このページでは中嶋英夫衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○中嶋英夫君 去る六月十一日午後、昭和電工川崎工場において発生いたしました大爆発事故は、十六名に及ぶとうとい労働者の生命を奪い去り、数十名の重傷者はなお病床に呻吟し、軽傷者を含めて負傷者の数は百十一名にも達する大惨事でありました。 この原因については、目下調査が進められておるようでありまするが、その結果のいかんは別として、これがプロピレン・オキサイドの爆発であり、近代科学の発達過程における悲惨事として多くの警告を世に与えた事実はまことに重大であります。(拍手) 私は、今次事故によってなくなられた方々の御冥福と負傷者の人々の全快のすみやかでありますようにとお祈り申し上げるとともに、御家族の皆……
○中嶋(英)委員 小さな問題ですけれども、オリンピック国民運動推進の関係ですが、商業道徳の関係でノーチップ運動というのが最近よく問題になりますね。私もノーチップ制度というものは賛成であります。特に、中国などに行って、チップは一切ないということ、アメリカを旅行して、朝から晩までチップの心配をしなければならぬという両面を見ると、チップはないほうがいいと思うのです。ただ実際問題として、いま世界各国でチップの制度というものがまだ画一化されていないと私は理解するのですが、各国へ参った場合に、公式的なノーチップでどうなのかという問題がある。というのは、最近の若い労働者の考え方は、年配の人から見ると、ちょっ……
○中嶋(英)委員 いまの総裁の発言からいくと、裁量の幅があるというようなことは私も認めますよ。いま問題になっているのは、その裁量の幅は認めるけれども、たいへんゆる過ぎるんじゃないかということから、強い条文の解釈が出てくるので、その点はやはり社会問題になっているからはっきりしていただきたいと思うのです。 そこで聞きたいのは、たとえばうわさ話からいくと、官房長が、ちゃんと職務分限には入っていないけれども、最近大体うば捨て山というよりは、うばにならないうちに、むしろ格上げ出世コースの一段上のような形でいいところにはめてあげるのが腕のいい官房長だというようなうわさ等が各省内にあるわけです。一方、中元……
○中嶋(英)委員 ぼくはいま来たのですが、前のほうはよくわからない。委員会の開会のときに、もっと間をおいてもらえませんか。
【次の発言】 理事会が終わって委員会の通知の場合に、われわれ委員は、時間が明記されてないので、部屋にいても、迎えに来るまでわからない場合があるんですよ。
【次の発言】 そういうことから、率直に言うと、だんだん委員が熱意を失うのです。聞かれてもわからない場合がありますしね。
【次の発言】 放送の場合も、控え室の場合は切れておりますから、放送がある場合には、拡声機のそばにつきっきりでいなければわからない。
【次の発言】 だったら、今後の運営の問題ですが、もっと明白に、十二時な……
○中嶋(英)委員 この前、委員長から、今後検討するというお話があったのですが、前に御提案申し上げました趣旨説明に対する質疑ですね。これはやはり日程の前に、採決の前にやったらどうかという御提案をしているのですが、その後どのようなお取り扱いになっておりますか。
○中嶋(英)委員 川崎さんの質疑は先にならぬのですか。
【次の発言】 理事会のほうで御了解を得ればけっこうですが、よくあるのですが、相当議員諸君の関心を集めた案件の討論、採決等があって、そのあとまたいろいろな案件の採決があったあとというのはだれるのです。それで、やはり議場に議員が少なくなると、質問している人、答弁している人に対してどうも相すまぬような議場風景があらわれる、そういう場合に、何となく質疑者も力が入らぬ。ですから、きょうはひとつ私のほうも努力しますけれども、採決が終わったら退席者が一ぺんに出るというような情勢のないように、各議員にお計らい願うように願いたいと思います。
