このページでは松前重義衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○松前重義君 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党を代表いたしまして、ただいま提案されました国技の総合会館建設に関する決議案に賛成の討論をいたさんとするものであります。(拍手) 来たる一九六四年、東京におきまして開催されまする世界オリンピック大会に、わが国の国技でありまする柔道がその競技種目に加えられたのであります。これは、今日までのオリンピック競技のすべての種目が西洋にその源を発しているその中に、初めてここにアジアの、しかも、日本に源を発する柔道が採択されたという記念すべき事実であります。このようにいたしまして、柔道は今や国際的なスポーツとなり、わが国武道の一つである柔道が、時代の進歩……
○松前委員 関連して。今の問題は、非常におもしろい話だということでありますが、ちょっと伺っておきたいことがあります。
あれは日本の商社としてはどの商社がその貿易のチャンネルに当たりましたか。
【次の発言】 アメリカン・マシン・アンド・ファウンドリー、会社はそうでしたね。あれは原子炉を作る会社としては一番技術がおくれておるというふうに私は思っておるんだが、そうでもないんでございますか。
【次の発言】 私は、AMFにちょっと行ってみたことがあるんです。いろいろ話しておると、この会社はどうかなという感じがした会社なんです。そこに三菱商事だという話であります。そうすると、またグラマンやロッキードを思……
○松前委員 私は、国際電信電話株式会社、太平洋ケーブルの設置問題こういう問題が現在非常に重要な国際間の問題として現われてきておると思うのでありまして、こういうのが断片的にやってくるというところに、非常な通信政策としての危険性があるような感じがします。何となれば、日本のアジアにおける立場ということを考えると、通信網が日本の立場に対して占める役割というものは非常に大きいと思っている。それは何も帝国主義的な侵略目的のためのものでなくして、日本の一つの経済的なあるいはまた文化的な高度のレベルを、アジア全体に対して相当な影響を及ぼすというような使命が日本にはあるのじゃないか。そういうことを考えてみまする……
○松前委員 前置きはさておきまして、聴取料とチャンネル・プランについて質問したいと思います。ことに電波監理局で一つ聞いてもらいたい。 NHKは聴取料を取る、官房長官は取らぬということで質問をされたそうだけれども、さっきあやまられましたから、これは取ることになりましょう。また取らなければいかぬとわれわれは思っております。そこで今度はその聴取料には都会であろうといなかであろうとにかかわらず差異はない、同じ料金を納めなければならぬ、ラジオを聞く以上は料金を納める、こういうことなんです。そうすると東京都内等に住んでいる、あるいは関東平野一帯に住んでいるような人は、いろいろな種類の放送が聞いたり見たり……
○松前委員 専門的なことはあとから質問することにいたしまして、大臣が非常にお忙しいそうですから、先に大臣にお尋ねしておきたいと思います。 それは、御承知のようにかつて私は、電気通信事業に関して、あるいはまた電波行政等に関して、非常なテンポをもって技術の革新とともにこれが普及しつつある状態にありますので、しかもこれは世界的視野の上に立って考えなければならない、あるいはまた国内的にもこの技術革新に伴って矛盾のない態勢に事業を運営しなければならぬ、こういう政策的な面が刻々として変化しつつあり、またこれに即応していかなければならない、従ってここに、郵政省に電気通信に関する政策を審議するところの審議機……
○松前委員 今の斎藤委員の質問と御演説は、私も同感です。原子力委員会と国会との間は、初めのうちわれわれが非常に熱心に、何とか突破口を開いてやろうと思ってやった。そのあと、だんだん機関ができてくると、どうもその間の関係が少しルーズになりつつある、こういうような感じを私も持っております。同時に、原子力委員会として、もう少し国会を御利用になったらいかがかと思う。最近はもうほとんど御利用にならない。初め原子力の予算をとるときなんか、われわれが総理官邸に立てこもって朝九時から晩まで努力して、そうしてわからぬ頭をひねっていいかげんな予算を組んで出し初めて、一握りの予算をとったわけです。その辺から出発して今……
○松前委員 先ほど御説明がありました中で、基本法の柱となるものは、科学技術振興と憲章の問題だというようなお話がありましたが、これ二つが科学技術基本法の柱であるかどうか、そのほかにまだ大きな柱としてお考えになっているかどうか、伺いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、基本法は、科学技術者の憲章に関するものに限るということになりますか、今までお考えになっておるところでは。
【次の発言】 大体科学技術基本法の制定に対して、人文科学の問題が問題になるという理由が多少わかりました。私は、科学技術基本法を作るならば、むしろ自然科学に限定してやらなければ、現在の当面の急場の役を果たし得ないというように……
