このページでは藤井勝志衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○藤井勝志君 ただいま議題となりました三法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 初めに、昭和四十年度における旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等の規定による年金の額の改定に関する法律案について申し上げます。 まず第一に、旧令及び旧法に基づく年金につきましては、従前と同様に、恩給法の改正措置にならい、一律二割の年金額の引き上げを行なうほか、今回新たに、新法に基づく年金につきましても、恩給法の改正措置に準じ、受給者の退職時の俸給を、いわゆる二万円ベースに換算し、その額を基礎とした年金額を二割引き上げた額に増額することといたしておりま……
○藤井勝志君 ただいま議題となりました製造たばこ定価法案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 この法律案は、最近における製造たばこの消費の動向に即応するため、製造たばこの定価の決定に関する手続を簡素化し、日本専売公社の企業性を尊重しつつ、その事業の適切かつ弾力的な運営をはかろうとするものであります。 すなわち、従来各品目ごとに最高価格、種類、名称及び規格を定めていたものを改め、各種類ごとにその品質に応じた等級区分を設け、その等級別に最高価格を定めることとし、品目ごとの定価は、その等級ごとの最高価格の範囲内で、妥当なものであり、かつ、適正な専売収入をもた……
○藤井委員 私は本論の質問に入ります前に、いま有馬委員の最後の質問に関連いたしまして、一言あらためてお尋ねしたい。これは主税局長にお尋ねするということはいささかどうかと思うのでありますけれども、やはり関連もございますし、政務次官と一緒にひとつ局長も御答弁できればお願いしたいと思いますことは、いまお話のごとく、公債発行の問題は、時を誤り、また制限なくやればインフレーションというおそれが十分あることはよく承知いたしております。ただしかし、御承知のように、現在日本は工業国としては世界の五大国と申しますか、その中に入ってきておるにかかわらず、国民所得はきわめて低い。そこで、できるだけ減税は毎年続けなけ……
○藤井委員 ただいま堀委員から詳細な質問がございましたので、私は重複を避けます。きょうはたまたま医療を中心とした税制の問題について、いろいろ先日来各委員から質問もありますし、私も先般の大蔵委員会で意見を述べたわけでございますが、この際ひとつ主税局長にお願いをかねてお尋ねをいたしますが、先ほど医師会のほうから参考人として御意見が出た中に、特に相続税、贈与税、こういった問題でもう医者は三代と続かない、こういう実情をるる述べられたわけでございます。私もそうであることを前提に先般質問したわけでございますけれども、主税局長のほうでは、それは少しオーバーな言い方であるというふうな見解でございます。この点は……
○藤井委員 本日の議題中、日本開発銀行法の一部を改正する法律案につきましては、質疑はこれで打ち切られるようにお願いをいたします。
○藤井委員 先ほど国税庁長官のほうから、六月一日、二級酒等基準価格制度の廃止が表明されたのでありますが、私はこの機会に、酒類行政全般について数点の質問をいたしたいと思います。すでにいまいろいろ審議が行なわれましたので、できるだけ重複を避けましてこれからお尋ねをいたしますが、大事な問題については多少関連いたしますけれども、確認をいたしておきたいと思います。 その前に、私は考え方の一つ基礎となるべき問題として、先ほども話が出ておりましたが、自由にして公正な競争、こういうことでありますが、自由というものと公正というものは、必ずしもそれがすなおに結びつかない二つの立場である場合がある。すなわち、自由……
○藤井委員 開放経済体制下の現在の日本経済にとって、公認会計士制度創立の趣旨からかんがみまして、その重要性が非常に深まっていると思うのであります。そういうときにあたって、このたび公認会計士に特別試験を中心として法律の改正がされるにあたりまして、私は問題を試験制度にしぼって、しかもすでに論議が相当尽きておりますので、きわめて簡潔にお尋ねをいたしたいと思います。 その前に、私も公認会計士制度そのものが、やはり本来の使命を達成するためにはその身分の独立性、その身分の保障、こういう問題について基本的に検討すべき幾多の問題があることを抽象的なことばでありますけれども指摘して、ひとつ今後大蔵当局の御検討……
○藤井委員 原案並びに修正案に関する質疑終結の動議を提出いたします。
○藤井委員 一つだけ新潟地震に関連いたしまして、大臣の御所見を承りたいと思います。 御案内の新産業都市十三地区の指定が行なわれ、この新産業都市建設はすべり出しに入っておるわけであります。ところでこの構想はいわゆる拠点開発という考え方から立地条件のいいところ、その立地条件という中にはやはり自然災害に対するいろいろな配慮も行なわれなければならない、こういうふうに思うわけでございます。すでにすべり出した地区の指定の再検討ということもこれはあまりにも大きい問題であろうと思いますけれども、これが実施にあたっていろいろ配慮しなければならぬ点がいまさらながら痛感されるわけでございます。いよいよ財政措置が四……
○藤井委員 私は葉たばこの関係法の改正に関連いたしまして、葉たばこ生産、収納に関して、若干の質問をいたしたいと思います。 去年の十二月の十三日でございましたか、たばこ耕作審議会で答申が出されて、その線に沿うて政府は大体種類別平均七・五五%の値上げをされたというふうに聞き及んでおります。葉たばの生産が、ただ単に専売法にのっとる専売農作物として、専売益金を政府に納めて、国家財政の一翼をになうという、こういう考え方ももちろん専売公社としては基本でありましょうけれども、同時に最近の政治のあり方というものが、格差の是正、ひずみの是正、そういった点が当面の政治の重大課題になっておる今日、これらに携わる農……