○中嶋(英)委員 日本社会党の、会期延長に対する態度を申し上げます。 まず、社会党としては、国会法に明示されている会期をいたずらに延長するということは、原則として反対であります。ただ、審議している案件を、国民の期待にこたえるような立場から何とか通したいということで、ときに会期延長があり得るのは、これは常識的に理解できます。しかし、今回の会期延長が大幅な会期延長であり、しかも、ここ数年間大幅会期延長が常習、慣習化している。このことは、かえって、なにまた会期延長ができるのだということから、国会の審議のスピードを落とすという悪循環を起こす危険もある。こういうことからいいましても、もし、かりに会期延……
○中嶋(英)委員 首都高速道路公団法の一部改正の問題についてお伺いをしたいと思います。
まず、今回の改正の第十一条に、委員の任命について、「公団に出資した地方公共団体の長が推薦した者のうちから任命しなければならない。」これに委員の数で変更があるようでありますが、現在実際に地方公共団体の長が推薦した者のうちから任命した委員というのは、たしか東京都だけだと思います。そう理解して差しつかえないですか。
【次の発言】 ここでカッコがありまして、「公団に出資した地方公共団体が二以上あるときは、当該地方公共団体の長が共同して」となっておりますが、今後この首都高速道路公団事業というのは、東京都以外の近隣の……
○中嶋(英)委員 あとで、栗原先生から詳しい御質問があるそうですから、二、三点だけ御質問いたします。
第十二条に、河川の台帳の規定がありますが、現行の法のもとにおいても、政令で河川台帳についての規定があるわけでありますが、事実上、この河川台帳が調製されておるのかどうか、まずそれからお聞きしたいと思います。
【次の発言】 河川台帳の不備の点についてお認めがあったのですが、今回提案されております新河川法においても、台帳の調製に関することが管理者に対して義務づけられております。終戦の混乱期のために、現在不備である。しからば、この新法のもとにおいての河川管理者に対する台帳調製の義務づけは、事実上何年……
○中嶋(英)委員 私、すなおな質問をしたいのですけれども、先ほど柳田委員から人権侵害の問題で公安委員長に御質問があったのですが、訴え出たうちの一五%が人権擁護局では明らかに人権侵害だ、こういうふうに言われた。重大な問題だと思います。こういう警察職員の人権侵害がなぜ起きるか、私も非常に興味を持って調べてみたのでありますが、心得違いの場合と、それからその前後の情勢の中で、興奮状態あるいは感情的になって行なった場合、これが非常に多いわけです。こういうことからいって、警察官といえども、理性から離れる場合、理性を失う場合がある。そういうときに人権侵害の問題が往々にして起きるという問題があるのですが、この……
○中嶋(英)委員 先ほど、常任委員長の辞任に伴う選任の問題並びに特別委員会の設置の問題が提出されまして、私賛成したわけでありますが、本来は、今国会をもって――さきに申し合わせができております第四十一国会の昭和三十七年八月九日付の申し合わせ、「国会の正常な運営については、共に責任を持つものとし、役員の構成はこの精神で行なうものとする。」次に「これが具体化については、国会法改正等に関する小委員会において検討するものとする。」これは御存じのように、自民、社会、民社、三党の国会対策委員長の出席を願い、議長、副議長立ち会いの上で申し合わせたものでありまして、今日までこれが具現化されていないことがむしろふ……
○中嶋(英)委員 いま官房長官から二月中旬までには予算関係法律案は全部出すと言われたが、そのうち二月初旬に出し切るのがどのくらい、二月中旬に出し切るのがどのくらいと件数別に知りたい。
【次の発言】 二月上旬は合わせると三十二件ということですか。
【次の発言】 五十二件と、それから二十六件。
【次の発言】 いまの問題は、ここの答弁だけでなくて、官房長官は次官会議も主宰をされておるようですから、次官会議なんかではっきり言ってもらわないと、各省の官房長などは、先輩同僚をそれぞれはめるのが何か職責のごとく考えているのがいる。また、公式の場じゃないけれども、ある場で聞いたんですが、手柄顔に、私は何々さん……