○松前委員 財団の方でテレビをやるということは、これは科学技術教育、ことに通信教育としては最も重要なことであり、しかも、テレビ・チャンネルを科学技術財団に取るべしと主張したのは私であります。そういうわけで、今日までいろいろの方々がやってこられたと思うのでありますが、これはどうしても取らなければいけません。従って、この問題についてはもう議論の余地はないと思うのであります。これを科学技術の教育のために、あるいは一般的な科学技術知識の普及のために使うということになるのでありますが、これに対してはこの委員会において議決をして、逓信委員会にこれを持ち出して、そうしてできるならば逓信委員会でまた議決をする……
○松前委員 至って簡単でありますが、先日大臣の御出席のない席上で、原子力委員会と科学技術庁との行政的な責任の分界点について、原子力局長から御答弁があった。その御答弁の内容からいうと、原子力委員会は政府の諮問機関である、一口に言えばそういう御答弁がありました。そこで、われわれが、原子力基本法によってそうして原子力委員会を作ったときには、そういうつもりで作ったのではないのでありまして、原子力委員長は原子力に関する行政の最高責任者のつもりで作ったわけです。そこのところを一つ明確に大臣から御答弁を願いたい。これは非常に大事な問題でありまして、もしそうでないならば、これは原子力委員会の性格その他をもう一……
○松前委員 研究者等の処遇改善に関しまして、自由民主党、日本社会党、民主社会党を代表いたしまして、御提案を申し上げたいと存じます。 まず、決議案を朗読いたします。 研究者等の処遇改善に関する件 科学技術の振興が、大学関係者のみならず、広く各界の研究者及び技術者の学術研究の成果にまつところ極めて大であるにかんがみ、政府は、新学位制度のもとにおいても、一般研究者及び技術者に対して、その学歴・年令等の如何を問わず、その研究の成果を正当に評価し、旧制度におけると同様に学位を授与する等その処遇について、格段の考慮をはらうべきである。 右決議する。 提案の理由を簡単に御説明申し上げます……
○松前委員 この決議に対して、もちろん賛成をいたします。 放射性降下物の降下の問題は、かつて第五福竜丸が被害を受けて、焼津の港に帰ってきたときに、そこに始まっております。特に実験の放射性降下物の問題であります。このときにおいては、ちょうど私はその調査のために第五福竜丸の係留してある焼津の港に行き、また、なくなった久保山君やその他の被害者を見舞って、その実情をつぶさに調査いたしたのであります。そのとき、すでに私どもには、ソビエトでもこのような小さな実験をやっていることがわかっておりました。アメリカのビキニ環礁における水爆実験の灰が、近く日本にも飛んでくるということを私は発表いたしたのであります……
○松前委員 私も森本委員と同じような意味で、事前に申し上げておいた方がいいと思うので、多少重複するかもしれませんけれども簡単に御質問したいと思います。電電公社に御質問します。 電話の拡張が進んでいくにつけまして、だんだんいなかの方に及んでいきます。いなかの方に及ぶといいましても、従来のような特定局単位に設けられておった加入電話が、多少これを統合した形において一つの電話局というようなものできて、そうして特定局から分離して、これに従来特定局の少数の加入者がそれぞれ直接加入者として編入されていく、こういう傾向になることはもう御計画の中に盛られております。このことは私は現在の電話の発展の過程として、……
○松前委員 この前の臨時国会におきまして学位制度の問題の改正に関する決議を本委員会においてやったのであります。われわれが考えておりました、いわゆる新学位制度のみではよろしくない、旧学位令を持っているところの特長を生かして、そして大学院のみならずその他の研究者の学位を獲得し得る、従来と変わらないような方式における道を開いてやる必要がある、こういう意味においての決議であったのであります。これに対して、文部当局は善処する、その趣旨に沿うて早急にやりたい、こういう御答弁が政府を代表して長谷川政務次官からあったのであります。これは、三月いっぱいをもってこの旧学位令が一応消滅することになる。そうなると そ……
○松前委員 今与党からえらい激励の言葉があったのですが、これは与党も野党もございません。しかし、われわれは今齋藤さんから言われたより以上の熱意を持ってこれを熱望しております。大臣がおるなら少しばかり言うた方がいいかと思うのですが、おりませんから簡単に申し上げます。大体アメリカの大統領の新年の教護に、海洋の開発というのは重要であるということをうたっております。ことしの年頭の予算教書には、そのアメリカ予算の一番根幹をなしておるものの第一項目に、第一として国防と海洋の開発に全力を注ぐということを前提としております。海洋というのはいろいろなものを含むだろうと思うのです。南極ももちろん含む。いろいろな意……
○松前委員 ただいま南極問題を取り上げて政府の御所信を伺ったのでありますが、大体これと同種類の問題で、非常に遺憾なことが一つあります。この問題にりきましては、文部省は相当に努力をされた傾向があるのでありまして、相当努力されてもなおかつ予算がとれずに、これが実行できなかったのじゃないかというように、関係の方々からは私は伺っておるのであります。しかしながら、この問題の影響するところは非常に大きいのであります。この点はまた外務省にもある程度関連を持ち、科学技術庁に相当の関連を持っておるものでありますから、ここにお伺いをいたしたいと思うのであります。 問題は、インド洋の国際調査であります。この経費が……