○藤井委員長代理 午後一時より委員会を再開す。ることとし、暫時休憩いたします。 午後零時三十分休憩
○藤井委員長代理 平林剛君。
【次の発言】 武藤山治君。
【次の発言】 これにて宇佐美日銀総裁に対する質疑は終了いたしました。
委員会を代表いたしまして委員長より一言ごあいさつを申し上げます。
宇佐美総裁には、御多用中のところ、長時間にわたり御出席をいただき、貴重かつ忌憚のない御意見をお述べいただきまして、まことにありがとうございました。厚くお礼を申し上げます。
次会は、明後二十六日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後一時十三分散会
○藤井委員長代理 平林剛君。
○藤井委員長代理 次に、瀬川参考人にお願いいたします。
【次の発言】 次に湊参考人にお願いいたします。
【次の発言】 次に武井参考人にお願いいたします。
○藤井委員 このたび提案されております石油ガス税並びに証券取引法の一部改正について若干質問いたしたいと思うのであります。 きょうは社会党、民社党の諸君も質問の予定をいたし、期待いたしておったけれども、まことに残念ながら質問がございませんので、とりあえず私から質問させていただきたいと思うのであります。 石油ガス税につきましては、道路整備の財源確保にいろいろ考慮している政府としては、これが財源補充のために新しい税源を把握されてきたということ、並びにガソリン税との均衡においてプロパンガスに課税をされるという着眼は一応理解できるわけでございますけれども、最近のいろいろ経済界の動き、特にプロパンの原……
○藤井委員長代理 武藤山治君。
○藤井委員長代理 私語はやめてください。
○藤井説明員 私、このたび全く思いがけなく大蔵政務次官に就任をいたしまして、その責任の重大性を痛感いたしております。
私は長年大蔵委員として皆さん方の御交誼を賜わり、御指導、御鞭撻を受けたわけでございまして、仲間の一人としての自覚の上に大いに私は連絡を密にして、政務次官としての職責を全うしていきたい、このように考えますので、どうか皆さん方、日ごろの御交誼、御鞭撻を一そうお与えいただきますようお願いを申し上げまして、ごあいさつにかえる次第でございます。(拍手)
【次の発言】 福田財政は、御案内のごとく、蓄積ある企業、蓄積ある家計、こういう意味からいいますと、減税ということが当然その路線につなが……
○藤井政府委員 ただいま議題となりました国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 昭和二十七年八月、わが国が国際通貨基金及び国際復興開発銀行に加盟して以来、この二つの国際機関は、わが国経済の発展に多大の寄与をしてまいりましたが、ひとりわが国に対してのみならず、世界経済の復興及び発展のために果たしてきた役割りは、まことに大きなものがあります。 この間、これら両機関は、資金需要の拡大等に伴い、昭和三十四年に増資を行ない、わが国も追加出資に応じましたが、その結果、現在では、国際通貨基金の割り当て……
○藤井説明員 私、まだ十分よその国の酒の税率について研究しておりませんので、比較論の話ができないことをまことに遺憾に思いますが、ただ私は、一般論としてやはり酒の場合に、もう少し、特に二級酒、ここら辺を中心に下げる研究をすべきではないか、こういうふうに日ごろ考えております。したがって、いまの御質問に対しては、私個人としては、二級酒中心に、われわれ日本人にとりまして重い感じがする、そういうことでございます。
【次の発言】 まだ大蔵省としてこの問題が一つの結論としての線が出ておりませんので、したがって私は、大蔵省を代表した答弁はいまの時点でできかねる、こういう意味であります。
いまの間接税の問題で……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました、昭和三十八年度一般会計予備費使用総調書(その2)外四件、昭和三十九年度一般会計予備費使用総調書外四件、及び昭和四十年度一般会計予備費使用総調書(その1)外二件の事後承認を求める件につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和三十八年度一般会計予備費につきましては、その予算額は、二百億円であり、このうち、財政法第三十五条の規定により、昭和三十八年五月十七日から同年十二月二十七日までの間において使用を決定いたしました百五十九億八千万円余につきましては、第四十六回国会にその事後承認を求める件として提出いたしまして、すでに御承認を得たところで……
○藤井(勝)政府委員 ただいまの御意見、まことにごもっともでございまして、国の財産の維持管理並びに処分、こういったことにつきましては、適正かつ公正に行ならべきでありまして、そういう線に沿うて、事務的な今後改善すべき手続、いろいろな制度の問題については、御意見を十分しんしゃくいたしまして、今後善処いたしたい、このように考えます。
【次の発言】 吉田委員の御指摘の点、全く同感でございまして、実は今度の四十一年度予算編成、これは御承知のごとく、財政政策の大きな転換、すなわち公債を発行してまで財政需要に応じよう、こういう予算編成でありましたので、私も新参者でございますけれども、その内部に参画をいたしま……
○藤井(勝)政府委員 御案内のように、ただいま大蔵大臣予算委員会に出席中でございますので、大蔵省を代表いたしまして藤井政務次官がただいまの御質疑に対して答弁さしていただきます。 補償の問題あるいはまた地元のいろいろな施設をつくる助成の問題について御意見が出たのでありますが、このたびこの古都保存法というまことに時代の要請にこたえられたりっぱな法案が御提案されたことに対して、心から敬意を表するものでございます。ただ、いまいろいろお話がございましたように直轄事業にもいろいろ補助率に種類がございます。したがっていよいよ具体的になります場合には、もちろん所管の建設省から提案をされます案をよく検討させて……
