このページでは五島虎雄衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○五島虎雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました昭和三十八年度一般会計予算、昭和三十八年度特別会計予算及び昭和三十八年度政府関係機関予算につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議について、その提案趣旨の説明を申し上げたいと思います。(拍手) まず、最初に申し上げなければならないことは、来年度予算は、ひとり日本財政においてだけでなく、日本経済にとりましても実に画期的な重要性を持っていると考えるものであります。 御承知のように、今日における日本経済の不況は、その直接的契機といたしまして、昭和三十六年以来の国際収支の危機に対する金融引き締め政策から開始されていることは申すまで……
○五島虎雄君 私は、わが党の同僚議員である大原君のあとに続きまして、――ただいま議題となっておりまする職業安定法及び緊急失業対策法の一部を改正する法律案は、去る六月十八日の社会労働常任委員会における秋田大助委員長と自民党議員の政治的犯罪行為ともいわるべき行動によりまして本会議上程となったのでありますが、この経過より照らしまして、まさに不法であり、そうして不存在であるということは、昨夜以来ここに三十数時間にわたって、この問題を中心としていろいろの問題が展開されてまいりましたので、これによって明らかであろうと思います。したがって、存在せざる議題に対して討論すること自体が、そもそも無意味であろうと思……
○五島委員 時間もないようであります。それで私は石田労働大臣が再び閣僚として、労働大臣として就任されましたので、冒頭にあたって労働行政の明快なる運営にこれから腕をふるわれるように要望しておきたいと思うわけです。 そこで、私は数点について、問題点についていろいろ関係担当者にこの際質問をしておきいと思うわけです。本日、労働大臣のあいさつを見ましても、雇用が非常に著しく発展したということ、それから中小企業の雇用の情勢も非常にいいということ、それから労使関係の円満なる発展のためには、労使の慣行の確立を強調したいということ、こういうような問題があいさつの内容となっておるようであります。ただいま河野委員……
○五島委員 時間がずいぶん経過しましたのに、大臣どうも済みません。いよいよ通常国会も間もなく招集されますし、そうしてまた予算編成で非常に御多忙だと思います。それからまた厚生関係としては、医療の問題とかあるいは国民年金の問題とかいろいろ重要な仕事をかかえ込んでおられるから非常にお忙しいだろうと思います。しかし、この予算編成期にあたって、ここにわれわれ社会党が毎国会過去歴代大臣にその基本的な考え方をお尋ねしてきた問題が一つあります。それは社会問題の非常な谷間におけるところのこの部落解放の問題です。今日までの歴代大臣は、部落解放の問題について非常に熱心に検討をされてきたようであります。古井大臣は、自……
○五島委員 関連。なるほど局長が言われるように、赤松さんの質問された十六条の三によれば、やってはいけないということはないでしょう。しかしこの運送事業法では、これを許可を受ける場合は、その定款等々が具備しいなければならないでしょう。そうすると、社団法人である、公益法人であるところの全検数と日本検数の定款は一体どうですか。組合から聞くところによると、全検は荷主側の検数をやるんだ、それから日検は、シップ・サイドといいますか、船主側の検数をやるんだ、そうしてこれはいずれも社団法人であり、公益法人である。なぜ公益法人として設立されなければならないかということ、すなわち港湾の業務の公正と明確を期するために……
○五島委員 私は、大臣を中心として、労働基準法の問題やあるいは労働時間短縮の問題その他PWの問題等々について質問をしたいと思っておりまして、その用意を若干してきました。ところが、大臣はかぜのために出ていくということで、大臣に関連しない質問について、若干の時間質問をしておきたいと思います。 まず最初に私は、基準局の方に資料として要望したいのがあります。その一つは、昭和三十一年の四月に、基準行政運営方針、すなわち是正基準というものの新方針が出ておりますね。それから、同年五月に、それに基づいてかどうかわかりませんが、監督基本方針が極秘文書で出ておるらしいのです。それは出ておりますか。そこで、この二……
