただ、ここで私どもが考えなければならないことは、現在の時点においていろいろの経済政策あるいは関税政策その他の措置をとるといたしまして、言葉は悪いのでありますが、その上に眠るという行き方であっては、いつまでたってもいかない。でありますから、大きなしわ寄せを寄せないようにあらゆる措置を講ずると同時に、そのものの経営の合理化というようなものを真剣に進めていって、少しでも国際競争のできるようなところに近づけていく、こういう政策をとらなければならぬと考えておる……

第43回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1963/02/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 御承知の通り、これは振興計画にのっとって今のところはやるつもりでおるのであります。お話の通りに、第一類に属する開拓者、これは一般の農家と同様に構造改善なら構造改善の体質改善の方向でやる、第二類のものを第一類に押し上げるために振興計画で資金上のめんどうも見る、いろいろの施策をそこに集中して参る。それから、一番の問題は、第三類に属するという、とうてい農家として将来立ち行く見込みがないというものが若干は出てくるのではないかと思うのでありますが、これをどうするかということが一番の問題であろうと思うのであります。これに対しましては、離農勧奨をして、そうして他の職業に進ませる、あるいは技術……

第43回国会 予算委員会第三分科会 第8号(1963/02/25、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 農業教育の問題は、御指摘の通り、きわめて重要な問題であると考えておるのでありますが、学校教育につきましては、これは文部省の方と十分なる連絡をとりまして、農業基本法の趣旨に従って従来も農業教育の改善を加えていただいておるわけであります。  農林省が学校教育以外に重視してやっておりますことは、経営伝習農場の設置及びその内容の充実であります。近代化農業の経営に要する知識、農業機械の管理運営というようなものについての知識の伝習を与えること、あるいはまた畜産なり、あるいは果樹園の造成、経営について具体的な知識を与え、研究をする、こういう方面に力を入れてやっておるわけであります。その他いろ……

第43回国会 予算委員会第三分科会 第9号(1963/02/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○重政国務大臣 林業基本法につきましては、その内容はいろいろ調査会等にも御答申を得ておりまして、そういうものにつきましては、それぞれ金融の問題は金融の問題として解決するとか、あるいは団体の強化の問題は団体の強化の問題で解決するというふうに、個々の可能な問題はそれぞれ実行に移しつつあるわけでございますが、ただいま御指摘になりました構造改善の問題は、実は御指摘の通りであります。ただ、御承知の通りに、山村におきまして農業と林業を兼ね行なうというのが現在のわが国の山村の姿でありますので、そこで農業の構造改善を行ないます場合におきましては、やはり農業を主にして林業と組み合わせて構造改善をやっておる。とこ……



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