○藤井(勝)政府委員 先刻来建設大臣から、当面の政府の最重点施策の一つとして住宅対策五カ年計画を立てて、四十一年度これが予算措置をしてまいっておることをるるお話がございました。われわれもその精神に沿って四十一年度予算の措置をいたしたつもりでございます。ただ、ただいま御指摘のように、公的資金によるいわゆる政府施策住宅と民間自力住宅との割合が、公的資金による住宅のほうが少ないという点、これはやはり民間住宅を実施するにあたっては宅地の問題等いろいろ無理のない計画を立てていかないと、先ほどおっしゃるようなスラム的な住宅をはびこらすということにもなりますので、民間の受け入れ態勢の実情、こういったものを考……
○藤井(勝)政府委員 ただいま、直接担当の厚生大臣からいろいろ御答弁がございましたように、四十一年度予算編成におきまして、私も側面的に大臣の予算折衝の経緯を承知いたしておるわけでございますが、やはり医療制度の抜本的な改正ということに四十二年度を期して、とりあえず健保財政のささえとして百五十億円、こういうことでございますので、やはり制度の根本的な改正の案が担当厚生省のほうから出されまして、よく協議して制度が円滑に運営できるように善処しなければならぬ、このように考えておる次第でございます。
【次の発言】 この問題は、まず厚生大臣の御意見をわれわれとしては十分尊重して善処するというのが基本的なかまえ……
○藤井(勝)政府委員 先刻来大蔵大臣からいろいろ御答弁がありました中に、御質問の線に沿うたお話もございましたが、すでに岩動委員御案内のとおり、現在の日本の経済の状態は、過去におきまするいわゆる高度経済成長のいわば裏が出たと申しましょうか、こういう点が構造的なひずみとなってあらわれてきておる、これをこのままに存置せんか、日本の経済はいわゆる縮小均衡の方向に転落せざるを得ない、これにてこ入れをする、こういう時代の経済的背景があると私は考えるのでございます。そういう時期に直面いたしまして、四十年度補正予算にあたりまして二千五百九十億円の租税収入等の落ち込みに対処して、これが景気対策を兼ねた手配をしな……
○藤井(勝)政府委員 ただいま意見を含めた御質疑がございましたが、全くお話のとおりでございます。特に福田財政と申しましょうか、福田大臣の基本方針は、かねてからお聞き及びのとおり、国をささえる企業並びに家庭にゆとりをというこの精神は、やはり生活の現場である市町村の財政というものが健全化して初めて国の財政が健全化するという精神、思想に相一致せなければならぬというふうに思うわけでございまして、ことし国が財政制度の大転換期にあたりましては、奥野委員御指摘のような配慮によって適正な財源の配分を考えなければならぬ、これが正しい政治の姿勢であるというふうに考えるわけでございます。
○藤井(勝)政府委員 ただいま農林省のほうから具体的な数字をもって最近の農作物の生産の推移を聞きまして、たいへん激しい移りかわりにまことに驚いておるわけでございます。いま御指摘の問題につきましては、やはり主食はできるだけ自給するという体制が政治の基本でなければならぬ。これはただ単に経済的な問題だけでなくて、大切な私は政治の姿勢であると思うのでございます。ただ、裏作の問題について、麦が非常に減ったということについては、私も専門家ではございませんから受け売りでございますけれども、非常に米は良質で、日本の米にまさるものはない、ところが麦のほうは外国でつくった輸入の品物は品質がよくて非常に安い、こうい……
○藤井(勝)政府委員 委員各位には年末御多用の中、本日、日曜日を返上されまして御審議をしていただきまして、まことに恐縮かつ感謝にたえない次第でございます。 ただいま農業共済、特に果樹共済について御熱心な質疑が行なわれたわけでございますが、私も政治家の立場において、果樹地帯を自分の地元に持っておる人間として、この問題については日ごろ関心を深く持つ一人でございまして、いま田澤委員、岩動委員の御指摘のとおり、先般たいへん果樹地帯が御苦労されたこともよく承知いたしております。いま農林省からいろいろ経過の報告をいたしたわけでございまして、昭和四十一年度にはその結果を基礎として専門家の結論を得て、加入の……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました農業近代化助成資金の設置に関する法律の一部を改正する法律案外五件について、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 最初に、農業近代化助成資金の設置に関する法律の一部を改正する法律案について申し上げます。 農業近代化助成資金は、農業協同組合等が農業者等に対して資本装備の高度化等、農業経営の近代化をはかるため必要な長期かつ低利の施設資金を貸し付けた場合において、当該農業協同組合等に都道府県が利子補給を行なうのに要する経費を国が補助するために必要な財源を確保する目的で、一般会計所属の資金として昭和三十六年度に設けられたものであります。 この資……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案外二法律案について、提案の理由及び概要を御説明申し上げます。 初めに、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案について申し上げます。 昭和四十一年度の地方財政は、最近の経済情勢を反映して地方税、地方交付税等歳入の伸びが鈍化する一方、人件費、公共事業費等歳出の増加が見込まれることにより、きわめて困難な財政事情に立ち至るものと思われます。