藤枝泉介 衆議院議員
31期国会発言一覧

藤枝泉介[衆]在籍期 : 24期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期
藤枝泉介[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは藤枝泉介衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院31期)

藤枝泉介[衆]本会議発言(全期間)
24期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期
第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 衆議院本会議 第5号(1967/03/17、31期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(藤枝泉介君) 地方財政計画でございますが、申し上げるまでもなく、標準的な歳入歳出を見ていく地方財政計画と、地方地方の特殊事情を織り込んだ決算額との間に違いのあることはやむを得ないのでございますが、しかし、地方財政計画が地方財政対策の指針でもあり、また地方団体の財政運営の指針でもございますので、この間の開きをなるべく少なくすることが必要だと存じまして、今後その方向で努力をしてまいりたいと存じます。  地方に自主財源の確立をすることはこれは当然でざいごまして、四十二年度予算におきましてもたばこ消費税、あるいは非常にわずかではございますが市町村の道路財源等を確保したわけでございますが、御……

第55回国会 衆議院本会議 第9号(1967/04/18、31期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(藤枝泉介君) 昭和四十二年度の地方財政計画の概要並びに地方交付税法の一部を改正する法律案、及び昭和四十二年度における地方財政の特別措置に関する法律案について、その趣旨を説明申し上げます。  昭和四十二年度の地方財政におきましては、給与関係経費、社会保障関係経費等、義務的経費がかなり増加するほか、行政水準の立ちおくれを取り戻すための公共事業費や、社会経済情勢の変化に即応して、地域の特性に応じ実施しなければならない単独事業費等の経費を増額する必要があります。一方、最近の経済は順調な回復を示しており、地方税、地方交付税等の地方一般財源はかなりの増収を期待することができるのでありますが、ま……

第55回国会 衆議院本会議 第11号(1967/05/09、31期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(藤枝泉介君) 地方財政は、税の伸び等で昨年、一昨年よりやや好転したというだけでございまして、御指摘のように、内容的にはなお改善すべき多数のものを持っておると存じております。したがいまして、事務の再配分とそれに伴う財源の再配分につきましては、目下地方制度調査会で御審議をいただいておりますので、その答申を待って実現をはかりたいと存じております。  次に、地方税は、所得の再配分的性格を持つ所得税などと性格が異なりまして、地域社会の経費をその地域住民が分に応じて広く分任するという性格のものでございますので、住民税の最低限と所得税の最低限がある程度違うことはやむを得ないと考えておるわけでござ……

第55回国会 衆議院本会議 第12号(1967/05/12、31期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(藤枝泉介君) 地方税は特に地域内の負担の公平を第一義に考えなければならないものと考えております。したがいまして、一つの政策目的を達するために、国税、地方税を通じて特別措置をする必要のあるものを除いては、国税の特別措置が直ちに地方税に響かないようにすることが原則であり、そうしなければならないと思います。  すでに御承知のように、御指摘もありましたように、税額控除の制度などをやりまして、この間の関連性を断ち切るようにいたしておるわけで、この方針は今後も進めてまいりたいと思います。  なお、事業税につきましては、現在の所得課税方式に加えて、付加価値的な要素も加えたような、一種の外形標準を……

第55回国会 衆議院本会議 第13号(1967/05/16、31期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(藤枝泉介君) 所得税とは性格を異にする地方税たる事業税でございますので、各種控除を所得税にすべて右へならえということではないと思います。しかし、専従者給与につきまして、国が税制上、一定の方針を樹立いたしたのでございますから、その方針は十分考慮しなければならないと存じます。いずれにしましても、これは先刻御承知のとおり、国税の完全給与制、四十三年からでございますので、前年度課税である事業税については、四十四年までに方針を決定いたしたいと考えております。(拍手)

第55回国会 衆議院本会議 第22号(1967/06/02、31期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(藤枝泉介君) 企業の責任につきましては、政府の統一見解を厚生大臣が申されましたので、省略いたします。  それから、地方公共団体の公害対策につきましては、十二都道府県において、公害対策の専管の部課を置くなど、あるいはまた、庁内に公害対策の連絡会議などを置きまして、その対策の一元化、総合化をはかっておる次第でございまして、今後もその方向で指導してまいりたいと思います。(拍手)
【次の発言】 住民に直結する地方自治体は、公害対策実施のおそらく中心になるであろうと思うわけでございまして、今回の法案の五条、十七条等にも地方自治体の責任を明確にしておるわけでございまして、これらのことが円滑に行……

第55回国会 衆議院本会議 第25号(1967/06/13、31期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(藤枝泉介君) 集団示威運動というものは、言論、出版等とは異なりまして、つまり潜在する一種の物理的な力によって支持されていることが特徴でありまして、こうした潜在的な力は、あるいは予定された計画に従い、あるいは突発的に内外からの刺激、扇動等によってきわめて容易に動員される性質であるということは、三十五年の最高裁の判決にも明記しておるところでございまして、猪俣さんは十分御承知のところだと存じます。  次に、公案条例の取り扱いにつきましては、憲法その他によって十分慎重にすべきことは、常々都道府県の公安委員会に通達をいたし、指示をいたしておるところでございまして、今回特にこの指示をいたす所存……

第55回国会 衆議院本会議 第26号(1967/06/15、31期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(藤枝泉介君) 国債発行下においては、国と地方との財源配分のバランスがくずれたわけでございますから、地方財政に特別の措置をしなければならないことは申すまでもございません。その意味においては、地方制度調査会の中間答申にもありますように、単なる地方財政需要の積み重ねの計算ばかりではなくて、国と地方との財源の配分をまずめどをつけて、そうして予算編成等をする必要があろうと思います。それにつきましては、事務の再配分と、それに伴う財源の再配分につきまして、今後検討をしてまいりたいと存じます。(拍手)

第55回国会 衆議院本会議 第27号(1967/06/16、31期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(藤枝泉介君) 地方公務員法六十一条の、争議行為を共謀し、あおり、そそのかした者の罰則と、一〇五号条約との関係をお尋ねだと思いますが、一〇五号条約の取り扱いについては、先ほど総理がお答えしたとおりでございます。  昨年十月二十一日の闘争におきまして、公共部門が禁止された争議行為をするおそれがありましたので、閣議の了解を得て、政府を代表して総務長官が二回、その他各省大臣がそれぞれ警告を発したのでございまして、その間に不統一はございません。しかし、そういう警告にもかかわらず争議行為が行なわれましたので、警察は法に従って捜査を開始した次第でございます。(拍手)

第55回国会 衆議院本会議 第28号(1967/06/22、31期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(藤枝泉介君) 政治資金規正法及び公職選挙法の一部を改正する法律案について、その趣旨とその内容の概略を説明申し上げます。  御承知のとおり、政府は、選挙制度審議会に対し、選挙区制その他選挙制度の根本的改善の方策について検討をお願いしてきたところでありますが、同審議会は、去る四月七日、最近の政治情勢にかんがみ当面緊急に措置することを要する事項として、政治資金の規正及び連座制の強化等を中心とした「政治資金の規正等の改善に関する件」について、政府に答申をいたしました。  政府といたしましては、この答申に基づき、その趣旨を尊重して、政治資金規正法及び公職選挙法に所要の改正を行なうこととし、こ……

第55回国会 衆議院本会議 第39号(1967/07/14、31期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(藤枝泉介君) 都市計画事業につきましては、従来とも、都市計画税等の特定財源の確保あるいは地方債その他の財政措置によりまして、その事業の円滑な運行をはかってまいっておるわけでございますが、今回の新しい都市計画法が施行されましたならば、その八十三条にも国の補助の規定もございます。これらの問題が円滑に実施されるように、さらに税財政の上におきまして考えてまいりたいと思っております。  なお、地方開発そのものは必要でございますが、御指摘にありましたように、財政の追求のあまり、無計画に企業誘致競争をやるということは好ましくないことでございまして、やはりその地方の適正規模の地方開発が行なわれるよ……