○中嶋(英)委員 ただいまの御提案については賛成でありますが、ILOの問題については、最近当事者間の接触も何か前進の気配を感ずるわけでありまして、国会で論議するのも大事でありますが、論議の前に、当事者間で円満に話し合いが進むということのほうがむしろ望ましいと思うわけであります。批准はした、法律は通った、しかし労使慣行は国際的には批判をされるというような、そういう事態のないように、この点、与党である自民党のほうで政府と連絡の上で、十分当事者間の話し合いが前進できるような配慮をすることを期待したいわけでありますので、この点の御意見を伺いたいと思います。 なお、そのためには、委員会ができたからもう……
○中嶋(英)委員 質疑というか、要望といいますか、図書館の職員の賄雑費に関しては、衆参両院の職員の賄雑費に比べて非常にアンバランスがある。それが国立国会図書館職員の勤務状況にも心理的に非常に好ましくない影響を与えておるという傾向があります。ただ、すでに予算案の内示を受けて議運で話し合いがあった場合には了承を与えていますので、きょうここで反対と言っても無理だと思うので、先ほど安宅さんからもお話がありましたが、賄雑費の件については、ひとつ今後適切妥当、しかも公平であるように改善することを関係各位に要望しておきます。それに対して小委員長のほうからお答えを願います。
○中嶋(英)委員 冒頭にお願いしたいのです。私しばらく欠席していたのですが、例のわが党からお願いしております、最近緊迫したベトナム情勢についての緊急質問は、もうすでに十日以上になっておりますけれども、まだ質問の日がきまっていない状態なんです。御存じのように、ベトナムの緊迫した情勢というものは、世界すべての国々、すべての民族が非常にこれを重大視しておるわけです。この問題については、わが日本国としても、平和の方向を希求し、特に総理大臣がよく言う平和に徹する立場から、しかるべき対策が講ぜられるだろうと期待しておるのですが、ただいままでそのような動きが全然ない。国会でもこの問題については、参議院では若……
○中嶋(英)委員 以前山木さんが、この問題で議員を任期半ばで退任された例があったと思います。その後実際は、われわれの耳に入ってくるものとしては守られていない。しかも、それはごく小部分ではなくて、ほとんど守られていないというようなうわさすら聞くわけです。ですから、今回この決定をするについても、去年、おととしも守られていないようだが、そのまま何となくきめたとすると、去年、おととし並み程度の申し合わせだという悪い慣習を認めたことになる。この点非常に心配で、いま西村さんから御発言があったのもその趣旨だと思います。したがって、本年は、この申し合わせは、最近東京都議会等の問題もあり、議会政治に対する不信感……
○中嶋(英)委員 いま委員長からお話がありました決議案の取り扱いについてでありますが、さきにわが党から、自由民主党の皆さん方あるいは民主社会党の皆さん方の御同意を得て、本院の決議として、当面緊迫の度を加えつつありますベトナム問題の平和的解決に関する決議案を上程いたしたい、このように理事会で御提案申し上げた次第であります。その内容は、朗読をいたしますと、 ベトナム問題の平和的解決に関する決議案 アメリカの南北ベトナムにたいする軍事行動は、明らかに国際法をじゅうりんするのみならず人道に反する侵略行為でありアジアの平和に重大な脅威を与え、全世界の人々の不安と憤激を高めている。 しかも……
○中嶋(英)委員 この五十回国会に対して、国民の期特しておるものについては、すでに政府はそれぞれ正確にキャッチをされておると思うのですが、その主たるものである災害予算が十一月半ばでなければ出せないというならば、これはもう済んだことですけれども、召集日の五日ということはもう少し考えてよかったのじゃないか、同時に、もちろん国会は、始まったら必ず機械的に法案を毎日審議しなければならぬというものでもないと思います。各地の国会議員が集まって、この五十回国会に国民は何を期特しておるか、何を知らんとしておるか、そういう点をおのおのが検討する、あるいは学習するということでも、それは意義あることですから、会期と……