この対策として、政府におきましては、地方債計画において、地方財政特別対策分として政府資金債五百億円、縁故債七百億円、合計千二百億円の特別事業債を見……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりましたアジア開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律案外二法律案について、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 アジア開発銀行は、東は日本から西はイランまで、北はモンゴルから南はニュージーランドに至るアジア及び極東地域の経済開発と経済協力を一そう促進するために、エカフェを中心として、ここ数年来設立準備が進められてきた地域開発銀行でありまして、昨年十二月アジア開銀に関する全権代表者会議において、同銀行を設立する協定が正式に採択され、本年一月末までに、域外国十二カ国を含む三十一カ国による参加の署名を得ているのであります。現在この種の地域開発銀行としま……
○藤井(勝)政府委員 先刻来歩積み、両建てをめぐっていろいろ質疑応答がありまして、ただいま春日委員御熱心に銀行局の行政指導のあり方についていろいろ具体的に御指摘があったわけでございますが、私も、御指摘のとおり、当時ともどもに、これは歩積み、両建ての廃止によって特に中小企業金融が実質的に改善されるということに対して努力をいたしてきたつもりでございます。いまお話を聞きますような状態に対しては、真相を確認いたしまして、大臣のもと、積極的にこれが改善につとめなければならない、このように思っておる次第であります。
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び相続税法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 政府は、昨年八月「経済の安定的成長に即応する税制のあり方とその具体化の方策」について、税制調査会に諮問いたしたところでありますが、昨年末、同調査会から、最近における経済情勢の推移に応じて、現行税制につき、さしあたって改正を必要とする事項について「昭和四十一年度の税制改正に関する答申」が提出されました。その後、政府は、この答申を中心にさらに検討を重ねた結果、昭和四十一年度におきましては、国民生活……
○藤井(勝)政府委員 実は、構造改善事業の円滑な推進に障害になっている一つの問題点は、補助率の問題――もちろん多いほどいいということもありましょうけれども、それより、やはり土地の所有権の問題、土地に対する私有権絶対の考え方が、もう一歩時代に即応して検討されるべきではないか。やはり、土地を個人に持たすということは、それによって、土地の持っている潜在的な生産力を引き出すという意味において私有を認めておるわけです。しかし、農民の土地に対する気持ちというものは、特別な愛着といいますか、そういう点がございますので、なかなか現実論は簡単にはまいりませんけれども、やはり、将来、土地は国土であるという考え方に……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました物品税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 物品税法の一部を改正する法律案におきましては、最近における物品税負担の状況並びに経済情勢の推移に顧みまして、健全な消費需要を喚起し、あわせて輸出振興に資する等の観点から、物品税負担の軽減合理化をはかるとともに、納税手続の簡素化等を行なおうとするものであります。 また、租税特別措置法の一部を改正する法律案につきましては、企業の体質の改善強化、輸出の振興、農業構造の改善の促進等の特別の措置を講じようとするものであります。……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました国民金融公庫法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 第一は、国民金融公庫の理事の定員を一名増加し、七名とすることであります。 国民金融公庫は、昭和二十四年に設立されて以来、銀行その他一般の金融機関から資金の融通を受けることを困難とする国民大衆に対して、必要な事業資金を供給することにつとめてまいっているのでありまして、その貸し出し規模は、国民大衆の資金需要に対処して逐年増加し、昭和四十一年度におきましては、二千七百八十七億円の貸し出しを予定いたしているのであります。 このような業務量の増大に加えて、同公庫において昭……
○藤井(勝)政府委員 ただいま銀行局長からお答えをいたしましたとおりでございまして、通産省側で多少いろいろ個人的な見解が新聞を通じて漏れたのではないか、これは私の推測でございますけれども、一切大蔵省部内においてはそういう話は出ておりません。銀行局長の答弁のとおりであります。
【次の発言】 国際収支の健全化という問題を中心に、ただいま海運の造船計画、建造計画を中心にいろいろ御意見が出ておりますが、私は、やはりこの造船も国際収支改善への一つのささえである、柱である、このように考えるわけでございまして、政府としても総合的にいろいろ施策を進めてきておるわけでございます。こういう海運建造計画、そしてまた……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました関税定率法の一部を改正する法律案外三法律案について、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 最初に、関税定率法の一部を改正する法律案について申し上げます。 最近における経済情勢の変化に対応し、関税率等について所要の調整を行なうとともに、関税率表における物品の分類のための品目表に関する条約に加入するため、関税率表を同条約の品目表に適合するよう改めるほか、関税の軽減、免除または払い戻しに関する制度を整備し、その他関税についての申告納税制度の採用に伴う所要の規定の整備を行なう等の必要がありますので、この法律案を提出した次第であります。 次に、……