第55回国会 衆議院本会議 第40号(1967/07/17、31期、自由民主党)【政府役職:自治大臣・国家公安委員会委員長】

○国務大臣(藤枝泉介君) 災害復旧事業の地方負担につきましては、起債でこれを充当することにいたしております。特に当年度債におきましては一〇〇%充当することにいたしております。そしてその元利償還金につきましては、翌年度以降財政需要額に見まして、交付税で処置することといたしております。また、地方財政の状態によりまして、先のことでございますが、特別交付税で見ることにいたしております。  なお、資金繰りのために、十八日に総額四十九億八千二百万円の普通交付税を繰り上げ交付することといたしております。(拍手)
【次の発言】 災害復旧の主体はただいま建設大臣も申し上げたとおりでございますが、したがいまして、……


■ページ上部へ

第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 衆議院本会議 第63号(1969/07/16、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(藤枝泉介君) 諸君の御推挙によりまして、本院副議長の職につくこととなりました。まことに光栄に存ずる次第であります。  私は、この責任の重かつ大なることに思いをいたし、公正を旨とし、職責の遂行に全力を傾注する覚悟であります。  何とぞよろしく御支援のほどをお願い申し上げます。(拍手)

第61回国会 衆議院本会議 第64号(1969/07/24、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(藤枝泉介君) 次に、渡部一郎君提出、米軍の沖繩におけるVX毒ガス事件ならびに岐阜におけるミサイル事故に関する緊急質問を許可いたします。渡部一郎君。
【次の発言】 日程第一、運輸省設置法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 委員長の報告を求めます。内閣委員長藤田義光君。
【次の発言】 採決いたします。  本案の委員長の報告は修正であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり決しました。
【次の発言】 日程第二、昭和四十二年度及び昭和四十三年度における旧令による共済組合等からの年金受……

第61回国会 衆議院本会議 第65号(1969/07/25、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(藤枝泉介君) これより会議を開きます。
【次の発言】 園田直君外二十六名から、本日の議事における発言時間は趣旨弁明については十五分質疑答弁討論その他については十分とするの動議が提出されました。  本動議は記名投票をもって採決いたします。  本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
【次の発言】 氏名点呼を命じます。
【次の発言】 投票漏れはありませんか。
【次の発言】 なるべくすみやかに投票せられんことを望みます。
【次の発言】 いまだ投票されない方は、できるだけ早く投票してください。

第61回国会 衆議院本会議 第66号(1969/07/26、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(藤枝泉介君) これより会議を開きます。
【次の発言】 日程第一、衆議院議長松田竹千代君不信任決議案を議題とし、前会の議事を継続いたします。  園田直君外二十六名から、質疑終局の動議が提出されました。  本動議を採決いたします。  この採決は記名投票をもって行ないます。本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
【次の発言】 氏名点呼を命じます。
【次の発言】 なるべくすみやかに投票せられんことを望みます。
【次の発言】 投票をお急ぎください。
【次の発言】 いまだ投票されない方は、なるべくすみやかに投票せられんことを望みます。

第61回国会 衆議院本会議 第67号(1969/07/27、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(藤枝泉介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
【次の発言】 園田直君外二十六名から、本日の議事における発言時間は趣旨弁明については十五分質疑答弁討論その他については十分とするの動議が提出されました。  本動議は記名投票をもって採決いたします。  本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
【次の発言】 氏名点呼を命じます。
【次の発言】 すみやかに投票せられんことを望みます。
【次の発言】 いまだ投票されない方は、すみやかに御投票願います。
【次の発言】 点呼を命じてから一時間を経過しました。議長としては、できる限り投票を尊重したい気持ちであ……

第61回国会 衆議院本会議 第68号(1969/07/28、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(藤枝泉介君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第一につき討論の通告があります。順次これを許します。藤波孝生君。
【次の発言】 小林信一君。
【次の発言】 小林君、時間ですから、結論を急いでください。
【次の発言】 小林君、制限の時間になりましたから、結論を急いでください。
【次の発言】 小林君、制限時間が過ぎましたから、発言を終わってください。
【次の発言】 田中昭二君。
【次の発言】 田中君、時間ですから、結論を急いでください。
【次の発言】 園田直君外二十六名から、討論終局の動議が提出されました。  本動議を採決いたします。  この採決は記名投票をもって行ないます。本動議……

第61回国会 衆議院本会議 第69号(1969/07/29、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(藤枝泉介君) これより会議を開きます。
【次の発言】 日程第一、文部大臣坂田道太君不信任決議案を議題とし、前会の議事を継続いたします。  園田直君外二十六名から、質疑終局の動議が提出されました。  本動議を採決いたします。  この採決は記名投票をもって行ないます。本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
【次の発言】 氏名点呼を命じます。
【次の発言】 なるべくすみやかに投票せられんことを望みます。
【次の発言】 できるだけ早く投票してください。
【次の発言】 いまだ投票されない方は、なるべくすみやかに投票せられんことを望みます。


■ページ上部へ

第62回国会(1969/11/29〜1969/12/02)

第62回国会 衆議院本会議 第2号(1969/12/01、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(藤枝泉介君) これより会議を開きます。
【次の発言】 西岡武夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案、特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案、防衛庁職員給与法等の一部を改正する法律案、恩給法等の一部を改正する法律案、右四案を一括して議題といたします。
【次の発言】 委員長の報告を求めます。内閣委員長藤田義光君。
【次の発言】 これより採決に入ります。  まず、一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案、特別職の職員の給与に関する法律等の一……

藤枝泉介[衆]本会議発言(全期間)
24期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院31期)

藤枝泉介[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
24期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期
第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1967/05/16、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 確かに春日さん御指摘のように、特にダンプカーの砂利運搬等につきましては、その業態の正常化あるいは運賃の適正化というものが根本にはかられなければならないと思います。ことに、御承知のように、この砂利運搬等につきましては、いわば一匹オオカミとでも申しますか、ダンプカーを持った日雇い労働者みたいな形態もあるわけでございますが、そういう点を直さなければ、単に取り締まりだけで十分にこの弊害を除去するわけにはいかないことは当然だと思います。したがいまして、警察当局といたしましては、関係各省にそれらの点についての業態の正常化、あるいは運賃の適正化等について施策をしていただくようにお願いをしてい……

第55回国会 交通安全対策特別委員会 第6号(1967/05/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 世をあげて交通事故対策に取り組んでおりますときに、しかも、指導取り締まりの任に当たりますべき警察官が、あのような事故を起こしましたことにつきましては、まことに申しわけない次第でございまして、被害者並びに御両親等に対しまして深くおわびをいたしますと同時に、国民の皆さんに対しましてもおわびを申し上げる次第でございます。  平素、警察の自動車運転者に対しましては、物心両面にわたりましてきびしい訓練をいたしておるわけでございますが、それにもかかわらずこのような事故ができましたことは、まことに残念でございます。つきましては、さらに、こうした物心両面にわたる厳格な訓練を十分にいたしまして、……

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1967/04/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 私は、先般の第二次佐藤内閣の成立にあたりまして、自治大臣兼国家公安委員長に就任いたしたのでありますが、選挙の関係につきましては、皆さま方にかねてから格別の御高配にあずかり、この機会に厚く御礼を申し上げる次第でございまして、今後格別の御指導と御協力を賜わりまするようにお願い申し上げます。  この機会に、先般行なわれました衆議院議員総選挙の結果及び最高裁判所裁判官国民審査の結果と選挙制度審議会の審議状況について、その概要を説明申し上げます。  まず、一月二十九日に執行されました第三十一回衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官の国民審査につきまして報告申し上げます。  御承知のように、……

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1967/05/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 私は、五月の中旬を目途として提出いたしたいということをしばしばお答えいたしておったのであります。それが下旬にかかりましたことはたいへん申しわけなく思っておりますが、それは、この答申の中でいわば私どもにややまかされた問題、すなわち、労働組合その他の団体のする寄付についてはこれに準ずるとか、あるいは一定の政府金融機関であるとかいうような問題、あるいは公職選挙法においての問題でありますが、相当広範囲にわたって選挙を主宰する者、連座制にかけるそうしたもの、あるいはまた政党その他の政治団体の定義等が、実際に法律の案文にしようといたしますと書き方に相当困難な点がございまして、そういう点があ……