○中嶋(英)委員 しかも、今度の問題は、先般のテレビにおける国会討論会ですか、その席上でいろいろな議論があった。社会党の、その点が不明確だ、韓国ではこうじゃないか、こういう発言が韓国国会ではあるじゃないかという指摘に対して、これは社会党だけでなく、民社党も公明党も言っておりましたが、そういうことに対する疑問があるぞということに対して、官房長官は、あなた方は知らぬでしょうと言わぬばかりにして、ここにありますけれども、韓国の国会の議事録にはそうではないのだと、多数の国民が見ている前でやったのです。そのときに民社党の書紀長の西村さんが、私はいま手元に持っていないが、私の持っているのとは違う、どっちも……
○中嶋(英)委員 日韓関係の条約等一件、法案三件については提出済みのようでありますが、今回の第五十回国会については、国民の大多数は、当面する災害の対策、それから給与の問題、そして経済不況の打開の問題等について、適切な施策が提出されるだろうということを期待しているわけであります。いま、これを拝見しますと、当面の経済不況等については、政府の独断で証券業界等にてこ入れをしているのはわれわれも見ておるわけですけれども、実質的に中小企業対策とか、あるいは物価抑制の対策とか、そういうものについて法案等の準備が全然ないように感ずるのですが、その他検討中が五件といいますが、この五件の中には物価抑制政策とか、あ……
○中嶋(英)委員 特別委員会の問題ですが、すでに災害対策特別委員会を設置したわけですけれども、今国会劈頭から私どもが各党にお願いしておるのは、沖繩問題のための特別委員会をつくりたい。これは前の通常国会のときにもすでに要請をしておりますが、その後、沖繩の問題については、日本では非常に各界とも重大関心を払い、特に、最近佐藤総理が歴代現職総理大臣としては初めて沖繩を訪問されて、沖繩の事情をつぶさに視察されたのであります。この問題について相当意欲的な面も看取をされるわけであります。また、先般の国会における施政方針演説の際にも、沖繩問題については、あらゆる機会をとらえ、できるだけの措置をしていきたい、こ……
○中嶋(英)委員 ただいま柳田理事の質問に対する田中副議長の答弁がありましたが、社会党の代表団と田中副議長が会見した際に、敵に情報を知らせるのは利敵行為である、国会のアンパイアであるべき副議長が、自分は敵味方のこっちのほうだというような、みずから審判者の地位を去っておるという事実、こういう事実を公言し、あるいはだまされた社会党の諸君がばかだ、こういう侮辱的なことを言っておる段階で国会を軌道に乗っけようということ自身私は無理だと思う。したがって、先ほどの議運理事懇談会は、もちろん私どもは監視の立場で傍聴でありますけれども、本日委員会を開いて、本会議を開きたいなどというようなことは、まずその前提と……
○中嶋(英)委員 先般理事会に五人の方が出たわけです。二人の方は、これは絶対だめだ、お断わりする。三人は、疑義の多いところだけれども、通常考えて、国会が休会に入って、各議員が休養なり学習に充てるべきときというのを見計らったような非常に謙虚な日程のように見たので、疑義があるが特別の計らいというふうにお話があったように記憶するのですが、委員長いかがですか。
○中嶋(英)委員 常任委員長の辞任に伴う選挙を省略して、議長において指名されるということはけっこうであります。今後もこの慣習を守っていただきたいと思いますが、ただ、前々から議運理事会で御相談しておりますが、常任委員長は、いま与党独占の形をとっております。これは円満な国会運営が期待されている現況においては好ましい姿ではない。特に、参議院でもそうでありますし、地方議会においてもほとんど比例配分でやっておる。こういう状態でありますので、ひとつ今国会中にこの問題について前向きに結論を出していきたい、こう考えるわけです。従来も、この問題について与野党問で若干前向きの話し合いが進められておりましたが、何か……