○藤井(勝)政府委員 租税法定主義の原則というのは、お話のとおり、議会政治のたてまえからいっても当然でございます。いろいろ具体的ないま御指摘の問題につきましては、また大臣にも報告をいたしまして、御趣旨に沿うように努力をいたしたい、このように考えます。
【次の発言】 私も、実は、協同組合という考え方が、中小企業者が大企業に対処して経済活動の不利を補正し、発展していく基本的な経済組織であるというふうに、春日委員と同じ認識を持っております。これが、税法上の取り扱いについて、営利を目的とする株式会社と違った取り扱い、協同組合よりも一そう協同体制が完備した企業組合が、協同組合よりも不利な扱いに税制上なっ……
○藤井(勝)政府委員 先刻来、藤田委員から、特に標準献立から見て課税最低限が十分でない、こういう点を中心に、きわめて緻密な御意見をいろいろ拝聴いたしました。私も、やはりできるだけ客観的な、人間生活をささえるたくわえというものを個人に与え、憲法が保障するような生活ができる、また、それ以上のゆとりのある家計というねらいをわれわれは持っておるわけでございますから、そういう面から考えますと、現状はまことに遺憾な状態でありますことを率直に認めざるを得ないのではないかと思うのであります。ただ、問題は、やはりいままでずっと敗戦後から今日までまいりまして、経済を再建して、多くの財政需要を税収によってまかないな……
○藤井(勝)政府委員 武藤委員の御意見ごもっともでありまして、役所側も横の連絡がとかくセクショナリズムで不十分だということはわれわれも体験をしておるわけでありますが、特に国家的利益に直接関係のある問題については配慮しなければならぬことはお説のとおりであります。ただ問題は、新聞のほうも、何かちょろっとかいま聞いたことを、いかにも外務省の見解のごとく報道をするという傾向なきにしもあらずで、これはまだ外務省の熟した意見ではない、このように思うわけでございますが、問題の性質、お説のとおりでありますから、よくこちら側からも横の連絡をとりたい、このように思っております。
○藤井(勝)政府委員 自己資本比率を改善する、このための方策としていろいろお話が出ておりますが、山田委員御指摘のとおり、私も、ただ租税政策によってこれが改善が行なわれて、それで十分だ、こういった考えは通らないと思うのであります。やはり総合的に、特に資本市場、金融市場の整備ということ、こういったことが企業の自己資本比率を高める大きなささえになり得る、したがって、すでに御案内と思いますが、政府管掌の中小企業金融三機関に対して、去年の九月三厘の金利の引き下げをして、それからまた、追ってことしの四月以降再び三厘下げる、半年足らずで六厘、中小企業政府管掌金融機関の金利を下げたということは、ただいまの御指……
○藤井(勝)政府委員 最後にたばこ、酒消費税の問題について御指摘がございましたが、実は、これは以前の委員会で有馬委員からお話がありまして、私、大蔵政務次官として御答弁を申し上げたいきさつがございますので、一言御報告をして御了解を得たいと思うのであります。 実は、私も特に酒の場合は二級酒の減税問題をいろいろ内輪で話をいたしました。何とかひとつ大衆消費税の軽減措置といったことは考えられないものであろうかと、いろいろ検討をしたわけであります。ところが、申し上げるまでもないわけですが、特にたばこ、酒の消費税は保健衛生的な見地という一つの立場もございますし、同時に、最近、酒の場合小売り価格が上がりまし……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました公認会計士法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 公認会計士は、企業の公表する財務書類について、独立の立場から監査証明を行なうことを業とするものでありまして、投資者に対し企業の内容について正しい資料を提供し、投資者の保護に資することを目的とする有価証券届け出制度のもとにおいて、きわめて重要な役割を果たしております。 特に最近における企業規模の拡大と経営の多角化等に対応して、公認会計士による監査を充実し、企業経理の適正化を期することが一そう必要となっております。このような事情にかんがみ、公認会計士の業務……
○藤井(勝)政府委員 いや、私は、以前平林委員から畦畔の問題をお話しになったときに、大蔵委員として拝聴した程度でございまして、実は実態をよく承知いたしておりません。
○藤井(勝)政府委員 お話のとおり、政治というもののあり方は、素朴な庶民の気持ちに沿うた実施が行なわれなければならない。いろいろお話を聞いて、私も十分理解している点がありますけれども、実は先ほどからいろいろ話を聞いておりまして、御承知のように、環境衛生関係営業に関しては別ワク二百億円を出す、こういう打ち立てを出しておることは御案内のとおりでございます。お話のように、確かに私は、肉屋と、とうふ屋、うどん屋、八百屋、これをあれこれ考えた場合に、なかなか区別しにくいような実態になっていることもお話のとおりだと思うのでございますけれども、やはり行政執行にあたっては、一つの基準といいますか、それに打ち立……
○藤井(勝)政府委員 国税の減税によりまして地方税収がへっこむという問題につきましては、お説のとおり、地方財政の自主財源の確保というこの現実の要請から考えて、ごもっともだと思うのでございます。ただ、税制は、平林委員御案内のごとく、なかなか技術的に込み入っております。しかしながら、お説は全く私も同感でございますので、事務的にさばけるだけ極力ひとつ今後もさばいていく、そして国税の減税は国税限り、こういう線で極力努力いたしたい、このように考えます。