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1967/05/31、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 実は私も、けさからいろいろ各方面からお問い合わせ等をいただいておるわけでございまして、最初に申し上げたいのは、ああしたまとまったいわゆる自治省の案と申しますか、そういうものは全然つくっておらないわけでございます。これはかねがね与党の皆さまに申し上げたように、まだ未調整の問題があるわけですから、その未調整のままにそういうものをつくることは不適当と考えまして、文章としてああいうものは全然つくってはおりません。しかし、いろいろ問題点は従来ともあがっておりますから、おそらくいろいろつくられたことと思いますが、ああいうものが一たん発表されますと、やはり一般国民は、何としてもあれが何か原案……

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1967/06/23、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 おあげになりました事実を実は私は初めて伺ったのですが、まことに驚くべきことでございます。それで第一の、当選の無効有効につきましては山田さん十分御承知のとおりでございまして、たとえ瑕疵のある選挙が行なわれても、この二百二条以下の手続によって不服が申し立てられないとそのまま確定してしまう。これは選挙という特殊性からはどうしてもそうせざるを得ないのだと思います。しかし、自治法の規定によりまして当然議会の同意を得て選任しなければならない選挙管理委員を選任しなかったということ自体が非常に地方自治法の規定に反することでございます。また、選挙管理委員会が存在しないにもかかわらず、選挙管理委員……

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1967/06/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 具体的な数字は政府委員からお答えさせます。  政党法につきましては、長い間いろいろ御議論がありますることは御指摘のとおりでございます。ただ、政党というものが、各国ともいわゆる一種の歴史的な産物でございまして、慣習とかあるいは慣例とか、そうしたものの中で現在生きておるわけでございます。しかしながら、はたしてそれでいいのかどうか、むしろ法律によりまして政党というものを定義づけ、そうしてその定義づけられた政党というものが健全に発達していくようにしむけることがいいのではないかという御議論があろうと思います。政府といたしましても、いろいろこの政党をどのように規制するか、あるいはまた政党法……

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1967/06/30、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 今回特に個人の寄付の制限額を設けたということにつきましては、これは、あまりにも多額な個人の寄付というものが政治力に関係のある政治団体あるいは政党等にされることによりまして政治があるいは影響を受けてはならぬということでございまして、これはいわゆる公共の福祉に従って財産権というものは処分さるべきという憲法二十九条のその限界を示したもの、こう考えておる次第でございます。
【次の発言】 元来、個人の財産の処分の方途は自由であるべきがたてまえだと存じます。しかしながら、個人の献金といえども非常に多額なものは、ただいま申し上げましたように、政治権力と結びついていろいろ問題を起こす可能性があ……

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1967/07/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 第四次の中間報告にもありますように、選挙制度に関しましては、衆議院の選挙制度並びに参議院の選挙制度、これらを関連して考えなければならないということが盛られております。目下選挙制度審議会におきましても、御承知のように、これら両方を並行して審議されておるわけでございます。私ども、もちろん選挙制度審議会の審議の方法その他については、審議会の自主性に待つところではございますけれども、おそらく選挙制度審議会においても、いままでの議論からすれば、当然これら両制度、衆参両議院議員の選挙の制度並びにそれに関連した選挙運動方法の改善、こうしたものが一体となって答申されるであろうことを、私どもは期……

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第9号(1967/07/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 昨年来のいろいろな政界に関係いたしまする不祥事件と申しますか、いわゆる黒い霧事件等がございまして、政界の浄化粛正というものが国民的な課題になっておったわけでございます。その中におきまして第五次選挙制度審議会は、これらの背景を考えながら選挙制度全般の改善につきまして審議をいたしたのでございますが、その中におきまして、そうした政界の黒い霧の問題を防止いたしまして政界を粛正するその一助として政治資金の規正の問題を取り上げ答申をされたわけでございまして、その審議会の意のあるところを十分に私どもも同様に考えまして、今回の改正案を提出した次第でございます。

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第10号(1967/07/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 御指摘のように、現在の政治資金規正法は、規正法といいますけれども、おっしゃるとおり、いわば公開法でございまして、特に、その資金がどういう性質のものでなければならない――外国人等の一部の制限はございますけれども、どういう性質のものでなければならないとか、あるいは、支出がどういうところにいかなければならないというようなことは、全然規制をいたしておらないわけでございます。それはそれなりに私は意義のあるものと考えております。今回はそれを寄付する側について制限を加えたのでございますから、現行法と比べまして、いわば質的な変化と申しますか、相違が出てきたというふうに考えております。

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第11号(1967/07/19、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 まず最初にお断わりいたしておかなければならないのは、政治活動、これには相当の金がかかることはわれわれも認めるわけでございまして、たびたびお答えいたしたのでございますが、たとえば六千万人に近い有権者の一人一人に自分の政策といいますか、あるいは政党の政策を徹底しようとすれば、それだけでも、はがき一枚出したところで数億の金がかかるわけでございますから、したがいまして、今回のこの政治資金規正法におきまして、これもたびたびお答えいたしましたが、政党その他の政治団体に金が入らないようにして、そして政治活動に金をかけないようにしようというねらいは全然持っていないわけでございまして、そのことは……

第55回国会 地方行政委員会 第3号(1967/03/23、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 委員の皆さまには平素から地方自治及び治安行政の問題につきまして御尽力をいただいているところでありますが、この機会に所管行政の当面する問題について所懐の一端を申し述べ、各位の御理解と格別の御協力とを賜わりたいと存ずるものであります。  現在、地方自治が当面する情勢について考えますのに、いわゆる三十年代における高度経済成長により国民の所得水準は大幅に上昇したのでありますが、国民を取り巻く生活環境を整備充実し、四十年代における安定した発展を推進するためには社会開発を中心とした諸施策を重点的に行なう必要があると考えます。地方自治は、住民に直結しつつこれら施策実施のにない手として広範な諸……

第55回国会 地方行政委員会 第4号(1967/03/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 結論的に申しますと、そういう構想、ことに藤枝構想というようなものはございません。ただ、定年制の問題に関連いたしまして、一方において定年制をしくならば、やはりその方々が再就職できるような場というものをつくっていかなければならないのじゃないか。しかし、その場合にはいわゆる年功序列型の給与でなくて、何かほかのものを考えていかないと、非常に地方団体の負担が、給与費が多くなるのではないだろうか、そういうようなものをあわせて考えていく方向で検討をいたしたいというような考え方でございます。それから、勧奨退職を強行すべしなんということは全然考えておりません。

第55回国会 地方行政委員会 第6号(1967/04/20、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 ただいま議題となりました地方税法等の一部を改正する法律案について、その提案の理由と内容の大要を御説明申し上げます。  地方税につきましては最近の数次にわたる改正により、地方財政の実情を考慮しつつ、負担の軽減につとめてまいったのでありますが、なお引き続き住民負担の合理化をはかっていく必要があると存じます。ただ、昭和四十二年度においては地方税、地方交付税等の自然増収は見込まれますが、一方国庫予算の増加に伴う公共事業費の増大、社会保障の充実または地方公務員の給与改定に伴う給与費の増加等による経費の増高も避けることができませんので、地方財政についてはなお健全化を促進する必要があるのであ……

第55回国会 地方行政委員会 第8号(1967/05/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 ただいま議題となりました地方公布税法の一部を改正する法律案、及び昭和四十二年度における地方財政の特別措置に関する法律案について、その提案理由と内容の要旨を一括して説明申し上げます。  昭和四十二年度の地方交付税の算定については給与改定等の制度改正による増加経費のほか、経済の発展及び国民生活水準の向上に資するため、関係経費にかかる財源の充実をはかることといたしたいのでありますが、これに加えて、同年度においては、地方財政の一そう健全な運営をはかるため、特別措置として地方団体に対し総額百二十億円の臨時地方財政交付金を交付することとし、その充実をはかるとともに、この際算定方法の合理化及……