○五島委員 大臣に対する質問はあと回しにしまして、特に時間的に非常に急がなければならぬ問題がありますから、あえてきょうは簡単に質問をしますから、簡単に答弁をしてもらいたいと思います。 ここには援護局長来ておられますか――それでは引揚者給付金等支給法に関してですが、この法律は昨年の国会において一年間延期になって、そしてその時効による消滅は、三十六年の五月で消滅するということになっておるわけです。ところが五月に消滅するということになると、あとわずか三カ月しか時期がないわけです。そこで外地からの引揚者に対する給付金の支給の問題については、当時外地で非常に苦労された方々に対する給付金が設定されたこと……
○五島委員 中小企業退職金共済法が制定され発効になってから、まだここに一年二カ月です。四月一日から今回の改正法律案が施行されるとしても約一年半、この一年半の間にもう中小企業退職金共済法が改正されなければならないということは、法制定当時すでに、この法律案自身に欠陥があったということです。御承知の通り、当時の政府原案に対しては、われわれ社会党としては、多くの修正点を用意して、政府及び自足党といろいろ折衡の後に、一部の修正を見て現在の法律が制定されました。なお、社会党の修正点については、多くの部分が話し合いの場に乗らないで、話し合いはしたのですけれども、修正を見ることなく、一部の修正にとどまって今日……
○五島委員 関連。
ただいま滝井さんから質問をされましたが、看護婦さんの患者に対するところの担当ベット、これは医療基準か何かできまっているだろうと思うのですが、僕はよくわかりませんが、たとえば結核患者に対するあれは八ベッドに一人の看護婦をつけるのですか。ちょっとその点について伺いたい。
【次の発言】 そうすると、ただいま滝井さんからちょっと触れられた兵庫の健保病院、中央病院では、患者何ベッドについて一人の看護婦がついておられるのですか、わかりますか。
【次の発言】 それでは私が調べてきたことを申し上げましょう。十ベットに一人の看護婦がついておる。そうしてさっきも監査の問題が出たのですけれども……
○五島議員 私は日本社会党を代表いたしまして、最低賃金法案の提案理由を説明いたします。 本法案を提案いたします理由は、第一に、現行最低賃金法が非常に致命的な欠陥を示していること、第二に、社会党案が最低賃金制の本来の精神に立脚するものであること、この二点にあるのであります。 第一の理由を具体的に例示してみますと、大体五つの点に要約できると思うのであります。 一は、現行法が労使対等の原則を否認しているということであります。 ILO第二十六号条約を見れば明らかなように、最低賃金制の運営にあたっては、労使が対等の立場で参加することを規定しております。最低賃金制というものが、労働者の最低生活を保……
○五島委員 法案の審議に入る前に、実は岩手銀行の問題ですけれども、私、岩手銀行の問題について、問題が非常に全国的な性格を持っているので、問題が解決しない場合は労使双方を、職安法の問題やあるいは労働舞準法の問題、あるいは労政関係の問題について一つ当委員会に参考人として呼んでもらいたい、こういうようなことを先々月から提案をしているわけですが、これが理事会の問題になって、三月中に解決せざるときは双方を呼ぼう、こういうような話し合いになっているわけです。ところが三月の末に岩手地労委が乗り出して、職権あっせんに入り、そうして労使双方がこれに応ずるということで、地労委のあっせんの努力が行なわれているやに聞……
○五島議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました港湾労働者の雇用安定に関する法律案の提案理由を説明いたします。 本法案を提案する第一の理由は、港湾日雇い労働者の就業が全く不安定であり、従ってその生活も保障されず、また労働災害の多発に悩まされ、今日では必要労働力が得られなくなり、港湾の効果的な運営に大きな支障を来たしつつあるという事実に基づくものであります。周知のように、港湾に働く日雇い労働者は、関東では風太郎、九州では権蔵といって、全く社会的にも蔑視された呼称をもって呼ばれています。そのように蔑視される理由は、これらの労働者が従来、労働者としての基本的権利を認められず……
○五島委員 参議院から提案になっております引揚者給付金等支給法の一部を改正する法律案について、若干の点について質問をしておきたいと思います。
今回の改正に関連するところの該当地域が、南洋群島その他政令に定める地域ということに表現をされておりますけれども、南洋群島その他政令に定める地域ということについては、どういうところが大体政令に定める地域という該当になるかというようなことについて、ここで明らかにしておきたいと思うのです。その点についての御説明をお願いいたしたい。