【次の発言】 地方自治体の財政、財源対策、きわめて国の政治の根幹をなすものだと私は思います。そのような観点から考えます場合に、歳入の面では、先刻来いろい……
○藤井(勝)政府委員 ただいまの御意見は、確かに傾聴に値する見識だと思うのでございます。ただ、私がこの御意見を聞きながらちょっと感じたことは、そのように制度的に改正をして、率直に申させていただきますが、それが結局二重の機構になって、屋上屋というとことばは過ぎると思いますが、それがうまく相互牽制の役割りをするかいなかは、制度もさることながら、その関係機関の人たちの心がまえの問題にもやはり重大な関係があると思うのであります。そういうふうに持っていくか、先ほど保険部長から答弁いたしました免許制度によって大蔵省が直接監督をしておるわけでございますから、それに別途公認会計士を加えることによって、より効果……
○藤井(勝)政府委員 先刻も大臣からお答えがありましたとおりでありますが、私も全く御趣旨同感でございます。特に、何しろ四百年間の期間の事実をいろいろデータとしてとって、そしてこの新しい制度を発足しようというたいへん目盛りの長い話でございますので、これが実施にあたっては、考え得る最善の配慮をして、被害の算定基準、こういったこともきめこまかに配慮しなければならない。同時にまた、これが積み立てられる保険料は、やはり別個に積み立てて、いわばノーロス、ノーペイのああいう精神を織り込んでいくべきだ。適正原価主義で、これによって保険会社がもうけるというようなこともまかりならぬわけでありますけれども、同時に、……
○藤井(勝)政府委員 お話のように、できるだけすそ野を広くしていくことが、保険、生保、損保、いずれも御趣旨はごもっともだと思うのであります。したがって、契約者の負担を軽減して保険の普及をはかる見地から、事故率、経費率等の実績をよく勘案いたしまして、政府も昭和三十六年に一回やりましたし、昭和三十九年のときは、千円について二十六円八十銭ですか、こういう手直しをいたしておるわけでございまして、今後も保険料率の引き下げについては、事故率の実績と、合理化努力によって引き続き努力をすべきである、このように考えておるわけであります。特にまた、今度新しく発足いたします地震保険につきましては、純保険料率とそれか……
○藤井(勝)政府委員 先刻来証券局長からいろいろ御答弁いたしておりますように、やはり今後日本の企業がいわゆる開放経済体制に入りまして国際的なレベルで会社の経理内容が公開をされていく、こういう線に沿うには、やはりそれに値するような監査機能が確立されなければならぬ、このように考えるわけでございまして、とりあえず、今度の改正はその趣旨に沿うた一歩前進である、今後またいろいろ具体的な問題に直面いたしまして改善をはかることにやぶさかであってはならない、このように考えておる次第であります。
【次の発言】 私、補佐の役割りを十分果たせなかったことをたいへん申しわけなく思っておりますが、大臣からのただいま御答……
○藤井(勝)政府委員 学校法人に対して公認会計士の監査対象にすべきかどうかという問題につきましては、先般も当委員会で大蔵大臣から前向きの御答弁がございましたことは、御承知のとおりであります。ただいまお話の点、ごもっともでございますが、ただ、学校の場合は、文部省の監督下にあって、そこにしかるべき行政指導、監督ということがなされておれば、ある程度改善の方向が前進するのではないかという面もございますし、関係当局とよく連絡をとって、御趣旨を体して善処いたしたい、このように考えます。
【次の発言】 私の答弁が、ことばが足らなくて再度の御質問でございます。学校法人――宗教法人もそうでございましょうが、そう……
○藤井(勝)政府委員 ただいま御発言のございました二つの項目、それぞれ重要な問題だと思います。特に、中堅幹部が給与の関係その他において、一番役に立つころになってよそに出ていくということは、税務行政上もまことに憂うべきことでございまして、そういう点から、かつての税理士法改正という問題も一つの考え方としては検討に値する問題であろうと思うのでございますが、まあ、いろいろこの問題については、簡単にすぐきめ手が見つかるものでもないし、総合的に判断して御趣旨の線を生かしていきたい、このように思います。 第二の点は、これはもう具体的に家が確保できればいいのであって、私もいまおっしゃった御意見と全く同感でご……
○藤井(勝)政府委員 ただいまお話を聞きましたが、木村先生御本人がそうおっしゃっておられるわけでございますから、間違いのないことだと思うのであります。佐藤総理は、お立場上相当費用がかかるだろうという推測も、一応木村さんの生活体験を通じておっしゃっておるこの事実は、これまたすなおにわれわれとしてもお聞きできる御意見だと思います。
【次の発言】 どのくらいですか、例の袋に書いてありますね。大体お互いがもらっておる毎月のあの線が中心でございます。
【次の発言】 私も、自分のことをよく知る意味においても、御要望に沿って処理いたします。
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました租税特別措置法及び所得税法の一部を改正する法律案外一法律案について、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 初めに、租税特別措置法及び所得税法の一部を改正する法律案について申し上げます。 政府は、最近における地価の急激な上昇に対処するため総合的な対策を講ずることとしておりますが、その施策の重要な一環として、土地収用に関しその補償額算定の時期を原則として事業認定の告示のときに改めること等を内容とする土地収用法の一部を改正する法律案をさきに提出いたしました。これに対応して税制上におきましても、社会公共のために行なわれる土地収用に伴う譲渡所得に……