第55回国会 地方行政委員会 第9号(1967/05/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 住民税の最低限の問題については、しばしばお答えを繰り返すようで恐縮なんでございますが、もちろん国民負担の現況から考えまして、これは住民税の軽減合理化をはかっていく方向でものを考えなければならないと思います。ただ、いま御指摘のように、一挙に標準家族で六十万円ということになりますと、相当の財源を必要といたします。したがいまして、これはやはり国の税源と、どう分配していくかというようなことも考慮しながらやらなければならないと思うのでございまして、どうも御期待に沿うような答弁ができませんことを恐縮に存じます。  それから、電気ガス税でございますが、これはすでに御承知のように基幹産業であり……

第55回国会 地方行政委員会 第10号(1967/05/16、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 参議院の予算委員会で、総理から、ただいま御指摘のような発言がありましたことは、そのとおりでございます。私自身、電気ガス税というものをそう悪税とまでは思わないのでございますが、しかし、いずれにしましても、地方自治体にとっては非常に取りやすい税ではございますが、大衆の課税というような面もございます。そういう点もあわせて考えますと、総理のお答えいたしたような方向で進むべきものと考えておりますが、何しろ六百億もあります税でございますので、ただ廃止するというわけにはいかないのでございまして、結局適当なかわりの税源を特に国税の中から見つけるというような方向で考えなければならないと思います。……

第55回国会 地方行政委員会 第11号(1967/05/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 国をあげまして交通事故対策に取り組んでおりますときに、しかも指導、取り締まりの任に当たります警察官が事故を起こすというようなことは、まことに申しわけないことでございまして、被害者の方々や御両親の方々におわびをするばかりでなく、警察の信頼を傷つけたゆえをもちまして、国民の方々全体におわびをしなければならないと思います。平素から、単に技術面ばかりではなくて、心がまえと申しますか、教養の訓練等も、自動車を運転する者につきまして十分な計画的な指導をしてまいっておるわけですが、その中においてあのようなことが起こりましたことをまことに残念に存じます。今後さらに技術の面ばかりではなく、心がま……

第55回国会 地方行政委員会 第15号(1967/05/25、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 お話のように、現在の地方自治というものは旧憲法時代の地方自治とは非常に違ったものがある。また、そうでなければならないというふうに考えております。いま御指摘の、だんだん昔の地方自治みたいな取り扱いをしておるのではないかというお話でございますが、おそらくいろいろ国の事務、特に国の補助事業等が複雑多岐にわたっていって、それに地方自治体が追われて、いわゆるみずから自主的にきめる単独事業費等が非常に少なくなっている現象等も踏まえての御質問かと思います。私どもは、ここでもしばしば申し上げましたように、いわゆる地方の自主財源を十分にいたしまして、そして地方自治体がみずからの判断、くふうにより……

第55回国会 地方行政委員会 第16号(1967/05/26、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 財源調整の形でいろいろお述べになりました。  義務教育費の頭切りの問題は、すでに御承知と思いますが、四十二年度から三カ年計画で、少なくとも国家公務員たる教員と同じ基準に持っていくという考え方をいたして、四十二年度においてその三〇%の是正をいたしたわけでございます。  税については、依田さん御自身お述べになりましたように、必ずしも東京だけの問題ではないわけでございますが、それらの点については、今後なお是正すべきものがあることは私も認めます。  それから、道路譲与税等につきましては、これは申し上げるまでもなく、交付金の算定の際におきましては、基準収入額と基準需要額とを出しまして、そ……

第55回国会 地方行政委員会 第17号(1967/05/30、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 そういう点についてはいろいろ検討を要するものがあると思います。できるだけ支出するものは自治体の会計を通ずるということがすっきりした形だと思いますが、また一面、国家事務の性格からいいまして、そういたしかねる面もあるんじゃないか。実際の警察のある種の費目などはそういうことだと思うのですが、これはやはり国全体の支出の問題を、ことに自治体に関係するものをどう扱っていくかということを全般として検討をしていかなければならないものと考えております。
【次の発言】 保健所というようなものはできるだけ住民に身近なものであるということが必要で、したがって、相当な規模の市ならば持てるような方向にいく……

第55回国会 地方行政委員会 第18号(1967/06/01、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 新産都市につきましては、工場の誘致その他については、ある程度の企図した効果があったと思います。しかしながら、いま注文をお読み上げになりましたが、そういう、人口の集中を防止する、あるいは地域社会の発展を期するというような点まではまだまだその効果があがってないという判断をせざるを得ないと思います。これは途中、三十九年以来のいろいろな不景気というようなことも一つの影響があったと思います。しかしながら、やはり基本的には、常に申し上げているように、大都市への人口、産業の集中を抑制して地方の開発拠点を育成していくというたてまえからいきまして、やはり新産都市というものは十分に今後も政府として……

第55回国会 地方行政委員会 第19号(1967/06/02、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 ただいま議題となりました地方公務員災害補償法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  地方公務員の公務上の災害に対する補償の現行制度は、地方公務員法において地方公共団体の補償義務が定められており、労働基準法の業務上の災害補償に関する規定が一般的に適用されているのでありますが、地方公務員法に基づき条例で補償の制度を定めている地方公共団体はきわめて少数であり、その場合にも、その補償内容は、労働基準法に定めるところとほとんど同様であります。  また、地方公務員のうち、一部現業の職員につきましては労働者災害補償保険法が、また船員たる地方公務員につきましては船員……

第55回国会 地方行政委員会 第20号(1967/06/08、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 確かにこういう問題は、非常に技術的な問題が多いだけに、一般のこれの適用を受ける多数の組合員はなかなか理解しにくい点もあろうと思います。したがいまして、ただいまお話しのように、こうした重要な改正のありました場合には、その改正の要旨をさらに親切に徹底するようにつとめてまいりたいと存じます。
【次の発言】 御指摘のように、戦前の恩給というものは、いわば国が公務員に対して恩恵的に老後の生活の保障をするというような性格を持っておったわけでございます。現在の共済制度は社会保障制度の一環としてやられておるわけでございまして、したがいまして、社会保障制度そのものの伸展とともに改善されていくべき……

第55回国会 地方行政委員会 第21号(1967/06/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 短期給付についての国庫の負担制度というものについて検討をせよという附帯決議でございまして、ただいまお答えを申し上げたように検討をいたしております。この今回の改正については、それについての結論を得られなかったわけでございます。もちろんこの地方公務員の共済制度ばかりでなく、国家公務員共済制度その他いろいろあるわけでございまして、これらの関連も考えなければなりませんが、現段階においては結論は得られなかったわけでございまして、一応従来のたてまえの職員相互の相互扶助的なもの、そしてそれに対する使用者たる地方団体が折半して負担をするという現在の制度をとらざるを得なかったわけであります。しか……

第55回国会 地方行政委員会 第22号(1967/06/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 地方共済というものが、社会保障制度の一環として、組合員の相互救済を中心として、病気その他の問題に関しての保障をいたすと同時に、年金制度を設ける、そうして公務の能率をあげるということを目的としているというふうに考えます。
【次の発言】 そういう相互救済と申しますか、相互連帯が中心ではあるけれども、しかし、それが円滑に行なわれるためには、国並びに地方公共団体もいろいろな援助をしなければならないということを指しておるものと考えます。
【次の発言】 法律の中での便宜供与の規定もございますが、そのほかに長期給付について国が一五%の支出をしておるというようなことも、この条文から来る結果だと……

第55回国会 地方行政委員会 第23号(1967/06/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 行政事件訴訟法の法案の審議の過程において、非常ないろいろ御論議があったことは私も承知をいたしております。結果的に、現在の法律、すなわちその中の二十七条の総理大臣の異議申し立てというものが、制限は受けておりますが、規定をされておるということでございますので、現在におきましては、そういうものが法の不備とまでは言えないのじゃないか、あれはあれなりの体系を持っておるものではないかというふうに私は考えております。
【次の発言】 集団示威運動の性格については、すでに警察当局からお答えいたしたと思います、要すそに、集団示威運動というものの性格、それは三十五年の最高裁の判決にもありますように、……