○中嶋(英)委員 異議なしということで態度はかまいませんけれども、社会党の国会対策委員会では、海外旅行の問題がいろいろ議論になり、旧臘きびしくこの問題についてわれわれ議運では決定を下して、各党に対して徹底をするように申し合わせがしてあるわけです。私どもそれを知っておったのですが、プランを立て、スケジュールをつくって、海外のいろいろな団体と日程の打ち介わせが済んだあとで、われわれが初めて計画を知るということになりますと、海外旅行を認めないという原則でいきたいが、一方、海外に対して日本の国会議員が来るということを約束しておいて、そうして来なくなったということになると、国会内の事情はどうあろうとも、……
○中嶋(英)委員 商工委員会の委員長さんは、きょうは御都合が悪いのですか。
【次の発言】 そうしないと、私の言うのは、木村さんだけに意地悪にこの前文句を言ったことになるから……。
【次の発言】 そういう声もあったが、たまたま委員長が御都合が悪いというのなら、考えましょう。
○中嶋(英)委員 きのう三党の国対委員長及び幹事長、書記長の御努力を願いまして、会期延長については、話し合いを深めた上、原則として三党一致の上で処理をするという申し合わせができたわけであります。そのきのうのきょう、三党一致の話し合いがまとまらぬということで、会期をなお一日残している現段階で会期延長の問題を持ち出すということは、これは議長としても、少しく時期尚早であるし、いま一段の努力をして、三党一致の結論を見出すようにすべきだ、こう考えるのです。したがって、本日現段階でこの委員会を開いて会期延長を議に付するのは時期尚早である、こういう考えを持っております。もしこれを強行するならば、私どもは絶対……
○中嶋(英)委員 この際、議院運営委員会の皆様方の御意向なりあるいは議長、副議長の御意向を承っておきたいと思います。 それは、最近世上で問題になっております代議士ソングあるいは代議士音頭などというPRレコードの作製の問題、これが選挙の事前運動かどうかというような問題等については、まだなお検討の余地があろうかと思いますが、本来、こういう一人の人間をたたえる歌というものは、後世その人の徳を慕う人々がつくるとか、その業績をたたえるためにつくるとかいうものだろうと思います。それを本人が金を出して歌をつくってもらって、曲をつくってもらって、そうして歌手を雇って歌わしてレコードをつくるということ、これは……
○中嶋(英)委員 いまの問題に関して、案文を直すのはもう時間的に余裕がありませんが、最近乱れているからということを忠告をした上で、各党でこれの徹底をはかるように願いたい。
【次の発言】 いまの委員の変更あるいは小委員の変更、辞任の問題等については、委員長に一任ということになっておりますね。もし議運の委員長が辞任をするような場合は、これは本会議がないとあとがまがきめられない。そのあとについて、滝井さんにするか、佐々木さんにするかというような問題もあるし、その点を事務総長はどうするか。
○中嶋(英)委員 長年の懸案であり、国民の待望の的でありました国立劇場がいよいよ建設が終わりまして、間もなく開幕という段取りになったことは非常に喜ばしいことと考えます。今後の国立劇場の運営について、殿堂にふさわしい、あるいはそれ以上の内容ある運営を期待する立場から質問をいたしたいと思います。 まず第一に、各国それぞれが伝統芸能というものを非常に尊重しております。洋の東西を問わず、国力の盛んな国で伝統芸能を粗末にしている国というのはほとんどないわけでございます。この伝統芸能を尊重しておる諸国家の国立劇場に対する国費の支出状況、同時にわが国が現在まで無形文化財の指定を行なっておりますが、特に芸能……