○藤井(勝)政府委員 おっしゃる御趣旨は十分わかるのでありますが、税法のたてまえとして、所得のあるところに課税するということの原則と、いまおっしゃったように、せっかく、政府が十分ではないが、報いを差し上げる、それをまた同じ政府が取り上げる、こういったことは、一見、おっしゃるとおり常識的にちょっとおかしいという印象は私も受けるわけでございますけれども、反面、いま申しましたような所得のあるところに課税するという税の原則から見てやむを得ない、このように考えておる次第であります。
【次の発言】 武藤委員の御意見、農林年金の問題との均衡上、このたびの共済年金、特に廃疾年金については、二十年の勤務年限の制……
○藤井(勝)政府委員 日本語というのはなかなか表現が……。
【次の発言】 答弁を求められたから立って言いかけたら、何ですか、言わなくていいんならやめます。
【次の発言】 これは、内閣委員会において安井長官が答弁された答弁と同じ答弁をせよという前提の答弁なら、私ちょっとできにくいと思うのです。同時に、一応安井長官は政府の立場において御意見を述べられた事実を私は否定するものではない。ただ問題は、結局は先立つものは金なんです。そこで、安井長官としてみれば、政府の一つの立場においてできるだけこれが実現をはかりたい、こういう願望の意思表示だったと私は思う。それに対して、やはり大蔵省の立場において鳩首協議……
○藤井(勝)政府委員 社会保険に対する国庫負担に関する問題が先ほどからいろいろ出ております。国民健康保険が七割給付がもう具体化しておるわけですから、その線に合わせて、均衡を失しないように調整しろという御意見はしごくごもっともだと思うのでございまして、この問題につきましては、臨時医療保険審議会においても検討するという運びになっておるわけでございます。その答申を待って早急に善処いたしたい、このように考えております。
【次の発言】 私は、堀委員のいまの御意見に対して、私の先ほどの答弁をもう少し補足させていただきたいと思います。
国民健康保険は、先ほども給与課長から答弁がありましたように、地域保険と……
○藤井(勝)政府委員 現実の運営について私よく承知いたしておりませんので、政府委員のほうから答弁いたさせます。
【次の発言】 先刻来、事務当局からいろいろ御答弁いたしておりますように、いわゆる著しい諸事情の変動を総合勘案してという、こういう基本的なかまえでございますし、同時にまた、恩給法にならって今度新しく調整規定を設けたわけでございまして、事務的に、この法案が成立して後いろいろなデータを勘案し、諸外国のよき例も他山の石として検討していくということになるのでございますので、むしろ私は、この時点において来年あるいはさ来年というお答えは無理かと思いますし、それが事務的に怠慢だからやっておらないとい……
○藤井(勝)政府委員 お答えいたします。
中心は、やはり国民健康保険ないし日雇い健康保険の場合は、いわゆる低所得階層、これが中心の層をなしておる。ところが、国家公務員の共済制度の場合は、端的にいえば、いわゆる中産階級と申しましょうか、そこいら辺を中心にした層である。これが一番事情の異なった内容ではないか、このように考えております。
【次の発言】 私は、相対的な比較論で話をしたので、いささかことばが足りなかったと思いますので、補足的にお答えをさしていただきますが、いわゆる、あるべき日本の社会における中産階級という面からいえばまだほど遠いという、こういう見方もあろうかと思うのでありますけれども、……
○藤井(勝)政府委員 今朝来いろいろ御質問があり、当局から御答弁いたしておりますように、この銀行の発足する歴史的な沿革、同時にこれがねらいとする経済開発、経済協力、こういう面から見て、私はせっかく小林委員の御意見でございますけれども、これはやはりものの見方――裏からいろいろ見る場合と、すなおに表から見る場合と、いろいろ解釈は各自違うと思うのでありますけれども、われわれは小林委員のような解釈はとらない、あくまで前向きで経済協力、すなおな運営を私は期待いたしたい、このように考えるわけでございます。
【次の発言】 米州銀行の運営がどのようになされてきておるか、私は詳しく御説明を申し上げる勉強をいたし……
○藤井(勝)政府委員 たいへんおしかりを受けまして恐縮に存じますが、この法案が非常に重要な意味を持つ改正だけに、最後の段階に至るまでいろいろ意見が活発にたたかわされておるということ自体、非常に熱心なこの問題に対する御心配でございまして、ただ御指摘のごとく、一応われわれの立場としては、党の正式の機関を通じて政府原案を出しておりますので、この原案をひとつ十二分に御審議いただきたい、このようにお願いするわけでございます。
【次の発言】 十分まとまる見通しがあると私は信じ、かつ、期待いたしております。
【次の発言】 酒類業界の近代化、わけても零細規模のしょうちゅう業界においては、お説のとおりいろいろ問……
○藤井(勝)政府委員 地方財政健全化に占める公営企業の財政の問題は、御説のとおりきわめて重大な問題と心得ます。所管大臣からそれぞれ御答弁がございました趣旨を十分検討いたしまして、極力御趣旨に沿うように善処いたしたい、このように考えます。
○藤井(勝)政府委員 ただいま防衛庁長官から詳しく御答弁ございまして、私もそのように考えております。
【次の発言】 退職金制度の不均衡是正の問題につきましては、自衛官の問題はただいま所管大臣よりいろいろお話がございましたが、その緊急性、特殊性の度合いの違いは多少あっても、その他の領域におきましてもいろいろ検討をしなければならない問題があるように考えます。特に終戦前あるいは終戦後間もないときと、それから後において給与体系が相当大きな変化をもたらした。こういった同じ職場の中においてそういう大きな変化があったこの人たちが、この退職金の問題についてもいろいろ問題があることは十分承知いたしておりますので……