第55回国会 地方行政委員会 第24号(1967/06/20、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 閣議の内容を一々申し上げるわけにもまいりませんが、要するに、一方において国会というものは常に平穏に保たれるべきだという高い公共の要求がある。そうして集団示威運動というものはいろいろ前々から申し上げたような性格を持っておる。したがって、これに対して東京都公安委員会が従来とっておる方針については、これを支持するという意味のものでございます。
【次の発言】 認めるとか認めないというのではなくて、従来東京都公安委員会がとってきた方針というものを支持すると申しますか認めると申しますか、そういう意味でございます。
【次の発言】 そういうことも検討の余地のある問題であるということは話題にのぼ……

第55回国会 地方行政委員会 第25号(1967/06/22、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 ただいま議題となりました道路交通法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  この法律案は、最近における道路交通の実情にかんがみ、交通事故の防止をはかるため、歩行者の保護のための車両等の通行方法に関する規制を強化し、大型自動車の運転の資格要件を引き上げ、悪質重大な交通事故を起こした者に対する運転免許の効力の仮停止の制度を新設する等の措置を講ずるとともに、大量に発生している自動車等の運転者の道路交通法違反事件のうち、現認、明白、定型のものを迅速かつ合理的に処理するため、交通反則通告制度を新設すること等をその内容としております。  まず、交……

第55回国会 地方行政委員会 第26号(1967/06/23、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 ただいま議題となりました住民基本台帳法案につきまして、提案の理由及びその内容の概要を御説明申し上げます。  市町村が住民を対象とする行政を適切に行ない、また、住民の正しい権利の行使を保証するためには、住民に関する正確な公の記録が常に整備されていなければならないことは申すまでもありません。そのためには、住民の住所の変更等に関する届け出が、住民にとって簡易な方法で正確に行なわれる必要があるのであります。しかしながら、現在市町村における住民の届け出に関する制度及びその住民たる地位を記録する各種台帳に関する制度につきましては、各種行政ごとに個々に定められているため、かなり繁雑であり、住……

第55回国会 地方行政委員会 第27号(1967/06/27、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 地方共済におきまして、国が直接ということでないではないかということでございますが、われわれといたしましては、いわゆる国民の税金でまかなわれる公経済からこの地方共済の経済に入れておるということで、いわゆる社会保障制度の一環としての形をつくっておるというふうに考えておるわけでございます。
【次の発言】 ですから、使用者としての地方団体でなくて、公経済としての地方団体からその分を負担しておる、こういうことでございます。
【次の発言】 いや、国の負担でなくて地方公共団体、いわゆる使用者としての地方公共団体でなくて、公経済としての地方公共団体、これが負担をしておる、こういうことでございま……

第55回国会 地方行政委員会 第28号(1967/06/29、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 私からお答えするのがいいかどうかは別問題でございますが、私のとらえ方といたしましは、業務上過失致死傷罪というものは、刑法の本来の系統のものと把握をいたしまして、その中で特に道交法違反のものについて刑の差別をつけるということはいかがなものであろうか。むしろやはり本来刑法の体系のものであるから、そういうものについて、自動車事故についてだけ取り出して刑の重さを違えるということは体系的にいかがなものであろうかということを考えて、刑法におまかせしておるわけでございます。
【次の発言】 われわれも、今回の道交法の相当大きな改正にあたりまして、従来この道交法違反による過失致死傷の刑が軽過ぎる……

第55回国会 地方行政委員会 第30号(1967/07/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 確かに現状におきまして知事の給与の実際、あるいはこれが本法制定以来据え置かれておるというような点から考えますと、十一万円の頭打ちというのは実情に必ずしも即してないと思われるのでございまして、そういう意味では、これはほかの国家公務員の共済組合制度その他の社会保険制度等とも関連はありますが、それらとあわせて再検討をいたしまして、ぜひ善処してまいりたいと考えております。
【次の発言】 私の申し上げましたのは、そういう意味ではすみやかに再検討をいたしまして善処をいたしたい、こういうことでございます。
【次の発言】 長期給付についての公的負担の率の問題でございますが、しばしば当委員会でも……

第55回国会 地方行政委員会 第31号(1967/07/06、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 十二時半ごろまではおります。
【次の発言】 確かに運転免許の取り消しあるいは停止ということは、その運転者のいわば生活にかかる問題でございまして、非常に重要なことだと思います。ただ今回改正をいたしましたのは、しばしば説明を申し上げたと思いますが、非常に大量にこうしたことが起こり、そのために非常勤である公安委員会ではなかなかさばき切れないということでございますので、警察本部長にこれを委任をいたしたわけでございますが、運転者の十分な疎明と申しますか、弁解の余地を十分与えまして、しかも、都道府県の警察の最高責任者である本部長みずからこれをやるというようなことにおきまして、一方において運……

第55回国会 地方行政委員会 第32号(1967/07/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 台風第七号くずれの低気圧の影響によりまして、七月八日から九日にかけ西日本の各地に局地的に集中豪雨が降り、そのため広島、長崎、佐賀、兵庫の各県をはじめ西日本の二十四府県にわたり被災し、その被害のおもなものは死者二百八十三名、行くえ不明八十四名、負傷者四百六十二名、建物全半壊、流失千八百四十四むね等であり、各府県の被害発生の状況は、これはあとで資料にして差し上げたいと思います。  おもなものを申し上げますと、兵庫県下では、兵庫県下の神戸市のうしろの山の高台にある市ケ原部落四十八世帯百五十三名に深夜土砂くずれが起こり、逃げおくれた五世帯二十名が住家もろとも生き埋めになったというような……

第55回国会 地方行政委員会 第33号(1967/07/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 ただいま議題となりました消防法及び消防組織法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を説明申し上げます。  政府におきましては、一定規模以上の市に救急業務の実施を義務づける等救急業務の拡充につとめてまいりましたが、最近における交通事故の激増に対処し、人命救護の一そうの徹底を期するためには、現在救急業務を行なっていない市町村の区域にかかる道路の区間で、交通事故が多発するところにつきまして、救急業務の実施体制を整備する必要があるのであります。  その他最近における社会経済の状況にかんがみ、災害の予防と消防教養の充実等に資するため、若干の規定の整備を行なう必要が……

第55回国会 地方行政委員会 第34号(1967/07/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 第一に、運営審議会でございますが、先ほど局長もお答え申し上げましたように、この基金は使用者たる地方公共団体にかわって補償をやる、いわば地方公共団体の無過失損害賠償の仕事をかわってやるという形のものでございます。あくまで使用者の一種の団体みたいなものというふうに考えまして、したがって、その基金の運営、運用というものにつきましては、これはやはり使用者側といいますか、使用者の団体でありますから使用者側の代表と、そして専門的な知識も要りますから、そういう学識経験者を入れたということで、あくまでこれは使用者たる地方公共団体にかわって補償をするというこの基金の性格からいたしまして、その運営……

第55回国会 地方行政委員会 第35号(1967/07/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 まさに御指摘のとおりでございまして、せっかくこの制度ができましても、おそらく将来といえどもお話しのように国の行政というものは縦割りの行政が多くなるだろうと思います。その関係でこの制度の趣旨が没却されるようになってはならないのでございまして、御承知のように第二条におきましても国及び都道府県はその行政をやる上においてこの制度をくずすようなことをしてはならないということをきめておるわけでございまして、この第二条の有効な適用によりまして御心配のようなことのないようにつとめてまいりたいと思います。
【次の発言】 この法律をつくる過程におきましても、そういう住民手帳とか国民手帳というものを……

第55回国会 地方行政委員会 第36号(1967/07/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 消防はあくまで市町村がやるということがたてまえでございまして、そのたてまえは絶対にくずさないつもりでございます。ただ、今回の改正におきまして、府県が補完的な役目をいたしますのは、どうしても市町村の消防ではむずかしい、交通がひんぱんでありながら、市町村の救急業務ではやっていけないというところを、非常に例外的につかまえまして、それを府県で補完をするということでございまして、このことが将来消防を府県に移していくのではないかというような御懸念でございますけれども、そういう考え方は絶対持っていないわけでございます。
【次の発言】 この国庫補助三分の一でございますが、その自治体の負担分につ……