【次の発言】 そうすると、タイやビルマ、それから香港ですか、そういう地域は想定をされないのでしょうか。
○五島委員 午前中に田邊議員からいろいろ質問されましたので、ちょっとはダブるかもしれませんけれども、その点はがまんして、丁寧に一つ答弁をお願いしたいと思うのです。 今回、田邊君が表現する、今まで社会福祉事業関係に活動していた人々に対してあまりに日が当たらな過ぎた、これからは日がやっと差し込んだ程度であるということの表現は、私も同感です。ところが幸い今回この法案によって、今まで長い間待望されたところの退職金そのものが共済法によってできようとすることは好ましい方向だと思います。しかしこの中に、法律案を見ると、今まで田邊君からいろいろ質問されたわけですけれども、身体障害者あるいは生活保護法とかとい……
○五島委員 私は年金福祉事業団法案について若干の質問をいたします。その他同僚諸君がたくさん質問されますから、私はきわめて単刀直入に質問いたしますから、大臣も明快に御答弁願いたいと思います。 まず、年金福祉事業団法が制定される曲にあたって、国民年金の発足、厚生年金、船員保険の還元融資の問題が非常に世論を騒がせたわけです。そうして社会保障制度審議会とか国民年金審議会とか、あるいはその他の審議会あたりの答申が出たわけですけれども、その結論として、厚生年金、船員保険、国民年金の積立金の還元融資を資金運用部資金の中から二五%、これを還元するのだ。従来の一五%を一〇%増大して二五%になったことの一〇%だ……
○五島委員 関連して気象庁長官に質問をいたしておきたいと思います。この前の集中豪雨のとき、気象庁の活動が的確を保持して、そうして住民に対するところの報道はおおむね非常によかったということで、災害対策協議会でその点を質問いたしたわけです。そのとき、日本の西半分はレーダーが完備しているけれども、三十七年以降の予算の中に東日本を完備するつもりである、そこで、議員の方々もその完備のために御協力願いたいという運輸大臣や気象庁の意見を聞いております。ところが、今生田議員から質問されました今回の第二十四号台風においては、このレーダーの性能を発揮することができなくて、その方向を完全に把握することができず、アメ……
○五島委員 関連して。きょう、個人災害、特に私たちは言っておるのですが、被災者援護法ということについて、八木さんから官房長官に質問しましたところ、ある点、官房長官には積極性があるということがはっきりわかりました。ところが、先日のこの委員会で、池田総理が出席されたのに対して、辻原委員から、個人災害の援護のことについてどう考えるかという質問に対しまして、池田総理は、公平の、原則を欠くから、今のところそういうことを考えてはおりませんと、こう言われたわけです。そうすると、大平長官が非常に積極性を持たれ、理解ある答弁をただいまされましたことと、池田総理が公平の原則を欠くからそういうことは考えておりません……
○五島議員 私は、日本社会党を代理いたしまして、ただいま議題となりました、昭和三十六年五月二十九日及び三十日並びに十月二日の強風に際し発生した火災、同年六月、七月、八月及び十月の水害又は同年九月の風水害を受けた地域における公衆衛生の保持に関する特別措置法案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 今回の災害に関し、政府は伝染病予防費に関する特別措置法案を提案いたしております。しかしながら、公衆衛生に関する災害の影響は、単に伝染病の問題にとどまらないのでありまして、水道事業その他の設備にも相当の被害を出しているのであります。この場合、たとえば簡易水道をとってみますと、地元民が多額の資……
○五島委員 関連をいたしまして、一、二点質問をしておきたいと思います。 ただいまの運輸省報告で、大分交通の問題について、がけくずれがあった、そうして今日まで一度もがけくずれをしたことがないという中に、保線の人々が全員出動して、その災害の予防に、早期発見に当たっておる、そのとき、電車が走っていって、がけくずれがあって、尊い人命がなくなった。そうすると、あそこの八十度に屹立しているところのがけは、さいぜんの報告によると、がけの管理者というような人々の調査もしなければならぬ、あるいは幸い運転手の方が生きておられるから、そのときの状況判断を聞くのに非常に便利であるというような報告があったわけですけれ……
