このページでは藤本孝雄衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○藤本孝雄君 ただいま議題となりました原子爆弾被爆者の医療等に関する法律の一部を改正する法律案について、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 現在、医療手当の支給限度額は法律で定めておりますが、本案は、これを弾力的に運用するため、政令で定めようとするものであります。 本案は、去る三月二十四日本委員会に付託となり、四月十五日の委員会において、質疑を終了し、採決の結果、本案は修正議決すべきものと議決した次第であります。 なお、本案に対しては、本法の施行にあたり、今後一そう改善に努力し、かつ、国民健康保険などの財政上の負担が加重している実情にかんがみ、抜本的対策を検……
○藤本委員 私は、原子爆弾被爆者の医療等に関する法律の改正案に関連して、被爆者対策の基本的な幾つかの点についてお尋ねいたしたいと存じます。 戦後二十年を経過しました今日、なお戦争のつめあとは原爆被爆者の方々の上に残っております。このお気の毒な方々のために昭和三十二年原爆医療法が施行されましたが、その後数次の改正を経まして被爆者の対策の内容が漸次手厚くなってまいり、今回の一部改正とこぎつけてきたのであります。これは昨年の衆参両院の決議にも沿うものであって、大いに歓迎するところであります。 あらためて申し上げるまでもなく、終戦直後、国民全体の被爆者に対する見方は非常にあたたかいものでありました……
○藤本委員 私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党三派共同提案の原子爆弾被爆者の医療等に関する法律の一部を改正する法律案に対し附帯決議を付するの動議を提出いたします。 案文を朗読いたします。 原子爆弾被爆者の医療等に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議 政府は、本法の施行に当り、次の事項について速かにその実現を期するよう要望する。 一、節四十六通常国会における被爆者援護強化の決議に沿って今後一層改善に努力すること。 二、特別被爆者の範囲拡大に伴い国民健康保険などの財政上の負担が加重している実情にかんがみ抜本的対策を検討すること。 三、原爆被爆者の実態調査につ……
○藤本委員 私は自由民主党、日本社会党及び民主社会党の三派を代表し、労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案に対する附帯決議の趣旨を御説明申し上げます。 政府は、次の事項について努力すべきである。 一、労働者災害補償保険の全面適用については、改正法附則第十二条の期間内においても、できるかぎりすみやかに立法化を図ること。 二、被災労働者及び遺族に対する援護の拡充及び社会復帰の促進を図り、特にけい肺外傷性せき髄障害者等の長期傷病者に対する給付の改善を図るとともに、これらの患者であって打切補償のみによって災害補償を打ち切られた者に対する保護措置について十分配慮すること。 三、保険給付の改……
○藤本委員 私の質問の前に、これから質問いたします災害の実情を御認識いただくために、現地の写真を大臣に見ていただきたいと存じます。 大臣に見ていただいておりますうちに、最初にまず、干ばつの被害対策についてお尋ねいたしたいと思います。 本年四月以降六月に至る植えつけ期及び七―八月の生育期にわたり、関東、東海、近畿、中、四国の各地において異常な干天が続き、深刻な用水不足を来たしました。その結果、果樹等農作物はきわめて多大な被害をこうむりました。また、今次の台風の被害とあわせて農家の今後の農業経営に与えた打撃はきわめて甚大であります。干ばつに対してその応急措置として支出いたしました金額は、全国で約……
○藤本委員 私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表いたしまして、国民年金法の一部を改正する法律案に対し附帯決議を付するの動議について御説明申し上げます。 その附帯決議の案文を朗読し、その説明にかえさしていただきます。 国民年金法の一部を改正する法律案に対する附帯決議 今回の改正により国民年金制度は前進するものと考えるが、なお次の事項については問題があるので、政府はこれが解決について引き続き努力されたい。 1 拠出年金について年金額のスライド制を確立すること。 2 年金加入前の障害についても拠出制年金の支給対象とすること等社会保障の精神に従って改善を図ること。 3 ……
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