第55回国会 地方行政委員会 第37号(1967/07/20、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 市町村の自主的な道路財源を確保するということの必要なことは御指摘のとおりでございまして、四十二年度の予算編成におきましても、そのことが論ぜられたわけでございますが、残念ながら結論に至らなかったわけでございます。  いまお話しの新道路五カ年計画の細部の策定にあたりまして、これとあわせて市町村の自主財源を考えてまいりたいと思っております。四十二年度の予算編成にあたってわれわれが考えましたガソリン税の市町村への移譲というようなことを中心にいたしまして、新道路計画の細部の策定にあたって考慮してまいりたいと考えております。
【次の発言】 四十二年度において、非常にわずかでございますが、特……

第55回国会 地方行政委員会 第38号(1967/07/21、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 ただいま刑事局長からもお答え申し上げましたように、私どもとしては取り締まりの重点を悪質な買収、供応あるいは非常に組織的な大量な文書違反というようなものに置いておるわけでございまして、小さな違反ばかりをあさっておるというようなことはいたしておらないわけでございます。たとえば一月の総選挙におきましても、実は検挙件数等は減っておりますが、それに反して警告件数というものは相当ふえております。これは、従来よく言われるように、太らしてから一網打尽にするというようなことでなくて、できるだけ違反の芽をつむという意味において、警察の目に入ったものについては警告をして、その後の違反のないようにとい……

第55回国会 内閣委員会 第4号(1967/05/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 ただいま議題となりました自治省設置法の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び概要を御説明申し上げます。  この法律案は、自治省行政局に公務員部を置くとともに、自治本省及び消防庁の職員の定員を増加しようとするものであります。公務員部の設置につきましては、地方公務員が多数の職種にわたり、その数も二百三十万人にも及んでおりますので、これら地方公務員に関する制度の企画、立案を明確な責任体制と専門的機構によって行ない、さらに最近の人事管理の複雑化、専門化にかんがみ、地方公共団体の近代的人事行政確保のための協力体制を一そう充実する必要があるからであります。  次に、定員の増加につ……

第55回国会 内閣委員会 第19号(1967/06/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 一般的には、警察官の職務に協力援助した者の災害給付につきましては、いまお話しのように、国と県が二分の一ずつ持つことになっておるわけでございます。警察費をどう負担するかということは警察法以下にあるわけでございまして、これも時代の進展とともに再検討していかなければならないことだと思います。しかし、現在におきましては、他との均衡もありまして、警察官の職務に協力援助した者の災害給付については、二分の一補助ということを直ちに変えるということもむずかしいのではないかと思います。ただ、いまお話しのように、私の郷里に対しまして非常に御同情をいただきましてあれなんでございますが、こういう、ことに……

第55回国会 内閣委員会 第20号(1967/06/16、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 まず第一に、地方の財政につきましては、地方財政法その他幾多の法律その他がありまして、それに従ってやるわけでありまして、自治省がつかみで金をやるというような問題じゃございません。したがいまして、金の面でいじめられるから遠慮するのだというようなことは、地方公共団体があまりそう感じるのはいかぬことだと私は思います。  それから、地方公務員制度のいろいろな運用にあたりまして、自治省として助言あるいは援助をする、その際におけるいろいろな態度でございますが、これは先ほど局長も言いましたように、受け取る側の受け取り方もあろうかと思います。しかし、いずれにしても新しい地方公務員法ができまして、……

第55回国会 法務委員会 第5号(1967/04/21、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 選挙は、常に公明正大に、しかも濶達に行なわれなければならないわけでございます。その意味においていわゆる選挙の自由妨害というような事案、あるいはそれまでにならなくても、それに近いようなおそれのあるもの等につきましては、十分今後も警戒をいたし取り締まってまいりたいと思いますし、その他選挙が濶達にできますようなことにつきまして、警察といたしましてはあらゆる処置を講じてまいる所存でございます。
【次の発言】 いま法務大臣のお答えになったようなことでございまして、いまそこでお示しになったそのものを、いま拝見いたしましてどう判断するかということはなかなかむずかしゅうございまして、頒布の方法……

第55回国会 法務委員会 第21号(1967/06/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 非常に確かな記憶はございませんけれども、いずれにいたしましても、公衆の集団行進につきまして、公共の福祉を守るために必要最小限度のものは設けてよろしいんだというような意味におきまして、こうした条例ができたものと心得ております。
【次の発言】 地方自治法の第二条の、地方公共団体の事務のところに、一つとして「地方公共の秩序を維持し、」云々ということがございまして、地方公共の秩序を維持するための手段として条例を設けることは、必要最小限度に限られてやむを得ないことだと私は考えます。それからまた、三十五年七月の最高裁の大法廷での東京都条例を合憲とした中にも、地方の実情に応じて必要最小限度の……

第55回国会 法務委員会 第22号(1967/06/16、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 昨日、午前中の地方行政委員会で、依田さんの質問にお答えいたしたときは、私はこのように申し上げたわけでございます。それは依田さんが前から御質問継続中でございまして、私は途中で入りましたから、前からの御質問が十分受け取れてなかったせいもありますが、少数の婦人による国会へ集団で参る場合に、それまで取り締まるというか禁止するのかということに答えまして、少数で、しかも平穏で、そうして構成員の性格などや内容がはっきりしている場合に、それまで規制する必要はないのではないか。これはまた横山さんの昨夜の御質問に対しましても、二、三名の非常に少数のものまでいうのではございませんということをお答えし……

第55回国会 予算委員会 第3号(1967/03/22、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 地方のいろいろな問題につきましては、実態調査をいたしました結果、昨年十二月に地方公共団体の行政運営の改善につきまして、公務員秩序の確立、議会運営の改善、議会と理事者との関係、経費の効率的使用等につきまして注意を喚起いたしたわけでございますが、この通牒が確実に守られるように今後とも注意をしてまいりたいと存じます。
【次の発言】 地方自治法三百四十六条の二の事項は、個々の具体的な自治体の個々の具体的な問題についての内閣総理大臣の是正措置をきめておるものでございます。現在は、全国的に発生をいたしましたこうした不正の問題につきまして、とりあえず全国的な注意を喚起することが肝要と思いまし……

第55回国会 予算委員会 第4号(1967/03/23、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 税の大家である春日さんに対してですから、くどいことは申しません。従来、専従者に対する給与については、必要経費として、経費という面とともに、所得控除的な考え方があったことは事実でございます。今回、所得税におきまして、昭和四十三年度から必要経費として認めるということになりますれば、それについては十分考慮しなければならぬのでございますが、先刻御発言もありましたように、四十四年度からの問題でございまするから、十分研究をしてまいりたいと考えております。
【次の発言】 四十年から申し上げますが、その内訳というのは全部一項目ずつ申し上げましょうか。

第55回国会 予算委員会 第7号(1967/03/27、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 お話のように、現在の政治資金規正法は、むしろ公開法とでも申し上げたほうがいいのかもしれません。政治団体というガラス箱の中にどういう金が流れ込んだ。そうしてどういうところへ流れていったかということを公開する。そうしてそれを国民の批判に待つということでございまして、どういう金が流れてきてはいかぬとか、どういう金が流れていってはいかぬとか、そういうものではございませんので、現在では抜け穴だらけとおっしゃいましたが、むしろそういうことをたてまえにしておる法律だ、これは十分御理解のところでございますが、申し上げたいのでございます。

第55回国会 予算委員会 第8号(1967/03/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 情報収集を専門とする機構はございません。と申しますのは、警察が情報を収集いたしますのは、警察法第二条第一項に掲げられた目的を達成するために、それに必要最小限度の情報を収集いたしますので、情報収集だけを目的とした機構はございません。  それからCIAとは全然関係がございません。
【次の発言】 職員の新陳代剛を促進して、公務の能率的な運営をはかるためには、定年制度というものが必要だとは考えております。しかし、それをしくには、やはりその円滑なる運営ができるようなほかのいろいろな前提条件も考えなければならないと思いますので、目下検討いたしておるという段階でございます。