○松前委員 関連して。宇宙開発のことを総理府でもってまとめて強力に推進されるというただいまの大協の御答弁は、非常にけっこうだと思います。ことにこれを強力に推進していただきたい。私はこのついでにちょっと一言、ただいまのような問題に共通な問題、行政上は共通な問題でありますから、これにつきまして伺いたいと思う。 それは海洋開発についてです。この間も大臣から、政府予算に脱落した今度のインド洋開発調査、この国際的な協力体制についてことしは脱落しておりますけれども、これは具体的に予算を差し繰って何とかやりたいというような御意図もございました。ところが、これらの問題は、南極の問題と同じように、従来文部省が……
○松前委員 関連。長官に、私は攻撃の論議でなく、お礼を申し上げなければいけません。この間インド洋の問題、大へんありがとうございました。非常に学者ども喜んでおり決して、来年は本格的に一つ取っ組んでいただきたいと思います。 そこで、関連質問でありますから、関連して御質問します。ただいまの齋藤委員からの御質問は、全くその通りでありまして、私はエレクトロニクス協議会の責任者の一人でありますから、御遠慮しておったのでありますが、ただいま科学技術庁であの予算がけられたということは、私はこれは非常に重要な問題でなかろうかという感じを持つものであります。何となれば、エレクトロニクス協議会が発足いたしましてか……
○松前委員 社会党は、ただいまの中曽根委員の発言、すなわち防衛庁の援助をこの昭和基地の再開に対して使うということには、これは諮ったわけじゃございませんが、非常に歓迎すべきことだと思って、実は実現さしてもらいたいと、まず希望しておきます。 それから、一つ簡単に伺いたいと思うのであります。アメリカが昭和基地で原子力発電所を作っておるという情報があります。もしこのことが事実であるとしますならば、一体何の目的をもって原子力発電所を作っておるか。それはホテルを作るとか、あるいはまた基地の生活に必要な電力を得るためとか、いろいろあるとは思うのであります。もしその間の、アメリカが作っている目的、あるいはま……
○松前委員 今、岡委員から質問がありましたが、それに関連しまして簡単にお伺いいたします。 それは、天然ウランを民有にしたというために起こる一つの現象として、その製錬に関する技術の外国よりの特許権の輸入、これをどんどんやり始めておるということであります。この問題は非常に重要な問題であって、私は科学技術庁というものが、あるいは原子力委員会というものが日本の政府に存在しなければならないという理由の基本的な問題がそこに存在すると思うのです。日本の工業の、あるいはまた技術の独立、そうして日本の技術を世界水準にまで早く持っていく、しかも、そのことがあらゆる意味において日本の経済その他に対しましても非常な……
○松前委員 私は通信教育について伺いたいと思います。 通信教育は、教育の機会均等の実現に対して非常に重要な役割を持つものであります。これは、最近における世界的な傾向として各国とも非常な力を入れておるところなのであります。従って、通信教育の手段について、いろいろマス・プロダクションの手段というような方法として、最近におきましては放送による通信教育が行なわれる、こういうふうなことで、いわゆる学校に通わなくても、電波によって、あるいはテレビ等によって通信教育を行なう、こういうふうな、家を作らぬでも、僻村にあっても、あるいはどんな山間僻地にあろうとも、スイッチをひねればちゃんと学校の講義が聞けて、一……
○松前委員 大臣はおからだが悪いようでありますから簡単に質問いたします。同時に、私の大臣に対する質問は集約しますから、もし私以外に質問者がなければお休みになってけっこうだと思います。 そこで、ただいまの森本委員からの質問は非常に重要な問題であると思うのでありまして、かねがねわれわれもそのような意見を持っておったのであります。これは御参考までに申し上げますが、先般私がヨーロッパへ参っておりましたところが、ちょうどあの人工衛星による中継のテレビをやっておりました。それは見たところだめです。問題になりません。どうして郵政省はああいうものに取り組まれるかと実は不思議に思ったのでありますが、向こうの技……
○松前委員 私は二、三の点についてお尋ねしたいと思います。時間もおそくなりましたから簡単にお伺いしますが、やはり私学と官学に対する一つの差別的な問題について伺いたいと思います。
ただいままでの認可とか申請とかいういろいろな問題につきましては、野原委員の質問に対して大体文部大臣も、今日まではあのようなやり方をしてきたが、今後はその態度を変えるというふうに承ったのでありますが、そういうふうに理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 なかなか用心深い御答弁でありまして、さすがは頭のいい荒木さんだという感じがしますけれども、しかし今後における文部行政のやり方として、今日までのような認可事項でな……
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