○五島委員 関連して伺いたいのでありますが、淺沼委員の質問に対して、労働大臣から、何らかの方法において検討すると言われたことについては、私たちも、淺沼委員はある点満足されたと思うのです。しかし、その具体的な方法を村上局長から説明されたわけですけれども、村上局長は、労働大臣の方針について、基本的にはその通りにやるけれども、昭和三十七年度の予算ではもうおしまいだ、そこで昭和三十八年から何らか具体的に検討したい、こういうようなことですが、淺沼委員と一緒に私も江東職業訓練所を見学させていただいたわけですけれども、去年の四月に入所した人がことしの三月修了して、そうして一〇〇%以上の就職率でありますので、……
○五島委員 大臣も間もなく来られるそうですが、その前にいろいろ局長、担当の方に質問を継続しておれば、そのうちに来られると思います。きょうは、社会党として、労働行政の面についてわれわれ同志からいろいろ問題点を抽出して、そうして労働政策に対するところの労働省の見解を聞くことになっておりますから、それで私は港湾の船込みを中心として、そうして港湾労働の雇用の面とか、あるいは福利厚生の面とか、あるいは災害の面を聞いてみたいと思います。それから、それとともに、もう一点は、いわゆるPW――一般職種別賃金の件について聞きたいと思います。以上二点の件についてきょうは私から質問することになっておりますし、それに関……
○五島委員 きょうは午前中から、いわゆる同和対策問題について――私たちは部落開放の問題についてということで、名前は違いますけれども、この問題についてはすみやかに解決をしなければならない。その解決の勢力はだれがするか。それは国民全体がするとともに、各政党あるいは内閣、それらを中心としてこれを解決してかからなければならない問題であります。これはもう大臣も同感だろうと思うわけです。しかし現在の状況においては、この解決がいまだ未然形のままとなっております。あらゆる問題について差別が存在するということであります。大臣が午前中に御出席であるならば、八木委員から歴史的に、そうして基本的な態度というものが述べ……
○五島議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、最低賃金法案の提案理由を説明いたします。 本法案を提出いたします理由は、第一に、現行法の内容、その運用状況を見ましても、致命的な欠陥があることであります。第二に、社会党案が最低賃金制の本来の精神、すなわち、憲法第二十五条、労働基準法第一条、ILO第二十六号条約の趣旨に立脚するものであるということであります。社会党が最低賃金法案を提案する理由は、右の二点に集約されるのでありますが、特に、本法案が現実的に要請される理由は、最近の労働情勢より見て、若年労働者の不足、臨時工の増大、中高年令層の就職難という雇用状況から見て明らかであります。 第一の理由……
○五島委員 関連して。島本君の質問の、労働協約の内容であるかどうか、これを一方的に破棄するのはけしからぬじゃないかというようなことに対して、郵政大臣は、ペン先やあるいは衛生の問題や、そういう問題が大体団体交渉の問題になるのかどうかということがおかしいというような答弁があったのですけれども、しからば逆に質問すれば、どういうことを団体交渉したらいいのですか。今大原委員から言われたように、ほんとうに実施されないからこそ、交渉という問題が出てきます。私は至って穏和に質問をするわけですけれども、答弁をはっきりしてもらわなければ困るのです。そこで「新しい管理者」の方針に基づいて、十項目にわたるところのいわ……
○五島委員 今日まで、駐留軍のウエートレスの首切り問題等々で、この国会において二、三日、河野正君からいろいろ疑義が解明されました。ところが、ウエートレスの首切りの問題のみならず、全駐留軍労働者に対するところの問題は、いろいろの問題が山積をいたしておるわけであります。そこで特にわれわれは、きょう一日、駐留軍問題に関するところの問題を取り上げまして、そうして関係行政官庁の見解を明らかにしてもらいたいと思っておるのです。そこできょうは、駐留軍労働者の労務管理の問題と、それから基本権に関する問題、あるいはアメリカ駐留軍の駐留軍労働者に対するところの権利侵害の問題があります。あるいはさいぜん申しました石……
○五島議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました港湾労働者の雇用安定に関する法律案の提案理由の説明をいたします。 戦後における日本の経済は、資本主義のメカニズムとしての不可避の起伏を経ながら、矛盾を内包しつつも一応、発展の一路をたどっているのであります。また、この経済発展と密接に関連する国際貿易においては、対米依存の不安定な貿易構造でありながらも、貿易量は年々増大しているのであります。しかし、池田内閣の高度経済成長政策は、私企業の過剰な設備投資競争を招き、これがため原材料を中心とする輸送量の増大は、国際収支の大幅な赤字を招来しているのでありまして、これが今後の日本経済……