第55回国会 予算委員会 第9号(1967/03/29、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 東京都知事選の立ち会い演説会で、赤尾敏がそういう発言をいたしたことは、私どもは承知をいたしております。もちろん、これに対しましては、一方赤尾敏の行動について十分な警戒をいたしますと同時に、また候補者の方々の身辺についても十分な警戒をいたしまして、万全を期しておるような次第でございます。
【次の発言】 暫定予算が地方自治体の運営に悪い影響がないように、各省に、関係方面に連絡をいたしておったのでございますが、ただいま大蔵大臣のお話のように、公共事業費あるいは社会保障費等は十分組んでありますし、地方交付税も所要額が組んでございます。その結果地方自治体全体といたしましては四月で七億七千……

第55回国会 予算委員会 第10号(1967/04/03、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 昨年十月二十一日のいわゆる二一ストに関連いたしまして、日教組関係の違法行為について検挙をいたしまして、それが非常に多量ではないかというお話でございますけれども、私どもの捜査いたしました限りにおきましては、その程度の人が違法な行為を犯しておると認定をいたしまして逮捕あるいは任意出頭を求めた次第でございますが、その後、検察当局におきましてはそのうち四名を起訴されて、その中にあおりと、あおりの企てと、二つを罪名として起訴したということは承知をいたしております。従来も、これはもう長谷川さん十分御承知だと思いますが、従来でもあおり及びあおりの企てで起訴した事例はございます。決して今回特に……

第55回国会 予算委員会 第11号(1967/04/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 発生時日は、昭和四十二年四月一日午後七時二十六分ごろ、大阪府泉南郡泉南町男里、南海電鉄の樽井九号踏切でございます。第一の原因者は、森吉運送株式会社、本社は愛知県にありますが、それの運転者佐藤新一郎でございます。大型トラックを運転してその踏切に入ったときにエンストを起こしまして、それで電車が近づいてくるので逃げ出しまして、そして助手の白川というのが合い図をしたそうですが、暗いときでわからずに、そのまま南海電鉄の運転士杉本佳紀――電車は急行五両編成の一八〇五号車でございます、これが衝突をいたしました。死者五名、重傷九十三名、軽傷百二十五名、計二百二十三名の事故を起こしたわけでござい……

第55回国会 予算委員会 第12号(1967/04/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 金の密輸については、拳銃や麻薬の密輸と同様に重点的な取り締まりをいたしておるわけでございます。今後も、できるだけ水ぎわでこれを取り締まるという体制で、関係諸機関と連絡を密にして十分な取り締まりをしてまいりたいと思います。  取り締まりの実態を申し上げますと、三十九年には十三件で七十一名、押収した数量が二十六キロ余でございます。四十年は三十七件、百七十三名、三百三十八キロ余、四十一年は十七件、八十二名、百九十七キロ余、四十二年の三月までで六件、三十名、七十三キロ余になっております。
【次の発言】 わが国に入る船舶、航空機等が相当多くなっておりますので、密輸が相当あるということは考……

第55回国会 予算委員会 第13号(1967/04/06、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 いわゆる利益誘導といわれておる条文でございます。
【次の発言】 全面的に八木さんのおっしゃるとおりだと思います。超過負担の解消とか、あるいは――ただ、特別交付税が六%では足りないてはないかとの仰せでございますが、約九千億近くの交付税でございまして、特別交付税に五百億以上も回せますから、現在同和地区をかかえている県、市町村等の需要については対処できるものと考えております。
【次の発言】 特別交付税のワクをどれくらいにするかということはいろいろ問題がございます。しかし、それとは別に、同和地区をかかえておる県や市町村の需要が相当多くなるという場合には、十分それに対処するだけの措置はい……

第55回国会 予算委員会 第14号(1967/04/26、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 事務当局からお答え申し上げます。
【次の発言】 連呼行為ももちろん選挙違反でございまして、ものによっては検挙をいたすわけでございます。ただ、普通の場合、第一回に発見したというような場合には警告で、その後を戒めるというような処置を一般的にはとっておるかと承知をいたしております。今回の問題につきましては、警察といたしまして、別段国務大臣が乗っておったから手心を加えたというようなことでございませんので、新聞に出る前から、数回にわたってそういうことをやったという疑いがございますので、目下捜査をいたしておる最中でございます。
【次の発言】 が遊説その他旅行をする場合に、大体、警護のために……

第55回国会 予算委員会 第15号(1967/04/27、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 現在の政治資金につきまして、入るほうも出すほうもある種の規制をさらに強めることが、現在の政治の現況から考えて必要である、そういう意味においての御答申と考えております。
【次の発言】 答申の趣旨を十分尊重してこれを成文化し、御審議をいただきたいと考えております。
【次の発言】 ないはずでございます。
【次の発言】 これはこの席でもお答えいたしたかと存じますが、答申の中にはおおむねとか準ずるとか、そういうことばもございます。したがいまして、イコールとそのまま書き得ないものもございますから、その辺はもう十分御承知のところであろうと存じます。

第55回国会 予算委員会 第16号(1967/04/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 第四分科会のときに、政府の法案の提出期限である十二日までに間に合わすように努力をいたしたいとお答えを申し上げたのでございます。現在でもそれを目途といたして、おります。  ただ、たとえば政治団体の定義などにつきましては、今回はそれについて罰則もつくわけでございますので、はたしていままでのような表現でいいかどうか、この辺は、なおさらに検討を要するものと考えております。それらのことも克服して、できるだけそれに間に合わせたいと考えておりますが、多少のズレはひとつお許しをいただきたいと思います。
【次の発言】 まあ十二日を目途として最善の努力をいたしますが、多少のズレはひとつお許しをいた……

第55回国会 予算委員会 第17号(1967/07/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 ただいま運輸大臣がお答えになったようなことでございまして、特に国庫補助につきましては、御承知のように、四十二年度から新方式による補助方式をとることにいたしましたが、この種の問題につきましては、関係各方面と十分連絡をいたしまして、その充実をはかってまいりたいと考えております。
【次の発言】 ただいまお話のような意見を持ったこともございます。ただ、都市交通審議会におきまして、その最終的な答申においては、四十二年度から採用いたしましたような補助方式をとることを答申されておりますので、一応その方式を採用しておるわけでございます。先ほど申しましたように、今後地下鉄の都市交通に持つウエート……


■ページ上部へ

第56回国会(1967/07/27〜1967/08/18)

第56回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1967/08/02、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 長い間知事の地位にとどまっておるということは、一面においては長所もあろうと思います。しかし、いろいろな弊害が出てくる、その弊害をわれわれがどう見るかということにつきましては、いろいろ問題はあろうと思います。しかし、あるいは庁内における人事などが非常に偏向してまいったり、あるいは住民に対しても、一部住民と密着するというような事例は、私どもも経験的に認めておるところでございます。
【次の発言】 一々具体的な例をおあげするだけの資料を手元に持ちませんけれども、たとえばそういう長い間知事の座にあるというようなことから、その中にある市町村長というようなものが心理的な影響を受ける、あるいは……

第56回国会 災害対策特別委員会 第7号(1967/11/22、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 三十四号台風で被災されました方々はたいへんお気の毒なことで、お見舞い申し上げるわけでございます。特におあげになりました大島地区が町村合併をしたために災害救助法の発動も法規上できない、あるいは激甚災害の指定もないというようなことにつきましての実情は、十分われわれもわかるわけでございます。したがいまして、これら災害対策のための地方団体の財政的な援助につきましては、十分実情に即してやってまいりたいと思う次第でございまして、三十四号台風を含めまして災害対策のための地方債のワクの拡張等につきましては、目下大蔵当局と折衝をいたして地方債計画の変更をいたすつもりでございます。また特別交付税に……