○中嶋(英)委員 会期二十日間については私ども賛成でありますが、しかし、今度の臨時国会の開会については反対なわけであります。もし、これが各党間の話し合いできめるべき筋合いのものであるならばわれわれは反対でありますが、憲法の示すところ、召集権は政府にあるわけでありますから、召集にわれわれが現在応じた以上は、この国会の審議に参加するということは自明の理でありますが、ただ、ここで明らかにしておきたいことは、先般閉会いたしました第五十一通常国会において、案件が、法案が残った、だから今度の臨時会を急遽開くのだということになりますと、一種の会期延長、通常国会は一度しかできませんが、それが二度できることと同……
○中嶋(英)委員 やりたくないと思ってもやらされる場合があるということになってしまうので、しかも、参議院ではちゃんと官房長官が出席して、野党のほうから臨時国会の開会要求があった場合には、それを実現するために努力しますとまで言っているのですよ。それに対して木で鼻をくくったような御返事で、願望だけで、それでは内閣を代表しての発言ではないですよ。今度大臣にはったのですから……。
【次の発言】 ただいま委員長は、一番初の御報告を訂正する御趣旨を含んだ、こういうことは前例にしないという発言がありましたので、その点、速記に間違いないと思いますから、了承します。
○中嶋(英)委員 官房長官のお話でいくと、いま見通しを誤ってごめんなさいということなんだが、やはり責任政治の立場からいくと、野党に話して、与党も同じですが、いろいろと国会で話をして、目安を言ったら、それに間に合わせるというだけの力を持っていなければだめですよ。そうしないと、今後何か話があっても、またごめんなさい、ごめんなさいでは、そのこと白井がやはり国民から政府に対する信頼感というものが薄らいでいくし、官僚に対しても政党政治の責任者であるあなた方が威信を失っていく、こういうことになるのです。官僚のほうで、だめですと言えば、政府もだめです、国会も待っています、そういうものであってはならないと思う……
○中嶋(英)委員 いま委員長から何かあすからの日程の話がありましたが、非常に残念なことですが、先ほどの議運の理事会は各党の意見が一致を見るに至らず、いわば委員長代行である坪川さんの職権において打ち切り、この委員会を開くようになったわけです。このような事態がなぜ発生したかということについて考えてみるのに、まず、今度の臨時国会の会期の設定に重大な問題がありました。すでに閉会中しばしば官房長官その他の出席を求めて、臨時国会の持ち方については各党間で数回にわたって議論をしてきたわけであります。今度の臨時国会は、単に政府が準備をした法案、予算案の審議をするための臨時国会だけではない。それ以上に重大な任務……
○中嶋(英)小委員 きょう他の三人は党務で出られないので、私ゲストで申しわけないのですけれども、賄雑費の件について、同じ国会職員でありながら、一方が三千円なのに、国会図書館のほうは、八百人のうち二百十一人だけが千五百円、八十六人については千円、これは予算上そうなっているので、実際は全員に分けていいか悪いかわからないけれども、五百五十円だということですね。これはどうしてこういう差がつくのか、その点をまずお伺いいたします。
【次の発言】 三十五年まではなかったのが、ついた。三十八年にまた変わった。こう変わってきていますね。変わってきているというのは、実情をよく知って変わっているだろうと思うのです。……
○中嶋(英)分科員 ただいま野原先輩から新宮殿の問題等を中心に質疑があったわけでありますが、最後に大気汚染の問題について御質問がありました。せっかくすばらしい宮殿をつくられても、最近の東京の人口の過密化の現況あるいは産業の発達、あるいは各家屋の冷暖房装置の変化等々から、大気汚染の方向はだんだん激甚をきわめていくだろう。もちろん、これに対しては大気汚染を防止するためのいろいろな措置が行なわれなければならぬわけでありますが、しかし、最近では東京に空がないという叫びがいまではもう慢性化して、少なくとも星空をながめることが全然考えられない状態にあるわけであります。したがいまして、都心地にあります森林地……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。