○五島議員 時間もございませんから、私から補足的に答弁することは不満足かもしれませんけれども、ごかんべん願いたいと思います。 ただいま質問されたことに対しては、勝間田議員から答弁したことで万全だと思います。しかし、本島委員の言われるのは、なぜ物価が上がっているのに八千円でとどまったか、これは不満足だ、もう一つは、現在の実情に応じて何か新規な考え方はないか、こういうような二点について御答弁をいたしておきたいと思います。 新規な考え方としては、さいぜんから澁谷委員からも、本島委員からも質問をされましたように、われわれ社会党も非常に真剣に考えました。そうして企業家の立場はどうだろうか、あるいは労……
○五島委員 関連して。ただいま八木さんから触れられました父子年金の問題について、もう少し明らかに態度を聞いておきたいと思うのです。もちろん児童手当の問題については、お父さんと子供というようなことについての子供さんにも今度は手当がつくようでございますが、しかし、経済的に、社会の通念上からは男子が経済の根拠をなす、従って母子、母親は経済的に微力であるというところから、社会保障の一環としては、母子手当とか母子年金とかが優先的に考えられておる。その内容いかんを問わず、その点については何ら異存はございませんが、経済的に、社会通念上男子は経済力があるのだという観点の中から、その子供に対して、あるいはいわゆ……
○五島委員 ちょっと関連をして。そうすると、ストを破るという組合ができる。ある点、組合の主張が非常に強いというような場合には、別個に会社を作って、そうして一つの当該事業場における組合がストライキを正当に敢行した場合は、同列の別個の会社の従業員はおれの従業員である、従って第一組合のストライキで事業がストップするから、隣なら隣の従業員をこっちに持ってきて作業を継続するというようなことが、これは法の違反事項ではないわけですね。ところが職業安定法によれば、争議中の職業紹介はしないという条項があるはずです。そうすると、このストライキは法によって保護されるのにかかわらず、そういうことが認められているという……
○五島委員 この際、時間もずいぶん少なくなっておりますけれども、一つの点について質問をいたしておきたいと思います。 私は、引揚者給付金等支給法に関連して質問をいたします。昨年の本会議において、参議院先議で支給対象の地域を拡大されたわけです。すなわち、南方地域を引揚者給付金の対象といたしましたけれども、昨年私の質問の中で明らかになったのは、この引揚者に対するところの基金が五億円程度いまだ残っている、こういうことでございまして、そうして南方地域をこれに該当せしめたわけですけれども、当時、乳幼児に対してもこれを支給しなければ理屈が合わぬのじゃないかというようなことを、私やあるいは滝井委員からも質問……
○五島委員 関連して。予算措置が、人員にかけ合わせて四百二十五円で、毎月労働日を設定して、それから予算が出てきている。これはいろいろPWの修正の中から出てきた四百二十五円ではなくて、予算上の措置として、昨年の労働賃金から一〇%上昇して四百二十五円ということが設定された。そこで今島本君から聞かれているのですけれども、PWとの関連は、労働基準局では上昇率はさほど意味がない、これは全国の屋外労働者のあの調査の結果によるのだ。ところが、職安の方では軽労働二一%、中労働二〇%、重労働が一四%という順序になる。そうすると、全体の職安で失対労務者を雇用するにあたって、四百二十五円かけるの労働者と労働日という……
○五島委員 ただいまわれわれ三党共同の修正によってこれを修正せんとするものでございますが、さいぜんの私の質問の中でも述べたように、この法律自体の規制の監督その他の権限が都道府県知事にあるということは、これを排除するものではないけれども、指定をされる地域の大部分は工場都市であろう、こういうところから、国民の健康を保持し、環境の衛生を守り、そうして大気の浄化を行なうには、あらゆる機関が協力して行なわなければ、この点については万全を期しがたいであろう、こういうように勘案いたしますと、地方自治法の百五十三条には、県知事が市町村長に事務を委任する条項もございますが、しかし、われわれがこういうように特別に……