第56回国会 地方行政委員会 第1号(1967/08/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 御指摘のとおり、われわれ自治省といたしましては、労使双方に対して常に公正中立の立場で指導と申しますか、助言と申しますか、やってまいる所存でございます。
【次の発言】 公務員部の最も重要な任務は、ただいま御指摘の地方公務員の適正な待遇改善あるいは定数の確保、権利保護というものが中心であることはお話しのとおりでございます。
【次の発言】 もちろん当然のことでございます。
【次の発言】 もとより地方自治の原則をおかすようなことは、毛頭いたす所存はございません。
【次の発言】 地方におきまして紛争が起こった場合に、任命権者が行なう個々の処分等について強制にわたるような指導、助言はいたす……

第56回国会 地方行政委員会 第2号(1967/09/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 ただいま財政局長からお答えいたしましたように、財政処置については万全を期してまいりたいと思いますが、特におあげになりましたような町村、まさに御指摘のとおりだと思います。したがいまして、今後そうした町村の財政が十分災害復旧その他にたえ得るような特別な処置は、十分に今後も考慮してまいりたいと考えております。
【次の発言】 まあ災害復旧の規模その他もあろうと思います。また、その団体の事情もございましょうが、具体の問題につきまして、その町村が財政的に非常に困るようなことのないように配慮をしてまいりたいと思います。
【次の発言】 消防の公務災害の遺族年金等は、御承知のように公務員の災害補……

第56回国会 地方行政委員会 第3号(1967/10/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 事実関係については警察当局からすでに報告申し上げたと存じますし、今回の事件は、ただいまもお話がありましたように、いわゆる学生運動の域を越えた、いわば暴徒化した行動でございまして、このようなことがありますことは非常に残念に思います。警察といたしましては、この種事件にかんがみまして、今後、こうしたものに対する警備の手段その他につきましては十分検討を加えまして、こうした事件の起こらないような方向で考えたいと思います。また、現実に起こりました学生轢死事件、あるいはその他の不法事件につきましては、十分捜査をいたしまして、その責任を追及いたしたいと存ずるものでございます。また、ただいまも御……

第56回国会 地方行政委員会 第4号(1967/10/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 御指摘のように、この国家公務員のベースアップが行なわれた場合に、地方公務員についてもそれに準ずる措置がとられるのが例でございますし、今回もそう考えております。ただ、一般の地方公務員と企業職、企業関係の職員の給与とにつきましては、お話しのとおり、その性格からいたしまして、必ずしもたとえば国家公務員の引き上げ率にそのまま準ずるというようなことではないと考えるわけでございまして、企業関係につきましては、やはりそれが公営企業であるというワクがあるわけでございます。しかもそのワクの中におきましてどうするか。もちろん国家公務員あるいは一般の地方公務員についてのベースアップが行なわれた場合に……

第56回国会 地方行政委員会 第5号(1967/11/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 佐藤総理のアメリカ訪問に反対する全学連反代々木系各派などの左翼勢力は、これが阻止のため、十一月十二日、羽田空港の内外に約六千八百人の労組員や学生を動員、特に全学連反代々木系各派は、十月八日羽田闘争を上回る動員規模をもってこの闘争に臨み、今回も羽田空港周辺で常軌を逸した過激な実力闘争に出ました。  このため、反代々木系学生ら三百三十三人が公務執行妨害、凶器準備集合罪などで現行犯逮捕され、警察官二百十五人、一般通行人、学生ら三十九人が負傷いたしました。  警視庁は、警察官七千人を動員し、総理の安全かつ円滑な出発を確保することを重点に警備に当たり、反代々木系学生らの妨害行為を排除して……

第56回国会 内閣委員会 第2号(1967/08/22、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 まず最初にお断わりをしておきますが、附帯決議の問題は、ただ事実を確かめただけで、別にそれに対して私が責任がないとかなんとかいう問題ではございませんので、御了解をいただきたいと思います。  人事院勧告に基づいて国家公務員の給与改定が行なわれますると、地方公務員についてもそれに準じて行なわれるわけでございます。まず第一にその財政の問題でございますが、これはまあ大蔵省からどういうお答えがあったか存じませんけれども、もちろん三税が伸びれば交付税はふえるわけでございます。法人関係の地方税も、景気がよくなれば伸びるわけであります。しかし、国と違いまして、前年課税だとか一月一日課税のものがあ……

第56回国会 内閣委員会 第4号(1967/10/06、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 先刻御承知のことを繰り返すようで恐縮でございますが、まず企業体の職員の給与がいかにしてきめらるべきかというと、これは申し上げるまでもなく、生計費、そして同一または類似の国家公務員、地方公務員、民間企業の給与水準並びにその企業の経営状況、これはもう申し上げるまでもないところであります。 そういう前提に立ちまして、国家公務員の給与水準が上がった場合に対しましても、そういう基準を一方において考えながら、給与というものを考慮していかなければならぬということだと思います。  したがいまして、これもずばり申し上げて恐縮ですが、国家公務員において今回のように七・九%上がったんだから、企業体の……


■ページ上部へ

第57回国会(1967/12/04〜1967/12/23)

第57回国会 予算委員会 第6号(1967/12/15、31期、自由民主党)【議会役職】

○藤枝委員長代理 これにて渡部君の質疑は終了いたしました。  次に、谷口善太郎君。


■ページ上部へ

第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 予算委員会 第15号(1968/03/09、31期、自由民主党)【議会役職】

○藤枝委員長代理 八木君、お約束の時間が迫っていますので、簡潔にお願いします。
【次の発言】 これにて八木君の質疑は終了いたしました。  午後は二時から再開することとし、暫時休憩いたします。    午後一時二十八分休憩


■ページ上部へ

第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 議院運営委員会 第50号(1969/07/16、31期、自由民主党)【議会役職】

○藤枝副議長 一言ごあいさつ申し上げます。  私、このたび、皆さまの御推挙により、はからずも副議長の要職につくことになりました。まことに光栄の至りに存ずる次第であります。  今後、議長を補佐し、一体となって国会運営の責任をになうことになったのでありますが、その課せられた責任の重大さをいまさらながら痛感いたしておるものでございます。議長の御指導と議事運営の経験豊かな委員長並びに委員各位の特段の御協力を得まして、誠心誠意その職務遂行につとめ、国会の円滑な運営のために微力を尽くしてまいりたいと存じております。  何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)


藤枝泉介[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
24期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院31期)

藤枝泉介[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
24期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期
第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1967/04/19、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 自治省関係の昭和四十二年度歳入歳出予算につきまして、その概要を説明申し上げます。  昭和四十二年度の一般会計予算は、歳入三千一百万円、歳出九千二百八十二億二千七百万円であります。歳出予算では、前年度の当初予算額八千五十二億一千一百万円と比較し、一千二百三十億一千六百万円の増額となっており、前年度の補正後の予算額八千四百二十七億五千五百万円と比較し、八百五十四億七千二百万円の増額となっております。  この歳出予算額を組織に大別いたしますと、自治本省九千二百六十五億六千七百万円、消防庁十六億六千万円となっております。  以下この歳出予算額のうちおもな事項につきまして、その内容を説明……

第55回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1967/04/21、31期、自由民主党)【政府役職】

○藤枝国務大臣 お話のとおり、文字どおり尊重するつもりでございます。
【次の発言】 答申の内容につきましては、法文化に相当技術的な困難なところもございますことは御承知だと思います。したがいまして、鋭意いま法文化を急いでおるわけでございます。このようなことを申し上げては恐縮でございますが、連休等もございますので、おそらく五月の上旬か中旬くらいになるのじゃないかと考えております。
【次の発言】 大体五月十二日が法案提出の期限と一応決定いたしております。これには間に合わせたいと鋭意努力いたしております。
【次の発言】 先ほど申しましたようにいろいろ技術的にむずかしい点もございますけれども、先ほどお答……



藤枝泉介[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
24期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

藤枝泉介[衆]在籍期 : 24期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期
藤枝泉介[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 31期在籍の他の議員はこちら→31期衆議院議員(五十音順) 31期衆議院議員(選挙区順) 31期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。