○藤井政府委員 農林政務次官から御答弁がありました点、私も全く同感でございまして、なたねに例をとり、あるいは大豆に例をとった場合、こういう作物しかできない地帯の農民の保護という点については、私は、政治の姿勢として熱意を持って配慮すべきであると思います。ただ問題は、先ほど先生御指摘のごとく、昭和三十六年に大豆、なたねの自由化、それでよその農産物がどっと入ってくる、その輸入によって国内の関係耕作農民が大きな打撃を受けないようにやっていこうという、いわゆる大豆なたね交付金暫定措置法という法律は、そのような激変を防ぐための不足払いをとりあえずやっていく。でき得べくんば、暫定という気持ちは、そういうこと……
○藤井政府委員 先刻来総裁から答弁されておりますように、社会経済構造が大きく変化し、それに対応する販売網の整備ということに対しては常時検討され実施をされておるわけでございますが、ただ、取り扱う品物が専売納付金につながるという特殊な品物でございますので、これが乱立をして取り扱い上のいろいろ混乱を起こすとか、いろんな問題点も十分考えなければならぬ、販売秩序というものを維持しながら、消費者の側に対するサービスも考える、こういう点で公社では苦労しておる。しかし、従来のような、既存のものだけで新規販売店の要求を不当に押える、こういう考え方は改められて、いわゆる弾力的な配慮がなされておる、このように承知い……
○藤井委員長代理 只松祐治君。
【次の発言】 佐藤観次郎君。
【次の発言】 平林剛君。
【次の発言】 次会は、来たる十月十九日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後四時十一分散会
○藤井小委員 いま長官の先日に引き続く問題点の答弁がございました。私は賞与であるとかあるいはまた旅費云々、水増し給与、こういった問題につきましても質問をいたしたいと思ったのでありますけれども、これは一応長官の答弁で今後の事件の推移を見守りたい、このように考えるわけでございますが、実は小委員長が冒頭に述べられましたことについて、この委員会の審議を進める進め方、広くいえば当小委員会のあり方について非常に私はいろいろな面から憂慮いたしますので、きょうはその後いろいろ発言を求められておるのでございますから、冒頭に私の意見を開陳する機会をお与えいただきたいと思うのであります。 実はいわゆる飯塚税理士事……
○藤井小委員 ちょっと私、中座さしていただきます関係から、関連質問を途中でさしていただきます。 先ほど来参考人のお三人の方から非常に貴重な御意見を承って、私が常日ごろ感じておりますことに対して、了解をはっきり裏づけていただいたとしう感じがいたします。ただ先ほどから各委員から御熱心に質問がされておりますが、結局いまの日本経済が国際化していく。そこにお話のごとく産業構造の構造的改革というこの課題に対して、どうスムーズにこたえていくか。こういう場合、われわれは基本的に自由主義経済を原則に考えておる立場、特に金融界ないし証券界はその先端であるべきはずだ。それはへたな人為的な手を加えることによって、い……
○藤井政府委員 政府側の立場で一言申し上げておきたいと思うのです。いま春日委員からお話しの点は、金融、銀行経営そのもののあり方とか、根本的な問題に触れて貴重な御意見があり、私もそのお話を聞いて共鳴するところきわめて多々あります。ただ問題は、私はこの前からの金融証券小委員会の推移を思い起こし、また特に最近の吹原産業事件を契機として非常に融資ルールの確立という問題が当面の問題として出たから、たまたまこのいわゆる銀行融資に関する共同準則、この各論がついたために大事なものが抜けているじゃないか、こういうおしかりがあったと思うのです。したがって、これはいささか本論から言えば順序は逆になっておりますけれど……
○藤井政府委員 たいへん法律解釈論の、裁判所でも二つの意見に分かれているような微妙な問題であろうと思うのでありまして、私は実はいま初めてお話を聞いたわけでございますが、最初の更正決定のときの理由付記のその次の段階における補完の程度といいますか、こういったところでケース・バイ・ケースといいますか、そこに事案の判断の分かれ目があると思うのでありまして、私はもう少し内容的に事件の真相を私自身が勉強しなければ、何とも判断ができません。横山先生言われることも、私は一応わかります。親切な納得のできる観点からいうと、更正決定のときできるだけ詳細にその更正される理由を納税者に教えるということは当然なことだと思……
○藤井(勝)政府委員 ただいまの横山委員の御意見、私も、今度の事件を通じまして、当面、脱税者に対するできるだけの方策を講じなければなりませんが、このような世の中で、ちょうどいい薬ができて、今度また病気が一そう深い病気になる、いままでの人間の知恵ではある程度これでやっていけたはずのものが間に合わない、現実が一歩進んできておる、まあ、人間の悪い面の知恵が進んでおるわけでございますから、貸金業法の金融上の問題、それから税制の、先ほどからいろいろお話がございました問題に対して、どういうふうにこういう事態を捕捉して税の公正を期するか、新しい事態に対処して、衆知を集めて最善の努力を払いたい、このように考え……
○藤井(勝)政府委員 いま御指摘の資料の問題は、後刻直税部長に話しまして、できるだけ御趣旨に沿うように進めるよう努力をいたします。
○藤井政府委員 この問題は私もかつて与党の大蔵委員としていろいろ皆さん方の御意見を聞き、経過を心得ておるつもりでございます。おっしゃるとおり、でき得れば減税が一番筋が通っている、これはもう多言を要するまでもないことであります。ただ問題は、具体的にこれが減税をする方法について、あの当時いろいろ当局から説明を聞きまして、次善の策であるがやむを得ない。そして政治は、あくまで現実の上に立って総合的にプラスマイナス考えて、一応農免道路を中心とした還元方式、こういうことに相なって、ここに二年の歳月を経過しておる。農免道路だけではございませんけれども、一応こういうことで、一つの事実問題として定着したというこ……
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