○五島委員 関連して。職員局長も副総裁も、質問に対してはまじめに答弁をしてもらいたいと思うのです。そこで、小林さんが言っているのは、具体的に調べた結論を言っているのじゃなくて、経過を聞いているのです。経過の中から、国鉄労働者の労務管理というのは非常に重要な問題だ、もしも従業員が誤って信号の見誤り等々をして、国民の生命に影響を与えるというようなことは国民に申しわけないと、こう言う。ところが労働者の管理の問題というのは、そういう問題を誘発するような重大な問題を含んでおる。そこで手紙を出した。あなたたちは、調べてみなければわからぬというような、とにかくあとの機関の測定に待つより仕方がないような答弁を……
○五島委員 関連して。私は吉村委員の質問の中に関連をしますが、これは蛇足になろうと思いますけれども、今労働大臣が雇用主の立場、それから供給者の立場、これを明確にすればいろいろの問題が解決するであろうと言われることは、私たちもその趣旨については賛成です。非常に明快だと思います。すみやかにやってもらわなければならぬのですが、吉村委員に対する林長官あるいは労務部長の答弁をさいぜんからずっと聞いておりますると、そこの解決しようという基本的態度というのが非常に不明瞭だというようにわれわれは受け取らざるを得ない。こういうような不明確な態度では問題の解決はなかなかないであろう。従って、今日までずいぶん長い期……
○五島委員 関連して。今までの質問の中に、遠山労働対策審議官の問題については、不当労働行為の事実があっても厳重に注意するというだけで逃げている。そうすると、遠山審議官はやはり職掌の考え、事務分掌の中でのみやるということであろうから、従って、自分の部下であればそれは信用するのがあたりまえである。ところが、それがあなたが今答弁せられるようなワクを逸脱して、全国の税務署あるいは各地区において組合を分裂支配せしめるような言動があったということになるならば、そのときにはあなたは信用して、そうして国税庁のワク内において国家公務員法の職分を果たしただけだというならば、あなたはどういう立場になるのですか。そう……
○五島委員 この際、ちょっと簡単に、私は発言を許されたのですから質問をいたしておきたいと思います。 さいぜん自由民主党の木村さんと大野さんが、いろいろあなたに質問をされておりました。そうしてその中には、調査したとかこうこうだということがわかったからおかしいじゃないかと、われわれ社会党に対して重大なる勧告めいたことを言ったり、あるいは国会議員に対して、氏名をわざわざここに出されて、そうしていろいろの質問が行なわれたわけです。そうすると、あなたたちは、それに関連するかのごとき答弁を行なわれておるわけです。それからまた、現地の署長等々を、念を入れるためによくその後調査されたということも答弁の中にあ……
○五島委員 先日から連日にわたって出席を要求して、ずいぶんだびたび関税局長や人事院の大塚さんには御迷惑をかけました。関税局長は、ロンドンから二十日ばかり前に新帰朝されて、そうして新しく就任されたのでありますけれども、この際新任にあたって私は税関の組合に対する態度、その姿勢、それらの問題について質問をしておいて、そして今後関税当局とそれから職員団体である税関の労働組合との関係がすみやかに正常化されるように、私はまず冒頭に要望しておきたいと思うのです。 この前国税庁の問題で、いろいろ質問が行なわれました。そして一日で済まないで、二日目もまた非常に大きな問題となって、自民党及び社会党の問題となって……
○五島委員 私は労働省関係についてのみ質問をいたして終わりたいと思います。
先日の打合会によっていろいろ問題点となった事柄が二項目ほどございます。問題は非常に少ないわけですから、これについて質問をいたしていきたいと思うのです。
今次豪雪に対するところの労働関係としての被害の状況、それからこれに対処するところの労働省の考え方は、どのように対処される考え方であるかということであります。
【次の発言】 そうすると、目下まだ調査中である、一生懸命調査したけれども、大体賃金不払いのところはないようだ、その賃金が大体保障されているところは八五%程度に達する、あとの二五%程度についても、なお措置するよう……
○五島委員 この雇用促進事業団法の一部改正法律案が提案されて以来、ずいぶんわが党の同僚議員から矛盾点について正面から質問をし、明らかにしたことはした。労働大臣は、わが党の同僚議員に対するところの意見に賛成されたことも賛成された。そうして今後、やはり雇用安定の問題については、あらゆる問題ですみやかにその施策を実施する必要がある、こういうように思うわけです。しかし私は、大体審議が最終点に到達しておりますから、この雇用促進事業団法の金属産業についての問題のみに限定して、最終的に質問をしていきたいと思うんです。ちょうど労働大臣も参議院の予算委員会に呼ばれましたが、政務次官がおられますので、私の質問に対……
○五島委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党を代表いたしまして、ただいま議決されました国民健康保険法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議案を提案いたしまして、すみやかに全委員諸氏の御賛同を得たいと存じます。 まず、すでに皆さんのお手元にこの案文は配付してありますけれども、これを朗読させていただきます。 国民健康保険法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 一、政府は、今回の改正法律の実施状況を勘案し、必要ある場合にはさらに財政調整交付金の増額をすること。 二、政府は、世帯主の七割給付の完全実施を急ぐとともに、その家族についても可及的すみやかに七割給付を実施すること……
○五島委員 関連して。この場合の率は三分の一ぐらいに想定すると言われるけれども、この条文で見ると、常時雇用する労働者の数の三分の一ということになりますが、特に四協会を想定するにあたって、それらの災害率の多いところは、常用労働者のみならず日雇い、それから社外工、臨時工、そういうような臨時雇いとかなんとかが非常に多いんじゃないか。そういう者は一体どのように考えられるのですか。というのは、常用労働者が七〇%、八〇%で、日雇いあるいは臨時工が一〇%とか二〇%というところはまあまあというところなんですが、五〇%以上の臨時工等々をかかえておる職場、事業場、そういうところについて常用だけを基準とされるという……
○五島委員 麻薬取締法の改正の可否について、ずいぶん同僚委員から質問がございました。私はこれと少々ダブるかもしれませんけれども、できるだけダブらないように質問していきたいと思います。 まず提案理由の説明の中には、麻薬単一法の問題が立論の趣旨となるかと思っておったところが、これに一つも触れていないわけです。今日までの麻薬関係の法律においては、これが大体立論の趣旨であったというように了承いたしておるわけです。ところが、中野四郎委員の質問あるいは小林進君の質問もございましたけれども、これは四十ヵ国以上の批准が行なわれなければ効力が出ないんだ、しかし現在は十七ヵ国程度であるから、今回の改正のことにつ……
○五島委員 関連して。さっきから吉村君は、労使対等の原則を貫けという非常に重要なことを主張しておられる。先日から、地方選挙前から滝井君の質問の項目の中にも入っていたと思いますけれもど、労働者の意見を聞かない、業者だけの問題として考慮していることについての質問をされておりましたけれもど、そのとき労働者の意見は十分聞くように取り計らう、そうしてきょうの吉村君の質問に対する答弁の中にも、労働者の意見は十分取り入れるようにいたしますからというようになっておりますけれども、法文上を見ると、ただ単に三分の一くらいの労働者を持っているところの業者が二十以上で協会をつくって、その過半数の意見を聞くとかいうこと……
○五島委員 この法律案の趣旨には反対するものではありません。ただ一つ疑問に思うのは、今後この法律案が公布され、施行された後にはいろいろみずからの規制が始まるし、また企業々々においては薬剤師の人数もそれで決定されます。したがって、この法律の要望するように今後の薬品の販売規制、系統の明確化、そういうことがあってそうして乱立の防止になり、そして国民医療の増進ということになるならば非常に幸いだと思うわけです。ところが一方においては、あまりに規制を強化するがゆえに非営利事業を規制してしまって、そうしてたとえば農業協同組合の事業、あるいは生活協同組合の事業に対するところの規制をいたずらに強化することによっ……
○五島委員 いま中村英男先生が質問されました場民的規模というようなことに二つあると思うのです。一つは政府が主催することと、政府、たとえば厚生省が民間のいろいろの団体にまかせ切って、そうして国民的な規模において、こういう国事のために非命をとげられた方々あるいは国のために戦没された方、そのみたまを祭り、そうして平和を祈念し、国民的行事において今後一切戦争がないようにする、こういうような二つのやり方があろうと思うのですけれども、その点について政府は、いま山本援護局長の説明によれば、いろいろの運営委員会等はつくらない。昭和二十七年度にやった例をとって厚生省が担当される、こういうようなことについて、私た……
○五島協議委員 ちょっと関連をいたしまして、今木村委員が低地帯の問題で質問をされたわけですけれども、私も今回衆議院から派遣されて、長野県や岐阜県、石川県の方に調査、見舞に行ったのでありますが、かねて岐阜県の三大河川の相集まるところ、あのデルタ地域、ゼロ・メートル以下の地域は、きのう、われわれの団長である佐藤虎次郎委員からもわれわれに報告になったところでありますけれども、この付近は五カ年間連続して水害をこうむっておる。われわれがしろうと目に見ましても、これは大へんなところである。ところが、これは岐阜県のみならず、愛知、三重、そうしてまた、関東、茨城県の方面でも、ポンプで排水しなければなかなか排水……
○五島小委員 さっきの懇談会から引き続いて、ちょっと質問をしておきたいと思うのです。 さっきは罹災者援護の問題について質問しましたが、今度災害救助法の発令をして、相当に災害のための費用がかかり、各地域を回ってみると、もうほとんど災害救助に要するところの資材費などを使ってしまっておるわけですね。そうすると、またいつ来るかわからない台風シーズンを迎えて、すみやかにこれを用意しなければならぬということですが、これに対するところの用意は今後十分であるかどうかということ。それから、今説明を聞くと、何か特別の立法を作る必要はないというような説明ですけれども、直ちに急がなければならぬのじゃないかというよう……
○五島小委員 千三百八十三名と言っておられますが、北海道、新潟あたりがまだこれに入っておりませんか。
【次の発言】 そういうような場合も同じような措置でやれる、こういうことですね。
○五島委員 総理もすぐこれから社労の方に行かれなければならない、時間がないそうですから、関連して簡単に質問をしておきたいと思うのです。 私も大辻炭礦の調査に同僚諸君と参りましたけれども、ちょうどその日に椎名通産大臣も現地を視察されました。地元の新聞等々では、学者等と対談されたりなどして、椎名大臣が感ずるところは、やはり石炭合理化政策は、生産に重点を置くということではなくて、人命尊重に第一義を置かなければならないであろうということを新聞に発表されておったわけです。いろいろ現地について調査をいたしましたけれども、その点については、やはり石炭合理化の線に沿う生産第一義が、保安行政の手薄になるのじゃ……
○五島委員 午前中から島本君がずいぶん長い間いろいろの問題について、煤煙のみならず、水質汚染の問題から、あるいは排気ガスの問題から臭気の問題について、ずいぶん長時間にわたって質問をされました。また小林委員や板川委員から各条文にわたって、あるいは地域のデータのことについていろいろ質問をされましたので、私はこの際二、三点にしぼって明らかにしておきたいと思います。 それは第二十八条以下の適用除外の問題で、電気関係とガス関係についてはこれを適用除外するというようなこと、たとえば十九条、二十条、二十六条、事故時の二十七条、これらは適用を除外するというように書いてあります。そうすると私はあとで質問いたし……
○五島委員 私は社会労働委員の立場から、ただいま議題となっております、政府の新産業都市建設促進法案及び社会党の産業と雇用の適正配置に関する法律案について、若干の質問をいたしたいと思います。 私のほかにたくさんの質問者がおられますので、私はできるだけ質問点をしぼって端的に質問をいたしますから、経済企画庁長官を初め答弁者は、できるだけ明快に御答弁を願いたいと思います。 政府の提案理由の説明にもありますし、社会党の提案理由の説明にもございますように、現在の過大都市の問題をいかにするかということは、最も重要なことであります。われわれはかねて、工場を全国に配置転換をいたしまして、そうして雇用の拡充、……
○五島委員 ずいぶん時間もたっておりますし、あと二人質問があるそうですから、できるだけ簡単にしておきたいと思うのですが、この提案理由の説明を読んでみますと、午前中からずいぶんだび重ねて各委員から質問をされておるわけですけれども、この法律を提案したときには、総理府長官から説明されたように、これは現在までの災害の特例をより総合的に考慮し、そうして合理的であって、しかも恒久的な制度を作ることを目的としたものである、こういう立場に立って災害基本法を土台にして今回の援助法ができたということでございます。 ところが私は、まず具体的な質問に入ります前に、拡大鏡的にはなりますけれども、たとえば東京の大震災が……
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